特許第5824116号(P5824116)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5824116
(24)【登録日】2015年10月16日
(45)【発行日】2015年11月25日
(54)【発明の名称】画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/00 20060101AFI20151105BHJP
   G03G 15/00 20060101ALI20151105BHJP
   B41J 29/00 20060101ALI20151105BHJP
【FI】
   H04N1/00 D
   G03G15/00 550
   B41J29/00 E
【請求項の数】7
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2014-139426(P2014-139426)
(22)【出願日】2014年7月7日
(62)【分割の表示】特願2012-54233(P2012-54233)の分割
【原出願日】2011年12月1日
(65)【公開番号】特開2014-222922(P2014-222922A)
(43)【公開日】2014年11月27日
【審査請求日】2014年7月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099933
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 敏
(72)【発明者】
【氏名】米田 和久
(72)【発明者】
【氏名】高 京介
【審査官】 橋爪 正樹
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−301822(JP,A)
【文献】 特開2008−213232(JP,A)
【文献】 特開2010−108066(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 1/00
G03G15/00
B41J29/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置本体と、
前記装置本体の前側に設けられた指示を受付ける操作手段と、
前記装置本体の前記前側に配置された第1の接続と、
前記装置本体の後側に配置された第2の接続とを備え、
前記第2の接続は、前記第1の接続よりも低い位置に配置され、
前記第1の接続及び前記第2の接続は、前記装置本体の前側から見て前記装置本体の中心を挟んで左右に配置され、
前記第1の接続には、取外し可能な記憶媒体が装着され得、
前記第2の接続口には、取外し可能な、ネットワークへ接続するための接続部材が装着され得ることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
装置本体と、
前記装置本体の前側に設けられた指示を受付ける操作手段と、
前記装置本体の前記前側に配置された第1の接続口と、
前記装置本体の後側に配置された第2の接続口とを備え、
前記第2の接続口は、前記第1の接続口よりも低い位置に配置され、
前記第1の接続口及び前記第2の接続口は、前記装置本体の前側から見て前記装置本体の中心を挟んで左右に配置され、
前記第1の接続口には、取外し可能な記憶媒体が装着され得、
前記第2の接続口には、ネットワークへ接続するための接続部材として、取外し可能な無線通信ユニットが装着され得ることを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
装置本体と、
前記装置本体の前側に設けられた指示を受付ける操作手段と、
前記装置本体の前記前側に配置された第1の接続口と、
前記装置本体の後側に配置された第2の接続口とを備え、
前記第2の接続口は、前記第1の接続口よりも低い位置に配置され、
前記第1の接続口及び前記第2の接続口は、前記装置本体の前側から見て前記装置本体の中心を挟んで左右に配置され、
前記第1の接続口には、取外し可能な記憶媒体が装着され得、
前記第2の接続口には、ネットワークへ接続するための接続部材として、取外し可能な可撓性ケーブルが装着され得ることを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
前記第2の接続口に一端が装着された前記可撓性ケーブルの他端には、取外し可能な無線通信ユニットが装着され得ることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第2の接続は、前記装置本体の後側に形成された凹部に配置されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第2の接続は、前記装置本体の後側に形成された角部に配置されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第1の接続は、前記記憶媒体が接続される矩形の開口を有し、
前記第2の接続は、前記接続部材が接続される矩形の開口を有し、
前記第1の接続及び前記第2の接続は、各々の矩形の前記開口の長辺が相互に異なる方向に沿うように、配置されることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、USB(登録商標)(Universal Serial Bus)ポートを有する画像形成装置に関し、特に、接続されるUSB無線LANアダプタが損傷を受けること、又は間違って抜去されることを抑制し、USB無線LANアダプタの通信状態を容易に視認することができる画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器である画像処理装置の1種として、多くの事業所(会社、事務所等)に、記録紙に画像を形成する画像形成装置(代表的にはコピー機)が導入されている。このような事業所において、プリンタ機能及びコピー機能等を備えた画像形成装置をネットワークに接続し、これらを複数のユーザで共用するケースが多くなっている。このような画像形成装置の1種である複合機(MFP(MultiFunction Peripheral))は、コピーモード、ファクシミリモード(以下、ファクシミリをFAXともいう)、ネットワーク対応のプリンタモード、及びスキャナモードのように、複数の基本的な動作モードを備える。
【0003】
画像形成装置は、ネットワークに接続するためのインターフェイスとして、例えばNIC(Network Interface Card)を備えている。NICには端子が装備されており、この端子にUTPケーブル(非シールドより対線)等の通信ケーブルが接続され、これによって画像形成装置はネットワークに接続される。画像形成装置は、ネットワークに接続されることによって、ネットワークに接続されたPC等の端末装置から画像データを受信してプリントする機能、原稿をスキャンして得られた画像データを電子メールに添付して送信する機能、画像データをコンピュータサーバ等にFTP転送する機能等を実現できる。
【0004】
近年では、配線が不要であり機器の設置が容易であることから、無線ネットワーク環境が整ってきている。例えば、下記特許文献1には、側面にPC用無線LANカードが取付け可能なノートパソコンが開示されている。また、下記特許文献2には、表示画面の左上方に無線通信用フレキシブルアンテナが配置されたモバイルPCが開示されている。
【0005】
また、無線接続のための装置として、IEEE802.11シリーズ等の国際標準規格にしたがった無線LAN用の小型のUSBアダプタ(以下、USB無線LANアダプタという)が普及している。USB無線LANアダプタを装着されたPC等の装置は、2.4GHz等の周波数帯の無線によって、ルータ又はアクセスポイント等に接続可能になる。また、Wi‐Fiにより、無線LAN機器のメーカ間での相互接続性が認証されるようになり、無線によるネットワーク接続がより一層普及している。
【0006】
PC等の装置のUSBポートは、無線LANアダプタ以外に種々の周辺装置を接続するために使用される。USB接続可能な周辺装置として、USBメモリが普及している。USBメモリは、大容量であり、小型軽量で可搬性に優れ、取扱いが容易であるので、画像データ等のデータサイズが大きいデータを別の装置に移動させるために利用される。
【0007】
画像形成装置においてもUSBポートを備えたものが知られている。複数のUSBポートを備えた画像形成装置では、1つのUSBポートにUSB無線LANアダプタを接続し、無線によってネットワークに接続する。ユーザは、画像形成装置の別のUSBポートにUSBメモリを挿入して、USBメモリに記憶された印刷させたい画像データを画像形成装置に入力する、又は、スキャンした原稿をPC等の別の装置に移すためにUSBメモリに記憶させることができる。
【0008】
下記特許文献3には、PCに無線通信機能を有するUSB通信インターフェイス付USBメモリを接続したシステムが開示されている。PCにUSB通信インターフェイス付USBメモリを挿入することにより、このUSBメモリが記憶する導入設定情報によってプリンタドライバ及び監視ツールがPCにインストールされる。PCで印刷要求を行なうと、そのプリンタドライバによって作成された画像データをUSB通信インターフェイス付USBメモリの記憶領域に格納し、プリンタに設けたUSB通信インターフェイスへ無線送信する。
【0009】
また、下記特許文献4には、作像ユニットを間に挟んで操作部の反対側に、コンピュータ、電話線、無線LAN等の信号を処理する基板を収納した電装ボックスが配置された画像形成装置が開示されている。電装ボックスの一面は、LAN、USB、及び電話線接続するためのコネクタ、又は、SDカード及びCFカード等のメモリーカードを挿入するためのコネクタが配置され、インターフェイス面を構成している。画像形成装置の左側面には、正面からインターフェイス面のコネクタへの接続を容易にするために、正面に向かって連続する空間Xが設けられている。そのためインターフェイス面に接続するLAN端子等を、画像形成装置本体の正面側から空間Xを通して視認可能にもなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2008−193597号公報
【特許文献2】特開2000−174527号公報
【特許文献3】特開2009−217480号公報
【特許文献4】特開2010−191165号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
画像形成装置の前面のUSBポートにUSB無線LANアダプタが接続されている状態では、USB無線LANアダプタを容易に抜くことができるので、ユーザがUSB無線LANアダプタを間違って抜いてしまう可能性があり、その場合、通信が切断されてしまう問題がある。また、ユーザは画像形成装置の前に立って画像形成装置を操作するので、ユーザの体がUSB無線LANアダプタに当たってUSB無線LANアダプタが損傷してしまう可能性がある。また、ユーザ等が画像形成装置の前を通過するときに、USB無線LANアダプタに接触して損傷してしまう可能性もある。このように、従来の画像形成装置では、挿入されたUSB装置をユーザが容易に抜くことができるUSBポートに、USB無線LANアダプタ等のUSB装置が接続され、そのまま使用されてしまう問題がある。上記の特許文献1〜4の何れによっても、この問題を解決することはできない。
【0012】
したがって、本発明は、接続されるUSB無線LANアダプタが外力によって損傷を受ける可能性、及び、間違って抜去される可能性を低減することができ、USB無線LANアダプタの通信状態を視認することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記の目的は、下記によって達成することができる。
【0014】
即ち、本発明に係る画像形成装置は、装置本体と、装置本体の前側に設けられた指示を受付ける操作部と、装置本体の前側に配置された第1の接続部と、装置本体の後側に配置された第2の接続部とを備える。第2の接続部は、第1の接続部よりも低い位置に配置され、第1の接続部及び第2の接続部は、装置本体の前側から見て装置本体の中心を挟んで左右に配置され、第1の接続部には、取外し可能な記憶媒体が装着され得、第2の接続部は、外部装置に接続され得る。
【0015】
好ましくは、第2の接続部には、外部装置として、取外し可能な無線通信ユニットが装着され得る。
【0016】
より好ましくは、第1の接続部は、装置本体の前側から見て装置本体の右側に配置され、第2の接続部は、装置本体の前側から見て装置本体の左側に配置される。
【0017】
さらに好ましくは、第2の接続部は、装置本体の後側に形成された凹部に配置される。
【0018】
好ましくは、第2の接続部は、装置本体の後側に形成された角部に配置される。
【0019】
より好ましくは、第1の接続部は、記憶媒体が接続される矩形の開口を有し、第2の接続部は、外部装置が接続される矩形の開口を有し、第1の接続部及び第2の接続部は、各々の矩形の開口の長辺が相互に異なる方向に沿うように、配置される。
【0020】
さらに好ましくは、第1の接続部は、矩形の開口の長辺が、重力方向に直交する方向である水平方向に沿うように、配置され、第2の接続部は、矩形の開口の長辺が、重力方向に平行な方向である鉛直方向に沿うように、配置される。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、前面の平坦部に配置された接続部よりも、背面の接続部の高さを低くすることによって、背面の接続部に接続された無線通信ユニットが間違って抜かれてしまう可能性、及び、損傷される可能性を低減することができる。したがって、無線通信ユニットを安全に使用することができる。無線通信ユニットが接続される背面の接続部をUSBソケットとし、その長辺が鉛直に沿うように配置することによって、接続部の耐荷重性を高くすることができ、無線通信ユニットをより安全に使用することができる。通信状態を表示する表示部を有する無線通信ユニットが装着された場合、通信状態を容易に視認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明に関連する発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す斜視図である。
図2】本発明に関連する発明の実施の形態に係る画像形成装置の背面に形成された凹部の例を示す斜視図である。
図3】本発明に関連する発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
図4】本発明に関連する発明の実施の形態に係る画像形成装置にUSB無線LANアダプタが装着された状態を示す斜視図である。
図5】本発明に関連する発明の実施の形態に係る画像形成装置の背面に形成された、図2と異なる凹部の例を示す斜視図である。
図6】USB無線LANアダプタの例を示す側面図である。
図7図6のUSB無線LANアダプタが画像形成装置に装着された状態を示す側面図である。
図8】USBソケットを示す正面図である。
図9】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置を示す斜視図である。
図10】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
図11】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置にUSB無線LANアダプタ及びUSBメモリが装着された状態を示す側面図である。
図12】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置にUSB無線LANアダプタ及びUSBメモリが装着された状態を示す平面図である。
図13】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の前面USBソケット及び背面USBソケットの配置方向を示す正面図である。
図14】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置にUSB無線LANアダプタ及びUSBメモリが装着された状態を示す平面図である。
図15】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の背面に形成された凹部の例を示す斜視図である。
図16】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の背面に形成された、図15と異なる凹部の例を示す斜視図である。
図17】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の前面USBソケット及び背面USBソケットの、図13と異なる配置方向を示す正面図である。
図18】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置を示す斜視図である。
図19】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
図20】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置にUSB無線LANアダプタ及び可撓性ケーブルが装着された状態を示す斜視図である。
図21図20の可撓性ケーブルが下方に曲げられた状態を示す斜視図である。
図22】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の背面に形成される、図20と異なる凹部の例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
【0024】
[関連発明の実施の形態]
図1及び図2を参照して、本発明に関連する発明の実施の形態に係る画像形成装置100は、原稿を読取って生成された画像データに応じて、所定の記録紙に多色又は単色の画像を形成する。画像形成装置100は、本体装置110と、自動原稿送り装置120とにより構成されている。
【0025】
本体装置110の上部(内部)には、画像読取部140が配置されている。画像読取部140は、自動原稿送り装置120によって搬送される原稿をスキャンして画像データを生成する。本体装置110の上部には、操作部160が配置されている。画像形成装置100は、操作部160を介して入力される指示に応じた処理を実行する。本体装置110の下部には、画像を形成するための記録紙を保持する給紙部156が配置されている。画像形成装置100は、給紙部156から記録紙を引出して、その表面に画像を形成し、画像が形成された記録紙を胴内排紙トレイ170に排紙する。
【0026】
本体装置110の背面112には、USBソケット184を備えている。ここで、「背面」とは、画像形成装置100の、操作部160が配置された側の面(操作部160を操作するユーザが対向する面)である「前面」に対向する面を意味する。具体的には、USBソケット184は、図2に示すように、本体装置110の左側面(画像形成装置100を前面から見て左側の側面)114と背面112とによって形成される角部に形成された凹部200内の底面202に配置されている。底面202は、背面112に平行な面であり、背面112から距離(深さ)dだけ離隔している。USB装置のプラグが挿入されるUSBソケット184は矩形であり、USBソケット184は、その長辺が鉛直方向(重力方向)に沿うように配置されている。図示していないが、底面には、他のソケット(通信ケーブルを接続するためのコネクタ等)が配置されていてもよい。図1及び図2には、USBソケット184に挿入され得るUSB装置を破線で示している。
【0027】
図3を参照して、画像形成装置100は、画像形成装置100全体を制御する制御部(以下、CPUという)130と、プログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)132と、揮発性の記憶装置であるRAM(Random Access Memory)134と、通電が遮断された場合にもデータを保持する不揮発性記憶装置であるHDD(Hard Disk Drive)136と、バス142とを備えている。ROM132には、画像形成装置100の動作を制御するのに必要なプログラム及びデータが記憶されている。
【0028】
CPU130、ROM132、RAM134、HDD136はバス142に接続されている。各部間のデータ(制御情報を含む)交換は、バス142を介して行なわれる。CPU130は、バス142を介してROM132からプログラムをRAM134上に読出して、RAM134の一部を作業領域としてプログラムを実行する。即ち、CPU130は、ROM132に格納されているプログラムにしたがって画像形成装置100を構成する各部の制御を行ない、画像形成装置100の各機能を実現する。
【0029】
画像形成装置100は、上記した自動原稿送り装置120、画像読取部140、給紙部156、操作部160、胴内排紙トレイ170、USBソケット184に加えて、画像形成部150、画像処理部152、画像メモリ154、USBホストコントローラ180、及びUSBハブ182を備えている。これら(USBハブ182を除く)も、バス142に接続されている。なお、画像形成装置100は、通常の画像形成装置と同様に、通信ケーブルでネットワークに接続するためのNIC、FAX通信用モデム等を備えていてもよい。
【0030】
操作部160は、ユーザによる画像形成装置100に対する指示等の入力を受付ける。操作部160は、操作パネル162及び操作キー部(操作部160中の操作パネル162以外の領域)を備えている。操作パネル162は、液晶パネル等で構成された表示パネルと、表示パネルの上に配置され、タッチされた位置を検出するタッチパネルとを含む。画像形成装置100を操作するために、表示パネルにはソフトキーが表示され、操作キー部にはハードキーが配置される。CPU130は、これらのキーに対するユーザの操作を監視する。ユーザはこれらのキーを押下又はタッチして、画像形成装置100に対して、画像形成の指示、画像形成の条件の設定等を入力することができる。表示パネルに表示されたキーの選択は、表示パネルに重ねられたタッチパネル上の該当部分にタッチすることによって行なわれる。
【0031】
ユーザによって操作部160が操作され、画像形成が指示された場合、画像読取部140によって、原稿が読取られて生成された画像データは画像メモリ154に一時的に記憶される。画像処理部152は、画像メモリ154に記憶された画像データに対して、種々の画像処理を実行する。画像データは、必要に応じてHDD136に記憶される。
【0032】
給紙部156は、給紙カセットを含み、画像形成用の記録紙を保持する。画像形成部150は、感光体ドラム、帯電器、光走査装置、現像器、転写ローラ、定着ユニット等を含み、画像メモリ154又はHDD136から読出された画像データを、給紙部156から搬送される記録紙上に形成する。
【0033】
USBホストコントローラ180、USBハブ182、及びUSBソケット184は、公知のUSB接続形態(多重スター型トポロジ)で接続されている。USBホストコントローラ180は、最上位のルートハブでもある。USBソケット184は、公知のシリーズAプラグが接続されるソケットである。
【0034】
図4に示すように、画像形成装置100のUSBソケット184に、USB無線LANアダプタ190が装着されると、CPU130は、USBホストコントローラ180を制御して、USB無線LANアダプタ190から必要な情報(USBディスクリプタ)を取得する。CPU130は、取得した情報に基づいて、必要なデバイスドライバをロード、即ち、HDD136から該当するデバイスドライバをRAM134に読出し、USB無線LANアダプタ190を使用可能な状態にする。デバイスドライバとは、OS(Operating System)がハードウェアを制御するために必要な下位のソフトウェアプログラムである。USB無線LANアダプタ190から所定情報を取得するための通信は、公知のUSB規格にしたがって実行される。これによって、画像形成装置100は、USB無線LANアダプタ190を介してネットワークに接続可能になる。
【0035】
実際に、画像形成装置100が、USB無線LANアダプタ190を介して無線通信によってネットワークにアクセスするためには、所定の接続先(ルータ、アクセスポイント等)に接続することが必要である。ユーザ(管理者、サービスマン等を含む)は、接続先のIPアドレスを操作部160から直接入力して、接続先を指定することができる。また、接続可能な接続先を自動的に検出して操作パネル162にリスト表示し、その中からユーザに選択させてもよい。
【0036】
USB無線LANアダプタ190が使用可能な状態になることによって、画像形成装置100は、外部のPC等の端末装置から画像データを受信してプリントする機能、原稿をスキャンして得られた画像データを電子メールに添付して送信する機能、画像データをコンピュータサーバ等にFTP転送する機能等を実現できる。USB無線LANアダプタ190は、操作部160が配置された前面ではなく、図4に示したように、画像形成装置100を操作するユーザの手が届かない背面112の凹部200に装着されるので、ユーザによって間違って抜かれてしまう可能性は非常に低い。また、通常、画像形成装置100は、背面112が壁等の近傍に位置するように配置され、背面112の近くをユーザ等が通れないように配置されることが多いので、USB無線LANアダプタ190が損傷される可能性も非常に低い。したがって、USB無線LANアダプタ190を安全に使用することができる。
【0037】
さらに、図2及び図4に示したように、凹部200は背面112と左側面114とによって形成された角部に形成されているので、USB無線LANアダプタ190のUSBソケット184への装着状態を容易に視認することができる。また、USB無線LANアダプタ190の側面も容易に視認可能であるので、USB無線LANアダプタ190の側面に、接続状態及び/又は通信状態を表示する表示部(LED等)が配置されていれば、通信状態を容易に視認することができる。ここで、接続状態とは、USB無線LANアダプタ190がUSBソケット184に装着され、デバイスドライバがロードされてUSB無線LANアダプタ190が使用可能な状態を意味する。通信状態とは、USB無線LANアダプタ190が使用可能な状態にあって、USB無線LANアダプタ190が外部装置と無線通信中である状態を意味する。
【0038】
凹部が形成される位置は、背面112と左側面114とによって形成された角部に限定されず、背面112の左側周縁部及び右側周縁部の少なくとも一方に形成されていればよい。背面112の「左側周縁部」とは、背面112と左側面114とによって形成された角部、及び、左側面114の近傍の背面部分を意味する。背面112の「右側周縁部」とは、背面112と右側面とによって形成された角部、及び、右側面の近傍の背面部分を意味する。例えば、図5に示すように、左側面114の近傍の背面112に形成された凹部204内にUSBソケット184が配置されていてもよい。図5では、左側面114が凹部204の側壁を形成しているので、図2及び図4とは異なり、左側からUSBソケット184を直接視認することはできない。しかし、例えば、図6に示すような、側面に接続状態及び通信状態の表示部192を備えたUSB無線LANアダプタ194であれば、図7に示すように、凹部204の深さdを適切に設計することにより、USB無線LANアダプタ194が装着され状態で、通信状態の表示部192を視認可能にすることができる。
【0039】
USB無線LANアダプタ194の表面には、通信装置であることを示すデザイン220が配置されている。デザイン220は、成型(射出成型等)又は印刷(シルク印刷等)によって形成され得る。デザイン220が印刷されたシールが、USB無線LANアダプタ194の表面に貼付されていてもよい。デザイン220の中央にはアンテナを模した線分が配置され、その両側には電波を模した複数の円弧が配置されている。円弧のうち、USBプラグ196と反対側の端部に近い位置に配置された2つの円弧のそれぞれの中央付近には、LED198、199が配置されている。デザイン220は、成型によって形成されて凹凸を有していれば、滑り止めの効果を奏する。また、USB無線LANアダプタ194の片面にのみ、凹凸を有するデザインを配置することによって、ユーザは、USB無線LANアダプタ194を装着するときに、USBソケット184への正しい挿入方向を、手の感触で容易に知ることができる。
【0040】
LED198、199は、点灯又は点滅により、USB無線LANアダプタ194の接続状態及び通信状態を表す。例えば、USB無線LANアダプタ194が使用可能な待機状態(通信中でない状態)であれば、LED198、199は共に点灯する。そして、USB無線LANアダプタ194の通信中には、LED198、199は共に点滅する。このとき、LED198の点滅速度は、LED199の点滅速度よりも速い(点滅周期が短い)。これによって、通信状態の視認がより容易になる。
【0041】
なお、接続状態及び/又は通信状態の表示部は、LED以外の発光素子であってもよい。また、表示部による状態の報知は、点灯又は点滅による報知に限定されず、異なる色の表示による報知であってもよい。
【0042】
深さdは、約20mm〜約35mmである。図6に示したUSB無線LANアダプタ194の寸法は、例えば、本体の長さLが約60mm、高さHが約20mm、厚さが約10mmであり、L1が約40mm、L2が約50mmである。凹部の深さdが上記の範囲であれば、表示部192が凹部から突出する。
【0043】
なお、通信状態の表示部192が片面にのみ装備されているUSB無線LANアダプタ194を使用する場合、USBソケット184に装着されたUSB無線LANアダプタ194の表示部192の視認が容易になるように、凹部の位置及びUSB無線LANアダプタ194のプラグの向きに応じて、USBソケット184の向きを定めることが好ましい。これは、USBソケット184が、図8に示すような形状をしており、USBソケット184の配置が決まれば、USBプラグを挿入可能な方向が一意に決まるからである。USBソケット184のケース230の内部には基板232が配置され、基板232の一方の面に4つの端子(電源端子、接地端子、+Data端子、−Data端子)234が配置されている。
【0044】
例えば、凹部が、背面112の左側周縁部に形成される場合、画像形成装置の左側面114の側から、USB無線LANアダプタ194の表示部192を視認できるように、USBソケット184の向きを決定することが好ましい。また、凹部が、背面112の右側周縁部に形成される場合、画像形成装置の右側面の側から、USB無線LANアダプタ194の表示部192を視認できるように、USBソケット184の向きを決定することが好ましい。
【0045】
[第1の実施の形態]
図9及び図10を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置102は、原稿を読取って生成された画像データに応じて、所定の記録紙に多色又は単色の画像を形成する。画像形成装置100は、本体装置110と、自動原稿送り装置120とにより構成されている。
【0046】
本体装置110及び自動原稿送り装置120は、上記した関連発明の実施の形態と同様に構成され、同様の機能を有する。第1の実施の形態に係る画像形成装置102が、上記した関連発明の実施の形態に係る画像形成装置100と異なる点は、本体装置110の前面にもUSBソケットを備えている点である。前面に配置されたUSBソケット(以下「前面USBソケット」ともいう)186は、背面112に配置されたUSBソケット(以下「背面USBソケット」ともいう)184と同様に、USBハブ182に接続されている。背面USBソケット184及び前面USBソケット186は何れも、公知のシリーズAプラグが接続されるソケットである。
【0047】
前面USBソケット186に、例えばUSBメモリ240が装着され、背面USBソケット184に、USB無線LANアダプタ190が装着された状態の画像形成装置102を図11及び図12に示す。画像形成装置102の背面USBソケット184に、USB無線LANアダプタ190が装着されると、上記した関連発明の実施の形態と同様に、CPU130は、USBホストコントローラ180を制御して、USB無線LANアダプタ190から必要な情報(USBディスクリプタ)を取得する。CPU130は、取得した情報に基づいて、必要なデバイスドライバをロードし、USB無線LANアダプタ190を使用可能な状態にする。USB無線LANアダプタ190から所定情報を取得するための通信は、公知のUSB規格にしたがって実行される。これによって、画像形成装置102は、USB無線LANアダプタ190を介してネットワークに接続可能になる。
【0048】
実際に、画像形成装置102が、USB無線LANアダプタ190を介して無線通信によってネットワークにアクセスするためには、所定の接続先(ルータ、アクセスポイント等)に接続することが必要である。ユーザ(管理者、サービスマン等を含む)は、接続先のIPアドレスを操作部160から直接入力して、接続先を指定することができる。また、接続可能な接続先を自動的に検出して操作パネル162にリスト表示し、その中からユーザに選択させてもよい。
【0049】
USB無線LANアダプタ190によって、画像形成装置102は、外部のPC等の端末装置から画像データを受信してプリントする機能、原稿をスキャンして得られた画像データを電子メールに添付して送信する機能、画像データをコンピュータサーバ等にFTP転送する機能等を実現可能になる。
【0050】
前面USBソケット186にUSBメモリ240が装着されると、CPU130は、上記と同様に、USBホストコントローラ180を制御して、USBメモリ240から必要な情報を取得し、該当するデバイスドライバをロードしてUSBメモリ240を使用可能な状態にする。これによって、画像形成装置102は、USBメモリ240へのアクセスが可能になる。USBメモリ240へのアクセスが可能になれば、画像形成装置102は、USBメモリ240に記憶された画像データを読出してプリント又はFAX送信する機能、原稿をスキャンして得られた画像データ又はHDD136に記憶された画像データをUSBメモリ240に記憶する機能等を実現可能になる。
【0051】
図11(左側面図)に示すように、背面USBソケット184の床面からの高さh1は、前面USBソケット186の床面250からの高さh2よりも低い(h1<h2)。このように、背面USBソケット184が、ユーザが操作し難い位置に配置されているので、背面USBソケット184に装着されたUSB無線LANアダプタ190が間違って抜かれる可能性及び損傷される可能性は非常に低くなる。一方、前面USBソケット186は、操作部160を操作するユーザにとって操作し易い位置に配置されているので、ユーザは、操作部160に向かって立ったままUSBメモリ240の着脱を容易に行なうことができる。
【0052】
図12(平面図)に示すように、背面USBソケット184及び前面USBソケット186が対角位置に配置されている。即ち、背面USBソケット184は左側面114の近傍に配置され、前面USBソケット186は右側面116の近傍に配置されている。
【0053】
このように、配置されることによって、背面USBソケット184に装着されたUSB無線LANアダプタ190は、右利きのユーザの利き手からさらに離れて配置されているので、USB無線LANアダプタ190が、ユーザによって間違って抜かれる可能性及び損傷される可能性はさらに低くなる。一方、前面USBソケット186に装着されるUSBメモリは、右利きのユーザの利き手に近い位置に配置されているので、ユーザは、操作部160に向かって立ったままUSBメモリの着脱をさらに容易に行なうことができる。
【0054】
図13を参照して、画像形成装置102において、前面USBソケット186は、矩形の長辺が水平方向(重力方向に直交する方向)に沿うように配置されている。一方、背面USBソケット184は、矩形の長辺が鉛直方向(重力方向)に沿うように配置されている。このように、背面USBソケット184と前面USBソケット186とが、異なる向きに配置されることによって、接続すべきUSB装置の区別が容易になり、USB無線LANアダプタ190を間違って前面USBソケット186に装着してしまう可能性を低減することができる。また、背面USBソケット184がこのように配置されることによって、背面USBソケット184の耐荷重性が、前面USBソケット186の耐荷重性よりも大きいので、USB無線LANアダプタ190をより安全に使用することができる。さらに、図6に示したような、通信状態を表示する表示部192を有するUSB無線LANアダプタ194が装着された場合、通信状態を容易に視認することができる。
【0055】
背面USBソケット184及び前面USBソケット186は、図14に示すような対角位置に配置されてもよい。即ち、背面USBソケット184が右側面116の近傍に配置され、前面USBソケット186が左側面114の近傍に配置されていてもよい。このように配置した場合、背面USBソケット184に装着されたUSB無線LANアダプタ190は、左利きのユーザの利き手からさらに離れて配置されているので、USB無線LANアダプタ190がユーザによって間違って抜かれる可能性及び損傷される可能性がさらに低くなる。一方、前面USBソケット186に装着されるUSBメモリは、左利きのユーザの利き手に近い位置に配置されているので、ユーザは、操作部160に向かって立ったままUSBメモリの着脱をさらに容易に行なうことができる。
【0056】
また、背面USBソケット184は、図15に示したように、背面112と左側面114とによって形成された角部に形成された凹部200内の底面202に配置されてもよい。凹部が形成される位置は、背面112と左側面114とによって形成された角部に限定されず、背面112の左側周縁部及び右側周縁部の少なくとも一方に形成されていればよい。背面112の「左側周縁部」とは、背面112と左側面114とによって形成された角部、及び、左側面114の近傍の背面部分を意味する。背面112の「右側周縁部」とは、背面112と右側面116とによって形成された角部、及び、右側面116の近傍の背面部分を意味する。例えば、背面USBソケット184は、図16に示したように、左側面114の近傍の背面112に形成された凹部204内に配置されてもよい。図16では、左側面114が凹部204の側壁を形成している。
【0057】
このように、背面USBソケット184を凹部内に配置することによって、USB無線LANアダプタ190がユーザによって間違って抜かれる可能性及び損傷される可能性がより低くなる。一方、前面USBソケット186に装着されるUSBメモリ240は、前面の平坦部に配置されているので、ユーザは、操作部160に向かって立ったままUSBメモリ240の着脱を容易に行なうことができる。
【0058】
なお、前面USBソケット186及び背面USBソケット184の向きは、図13に示した配置に限定されない。図17に示すように、画像形成装置102において、前面USBソケット186が、矩形の長辺が鉛直方向(重力方向)に沿うように配置され、背面USBソケット184が、矩形の長辺が水平方向(重力方向に直交する方向)に沿うように配置されてもよい。この場合にも、背面USBソケット184と前面USBソケット186とが、異なる向きに配置されるので、接続すべきUSB装置の区別が容易になり、USB無線LANアダプタ190を間違って前面USBソケット186に装着してしまう可能性を低減することができる。
【0059】
[第2の実施の形態]
図18及び図19を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置104は、原稿を読取って生成された画像データに応じて、所定の記録紙に多色又は単色の画像を形成する。画像形成装置100は、本体装置110と、自動原稿送り装置120とにより構成されている。
【0060】
本体装置110及び自動原稿送り装置120は、上記した関連発明の実施の形態と同様に構成され、同様の機能を有する。第2の実施の形態に係る画像形成装置104が、上記した関連発明の実施の形態に係る画像形成装置100と異なる点は、USB無線LANアダプタ190が、可撓性ケーブル260を介してUSBソケット184に装着される点である。
【0061】
図20を参照して、可撓性ケーブル260の一端の第1コネクタ262にはUSBソケットが配置され、他端の第2コネクタ264にはUSBプラグが配置されている。USB無線LANアダプタ190のUSBプラグが第1コネクタ262のUSBソケットに接続され、第2コネクタ264のUSBプラグは、USBソケット184に接続される。USBソケット184及び第1コネクタ262のUSBソケットは、公知のシリーズAプラグ(第2コネクタ264のUSBプラグ)が接続されるソケットである。本体装置110の背面112と左側面114とによって形成された角部に形成された凹部200の深さdは、可撓性ケーブル260の第2コネクタ264がUSBソケット184に装着された場合に、第2コネクタ264の略全体が凹部200内に収容される深さである。
【0062】
可撓性ケーブル260は、直径約5mm、長さ約100mm〜約200mmの公知のUSBケーブルである。可撓性ケーブル260は、例えば、ビニル、ポリエチレン等の樹脂製のシース(被覆)の下に金属製のメッシュシールドを備える。可撓性ケーブル260は、長さが比較的短くメッシュシールドを有することから、USB無線LANアダプタ190が接続された状態でも屈曲形状を保持できる。可撓性ケーブル260は、USB無線LANアダプタ190の重さ及び可撓性ケーブル260自体の重さによって変形することはなく、図20及び図21に示すような屈曲形状を保持することができる。なお、可撓性ケーブル260は、メッシュシールドを有しないケーブルであってもよい。
【0063】
このように、可撓性ケーブル260を介してUSB無線LANアダプタ190がUSBソケット184に接続されるので、USBソケット184に装着されたUSB無線LANアダプタ190が損傷される可能性及び間違って抜かれる可能性が非常に低くなる。例えば、画像形成装置104の背面112が壁の近傍に位置するように設置されている状況で、何らかの理由(画像形成装置104の設置位置の調整等)で画像形成装置104が押されて、USB無線LANアダプタ190が壁に接触したとしても、可撓性ケーブル260が、接触時の衝撃を吸収するので、USB無線LANアダプタ190及びUSBソケット184が損傷される可能性は非常に低い。また、第2コネクタ264の略全体が凹部内に収容されるので、USBソケット184と第2コネクタ264との接続部が損傷される可能性も非常に低い。
【0064】
なお、可撓性ケーブル260は、弱い力(USB無線LANアダプタ190の重さ及び可撓性ケーブル260自体の重さ程度)に対しては屈曲形状を保持するが、人の力で可撓性ケーブル260の屈曲形状を変化させることは容易である。したがって、背面112の近傍の設置場所の状況に応じて、USB無線LANアダプタ190の位置を調整することができる。例えば、背面112の近傍にある物にUSB無線LANアダプタ190が接触しないように、可撓性ケーブル260の屈曲形状を変化させることができる。また、無線通信の電波状況が悪く、無線通信できない、又は、所定のデータ伝送速度で通信できない場合に、可撓性ケーブル260の屈曲形状を変化させてUSB無線LANアダプタ190の位置及び向きを調整することができる。さらに、図6に示したような、通信状態を表示する表示部192を有するUSB無線LANアダプタ194が装着された場合、可撓性ケーブル260の屈曲状態を変化させて、表示部192を容易に視認できるようにすることができる。
【0065】
図20及び図21に示したように、背面112のUSBソケット184に、USB無線LANアダプタ190が、可撓性ケーブル260を介して装着されると、上記した関連発明の実施の形態と同様に、CPU130は、USBホストコントローラ180を制御して、USB無線LANアダプタ190から必要な情報(USBディスクリプタ)を取得する。CPU130は、取得した情報に基づいて、必要なデバイスドライバをロードし、USB無線LANアダプタ190を使用可能な状態にする。USB無線LANアダプタ190から所定情報を取得するための通信は、公知のUSB規格にしたがって実行される。これによって、画像形成装置104は、USB無線LANアダプタ190を介してネットワークに接続可能になる。
【0066】
実際に、画像形成装置104が、USB無線LANアダプタ190を介して無線通信によってネットワークにアクセスするためには、所定の接続先(ルータ、アクセスポイント等)に接続することが必要である。ユーザ(管理者、サービスマン等を含む)は、接続先のIPアドレスを操作部160から直接入力して、接続先を指定することができる。また、接続可能な接続先を自動的に検出して操作パネル162にリスト表示し、その中からユーザに選択させてもよい。
【0067】
USB無線LANアダプタ190によって、画像形成装置104は、外部のPC等の端末装置から画像データを受信してプリントする機能、原稿をスキャンして得られた画像データを電子メールに添付して送信する機能、画像データをコンピュータサーバ等にFTP転送する機能等を実現可能になる。
【0068】
上記では、背面112と左側面114とによって形成された角部に形成された凹部200にUSBソケット184を配置する場合を説明したが、これに限定されない。凹部が形成される位置は、背面112の左側周縁部及び右側周縁部の少なくとも一方に形成されていればよい。背面112の「左側周縁部」とは、背面112と左側面114とによって形成された角部、及び、左側面114の近傍の背面部分を意味する。背面112の「右側周縁部」とは、背面112と右側面とによって形成された角部、及び、右側面の近傍の背面部分を意味する。例えば、USBソケット184は、図22に示すように、左側面114の近傍の背面部分に形成された凹部204に配置されてもよい。図22では、左側面114が凹部204の側壁を形成している。
【0069】
上記したように、USBソケット184は、凹部内に配置されることが好ましいが、凹部を形成せずに、背面112の平坦部に配置されてもよい。その場合にも、可撓性ケーブル260による上記した効果を奏することができる。
【0070】
以上、実施の形態を説明することにより本発明を説明したが、上記した実施の形態は例示であって、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々変更して実施することができる。
【符号の説明】
【0071】
100、102、104 画像形成装置
110 本体装置
120 自動原稿送り装置
130 制御部(CPU)
132 ROM
134 RAM
136 HDD
140 画像読取部(スキャナ部)
142 バス
150 画像形成部
152 画像処理部
154 画像メモリ
156 給紙部
160 操作部
162 操作パネル
170 胴内排紙トレイ
180 USBホストコントローラ
182 USBハブ
184、186 USBソケット
190、194 USB無線LANアダプタ
200、204 凹部
240 USBメモリ
260 可撓性ケーブル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22