特許第5825535号(P5825535)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5825535HEC1活性の調節因子およびそのための方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5825535
(24)【登録日】2015年10月23日
(45)【発行日】2015年12月2日
(54)【発明の名称】HEC1活性の調節因子およびそのための方法
(51)【国際特許分類】
   C07D 417/12 20060101AFI20151112BHJP
   A61K 31/4439 20060101ALI20151112BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20151112BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20151112BHJP
   C07D 417/14 20060101ALN20151112BHJP
   C07D 277/46 20060101ALN20151112BHJP
   A61K 31/5377 20060101ALN20151112BHJP
   A61K 31/4545 20060101ALN20151112BHJP
   A61K 31/496 20060101ALN20151112BHJP
   A61K 31/426 20060101ALN20151112BHJP
   A61K 31/506 20060101ALN20151112BHJP
   A61K 31/501 20060101ALN20151112BHJP
   A61K 31/444 20060101ALN20151112BHJP
   A61K 31/427 20060101ALN20151112BHJP
【FI】
   C07D417/12CSP
   A61K31/4439
   A61P43/00 111
   A61P35/00
   !C07D417/14
   !C07D277/46
   !A61K31/5377
   !A61K31/4545
   !A61K31/496
   !A61K31/426
   !A61K31/506
   !A61K31/501
   !A61K31/444
   !A61K31/427
【請求項の数】9
【全頁数】121
(21)【出願番号】特願2013-500159(P2013-500159)
(86)(22)【出願日】2011年3月15日
(65)【公表番号】特表2013-522310(P2013-522310A)
(43)【公表日】2013年6月13日
(86)【国際出願番号】US2011028532
(87)【国際公開番号】WO2011115998
(87)【国際公開日】20110922
【審査請求日】2014年1月23日
(31)【優先権主張番号】61/314,798
(32)【優先日】2010年3月17日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】514127459
【氏名又は名称】タイヴェックス・セラピューティクス・コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】TAIVEX THERAPEUTICS CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100064621
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 政樹
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 茂樹
(74)【代理人】
【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100120352
【弁理士】
【氏名又は名称】三宅 一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100126930
【弁理士】
【氏名又は名称】太田 隆司
(72)【発明者】
【氏名】ラウ,ジョンソン
(72)【発明者】
【氏名】ファン,ジャン‐ジー
【審査官】 三木 寛
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2005/0113420(US,A1)
【文献】 特表2009−503107(JP,A)
【文献】 国際公開第2008/124000(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0140956(US,A1)
【文献】 国際公開第2009/140621(WO,A1)
【文献】 特表2007−504255(JP,A)
【文献】 国際公開第2007/004038(WO,A1)
【文献】 特表2008−509923(JP,A)
【文献】 Journal of Medicinal Chemistry,2009年,Vol.52(6),p.1757-1767
【文献】 Cancer Research,2008年,Vol.68(20),p.8393-8399
【文献】 DATABASE PubChem [Online] NCBI, XP002699247, Database accession no. CID 2322088,2005年 7月15日,URL:https://pubchem.ncbi.nlm.nih.gov/compound/2322088?from=summary
【文献】 DATABASE PubChem [Online] NCBI, XP002699248, Database accession no. CID 1554161,2005年 7月11日,URL:https://pubchem.ncbi.nlm.nih.gov/compound/1554161?from=summary
【文献】 DATABASE PubChem [Online] NCBI, XP002699249, Database accession no. CID 1185425,2005年 7月10日,URL:https://pubchem.ncbi.nlm.nih.gov/compound/1185425?from=summary
【文献】 INDIAN JOURNAL OF CHEMISTRY B,1986年,Vol.25B(12),p.1266-1268
【文献】 Journal of the Institution of Chemists,1977年,Vol.49(6),p.294-296
【文献】 Arzneimittel-Forschung,1984年,Vol.34(5),p.599-603
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D 417/12
C07D 277/46
C07D 417/14
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
化学式1による構造を有する化合物。
[化1]
(式中、R、OR、SR、−S(O)、又はS(O)Raである;
は、アルキル基、又は、アルキル基、ハロアルキル基、アルコキシ基及びハロゲンからなる群から選択される少なくとも1つに任意に置換されるアリール基である;
は、ハロゲン又はCアルキル基でありは水素又はC−Cアルキル基である;および
は、任意にハロゲンにより置換されるピリジニル基である)
【請求項2】
は、ハロアルキル基、アルコキシ基及びハロゲンからなる群から選択される少なくとも1つに任意に置換されるアリール基であり、R、ハロゲン又はC−Cアルキルであり、およびRは、任意にハロゲンにより置換されるピリジニル基である請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
化学式2による構造を有する請求項1に記載の化合物。
[化2]
(式中、XおよびXは、独立して水素、アルキル基、ハロゲン、又はORある;
Yは、O、S、SO又はSOである;
、Rは、ハロゲン又はC1−アルキル基であり、Rは、水素である;
nは、0である;
[化4]
および
(A)におけるR、RおよびRは、独立して水素又はハロゲンである)
【請求項4】
[化255]および[化256]からなる群から選択される構造を有する請求項1に記載の化合物。
[化255]
[化256]
【請求項5】
薬学的に許容される担体および請求項1に記載の化合物を含む医薬組成物であって、前記組成物が患者に投与された際前記患者におけるHec1/Nek2結合を妨害するために有効な濃度にある医薬組成物。
【請求項6】
微小管の形成または分解に干渉する薬物をさらに含む請求項に記載の医薬組成物。
【請求項7】
前記化合物は請求項に記載の化合物である請求項に記載の医薬組成物。
【請求項8】
請求項1に記載の化合物が、Nek2/Hec1結合を妨害するために有効な量で含まれる、Hec1機能障害および/または過剰発現に関連する疾患の治療薬の製造における使用
【請求項9】
請求項4に記載の化合物が、Nek2/Hec1結合を妨害するために有効な量で含まれる、Hec1機能障害および/または過剰発現に関連する疾患の治療薬の製造における使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2010年3月17日に出願された本発明者らの同時係属出願である米国仮特許出願第61/314798号明細書に対する優先権を主張するものである。
【0002】
本発明の分野は、特に本発明が腫瘍細胞増殖の阻害に関するため、HEC1の活性の調節に関する様々な化合物、組成物および方法である。
【背景技術】
【0003】
有糸分裂の調節に関連するメカニズムは概念的には腫瘍細胞増殖を低下させる試みにおける魅力的な標的であるが、高い特異的活性および選択性ならびに所望の薬理学的プロファイルを備える化合物は手に入りにくい。例えば、紡錘体装置は、活性の比較的高い紡錘体毒(例、タキサン類、ビンカアルカロイド類など)を用いて標的とすることができるが、多くの紡錘体毒はそのような毒が非特異的であることが多いため、薬学的介入のためには容認することができない。
【0004】
治療の特異性を改良するためには、紡錘体および動原体調節または有糸分裂チェックポイント制御のための、癌と機能的に関連することが証明されている成分を選択することができる。例えば、Hec1は、癌に高度に発現し、細胞分裂中の染色体の正確な分離を保証するのに役立つ紡錘体チェックポイントシグナリングにおける極めて重要な成分である。Hec1は、Nuf2、Spc24、Spc25およびZwint−1を含む様々な他の動原体成分、ならびに有糸分裂キナーゼであるNek2およびAurora Bと相互作用する。Hec1の過剰発現は、種々様々な癌および癌細胞系の中で一般的に見られ、さらに原発性乳癌および他の癌における予後マーカーとしてしばしば機能し得る。腫瘍細胞増殖におけるHec1の明白な重要性に基づいて、RNAiは、Hec1発現を減少させるために使用されており、少なくとも動物モデルにおいては相当に大きな見込みがあることを証明している。しかし、腫瘍に対する特異性の高いsiRNAのin vivo送達は、問題を抱えることが多い。
【0005】
最近になって、Nek2/Hec1相互作用を妨害する様々な小分子阻害剤が開発されている。Nek2は有糸分裂におけるHec1の調節成分であるため、Hec1/Nek2機能の阻止は染色体の不良な分離および細胞死を生じさせると期待されてきた。有意な細胞殺滅活性を有し、Hec1/Nek2経路を直接的に標的とする幾つかの有望な化合物が報告されてきた(非特許文献1を参照)。これやその他全ての本明細書で考察する外部の資料は、その開示内容が参考として本明細書で援用される。援用される参考文献における用語の定義または使用が本明細書に提供した用語の定義と一致しない、または相容れない場合は、本明細書に提供した用語の定義が適用され、参考文献に記載の用語の定義は適用されない。観察された活性は少なくとも場合により有望ではあるが、溶解性、毒性および比較的高い半数阻害濃度に関連する問題がなお残っている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】J. Med. Chem., 2009, 52(6), pp 1757-1767, Cancer Res. 2008 Oct 15;68(20):8393-9
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、Hec1阻害のための改良された化合物、組成物および方法が今も必要とされるが、これは特にHec1が癌の治療におけるそのような化合物の使用に関連するためである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の主要な課題は、Hec1阻害のための様々な化合物、組成物および方法である。特に、企図された化合物には、化学式1(式中、R、R、R、RおよびRについては以下で詳細に記載する)による化合物が含まれる。さらに特に好ましい化合物は、化学式2および化学式3(各ラジカルについては、下記でまたより詳細に記載する)に記載の構造を有する。
【0009】
[化1]
【0010】
[化2]
【0011】
[化3]
【0012】
本発明の主要な課題の一態様では、企図された化合物は、Hec1の阻害剤である、および/またはHec1/Nek2相互作用を妨害すると特徴付けることができる。結果として、本明細書に提示した化合物は、特に有糸分裂経路を妨害する治療薬としての使用に適合する。このため、さらに別の観点から見ると、特に企図される組成物には、該組成物が患者に投与される際該患者におけるHec1/Nek2結合を妨害するのに有効な濃度にある1つ以上の企図された化合物を含む医薬組成物が含まれる。
【0013】
そこで本発明の主要な課題の別の態様では、Nek2/Hec1相互作用を妨害する方法が企図されており、Nek2/Hec1複合体を本明細書に提示した1つ以上の化合物とNek2/Hec1結合を妨害するのに有効な量で接触させる工程を含むことになる。接触させる工程の全ての方法は一般に企図されているが、典型的には、該Nek2/Hec1複合体を接触させる工程が動物においてin vivoで実施される、および接触させる工程が微小管の形成もしくは縮退に干渉する物質と組み合わせて実施可能なことも好ましい。
【0014】
本発明の主要な課題の様々な目的、特徴、態様および利点は、同様の数字が同様の成分を表す添付の図面、ならびに下記の好ましい実施形態の説明からより明白になると思われる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1A】選択された化合物が腫瘍細胞(1A)および正常細胞(1B)に及ぼす細胞毒性作用を例示している表である。
図1B】選択された化合物が腫瘍細胞(1A)および正常細胞(1B)に及ぼす細胞毒性作用を例示している表である。
図2A】選択された化合物によって誘発されたHec1/Nek2相互作用(2A、2B)、Nek2縮退(2C)およびNek2不安定性(2D)の妨害を示したウェスタンブロット分析の写真図である。
図2B】選択された化合物によって誘発されたHec1/Nek2相互作用(2A、2B)、Nek2縮退(2C)およびNek2不安定性(2D)の妨害を示したウェスタンブロット分析の写真図である。
図2C】選択された化合物によって誘発されたHec1/Nek2相互作用(2A、2B)、Nek2縮退(2C)およびNek2不安定性(2D)の妨害を示したウェスタンブロット分析の写真図である。
図2D】選択された化合物によって誘発されたHec1/Nek2相互作用(2A、2B)、Nek2縮退(2C)およびNek2不安定性(2D)の妨害を示したウェスタンブロット分析の写真図である。
図3】企図された化合物の影響を受けた有糸分裂細胞のパーセンテージを示している表である。
図4】プロテインキナーゼに関して企図された化合物の高特異性を示している表である。
図5A】選択された化合物がヌードマウスにおける腫瘍容積に及ぼすin vivo作用を示しているグラフである。
図5B】選択された化合物がヌードマウスにおける腫瘍容積に及ぼすin vivo作用を示しているグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
<企図された化合物>
本発明者らは、化学式1による特定化合物を調製できること、および該化合物がHec1に干渉する成分としての有益な特性を有することを見いだした。特に好ましい化合物には、化学式1による化合物が含まれる。
【0017】
[化1]
【0018】
特に好ましい態様では、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アリール、ハロゲン、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、OR、SR、NR、−S(O)、−S(O)NR、−C(O)R、−C(O)NR、−NRC(O)R、−NRS(O)、−N=CRもしくは−NRC(O)NHRである;RおよびRは、独立して水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールオキシ、アルコキシ、ヒドロキシ、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルケニルである、またはRおよびRは、それらが結合している窒素原子とともに、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルである;R、RおよびRは、独立して水素、C1−アルキル、ハロゲンもしくはORである;およびRは、アルキル、フェニルアルキル、ヘテロアリールアルキル、フェニルアルケニル、ヘテロアリールアルケニル、フェニル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルである;R、R、R、R、R、RおよびRの各々は、独立して場合により置換されている。
やや好ましい化合物には:(I)RおよびRはメチルであり、Rは水素であり、Rはチアゾリル、N−メチルイミダゾリル、ピラジニル、ピリジニル、モルホリニル、フェニルもしくはジメトキシフェニルではない;(II)R、RおよびRはメチルであり、Rはチアゾリル、N−メチルイミダゾリル、ピラジニル、ピリジニル、モルホリニル、フェニル、メトキシフェニル、ジヒドロキシフェニル、ヒドロキシメトキシフェニル、トリフルオロメチルフェニルもしくはジメトキシフェニルではない;および(III)RおよびRはメチルであり、Rはヒドロキシルもしくはメトキシであり、Rはフェニルではない化合物が含まれる。
【0019】
がアルコキシ、SR、ORもしくは−S(O)(式中、Rはアルキルもしくは場合により置換されたアリールである)である、R、RおよびRは独立して水素もしくはC1−アルキルである、およびRは場合により置換されたヘテロアリールであることが特に好ましい。中でもいっそうより好ましい化合物は、Rがアルコキシ、SR、ORもしくは−S(O)(式中、Rはアルキルもしくは場合により置換されたアリールである)である、RおよびRがC1−アルキルである、およびRが場合により置換された(例えば、ハロゲン化された)ピリジニルである化合物である。最も好ましくは、RはOR(式中、Rは場合により置換されたアリールである)であり、RおよびRはC1−アルキルである、およびRは場合により置換されたピリジニルである。
【0020】
結果として、および異なる観点から見て、化学式2による構造を有する化合物も好ましい。
【0021】
[化2]
【0022】
式中、XおよびXは、独立してH、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、OR、NR、−S(O)、−S(O)NR、−C(O)R、−C(O)NR、−NRC(O)R、−NRS(O)、−N=CRもしくは−NRC(O)NHRである;Yは、CH、CHR、CR、O、NH、NR、S、SOもしくはSOである;R、RおよびRは、独立してH、アルキル、アルコキシもしくはハロゲンである;nは、0、1もしくは2である;およびAは、場合により置換されたアリールもしくは場合により置換されたヘテロアリールである。最も好ましいのは、下記の化学式4に示した化合物である。
【0023】
[化4]
【0024】
式中、XおよびXの各々は、独立して場合により置換されており、RおよびRは独立してRである。そのような化合物の中では、YがO、SもしくはSOである、および/またはAが場合により置換されたピリジニルである化合物がさらに好ましい。最も典型的には、そのような化合物におけるXおよびXは、独立してH、アルキルおよびアルコキシであり、nは0もしくは1である。残りのラジカルに関しては、化学式1のために提供した同様の考察が該当する。
【0025】
さらにいっそう好ましい化合物は、化学式3による構造を有する。
【0026】
[化3]
【0027】
式中、X、XおよびXは、独立してH、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、OR、NR、−S(O)、−S(O)NR、−C(O)R、−C(O)NR、−NRC(O)R、−NRS(O)、−N=CRもしくは−NRC(O)NHRである;Yは、CH、CHR、CR、O、NH、NR、S、SOもしくはSOである;R、RおよびRは、独立してH、アルキル、アルコキシもしくはハロゲンである;nは、0、1もしくは2である;XおよびXの各々は、独立して場合により置換されている;RおよびRは、独立してRである、AおよびHetは、独立して好ましくは芳香族および場合により置換されたアリールもしくはヘテロアリールである。特に他の適切な選択では、典型的には、化学式5および化学式6が好ましい。
【0028】
[化5]
【0029】
[化6]
【0030】
残りのラジカルに関しては、化学式1について記載した同様の考察が該当する。化学式2による特に好ましい化合物には、Aが場合により置換されたピリジニルである、および/またはYがO、SもしくはSOである化合物が含まれる。
【0031】
上記およびまた別の実験データ(下記を参照)を考慮すると、特に好ましい化合物は、以下に示す構造を有することになる。
【0032】
[化7]
【0033】
本明細書で使用する用語「アルキル」は、炭化水素ラジカルを意味し、直鎖状、環状または分枝状であってよい。用語「アルケニル」は、少なくとも1つの二重結合を有するアルキルを意味する。2つ以上の二重結合が存在する場合、該二重結合はコンジュゲート化している、またはコンジュゲート化していない場合があることが企図されている。本明細書で使用する用語「アルキニル」は、少なくとも1つの三重結合を有するアルキルを意味する。企図されたアルキニル類は、第1三重結合とコンジュゲート化している、またはしていない場合があるまた別の三重結合または二重結合をさらに含むことができる。本明細書で使用する用語「アルコキシ」はO−アルキル基を意味するが、該「アルキル」は、上記に提供したように規定されている。
【0034】
本明細書で使用する用語「シクロアルキル」は、それらの各々が飽和または不飽和であってよく、未置換または本明細書に規定した1つ以上の適切な置換基によって置換されていてよく、それらにそれら自体が未置換または1つ以上の置換基によって置換されていてよい1つ以上のアリール基、ヘテロアリール基、シクロアルキル基もしくはヘテロシクロアルキル基が融合していてよい、3〜14個の炭素原子を有する非芳香族一価単環式または多環式ラジカルを意味している。シクロアルキル基の例には、シクロプロピル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロデシル、シクロブチル、アダマンチル、ノルピナニル、デカリニル、ノルボルニル、シクロヘキシルおよびシクロペンチルが含まれる。
【0035】
本明細書で使用する用語「ヘテロシクロアルキル」は、未置換または本明細書に規定した1つ以上の適切な置換基によって置換されていてよく、それらにそれら自体が未置換または1つ以上の置換基によって置換されていてよい1つ以上のアリール基、ヘテロアリール基、シクロアルキル基もしくはヘテロシクロアルキル基が融合していてよい、窒素、酸素および硫黄から選択される1〜5個のヘテロ原子を有する非芳香族一価単環式または多環式ラジカルを意味している。ヘテロシクロアルキル基の例には、オキシラニル、ピロリジニル、ピペリジル、テトラヒドロピランおよびモルホリニルが含まれる。
【0036】
本明細書で使用する用語「アリール」(Ar)は、未置換または本明細書に規定した1つ以上の適切な置換基によって置換されていてよく、それらにそれら自体が未置換または1つ以上の置換基によって置換されていてよい1つ以上のシクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基またはヘテロアリール基が融合していてよい、概して5〜18個の炭素環員を含む芳香族単環式または多環式ラジカルを意味している。それ故用語「アリール基」には、ベンジル基(Bzl)が含まれる。例えば、フェニル、ビフェニル、1,2,3,4−テトラヒドロナフチル、ナフチル、アントリルおよびフェナントリルが含まれる。
【0037】
本明細書で使用する用語「ヘテロアリール」は、未置換または以下に規定した1つ以上の適切な置換基によって置換されていてよく、それらにそれら自体が未置換または1つ以上の適切な置換基によって置換されていてよい1つ以上のシクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基またはアリール基が融合していてよい、窒素、酸素および硫黄から選択される1〜5個のヘテロ原子を含む概して4〜18個の環員を含む芳香族単環式または多環式ラジカルを意味している。例には、チエニル、フラニル、チアゾリル、トリアゾリル、イミダゾリル、イソキサゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピロリル、チアジアゾリル、オキサジアゾリル、オキサチアジアゾリル、チアトリアゾリル、ピリミジニル、イソキノリニル、キノリニル、ナフチリジニル、フタリミジル、ベンズイミダゾリルおよびベンゾキサゾリルが含まれる。
【0038】
本明細書で使用する用語「複素環」または「複素環式」は、典型的には1つの環を形成する4〜10個の原子を備え、1つ以上のヘテロ原子(典型的にはO、SまたはN)を含有する芳香族および非芳香族複素環式基を意味する。非芳香族複素環式基には、それらの環系中に原子を4個しか有していない基が含まれるが、芳香族複素環式基は、典型的にはそれらの環系中に少なくとも5個の原子を有する。非芳香族複素環式基の例には、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピペリジノ、モルホリノ、チオモルホリノ、チオキサニル、ピペラジニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ホモピペリジニル、オキセパニル、チエパニル、オキサゼピニル、ジアゼピニル、チアゼピニル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、2−ピロリニル、3−ピロリニル、インドリニル、2H−ピラニル、4H−ピラニル、ジオキサニル、1,3−ジオキソラニル、ピラゾリニル、ジチアニル、ジチオラニル、ジヒドロピラニル、ジヒドロチエニル、ジヒドロフラニル、ピラゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、3−アザビシクロ[3.i.0]ヘキサニル、3H−インドリルおよびキノリジニルが含まれる。
【0039】
芳香族複素環式基の例は、ピリジニル、イミダゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピラジニル、テトラゾリル、フリル、チエニル、イソキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、キノリニル、イソキノリニル、インドリル、ベンズイミダゾリル、イソベンゾフラニル、シンノリニル、インダゾリル、インドリジニル、フタラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、イソインドリル、プテリジニル、プリニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、フラザニル、ベンゾフラザニル、ベンゾチオフェニル、キナゾリニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾキサゾリル、キノキサリニル、ナフチリジニルおよびフロピリジニルである。企図された4〜10員の複素環は、C−結合またはN−結合(必要に応じて)であってよい。例えば、ピロールに由来する基は、ピロール−i−イル(N−結合)またはピロール−3−イル(C−結合)であってよい。
【0040】
本明細書でさらに使用するように、本明細書で使用する用語「置換(された)」は、置換分子を生成するために分子内の原子(ラジカル)または化学基(例、NHまたはOH)の1つの官能基を用いた置換または修飾を意味しており、特に企図される官能基には、求核基(例、−NH、−OH、−SH、−NCなど)、求電子基(例、C(O)OR、C(O)OHなど)、極性基(例、−OH)、非極性基(例、アリール、アルキル、アルケニル、アルキニルなど)、イオン基(例、−NH)およびハロゲン類(例、−F、−Cl)ならびにそれらの全ての化学的に妥当な組み合わせが含まれる。例えば、該分子がアルキルである場合、置換ラジカルは水素ラジカルであり、官能基はヒドロキシル基であり、H原子はOH基によって置換されて置換アルキルを形成する。また別の、分子がアミノ酸である実施例では、修飾基はアミノ基であり、官能基はアルキル基であり、アミノ基はアルキル化されてN−置換アミノ酸を形成する。
【0041】
例えば、適切な置換基には、ハロゲン(クロロ、ヨード、ブロモもしくはフルオロ);C1−6−アルキル;C1−6−アルケニル;C1−6−アルキニル、ヒドロキシル、C1−6アルコキシル;アミノ;ニトロ;チオール;チオエーテル;イミン;シアノ;アミド;ホスホナト;ホスフィン;カルボキシル;カルボニル;アミノカルボニル;チオカルボニル;スルホニル;スルホンアミン;スルホンアミド;ケトン;アルデヒド;エステル;酸素(=O);ハロアルキル(例、トリフルオロメチル);単環式または縮合もしくは非縮合多環式であってよい炭素環式シクロアルキル(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルもしくはシクロヘキシル)、または単環式または縮合もしくは非縮合多環式であってよいヘテロシクロアルキル(例、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニルもしくはチアジニル);炭素環式もしくは複素環式、単環式または縮合もしくは非縮合多環式アリール(例、フェニル、ナフチル、ピロリル、インドリル、フラニル、チオフェニル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、キノリニル、イソキノリニル、アクリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチオフェニルもしくはベンゾフラニル);アミノ(第1級、第2級もしくは第3級);ニトロ;チオール;チオエーテル、O−低級アルキル;O−アリール、アリール;アリール−低級アルキル;COCH;CONH;OCHCONH;NH;SONH;OCHF;CF;OCFなどが含まれる。さらに、本明細書で企図される全ての置換基はさらに場合により上述した1つ以上の置換基によって置換されていてよいことを留意されたい。特に好ましい置換基には、ヒドロキシル基、ハロゲン類、オキソ基、アルキル基(および特に低級アルキル)、アシル基、スルホニル基、メルカプト基、アルキルチオ基、アルキルオキシル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、カルボキシル基、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、カルバモイル基、アリールオキシル基、ヘテロアリールオキシル基、アリールチオ基、ヘテロアリールチオ基が含まれる。
【0042】
さらに、本発明の主要な課題による化合物は1つ以上の不斉中心を含むことができ、このため異なるエナンチオマー形で存在することができ、企図された化合物の全てのエナンチオマー形は本明細書において詳細に企図されていると理解すべきである。同様に、企図された化合物が光学活性を示す、および/または立体異性体を有する場合、全ての光学活性および/または異性体形は、本明細書に企図されている。同様に、二重結合がZ−形をE−形から(またはシス−をトランス−から)識別する場合、両方の異性体が企図されている。さらに、本発明の主要な課題による化合物は、同位体標識可能なことも留意されたい。適切な同位体の例は、H、H、13C、14C、15N、18O、17O、18Fまたは36Clである。本発明の主要な課題の特定の同位体標識化合物、例えば14CまたはHが組み込まれている化合物は、薬物および/または基質組織分布アッセイにおいて有用であろう。他方、非放射性同位体(例、Hまたは13C)を用いた置換は、より大きな代謝安定性、例えば増加したin vivo半減期もしくは減少した用量要件の結果として生じる特定の治療上の利点を提供することができるため、状況により好ましい可能性がある。
【0043】
企図された化合物は、企図された化合物中に存在していてよい酸性または塩基性基の塩を特に含む薬学的に許容される塩として調製することができる。例えば、企図された化合物が事実上塩基性である場合、そのような化合物が様々な無機および有機酸とともに広範囲の塩を形成できることに留意されたい。適切な酸は、塩化物、臭化物、ヨウ化物、硝酸鉛、重硫酸塩、リン酸塩、過リン酸塩、イソニコチン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、サリチル酸塩、クエン酸塩、酸性クエン酸塩、酒石酸塩、パントテン酸塩、重酒石酸塩、アスコルビン酸塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、ゲンチシン酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、グルカロン酸塩、サッカラート、ギ酸塩、安息香酸塩、グルタミン酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩およびパモン酸塩[1,1’−メチレン−ビス−(2−ヒドロキシ−3−ナフトエート)]アニオン類を含む薬理学的に許容されるアニオン類を提供することになる。同様に、企図された化合物が事実上酸性である場合、そのような化合物は様々な薬理学的に許容されるカチオン類を用いて塩基塩を形成することができ、特に適切なカチオン類にはアルカリ金属またはアルカリ土類金属イオン(例、ナトリウムおよびカリウムカチオン)が含まれることを留意されたい。
【0044】
さらにまた別の企図された態様では、本明細書に提示した化合物は、プロドラッグとして調製することができ、プロドラッグの全ての公知の方法およびタイプは、そのようなプロドラッグが標的器官、標的細胞および/またはHec1での薬物(または該プロドラッグの代謝産物)の濃度を増加させる限り、本明細書での使用に適切であると考えられる。例えば、企図された化合物が遊離アミノ、アミド、ヒドロキシ、チオまたはカルボキシル基を有する場合、そのような基は該薬物をプロドラッグに変換させる成分と共有的および離脱可能に結合するために使用できることが企図されている。このため、プロドラッグには、特に企図された化合物がまた別の切断可能な成分とエステル、アミドまたはジスルフィド結合を形成するプロドラッグが含まれる。そのような成分は該薬物の器官または細胞特異的送達に役立ち得るため、特に受容体リガンドおよびそれらのアナログ、抗体フラグメントまたは他の高親和性リガンド(K<10M)が含まれる。
【0045】
例えば、カルボキシル基は、アミド、またはエーテル、アミン基および/またはカルボン酸基を含んでよいアルキルエステルを形成するために引き出すことができる。遊離ヒドロキシル基は、D.Fleisher, R.Bong, B.H. Stewart, Advanced Drug Delivery 40 Reviews(1996) 19, 115に概説されているように、ヘミコハク酸エステル、リン酸エステル、ジメチルアミノ酢酸塩およびホスホリルオキシメチルオキシ−カルボニルを使用して引き出すことができる。ヒドロキシルおよびアミノ基のカルバメート系プロドラッグもまた、炭酸塩系プロドラッグおよびヒドロキシル基の硫酸エステルと同様に含まれる。(アシルオキシ)メチルおよび(アシルオキシ)エチルエーテルとしてヒドロキシル基を引き出すこともまた企図されているが(このタイプのプロドラッグは、R.P. Robinson et al., J. Medicinal Chemistry(1996) 39:p.10に記載されている)、このとき該アシル基はアルキルエステル(場合により置換されている)であってよい、または該アシル基はアミノ酸エステルである。
【0046】
さらに別の企図された態様では、本発明の主要な課題による化合物は、さらにまた(プロドラッグまたは非プロドラッグ形の)代謝産物として活性な場合がある、そしてそのような代謝産物は全て本明細書において特に企図されていることを理解されたい。例えば、適切な代謝産物には、水酸化形、酸化形、グルクロン酸化形、硫酸化形などが含まれる。さらに、該代謝産物は最初に投与される形態より活性であり得ることにも留意されたい。
【0047】
<企図された組成物および調製物>
Hec1調節因子としての本化合物の活性に基づき、本発明者らは、本発明の主要な課題による化合物および組成物がHec1機能障害および/または過剰発現に関連する様々な疾患の予防および/または治療のために、そして実際に企図された化合物の投与に肯定的に応答する全ての疾患のために使用可能なことを企図している。本明細書で使用する用語「Hec1の機能障害」は、Hec1が特にNek2機能および紡錘体チェックポイントシグナリングとの関連に関係するため、Hec1におけるあらゆる異常を意味している。そのような異常は、1つ以上の変異(例、結合パートナーとの親和性を増加もしくは減少させる)、一過性もしくは永続的過剰発現(例、不適切もしくは変異したプロモーターにより活性化された)、活性化因子の非可逆性もしくはより緊密な結合、非生理学的分子による不適切な活性化などを原因とすることがある。結果として、特に企図された疾患には、腫瘍性疾患、および特別には癌性腫瘍性疾患(例、乳癌、扁平上皮細胞癌、膀胱癌、胃癌、膵臓癌、頭部癌、頸部癌、食道癌、前立腺癌、結腸直腸癌、肺癌、腎臓癌、婦人科癌または甲状腺癌)が含まれる。非癌性腫瘍性疾患には、皮膚(例、乾癬)または前立腺(例、良性前立腺肥大(BPH))の良性過形成が含まれる。
【0048】
このため、本発明者らは、さらに本明細書に提示した化合物を含む極めて多数の医薬組成物を企図しており、一般には、本発明の主要な課題による化合物を治療有効量の企図された化合物(またはそれらの薬学的に許容される塩、水和物またはプロドラッグ)および薬学的に許容される担体を有する医薬組成物に調製できることが企図されている。
【0049】
本明細書に提示した化合物に対しては、活性、毒性およびその他の薬理学的および薬力学的パラメーターは、数多くの公知のプロトコルを使用して確定することができる。同様に、様々な細胞系における細胞毒性は、MTSアッセイによって確定することができ、他方Hec1−Nek2相互作用の妨害は、共免疫沈降法または酵母ツーハイブリッド系を介して監視することができる。細胞周期分析は、様々な病期集団(例、サブ−G1、G0/G1、Sなど)を監視することによって実施でき、分裂中期の染色体不均衡定量は、当該技術分野において周知の免疫蛍光法を使用して実施することができる。in vivo活性は、様々な動物モデル、特に異種移植片モデルを使用して確定することができる。典型的な結果は、添付の表および正規化したデータに示されている。結果として、本発明者らは、薬学的に許容される担体および本明細書において企図された化合物を含む医薬組成物を企図しているが、このとき該化合物は該組成物が患者に投与された際該患者におけるHec1/Nek2結合を妨害するために有効な濃度で存在する。本発明者らは、さらにまた本発明の主要な課題による数多くの化合物が経口投与された場合生体内利用可能であること、そして経口投与または静脈内(i.v.)投与後、長期間にわたり血清中で検出可能なこともまた見いだした(下記参照)。
【0050】
より好ましくは、企図された化合物は、1つ以上の非毒性の薬学的に許容される担体を用いて調製され、好ましくは経口投与のために固体または液体形で、または非経口注射のために調製される。そこで、本発明の主要な課題による医薬組成物は、ヒトおよびその他の動物へ、経口、経直腸、非経口、腹腔内、経膣または局所的を含む様々な経路を使用して投与できることを理解されたい。
【0051】
例えば、注射のために適切な医薬組成物は、好ましくは薬学的に許容される無菌の水性もしくは非水性の溶液、分散液、エマルジョンもしくは懸濁液、ならびに使用前に無菌注射用液もしくは分散液に復元するための無菌粉末を含んでいる。適切な水性および非水性の担体、希釈剤、溶媒もしくはビヒクルには、水、エタノール、ポリオール類(例、グリセロール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールなど)およびそれらの適切な混合物、油および注射用有機エーテル類(例、オレイン酸エチル)が含まれる。企図された組成物は、保存料、湿潤剤、乳化剤および/または分散剤を含む様々な非活性成分も含有することができる。無菌性は、抗菌剤および/または抗真菌剤(例、パラベン、フェノール、ソルビン酸、クロロブタノールなど)を含めることによって確保することができる。必要に応じて、浸透活性剤(例、糖、塩化ナトリウムなど)を含めることができる。
【0052】
または、企図された組成物は経口投与のための固体剤形に調製することができるので、カプセル剤、錠剤、ピル剤、散剤および顆粒剤であってよい。好ましい固体剤形では、企図された化合物は、薬学的に許容される賦形剤もしくは担体(例、クエン酸ナトリウムもしくはリン酸二カルシウム)、充填剤もしくは増量剤(例、デンプン、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトールもしくはケイ酸)、結合剤(例、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸塩、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、スクロースなど)、保湿剤(例、グリセロール)、崩壊剤(例、寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモもしくはタピオカデンプン、アルギン酸、特定のケイ酸塩もしくは炭酸ナトリウム)、溶解遅延剤(例、パラフィン)、吸収促進剤(例、第4級アンモニウム化合物)、湿潤剤(例、セチルアルコールおよびグリセロールモノステアレート)、および吸収剤(例、カオリンもしくはベントナイト粘土)、ならびに潤滑剤(例、タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール類、ラウリル硫酸ナトリウム)の内の少なくとも1つと混合される。
【0053】
類似のタイプの固体組成物もまた、軟質および硬質充填ゼラチンカプセルにおける充填剤として、例えばラクトースもしくは乳糖ならびに高分子量ポリエチレングリコールなどの賦形剤を用いて使用することができる。錠剤、糖衣錠、カプセル剤、ピル剤および顆粒剤の固体剤形は、例えば製薬分野において周知の腸溶性コーティングおよび他のコーティングなどのコーティングおよびシェル剤を用いて調製することができる。企図された組成物は、さらにまた有効成分を消化管の特定部分にのみ、または優先的に、場合により遅延性方法で放出するように調製することができる。使用可能な包埋組成物の例には、ポリマー物質およびワックス類が含まれる。企図された化合物は、さらに必要に応じて上述した賦形剤の1つ以上を備えるマイクロカプセル封入形であってもよい。
【0054】
経口投与のための液体剤形には、薬学的に許容されるエマルジョン、液剤、懸濁剤、シロップ剤およびエリキシル剤が含まれる。活性化合物に加えて、液体剤形は、当該技術分野において一般に使用される不活性希釈剤(例、水、もしくは他の溶媒、可溶化剤)、乳化剤(例、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジメチルホルムアミド)、油類(および特に綿実油、ラッカセイ油、コーン油、胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油およびゴマ油)、グリセロール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリコールおよびソルビタンの脂肪酸エステル類ならびにそれらの混合物を含有することができる。不活性希釈剤の他に、経口組成物は、さらにアジュバント、例えば湿潤剤、乳化剤および懸濁剤、甘味料、矯味剤および香料剤も含むことができる。
【0055】
本発明の主要な課題による化合物は、さらにまた、単層、オリゴ層もしくは多層リポソームであってよいリポソームの形態で投与することもできる。リポソーム形にある企図された組成物は、さらに安定剤、保存料、賦形剤などを含有することができる。リポソーム形成のために好ましい脂質には、天然および合成両方のリン脂質およびホスファチジルコリン類(レシチン類)が含まれる。リポソームの形成方法は、当該技術分野において公知である。例えば、Prescott, Ed., Methods in Cell Biology, Volume XIV, Academic Press, New York, N.Y.(1976), p.33 et seqを参照されたい。
【0056】
本発明の主要な課題による医薬組成物中の企図された化合物の実際的用量レベルは、特定の患者、組成物および投与様式に対する所望の治療応答を達成するために有効である量の企図された化合物を得られるように変動されてよい。そこで、選択された用量レベルは、特定化合物の活性、投与経路、治療対象の状態の重症度および治療を受ける患者の状態および事前病歴を含む様々な因子に左右されることになる。しかし、所望の治療効果を達成するため、および所望の効果が達成されるまで該用量を徐々に増加させるために必要とされるより少ないレベルで該化合物の投与を開始することは当業者の技術の範囲内に含まれる。一般に、1日当たり体重1kg当たり、約0.01mg〜約500mg、より好ましくは約0.5mg〜約50mgの用量レベルの企図された化合物が哺乳動物患者へ経口投与される。必要に応じて、有効1日量は、投与の目的で複数回用量に、例えば1日当たり2〜4回の分離用量に分割することができる。このため、企図された調製物には、特別には経口投与、非経口投与のため、クリーム剤としての投与のため、または点眼剤もしくは他の液体局所用調製物として適合する調製物が含まれる。
【0057】
さらに、予備実験データは、様々なHec1阻害剤が選択された化学療法阻害剤との相乗作用を示すことを証明した。化学療法阻害剤の中では、タキソール、ビンクリスチンおよびビンブラスチンを含む化合物は、相乗作用を示し、さらにチューブリン形成もしくは重合阻害剤ならびにプレチューブリン(pretubulin)阻害剤に関して相乗作用を有すると予想される。そこで、適切な化学療法阻害剤には、特に微小管の形成もしくは分解に干渉する1つ以上の薬物が含まれる。このため、細胞分裂に影響を及ぼすあらゆる薬物およびあらゆる抗代謝産物は、本明細書に企図されたHec1阻害剤と組み合わせると有用であると思われる。対照的に、アントラサイクリン類(例、ドキソルビシン)は、せいぜい相加的作用を有するだけで、Hec1阻害剤との相乗作用を有していないことが証明された。
【0058】
さらに、企図された医薬組成物はさらに追加の医薬活性化合物を含むことができ、詳細には企図された追加の医薬活性化合物には、DNA複製、細胞周期、細胞代謝、血管新生に作用する、またはアポトーシスを誘導することのできる抗腫瘍剤が含まれると理解されたい。さらに適切な活性薬剤には、免疫学的に活性な物質(例、抗炎症剤、免疫抑制剤、ステロイド剤、インターフェロン類(α、βまたはγ)およびそれらのフラグメントならびにTh1および/またはTh2サイトカイン発現を選択的に増加または抑制する分子)が含まれる。さらに他の適切な活性薬剤には、抗菌剤および抗ウイルス剤、代謝を刺激もしくは修飾する薬物、神経学的に活性な薬物および/または鎮痛剤が含まれる。当然ながら、追加の医薬的活性化合物を同一医薬組成物中に含めることができる、または別個に投与できる、そして当業者であれば、該追加の医薬的活性化合物の適切な併用投与のためのスケジュールおよび経路を容易に決定できることを理解されたい。
【実施例】
【0059】
<4−アリール−2−アミドチアゾールの代表的合成>
企図された4−アリール−2−アミドチアゾール化合物は、多数の合成経路によって調製でき、以下は典型的指針のためにのみ提供されている。下記のスキームは本明細書に提示した化合物の大部分を調製するために使用可能であるが、他の化合物は、一般スキームへの当業者であれば容易に理解できる小さな変更を必要とすることがある。
【0060】
[化8]
【0061】
上記のスキームは、4−アリール−2−アミノチアゾールEの合成方法を例示している。置換ベンゼン、ピリジンまたは他の複素環式化合物(5−、6−または7−員)を含む構造Aの芳香族化合物をAlClの存在下で塩化アセチルと反応させ、アセチル化アレーン類Bを得る。Bの臭素化はα−Br−アセチル化アレーン類Cを生じさせるため、これをチオウレアと反応させ、C−4位置でアリール置換基を備えるアミノチアゾールDを生成する。このように調製したアミノチアゾールを次に様々な酸と反応させ、最終4−アリール−2−アミドチアゾールEを得る。
【0062】
Arのアセチル化
【0063】
[化9]
【0064】
Arのアセチル化は、上記のスキームに示したように様々な試薬を使用することによって達成することができる。
【0065】
アセチルArの臭素化
【0066】
[化10]
【0067】
適切な臭素化剤には、エーテル、THF、ハロゲン化炭化水素、エステルなどを含む様々な溶媒中のBr、HBr、NBS、TBABr、CuBrなどが含まれる。
【0068】
アミノチアゾールのアミド化
【0069】
[化11]
【0070】
適切なカップリング剤には、CDI、EDC、CDCなどが含まれる。
【0071】
[化12]
【0072】
Xは、典型的にはClもしくはBrである;塩基は、典型的にはEtN、MeN、DIPEA、KCO、NaCO、DMAPなどである。または、4−アリール−2−アミドチアゾールは以下のように調製することができる。
【0073】
[化13]
【0074】
または、カップリングは、以下のように実施することもできる。
【0075】
[化14]
【0076】
CHCl中の4−アリールチアゾール−2−アミン(1.0当量)の溶液にトリエチルアミン(3.0当量)もしくはDMAP(3.0当量)、次に塩化アリールオキシ(1.5当量)もしくは塩酸アリールオキシクロライド(1.5当量)を加えた。この反応混合液を室温で一晩攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、温水を加えた。結果として生じた沈降物を濾過し、真空下で乾燥させ、対応する4−アリール−2−アミドチアゾールを得る。合成の特定の実施例については、下記を参照されたい。
【0077】
[化15]
【0078】
2−ブロモ−1−メシチルエタノン
EtOAc(50mL)中の1−メシチルエタノン(1.02g、6.27mmol)の溶液に臭化銅(II)(CuBr、2.85g、12.8mmol)を加えた。この反応混合液を還流させながら90分間加熱した。この溶液の冷却後、結果として生じた固体を濾過して取り除き、EtOAcを用いて洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、黄色油として粗2−ブロモ−1−メシチルエタノン(1.67g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.87 (2 H, s), 4.27 (2 H, s), 2.31 (3 H, s), 2.22 (6 H, s)。
【0079】
[化16]
【0080】
4−メシチルチアゾール−2−アミン
2−ブロモ−1−メシチルエタノン(2.43g、10.1mmol)およびチオウレア(0.810g、10.6mmol)を95%エタノール(20mL)中に溶解した。この反応混合液を還流させながら2時間加熱した。この溶液を減圧下で濃縮し、残留物を2−プロパノールから再結晶化し、白色固体として所望の4−メシチルチアゾール−2−アミン(2.36g)を得た:1H NMR (500 MHz, CD3OD) δ 7.00 (2 H, s), 6.67 (1 H, s), 2.31(3 H, s), 2.19 (6 H, s)。
【0081】
[化17]
【0082】
4−(p−トリル)チアゾール−2−アミン
95% EtOH(33.5mL)中の2−ブロモ−1−(p−トリル)エタノン(5.00g、23.5mmol)およびチオウレア(1.97g、25.9mmol)の混合液を還流させながら60分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和NaCO水溶液(1.0mL)を加えた。結果として生じた沈降物を濾過し、温水で洗浄した。固体を濾過し、真空下で乾燥させ、白色固体として収率99%で4−(p−トリル)チアゾール−2−アミン(4.40g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.66 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.18 (d, J= 7.5 Hz, 2 H), 6.66 (s, 1 H), 5.25 (bs, 2 H), 2.36 (s, 6 H)。
【0083】
[化18]
【0084】
5−メチル−4−(p−トリル)チアゾール−2−アミン
95% EtOH(43mL)中の2−ブロモ−1−(p−トリル)プロパン−1−オン(6.88g、30.3mmol)およびチオウレア(2.54g、33.4mmol)の混合液を還流させながら60分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和NaCO水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエン中で再結晶化した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、白色固体として収率99%で5−メチル−4−(p−トリル)チアゾール−2−アミン(6.10g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.40 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.23 (d, J= 8.0 Hz, 2 H), 3.18 (bs, 2 H), 2.37 (s, 3 H), 2.35 (s, 3 H)。
【0085】
[化19]
【0086】
2−ブロモ−1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
アセトニトリル(64mL)中の1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.7g、32mmol)の溶液に三臭化テトラブチルアンモニウム(TBABr、15.4g、32.0mmol)を加えた。この反応液を室温で80分間攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を食塩液で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、2−ブロモ−1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(9.14g)を得、それ以上精製せずに次の工程においてそのまま使用した。
【0087】
[化20]
【0088】
4−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン
95% EtOH(48mL)中の2−ブロモ−1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(8.65g、33.6mmol)およびチオウレア(2.56g、33.6mmol)の混合液を還流させながら60分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和NaCO水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエン(50mL)中で再結晶化した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、白色固体として収率66%で4−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン(5.9g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.61(s, 2 H), 6.27(s, 1 H), 4.91 (bs, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 2.15 (s, 6 H)。
【0089】
[化21]
【0090】
2−ブロモ−1−(2,4,6−トリメチルピリジン−3−イル)エタノン臭化水素酸塩
酢酸溶液(10.2mL)中の33% HBr中の1−(2,4,6−トリメチルピリジン−3−イル)エタノン(5.0g、30.6mmol)の溶液に酢酸(10.2mL)中の臭素(1.57mL、30.6mmol)を滴加した。この反応液を70℃で2時間攪拌した。この溶液を室温に冷却し、エーテルで洗浄した。残留物を減圧下で乾燥させ、2−ブロモ−1−(2,4,6−トリメチルピリジン−3−イル)エタノン臭化水素酸塩を得、それ以上精製せずに次の工程においてそのまま使用した。
【0091】
[化22]
【0092】
4−(2,4,6−トリメチルピリジン−3−イル)チアゾール−2−アミン
95% EtOH(39.8mL)中の2−ブロモ−1−(2,4,6−トリメチルピリジン−3−イル)エタノン臭化水素酸塩(9.00g、27.9mmol)およびチオウレア(2.12g、27.9mmol)の混合液を還流させながら120分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和NaCO水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエン中で再結晶化した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、黄色固体として収率62%で4−(2,4,6−トリメチルピリジン−3−イル)チアゾール−2−アミン(3.80g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.87 (s, 1 H), 6.31 (s, 1 H), 5.07 (bs, 2 H), 2.49 (s, 3 H), 2.38 (s, 3 H), 2.14 (s, 3 H)。
【0093】
[化23]
【0094】
2−ブロモ−1−(4−エトキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
アセトニトリル(41.6mL)中の1−(4−エトキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4.00g、20.8mmol)の溶液に三臭化テトラブチルアンモニウム(TBABr、10.0g、20.8mmol)を加えた。この反応液を室温で一晩攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を食塩液で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、2−ブロモ−1−(4−エトキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(6.40g)を得、それ以上精製せずに次の工程においてそのまま使用した。
【0095】
[化24]
【0096】
4−(4−エトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン
95% EtOH(33.5mL)中の2−ブロモ−1−(4−エトキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(6.35g、23.4mmol)およびチオウレア(1.78g、23.4mmol)の混合液を還流させながら60分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和NaCO水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエン(30mL)中で再結晶化した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、白色固体として収率72%で4−(4−エトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン(4.18g)を得た:1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 6.84 (s, 2 H), 6.60 (s, 2 H), 6.27(s, 1 H), 3.99 (q, J = 6.5 Hz, 2 H), 2.06 (s, 6 H), 1.31 (t, J = 6.95 Hz, 3 H)。
【0097】
[化25]
【0098】
4−アセチル−3,5−ジメチルフェニルトリフルオロメタンスルホン酸塩
無水CHCl(20.1mL)中の1−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(3.30g、20.1mmol)、トリエチルアミン(4,07g、40.2mmol)の溶液を0℃に冷却し、その後トリフルオロメタンスルホン酸無水物(4.0mL、24mmol)を滴加した。添加完了後、反応混合液を室温に加温し、1時間攪拌した。この溶液に水を加え、酢酸エチル(60mL)を用いて抽出した。有機層を分離し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し、黄色油として収率85%で4−アセチル−3,5−ジメチルフェニルトリフルオロメタンスルホン酸塩(5.0g)を得た。
【0099】
[化26]
【0100】
1−(3,5−ジメチル−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エタノン
THF(4.0mL)中の4−アセチル−3,5−ジメチルフェニルトリフルオロメタンスルホン酸塩(1.00g、3.38mmol)、KF(0.65g、11mmol)およびフェニルボロン酸(0.49g、4.0mmol)の溶液にトリシクロヘキシルホスフィン(11.4mg、0.04mmol)およびPd(OAc)(7.6mg、0.03mmol)を加えた。この反応混合液を室温で5時間N雰囲気下で攪拌した。この反応混合液を小さなセライトパッドに通して濾過し、ケーキを酢酸エチル(40mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し、1−(3,5−ジメチル−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エタノン(0.68g)を収率90%で得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.56 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.44 (t, J= 7.0 Hz, 2 H), 7.35 (m, 1 H), 7.25 (s, 2 H), 2.52 (s, 3 H), 2.33 (s, 6 H)。
【0101】
[化27]
【0102】
2−ブロモ−1−(3,5−ジメチル−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エタノン
アセトニトリル(16.9mL)中の1−(3.5−ジメチル−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エタノン(1.89g、8.43mmol)の溶液に三臭化テトラブチルアンモニウム(TBABr、4.07g、8.43mmol)を加えた。この反応液を室温で一晩攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を食塩液で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、2−ブロモ−1−(3,5−ジメチル−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エタノン(3.2g)を得、それ以上精製せずに次の工程においてそのまま使用した。
【0103】
[化28]
【0104】
4−(3,5−ジメチル−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)チアゾール−2−アミン
95% EtOH(12.1mL)中の2−ブロモ−1−(3,5−ジメチル−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エタノン(2.56g、8.44mmol)およびチオウレア(0.64g、8.44mmol)の混合液を還流させながら60分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和NaCO水溶液(1.0mL)を加えた。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエン(10mL)中で再結晶化した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、黄色固体として収率28%で4−(3,5−ジメチル−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)チアゾール−2−アミン(0.66g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.60 (d, J = 1 Hz, 2 H), 7.43 (t, J = 7.5 Hz, 1 H), 7.32 (m, 1 H), 7.25 (s, 2 H), 6.34 (s, 1 H), 5.03 (bs, 2 H), 2.24 (s, 6 H)。
【0105】
[化29]
【0106】
1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
無水塩化銅(II)(98.9g、0.74mol)をアセトニトリル(1.02L)中のtert−ブチルニトリル(94.8g、0.83mol)と混合した。この溶液を0℃に冷却し、5分間で1−(4−アミノ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(100g、0.61mol)を緩徐に加えた。添加完了後、反応混合液を室温に加温し、塩酸水溶液(20%、1.0L)中へ注入した。この溶液をEtOAc(800mL)を用いて抽出し、有機層を分離し、HO(1.0L)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。液体を蒸留し、黄色油として収率76%で1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(85.0g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.02 (s, 2 H), 2.45 (s, 3 H), 2.22 (s, 6 H)。
【0107】
[化30]
【0108】
2−ブロモ−1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
アセトニトリル(54.8mL)中の1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.0g、27mmol)の溶液に三臭化テトラブチルアンモニウム(TBABr、13.2g、27.4mmol)を加えた。この反応液を室温で一晩攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を食塩液で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、2−ブロモ−1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(7.2g)を得、それ以上精製せずに次の工程においてそのまま使用した。
【0109】
[化31]
【0110】
4−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン
95% EtOH(35.7mL)中の2−ブロモ−1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(6.54g、25.0mmol)およびチオウレア(1.90g、25.0mmol)の混合液を還流させながら60分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和NaCO水溶液(4.0mL)を加えた。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエン(30mL)中で再結晶化した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、白色固体として収率72%で4−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン(4.30g)を得た:1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.16 (s, 2 H), 6.43 (s, 1 H), 2.10 (s, 6 H)。
【0111】
[化32]
【0112】
N−(4−(2−ブロモアセチル)−3,5−ジメチルフェニル)アセトアミド
アセトニトリル(48.7mL)中のN−(4−アセチル−3,5−ジメチルフェニル)アセトアミド(5.00g、24.4mmol)の溶液に三臭化テトラブチルアンモニウム(TBABr、11.7g、24.4mmol)を加えた。この反応液を室温で一晩攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を食塩液で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、N−(4−(2−ブロモアセチル)−3,5−ジメチルフェニル)アセトアミド(7.00g)を得、それ以上精製せずに次の工程においてそのまま使用した。
【0113】
[化33]
【0114】
N−(4−(2−アミノチアゾール−4−イル)−3,5−ジメチルフェニル)アセトアミド
95% EtOH(36.9mL)中のN−(4−(2−ブロモアセチル)−3,5−ジメチルフェニル)アセトアミド(7.34g、25.8mmol)およびチオウレア(1.97g、25.9mmol)の混合液を還流させながら120分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和NaCO水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエン(50mL)中で再結晶化した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、黄色固体として収率86%でN−(4−(2−アミノチアゾール−4−イル)−3,5−ジメチルフェニル)アセトアミド(5.83g)を得た:1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.80 (s, 1 H), 7.26 (s, 2 H), 6.90 (bs, 2 H), 6.30 (s, 1 H), 2.06 (s, 6 H), 2.02 (s, 3 H)。
【0115】
[化34]
【0116】
2−ブロモ−1−(2,4,6−トリイソプロピルフェニル)エタノン
アセトニトリル(81mL)中の1−(2,4,6−トリイソプロピルフェニル)エタノン(10.0g、65.3mmol)の溶液に三臭化テトラブチルアンモニウム(TBABr、19.6g、40.6mmol)を加えた。この反応液を室温で3時間攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を食塩液で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、2−ブロモ−1−(2,4,6−トリイソプロピルフェニル)エタノン(13.2g)を得、それ以上精製せずに次の工程においてそのまま使用した。
【0117】
[化35]
【0118】
4−(2,4,6−トリイソプロピルフェニル)チアゾール−2−アミン
95% EtOH(60.9mL)中の2−ブロモ−1−(2,4,6−トリイソプロピルフェニル)エタノン(13.9g、42.7mmol)およびチオウレア(3.24g、42.6mmol)の混合液を還流させながら一晩加熱した。この溶液を濃縮し、水(100mL)、飽和NaCO水溶液(10mL)を加え、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を食塩液で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、これをカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し(溶出液:ヘキサン中の33% EtOAc)、白色固体として収率25%で4−(2,4,6−トリイソプロピルフェニル)チアゾール−2−アミン(3.28g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.03 (s, 2 H), 6.22 (s, 1 H), 4.75 (bs, 2 H), 2.89 (m, 1 H), 2.68 (m, 2 H), 1.27-1.14 (m, 18 H)。
【0119】
[化36]
【0120】
1−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェニル)エタノン
トルエン(49.3mL)中の1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4.50g、24.6mmol)、KPO(10.5g、49.3mmol)およびフェノール(2.78g、29.5mmol)の溶液に2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル(221mg、0.74mmol)およびPd(OAc)(233mg、1.04mmol)を加えた。この反応液を100℃で2時間N雰囲気下で加熱した。この溶液を室温に冷却し、小さなセライトパッドに通して濾過した。ケーキを酢酸エチル(50mL)で洗浄し、結合した濾液を減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し、黄色油として収率68%で1−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェニル)エタノンを得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.35 (t, J= 8.0 Hz, 2 H), 7.12 (t, J = 7.5 Hz ,1 H), 7.00 (d, J = 7.5 Hz, 2 H), 6.65 (s, 2 H), 2.48 (s, 3 H), 2.22 (s, 6 H)。
【0121】
[化37]
【0122】
2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェニル)エタノン
アセトニトリル(30mL)中の1−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェニル)エタノン(3.60g、15.0mmol)の溶液に三臭化テトラブチルアンモニウム(TBABr、7.95g、15.0mmol)を加えた。この反応液を室温で一晩攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を食塩液で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェニル)エタノン(4.8g)を得、それ以上精製せずに次の工程においてそのまま使用した。
【0123】
[化38]
【0124】
4−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェニル)チアゾール−2−アミン
95% EtOH(23.2mL)中の2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェニル)エタノン(5.18g、16.2mmol)およびチオウレア(1.24g、16.3mmol)の混合液を還流させながら60分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和NaCO水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエン(30mL)中で再結晶化した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、黄色固体として収率59%で4−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェニル)チアゾール−2−アミン(2.84g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.33 (t, J = 7.5 Hz, 2 H), 7.26 (t, J= 7.5 Hz ,1 H), 7.10 (d, J = 7.3, 2 H), 6.72 (s, 2 H), 6.30 (s, 1 H), 5.18 (bs, 2 H), 2.14 (s, 6 H)。
【0125】
[化39]
【0126】
2−ブロモ−1−(4−イソプロポキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
アセトニトリル(41.7mL)中の1−(4−イソプロポキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4.3g、20.9mmol)の溶液に三臭化テトラブチルアンモニウム(TBABr、11.1g、22.9mmol)を加えた。この反応液を室温で一晩攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を食塩液で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、2−ブロモ−1−(4−イソプロポキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.9g)を得、それ以上精製せずに次の工程においてそのまま使用した。
【0127】
[化40]
【0128】
4−(4−イソプロポキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン
95% EtOH(26mL)中の2−ブロモ−1−(4−イソプロポキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.18g、18.2mmol)およびチオウレア(1.38g、18.2mmol)の混合液を還流させながら60分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和NaCO水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエン(30mL)中で再結晶化した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、黄色固体として収率72.2%で4−(4−イソプロポキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン(3.44g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.60 (s, 2 H), 6.26 (s, 1 H), 4.97 (bs, 2 H), 4.54 (m, 1 H), 2.13 (s, 6 H), 1.32 (d, J = 6.1 Hz, 6 H)。
【0129】
[化41]
【0130】
2−ブロモ−1−(4−(シクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
アセトニトリル(39.6mL)中の1−(4−シクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4.60g、19.8mmol)の溶液に三臭化テトラブチルアンモニウム(TBABr、10.5g、21.8mmol)を加えた。この反応液を室温で一晩攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を食塩液で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、2−ブロモ−1−(4−(シクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(6.2g)を得、それ以上精製せずに次の工程においてそのまま使用した。
【0131】
[化42]
【0132】
4−(4−(シクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン
95% EtOH(28.3mL)中の2−ブロモ−1−(4−(シクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(6.16g、19.8mmol)およびチオウレア(1.51g、19.8mmol)の混合液を還流させながら90分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和NaCO水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエン(30mL)中で再結晶化した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、白色固体として収率73.7%で4−(4−(シクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン(4.2g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.58 (s, 2 H), 6.24(s, 1 H), 4.75 (m, 1 H), 2.13 (s, 6 H), 1.88-1.78 (m, 6 H), 1.62-1.59 (m, 2 H)。
【0133】
[化43]
【0134】
1−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
トルエン(78.2mL)中の1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(10.0g、54,8mmol)、KPO(23.2g、110mmol)および4−メトキシフェノール(8.16g、65.7mmol)の溶液に2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(349mg、0.82mmol)およびPd(OAc)(259mg、1.15mmol)を加えた。この反応液を100℃で5時間N雰囲気下で加熱した。この溶液を室温に冷却し、小さなセライトパッドに通して濾過した。ケーキを酢酸エチル(50mL)で洗浄し、結合した濾液を減圧下で濃縮した。残留物をMeOH中で再結晶化し、白色固体として収率75.0%で1−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(11.1g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.96 (m, 2 H), 6.88 (m, 2 H), 6.57 (s, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 2.46 (s, 3 H), 2.20 (s, 6 H)。
【0135】
[化44]
【0136】
2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
アセトニトリル(28.1mL)中の1−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(3.80g、14.1mmol)の溶液に三臭化テトラブチルアンモニウム(TBABr、7.46g、15.5mmol)を加えた。この反応液を室温で一晩攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を食塩液で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.25g)を得、それ以上精製せずに次の工程においてそのまま使用した。
【0137】
[化45]
【0138】
4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン
95% EtOH(20.0mL)中の2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4.90g、14.0mmol)およびチオウレア(1.07g、14.1mmol)の混合液を還流させながら100分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和NaCO水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエン中で再結晶化した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、黄色固体として収率68%で4−(4−(4−(メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン(3.10g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.98 (m, 2 H), 6.88 (m, 2 H), 6.64 (s, 2 H), 6.27 (s, 1 H), 5.40 (bs, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 2.13 (s, 6 H)。
【0139】
[化46]
【0140】
1−(4−(4−フルオロフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
トルエン(49.3mL)中の1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4.50g、24.6mmol)、KPO(10.5g、49.3mmol)および4−フルオロフェノール(3.31g、29.5mmol)の溶液に2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(314mg、0.74mmol)およびPd(OAc)(233mg、1.04mmol)を加えた。この反応液を100℃で一晩N雰囲気下で加熱した。この溶液を室温に冷却し、小さなセライトパッドに通して濾過した。ケーキを酢酸エチル(100mL)で洗浄し、結合した濾液を減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し、黄色油として収率68%で1−(4−(4−フルオロフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4.40g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.03 (m, 2 H), 6.98 (m, 2 H), 6.60 (s, 2 H), 2.47 (s, 3 H), 2.22 (s, 6 H)。
【0141】
[化47]
【0142】
2−ブロモ−1−(4−(4−フルオロフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
アセトニトリル(34.1mL)中の1−(4−(4−フルオロフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4.40g、17.0mmol)の溶液に三臭化テトラブチルアンモニウム(TBABr、9.04g、18.8mmol)を加えた。この反応液を室温で一晩攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を食塩液で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、2−ブロモ−1−(4−(4−フルオロフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.8g)を得、それ以上精製せずに次の工程においてそのまま使用した。
【0143】
[化48]
【0144】
4−(4−(4−フルオロフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン
95% EtOH(24.3mL)中の2−ブロモ−1−(4−(4−フルオロフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.74g、17.0mmol)およびチオウレア(1.30g、17.1mmol)の混合液を還流させながら60分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和NaCO水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエン中で再結晶化した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、黄色固体として収率84%で4−(4−(4−フルオロフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン(4.50g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.05-6.97 (m, 4 H), 6.66 (s, 2 H), 6.28 (s, 1 H), 5.95 (bs, 2 H), 2.14 (s, 6 H)。
【0145】
[化49]
【0146】
2−ブロモ−1−(4−イソブトキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
アセトニトリル(39mL)中の1−(4−イソブトキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4.3g、19.5mmol)の溶液に三臭化テトラブチルアンモニウム(TBABr、9.41g、19.5mmol)を加えた。この反応液を室温で一晩攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を食塩液で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、1−(4−イソブトキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(6.1g)を得、それ以上精製せずに次の工程においてそのまま使用した。
【0147】
[化50]
【0148】
4−(4−イソブトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン
95% EtOH(28mL)中の2−ブロモ−1−(4−イソブトキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.84g、19.5mmol)およびチオウレア(1.49g、19.6mmol)の混合液を還流させながら60分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和NaCO水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエン(30mL)中で再結晶化した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、白色固体として収率82%で4−(4−イソブトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン(4.4g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.61 (s, 2 H), 6.24 (s, 1 H), 3.70 (d, J = 6.5 Hz, 2 H), 2.15 (s, 6 H), 2.07 (m, 1 H), 1.01 (d, J = 6.7 Hz, 6 H)。
【0149】
[化51]
【0150】
1−(4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
トルエン(54.8mL)中の1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.0g、27.4mmol)、KPO(11.6g、54.7mmol)、セサモール(4.54g、32.9mmol)の溶液に2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(349mg、0.82mmol)およびPd(OAc)(259mg、1.15mmol)を加えた。この反応液を100℃で一晩N雰囲気下で加熱した。この溶液を室温に冷却し、小さなセライトパッドに通して濾過した。ケーキを酢酸エチル(50mL)で洗浄し、結合した濾液を減圧下で濃縮した。残留物をMeOH中で再結晶化し、白色固体として収率62%で1−(4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4.80g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.77 (d, J= 8.5 Hz, 1 H), 6.59 (s, 2 H), 6.56 (s, 1 H), 6.48 (m, 1 H), 5.98 (s, 2 H), 2.46 (s, 3 H), 2.21 (s, 6 H)。
【0151】
[化52]
【0152】
1−(4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2−ブロモエタノン
アセトニトリル(33.8mL)中の1−(4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4.80g、16.9mmol)の溶液に三臭化テトラブチルアンモニウム(TBABr、8.14g、16.9mmol)を加えた。この反応液を室温で一晩攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を食塩液で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、1−(4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2−ブロモエタノン(6.70g)を得、それ以上精製せずに次の工程においてそのまま使用した。
【0153】
[化53]
【0154】
4−(4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン
95% EtOH(24.1mL)中の1−(4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2−ブロモエタノン(6.13g、16.9mmol)およびチオウレア(1.29g、16.9mmol)の混合液を還流させながら90分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和NaCO水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエン中で再結晶化した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、黄色固体として収率96%で4−(4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン(5.50g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.75 (d, J= 8.5 Hz, 1 H), 6.66 (s, 2 H), 6.58 (m, 1 H), 6.49 (m, 1 H), 6.28 (s, 1 H), 5.98 (s, 2 H), 5.05 (bs, 2 H), 2.13 (s, 6 H)。
【0155】
[化54]
【0156】
1−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
トルエン(54.8mL)中の1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.0g、27.4mmol)、KPO(11.6g、54.7mmol)、3,5−ジメチルフェノール(4.01g、32.8mmol)の溶液に2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(349mg、0.82mmol)、Pd(OAc)(259mg、1.15mmol)を加えた。この反応液を100℃で一晩N雰囲気下で加熱した。この溶液を室温に冷却し、小さなセライトパッドに通して濾過した。ケーキを酢酸エチル(50mL)で洗浄し、結合した濾液を減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し、黄色固体として収率86%で1−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(6.3g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.76 (s, 1 H), 6.63 (s, 2 H), 6.62 (s, 2 H), 2.48 (s, 3 H), 2.29 (s, 6 H), 2.22 (s, 6 H)。
【0157】
[化55]
【0158】
2−ブロモ−1−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
アセトニトリル(47.0mL)中の1−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(6.30g、23.5mmol)の溶液に三臭化テトラブチルアンモニウム(TBABr、11.9g、24.7mmol)を加えた。この反応液を室温で一晩攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を食塩液で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、2−ブロモ−1−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(8.3g)を得、それ以上精製せずに次の工程においてそのまま使用した。
【0159】
[化56]
【0160】
4−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン
95% EtOH(33.5mL)中の2−ブロモ−1−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(8.15g、23.5mmol)およびチオウレア(1.79g、23.5mmol)の混合液を還流させながら120分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和NaCO水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエン中で再結晶化した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、黄色固体として収率59%で4−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン(4.50g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.76 (s, 1 H), 6.68 (s, 2 H), 6.64 (s, 2 H), 6.26 (s, 1 H), 2.29 (s, 6 H), 2.16 (s, 6 H)。
【0161】
[化57]
【0162】
1−(4−(3−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
トルエン(54.8mL)中の1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.00g、27.4mmol)、KPO(11.6g、54.7mmol)および3−メトキシフェノール(4.08g、32.9mmol)の溶液に2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(349mg、0.82mmol)およびPd(OAc)(259mg、1.15mmol)を加えた。この反応液を100℃で一晩N雰囲気下で加熱した。この溶液を室温に冷却し、小さなセライトパッドに通して濾過した。ケーキを酢酸エチル(50mL)で洗浄し、結合した濾液を減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し、黄色油として収率73%で1−(4−(3−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノンを得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.24 (m, 1 H), 6.68-6.66 (m, 3 H), 6.57-6.56 (m, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 2.48 (s, 3 H), 2.22 (s, 6 H)。
【0163】
[化58]
【0164】
2−ブロモ−1−(4−(3−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
アセトニトリル(40.0mL)中の1−(4−(3−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.40g、20.0mmol)の溶液に三臭化テトラブチルアンモニウム(TBABr、10.1g、21.0mmol)を加えた。この反応液を室温で一晩攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を食塩液で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、2−ブロモ−1−(4−(3−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(7.00g)を得、それ以上精製せずに次の工程においてそのまま使用した。
【0165】
[化59]
【0166】
4−(4−(3−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン
95% EtOH(28.5mL)中の2−ブロモ−1−(4−(3−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(6.98g、20.0mmol)およびチオウレア(1.52g、20.0mmol)の混合液を還流させながら5時間加熱した。この溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和NaCO水溶液(1.0mL)を加え、酢酸エチル(100mL)を用いて抽出した。有機層を食塩液で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、濃褐色油として4−(4−(3−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン(4.30g)を得、それ以上精製せずに次の工程においてそのまま使用した。
【0167】
[化60]
【0168】
1−(2,6−ジメチル−4−(4−(トリフルオロメチル)フェノキシ)フェニル)エタノン
トルエン(60.9mL)中の1−クロロ−4−(トリフルオロメチル)ベンゼン(6.60g、36,6mmol)、KPO(12.9g、60.9mmol)、1−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.00g、30.5mmol)の溶液に2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(388mg、0.91mmol)およびPd(OAc)(288mg、1.28mmol)を加えた。この反応液を100℃で120分間N雰囲気下で加熱した。この溶液を室温に冷却し、小さなセライトパッドに通して濾過した。ケーキを酢酸エチル(50mL)で洗浄し、結合した濾液を減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し、黄色油として収率19%で1−(2,6−ジメチル−4−(4−トリフルオロメチル)フェノキシ)フェニル)エタノン(1.8g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.58 (d, J= 8.5 Hz, 2 H), 7.04 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 6.70 (s, 2 H), 2.50 (s, 3 H), 2.25 (s, 6 H)。
【0169】
[化61]
【0170】
2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(4−(トリフルオロメチル)フェノキシ)フェニル)エタノン
アセトニトリル(11.7mL)中の1−(2,6−ジメチル−4−(4−(トリフルオロメチル)フェノキシ)フェニル)エタノン(1.80g、5.84mmol)の溶液に三臭化テトラブチルアンモニウム(TBABr、2.82g、5.84mmol)を加えた。この反応液を室温で一晩攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を食塩液で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(4−(トリフルオロメチル)フェノキシ)フェニル)エタノン(2.16g)を得、それ以上精製せずに次の工程においてそのまま使用した。
【0171】
[化62]
【0172】
4−(2,6−ジメチル−4−(4−(トリフルオロメチル)フェノキシ)フェニル)チアゾール−2−アミン
95% EtOH(8.1mL)中の2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(4−トリフルオロメチル)フェノキシ)フェニル)エタノン(2.20g、5.68mmol)およびチオウレア(0.43g、5.68mmol)の混合液を還流させながら60分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和NaCO水溶液(1.0mL)を加えた。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエン中で再結晶化した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、黄色固体として収率63%で4−(2,6−ジメチル−4−(4−(トリフルオロメチル)フェノキシ)フェニル)チアゾール−2−アミン(1.30g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.56 (d, J= 8.5 Hz, 2 H), 7.05 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 6.76 (s, 2 H), 6.32 (s, 1 H), 5.03 (s, 2 H), 2.17 (s, 6 H)。
【0173】
[化63]
【0174】
1−(4−(4−エチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
トルエン(54.8mL)中の1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.0g、27.4mmol)、KPO(11.6g、54.7mmol)および4−エチルフェノール(4.01g、32.8mmol)の溶液に2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(349mg、0.82mmol)およびPd(OAc)(259mg、1.15mmol)を加えた。この反応液を100℃で一晩N雰囲気下で加熱した。この溶液を室温に冷却し、小さなセライトパッドに通して濾過した。ケーキを酢酸エチル(50mL)で洗浄し、結合した濾液を減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し、黄色油として収率82%で1−(4−(4−エチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(6.0g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.17 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 6.93 (d, J= 8.5 Hz, 2 H), 6.63 (s, 2 H), 2.64 (q, J= 7.5 Hz, 2 H), 2.47 (s, 3 H), 2.21 (s, 6 H), 1.25 (t, J = 7.5 Hz, 3 H)。
【0175】
[化64]
【0176】
2−ブロモ−1−(4−(4−エチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
アセトニトリル(44.7mL)中の1−(4−(4−エチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(6.00g、22.4mmol)の溶液に三臭化テトラブチルアンモニウム(TBABr、10.8g、22.4mmol)を加えた。この反応液を室温で一晩攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を食塩液で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、2−ブロモ−1−(4−(4−エチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(8.2g)を得、それ以上精製せずに次の工程においてそのまま使用した。
【0177】
[化65]
【0178】
4−(4−(4−エチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン
95% EtOH(31.7mL)中の2−ブロモ−1−(4−(4−エチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(7.70g、22.2mmol)およびチオウレア(1.69g、22.2mmol)の混合液を還流させながら180分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和NaCO水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエン中で再結晶化した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、黄色固体として収率88%で4−(4−(4−エチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン(6.30g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.18 (d, J = 7.5 Hz, 2 H), 6.95 (d, J= 8.5, 2 H), 6.71 (s, 2 H), 6.29 (s, 1 H), 5.45 (bs, 2 H), 2.64 (q, J = 7.5 Hz, 2 H), 2.14 (s, 6 H), 1.25 (t, J = 8.0 Hz, 3 H)。
【0179】
[化66]
【0180】
2−ブロモ−1−(3,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン
1−(3,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン(5.0g、26.9mmol、1.0当量)を含有するCHCN溶液(56mL)にTBABr(12.95g、26.9mmol、1.0当量)を加えた。この反応混合液を室温で16時間攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)中に再溶解した。この溶液を飽和NaHCO水溶液(30mL)で洗浄し、MgSOに通して乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し(溶離剤としてヘキサン中の2.0% EtOAc)、白色固体として収率71%で2−ブロモ−1−(3,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン(5.05g、19.0mmol)を得た:1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 7.76-7.81 (m, 2 H), 4.91 (s, 2 H), 4.07 (s, 3 H)。
【0181】
[化67]
【0182】
4−(3,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール−2−アミン
EtOH(20.0mL)中に2−ブロモ−1−(3,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン(2.0g、7.5mmol、1.0当量)およびチオウレア(0.57g、7.5mmol、1.0当量)を含有する反応混合液を還流させながら3時間加熱した。残留物を飽和NaHCO水溶液(20mL)で塩基性化し、EtOAc(3×30mL)を用いて抽出した。有機層を分離し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。結果として生じた固体をヘキサンで洗浄し、白色固体として収率84%で4−(3,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール−2−アミン(1.54g、6.4mmol)を得た:1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 7.49-7.54 (m, 2 H), 7.12-7.14 (m, 3 H), 3.92 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 243.0 (M + H)+
【0183】
[化68]
【0184】
1−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン
CHCl(50.0mL)中の塩化アルミニウム(10.0g、69.4mmol、5.0当量)および塩化アセチル(2.0mL、28mmol、2.0当量)の混合液を0℃で30分間攪拌した。この反応混合液にCHCl(10.0mL)中の1,3−ジフルオロ−5−メトキシ−ベンゼン(2.0g、13.9mmol、1.0当量)を緩徐に加え、結果として生じた溶液を室温でさらに2時間攪拌した。この溶液を飽和NaHCO水溶液(20mL)でpH8〜9へ塩基性化した。有機層を分離し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し(溶離剤としてヘキサン中の15% EtOAc)、黄色固体として収率58%で1−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン(1.5g、8.1mmol)を得た:1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 6.46-6.48 (m, 2 H), 3.83 (s, 3 H), 2.56 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 187.0 (M + H)+ 。
【0185】
[化69]
【0186】
2−ブロモ−1−(2,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン
1−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン(1.5g、8.1mmol、1.0当量)を含有するCHCN溶液(20mL)にTBABr(3.88g、8.1mmol、1.0当量)を加えた。この反応混合液を室温で16時間攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)中に再溶解した。この溶液を飽和NaHCO水溶液(30mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し(溶離剤としてヘキサン中の2.0% EtOAc)、黄色油として収率84%で2−ブロモ−1−(2,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン(5.05g、19.1mmol)を得た:1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 6.50-6.52 (m, 2 H), 4.34 (s, 2 H), 3.85 (s, 3 H)。
【0187】
[化70]
【0188】
4−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール−2−アミン
EtOH(15.0mL)中に2−ブロモ−1−(2,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン(1.5g、5.7mmol、1.0当量)およびチオウレア(430.8mg、5.7mmol、1.0当量)を含有する反応混合液を還流させながら6時間加熱した。残留物を飽和NaHCO水溶液(20mL)で塩基性化し、EtOAc(3×30mL)を用いて抽出した。有機層を分離し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し(溶離剤としてヘキサン中の3.0% EtOAc)、白色固体として収率68%で4−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシ−フェニル)−チアゾール−2−アミン(928.6mg、3.8mmol)を得た:1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 6.68 (s, 1 H), 6.50-6.52 (m, 2 H), 5.07 (brs, 2 H), 3.81 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 243.7 (M + H)+ 。
【0189】
[化71]
【0190】
1−(4−(2−ヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
50% NaOH水溶液(5.0mL)中の1−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(500mg、3.1mmol、1.0当量)および2−メチルオキシラン(0.22mL、3.1mmol、1.0当量)を装填した圧力ガラス容器を140℃で4時間攪拌した。この混合液をHO(20mL)で希釈し、EtOAcを用いて抽出した。有機層を収集し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し(溶離剤としてヘキサン中の30% EtOAc)、黄色油として収率66%で1−(4−(2−ヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(445.9mg、2.1mmol)を得た:1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 6.57 (s, 2 H), 4.10-4.20 (brs, 1 H), 3.90-3.93 (m, 2 H), 3.75-3.79 (m, 1 H), 2.45 (s, 3 H), 2.23 (s, 6 H), 1.25-1.28 (m, 3 H); ESI-MS: m/z 223.4 (M + H)+
【0191】
[化72]
【0192】
2−ブロモ−1−(4−(2−ヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
1−(4−(2−ヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(445.9mg、2.0mmol、1.0当量)を含有するCHCN溶液(6.0mL)にTBABr(967.3mg、2.0mmol、1.0当量)を加えた。この反応混合液を室温で16時間攪拌した。この溶媒を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)中に再溶解した。この溶液を飽和NaHCO水溶液(30mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。2−ブロモ−1−(4−(2−ヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(547.8mg、1.8mmol)を褐色油として収率91%で得た:1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 6.60 (s, 2 H), 4.25 (s, 2 H), 4.10-4.20 (brs, 1 H), 3.91-3.94 (m, 2 H), 3.79-3.80 (s, 1 H), 2.24 (s, 6 H), 1.27-1.29 (m, 3 H)。
【0193】
[化73]
【0194】
1−(4−(2−アミノチアゾール−4−イル)−3,5−ジメチルフェノキシ)プロパン−2−オール
EtOH(3.0mL)中に2−ブロモ−1−(2,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン(547.8mg、1.8mmol、1.0当量)およびチオウレア(138.5mg、1.8mmol、1.0当量)を含有する反応混合液を還流させながら16時間加熱した。この溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(30mL)中に再溶解した。この溶液を飽和NaHCO(水溶液30mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し(溶離剤としてヘキサン中の30% EtOAc)、黄色油として収率66%で1−(4−(2−アミノチアゾール−4−イル)−3,5−ジメチルフェノキシ)プロパン−2−オール(332.5mg、1.2mmol)を得た:1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 6.62 (s, 2 H), 6.26 (s, 1 H), 4.95 (brs, 2 H), 4.10-4.20 (brs, 1 H), 3.91-3.94(m, 2 H), 3.75-3.79 (m, 1 H), 2.15 (s, 6 H), 1.26-1.28 (m, 3 H); ESI-MS: m/z 279.7 (M + H)+
【0195】
[化74]
【0196】
1−(4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
50% NaOH水溶液(20.0mL)中の1−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(2.00g、12.2mmol、1.0当量)および3−クロロプロパン−1,2−ジオール(1.02mL、12.2mmol、1.0当量)を装填した圧力ガラス容器を140℃で16時間加熱した。この混合液をHO(20mL)で希釈し、EtOAcを用いて抽出した。有機層を収集し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し(溶離剤としてヘキサン中の30% EtOAc)、黄色油として収率57%で1−(4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.66g、7.0mmol)を得た:1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 6.57 (s, 2 H), 4.10-4.11 (m, 1 H), 4.08-4.09 (m, 2 H), 4.01-4.02 (m, 1 H), 3.74-3.75 (m, 1 H), 2.58-2.59 (brs, 1 H), 2.45 (s, 3 H), 2.23 (s, 6 H), 2.05-2.10 (brs, 1 H); ESI-MS: m/z 239.9 (M + H)+
【0197】
[化75]
【0198】
2−ブロモ−1−(4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
1−(4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.0g、4.2mmol、1.0当量)を含有するCHCN溶液(10.0mL)にTBABr(2.04g、4.2mmol、1.0当量)を加えた。この反応混合液を室温で16時間攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)中に再溶解した。この溶液を飽和NaHCO水溶液(30mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。2−ブロモ−1−(4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(741.9mg、2.3mmol)を黄色油として収率56%で得た:1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 6.60 (s, 2 H), 4.25 (s, 2 H), 4.10-4.11 (m, 1 H), 4.03-4.04 (m, 2 H), 3.82-3.85 (m, 1 H), 3.75-3.76 (m, 1 H), 2.24 (s, 6 H)。
【0199】
[化76]
【0200】
3−(4−(2−アミノチアゾール−4−イル)−3,5−ジメチルフェノキシ)プロパン−1,2−ジオール
EtOH(10.0mL)中に2−ブロモ−1−(4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(741.9mg、2.3mmol、1.0当量)およびチオウレア(178.1mg、2.3mmol、1.0当量)を含有する反応混合液を還流させながら16時間加熱した。この溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(30mL)中に再溶解した。この溶液を飽和NaHCO水溶液(30mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し(溶離剤としてヘキサン中の30.0% EtOAc)、黄色固体として収率>99%で3−(4−(2−アミノチアゾール−4−イル)−3,5−ジメチルフェノキシ)プロパン−1,2−ジオール(694.1mg、2.4mmol)を得た:1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 6.76 (s, 2 H), 5.31-5.32 (m, 1 H), 3.99-4.00 (m, 1 H), 3.79-3.87 (m, 1H), 3.78-3.79 (m, 1 H), 3.43-3.44 (m, 2 H), 3.37 (brs, 2 H), 2.15 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 295.6 (M + H)+
【0201】
[化77]
【0202】
1−(4−(2−メトキシエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
50% NaOH水溶液(5.0mL)中の1−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(500mg、3.1mmol、1.0当量)および1−クロロ−2−メトキシエタン(0.28mL、3.1mmol、1.0当量)を装填した圧力ガラス容器を140℃で16時間加熱した。残留物をHO(20mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)を用いて抽出した。有機相を分離し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、黄色油として収率64%で1−(4−(2−メトキシエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(430.9mg、1.9mmol)を得た:1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 6.58 (s, 2 H), 4.09-4.10 (m, 2 H), 3.72-3.74 (m, 2 H), 3.44 (s, 3 H), 2.45 (s, 3 H), 2.23 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 223.6 (M + H)+
【0203】
[化78]
【0204】
2−ブロモ−1−(4−(2−メトキシエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
1−(4−(2−メトキシエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(400mg、1.8mmol、1.0当量)を含有するCHCN溶液(6.0mL)にTBABr(867.7mg、1.8mmol、1.0当量)を加えた。この反応混合液を室温で16時間攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)中に再溶解した。この溶液を飽和NaHCO水溶液(30mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。2−ブロモ−1−(4−(2−メトキシエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(322.9mg、1.1mmol)を黄色固体として収率60%で得た:1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 6.61 (s, 2 H), 4.25 (s, 2 H), 4.09-4.11 (m, 2 H), 3.73-3.75 (m, 2 H), 3.45 (s, 3 H), 2.24 (s, 6 H)。
【0205】
[化79]
【0206】
4−(4−(2−メトキシエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン
EtOH(3.0mL)中に2−ブロモ−1−(4−(2−メトキシエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(322.9mg、1.1mmol、1.0当量)およびチオウレア(81.61mg、1.1mmol、1.0当量)を含有する反応混合液を還流させながら16時間加熱した。この溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(20mL)中に再溶解した。この溶液を飽和NaHCO水溶液(30mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し(溶離剤としてヘキサン中の30% EtOAc)、黄色固体として収率94%で4−(4−(2−メトキシエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン(281.0mg、1.0mmol)を得た:1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 6.76 (s, 2 H), 5.31-5.33 (m, 1 H), 4.09-4.11 (m, 2 H), 3.64-3.65 (m, 2 H), 3.30 (s, 3 H), 2.12 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 279.7 (M + H)+
【0207】
[化80]
【0208】
1−(4−(3−メトキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
50% NaOH水溶液(10.0mL)中の1−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(800mg、4.9mmol、1.0当量)および1−クロロ−3−メトキシプロパン(528.97mg、4.9mmol、1.0当量)を装填した圧力ガラス容器を140℃で16時間攪拌した。残留物をHO(20mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)を用いて抽出した。有機相を分離し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、黄色油として収率86%で1−(4−(3−メトキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(987.8mg、4.2mmol)を得た:1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 6.56 (s, 2 H), 4.02-4.04 (m, 2 H), 3.53-3.55 (m, 2 H), 3.36 (s, 3 H), 2.45 (s, 3 H), 2.23 (s, 6 H), 2.02-2.04 (m, 3H); ESI-MS: m/z 237.7 (M + H)+
【0209】
[化81]
【0210】
2−ブロモ−1−(4−(3−メトキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
1−(4−(3−メトキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(987.8mg、4.2mmol、1.0当量)を含有するCHCN溶液(15.0mL)にTBABr(2.02g、4.2mmol、1.0当量)を加えた。この反応混合液を室温で16時間攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)中に再溶解した。この溶液を飽和NaHCO水溶液(30mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。2−ブロモ−1−(4−(3−メトキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.23g、3.9mmol)を黄色油として収率93%で得た:1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 6.58 (s, 2 H), 4.24-4.35 (m, 2 H), 4.03-4.05 (m, 2 H), 3.53-3.55 (m, 2 H), 3.35 (s, 3 H), 2.24 (s, 6 H), 2.01-2.06 (m, 2 H) 。
【0211】
[化82]
【0212】
4−(4−(3−メトキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン
EtOH(10.0mL)中に2−ブロモ−1−(4−(3−メトキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(500.0mg、1.6mmol、1.0当量)およびチオウレア(126.8mg、1.6mmol、1.0当量)を含有する反応混合液を還流させながら16時間加熱した。この溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)中に再溶解した。この溶液を飽和NaHCO水溶液(30mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し(溶離剤としてヘキサン中の30% EtOAc)、黄色固体として収率71%で4−(4−(3−メトキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン(328.9mg、1.1mmol)を得た:1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 9.35 (brs, 1 H), 9.00 (brs, 1 H), 6.64 (s, 2 H), 6.22 (s, 1 H), 4.04-4.05 (m, 2 H), 3.54-3.56 (m, 2 H), 3.37 (s, 3 H), 2.19 (s, 6 H), 2.03-2.06 (m, 2 H); ESI-MS m/z 293.8 (M + H)+
【0213】
[化83]
【0214】
1−(2,6−ジメチル−4−(フェニルチオ)フェニル)エタノン
DMF(4.4mL)およびHO(1.1mL)中の1−(4−ヨード−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.5g、5.5mmol、1.0当量)、ベンゼンチオール(0.60mL、8.2mmol、1.5当量)、酸化銅(I)(39.2mg、0.3mmol、0.05当量)および水酸化カリウム(614.1mg、11.0mmol、2.0当量)の混合液を還流させながら20時間加熱した。この混合液をHO(10mL)でクエンチし、エーテル(2×20mL)を用いて抽出した。有機層を収集し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し(溶離剤としてヘキサン中の3.0% EtOAc)、黄色油として収率66%で1−(2,6−ジメチル−4−(フェニルチオ)フェニル)エタノン(931mg、3.6mmol)を得た:1H NMR (CD3OD, 500 MHz) δ 7.34-7.35 (m, 5 H), 6.97 (s, 2 H), 2.46 (s, 3 H), 2.17 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 257.0 (M + H)+
【0215】
[化84]
【0216】
2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(フェニルチオ)フェニル)エタノン
1−(2,6−ジメチル−4−(フェニルチオ)フェニル)エタノン(816.3mg、3.2mmol、1.0当量)を含有するCHCN溶液(15.0mL)にTBABr(1.54g、3.2mmol、1.0当量)を加えた。この反応混合液を室温で16時間攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)中に再溶解した。この溶液を飽和NaHCO水溶液(30mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し(溶離剤としてヘキサン中の3.0% EtOAc)、黄色油として収率55%で2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(フェニルチオ)フェニル)エタノン(591.7mg、1.6mmol)を得た:1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 7.36-7.42 (m, 5 H), 7.01 (s, 2 H), 4.75 (s, 2 H), 2.13 (s, 6 H) 。
【0217】
[化85]
【0218】
4−(2,6−ジメチル−4−(フェニルチオ)フェニル)チアゾール−2−アミン
EtOH(15.0mL)中に2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(フェニルチオ)フェニル)エタノン(591.7mg、1.8mmol、1.0当量)およびチオウレア(134.3mg、1.8mmol、1.0当量)を含有する反応混合液を還流させながら16時間加熱した。この溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)中に再溶解した。この溶液を飽和NaHCO水溶液(30mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し(溶離剤としてヘキサン中の5.0% EtOAc)、黄色固体として収率88%で4−(2,6−ジメチル−4−(フェニルチオ)フェニル)チアゾール−2−アミン(483.7mg、1.6mmol)を得た:1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 7.33-7.38 (m, 2 H), 7.29-7.33 (m, 3 H), 7.06 (brs, 2 H), 6.89 (s, 2 H), 6.38 (s, 1 H), 2.07 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 313.8 (M + H)+
【0219】
[化86]
【0220】
1−(2,6−ジメチル−4−(p−トリルチオ)フェニル)エタノン
DMF(4.4mL)およびHO(1.1mL)中の1−(4−ヨード−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.5g、5.5mmol、1.0当量)、4−メチルベンゼンチオール(1.02g、8.2mmol、1.5当量)、酸化銅(I)(39.2mg、0.3mmol、0.05当量)および水酸化カリウム(614.1mg、11.0mmol、2.0当量)の混合液を還流させながら20時間加熱した。この混合液をHO(10mL)でクエンチし、エーテル(2×20mL)を用いて抽出した。有機層を収集し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し(溶離剤としてヘキサン中の3.0% EtOAc)、黄色油として収率79%で1−(2,6−ジメチル−4−(p−トリルチオ)フェニル)エタノン(1.16g、4.3mmol)を得た:1H NMR (CD3OD, 500 MHz) δ 7.29 (d, J= 8.0 Hz, 2 H), 7.20 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 6.88 (s, 2 H), 2.45 (s, 3 H), 2.35 (s, 3 H), 2.15 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 271.8 (M + H)+
【0221】
[化87]
【0222】
2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(p−トリルチオ)フェニル)エタノン
1−(2,6−ジメチル−4−(p−トリルチオ)フェニル)エタノン(1.0g、3.7mmol、1.0当量)を含有するCHCN溶液(20.0mL)にTBABr(1.79g、3.7mmol、1.0当量)を加えた。この反応混合液を室温で16時間攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)中に再溶解した。この溶液を飽和NaHCO水溶液(30mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し(溶離剤としてヘキサン中の3.0% EtOAc)、黄色油として収率31%で2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(p−トリルチオ)フェニル)エタノン(394.8mg、1.1mmol)を得た:1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 7.33 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.25 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 6.92 (s, 2 H), 4.76 (s, 2 H), 2.32 (s, 3 H), 2.11 (s, 6 H) 。
【0223】
[化88]
【0224】
4−(2,6−ジメチル−4−(p−トリルチオ)フェニル)チアゾール−2−アミン
EtOH(10.0mL)中に2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(p−トリルチオ)フェニル)エタノン(394.8mg、1.1mmol、1.0当量)およびチオウレア(86.04mg、1.1mmol、1.0当量)を含有する反応混合液を還流させながら16時間加熱した。この溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)中に再溶解した。この溶液を飽和NaHCO水溶液(30mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し(溶離剤としてヘキサン中の5.0% EtOAc)、黄色固体として収率>99%で4−(2,6−ジメチル−4−(p−トリルチオ)フェニル)チアゾール−2−アミン(371.9mg、1.1mmol)を得た:1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 7.27 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.21 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 6.97 (s, 2 H), 6.87 (s, 2 H), 6.36 (s, 1 H), 2.30 (s, 3 H), 2.05 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 327.0 (M + H)+
【0225】
[化89]
【0226】
1−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
DMF(4.4mL)およびHO(1.1mL)中の1−(4−ヨード−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.5g、5.5mmol、1.0当量)、4−メトキシベンゼンチオール(1.01g、8.2mmol、1.5当量)、酸化銅(I)(39.2mg、0.3mmol、0.05当量)および水酸化カリウム(614.1mg、11.0mmol、2.0当量)の混合液を還流させながら20時間加熱した。この混合液をHO(10mL)でクエンチし、エーテル(2×20mL)を用いて抽出した。有機層を収集し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し(溶離剤としてヘキサン中の3.0% EtOAc)、黄色油として収率90%で1−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.41g、4.9mmol)を得た:1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 7.39 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 6.96 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 6.79 (s, 2 H), 3.82 (s, 3 H), 2.43 (s, 3 H), 2.13 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 287.6 (M + H)+
【0227】
[化90]
【0228】
2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
1−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.0g、3.5mmol、1.0当量)を含有するCHCN溶液(20.0mL)にTBABr(1.684g、3.5mmol、1.0当量)を加えた。この反応混合液を室温で16時間攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)中に再溶解した。この溶液を飽和NaHCO水溶液(30mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し(溶離剤としてヘキサン中の3.0% EtOAc)、黄色油として収率83%で2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.06g、2.9mmol)を得た:1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 7.44 (d, J = 8.7 Hz, 2 H), 7.03 (d, J = 8.7 Hz, 2 H), 6.83 (s, 2 H), 4.71 (s, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 2.10 (s, 6 H) 。
【0229】
[化91]
【0230】
4−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン
EtOH(20.0mL)中に2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.06g、2.9mmol、1.0当量)およびチオウレア(221.5mg、2.9mmol、1.0当量)を含有する反応混合液を還流させながら16時間加熱した。この溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)中に再溶解した。この溶液を飽和NaHCO水溶液(30mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し(溶離剤としてヘキサン中の5.0% EtOAc)、黄色固体として収率90%で4−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン(890.9mg、2.6mmol)を得た:1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 7.40 (d, J = 8.7 Hz, 2 H), 7.00 (d, J = 8.7 Hz, 2 H), 6.86-6.87 (m, 4 H), 6.33 (s, 1 H), 3.78 (s, 3 H), 2.03 (s, 6 H); ESI-MS m/z 343.9 (M + H)+
【0231】
[化92]
【0232】
2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェニルスルホニル)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
ジクロロメタン(10.0mL)中の2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.0g、2.7mmol、1.0当量)およびm−クロロペルオキシ安息香酸(1.69g、6.8mmol、2.5当量)を含有する混合液を室温で16時間攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)中に再溶解した。この溶液を飽和NaHCO水溶液(30mL)で洗浄し、MgSOに通して乾燥させ、減圧下で濃縮し、白色固体として収率>99%で2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェニルスルホニル)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.09g、2.7mmol)を得た:1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 7.85-7.90 (m, 2 H), 7.57-7.60 (m, 2 H), 6.97-6.90 (m, 2 H), 4.21 (s, 2 H), 3.85 (s, 3 H), 2.30 (s, 6 H) 。
【0233】
[化93]
【0234】
4−(4−(4−メトキシフェニルスルホニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン
EtOH(5.0mL)中に2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェニルスルホニル)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.33g、3.4mmol、1.0当量)およびチオウレア(254.8mg、3.4mmol、1.0当量)を含有する反応混合液を還流させながら1時間加熱した。この溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)中に再溶解した。この溶液を飽和NaHCO水溶液(30mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。結果として生じた固体をヘキサンで洗浄し、黄色固体として収率65%で4−(4−(4−メトキシフェニルスルホニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン(839.2mg、2.2mmol)を得た:1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 7.89 (d, J = 8.9 Hz, 2 H), 7.61 (s, 2 H), 7.13 (d, J = 8.9 Hz, 2 H), 6.95 (brs, 2 H), 6.43 (s, 1 H), 3.83 (s, 3 H), 2.16 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 375.6 (M + H)+
【0235】
[化94]
【0236】
2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェニルスルフィニル)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン
ジクロロメタン(10.0mL)中の2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(500.0mg、1.3mmol、1.0当量)、酢酸無水物(0.14mL、1.5mmol、1.1当量)、30%過酸化水素(55.86mg、1.6mmol、1.2当量)およびシリカゲル(273.75mg、230〜400メッシュ)の混合液を室温で16時間攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)中に再溶解した。この溶液を飽和NaHCO水溶液(30mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、淡黄色油体として収率48%で2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェニルスルフィニル)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(235.4mg、0.6mmol)を得た:1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 7.65 (d, J = 8.8 Hz, 2 H), 7.41 (s, 2 H), 7.09 (d, J = 8.8 Hz, 2 H), 4.78 (s, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 2.21 (s, 6 H) 。
【0237】
[化95]
【0238】
N−(4−(4−(4−メトキシフェニルスルフィニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド
EtOH(5.0mL)中に2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェニルスルフィニル)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(235.4mg、0.6mmol、1.0当量)およびチオウレア(47.0mg、0.60mmol、1.0当量)を含有する反応混合液を還流させながら1時間加熱した。この溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)中に再溶解した。この溶液を飽和NaHCO水溶液(30mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。結果として生じた固体をヘキサンで洗浄し、黄色固体として収率>99%でN−(4−(4−(4−メトキシフェニルスルフィニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(236.7mg、0.70mmol)を得た:1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 7.64 (d, J = 8.9 Hz, 2 H), 7.34 (s, 2 H), 7.09 (d, J = 8.9 Hz, 2 H), 6.90 (brs, 2 H), 6.39 (s, 1 H), 3.79 (s, 3 H), 2.13 (s, 6 H); ESI-MS m/z 359.0 (M + H)+
【0239】
[化96]
【0240】
5−メチル−4−フェニルチアゾール−2−アミン
95% EtOH(30mL)中の2−ブロモ−1−フェニルプロパン−1−オン(3.00g、19.5mmol)およびチオウレア(1.56g、20.5mmol)の混合液を還流させながら60分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和NaCO水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエン中で再結晶化した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、黄色固体として収率77%で5−メチル−4−フェニルチアゾール−2−アミン(4.07g)を得た:1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.85 (s, 2 H), 7.54-7.49 (m, 5 H), 2.28 (s, 3 H) 。
【0241】
[化97]
【0242】
2−ブロモ−1−(4−メトキシフェニル)プロパン−1−オン
EtOAc(120mL)中の1−(4−メトキシフェニル)プロパン−1−オン(5.01g、30.2mol)の溶液に臭化銅(II)(CuBr、13.6g、6.8mmol)を加えた。この反応混合液を還流させながら90分間加熱した。この溶液の冷却後、結果として生じた固体を濾過して取り除き、EtOAcで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、黄色油として粗2−ブロモ−1−(4−メトキシフェニル)プロパン−1−オン(10.4g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.02 (2 H, m), 6.96 (2 H, m), 5.28-5.25 (m, 1 H), 3.89 (s, 3 H), 1.89 (d, 3 H) 。
【0243】
[化98]
【0244】
4−(4−メトキシフェニル)−5−メチルチアゾール−2−アミン
95% EtOH(70mL)中の2−ブロモ−1−(4−メトキシフェニル)プロパン−1−オン(10.4g、36.1mmol)およびチオウレア(2.76g、36.2mmol)の混合液を還流させながら60分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和NaCO水溶液(5.0mL)と混合した。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエン中で再結晶化した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、黄色固体として収率78%で4−(4−メトキシフェニル)−5−メチルチアゾール−2−アミン(6.16g)を得た:1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.90 (s, 2 H), 7.46-7.44 (m, 2 H), 7.09-7.07 (m, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 2.47 (s, 3 H) 。
【0245】
[化99]
【0246】
2−ブロモ−1−(2,4,6−トリメトキシフェニル)エタノン
EtOAc(100mL)中の1−(2,4,6−トリメトキシフェニル)エタノン(5.0g、23.3mmol)の溶液に臭化銅(II)(CuBr、10.4g、46.7mmol)を加えた。この反応混合液を還流させながら90分間加熱した。この溶液の冷却後、結果として生じた固体を濾過して取り除き、EtOAcで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、黄色油として粗2−ブロモ−1−(2,4,6−トリメトキシフェニル)エタノン(2.70g)を得た:1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.11 (m, 2 H), 4.36 (m, 2 H), 3.86 (s, 3 H), 3.82 (s, 6 H) 。
【0247】
[化100]
【0248】
4−(2,4,6−トリメトキシフェニル)チアゾール−2−アミン
95% EtOH(16mL)中の2−ブロモ−1−(2,4,6−トリメトキシフェニル)エタノン(2.49g、8.6mmol)およびチオウレア(0.67g、8.7mmol)の混合液を還流させながら60分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和NaCO水溶液(5.0mL)と混合した。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエン中で再結晶化した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、黄色固体として収率>99%で4−(2,4,6−トリメトキシフェニル)チアゾール−2−アミン(1.75g)を得た:1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.00 (s, 2 H), 6.78 (s,1 H), 6.36 (s, 2 H), 3.84 (s, 3 H), 3.79 (s, 6 H) 。
【0249】
[化101]
【0250】
2−ブロモ−1−(4−メトキシフェニル)エタノン。EtOAc(250mL)中の1−(4−メトキシフェニル)エタノン(15.2g、0.10mol)の溶液に臭化銅(II)(CuBr、45.1g、0.20mol)を加えた。この反応混合液を還流させながら90分間加熱した。この溶液の冷却後、結果として生じた固体を濾過して取り除き、EtOAcで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、黄色油として粗2−ブロモ−1−(4−メトキシフェニル)エタノン(15.8g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.98 (m, 2 H), 6.97 (m, 2 H), 4.41 (s, 3 H), 3.89 (s, 6 H) 。
【0251】
[化102]
【0252】
4−(4−メトキシフェニル)チアゾール−2−アミン
95% EtOH(40mL)中の2−ブロモ−1−(4−メトキシフェニル)エタノン(5.00g、21.8mmol)およびチオウレア(1.72g、22.6mmol)の混合液を還流させながら60分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和NaCO水溶液(5.0mL)と混合した。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエン中で再結晶化した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、黄色固体として収率>99%で4−(4−メトキシフェニル)チアゾール−2−アミン(5.24g)を得た:1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.72 (d, 2 H), 6.99 (s, 2 H), 6.92-6.91 (m, 2 H), 6.82 (s, 1 H), 3.76 (s, 3 H) 。
【0253】
[化103]
【0254】
2−ブロモ−1−(2,4−ジメトキシフェニル)エタノン
EtOAc(220mL)中の1−(2,4−ジメトキシフェニル)エタノン(10.0g、54.4mmol)の溶液に臭化(II)銅(CuBr、24.3g、0.11mol)を加えた。この反応混合液を還流させながら90分間加熱した。この溶液の冷却後、結果として生じた固体を濾過して取り除き、EtOAcで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、黄色油として粗2−ブロモ−1−(2,4−ジメトキシフェニル)エタノン(14.5g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.91 (m, 2 H), 6.52 (m, 2 H), 4.57 (s, 3 H), 3.98 (s, 3 H), 3.85 (s, 3 H) 。
【0255】
[化104]
【0256】
4−(2,4−ジメトキシフェニル)チアゾール−2−アミン
95% EtOH(110mL)中の2−ブロモ−1−(2,4−ジメトキシフェニル)エタノン(14.5g、55.8mmol)およびチオウレア(4.32g、56.7mmol)の混合液を還流させながら60分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和NaCO水溶液(5.0mL)と混合した。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエン中で再結晶化した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、黄色固体として収率62%で4−(2,4−ジメトキシフェニル)チアゾール−2−アミン(10.9g)を得た:1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.60 (s, 2 H), 7.53 (s, 1 H), 6.97 (s, 1 H), 6.69 (s, 1 H), 6.67-6.63 (m,1 H), 3.86 (s, 3 H), 3.80 (s, 3 H) 。
【0257】
[化105]
【0258】
2−クロロ−1−(2,4,6−トリフルオロフェニル)エタノン
ジクロロエタン(14.0mL)中の1,3,5−トリフルオロベンゼン(6.0mL、58mmol)の機械的攪拌溶液に15分間でAlCl(15.5g、116mmol)を注意深く徐々に加えた。強力なガス抜きおよびHClガス発生が観察された。この混合液を還流するまで注意深く加熱し、45分間で塩化クロロアセチル(5.5mL、69mmol)を滴加した。この反応混合液を還流させながら6時間加熱した。この溶液を冷却し、氷/水スラッシュ(200mL)上に注意深く注入し水溶液をエーテル(3×50mL)を用いて抽出した。結合エーテル層を10% HCl水溶液(2〜30mL)、1.0 NのNaOH水溶液(3×30mL)および食塩液(25mL)で洗浄した。この溶液をMgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、黄色固体として収率51%で2−クロロ−1−(2,4,6−トリフルオロフェニル)エタノン(5.28g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.79-6.76 (m, 2 H), 4.50 (s, 2 H) 。
【0259】
[化106]
【0260】
4−(2,4,6−トリフルオロフェニル)チアゾール−2−アミン
95% EtOH(50mL)中の2−クロロ−1−(2,4,6−トリフルオロフェニル)エタノン(9.04g、43.5mmol)およびチオウレア(3.51g、46.1mmol)の混合液を還流させながら一晩加熱した。この溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和NaCO水溶液(5.0mL)と混合した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、ピンクがかった白色固体として収率97%で4−(2,4,6−トリフルオロフェニル)チアゾール−2−アミン(9.71g)を得た:1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.26-7.22 (m, 2 H), 7.09 (s, 2 H), 6.77 (s, 1 H) 。
【0261】
[化107]
【0262】
1−(2,6−ジメチル−4−(フェニルアミノ)フェニル)エタノン
DMF(35.0mL)中の1−(4−アミノー2,6−ジメチルフェニル)エタノン(3.26g、20.0mmol)、KPO(9.2g、40mmol)および1−ヨードベンゼン(4.08g、20.0mmol)の溶液にCuI(761.8mg、40mmol)を加えた。この反応液を110℃で一晩N雰囲気下で加熱した。この溶液を室温に冷却し、小さなセライトパッドに通して濾過した。ケーキを酢酸エチル(50mL)で洗浄し、結合した濾液を減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し、赤褐色のシロップとして1−(2,6−ジメチル−4−(フェニルアミノ)フェニル)エタノンを得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.30 (d, J = 8.2 Hz, 2 H), 7.10 (d, J= 7.7 Hz, 2 H), 6.99 (d, J = 4.2 Hz, 1 H), 6.71 (s, 1 H), 2.47 (s, 3 H) , 2.18 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 239.5 (M + H)+
【0263】
[化108]
【0264】
1−(4−(4−ブロモフェニルアミノ)−2,6−ジメチルフェニル)−2−ブロモエタノン
アセトニトリル(50mL)中の1−(2,6−ジメチル−4−(フェニルアミノ)フェニル)エタノン(2.10g、8.78mmol)の溶液に三臭化テトラブチルアンモニウム(TBABr、4.24g、8.78mmol)を加えた。この反応液を室温で60分間攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を食塩液で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、1−(4−(4−ブロモフェニルアミノ)−2,6−ジメチルフェニル)−2−ブロモエタノン(2.01g)を得、それ以上精製せずに次の工程においてそのまま使用した。
【0265】
[化109]
【0266】
4−(4−(4−ブロモフェニルアミノ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−アミン
アセトニトリル(30mL)中の1−(4−(4−ブロモフェニルアミノ)−2,6−ジメチルフェニル)−2−ブロモエタノン(1.6g、4.0mmol)およびチオウレア(0.79g、7.2mmol)の混合液を還流させながら90分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和NaCO水溶液(1.0mL)を加え、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を食塩液で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、生成物(1.1g)を得、それ以上精製せずに次の工程においてそのまま使用した。
【0267】
[化110]
【0268】
3−クロロ−5−メチル−フェニルアミン
1−クロロ−3−メチル−5−ニトロ−ベンゼン(5.0g、29mmol)を含有するエタノール溶液(75mL)にSnCl・2HO(32.8g、146mmol)を加えた。この反応混合液を3時間還流させた。この溶液を真空下で濃縮し、残留物をNaOH水溶液中に再溶解し、濾過し、EtOAcで抽出した。有機層を収集し、食塩液で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し、淡黄色固体として収率97%で3−クロロ−5−メチル−フェニルアミン(4.0g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.56 (s, 1 H), 6.48 (s, 1 H), 6.36 (s, 1 H), 3.66 (bs, 2 H), 2.23 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 141.7 (M + H)+
【0269】
[化111]
【0270】
N−(3−クロロ−5−メチル−フェニル)−アセトアミド
酢酸無水物(6.7mL)および3−クロロ−5−メチル−フェニルアミン(5.0g、35mmol)を混合し、2時間放置した。この反応混合液を室温に冷却し、淡黄色の固体として収率79%でN−(3−クロロ−5−メチル−フェニル)アセトアミド(5.1g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.38 (s, 1 H), 7.19 (s, 1 H), 7.12 (s, 1 H), 6.91 (s, 1 H), 2.31 (s, 3 H), 2.16 (s, 3 H)。
【0271】
[化112]
【0272】
N−(4−アセチル−3−クロロ−5−メチル−フェニル)−アセトアミド
N−(3−クロロ−5−メチル−フェニル)アセトアミド(5.0g、27mmol)および塩化アセチル(2.9mL、40.8mmol)を含有する無水CS溶液(30mL)に塩化アルミニウム(9.1g、68mmol)を緩徐に加えた。この反応混合液を還流させながら30分間加熱し、室温に冷却し、4時間放置した。CSをデカンテーションし、残留したシロップを氷状HCl内に注入した。生じた固体を収集し、EtOH中に再溶解し、木炭を用いて脱色した。この溶液を濾過し、濾液を真空下で濃縮し、淡黄色の固体として収率85%でN−(4−アセチル−3−クロロ−5−メチルフェニル)アセトアミド(5.2g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.48 (s, 1 H), 7.26 (s, 1 H), 7.21 (s, 1 H), 2.52 (s, 3 H), 2.24 (s, 3 H), 2.18 (s, 3 H)。
【0273】
[化113]
【0274】
1−(4−アミノ−2−クロロ−6−メチルフェニル)エタノン
N−(4−アセチル−3−クロロ−5−メチルフェニル)アセトアミド(0.53g、2.3mmol)および濃塩酸(1.6mL)を含有するエタノール溶液(4.0mL)を還流させながら15時間加熱した。この溶液に10% NaOH水溶液を加え、生じた固体を収集し、淡黄色固体として収率88%で1−(4−アミノ−2−クロロ−6−メチルフェニル)エタノン(0.37g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.46 (d, J = 1.77 Hz, 1 H), 6.34 (s, 1 H), 3.85 (bs, 2 H), 2.49 (s, 3 H), 2.14 (s, 3 H): ESI-MS: m/z 183.4 (M + H)+
【0275】
[化114]
【0276】
1−(2−クロロ−4−ヨード−6−メチル−フェニル)エタノン
KI(2.5g、15mmol)およびtert−ブチル亜硝酸塩(2.00mL、16.9mmol)を含有するCHCN溶液(20mL)にCHCN(13mL)中の1−(4−アミノ−2−クロロ−6−メチル−フェニル)エタノン(2.3g、12.5mmol)を−10℃で加えた。この反応混合液を室温に加温し、HCl水溶液(20%、23mL)へ注入した。この溶液をEtOAc(20mL)を用いて抽出し、有機層を分離し、HO(23mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し、黄色油として収率35%で1−(2−クロロ−4−ヨード−6−メチルフェニル)エタノン(1.28g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.58 (s, 1 H), 7.49 (s, 1 H), 2.51 (s, 3 H), 2.21 (s, 3 H) 。
【0277】
[化115]
【0278】
1−[2−クロロ−4−(4−メトキシ−フェノキシ)−6−メチル−フェニル]−エタノン
DMF(55mL)中の1−(2−クロロ−4−ヨード−6−メチルフェニル)エタノン(1.1g、3.7mmol)、KPO(1.6g、7.4mmol)および4−メトキシフェノール(0.55g、4.44mmol)の溶液に臭化テトラブチルアンモニウム(0.12g、0.37mmol)およびヨウ化銅(I)(70mg、0.37mmol)を加えた。この溶液を還流させながら22時間加熱した。この溶液をEtOAc(10mL)を用いて抽出し、有機層を分離し、HO(11mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し、黄色油として収率19%で1−[2−クロロ−4−(4−メトキシフェノキシ)−6−メチルフェニル]エタノンを得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.97 (m, 2 H), 6.90 (m ,2 H), 6.73 (d, J = 2.19 Hz, 1 H), 6.67 (d, J = 1.99 Hz, 1 H), 3.81 (s, 3 H), 2.52 (s, 3 H) , 2.20 (s, 3 H) 。
【0279】
[化116]
【0280】
2−ブロモ−1−[2−クロロ−4−(4−メトキシフェノキシ)−6−メチルフェニル)エタノン
アセトニトリル(6.0mL)中の1−[2−クロロ−4−(4−メトキシフェノキシ)−6−メチルフェニル]エタノン(0.20g、0.69mmol)の溶液にTBABr(0.33g、0.69mmol)を加えた。この反応液を室温で30分間攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を食塩液で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェニル)エタノンを得、それ以上精製せずに次の工程においてそのまま使用した。
【0281】
[化117]
【0282】
4−[2−クロロ−4−(4−メトキシ−フェノキシ)−6−メチル−フェニル]−チアゾール−2−イルアミン
95% EtOH(3.0mL)中の2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェニル)エタノンおよびチオウレア(63mg、0.83mmol)の混合液を還流させながら60分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和NaHCO水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエン(30mL)中で再結晶化した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、黄色固体として収率42%で4−[2−クロロ−4−(4−メトキシフェノキシ)−6−メチルフェニル]チアゾール−2−イルアミン(0.10g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.98 (m, 2 H), 6.90 (m, 2 H), 6.83 (d, J = 2.4 Hz, 1 H), 6.73 (d, J = 2.3 Hz, 1 H), 6.41 (s, 1 H), 4.97 (brs, 2 H) , 3.81 (s, 3 H), 2.16 (s, 3 H)。
【0283】
[化118]
【0284】
2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(メチルチオ)フェニル)エタノン
アセトニトリル(34.0mL)中の1−(4−(シクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(3.30g、17.0mmol)の溶液に三臭化テトラブチルアンモニウム(TBABr、8.19g、17.0mmol)を加えた。この反応液を室温で一晩攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を食塩液で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(メチルチオ)フェニル)エタノン(5.2g)を得、それ以上精製せずに次の工程においてそのまま使用した。
【0285】
[化119]
【0286】
4−(2,6−ジメチル−4−(メチルチオ)フェニル)チアゾール−2−アミン
95% EtOH(24.3mL)中の2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(メチルチオ)フェニル)エタノン(4.64g、17.0mmol)およびチオウレア(1.29g、17.0mmol)の混合液を還流させながら120分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和NaCO水溶液(4.0mL)を加えた。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエン(30mL)中で再結晶化した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、淡黄色固体として収率45%で4−(2,6−ジメチル−4−(メチルチオ)フェニル)チアゾール−2−アミン(1.9g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.97 (s, 2 H), 6.26 (s, 1 H), 2.47 (s, 3 H), 2.15 (s, 6 H)。
【0287】
[化120]
【0288】
2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(メチルスルホニル)フェニル)エタノン
CHCl(36mL)中の2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(メチルチオ)フェニル)エタノン(4.92g、0.653mol)の溶液に0℃でmCPBA(70%、11.1g、1.63mol)を加えた。この混合液を室温で7時間攪拌した。この溶液を濾過し、濾液に飽和NaHCO水溶液(50mL)を加えた。有機層を無水MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(メチルスルホニル)フェニル)エタノン(7.6g)を得、それ以上精製せずに次の工程においてそのまま使用した。
【0289】
[化121]
【0290】
4−(2,6−ジメチル−4−(メチルスルホニル)フェニル)チアゾール−2−アミン
95% EtOH(35.6mL)中の2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(メチルスルホニル)フェニル)エタノン(7.60g、24.9mmol)およびチオウレア(1.90g、25.0mmol)の混合液を還流させながら90分間加熱した。この溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和NaCO水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエン(20mL)中で再結晶化した。この固体を濾過し、真空下で乾燥させ、黄色固体として収率47%で4−(2,6−ジメチル−4−(メチルスルホニル)フェニル)チアゾール−2−アミン(3.28g)を得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.64 (s, 2 H), 6.34 (s, 1 H), 5.19 (m, 1 H), 3.04 (s, 3 H), 2.26 (s, 6 H) 。
【0291】
[化122]
【0292】
2−アミノ−N−(4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド
エタノール(10mL)中のN−(4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)−2−ニトロイソニコチンアミド(0.20g、0.40mmol)およびPd/C(0.15g、10%(w/w))の混合液をH雰囲気下で一晩攪拌した。この反応液をケイソウ土に通して濾過し、減圧下で濃縮し、黄色固体として収率59%で2−アミノ−N−(4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(0.11g)を得た:1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.88-7.89 (m, 1 H), 7.10-7.11 (m, 2 H), 6.95-6.97 (m, 2 H), 6.62 (s, 1 H), 5.76 (s, 1 H), 3.29 (s, 3 H), 2.03 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 446.6 [M + H]+ 。
【0293】
[化123]
【0294】
N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)−2−モルホリノイソニコチンアミド
メチルピロリドン(15.0mL)中の2−クロロ−N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(500.0mg、1.4mmol、1.0当量)およびモルホリン(1.5mL、16.8mmol、12当量)の混合液を150℃で16時間攪拌した。この混合液を氷状HO(20.0mL)中に注入し、生じた固体を濾過し、黄色固体として収率63%でN−(4−メシチルチアゾール−2−イル)−2−モルホリノイソニコチンアミド(358.6mg、0.90mmol)を得た:1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 8.30 (d, J = 5.1 Hz, 2 H), 7.50 (s, 1 H), 7.22 (d, J = 5.1 Hz, 2 H), 7.10 (s, 1 H), 6.92 (s, 2 H), 3.70-3.73 (m, 4 H), 3.53-3.55 (m, 4 H), 2.26 (s, 3 H), 2.05 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 409.3 (M + H)+ 。
【0295】
[化124]
【0296】
N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)イソニコチンアミド
メチルピロリドン(9.0mL)中の2−クロロ−N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(300.0mg、0.8mmol、1.0当量)および1−メチルピペラジン(1.12mL、10.1mmol、12当量)の混合液を150℃で16時間攪拌した。この混合液を氷状HO(15.0mL)中に注入し、生じた固体を濾過し、黄色固体として収率27%でN−(4−メシチルチアゾール−2−イル)−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)イソニコチンアミド(95.6mg、0.20mmol)を得た:1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 8.27 (d, J = 5.1 Hz, 1 H), 7.12 (s, 1 H), 6.83-6.86 (m, 3 H), 6.78 (s, 1 H), 3.63-3.65 (m, 4 H), 2.35 (s, 3 H), 2.27 (s, 3 H), 2.04 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 422.1 (M + H)+ 。
【0297】
[化125]
【0298】
N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)−2−(ピペリジン−1−イル)イソニコチンアミド
メチルピロリドン(6.0mL)中の2−クロロ−N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(200mg、0.60mmol、1.0当量)およびピペリジン(0.70mL、6.7mmol、12当量)の混合液を150℃で16時間攪拌した。この混合液を氷状HO(10.0mL)中に注入し、生じた固体を濾過した。この固体をカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し(溶離剤としてヘキサン中の15% EtOAc)、黄色固体として収率38%でN−(4−メシチルチアゾール−2−イル)−2−(ピペリジン−1−イル)イソニコチンアミド(87.2mg、0.20mmol)を得た:1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 8.29 (d, J = 5.1 Hz, 1 H), 7.15 (s, 1 H), 6.83-6.90 (m, 3 H), 6.79 (s, 1 H), 3.61-3.63 (m, 4 H), 2.31 (s, 3 H), 2.08 (s, 6 H), 1.57-1.67 (m, 6 H); ESI-MS: m/z 407.2 (M + H)+ 。
【0299】
[化126]
【0300】
2−(ジメチルアミノ)−N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド
DMF(6.0mL)中の2−クロロ−N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(200mg、0.60mmol、1.0当量)、炭酸セシウム(2.73g、0.6mmol、15当量)およびTHF(3.4mL、6.7mmol、12当量)中の2.0Mジメチルアミンの混合液を還流させながら16時間加熱した。この混合液を氷状HO(10.0mL)中に注入し、EtOAcを用いて抽出した。有機層を収集し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し(溶離剤としてヘキサン中の15% EtOAc)、黄色固体として収率3%で2−(ジメチルアミノ)−N−(4−メシチルーチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(5.5mg、0.10mmol)を得た:1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 8.32 (d, J = 5.1 Hz, 1 H), 7.02 (s, 1 H), 6.92 (s, 2 H), 6.85 (d, J = 5.1 Hz, 1 H), 6.80 (s, 1 H), 3.16 (s, 6 H), 2.31 (s, 3 H), 2.09 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 367.1 (M + H)+。
【0301】
[化127]
【0302】
N−(4−(4−ベンジル−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド
臭化ベンジル亜鉛(II)(4.0mL、2.0mmol)のTHF溶液をTHF(5.0mL)中のN−(4−(4−ヨード−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(435mg、1.0mmol)およびテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(57.8mg、0.10mmol)の脱気溶液に加えた。反応混合液を還流させながら16時間N雰囲気下で加熱し、飽和NaHCO水溶液中に注入した。この混合液を酢酸エチルを用いて抽出し、食塩液で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し、N−(4−(4−ベンジル−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミドを得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.70 (d, J = 4.9 Hz, 2 H), 7.67 (d, J = 4.9 Hz, 2 H), 7.33 (d, J = 8.6 Hz, 2 H), 7.10-7.26 (m, 3 H), 6.80 (s, 1 H), 6.24 (s, 1 H), 3.86 (s, 2 H), 2.04 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 399.9 (M + H)+ 。
【0303】
[化128]
【0304】
N−(4−(4−(4−メトキシベンジル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド
4−メトキシ臭化ベンジル亜鉛(II)(4.0mL、2.0mmol)のTHF溶液をTHF(5.0mL)中のN−(4−(4−ヨード−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(435mg、1.0mmol)およびテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(57.8mg、0.10mmol)の脱気溶液に加えた。この反応混合液を還流させながら16時間N雰囲気下で加熱し、次に飽和NaHCO水溶液中に注入した。この混合液を酢酸エチルを用いて抽出し、食塩液で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーによりシリカゲルで精製し、N−(4−(4−(4−メトキシベンジル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミドを得た:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.69 (d, J = 5.2 Hz, 2 H), 7.66 (d, J = 4.9 Hz, 2 H), 7.11 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 6.86 (d, 2 H), 6.80 (s, 1 H), 6.75 (s, 2 H), 3.80 (s, 2 H), 3.78 (s, 2 H), 1.98(s, 6 H); ESI-MS: m/z 399.9 (M + H)+ 。
【0305】
<代表的な化合物および物理化学的データ>
【0306】
[化129]
【0307】
収率:67%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.23 (d, 2 H), 8.02 (d, 2 H), 7.09 (s, 1 H), 6.92 (s, 2 H), 2.26 (s, 3 H), 2.05 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 348.0 (M + H)+。
【0308】
[化130]
【0309】
収率:62%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.41 (s, 1 H), 9.15 (d, 1 H), 8.14 (d, 1 H), 7.17 (s, 1 H), 6.89 (s, 2 H), 2.25 (s, 3 H), 2.03 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 325.1 (M + H)+。
【0310】
[化131]
【0311】
収率:8.6%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.70 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 7.65-7.63 (m, 2 H), 7.60 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.17 (s, 1 H), 7.14 (d, J = 7.5 Hz, 2 H), 2.34 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 295.9 (M + H)+ 。
【0312】
[化132]
【0313】
収率:63%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.89 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 7.62 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 7.55 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 7.17 (s, 1 H), 7.12 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 2.34 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 317.9 (M - H)-。
【0314】
[化133]
【0315】
収率:62%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.72 (s, 1 H), 9.50 (d, 1 H), 8.21 (m, 1 H), 7.13 (s, 1 H), 6.94 (s, 2 H), 2.27 (s, 3 H), 2.06 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 324.5 (M + H)+。
【0316】
[化134]
【0317】
収率:40%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.36 (s, 1 H), 8.82 (brs, 1 H), 7.06 (s, 1 H), 6.93 (s, 2 H), 2.26 (s, 3 H), 2.05 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 329.3 (M + H)+。
【0318】
[化135]
【0319】
収率:74%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 9.09 (d, 1 H), 8.73-8.72 (m, 1 H), 8.15-8.14 (m, 1 H), 7.42-7.41 (m, 2 H), 7.35 (m, 1 H), 6.87-6.85 (m, 2 H), 3.82 (s, 3 H), 2.51 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 325.3 [M + H]+。
【0320】
[化136]
【0321】
収率:87%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 9.30 (s, 1 H), 8.82-8.81 (m, 1 H), 8.39-8.36 (m, 1 H), 7.80-7.79 (m, 1 H), 7.48-7.46 (m, 1 H),7.43-7.39 (m, 1 H), 6.58-6.55 (m, 2 H), 3.92 (s, 3 H), 3.86 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 341.4 [M + H]+。
【0322】
[化137]
【0323】
収率:>99%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 10.55 (s, 1 H), 8.65-8.64 (m, 1 H), 8.30-8.29 (m, 1 H), 7.93 (m, 1 H), 7.60-7.58 (m, 2 H), 7.54-7.53 (m, 1 H), 6.99-6.98 (m, 2 H), 3.86 (s, 3 H), 2.54 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 325.6 [M + H]+。
【0324】
[化138]
【0325】
収率:>99%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 11.98 (s, 1 H), 8.78-8.77 (m, 1 H), 8.19-8.17 (m, 1 H), 8.11-8.09 (m, 1 H), 7.89-7.87 (m, 2 H), 7.74-7.71 (m, 1 H), 7.58 (m, 1 H), 7.00-6.99 (m, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 2.54 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 310.0 [M - H]-。
【0326】
[化139]
【0327】
収率:89%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 11.9 (s, 1 H), 8.79-8.78 (m, 1 H), 8.20-8.19 (m, 1 H), 8.12-8.07 (m, 1 H), 7.75-7.74 (m, 2 H), 7.61 (s, 1 H), 6.68-6.63 (m, 2 H), 3.92 (s, 3 H), 3.82 (s, 3 H); ESI MS: m/z 340.3 [M - H]-。
【0328】
[化140]
【0329】
収率:90%:1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 11.9 (s, 1 H), 8.76-8.77 (m, 1 H), 8.18-8.19 (m, 1 H), 8.10 (m, 1 H), 7.69-7.73 (m, 3 H), 7.45-7.48 (m, 1 H), 7.36-7.38 (m, 1 H), 2.50 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 295.4 [M + H]+。
【0330】
[化141]
【0331】
収率:78%:1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.24 (d, 1 H), 8.79 (t, 1 H), 8.44 (d, 1 H), 7.75 (s, 1 H), 7.58-7.60 (m, 1 H), 7.26 (s, 2 H), 3.85 (s, 6 H), 3.69 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 372.5 [M + H]+。
【0332】
[化142]
【0333】
収率:81%:1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.23 (d, 1 H), 8.80 (t, 1 H), 8.44 (d, 1 H), 8.00-8.03 (m, 1 H), 7.58-7.60 (m, 1 H), 7.46 (d, 1 H), 6.90-6.98 (m, 2 H), 3.82 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 330.0 [M + H]。
【0334】
[化143]
【0335】
収率:53%:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 11.01 (s, 1 H), 7.82-7.86 (m, 1 H), 7.27 (d, 1 H), 6.63-6.84 (m, 6 H), 3.80 (s, 3 H), 3.76 (s, 3 H), 2.77 (t, 2 H), 2.29 (t, 3 H); ESI-MS: m/z 387.0 [M + H]+。
【0336】
[化144]
【0337】
収率:45%:1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 10.87 (s, 1 H), 7.83-7.87 (m, 1 H), 7.15-7.27 (m, 5 H), 7.95 (d, 2 H), 6.62-6.73 (m, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 2.86 (t, 2 H), 2.36 (t, 2 H); ESI-MS: m/z 356.0 [M + H]+。
【0338】
[化145]
【0339】
収率:77%:1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 12.04 (s, 1 H), 8.79 (d, 2 H), 8.02-8.21 (m, 3 H), 7.74 (t, 1 H), 7.49 (d, 2 H), 6.90-6.97 (m, 2 H), 3.82 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 330.0 [M + H]+。
【0340】
[化146]
【0341】
収率:75%:1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 12.04 (s, 1 H), 8.78 (s, 1 H), 8.18 (d, 1 H), 8.11 (t, 1 H), 7.78-7.82 (m, 2 H), 7.28 (s, 2 H), 3.86 (s, 6 H), 3.69 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 372.0 [M + H]+。
【0342】
[化147]
【0343】
収率:84%:1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.82 (d, 2 H), 7.99-8.03 (m, 3 H), 7.48 (d, 1 H), 6.91-6.98 (m, 2 H), 3.83 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 330.0 [M + H]+。
【0344】
[化148]
【0345】
収率:82%:1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.79 (d, 2 H), 8.00-8.01 (m, 2 H), 7.71 (s, 1 H), 7.26 (s, 2 H), 3.85 (s, 6 H), 3.70 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 372.0 [M + H]+。
【0346】
[化149]
【0347】
収率:6.7%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 10.96 (bs, 1 H), 9.11 (bs, 1 H), 8.75 (bs, 1 H), 8.14 (d, J = 8.0 Hz, 1 H), 7.60 (d, J = 7.5 Hz, 2 H), 7.34 (s, 1 H), 7.15 (s, 1 H), 7.12 (d, J = 7.5 Hz, 2 H), 2.33 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 293.7 (M - H)-。
【0348】
[化150]
【0349】
収率:83%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 11.24 (s, 1 H), 8.68 (d, J = 4.5 Hz, 1 H), 8.31 (d, J = 8.0 Hz, 1 H), 7.95 (m, 1 H), 7.78 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.54 (m, 1 H), 7.24 (m, 2 H), 7.17 (s, 1 H), 2.39 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 295.6 (M + H)+。
【0350】
[化151]
【0351】
収率:36%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.72 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 7.49 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 7.20 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 6.99 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 2.51 (s, 3 H), 2.27 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 332.0 (M - H)-。
【0352】
[化152]
【0353】
収率:56%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.99 (s, 1 H), 8.63 (d, J = 5.0 Hz, 1 H), 8.01 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 7.29-7.21 (m, 3 H), 7.03 (d, J = 7.8 Hz, 2 H), 2.49 (s, 3 H), 2.29 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 310.3 (M + H)+。
【0354】
[化153]
【0355】
収率:79%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 11.11 (s, 1 H), 8.64 (d, J = 4.5 Hz, 1 H), 8.29 (d, J = 7.5 Hz,1 H), 7.93 (t, J = 8.0 Hz, 1 H), 7.55-7.51 (m, 3 H), 7.25 (d, J = 7.5 Hz,1 H), 2.54 (s, 3 H), 2.40 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 309.0 (M - H)-。
【0356】
[化154]
【0357】
収率:37%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 12.59 (s, 1 H), 8.60 (s, 1 H), 7.69-7.76 (m, 2 H), 7.04 (s, 1 H), 6.93 (s, 2 H), 2.27 (s, 3 H), 2.06 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 327.1 (M - H)-。
【0358】
[化155]
【0359】
収率:54%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.89 (d, 2 H), 8.00 (d, 2 H), 7.57 (d, 1 H), 7.44-7.46 (m, 1 H), 7.26 (d, 1 H), 7.11 (s, 3 H), 3.81 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 327.9 (M + H)+。
【0360】
[化156]
【0361】
収率:44%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.25 (s, 1 H), 8.91 (s, 1 H), 8.45-8.48 (m, 1 H), 7.65-7.67 (m, 1 H), 7.57 (d, 1 H), 7.44-7.46 (m, 1 H), 7.26 (d, 1 H), 7.10 (s, 2 H), 3.81 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 328.0 (M + H)+。
【0362】
[化157]
【0363】
収率:37%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.82 (d, 1 H), 8.23 (d, 1 H), 8.08 (d, 1 H), 7.74-7.75 (m, 1 H), 7.57 (d, 1 H), 7.44-7.46 (m, 1 H), 7.23 (d, 1 H), 7.10 (s, 2 H), 3.81 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 328.1 (M + H)+。
【0364】
[化158]
【0365】
収率:94%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 12.98 (s, 1 H), 9.23 (m, 1 H), 8.80 (m, 1 H), 8.46-8.43 (m, 1 H), 7.90-7.88 (m, 2 H), 7.61-7.56 (m, 1 H), 7.02-7.00 (m, 2 H), 3.80 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 310.0 [M - H]-。
【0366】
[化159]
【0367】
収率:99%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.82-7.80 (m, 2 H), 7.60-7.58 (m, 2 H), 7.41-7.40 (m, 2 H), 7.30-7.29 (m, 2 H), 7.22-7.19 (m, 1 H), 2.54 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 320.0 [M + H]+。
【0368】
[化160]
【0369】
収率:66%;1H NMR (500 MHz, CD3OD) δ 8.18-8.17 (m, 2 H), 7.92-7.90 (m, 2 H), 7.60-7.58 (m, 2 H), 7.01-7.00 (m, 2 H), 3.84 (s, 3 H), 2.50 (s, 2 H); ESI-MS m/z 349.5 [M + H]+。
【0370】
[化161]
【0371】
収率:85%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 12.3 (s, 1 H), 7.99-7.97 (m, 1 H), 7.64 (s, 1 H), 7.24 (m, 1 H), 6.91 (m, 2 H), 6.90 (m, 1 H), 6.66-6.61 (m, 2 H), 3.89 (s, 3 H), 3.80 (s, 3 H), 3.75-3.74(m, 5 H); ESI-MS: m/z 385.1 [M + H]+。
【0372】
[化162]
【0373】
収率:76%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.90 (s, 1 H), 7.56-7.55 (m, 2 H), 7.43-7.40 (m, 2 H), 7.34-7.33 (m, 1 H), 7.26-7.22 (m, 1 H), 3.77 (s, 3 H), 3.47 (s, 2 H), 2.49 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 339.2 [M + H]+。
【0374】
[化163]
【0375】
収率:69%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.67 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 7.55 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 6.77 (s, 1 H), 6.32 (s, 2 H), 3.73 (s, 3 H), 1.91 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 340.0 (M + H)+。
【0376】
[化164]
【0377】
収率:54%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.57 (d, J = 5.0 Hz, 2 H), 7.46 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 7.25 (d, J = 4.5 Hz, 2 H), 7.02 (d, J = 7.5 Hz, 2 H), 2.51 (s, 3 H), 2.28 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 309.9 (M + H)+。
【0378】
[化165]
【0379】
収率:51%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.79 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 7.70 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 6.86 (s, 1 H), 6.77 (s, 1 H), 2.45 (s, 3 H), 2.23 (s, 3 H), 2.03 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 324.5 (M + H)+。
【0380】
[化166]
【0381】
収率:18%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 11.22 (s, 1 H), 8.65 (d, J = 4.5 Hz, 1 H), 8.31 (d, J = 7.5 Hz, 1 H), 7.96 (t, J = 7.5 Hz, 1 H), 7.54 (m, 1 H), 6.92 (s, 1 H), 6.85 (s, 1 H), 2.52 (s, 3 H), 2.37 (s, 3 H), 2.133 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 325.0 (M + H)+。
【0382】
[化167]
【0383】
収率:18%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 9.11 (s, 1 H), 8.77 (s, 1 H), 8.17 (d, J = 7.5 Hz, 1 H), 7.42 (m, 1 H), 6.85 (s, 1 H), 6.78 (s, 1 H), 2.45 (s, 3 H), 2.27 (s, 3 H), 2.02 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 325.1 (M + H)+。
【0384】
[化168]
【0385】
収率:54%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.75 (s, 1 H), 9.61 (s, 1 H), 8.28-8.30 (m, 1 H), 7.58 (d, 1 H), 7.46-7.48 (m, 1 H), 7.29 (d, 1 H), 7.12 (s, 3 H), 3.82 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 329.4 (M + H)+。
【0386】
[化169]
【0387】
収率:44%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.49 (d, 1 H), 9.19 (d, 1 H), 8.22-8.23 (m, 1 H), 7.58 (d, 1 H), 7.45-7.47 (m, 1 H), 7.27 (d, 1 H), 7.12 (s, 3 H), 3.82 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 328.9 (M + H)+。
【0388】
[化170]
【0389】
収率:37%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.58 (d, 1 H), 7.73-7.75 (m, 1 H), 7.60 (d, 1 H), 7.55 (d, 1 H), 7.42-7.44 (m, 1 H), 7.18 (d, 1 H), 7.09 (m, 3 H); ESI-MS: m/z 333.0 (M + H)+。
【0390】
[化171]
【0391】
収率:37%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.49 (s, 1 H), 8.75 (s, 1 H), 7.56 (s, 1 H), 7.43-7.45 (m 1 H), 7.24 (d, 1 H), 7.11 (m, 3 H), 3.81 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 333.9 (M + H)+。
【0392】
[化172]
【0393】
収率:32%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.63 (s, 1 H), 7.91 (s, 1 H), 7.54 (s, 1 H), 7.41-7.43 (m, 1 H), 7.08-7.18 (m, 4 H), 6.93 (s, 1 H), 3.80 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 316.9 (M + H)+。
【0394】
[化173]
【0395】
収率:88%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.70 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.58(d, J = 6.0 Hz, 2 H), 6.78 (s, 1 H), 6.37 (s, 2 H), 3.95 (q, J = 7.0 Hz, 2 H), 1.94 (s, 6 H), 1.41(t, J = 7.0 Hz, 3 H); ESI-MS: m/z 353.6 (M + H)+。
【0396】
[化174]
【0397】
収率:78%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.58 (m, 2 H), 7.53-7.44 (m, 5 H), 7.37 (m, 1 H), 7.03 (s, 2 H), 6.86 (s, 1 H), 2.02 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 385.7 (M + H)+。
【0398】
[化175]
【0399】
収率:89%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.76 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.57 (m, 2 H), 6.81 (m, 3 H), 1.92 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 343.8 (M + H)+。
【0400】
[化176]
【0401】
収率:38%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.28 (d, 2 H), 8.09 (d, 2 H), 7.88 (d, 2 H), 7.31 (d, 2 H), 7.04-7.08 (m, 3 H); ESI-MS: m/z 322.0 (M + H)+。
【0402】
[化177]
【0403】
収率:75%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.89 (d, 2 H), 8.01-8.06 (m, 2 H), 7.89 (d, 2 H), 7.32 (d, 2 H), 7.05-7.09 (m, 3 H); ESI-MS: m/z 297.6 (M + H)+。
【0404】
[化178]
【0405】
収率:48%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.49 (s, 1 H), 9.18 (d, 1 H), 8.23 (d, 1 H), 7.86-7.91 (m, 2 H), 7.33 (d, 2 H), 7.06-7.09 (m, 3 H); ESI-MS: m/z 192.5 (M - 106, アミノチアゾール)。
【0406】
[化179]
【0407】
収率:49%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.82 (d, 1 H), 8.24 (d, 1 H), 8.07-8.10 (m, 1 H), 7.88 (d, 2 H), 7.73-7.75 (m, 1 H), 7.30 (d, 2 H), 7.05-7.08 (m, 3 H); ESI-MS: m/z 297.7 (M + H)+。
【0408】
[化180]
【0409】
収率:49%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.26 (d, 1 H), 8.91 (d, 1 H), 8.47 (d, 1 H), 7.89 (d, 2 H), 7.65-7.67 (m, 1 H), 7.32 (d, 2 H), 7.05-7.08 (m, 3 H); ESI-MS: m/z 297.6 (M + H)+。
【0410】
[化181]
【0411】
収率:48%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.24-8.30 (m, 2 H), 8.04-8.11 (m, 2 H), 7.63 (d, 1 H), 7.00-7.20 (m, 4 H), 6.67 (s, 1 H); ESI-MS: m/z 335.7 (M + H)+。
【0412】
[化182]
【0413】
収率:67%;1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 13.10 (s, 1 H), 8.82 (d, J = 5.6 Hz, 2 H), 8.00 (d, J = 5.6 Hz, 2 H), 7.88 (s, 1 H), 7.70-7.72 (m, 2 H), 3.96 (s, 3 H); ESI-MS m/z 348.0 (M + H)+。
【0414】
[化183]
【0415】
収率:40%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 10.49 (bs, 1 H), 8.54 (d, J = 6.5 Hz, 2 H), 7.94 (s, 2 H), 6.88 (s, 1 H), 6.74 (s, 2 H), 3.76 (s, 3 H), 2.10 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 354.8 (M + H)+。
【0416】
[化184]
【0417】
収率:73%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.87 (s, 1 H), 9.40 (s, 1 H), 8.39 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.49 (d, J = 6.5 Hz, 2 H), 7.32 (s, 2 H), 6.92 (s, 1 H), 2.06 (s, 6 H), 2.04 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 381.8 (M + H)+。
【0418】
[化185]
【0419】
収率:62%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.83 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 7.83 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.06 (s, 2 H), 6.82 (s, 1 H), 2.94 (m, 1 H), 2.64 (m, 2 H), 1.29 (d, J = 7.0 Hz, 6 H), 1.13 (d, J = 7.0 Hz, 12 H); ESI-MS: m/z 407.9 (M + H)+。
【0420】
[化186]
【0421】
収率:39%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.03 (bs, 1 H), 9.86 (s, 1 H), 8.80 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 7.99 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 7.34 (s, 2 H), 7.13 (s, 1 H), 2.06 (s, 6H); ESI-MS: m/z 385.7 (M + H)+。
【0422】
[化187]
【0423】
収率:23%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 11.32 (bs, 1 H), 8.57 (m, 2 H), 7.80 (t, J = 5.5 Hz, 1 H), 6.80 (s, 1 H), 6.71 (s, 2 H), 2.23 (s, 3 H), 1.96 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 341.9 (M + H)+。
【0424】
[化188]
【0425】
収率:49%;1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 13.13 (s, 1 H), 8.81 (d, J = 5.9 Hz, 2 H), 8.00 (d, J = 5.9 Hz, 2 H), 7.46 (s, 1 H), 6.86-6.88 (m, 2 H), 3.83 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 348.7 (M + H)+。
【0426】
[化189]
【0427】
収率:30%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.81 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 7.99 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 7.41 (t, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.19 (s, 1 H), 7.15 (t, J = 7.5 Hz, 1 H), 7.04 (d, J = 8.2 Hz, 2 H), 6.78 (s, 2 H), 2.07 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 401.8 (M + H)+。
【0428】
[化190]
【0429】
収率:80%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.67 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.55 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 6.77 (s, 1 H), 6.30 (s, 2 H), 4.43 (m, 1 H), 1.89 (s, 6 H), 1.31(d, J = 6.0 Hz, 6 H); ESI-MS: m/z 368.1 (M + H)+。
【0430】
[化191]
【0431】
収率:62%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.71 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.60 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 6.78 (s, 1 H), 6.37 (s, 2 H), 4.68 (m, 1 H), 1.95 (s, 6 H), 1.80-1.92 (m, 6 H), 0.85 (m, 2 H); ESI-MS: m/z 394.1 (M + H)+。
【0432】
[化192]
【0433】
収率:4.0%;1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 8.80 (d, J = 5.9 Hz, 2 H), 7.69 (d, J = 5.9 Hz, 2 H), 6.81 (s, 1 H), 6.55 (s, 2 H), 4.19-4.25 (brs, 1 H), 4.10-4.15 (m, 1 H), 3.91-3.98 (m, 1 H), 3.78-3.82 (m, 1 H), 2.05 (s, 6 H), 1.28 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 384.7 (M + H)+。
【0434】
[化193]
【0435】
収率:95%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.73 (m, 2 H), 7.62 (m, 2 H), 6.90-6.96 (m, 4 H), 6.80 (s, 1 H), 6.45 (s, 2 H), 3.83 (s, 3 H), 1.92 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 431.7 (M + H)+。
【0436】
[化194]
【0437】
収率:17%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.72 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 7.60 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 7.04 (m, 2 H), 6.94 (m, 2 H), 6.81 (s, 1 H), 6.43 (s, 2 H), 1.92 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 420.2 (M + H)+。
【0438】
[化195]
【0439】
収率:12%;1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 8.78 (d, J = 4.5 Hz, 2 H), 7.98 (d, J = 4.5 Hz, 2 H), 7.15 (s, 1 H), 6.69 (s, 2 H), 4.95-4.96 (m, 1 H), 4.68-4.69 (m, 1 H), 3.97-3.98 (m, 1 H), 3.84-3.85 (m, 1 H), 3.78-3.79 (m, 1 H), 2.06 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 400.7 (M + H)+。
【0440】
[化196]
【0441】
収率:99%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.68 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.56 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 6.77 (s, 1 H), 6.33 (s, 2 H), 3.62 (d, J = 6.5 Hz, 2 H), 2.08 (m, 1 H), 1.91 (s, 6 H), 1.05 (d, J = 6.7 Hz, 6 H); ESI-MS: m/z 381.1 (M + H)+。
【0442】
[化197]
【0443】
収率:92%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.73 (m, 2 H), 7.62 (m, 2 H), 6.81 (s, 1 H), 6.78 (d, J = 8.5 Hz, 1 H), 6.43-6.52 (m, 4 H), 6.00 (s, 2 H), 1.93 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 445.9 (M + H)+。
【0444】
[化198]
【0445】
収率:94%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.81 (d, J = 5.1 Hz, 2 H), 7.78 (d, J = 5.6 Hz, 2 H), 6.84 (s, 1 H), 6.78 (s, 1 H), 6.64 (s, 2 H), 6.61 (s, 2 H), 2.31 (s, 6 H), 2.02 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 429.8 (M + H)+。
【0446】
[化199]
【0447】
収率:51%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.75 (m, 2 H), 7.62 (m, 2 H), 7.25 (m, 1 H), 6.82 (s, 1 H), 6.69 (m, 1 H), 6.56 (d, 1 H), 6.51 (m, 2 H), 6.47 (s, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 1.94 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 431.6 (M + H)+。
【0448】
[化200]
【0449】
収率:87%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.76 (m, 2 H), 7.64 (m, 2 H), 7.58 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 7.01 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 6.86 (s, 1 H), 6.57 (s, 2 H), 1.98 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 469.7 (M + H)+。
【0450】
[化201]
【0451】
収率:85%;Yield: 85%; 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.80-8.81 (m, 2 H), 7.98-7.99 (m, 2 H), 7.16-7.21 (m, 3 H), 6.99-7.06 (m, 2 H), 6.59 (s, 2 H), 3.76 (s, 3 H), 2.03 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 431.5 [M + H]+。
【0452】
[化202]
【0453】
収率:89%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.80-8.81 (m, 2 H), 7.98-7.99 (m, 2 H), 7.18-7.22 (m, 3 H), 6.94-6.95 (m, 2 H), 6.73 (s, 2 H), 2.30 (s, 3 H), 2.06 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 414.9 [M - H]-。
【0454】
[化203]
【0455】
収率:91%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.78 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 8.67 (m, 2 H), 7.18 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 6.93 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 6.83 (s, 1 H), 6.56 (s, 2 H), 2.65 (m, 2 H), 1.98 (s, 6 H), 1.26 (t, J = 7.5 Hz, 3 H); ESI-MS: m/z 429.6 (M + H)+。
【0456】
[化204]
【0457】
収率:61%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.76 (m, 2 H), 7.52 (m, 2 H), 7.11 (s, 2 H), 6.80 (s, 1 H), 1.84 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 435.6 (M + H)+。
【0458】
[化205]
【0459】
収率:63%;1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 8.77 (d, J = 5.4 Hz, 2 H), 7.98 (d, J = 5.4 Hz, 2 H), 7.38-7.40 (m, 2 H), 7.31-7.35 (m, 3 H), 7.11 (s, 3 H), 2.07 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 418.8 (M + H)+。
【0460】
[化206]
【0461】
収率:84%;1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 8.78 (d, J = 5.2 Hz, 2 H), 7.98 (d, J = 5.2 Hz, 2 H), 7.30 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.23 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.10 (s, 1 H), 7.02 (s, 2 H), 2.36 (s, 3 H), 2.04 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 432.5 (M + H)+。
【0462】
[化207]
【0463】
収率:64%;1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 8.79 (d, J = 5.0 Hz, 2 H), 7.98 (d, J = 5.0 Hz, 2 H), 7.43 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.12 (s, 1 H), 7.02 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 6.92 (s, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 2.02 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 448.1 (M + H)+。
【0464】
[化208]
【0465】
収率:62%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 12.8 (s, 1 H), 8.54-8.58 (m, 2 H), 7.55-7.56 (m, 1 H), 7.14 (s, 1 H), 6.96-7.03 (m, 4 H), 6.67 (s, 2 H), 3.76 (s, 3 H), 2.40 (s, 3 H), 2.05 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 445.7 [M + H]+。
【0466】
[化209]
【0467】
収率:60%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.79 (d, J = 4.5 Hz, 2 H), 7.85 (d, J = 4.5 Hz, 2 H), 7.39 (d, J = 8.6 Hz, 2 H), 6.97 (d, J = 8.6 Hz, 2 H), 6.83 (s, 1 H), 2.05 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 479.2 (M + H)+。
【0468】
[化210]
【0469】
収率:58%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.87 (d, J = 4.5 Hz, 2 H), 8.02 (d, J = 4.5 Hz, 2 H), 7.47 (d, J = 8.6 Hz, 2 H), 7.08 (d, J = 8.6 Hz, 2 H), 6.89 (s, 1 H), 6.85 (s, 1 H), 6.24 (s, 1 H), 2.04 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 479.3 (M + H)+。
【0470】
[化211]
【0471】
収率:94%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.82 (s, 1 H), 8.71-8.72 (m, 1 H), 8.39-8.40 (m, 1 H), 7.01-7.03 (m, 2 H), 6.96-6.99 (m, 2 H), 6.64-6.67 (m, 3 H), 3.75 (s, 3 H), 2.03 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 476.8 [M + H]+。
【0472】
[化212]
【0473】
収率:94%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.66-8.68 (m, 2 H), 7.49-7.50 (m, 2 H), 6.77 (s, 1 H), 6.57 (s, 2 H), 2.42 (s, 3 H), 1.87 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 355.6 (M + H)+。
【0474】
[化213]
【0475】
収率:39%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.80-8.81 (m, 2 H), 7.98-8.00 (m, 2 H), 7.70 (s, 2 H), 7.30 (s, 1 H), 3.30 (s, 1 H), 2.20 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 387.6 (M + H)+。
【0476】
[化214]
【0477】
収率:61%;1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 8.79 (s, 2 H), 7.97 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.91 (d, J = 8.9 Hz, 2 H), 7.69 (s, 2 H), 7.27 (s, 1 H), 7.15 (d, J = 8.9 Hz, 2 H), 3.84 (s, 3 H), 2.16 (s, 6H); ESI-MS: m/z 480.6 (M + H)+。
【0478】
[化215]
【0479】
収率:43%;1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 13.1 (brs, 1 H), 8.80 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.97 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.66 (d, J = 8.8 Hz, 2 H), 7.42 (s, 2 H), 7.23 (s, 1 H), 7.10 (d, J = 8.8 Hz, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 2.13 (s, 6H); ESI-MS: m/z 464.7 (M + H)+。
【0480】
[化216]
【0481】
収率:24%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.80 (s, 2H), 7.70 (d, J = 5.1 Hz, 2 H), 6.97 (m, 2 H), 6.92 (m, 3 H), 6.70 (d, J = 2.4 Hz, 1 H), 6.61 (d, J = 2.3, 1 H), 3.83 (s, 3 H), 2.02 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 452.4 (M + H)+。
【0482】
[化217]
【0483】
4−アリール−2−アミノチアゾールを合成するための一般的方法II
ジクロロメタン中のアリールカルボン酸(1.5当量)の懸濁液に1,1’−カルボニルジイミダゾール(CDI、3.0当量)を加えた。室温で2時間攪拌した後、この溶液に4−アリールチアゾール−2−アミン(q.0当量)を加えた。この反応混合液を室温で一晩攪拌した。この溶液を濃縮し、残留物をジクロロメタン中に再溶解した。この溶液を食塩液で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、対応する4−アリール−2−アミドチアゾールを得た。
【0484】
[化218]
【0485】
収率:77%;1H NMR (500 MHz, CD3OD) δ 8.75-8.76 (m, 2 H), 7.96-7.99 (m, 2 H), 6.90-6.92 (m, 3 H), 2.29 (s, 3 H), 2.08 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 324.0 [M + H]+。
【0486】
[化219]
【0487】
収率:77%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 11.7 (s, 1 H), 8.61-8.62 (m, 2 H), 7.51-7.53 (m, 2 H), 7.41-7.43 (m, 2 H), 7.26-7.30 (m, 2 H), 7.20-7.22 (m, 1 H), 2.54 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 295.3 [M + H]+。
【0488】
[化220]
【0489】
収率:15%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 11.7 (s, 1 H), 9.03 (s, 1 H), 8.68-8.69 (m, 1 H), 8.06-8.08 (m, 1 H), 7.45-7.47 (m, 2 H), 7.22-7.31 (m, 4 H), 2.54 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 295.9 [M + H]+。
【0490】
[化221]
【0491】
収率:12%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 12.9 (s, 1 H), 8.80-8.81 (m, 2 H), 7.99-8.00 (m, 2 H), 7.61-7.63 (m, 2 H), 7.02-7.04 (m, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 2.49 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 326.0 [M + H]+。
【0492】
[化222]
【0493】
収率:12%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.0 (s, 1 H), 8.78 (s, 2 H), 7.98-8.00 (m, 3 H), 6.98 (s, 1 H), 6.29 (s, 2 H), 3.82 (s, 3 H), 3.68 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 369.9 [M - H]-。
【0494】
[化223]
【0495】
収率:50%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 11.7 (s, 1 H), 8.61-8.62 (m, 2 H), 7.51-7.53 (m, 2 H), 7.41-7.43 (m, 2 H), 7.26-7.30 (m, 2 H), 7.20-7.22 (m, 1 H), 2.54 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 310.1 [M - H]-。
【0496】
[化224]
【0497】
収率:10%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 12.97 (s, 1H), 8.81-8.82 (m, 2 H), 8.00-8.07 (m, 3 H), 7.59 (s, 1 H), 6.64-6.68 (m, 2 H), 3.92 (s, 3 H), 3.81 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 340.3 [M - H]-。
【0498】
[化225]
【0499】
収率:95%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.33-8.34 (m, 1 H), 7.47-7.54 (m, 4 H), 7.11 (s, 1 H), 6.79-6.80 (m, 2 H), 3.81 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 345.7 [M + H]+。
【0500】
[化226]
【0501】
収率:83%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.52-8.53 (m, 1 H), 7.69-7.70 (m, 1 H), 7.59-7.60 (m, 1 H), 7.28-7.47 (m, 2 H), 7.16 (s, 1 H), 6.93-6.97 (m, 1 H), 3.93 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 363.7 [M + H]+。
【0502】
[化227]
【0503】
収率:87%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.49-8.50 (m, 1 H), 7.74 (m, 1 H), 7.62 (m, 1 H), 6.83 (s, 1 H), 6.72 (m, 2 H), 2.26 (s, 3 H), 1.97(s, 6 H); ESI-MS: m/z 357.7 [M + H]+。
【0504】
[化228]
【0505】
収率:63%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.60-8.61 (m, 1 H), 7.91-7.96 (m, 2 H), 6.87 (s, 1 H), 6.58 (m, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 2.11(s, 6 H); ESI-MS: m/z 373.9 [M + H]+。
【0506】
[化229]
【0507】
収率:95%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.53-8.54 (m, 1 H), 7.74-7.84 (m, 2 H), 6.83 (s, 1 H), 6.48 (m, 2 H), 3.98-4.02 (m, 2 H), 2.01(s, 6 H), 1.41-1.44 (m, 3 H); ESI-MS: m/z 387.9 [M + H]+。
【0508】
[化230]
【0509】
収率:68%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.36-8.38 (m, 1 H), 7.72 (s, 1 H), 7.42 (s, 1 H), 6.84 (s, 1 H), 6.48 (s, 2 H), 3.78 (s, 3 H), 2.03 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 357.5 [M + H]+。
【0510】
[化231]
【0511】
収率:94%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.39-8.40 (m, 1 H), 7.78 (s, 1 H), 7.48 (s, 1 H), 6.85 (s, 1 H), 6.50 (s, 2 H), 3.98-4.01 (q, 2 H), 2.05(s, 6 H), 1.42-1.44 (t, 3 H); ESI-MS: m/z 371.8 [M + H]+。
【0512】
[化232]
【0513】
収率:75%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.15-8.16 (d, 2 H), 7.78-7.79 (d, 2 H), 6.83 (s, 1 H), 6.80 (s, 2 H), 2.23 (s, 3 H), 2.01 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 340.1 [M + H]+。
【0514】
[化233]
【0515】
収率:43%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.23 (s, 2 H), 8.04 (s, 2 H), 6.85 (s, 1 H), 6.60 (s, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 2.12 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 355.8 [M + H]+。
【0516】
[化234]
【0517】
収率:18%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 9.01 (s, 1 H), 8.66 (s, 1 H), 6.82 (s, 1 H), 6.59 (s, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 2.13 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 345.6 [M + H]+。
【0518】
[化235]
【0519】
収率:46%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.78-8.79 (m, 2 H), 7.73-7.74 (m, 2 H), 7.26-7.28 (m, 1 H), 6.76-6.79 (m, 1 H), 6.67-6.70 (m, 2 H); ESI-MS: m/z 335.5 [M + H]+。
【0520】
[化236]
【0521】
収率:21%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.68 (s, 1 H), 8.59-8.60 (m, 1 H), 7.54-7.55 (m, 1 H), 6.81-6.83 (m, 2 H), 2.30 (s, 3 H), 2.01 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 357.8 [M + H]+。
【0522】
[化237]
【0523】
収率:42%;1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.63-8.64 (m, 1 H), 8.11 (s, 1 H), 7.98-7.99 (m, 1 H), 7.12 (s, 1 H), 6.93 (m, 2 H), 2.50 (s, 3 H), 2.05 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 357.9 [M + H]+。
【0524】
[化238]
【0525】
収率:40%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.38-8.39 (m, 1 H), 7.55-7.56 (m, 1 H), 7.41 (s, 1 H), 6.91-6.93 (m, 2 H), 6.86 (s, 1 H), 5.30 (s, 1 H), 4.00 (s, 3 H), 2.32 (s, 3 H), 2.12 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 355.0 [M + H]+。
【0526】
[化239]
【0527】
収率:63%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.31 (s, 1 H), 7.06 (s, 1 H), 6.81 (s, 1 H), 6.76 (s, 2 H), 4.00 (s, 3 H), 2.32 (s, 3 H), 1.98 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 387.9 [M + H]+。
【0528】
[化240]
【0529】
収率:70%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.61 (s, 2 H), 6.80 (s, 1 H), 6.73 (s, 2 H), 2.29 (s, 3 H), 1.94 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 392.0 [M + H]+。
【0530】
[化241]
【0531】
収率:61%;1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.81 (s, 1 H), 8.37 (s, 1 H), 7.80-7.77 (m, 1 H), 6.91 (s, 2 H), 6.80 (s, 1 H), 2.30 (s, 3 H), 2.26 (s, 3 H), 2.11 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 381.2 [M + H]+。
【0532】
[化242]
【0533】
収率:67%;1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.11 (s, 2 H), 6.81 (s, 1 H), 6.68 (s, 1 H), 2.30 (s, 3 H), 1.91 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 360.0 [M + H]+。
【0534】
[化243]
【0535】
収率:65%;1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.52-8.53 (m, 2 H), 7.35-7.36 (m, 2 H), 6.99 (s, 1 H), 6.91 (s, 1 H), 3.84 (s, 1 H), 2.25 (s, 3 H), 2.02 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 338.1 [M + H]+。
【0536】
[化244]
【0537】
収率:70%;1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.38-8.40 (m, 1 H), 7.66-7.67 (m, 2 H), 7.43 (s, 1 H), 6.98-7.00 (m, 2 H), 6.91-6.93 (m, 2 H), 6.84 (s, 1 H), 6.54 (s, 1 H), 3.83 (s, 3 H), 2.0 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 450.0 [M + H]+。
【0538】
[化245]
【0539】
収率:83%;1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.40 (m, 1 H), 7.78 (s, 1 H), 7.50 (s, 1 H), 6.84 (s, 1 H), 6.53 (s, 2 H), 4.52-4.56 (m, 1 H), 2.06 (s, 6 H), 1.33 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 385.8 [M + H]+。
【0540】
[化246]
【0541】
収率:34%;1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 12.48 (brs, 1 H), 8.82-8.83 (m, 1 H), 8.60-8.61 (m, 1 H), 8.04-8.05 (m, 1 H), 7.76-7.79 (m, 1 H), 7.49-7.51 (m, 1 H), 7.00-7.03 (m, 2 H), 6.92 (s, 2 H), 2.26 (s, 3 H), 2.05 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 350.7 (M + H)+。
【0542】
[化247]
【0543】
収率:25%;1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 13.20 (brs, 1 H), 8.36 (s, 1 H), 8.19 (s, 1 H), 7.87-7.88 (m, 1 H), 7.72-7.83 (m, 1 H), 7.00 (s, 1 H), 6.93 (s, 2 H), 2.27 (s, 3 H), 2.07 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 363.9 (M + H)+。
【0544】
[化248]
【0545】
収率:38%;1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 13.20 (brs, 1 H), 8.66 (s, 1 H), 8.26 (s, 1 H), 8.08 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 7.65 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 7.02 (s, 1 H), 6.93 (s, 2 H), 2.36 (s, 3 H), 2.07 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 363.9 (M + H)+。
【0546】
[化249]
【0547】
収率:41%;1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 8.78 (s, 1 H), 8.11 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 7.96 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 7.07 (s, 1 H), 6.93 (s, 2 H), 2.27 (s, 3 H), 2.07 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 364.9 (M + H)+。
【0548】
[化250]
【0549】
収率:19%;1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 8.79-8.80 (m, 12H), 7.98-7.99 (m, 2 H), 7.08 (s, 1 H), 6.70 (s, 2 H), 4.08-4.10 (m, 2 H), 3.65-3.66 (m, 2 H), 3.31 (s, 3 H), 2.06 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 384.6 (M + H)+。
【0550】
[化251]
【0551】
収率:58%;1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 8.78-8.79 (m, 2 H), 7.98-7.99 (m, 2 H), 7.05 (s, 1 H), 6.69 (s, 2 H), 4.00-4.02 (m, 2 H), 3.46-3.48 (m, 2 H), 3.25 (s, 3 H), 2.06 (s, 6 H), 1.93-1.95 (m, 2 H); ESI-MS: m/z 398.8 (M + H)+。
【0552】
[化252]
【0553】
収率:69%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.46-8.48 (m, 1 H), 8.39-8.43 (m, 2 H), 8.32-8.33 (m, 1 H), 7.02-7.05 (m, 2 H), 6.93-6.95 (m, 3 H), 6.70 (s, 2 H), 3.84 (s, 3 H), 2.19 (s, 3 H), 2.16 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 447.8 [M + H]+。
【0554】
[化253]
【0555】
収率:65%;1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.1 (s, 1 H), 8.46-8.47 (m, 1H), 7.93-7.94 (m, 1 H), 7.78 (s, 1 H), 7.42-7.44 (m, 2 H), 7.19 (s, 1 H), 7.01-7.03 (m, 2 H), 6.91 (s, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 2.02 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 465.4 [M + H]+。
【0556】
<典型的な化合物および阻害活性>
下記の表は、指されたような化合物を用いた増殖培地中での細胞の曝露を使用して選択された癌細胞に抗増殖活性を示す選択された化合物についての代表的な結果を列挙している。抗増殖作用は、μM(マイクロモル)での最終濃度におけるIC50値として表示されている。
【0557】
【表1-1】
【0558】
【表1-2】
【0559】
【表1-3】
【0560】
【表1-4】
【0561】
【表1-5】
【0562】
【表1-6】
【0563】
【表1-7】
【0564】
【表1-8】
【0565】
【表1-9】
【0566】
【表1-10】
【0567】
【表1-11】
【0568】
【表1-12】
【0569】
【表1-13】
【0570】
【表1-14】
【0571】
<選択された化合物の代表的な生物学的活性>
以下のデータは、所定の化合物のin vitroおよびin vivoの生物学的活性に関する代表的指針を提供する。化合物に数字が付されている場合、その数字は上記の表に列挙した化合物を指す。
【0572】
細胞毒性および抗増殖活性:株化細胞系由来(例えば、MDA−MB−231、MDA−MB−468、HelaおよびK562のような細胞系由来)の細胞をDMEM培地(Sigma社、D5523)内の10% FBS(Hylcone社)中で培養した。細胞は、5% COおよび95%空気を含む加湿雰囲気中37℃で増殖させた。細胞は、96ウエル組織培養プレート内に播種した。
【0573】
化合物の処理は、細胞の一晩の培養後に開始した(T0)。化合物は8つの時点に10μM〜4.6nMの3倍希釈で調製した。化合物をプレートの3つずつのウエルへ加え、プレートを次に96時間インキュベートした。DMSO(化合物希釈剤)もまた含め、プレートのコントロールウエル内へ加えた。次に細胞生存性をMTSアッセイによってCellTiter 96(登録商標)AQueous非放射性細胞増殖アッセイシステム(Promega社)を使用して決定した。プレートリーダー(Molecular Devices社、Vmax)を使用して光学密度を読取り、結果を使用して濃度−反応曲線を推定した。全てのデータは、3回ずつの実験の結果を示しており、±20%未満の変動を伴う3回の個別の測定値の平均値である。結果は、線形回帰ソフトウエア(GraphPad Prism 5;GraphPad Software社)を用いて分析した。
【0574】
IC50値は、50%増殖阻害を誘発する濃度を意味する。GI50値(増殖阻害活性)は、時間ゼロでの細胞計数についての修正を強調するために決定された;そこで、試験ドラッグの阻害率(%)は:[1−(T−T0)/(C−T0)]×100である;およびこれらの数値を使用して濃度−反応曲線をプロットし、次に線形回帰ソフトウエア(GraphPad Prism 5)を用いて分析した。
【0575】
図1Aから分かるように、選択された化合物は、多数の固形腫瘍細胞ならびに白血病細胞に有意な細胞毒性および抗増殖作用を有した。これとは対照的に、図1Bから分かるように、図示した同一化合物は、複数の正常細胞系に有意な細胞毒性および抗増殖作用を示さなかった。この場合、W1−38はヒト正常肺線維芽細胞系、RPTECは近位尿細管上皮細胞、HuVecはヒト臍帯静脈内皮細胞、HAoSMCはヒト大動脈平滑筋細胞である。
【0576】
選択された化合物は、Hec1/Nek2相互作用を妨害し、Nek2分解を誘発し、Nek2タンパク質不安定性を増す:細胞を氷冷溶解バッファー250(プロテアーゼ阻害剤が補給された、50mMのTris-HCl、pH7.4、250mMのNaCl、0.3% Nonidet P-40、10mMのNaF)中に再懸濁し、3回の冷凍/解凍サイクルにかけ、室温、14,000rpmで2分間遠心した。溶解物分析または免疫沈降のために上清を使用した。免疫沈降のために、上清を抗Hec1抗体mAb19G3またはマウスポリクローナル抗Nek2とともに1時間、次にプロテインA−セファロースビーズとともにさらに1時間インキュベートした。ビーズを収集し、高張性NaClを含有する溶解バッファーを用いて5回洗浄し、免疫ブロット分析のためにSDSローディングバッファー中で沸騰させた。Immobilon-P膜(Millipore社、マサチューセッツ州ベッドフォード)への免疫ブロット後、ブロットは抗Hec1抗体または抗Nek2抗体(Genetex社、カリフォルニア州アービン)を用いてプローブした。ブロットは、ECL化学発光キット(Amersham Biosciences社)を用いて開発された。その他の詳細については、いずれかで見いだすことができる(Phosphorylation of the mitotic regulator protein Hec1 by Nek2 kinase is essential for faithful chromosome segregation. J Biol Chem. 2002 Dec 20;277(51):49408-16. Epub 2002 Oct 16)。
【0577】
図2Aおよび2Bは、そのような実験の代表的な結果を示し、これらの図からは試験した選択された化合物がHec1/Nek2相互作用を有意に妨害したことが容易に明白になる。図2CはNek2還元がK562細胞の1mcMの試験化合物との24時間のインキュベーションに及ぼす作用の典型的結果を示す図であり、図2Dは、1mcM最終濃度で選択された化合物に曝露されたK562細胞の処理後の経時的なNek2のタンパク質不安定性を示している結果である。
【0578】
選択された化合物は、異所性有糸分裂を誘導する:細胞をカバースリップ上で増殖させ、PEMGバッファー[80mMのピペラジン−N,N−ビス(2−エタンスルホン酸)(PIPES)、pH6.8、5mMのEGTA、1mMのMgClおよび4Mグリセロール]またはリン酸緩衝食塩液(PBS)を用いて静かに洗浄した。細胞は次に−20℃で100%メタノールまたはPEMGもしくはPBSバッファー中の4%パラホルムアルデヒドを用いて固定し、0.4% Triton-X 100を用いて透過化した。細胞はPBS中の5%正常ヤギ血清(NGS)を用いてブロックし、5% NGSを備えるPBS中の一次抗体とともにインキュベートした(室温で1〜2時間)。二次抗体は、Alexa 488または594(Invitrogen社、カリフォルニア州カールズバッド)を用いてコンジュゲート化した。二次抗体を用いたインキュベーション後、4,6−ジアミジノ−2−フェニルインドール(DAPI)染色を適用し、細胞をProlong金抗退色試薬(Invitrogen社)とともにカバースライド上にマウントした。画像は、デジタルカメラを装備したNikon H550L顕微鏡およびSPOTデジタルイメージングソフトウエア(バージョン4、Diagnostic Instruments社)を用いて捕捉した。また別の画像分析もしくは定量化は、Image-Pro Plus(MediaCybernetics社、メリーランド州ベセズダ)またはAdobePhotoshopソフトウエア(Adobe Systems社、カリフォルニア州マウンテンビュー)を用いて実施した。その他の詳細は別に記載されている(Hec1 contributes to mitotic centrosomal microtubule growth for proper spindle assembly through interaction with Hice1. Mol Biol Cell. 2009 Nov;20(22):4686-95. Epub 2009 Sep 23)。
【0579】
図3は、選択された化合物が有糸分裂に及ぼす作用を示している表である。すなわち、結果は、48時間にわたる有糸分裂細胞中での染色体ミスアライメントのパーセンテージとして表示した。表から明らかなように、試験した化合物は、極めて多数の細胞における有糸分裂に実質的に影響を及ぼした。
【0580】
選択された化合物は、選択性の高いキナーゼ阻害剤である:試験化合物によるキナーゼ活性の阻害は、試験化合物の存在下において基質の[33P]取込みの量を定量することにより測定した。標準キナーゼアッセイは、MgATPを用いて、試験化合物(最終濃度4% DMSOに希釈した)またはDMSOコントロールの存在下で開始し、3%リン酸の添加によって停止させ、フィルタープレート上にUnifilterハーベスター(PerkinElmer社、米合衆国マサチューセッツ州ボストン)を使用して採取し、TopCountを用いて計数した。キナーゼ活性阻害についての一次スクリーニングのため、各試験化合物を2種の濃度(10mMおよび1mM)で2回ずつ評価した。結果は2回ずつの測定の平均値であり、阻害率(化合物処理対DMSOコントロール群)として表示した。利用可能なキナーゼアッセイは、下記の通りであった:VEGFR2、PDGFR-β、FGFR1、Flt3、c-Met、CHK1、CHK2、Cdk1/Cyclin B、Aurora A、Aurora B、B-Raf、B-Raf(V600E)、C-RafおよびmTOR。このキナーゼアッセイの大部分で使用したATP濃度は、各酵素に対するATPについてのKm以下である。
【0581】
極めて低いIC50での企図された化合物の有意な作用にもかかわらず、阻害プロファイルは、図4の表から明らかなように選択性が高かった。
【0582】
生物学的利用能:選択された化合物は、周知の手順に従ってラットへ経口または注射で投与した。例えば、化合物82は、5% DMSO、10% Cremophorおよび85% WFIを含有する調製物中で2mg/kgの濃度で静脈内注射された。下記の表は、代表的な薬物動態データを列挙している。
【0583】
【表2】
【0584】
化合物82はさらに、1%メチル−セルロースを含有する調製物中で20mg/kgの濃度で経口投与された。下記の表は、代表的な薬物動態データを列挙している。
【0585】
【表3】
【0586】
同様に、PKデータは、他の点では同一の調製物および投与経路を用いて化合物42および95について得られた。下記の表は、結果を典型として例示している。
【0587】
静注および経口投与された化合物42については、下記の各表に示した。
【0588】
【表4】
【0589】
【表5】
【0590】
静注および経口投与された化合物95については、下記の各表に示した。
【0591】
【表6】
【0592】
【表7】
【0593】
選択された化合物は、マウス異種移植モデルにおいて有効である:本方法を以前に公表されたプロトコールから適応させた(Small molecule targeting the Hec1Nek2 mitotic pathway suppresses tumor cell growth in culture and in animal. Cancer Res. 2008 Oct 15;68(20):8393-9)。すなわち、雌性BALB/cヌード(nu/nu)マウス(5〜8週)は、Lasco社(台湾)から購入した。動物は特定の無菌条件下で維持し、飼料および水は随意に供給された。動物に関係する収容および全手順は、DCBにおけるIACUCによって承認されたプロトコールに従って実施した。MDA−MB−468およびMDA−MB−231細胞の皮下埋植のためには、細胞(各々、1×10個マトリックスゲル/動物中および0.5×10個/動物中)は、右腋窩領域内へ皮下注射した。10日間の腫瘍埋植後、マウスは、ビヒクルA(5% DMSO、10% Cremophor、85% HO)またはビヒクルA中で調製された候補化合物(7.5〜150mg/kg(体重))で処置された(静注、QD/21サイクル、または総計で経口、QD/28サイクル)。各腫瘍の垂直直径測定は、デジタル式測定器を用いて実施し、腫瘍容積は式(L×W×W)/2(式中、LおよびWは、各々長さおよび幅を表す)を用いて計算した。体重は、週3回測定した。各治療群の平均腫瘍増殖阻害をビヒクルコントロール群と比較し、腫瘍増殖阻害値は式:[1−(T/C)×100%]を使用して計算した。
【0594】
企図された化合物がヌードマウスにおける腫瘍容積に及ぼすin vivo作用は、図5Aおよび5Bに記載のグラフから容易に見て取ることができる。腫瘍退縮にもかかわらず、全症例において体重は一定のままであった(データは示していない)。
【0595】
当業者には、既に記載された修飾以外の多数の多くの修正形態は、本明細書に記載の本発明の概念から逸脱せずに可能であることは明白である。このため本発明の主要な課題は、添付の特許請求項に記載の精神を除いて制限されるべきではない。さらに、本明細書の説明および請求項の両方を解釈する際、全ての用語は内容に一致するできる限り幅広い方法で解釈すべきである。特に、用語「含む」および「含んでいる」は、非排他的方法で要素、成分または工程に関すると解釈すべきであり、言及された要素、成分または工程は、明示的には言及されていない他の要素、成分または工程が存在する場合がある、またはそれらを利用できる、またはそれらと結合できることを意味している。本明細書が要求するものは、A、B、C....およびNからなる群から選択されるもののうちの少なくとも1つをに関し、その文章はA+Nではない、またはB+Nではないなど、前記群から1つの要素だけを要求していると解釈すべきである。
図1A
図1B
図2A
図2B
図2C
図2D
図3
図4
図5A
図5B