特許第5828757号(P5828757)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5828757
(24)【登録日】2015年10月30日
(45)【発行日】2015年12月9日
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20151119BHJP
【FI】
   A63F7/02 308G
【請求項の数】1
【全頁数】27
(21)【出願番号】特願2011-290177(P2011-290177)
(22)【出願日】2011年12月28日
(65)【公開番号】特開2013-138738(P2013-138738A)
(43)【公開日】2013年7月18日
【審査請求日】2014年11月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】000144153
【氏名又は名称】株式会社三共
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(73)【特許権者】
【識別番号】501468770
【氏名又は名称】株式会社ジョイコシステムズ
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100123618
【弁理士】
【氏名又は名称】雨宮 康仁
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【弁理士】
【氏名又は名称】森川 泰司
(74)【代理人】
【識別番号】100148633
【弁理士】
【氏名又は名称】桜田 圭
(74)【代理人】
【識別番号】100134599
【弁理士】
【氏名又は名称】杉本 和之
(74)【代理人】
【識別番号】100166442
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 洋雅
(72)【発明者】
【氏名】小倉 敏男
(72)【発明者】
【氏名】柳 漢呉
【審査官】 土屋 保光
(56)【参考文献】
【文献】 特開平10−234938(JP,A)
【文献】 特開2005−040426(JP,A)
【文献】 特開2005−185669(JP,A)
【文献】 特開平08−252357(JP,A)
【文献】 特開平07−136319(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技者がハンドル装置を操作することにより遊技領域に遊技媒体が発射される遊技機であって、
前記ハンドル装置は、
ベース体と、
前記ベース体に対して第1軸により軸支される第1部材と、
前記第1部材に対して、前記第1軸とは異なる方向に延在する第2軸により軸支される第2部材と、
前記第2部材に取付けられ、遊技者が把持して、遊技媒体を発射するための回転操作が可能な把持部と、
を備え、
前記第2部材には、前記ベース体に対して進退する突起部と、該突起部を前記ベース体に向けて付勢する付勢手段が設けられ、
前記ベース体には、前記突起部が係脱可能な複数の凹部が形成されている、
ことを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機に係り、詳しくは、遊技者がハンドル装置を操作することにより遊技領域に遊技媒体が発射される遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
遊技機の一例として、遊技球などの遊技媒体を発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に設けられている入賞口などの入賞領域に遊技媒体が入賞したことに基づいて、所定の遊技価値を付与可能としたものがある。このような遊技機では、例えば遊技者がハンドルを回転操作することにより、回転操作量に応じた勢いで遊技領域に遊技媒体が発射される。
【0003】
こうした遊技機では、遊技者の体格などによっては、椅子に座ってハンドルを長時間操作すると、操作する手が疲れてしまう場合がある。このため、遊技者が自身に合うようにハンドルの角度姿勢を調整できることが望ましい。従来、軸回りに回転可能な部材の角度姿勢を変更する機構として、いわゆるユニバーサルジョイントが知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載のユニバーサルジョイントを用いることにより、対象の角度姿勢を、直交する2つの軸回りに変更することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−165504号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ユニバーサルジョイントを用いてハンドルの角度姿勢を調整する場合、ユニバーサルジョイントの2つの軸のそれぞれについて、角度位置を固定する必要がある。このために、例えば、ユニバーサルジョイントの2つの軸のそれぞれにラチェット機構を備えることも考えられるが、部品点数が増えてハンドルを含むハンドル装置が複雑になったり大型になったりしてしまう。また、ラチェット機構を用いて回転軸をラチェット間隔毎に規制する場合、ユニバーサルジョイントから延出して取付けられるハンドルの角度姿勢を細かく調整できるようにするには、ラチェット間隔が非常に細かいラチェット機構を用いる必要がある。さらに、ラチェット機構を用いた場合、ユニバーサルジョイントの2つの軸が可動域全体に亘って、等間隔に形成されたラチェット間隔で規制されることになるが、ハンドルの姿勢は、遊技者の体格差などに応じた所定の範囲で調整できればよい。
【0006】
この発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、遊技者が操作するハンドル装置の把持部を姿勢変更できる遊技機を簡易な構成で提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1) 上記目的を達成するため、本願の請求項に係る遊技機は、遊技者がハンドル装置を操作することにより遊技領域に遊技媒体が発射される遊技機であって(例えば、遊技者などによってハンドル装置30におけるハンドルリング60が時計回りに回転操作されると、操作量に応じて、所定の打球発射装置により弾発力が調整されて遊技領域に遊技球が発射されるなど)、前記ハンドル装置は、ベース体(例えば、ベース部90など)と、前記ベース体に対して第1軸により軸支される第1部材(例えば、ベース部90の取付フレーム部材93に対して上下回動軸106により上下に回動可能に支持される第1ジョイント部材101など)と、前記第1部材に対して、前記第1軸とは異なる方向に延在する第2軸により軸支される第2部材(例えば、第1ジョイント部材101に対して左右回動軸107により左右に回動可能に支持される第2ジョイント部材108など)と、前記第2部材に取付けられ、遊技者が把持して、遊技媒体を発射するための回転操作が可能な把持部(例えば、第2ジョイント部材108にビス止めされ、遊技者などがハンドルリング60を回転させたときに所定の打球発射装置により遊技球が発射されるハンドル把持部40など)と、を備え、前記第2部材には、前記ベース体に対して進退する突起部(例えば、突起ガイド部材116の突起ガイド117内を移動する姿勢保持突起115など)と、該突起部を前記ベース体に向けて付勢する付勢手段(例えば、突起ガイド117内に挿入されて姿勢保持突起115を後側に付勢するスプリング118など)が設けられ、前記ベース体には、前記突起部が係脱可能な複数の凹部が形成されている(例えば、ベース部90の突起係合部材96の溝部97に、姿勢保持突起115が係合する複数の姿勢保持凹部98が形成されるなど)、ことを特徴とする。
【0008】
このような構成によれば、ベース体に対して第1部材が第1軸回りに回転することができ、この第1部材に対して第2部材が第2軸回りに回転することができるので、第2部材に取付けられた把持部の角度姿勢を、ベース体に対して第1軸及び第2軸回りに変更することができる。また、付勢手段によって第2部材の突起部とベース体の凹部が係合することにより、把持部の角度姿勢が保持されるとともに、遊技者が角度姿勢を変更する力を把持部に加えることにより、付勢手段による付勢力に抗して第2部材の突起部とベース体の凹部の係合が解除され、把持部の角度姿勢の保持が解除される。従って、こうした構成により、角度調整のために複数の機構を備えることなく、遊技者は、ベース体の複数の凹部のうちの任意の凹部に第2部材の突起部を係合させて、把持部の角度姿勢を変更することができる。
【0009】
(2) 上記(1)の遊技機において、前記ベース体には、前記複数の凹部を囲んで、前記突起部が通過不能な規制部が設けられてもよい(例えば、突起係合部材96の溝部97に、前側に突出する壁部99が複数の姿勢保持凹部98を囲んで設けられるなど)。
【0010】
このような構成においては、突起部が規制部を越えて移動しないので、把持部の角度姿勢の変更範囲を規制することができる。
【0011】
(3) 上記(2)の遊技機において、前記規制部は、枠状の枠部と、該枠部を補強するリブで構成されてもよい(例えば、突起係合部材96の溝部97に、前側に突出する壁部99が複数の姿勢保持凹部98を囲んで設けられ、壁部99の外周側に複数のリブ99aが設けられるなど)。
【0012】
このような構成においては、遊技者による把持部の角度姿勢を変更しようとする操作によって規制部が損傷するのを抑制することができる。
【0013】
(4) 上記(1)〜(3)のいずれかの遊技機において、前記第1軸及び前記第2軸は、前記把持部における前記回転操作の回転軸に対して直交してもよい(例えば、ジョイント部100における上下回動軸106及び左右回動軸107がハンドルリング60の回転中心軸cに対して直交するなど)。
【0014】
このような構成においては、把持部の角度姿勢を変更する第1軸及び第2軸と、遊技媒体を発射するための回転操作の回転軸とが直交するので、遊技者による遊技媒体を発射するための回転操作によって把持部の角度姿勢が変更するのを抑制することができる。
【0015】
(5) 上記(1)〜(4)のいずれかの遊技機において、前記突起部は、前記凹部に当接する部位が第1の曲率の曲面状に形成されており、前記凹部は、前記凸部に当接する部位が前記第1の曲率より小さい第2の曲率の曲面状に形成されてもよい(例えば、姿勢保持突起115の後側の先端が、突起係合部材96の姿勢保持凹部98の曲率より大きい曲率の曲面状に形成されるなど)。
【0016】
このような構成においては、第2部材の突起部とベース体の凹部との係脱を滑らかにして、把持部の姿勢変更を滑らかにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】この実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面図である。
図2】ハンドル装置を拡大して示す斜視図である。
図3】ハンドル装置の構成要素を分解して前側から示す分解斜視図である。
図4】ハンドル装置の構成要素を分解して後側から示す分解斜視図である。
図5】ハンドル把持部を拡大して示す斜視図である。
図6】ハンドル把持部の背面図である。
図7】ハンドル把持部の構成要素を分解して前側から示す分解斜視図である。
図8】ハンドル把持部の構成要素を分解して後側から示す分解斜視図である。
図9】ハンドルリングの係合突起と後部支持体のリブ凹部とにスプリングが掛けられたときのハンドル把持部を示す図である。
図10図9に示すハンドル把持部のハンドルリングを回転させた図である。
図11】レバー部材が操作されていないときのハンドル把持部を示す図であり、(a)は前側から見た模式図であり、(b)は固定部材より前側を後側から見た模式図である。
図12】レバー部材が操作されたときのハンドル把持部を示す図であり、(a)は前側から見た模式図であり、(b)は固定部材より前側を後側から見た模式図である。
図13】ジョイント部の構成要素を分解して前側から示す分解斜視図である。
図14】ジョイント部の構成要素を分解して後側から示す分解斜視図である。
図15】ジョイント部を鉛直方向に沿って切断して示す断面図である。
図16】ハンドル装置におけるジョイント部の動作を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態を詳細に説明する。図1は、本実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面図であり、主要部材の配置レイアウトを示す。パチンコ遊技機(遊技機)1は、大別して、遊技盤面を構成する遊技盤(ゲージ盤)2と、遊技盤2を支持固定する遊技機用枠(台枠)3とから構成されている。遊技盤2には、ガイドレールによって囲まれた、外縁をほぼ円形状とする遊技領域が形成されている。この遊技領域には、遊技媒体としての遊技球が、所定の打球発射装置から発射されて打ち込まれる。
【0019】
遊技盤2の所定位置(図1に示す例では、遊技領域の右下の縁上)には、第1特別図柄表示装置4Aと、第2特別図柄表示装置4Bとが設けられている。第1特別図柄表示装置4Aと第2特別図柄表示装置4Bはそれぞれ、例えば7セグメントやドットマトリクスのLED(発光ダイオード)等から構成され、可変表示ゲームの一例となる特図ゲームにおいて、各々を識別可能な複数種類の識別情報(特別識別情報)である特別図柄(「特図」ともいう)が、変動可能に表示(可変表示)される。例えば、第1特別図柄表示装置4Aと第2特別図柄表示装置4Bはそれぞれ、「0」〜「9」を示す数字や「−」を示す記号等から構成される複数種類の特別図柄を可変表示する。なお、第1特別図柄表示装置4Aや第2特別図柄表示装置4Bにおいて表示される特別図柄は、「0」〜「9」を示す数字や「−」を示す記号等から構成されるものに限定されず、例えば7セグメントのLEDにおいて点灯させるものと消灯させるものとの組合せを異ならせた複数種類の点灯パターンが、複数種類の特別図柄として予め設定されていればよい。
【0020】
複数種類の特別図柄には、それぞれに対応した図柄番号が付されている。一例として、「0」〜「9」を示す数字それぞれには、「0」〜「9」の図柄番号が付され、「−」を示す記号には、「10」の図柄番号が付されていればよい。以下では、第1特別図柄表示装置4Aにおいて可変表示される特別図柄を「第1特図」ともいい、第2特別図柄表示装置4Bにおいて可変表示される特別図柄を「第2特図」ともいう。
【0021】
第1特別図柄表示装置4Aと第2特別図柄表示装置4Bはともに、例えば方形状に形成されている。なお、第1特図の種類と第2特図の種類は同じ(例えば、ともに「0」〜「9」を示す数字、及び、「−」を示す記号)であってもよいし、種類が異なっていてもよい。また、第1特別図柄表示装置4Aと第2特別図柄表示装置4Bはそれぞれ、例えば「00」〜「99」を示す数字(あるいは2桁の記号)を可変表示するように構成されていてもよい。
【0022】
遊技盤2における遊技領域の中央付近には、画像表示装置5が設けられている。画像表示装置5は、例えばLCD(液晶表示装置)等から構成され、各種の演出画像を表示する表示領域を形成している。画像表示装置5の表示領域では、特図ゲームにおける第1特別図柄表示装置4Aによる第1特図の可変表示や第2特別図柄表示装置4Bによる第2特図の可変表示のそれぞれに対応して、例えば3つといった複数の可変表示部となる飾り図柄表示エリアにて、各々を識別可能な複数種類の識別情報(装飾識別情報)である飾り図柄が可変表示される。この飾り図柄の可変表示も、可変表示ゲームに含まれる。
【0023】
一例として、画像表示装置5の表示領域には、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rが配置されている。そして、特図ゲームにおいて第1特別図柄表示装置4Aにおける第1特図の変動と第2特別図柄表示装置4Bにおける第2特図の変動のうち、いずれかが開始されることに対応して、「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて飾り図柄の変動(例えば上下方向のスクロール表示)が開始される。その後、特図ゲームにおける可変表示結果として確定特別図柄が停止表示されるときに、画像表示装置5における「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにて、飾り図柄の可変表示結果となる確定飾り図柄(最終停止図柄)が停止表示される。
【0024】
このように、画像表示装置5の表示領域では、第1特別図柄表示装置4Aにおける第1特図を用いた特図ゲーム、または、第2特別図柄表示装置4Bにおける第2特図を用いた特図ゲームと同期して、各々が識別可能な複数種類の飾り図柄の可変表示を行い、可変表示結果となる確定飾り図柄を導出表示(あるいは単に「導出」ともいう)する。なお、例えば特別図柄や飾り図柄といった、各種の表示図柄を導出表示するとは、飾り図柄等の識別情報を停止表示(完全停止表示や最終停止表示ともいう)して可変表示を終了させることである。これに対して、飾り図柄の可変表示を開始してから可変表示結果となる確定飾り図柄が導出表示されるまでの可変表示中には、飾り図柄の変動速度が「0」となって、飾り図柄が停留して表示され、例えば微少な揺れや伸縮などを生じさせる表示状態となることがある。このような表示状態は、仮停止表示ともいい、可変表示における表示結果が確定的に表示されていないものの、スクロール表示や更新表示による飾り図柄の変動が進行していないことを遊技者が認識可能となる。なお、仮停止表示には、微少な揺れや伸縮なども生じさせず、所定時間(例えば1秒間)よりも短い時間だけ、飾り図柄を完全停止表示することなどが含まれてもよい。
【0025】
「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにて可変表示される飾り図柄には、例えば8種類の図柄(英数字「1」〜「8」あるいは漢数字や、英文字、所定のモチーフに関連する8個のキャラクタ画像、数字や文字あるいは記号とキャラクタ画像との組合せなどであればよく、キャラクタ画像は、例えば人物や動物、これら以外の物体、もしくは、文字などの記号、あるいは、その他の任意の図形を示す飾り画像であればよい)で構成される。飾り図柄のそれぞれには、対応する図柄番号が付されている。例えば、「1」〜「8」を示す英数字それぞれに対して、「1」〜「8」の図柄番号が付されている。なお、飾り図柄は8種類に限定されず、大当り組合せやハズレとなる組合せなど適当な数の組合せを構成可能であれば、何種類であってもよい(例えば7種類や9種類など)。
【0026】
飾り図柄の可変表示が開始された後、可変表示結果となる確定飾り図柄が導出表示されるまでには、「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて、例えば図柄番号が小さいものから大きいものへと順次に上方から下方へと流れるようなスクロール表示が行われ、図柄番号が最大(例えば「8」)である飾り図柄が表示されると、続いて図柄番号が最小(例えば「1」)である飾り図柄が表示される。あるいは、飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rのうち少なくともいずれか1つ(例えば「左」の飾り図柄表示エリア5Lなど)において、図柄番号が大きいものから小さいものへとスクロール表示を行って、図柄番号が最小である飾り図柄が表示されると、続いて図柄番号が最大である飾り図柄が表示されるようにしてもよい。
【0027】
画像表示装置5の表示領域には、始動入賞記憶表示エリア5Hが配置されている。始動入賞記憶表示エリア5Hでは、特図ゲームに対応した可変表示の保留数(特図保留記憶数)を特定可能に表示する保留記憶表示が行われる。ここで、特図ゲームに対応した可変表示の保留は、普通入賞球装置6Aが形成する第1始動入賞口や、普通可変入賞球装置6Bが形成する第2始動入賞口を、遊技球が通過(進入)することによる始動入賞に基づいて発生する。すなわち、特図ゲームや飾り図柄の可変表示といった可変表示ゲームを実行するための始動条件(「実行条件」ともいう)は成立したが、先に成立した開始条件に基づく可変表示ゲームが実行中であることやパチンコ遊技機1が大当り遊技状態に制御されていることなどにより、可変表示ゲームの開始を許容する開始条件が成立していないときに、成立した始動条件に対応する可変表示の保留が行われる。
【0028】
図1に示す例では、始動入賞記憶表示エリア5Hとともに、第1特別図柄表示装置4A及び第2特別図柄表示装置4Bの下部に、特図保留記憶数を特定可能に表示するための第1保留表示器25Aと第2保留表示器25Bとが設けられている。第1保留表示器25Aは、第1特図保留記憶数を特定可能に表示する。第2保留表示器25Bは、第2特図保留記憶数を特定可能に表示する。第1特図保留記憶数は、第1特図を用いた特図ゲームの実行が保留されている記憶数である。第2特図保留記憶数は、第2特図を用いた特図ゲームの実行が保留されている記憶数である。第1特図保留記憶数と第2特図保留記憶数とを加算した可変表示の保留記憶数は、特に、合計保留記憶数ともいう。単に「特図保留記憶数」というときには、通常、第1特図保留記憶数、第2特図保留記憶数及び合計保留記憶数のいずれも含む概念を指すが、特に、これらの一部(例えば第1特図保留記憶数と第2特図保留記憶数を含む一方で合計保留記憶数は除く概念)を指すこともあるものとする。
【0029】
遊技盤2における遊技領域の下方には、普通入賞球装置6Aと、普通可変入賞球装置6Bとが設けられている。普通入賞球装置6Aは、例えば所定の玉受部材によって常に一定の開放状態に保たれる始動領域(第1始動領域)としての第1始動入賞口を形成する。普通可変入賞球装置6Bは、図示しないソレノイドによって、垂直位置となる通常開放状態と傾動位置となる拡大開放状態とに変化する一対の可動翼片を有する電動チューリップ型役物(普通電動役物)を備え、始動領域(第2始動領域)第2始動入賞口を形成する。
【0030】
一例として、普通可変入賞球装置6Bでは、普通電動役物用のソレノイドがオフ状態であるときに可動翼片が垂直位置となることにより、遊技球が第2始動入賞口を通過(進入)しがたい通常開放状態となる。その一方で、普通可変入賞球装置6Bでは、普通電動役物用のソレノイドがオン状態であるときに可動翼片が傾動位置となる傾動制御により、遊技球が第2始動入賞口を通過(進入)しやすい拡大開放状態となる。なお、普通可変入賞球装置6Bは、通常開放状態であるときでも、第2始動入賞口には遊技球が進入可能であるものの、拡大開放状態であるときよりも遊技球が進入する可能性が低くなるように構成してもよい。あるいは、普通可変入賞球装置6Bは、通常開放状態において、例えば第2始動入賞口を閉鎖することなどにより、第2始動入賞口には遊技球が進入しないように構成してもよい。このように、第2始動領域としての第2始動入賞口は、遊技球が通過(進入)しやすい拡大開放状態と、遊技球が通過(進入)しにくいまたは通過(進入)できない通常開放状態とに変化する。
【0031】
普通入賞球装置6Aに形成された第1始動入賞口や普通可変入賞球装置6Bに形成された第2始動入賞口を通過(進入)した遊技球は、例えば図示しない第1始動口スイッチや第2始動口スイッチによって検出される。第1始動口スイッチによって遊技球が検出されたことに基づき、所定個数(例えば3個)の遊技球が賞球として払い出され、第1特図保留記憶数が所定の上限値(例えば「4」)以下であれば、第1始動条件が成立する。第2始動口スイッチによって遊技球が検出されたことに基づき、所定個数(例えば3個)の遊技球が賞球として払い出され、第2特図保留記憶数が所定の上限値(例えば「4」)以下であれば、第2始動条件が成立する。なお、第1始動口スイッチによって遊技球が検出されたことに基づいて払い出される賞球の個数と、第2始動口スイッチによって遊技球が検出されたことに基づいて払い出される賞球の個数は、互いに同一の個数であってもよいし、異なる個数であってもよい。
【0032】
普通入賞球装置6Aと普通可変入賞球装置6Bの下方には、特別可変入賞球装置7が設けられている。特別可変入賞球装置7は、大入賞口扉用の図示しないソレノイドによって開閉駆動される大入賞口扉を備え、その大入賞口扉によって開放状態と閉鎖状態とに変化する特定領域としての大入賞口を形成する。
【0033】
一例として、特別可変入賞球装置7では、大入賞口扉用のソレノイドがオフ状態であるときに大入賞口扉が大入賞口を閉鎖状態として、遊技球が大入賞口を通過(進入)できなくする。その一方で、特別可変入賞球装置7では、大入賞口扉用のソレノイドがオン状態であるときに大入賞口扉が大入賞口を開放状態として、遊技球が大入賞口を通過(進入)しやすくする。このように、特定領域としての大入賞口は、遊技球が通過(進入)しやすく遊技者にとって有利な開放状態と、遊技球が通過(進入)できず遊技者にとって不利な閉鎖状態とに変化する。なお、遊技球が大入賞口を通過(進入)できない閉鎖状態に代えて、あるいは閉鎖状態の他に、遊技球が大入賞口を通過(進入)しにくい一部開放状態を設けてもよい。
【0034】
大入賞口を通過(進入)した遊技球は、例えば図示しないカウントスイッチによって検出される。カウントスイッチによって遊技球が検出されたことに基づき、所定個数(例えば15個)の遊技球が賞球として払い出される。こうして、特別可変入賞球装置7において開放状態となった大入賞口を遊技球が通過(進入)したときには、例えば第1始動入賞口や第2始動入賞口といった、他の入賞口を遊技球が通過(進入)したときよりも多くの賞球が払い出される。したがって、特別可変入賞球装置7において大入賞口が開放状態となれば、その大入賞口に遊技球が進入可能となり、遊技者にとって有利な第1状態となる。その一方で、特別可変入賞球装置7において大入賞口が閉鎖状態となれば、大入賞口に遊技球を通過(進入)させて賞球を得ることが不可能または困難になり、遊技者にとって不利な第2状態となる。
【0035】
遊技盤2の所定位置(図1に示す例では、遊技領域の左側方)には、普通図柄表示器20が設けられている。一例として、普通図柄表示器20は、第1特別図柄表示装置4Aや第2特別図柄表示装置4Bと同様に7セグメントやドットマトリクスのLED等から構成され、特別図柄とは異なる複数種類の識別情報である普通図柄(「普図」あるいは「普通図」ともいう)を変動可能に表示(可変表示)する。このような普通図柄の可変表示は、普図ゲーム(「普通図ゲーム」ともいう)と称される。
【0036】
普通図柄表示器20の上方には、普図保留表示器25Cが設けられている。普図保留表示器25Cは、例えば4個のLEDを含んで構成され、通過ゲート41を通過した有効通過球数としての普図保留記憶数を表示する。
【0037】
遊技盤2の表面には、上記の構成以外にも、遊技球の流下方向や速度を変化させる風車及び多数の障害釘が設けられている。また、第1始動入賞口、第2始動入賞口及び大入賞口とは異なる入賞口として、例えば所定の玉受部材によって常に一定の開放状態に保たれる単一または複数の一般入賞口が設けられてもよい。この場合には、一般入賞口のいずれかに進入した遊技球が所定の一般入賞球スイッチによって検出されたことに基づき、所定個数(例えば10個)の遊技球が賞球として払い出されればよい。遊技領域の最下方には、いずれの入賞口にも進入しなかった遊技球が取り込まれるアウト口が設けられている。
【0038】
遊技機用枠3の左右上部位置には、効果音等を再生出力するためのスピーカ8L、8Rが設けられており、さらに遊技領域周辺部には、遊技効果ランプ9が設けられている。パチンコ遊技機1の遊技領域における各構造物(例えば普通入賞球装置6A、普通可変入賞球装置6B、特別可変入賞球装置7、内側フレーム40等)の周囲には、装飾用LEDが配置されていてもよい。
【0039】
遊技領域の下方における遊技機用枠3の所定位置には、賞球として払い出された遊技球や所定の球貸機により貸し出された遊技球を、打球発射装置へと供給可能に保持(貯留)する上皿(打球供給皿)が設けられている。遊技機用枠3の下部には、上皿から溢れた余剰球などを、パチンコ遊技機1の外部へと排出可能に保持(貯留)する下皿が設けられている。
【0040】
下皿を形成する部材には、例えば下皿本体の上面における手前側の所定位置(例えば下皿の中央部分)などに、遊技者が把持して傾倒操作が可能なスティックコントローラ31Aが取り付けられている。スティックコントローラ31Aは、遊技者が把持する操作桿を含み、操作桿の所定位置(例えば遊技者が操作桿を把持したときに操作手の人差し指が掛かる位置など)には、トリガボタンが設けられている。トリガボタンは、遊技者がスティックコントローラ31Aの操作桿を操作手(例えば左手など)で把持した状態において、所定の操作指(例えば人差し指など)で押引操作することなどにより所定の指示操作ができるように構成されていればよい。操作桿の内部には、トリガボタンに対する押引操作などによる所定の指示操作を検知するトリガセンサが内蔵されていればよい。
【0041】
スティックコントローラ31Aの下部における下皿の本体内部などには、操作桿に対する傾倒操作を検知する傾倒方向センサユニットが設けられていればよい。例えば、傾倒方向センサユニットは、パチンコ遊技機1と正対する遊技者の側からみて操作桿の中心位置よりも左側で遊技盤2の盤面と平行に配置された2つの透過形フォトセンサ(平行センサ対)と、この遊技者の側からみて操作桿の中心位置よりも右側で遊技盤2の盤面と垂直に配置された2つの透過形フォトセンサ(垂直センサ対)とを組み合わせた4つの透過形フォトセンサを含んで構成されていればよい。
【0042】
上皿を形成する部材には、例えば上皿本体の上面における手前側の所定位置(例えばスティックコントローラ31Aの上方)などに、遊技者が押下操作などにより所定の指示操作を可能なプッシュボタン31Bが設けられている。プッシュボタン31Bは、遊技者からの押下操作などによる所定の指示操作を、機械的、電気的、あるいは、電磁的に、検出できるように構成されていればよい。プッシュボタン31Bの設置位置における上皿の本体内部などには、プッシュボタン31Bに対してなされた遊技者の操作行為を検知するプッシュセンサが設けられていればよい。なお、スティックコントローラ31Aやプッシュボタン31Bは、遊技者による操作が検出された場合、表示装置5における表示演出が変更されたり、動作やスピーカ8L、8Rからの音声出力や遊技効果ランプ9などの発光体における点灯動作(点滅動作)などが行われる演出(例えば予告演出やリーチ演出)などにおいて使用されればよい。
【0043】
遊技機用枠3の右下部位置には、遊技媒体としての遊技球を遊技領域に向けて発射するために遊技者などによって操作されるハンドル装置30が設けられている。図2は、ハンドル装置30を拡大して示す斜視図である。遊技者などによってハンドル装置30のハンドルリング60が時計回りに回転操作されると、操作量(回転量)に応じて、図示しない所定の打球発射装置により弾発力が調整されて遊技球が発射される。
【0044】
図3及び図4は、ハンドル装置30の構成要素を分解して示す分解斜視図である。ハンドル装置30は、図3及び図4に示すように、遊技者などが把持するハンドル把持部40と、ハンドル把持部40を支持するジョイント部100と、例えばビス止めなどによって遊技機用枠3のフレームに固定されるベース部90と、ハンドル把持部40に取付けられるハンドル軸カバー86を備える。なお、以下の説明では、遊技者などから見て手前となる側を「前側」とし、遊技者などから遠い側を「後側」とし、遊技者などから見た左側、右側をそれぞれ「左側」、「右側」とする。
【0045】
図5は、ハンドル把持部40を拡大して示す斜視図であり、図6は、ハンドル把持部40の背面図であり、図7及び図8は、ハンドル把持部40の構成要素を分解して示す分解斜視図である。ハンドル把持部40は、後部支持体41と、タッチリング54と、リングカバー57と、ハンドルリング60と、回転軸ギヤ65と、伝達軸ギヤ67と、スプリング75と、レバー部材80と、固定部材84と、前部支持体70と、支持体装飾部材74と、タッチセンサ76と、ロータリーエンコーダ77と、単発スイッチ78を備える。
【0046】
後部支持体41は、縦長の筒状であるハンドル軸部42と、椀状の後方ノブ部45とが一体となった形状に形成されている。ハンドル軸部42は、図6に示すように、ハンドルリング60の回転中心軸cより、その中心がやや下方に位置しており、右下に位置決め凹部42aが形成されている。ハンドル軸部42の後端には、ジョイント部90にビス止めするための複数のビス孔43a及び位置決め凸部43bが形成されている。また、ハンドル軸部42の前端面(後方ノブ部45の後端面)には、図7に示すように、例えば単発スイッチ78からの図示しない配線を通すための貫通孔44aや、ロータリーエンコーダ77のエンコーダ軸77aが挿通される貫通孔44b、タッチセンサ76のセンサ部76aが挿通される貫通孔44cが形成されている。ハンドル軸部42の内部には、タッチセンサ76やロータリーエンコーダ77が収納される。
【0047】
後方ノブ部45の前面内側には、複数の支持ボス46がハンドルリング60の回転軸方向に沿って突出するように形成されている。一例として、この実施の形態では、3本の支持ボス46が形成されている。支持ボス46のそれぞれは、成形が容易であって且つ強度が確保されるように、根元側が先端側よりもやや太い形状とされている。3本の支持ボス46は、ハンドルリング60の回転中心から等距離に設けられ、そのうちの1本は、ハンドル軸部42の位置決め凹部42aに対応する位置に設けられている。支持ボス46のそれぞれの前端には、後部支持体41と前部支持体70をビス止めするためのビス孔46aが形成されている。また、3本の支持ボス46のうちの2本は、その間をリブ47で接続されている。リブ47は、支持ボス46より前側に突出するように形成され、その前端にスプリング75を掛けるためのリブ凹部47aが形成されている。
【0048】
後方ノブ部45の前面には、単発スイッチ78の操作部78aを外側に突出させるための切欠き45aが形成されている。この実施の形態では、単発スイッチ78のための切欠き45aは、後方ノブ部45の左側に形成されているが、この例に限定されず、任意の位置に形成されればよい。また、後方ノブ部45の前面には、タッチリング54やリングカバー57をビス止めするための複数のビス孔48aや位置決め突起48b、タッチセンサ76をビス止めするためのビス孔50、単発スイッチ78をビス止めするためのビス孔52が形成されている。
【0049】
タッチリング54は、例えば金属などの導電性を有する材料で形成されている。タッチリング54は、円周面の縁が前側に突出するリング状に形成されており、前側から後部支持体41の後方ノブ部45にビス止めされる。タッチリング54には、後方ノブ部45の支持ボス46などが挿通される貫通孔54aが中央に形成され、後方ノブ部45とビス止めするための複数のビス孔55aや、位置決め突起48bに対応する位置決め孔55bが形成されている。また、タッチリング54には、タッチセンサ76をビス止めするためのビス孔55cも形成されている。
【0050】
リングカバー57は、例えば樹脂などの絶縁性を有する材料でタッチリング54より一回り小さい形状に形成されている。リングカバー57は、タッチリング54の前側内側に重ねられて、後部支持体41の後方ノブ部45にビス止めされる。リングカバー57は、タッチリング54と同様に、後方ノブ部45の支持ボス46などが挿通される貫通孔57aが中央に形成され、後方ノブ部45とビス止めするための複数のビス孔58aや、位置決め突起48bに対応する位置決め孔58bが形成されている。リングカバー57では、タッチリング54におけるタッチセンサ76をビス止めするためのビス孔55cに対応する部分が、中央の貫通孔57aの一部となっている。なお、タッチリング54及びリングカバー57は、こうした構成に限定されず、例えばタッチリング54が合成樹脂に導電性めっきを施した部材で構成されたり、リングカバー57を備えなくてもよい。
【0051】
ハンドルリング60は、円周面の縁が前側および後側のそれぞれに突出するリング状に形成されており、タッチリング54やリングカバー57の前側で、後部支持体41に回転可能に支持される。ハンドルリング60の外周面には、遊技者などが指を掛けるための複数の指掛け部60a、60bが形成されている。一例として、指掛け部60a、60bは、図6から図8に示すように、遊技者などがハンドル装置30を操作していない初期状態において、遊技者側から見て、左方向と上方向に位置する比較的大きい指掛け部60aと、左上方向と右上方向に位置する比較的小さい指掛け部60bとの計4つが設けられる。つまり、ハンドルリング60には、遊技者側から見て左側から時計回りに、比較的大きい指掛け部60aと比較的小さい指掛け部60bとが交互に計4つ設けられる。この実施の形態では、指掛け部60a、60bのそれぞれは、後側が中空に形成されており、比較的大きい2つの指掛け部60aの内部にには、補強のために十字のリブ60cが形成されている。なお、タッチリング60の指掛け部60a、60bは、この例に限定されず、同じ大きさの4つの指掛け部が設けられたり、3つ以下や5つ以上の指掛け部が設けられてもよい。
【0052】
ハンドルリング60の中央には、前側に突出する軸突起61が形成されており、軸突起61の外周側には、スプリング75が掛けられる係合突起62が形成されるとともに、回転軸ギヤ65をビス止めするためのビス孔63が軸突起61を中心として対称な位置に形成されている。係合突起62は、スプリング75がハンドルリング60の回転軸方向にずれて外れてしまわないように、先端がスプリング75側(前側から見て時計回り側)にL字状に曲げられている。
【0053】
係合突起62やビス孔63の外周には、後部支持体41の支持ボス46が挿通する複数のガイド孔64a、64bが形成されており、一例として、この実施の形態では、ハンドルリング60に2つのガイド孔64a、64bが形成されている。ガイド孔64a、64bは、それぞれ円弧状の長孔であり、ガイド孔64aには、1つの支持ボス46が挿通され、ガイド孔64bには、リブ47で繋がれた2つの支持ボス46が挿通される。2つの支持ボス46が挿通されるガイド孔64bは、2つの支持ボス46が離れている距離だけ、ガイド孔64aよりも長い長孔に形成されている。
【0054】
ハンドルリング60の裏面(後側)には、回転軸ギヤ65がビス止めされる。回転軸ギヤ65は、後端に円形の底面66を有し、この円形の底面66に対して垂直に立つよう約半周に亘って外歯65aが形成されている。回転軸ギヤ65の底面66には、前側から見たときに外歯65aのうち最も時計回り側の歯の溝に対応する位置に、2つの位置決め溝66aが形成されている。回転軸ギヤ65は、ロータリーエンコーダ77のエンコーダ軸77aに取り付けられる伝達軸ギヤ67と噛合する。
【0055】
伝達軸ギヤ67は、前端に円形の底面68を有し、この円形の底面68に対して垂直に立つよう全周に亘って外歯67aが形成されている。外歯67aには、所定の2つの位置決め歯67bが含まれ、この位置決め歯67bに対応する底面68には位置決め用の切欠き68aが形成されている。伝達軸ギヤ67の外歯67aは、2つの位置決め歯67bのみが伝達軸ギヤ67の後端までに亘って歯面が形成されている。また、伝達軸ギヤ67の内周面には、ロータリーエンコーダ77のエンコーダ軸77aの形状に対応した位置決め凸部69が形成されている。伝達軸ギヤ67がロータリーエンコーダ77のエンコーダ軸77aに取り付けられるとともに伝達軸ギヤ67と回転軸ギヤ65が噛み合うことにより、ハンドルリング60の回転位置がロータリーエンコーダ77によって検知される。なお、ハンドルリング60とロータリーエンコーダ77とは、回転軸ギヤ65及び伝達軸ギヤ67を介して接続されるものに限定されず、3つ以上のギヤを介して接続されてもよいし、ベルトなどを介して接続されてもよい。また、ギヤなどの伝達部材を介さず直接に接続されてもよい。
【0056】
前部支持体70は、後部支持体41の前面にビス止めされてハンドル把持部40の前面を構成する。前部支持体70の前面には、支持体装飾部材74が配置される装飾溝70aが形成され、装飾溝70aには、支持体装飾部材74をビス止めするためのビス孔70bが形成されている。前部支持体70の後側の縁には、レバー部材80のレバー操作部81を外側に突出させるための切欠き70cが形成されている。この実施の形態では、レバー部材80のための切欠き70cは、前側から見て前部支持体70の左下側に形成されるものとしたが、この例に限定されず、任意の位置に形成されればよい。前部支持体70の裏面には、レバー部材80を軸支する中央凸部71が中央に設けられるとともに、固定部材84を軸支する固定用突起72が中央凸部71より外周側に(つまり、中央凸部71とは異なる位置に)設けられている。固定用突起72は、前側から見てレバー部材80のための切欠き70cより反時計回り側に形成されている。また、前部支持体70の裏面には、後部支持体41の支持ボス46に対応する位置に、後部支持体41をビス止めするための複数のビス孔73が形成されている。さらに、前部支持体70の裏面には、後部支持体41の支持ボス46を繋ぐリブ47に対応する位置に、ビス孔73を繋ぐようにリブ73aが形成されている。
【0057】
レバー部材80は、一端に、前部支持体70の中央凸部71が挿通するレバー回転孔80aが形成され、他端に、遊技者などが操作するためのレバー操作部81が形成されている。レバー部材80は、レバー回転孔80aが形成された部位と、レバー操作部81側の部位とが、レバー回転孔80aから後側に傾いた斜面部80bで接続されて構成されている。レバー部材80の前側の面には、補強のためのリブ82bが外縁に沿って形成されている。また、レバー部材80におけるレバー操作部81側の部位は、裏面が平面になっている(以下、この平面になっている部位を「ガイド平面部82」という)。ガイド平面部82には、前部支持体70の内周面に沿う円弧状のフランジ部82aが形成され、このフランジ部82aを含めて裏面が平面になっている。また、ガイド平面部82には、後側に突出する係合突起83が形成されている。
【0058】
固定部材84は、一端に、前部支持体70の固定用突起72が挿通する固定回転孔84aが形成され、この一端から他端にかけて、長孔85aを有する枠部85が延出して構成される。枠部85は、前側から見た幅に比して、高さ(厚み)が大きく形成されており、レバー部材80のガイド平面部82に沿って撓みやすいように構成されている。枠部85の内側の長孔85aには、レバー部材80の係合突起83が挿通される。枠部85には、ハンドルリング60の内周側となる辺の略中央に、レバー部材80の係合突起83が嵌合する嵌合凹部85bが形成されている。
【0059】
ハンドル把持部40が組み立てられるときには、まず、後部支持体41の切欠き45aから操作部78aが外側に突出するように単発スイッチ78が後部支持体41にビス止めされる。続いて、タッチリング54とリングカバー57とが前面側から後部支持体41にビス止めされるとともに、タッチリング54の前面にタッチセンサ76のセンサ部76aがビス止めされる。また、ハンドルリング60の裏面に回転軸ギヤ65がビス止めされるとともに、ロータリーエンコーダ77のエンコーダ軸77aに伝達軸ギヤ67が取り付けられて後部支持体41の貫通孔44に挿通され、回転軸ギヤ65と伝達軸ギヤ67が噛み合うように、ガイド孔64a、64bに支持ボス46が挿通されてハンドルリング60が後部支持体41に支持される。回転軸ギヤ65と伝達軸ギヤ67を噛み合わせるときには、回転軸ギヤ65の位置決め溝66aと伝達軸ギヤ67の位置決め歯67bが利用される。そして、前面側から、ハンドルリング60の係合突起62と後部支持体41のリブ凹部47aとにスプリング75が掛けられる。
【0060】
図9は、ハンドルリング60の係合突起83と後部支持体41のリブ凹部47aとにスプリング75が掛けられたときのハンドル把持部40を示す図である。図示するように、ハンドルリング60は、2つの円弧状のガイド孔64a、64bに後部支持体41の3つの支持ボス46が挿通されることで、後部支持体41に回転可能に支持される。ハンドルリング60は、スプリング75によって、前側から見て反時計回りに付勢されており、遊技者などがハンドルリング60の指掛け部60a、60bに指を掛けて、スプリング75の付勢力に抗して時計回りに力を加えることで、図10に示すように、支持ボス46がガイド孔64a、64bに位置する範囲でハンドルリング60が後部支持体41に対して回転する。また、遊技者などがハンドルリング60に加えている力を解除することで、スプリング75の付勢力によってハンドルリング60は反時計回りに回転し、図9に示す初期位置に戻る。スプリング75は、ハンドルリング60のL字状の係合突起62に掛けられるとともに、後部支持体41のリブ凹部47aに掛けられており、リブ凹部47aは、前部支持体70のリブ73aによって前側から覆われて(図9及び図10では不図示)、遊技者による操作に伴ってスプリング75が外れることが防止される。
【0061】
ハンドルリング60の前面に前部支持体70が組み付けられるときには、まず支持体装飾部材74とレバー部材80と固定部材84とが前部支持体70に取り付けられて、前部支持体70が後部支持体41の支持ボス46上にビス止めされる。レバー部材80は、レバー操作部81が前部支持体70の切欠き70aから外側に突出するように配置されてレバー回転孔80aに前部支持体70の中央凸部71が挿通され、前部支持体70に対して中央凸部71回りに回動可能に支持される。また、固定部材84は、長孔85aにレバー部材80の係合突起83が挿通されるとともに固定回転孔84aに前部支持体70の固定用突起72が挿通され、長孔85aにレバー部材80の係合突起83が位置する範囲で前部支持体70に対して固定用突起72回りに回動可能に支持される。レバー部材80の裏面は、平面状のガイド平面部82になっているので、このガイド平面部82に載せて固定部材84を配置することにより、固定部材84を前部支持体70に容易に取り付けることができる。レバー部材80のガイド平面部82は、前部支持体70の後端とほぼ同じ面上に位置し、前部支持体70が後部支持体41にビス止めされたときには、固定部材84の枠部85がハンドルリング60の内周側に位置する。
【0062】
ここで、ハンドル把持部40に設けられたレバー部材80と固定部材84の動作を説明する。図11に示すように、レバー操作部81が遊技者によって操作されておらず、レバー操作部81が上側(前側から見て時計回り側)に位置するときには、固定部材84の枠部85は、内側に位置してハンドルリング60に当接しない。一方、図12に示すように、レバー操作部81が遊技者などによって下側(前側から見て反時計回り側)に回動操作されると、レバー部材80の係合突起83の移動に伴って固定部材84が前側から見て反時計回りに回動し、枠部85がハンドルリング60(図11図12では、不図示)の内周面に当接する。つまり、遊技者などによるレバー部材80の回動操作による力が、固定部材84の回動中心(前部支持体70の固定用突起72)を支点に、固定部材84の枠部85からハンドルリング80の内周面に伝達される。このように固定部材84がハンドルリング60の内周面に押し付けられると、その摩擦力によってハンドルリング60の回転が固定される。これにより、遊技者などは、ハンドルリング60を任意の操作量(回転量)操作した後に、レバー部材80を操作することによって、ハンドルリング60の操作量を容易に保持することができる。
【0063】
レバー部材80が遊技者に操作されたときには、固定部材84は、ハンドルリング60がスプリング75によって付勢される方向(前側から見て反時計回り)と同一の方向に回転してハンドルリング60の内周面に押し付けられる。つまり、固定部材84は、ハンドルリング60がスプリング75によって付勢される方向に逆らう方向を向いて、枠部85の先端がハンドルリング60に当接する。このため、スプリング75によるハンドルリング60を回転させようとする付勢力が固定部材84とハンドルリング60とを当接させる方向に作用し、遊技者は、少ない力によってハンドルリング60の回転を固定することができる。
【0064】
また、固定部材84の枠部85は、前側から見た幅に比して、高さ(厚み)が大きく形成されて、レバー部材80のガイド平面部82に沿って撓みやすく構成されている。このため、レバー部材80が遊技者に操作されたときには、固定部材84の枠部85が、図12(b)中破線で示すように、ハンドルリング60の内周面に押し付けられて撓み、操作者の力が効果的にハンドルリング60に伝達される。
【0065】
また、レバー部材80が遊技者などに操作されて固定部材84がハンドルリング60に押し付けられるときにレバー部材80の係合突起83が嵌合するように、固定部材84の枠部85には嵌合凹部85bが設けられている。このため、遊技者などは、レバー部材80の係合突起83を嵌合凹部85bに嵌合させることによって、少ない力でハンドルリング60の固定を維持することができる。
【0066】
また、レバー部材80の裏面は、フランジ部82aを含む広い面が平面状のガイド平面部82となっており、このガイド平面部82に沿って固定部材84が回動するので、固定部材84の回動をガイドして滑らかに動作させることができる。これにより、例えば固定部材84が前部支持体70側に倒れてしまうのを抑制することもできる。
【0067】
また、この実施の形態に係るハンドル把持部40では、ハンドルリング60を後側から支持する後部支持体41に単発スイッチ78が取り付けられるとともに、ハンドルリング60を前側から支持する前部支持体70にレバー部材80が取り付けられて、単発スイッチ78とレバー部材80とが分散して配置されているので、後部支持体41と前部支持体70におけるスペースを有効に利用することもできる。
【0068】
ハンドル把持部40は、図3及び図4に示すように、ジョイント部100に取り付けられ、ジョイント部100を介してベース部90に支持される。ベース部90は、図3及び図4に示すように、前面フレーム体91と、配線押え部材92と、取付フレーム部材93と、突起係合部材96を備える。
【0069】
前面フレーム体91は、ハンドル装置30の前面を構成する。前面フレーム体91は、1つの部材で構成されてもよいし、複数の部材が組み合わされて構成されてもよい。また、前面フレーム体91には、例えばハンドル装置30の動作や装飾などのための回路基板が内蔵されてもよい。前面フレーム体91には、ハンドル把持部40のハンドル軸部42が挿通されるハンドル挿通孔91aや、配線押え92をビス止めするための複数のビス孔91b、取付フレーム部材93をビス止めするための複数のビス孔91cが形成されている。
【0070】
配線押え部材92は、ハンドル把持部40からの図示しない配線を押さえて保持する。配線押え部材92には、前面フレーム体91にビス止めされるための複数のビス孔92aや、取付フレーム部材93にビス止めされるためのビス孔92b、配線を保持するための複数の配線溝92cが形成されている。なお、配線押え部材92は、こうした例に限定されず、例えば前面フレーム体91や取付フレーム部材93と一体に形成されたりしてもよい。また、配線押え部材92を備えなくてもよい。
【0071】
取付フレーム部材93は、板状の部材が複数回折り曲げられた形状に形成されている。取付フレーム部材93は、パチンコ遊技機1の前面に平行に設けられるベース面93aと、ベース面93aの左右両側から前側に延出するジョイント取付面93bと、前側から見て右側のジョイント取付面93bから前側斜め外側に延出するフレーム取付面93cを有する。ベース面93aには、略矩形状の貫通孔94が中央に形成されるとともに、突起係合部材96をビス止めするためのビス孔94a及び位置決め孔94bが上下に形成されている。また、左右のジョイント取付面93bのそれぞれには、ジョイント部100を回動可能に取り付けるための貫通孔95aが形成されている。さらに、フレーム取付面93cには、前側フレーム体91にビス止めされるための複数のビス孔95bが形成されている。取付フレーム部材93には、その他、配線押え部材92をビス止めするためのビス孔95cなども形成されている。
【0072】
突起係合部材96は、取付フレーム部材93の後側にビス止めされる。突起係合部材96には、取付フレーム部材93にビス止めされるための複数のビス孔96a及び位置決め突起96bが形成されている。突起係合部材96の中央には、その底面が滑らかな円弧状に凹んだ溝部97が形成されている。一例として、溝部97の底面は、ジョイント部100の回動中心(後述する左右回動軸106や上下回動軸107)を中心とする球面状に形成される。溝部97は、前側から見て円形に形成されており、中央に複数の姿勢保持凹部98が形成されている。一例として、姿勢保持凹部98は、縦3×横3の計9つが溝部97に形成される。複数の姿勢保持凹部98のそれぞれは、溝部97に対して滑らかな円弧状の曲面凹部となっている。なお、姿勢保持凹部98は、縦3×横3の計9つが形成されるものに限定されず、縦2×横2など計9つより少ない数が形成されたり、縦5×横5など計9つより多い数が形成されてもよいし、縦3×横3の計9つが45度傾いて形成されるなど、任意の場所に適宜形成されればよい。
【0073】
溝部97における姿勢保持凹部98の周囲には、溝部97の底面から前側に延出する壁部99が形成されている。壁部99は、前側から見て4角が丸い矩形状に形成されており、その外側には、複数のリブ99aが形成されている。一例として、壁部99の上下左右およびその間の8カ所に、壁部99と溝部97の縁を繋ぐリブ99aが形成される。なお、壁部99の上下左右およびその間の8カ所にリブ99aが形成されるものに限定されず、壁部99が十分な強度を得られるようにリブ99aが適宜形成されればよい。また、壁部99に十分な強度が確保される場合などには、リブ99aが形成されなくてもよい。なお、突起係合部材96は、取付フレーム93にビス止めされるものに限定されず、取付フレーム93と一体に形成されてもよい。
【0074】
図13及び図14は、ジョイント部100の構成要素を分解して示す分解斜視図であり、図15は、ジョイント部100を鉛直方向に沿って切断して示す断面図である。なお、図13から図15には、ベース部90の取付フレーム部材93及び突起係合部材96についても合わせて示している。ジョイント部100は、図示するように、ベース部90の取付フレーム部材93に上下に回動可能に取り付けられる第1ジョイント部材101と、この第1ジョイント部材101に対して左右に回動可能に取り付けられてハンドル把持部40を支持する第2ジョイント部材108と、第2ジョイント部材108の裏面に取り付けられるハンドル姿勢保持部114を備える。
【0075】
第1ジョイント部材101は、矩形状の主面102と、主面102の左右両端から前側に延出する左右支持面103と、主面102の上下両端から前側に延出する上下支持面104を有する。主面102には、ハンドル姿勢保持部114が挿通する貫通孔102aが形成されている。また、左右支持面103には、ベース部90の取付フレーム部材93に軸支されるための軸支孔103aが形成されており、左右支持面103のうち前側から見て左側の面には、配線を通すための配線孔103bが軸支孔103aの下方に形成されている。この配線孔103bは、ハンドル把持部40からの配線が挿通され、第1ジョイント部材101や第2ジョイント部材108の回動に伴って配線に負荷がかからないように、その位置が定められている。さらに、上下支持面104には、第2ジョイント部材108を軸支するための左右回動軸107が挿通する軸支孔104aが形成されている。第1ジョイント部材101は、左右支持面103の軸支孔103aに軸受105が取り付けられ、この軸受105内に位置するように、上下回動軸106が取付フレーム部材93の貫通孔95aにビス止めされることによって、取付フレーム部材93に対して上下に回動可能に支持される。この実施の形態では、上下回動軸106は、左右に分離した2つの部材からなる。
【0076】
第2ジョイント部材108は、矩形状の主面109と、主面109の上下両端から後側に延出する上下支持面110と、上下支持面110の後端から内側に折れ曲がって延出し、第2ジョイント部材108の裏面となる後側支持面111を有する。第2ジョイント部材108の主面109には、ハンドル把持部40をビス止めするための複数のビス孔109aや、ハンドル軸カバー86をビス止めするためのビス孔109bが形成されている。また、第2ジョイント部材108の主面109には、ハンドル把持部40からの図示しない配線を通すための配線通し孔109cが中央に形成されるとともに、この配線通し孔109cの上下に貫通孔109dが形成されている。貫通孔109dは、例えば、配線通し孔109cと同様にハンドル把持部40からの配線を通したり、第2ジョイント部材108とハンドル姿勢保持部114をビス止めするために利用される。また、第2ジョイント部材108の上下支持面110には、左右回動軸107が挿通するための軸支孔110aが形成されている。さらに、後側支持面111には、ハンドル姿勢保持部114をビス止めするためのビス孔111a及び位置決め孔111bが形成されている。第2ジョイント部材108は、上下支持面の軸支孔110aに軸受112が取り付けられ、この軸受112と第1ジョイント部材101の軸支孔103aに左右回動軸107が挿通されて、左右回動軸107に支軸止め107aが嵌められることによって、第1ジョイント部材101に対して左右に回動可能に支持される。
【0077】
なお、第1ジョイント部材101と第2ジョイント部材108とは、こうした構成に限定されず、例えば、第1ジョイント部材101が取付フレーム部材93に対して左右に回動可能に支持されるとともに、第2ジョイント部材が第1ジョイント部材101に対して上下に回動可能に支持されてもよい。また、上下回動軸107が1つの部材からなるとともに上下回動軸106が2つの部材からなるものに限定されず、左右回動軸107が2つの部材から構成されるとともに上下回動軸106が1つの部材から構成されてもよいし、左右回動軸107及び上下回動軸106のそれぞれが2つの部材や1つの部材から構成されてもよい。左右回動軸107及び上下回動軸106のそれぞれが1つの部材で構成される場合には、互いの軸が干渉しないように配置されればよい。
【0078】
ハンドル姿勢保持部114は、ベース部90における突起係合部材96の姿勢保持凹部98と係合する姿勢保持突起115と、姿勢保持突起115の移動をガイドする突起ガイド部材116と、姿勢保持突起115を後側に付勢するスプリング118と、スプリング118を押さえる押え板119を備える。
【0079】
姿勢保持突起115の後側の先端は、図15に示すように、突起係合部材96の姿勢保持凹部98の曲率より大きい曲率の曲面状に形成されている。つまり、姿勢保持突起115の先端の曲率半径は、姿勢保持凹部98の曲率半径より小さくなっている。姿勢保持突起115の前端には、姿勢保持突起115が突起ガイド部材116の後側から抜けないようにフランジ115aが形成されている。
【0080】
突起ガイド部材116は、前側から見て4角が丸い縦長の矩形状であり、外縁が前側に突出して前面に凹部が形成されている。突起ガイド部材116の前側には、第2ジョイント部材108にビス止めされるためのビス孔116a及び位置決め突起116bが形成されている。また、突起ガイド部材116には、第1ジョイント部材101及び第2ジョイント部材108の回動中心の後側に当たる位置に、姿勢保持突起115やスプリング118が挿通される貫通孔116cが形成され、この貫通孔116cの裏面に円筒状の突起ガイド117が形成されている。突起ガイド117の後端は、姿勢保持突起115のフランジ115aが引っ掛かるように、フランジ115aより内径が小さく形成されている。また、突起ガイド117には、突起ガイド117を補強するリブ117aが上下左右に形成されている。
【0081】
ハンドル姿勢保持部114が組立てられるときには、突起ガイド部材116の突起ガイド117に姿勢保持突起115、スプリング118を挿入して、突起ガイド部材116の前面を押え板119で押さえる。押え板119は、突起ガイド部材116のビス孔116a及び位置決め突起116bを避けて突起ガイド部材116の前面を覆う形状に形成されており、突起ガイド部材116が第2ジョイント部材108にビス止めされることによって突起ガイド部材116と第2ジョイント部材108とに挟まれて支持される(図14中、破線参照)。このように突起ガイド部材116に、姿勢保持突起115とスプリング118とが挿入されることにより、姿勢保持突起115はスプリング118によって後側に付勢される。
【0082】
ジョイント部100や取付けフレーム部材93、突起係合部材96が組立てられるとき(図13及び図14に示す構成要素が組立てられるとき)には、まず、第2ジョイント部材108にハンドル姿勢保持部114がビス止めされた後に、第2ジョイント部材108が左右回動軸107によって第1ジョイント部材101に取り付けられる。そして、第1ジョイント部材101が上下回動軸106によってベース部90の取付フレーム部材93に取り付けられるとともに、突起係合部材96が取付フレーム部材93にビス止めされる。ただし、この組立て順に限定されず、例えば、第1ジョイント部材101と第2ジョイント部材108とが取付フレーム部材93に取り付けられてから、第2ジョイント部材108にハンドル姿勢保持部114を取付けてもよい。
【0083】
なお、ジョイント部100の第1ジョイント部材101や第2ジョイント部材108は、ハンドル把持部40におけるハンドル軸部42の中央と同じ位置に、それぞれの中央が位置するように構成されている。ここで、上述したように、ハンドル軸部42は、ハンドルリング60の回転中心軸cより、その中心がやや下方に位置している。これに対して、ジョイント部100の上下回動軸106は、ハンドルリング60の回転中心軸cと同じ高さに配置されているので、第1ジョイント部材101や第2ジョイント部材108は、それぞれの中央よりやや上方を回動中心として上下に回動する。また、ハンドル姿勢保持部114は、姿勢保持突起115がハンドルリング60の回転中心軸c上に位置するように構成されており、突起ガイド部材116における突起ガイド117は、突起ガイド部材116の中央よりやや上方に形成されている。
【0084】
次に、ジョイント部100の動作について説明する。図16は、ハンドル装置30におけるジョイント部100の動作を説明するための模式図である。なお、図16では、前面フレーム体91や配線押え部材92、ハンドル軸カバー86などの図示を省略している。ジョイント部100では、ベース部90の取付フレーム部材93に対して第1ジョイント部材101が上下に回動可能に支持されるとともに、この第1ジョイント部材101に対して第2ジョイント部材108が左右に回動可能に支持される。このため、第2ジョイント部材108に取付けられるハンドル把持部40は、ジョイント部100の上下回動軸106及び左右回動軸107を回動中心として、ベース部90に対して上下左右に回動することができる。また、ジョイント部100では、図15に示すように、姿勢保持突起115がスプリング118によって後側に付勢されて、突起係合部材96の姿勢保持凹部98に係合する。このように姿勢保持突起115が姿勢保持凹部98に係合することによって、第1ジョイント部材101及び第2ジョイント部材108の回動が固定されてハンドル把持部40の姿勢が保持される。この状態で、遊技者などがハンドル把持部40に上下左右に回動させる力を加えると、スプリング118の付勢力に抗して姿勢保持突起115が姿勢保持凹部98の底面に沿って移動し、姿勢保持突起115と姿勢保持凹部98の係合が解除される。そして、姿勢保持突起115が別の姿勢保持凹部98に近づくと、スプリング118の付勢力によって姿勢保持突起115が姿勢保持凹部98に係合し、ハンドル把持部40の姿勢が再び保持される。つまり、遊技者などは、ハンドル把持部40を上下左右に回動させて、任意の姿勢保持凹部98に姿勢保持突起115を係合させることによって、ハンドル把持部40の姿勢を容易に変更することができる。したがって、こうした構成により、例えば上下方向の角度を保持する機構と左右方向の角度を保持する機構をそれぞれに備えるものに比して、簡易な構成でハンドル把持部40の角度姿勢を容易に調整することができる。
【0085】
また、ハンドル装置30では、図16に示すように、ジョイント部100におけるハンドル把持部40の回動軸である上下回動軸106及び左右回動軸107が、ハンドルリング60の回転軸と直交するように構成されている。このため、遊技者などによる遊技媒体を発射させるためのハンドルリング60の回転操作によって、ハンドル把持部40の姿勢が変更されてしまうのを抑制することができる。
【0086】
また、突起係合部材96の溝部97には、姿勢保持凹部98を囲んで壁部99が設けられており、突起ガイド部材116が壁部99を越えて移動できないように構成されている。これにより、ハンドル把持部40の姿勢の変更範囲が規定される。また、突起係合部材96の壁部99の周りには、補強のためのリブ99aが形成されているので、例えば遊技者などによってハンドル把持部40が乱雑に扱われた場合などにも、突起係合部材96が損傷するのを抑制することができる。
【0087】
また、姿勢保持突起115の後側の先端は、図15に示すように、突起係合部材96の姿勢保持凹部98の曲率より大きい曲率の曲面状に形成されているので、姿勢保持突起115と姿勢保持凹部98との係脱を滑らかにして、ハンドル把持部40の姿勢変更を滑らかにすることができる。
【0088】
ハンドル軸カバー86は、ジョイント部100の第2ジョイント部材108に取り付けられ、ハンドル把持部40の姿勢変更に伴ってハンドル装置30の内部が視認されないように前面フレーム体91のハンドル挿通孔91aを覆う。この実施の形態では、ハンドル軸カバー86には、図3図4に示すように、ハンドル把持部40のハンドル軸部42が挿通される挿通部86aが中央に形成されており、この挿通部86aには、ハンドル軸部42の右下の位置決め凹部42aに対応する位置に位置決めボス部86bが形成されている。また、位置決めボス部86bには、第2ジョイント部材108にビス止めされるためのビス孔86cが裏面に形成されている。つまり、ハンドル軸カバー86では、第2ジョイント部材108とビス止めするためのビス孔86cが形成されるボス部86bによって、ハンドル把持部42との位置合わせも行われる。また、上述したように、ハンドル把持部40のハンドル軸部42は、その中心よりやや上方を回動中心として回動可能に構成されている。一方、前面フレーム体91のハンドル挿通孔91aは、この実施の形態では、ジョイント部100の回動中心軸を中心として形成されている。このため、ハンドル軸カバー86の挿通部86aは、ハンドル軸カバー86の中央よりやや下側に形成されており、ハンドル軸カバー86の前面には、挿通部86aより上側に、緩やかな曲面部86dが形成されている。なお、このようなハンドル軸カバー86が設けられるものに限定されず、例えば、ハンドル把持部40と前面フレーム部材91との隙間を覆う布状のカバーなどが設けられてもよい。
【0089】
以上説明したハンドル装置30では、遊技者などによってハンドルリング60が時計回りに回転操作されると、ロータリーエンコーダ77によって操作量(回転量)が検知され、検知された操作量に応じて、図示しない所定の打球発射装置により弾発力が調整されて遊技球が発射される。また、遊技者などがタッチリング54に触れているか否かが、タッチセンサ76によって検知され、遊技者などがタッチリング54に触れているときにだけ打球発射装置による遊技球の発射が許可され、遊技者などがタッチリング54に触れていないときには打球発射装置による遊技球の発射が停止される。さらに、遊技者などが単発スイッチ78を操作したときには、ハンドルリング60の操作量に拘わらず、打球発射装置による遊技球の発射が停止される。
【0090】
また、遊技者などは、レバー部材80を操作することにより、固定部材84をハンドルリング60の内周面に当接させて、少ない力でハンドルリング60の操作量(回転量)を保持することができる。さらに、ハンドル把持部40に上下左右に力を加えて、姿勢保持突起115を任意の姿勢保持凹部98に係合させて、遊技者などが操作しやすい位置にハンドル把持部40の姿勢を調整することができる。
【0091】
次に、パチンコ遊技機1における遊技の進行を概略的に説明する。
【0092】
パチンコ遊技機1では、遊技領域に設けられた通過ゲート41を通過した遊技球が図示しないゲートスイッチによって検出されたことといった、普通図柄表示器20にて普通図柄の可変表示を実行するための普図始動条件が成立した後に、例えば前回の普図ゲームが終了したことといった、普通図柄の可変表示を開始するための普図開始条件が成立したことに基づいて、普通図柄表示器20による普図ゲームが開始される。
【0093】
この普図ゲームでは、普通図柄の変動を開始させた後、普図変動時間となる所定時間が経過すると、普通図柄の可変表示結果となる確定普通図柄を停止表示(導出表示)する。このとき、確定普通図柄として、例えば「7」を示す数字といった、特定の普通図柄(普図当り図柄)が停止表示されれば、普通図柄の可変表示結果が「普図当り」となる。その一方、確定普通図柄として、例えば「7」を示す数字以外の数字や記号といった、普図当り図柄以外の普通図柄が停止表示されれば、普通図柄の可変表示結果が「普図ハズレ」となる。普通図柄の可変表示結果が「普図当り」となったことに対応して、普通可変入賞球装置6Bを構成する電動チューリップの可動翼片が傾動位置となる拡大開放制御(傾動制御)が行われ、所定時間が経過すると垂直位置に戻る通常開放制御が行われる。
【0094】
普通入賞球装置6Aに形成された第1始動入賞口を通過(進入)した遊技球が図示しない第1始動口スイッチによって検出されたことなどにより第1始動条件が成立した後に、例えば前回の特図ゲームや大当り遊技状態が終了したことなどにより第1開始条件が成立したことに基づいて、第1特別図柄表示装置4Aによる特図ゲームが開始される。また、普通可変入賞球装置6Bに形成された第2始動入賞口を通過(進入)した遊技球が図示しない第2始動口スイッチによって検出されたことなどにより第2始動条件が成立した後に、例えば前回の特図ゲームや大当り遊技状態が終了したことなどにより第2開始条件が成立したことに基づいて、第2特別図柄表示装置4Bによる特図ゲームが開始される。
【0095】
第1特別図柄表示装置4Aや第2特別図柄表示装置4Bによる特図ゲームでは、特別図柄の可変表示を開始させた後、特図ゲームが行われるごとに設定される特図変動時間としての可変表示時間が経過すると、特別図柄の可変表示結果となる確定特別図柄(特図表示結果)を導出表示する。このとき、確定特別図柄として特定の特別図柄(大当り図柄)が停止表示されれば、特定表示結果としての「大当り」となり、大当り図柄とは異なる所定の特別図柄(小当り図柄)が停止表示されれば、所定表示結果としての「小当り」となる。また、大当り図柄や小当り図柄とは異なる特別図柄が確定特別図柄として停止表示されれば「ハズレ」となる。
【0096】
特図ゲームでの可変表示結果が「大当り」になった後には、遊技者にとって有利なラウンド(「ラウンド遊技」ともいう)を所定回数実行する特定遊技状態としての大当り遊技状態に制御される。特図ゲームでの可変表示結果が「小当り」になった後には、大当り遊技状態とは異なる特殊遊技状態としての小当り遊技状態に制御される。
【0097】
画像表示装置5に設けられた「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rでは、第1特別図柄表示装置4Aにおける第1特図を用いた特図ゲームと、第2特別図柄表示装置4Bにおける第2特図を用いた特図ゲームとのうち、いずれかの特図ゲームが開始されることに対応して、飾り図柄の可変表示が開始される。そして、飾り図柄の可変表示が開始されてから「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおける確定飾り図柄の停止表示により可変表示が終了するまでの期間では、飾り図柄の可変表示状態が所定のリーチ状態となったり、このリーチ状態となったことに対応して、画像表示装置5における表示動作や、スピーカ8L、8Rによる音声出力動作、遊技効果ランプ9などの発光体における点灯動作(点滅動作)により、リーチ状態となる以前とは異なる演出動作が実行される。
【0098】
第1特図保留記憶数や第2特図保留記憶数が上限値に至ると、第1始動入賞口や第2始動入賞口を遊技球が通過(進入)しても、第1特図保留記憶数や第2特図保留記憶数が加算されなくなる。遊技者は、例えばこうした場合に、ハンドル装置30のレバー部材80を操作してハンドルリング60の操作量を一定に保持するとともに、単発スイッチ78を操作して打球発射装置による遊技球の発射を停止させて、特図ゲームに対応して行われる飾り図柄の可変表示を見守ることができる。そして、第1特図を用いた特図ゲームや第2特図を用いた特図ゲームの保留数が消化されたときには、単発スイッチ78の操作を解除して打球発射装置による遊技球の発射を再開させることにより、単発スイッチ78を操作する前に遊技者が操作していた操作量で打球発射装置による遊技球の発射を再開させることができる。
【0099】
この発明は、上記実施の形態に限定されず、様々な変形及び応用が可能である。例えば、パチンコ遊技機1では、上記実施の形態で示した全ての技術的特徴を備えるものでなくてもよく、従来技術における少なくとも1つの課題を解決できるように、上記実施の形態で説明した一部の構成を備えたものであってもよい。具体的な一例として、レバー部材80のガイド平面部82には、ハンドルリング60の内周面に沿う円弧状のフランジ部82aが形成されるものとしたが、こうしたフランジ部82aが形成されていなくてもよい。また、固定部材84は、レバー部材80のガイド平面部82にガイドされて回動するものとしたが、ガイド平面部82に代えて又は加えて、ハンドルリング60や前部支持体70などに形成されたガイド部位にガイドされて回動してもよい。
【0100】
上述した実施の形態では、固定部材84は、固定回転孔84aから他端に亘って長孔85aを有する枠部85が延出して構成されるものとしたが、例えば、レバー部材80の係合突起83に係合する長孔が形成された板状の部材で構成されてもよい。
【0101】
上述した実施の形態では、レバー部材80の係合突起83と固定部材84の長孔85aとが係合するものとしたが、レバー部材80に回動中心から離れる方向に長い長孔が形成されるとともに固定部材84に係合突起が形成されて、レバー部材80の長孔と固定部材84の係合突起が係合するように構成されてもよい。
【0102】
上述した実施の形態では、固定部材84の枠部85には、ハンドルリング60の内周側となる辺の略中央に、レバー部材80の係合突起83が嵌合する嵌合凹部85bが形成されるものとしたが、こうした嵌合凹部85bが形成されていなくてもよい。
【0103】
上述した実施の形態では、ハンドルリング60を支持する後部支持体41と前部支持体70のうち、後部支持体41に単発スイッチ78が取り付けられるとともに、前部支持体70にレバー部材80や固定部材84が取り付けられるものとしたが、後部支持体41にレバー部材80や固定部材84が取り付けられるとともに、前部支持体70に単発スイッチ78が取り付けられてもよいし、後部支持体41と前部支持体70の一方にレバー部材80や固定部材84、単発スイッチ78の全てが取り付けられてもよい。また、単発スイッチ78が設けられなくてもよい。
【0104】
上述した実施の形態では、ハンドル把持部40は、後部支持体41と前部支持体70にハンドルリング60が挟まれて支持されるものとしたが、ハンドルリング60は、前側または後側の一方のみから支持されてもよい。
【0105】
上述した実施の形態では、突起係合部材96における溝部97の内側に壁部99が形成されるものとしたが、溝部97の縁が、ハンドル把持部40の姿勢の変更範囲を規定するように構成されてもよい。また、ジョイント部100が回動可能範囲を有するように構成されてもよい。
【0106】
上述した実施の形態では、突起係合部材96の溝部97に複数の姿勢保持凹部98が形成されるものとしたが、溝部97の底面が、格子状に凹凸を有する波面状に形成されてもよい。
【0107】
上述した実施の形態では、第2ジョイント部材108の裏面に、突起ガイド部材116や押え板119が取り付けられるものとしたが、第2ジョイント部材108と突起ガイド部材116が一体に形成されたり、第2ジョイント部材108と押え板119が一体に形成されてもよい。
【0108】
上述した実施の形態では、姿勢保持突起115がスプリング118によって突起係合部材96に向けて付勢されるものとしたが、例えば、姿勢保持突起115と突起ガイド部材116とに磁石が設けられたり、姿勢保持突起115と突起係合部材96とに磁石が設けられたりして、磁力によって姿勢保持突起115が突起ガイド部材116に向けて付勢されてもよい。
【0109】
上述した実施の形態では、ハンドル装置30は、ベース部90における取付フレーム93のベース面93aがパチンコ遊技機1の前面と平行に設けられるものとしたが、パチンコ遊技機1の前面に対してやや外側を向くように設けられてもよい。また、取付フレーム93のベース面93aが水平に設けられ、ハンドルリング60の回転中心軸cが鉛直方向に向いて構成されてもよい。
【0110】
上述した実施の形態では、ハンドルリング60の操作量(回転量)がロータリーエンコーダ77によって検知されて打球発射装置における遊技球の弾発力が変更されるものとしたが、こうした例に限定されず、例えばハンドルリング60の操作量に応じて機械的に連動して打球発射装置における遊技球の弾発力が変更されてもよい。
【符号の説明】
【0111】
1 … パチンコ遊技機
2 … 遊技盤
3 … 遊技機用枠
4A、4B … 特別図柄表示装置
5 … 表示装置
6A … 普通入賞球装置
6B … 普通可変入賞球装置
7 … 特別可変入賞球装置
8L、8R … スピーカ
9 … 遊技効果ランプ
20 … 普通図柄表示器
30 … ハンドル装置
31A … スティックコントローラ
31B … プッシュボタン
40 … ハンドル把持部
41 … 後部支持体
42 … ハンドル軸部
45 … 後部ノブ部
54 … タッチリング
57 … リングカバー
60 … ハンドルリング
70 … 前部支持体
75 … スプリング
76 … タッチセンサ
77 … ロータリーエンコーダ
78 … 単発スイッチ
80 … レバー部材
80a … レバー回転孔
81 … レバー操作部
82 … ガイド平面部
83 … 係合突起
84 … 固定部材
84a … 固定回転孔
85 … 枠部
85a … 長孔
85b … 嵌合凹部
90 ベース部
93 取付フレーム部材
96 突起係合部材
97 溝部
98 姿勢保持凹部
100 ジョイント部
101 第1ジョイント部材
108 第2ジョイント部材
114 ハンドル姿勢保持部
115 姿勢保持突起
116 突起ガイド部材
118 スプリング
119 押え板
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16