特許第5828944号(P5828944)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特許5828944遊技用装置、遊技用管理装置並びに遊技用システム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5828944
(24)【登録日】2015年10月30日
(45)【発行日】2015年12月9日
(54)【発明の名称】遊技用装置、遊技用管理装置並びに遊技用システム
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20151119BHJP
【FI】
   A63F7/02 350Z
   A63F7/02 328
   A63F7/02 332A
   A63F7/02 332B
   A63F7/02 304D
   A63F7/02 326Z
【請求項の数】9
【全頁数】73
(21)【出願番号】特願2014-203962(P2014-203962)
(22)【出願日】2014年10月2日
(62)【分割の表示】特願2010-46057(P2010-46057)の分割
【原出願日】2010年3月3日
(65)【公開番号】特開2015-6518(P2015-6518A)
(43)【公開日】2015年1月15日
【審査請求日】2014年10月2日
(73)【特許権者】
【識別番号】000144153
【氏名又は名称】株式会社三共
(74)【代理人】
【識別番号】100098729
【弁理士】
【氏名又は名称】重信 和男
(74)【代理人】
【識別番号】100163212
【弁理士】
【氏名又は名称】溝渕 良一
(74)【代理人】
【識別番号】100156535
【弁理士】
【氏名又は名称】堅田 多恵子
(72)【発明者】
【氏名】小倉 敏男
【審査官】 秋山 斉昭
(56)【参考文献】
【文献】 特開平6−114154(JP,A)
【文献】 特開2010−181(JP,A)
【文献】 特開平4−329987(JP,A)
【文献】 特開2007−282902(JP,A)
【文献】 特開平10−225566(JP,A)
【文献】 特開平11−76591(JP,A)
【文献】 特開2003−154142(JP,A)
【文献】 特開平6−246038(JP,A)
【文献】 特開平7−236755(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技媒体を貯留可能な遊技媒体貯留手段と、該遊技媒体貯留手段に貯留される遊技媒体を用いて遊技を行うことで付与条件が成立したときに、該付与条件に対応する所定数の遊技媒体を前記遊技媒体貯留手段に払い出す付与手段とを有する遊技機に1対1に対応して設けられた装置であって、前記遊技媒体貯留手段から遊技に使用されることなく排出された遊技媒体数を計数する遊技用装置と、遊技機に関する情報を管理する遊技用管理装置とを含む遊技用システムであって、
前記付与手段により払い出された遊技媒体数である付与遊技媒体数を特定するための第1特定手段と、
前記付与条件とは異なる供給条件の成立に応じて前記遊技媒体貯留手段に払い出された遊技媒体数である供給遊技媒体数を特定するための第2特定手段と、
前記遊技媒体貯留手段から遊技に使用された遊技媒体数である使用遊技媒体数を特定するための第3特定手段と、
前記遊技用装置で計数された遊技媒体数である獲得遊技媒体数を特定するための第4特定手段と、
前記遊技機にて遊技者が遊技していないことに基づく第1所定条件の成立時からの経過時間を計時する経過時間計時手段と、
前記経過時間計時手段により計時される経過時間が所定の経過期間となるまでに前記遊技機にて遊技者が遊技していることに基づく第2所定条件が成立したか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段にて、前記経過時間計時手段により計時される経過時間が所定の経過期間となるまでに前記第2所定条件が成立していないと判定されたときに、前記第1特定手段にて特定された付与遊技媒体数と前記第2特定手段にて特定された供給遊技媒体数との合計数と、前記第3特定手段にて特定された使用遊技媒体数と前記第4特定手段にて特定された獲得遊技媒体数との合計数と、の差である差遊技媒体数が予め定められた差よりも大きいことを条件に、当該遊技用装置に対応する前記遊技機が整理対象台である旨を報知する報知手段と、
前記判定手段にて、前記経過時間計時手段により計時される経過時間が所定の経過期間となるまでに前記第2所定条件が成立したと判定されたときに、前記経過時間計時手段により計時される経過時間をリセットするリセット手段と、
を備えることを特徴とする遊技用システム。
【請求項2】
遊技媒体を貯留可能な遊技媒体貯留手段と、該遊技媒体貯留手段に貯留される遊技媒体を用いて遊技を行うことで付与条件が成立したときに、該付与条件に対応する所定数の遊技媒体を前記遊技媒体貯留手段に払い出す付与手段とを有する遊技機に1対1に対応して設けられ、前記遊技媒体貯留手段から遊技に使用されることなく排出された遊技媒体数を計数する遊技用装置であって、
前記計数した遊技媒体数である獲得遊技媒体数を特定するための獲得遊技媒体数特定手段と、
前記付与手段により払い出された遊技媒体数である付与遊技媒体数を特定可能な情報を入力するための付与遊技媒体数情報入力手段と、
前記付与条件とは異なる供給条件の成立に応じて前記遊技媒体貯留手段に払い出された遊技媒体数である供給遊技媒体数を特定可能な情報を入力するための供給遊技媒体数情報入力手段と、
前記遊技媒体貯留手段から遊技に使用された遊技媒体数である使用遊技媒体数を特定可能な情報を入力するための使用遊技媒体数情報入力手段と、
前記遊技機にて遊技者が遊技していないことに基づく第1所定条件の成立時からの経過時間を計時する経過時間計時手段と、
前記経過時間計時手段により計時される経過時間が所定の経過期間となるまでに前記遊技機にて遊技者が遊技していることに基づく第2所定条件が成立したか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段にて、前記経過時間計時手段により計時される経過時間が所定の経過期間となるまでに前記第2所定条件が成立していないと判定されたときに、前記付与遊技媒体数情報入力手段に入力された情報から特定される付与遊技媒体数と前記供給遊技媒体数情報入力手段に入力された情報から特定される供給遊技媒体数との合計数と、使用遊技媒体数情報入力手段に入力された情報から特定される使用遊技媒体数と前記獲得遊技媒体数特定手段にて特定された獲得遊技媒体数との合計数と、の差である差遊技媒体数が予め定められた差よりも大きいことを条件に、対応する前記遊技機が整理対象台である旨を報知するための出力処理を行う報知出力処理手段と、
前記判定手段にて、前記経過時間計時手段により計時される経過時間が所定の経過期間となるまでに前記第2所定条件が成立したと判定されたときに、前記経過時間計時手段により計時される経過時間をリセットするリセット手段と、
を備えることを特徴とする遊技用装置。
【請求項3】
遊技媒体を貯留可能な遊技媒体貯留手段と、該遊技媒体貯留手段に貯留される遊技媒体を用いて遊技を行うことで付与条件が成立したときに、該付与条件に対応する所定数の遊技媒体を前記遊技媒体貯留手段に払い出す付与手段とを有する遊技機に関する情報を管理する遊技用管理装置であって、
遊技機に1対1に対応して設けられた遊技用装置にて計数され、前記遊技媒体貯留手段から遊技に使用されることなく排出された遊技媒体数である獲得遊技媒体数を特定可能な情報を入力するための獲得遊技媒体数情報入力手段と、
前記付与手段により払い出された遊技媒体数である付与遊技媒体数を特定可能な情報を入力するための付与遊技媒体数情報入力手段と、
前記付与条件とは異なる供給条件の成立に応じて前記遊技媒体貯留手段に払い出された遊技媒体数である供給遊技媒体数を特定可能な情報を入力するための供給遊技媒体数情報入力手段と、
前記遊技媒体貯留手段から遊技に使用された遊技媒体数である使用遊技媒体数を特定可能な情報を入力するための使用遊技媒体数情報入力手段と、
前記遊技機にて遊技者が遊技していないことに基づく第1所定条件の成立時からの経過時間を計時する経過時間計時手段と、
前記経過時間計時手段により計時される経過時間が所定の経過期間となるまでに前記遊技機にて遊技者が遊技していることに基づく第2所定条件が成立したか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段にて、前記経過時間計時手段により計時される経過時間が所定の経過期間となるまでに前記第2所定条件が成立していないと判定されたときに、前記付与遊技媒体数情報入力手段に入力された情報から特定される付与遊技媒体数と前記供給遊技媒体数情報入力手段に入力された情報から特定される供給遊技媒体数との合計数と、前記使用遊技媒体数情報入力手段に入力された情報から特定される使用遊技媒体数と前記獲得遊技媒体数情報入力手段に入力された情報から特定される獲得遊技媒体数との合計数と、の差である差遊技媒体数が予め定められた差よりも大きいことを条件に、当該遊技用装置に対応する前記遊技機が整理対象台である旨を報知するための出力処理を行う報知出力処理手段と、
前記判定手段にて、前記経過時間計時手段により計時される経過時間が所定の経過期間となるまでに前記第2所定条件が成立したと判定されたときに、前記経過時間計時手段により計時される経過時間をリセットするリセット手段と、
を備えることを特徴とする遊技用管理装置。
【請求項4】
所定期間における前記所定の経過期間を設定するための経過期間設定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技用システム。
【請求項5】
所定期間における前記所定の経過期間を設定するための経過期間設定手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の遊技用装置。
【請求項6】
所定期間における前記所定の経過期間を設定するための経過期間設定手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の遊技用管理装置。
【請求項7】
前記遊技用装置は、前記遊技媒体貯留手段の下方に配置されるユニットであって、前記遊技媒体貯留手段から遊技に使用されることなく排出された遊技媒体が投入される投入部と、前記投入部に投入された遊技媒体を計数手段に誘導する計数通路と、前記供給条件の成立に応じて前記遊技媒体貯留手段に払い出される払出単位数よりも少ない端数の遊技媒体を払い出す端数払出処理手段から払い出された端数の遊技媒体を返却貯留部に誘導する返却通路と、を有する連結ユニットをさらに備えることを特徴とする請求項2または5に記載の遊技用装置。
【請求項8】
前記遊技用装置は、
前記計数された獲得遊技媒体数または遊技者が所有する遊技媒体の貸出に使用可能な貸出用価値の少なくとも一方から成る価値であって、前記遊技媒体貯留手段への遊技媒体の払い出しに使用可能な遊技用価値を記憶するための遊技用価値記憶手段と、
前記遊技用価値記憶手段に記憶されている遊技用価値が存在することを前記供給条件として、該遊技用価値の少なくとも一部を対応する前記遊技機の前記遊技媒体貯留手段に払い出すための供給処理と、前記遊技用価値記憶手段に記憶されている遊技用価値から該払い出しに使用した遊技用価値を減算更新する減算更新処理と、を行う供給手段と、
前記遊技用価値記憶手段に記憶されている遊技用価値を特定可能であって、個々の記録媒体を識別可能な記録媒体識別情報が記録された記録媒体を排出する記録媒体排出手段と、
前記記録媒体を受付けて該記録媒体の記録媒体識別情報を少なくとも読み出すとともに、該受付けた記録媒体から特定される遊技用価値を前記遊技用価値記憶手段に記憶する記録媒体処理手段と、
を備え、
前記遊技用装置における新たな記録媒体の受付けに応じて前記記録媒体処理手段にて読み出された記録媒体識別情報に基づいて、該記録媒体識別情報が記録された記録媒体を最後に排出した遊技用装置を特定する遊技用装置特定手段と、
前記遊技用装置特定手段にて特定された遊技用装置に対応する遊技機の前記差遊技媒体数が予め定められた差よりも大きいか否かを判定する掛け持ち判定手段と、
を備えることを特徴とする請求項1または4に記載の遊技用システム。
【請求項9】
前記遊技用装置は、前記計数された獲得遊技媒体数または遊技者が所有する遊技媒体の貸出に使用可能な貸出用価値の少なくとも一方から成る価値であって、前記遊技媒体貯留手段への遊技媒体の払い出しに使用可能な遊技用価値を特定可能であって、個々の記録媒体を識別可能な記録媒体識別情報が記録された記録媒体を排出するとともに、排出された記録媒体を受付けて該記録媒体の記録媒体識別情報を少なくとも読み出し、
前記遊技用装置にて前記記録媒体から読み出された記録媒体識別情報を該記録媒体の受付けに応じて入力するための記録媒体識別情報入力手段と、
前記記録媒体識別情報入力手段から入力される記録媒体識別情報に基づいて、該記録媒体識別情報が記録された記録媒体を最後に排出した遊技用装置を特定する遊技用装置特定手段と、
前記遊技用装置特定手段にて特定された遊技用装置に対応する遊技機の前記差遊技媒体数が予め定められた差よりも大きいか否かを判定する掛け持ち判定処理を行う掛け持ち判定処理手段と、
を備えることを特徴とする請求項3または6に記載の遊技用管理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、整理対象遊技機の確認作業等の作業負担を低減するための遊技用装置、遊技用管理装置並びに遊技用システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、パチンコ台から排出されたアウト球が検出される毎に出力されるアウト信号が最後に出力されてからの経過時間t1を計測し、該経過時間t1が所定時間以上であった場合に、RGBランプの発光色や発光態様を変化して、整理対象のパチンコ台を報知するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−198852号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、これら特許文献1にあっては、単に、遊技者が遊技を終了して非稼働となった遊技機のみならず、例えば、遊技者が、トイレ、休息、食事、電話等で離席することによって非稼働となった遊技機についても報知がなされてしまうので、遊技場の係員は、これら報知がなされた遊技機(整理対象遊技機)が、遊技を終了して非稼働となった遊技機であるのか、それとも離席によって非稼働となった遊技機であるのかを確認する必要があり、これら遊技場の係員が実施する確認作業の作業負担を低減できないという問題があった。
【0005】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、整理対象遊技機の確認作業等の作業負担を低減するための遊技用装置、遊技用管理装置並びに遊技用システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の遊技用システムは、
遊技媒体(パチンコ玉)を貯留可能な遊技媒体貯留手段(上皿23、下皿24)と、該遊技媒体貯留手段に貯留される遊技媒体を用いて遊技を行うことで付与条件(入賞)が成立したときに、該付与条件に対応する所定数の遊技媒体(賞球)を前記遊技媒体貯留手段に払い出す付与手段(玉切り払い出し装置)とを有する遊技機(パチンコ機2)に1対1に対応して設けられた装置であって、前記遊技媒体貯留手段から遊技に使用されることなく排出された遊技媒体数(獲得玉数)を計数する遊技用装置(カードユニット3)と、遊技機に関する情報を管理する遊技用管理装置とを含む遊技用システムであって、
前記付与手段により払い出された遊技媒体数である付与遊技媒体数(総賞球玉数)を特定するための第1特定手段(カードユニット3;玉情報テーブル、台端末5;玉数管理テーブル)と、
前記付与条件とは異なる供給条件の成立(プリペイド残額、貯玉数、持玉数(計数済玉数)のいずれかの遊技用価値が存在すること)に応じて前記遊技媒体貯留手段に払い出された遊技媒体数である供給遊技媒体数(総貸出玉数と総返却玉数と総払出玉数との合計A)を特定するための第2特定手段(カードユニット3;玉情報テーブル、台端末5;玉数管理テーブル)と、
前記遊技媒体貯留手段から遊技に使用された遊技媒体数である使用遊技媒体数を特定するための第3特定手段(カードユニット3;玉情報テーブル、台端末5;玉数管理テーブル)と、
前記遊技用装置で計数された遊技媒体数である獲得遊技媒体数(総計数玉数)を特定するための第4特定手段(カードユニット3;玉情報テーブル、台端末5;玉数管理テーブル)
と、
前記遊技機にて遊技者が遊技していないことに基づく第1所定条件の成立(総賞球玉数、総貸出玉数、総返却玉数、総払出玉数、総計数玉数、総アウト玉数のいずれもが変化していないこと)時からの経過時間を計時する経過時間計時手段(整理判定タイマ)と、
前記経過時間計時手段により計時される経過時間が所定の経過期間(判定時間)となるまでに前記遊技機にて遊技者が遊技していることに基づく第2所定条件が成立したか否か(総賞球玉数、総貸出玉数、総返却玉数、総払出玉数、総計数玉数、総アウト玉数のいずれかが変化することにより整理判定タイマがタイマアップしたか否か)を判定する判定手段(制御ユニット328、制御マイコン(MPU)60)と、
前記判定手段にて、前記経過時間計時手段により計時される経過時間が所定の経過期間となるまでに前記第2所定条件が成立していないと判定されたとき(整理判定タイマがタイマアップしたとき)に、前記第1特定手段にて特定された付与遊技媒体数と前記第2特定手段にて特定された供給遊技媒体数との合計数(合計A)と、前記第3特定手段にて特定された使用遊技媒体数と前記第4特定手段にて特定された獲得遊技媒体数との合計数(合計B)と、の差である差遊技媒体数(差数=合計A−合計B)が予め定められた差(差閾値)よりも大きいことを条件に、当該遊技用装置に対応する前記遊技機が整理対象台である旨を報知する報知手段(カードユニット3、ホールコンピュータ140)と、
前記判定手段にて、前記経過時間計時手段により計時される経過時間が所定の経過期間となるまでに前記第2所定条件が成立したと判定されたときに、前記経過時間計時手段により計時される経過時間をリセットするリセット手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、経過時間が所定の経過期間となるまでに第2所定条件が成立していないと判定されたものの内、遊技媒体貯留手段に存在する遊技媒体数となる差遊技媒体数が予め定められた差よりも大きいもの、つまり、遊技媒体貯留手段に遊技媒体数が存在することで整理が必要とされているものが報知される一方、遊技媒体貯留手段に貯留されている遊技媒体が全て遊技に使用されて単に遊技が終了したものは報知されることがなく、これら単に遊技が終了した遊技機についての確認作業を省くことができるので、これら整理対象遊技機の確認作業等の作業負担を低減することができる。
【0007】
本発明の請求項2に記載の遊技用装置は、
遊技媒体(パチンコ玉)を貯留可能な遊技媒体貯留手段(上皿23、下皿24)と、該遊技媒体貯留手段に貯留される遊技媒体を用いて遊技を行うことで付与条件(入賞)が成立したときに、該付与条件に対応する所定数の遊技媒体(賞球)を前記遊技媒体貯留手段に払い出す付与手段(玉切り払い出し装置)とを有する遊技機(パチンコ機2)に1対1に対応して設けられ、前記遊技媒体貯留手段から遊技に使用されることなく排出された遊技媒体数(獲得玉数)を計数する遊技用装置(カードユニット3)であって、
前記計数した遊技媒体数である獲得遊技媒体数(総計数玉数)を特定するための獲得遊技媒体数特定手段(RAM328b;玉情報テーブル)と、
前記付与手段により払い出された遊技媒体数である付与遊技媒体数(総賞球玉数)を特定可能な情報(賞球信号)を入力するための付与遊技媒体数情報入力手段(賞球信号が入力される入力端子)と、
前記付与条件とは異なる供給条件の成立(プリペイド残額、貯玉数、持玉数(計数済玉数)のいずれかの遊技用価値が存在すること)に応じて前記遊技媒体貯留手段に払い出された遊技媒体数である供給遊技媒体数(総貸出玉数と総返却玉数と総払出玉数との合計A)を特定可能な情報(パチンコ機2からのEXS信号)を入力するための供給遊技媒体数情報入力手段(台端末貸出完了信号(EXS)等の信号を送受可能とされたインターフェイス)と、
前記遊技媒体貯留手段から遊技に使用された遊技媒体数である使用遊技媒体数(総アウト玉数)を特定可能な情報(アウト玉計数信号)を入力するための使用遊技媒体数情報入力手段(アウト玉計数信号が入力される入力端子)と、
前記遊技機にて遊技者が遊技していないことに基づく第1所定条件の成立(総賞球玉数、総貸出玉数、総返却玉数、総払出玉数、総計数玉数、総アウト玉数のいずれもが変化していないこと)時からの経過時間を計時する経過時間計時手段(制御ユニット328;整理判定タイマ)と、
前記経過時間計時手段により計時される経過時間が所定の経過期間(判定時間)となるまでに前記遊技機にて遊技者が遊技していることに基づく第2所定条件が成立したか否か(総賞球玉数、総貸出玉数、総返却玉数、総払出玉数、総計数玉数、総アウト玉数のいずれかが変化することにより整理判定タイマがタイマアップしたか否か)を判定する判定手段(制御ユニット328)と、
前記判定手段にて、前記経過時間計時手段により計時される経過時間が所定の経過期間となるまでに前記第2所定条件が成立していないと判定されたとき(整理判定タイマがタイマアップしたとき)に、前記付与遊技媒体数情報入力手段に入力された情報から特定される付与遊技媒体数と前記供給遊技媒体数情報入力手段に入力された情報から特定される供給遊技媒体数との合計数(合計A)と、使用遊技媒体数情報入力手段に入力された情報から特定される使用遊技媒体数と前記獲得遊技媒体数特定手段にて特定された獲得遊技媒体数との合計数(合計B)と、の差である差遊技媒体数(差数=合計A−合計B)が予め定められた差(差閾値)よりも大きいことを条件に、対応する前記遊技機が整理対象台である旨を報知するための出力処理(一次報知処理)を行う報知出力処理手段(制御ユニット328)と、
前記判定手段にて、前記経過時間計時手段により計時される経過時間が所定の経過期間となるまでに前記第2所定条件が成立したと判定されたときに、前記経過時間計時手段により計時される経過時間をリセットするリセット手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、経過時間が所定の経過期間となるまでに第2所定条件が成立していないと判定されたものの内、遊技媒体貯留手段に存在する遊技媒体数となる差遊技媒体数が予め定められた差よりも大きいもの、つまり、遊技媒体貯留手段に遊技媒体数が存在することで整理が必要とされているものが出力処理されることにより報知される一方、遊技媒体貯留手段に貯留されている遊技媒体が全て遊技に使用されて単に遊技が終了したものは出力処理されないので報知されることがなく、これら単に遊技が終了した遊技機についての確認作業を省くことができるので、これら整理対象遊技機の確認作業等の作業負担を低減することができる。
【0008】
本発明の請求項3に記載の遊技用管理装置は、
遊技媒体(パチンコ玉)を貯留可能な遊技媒体貯留手段(上皿23、下皿24)と、該遊技媒体貯留手段に貯留される遊技媒体を用いて遊技を行うことで付与条件(入賞)が成立したときに、該付与条件に対応する所定数の遊技媒体を前記遊技媒体貯留手段に払い出す付与手段(玉切り払い出し装置)とを有する遊技機(パチンコ機2)に関する情報(台データ)を管理する遊技用管理装置(ホールコンピュータ140、台端末5)であって、
遊技機に1対1に対応して設けられた遊技用装置(カードユニット3)にて計数され、前記遊技媒体貯留手段から遊技に使用されることなく排出された遊技媒体数である獲得遊技媒体数(総計数玉数)を特定可能な情報(獲得玉計数信号)を入力するための獲得遊技媒体数情報入力手段(台端末5、入力ポート58)と、
前記付与手段により払い出された遊技媒体数である付与遊技媒体数(総賞球玉数)を特定可能な情報(賞球信号)を入力するための付与遊技媒体数情報入力手段(台端末5、入力ポート58)と、
前記付与条件とは異なる供給条件の成立(プリペイド残額、貯玉数、持玉数(計数済玉数)のいずれかの遊技用価値が存在すること)に応じて前記遊技媒体貯留手段に払い出された遊技媒体数である供給遊技媒体数(総貸出玉数と総返却玉数と総払出玉数との合計A)を特定可能な情報(貸出信号、返却信号、払出信号)を入力するための供給遊技媒体数情報入力手段(台端末5、入力ポート58)と、
前記遊技媒体貯留手段から遊技に使用された遊技媒体数である使用遊技媒体数(総アウト玉数)を特定可能な情報(アウト玉計数信号)を入力するための使用遊技媒体数情報入力手段(台端末5、入力ポート58)と、
前記遊技機にて遊技者が遊技していないことに基づく第1所定条件の成立(総賞球玉数、総貸出玉数、総返却玉数、総払出玉数、総計数玉数、総アウト玉数のいずれもが変化していないこと)時からの経過時間を計時する経過時間計時手段(制御マイコン(MPU)60;整理判定タイマ)と、
前記経過時間計時手段により計時される経過時間が所定の経過期間(判定時間)となるまでに前記遊技機にて遊技者が遊技していることに基づく第2所定条件が成立したか否か(総賞球玉数、総貸出玉数、総返却玉数、総払出玉数、総計数玉数、総アウト玉数のいずれかが変化することにより整理判定タイマがタイマアップしたか否か)を判定する判定手段(制御マイコン(MPU)60)と、
前記判定手段にて、前記経過時間計時手段により計時される経過時間が所定の経過期間となるまでに前記第2所定条件が成立していないと判定されたとき(整理判定タイマがタイマアップしたとき)に、前記付与遊技媒体数情報入力手段に入力された情報から特定される付与遊技媒体数と前記供給遊技媒体数情報入力手段に入力された情報から特定される供給遊技媒体数との合計数(合計A)と、前記使用遊技媒体数情報入力手段に入力された情報から特定される使用遊技媒体数と前記獲得遊技媒体数情報入力手段に入力された情報から特定される獲得遊技媒体数との合計数(合計B)と、の差である差遊技媒体数(差数=合計A−合計B)が予め定められた差(差閾値)よりも大きいことを条件に、当該遊技用装置に対応する前記遊技機が整理対象台である旨を報知するための出力処理(1次報知処理)を行う報知出力処理手段(CPU142)と、
前記判定手段にて、前記経過時間計時手段により計時される経過時間が所定の経過期間となるまでに前記第2所定条件が成立したと判定されたときに、前記経過時間計時手段により計時される経過時間をリセットするリセット手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、経過時間が所定の経過期間となるまでに第2所定条件が成立していないと判定されたものの内、遊技媒体貯留手段に存在する遊技媒体数となる差遊技媒体数が予め定められた差よりも大きいもの、つまり、遊技媒体貯留手段に遊技媒体数が存在することで整理が必要とされているものが出力処理されることにより報知される一方、遊技媒体貯留手段に貯留されている遊技媒体が全て遊技に使用されて単に遊技が終了したものは出力処理されないので報知されることがなく、これら単に遊技が終了した遊技機についての確認作業を省くことができるので、これら整理対象遊技機の確認作業等の作業負担を低減することができる。
【0009】
本発明の手段1の遊技用システム、遊技用装置、遊技用管理装置は、請求項1に記載の遊技用システム、請求項2に記載の遊技用装置、請求項3に記載の遊技用管理装置であって、
前記遊技機(パチンコ機2)毎に前記所定の経過期間(判定時間)を個別に設定するための経過期間設定手段(ホールコンピュータ140、整理対象台設定画面)を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、遊技機毎に経過期間を個別に設定できるので、例えば、高人気や新機種のように稼働の良い遊技機については、稼働の悪い遊技機よりも経過期間を短く設定することで、稼働の良い遊技機が長い期間不適正に占有されて稼働が低下してしまうことを、効果的に防止できる。
【0010】
本発明の請求項4に記載の遊技用システムは、請求項1に記載の遊技用システムであって、所定期間における前記所定の経過期間を設定するための経過期間設定手段を備えることを特徴としている。
本発明の請求項5に記載の遊技用装置は、請求項2に記載の遊技用装置であって、
所定期間(日付、曜日、時間帯)における前記所定の経過期間(判定時間)を設定するための経過期間設定手段(ホールコンピュータ140、整理対象台設定画面)を備えることを特徴としている。
本発明の請求項6に記載の遊技用管理装置は、請求項3に記載の遊技用管理装置であって、所定期間における前記所定の経過期間を設定するための経過期間設定手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、所望する期間に限って所定の経過期間を設定できるので、例えば、新規開店日や、土日、或いは夜の時間帯のように稼働の良い期間については、稼働の悪い期間よりも経過期間を短く設定することで、稼働の良い期間において遊技機が長い期間不適正に占有されて稼働が低下してしまうことを、効果的に防止できる。
【0011】
本発明の手段2に記載の遊技用システム、遊技用装置、遊技用管理装置は、請求項1、4または手段1のいずれかに記載の遊技用システム、請求項2、5または手段1のいずれかに記載の遊技用装置、請求項3、6または手段1のいずれかに記載の遊技用管理装置であって、
前記報知手段または前記報知出力処理手段(カードユニット3;制御ユニット328、ホールコンピュータ140;CPU142)は、前記経過時間計時手段により計時された経過時間(判定時間、2次報知時間)に基づいて、該経過時間に応じた態様(例えば、カードユニット3における判定時間の経過による赤と青の低速交互点灯状態と2次報知時間の経過による赤と青の高速交互点灯状態、ホールコンピュータ140における判定時間の経過による台表示領域の黄色表示と2次報知時間の経過による台表示領域の赤色の点滅表示)にて報知または出力を行うことを特徴としている。
この特徴によれば、報知または出力に応じた報知の態様によって経過時間を容易に把握できるようになるので、これら経過時間に応じた対応を迅速に実施できる。
【0012】
本発明の請求項7に記載の遊技用装置は、請求項2または5に記載の遊技用装置であって、
前記遊技用装置は、前記遊技媒体貯留手段の下方に配置されるユニットであって、前記遊技媒体貯留手段から遊技に使用されることなく排出された遊技媒体が投入される投入部と、前記投入部に投入された遊技媒体を計数手段に誘導する計数通路と、前記供給条件の成立に応じて前記遊技媒体貯留手段に払い出される払出単位数よりも少ない端数の遊技媒体を払い出す端数払出処理手段から払い出された端数の遊技媒体を返却貯留部に誘導する返却通路と、を有する連結ユニットをさらに備えることを特徴としている。
この特徴によれば、払出単位数よりも少ない端数の遊技媒体を貯留部に返却できる。
【0013】
本発明の手段3の遊技用システム、遊技用装置、遊技用管理装置は、請求項1、4、手段1、手段2のいずれかに記載の遊技用システム、請求項2、5、手段1、手段2のいずれかに記載の遊技用装置、請求項3、6、手段1、手段2のいずれかに記載の遊技用管理装置であって、
前記遊技用装置(カードユニット3)は、
前記計数された獲得遊技媒体数(計数済玉数(持玉数))または該遊技者が所有する遊技媒体の貸出に使用可能な貸出用価値(プリペイド残額、貯玉数)の少なくとも一方から成る価値であって、前記遊技媒体貯留手段への遊技媒体の払い出しに使用可能な遊技用価値を記憶するための遊技用価値記憶手段(328b;カードテーブル)と、
前記遊技用価値記憶手段に記憶されている遊技用価値が存在することを前記供給条件として、該遊技用価値の少なくとも一部を対応する遊技機の前記遊技媒体貯留手段に払い出すための供給処理(貸出処理、返却処理、払出処理)と、前記遊技用価値記憶手段に記憶されている遊技用価値から該払い出しに使用した遊技用価値を減算更新する減算更新処理(カードテーブルにおけるプリペイド残額、貯玉数、計数済玉数を減算更新する処理)と、を行う供給手段(制御ユニット328)と、
前記遊技用価値記憶手段に記憶されている遊技用価値を特定可能な記録媒体(ビジターカード、会員カード)を排出(返却、発行)する記録媒体排出手段(カードリーダライタ327)と、
を備え、
前記報知手段または前記報知出力処理手段(カードユニット3;制御ユニット328、ホールコンピュータ140;CPU142)は、さらに、前記遊技用価値記憶手段に記憶されている遊技用価値が存在しないこと、又は前記記録媒体排出手段から記録媒体が排出されたこと(無価値信号が出力されていること)を条件に、前記報知または前記報知処理(1次報知処理)を行うことを特徴としている。
この特徴によれば、遊技媒体貯留手段に遊技媒体が存在する状態で、経過時間が所定の経過期間となるまでに第2所定条件が成立していないと判定されたものの内、遊技用価値が存在しないものや記録媒体が排出されたものが報知されるので、より的確に、整理が必要とされているものを報知することができる。
【0014】
本発明の請求項8に記載の遊技用システムは、請求項1または4に記載の遊技用システムであって、
前記遊技用装置(カードユニット3)は、
前記計数された獲得遊技媒体数(計数済玉数(持玉数))または遊技者が所有する遊技媒体の貸出に使用可能な貸出用価値(プリペイド残額、貯玉数)の少なくとも一方から成る価値であって、前記遊技媒体貯留手段への遊技媒体の払い出しに使用可能な遊技用価値を記憶するための遊技用価値記憶手段(328b;カードテーブル)と、
前記遊技用価値記憶手段に記憶されている遊技用価値が存在することを前記供給条件として、該遊技用価値の少なくとも一部を対応する前記遊技機の前記遊技媒体貯留手段に払い出すための供給処理(貸出処理、返却処理、払出処理)と、前記遊技用価値記憶手段に記憶されている遊技用価値から該払い出しに使用した遊技用価値を減算更新する減算更新処理(カードテーブルにおけるプリペイド残額、貯玉数、計数済玉数を減算更新する処理)とを行う供給手段(制御ユニット328)と、
前記遊技用価値記憶手段に記憶されている遊技用価値を特定可能であって、個々の記録媒体を識別可能な記録媒体識別情報(カードID)が記録された記録媒体(ビジターカード、会員カード)、を排出(返却、発行)する記録媒体排出手段(カードリーダライタ327)と、
前記記録媒体を受付けて該記録媒体の記録媒体識別情報を少なくとも読み出すとともに、該受付けた記録媒体から特定される遊技用価値を前記遊技用価値記憶手段に記憶する記録媒体処理手段(制御ユニット328、カードリーダライタ327)と、
を備え、
前記遊技用装置における新たな記録媒体の受付けに応じて前記記録媒体処理手段にて読み出された記録媒体識別情報(カード受付け通知に含まれるカードID)に基づいて、該記録媒体識別情報が記録された記録媒体を最後に排出した遊技用装置(玉管理テーブルの排出IDにカード受付け通知に含まれるカードIDが記録されている台番号のパチンコ機2に対応するカードユニット3)を特定する遊技用装置特定手段(CPU142、掛け持ち判定処理;Sk2)と、
前記遊技用装置特定手段にて特定された遊技用装置に対応する遊技機(Sk2のステップで特定された台番号のパチンコ機2)の前記差遊技媒体数(差数=合計A−合計B)が予め定められた差(差閾値)よりも大きいか否かを判定する掛け持ち判定手段(ホールコンピュータ140)と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、遊技者が、遊技媒体貯留手段に遊技媒体が存在する状態で他の遊技機に移動したこと、つまり、遊技機が掛け持ちされている可能性が高いことが判定されるので、これらの掛け持ちの発生を迅速に発見して対処することができる。
【0015】
本発明の請求項9に記載の遊技用管理装置は、請求項3または6に記載の遊技用管理装置であって、
前記遊技用装置(カードユニット3)は、前記計数された獲得遊技媒体数(計数済玉数(持玉数))または遊技者が所有する遊技媒体の貸出に使用可能な貸出用価値(プリペイド残額、貯玉数)の少なくとも一方から成る価値であって、前記遊技媒体貯留手段への遊技媒体の払い出しに使用可能な遊技用価値を特定可能であって、個々の記録媒体を識別可能な記録媒体識別情報(カードID)が記録された記録媒体(ビジターカード、会員カード)を排出(返却、発行)するとともに、排出された記録媒体を受付けて該記録媒体の記録媒体識別情報を少なくとも読み出し、
前記遊技用装置にて前記記録媒体から読み出された記録媒体識別情報を該記録媒体の受付けに応じて入力するための記録媒体識別情報入力手段(カード受付け通知を管理コンピュータ150から受信する通信部149)と、
前記記録媒体識別情報入力手段から入力される記録媒体識別情報に基づいて、該記録媒体識別情報が記録された記録媒体を最後に排出した遊技用装置(玉管理テーブルの排出IDにカード受付け通知に含まれるカードIDが記録されている台番号のパチンコ機2に対応するカードユニット3)を特定する遊技用装置特定手段(CPU142、掛け持ち判定処理;Sk2)と、
前記遊技用装置特定手段にて特定された遊技用装置に対応する遊技機(Sk2のステップで特定された台番号のパチンコ機2)の前記差遊技媒体数(差数=合計A−合計B)が予め定められた差(差閾値)よりも大きいか否かを判定する掛け持ち判定処理を行う掛け持ち判定処理手段(CPU142)と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、遊技者が、遊技媒体貯留手段に遊技媒体が存在する状態で他の遊技機に移動したこと、つまり、遊技機が掛け持ちされている可能性が高いことが判定されるので、これらの掛け持ちの発生を迅速に発見して対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の実施例における遊技用システムの全体像を示すシステム構成図である。
図2】本発明の実施例の遊技用システムに用いたパチンコ機2、カードユニット3を示す正面図である。
図3】本発明の実施例において用いたカードユニット3の構成を示すブロック図である。
図4】本発明の実施例のカードユニット3に用いたカードリーダライタ327の構成を示す上面視断面図である。
図5】本発明の実施例において用いたカードユニット3の突出部305を示す図である。
図6】本発明の実施例において用いた計数・端数払出ユニット340を示す外観斜視図である。
図7】本発明の実施例のカードユニット3の側面図である。
図8】本発明の実施例に用いた計数・端数払出ユニット340の内部構造を示す破断上面図である。
図9】(a)は、本発明の実施例において用いたカードユニット3のカードテーブルを示す図であり、(b)は、本発明の実施例において用いたカードユニット3の遊技情報テーブルを示す図であり、(c)は、本発明の実施例において用いた会員遊技情報を示す図であり、(d)は、本発明の実施例において用いた玉情報テーブルを示す図である。
図10】本発明の実施例において用いたカードユニット3から送信される送信データ列を示す図である。
図11】(a)は、発明の本実施例に用いた台端末の構成を示すブロック図であり、(b)は、台端末から送信される送信データ列の構成を示す図である。
図12】本発明の実施例に用いた台端末における玉数管理テーブルを示す図である。
図13】本発明の実施例において用いたシステムコントローラ100の構成を示すブロック図である。
図14】(a)は、本発明の実施例において用いたシステムコントローラ100における会員カードテーブルを示す図であり、(b)は、ビジターカードテーブルを示す図である。
図15】本発明の実施例において用いた管理コンピュータ150の構成を示すブロック図である。
図16】(a)は、本発明の実施例において用いた管理コンピュータ150における会員貯蓄管理テーブルを示す図であり、(b)は、ビジター貯蓄管理テーブルを示す図である。
図17】本発明の実施例において用いたユニット管理テーブルを示す図である。
図18】(a)は、本発明の実施例において用いた管理コンピュータ150における会員情報テーブルを示す図であり、(b)は、会員別遊技履歴テーブルを示す図である。
図19】本発明の実施例に用いたホールコンピュータの構成を示すブロック図である。
図20】(a)は、本発明の実施例において用いたホールコンピュータにおける遊技情報管理テーブルを示す図であり、(b)は、玉管理テーブルを示す図であり、(c)は、整理対象台テーブルを示す図であり、
図21】本発明の実施例において用いたカードユニット3において実施される処理内容を示すフロー図である。
図22】本発明の実施例において用いたカードユニット3において実施される計数情報処理の処理内容を示すフロー図である。
図23】本発明の実施例において用いたカードユニット3において実施される払出処理の処理内容を示すフロー図である。
図24】本発明の実施例におけるカードユニット3と管理コンピュータ150とホールコンピュータ140との情報の授受を示す図である。
図25】(a)〜(d)は、本発明の実施例に用いた計数・端数払出ユニット340内部における流路とパチンコ玉の流下状況とを説明する図である。
図26】本発明の実施例において用いたホールコンピュータ140における整理対象台設定画面を示す図である。
図27】本発明の実施例において用いたカードユニット3において実施されるタイマアップ処理の処理内容を示すフロー図である。
図28】本発明の実施例において用いたホールコンピュータ140において実施されるタイマアップ通知受信処理の処理内容を示すフロー図である。
図29】本発明の実施例において用いたホールコンピュータ140において実施される報知態様を示す図である。
図30】本発明の実施例において用いたホールコンピュータ140において実施される掛け持ち判定処理の処理内容を示すフロー図である。
図31】その他の形態におけるカードユニット3’と計数・払出ユニット10を示す図である。
図32】その他の形態における台端末の構成を示すブロック図である。
図33】(a)〜(c)は、その他の形態における情報の流れを示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明に係る遊技用システムを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
【実施例】
【0018】
本発明の遊技用システムの実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本発明の実施例の遊技用システムの全体像を示すシステム構成図であり、遊技場内に複数配置される各遊技島(図示略)に並設される遊技機であるカードリーダ式パチンコ機(以下パチンコ機と略称する)2と、パチンコ機2の所定側の側方位置に該パチンコ機2に対して1対1に対応設置され、会員登録をしていない一般の遊技者に対して発行される記録媒体であるプリペイド機能を備えるビジターカードや、該遊技機に会員登録した会員遊技者に対して発行される記録媒体である会員カードを受付けて、遊技機における遊技に使用される遊技媒体であるパチンコ玉を貸し出すための処理や、対応するパチンコ機2における遊技にて獲得されたパチンコ玉を計数するとともに、該計数済みのパチンコ玉数の範囲内のパチンコ玉の払出し(返却)を行うカードユニット3と、カードユニット3にて使用されるビジターカードや会員カード並びにカードユニット3の管理等を行うシステムコントローラ100と、各カードユニット3において計数された計数済玉数の管理や、会員カードを所持する会員遊技者が再度の遊技に使用可能に所有する貯蓄玉数やビジターカードに記録された持玉数の管理を行う管理コンピュータ150と、遊技場内に設置された各パチンコ機2の台データ等の遊技情報を管理する本発明の遊技用管理装置となるホールコンピュータ140と、遊技場内の景品カウンタに設けられて景品交換を行うための景品交換用POS端末170と、から主に構成されている。
【0019】
そして、これら本実施例の遊技用システムを構成する各カードユニット3と、管理コンピュータ150並びにシステムコントローラ100とは、図1に示すように、ハブ(HUB)7並びに通信ケーブル8を介して双方向のデータ通信が可能に接続されていて、各接続機器にはそれぞれローカルIPアドレスが付与されてローカルエリアネットワーク(LAN)が形成されており、該ローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されているこれら各装置には、当該装置を個々に識別可能な装置IDが付与されているとともに、各装置が装置(ユニット)IDとローカルIPアドレスとが対応付けられたIPアドレステーブルや後述するユニット管理テーブル(図17参照)等を有することで、該装置(ユニット)IDから特定される各ローカルIPアドレスを送信データに付与して送受信することにより、互いにデータの送受を実施できるようになっている。
【0020】
尚、本実施例のシステムコントローラ100は、上述したように、各会員カード並びに各ビジターカードに残存するプリペイド残額(遊技用価値)を管理しているとともに、通信回線11を介して、これら会員カードやビジターカードを管理する遊技場外のカード管理会社に設置された管理サーバ12と双方向のデータ通信を実施できるように接続されていて、これら管理サーバ12に対してシステムコントローラ100から、各種の管理情報が送信されることにより、カード管理会社は、該管理サーバ12にて各遊技場の会員カード並びにビジターカードによる売り上げ等を把握できるようになっている。
【0021】
また、各パチンコ機2には台端末5が1対1に対応して、各パチンコ機2に関する遊技情報を収集可能に設けられており、これら台端末5とホールコンピュータ140とが、個別の通信ケーブル6を介して双方向にデータ通信可能に接続されており、各台端末5に入力された信号に基づく遊技情報がホールコンピュータ140に送られて集中管理されるようになっている。
【0022】
これら各台端末5並びにホールコンピュータ140にも、それぞれローカルIPアドレスが付与されて個別のローカルエリアネットワーク(LAN)が形成されていて、個々の接続装置が装置(端末)IDとローカルIPアドレスとが対応付けられたIPアドレステーブルや後述する玉管理テーブル(図20(b)参照)等を有することで、該装置(端末)IDから特定される各ローカルIPアドレスを送信データに付与して送受信することにより、互いにデータの送受を実施できるようになっている。
【0023】
また、ホールコンピュータ140と管理コンピュータ150とは、専用の通信ケーブル9にて直接的に双方向のデータ通信が可能に接続されており、ホールコンピュータ140から管理コンピュータ150へのデータの受け渡しや、管理コンピュータ150からホールコンピュータ140へのデータの受け渡しが可能とされている。
【0024】
尚、ホールコンピュータ140には、遊技場内の呼び出しを行う場内スピーカー等の放送機器や、係員同士の通話を可能とするインカム等の通話機器が接続された場内放送システムが接続されており、これら場内放送システムに対して所定のアナウンス出力を実施することで、該出力したアナウンスの放送を、放送機器や通話機器を介して実施できるようになっているとともに、各パチンコ機2の上方位置となる遊技島の側面に設置された呼び出しランプ4(図2参照)が、台端末5を介して接続されており、これら呼び出しランプ4の点灯をホールコンピュータ140が実施できるようになっている。
【0025】
また、カードユニット3とパチンコ機2とは、図3に示すように、払出単位として予め定められた複数個(本実施例では25個)のパチンコ玉の貸出に伴う各種の信号、具体的には、パチンコ機2から出力される台端末貸出完了信号(EXS)や台READY信号(PRDY)、制御ユニット328より出力されるカードユニットREADY信号(BRDY)や台端末貸出要求完了確認信号(BRQ)を送受可能とされたインターフェイスにて接続されている。
【0026】
はじめに、本実施例に用いた遊技機であるパチンコ機2について、以下に簡単に説明すると、該パチンコ機2は、図2に示すように、額縁状に形成されたガラス扉枠22を有し、該ガラス扉枠22の下部表面には本発明の遊技媒体貯留部である打球供給皿23がある。打球供給皿23の上面所定箇所には、操作部14が設けられているとともに、打球供給皿(上皿)23の下部には、打球供給皿23から溢れたパチンコ玉を貯留する本発明の遊技媒体貯留部である下皿24と打球を発射する打球操作ハンドル(以下操作ノブ)25とが設けられている。
【0027】
ガラス扉枠22の後方には、遊技盤26が着脱可能に取付けられている。また、遊技盤26の前面には遊技領域27が設けられている。この遊技領域27の向かって右側の下方領域に「特別図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される特図可変表示部28と、その中央付近には、「演出図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示されるとともに演出映像が表示される演出可変表示部29と、「普通図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される可変表示装置30とが設けられている。また遊技盤26には、複数の入賞口44や通過ゲート31、始動入賞口34、可変入賞球装置36が設けられているとともに、遊技領域27の下部には、入賞しなかった打込玉を回収するアウト口46が形成されている。
【0028】
これら各入賞口に打玉が入賞した場合には、各入賞口に応じた賞球が図示しない玉切り払い出し装置により払い出されるとともに、該玉切り払い出し装置により払い出された賞球数に応じた賞球信号(10玉に1パルス)が外部に出力されることで、賞球数が外部に通知される。尚、本実施例では、賞球数が10玉毎に1パルスの賞球信号が出力されるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、1玉毎に1パルスの賞球信号を出力するようにしても良く、これら賞球信号を出力する賞球数単位としては、賞球信号を入力する台端末5の処理能力や、台端末5とホールコンピュータ140との通信速度等に基づいて、適宜に設定すれば良い。
【0029】
打球操作ハンドル25の操作によって揺動されるハンマー(図示略)によって発射された打玉は、打球レールを通って遊技領域27に入り、その後、遊技領域27を流下していく。この際、発射勢いが弱すぎて前記遊技領域27に達しなかったパチンコ玉は、環流経路(図示略)を通じて下皿24に環流されるようになっている。
【0030】
可変表示装置30の可変表示動作後の表示結果が予め定められた特定の表示結果(たとえば○)となった場合に、始動入賞口34に設けられた可動片35が所定時間開成して遊技者にとって有利な状態となる。
【0031】
また、始動入賞口34にパチンコ玉が入賞すると、特図可変表示部28において全特別図柄が可変表示(変動表示)を開始するとともに、演出可変表示部29において演出表示が開始される。そして、その後、特図可変表示部28における特別図柄が停止し、その停止表示結果が予め定められた特定の表示態様となった場合には、演出可変表示部29における左、中、右の演出図柄の可変表示も停止し、その演出図柄の表示態様も予め定められた特定の表示態様(たとえば777)とされることで、特定遊技状態(大当り状態)が発生するとともに、大当り中信号が出力状態とされることで、該大当りの発生が外部に通知される。
【0032】
また、特図可変表示部28における特別図柄が停止したときに、所定パルス幅の始動信号が出力され、特図可変表示部28における特別図柄の可変表示(変動表示)が実施されたことが外部に通知される。
【0033】
このように大当り状態が発生した場合には、可変入賞球装置36に設けられた開閉板40が開成して遊技者にとって有利な第1の状態となる。この第1の状態は、所定期間(たとえば30秒間)の経過または打玉の所定個数(たとえば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立することにより終了し、その後、遊技者にとって不利な第2の状態となる。
【0034】
そして該第1の状態となっている可変入賞球装置36の大入賞口内に進入した打玉が特定入賞領域(Vポケット)に入賞して図示しないVカウントスイッチにより検出されれば、その回の第1の状態の終了を待って前記第2の状態から前記第1の状態に制御する繰返し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回数は例えば15回と定められている。
【0035】
特図可変表示部28の表示結果並びに演出可変表示部29の演出図柄の表示結果が予め定められた大当り図柄の組合せで停止表示されたときには前述したように大当りが発生するが、これら大当り図柄に停止表示される以前の状態において、リーチ状態が発生する場合がある。
【0036】
特図可変表示部28並びに演出可変表示部29で可変表示された特別図柄並びに演出図柄が所定の確率変動図柄の種類に一致した図柄の組合せで停止表示されたときには、前記繰返し継続制御による「大当り」の終了後に、再度大当りとなる確率が通常の確率状態よりも高い確率状態となる確率変動状態となるようになっており、これら確率変動図柄での大当りを通常の大当りと区別して「確変大当り」と呼称し、これら確変大当り終了後における確率変動状態中において、確変中信号が出力状態とされることで、該確率変動状態の発生が外部に通知される。
【0037】
また、特図可変表示部28並びに演出可変表示部29で可変表示された特別図柄並びに演出図柄が所定の確率変動図柄以外の図柄の組合せで停止表示されたときには、前記繰返し継続制御による「大当り」の終了後に、特図可変表示部28並びに演出可変表示部29で可変表示が所定回数に達するか或いは次の大当りが発生するまでの間、特図可変表示部28における特別図柄および演出可変表示部29における演出図柄の可変表示時間(変動時間)が通常遊技状態よりも短縮される時短状態となるようになっており、これら時短状態中において、時短中信号が出力状態とされることで、該時短状態の発生が外部に通知される。
【0038】
本実施例のパチンコ機2には、これら各信号を外部出力するための図示しない情報出力基板が搭載されており、該情報出力基板と台端末5とが、図示しない信号ケーブルを介して接続されており、情報出力基板からは、大当り中信号、確変中信号、時短中信号、始動信号、賞球信号からなる外部出力信号が、該信号ケーブルを介して台端末5に入力される。尚、これらの各信号は、台端末5を介してカードユニット3にも入力される。
【0039】
ここで、大当り中信号は大当り状態の期間中において出力状態とされる信号であり、確変中信号は確変状態の期間中においてのみ出力状態とされる信号であり、時短中信号は時短状態の期間中においてのみ出力状態とされる信号であり、始動信号は、特図可変表示部28の表示結果が全て導出表示されて可変表示が終了した際に出力される所定幅のパルス信号であり、賞球信号は、入賞に応じて所定玉数(本実施例では10玉)が払い出される毎に出力される所定幅のパルス信号である。尚、これら賞球信号は、入賞による賞球のみが対象とされ、カードユニット3からの要求に基づいて払い出されるパチンコ玉は対象外とされており、入賞による賞球のみが所定玉数となる毎に出力される信号である。
【0040】
本実施例のパチンコ機2には、該パチンコ機2における遊技を制御する遊技制御基板から、入賞に基づいて出力される賞球コマンドに基づいて所定数の賞球を計数して払出す制御を行うとともに、通常のCR機と同じく、カードユニット3より入出力される信号に基づいて、払出単位である25球のパチンコ玉を計数して貸出す制御を行う図示しない賞球制御基板を備えており、該払出単位である25球の倍数にてパチンコ玉の貸出や払い出しを実施できるようになっている。
【0041】
次に、本実施例にて使用されるビジターカードと会員カードとについて、簡潔に説明すると、本実施例に使用されるビジターカード並びに会員カードには、種々のデータを記憶するための不揮発性メモリと、これら記録情報の書き換えや読み出しを実施するとともに、外部のリーダライタ装置との非接触通信を実施する制御部とを有するICチップが搭載されたICカードを使用しており、これらビジターカード並びに会員カードには、個々のカードを識別可能なカードID、具体的には、ビジターカードにはVCで始まるカードIDが、会員カードには、KCで始まる会員カードIDが予め書き換え不能に記憶されていて、その種別がカードIDから識別可能とされているとともに、プリペイド残額を特定可能なプリペイド残額データや、遊技者がその当日において再使用可能に所持する持玉数等の各種データが記憶されている。
【0042】
尚、会員カードは、遊技場に会員登録を実施した会員遊技者に対して発行されるものであり、該会員に対して付与される会員IDが書き換え不能に記憶されている。また、該会員カードを使用して会員遊技者は、後述するように、一度獲得して計数したパチンコ玉を、その翌日以降においても再度遊技に使用できる貯玉を行うことができるようになっているが、これら会員カードには、該貯玉のデータである貯玉数は直接記録されておらず、これら貯玉数は、後述するように、管理コンピュータ150において、会員カードIDと会員IDとに対応付けて記憶されることで、該会員カードIDや会員IDから特定されるようになっている。
【0043】
また、ビジターカードは、遊技場内に設置された図示しないカード発行・入金機にて、購入、発行されるとともに、カードユニット3においても発行される。尚、ビジターカードには、該ビジターカードを所有する遊技者が計数した計数済玉数(獲得遊技媒体数)に基づく持玉数と日付とが記憶されており、該持玉数をその当日においてのみ、遊技場内の各カードユニット3において使用できるようになっている。
【0044】
尚、本実施例では、上述したように、ビジターカードのみに持玉数を書き込み記録するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら持玉数や貯玉数のデータを、ビジターカードと同じく、会員カードに記録するようにしても良い。
【0045】
また、ビジターカードを会員カードと同様に、持玉数を記憶せずに、カードIDから持玉数を特定できるようにしても良い。
【0046】
次に、本実施例のカードユニット3について、図2図10図25に基づいて以下に説明すると、本実施例のカードユニット3の前面には、図2に示すように、フルカラーLEDにより構成されて複数の色に点灯することでカードユニット3の状態や対応するパチンコ機2が整理対象台であること等を報知可能とされた多機能ランプ301、紙幣を挿入するための紙幣挿入口302、装置前面より装置前方側に突出形成された突出部305、計数済玉数を払出すための計数払出操作を受付けるための払出ボタン311、会員カードやビジターカードを挿入するためのカード挿入口309が設けられている。
【0047】
カードユニット3の前面に設けられたカード挿入口309は、該カード挿入口309に対応する位置に内蔵されるカードリーダライタ327(図4、7参照)のカードスロット392に連設されており、このカード挿入口309を介してビジターカードや会員カードをカードスロット392に挿入可能とされている。
【0048】
カードユニット3の前面には、前方に突出する態様にて突出部305が設けられている。該突出部305において、遊技者と対向する面には、図2並びに図5に示すように、各種情報を表示可能な表示部312と、メインメニュー画面を表示させるためのメニューボタン316と、台データを表示させるための台データボタン318と、会員カードを受付けた場合において、該会員カードに記録された会員カードID並びに会員IDにより特定される貯玉数を用いた再プレイ遊技を実施するための再プレイボタン319と、再プレイボタン319の操作が有効であることを報知するための再プレイ表示部320と、遊技場の係員が所持するリモコン(図示略)からの赤外線信号を受信して電気信号に変換して出力するIR受光ユニット315とが設けられており、該表示部312の表面には、表示部312に表示された各表示項目を指触により入力可能とするための透明タッチパネル314が設けられている。
【0049】
また、該突出部305内部には、表示部312を成す後述する液晶表示器313や各ボタンに対応するスイッチが設けられており、これらが、図7に示すように、該突出部305に対応する装置内位置に設けられた表示制御基板329に接続されることで、液晶表示器313の表示制御や、透明タッチパネル314による入力位置検出等が、該表示制御基板329によって実施される。
【0050】
カードユニット3内の上部位置には、紙幣挿入口302に連設され、該紙幣挿入口302に投入された紙幣を取り込んでその真贋や紙幣種別の識別を実施し、その識別結果を装置略中央部に設けられている後述する制御ユニット328に出力する紙幣識別ユニット321が設けられており、該紙幣識別ユニット321にて各種紙幣(1万円、5千円、2千円、千円の各紙幣)の受付が可能とされている。
【0051】
また、カードユニット3の略中央部位置には、該カードユニット3を構成する各部と接続しやすいように該カードユニット3の動作を制御する制御ユニット328が設けられており、後述するように、該制御ユニット328によって該カードユニット3の各種の動作が制御されている。
【0052】
また、カードユニット3の最下方位置には、図7に示すように、カードユニット3の前方側から後方(内方)側に傾斜する回収流路を内在する回収流路ボックス348が設けられているとともに、該回収流路ボックス348の前面側となるカードユニット3の前面下方端部位置には、パチンコ機2の下皿24の下方位置に配置されることで、該下皿24から排出されるパチンコ玉を計数するとともに、後述するように、対応するパチンコ機2におけるパチンコ玉の貸出等にて貸出が可能な最小の玉数単位となる払出単位数(25玉)未満の端数のパチンコ玉の払出しを行う箱状の計数・端数払出ユニット340から排出されるパチンコ玉をカードユニット3内に流入させるための連結樋344が装着される連結樋装着口348’が設けられており、該連結樋344を流下して連結樋装着口348’から回収流路ボックス348に流入してきたパチンコ玉が、回収流路ボックス348をカードユニット3の前方側から後方(内方)側に流下していき、カードユニット3の後方下端から遊技島内の図示しない回収樋に排出される。
【0053】
尚、本実施例のカードユニット3は、図7に示すように、カードユニット3本体が、その上下位置に形成されたユニットホルダ31’に係合し、該カードユニット3本体を前面方向に引き出し可能に保持するユニットホルダ31を介して遊技島に設置されており、カードユニット3の前面下方所定位置には、図示しないシリンダ錠が設けられていて、係員等が所持する解錠キーにより施錠を解除することでカードユニット3が引き出しできるようになっている。また、該ユニットホルダ31には、各種接続ケーブルを中継するためのコネクタが設けられており、制御ユニット328に接続される通信ケーブル等が、該ユニットホルダ31を介して中継接続されていて、これら通信ケーブル等が前記カードユニット3本体の引き出し時に絡まって、カードユニット3本体が引き出せなくなってしまうことがないように工夫されている。
【0054】
図3は、本実施例のカードユニット3の構成を示すブロック図である。カードユニット3は、上述したように、主には、紙幣識別ユニット321と、カードリーダライタ327と、表示制御基板329と、計数・端数払出ユニット340と、カードユニット3の各部の制御を制御プログラムにより実施して該カードユニット3の各種の機能を提供する制御ユニット328とから構成されており、紙幣識別ユニット321、カードリーダライタ327、計数・端数払出ユニット340及び表示制御基板329は制御ユニット328と接続されて各種データの送受が可能とされている。
【0055】
カードリーダライタ327は、カード挿入口309から挿入される会員カード並びにビジターカードに記録されている(会員)カードIDや、会員ID(会員カードのみ)、プリペイド残額データ等の記録情報の読み出し並びに書き込みを行う。
【0056】
本実施例に用いたカードリーダライタ327の構成を、図4を用いてより詳細に説明すると、該カードリーダライタ327の内部には、前記カード挿入口309からの会員カードやビジターカードの挿入並びに会員カードやビジターカードが挿入中であることを検知する挿入センサ397や、カード挿入口309からの新たな会員カードやビジターカードの挿入を阻止するためのシャッタの出没を行うシャッタ用ソレノイド399や、カード挿入口309から延設され、会員カードやビジターカードがスライド可能とされたガイドレール398と、該ガイドレール398を挟むように配設されてカードスロット392に挿入された会員カードやビジターカードを、カードスロット392の内方側に取り込むとともに、会員カードやビジターカードをカード挿入口309から排出する取込・排出ローラ387’並びに該取込・排出ローラ387’を駆動する駆動モータ386’と、取込・排出ローラ387’によりカードスロット392の内方側に取り込まれた会員カードやビジターカードのガイドレール398上の移動を、駆動モータ386、393にて駆動回転されることにより実施する搬送ローラ387、388と、前記搬送ローラ387、388の一方側に張架された搬送ベルト391と、から成る搬送機構や、該搬送される会員カードやビジターカードを所定位置に停止させるストップピンの出没を行うソレノイド389や、所定位置に停止された会員カードやビジターカードへの給電やデータ通信を行う通信ヘッド390や、該通信ヘッド390に接続されて会員カードやビジターカードとのデータ送受の制御を行う通信基板327aと、が設けられており、挿入されている会員カードやビジターカードからのデータの読み出し及び会員カードやビジターカードへの書き込みが非接触状態にて可能とされている。
【0057】
本実施例のカードリーダライタ327に設けられている搬送ベルト391のカードユニット3の内方側終端部位置には、ビジターカードを最大10枚まで貯留できるカード貯留部370が設けられており、新規のビジターカードを発行可能とされている。
【0058】
この本実施例のカード貯留部370の内部には、図4に示すように、駆動モータ373にて駆動回転される1対の搬送ローラ371と、該搬送ローラ371に張架された搬送ベルト372と、から成るビジターカードの移動(収納、排出)を実施する搬送機構が設けられるとともに、カード貯留部370内に貯留されているビジターカードを、支持板377を介して搬送ベルト372側に押圧する押圧ばね376が設けられている。
【0059】
そして、搬送機構における搬送ベルト372の略中央部には、ソレノイド374によって揺動する揺動ローラ375が設けられている。ビジターカードをカード貯留部370の内部に取り込むときに、揺動ローラ375がソレノイド374によって揺動して搬送ベルト372と当接することで、搬送ベルト372の中央部が突出し、既に貯留されているビジターカード若しくは支持板377を押圧することにより、搬送ベルト372とビジターカード若しくは支持板377との間に、新たにビジターカードを受け入れるための間隙が形成される。そのため挿入されたビジターカードをスムーズにカード貯留部370内に貯留することができるようになっており、これらビジターカードの取り込み後に揺動ローラ375が搬送ベルト372と当接しない位置まで戻ることにより、搬送ベルト372の中央部の突出が解消されて、搬送ベルト372がビジターカードの全面に当接する状態にてビジターカードが貯留され、該ビジターカードを排出するときには、搬送ベルト372に当接しているビジターカードが、搬送ベルト372を取り込みとは逆方向に移動することによって、搬送ベルト391へ排出される。
【0060】
また、カード貯留部370内には、該カード貯留部370内に貯留されるビジターカードの枚数が1枚以下になったことを検出する光学センサによるカード補給検知センサ378が設けられているとともに、カード貯留部370内に貯留されるビジターカードの枚数が10枚(満タン)になったことを検出する光学センサによるカード満タン検知センサ379が設けられている。カード補給検知センサ378がビジターカードの枚数が1枚以下になったことを、ビジターカードからの光反射がないことによって検出すると、該検出信号が制御ユニット328に出力されることで、制御ユニット328によりカード補給を要求する所定の点灯態様にて多機能ランプ301が点灯されることにより、ビジターカードが足りなくなったことが店員に報知されるとともに、カード満タン検知センサ379がビジターカードの枚数が10枚(満タン)になったことを、ビジターカードからの光反射が有ることによって検出した場合には、該検出信号が制御ユニット328に出力されることで、制御ユニット328が、カード貯留部370内にビジターカードが満タンになったことを認識できるようになっており、この場合には、ビジターカードの回収を実施することなく該ビジターカードはカード挿入口309から排出される。
【0061】
このカード貯留部370にビジターカードを補充する場合には、係員がリモコンを操作することによりカード補充モードに移行させた状態において、残額が0のビジターカードをカード挿入口309に順次挿入することで、これら挿入されたビジターカードが、カード貯留部370に順次貯留されるようになる。
【0062】
次に、本実施例の制御ユニット328について説明すると、制御ユニット328は、図3に示すように、制御プログラムを実行可能な中央演算処理回路(CPU)328aや、カードリーダライタ327に受付け中のビジターカードや会員カードの(会員)カードID並びにプリペイド残額や、持玉数、貯玉数、来店ポイント数、対応するパチンコ機2の台データ、遊技中の会員の遊技情報等の各種のデータを記憶可能なRAM328bや、中央演算処理回路(CPU)328aが実行する制御プログラムや、当該カードユニット3の装置IDを含む各種の設定情報や、離席中の(会員)カードID等の各種のデータを書き換え記憶可能な不揮発性メモリであるEEPROM328cや、その時点の時刻情報やカレンダ情報等を出力可能なリアルタイムクロック(RTC)328dを含み、RAM328bは図示しない電池によりバックアップされており、電源が遮断されても、所定期間において記憶されているデータが保持される。
【0063】
本実施例の制御ユニット328は、前述したようにパチンコ玉の貸出に伴う各種の信号の授受を行う専用のインターフェイスを介して、パチンコ機2に設けられている図示しない賞球制御基板と接続されているとともに、各種の信号を入力可能な入力端子から導出された信号ケーブルを介して台端末5と接続されることで、大当り中信号等の各種の外部出力信号が該台端末5を介して入力可能とされている。
【0064】
また、制御ユニット328には、対応するパチンコ機2の下方位置に1対1にて設けられて、該パチンコ機2で遊技に使用されることで該パチンコ機2から排出された使用遊技媒体となるアウト玉を計数するアウト玉計数器16から出力されるアウト玉計数信号が台端末5を介して入力可能な図示しない入力端子を有しており、これらアウト玉計数器16からの計数信号の入力に応じて、後述する遊技情報テーブル(図9(b)参照)や玉情報テーブル(図9(d)参照)の総アウト玉数値に該計数信号に応じた所定数(例えば10)を加算更新する。
【0065】
また、制御ユニット328は、計数・端数払出ユニット340と接続されており、後述するように、該計数・端数払出ユニット340から出力されてくる計数情報の受信に応じて、表示部312の下部位置に表示している計数済玉数(図5参照)の値(カードテーブルの持玉数)を更新することで、計数・端数払出ユニット340にて計数された玉数の総数(その時点前に既にその当日に計数された玉数が存在する場合には、その合計となる持玉数)が計数済玉数として表示される。
【0066】
また、制御ユニット328は、装置前面の突出部305の下方位置に設けられた払出ボタン311に対応する払出ボタンスイッチ311’に接続されており、払出ボタン311の操作に応じた信号が、該払出ボタンスイッチ311’から入力されることにより、払出ボタン311の操作の有無を把握し、払出ボタン311の操作があったときには後述する払出処理を実施することで、払出単位数のパチンコ玉の払出しを対応するパチンコ機2から実施させるとともに、払出単位数未満の端数のパチンコ玉の払出しを計数・端数払出ユニット340から実施させる。
【0067】
本実施例のRAM328bに記憶されているカードテーブルには、図9(a)に示すように、カードリーダライタ327に挿入されたビジターカードや会員カードから読み出した(会員)カードIDや会員ID(会員カードのみ)、(会員)カードID並びにプリペイド残額データに基づくプリペイド残額、カードID若しくは(会員)カードIDと会員IDから特定される持玉数若しくは計数された持玉数、(会員)カードIDと会員IDから特定される貯玉数(会員のみ)、会員IDから特定される来店ポイント数(会員のみ)が記憶されるようになっている。
【0068】
尚、本実施例では、カードID若しくは(会員)カードIDと会員IDから特定される持玉数と、計数・端数払出ユニット340にて計数された持玉数とを統合して記憶することで、これら統合した持玉数を計数済玉数として表示部312に表示するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、カードID若しくは(会員)カードIDと会員IDから特定される持玉数と、計数・端数払出ユニット340にて計数された持玉数とを個別に記憶しておき、これら各持玉数を個別に表示部312に表示するようにしても良い。
【0069】
また、RAM328bに記憶されている本実施例の遊技情報テーブルには、図9(b)に示すように、本日を含む3日間の遊技情報、つまり、本日データ、前日データ、前々日データが記憶されている。尚、前日データ、前々日データは、EEPROM328cにも記憶されているが、これら前日データ、前々日データを表示する際に、EEPROM328cから読み出すよりも高速に処理できるようにするために、本実施例では、予めEEPROM328cより読み出した前日データ、前々日データをRAM328bに記憶されている遊技情報テーブルに記憶しておくようにしている。
【0070】
この本実施例の遊技情報テーブルには、対応するパチンコ機2から出力される前述した大当り中信号、確変中信号、時短中信号の図示しない入力端子1〜3への入力状態に基づく現在の遊技状態(本日のみ)と、最新の遊技状態データ(左のビットから順に入力端子1〜入力端子3の入力状態、0:LOW/未接続、1:HIGH、本日のみ)並びに前回の遊技状態データ(最新の遊技状態データに更新される前の遊技状態データ、本日のみ)、営業開始時点からの総打込玉数、総賞球数、差玉数(総打込玉数−総賞球数)、総始動回数、大当り状態の発生が識別される毎にリセットされて大当りの発生後からの始動回数である当り後始動回数、営業開始時点からの大当りの発生回数である大当り回数、営業開始時点からの確変状態の発生回数である確変回数と、営業開始時点からの時短状態の発生回数である時短回数と、通常遊技状態において発生した大当りから次に通常遊技状態となるまでに発生した大当りの回数である連荘回数からなる遊技情報が格納されており、これら遊技情報は、入力端子に入力される大当り中信号、確変中信号、時短中信号、始動信号、賞球信号、アウト玉計数信号に基づいて最新の情報に更新される。
【0071】
尚、これら遊技情報テーブルにおいて集計、管理されている本日の台データは、図10に示すように、その先頭に台データを含む送信データであることを示す特定のデータヘッダと、当該カードユニット3の装置IDとが付与された所定フォーマットの送信データ列として、管理コンピュータ150からの送信要求の受信に応じて(遊技状態の変更時には、その時点で)送信される。尚、図10のECCは、エラー訂正用コードである。
【0072】
また、RAM328bに記憶されている本実施例の会員遊技情報テーブルには、図9(c)に示すように、カードリーダライタ327に会員カードが挿入された時点からの遊技情報、つまり、該挿入された会員カードを所持する会員の遊技に関する遊技情報が格納されている。
【0073】
具体的には、会員が遊技を開始した開始時間(会員カードの受付け時刻)、会員が遊技を終了した終了時間(会員カードの返却時刻)、会員の遊技時間、会員が遊技を開始してからの始動回数、会員が遊技を開始してから発生した大当り回数、会員が遊技を開始してから発生した大当り回数、会員が遊技を開始してから発生した確変回数、会員が遊技を開始してから獲得した獲得玉数(遊技開始時の計数済玉数からの差数)、会員が遊技に使用した支出金額と、会員が遊技を開始してから再プレイに使用した再プレイ玉数と、会員が遊技を開始してから使用した持玉数とが更新記憶されており、対応するパチンコ機2で遊技中の会員遊技者が遊技を開始してからの遊技情報(台データ)を把握できるようになっている。
【0074】
また、RAM328bの所定領域には、図9(d)に示すように、対応するパチンコ機2の関する玉情報が蓄積記憶される玉情報テーブルが記憶されており、対応するパチンコ機2の上皿23や下皿24等に遊技に未使用のパチンコ玉が存在するか否かを判定できるようになっている。
【0075】
具体的には、対応するパチンコ機2の上皿23や下皿24にプリペイド残額を用いて払い出された貸出玉数の合計である総貸出玉数や、対応するパチンコ機2の上皿23や下皿24に貯玉を用いて払い出された返却玉数の合計である総返却玉数や、対応するパチンコ機2の上皿23や下皿24や計数・端数払出ユニット340の返却貯留部342に持玉数(計数済玉数)を用いて払い出された払出玉数の合計である総払出玉数や、対応するパチンコ機2の上皿23や下皿24に払い出された賞球の合計である、入力される賞球信号に基づく総賞球玉数や、これら総貸出玉数と総返却玉数と総払出玉数と総賞球玉数との合計であって、上皿23や下皿24等に供給された玉数の合計となる総供給玉数(合計A)と、遊技に使用されることなく下皿24から排出されて計数・端数払出ユニット340にて計数された玉数の合計である総計数玉数や、対応するパチンコ機2における遊技に使用されてアウト玉計数器16にて計数されたアウト玉数の合計である、入力されるアウト玉信号に基づく総アウト玉数や、これら総計数玉数と総アウト玉数の合計であって、対応するパチンコ機2の上皿23や下皿24から排出されたパチンコ玉の合計となる総排出玉数(合計B)と、総供給玉数(合計A)と総排出玉数(合計B)との差数とが記憶されていて、後述する台端末5における玉数管理テーブルと同じく、台端末5から入力される各種の信号の入力に応じて更新される。
【0076】
具体的に総賞球玉数には、パチンコ機2において10玉の賞球が計数される毎に賞球信号が出力されるので、1の賞球信号の入力に応じて10が加算更新される。
【0077】
総貸出玉数には、1度数に応じた25玉の貸し出しがパチンコ機2で実施される毎に貸出信号を台端末5に出力するので、1の貸出信号の出力毎に25が加算更新される。
【0078】
総返却玉数には、1度数に応じた25玉の再プレイ玉数の払い出し(返却)がパチンコ機2で実施される毎に返却信号を台端末5に出力するので、1の返却信号の出力毎に25が加算更新される。
【0079】
総払出玉数には、該カードユニット3またはパチンコ機2において持玉数から払い出しされた玉数に等しい払出信号が出力されるので、1の払出信号の出力に応じて1が加算更新される。
【0080】
総計数玉数には、計数・端数払出ユニット340から定数計数コマンドを受信した場合には10玉が加算更新され、端数計数コマンドを受信した場合には該端数計数コマンドから特定される10玉未満の玉数が加算更新される。
【0081】
総アウト玉数には、アウト玉計数器16において10玉のアウト玉が計数される毎に1のアウト玉計数信号が出力されるので、1のアウト玉計数信号の入力に応じて10が加算更新される。
【0082】
また、制御ユニット328には、前述したように、対応するパチンコ機2の操作部14に設けられた残額表示器や、貸出ボタンの操作を検知する貸出ボタンスイッチや、受付け中の会員カードやビジターカードを返却させる際に操作される返却ボタンの操作を検知する返却ボタンスイッチが接続されており、貸出ボタンの操作や返却ボタンの操作を検知できるとともに、これら残額表示器の表示制御を実施する。
【0083】
制御ユニット328は、リモコンからの送信に応じたIR受光ユニット315からの出力や突出部305に設けられている各種ボタンの操作やタッチパネルの操作に応じて表示制御基板329から入力される各種情報や、紙幣識別ユニット321による貨幣識別情報、並びにカードリーダライタ327からのカード挿入情報やビジターカードの貯留状態情報、整理対象台の判定結果等を受けて、制御ユニット328に接続されている前記多機能ランプ内に設けられたフルカラーLED301a等の各LEDの点灯制御、カードリーダライタ327、表示制御基板329の制御、残額表示器の表示制御等、全体の動作制御、並びに図21に示すように、カード挿入口309に挿入された会員カードやビジターカードの利用の可/不可を判別するカード受付け処理や、受付け中の会員カード或いはビジターカードから読み出したプリペイド残額データに基づくプリペイド残額を使用した玉貸を行う貸出処理や、返却ボタンの操作により受付け中の会員カードやビジターカードの返却する返却処理や、貨幣の受付けに応じて、受付け中の会員カードやビジターカードに残存するプリペイド残額への入金、或いは新たなビジターカードにプリペイド残額を書き込んで発行する発行・入金処理や、貯玉数を用いた再プレイ処理、払出ボタン311の操作の受付けによって計数済玉数(挿入されたビジターカード並びに会員カードにより特定されるものを含む)から払出し(返却し)て該払出した玉数を計数済玉数から減算更新する払出処理、リモコンにおける離席操作に基づく信号の受信により離席モードに移行するための離席処理等の各種処理を実行する。
【0084】
また、制御ユニット328は、通信部334並びにHUB7を介して、ローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されている前述のシステムコントローラ100並びに管理コンピュータ150等とデータ通信可能に接続されており、これらの各コンピュータと各種データの送受が該通信部334を通じて可能とされている。尚、本実施例では、カードユニット3とホールコンピュータ140とが直接通信できない構成としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、カードユニット3に、通信部334に加えて第2通信部334’を設けてホールコンピュータ140とも、システムコントローラ100並びに管理コンピュータ150とは個別のローカルエリアネットワーク(LAN)を通じて直接通信できるようにしても良い。
【0085】
また、制御ユニット328に接続された表示制御基板329は、表示部312を成す液晶表示器313や、透明タッチパネル314や、各種スイッチ類(メニューボタン316に対応するメニュースイッチ316a、台データボタン318に対応する台データスイッチ318a、再プレイボタン319に対応する再プレイスイッチ319a)や、IR受光ユニット315、前述した再プレイ表示部320内に設けられたLED320a等の電子部品が接続されており、これら透明タッチパネル314の操作情報や、各種スイッチ類の操作情報、IR受光ユニット315から出力された出力信号に基づく情報が、表示制御基板329を介して制御ユニット328に出力される。
【0086】
本実施例の表示制御基板329には、液晶表示器313の表示駆動を行う表示駆動回路(図示略)や、前記透明タッチパネル314からの出力信号に基づいて押圧操作された位置を特定して該特定した入力位置情報を出力する入力位置検出回路(図示略)や、表示部312に表示する表示映像に関する処理を行うVDP(図示略)や、メニュー表示等に使用する画像データ等を記憶するVROM(図示略)や、表示部312に表示する表示データを一時記憶するVRAM(図示略)や、制御ユニット328から独立して、各種スイッチ類やタッチパネル等の入力に伴う判断や処理を処理プログラムに基づいて実施する表示制御マイコン等が実装されており、制御ユニット328から出力される表示データ(ページデータ)等に基づいて、各種の表示画面を、表示部312を成す液晶表示器313に表示可能とされている。
【0087】
また、制御ユニット328は、計数・端数払出ユニット340と計数情報や端数払出要求等の各種のデータを、少ない通信線数にてデータの送受が可能なシリアル通信により送受可能に接続されている。
【0088】
ここで、本実施例の計数・端数払出ユニット340について、詳細に説明すると、本実施例の計数・端数払出ユニット340は、図2並びに図6に示すように、パチンコ機2の下皿24と、遊技島の繕板1との間に配置された横長の箱状とされており、カードユニット3の最も下方位置に設けられている回収流路ボックス348に連結樋344を介して連結されている。
【0089】
つまり、カードユニット3の本体の前面下方に設けられた回収流路ボックス348に繋がる連結樋装着口348’に、図6に示すように、直角に屈曲された連結樋344の端部を装着することで、計数・端数払出ユニット340が下皿24の直下に位置するようになっている。
【0090】
そして、計数・端数払出ユニット340の上面には、下皿24から排出されるパチンコ玉が投入されるホッパ形状とされた投入部345が形成されているとともに、その前面のカードユニット3本体側(向かって左側)には、払出し(返却)された端数のパチンコ玉が取り出し可能に貯留される返却貯留部342が設けられている。
【0091】
また、本実施例の計数・端数払出ユニット340の打球操作ハンドル25側には、段部が設けられているとともに、該段部に、弾性部材を上面に有して該弾性部材の高さ位置を調節可能な手置き部材343が配置されており、遊技者は、該打球操作ハンドル25を操作する際に、手の手首近傍の部位を、該手置き部材343上に置くことができるようになっていて、長時間の遊技において、打球操作ハンドル25の操作により手が疲れることを防止できるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら段部や手置き部材343を有しないようにしても良い。
【0092】
計数・端数払出ユニット340は、主に、ユニットの上部を構成する上部ユニット340aと、ユニットの下部を構成する下部ユニット340bとから成っていて、下部ユニット340bに対して上部ユニット340aが着脱自在とされている。
【0093】
上部ユニット340aの上部は、下皿24から排出されたパチンコ玉を一時貯留可能な凹状とされた投入部345とされている。
【0094】
そして、投入部345の底面の最も低い位置には、下部ユニット340b内に形成された計数流路347に繋がる流入口346が設けられている。計数流路347は、後述するように、連結樋344の方向に向いて、該連結樋344側が下方となるように傾斜して形成されているとともに、流入口346は、該計数流路347の傾斜方向に対して直角方向となる、計数・端数払出ユニット340の後方側に向けて開口するように設けられている。
【0095】
よって、投入部345に投入されたパチンコ玉は、該流入口346から計数流路347に流入して該計数流路347上を連結樋344の方向に向けて流下し、該計数流路347の下流部に設けられている後述する計数センサ356にて計数されるようになっている(図8参照)。
【0096】
つまり、これら流入口346並びに計数流路347によって本発明の計数通路が形成され、流入口346の向きが、計数流路347における通路の向きに直角となるように設けられていることで、計数通路が1つの屈曲部を有することになり、これら流入口346から棒状の金属部材が挿入されて計数センサ356に到達してしまうことを防止できるようになっている。
【0097】
尚、計数流路347の上部には、計数・端数払出ユニット340の前側に傾斜するように形成された傾斜カバー部345’が設けられており、該傾斜カバー部345’上のパチンコ玉は、投入部345の前方側に流下するようになっている。つまり、投入部345に投入されたパチンコ玉は、該投入部345の前側位置に一旦集められた後、該投入部345の前側の底部が、流入口346が穿設されている投入部345の手置き部材343側(向かって右側)に向かって傾斜していることで、流入口346に向かって流下して、該流入口346から計数・端数払出ユニット340の後方に向けて流入するようになっている。
【0098】
このように、下皿24から投入されたパチンコ玉を投入部345の前方側に一旦集めるようにすることにより、投入部345内のパチンコ玉を、下皿24に邪魔されることなく容易に取り出すことができるようになるので好ましい。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、投入されたパチンコ玉を投入部345の前方側に集めないようにしても良い。
【0099】
尚、流入口346には、該流入口346からのパチンコ玉の流入を遮断するための流入口シャッタ352が設けられていて、該流入口シャッタ352が解放されることにより、投入部345内のパチンコ玉が流入口346から計数流路347へ流入するようになっている。
【0100】
また、上部ユニット340aの連結樋344側(向かって左側)の側面には、計数を行う際に遊技者により操作される計数操作部355が設けられており、該計数操作部355における操作により、該計数操作部355に内在されている計数スイッチ355’が作動することに応じて、流入口シャッタ352が解放されるようになっている。
【0101】
一方、下部ユニット340bの前面には、図2図6に示すように、連結樋344側端部位置に、有底箱状の返却貯留部342が設けられている。返却貯留部342の前方部分は、下部ユニット340bの前面から突出するように設けられているとともに、上部ユニット340a前面の、該返却貯留部342の上部位置となる部分には、取り出し凹部342’が設けられており、該返却貯留部342に払出しされた端数のパチンコ玉を該返却貯留部342から容易に取り出すことができるようになっている。
【0102】
次に、本実施例の下部ユニット340bの構造について図8に基づいて説明する。図8は、上部ユニット340aを取外した際の計数・端数払出ユニット340を上方から見た平面図、つまり、下部ユニット340bを上方から見た平面図を示すものであり、下部ユニット340bは、図8に示すように、主に、計数流路347、計数モジュール330、流入路339、貯留部338、排出流路337、返却通路335、並びに返却貯留部342とから構成されている。
【0103】
計数流路347は、傾斜カバー部345’の直下位置となる計数・端数払出ユニット340の後方部に、下部ユニット340bを横断する形成された2条の流路であり、流入口346から流入したパチンコ玉が、連結樋344側に向けて整列して流下する。
【0104】
計数モジュール330は、計数流路347の下流側に設けられており、該計数流路347を流下してきたパチンコ玉を検知して計数するための計数センサ356を有している。
【0105】
この計数流路347の前方側には、払出単位数未満の端数のパチンコ玉の払出しに使用するパチンコ玉を貯留するための貯留部338が、該貯留部338の前方側の高さが後方側の高さよりも若干低くなるように傾斜して形成されているとともに、該貯留部338と計数モジュール330の下流部とが、貯留部338側に傾斜する流入路339にて接続されていることにより、計数センサ356にて計数済みとなったパチンコ玉を、該流入路339を通じて貯留部338内に流入させて貯留できるようになっている。
【0106】
尚、貯留部338の前側方位置には、該貯留部338内に貯留されているパチンコ玉の流出口338’が設けられているとともに、貯留部338内には、該流出口338’に向けて蛇行するように形成された図示しないガイド溝が設けられており、貯留部338内に流入したパチンコ玉は、流入した順に該ガイド溝上に整列した状態にて貯留されるようになっていて、先に貯留されたパチンコ玉から順に、流出口338’から流出するようになっている。
【0107】
また、計数モジュール330内にも2条の流路が形成されており、この2条の流路の内、前側の1条の流路については、計数モジュール330の下流端位置に流路変更シャッタ351が設けられていて、該流路変更シャッタ351が出没することによって、パチンコ玉の流下方向を、連結樋344側或いは流入路339側に切り替えることが可能とされている。
【0108】
尚、流入路339への分流部近傍位置には、図8に示すように、該流入路339を流下して貯留部338に貯留されるパチンコ玉を検出して計数するための貯留玉センサ357が設けられている。
【0109】
また、流出口338’は、貯留部338内に貯留されているパチンコ玉が該流出口338’に向けて自然流下するように、その高さ位置が、貯留部338において最も低い位置とされていて、該流出口338’は、図8に示すように、排出流路337に接続されている。
【0110】
この排出流路337内の流出口338’の近傍位置には、図8に示すように、払出モータ353の回転軸に装着され、外周に1つのパチンコ玉を収容可能な凹部が形成された払出スプロケット353’が配置されていて、該払出スプロケット353’によって流出口338’からのパチンコ玉の自然流出が規制されているとともに、払出モータ353を作動させて払出スプロケット353’を回転させることにより、流出口338’に流出したパチンコ玉が、1つずつ、払出スプロケット353’に形成された凹部に取り込まれるとともに、払出スプロケット353’が回転することによって排出流路337内に排出され、該排出流路337を流下して連結樋344に合流して、カードユニット3内に回収されるようになっている。
【0111】
この排出流路337の途中には、返却貯留部342に繋がる返却通路335への分流口336と、装着されている流路切替板を進退させることにより該排出流路337を流下してきたパチンコ玉の流路を、連結樋側または返却通路側に切り替え可能とされた流路切替ソレノイド358が設けられているとともに、排出流路337の該分流口336の上流位置には、払出スプロケット353’により該排出流路337に持ち上げられて供給されたパチンコ玉を検出して計数するための払出センサ354が設けられており、該払出センサ354により、返却通路335を通じて遊技者に払出し(返却)するパチンコ玉数を計数できるとともに、貯留部338から連結樋344を通じてカードユニット3内に回収(排出)させたパチンコ玉を計数できるようになっている。
【0112】
尚、手置き部材343が設けられている前述した段部の下方の位置する下部ユニット340bの内部には、計数・端数払出ユニット340の制御を行う制御部350となる制御マイコン等が搭載された制御基板341が内蔵されている。
【0113】
この制御基板341には、図3に示すように、計数・端数払出ユニット340に内蔵されている前述した流路変更シャッタ351、流入口シャッタ352、払出モータ353、払出センサ354、計数スイッチ355’、計数センサ356、貯留玉センサ357並びに流路切替ソレノイド358が接続されていて、該制御基板341にて計数・端数払出ユニット340の各機能が形成されるように制御される。
【0114】
また、制御基板341は、カードユニット3の本体と連結樋344を介して電気的に接続されている。
【0115】
具体的には、連結樋344の内部には、計数・端数払出ユニット340から連結樋装着口348’に向けて傾斜するように形成された連結流路が設けられているとともに、該連結流路の上部を連結樋カバー344’が覆うように装着されており、該連結樋カバー344’内に、連結ケーブルが架設されている。
【0116】
そして、カードユニット3本体内部の回収流路ボックス348の前方側上部位置には、制御ユニット328や図示しない電源回路に接続ケーブルを介して接続された所定数の金属製の接続端子ピン349’を有する接続端子部349が設けられている。
【0117】
そして、これら接続端子ピン349’は、連結樋344に装着される連結樋装着口348’の上部位置に臨むように設けられている。
【0118】
一方、連結樋カバー344’の連結樋装着口348’への装着端部には、連結樋カバー344’内の連結ケーブルに接続された端子挿入部材が設けられている。
【0119】
よって、連結樋344を連結樋装着口348’へ装着すると、接続端子ピン349’が端子挿入部材に挿入して、これら接続端子ピン349’と端子挿入部材とが導通することによって、カードユニット3本体内部の制御ユニット328と制御基板341とが通信可能に接続されるとともに、これら制御基板341にカードユニット3本体から動作電力が供給される。
【0120】
ここで、計数・端数払出ユニット340におけるパチンコ玉の流れについて、図25を用いて説明すると、貯留部338内にパチンコ玉が貯留されていない状態において、パチンコ玉を計数した場合には、図25(a)に示すように、流路変更シャッタ351により、流入路339側に流路が変更されることにより、計数センサ356により計数された計数済みのパチンコ玉が流入路339を通じて貯留部338内に流入して貯留されていく。
【0121】
尚、この際、流入路339並びに貯留部338内に流入するパチンコ玉は、貯留玉センサ357により検出されていき、1球のパチンコ玉が検出される毎に制御基板341(制御部350)に対して検出信号が出力されていくことにより、制御基板341(制御部350)において貯留部338内並び流入路339内に流入したパチンコ玉数である補充玉数が計数されるようになっていて、これら計数された補充玉数を含む補充玉数情報が、制御ユニット328に送信されることで、制御ユニット328にて管理されている貯留玉数データに該補充玉数が加算更新される。
【0122】
具体的には、貯留玉センサ357による新たなパチンコ玉の検出に応じた検出信号の入力の開始から、貯留部338内並び流入路339内がパチンコ玉により満たされることにより、貯留玉センサ357によってパチンコ玉が所定時間以上連続して検出されるか、或いは、所定時間以上連続してパチンコ玉の検出がなされなくなるまでに入力された検出信号の数をカウントし、該カウント数を補充玉数情報として制御ユニット328に送信することにより、制御ユニット328は、補充玉数情報に含まれるカウント数を貯留玉数データに加算更新する。
【0123】
このようにして貯留部338内並び流入路339内がパチンコ玉により満たされた後は、図25(b)に示すように、流路変更シャッタ351による流入路339側への流路変更が解除されることで、計数センサ356により計数された計数済みのパチンコ玉は全て、連結樋344を流下してカードユニット3内部の回収流路ボックス348を介して遊技島内に回収される。
【0124】
そして、このように貯留部338にパチンコ玉が貯留されている状態において、払出単位未満の端数のパチンコ玉数、例えば、端数として20玉の払出し(返却)がなされる場合、つまり、後述するように、制御ユニット328から払出し(返却)する端数である20玉を含む端数払出要求を受信した場合には、図25(c)に示すように、流路を流路切替ソレノイド358により返却通路335へ切り替えるとともに、該受信した端数払出要求に含まれる払出玉数(端数)である20の検出信号が払出センサ354から入力されてくるまで払出モータ353を作動させることにより、該払出玉数(端数)である20個のパチンコ玉を排出流路337に供給することで、これら排出流路337に供給された20個のパチンコ玉が、分流口336から返却通路335に流入して、返却貯留部342に返却されて貯留されるようになる。
【0125】
尚、これら端数に相当する数の検出信号が払出センサ354から入力されてきた際には、端数払出要求の応答として、端数払出完了通知が制御ユニット328に対して送信されることにより、制御ユニット328は、端数払出要求に含めて送信した端数である20を貯留玉数データから減算更新するとともに、後述するように、管理コンピュータ150に対して払出完了通知を送信する。
【0126】
また、管理コンピュータ150からの排出指示の受信に応じて制御ユニット328から送信される排出する排出玉数、例えば、55玉を含む排出要求を受信した場合には、図25(d)に示すように、流路の返却通路335への切り替えを実施せずに、該受信した排出要求に含まれる排出玉数である55の検出信号が払出センサ354から入力されてくるまで払出モータ353を作動させることにより、該排出玉数である55個のパチンコ玉を排出流路337に供給することで、これら排出流路337に供給された55個のパチンコ玉が、連結樋344並びにカードユニット3本体内部の回収流路ボックス348を通じて遊技島内に回収されるようになる。
【0127】
尚、これら排出玉数に相当する数の検出信号が払出センサ354から入力されてきた際には、排出要求の応答として、排出完了通知が制御ユニット328に対して送信されることにより、制御ユニット328においては、排出要求に含めて送信した排出玉数である55が貯留玉数データから減算更新される。
【0128】
また、排出要求に含まれる排出玉数が全数である場合には、払出センサ354からのパチンコ玉の検出信号の入力が無くなるまで払出モータ353を作動させることにより、貯留部338並びに流入路339に貯留されている全てのパチンコ玉が連結樋344に排出され、貯留部338並びに流入路339は空状態となる。
【0129】
ここで、本実施例の台端末5について、図11図12を用いて説明する。本実施例の台端末5の構成は、図11(a)に示すように、1つの入力ポート58と、1つの出力ポート57とを有しており、対応するパチンコ機2やアウト玉計数器16やカードユニット3から出力される各種信号を入力可能とされているとともに、該入力ポート58に入力されるパチンコ機2から出力された各種信号を出力ポート57からカードユニット3に出力する機能を有している。
【0130】
また、出力ポート57には、接続されているパチンコ機2の上方位置に設置されている呼び出しランプ4が接続されており、ホールコンピュータ140から送信されてくる呼び出しランプ制御情報に基づいて該呼び出しランプ4に対して制御信号を出力するようになっており、ホールコンピュータ140において各呼び出しランプ4の動作(点灯態様)を、台端末5を介して制御できるようになっている。
【0131】
これら出力ポート57や入力ポート58には、台端末5の動作を制御するための制御マイコン(MPU)60が接続されており、該制御マイコン(MPU)60が入力ポート58における信号の入力の有無を検知することができるとともに、出力ポート57から各種の信号を出力できるようになっている。
【0132】
また、制御マイコン(MPU)60には、該制御マイコン(MPU)60が実行する各種の制御を行うためのプログラムや当該台端末5の端末IDや入力ポート58に接続されたパチンコ機2の台番号や、ホールコンピュータ140から送信される接続されているパチンコ機2の台番号や整理対象台の判定を実施するための判定時間等の設定データ等が記憶された不揮発性のEEPROM56と、制御マイコン(MPU)60が実施する各種の制御処理における記憶に使用されるとともに、図示しない遊技情報テーブル並びに図12に示す玉数管理テーブルが記憶されるRAM55と、その時点の時刻情報やカレンダ情報等を出力可能なリアルタイムクロック(RTC)54と、ホールコンピュータ140との双方向のデータ通信を行うための通信部59が接続されており、該通信部59から図11(b)に示す送信データ列の構成とされた遊技情報データをホールコンピュータ140に送信することで、該台端末5が収集した遊技情報がホールコンピュータ140にて収集、管理される。
【0133】
制御マイコン(MPU)60は、動作クロックに基づいて設定(セット)された時間が経過したことを判定する機能を有しており、ホールコンピュータ140にて対応するパチンコ機2を対象として設定された整理対象台を判定して報知するための判定時間の経過を特定できるようになっている。
【0134】
入力ポート58には、図11(a)に示すように、10の信号入力部58a〜58jが設けられており、信号入力部58a、58b、58c、58dには、それぞれ、パチンコ機2から出力される大当り1信号、大当り2信号、スタート(始動)信号、賞球信号が入力され、信号入力部58e、58f、58g、58h、58iには、それぞれ、カードユニット3から出力される後述する貸出信号、返却信号、払出信号、獲得玉計数信号、無価値信号、離席信号が入力され、信号入力部58jにアウト玉計数器16から出力されるアウト玉計数信号が入力され、これら信号入力部58a〜58jにおいて各信号の入力が検出されて信号検出に応じた出力が制御マイコン(MPU)60に出力されるようになっている。
【0135】
尚、RAM55に記憶されている遊技情報テーブルには、入力ポート58に接続されているパチンコ機2の、当日の営業開始時からの総始動回数、大当り回数、確変回数、時短回数等の台データが集計され、これらのデータが入力ポート58への信号入力に応じて更新されること、並びに大当り1信号、大当り2信号の入力状態の変更に応じて、大当り1信号、大当り2信号の入力状態データ、総始動回数、大当り回数、確変回数、時短回数等の台データに、当該台端末5の端末IDと、台データであることを示す所定のデータヘッダが付与された、図11(b)に示すフォーマットと同様のフォーマットとされた送信データとしてホールコンピュータ140に送信され、ホールコンピュータ140における遊技情報管理テーブル(図20(a))が該送信データに基づいて更新される。
【0136】
また、RAM55に記憶されている本実施例の玉数管理テーブルは、図12に示す構成とされており、接続されているパチンコ機2の台番号に対応付けて、当日の営業開始時からの賞球信号の入力による賞球玉数の集計値である総賞球玉数、当日の営業開始時からの貸出信号の入力による貸出玉数の集計値である総貸出玉数、当日の営業開始時からの返却信号の入力による返却玉数(再プレイ玉数)の集計値である総返却玉数、当日の営業開始時からの払出信号の入力による払出玉数の集計値である総払出玉数、当日の営業開始時からの獲得玉計数信号の入力による獲得玉数の集計値である総計数玉数、当日の営業開始時からのアウト玉計数信号の入力によるアウト玉数の集計値である総アウト玉数とが記憶されており、これらのデータが入力ポート58への信号入力に応じて更新されることに応じて、総賞球玉数、総貸出玉数、総返却玉数、総払出玉数、総計数玉数、総アウト玉数の玉数データに、該台端末5の端末IDと、玉数データであることを示す所定のデータヘッダが付与された、図11(b)に示す所定のフォーマットとされた送信データとしてホールコンピュータ140に送信され、ホールコンピュータ140における玉管理テーブル(図20(b))が該送信データに基づいて更新されるとともに、総供給玉数(合計A)、総排出玉数(合計B)と差数とが算出されて更新される。
【0137】
総賞球玉数には、パチンコ機2において10玉の賞球が計数される毎に賞球信号が出力されるので、1の賞球信号の入力に応じて10が加算更新される。
【0138】
総貸出玉数には、カードユニット3において1度数に応じた25玉の貸し出しがパチンコ機2で実施される毎に貸出信号が出力されるので、1の貸出信号の入力に応じて25が加算更新される。
【0139】
総返却玉数には、カードユニット3において1度数に応じた25玉の再プレイ玉数の払い出し(返却)がパチンコ機2で実施される毎に返却信号が出力されるので、1の返却信号の入力に応じて25が加算更新される。
【0140】
総払出玉数には、カードユニット3またはパチンコ機2において1玉の持玉数の払い出しが実施される毎に1の払出信号が出力されるので、1の払出信号の入力に応じて1が加算更新される。
【0141】
総計数玉数には、カードユニット3において1玉の獲得玉数が計数される毎に1の獲得玉計数信号が出力されるので、1の獲得玉計数信号の入力に応じて1が加算更新される。
【0142】
総アウト玉数には、アウト玉計数器16において10玉のアウト玉が計数される毎に1のアウト玉計数信号が出力されるので、1のアウト玉計数信号の入力に応じて10が加算更新される。
【0143】
尚、本実施例では、遊技情報テーブルにて集計される台データと、玉数管理テーブルにて集計される玉数データとは、更新される頻度が大きく異なるので、これらを個別の送信データとしてホールコンピュータ140に送信するようにすることで、変更のない台データが、無駄に何度も繰り返して送信されることに伴う通信負荷の増大を回避しつつ、玉数データを迅速にホールコンピュータ140に反映させることができるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら台データと玉数データとを含む送信データをホールコンピュータ140に、データの更新毎や所定の時間間隔毎に送信するようにしても良い。
【0144】
次に、本実施例のシステムコントローラ100について、図13に基づき説明する。まず、本実施例に用いたシステムコントローラ100は、図13に示すように、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス101に、該システムコントローラ100が実施する各種処理を行うCPU102、ワークメモリ等として使用されるRAM103、時刻情報やカレンダ情報を出力するRTC104、ハードディスク等からなる記憶装置105、キーボードやマウス等の入力装置106、各種の画面を表示出力する表示装置107、各種情報をプリント出力するプリンタ108、ローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されたカードユニット3(制御ユニット328)やカード発行・入金機等の各装置とのデータ通信を行う通信部109、カード会社に設置された管理サーバ12とのデータ通信を行うデジタルサービスユニット(DSU)110が接続された通常のコンピュータである。
【0145】
記憶装置105には、システムコントローラ100において実施される各種処理を行うための処理内容が記述された処理プログラムに加えて、会員カードに残存するプリペイド残額を管理するための会員カードテーブル(図14(a)参照)と、ビジターカードに残存するプリペイド残額を管理するためのビジターカードテーブル(図14(b)参照)とが記憶されている。
【0146】
会員カードテーブルには、図14(a)に示すように、各会員カードを個々に識別可能な会員カードIDに対応付けて、当該会員カードの発行を受けた会員遊技者の会員IDと、プリペイド残額と、当該会員カードが使用不可であるか否かを示す使用不可フラグとが記憶されており、会員カードに記憶されている会員カードID若しくは会員IDから、プリペイド残額や当該会員カードの使用可否を特定できるようになっている。
【0147】
また、ビジターカードテーブルには、図14(b)に示すように、各ビジターカードを個々に識別可能なカードIDに対応付けて、当該ビジターカードの状況(利用中であるか保管中であるか)と、当該プリペイドカードが発行された最新の日時である最新発行日時と、プリペイド残額と、当該カードが使用不可であるか否かを示す使用不可フラグとが記憶されており、ビジターカードに記憶されているカードIDから、プリペイド残額や当該ビジターカードの使用可否、並びに最新発行日時を特定できるようになっている。
【0148】
本実施例のシステムコントローラ100(CPU102)は、カードユニット3における会員カードまたはビジターカードの受付けに応じて各カードユニット3から送信される、該カードユニット3の装置ID並びに該受付けた会員カードまたはビジターカードから読み出した(会員)カードID並びにプリペイド残額を含むカード受付け通知の受信に応じて、該会員カードまたはビジターカードの使用の可否を判定してカードユニット3に返信するカード受付け処理を実施する。
【0149】
また、本実施例のシステムコントローラ100(CPU102)は、カードユニット3における貸出処理の実施に伴い送信される後述の貸出完了通知の受信に応じて、該受信した貸出完了通知に含まれる(会員)カードIDに対応して会員カードテーブル若しくはビジターカードテーブルに記憶されているプリペイド残額から、該貸出完了通知に含まれる税込使用額を減算更新する減算更新処理を行う。
【0150】
また、本実施例のシステムコントローラ100(CPU102)は、カードユニット3或いはカード発行・入金機における発行・入金処理の実施に伴い送信される後述のカード入金通知の受信に応じて、該受信したカード入金通知に含まれる(会員)カードIDに対応して会員カードテーブル若しくはビジターカードテーブルに記憶されているプリペイド残額に、該カード入金通知に含まれる入金金額を加算更新する入金更新処理を行う。
【0151】
次に、本実施例の管理コンピュータ150について、図15に基づき説明する。まず、本実施例に用いた管理コンピュータ150は、図15に示すように、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス151に、該管理コンピュータ150が実施する各種処理を行う中央演算処理装置(CPU)152、ワークメモリ等として使用されるRAM153、時刻情報やカレンダ情報を出力するリアルタイムクロック(RTC)154、ハードディスク等からなる記憶装置155、キーボードやマウス等の入力装置156、各種の画面を表示出力する表示装置157、各種情報をプリント出力するプリンタ158、ローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されたカードユニット3や振分け装置5や景品交換用POS端末170とのデータ通信を行う通信部159が接続された通常のコンピュータである。
【0152】
記憶装置155には、管理コンピュータ150において実施される各種処理を行うための処理内容が記述された処理プログラムに加えて、会員カードを所持する会員遊技者が所有する貯蓄玉数である当日において当該会員遊技者により獲得された持玉数並びに当日前に当該会員遊技者により獲得された貯玉数を管理するための会員貯蓄管理テーブル(図16(a)参照)と、ビジターカードに記録されている該ビジターカードを所持する遊技者により当日において獲得された持玉数を管理するためのビジター貯蓄管理テーブル(図16(b)参照)と、遊技場内の各カードユニット3におけるその時点の計数済玉数と各カードユニット3に受付け中のカードとを管理するためのユニット管理テーブル(図17参照)と、会員カードを所有する会員遊技者に関する会員情報が格納される会員情報テーブル(図18(a)参照)と、会員遊技者を特定可能な会員ID毎に、当該会員遊技者の遊技情報を含む遊技履歴が格納される会員別遊技履歴テーブル(図18(b)参照)とが記憶されている。
【0153】
会員貯蓄管理テーブルには、図16(a)に示すように、各会員カードIDに対応付けて、当該会員カードの発行を受けた会員遊技者を個々に識別可能な会員識別情報である会員IDと、当該会員遊技者がその当日において獲得した獲得玉数の合計であって遊技や景品交換に未使用の玉数である持玉数と、当該会員遊技者がその当日前において獲得した獲得玉数の合計であって遊技や景品交換に未使用の玉数である貯玉数とが記憶されており、会員カードに記憶されている会員カードID若しくは会員IDから、当該会員遊技者が所有する貯蓄玉数である持玉数や貯玉数を特定できるようになっている。
【0154】
尚、会員貯蓄管理テーブルに管理されている持玉数は、その当日のみ持玉数として管理されており、営業終了後の営業終了時処理(データ更新処理)において会員貯蓄管理テーブルに存在する持玉数は、貯玉数に加算更新された後、全てリセットされる。
【0155】
また、ビジター貯蓄管理テーブルには、図16(b)に示すように、各ビジターカードを個々に識別可能なカードIDに対応付けて、当該ビジターカードの最新発行日時と、該ビジターカードを所持する遊技者がその当日において獲得した獲得玉数の合計であって遊技や景品交換に未使用の玉数である持玉数とが記憶されており、ビジターカードに記憶されているカードIDから、当該遊技者が所有する持玉数を特定できるようになっている。
【0156】
尚、ビジター貯蓄管理テーブルに管理されている持玉数は、該持玉数が計数されたその当日のみ有効とされており、後述する営業終了後の営業終了時処理においてビジター貯蓄管理テーブルに存在する持玉数が全てリセットされることにより無効化される。また、ビジターカードに当日前の持玉数が記録されている場合には、該持玉数は無効として消去される。
【0157】
ユニット管理テーブルには、図17に示すように、遊技場内に設置された各カードユニット3に固有に付与された装置IDに対応付けて、カードユニット3のローカルIPアドレスが格納されるローカルIPと、当該カードユニット3が設置されている遊技島の島番号が格納される設置島と、当該カードユニット3がカードの受付中であるか待機中であるかが格納される状況と、当該カードユニット3が対応するパチンコ機2の台番号が格納される対応台番号と、受付け中の会員カードまたはビジターカードのカードIDが格納される受付IDと、その時点における各カードユニット3の計数済玉数(該カードユニット3に受付け中のビジターカードや会員カードから特定される持玉数を含む)とが記憶されており、これら計数済玉数のデータは、管理コンピュータ150からの送信要求の受信に応じて定期的に各カードユニット3から送信されるとともに、計数済玉数の変更後の所定時間後(例えば5秒後)に、各カードユニット3から送信されることで、最新の計数済玉数が管理されるようになっている。
【0158】
会員情報テーブルには、図18(a)に示すように、会員カードを所持する会員遊技者の会員IDに対応付けて、本人確認のための暗証番号と、会員カードの受付けに応じて一日に1回所定の来店ポイントが加算更新される来店ポイントと、来店状況等に基づくランクと、会員の氏名(名字並びに名前)、性別、年齢、誕生日、職業、住所、電子メールアドレスからなる会員属性情報(個人情報)とが登録されている。
【0159】
また、会員別遊技履歴テーブルには、図18(b)に示すように、会員ID毎に、当該会員遊技者の遊技履歴、具体的には、来店日、遊技を行ったパチンコ機2の台番号、機種名、遊技開始時間(時刻)、遊技終了時間(時刻)、遊技開始から終了までの間の遊技時間、始動回数、大当回数、確率変動回数(確変回数)、獲得玉数、支出金額、再プレイ玉数、使用持玉数からなる遊技履歴が格納されている。会員別遊技履歴テーブルの来店日には、RTC154から出力されるカレンダ情報に基づく当該遊技履歴の記憶時点の年月日が格納されるとともに、遊技開始時間、遊技終了時間、遊技時間、始動回数、大当回数、確変回数、獲得玉数、支出金額の遊技履歴は、計数・払出ユニット4を介して会員カードの返却時にカードユニット3から送信される会員遊技履歴データに基づいて記憶される。
【0160】
次に、本実施例のホールコンピュータ140について、図19に基づき説明する。まず、本実施例に用いたホールコンピュータ140は、図19に示すように、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス141に、受信した送信データ列に含まれる各パチンコ機2やカードユニット3等から収集した各遊技情報に基づいて、各パチンコ機2における遊技状態の判定処理や、遊技情報管理テーブル等の各種テーブルの記憶データを更新する処理や、これら各情報テーブルのデータを表示する表示処理等を実施するCPU142、ワークメモリ等として使用されるRAM143、時刻情報やカレンダ情報を出力するRTC144、磁気ディスクや光磁気ディスクから成る記憶装置145、後述する整理対象台設定画面における設定内容の受付け等を行うためのキーボードやマウス等の入力装置146、前記各情報テーブルのデータを表示出力するとともに、整理対象台の発生報知等を行うための表示装置147や、前記各情報テーブルのデータを印刷出力するためのプリンタ148、前記台端末5とのデータ通信を行う通信部149、が接続された通常のコンピュータである。
【0161】
記憶装置145には、ホールコンピュータ140において実施される各種処理を行うための処理内容が記述された処理プログラムに加えて、遊技場内に設置されている各パチンコ機2の遊技情報(台データ)を管理するための遊技情報管理テーブル(図20(a)参照)や、各パチンコ機2の上皿23や下皿24等に遊技に未使用のパチンコ玉が存在するか否かを判定するための玉管理テーブル(図20(b)参照)や、整理対象台として報知されたパチンコ機2や該整理対象台のパチンコ機2から排出されたビジターカードや会員カードが登録される整理対象台テーブル(図20(c)参照)が記憶されている。
【0162】
遊技情報管理テーブルには、図20(a)に示すように、遊技場内に設置された各パチンコ機2の台番号に対応付けて、当該パチンコ機2が設置されている遊技島の島番号が格納される設置島と、当該パチンコ機2の機種名が格納される対応機種名と、当該パチンコ機2における営業開始時点からの各種台データとが記憶されており、これら台データとしては、総始動回数、大当り回数、確変回数、総打込玉数、総賞球数、差玉数、並びに各大当りが発生する間における特図可変表示部28における始動回数である大当間始動回数1、大当間始動回数2…が記憶されており、これら遊技情報管理テーブルに管理されている台データを表示装置147に表示可能とされている。
【0163】
玉管理テーブルには、図20(b)に示すように、遊技場内に設置された各パチンコ機2の台番号に対応付けて、当該パチンコ機2に対応して設置されている台端末5に付与された端末ID、当該台端末5のローカルIPアドレス、当該パチンコ機2に対応するカードユニット3に受付け中の会員カードまたはビジターカードのカードIDである受付けID、当該パチンコ機2に対応するカードユニット3から最後に排出された会員カードまたはビジターカードのカードIDである排出ID、当該パチンコ機2にてプリペイド残額を用いて払い出された貸出玉数の合計である総貸出玉数、当該パチンコ機2にて貯玉を用いて払い出された返却玉数の合計である総返却玉数、当該パチンコ機2にて持玉数(計数済玉数)を用いて払い出された払出玉数の合計である総払出玉数や、当該パチンコ機2にて払い出された賞球の合計である総賞球玉数や、これら総貸出玉数と総返却玉数と総払出玉数と総賞球玉数との合計であって、当該パチンコ機2の上皿23や下皿24等に供給された玉数の合計となる総供給玉数(合計A)と、遊技に使用されることなく当該パチンコ機2から排出されて、対応するカードユニット3にて計数された玉数の合計である総計数玉数や、当該パチンコ機2における遊技に使用されたアウト玉数の合計である総アウト玉数や、これら総計数玉数と総アウト玉数の合計であって、当該パチンコ機2の上皿23や下皿24から排出されたパチンコ玉の合計となる総排出玉数(合計B)と、総供給玉数(合計A)と総排出玉数(合計B)との差数とが記憶されている。
【0164】
整理対象台テーブルには、図20(c)に示すように、整理対象台として報知されたパチンコ機2の台番号と、該台番号のパチンコ機2に対応するカードユニット3から最後に排出された会員カードまたはビジターカードのカードIDである排出IDと、所定の判定時間が経過した時点で整理される整理対象台と判定されたことを報知する1次報知の実施時刻と、2次報知時間の経過による整理を開始する時点となったことを報知する2次報知の実施時刻とが記憶されるようになっており、これらの整理対象台の記憶は、当該パチンコ機2における遊技が開始されて、台端末5においてカウント(減算更新)されている後述する整理判定タイマがリセットされることに応じて消去される。
【0165】
本実施例のホールコンピュータ140においては、所定の操作を実施することで、図26に示す整理対象台設定画面が表示されるようになっており、該整理対象台設定画面において、整理対象台の判定を実施する主体設定や、整理対象台の判定を行うための判定時間の設定を実施できるようになっている。
【0166】
この本実施例の整理対象台設定画面には、図26に示すように、画面上方位置に、整理対象台の判定を実施する主体を、ホールコンピュータ140とするか、カードユニット3とするか、双方とするかを設定する判定主体設定の項目と、これら整理対象台の判定において使用される判定時間を、遊技場内に設置されている各遊技機毎や島毎や機種毎に、適用する期間を指定して設定可能とされた判定時間設定の項目と、「キャンセル」、「設定」の選択入力部とが設けられている。
【0167】
判定主体設定の項目には、図26に示すように、「本機(ホールコン)」と「各カードユニット」に対応するチェックボックスが設けられており、ホールコンピュータ140のみにて整理対象台の判定を実施する場合には、「本機(ホールコン)」に対応するチェックボックスのみをチェックし、カードユニット3のみにて整理対象台の判定を実施する場合には、「各カードユニット」に対応するチェックボックスのみをチェックし、ホールコンピュータ140とカードユニット3の双方で整理対象台の判定を実施する場合には、「本機(ホールコン)」並びに「各カードユニット」に対応するチェックボックスをチェックすれば良い。
【0168】
尚、本実施例では、判定主体設定の項目では、「本機(ホールコン)」並びに「各カードユニット」に対応するチェックボックスを同時に選択(チェック)可能としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの選択(チェック)を排他選択として、「本機(ホールコン)」または「各カードユニット」のいずれか一方のみを選択可能として、「本機(ホールコン)」または「各カードユニット」のいずれかでのみ整理対象台の判定を実施できるようにしても良い。
【0169】
また、判定時間設定の項目には、図26に示すように、判定時間の設定対象とするパチンコ機2を指定するための「対象台」のサブ項目と、設定する判定時間を適用する期間を指定するための「対象期間」のサブ項目と、整理対象台の判定に使用する判定時間並びに2次報知を実施する経過時間を設定するための「判定時間」のサブ項目とが設けられている。
【0170】
「対象台」のサブ項目には、「機種単位」、「島単位」、「台単位」の各メニューに対応してチェックボックスが設けられており、「機種単位」に対応するチェックボックスをチェックすることで、同一の機種のパチンコ機を全てを判定時間の設定対象として一度に指定したり、「島単位」に対応するチェックボックスをチェックすることで、同一の遊技島に設置されているパチンコ機の全てを判定時間の設定対象として一度に指定したりすることができるとともに、「台単位」対応するチェックボックスをチェックすることで、遊技場内に設置されている各パチンコ機2を1台毎に設定対象とすることができるようになっている。
【0171】
また、「対象期間」のサブ項目には、日付、曜日、時間帯の各入力部が設けられており、設定する判定時間を適用したい所望の期間となるように、これらの入力部に入力を行えば良い。
【0172】
例えば、特定のイベント期間において稼働が上昇すると考えられることから、該イベント期間となる○月○日から○月×日まで判定時間を変更したい場合には、上方の日付入力部に開始日付となる○月○日を入力し、下方の日付入力部に終了日付となる○月×日を入力すれば良く、曜日や時間帯を入力しない場合には、入力した開始日付と終了日付の期間中の営業日の全営業時間において、設定する判定時間が適用される。
【0173】
また、特定の曜日、例えば、稼働率が高い日曜日に使用する判定時間を変更したい場合には、曜日の入力部において「日曜日」を選択して入力すれば良く、曜日のみが入力されていて、日付や時間帯が入力されていない場合には、各週の入力された曜日に全営業時間において、設定する判定時間が適用される。
【0174】
また、1日の営業中における特定の時間帯、例えば夜の18時〜21時までの稼働率が高い場合において、該時間帯にて使用する判定時間を変更したい場合には、時間帯の上方の入力部に開始時間となる18時を入力するとともに、下方の入力部に終了時間となる21時を入力すれば良く、これら時間帯のみが入力されていて、日付や曜日が入力されていない場合には、全ての営業日の該時間帯において、設定する判定時間が適用される。
【0175】
「判定時間」のサブ項目には、いずれかの玉数データの変更が終了してからいずれの玉数データの変更等が無い状態が継続することにより整理対象台であると判定する判定時間(経過時間)を指定するための判定用時間入力部(紙面向かって左)と、判定時間により整理対象台と判定された後において、整理の開始を報知する経過時間を指定するための2次報知時間入力部(紙面向かって右)とが設けられており、例えば、いずれの玉数データの変更が無い状態が10分継続した場合において整理対象台の判定を実施するように設定したい場合には、図26に示すように、判定用時間入力部に10分を選択して入力すれば良く、これら整理対象台の判定において整理対象台であると判定されてから更に10分が経過した時点で整理の開始を報知する2次報知を実施したい場合には、図26に示すように、2次報知時間入力部に10分を選択して入力すれば良い。尚、これら判定時間としては、人気台や新機種等で稼働率が高いパチンコ機2については、例えば5分を設定し、稼働率があまり高くないパチンコ機2については、例えば10分を設定する等のように設定すれば良い。
【0176】
このように本実施例では、1次報知に加えて2次報知を実施することで、早めに整理対象台を特定して店内放送等により報知した後、2次報知で整理を開始することが可能となるので、1次報知から2次報知の間に、遊技者が整理対象台として報知したパチンコ機2の戻って遊技を再開したり、或いは、係員等が整理の準備を整えたりすることが可能とすることができるが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら2次報知を実施せずに、1次報知において整理を開始を報知して、整理を開始するようにしても良い。
【0177】
また、本実施例では、2次報知時間入力部における経過時間の指定方式として、図26に示すように、整理対象台と判定されたことが報知された時点からの経過時間を指定するようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら経過時間の指定方式を、判定用時間入力部における指定と同様に、いずれの玉数データの変更等が無い状態となってからの経過時間を指定するようにしても良い。
【0178】
このように各設定項目における内容を指定した後、画面下方に設けられている「設定」の選択入力部を選択入力して設定を行う。
【0179】
そして、「設定」の選択入力部を選択入力すると、ホールコンピュータ140において記憶されている整理対象台設定ファイルが、該整理対象台設定画面の設定内容に基づいて更新されるとともに、判定主体設定の項目において「各カードユニット」に対応するチェックボックスがチェックされている場合には、設定対象となるパチンコ機2に対応して設けられているカードユニット3に、整理対象台設定画面の設定内容を反映させるための判定時間設定要求が管理コンピュータ150に対して送信される。
【0180】
この判定時間設定要求の受信に応じて管理コンピュータ150は、受信した判定時間設定要求に含まれる設定対象台に対応して設置されているカードユニット3の装置IDを特定し、該特定した装置IDのカードユニット3に対して、判定時間や2次報知時間やこれらの各時間を適用する期間を更新するための設定更新データを送信することで、整理対象台設定画面にて指定された対象台に対応して設置されているカードユニット3における設定データに、整理対象台設定画面にて指定された内容が反映されて、整理対象台の判定に使用されるようになる。
【0181】
尚、本実施例では、上皿23や下皿24にパチンコ玉を残したままで遊技者が休息したり、或いは他のパチンコ機2で遊技することで放置されている休息台やキープ放置台等の整理対象台であるか否かの判定の基準となる総供給玉数(合計A)と総排出玉数(合計B)との差の値(以下、差閾値と呼称する)としては、本実施例では、賞球信号やアウト玉計数信号が、10玉の計数毎に出力されるために、上皿23や下皿24等にパチンコ玉が存在していなくても信号の入力タイミングの違い等により、10玉未満の差が生じる場合があるとともに、上皿23や下皿24から遊技用の床にこぼれて落ちた遺失玉等が存在する場合を考慮して、20の値を全てのパチンコ機2について設定しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、賞球信号やアウト玉計数信号が1玉の計数毎に出力される理想的な状況にあっては、上皿23や下皿24にパチンコ玉が存在しないときには、原則的に総供給玉数(合計A)と総排出玉数(合計B)との差は0となるはずであるので、遺失玉を考慮しない場合おいて差閾値としては1を設定し、遺失玉を考慮する場合においては1以上の適宜な値を差閾値として設定すれば良い。
【0182】
尚、本実施例では、総供給玉数(合計A)と総排出玉数(合計B)との差として、合計Aから合計Bを差し引いた値を用いているために差閾値を正の値としているが、総供給玉数(合計A)と総排出玉数(合計B)との差として、合計Bから合計Aを差し引いた値を用いる場合には、該値の絶対値を用いるようにすれば良い。
【0183】
また、本実施例では、遊技場内の全てのパチンコ機2について、同一の差閾値を設定しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、上述したように、賞球信号やアウト玉計数信号の出力形態等により、上皿23や下皿24にパチンコ玉が存在しない場合において総供給玉数(合計A)と総排出玉数(合計B)との差が取り得る値の範囲が異なることから、前述した判定時間と同様に、整理対象台設定画面にて設定対象台を、機種毎や、島毎や、台毎等にて指定して、個々のパチンコ機2の差閾値を個別に設定するようにしても良い。
【0184】
また、本実施例では、後述するように、個々のパチンコ機2において総賞球玉数、総貸出玉数、総返却玉数、総払出玉数、総計数玉数、総アウト玉数のいずれかの玉数データが変化することに応じて整理対象台設定画面にて設定された判定時間がセットされている整理判定タイマをリセットし、該整理判定タイマがタイマアップしたとき、つまり、いずれの玉数データにも変化が無い状態が、整理対象台設定画面にて設定した判定時間に亘って継続したときに整理対象台であるか否かを判定することで、これら変化の監視対象を全ての玉数データとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、システムによっては、再プレイの機能を有しないカードユニットが使用されているパチンコ機2では、監視対象から総返却玉数を除外したり、或いは、監視対象を総アウト玉数のみに限定する等のように、監視対象とする玉数データの種別を、前述した判定時間と同様に、整理対象台設定画面にて設定対象台を、機種毎や、島毎や、台毎等にて指定して、個々のパチンコ機2について設定するようにしても良い。
【0185】
ここで、本実施例のカードユニット3の動作について図21図23のフロー図に基づいて説明する。
【0186】
まず、カードユニット3の制御ユニット328は、カードユニット3への電源投入により起動されることで、Sb1の起動処理を実施して、各種テーブルの初期化並びに各部の接続状況の確認や、システムコントローラ100や管理コンピュータ150への接続確認要求の送信、並びに該接続確認要求の送信に応じてシステムコントローラ100、管理コンピュータ150から返信される設定情報に基づく各設定データに初期値等の設定等を実施する。
【0187】
そして、該起動処理の完了後においてSb2〜Sb9の処理を巡回実施することで、カード挿入口309への会員カード或いはビジターカードの挿入であるカード受付け、遊技者(会員またはビジター)による貸出ボタンの操作、紙幣挿入口302からの紙幣の投入による現金受付け、遊技者による返却ボタンの操作、再プレイボタン319の操作(表示制御基板329からの再プレイ操作情報の受信)、払出ボタン311の操作、係員が所持するリモコンにおける離席操作(表示制御基板329からの離席操作情報の受信)、メニューボタン316の操作(表示制御基板329からのメインメニュー表示操作情報の受信)、を検知する待機状態となる。
【0188】
尚、制御ユニット328は、Sb1の起動処理の後、これら図21に示す通常処理と平行して、計数・端数払出ユニット340から送信されてくる計数情報の受信を監視する図22に示す計数情報処理や、リモコンにおける加算留保モード操作に応じて該リモコンから送信される加算留保要求の受信を監視する処理や、対応する台端末5から出力される、大当り中信号、確変中信号、時短中信号、始動信号、賞球信号、アウト玉計数信号の入力や変化を監視する図示しない割込監視処理を、これら通常処理を実施する処理タスクとは個別の処理タスクに基づいて実施することで、各対象状態の発生を監視し、計数済玉数への加算更新や、遊技情報の更新処理や、各種テーブルのデータの更新を、逐次実施できるようになっている。
【0189】
つまり、接続されている台端末5から、例えば始動信号の入力があった場合に制御ユニット328は、遊技情報テーブルの本日データにおける総始動回数や当り後始動回数に1を加算して、遊技情報テーブルを更新する。
【0190】
また、接続されている台端末5から、賞球信号(1パルス)の入力があった場合に制御ユニット328は、玉情報テーブルの総賞球玉数に賞球信号の入力に応じた玉数である10玉を加算更新するとともに、該総賞球玉数の更新に伴って、総供給玉数(合計A)並びに差数を算出して玉情報テーブルを更新する。
【0191】
また、接続されている台端末5から、アウト玉計数信号(1パルス)の入力があった場合に制御ユニット328は、玉情報テーブルの総アウト玉数にアウト玉計数信号の入力に応じた玉数である10玉を加算更新するとともに、該総アウト玉数の更新に伴って、総排出玉数(合計B)並びに差数を算出して玉情報テーブルを更新する。
【0192】
尚、接続されている台端末5に対しては、後述する貸出処理にて貸し出されたパチンコ玉数に応じた貸出信号や、後述する再プレイ処理にて貯玉数から返却されたパチンコ玉数に応じた返却信号や、後述する払出処理にて持玉数から払い出されたパチンコ玉数に応じた払出信号に加えて、離席モード中において出力される離席信号や、対応するパチンコ機2へのパチンコ玉の供給に使用可能な遊技用価値となるカードテーブルのプリペイド残額、持玉数、貯玉数(会員のみ)のいずれもが存在しないときに、無価値信号を継続出力するようになっている。
【0193】
よって、本実施例では、ビジターカードや会員カードが排出(発行または返却)されたときには、カードテーブルのプリペイド残額、持玉数、貯玉数(会員のみ)のいずれもが存在しなくなるので、これらビジターカードや会員カードが排出(発行または返却)されたときには台端末5に対して無価値信号が出力され、他のビジターカードや会員カードの受付けや貨幣の受付け等により、プリペイド残額、持玉数、貯玉数(会員のみ)のいずれかが存在するまで、該無価値信号の出力が維持される。また、会員カードの受付け中であっても、プリペイド残額、持玉数、貯玉数(会員のみ)のいずれもが存在しないときや、ビジターカードの受付け中において、プリペイド残額、持玉数が存在しないことで該ビジターカードが回収されたときにも台端末5に対して無価値信号が出力される。
【0194】
尚、本実施例では、プリペイド残額、持玉数、貯玉数(会員のみ)のいずれもが存在しなくなったときに1の無価値信号のみを出力するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、プリペイド残額、持玉数、貯玉数(会員のみ)にそれぞれ対応する無価値信号A、無価値信号B、無価値信号Cを、対応するプリペイド残額、持玉数、貯玉数(会員のみ)が存在しなくなったときに出力するようにしても良いし、更には、これらの信号に加えて、ビジターカードや会員カードが排出されることに応じて無価値をなったことを特定可能とするために、ビジターカードや会員カードが排出に応じた無価値信号Dを出力するようにしても良い。
【0195】
ここで、カードユニット3において遊技者が遊技にて獲得したパチンコ玉が計数される流れについて説明すると、パチンコ玉の計数を実施する場合には、まず、遊技者は、パチンコ機2から払出しされて下皿24に貯留されているパチンコ玉を、該下皿24に設けられているレバーを操作して投入部345に投入する。
【0196】
そして、計数したい量のパチンコ玉を投入部345に投入した後に、計数操作部355を操作して計数流路347への流入口346に設けられている流入口シャッタ352を開放させる。これにより、投入部345に一時貯留されているパチンコ玉が、流入口346から計数流路347へ流入し、該計数流路347を流下して計数センサ356により検出され、各条について1球のパチンコ玉が検出される毎に、所定パルスの計数センサ信号が制御基板341(制御部350)に対して出力される。
【0197】
制御基板341(制御部350)は、計数センサ356から所定数(例えば10)の計数センサ信号が、予め設定されている所定時間(例えば1秒)以内に入力された時には、10個の玉数が計数されたことを示す定数計数コマンドを含む計数情報を、所定数の計数センサ信号がカウントされる毎に制御ユニット328に送信する一方、予め設定されている所定時間(例えば1秒)以内に所定数(例えば10)の計数センサ信号が入力されない場合には、所定時間(例えば1秒)となった時点において入力されてカウントしている計数センサ信号の数に該当する端数計数コマンドを含む計数情報を送信する。尚、これら端数計数コマンドとしては、所定数未満の数に相当する種類のコマンドを予め決めておけば良く、所定数が10であれば、1に対応する端数計数コマンドから9に対応する端数計数コマンドまでの9種類の端数計数コマンドとすれば良い。
【0198】
これら計数情報の受信は、制御ユニット328が実施する図22に示す計数情報処理におけるSS1のステップにて計数情報の受信ありと判定されてSS2のステップに進み、計数・端数払出ユニット340に対して計数禁止指示を出力している計数禁止状態であるか否かを判定する。
【0199】
計数禁止中である場合には、図示していないが、計数の禁止指示を送信して流入口シャッタ352を閉塞させて計数を中止させ、SS5のステップに進んで、計数エラーが発生したことを表示部312に表示するとともに多機能ランプ301の点灯状態にて報知するエラー報知処理に移行する。そして、これら計数禁止中に受信した計数情報に含まれるコマンドから特定される玉数を、端数の払い出しと同じく、貯留部338の貯留されているパチンコ玉を使用して返却貯留部342に払い出す。一方、計数禁止中でない場合には、SS3のステップに進んで、係員が所持するリモコンによる加算留保モード中であるか否かを判定する。
【0200】
加算留保モード中でない場合には、SS4のステップに進んでカードテーブルの持玉数と表示部312の計数済玉数並びに玉情報テーブルの総計数玉数に、受信した計数情報に含まれるコマンドの種別に応じた玉数を加算更新するとともに、該加算更新した玉数のパルス(例えば、10玉を加算更新した場合には10パルス)から成る獲得玉計数信号を、接続されている台端末5に対して出力してSS1のステップに戻る一方、加算留保モード中である場合には、SS4のステップを実施することなくSS1のステップに戻る。つまり、加算留保モード中でない場合においてのみ、投入部345から流入口346を通じて計数流路347に流入したパチンコ玉は、1個ずつ計数センサ356により検出されて持玉数と計数済玉数に加算されていく。
【0201】
尚、これら加算においては、加算終了を検知するための加算終了検知タイマ(本実施例では5秒が設定されている)が、加算の都度毎にリセットされ、該加算終了検知タイマがタイマアップした時点、つまり、最後の加算が実施されてから加算終了検知タイマに設定されている所定時間が経過した時点において、該カードユニット3の装置IDと、受付け中のカードのカードIDと該加算後の計数済玉数とを含む持玉数更新要求が管理コンピュータ150に送信されることで、これら加算後の持玉数が管理コンピュータ150の会員貯蓄管理テーブル或いはビジター貯蓄管理テーブルの持玉数と、ユニット管理テーブルの計数済玉数とが、該持玉数更新要求に含まれる計数済玉数に遅滞なく更新される。
【0202】
次に、上記したSb2〜Sb9の待機状態において、遊技者が、ビジターカードまたは会員カードをカード挿入口309に挿入した場合には、該ビジターカード或いは会員カードの挿入に伴う挿入検知情報がカードリーダライタ327から制御ユニット328に出力されることで、制御ユニット328は、Sb2においてカード受付け有りと判断してSb20のステップに進み、カード受付け処理を実施する。
【0203】
このSb20における本実施例のカード受付け処理においては、カード挿入口309に挿入された会員カードまたはビジターカードの取り込み指示をカードリーダライタ327に出力して、挿入された会員カード或いはビジターカードをカードリーダライタ327のカードスロット392内に取り込んで、該会員カード或いはビジターカードに記憶されている記憶データ、具体的には、当該会員カード或いはビジターカードの(会員)カードIDと会員ID(会員カードのみ)とプリペイド残額データ、持玉数データ(ビジターカードのみ)等を読み出す。
【0204】
そして制御ユニット328は、該受付けた会員カード又はビジターカードから読み出した(会員)カードIDとプリペイド残額データと装置IDとを含む認証要求をシステムコントローラ100に送信し、システムコントローラ100からの認証結果を受信するカード認証処理を実施する。
【0205】
この認証要求の受信に応じてシステムコントローラ100は、受信した認証要求に含まれる(会員)カードIDが、受信した認証要求に含まれるモードフラグに対応する会員カードテーブル又はビジターカードテーブルに存在するか否かとともに、利用不可フラグに利用不可「1」が記憶されているか否かを判定し、存在するとともに利用不可「1」が記憶されていない、つまり利用不可フラグに「0」が記憶されている場合には、該(会員)カードIDに対応付けて会員カードテーブル又はビジターカードテーブルに記憶、管理されているプリペイド残額が、該受信した認証要求に含まれるプリペイド残額データ、すなわち、受付けた会員カード或いはビジターカードから読み出したプリペイド残額データから特定されるプリペイド残額に一致するか否かを判定し、一致することを条件に、認証結果として「認証OK」を返信する一方、会員カードテーブル又はビジターカードテーブルに当該(会員)カードIDが存在しない場合や、利用不可フラグに利用不可「1」が記憶されている場合並びにプリペイド残額が一致しない場合には「認証NG」を返信する。但し、プリペイド残額が一致しない場合であって、認証要求に含まれるプリペイド残額データから特定されるプリペイド残額の方が少額の場合には、会員カードテーブル又はビジターカードテーブルにおけるプリペイド残額を、該少額の金額に更新するとともに、「認証OK」を返信して、当該会員カード又はビジターカードの利用を許諾する。
【0206】
システムコントローラ100から返信された認証結果が「認証NG」である場合にカードユニット3は、受付けた会員カード或いはビジターカードの排出指示をカードリーダライタ327に出力して、挿入された会員カード或いはビジターカードを返却させてカード受付け処理を終了する一方、返信された認証結果が「認証OK」である場合には、受付けたカードから読み出した(会員)カードIDと会員ID(会員のみ)とプリペイド残額とをカードテーブルに格納するとともに、図24に示すように、管理コンピュータ150に対して、受付けた会員カード或いはビジターカードから読み出した(会員)カードIDと装置IDと持玉数(ビジターカードのみ)とを含むカード受付け通知を送信する。
【0207】
このカード受付け通知の受信に応じて管理コンピュータ150は、まず、受信したカード受付け通知に含まれる持玉数が存在するか否かを判定し、存在する場合には、該持玉数を照合する照合処理を行う。
【0208】
具体的には、ビジター貯蓄管理テーブルに、該カード受付け通知に含まれるカードIDに対応して記憶されている持玉数と、受信したカード受付け通知に含まれる持玉数とが一致するか否かを判定する。
【0209】
該照合判定において一致しない場合には、受信したカード受付け通知の送信元のカードユニット3に対し、持玉数の照合がNGである旨の照合エラー情報を返信することで、カードユニット3において該ビジターカードが返却される。
【0210】
次に管理コンピュータ150は、ユニット管理テーブルにおいて、該カード受付け通知に含まれる装置IDに対応する「状況」のデータを「受付中」に更新するとともに、該カード受付け通知に含まれる(会員)カードIDをユニット管理テーブルの「受付ID」の項目に格納する。
【0211】
そして、受信したカード受付け通知に含まれる(会員)カードIDに対応する持玉数、貯玉数(会員のみ)を、会員貯蓄管理テーブルまたはビジター貯蓄管理テーブルにおいて該(会員)カードIDに対応して記憶されている各データから特定するとともに、該カードIDが会員カードIDである場合には、該会員カードIDに対応して会員情報テーブルに記憶されている暗証番号と来店ポイントを更に特定し、これら特定した持玉数、貯玉数(会員のみ)、来店ポイント(会員のみ)、暗証番号(会員のみ)と、(会員)カードIDとを含む受付け処理完了通知を、受信したカード受付け通知の送信元のカードユニット3に対して返信する。
【0212】
この受付け処理完了通知の受信に応じてカードユニット3(制御ユニット328)は、受信した受付け処理完了通知に含まれる持玉数、貯玉数(会員のみ)、来店ポイント(会員のみ)、暗証番号(会員のみ)を、カードテーブルに格納した後、カードテーブルに記憶されているプリペイド残額を対応するパチンコ機2の残額表示器に表示するとともに、カードテーブルに記憶されている持玉数を計数済玉数として表示部312に表示してSb2〜Sb9の待機状態に戻る。尚、該受付け処理完了通知の受信時において、カードテーブルに持玉数が既に記憶されている場合、つまり、カードを使用せずに遊技を実施してパチンコ玉を獲得して計数した後にカードを挿入した場合(会員カードやビジターカードを挿入し忘れた場合等)には、受付け処理完了通知に含まれる持玉数が、既に記憶されている持玉数に加算更新される。
【0213】
また、管理コンピュータ150は、前述したカードユニット3への受付け処理完了通知の送信に伴って、ホールコンピュータ140に対し、該送信した受付け処理完了通知に含まれる(会員)カードIDと、ユニット管理テーブルにおいて更新した「受付中」に対応する台番号とを含むカード受付け通知を送信する。
【0214】
このカード受付け通知が送信されることに応じてホールコンピュータ140では、図20(b)に示す玉管理テーブルにおいて、受信したカード受付け通知に含まれる台番号に対応する受付IDの項目に、該カード受付け通知に含まれる(会員)カードIDを格納して玉管理テーブルを更新する玉管理テーブル更新処理を実施するとともに、後述する掛け持ち判定処理を実施する。
【0215】
つまり、玉管理テーブルには、各カードユニット3に認証された新たなカードが受付けされたことに応じて、該受付けされたカードの(会員)カードIDが登録され、これら(会員)カードIDが、該カードが排出されることに応じて管理コンピュータ150から送信される後述する返却通知を受信したことに応じて消去されるので、該玉管理テーブルによって、各カードユニット3に受付け中のカードの(会員)カードIDをホールコンピュータ140において特定できるようになっている。
【0216】
受付け処理完了通知の受信に応じて残額表示器にプリペイド残額が表示された後、遊技者が貸出ボタンの操作を実施した場合には、該遊技者による貸出ボタンの操作を検知するための貸出ボタンスイッチからの信号が制御ユニット328に出力されることで、制御ユニット328は、Sb2〜Sb9の待機状態におけるSb3のステップにおいて貸出ボタンの操作有りと判断してSb21のステップに進み、貸出処理を実施する。
【0217】
この貸出処理においては、まず、挿入された会員カード或いはビジターカード(紙幣挿入により発行されたビジターカードを含む)から読み出してRAM328b(カードテーブル)に記憶しているプリペイド残額が、対応するパチンコ機2における払出単位である25球に相当する1度数=100円未満であるか否かを判定し、プリペイド残額が1度数=100円未満である場合には該判定において「Yes」と判定されて、該貸出処理を終了してSb2〜Sb9の待機状態に戻る一方、プリペイド残額が1度数=100円以上である場合には、次のステップに進み、プリペイド残額が本実施例において貸出処理の使用度数として設定されている5度数=500円以上であるか否かを判定する。
【0218】
プリペイド残額が使用度数である5度数=500円以上である場合には、使用金額玉貸処理を実施する一方、使用度数である5度数=500円未満である場合には、表示金額玉貸処理を実施する。
【0219】
この使用金額玉貸処理においては、使用度数となる5度数=500円に相当するパチンコ玉数の払出指示、具体的には、1度数である25玉の払出を指示する信号を5回出力して、5度数=500円分に相当する125玉の払出を、対応するパチンコ機2に実施させる。
【0220】
具体的には、パチンコ機2より出力されるPRDYのHIGH/LOWを判定し、PRDYがHIGHである場合には、所定のエラー処理を実施し、貸与処理を終了する。
【0221】
また、前記PRDYがLOWである場合には、BRDYをLOWに切替えた後、BRQをLOWとして、パチンコ機2からのEXSのHIGHの検出待ちの状態となり、該EXSのLOWの検出に基づきBRQをHIGHに切替え、EXSのHIGHの検出待ちの状態となる。
【0222】
次いで、パチンコ機2における1度分の払出が完了され、EXSのHIGHを検出すると、制御ユニット328は、残額表示器に表示されているプリペイド残額と、カードテーブルのプリペイド残額データ並びに受付け中の会員カード或いはビジターカードに記憶されているプリペイド残額データから該1度分に相当する100円を減算更新し、BRQの回数をカウントし、該カウントしたBRQの回数を使用度数である5度数に相当する5回と比較する。
【0223】
この比較において前記カウントしたBRQの回数が5度数に一致しない場合には、再び前述の1度分の払出処理を実施するようになっており、前記した使用度数との比較においてカウントしたBRQの回数が5度数に一致した場合には、BRDYをHIGHとする。
【0224】
そして、玉情報テーブルにおける総貸出玉数に、該貸出を実施した5度数に該当する玉数である125玉を加算更新するとともに、5度数に該当する5パルスの貸出信号を接続されている台端末5に対して出力する。また、システムコントローラ100に対して、当該カードユニット3に固有に付与された装置IDと、受付け中の会員カード或いはビジターカードの(会員)カードIDと、使用度数に相当する使用額(500円)とを含む貸出完了通知を送信して、システムコントローラ100の会員カードテーブル或いはビジターカードテーブルにて該(会員)カードIDに対応付けて記憶されているプリペイド残額から該使用額を減算更新させる。
【0225】
そして、受付け中のカードがビジターカードであるか否かを判定し、ビジターカードでない場合には該貸出処理を終了してSb2〜Sb9の待機状態に戻る一方、ビジターカードを受付け中である場合には、残額表示器に表示されているプリペイド残額(RAM328bのカードテーブルに記憶されているプリペイド残額に同一)が0であるか否かを判定する。
【0226】
そして、該判定においてプリペイド残額が0でない場合には、該貸出処理を終了してSb2〜Sb9の待機状態に戻る一方、プリペイド残額が0である場合には、更に、カードテーブルの持玉数が存在するか否かを判定する。
【0227】
持玉数が存在する場合には、Sb2〜Sb9の待機状態に戻る一方、持玉数が存在しない場合には、該プリペイド残額が0となったビジターカードの回収指示をカードリーダライタ327に出力して、カードリーダライタ327の内方側のカード貯留部370に回収するとともに、システムコントローラ100と管理コンピュータ150に対し、該回収したビジターカードのカードIDを含む回収通知を送信することで、システムコントローラ100のビジターカードテーブルの「状況」を「保管中」に更新させるとともに、管理コンピュータ150のユニット管理テーブルの当該カードユニット3のデータを更新させた後、カードテーブルをリセットして、Sb2〜Sb9の待機状態に戻る。
【0228】
尚、回収通知の受信に応じて管理コンピュータ150からホールコンピュータ140には、該回収通知が中継されるようになっており、これら回収通知に基づいてホールコンピュータ140の玉管理テーブルの受付IDに記憶されている当該回収されたビジターカードのカードIDが削除される。
【0229】
一方、表示金額玉貸処理においては、残額表示器に表示されているプリペイド残額(RAM328bのカードテーブルに記憶されているプリペイド残額に同一)を1度数に相当する100円で除した度数分の払出指示、例えば、プリペイド残額が400円であれば、1度数である25玉の払出を指示する信号を4回出力して、400円分に相当する4度数=100玉の払出を、上述した使用度数の払出の場合と同様にして対応するパチンコ機2に実施させるとともに、残額表示器に表示されているプリペイド残額と、カードテーブルのプリペイド残額データ並びに受付け中の会員カード或いはビジターカードに記憶されているプリペイド残額データをパチンコ玉の玉貸に使用した4度数分に相当する400円が減算更新された金額、つまり「0」に更新する。
【0230】
そして、システムコントローラ100に対して、当該カードユニット3に固有に付与された装置IDと、受付け中の会員カード或いはビジターカードの(会員)カードIDと、使用金額である400円とを含む貸出完了通知を送信して、システムコントローラ100にて(会員)カードIDに対応付けて会員カードテーブル或いはビジターカードテーブルに記憶されているプリペイド残額から使用額である400円を減算更新させる。
【0231】
そして、前述した使用度数の場合と同様に、受付け中のカードがビジターカードであってプリペイド残額が0であるか否かを判定し(この場合においては、必ず0であると判定される)、ビジターカードであってプリペイド残額が0である場合には、更に、持玉数が存在しないことを条件にビジターカードを回収した後、該貸出処理を終了してSb2〜Sb9の待機状態に戻る。尚、この際、総貸出玉数には、4度数分に相当する100玉が加算更新されるとともに、4度数に該当する4パルスの貸出信号が接続されている台端末5に対して出力される。
【0232】
また、前述したSb2〜Sb9の待機状態において、遊技者が紙幣挿入口302から現金(紙幣)を投入した場合には、該現金(紙幣)の投入に伴う貨幣識別情報が紙幣識別ユニット321から制御ユニット328に出力されることで、制御ユニット328は、Sb4のステップにおいて現金の受付け有りと判断してSb22のステップに進み、発行・入金処理を実施する。
【0233】
この発行・入金処理においては、まず、入力された貨幣識別情報から投入された貨幣の投入金額を特定するとともに、カードリーダライタ327に受付け中の会員カード或いはビジターカードが存在するか否かを判定する。
【0234】
そして、受付け中の会員カード或いはビジターカードが存在しないとの判定の場合に制御ユニット328は、カード貯留部370に収納されているビジターカードをカードスロット392上の所定の読み取り位置に移動させて、当該ビジターカードのカードIDを読み出し、該読み出したカードIDと、投入金額と、当該カードユニット3の装置IDとを含む発行要求をシステムコントローラ100に送信する。
【0235】
この発行要求の受信に応じてシステムコントローラ100は、受信した発行要求に含まれるカードIDが、ビジターカードテーブルに存在するか否かを判定し、存在する場合には、該カードIDに対応するビジターカードテーブルの「状況」を「利用中」に更新し、RTC104から出力されるその時点の日時を最新発行日時に格納するとともに、受信した投入金額を「残存金額」にプリペイド残額として格納して、「発行許諾」を該発行要求の送信元のカードユニット3に対して返信する。尚、受信したカードIDが、ビジターカードテーブルに存在しない場合には、「発行不可」が返信される。
【0236】
また、「発行許諾」の送信に伴いシステムコントローラ100は、管理コンピュータ150に対して、格納した最新発行日時と受信した発行要求に含まれるカードIDと装置IDとを含む発行通知を管理コンピュータ150に通知することで、管理コンピュータ150は、受信した発行通知に含まれるカードIDに対応するビジター貯蓄管理テーブルの最新発行日時に、該受信した発行通知に含まれる最新発行日時を格納するとともに、受信した発行通知に含まれる装置IDに対応するユニット管理テーブルの「状況」を「受付け中」に更新するとともに、「受付ID」に当該受信したカードIDを格納してユニット管理テーブルを更新する。尚、これらユニット管理テーブルの更新に伴って、カードの受付け時と同様に、受信したカードIDと更新したデータに対応する台番号とを含むカード受付け通知がホールコンピュータ140に送信されることで、玉管理テーブルにおける該カード受付け通知に含まれる台番号に対応する受付IDに該カード受付け通知に含まれるカードIDが格納される。
【0237】
尚、ビジターカードや会員カードが存在することなく、カードユニット3の計数・端数払出ユニット340において計数が実施された場合には、該カードユニット3が対応するパチンコ機2の台番号に対応する受付IDには、カードIDが登録されることはなく、該カードユニット3において返却ボタンが操作されてビジターカードが発行されることに応じて、管理コンピュータ150からホールコンピュータ140に対して後述する発行通知が送信されることに応じて、該発行通知に含まれるビジターカードのカードIDが排出IDに登録されることになる。
【0238】
また、システムコントローラ100から「発行不可」を受信した場合、並びに、カード貯留部370にビジターカードが収納されていない場合には、紙幣挿入口302から投入された現金(紙幣)を返却するとともに、多機能ランプ301を所定のエラー報知態様にて点灯させるエラー報知処理を、該エラー状態が解消されるまで実施することで、エラーの発生を報知する。
【0239】
一方、現金(紙幣)の投入時においてカードスロット392に受付け中の会員カード或いはビジターカードが存在する場合には、上記にて特定した投入金額を、受付け中の会員カード或いはビジターカード並びにカードテーブルに記憶されているプリペイド残額データから特定されるプリペイド残額に加算して、これら各プリペイド残額データを加算後の新たなプリペイド残額を特定可能なプリペイド残額データに更新した後、該入金金額(投入金額に同じ)と当該カードユニット3の装置IDと、受付け中の会員カード或いはビジターカードの(会員)カードIDと、モードフラグとを含むカード入金通知をシステムコントローラ100に送信して、該システムコントローラ100の会員カードテーブル或いはビジターカードテーブルにおいて該(会員)カードIDに対応して記憶されているプリペイド残額に該入金金額を加算更新させる。
【0240】
そして、残額表示器に表示されているプリペイド残額を、加算更新後の新たな金額に更新表示して、該入金処理を終了してSb2〜Sb9の待機状態に戻る。
【0241】
また、前述したSb2〜Sb9の待機状態において、遊技者が返却ボタンの操作を実施した場合には、遊技者による返却ボタンの操作を検知するための返却ボタンスイッチからの信号が制御ユニット328に入力されることで、制御ユニット328は、Sb5において返却ボタンの操作有りと判断してSb23に進み、返却処理を実施する。
【0242】
この返却処理においては、まず、カードリーダライタ327に受付け中の会員カード或いはビジターカードが存在するか否かを判定し、存在しない場合には、計数済玉数(持玉数)が存在する場合において、該計数済玉数(持玉数)をカード貯留部370に貯留されているビジターカードに記録して排出(発行)する発行処理を実施する。
【0243】
この発行処理において制御ユニット328は、管理コンピュータ150に対して当該カードユニット3の装置IDと発行するビジターカードのカードIDとカードテーブルに記憶されている持玉数とを含む発行通知を送信する。
【0244】
この発行通知の受信に応じて管理コンピュータ150は、ビジター貯蓄管理テーブルにおいて、受信した発行通知に含まれるカードIDに対応して記憶されている持玉数を、受信した発行通知に含まれる持玉数に更新し、RTC104から出力されるその時点の日時を最新発行日時に格納するとともに、ユニット管理テーブルにおいて受信した装置IDに対応する「状況」を「待機中」に変更し、該発行通知の送信元のカードユニット3に対して更新完了通知を送信する。尚、この際、ユニット管理テーブルにおいて更新したデータに対応する台番号と、受信した発行通知に含まれるカードIDとを含む発行通知がホールコンピュータ140に対して送信されることで、該ホールコンピュータ140の玉管理テーブルにおいて発行通知に含まれる台番号に対応する排出IDに、該発行通知に含まれるカードIDが格納される。
【0245】
この更新完了通知の受信に応じてカードユニット3(制御ユニット328)は、カード貯留部370から所定の読み取り位置に移動させたビジターカードに、カードテーブルの持玉数を記録した後、排出指示をカードリーダライタ327に出力して該ビジターカードをカード挿入口309から排出して発行させるともに、カードテーブルをリセットし、払出ボタン311の操作無効と計数禁止とを解除してSb2〜Sb9の待機状態に戻る。
【0246】
一方、カードリーダライタ327に受付け中の会員カード或いはビジターカードが存在する場合には、払出ボタン311の操作を無効とするとともに、計数・端数払出ユニット340に対して計数禁止指示を出力して、新たな計数を禁止する。
【0247】
この計数禁止指示の出力によって計数・端数払出ユニット340においては、計数操作部355の操作が無効とされることにより、流入口シャッタ352の開放が禁止されることで、新たなパチンコ玉の計数が禁止される。
【0248】
そして制御ユニット328は、管理コンピュータ150に対して当該カードユニット3の装置IDと返却するカードのカードIDとカードテーブルに記憶されている持玉数と貯玉数(会員のみ)とを含む返却通知を送信する。
【0249】
この返却通知の受信に応じて管理コンピュータ150は、会員貯蓄管理テーブルまたはビジター貯蓄管理テーブルにおいて、受信した返却通知に含まれる(会員)カードIDに対応して記憶されている持玉数並びに貯玉数(会員のみ)を、受信した返却通知に含まれる持玉数並びに貯玉数に更新するとともに、ユニット管理テーブルにおいて受信した装置IDに対応する「状況」を「待機中」に変更し、「受付けID」に格納されているカードIDを削除して、該返却通知の送信元のカードユニット3に対して更新完了通知を送信する。
【0250】
尚、この際、ユニット管理テーブルにおいて更新したデータに対応する台番号と、受信した返却通知に含まれるカードIDとを含む返却通知がホールコンピュータ140に対して送信されることで、該ホールコンピュータ140の玉管理テーブルにおいて返却通知に含まれる台番号に対応する受付IDから該カードIDが削除されるとともに、対応する排出IDに、該返却通知含まれるカードIDが格納される。
【0251】
そして、更新完了通知の受信に応じてカードユニット3(制御ユニット328)は、受付け中のカードがビジターカードである場合には、該ビジターカードに、カードテーブルの持玉数をした後、排出指示をカードリーダライタ327に出力して受付け中のビジターカードまたは会員カードをカード挿入口309から排出して返却させるともに、カードテーブルをリセットし、払出ボタン311の操作無効と計数禁止とを解除してSb2〜Sb9の待機状態に戻る。
【0252】
尚、返却するカードが会員カードである場合に制御ユニット328は、会員遊技情報テーブルに記憶されている会員遊技情報データを含む返却通知を送信して該会員遊技情報テーブルをリセットすることで、該会員遊技情報データが会員別遊技履歴テーブルに登録される。
【0253】
また、前述したSb2〜Sb9の待機状態において、遊技者が再プレイボタン319の操作を実施した場合には、該再プレイボタン319の操作を検知した表示制御基板329から再プレイ操作情報が制御ユニット328に入力されることで、制御ユニット328は、Sb6において再プレイボタン319の操作有りと判断してSb24に進み、再プレイ処理を実施する。
【0254】
この再プレイ処理においては、まず、持玉数が「0」であるか否かを判定し、持玉数が「0」でない場合には、該操作を無効とするとともに、「持玉数が有りますので、払出ボタンを操作して下さい。」のメッセージを表示部312に表示した後、Sb2〜Sb9の待機状態に戻る一方、持玉数が「0」である場合には、更に、RAM328b内に記憶されている暗証番号の照合済みの有無を示す照合済みフラグが、照合済みを示す「1」であるか否かを判定し、「1」でない場合(照合済みでない場合)には、暗証番号の受付け処理を実施する。
【0255】
このように、本実施例では、当日において会員遊技者が獲得した持玉数は、貯玉数と異なり、手数料を必要とせずに払出しが実施されることから、これら手数料がかからない持玉数が存在する場合において再プレイ操作を無効とすることで、手数料がかからない持玉数が存在するにもかかわらず、手数料のかかる貯玉数が使用されてしまうことによる会員遊技者の不利益の発生を解消することができるようになっている。
【0256】
本実施例の暗証番号の受付け処理においては、まず、テンキーを含む暗証番号の受付け画面並びに暗証番号の入力を促すアナウンス表示を表示部312に表示して、暗証番号の受付けを行う。
【0257】
そして、受付けた暗証番号とカードテーブルに格納している暗証番号とを比較し、双方が一致した場合において、RAM328b内の所定領域の照合済みフラグを、照合済みを示す「1」に更新するとともに、カードテーブルに格納している貯玉数が所定の再プレイ単位玉数(135玉)以上であることを条件に、再プレイ玉貸処理を実施する。
【0258】
一方、照合済みを示す「1」である場合には、さらに、LED320aが点灯状態であるか否か、つまり、貯玉数が所定の再プレイ単位玉数以上であるか否かを判定し、LED320aが点灯状態である場合には、カードテーブルに記憶されている貯玉数から、再プレイ単位数である135玉を減算更新し、再プレイ表示部320(LED320a)を消灯した後、再プレイ玉貸処理を実施する。この本実施例の再プレイ玉貸処理においては、再プレイ単位数(135玉)に対応するパチンコ玉数、具体的には、再プレイ単位数(135玉)から手数料10玉を除いた125玉のパチンコ玉の払出しを、上述した貸出処理の場合と同様に、対応するパチンコ機2における払出単位である25玉の払出を指示する信号を5回出力することでパチンコ機2に実施させる。
【0259】
そして、玉情報テーブルにおける総返却玉数に、実際に払い出した玉数である125玉を加算更新するとともに、貸出の場合と同様に、125玉に該当する5パルスの返却信号を接続されている台端末5に対して出力する。
【0260】
尚、再プレイ単位玉数の減算更新後の貯玉数が、再プレイ単位玉数以上である場合には、再プレイ玉貸処理の終了後において、再度、再プレイ表示部320(LED320a)が点灯状態とされる。
【0261】
そして、管理コンピュータ150に対して、カードテーブルに記憶されている会員カードID並びに会員IDと、貯玉数から減算した再プレイ単位数(135玉)とを含む再プレイ完了通知を送信した後、該再プレイ処理を終了してSb2〜Sb9の待機状態に戻る。
【0262】
尚、再プレイ完了通知を受信した管理コンピュータ150は、会員貯蓄管理テーブルにおいて、該再プレイ完了通知に含まれる会員カードID並びに会員IDに対応付けて記憶されている貯玉数から再プレイ単位数(135玉)を減算更新する。
【0263】
また、前述したSb2〜Sb9の待機状態において、払出ボタン311を操作した場合には、払出ボタンスイッチ311’からの操作信号が制御ユニット328に入力されることで、制御ユニット328は、Sb7において払出ボタン311の操作有りと判断してSb25に進み、図23に示す払出処理を実施する。尚、払出操作が無効とされている場合には、Sb25に進むことなく、Sb2〜Sb9の待機状態を継続する。
【0264】
本実施例の払出処理においては、まず、図23に示すように、計数済玉数、つまり、カードテーブルの持玉数が存在するか否かを判定する(Sh1)。
【0265】
このSh1のステップにおける判定において、計数済玉数(持玉数)が存在しない場合には、Sh6のステップに進んで、表示部312に、例えば、「計数済玉数がありません。」のエラーメッセージを表示して、計数済玉数(持玉数)が存在しないことを遊技者に報知した後、該払出処理を終了してSb2〜Sb9の待機状態に戻る。
【0266】
一方、計数済玉数(持玉数)が存在する場合にはSh2のステップに進み、計数済玉数が、予め設定されている所定の払出設定数である5度数に相当する125玉以上であるか否かを判定する。
【0267】
該判定において125玉以上である場合には、Sh8に進み、払出設定数払出処理を実施する。
【0268】
具体的に、該払出設定数払出処理においては、前述した使用度数貸出処理の場合と同じく、パチンコ機2より出力されるPRDYのHIGH/LOWを判定し、PRDYがLOWであることを条件に、BRDYをLOWに切替えた後、BRQをLOWとして、パチンコ機2からのEXSのHIGHの検出待ちの状態となり、該EXSのLOWの検出に基づきBRQをHIGHに切替えることにより、1払出単位である1度数に相当する25玉のパチンコ玉の払出しを実施させ、EXSのHIGHの検出待ちの状態となる。
【0269】
次いで、パチンコ機2における1払出単位の払出が完了され、EXSのHIGHを検出すると、制御ユニット328は、BRQの回数をカウントし、該カウントしたBRQの回数を払出設定数である5度数に相当する5回と比較する。
【0270】
この比較において前記カウントしたBRQの回数が5度数に一致しない場合には、再び前述の1度分の払出処理を実施するようになっており、前記した比較においてカウントしたBRQの回数が払出設定数である5度数に一致した場合には、BRDYをHIGHとする。
【0271】
そして、制御ユニット328は、表示部312の計数済玉数とカードテーブルの持玉数(受付け中のカードがビジターカードである場合には、該受付け中のビジターカードの持玉数)とから125玉の玉数を減算更新するとともに、玉情報テーブルの総払出玉数に該125玉を加算更新する。更に、該125玉に該当する125パルスの払出信号を、接続されている台端末5に対して出力する。尚、本実施例では、持玉数の払い出しにおいては、後述するように端数の1玉まで払い出しが行われるので、払出信号を1玉単位のパルスとして出力するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら払出信号の出力単位としては、払い出しが実施される単位に応じて適宜に決定すれば良い。
【0272】
更に、管理コンピュータ150に対して、当該カードユニット3に固有に付与された装置IDと、受付け中の会員カード或いはビジターカードの(会員)カードIDと、払出した玉数(125玉)とを含む払出完了通知を送信して、管理コンピュータ150の会員貯蓄管理テーブル或いはビジター貯蓄管理テーブルにて該(会員)カードIDに対応付けて記憶されている持玉数から払出した玉数(125玉)を減算更新させた後、Sh20のカード回収判定処理に進む。
【0273】
このカード回収判定処理においては、受付け中のカードが、減算更新後の計数済玉数(持玉数)が「0」であるビジターカードであるか否かを判定し、計数済玉数(持玉数)が「0」であるビジターカードである場合には、さらに、プリペイド残額も「0」であることを条件に、前述の貸出処理におけるプリペイド残額が「0」である場合と同じく、当該ビジターカードを回収した後、該払出処理を終了してSb2〜Sb9の待機状態に戻る。尚、この場合には、貸出処理における回収と同じく回収通知が管理コンピュータ150に送信されるとともに、該管理コンピュータ150からホールコンピュータ140にも回収通知が送信される。
【0274】
一方、Sh2のステップにおける判定結果が、払出設定数以上でないとの判定結果である場合には、Sh3のステップに進んで、計数済玉数が対応するパチンコ機2における払出単位数である25玉以上であるか否かを判定する。
【0275】
該判定において25玉以上でないと判定された場合、例えば、計数済玉数が20玉である場合には、Sh4のステップに進んで、貯留玉数データから特定される貯留部338に貯留されているパチンコ玉の玉数(残数)が、該計数済玉数である20玉以上であるか否か、つまり、計数済玉数である20玉の払出しが可能であるか否かを判定する。
【0276】
該判定において、貯留部338に貯留されているパチンコ玉の玉数(残数)が、該計数済玉数である20玉以上でないと判定した場合、つまり、20玉のパチンコ玉の払出しが不能である場合には、Sh7のステップに進んで、表示部312に、「玉不足のため払出しができません。係員を呼んで下さい。」のメッセージを表示するとともに、多機能ランプ301の点灯状態を、貯玉残数エラーが発生したことを報知する所定の点灯態様にて点灯させる貯玉残数エラー報知処理を実施する。
【0277】
この報知により貯留部338に貯留されているパチンコ玉の玉数(残数)が少ないことを把握した係員は、リモコンを用いて、加算留保モードに移行して玉貯留部338にパチンコ玉を補充することで、貯留部338からのパチンコ玉の払出しが可能とされる。尚、これら加算留保モード中に計数されたパチンコ玉数は、総計数玉数には加算されない。
【0278】
一方、Sh4のステップにおける判定において、貯留部338に貯留されているパチンコ玉の玉数(残数)が、該計数済玉数である20玉以上であると判定した場合にはSh5のステップに進んで、該計数済玉数である20玉の払出玉数を含む端数払出要求を計数・端数払出ユニット340に対して送信する。
【0279】
この端数払出要求の受信に応じて計数・端数払出ユニット340は、流路切替ソレノイド358によって流路を返却通路335へ切り替えるとともに、該受信した端数払出要求に含まれる払出玉数(端数)である20の検出信号が出センサ354から入力されてくるまで払出モータ353を作動させることにより、該払出玉数(端数)である20個のパチンコ玉が、排出流路337上の分流口336から返却通路335に流入して、返却貯留部342に返却されて貯留されることで、遊技者は、これら払出しされた20玉のパチンコ玉を該返却貯留部342から取り出すことができる。
【0280】
そして、端数払出要求に基づく20玉のパチンコ玉の払出しが完了した段階において計数・端数払出ユニット340の制御部350は、制御ユニット328に対して端数払出完了通知を送信する。
【0281】
この端数払出完了通知の受信に応じて制御ユニット328は、表示部312の計数済玉数とカードテーブルの持玉数(受付け中のカードがビジターカードである場合には、該受付け中のビジターカードの持玉数)とから、払出した玉数を減算更新する。これにより、計数済玉数および持玉数は「0」となる。
【0282】
また、制御ユニット328は、玉情報テーブルの総払出玉数に該20玉を加算更新するとともに、該20玉に該当する20パルスの払出信号を接続されている台端末5に対して出力する。
【0283】
そして、管理コンピュータ150に対して、当該カードユニット3に固有に付与された装置IDと、受付け中の会員カード或いはビジターカードの(会員)カードIDと、返却した払出玉数(20玉)とを含む払出完了通知を送信して、管理コンピュータ150の会員貯蓄管理テーブル或いはビジター貯蓄管理テーブルにて該(会員)カードIDに対応付けて記憶されている持玉数から返却した払出玉数(20玉)を減算更新させて「0」とした後、上述したSh20のカード回収判定処理を実施した後、該払出処理を終了してSb2〜Sb9の待機状態に戻る。
【0284】
一方、Sh3における判定において、計数済玉数(持玉数)が25玉以上であると判定された場合には、Sh9のステップに進んで、該計数済玉数の範囲において払出が可能な最大払出単位と払出単位未満の端数とを特定した後、Sh10のステップに進むことで、該特定した最大払出単位の玉数を対応するパチンコ機2から払出させるとともに、上述したSh4とSh5のステップを実施することで、特定した端数のパチンコ玉が計数・端数払出ユニット340において返却貯留部342に払出される。
【0285】
具体的に、例えば、持玉数(計数済玉数)が110玉である場合であれば、Sh9のステップにおいては、持玉数である110玉を払出単位である25玉で除した値の整数値である4を最大払出単位に相当する払出度数として特定するとともに、該払出単位である25玉で除した値の余りとなる払出単位未満の10玉を端数として特定する。
【0286】
そして、Sh10において、パチンコ機2より出力されるPRDYのHIGH/LOWを判定し、PRDYがLOWであることを条件に、BRDYをLOWに切替えた後、BRQをLOWとして、パチンコ機2からのEXSのHIGHの検出待ち状態となり、該EXSのLOWの検出に基づきBRQをHIGHに切替えることにより、1払出単位である1度数に相当する25玉のパチンコ玉の払出しを実施させ、EXSのHIGHの検出待ち状態となる。
【0287】
次いで、パチンコ機2における1払出単位の払出が完了され、EXSのHIGHを検出すると、制御ユニット328は、BRQの回数をカウントし、該カウントしたBRQの回数を、Sh8のステップにて特定した払出度数である4度数に相当する4回と比較する。
【0288】
この比較において前記カウントしたBRQの回数が4度数に一致しない場合には、再び前述の1度分の払出処理を実施する一方、前記した比較においてカウントしたBRQの回数が払出設定数である4度数に一致した場合には、BRDYをHIGHとする。
【0289】
そして、制御ユニット328は、表示部312の計数済玉数とカードテーブルの持玉数(受付け中のカードがビジターカードである場合には、該受付け中のビジターカードの持玉数)とから、払出した4度数に相当する100玉を減算更新するとともに、玉情報テーブルの総払出玉数に該110玉を加算更新するとともに、該110玉に該当する110パルスの払出信号を接続されている台端末5に対して出力する。
【0290】
そして、管理コンピュータ150に対して、当該カードユニット3に固有に付与された装置IDと、受付け中の会員カード或いはビジターカードの(会員)カードIDと、払出した玉数(100玉)と、モードフラグとを含む払出完了通知を送信して、管理コンピュータ150の会員貯蓄管理テーブル或いはビジター貯蓄管理テーブルにて該(会員)カードIDに対応付けて記憶されている持玉数から払出した玉数(100玉)を減算更新させた後、Sh4とSh5のステップを実施することで、残りの端数である10玉のパチンコ玉が、計数・端数払出ユニット340において返却貯留部342に払出されるとともに、これら払出された端数の玉数が減算更新されて、表示部312の計数済玉数とカードテーブルの持玉数(受付け中のカードがビジターカードである場合には、該受付け中のビジターカードの持玉数)が全て「0」とされるとともに、管理コンピュータ150における当該受付け中のカードの持玉数も「0」とされる。尚、これら持玉数が「0」とされたカードがビジターカードである場合には、上述したSh20のカード回収判定処理が実施され、回収された場合には、回収通知が管理コンピュータ150に送信される。
【0291】
また、遊技者が所用で離席したい場合には、係員を呼んで、該係員が所持するリモコンにおいて離席操作を実施してもらい、離席モードに移行させることが必要となる。
【0292】
このリモコンにおいて離席操作があった場合には、該リモコンから離席操作に応じた所定の赤外線信号が出力されることで、該赤外線信号がIR受光ユニット315にて離席操作を特定可能な所定の電気信号に変換されて表示制御基板329に出力されることで、表示制御基板329から制御ユニット328に対し、離席操作があった旨の離席操作情報が出力される。
【0293】
この離席操作情報の出力は、前述したSb2〜Sb9の待機状態におけるSb8において検知されることで離席操作有りと判断され、Sb26に進んで離席処理を実施する。
【0294】
この離席処理において制御ユニット328は、まず、全ての操作を無効とするとともに、計数・端数払出ユニット340(制御部350)に対して計数禁止指示を出力して、新たなパチンコ玉の計数を禁止する。
【0295】
そして制御ユニット328は、カードリーダライタ327に受付け中の(会員)カードID並びに会員ID(会員カードのみ)と持玉数とを、長い電源遮断等によりRAM328bのカードデータが消失しても、これらの(会員)カードID並びに会員IDの記憶が残るように、EEPROM328cの所定記憶領域に記憶した後、排出指示をカードリーダライタ327に出力して受付け中の会員カード或いはビジターカードをカード挿入口309から排出させ、機能ランプ301の点灯状態を、離席中を示す黄色の点灯状態とし、表示部312に「離席中」の表示と経過時間(所定の離席時間の残り時間)の表示を開始するとともに、カード挿入可能化指示をカードリーダライタ327に出力することにより、該排出に伴って、シャッタ用ソレノイド399によりカード挿入口309のシャッタが没状態とされることで、カード挿入口309からのカード挿入のみを許可する離席モードに移行する。尚、これら離席モード中においては、台端末5に対して離席信号が継続出力される。
【0296】
尚、本実施例では、前述したように、制御ユニット328のRAM328bは、電池によりバックアップされているため、(会員)カードID並びに会員ID(会員のみ)を離席モードの解消対象とするカードの情報として、RAM328b内の所定領域に改めて記憶しても良いし、或いは、本実施例のように、会員カード或いはビジターカードの受付け時においてカードテーブルに(会員)カードID並びに会員ID(会員カードのみ)が既に記憶されている場合には、これら新たな(会員)カードID並びに会員IDの記憶の実施を省略して、該カードテーブルに既に記憶されている(会員)カードID並びに会員ID(会員カードのみ)を利用するようにしても良い。
【0297】
遊技者は、カード挿入口309から排出された会員カード或いはビジターカードを持参して離席すれば良い。
【0298】
尚、上述した離席モードへの移行に際して制御ユニット328は、装置IDと排出したカードの(会員)カードIDとを含む離席通知をシステムコントローラ100並びに管理コンピュータ150に送信することで、これら(会員)カードIDが離席カードとして登録されることにより、これら排出したカードが他のカードユニット3や景品交換用POS端末170において受付けられても、該カードに使用が不可とされて返却されるようになっている。
【0299】
そして、遊技者が所用を終えて遊技を再開する場合には、離席時に排出された会員カードまたはビジターカードをカード挿入口309に挿入すれば良く、該会員カードまたはビジターカードの挿入があった場合に制御ユニット328は、挿入された会員カードまたはビジターカードから(会員)カードID並びに会員ID(会員カードのみ)を読み出して、EEPROM328cの所定記憶領域に記憶した(会員)カードID並びに会員ID(会員カードのみ)と一致するか否かを判定する。
【0300】
(会員)カードID並びに会員ID(会員カードのみ)が一致しない場合には、挿入された該会員カードまたはビジターカードを排出して離席モードを継続する一方、(会員)カードID並びに会員ID(会員カードのみ)が一致した場合には、EEPROM328cの所定記憶領域に記憶した(会員)カードID並びに会員ID(会員カードのみ)を消去するとともに、該離席モードの移行において実施した操作の禁止と計数禁止とを解除することで、離席モードから通常モードに移行して、Sb2〜Sb9の待機状態に戻る。尚、これら通常モードに移行することに応じて離席信号の出力が終了される。
【0301】
尚、離席した遊技者が所定の離席時間を経過しても戻らない場合等においては、離席モードを強制的に解除することができるようになっており、このように、離席モードの強制解除を行う場合において係員は、所持しているリモコンに設けられている強制解除ボタンを操作すれば良く、該強制解除ボタンの操作により、該リモコンから強制解除ボタンの操作(強制解除操作)に応じた所定の赤外線信号が出力されることで、該赤外線信号がIR受光ユニット315にて該強制解除操作を特定可能な所定の電気信号に変換されて表示制御基板329に出力されることで、表示制御基板329から制御ユニット328に対し、強制解除操作があった旨の強制解除操作情報が出力される。
【0302】
これら離席モード中において該強制解除操作情報の入力があった場合において制御ユニット328は、EEPROM328cの所定記憶領域に記憶した(会員)カードID並びに会員ID(会員カードのみ)と持玉数のデータを、強制解除履歴データとしてEEPROM328cの他の所定領域に記憶した後、該データを消去するとともに、カードテーブルをリセットする。
【0303】
そして、離席モードの移行において実施した操作の禁止と計数禁止を解除することで、離席モードから通常モードに移行して、Sb2〜Sb9の待機状態に戻り、新たな会員カード或いはビジターカード並びに紙幣の受付けが可能とされる。
【0304】
また、強制解除履歴データは、システムコントローラ100並びに管理コンピュータ150からの送信要求に応じて、或いは営業終了時の締め関連処理においてシステムコントローラ100並びに管理コンピュータ150の双方に送信され、該システムコントローラ100並びに管理コンピュータ150にて記憶・管理されることで、離席者によるクレームがあった場合でも、これらシステムコントローラ100或いは管理コンピュータ150に記憶・管理されている強制解除履歴データにより、システムコントローラ100或いは管理コンピュータ150のいずれかに障害が発生しても、当該離席者が所有する持玉数を確実に保証することができるようになっている。
【0305】
また、前述したSb2〜Sb9の待機状態において、遊技者がメニューボタン316の操作を実施した場合には、該メニューボタン316の操作を検知した表示制御基板329からメインメニュー表示操作情報が制御ユニット328に入力されることで、制御ユニット328は、Sb9においてメニューボタン316の操作有りと判断してSb27に進み、図示しないメニュー表示処理を実施する。
【0306】
このメニュー表示処理において制御ユニット328は、まず、カードテーブルに記憶されているデータに基づいて、対応するパチンコ機2で遊技中の遊技者が会員であるか否か(会員IDが記憶されているか否か)を判定し、遊技者が会員でない場合(会員IDが記憶されていない場合)には、会員固有のメニュー項目を含まない「台データ」、「ランキング」、「お知らせ」の各メニュー項目のみを含むビジターメインメニュー(図5参照)を、ビジターメインメニュー表示指示を表示制御基板329に出力することにより、表示部312に表示させる一方、遊技者が会員である場合には、会員固有のメニュー項目である「ポイント表示」、「再プレイ」のメニュー項目とをさらに含む、図5に示す会員メインメニューを、会員メインメニュー表示指示を表示制御基板329に出力することにより表示部312に表示させる。
【0307】
これら表示部312に表示された各メニュー項目は、遊技者が選択操作可能とされており、所定時間内にいずれかのメニュー項目が選択されない場合には、メニュー表示終了指示を表示制御基板329に出力することでメインメニューの表示を終了させた後、Sb2〜Sb9の待機状態に戻る一方、所定時間内にいずれかのメニュー項目が選択された場合には、該選択されたメニュー項目に該当する処理を実行した後、Sb2〜Sb9の待機状態に戻る。
【0308】
尚、メインメニュー中の「再プレイ」メニューが選択された場合には、前述したSb24の再プレイ処理が実行される。
【0309】
また、「台データ」のメニューが選択された場合には、遊技情報テーブルに記憶されている本日の各データが表示され、「ランキング」のメニューが選択された場合には、ランキングの種別、具体的には、出玉ランキング、大当りランキング、連荘ランキング等を選択するサブメニュー画面が表示され、該サブメニュー画面にて選択された種別のランキングデータがホールコンピュータ140から取得されて表示部312に表示される。
【0310】
また、「ポイント表示」のメニューが選択された場合には、カードテーブルに記憶されている来店ポイントのポイント数(来店ポイントの記憶がない場合には、来店ポイント取得要求を管理コンピュータ150に対して送信することにより、該管理コンピュータ150から来店ポイント数を取得する)が表示部312に表示され、「お知らせ」のメニューが選択された場合には、RAM328b内に記憶されているお知らせ情報が表示部312に表示される。
【0311】
尚、表示部312の下方の「計数済玉数」の表示は、メインメニューとは異なり、常に表示部312の下方において表示されることで、遊技者は、常時、計数済玉数の数値を確認できるようになっている。
【0312】
ここで、前述した整理対象台設定画面の判定主体設定の項目において、「各カードユニット」に対応するチェックボックスがチェックされている場合において、カードユニット3にて実施されるタイマアップ処理について、図27に基づき説明する。
【0313】
尚、整理対象台設定画面の「各カードユニット」に対応するチェックボックスがチェックされることによって、整理対象台判定の判定主体としてカードユニット3が設定されている場合には、前述したように、ホールコンピュータ140から管理コンピュータ150を介して送信された設定更新データにより、整理対象台設定画面にて設定された設定内容が反映された設定データ並びにリアルタイムクロック(RTC)328dから出力されるその時点の日時情報とに基づき、その時点が該当する期間に設定されている判定時間(複数が存在するときは、最短のもの)が特定され、該特定された判定時間が整理判定タイマ(一次報知タイマ)にセットされる。
【0314】
そして、これらセットされている整理判定タイマは、前述したように、玉情報テーブルに記憶されている総賞球玉数、総貸出玉数、総返却玉数、総払出玉数、総計数玉数、総アウト玉数のいずれかの玉数データが更新(変化)することに応じてリセットされる。
【0315】
つまり、カードユニット3が対応するパチンコ機2において遊技が実施されていることにより賞球が発生することによる総賞球玉数の更新や、遊技者が遊技を開始または継続する際等にパチンコ玉の貸し出しを実施したことによる総貸出玉数の更新や、会員遊技者が遊技を開始または継続する際等に再プレイ操作を実施して貯玉の返却を実施したことによる総返却玉数の更新や、遊技者が遊技を開始または継続する際等に計数済玉数(持玉数)の払い出しを実施したことによる総払出玉数の更新や、遊技者が遊技により獲得したパチンコ玉の計数を計数・端数払出ユニット340において実施したことによる総計数玉数の更新や、対応するパチンコ機2において遊技が実施されていることによりアウト玉が発生することによる総アウト玉数の更新がなされること、すなわち、遊技者が遊技していることに基づいて整理判定タイマがリセットされ、遊技者が遊技していないこと基づいて整理判定タイマのカウント(計時)が継続される。
【0316】
すなわち、パチンコ機2で遊技者が遊技していないことにより、総賞球玉数、総貸出玉数、総返却玉数、総払出玉数、総計数玉数、総アウト玉数のいずれもが変化していないことが本発明の第1所定条件に該当し、本実施例の整理判定タイマが、これら第1所定条件の成立時からの経過時間を計時する経過時間計時手段に該当するとともに、パチンコ機2で遊技者が遊技していることにより、総賞球玉数、総貸出玉数、総返却玉数、総払出玉数、総計数玉数、総アウト玉数のいずれかが変化することが本発明の第2所定条件に該当する。
【0317】
尚、カードユニット3のモードが離席モードである場合には、これら整理判定タイマ等のカウント(計時)が実施されないようになっており、これら離席モード中において整理判定タイマや2次報知タイマがタイマアップすることはない。
【0318】
そして、整理判定タイマがタイマアップしたときは、第1所定条件の成立時からの経過時間が所定の経過期間となる判定時間となるまでに第2所定条件が成立していないときに該当し、該タイマアップに応じて図27に示すタイマアップ処理が制御ユニット328にて実施される。
【0319】
このタイマアップ処理において制御ユニット328は、まず、タイマアップしたタイマが整理判定タイマであるか否かを判定する(St1)。
【0320】
タイマアップしたタイマが整理判定タイマである場合には、その時点において玉情報テーブルに記憶されている総供給玉数(合計A)と総排出玉数(合計B)との差数が、予め設定されている差閾値よりも大きいか否かを判定する(St2)。
【0321】
該判定において差数が差閾値以下である場合には当該処理を終了する一方、差閾値よりも大きい場合にはステップSt3に進み、無価値信号を出力中であるか否か、つまり、パチンコ玉の供給に利用可能なプリペイド残額、持玉数、貯玉数(会員のみ)のいずれもが存在しない状態であるか否かを判定する。
【0322】
無価値信号を出力中でない場合には当該処理を終了する一方、無価値信号を出力中である場合には、ステップSt4に進んで1次報知処理を実施した後、その時点が該当する期間に設定されている2次報知時間を設定データから特定して、該2次報知時間を2次報知タイマにセットして当該処理を終了する。
【0323】
St4の1次報知処理において制御ユニット328は、対応するパチンコ機2が整理対象台である旨のメッセージ表示を表示部312に表示させる表示指示を表示制御基板329に出力して該メッセージ表示を開始させるとともに、フルカラーLED301aの点灯状態を、対応するパチンコ機2が整理対象台である旨を報知するための所定の態様の点灯状態、具体的には、赤と青の低速交互点灯状態とする。
【0324】
尚、本実施例のカードユニット3は、整理対象台である旨を報知可能なフルカラーLED301aを有する多機能ランプ301や液晶表示器313から成る表示部312を有しているので、カードユニット3において報知を直接実施するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、カードユニット3以外の装置、例えば、係員等が認知し易くするために、呼び出しランプ4や遊技島の島端部に設けられた報知ランプ等にて報知を実施する場合には、これら呼び出しランプ4や報知ランプ等の外部機器に対して、1次報知信号を1次報知処理において出力するようにすれば良い。
【0325】
一方、ステップSt5にてセットされた2次報知タイマは、整理判定タイマと同様に、総賞球玉数、総貸出玉数、総返却玉数、総払出玉数、総計数玉数、総アウト玉数のいずれかの玉数データが更新(変化)することに応じてリセットされる。つまり、整理対象台として報知された後に、上皿23や下皿24等に残存しているパチンコ玉が計数されたり、或いは、パチンコ機2から離れていた遊技者が戻って遊技を再開してアウト玉数が変化した場合には、2次報知タイマは、整理判定タイマとともにリセットされる。
【0326】
一方、2次報知タイマがセットされた後、2次報知時間が経過するまでに総賞球玉数、総貸出玉数、総返却玉数、総払出玉数、総計数玉数、総アウト玉数のいずれも変化がない場合には、2次報知タイマがタイマアップし、該タイマアップしたタイマが2次報知タイマであるとステップSt1にて判定(No)されることで、ステップSt6の2次報知処理が実施される。
【0327】
この2次報知処理において制御ユニット328は、対応するパチンコ機2の整理を開始する旨のメッセージ表示を表示部312に表示させる表示指示を表示制御基板329に出力して該メッセージ表示を開始させるとともに、フルカラーLED301aの点灯状態を、対応するパチンコ機2の整理を開始する旨を報知するための所定の態様の点灯状態、具体的には、赤と青の高速交互点灯状態とする。
【0328】
尚、前述したように、1次報知処理において呼び出しランプ4や報知ランプ等の外部機器に対して1次報知信号を出力する場合にあっては、これら2次報知処理においても、これらの外部機器に対して、2次報知信号を出力するようにすれば良い。
【0329】
次に、前述した整理対象台設定画面の判定主体設定の項目において、「本機(ホールコン)」に対応するチェックボックスがチェックされている場合において、整理対象台の判定がホールコンピュータ140において実施される流れについて説明する。
【0330】
尚、整理対象台設定画面の「本機(ホールコン)」に対応するチェックボックスがチェックされることによって、整理対象台判定の判定主体としてホールコンピュータ140が設定されている場合には、前述したように、ホールコンピュータ140の整理対象台設定ファイルが整理対象台設定画面の設定内容に更新されるとともに、設定対象として指定されたパチンコ機2に対応している台端末5が特定されて、該特定された各台端末5に対して、該整理対象台設定画面に設定されている期間や判定時間や2次報知時間を設定データに反映させるための設定更新データが送信されることで、整理対象台設定画面にて指定された対象台に対応して設置されている各台端末5における設定データに、整理対象台設定画面にて指定された内容が反映される。
【0331】
つまり、各パチンコ機2に対応して設置されている台端末5には、ホールコンピュータ140における整理対象台設定画面にて設定された期間や判定時間や2次報知時間が反映された設定データが記憶されており、リアルタイムクロック(RTC)54から出力される時刻情報から特定されるその時点が該当する期間に設定されている判定時間(複数が存在するときは、最短のもの)が特定され、該特定された判定時間が整理判定タイマにセットされる。
【0332】
そして、これらセットされている整理判定タイマは、前述したカードユニット3と同じく、遊技者が遊技していることにより、玉数管理テーブル(図12)に記憶されている総賞球玉数、総貸出玉数、総返却玉数、総払出玉数、総計数玉数、総アウト玉数のいずれかの玉数データが、入力ポート58への信号入力によって更新されることに応じてリセットされ、遊技者が遊技していないことにより、玉数管理テーブル(図12)に記憶されている総賞球玉数、総貸出玉数、総返却玉数、総払出玉数、総計数玉数、総アウト玉数のいずれもが更新されないときには、整理判定タイマのカウント(計時)が継続される。
【0333】
尚、カードユニット3のモードが離席モードであることに応じて入力ポート58に離席信号が入力されている場合には、これら整理判定タイマ等のカウント(計時)は実施されないようになっており、これら離席モード中において整理判定タイマや2次報知タイマがタイマアップすることはない。
【0334】
そして、整理判定タイマがタイマアップしたときは、整理判定タイマがタイマアップした旨と、該台端末5の端末IDと、対応するパチンコ機2の台番号と、無価値信号の入力状態データ(入力なし「0」、入力有り「1」)を含む整理判定タイマアップ通知がホールコンピュータ140に対して送信される。
【0335】
また、整理判定タイマアップ通知の送信に応じてホールコンピュータ140から2次報知タイマセット要求が返信されてきたときには、その時点が該当する期間に設定されている2次報知時間が設定データから特定され、該2次報知時間が2次報知タイマにセットされる。
【0336】
そして、該セットされた2次報知タイマがタイマアップしたときは、2次報知タイマがタイマアップした旨と、該台端末5の端末IDと、対応するパチンコ機2の台番号と、無価値信号の入力状態データを含む2次報知タイマアップ通知がホールコンピュータ140に対して送信される。
【0337】
尚、これら2次報知タイマは、整理判定タイマと同じく、玉数管理テーブル(図12)に記憶されている総賞球玉数、総貸出玉数、総返却玉数、総払出玉数、総計数玉数、総アウト玉数のいずれかの玉数データが、入力ポート58への信号入力によって更新されることに応じてリセットされる。
【0338】
これらの各タイマアップ通知の受信に応じて、ホールコンピュータ140(CPU142)においては、図28に示すタイマアップ通知受信処理が実施される。
【0339】
本実施例のタイマアップ通知受信処理においてCPU142は、まず、受信したタイマアップ通知が、整理判定タイマアップ通知であるか否かを判定する(Sj1)。
【0340】
受信したタイマアップ通知が整理判定タイマアップ通知である場合には、該受信した整理判定タイマアップ通知に含まれる台番号に対応付けて、玉管理テーブル(図20(b)参照)に記憶されている総供給玉数(合計A)と総排出玉数(合計B)との差数を特定する(Sj2)。
【0341】
そして、該特定した差数が予め設定されている差閾値よりも大きいか否かを判定する(Sj3)。
【0342】
該判定において差数が差閾値以下である場合には当該処理を終了する一方、差閾値よりも大きい場合にはステップSj4に進んで、受信した整理判定タイマアップ通知に含まれる無価値信号の入力状態データに基づいて、受信した整理判定タイマアップ通知の送信元の台端末5に無価値信号が入力されているか否か、つまり、当該台端末5が接続されているカードユニット3においてパチンコ玉の供給に利用可能なプリペイド残額、持玉数、貯玉数(会員のみ)のいずれもが存在しない状態であるか否かを判定する。
【0343】
無価値信号が入力されていない場合(無価値信号の入力状態データが「0」の場合)には当該処理を終了する一方、無価値信号が入力されている場合(無価値信号の入力状態データが「1」の場合)には、ステップSj5に進んで1次報知処理を実施する。
【0344】
この1次報知処理においてCPU142は、図29に示すように、通常において表示装置147に継続表示されている本日台データ一覧画面において、受信した整理判定タイマアップ通知に含まれる台番号、例えば101番の台番号に対応する表示領域を黄色に変更して、該101番のパチンコ機2が整理対象台として判定されたことを報知するとともに、接続されている場内放送システムに対して、例えば、「101番台が整理対象台と判定されました。遊技者の方は至急お戻り下さい。お戻りにならない場合には台を整理させて頂きます。」のメッセージデータを外部出力することで、これらメッセージの合成音声が、場内放送やインカム等により、遊技者や係員に対して出力される。
【0345】
これら1次報知処理に続いてCPU142は、受信した整理判定タイマアップ通知の送信元の台端末5に対して、2次報知タイマセット要求を送信することで(Sj6)、該台端末5において2次報知タイマセット要求の受信に応じて当該時点に対応する2次報知時間が特定されて、2次報知タイマにセットされる。
【0346】
また、CPU142は、1次報知処理において報知を実施した台番号である101番に対応付けて玉管理テーブルの排出IDの項目に格納されているカードIDを特定し、図20(c)に示すように、該特定したカードIDと、台番号と、1次報知処理において報知を実施した時刻とを対応付けて整理対象台テーブルに記憶(登録)する(Sj7)。
【0347】
そして、Sj8のステップに進んで、該整理対象台テーブルに台番号に対応付けて排出IDとして記憶したカードIDと同一のカードIDが、玉管理テーブルの受付IDに記憶(登録)されていないか、つまり、玉管理テーブルの受付IDに同一のカードIDの登録が有るかを判定する。
【0348】
玉管理テーブルの受付IDに同一のカードIDの登録が無い場合には、当該処理を終了する一方、同一のカードIDの登録が有る場合には、遊技者によるパチンコ機2の掛け持ちが発生しているものと判定してSj9のステップに進み、これらパチンコ機2の掛け持ちの発生を報知するための掛け持ち報知処理を実施する。
【0349】
具体的に、本実施例の掛け持ち報知処理においては、玉管理テーブルにおいて同一のカードIDに対応する台番号、例えば、255番を特定し、図29に示すように、表示装置147に継続表示されている本日台データ一覧画面において、該特定した255番に対応する表示領域を緑色に変更するとともに、掛け持ちされているパチンコ機の台番号である101番を255番に対応する表示領域に対応する位置に表示して、255番台において101番台との掛け持ちが発生していることを報知する。
【0350】
尚、本実施例の掛け持ち報知処理においては、255番台において101番台との掛け持ちが発生していることのメッセージデータが場内放送システムへ出力されることで、遊技場の係員が所持するインカムのみに、該メッセージの合成音声が出力される。
【0351】
一方、受信したタイマアップ通知が、整理判定タイマアップ通知でない場合、つまり、2次報知タイマアップ通知である場合には、ステップSj1においてNoと判定されてSj10のステップに進み、2次報知処理が実施される。
【0352】
この2次報知処理においてCPU142は、受信した2次報知タイマアップ通知に含まれる無価値信号の入力状態データが「1」のままであること、つまり、無価値信号が継続して入力されていることを確認して、該2次報知タイマアップ通知に含まれる台番号、例えば213番に対応する表示領域を赤色の点滅表示に変更して、該213番のパチンコ機2の整理を開始する経過時点となったことを報知するとともに、接続されている場内放送システムに対して、例えば、「213番は整理されます。ご了承下さい。」のメッセージデータを外部出力することで、これらメッセージの合成音声が、場内放送やインカム等により、遊技者や係員に対して出力され、これらの場内放送やカードユニット3による報知により、報知されたパチンコ機2の整理が係員により実施される。
【0353】
また、本実施例のホールコンピュータ140では、図24に示すように、カードユニット3における新たなカードの受付けに応じて管理コンピュータ150から送信されるカード受付け通知の受信に応じて、図30に示す掛け持ち判定処理が実施される。
【0354】
つまり、1のカードユニット3から、該カードユニット3に対応するパチンコ機2の上皿23等にパチンコ玉を残して該パチンコ機2を占有した状態で、ビジターカードや会員カードをカードユニット3から排出し、該排出したビジターカードや会員カードを他のパチンコ機2に対応するカードユニット3に挿入して遊技を実施する掛け持ち状態が、ビジターカードや会員カードを排出したカードユニット3に対応するパチンコ機2が整理対象台と判定される以前においても発生し得るので、カードユニット3にビジターカードや会員カードが新たに受付けられたことに応じて掛け持ち状態の有無を判定する掛け持ち判定処理を実施している。
【0355】
この掛け持ち判定処理においてホールコンピュータ140(CPU142)は、図30に示すように、玉管理テーブルにおいて、管理コンピュータ150から受信したカード受付け通知に含まれるカードIDと同一のカードIDが排出IDに記憶されているか否かを判定する(Sk1)。
【0356】
そして、玉管理テーブルにおいて同一のカードIDが排出IDに記憶されていない場合には当該掛け持ち判定処理を終了する一方、同一のカードIDが排出IDに記憶されている場合には、該同一のカードIDが排出IDに記憶されている台番号を特定して、該カードIDから特定される会員カードまたはビジターカードを最後に排出したカードユニット3が対応するパチンコ機2を特定する(Sk2)。
【0357】
そして、該特定した台番号のパチンコ機2に対応する受付けIDに、他のカードIDが登録されているか否かを判定する(Sk3)。
【0358】
つまり、受信したカード受付け通知に含まれるカードIDから特定されるビジターカードや会員カードを最後に排出したカードユニット3に、該ビジターカードや会員カードの排出後において新たなビジターカードや会員カードが受付けられているか否かを判定する。
【0359】
受付けIDに他のカードIDが登録されている場合には当該掛け持ち判定処理を終了する一方、受付けIDに他のカードIDが登録されていない場合には、Sk4のステップに進んで、特定したパチンコ機2の台番号に対応する総供給玉数(合計A)と総排出玉数(合計B)との差数を玉管理テーブルから特定し、該特定した差数が予め設定されている差閾値よりも大きいか否かを判定する(Sk5)。
【0360】
そして、該判定において、総供給玉数(合計A)と総排出玉数(合計B)との差数が差閾値以下である場合には当該処理を終了する一方、差数が差閾値よりも大きい場合には、Sk6のステップに進んで、掛け持ち報知処理を実施する。
【0361】
この掛け持ち報知処理においては、前述したステップSj9の掛け持ち報知処理と同じく、表示装置147に継続表示されている本日台データ一覧画面において、受信したカード受付け通知に含まれる台番号(例えば255番)に対応する表示領域を緑色に変更するとともに、掛け持ちされているパチンコ機の台番号、すなわち、上記にて特定した、当該新たに受付けられたビジターカードや会員カードを最後に排出したカードユニット3が対応するパチンコ機2の台番号(例えば101)を対応する位置に表示して、255番台において101番台との掛け持ちが発生していることを報知する。
【0362】
このようにすることで、整理対象台として判定されて報知される前であっても、掛け持ちの発生を把握することができ、これら掛け持ちを迅速に解消することによって、パチンコ機2の稼働が低下することを防止できるようになる。
【0363】
また、本実施例によれば、遊技者が遊技をした後に、上皿23や下皿24にパチンコ玉を残した状態でビジターカードや会員カードを排出して、他のパチンコ機2に移動して、該排出したビジターカードや会員カードを挿入した場合のみならず、例えば、5000円のプリペイド残額が存在するビジターカードや、1000玉の持玉数が有るビジターカード(会員カードでも良い)をカードユニット3に挿入して、125玉(500円分)の貸し出し或いは払い出しをして、該払い出した125玉を1球も遊技をすることなくビジターカードや会員カードを排出させて、該カードを他のカードユニット3に挿入して掛け持ち遊技を行おうとした場合についても、掛け持ちであることを的確に把握することができるとともに、該カードを排出したカードユニット3に対応するパチンコ機2についても、125玉(500円分)の貸し出し或いは払い出しによって、整理判定タイマがリセットされてタイマカウントが開始され、判定時間を経過することで一次報知が行われるようになる。
【0364】
更には、プリペイド残額が存在しないビジターカードや会員カードを挿入して、例えば1000円を入金し、該1000円のうちの500円を貸し出しに使用して125玉を上皿23に払い出した後、該払い出した125玉を1球も遊技をすることなくビジターカードや会員カードを排出させて、該カードを他のカードユニット3に挿入して掛け持ち遊技を行おうとした場合であっても、掛け持ちであることを的確に把握することができる。
【0365】
以上、上記実施例によれば、第1所定条件の成立である総賞球玉数、総貸出玉数、総返却玉数、総払出玉数、総計数玉数、総アウト玉数のいずれの玉数データの変化(更新)が無い(終了した)時点からの経過時間が判定時間(所定の経過期間)となるまでに第2所定条件となる総賞球玉数、総貸出玉数、総返却玉数、総払出玉数、総計数玉数、総アウト玉数のいずれかの変化がないことにより、整理判定タイマがタイマアップしたものの内、遊技媒体貯留手段となる上皿23や下皿24に存在するパチンコ玉数となる差数(合計A−合計B)が予め定められた差閾値よりも大きいもの、つまり、上皿23や下皿24にパチンコ玉が存在することで整理が必要とされているものが報知される一方、上皿23や下皿24に貯留されているパチンコ玉が全て遊技に使用されて単に遊技が終了したものは報知されることがなく、これら単に遊技が終了したパチンコ機2についての確認作業を省くことができるので、これら整理対象台の確認作業等の作業負担を低減することができる。
【0366】
また、上記実施例によれば、ホールコンピュータ140の整理対象台設定画面において、パチンコ機2毎に判定時間(経過期間)を個別に設定できるので、例えば、高人気や新機種のように稼働の良いパチンコ機2については、稼働の悪いパチンコ機2よりも判定時間(経過期間)を短く設定することで、稼働の良いパチンコ機2が長い期間不適正に占有されて稼働が低下してしまうことを、効果的に防止できる。
【0367】
また、上記実施例によれば、ホールコンピュータ140の整理対象台設定画面における対象期間のサブ項目に示すように、所望する期間に限って所定の判定時間(経過期間)を設定できるので、例えば、新規開店日や、土日、或いは夜の時間帯のように稼働の良い期間については、稼働の悪い期間よりも判定時間(経過期間)を短く設定することで、稼働の良い期間においてパチンコ機2が長い期間不適正に占有されて稼働が低下してしまうことを、効果的に防止できる。
【0368】
また、上記実施例によれば、経過した時間に応じて、赤と青の低速交互点灯(カードユニット3)や黄色の領域表示(ホールコンピュータ140)等の1次報知や、赤と青の高速交互点灯(カードユニット3)や赤色の領域表示(ホールコンピュータ140)等の2次報知が実施されるので、これら報知の態様によって経過時間を容易に把握できるようになるので、これら経過時間に応じた対応を迅速に実施できる。
【0369】
尚、上記実施例では、経過時間に応じた報知を、1次、2次と2段階のみとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの報知を、3次、4次…のように、経過時間に応じてより多くの報知を実施するようにしても良い。
【0370】
また、上記実施例によれば、整理対象台として判定する条件として、無価値信号が出力されるプリペイド残額、持玉数、貯玉数(会員のみ)のいずれもが存在しないことを条件とすることで、合計A−合計Bの差数が差閾値よりも大きいと判定されたパチンコ機2の内、遊技用価値となるプリペイド残額、持玉数、貯玉数(会員のみ)のいずれもが存在しないパチンコ機2(会員カードやビジターカードが排出されてプリペイド残額、持玉数、貯玉数(会員のみ)が存在しないものを含む)が報知されるので、より的確に、整理が必要とされているパチンコ機2を報知することができる。
【0371】
また、上記実施例によれば、遊技者が、上皿23や下皿24にパチンコ玉が存在する状態で他のパチンコ機2に移動した場合、つまり、掛け持ちを行った場合には、これら掛け持ちがなされていることがホールコンピュータ140にて判定されて報知されるので、これらの掛け持ちの発生を迅速に発見して対処することができる。
【0372】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0373】
例えば、前記実施例では、カードユニット3が、プリペイド残額を使用したパチンコ玉の貸し出し機能、貯玉を使用したパチンコ玉の返却(再プレイ)機能、持玉数を使用したパチンコ玉の払い出し機能、パチンコ機2で獲得されたパチンコ玉の計数機能を全て有する形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図31に示すように、従来より多く使用されているプリペイド残額を使用したパチンコ玉の貸し出し機能のみを有するカードユニット3’の側部に、返却(再プレイ)機能、払い出し機能、計数機能を有する計数・払出ユニット10を設置したダブルサンド形態としても良い。
【0374】
この図31に示す計数・払出ユニット10の前面には、計数済玉数を払い出させる際に遊技者が操作する払出ボタン401や、計数・払出ユニット10内部に格納されている玉切り払出しユニット402から払い出されたパチンコ玉を、対応するパチンコ機2の上皿23に誘導する誘導管403が設けられているとともに、カードユニット3’のカード挿入口に挿入されるプリペイドカードとは個別のカードである、持玉数が記録された計数カードが挿入可能とされたカード挿入口404が設けられている。
【0375】
また、計数・払出ユニット10前面の下方端部位置からは、計数玉流入路404が導出されて、対応するパチンコ機2の下皿24の直下位置に、該下皿24を下方側から覆うように設けられた、上方に開口する投入ホッパ405と連結されており、該投入ホッパ405に下皿24から投入されたパチンコ玉が、該計数玉流入路404を通じて計数・払出ユニット4の内部に格納されている獲得玉計数器406に流入して計数されるようになっていれば良い。
【0376】
これら図31に示すように、カードユニット3’と計数・払出ユニット10とを使用するダブルサンド形態とする場合においては、図32に示す、これらダブルサンド形態に対応した台端末5’を用いることが好ましい。具体的には、カードユニット3’から出力される貸出信号に加えて、プリペイド残額が0であるとき(プリペイドカードの受付けがないときを含む)に出力される無価値信号1を入力可能とされるとともに、計数・払出ユニット10から出力される返却信号や払出信号や獲得玉計数信号等に加えて、貯玉や持玉数(計数済玉数)が0であるとき(計数カードの受付けがないときを含む)に出力される無価値信号2を入力可能とされ、これら無価値信号1並びに無価値信号2の入力状態データを含むタイマアップ通知をホールコンピュータ140に対して送信可能なものとすれば良く、ホールコンピュータ140においては、これら入力状態データに基づいて無価値信号1並びに無価値信号2の双方の信号が入力されているときに、前記実施例における無価値信号が出力されていると見なすようにすれば良い、
【0377】
また、これら図31に示すダブルサンド形態にあっては、例えば、図33(b)に示すように、カードユニット3’が計数・払出ユニット10から総返却玉数や総払出玉数や総計数玉数を特定可能な返却信号、払出信号、獲得玉計数信号や無価値信号2等を取得して整理対象台の判定を実施するようにしても良いし、これらの信号に基づいて集計された、総賞球玉数、総貸出玉数、総返却玉数、総払出玉数、総計数玉数、総アウト玉数のデータ並びに無価値情報や台番号等を含む送信データをシステムコントローラ100や管理コンピュータ150に送信して、システムコントローラ100や管理コンピュータ150において、ホールコンピュータ140と同様に整理台判定や報知を実施するようにしても良い。
【0378】
また、これら図31に示すダブルサンド形態にあっては、例えば、図33(c)に示すように、計数・払出ユニット10がカードユニット3’から、総貸出玉数を特定可能な情報となる貸出信号や無価値信号2等を取得して整理対象台の判定を実施するようにしても良いし、これらの信号に基づいて集計された、総賞球玉数、総貸出玉数、総返却玉数、総払出玉数、総計数玉数、総アウト玉数のデータ並びに無価値情報や台番号等を含む送信データをシステムコントローラ100や管理コンピュータ150に送信して、システムコントローラ100や管理コンピュータ150において、ホールコンピュータ140と同様に整理台判定や報知を実施するようにしても良い。
【0379】
また、図31に示すダブルサンド形態にあっては、例えば、システムコントローラ100或いは管理コンピュータ150に、カードユニット3’から総貸出玉数を特定可能な情報や無価値信号2の出力状態を示す情報等を送信するとともに、計数・払出ユニット10から総返却玉数や総払出玉数や総計数玉数を特定可能な情報や無価値信号2の出力状態を示す情報等を送信することで、システムコントローラ100或いは管理コンピュータ150にて整理台判定や報知を実施したり、或いは、これらシステムコントローラ100或いは管理コンピュータ150に送信されたデータをまとめてホールコンピュータ140に送信することで、ホールコンピュータ140において整理台判定や報知を実施するようにしても良い。
【0380】
また、前記実施例では、遊技用管理装置となるホールコンピュータ140にて整理台判定や報知を実施するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図33(a)に示すように、カードユニット3の玉情報テーブルに集計された、総賞球玉数、総貸出玉数、総返却玉数、総払出玉数、総計数玉数、総アウト玉数のデータ並びに無価値情報や台番号等を含む送信データをシステムコントローラ100や管理コンピュータ150に送信して、システムコントローラ100や管理コンピュータ150において、ホールコンピュータ140と同様に整理台判定や報知を実施するようにしても良い。
【0381】
尚、これらシステムコントローラ100や管理コンピュータ150に対してカードユニット3、3’や計数・払出ユニット10から前述した送信データを送信する場合にあっては、図33(c)に示すように、システムコントローラ100や管理コンピュータ150から、送信データに基づく各パチンコ機2の総賞球玉数、総貸出玉数、総返却玉数、総払出玉数、総計数玉数、総アウト玉数のデータ並びに無価値情報等のデータをホールコンピュータ140に転送して、該ホールコンピュータ140において整理台判定や報知を実施するようにしても良い。
【0382】
また、前記実施例では、単位数の持玉数の払い出しを対応するパチンコ機2において実施させ、端数は返却貯留部342に払い出すことで、カードユニットと上皿23とを結ぶ図31に示す誘導管403等を省くことができ、これら誘導管等が遊技の邪魔になることを防止できるカードユニット3を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、カードユニット3に払い出しする玉数を計数して排出する玉切り払出装置と、該払い出しするパチンコ玉を対応するパチンコ機2の上皿23に誘導する誘導樋等を設けて、持玉数(計数済玉数)をカードユニットから上皿23に直接払い出すようにしても良い。
【0383】
また、これら持玉数に加えて、貯玉を使用した再プレイ玉数やプリペイド残額を使用して貸し出すパチンコ玉についても、前記誘導樋を通じてカードユニットから上皿23に直接払い出すようにしても良い。
【0384】
また、前記実施例では、各パチンコ機2毎に台端末5を設けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら台端末5に複数の入力ポートを設けることで、複数台、例えば4台のパチンコ機2に対応して1の台端末5を設けるようにしても良い。
【0385】
また、前記実施例では、台端末5とホールコンピュータ140とを直接接続する形態を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら台端末5ホールコンピュータ140との間に、例えば、遊技島毎に中継端末(島端末)を設けて、同一の遊技島に設けられている台端末5を中継端末(島端末)を介してホールコンピュータ140と接続するようにしても良い。
【0386】
また、前記実施例では、総賞球玉数、総貸出玉数、総返却玉数、総払出玉数、総計数玉数、総アウト玉数等の各種の玉数データ並びに無価値信号の入力の有無を示す無価値情報を台端末5からホールコンピュータ140に対して送信するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、カードユニット3に個別の通信インターフェイスを設けてホールコンピュータ140と個別にデータ通信可能に接続し、カードユニット3から、該カードユニット3にて収集された台データや玉情報テーブルにて集計された、総賞球玉数、総貸出玉数、総返却玉数、総払出玉数、総計数玉数、総アウト玉数のデータ並びに無価値情報をホールコンピュータ140に送信データとして送信するようにしても良く、このようにすることで個々のパチンコ機2に対応する台端末5を省くことでシステムの構成を簡素化できるようにしても良い。
【0387】
また、前記実施例では、判定時間が経過したときとなる整理判定タイマがタイマアップしたときに、カードユニット3から無価値信号が出力されていることを条件に、一次報知を実施するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、端数の持玉数が払い出しできることを知らずに、或いは、知っていても忘れて遊技者が遊技機を離れている場合もあるので、これら無価値信号が出力の有無にかかわらずに、一次報知を実施するようにしても良いし、或いは、管理コンピュータ150において、これら無価値信号が出力を条件とするか否の設定を、前述した図26に示す整理対象台設定画面と同様に、各パチンコ機2毎や時間帯毎に設定できるようにしても良い。
【0388】
また、これらのように、ホールコンピュータ140とカードユニット3とを接続する場合にあっては、個々のカードユニット3においてのみ整理台判定を実施して、判定結果をホールコンピュータ140に通知して、ホールコンピュータ140において各種の報知や場内放送システムへの出力等を実施するようにしても良い。
【0389】
前記実施例においては、カードユニット3から出力される貸出信号が台端末5に入力されることで、ホールコンピュータ140が各パチンコ機2においてプリペイド残額から貸し出しされたパチンコ玉数である総貸出玉数を集計するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらホールコンピュータ140をシステムコントローラ100と接続して、該システムコントローラ100から、各カードユニット3毎のプリペイド使用総額を取得して、これらプリペイド使用総額をパチンコ玉の貸出単価で除することで、各カードユニット3が対応するパチンコ機2における総貸出玉数を特定するようにしても良い。
【0390】
また、前記実施例においてホールコンピュータ140は、1次報知や2次報知において、呼び出しランプ4における報知を行っていないが、本発明はこれに限定されるものではなく、1次報知や2次報知において、整理対象台と判定されたパチンコ機2に対応する呼び出しランプ4の点灯状態を、該パチンコ機2に対応する台端末5を介して1次報知や2次報知に対応する所定の点灯態様とすることで、呼び出しランプ4における報知を実施するようにしても良い。
【0391】
また、前記実施例では、整理判定タイマや2次報知タイマのリセットを、総賞球玉数、総貸出玉数、総返却玉数、総払出玉数、総計数玉数、総アウト玉数の玉数データの更新(変化)に基づいて実施するようにし、ビジターカードや会員カードの受付けのみではリセットを実施しないようにすることで、例えば、遊技を実施せずに、ビジターカードや会員カードの受付けと返却を繰返し実施することで、実質的にパチンコ機2を不適正に占有(キープ)できてしまうことを回避できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、最後に排出されたビジターカードや会員カードと異なるビジターカードや会員カードの受付けに応じて整理判定タイマや2次報知タイマをリセットしたり、或いは、大当り信号1や大当り信号2や始動信号の入力に応じてもリセットするようにしても良いし、プリペイド残額や持玉数や貯玉数が存在するビジターカードや会員カードの受付けに伴う無価値信号の入力状態の変化(信号有り→信号なし)に応じてリセットするようにしても良いし、無価値信号の出力やビジターカードや会員カードの排出に応じてリセット(タイマのカウント開始)するようにしても良い。
【0392】
また、前記実施例では、整理判定タイマや2次報知タイマによる計時を、各パチンコ機2に対応して設けられている台端末5において実施することで、これら整理判定タイマや2次報知タイマによる計時処理の処理負荷がホールコンピュータ140に集中してしまうことを回避できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ホールコンピュータ140の玉管理テーブルにおける各台番号に対応する各玉数データは、台端末5の玉数管理テーブルにおける各玉数データとほぼ同時に更新されるので、ホールコンピュータ140側において整理判定タイマや2次報知タイマによる計時を各パチンコ機2毎に実施し、これら玉管理テーブルにおける各台番号に対応する各玉数データの更新の有無に基づいて、整理判定タイマや2次報知タイマのリセットを行うようにしても良い。
【0393】
また、前記実施例では、各パチンコ機2に1対1に対応する台端末5を設置して、パチンコ機2やカードユニット3から出力される各種の信号を台端末5に入力させ、該入力信号に基づくパチンコ機2やカードユニット3における情報を台端末5からホールコンピュータ140に送信させるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら台端末5を用いずに、パチンコ機2やカードユニット3から出力される各種の信号を直接ホールコンピュータ140に入力するようにしても良い。
【0394】
また、各種の情報や信号の授受の形態については、前記実施例において示した形態に限定されるものではなく、これら実施例の授受の形態とは異なる授受の形態、例えば、アウト玉数を特定するためのアウト玉計数信号を、パチンコ機2に1対1に対応したアウト玉計数器16からカードユニット3や台端末5に入力するのではなく、パチンコ機2において排出するアウト玉を計数して、該計数した計数信号を、賞球信号とともに、カードユニット3や台端末5に入力するようにしても良いし、貸出しについても貸出信号を台端末5に出力せずに、カードユニット3がシステムコントローラ100に通知している使用度数のように、カードユニット3からホールコンピュータ140に対して直接送信することで、ホールコンピュータ140において、これら使用度数から貸出玉数を特定するようにしても良い。
【符号の説明】
【0395】
2 パチンコ機
3 カードユニット
4 呼び出しランプ
5 台端末
100 システムコントローラ
102 CPU
105 記憶装置
106 入力装置
107 表示装置
109 通信部
140 ホールコンピュータ
142 CPU
145 記憶装置
146 入力装置
147 表示装置
149 通信部
150 管理コンピュータ
309 カード挿入口
312 表示部
314 透明タッチパネル
315 IR受光ユニット
321 紙幣識別ユニット
327 カードリーダライタ
328 制御ユニット
334 通信部
335 返却通路
337 排出流路
338 貯留部
340 計数・端数払出ユニット
341 制御基板
344 連結樋
345 投入部
347 計数流路
350 制御部
353 払出モータ
355 計数操作部
356 計数センサ
370 カード貯留部
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