特許第5829549号(P5829549)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ シャープ株式会社の特許一覧
特許5829549リモートコントローラ、およびエネルギシステム
<>
  • 特許5829549-リモートコントローラ、およびエネルギシステム 図000002
  • 特許5829549-リモートコントローラ、およびエネルギシステム 図000003
  • 特許5829549-リモートコントローラ、およびエネルギシステム 図000004
  • 特許5829549-リモートコントローラ、およびエネルギシステム 図000005
  • 特許5829549-リモートコントローラ、およびエネルギシステム 図000006
  • 特許5829549-リモートコントローラ、およびエネルギシステム 図000007
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5829549
(24)【登録日】2015年10月30日
(45)【発行日】2015年12月9日
(54)【発明の名称】リモートコントローラ、およびエネルギシステム
(51)【国際特許分類】
   F24H 1/00 20060101AFI20151119BHJP
   H01L 31/04 20140101ALI20151119BHJP
【FI】
   F24H1/00 H
   F24H1/00 J
   H01L31/04
【請求項の数】2
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2012-40725(P2012-40725)
(22)【出願日】2012年2月27日
(65)【公開番号】特開2013-174414(P2013-174414A)
(43)【公開日】2013年9月5日
【審査請求日】2014年8月26日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000004260
【氏名又は名称】株式会社デンソー
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 崇
(72)【発明者】
【氏名】長江 悦史
(72)【発明者】
【氏名】吉見 知久
(72)【発明者】
【氏名】相木 孝敏
(72)【発明者】
【氏名】清水 崇広
【審査官】 正木 裕也
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−169314(JP,A)
【文献】 特開2008−269609(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24H 1/00
H01L 31/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
太陽光発電装置および給湯装置と通信可能なリモートコントローラにおいて、
少なくとも、
太陽光発電装置の各動作に関するユーザ指示を受け付けるとともに太陽光発電装置の各種情報を表示する第1の表示と、
給湯装置の各動作に関するユーザ指示を受け付けるとともに給湯装置の各種情報を表示する第2の表示と
を切り替えて表示する表示入力部と、
上記表示入力部の領域外に設けられた少なくとも1つのボタン式スイッチとを備え、
上記表示入力部の表示が前記第1の表示の場合に、上記表示入力部の領域外に設けられたボタン式スイッチにより、上記給湯装置に関するユーザの操作頻度が高い操作である浴槽にお湯をはる操作が実行可能であること
を特徴とするリモートコントローラ。
【請求項2】
請求項1に記載のリモートコントローラと、
太陽光発電装置と、
給湯装置とを備えたこと
を特徴とするエネルギシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主として、少なくとも太陽光発電装置を制御可能であり、好ましくは、太陽光発電装置と給湯装置とを統合して制御可能なリモートコントローラに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、一般家庭において、太陽光発電装置の設置が普及しつつあり、さらに、電力によって湯沸かしを行う給湯装置を併設したオール電化住宅も普及しつつある。
【0003】
太陽光発電装置は、太陽電池の発電電力を優先的に利用し、商用系統電源の消費電力を低減することを目的とし、また発電電力が家庭内で消費される電力を上回る場合には、電力会社に余剰電力を売ることが可能である。
【0004】
したがって、太陽光発電装置を設置したユーザは、発電中の電力量、消費電力量および売電量の情報に高い関心を示す。このユーザの関心事に呼応して、太陽光発電装置を制御可能なリモートコントローラには、上記の情報を表示する表示部が備わっている。
【0005】
また、上記給湯装置は、商用電力の深夜電力を利用して湯沸しをするとともに、日中には太陽光発電の電力を利用して湯沸しをすることもできる。
【0006】
このような太陽光発電装置と、給湯装置と、これら両者をユーザが遠隔操作するためのリモートコントローラとを備えたシステムが、下掲の特許文献1および特許文献2に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2008−2702号(2008年1月10日公開)
【特許文献2】特開2008−2703号(2008年1月10日公開)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1および特許文献2は、ユーザが使いやすいように、リモートコントローラの操作性を高める必要があるという技術的課題に全く着目していない。
【0009】
太陽光発電装置および給湯装置に共用される統合型リモートコントローラは、多機能対応型であるため、単独装置のリモートコントローラと比較して、表示画面を切り替えて、操作対象となる表示画面を表示させる操作を一層多く必要とする。
【0010】
例えば図6は、統合型リモートコントローラの表示画面例を示す説明図である。図6に示すように、統合型リモートコントローラの表示画面の上端部分に、操作対象画面を切り替えるためのタブ(ソーラー、給湯装置、設定、履歴など)を表示することが考えられる。すなわち、統合型リモートコントローラの表示画面をタッチパネルとして構成することにより、ユーザは、所望のタブ、もしくは画面上に表示されたボタンまたはアイコンなどにタッチすることで、所望の指示を入力することができる。
【0011】
図6の例では、現在画面は、太陽光発電装置の動作状況に関する情報を表示するソーラー初期画面になっている。
【0012】
この場合、ユーザが、お風呂の自動お湯はりをしようとすると、給湯装置のタブにタッチし、給湯装置初期画面に表示された「風呂自動」のようなボタンにタッチするという複数段階の操作を強いられる。
【0013】
統合型リモートコントローラの操作は、1日あたり複数回必要であり、しかも毎日繰り返されるものなので、所望の指示を1回入力しようとするたびに、複数段階の操作を強いられることは、ユーザにストレスをかけることになる。
【0014】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、少なくとも太陽光発電装置および給湯装置を遠隔操作可能な統合型リモートコントローラの操作性を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明に係るリモートコントローラは、上記の課題を解決するために、
(1)太陽光発電装置および給湯装置と通信可能なリモートコントローラにおいて、
(2)太陽光発電装置および給湯装置の各動作に関するユーザ指示を少なくとも受け付けるとともに、各種情報を表示する表示入力部と、
(3)上記表示入力部の領域外に、少なくとも1つのボタン式スイッチとを備え、
(4)ユーザの操作頻度が最も高いことが特定されている操作を、上記ボタン式スイッチに割り当てたことを特徴とする。
【0016】
上記の構成によれば、太陽光発電装置および給湯装置の各動作に関するユーザ指示を入力する、例えばタッチパネルのような表示入力部のほかに、特定の操作を入力するボタン式スイッチが設けられている。
【0017】
そのボタン式スイッチには、上記特定の操作、すなわちユーザの操作頻度が最も高いことが特定されている操作が割り当てられているので、ユーザは、特定の操作をワンタッチで完了することができる。
【0018】
したがって、ユーザは、表示入力部の表示画面を操作対象画面に切り替えた上で、表示されたボタンなどにタッチして、上記特定の操作を入力するという手間を省くことができる。
【0019】
これにより、少なくとも太陽光発電装置および給湯装置を遠隔操作可能なリモートコントローラの操作性を向上させることができる。
【0020】
なお、上記「通信可能」の意味は、太陽光発電装置または給湯装置とリモートコントローラとの間での信号授受が、有線で行われてもよいし、無線で行われてもよいということである。
【0021】
本発明に係るリモートコントローラでは、ユーザの操作頻度が最も高いことが特定されている上記給湯装置に対する操作を、上記ボタン式スイッチに割り当てたことを特徴とする。
【0022】
上記の構成によれば、毎日のように繰り返してユーザが行う給湯装置に対する特定の操作をワンタッチで完了することができる。したがって、リモートコントローラの使い勝手の良さを、ユーザは強く実感することができる。
【0023】
本発明に係るリモートコントローラでは、ユーザの操作頻度が最も高いことが特定されている上記操作は、風呂の自動お湯はりの操作であることが好ましい。
【0024】
上記の構成によれば、毎日のように繰り返してユーザが行う風呂の自動お湯はりの操作をワンタッチで完了することができる。したがって、リモートコントローラの使い勝手の良さを、ユーザは強く実感することができる。
【0025】
本発明に係るリモートコントローラでは、ユーザの操作頻度が最も高いことが特定されている上記操作は、本日の発電実績表示の操作であることが好ましい。
【0026】
太陽光発電装置を設置したユーザは、節電および売電に対する関心が高いので、本日の発電実績の確認は、1日のうちに何回も行うユーザもいる。
【0027】
上記の構成によれば、そのようにユーザが頻繁に行う本日の発電実績表示の操作をワンタッチで完了することができる。したがって、リモートコントローラの使い勝手の良さを、ユーザは強く実感することができる。
【0028】
なお、本日の発電実績は、太陽光発電装置が朝に発電を開始して以降、現在時点に至るまでの発電量の時間的変化の情報を含んでいてもよい。
【0029】
本発明に係るリモートコントローラの上記表示入力部が表示する上記各種情報は、少なくとも、上記太陽光発電装置の現在時点の発電状況に関する情報を含んでいることが好ましい。
【0030】
上記の構成によれば、本発明に係るリモートコントローラは、太陽光発電装置の発電実績に関するリアルタイム情報を表示することができる。発電実績に関するリアルタイム情報には、例えば、本日の現在時点での総発電量、現在発電量の瞬時値、本日の現在時点での総消費電力、現在消費電力の瞬時値、本日の現在時点での売電量などを含むことが可能である。
【0031】
これにより、ユーザは、太陽光発電装置の動作状況を表示入力部を見ることによって、モニターすることができ、節電を実行しやすくなる。
【0032】
上記いずれかのリモートコントローラと、太陽光発電装置とを備えた太陽光発電システム、および上記いずれかのリモートコントローラと、太陽光発電装置と、給湯装置とを備えたエネルギシステムも、本発明の範疇に含まれる。
【発明の効果】
【0033】
本発明に係るリモートコントローラは、以上のように、少なくとも太陽光発電装置および給湯装置の動作に関するユーザ指示を受け付けるとともに、各種情報を表示する表示入力部の領域外に、少なくとも1つのボタン式スイッチを備え、そのボタン式スイッチに、ユーザの操作頻度が最も高いことが特定されている操作を割り当てている。
【0034】
それゆえ、ユーザは、操作頻度が最も高い特定の操作をワンタッチで完了することができるので、リモートコントローラの操作性が向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0035】
図1】家屋の内壁面に設置された本実施形態に係るリモートコントローラの外観の一例を示す正面図である。
図2】上記リモートコントローラの表示入力部に表示される画面であって、給湯装置を操作するための画面の例を示す説明図である。
図3】本実施形態に係るエネルギシステムおよび太陽光発電システムの概略構成を示す模式図である。
図4】リモートコントローラの変形例の外観の一例を示す正面図である。
図5】上記リモートコントローラの表示入力部に表示される画面であって、本日の発電実績を含む画面の例を示す説明図である。
図6】統合型リモートコントローラの表示画面例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
本発明に係るリモートコントローラ、太陽光発電システムおよびエネルギシステムの一実施形態について、図面を参照しながら、以下に説明する。
【0037】
(太陽光発電システムおよびエネルギシステムの概略構成)
図3は、本実施形態に係るエネルギシステム1000および太陽光発電システム100の概略構成を示す模式図である。図3に示すように、エネルギシステム1000は、太陽光発電システム100と、給湯装置200とを備え、太陽光発電システム100と給湯装置200との間に分電盤150が設けられている。
【0038】
太陽光発電システム100は、リモートコントローラ110と、太陽光発電装置140を構成するパワコン(パワーコンディショナ)120および太陽電池モジュール130とを備えている。パワコン120には、上記分電盤150を経由して、給湯装置200のほかに、種々の電気機器300,310などが接続されている。
【0039】
太陽電池モジュール130は、太陽光を電気エネルギーに変換することによって直流の電力を発電し、発電した直流の電力をパワコン120に出力する。
【0040】
リモートコントローラ110は、パワコン120と給湯装置200と有線または無線によって通信可能であり、太陽光発電装置140の動作モードと、給湯装置200の動作モードとを遠隔制御することができる統合型リモートコントローラである。
【0041】
リモートコントローラ110の機能には、パワコン120から太陽電池モジュール130の発電量を示す情報を受信して当該情報に応じた画像を表示する機能(図1参照)、およびパワコン120に対するユーザからの指示を受け付けて当該指示に応じた情報をパワコン120に伝達する機能、給湯装置200から当該給湯装置200の状態を示す情報を受信して当該情報に応じた画像を表示する機能(図2参照)、および給湯装置200に対するユーザからの指示を受け付けて当該指示に応じた情報を給湯装置200に伝達する機能などが含まれる。
【0042】
また、リモートコントローラ110は、電力供給線L1を介してパワコン120と接続され、電力供給線L2を介して給湯装置200と接続されている。これにより、リモートコントローラ110は、パワコン120から駆動電力の供給を受けることも、給湯装置200から駆動電力の供給を受けることも可能になっている。
【0043】
なお、リモートコントローラ110は、太陽光発電装置140を先に設置したユーザが、後から給湯装置200を設置する場合に、給湯装置200とも通信可能になるように変更できる構成であってもよい。さらに、太陽光発電装置140および給湯装置200の一方のみが設置されている場合に、設置されていない装置の表示画面をリモートコントローラ110に表示しない設定ができるようにしてもよい。
【0044】
ここで、上記「通信可能」の意味は、太陽光発電装置140または給湯装置200とリモートコントローラ110との間での信号授受が、有線で行われてもよいし、無線で行われてもよいということである。
【0045】
パワコン120は、太陽電池モジュール130から入力される直流の電力を商用電力と同じ交流の電力に変換し、分電盤150を介して、給湯装置200および電気機器300,310などの各種機器に対して交流の電力を出力する。
【0046】
また、太陽電池モジュール130によって発電した電力量が太陽光発電システム100から電力を供給される上記各種機器の消費電力の合計を上回り、余剰電力が生じた場合には、その余剰電力は商用電力系統に出力され、電力会社に売電される。
【0047】
一方、太陽電池モジュール130によって発電した電力量が上記各種機器の消費電力の合計を下回る場合には、不足分の電力は電力会社から取得(買電)され各種機器に供給される。
【0048】
給湯装置200および電気機器300,310は、分電盤150を介して、パワコン120から供給される電力、または商用電力系統から供給される電力(太陽電池モジュール130で発電された電力、あるいは電力会社から買電した電力)によって動作する機器である。電気機器300,310の種類および数は特に限定されるものではなく、例えば、照明器具、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、空調装置など、各種の電気機器があげられる。
【0049】
また、電気機器300,310および給湯装置200は、電力会社からパワコン120への給電が開始される前の期間であっても電力会社からの商用電力の供給(買電)を受けて、これら各種機器を利用できるように、分電盤150を介して商用電力系統に接続されている。
【0050】
(リモートコントローラの外観の構成例1)
図1は、家屋の内壁面に設置されたリモートコントローラ110の外観の一例を示す正面図である。図1に示すように、リモートコントローラ110は、少なくとも、上記太陽光発電装置140および給湯装置200と通信可能なリモートコントローラであり、表示入力部1と、少なくとも1つのボタン式スイッチ2とを備えている。
【0051】
上記表示入力部1は、太陽光発電装置140および給湯装置200の各種動作に関するユーザ指示を少なくとも受け付けるとともに、各種情報を表示する。具体的には、表示入力部1は液晶表示パネルと一体化されたタッチパネルとして構成され、表示入力部1の上端に画面切替タブが表示されている。
【0052】
図1に示すリモートコントローラ110は、太陽光発電装置140および上記給湯装置200と通信可能な統合型リモートコントローラなので、画面切替タブによって操作対象を切り替えることができる。すなわち、ユーザの操作対象が太陽光発電装置140なのか給湯装置200なのか、あるいは、その他の機能を実行したいのかに応じて、特定の画面切替タブにユーザがタッチすることで、表示入力部1の表示内容を切り替えることができる。
【0053】
また、上記ボタン式スイッチ2は、表示入力部1の領域外に設けられ、ユーザの操作頻度が最も高いことが特定されている操作、特に給湯装置200に対してユーザの操作頻度が最も高いことが特定されている操作を、ボタン式スイッチ2に割り当てている。
【0054】
具体的には、ボタン式スイッチ2を介して入力できる操作であって、給湯装置200に対してユーザの操作頻度が最も高いことが特定されている操作に、風呂の自動お湯はりの操作を割り当てている。したがって、ボタン式スイッチ2には、風呂の自動お湯はりの操作を意味する「ふろ自動」が表示されている。
【0055】
上記の構成によれば、ユーザの操作頻度が最も高いことが特定されている操作(特定の操作)をボタン式スイッチ2をユーザが押すことによって、ワンタッチで完了することができる。
【0056】
これに対し、ボタン式スイッチ2が設けられていない形態では、表示入力部1の表示内容をユーザの操作対象に切り替えることが必要になる。例えば、図1に示すように、表示入力部1に太陽光発電装置140の操作入力画面が表示されている場合に、ユーザは、給湯装置のタブにタッチして、図2に示すような給湯装置200の操作入力画面に切り替えた後で、その操作入力画面に表示されているアイコンにタッチしなければならない。
【0057】
したがって、ボタン式スイッチ2を設けたことにより、特定の操作を入力するためのユーザの手間を省くことができ、リモートコントローラの操作性を向上させることができる。
【0058】
なお、図2に示す給湯装置200の操作入力画面には、給湯装置200および風呂の状態を示す情報、あるいは風呂の温度変更、追いだき、予約などの各種操作を入力するためのボタンまたはアイコンが表示されている。ただし、上記ボタン式スイッチ2を設けたので、風呂の自動お湯はりを指示するボタンは、表示入力部1には表示されていない。
【0059】
なお、本実施例では表示入力部1に自動お湯はりを示すボタンは表示されていないが、表示されるようにしてもよい。
【0060】
このほか、リモートコントローラ110の表示入力部1の領域外に、ボタン式スイッチ2と並べて、ホームボタン3を設けることもできる。ホームボタン3は、表示入力部1に初期画面を表示させることができる。その初期画面に表示された各種情報は、少なくとも、上記太陽光発電装置140の現在時点の発電状況に関する情報を含んでいることが好ましい。
【0061】
図1の例では、本日の総発電量、本日の消費電力量、本日の積算売電量または積算買電量、および現時点が売電中なのか買電中なのかを示す情報などが、初期画面として表示されている。また、現在発電量の瞬時値および現在消費電力の瞬時値などを初期画面に表示してもよい。これにより、ユーザは、太陽光発電装置140の動作状況を表示入力部1を見ることによって、リアルタイムにモニターすることができ、節電を実行しやすくなる。
【0062】
また、リモートコントローラ110の一側面には、運転切替ボタン(不図示)を設けてもよい。運転切替ボタンをユーザが押すと、運転切替画面が表示され、パワコン120の運転状態を切り替えることができる。具体的には、運転状態の切り替えは、パワコン120の運転状態と停止状態との切り替え、および系統連系運転モードと自立運転モードとの切り替えを含んでいる。
【0063】
例えば、滅多に起きることではないが、パワコン120に異常が発生した場合に、パワコン120の運転を手動で停止させることが必要になるので、運転切替画面に表示された運転/停止切替ボタンによって、パワコン120の運転/停止を手動操作できるようにしている。
【0064】
また、上記系統連系運転モードは、パワコン120が出力する交流電力を商用電力系統に接続して、逆潮流(売電)可能とする運転モードである。また、上記自立運転モードは、商用電力系統の停電時に、太陽光発電装置140を非常用電源として使うことができる運転モードであり、パワコン120が出力する交流電力を商用電力系統に接続せず、蓄電池または自立運転専用コンセントに供給可能とする運転モードである。
【0065】
(リモートコントローラの外観の構成例2)
図4は、リモートコントローラ110の変形例であるリモートコントローラ110Aの外観の一例を示す正面図である。
【0066】
リモートコントローラ110Aには、上記ボタン式スイッチ2の代わりに、制御内容の異なるボタン式スイッチ2Aが設けられている。具体的には、ボタン式スイッチ2Aには、太陽光発電装置140に対するユーザの操作頻度が最も高いことが特定されている操作が割り当てられている。
【0067】
太陽光発電装置140に対するユーザの操作頻度が最も高いことが特定されている操作は、例えば、本日の発電実績を表示させる操作である。したがって、ボタン式スイッチ2Aには、本日の発電実績を表示させる操作を意味する「今日の実績」が表示されている。
【0068】
ボタン式スイッチ2Aをユーザが押すと、表示入力部1の表示画面は、例えば図4に示す上記初期画面から図5に示す「今日の実績」画面に切り替わる。すなわち、本日の発電実績は、少なくとも、太陽光発電装置140の24時間における発電量の時間変化の情報を含んでいる。より具体的には、太陽光発電装置140が朝に発電を開始して以降、現在時点に至るまでの発電量の時間変化の情報と、消費電力量の時間変化の情報とを含んでいる。これらの情報は、図5に示すように、棒グラフまたは折れ線グラフなどによって視角化されている。
【0069】
これにより、節電および売電に対する関心が高く、本日の発電実績の確認を1日のうちに何回も行うユーザにとって、リモートコントローラの使い勝手の良さを強く実感することができる。
【0070】
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0071】
本発明は、少なくとも太陽光発電装置および給湯装置を制御可能なリモートコントローラ全般に利用することができる。
【符号の説明】
【0072】
1 表示入力部
2 ボタン式スイッチ
2A ボタン式スイッチ
100 太陽光発電システム
110 リモートコントローラ
110A リモートコントローラ
140 太陽光発電装置
200 給湯装置
1000 エネルギシステム
図1
図2
図3
図4
図5
図6