特許5830158IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

マルチユーザMIMO技術を利用した端末装置及び無線通信方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

上述したMU−MIMO伝送時においては、複数の端末(ユーザ)が、同一の物理リソースを、空間多重により共有することになる。この場合、個別制御情報に含まれるリソース割当情報RAとして通知される割当サイズが共通なユーザをMU−MIMOユーザとして割当てる方法がある。図28を参照して、説明する。図28は、MU−MIMOユーザの割り当ての一例を示す図である。図28の縦軸は、空間ストリームのインデックスを示し、図28の横軸は、リソースのインデックスを示す。ここで、図28の横軸に示すMU−MIMO領域とは、MU−MIMO送信する際に、空間多重伝送を行うリソースを割当てるリソース割当領域を示す。 図28では、2ユーザ(User#1,User#2)に対し、それぞれ1つの空間ストリームを用いて(空間多重数2)、割当リソースサイズが共通なユーザをMU−MIMO割当する。図28に示すMU−MIMOユーザ割当方法では、同一の物理リソースに対する空間リソースを無駄なく、かつ、所要の受信品質を満たすために必要最小限なリソースを用いて送信できるというメリットが得られる。 しかしながら、図28に示すMU−MIMOユーザ割当方法では、割当リソースサイズが共通なユーザを組み合わせてMU−MIMO伝送を行う必要があり、MU−MIMOを行う際のユーザ割当を行うスケジューラの負荷が増大する。また、割当リソースサイズが共通なユーザの組み合わせが少ない場合、MU−MIMO伝送モードを用いることができず、MU−MIMO伝送を行う機会の損失につながる。その結果、図28に示すMU−MIMOユーザ割当方法では、空間多重伝送を柔軟に利用できなくなり、周波数利用効率が低下してしまう。 一方、個別制御情報に含まれるリソース割当情報RAとして通知される割当リソースサイズが一致しないユーザをMU−MIMOユーザとして割当てる方法がある。図29を参照して、説明する。図29は、MU−MIMOユーザの割り当ての他の例を示す図である。図29の縦軸は、空間ストリームのインデックスを示し、図29の横軸は、リソースのインデックスを示す。ここで、図29の横軸に示すMU−MIMO領域とは、MU−MIMO送信する際に、同時に空間多重伝送を行う複数ユーザのうち最大のリソースサイズを割当てるユーザのリソース割当領域を示す。 図29では、2ユーザ(User#1,User#2)に対し、それぞれ1つの空間ストリームを用いて(空間多重数2)、割当リソースサイズが異なるユーザをMU−MIMO割当する。図29に示すように、割当リソースサイズが小さいユーザであるUser#2に対して、MU−MIMOを行うMU−MIMO領域に満たない部分(図中、斜線部分)は、User#2のユーザデータとして、追加データを送信することで、空間リソースを有効に利用する。ここで、User#2のユーザデータとして追加された追加データは、誤り訂正符号化の処理をする際に得られるパリティビットを余分に追加して送信する(パリティビット追加送信)。あるいは、User#2のユーザデータとして追加された追加データは、特定の部分のビット系列を繰り返し送信する(リピティションビット送信)。 図29に示すMU−MIMOユーザ割当方法では、割当リソースサイズが異なるユーザの組み合わせでも、MU−MIMO伝送モードを用いることができるため、MU−MIMOを行う際のユーザ割当を行うスケジューラの負荷が減少する。また、MU−MIMO伝送を行う機会が増大する。そのため、図29に示すMU−MIMOユーザ割当方法では、空間多重伝送を柔軟に利用できるため、割当リソースサイズが共通なユーザの組み合わせが少ない場合でも、周波数利用効率を改善することができる。また、追加データの送信により、割当リソースサイズが小さいユーザは、受信品質が向上する効果が得られる。図29では、空間ストリーム#2に割当てたユーザUser#2の受信品質が向上する。 しかしながら、図29に示すMU−MIMOユーザ割当方法では、MU−MIMO領域に対し、割当リソースサイズが小さいユーザのリソースサイズが十分に小さい場合、そのユーザのデータ受信品質が過剰品質となってしまう。一方で、割当リソースサイズの大きいユーザの空間ストリームの受信品質は変わらず、空間ストリーム間の受信品質に偏りが生じるという課題が発生する。 本発明の目的は、マルチユーザMIMO伝送時において、複数の端末装置への空間ストリーム間の受信品質の偏りを抑制することができる端末装置及び無線通信方法を提供することである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の端末装置は、複数のストリームを用いて空間多重伝送を行う端末装置であって、空間多重伝送するためのリソース割当領域のうち、前記端末装置宛のデータが割り当てられない領域の一部に割り当てられたパイロット信号を含むストリームを受信し、リソースの配置方法が連続する複数のサブキャリアが割り当てられる集中配置である場合は、前記パイロット信号の送信電力が0に設定されており、前記リソースの配置方法が周波・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明に係る端末装置及び無線通信方法によれば、マルチユーザMIMO伝送時において、複数の端末装置への空間ストリーム間の受信品質の偏りを抑制することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】実施の形態1の基地局装置100の構成を示す図

【図2】MU−MIMO伝送する際のリソース割当状況を説明するための図

【図3】サブバンド単位を用いたチャネル推定範囲を示す図

【図4】(a)、(b)は、2ストリーム時のパイロット系列の割当とデータ系列の割当の一例を示す図

【図5】PRUへのマッピングの一例を示す図

【図6】実施の形態1の端末装置200の構成を示すブロック図

【図7】実施の形態1における基地局装置100と端末装置200間の処理手順を示す図

【図8】基地局装置100Aの構成を示すブロック図

【図9】空間ストリーム電力制御部143の送信電力制御例(1)を示す模式図

【図10】空間ストリーム電力制御部143の送信電力制御例(2)を示す模式図

【図11】実施の形態1において2ユーザMU−MIMO時のリソース割当状況を模式的に示す図

【図12】実施の形態2における基地局装置300の構成を示すブロック図

【図13】実施の形態2において2ユーザMU−MIMO時のリソース割当状況を模式的に示す図

【図14】実施の形態3の基地局装置500の構成を示すブロック図

【図15】実施の形態3において2ユーザMU−MIMO時に繰り返しシンボルデータ領域を含むリソース割当状況の模式的に示す図

【図16】実施の形態3の端末装置600の構成を示すブロック図

【図17】MIMO受信処理部609の構成を示すブロック図

【図18】MIMO受信処理部609Aの構成を示すブロック図

【図19】端末装置600BのMIMO受信処理部609Bの構成を示すブロック図

【図20】2ユーザMU−MIMO時に、LRUの1/Nを単位に、繰り返しシンボル周期を設定した場合の模式的

【図21】IEEE802.16m規格ドラフトで議論されている下りリンクにおけるフレームフォーマットを示す図

【図22】第n番目の端末装置MS#nに対するMU−MIMO割当情報の一例を示す図

【図23】従来の基地局装置80及び従来の端末装置90の構成を示すブロック図

【図24】2ストリーム送信時のPRU構成の一例を示す図

【図25】リソース配置の方法である集中配置を説明するための図

【図26】リソース配置の方法である分散配置を説明するための図

【図27】他ユーザの変調情報のビット割当の一例を示す図

【図28】MU−MIMOユーザの割り当ての一例を示す図

【図29】MU−MIMOユーザの割り当ての他の例を示す図

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

100、100A、300、500 基地局装置   101 アンテナ   103 受信部   105 フィードバック情報抽出手段   107 端末装置割当部   109 リソース割当情報抽出部   111、111A 追加データ領域設定部   113 ヌルデータ領域設定部   115 パイロット系列割当部   120、120A 個別制御信号及び個別データ信号生成部   121 追加データ生成部   122 モード情報/ストリーム数情報生成部   123 リソース割当情報生成部   124 個別ID情報生成部   125 パイロット系列情報生成部   126 ヌルデータ領域信号生成部   131 MCS情報生成部   133 個別制御信号生成部   135 符号化/変調部   137 個別パイロット付加部   139 プリコーディング制御部   141 ビーム形成部   143 空間ストリーム電力制御部   151 OFDMAフレーム形成部   153 IFFT部   155 送信部   200、600 端末装置   201 受信アンテナ   203 受信部   205 制御情報抽出部   207 チャネル推定部   209、609、609A、609B MIMO受信処理部   211 復号部   213 プリコーディングウェイト選択/受信品質推定部   215 フィードバック情報生成部   217 送信部   219 送信アンテナ   301 リソース配置方法検出部   302 パイロット送信制御部   320 個別制御信号及び個別データ信号生成部   326 ヌルデータ領域信号生成部   501 リソース配置方法検出部   502 データ送信制御部   503 繰り返しシンボルデータ領域信号生成部   520 個別制御信号及び個別データ信号生成部   621、631、641 LRU単位シンボルデータ変換部   622、632、642 MLD処理部   623 繰り返しシンボル領域一致検出部   624 既知シンボル記憶部   625 繰り返しシンボル領域確定部   636 パイロットシンボルデータ部電力測定部   637 データ領域部受信電力測定部   638 受信電力比較部   639 ヌルデータシンボル領域確定部   643 LRU単位硬判定値記憶部   644 繰り返しシンボル領域一致検出部   645 尤度値更新部   646 繰り返しシンボル領域確定部

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