特許5830875IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

蒸気タービンの内部における構造部材の損傷劣化に関与する腐食因子の計測を行う腐食環境モニタリングセンサ及びこれを用いた腐食環境モニタリングシステム

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで、特許文献1に記載の従来例にあっては、水平方向に配置された蒸気室に水平方向から蒸気を導入して、凝縮水を蒸気室の下方に連接配置した凝縮水室に貯留し、この凝縮水室の下方から凝縮水をドレンするか、蒸気室と凝縮水室とを一体化して垂直方向に形成し、上方から蒸気を供給し、下方から凝縮水を抜くようにしている。
このため、従来例にあっては、凝縮水室に貯留された凝縮水は下方からドレンするので、ドレンの内径を大きくすれば、凝縮水が常時入れ替わることになるが、この場合には凝縮水の貯留ができず、凝縮水を貯留させるためにドレンの内径を小さくすると、凝縮水室に貯留された凝縮水の入れ替わりが遅くなり、凝縮水の滞留時間が長くなって、凝縮水のリアルタイムの性状を検出することができず、何れにしても凝縮水の性状を正確に検出することができないという未解決の課題がある。 また、タービン内部の圧力や、凝縮水流路内の凝縮水の充填具合などの変化に伴う、流路の圧力変化により、凝縮水貯留部の液位が変化してしまうという懸念がある。
そこで、本発明は、従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、蒸気の導入によって凝縮水を入れ替えながら凝縮水の貯留液位の変化を抑制することができる腐食環境モニタリングセンサ及びこれを用いた腐食環境モニタリングシステムを提供することを目的としている。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

目的を達成するために、本発明の一の形態に係る腐食環境モニタリングセンサは、蒸気タービンのタービンケーシングの内部に設けられて蒸気を導入する蒸気導入部と、該蒸気導入部で導入した蒸気を凝縮して凝縮水を生成して貯留する蒸気凝縮部と、前記蒸気凝縮部で生成した凝縮水の性状を検出する腐食因子センサ部とを備え、前記蒸気凝縮部は、前記凝縮水を貯留する凝縮水貯留部を有し、該凝縮水貯留部は、タービン内隙間を・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、蒸気凝縮部の上部側に蒸気入口及び蒸気出口を形成したので、これら蒸気入口及び蒸気出口の下部側に凝縮水を貯留することができ、凝縮水の液位変動を抑制することができるとともに、凝縮水の滞留時間を短くすることができるという効果が得られる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明を適用し得る蒸気タービンを備えた蒸気プラントの概略構成を例示する模式図である。

【図2】蒸気タービンを示す断面図である。

【図3】蒸気タービンの腐食環境モニタリングセンサの装着部を示す拡大図である。

【図4】蒸気タービンの腐食環境モニタリングセンサを示す側面図である。

【図5】図4の腐食環境モニタリングセンサのセンサブロックを示す拡大断面図である。

【図6】図5のセンサブロックにおける蒸気凝縮部の拡大断面図である。

【図7】図5のA−A線上の断面図である。

【図8】図5のB−B線上の断面図である。

【図9】キャピラリ管の連結構造を示す分解断面図である。

【図10】蒸気凝縮部の比較例を示す拡大断面図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

4…蒸気タービン、4r…タービンロータ、21…ケーシング、24…低圧翼列、24m…動翼、24s…静翼、31…腐食環境モニタリングセンサ、32…外筒、33…内筒、35…蒸気導入部、39…センサブロック支持部、42…蒸気入力プラグ、43…蒸気入口、50…センサブロック、51…センサ保持部、52…蓋体、53…蒸気凝縮部、54…凝縮水貯留部、55,56…円環状溝、57…隙間模擬部、58,59…隙間、60…凝縮水出口、61…凝縮水排出プラグ、74…冷却水供給路、75…冷却水排出路、77a,77b…冷却水配管、78…チラー、80…参照電極、81…電解腐食電位センサ、82…pHセンサ、83…塩化物イオンセンサ、90…ゲートバルブ、110…腐食因子分析装置

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