特許第5830992号(P5830992)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 日本精工株式会社の特許一覧

<>
  • 特許5830992-ボールねじ 図000002
  • 特許5830992-ボールねじ 図000003
  • 特許5830992-ボールねじ 図000004
  • 特許5830992-ボールねじ 図000005
  • 特許5830992-ボールねじ 図000006
  • 特許5830992-ボールねじ 図000007
  • 特許5830992-ボールねじ 図000008
  • 特許5830992-ボールねじ 図000009
  • 特許5830992-ボールねじ 図000010
  • 特許5830992-ボールねじ 図000011
  • 特許5830992-ボールねじ 図000012
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5830992
(24)【登録日】2015年11月6日
(45)【発行日】2015年12月9日
(54)【発明の名称】ボールねじ
(51)【国際特許分類】
   F16H 25/24 20060101AFI20151119BHJP
   F16H 25/22 20060101ALI20151119BHJP
【FI】
   F16H25/24 N
   F16H25/22 A
   F16H25/24 L
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2011-155173(P2011-155173)
(22)【出願日】2011年7月13日
(65)【公開番号】特開2013-19519(P2013-19519A)
(43)【公開日】2013年1月31日
【審査請求日】2014年7月10日
(73)【特許権者】
【識別番号】000004204
【氏名又は名称】日本精工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100066980
【弁理士】
【氏名又は名称】森 哲也
(74)【代理人】
【識別番号】100109380
【弁理士】
【氏名又は名称】小西 恵
(74)【代理人】
【識別番号】100103850
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 秀▲てつ▼
(74)【代理人】
【識別番号】100105854
【弁理士】
【氏名又は名称】廣瀬 一
(74)【代理人】
【識別番号】100116012
【弁理士】
【氏名又は名称】宮坂 徹
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 秀徳
【審査官】 塚本 英隆
(56)【参考文献】
【文献】 特開2001−304372(JP,A)
【文献】 特開2010−185516(JP,A)
【文献】 特開2010−164174(JP,A)
【文献】 特開2008−2566(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16H 25/24
F16H 25/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内周面に螺旋溝が形成されたナットと、
外周面に螺旋溝が形成されたねじ軸と、
ナットの螺旋溝とねじ軸の螺旋溝で形成される軌道溝の間に配置されたボールと、
ナットの軸方向両端部にナット側から順に取り付けられたリング状の内向きシール、間座、および外向きシールと、
を有し、
前記内向きシールと外向きシールと間座とねじ軸とで、内向きシールから漏れた潤滑剤および外向きシールから侵入した異物を溜める空間が形成され、
前記空間に存在する潤滑剤および異物を外部に排出する排出口が、前記間座の軸方向一端面に設けた径方向に延びる溝と、前記外向きシールの前記間座側の面とで形成されていることを特徴とするボールねじ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ボールねじに関する。
【背景技術】
【0002】
ボールねじは、内周面に螺旋溝が形成されたナットと、外周面に螺旋溝が形成されたねじ軸と、ナットの螺旋溝とねじ軸の螺旋溝で形成される軌道の間に配置されたボールと、ボールを軌道の終点から始点に戻すボール戻し経路とを備え、前記軌道内をボールが転動することで前記ナットがねじ軸に対して相対移動する装置である。ボールねじは、工作機械、射出成形機、半導体素子製造装置などで使用される。
【0003】
このようなボールねじは、ナットの内部に潤滑剤を供給して使用される。また、ねじ軸に付着した塵埃や摩耗粉などの異物がナット内に入り込むと、ボールや螺旋溝に焼付きなどの損傷が生じる原因となるため、ナット内部への異物の侵入を防ぐ必要がある。そこで、ナット内部に供給された潤滑剤の外部への排出防止とナット内部への異物の侵入防止を目的として、ナットの軸方向端部にリング状のシールが取り付けられている。
【0004】
リップ部の先端が軸方向でナットの外側に向いている外向きシールは、ナット内部への異物の侵入を防止する作用を有する。リップ部の先端が軸方向でナットの内側に向いている内向きシールは、ナット内部の潤滑剤を保持する(外部へ排出させない)作用を有する。よって、ナット内部の潤滑剤保持とナット内部への異物侵入防止の両方の作用を効果的に得るために、内向きシールと外向きシールをナット側からこの順に取り付けることが考えられる。
【0005】
しかし、内向きシールと外向きシールをナット側からこの順に取り付けた場合、外向きシールのリップ部とねじ軸との間から極微小な異物が入ってしまうと、この異物が外向きシールのリップ部と内向きシールのリップ部との間に溜まり易くなる。また、内向きシールのリップ部とねじ軸との間から潤滑剤が漏れてしまうと、その潤滑剤が外向きシールからナットの外部に飛散し易くなる。
【0006】
特許文献1には、ナット内部の潤滑剤を保持できるとともに、ナット内部への異物の侵入を防止できるシールとして、潤滑剤保持用のリング状部材(潤滑剤を吸収可能な材料からなる密封部材)と異物除去用のリング状部材(硬質材料からなる異物除去部材)からなり、両部材の内周部がねじ軸の螺旋溝と外周面に接触し、異物除去用のリング状部材を軸方向外側に配置するものが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2002−364726号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述のように、内向きシールと外向きシールをナット側からこの順に取り付けただけのボールねじには、極微小な異物が両シールのリップ間に溜まり易く、潤滑剤がナット外部へ飛散し易くなるという問題点がある。
この発明の課題は、ナットの軸方向両端面に内向きシールと外向きシールの両方が取り付けてあるボールねじとして、外向きシールのリップ部とねじ軸との間から極微小な異物が入った場合でも、ナット内部に異物を侵入させず、ナット内部の潤滑剤が内向きシールの外に出た場合でも、潤滑剤をボールねじの外部に飛散させないようにできるものを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、この発明のボールねじは、内周面に螺旋溝が形成されたナットと、外周面に螺旋溝が形成されたねじ軸と、ナットの螺旋溝とねじ軸の螺旋溝で形成される軌道溝の間に配置されたボールと、ナットの軸方向両端部にナット側から順に取り付けられたリング状の内向きシール、間座、および外向きシールと、を有し、前記内向きシールと外向きシールと間座とねじ軸とで、内向きシールから漏れた潤滑剤および外向きシールから侵入した異物を溜める空間が形成され、前記空間に存在する潤滑剤および異物を外部に排出する排出口が、前記間座または外向きシールに形成されていることを特徴とする。
【0010】
この発明のボールねじによれば、外向きシールのリップ部とねじ軸との間から極微小な異物が侵入した場合、その異物は前記空間に入る。また、内向きシールのリップ部とねじ軸との間から潤滑剤が漏れた場合、その潤滑剤は前記空間に入る。そして、前記空間に入った異物や潤滑剤を、前記排出口から飛散させずに外部に排出することができる。そのため、ナット内部に異物を侵入させず、潤滑剤をボールねじの外部に飛散させないようにできる。
【発明の効果】
【0011】
この発明のボールねじによれば、外向きシールのリップ部とねじ軸との間から極微小な異物が入った場合でも、ナット内部に異物を侵入させず、ナット内部の潤滑剤が内向きシールの外に出た場合でも、潤滑剤をボールねじの外部に飛散させないようにできる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】この発明の第1実施形態のボールねじを説明する図であって、図2のA−A断面図に相当する。
図2】この発明の第1実施形態のボールねじを説明する正面図であって、ねじ軸は図1のA−A断面を示している。
図3】第1実施形態および第2実施形態のボールねじで、ナットにシールを取り付ける前の状態を示す正面図である。
図4】第1実施形態および第2実施形態のボールねじを構成する内向きシールを示す正面図である。
図5】第1実施形態のボールねじを構成する間座を示す正面図(a)と、(a)のA−A断面図(b)である。
図6】第1実施形態のボールねじを構成する外向きシールを示す正面図である。
図7】第1実施形態および第2実施形態で、ナットに内向きシールを固定した状態を示す正面図(a)と、(a)のA−A断面図(b)である。
図8】この発明の第2実施形態のボールねじを説明する図であって、図8のA−A断面図に相当する。
図9】この発明の第2実施形態のボールねじを説明する正面図であって、ねじ軸は図8のA−A断面を示している。
図10】第2実施形態のボールねじを構成する間座を示す正面図(a)と、(a)のA−A断面図(b)である。
図11】第2実施形態のボールねじを構成する外向きシールを示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、この発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
この実施形態のボールねじは、図1に示すように、ナット1と、ねじ軸2と、ボール3と、内向きシール4と、間座5と、外向きシール6と、内向きシール4をナット1に固定する固定ねじ7と、間座5と外向きシール6をナット1に固定する固定ねじ8と、で構成されている。そして、ねじ軸2と内向きシール4と間座5と外向きシール6とにより、内向きシール4から漏れた潤滑剤および外向きシール6から侵入した異物を溜める空間9が形成されている。
【0014】
ナット1の内周面に螺旋溝11が形成され、ねじ軸2の外周面に螺旋溝21が形成されている。ボール3は、ナット1の螺旋溝11とねじ軸2の螺旋溝21で形成される軌道溝の間に配置されている。
ナット1の軸方向両端面の外縁部には、図3に示すように、6個の雌ねじ12,13が周方向に等間隔で形成されている。
【0015】
内向きシール4は、ねじ軸2の軸直角断面形状と相似の内周縁形状のリップ部41を有し、ねじ軸2に摺接するリング状の接触シールである。リップ部41の先端が軸方向でナット1側に傾いている。リップ部41の外周側に円環状の基部42が形成されている。内向きシール4の基部42の外縁部には、図4に示すように、6個の長穴42a,42bが周方向で等間隔に形成されている。
【0016】
間座5は円環状であり、外径がナット1と同じで、内径が両シール4,6のリップ部41,61と基部42,62との境界円より大きく、軸方向寸法が内向きシール4の厚さの4倍程度である。図5に示すように、間座5の軸方向一端面には、径方向に延びる3個の溝51が周方向で等間隔に形成されている。間座5の軸方向他端面には、3個の円形凹部52が周方向で等間隔に、各溝51と同じ位置に形成されている。間座5には、また、軸方向に延びる3個の貫通穴53が周方向で等間隔に、各溝51および円形凹部52の間の位置に形成されている。
【0017】
外向きシール6は、ねじ軸2の軸直角断面形状と相似の内周縁形状のリップ部61を有し、ねじ軸2に摺接するリング状の接触シールである。リップ部61の先端が軸方向でナット1の反対側に傾いている。リップ部61の外周側に円環状の基部62が形成されている。外向きシール6の基部62の外縁部には、図6に示すように、3個の長穴62aが周方向で等間隔に形成されている。
このボールねじを組み立てる際には、螺旋溝21にボール3を入れたねじ軸2をナット1内に配置した後、先ず、ナット1の軸方向端面に内向きシール4を固定ねじ7で取り付ける。
【0018】
具体的には、図7に示すように、ナット1の雌ねじ12と内向きシール4の長穴42aを合わせて、3個の長穴42aから各固定ねじ7を入れ、内向きシール4の位相(周方向の取付位置)を、良好な潤滑剤保持性能を得るために最適な位相に調整した後に、固定ねじ7の先端をナット1の雌ねじ12に螺合する。この状態で、図7(a)に示すように、内向きシール4の長穴42b内にナット1の雌ねじ13が見える。
【0019】
次に、間座5を内向きシール4の外側に配置する。その際に、間座5の円形凹部52側を内向きシール4に向けて、固定ねじ7の頭部を円形凹部52に入れる。次に、間座5の外側に外向きシール6を配置する。その際に、ナット1の雌ねじ13と内向きシール4のの長穴42bと外向きシール6の長穴62aを合わせて、3個の長穴62aから各固定ねじ8を入れ、外向きシール6の位相(周方向の取付位置)を、良好な異物侵入防止性能を得るために最適な位相に調整した後に、固定ねじ8の先端をナット1の雌ねじ13に螺合する。図1および2は、この状態を示す。
【0020】
この状態で、内向きシール4と、間座5の内周面と、ねじ軸2の外周面と、外向きシール6とにより空間9が形成される。また、間座5の溝51と外向きシール6の間座5側の面とにより、空間9と外部をつなぐ穴が形成される。この穴が空間9に存在する潤滑剤および異物を排出する排出口となっている。
したがって、この実施形態のボールねじでは、外向きシール6のリップ部61とねじ軸2との間から極微小な異物が侵入した場合、その異物は空間9に入る。また、内向きシール4のリップ部41とねじ軸2との間から潤滑剤が漏れた場合、その潤滑剤は空間9に入る。ボールねじの駆動により、空間9に入った異物や潤滑剤が攪拌されるため、空間9内の圧力が高くなる。これに伴って、空間9に入った異物や潤滑剤が間座5の溝(排出口)51から外部に排出され、外部への飛散が防止できる。
【0021】
よって、この実施形態のボールねじによれば、外向きシール6のリップ部61とねじ軸2との間から極微小な異物が入った場合でも、ナット1の内部に異物を侵入させず、ナット1内の潤滑剤が内向きシール4の外に出た場合でも、潤滑剤をボールねじの外部に飛散させないようにすることができる。
【0022】
[第2実施形態]
この実施形態のボールねじは、図8に示すように、ナット1と、ねじ軸2と、ボール3と、内向きシール4と、間座5Aと、外向きシール6Aと、内向きシール4をナット1に固定する固定ねじ7と、間座5Aと外向きシール6Aをナット1に固定する固定ねじ8と、で構成されている。そして、ねじ軸2と内向きシール4と間座5Aと外向きシール6Aにより、内向きシール4から漏れた潤滑剤および外向きシール6Aから侵入した異物を溜める空間9が形成されている。
ナット1、ねじ軸2、ボール3、および内向きシール4は、第1実施形態と同じものである。
【0023】
間座5Aは、円環状であり、外径がナット1と同じで、内径が両シール4,6Aのリップ部41,61と基部42,62との境界円より大きく、軸方向寸法が内向きシール4の厚さの4倍程度である。図10に示すように、間座5の軸方向一端面に、3個の円形凹部52が周方向で等間隔に形成されている。間座5には、軸方向に延びる3個の貫通穴53が周方向で等間隔に、各円形凹部52の間の位置に形成されている。
【0024】
外向きシール6Aは、ねじ軸2の軸直角断面形状と相似の内周縁形状のリップ部61を有し、ねじ軸2に摺接するリング状の接触シールである。リップ部61の先端が軸方向でナット1の反対側に傾いている。リップ部61の外周側に円環状の基部62が形成されている。図11に示すように、外向きシール6Aの基部62の外縁部に、3個の長穴62aが周方向で等間隔に形成されている。また、基部62のリップ部61の周辺に、軸方向に延びる4個の貫通穴63が、周方向で等間隔に形成されている。
このボールねじを組み立てる際には、螺旋溝21にボール3を入れたねじ軸2をナット1内に配置した後、先ず、ナット1の軸方向端面に内向きシール4を固定ねじ7で取り付ける。
【0025】
具体的には、図7に示すように、ナット1の雌ねじ12と内向きシール4の長穴42aを合わせて、3個の長穴42aから各固定ねじ7を入れ、内向きシール4の位相(周方向の取付位置)を、良好な潤滑剤保持性能を得るために最適な位相に調整した後に、固定ねじ7の先端をナット1の雌ねじ12に螺合する。この状態で、図7(a)に示すように、内向きシール4の長穴42b内にナット1の雌ねじ13が見える。
【0026】
次に、間座5Aを内向きシール4の外側に配置する。その際に、間座5Aの円形凹部52側を内向きシール4に向けて、固定ねじ7の頭部を円形凹部52に入れる。次に、間座5の外側に外向きシール6Aを配置する。その際に、ナット1の雌ねじ13と内向きシール4のの長穴42bと外向きシール6Aの長穴62aを合わせて、3個の長穴62aから各固定ねじ8を入れ、外向きシール6Aの位相(周方向の取付位置)を、良好な異物侵入防止性能を得るために最適な位相に調整した後に、固定ねじ8の先端をナット1の雌ねじ13に螺合する。図8および9は、この状態を示す。
【0027】
この状態で、内向きシール4と、間座5の内周面と、ねじ軸2の外周面と、外向きシール6Aとにより空間9が形成される。また、外向きシール6Aの貫通穴63が、空間9に存在する潤滑剤および異物を排出する排出口となっている。
したがって、この実施形態のボールねじでは、外向きシール6Aのリップ部61とねじ軸2との間から極微小な異物が侵入した場合、その異物は空間9に入る。また、内向きシール4のリップ部41とねじ軸2との間から潤滑剤が漏れた場合、その潤滑剤は空間9に入る。ボールねじの駆動により、空間9に入った異物や潤滑剤が攪拌されるため、空間9内の圧力が高くなる。これに伴って、空間9に入った異物や潤滑剤が外向きシール6Aの貫通穴63から外部に排出され、外部への飛散が防止できる。
【0028】
よって、この実施形態のボールねじによれば、外向きシール6Aのリップ部61とねじ軸2との間から極微小な異物が入った場合でも、ナット1の内部に異物を侵入させず、ナット1内の潤滑剤が内向きシール4の外に出た場合でも、潤滑剤をボールねじの外部に飛散させないようにすることができる。
【符号の説明】
【0029】
1 ナット
11 ナットの螺旋溝
12,13 ナット端面の雌ねじ
2 ねじ軸
21 ねじ軸の螺旋溝
3 ボール
4 内向きシール
41 リップ部
42 基部
42a,42b 長穴
5 間座
5A 間座
51 溝
52 円形凹部
53 間座の貫通穴
6 外向きシール
6A 外向きシール
61 リップ部
62 基部
62a 長穴
7 固定ねじ
8 固定ねじ
9 内向きシールと外向きシールと間座とねじ軸で形成された空間
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11