特許第5831410号(P5831410)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5831410
(24)【登録日】2015年11月6日
(45)【発行日】2015年12月9日
(54)【発明の名称】車両前部構造
(51)【国際特許分類】
   B62D 37/02 20060101AFI20151119BHJP
【FI】
   B62D37/02 A
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-201930(P2012-201930)
(22)【出願日】2012年9月13日
(65)【公開番号】特開2014-54957(P2014-54957A)
(43)【公開日】2014年3月27日
【審査請求日】2014年12月1日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(74)【代理人】
【識別番号】100099025
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 浩志
(72)【発明者】
【氏名】西浦 正昭
【審査官】 林 政道
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−202040(JP,A)
【文献】 特開2007−090976(JP,A)
【文献】 欧州特許出願公開第01674381(EP,A1)
【文献】 独国特許出願公開第102010037616(DE,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62D 31/00−39/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
前輪の車両前側で車両幅方向に延在されると共に、車両の下部に取付けられる取付部と前記取付部から車両下側へ延びる縦壁とを含んで構成されたスパッツと、
前記縦壁の車両幅方向内側部分を構成し、車両下方から見て車両幅方向内側へ向かうに従い車両後側へ傾斜して配置されると共に、側面視で車両下側へ向かうに従い車両後側へ傾斜して配置された整流部と、
前記縦壁における前記整流部以外の部分を構成する一般部と、
を備え、
前記一般部における車両幅方向外側部分は、前記取付部から車両下側へ直線状に延びており、
前記一般部における車両幅方向内側部分は、側面視で車両下側へ向かうに従い車両後側へ傾斜され、
車両上下方向に対する前記一般部の車両幅方向内側部分の傾斜角が車両幅方向内側へ向かうに従い大きく設定されている車両前部構造。
【請求項2】
前記整流部は、車両下方から見て車両幅方向内側へ向かうに従い車両後側へ湾曲して傾斜されると共に、側面視で車両下側へ向かうに従い車両後側へ湾曲して傾斜された請求項1に記載の車両前部構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の前輪の車両前側に設けられたスパッツを備えた車両前部構造に関する。
【背景技術】
【0002】
下記の特許文献1に記載された自動車の前部構造では、前輪の車両前側にタイヤデフレクタ(スパッツ)が配置されており、タイヤデフレクタは、自身の取付部において、バンパーフェースに取付けられている。また、タイヤデフレクタは本体部を有しており、本体部は、板状に形成されて、取付部から車両下側へ延びている。これにより、自動車が走行する際に走行風が本体部に当たることで、タイヤハウス内に導入される走行風の量を減らすことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−168620号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このタイヤデフレクタでは、タイヤデフレクタの本体部に当たった走行風が、車両の床下における空気の流れを安定させることについては考慮されていない。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮し、車両の床下を流れる走行風を安定させることができる車両前部構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の車両前部構造は、前輪の車両前側で車両幅方向に延在されると共に、車両の下部に取付けられる取付部と前記取付部から車両下側へ延びる縦壁とを含んで構成されたスパッツと、前記縦壁の車両幅方向内側部分を構成し、車両下方から見て車両幅方向内側へ向かうに従い車両後側へ傾斜して配置されると共に、側面視で車両下側へ向かうに従い車両後側へ傾斜して配置された整流部と、前記縦壁における前記整流部以外の部分を構成する一般部と、を備え、前記一般部における車両幅方向外側部分は、前記取付部から車両下側へ直線状に延びており、前記一般部における車両幅方向内側部分は、側面視で車両下側へ向かうに従い車両後側へ傾斜され、車両上下方向に対する前記一般部の車両幅方向内側部分の傾斜角が車両幅方向内側へ向かうに従い大きく設定されている
【0007】
請求項1に記載の車両前部構造では、前輪の車両前側にスパッツが設けられており、スパッツは車両幅方向に延在されている。また、スパッツは、車両の下部に取付けられる取付部を有しており、取付部から縦壁が車両下側へ延びている。このため、車両が走行する際に走行風が縦壁に当たることによって、前輪に直接当たる走行風の量を減らすことができる。また、この際には、走行風が縦壁に当たるため、縦壁の車両前側の領域における圧力が、縦壁の車両後側の領域における圧力に比して大きくなる。換言すると、縦壁の車両後側の領域が負圧領域になる。
【0008】
ここで、縦壁の車両内側部分が整流部とされており、整流部は、車両下方から見て車両幅方向内側へ向かうに従い車両後側へ傾斜して配置されている。これにより、縦壁に当たった走行風が車両下方から見て縦壁(整流部)に沿って車両幅方向内側へ案内される。そして、縦壁の車両後側の領域が負圧領域とされているため、縦壁の車両幅方向内側の端部に案内された走行風が、車両下方から見て、この端部を跨ぐように整流部(縦壁)の車両後側(負圧領域側)へ回り込む。
【0009】
また、整流部は、側面視で車両下側へ向かうに従い車両後側へ傾斜して配置されている。これにより、縦壁に当たった走行風が側面視で整流部に沿って車両下側にも案内される。そして、縦壁の車両後側の領域が負圧領域とされているため、整流部の下端部に案内された走行風が、側面視で、整流部の下端部を跨ぐように整流部(縦壁)の車両後側(負圧領域側)へ回り込む。
【0010】
そうすると、車両下方から見て縦壁の車両幅方向内側の端部を跨いで整流部(縦壁)の車両後側へ回り込む走行風と、側面視で整流部の下端部を跨いで整流部(縦壁)の車両後側へ回り込む走行風と、によって、車両前後方向を軸方向とした渦流が整流部の車両後側に生じる。したがって、この渦流(の空気力)によって車両の床下の空気が車両後側へ整流されるため、車両の床下の空気の流れを安定させることができる。
【0011】
請求項2に記載の車両前部構造は、請求項1に記載の車両前部構造において、前記整流部は、車両下方から見て車両幅方向内側へ向かうに従い車両後側へ湾曲して傾斜されると共に、側面視で車両下側へ向かうに従い車両後側へ湾曲して傾斜されている。
【0012】
請求項2に記載の車両前部構造では、整流部が、車両下方から見て車両幅方向内側へ向かうに従い車両後側へ湾曲されているため、縦壁に当たった走行風が整流部に沿って車両幅方向内側へスムースに案内される。また、整流部が、側面視で車両下側へ向かうに従い車両後側へ湾曲されているため、縦壁に当たった走行風が整流部に沿って車両下側へスムースに案内される。これにより、整流部の車両後側に渦流を効率よく発生させることができる。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に記載の車両前部構造によれば、車両の床下の空気の流れを安定させることができる。
【0014】
請求項2に記載の車両前部構造によれば、整流部の車両後側に渦流を効率よく発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の実施の形態に係る車両前部構造が適用された車両に用いられるエアスパッツを車両上方から見た上面図である。
図2図1に示されるエアスパッツを車両前方から見た正面図である。
図3図1に示されるエアスパッツを車両幅方向内側から見た側面図である。
図4図1に示されるエアスパッツの車両幅方向外側の部分を車両幅方向内側から見た側断面図(図1の4−4線断面図)である。
図5図1に示されるエアスパッツの車両幅方向中間部を車両幅方向内側から見た側断面図(図1の5−5線断面図)である。
図6図1に示されるエアスパッツが車両に取付けられた状態を示す車両下方から見た下面図である。
図7】(A)は、図3に示されるエアスパッツの整流部を直線状に形成した場合の一例を示す側面図であり、(B)は、当該エアスパッツの整流部を直線状に形成した場合の他の一例を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図6には、本実施の形態に係る車両前部構造Sが適用された車両10の前部が車両下方から見た下面図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車両右方(車両幅方向一側)を矢印RHで示し、車両上方を矢印UPで示す。
【0017】
この図に示されるように、車両10は、ホイールハウス12に沿って配置されたフェンダライナ14を備えている。このフェンダライナ14は、側面視で車両下方へ開放された略アーチ形板状に形成されており、フェンダライナ14の前端部が車両前側へ屈曲されている。そして、フェンダライナ14の径方向内側には、前輪16が配置されており、フェンダライナ14は、前輪16の上部を車両上側から覆っている。
【0018】
また、前輪16の車両前側には、「スパッツ」としてのエアスパッツ20がそれぞれ設けられており、エアスパッツ20は、フェンダライナ14の前端部に取付けられている(図4及び図5参照)。以下、このエアスパッツ20について、図1図5に基づいて説明する。なお、エアスパッツ20は、車両幅方向において左右対称に構成されているため、車両右側に配置されたエアスパッツ20について説明し、車両左側に配置されたエアスパッツ20についての説明は省略する。
【0019】
これらの図に示されるように、エアスパッツ20は、樹脂により製作されると共に、取付部22と縦壁26とを含んで構成されている。取付部22は、車両上方から見て、略長尺板状に形成されて、板厚方向を車両上下方向にして車両幅方向に延びている。具体的には、取付部22の車両幅方向外側の部分(図1に示される矢印A及び矢印Bの範囲の部分)が、車両上方から見て車両前側へ凸となるように僅かに湾曲されており、取付部22の車両幅方向内側の部分(図1に示される矢印Cの範囲の部分)が、車両上方から見て車両幅方向内側へ向かうに従って車両後側へ直線状に傾斜されている。
【0020】
また、取付部22には、複数(本実施の形態では3つ)の取付孔24が形成されており、取付孔24は、略円形状に形成されて、車両上下方向に貫通されている。図4に示されるように、この取付孔24には、グロメット18等の締結部材が挿入されており、このグロメット18等の締結部材によって取付部22(エアスパッツ20)がフェンダライナ14の前端部に取付けられている。
【0021】
図1図3に示されるように、縦壁26は、取付部22の後端部に一体に形成されると共に、当該後端部から車両下側へ延びている。これにより、縦壁26の車両幅方向内側の部分(図1に示される矢印Cの範囲の部分)が、車両上方から見て車両幅方向内側へ向かうに従って車両後側へ直線状に傾斜されており、この部分が整流部28とされている。そして、車両幅方向に沿った基準線H1に対する整流部28の成す角度が傾斜角θ1(図1参照)とされている。
【0022】
また、図3に示されるように、整流部28における車両下側の部分は、側面視で車両前斜め下方へ凸となる略円弧状に湾曲されており、この湾曲された部分の曲率半径は一定に設定されている。これにより、整流部28の下端部は、側面視で、車両上下方向に対して当該下端部に接する接線に沿って車両後側に傾斜して配置されており、車両上下方向に沿った基準線H2に対する整流部28における下端部の成す角度が傾斜角θ2とされている。
【0023】
一方、縦壁26の整流部28以外の部分(図1に示される矢印A及び矢印Bの範囲の部分)は、一般部30とされており、一般部30は車両上方から見て車両前側へ凸となるように僅かに湾曲されている。この一般部30における車両幅方向外側の部分(図1に示される矢印Aの範囲の部分)では、図4に示されるように、取付部22の後端部から一般部30(縦壁26)が直線状に車両下側へ延びている。また、一般部30における車両幅方向内側の部分(図1に示される矢印Bの範囲の部分)では、図5に示されるように、一般部30(縦壁26)の車両下側の部分が、車両前斜め下方へ凸となる略円弧状に湾曲されており、この部分の曲率半径が、車両幅方向内側へ向かうに従って小さくなるように設定されている。すなわち、一般部30における車両幅方向内側の部分(図1に示される矢印Bの範囲の部分)では、車両幅方向内側(整流部28側)へ向かうに従って基準線H2に対する傾斜角θ2が徐々に大きくなるように設定されている。これにより、一般部30と整流部28とが段差がないように滑らかに接続されている。
【0024】
そして、図6に示されるように、車両下方から見て、縦壁26の一般部30が前輪16の車両前側に配置されると共に、縦壁26の整流部28は前輪16よりも車両内側に配置されるように構成されている。
【0025】
次に、本実施の形態の作用及び効果について説明する。
【0026】
上記のように構成された車両前部構造Sが適用された車両10が走行すると、走行風の一部が、エアスパッツ20の縦壁26に当たる。これにより、縦壁26の車両前側の領域における圧力が、縦壁26の車両後側の領域における圧力に比して大きくなる。換言すると、縦壁26の車両後側の領域が負圧領域になる。
【0027】
ここで、縦壁26の車両幅方向内側部分を構成する整流部28は、車両下方(上方)から見て、車両幅方向内側へ向かうに従い車両後側へ傾斜して配置されている。これにより、縦壁26に当たった走行風が、車両下方(上方)から見て、整流部28に沿って車両幅方向内側へ案内される。そして、縦壁26の車両幅方向内側の端部に案内された走行風は、車両下方(上方)から見て、当該端部を跨ぐように整流部28(縦壁26)の車両後側(負圧領域側)へ回り込む(図1の矢印D参照)。
【0028】
また、整流部28の車両下側部分は、側面視で車両前斜め下方へ凸となるように湾曲されると共に、基準線H2に対して傾斜角θ2に傾斜されている。これにより、縦壁26に当たった走行風が、側面視で整流部28に沿って車両下側にも案内される。そして、整流部28の下端部に案内された走行風は、側面視で、整流部28の下端部を跨ぐように整流部28(縦壁26)の車両後側(負圧領域側)へ回り込む(図1及び図3の矢印E参照)。
【0029】
そうすると、車両下方(上方)から見て縦壁26の車両幅方向内側の端部を跨いで整流部28(縦壁26)の車両後側(負圧領域側)へ回り込む走行風と、側面視で整流部28の下端部を跨いで整流部28の車両後側へ回り込む走行風と、によって、車両前後方向を軸方向とした渦流Fが整流部28の車両後側に生じる(図2及び図6の矢印F参照)。したがって、この渦流F(の空気力)によって車両10の床下の空気が車両後側へ整流されるため(図6の矢印G参照)、車両10の床下の空気の流れを安定させることができる。
【0030】
また、上述したように、エアスパッツ20の縦壁26に整流部28を形成することによって渦流Fが縦壁26の車両後側に生じて、車両10の床下の空気の流れが当該渦流Fによって安定する。これにより、部品点数を増加させることなく簡易な構成で車両10の床下における空気の流れを安定させることができる。しかも、各種の車両に対応して、車両幅方向に沿った基準線H1に対する整流部28の傾斜角θ1及び車両上下方向に沿った基準線H2に対する整流部28の傾斜角θ2を適宜設定することで、各種車両において、車両の床下における空気の流れを安定させることができる。
【0031】
さらに、縦壁26の一般部30は、車両上方から見て、車両前側へ凸となるように湾曲されている。これにより、縦壁26の一般部30に当たった走行風を縦壁26の整流部28へ向けてスムースに案内させることができる。
【0032】
また、一般部30における車両幅方向内側の部分(図1に示される矢印Bの範囲の部分)では、基準線H2に対する傾斜角θ2が車両幅方向内側へ向かうに従って徐々に大きくなるように設定されており、一般部30と整流部28とが段差がないように滑らかに接続されている。これにより、縦壁26の一般部30に当たった走行風を、縦壁26の整流部28へ向けて一層スムースに案内させることができる。
【0033】
なお、本実施の形態では、縦壁26の整流部28が、車両上方から見て車両内側へ向かうに従い車両後側へ直線状に傾斜されている。これに替えて、縦壁26の整流部28を車両上方から見て湾曲(曲線状)して傾斜させてもよい。これにより、縦壁26に当たった走行風が車両幅方向内側へスムースに案内されるため、渦流Fを効率よく発生させることができる。
【0034】
また、本実施の形態では、縦壁26の整流部28が、側面視で車両下側へ向かうに従い車両後側へ湾曲(曲線状)して傾斜されている。これに替えて、縦壁26の整流部28を、側面視で車両下側へ向かうに従い車両後側へ直線状に傾斜させてもよい。例えば、図7(A)に示されるように、整流部28の車両上下方向中間部と下端部との間の部分を直線状に傾斜させてもよいし、図7(B)に示されるように、整流部28の上端部と下端部との間の部分を直線状に傾斜させてもよい。
【0035】
さらに、本実施の形態では、縦壁26の一般部30の車両幅方向内側部分(図1の矢印Bの範囲の部分)において、車両下側部分の曲率半径が車両内側へ向かうに従い徐々に小さく設定されており、縦壁26の整流部28における車両下側部分の曲率半径が一定に設定されている。これに替えて、一般部30の車両幅方向内側部分及び整流部28の範囲において、縦壁26の車両下側部分の曲率半径を車両内側へ向かうに従い徐々に小さく設定してもよい。
【0036】
また、本実施の形態では、車両上方から見て、縦壁26の一般部30が車両前側に凸になるように湾曲して配置されている。これに替えて、車両上方から見て、一般部30を車両幅方向内側へ向かうに従い車両後側へ若干傾斜するように直線状に配置してもよい。また、車両上方から見て、一般部30を車両幅方向に直線状に延びるように設定してもよい。
【符号の説明】
【0037】
16 前輪
20 エアスパッツ(スパッツ)
22 取付部
26 縦壁
28 整流部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7