特許第5832076号(P5832076)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5832076
(24)【登録日】2015年11月6日
(45)【発行日】2015年12月16日
(54)【発明の名称】情報処理プログラム、情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/048 20130101AFI20151126BHJP
【FI】
   G06F3/048 653A
   G06F3/048 656A
【請求項の数】14
【全頁数】25
(21)【出願番号】特願2010-213066(P2010-213066)
(22)【出願日】2010年9月24日
(65)【公開番号】特開2012-68894(P2012-68894A)
(43)【公開日】2012年4月5日
【審査請求日】2013年9月3日
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000233778
【氏名又は名称】任天堂株式会社
【住所又は居所】京都府京都市南区上鳥羽鉾立町11番地1
(73)【特許権者】
【識別番号】391041718
【氏名又は名称】株式会社ハル研究所
【住所又は居所】東京都千代田区神田須田町1丁目22番地
(74)【代理人】
【識別番号】100090181
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 義人
(72)【発明者】
【氏名】松原 祥
【住所又は居所】京都府京都市南区上鳥羽鉾立町11番地1 任天堂株式会社内
(72)【発明者】
【氏名】東藤 由実
【住所又は居所】山梨県甲斐市竜王新町1999−9 株式会社ハル研究所内
(72)【発明者】
【氏名】川路 慎一
【住所又は居所】山梨県甲斐市竜王新町1999−9 株式会社ハル研究所内
【審査官】 海江田 章裕
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2011/125362(WO,A1)
【文献】 特開2009−245038(JP,A)
【文献】 特開2007−122430(JP,A)
【文献】 特開2010−204891(JP,A)
【文献】 特開2002−215613(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部および入力手段を備える情報処理装置のコンピュータを、
前記表示部が主領域と当該主領域より小さい副領域とに区分され、複数の表示部分からなる情報のうち、第1方向に当該表示部よりも大きな領域を要する所定の表示部分を当該主領域に表示する情報表示手段、
前記所定の表示部分の前または後の表示部分の一部を前記副領域に、前記情報表示手段によって表示される当該所定の表示部分から見て前記第1方向とは異なる第2方向に表示する前後表示部分表示手段、
前記入力手段からの表示切り替えを指示する第1入力に応じて前記主領域に表示されている前記所定の表示部分を前記前後表示部分表示手段によって前記副領域に表示された前記前または後の表示部分に切り替える表示切替手段、および
前記入力手段からのスクロールを指示する第2入力に応じて前記所定の表示部分の他の領域が前記主領域に表示されるようにスクロールを行うスクロール処理手段として機能させ
前記前後表示部分表示手段は、前記情報表示手段によって最初の表示部分が前記主領域に表示されるときに、最後の表示部分の一部を前記前の表示部分として前記副領域に表示し、前記情報表示手段によって最後の表示部分が前記主領域に表示されるときに、最初の表示部分の一部を前記後の表示部分として前記副領域に表示する、情報処理プログラム。
【請求項2】
前記表示部は、第1表示部と当該第1表示部の表示領域よりも大きな表示領域を有する第2表示部とを含み、
前記主領域は前記第1表示部の表示領域全体と前記第2表示部の表示領域のうちの前記第1表示部の表示領域と横幅および縦幅の少なくとも一方が同じ領域であり、
前記副領域は前記第2表示部の表示領域のうちの前記第1表示部の表示領域と横幅および縦幅の少なくとも一方が同じ領域を除く領域である、請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
前記表示部は、第1表示部と、当該第1表示部の表示領域よりも幅が大きな表示領域を有する第2表示部とを含み、
前記第1表示部と前記第2表示部は、それぞれの表示領域が上下に位置するように配置され、
前記主領域は、前記第1表示部の表示領域全体と前記第2表示部の表示領域のうちの前記第1表示部の表示領域の幅と同一の幅を有する中央の領域を含み、
前記副領域は前記第2表示部の前記中央の領域を除く左右の領域で形成され、
前記前後表示部分表示手段は、前記前の表示部分の一部を左右の副領域の一方に表示するとともに、前記後の表示部分の一部を左右の副領域の他方に表示する、請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記第1表示部と前記第2表示部は、それぞれの表示領域の中心点が同一垂直線上に位置するように配置される、請求項記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
前記表示部は、第1表示部と第2表示部とを含み、前記第2表示部が前記主領域および前記副領域を含み、
前記情報表示手段は、前記所定の表示部分の一部を前記第1表示部に表示するとともに、当該所定の表示部分の他の一部を前記主領域に表示し、
前記前後表示部分表示手段は、前記前または後の表示部分の一部を前記副領域に表示する、請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
前記スクロール処理手段は、前記第2入力に応じて、前記第1表示部に表示されている前記所定の表示部分の一部と、前記第2表示部の前記主領域に表示されている当該所定の表示部分の他の一部とを連動してスクロールを行う、請求項記載の情報処理プログラム。
【請求項7】
前記スクロール処理手段の処理対象には、前記第1表示部に表示された前記所定の表示部分の一部と前記第2表示部の前記主領域に表示された当該所定の表示部分の他の一部が含まれ、前記第2表示部の前記副領域に表示された前記前または後の表示部分は含まれない、請求項記載の情報処理プログラム。
【請求項8】
前記スクロール処理手段の処理対象には、前記主領域に表示された前記所定の表示部分が含まれ、前記副領域に表示された前記前または後の表示部分情報は含まれない、請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項9】
前記前後表示部分表示手段は、前記表示切替手段による切り替え前に前記情報表示手段によって前記主領域に表示された前記所定の表示部分が前記スクロール処理手段によってスクロールされた状態であった場合には、当該所定の表示部分をスクロールされた状態のまま表示する、請求項記載の情報処理プログラム。
【請求項10】
前記情報表示手段は、前記表示切替手段による今回の切り替え前に前記前後表示部分表示手段によって前記副領域に表示された前記前または後の表示部分が、前回の切り替え前に前記情報表示手段によって前記表示部の前記主領域に表示されていたとき前記スクロール処理手段によってスクロールされた状態であった場合には、当該前または後の表示部分に対応する情報を当該スクロールされた状態に戻して表示する、請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項11】
前記情報は、複数の頁からなる電子ファイルである、請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項12】
表示部、
入力手段、
前記表示部が主領域と当該主領域より小さい副領域とに区分され、複数の表示部分からなる情報のうち、第1方向に当該表示部よりも大きな領域を要する所定の表示部分を当該主領域に表示する情報表示手段、
前記所定の表示部分の前または後の表示部分の一部を前記副領域に、前記情報表示手段によって表示される当該所定の表示部分から見て前記第1方向とは異なる第2方向に表示する前後表示部分表示手段、
前記入力手段からの表示切り替えを指示する第1入力に応じて前記主領域に表示されている前記所定の表示部分を前記前後表示部分表示手段によって前記副領域に表示された前記前または後の表示部分に切り替える表示切替手段、および
前記入力手段からのスクロールを指示する第2入力に応じて前記所定の表示部分の他の領域が前記主領域に表示されるようにスクロールを行うスクロール処理手段を備え、
前記前後表示部分表示手段は、前記情報表示手段によって最初の表示部分が前記主領域に表示されるときに、最後の表示部分の一部を前記前の表示部分として前記副領域に表示し、前記情報表示手段によって最後の表示部分が前記主領域に表示されるときに、最初の表示部分の一部を前記後の表示部分として前記副領域に表示する、情報処理装置。
【請求項13】
表示部、
入力手段、
前記表示部が主領域と当該主領域より小さい副領域とに区分され、複数の表示部分からなる情報のうち、第1方向に当該表示部よりも大きな領域を要する所定の表示部分を当該主領域に表示する情報表示手段、
前記所定の表示部分の前または後の表示部分の一部を前記副領域に、前記情報表示手段によって表示される当該所定の表示部分から見て前記第1方向とは異なる第2方向に表示する前後表示部分表示手段、
前記入力手段からの表示切り替えを指示する第1入力に応じて前記主領域に表示されている前記所定の表示部分を前記前後表示部分表示手段によって前記副領域に表示された前記前または後の表示部分に切り替える表示切替手段、および
前記入力手段からのスクロールを指示する第2入力に応じて前記所定の表示部分の他の領域が前記主領域に表示されるようにスクロールを行うスクロール処理手段を備え、
前記前後表示部分表示手段は、前記情報表示手段によって最初の表示部分が前記主領域に表示されるときに、最後の表示部分の一部を前記前の表示部分として前記副領域に表示し、前記情報表示手段によって最後の表示部分が前記主領域に表示されるときに、最初の表示部分の一部を前記後の表示部分として前記副領域に表示する、情報処理システム。
【請求項14】
表示部および入力手段を備える情報処理装置のための情報処理方法であって、
前記表示部が主領域と当該主領域より小さい副領域とに区分され、複数の表示部分からなる情報のうち、第1方向に当該表示部よりも大きな領域を要する所定の表示部分を当該主領域に表示する情報表示ステップ、
前記所定の表示部分の前または後の表示部分の一部を前記副領域に、前記情報表示ステップによって表示される当該所定の表示部分から見て前記第1方向とは異なる第2方向に表示する前後表示部分表示ステップ、
前記入力手段からの表示切り替えを指示する第1入力に応じて前記主領域に表示されている前記所定の表示部分を前記前後表示部分表示ステップによって前記副領域に表示された前記前または後の表示部分に切り替える表示切替ステップ、および
前記入力手段からのスクロールを指示する第2入力に応じて前記所定の表示部分の他の領域が前記主領域に表示されるようにスクロールを行うスクロール処理ステップを備え
前記前後表示部分表示ステップは、前記情報表示ステップによって最初の表示部分が前記主領域に表示されるときに、最後の表示部分の一部を前記前の表示部分として前記副領域に表示し、前記情報表示ステップによって最後の表示部分が前記主領域に表示されるときに、最初の表示部分の一部を前記後の表示部分として前記副領域に表示する、情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、情報処理プログラム、情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法に関し、特にたとえば、複数の表示部分からなる情報を切り替えて表示するための、情報処理プログラム、情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数の頁からなる情報をユーザの操作に応じて頁をめくるように切り替えて表示するものが知られている。例えば、特許文献1には、2画面のそれぞれに情報(例えば書籍の見開き2ページ)を静止表示し、ユーザが画面を傾けたり、紙をめくるように画面(タッチパネル)上を撫でる操作を行ったりすることにより、頁めくり表示が行われることが開示されている。

【特許文献1】特許第3267282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、特許文献1では、2画面のそれぞれに表示される情報の前後に頁があるか否かを容易に知ることができなかった。つまり、頁をめくる操作をしてみないと実際に頁をめくれるかどうかが分からなかった。
【0004】
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、情報処理プログラム、情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法を提供することである。
【0005】
この発明の他の目的は、画面に表示される情報の前後に表示すべき情報があることを容易に知ることのできる、情報処理プログラム、情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。
【0007】
第1の発明は、表示部および入力手段を備える情報処理装置のコンピュータを、表示部が主領域と当該主領域より小さい副領域とに区分され、複数の表示部分からなる情報のうち、第1方向に当該表示部よりも大きな領域を要する所定の表示部分を当該主領域に表示する情報表示手段、所定の表示部分の前または後の表示部分の一部を副領域に、情報表示手段によって表示される当該所定の表示部分から見て第1方向とは異なる第2方向に表示する前後表示部分表示手段、入力手段からの表示切り替えを指示する第1入力に応じて主領域に表示されている所定の表示部分を前後表示部分表示手段によって副領域に表示された前または後の表示部分に切り替える表示切替手段、および入力手段からのスクロールを指示する第2入力に応じて所定の表示部分の他の領域が主領域に表示されるようにスクロールを行うスクロール処理手段として機能させ、前後表示部分表示手段は、情報表示手段によって最初の表示部分が主領域に表示されるときに、最後の表示部分の一部を前の表示部分として副領域に表示し、情報表示手段によって最後の表示部分が主領域に表示されるときに、最初の表示部分の一部を後の表示部分として副領域に表示する、情報処理プログラムである。
【0008】
第1の発明では、表示部および入力手段を備える情報処理装置のコンピュータが、情報処理プログラムによって、情報表示手段、前後表示部分表示手段、表示切替手段およびスクロール処理手段として機能する。情報表示手段は、複数の表示部分からなる情報のうち、第1方向に当該表示部よりも大きな領域を要する所定の表示部分を主領域に表示する。前後表示部分表示手段は、所定の表示部分の前または後の表示部分の一部を副領域に、情報表示手段によって表示される所定の表示部分から見て第1方向とは異なる第2方向に表示する。表示切替手段は、入力手段からの表示切り替えを指示する第1入力に応じて、主領域に表示されている所定の表示部分を前後表示部分表示手段によって副領域表示された前または後の表示部分に切り替える。そして、スクロール処理手段は、入力手段からのスクロールを指示する第2入力に応じて所定の表示部分の他の領域が主領域に表示されるようにスクロールを行う。また、前後表示部分表示手段は、情報表示手段によって最初の表示部分が主領域に表示されるときに、最後の表示部分の一部を前の表示部分として副領域に表示し、情報表示手段によって最後の表示部分が主領域に表示されるときに、最初の表示部分の一部を後の表示部分として副領域に表示する。
【0009】
第1の発明によれば、前後の表示部分の一部を表示部の副領域に表示することで、表示部の主領域に表示される所定の表示部分の前後に表示可能な表示部分があることを視覚的に容易に知ることができる。
また、第1の発明によれば、第1入力(たとえば第1方向を示すタッチ/ボタン/パッド入力)で表示部分を切り替え、第2入力(たとえば第2方向を示すタッチ/ボタン/パッド入力)で表示部分をスクロールするので、表示部分の切り替えと表示部分のスクロールとを直感的な操作で行うことができる。
さらに、最後の表示部分の後の表示部分として最初の表示部分の一部を表示し、最初の表示部分の前の表示部分として最後の表示部分の一部を表示するので、この場合にも、前後に表示すべき情報があることは少なくともわかる。
【0017】
の発明は、第1の発明に従属する情報処理プログラムであって、表示部は、第1表示部と当該第1表示部の表示領域よりも大きな表示領域を有する第2表示部とを含み、主領域は第1表示部の表示領域全体と第2表示部の表示領域のうちの第1表示部の表示領域と横幅および縦幅の少なくとも一方が同じ領域であり、副領域は第2表示部の表示領域のうちの第1表示部の表示領域と横幅および縦幅の少なくとも一方が同じ領域を除く領域である。
【0018】
ここで、「第1表示部の表示領域よりも大きな表示領域」とは、高さおよび幅の少なくとも一方が大きいことをいう。「第2表示部の表示領域のうちの第1表示部の表示領域と横幅および縦幅の少なくとも一方が同じ領域」というのは、第2表示部の表示領域内で、その高さおよび幅が第1表示部の表示領域の高さおよび幅の少なくとも一方と同じであるような領域という意味であり、その面積が第1表示部の表示領域の面積と同一であるような領域という意味ではない。
【0019】
の発明によれば、大きさの違う2つの画面に所定の表示部分を表示し、大きさの差分部分に前後の表示部分を表示するので、所定の表示部分を2つの表示部に表示できるとともに、前後の表示部分を2つの表示部の大きさの差によって生じる余剰領域に表示できることになり、より多くの情報を表示できるとともに、大きさの異なる2つの表示部を用いた場合の効率的な表示方法を実現することができる。
【0020】
の発明は、第1の発明に従属する情報処理プログラムであって、表示部は、第1表示部と、当該第1表示部の表示領域よりも幅が大きな表示領域を有する第2表示部とを含み、第1表示部と第2表示部は、それぞれの表示領域が上下に位置するように配置され、情報表示手段は、所定の表示部分を第1表示部の表示領域全体と第2表示部の表示領域のうちの第1表示部の表示領域の幅と同一の幅を有する中央の領域に表示し、前後表示部分表示手段は、前の表示部分の一部を第2表示部の中央の領域を除く左右の領域の一方に表示するとともに、後の表示部分の一部を第2表示部の左右の領域の他方に表示する。
【0021】
の発明によれば、2つの画面の幅方向の大きさが異なるので、所定の表示部分を2つの表示部に表示できるとともに、前後の表示部分を2つの表示部の幅の大きさの差によって生じる左右の余剰領域に表示できるので、より多くの情報を表示できるとともに、表示される所定の表示部分の前後の表示部分の存在を直感的に認識することができる。
【0022】
の発明は、第の発明に従属する情報処理プログラムであって、第1表示部と第2表示部は、それぞれの表示領域の中心点が同一垂直線上に位置するように配置される。
【0023】
の発明によれば、第1表示部と第2表示部が同一垂直線に沿って上下に並ぶので、第2表示部において中央の領域および左右の領域がバランスよく配置される。
【0024】
の発明は、第1の発明に従属する情報処理プログラムであって、表示部は、第1表示部と第2表示部とを含み、情報表示手段は、所定の表示部分の一部を第1表示部に表示するとともに、当該所定の表示部分の他の一部を第2表示部の主領域に表示し、前後表示部分表示手段は、前または後の表示部分の一部を第2表示部の副領域に表示する。
【0025】
の発明は、第の発明に従属する情報処理プログラムであって、スクロール処理手段は、第2入力に応じて、第1表示部に表示されている所定の表示部分の一部と、第2表示部の主領域に表示されている当該所定の表示部分の他の一部とを連動してスクロールを行う。
【0026】
の発明は、第の発明に従属する情報処理プログラムであって、スクロール処理手段の処理対象には、第1表示部に表示された所定の表示領域の一部と第2表示部の主領域に表示された当該所定の表示部分の他の一部が含まれ、第2表示部の副領域に表示された前または後の表示部分は含まれない。
【0030】
の発明は、第1の発明に従属する情報処理プログラムであって、スクロール処理手段の処理対象には、主領域に表示された所定の表示部分が含まれ、副領域に表示された前または後の表示部分は含まれない。
【0031】
の発明によれば、内容を読み取るべき主領域の表示部分だけをスクロールさせ、単に存在がわかればよい副領域の表示部分は固定したことで、効率的で見栄えのよいスクロールが行える。
【0032】
の発明は、第の発明に従属する情報処理プログラムであって、前後表示部分表示手段は、表示切替手段による切り替え前に情報表示手段によって主領域に表示された所定の表示部分がスクロール処理手段によってスクロールされた状態であった場合には、当該所定の表示部分をスクロールされた状態のまま表示する。
【0033】
の発明によれば、主領域にあるときスクロールされていた情報は、副領域に移動してもスクロールした状態のまま表示される(スクロール状態が維持される)ので、自然な表示切り換えが実現される。また、左右に表示される頁がスクロール状態であるか否かを容易に知ることができる。
【0034】
10の発明は、第1の発明に従属する情報処理プログラムであって、情報表示手段は、表示切替手段による今回の切り替え前に前後表示部分表示手段によって副領域に表示された前または後の表示部分が、前回の切り替え前に情報表示手段によって主領域に表示されていたときスクロール処理手段によってスクロールされた状態であった場合には、当該前または後の表示部分を当該スクロールされた状態に戻して表示する。
【0035】
10の発明によれば、主領域にあるときスクロールされていた情報が切り替えにより副領域に移動した後、再度の切り替えにより主領域に戻ると、元のスクロール状態が復活するので、前に注目していた情報を容易に見つけることができる。
【0036】
11の発明は、第1の発明に従属する情報処理プログラムであって、情報は、複数の頁からなる電子ファイルである。
【0037】
12の発明は、表示部、入力手段、表示部が主領域と当該主領域より小さい副領域とに区分され、複数の表示部分からなる情報のうち、第1方向に当該表示部よりも大きな領域を要する所定の表示部分を当該主領域に表示する情報表示手段、所定の表示部分の前または後の表示部分の一部を副領域に、情報表示手段によって表示される当該所定の表示部分から見て第1方向とは異なる第2方向に表示する前後表示部分表示手段、入力手段からの表示切り替えを指示する第1入力に応じて主領域に表示されている所定の表示部分を前後表示部分表示手段によって副領域に表示された前または後の表示部分に切り替える表示切替手段および入力手段からのスクロールを指示する第2入力に応じて所定の表示部分の他の領域が主領域に表示されるようにスクロールを行うスクロール処理手段を備え、前後表示部分表示手段は、情報表示手段によって最初の表示部分が主領域に表示されるときに、最後の表示部分の一部を前の表示部分として副領域に表示し、情報表示手段によって最後の表示部分が主領域に表示されるときに、最初の表示部分の一部を後の表示部分として副領域に表示する、情報処理装置である。
【0038】
13の発明は、表示部、入力手段、表示部が主領域と当該主領域より小さい副領域とに区分され、複数の表示部分からなる情報のうち、第1方向に当該表示部よりも大きな領域を要する所定の表示部分を当該主領域に表示する情報表示手段、所定の表示部分の前または後の表示部分の一部を副領域に、情報表示手段によって表示される当該所定の表示部分から見て第1方向とは異なる第2方向に表示する前後表示部分表示手段、入力手段からの表示切り替えを指示する第1入力に応じて主領域に表示されている所定の表示部分を前後表示部分表示手段によって副領域に表示された前または後の表示部分に切り替える表示切替手段、および入力手段からのスクロールを指示する第2入力に応じて所定の表示部分の他の領域が主領域に表示されるようにスクロールを行うスクロール処理手段を備え、前後表示部分表示手段は、情報表示手段によって最初の表示部分が主領域に表示されるときに、最後の表示部分の一部を前の表示部分として副領域に表示し、情報表示手段によって最後の表示部分が主領域に表示されるときに、最初の表示部分の一部を後の表示部分として副領域に表示する、情報処理システムである。
【0039】
14の発明は、表示部および入力手段を備える情報処理装置のための情報処理方法であって、表示部が主領域と当該主領域より小さい副領域とに区分され、複数の表示部分からなる情報のうち、第1方向に当該表示部よりも大きな領域を要する所定の表示部分を当該主領域に表示する情報表示ステップ、所定の表示部分の前または後の表示部分の一部を副領域に、情報表示ステップによって表示される当該所定の表示部分から見て第1方向とは異なる第2方向に表示する前後表示部分表示ステップ、入力手段からの表示切り替えを指示する第1入力に応じて主領域に表示されている所定の表示部分を前後表示部分表示ステップによって副領域に表示された前または後の表示部分に切り替える表示切替ステップ、および入力手段からのスクロールを指示する第2入力に応じて所定の表示部分の他の領域が主領域に表示されるようにスクロールを行うスクロール処理ステップを備え、前後表示部分表示ステップは、情報表示ステップによって最初の表示部分が主領域に表示されるときに、最後の表示部分の一部を前の表示部分として副領域に表示し、情報表示ステップによって最後の表示部分が主領域に表示されるときに、最初の表示部分の一部を後の表示部分として副領域に表示する、情報処理方法である。
【0040】
14〜第16の各発明でも、第1の発明と同様に、表示部に表示される情報の前後に表示可能な表示部分があることを視覚的に容易に知ることができる。
【発明の効果】
【0041】
この発明によれば、画面に表示される情報の前後に表示すべき情報があることを容易に知ることのできる、情報処理プログラム、情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法が実現される。
【0042】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0043】
図1】この発明の一実施例であるゲーム装置の外観図であり、開状態における正面を示す。
図2】ゲーム装置の外観図であり、(A)が閉状態における上面を示し、(B)が閉状態における左側面を示し、(C)が閉状態における正面を示し、(D)が閉状態における右側面を示し、(E)が閉状態における背面を示し、(F)が閉状態における下面を示す。
図3】3D調整スイッチの動作を説明するための図解図である。
図4】ゲーム装置の電気的構成の一例を示すブロック図である。
図5図4の電気的構成の要部(立体LCDとSOcの一部とで構成される立体LCD制御部)を示すブロック図である。
図6】視差バリア方式による3D/2D表示の原理を説明するための図解図であり、(A)が視差バリアON状態(3D表示)を示し、(B)が視差バリアOFF状態(2D表示)を示す。
図7】上下のLCDの大きさおよび位置に関する関係を示す図解図である。
図8】説明書の一表示例(第3頁を表示した状態)を示す図解図である。
図9】説明書の他の表示例(第3頁から第4頁への表示切り替え)を示す図解図である。
図10】説明書のその他の表示例(第3頁のスクロール)を示す図解図である。
図11】説明書のさらにその他の表示例(最後の頁を表示した状態)を示す図解図であり、(A)が最後の頁の後に何も表示しない(右領域をブラックアウトする)例を、(B)が最後の頁の後に最初の頁を表示する例を示す。
図12】説明書の他の表示例(最初の頁を表示した状態)を示す図解図であり、(A)が最初の頁の前に何も表示しない(左領域をブラックアウトする)例を、(B)が最初の頁の後に最後の頁を表示する例を示す。
図13】ゲーム装置のメモリマップを示す図解図であり、(A)がメインメモリのメモリマップの一部を、(B)がNANDフラッシュメモリのメモリマップの一部を示す。
図14】Homeメニュー画面の表示例を示す図解図である。
図15】CPU動作の一部を示すフロー図である。
図16】CPU動作の他の一部を示すフロー図である。
図17】CPU動作のその他の一部を示すフロー図である。
図18】一変形例における左右のLCDの関係を示す図解図である。
図19】他の変形例における上下(左右)のLCDの関係を示す図解図である。
図20】説明書のその他の表示例(スクロール状態での表示切り替え)を示す図解図である。
【発明を実施するための形態】
【0044】
図1および図2には、本発明の一実施例であるゲーム装置10の外観が示される。ゲーム装置10は、折り畳み式のゲーム装置であり、図1は開状態におけるゲーム装置10の正面を示し、図2(A)〜図2(F)は閉状態におけるゲーム装置10の上面,左側面,前面,右側面,背面および下面を示している。
【0045】
ゲーム装置10は、図1に示されるように、互いに回動可能に連結された上側ハウジング10Aおよび下側ハウジング10Bを備え、上側ハウジング10Aの正面には、裸眼3D表示に対応した立体LCD12、内側カメラ18a、3D調整スイッチ20、3Dランプ20A、ならびに左右のスピーカ22aおよび22bなどが設けられる。下側ハウジング10Bの正面には、タッチパネル16付きの下LCD14、A,B,X,Yボタン24a〜24d、十字キー(上下左右ボタン)24g、ホーム,セレクト,スタートボタン24h〜24j、電源ボタン24k、アナログパッド26、およびマイク30が設けられる。
【0046】
また、図2(A)に示されるように、ゲーム装置10の上面(図1に示した上側ハウジング10Aの裏面)には、3D撮影に対応した左右の外側カメラ18bおよび18cが設けられる。また、図2(C)に示されるように、ゲーム装置10の前面には、ヘッドホン端子36、および電源ランプ42aなどが設けられる。また、図2(B),図2(E)および図2(D)に示されるように、ゲーム装置10の左側面から背面に跨ってLボタン24eが設けられ、右側面から背面に跨ってRボタン24fが設けられる。また、ゲーム装置10の左側面には、音量調整スイッチ32およびSDカードスロット34などがさらに設けられ、ゲーム装置10の右側面には、無線スイッチ28、無線ランプ42bなどがさらに設けられる。上述の3D調整スイッチは、この右側面から露見している。また、ゲーム装置10の背面には、赤外線受発光部40などがさらに設けられる。そして、図2(E)および図2(F)に示されるように、ゲーム装置10の背面から下面に跨ってゲームカードスロット38が設けられる。
【0047】
立体LCD12は、視差バリア(パララックスバリア)方式による3D液晶(図6参照)であり、裸眼で立体視が可能な画像(裸眼立体視画像)を表示する。立体LCD12では、液晶による視差バリアをOFFすることで、平面画像の表示も可能である。なお、視差バリア方式に限らず、凹凸付のシート(レンチキュラレンズ)を利用するレンチキュラ方式や、その他の裸眼3D方式を採用してもよい。
【0048】
内側カメラ18aは平面画像(2D画像)を撮影し、外側カメラ18bおよび18cは立体視画像(3D画像)を撮影する。プレイヤを撮影した2Dまたは3Dの画像は、ゲームプログラム(72:後述)への画像入力として利用可能である。この場合、ゲームプログラム72は、画像認識を行うことで、プレイヤの顔や手の動き、視線方向(眼球の向き)などを検出し、検出結果に応じた処理を実行する。内側カメラ18aによる2D画像はまた、下LCD14に表示可能であり、外側カメラ18bおよび18cによる3D画像はまた、立体LCD12に表示可能である。
【0049】
3D調整スイッチ20は、立体LCD12の表示に関して、3Dおよび2Dの間の切り替えを手動で行い、さらには、3Dでの立体感の手動調整をも行うためのスライドスイッチであり、たとえば図3のように動作する。3Dの立体感は、この実施例では、スライダSdが上端にあるとき最大(Sd=1)であり、スライダSdを下げるに従って減少し、下端にあるとき最小(Sd=0)となる。そして、スライダSdを下端まで下げきると、3Dから2Dに切り替わる。
【0050】
なお、詳細は省略するが、このような3Dの立体感の変化は、仮想空間内に配置された左右の仮想カメラの間の距離(カメラ間距離)を変化させることによって実現される。つまり、3D調整スイッチ20の動作に応じて、カメラ間距離が調整される。カメラ間距離はまた、こうして手動調整されるだけでなく、ゲームプログラム72による自動調整も受ける。
【0051】
3Dランプ20Aは、立体LCD12の表示状態を示すランプであり、3Dでは点灯し、2Dでは消灯する。なお、単に点灯および消灯するだけでなく、3Dの程度(立体感の大小)に応じて輝度や色を変化させてもよい。
【0052】
タッチパネル16や、A,B,X,Yボタン24a〜24d、十字キー24g、ホーム,セレクト,スタートボタン24h〜24j、あるいはアナログパッド26への操作は、ゲームプログラム72へのタッチ/ボタン/パッド入力として利用される。電源ボタン24kは、ゲーム装置10の電源をオン/オフするために用いられる。電源ランプ42aは、電源のオン/オフと連動して点灯/消灯する。
【0053】
マイク30は、ユーザの発話音声や環境音などを音声データに変換する。音声データは、ゲームプログラム72への音声入力として利用可能である。この場合、ゲームプログラム72は、音声認識を行うことで、プレイヤの発話音声を検出し、検出結果に応じた処理を実行する。マイク30による音声データはまた、NAND型フラッシュメモリ48(図4参照)などに記録可能である。
【0054】
スピーカ22aおよび22bは、ゲーム音声やマイク音声などを出力する。ヘッドホン端子36には、図示しないヘッドホンが接続される。音量調整スイッチ32は、スピーカ22aおよび22bの音量またはヘッドホン端子36の出力を調整するためのスライドスイッチである。
【0055】
SDカードスロット34には、カメラ画像やマイク音声などを保存するためのSDメモリカード(図示せず)が装着され、ゲームカードスロット38には、ゲームプログラム72などが格納されたゲームカード(図示せず)が装着される。赤外線受発光部40は、他のゲーム装置との間での赤外線(IR)通信に利用される。
【0056】
図4には、ゲーム装置10の電気的構成が示される。ゲーム装置10は、CPU,GPU,VRAMおよびDSPなどで構成されたSoC(System-on-a-Chip)44を含む。SoC44には、上述した立体LCD12、下LCD14、内側カメラ(Inカメラ)18a、左右の外側カメラ(OCAM−LおよびOCAM−R)18bおよび18c、A,B,X,Y,L,Rボタン24a〜24f、十字ボタン24g、SDカードスロット34、ゲームカードスロット38、および赤外線受発光部(IR)40が接続される。SoC44にはまた、マイコン56を介して、上述した3D調整スイッチ(3D Vol)20、3Dランプ20A、ホーム,セレクト,スタートボタン24h〜24j、電源ボタン(Power)24k、無線スイッチ(WiFi)28、音量調整スイッチ(音量Vol)32,および電源,無線ランプ42a,42bが接続される。SoC44にはさらに、IF回路58を介して、上述したタッチパネル16、左右のスピーカ22aおよび22b、アナログパッド26、マイク(Mic)30およびヘッドホン端子36が接続される。
【0057】
また、SoC44には、上述した以外の要素として、無線モジュール46、NAND型フラッシュメモリ48およびメインメモリ50が接続される。無線モジュール46は、無線LANに接続する機能を有する。NAND型フラッシュメモリ48は、カメラ画像,マイク音声など保存用のデータ、あるいはゲーム用の各種データベース(たとえば電子取扱説明書)などを記憶する。メインメモリ50は、SoC44に作業領域を提供する。すなわち、メインメモリ50には、ゲームで用いられる各種のデータやプログラムが記憶され、SoC44はメインメモリ50に記憶されたデータやプログラムを利用して作業を行う。
【0058】
マイコン56には、電源管理IC52および加速度センサ54が接続される。電源管理IC52はゲーム装置10の電源管理を行い、加速度センサ54はゲーム装置10の3軸方向の加速度を検出する。加速度センサ54の検出結果は、ゲームプログラム72への動き入力として利用可能である。この場合、ゲームプログラム72は、検出結果に基づいてゲーム装置10自体の動きを計算し、計算結果に応じた処理を実行する。また、マイコン56は、RTC(リアルタイムクロック)56aを含み、RTC56aで時間をカウントしてSoC44に供給する。
【0059】
図5には、立体LCD12とSoC44の一部とで構成される立体LCD制御部12Aが示される。立体LCD12は、LCDコントローラ12a、バリア液晶12bおよび上LCD12cを含む。バリア液晶12bは、図6(A)に示されるように、縦(列)方向に伸びる複数の液晶スリットを含み、バックライトからの光を複数の液晶スリットで交互に遮ることによって、右目および左目に上LCD12cの異なる列の画素を通過した光が見えるようにする。上LCD12cは、下LCD14と同様、普通の(2D表示用の)液晶でよい。LCDコントローラ12aは、GPU44bひいてはCPU44aの制御下で、上LCD12cに描画を行い、かつバリア液晶12b(への印加電圧)をON/OFFする。バリア液晶12bをOFFすると、図6(B)に示されるように、右目および左目には、上LCD12cのどの列の画素を通過した光も見えるようになる。
【0060】
以上のように構成されたゲーム装置10では、電子ファイルの一例として、プレイするゲームの電子取扱説明書(以下“説明書”)を表示することができる。この実施例では、説明書の表示は2Dで行うものとし、立体LCD12は“上LCD12”のように記す。
【0061】
まず、上LCD12および下LCD14の関係、より具体的には、大きさおよび位置に関する関係について、図7により詳しく説明する。図7では、上LCD12の表示面DS1の左上端を原点Oとして、水平右向きにX軸を、垂直下向きにY軸を定義している。上LCD12の表示面DS1は、下LCD14の表示面DS2と比べて、幅(横サイズ)が相対的に大きく(たとえば6:5)、高さ(縦サイズ)は略同じ(たとえば1:1)である。そして、表示面DS1の中心点C1と表示面DS2の中心点C2とは、同一垂直線VL上にある。
【0062】
したがって、上LCD12の表示面DS1は、下LCD14の表示面DS2の真上にあってそれと同じ幅を有する中央部分DS1a(主領域)と、この中央部分DS1aの左右にあってその10分の1の幅を各々が有する左部分DS1bおよび右部分DS1c(副領域)とに区分される。すなわち、上LCD12の左端は、下LCD14の左端よりも左になるように、上LCD12の右端は、下LCD14の右端よりも右になるように配置される。
【0063】
なお、上LCD12と下LCD14との大きさおよび位置に関する関係は、上記の例に限定されるものではなく、適宜変更可能である。たとえば、下LCD14の方が大きくてもよい。同じ大きさであっても、上LCD12および下LCD14の一方または両方を制御して有効表示領域の大きさを変更すれば、所望の関係を実現可能である。また、上LCD12および下LCD14は、それぞれの中心点C1,C2が垂直線VLから多少左右にずれていても、幅方向に適宜な重なりが確保できればよい(他の変形例については後述)。
【0064】
このような関係を有する上LCD12および下LCD14に、たとえば図8図12および図20に示すような説明書画面が表示される。図8図12および図20を参照して、まず、説明書は、複数の頁(または、表示対象、表示単位など)ここでは第1〜第8頁(第1〜第8の表示部分)で構成されており、各頁には、“(3)操作方法”,“(4)遊び方”といった頁番号付きの見出しが付され、この見出しの下に詳しい説明が記述されている。たとえば、第3頁には、図8に示されるように、“(3)操作方法”の説明として、まず、アナログパッド26,十字キー24gといった操作部の配置が図解され、次に、それぞれの操作部の操作方法が記述されている。次の第4頁には、図9に示されるように、“(4)遊び方”の説明として、初期設定,ゲームのルールなどが説明されている。また、最後の第8頁には、図11に示されるように、“(8)トラブルシューティング”の説明として、本体,通信などのトラブルへの対処方法が記述され、最初の第1頁には、図12に示されるように、“(1)使用上の注意”の説明として、本体,通信などを使用する際に注意すべき事項が記述されている。
【0065】
上LCD12および下LCD14には、このような説明書が、頁(表示部分)単位で、上下2画面(DS1およびDS2)に跨って表示される。現在表示している頁から後の頁または前の頁への切り替えは、タッチパネル16,ABXYボタン24a〜24d,十字キー24g,またはアナログパッド26などを利用した方向指示操作(タッチ/ボタン/パッド入力)に応じて実行される。たとえば、図8のように第3頁が表示された状態で、左向きの方向指示操作(以下“左方向指示操作”のように略記)を行う、たとえばタッチパネル16が設けられた下LCD14に対してタッチペン等で右から左へのスライド操作を行ったり、アナログパッド26を左方向にスライドさせたり、Aボタン24aを押したり、あるいは十字キー24gの左ボタンを押したりすると、第3頁が左に移動して、上LCD12および下LCD14の表示は、第3頁から第4頁に切り替わる。一方、図9のように第4頁が表示された状態で右方向指示操作を行うと、表示は第4頁から第3頁に切り替わる。
【0066】
また、この説明書では、図8図10および図20からわかるように、各頁の情報量が異なるため、各頁の縦サイズはまちまちである(なお、横サイズは、下LCD14の幅と同じかこれよりも若干小さい固定値である)。したがって、情報量の比較的少ない第4頁は、図9に示されるように、その縦方向および横方向の全部が上LCD12および下LCD14の表示範囲に含まれるが、情報量の比較的多い第3頁は、図8に示されるように、その横方向については全体が表示されるものの、その縦方向については末尾部分(ここでは第4段の3Dスイッチ”に関する説明部分)が表示範囲からはみ出している。
【0067】
この場合、上方向指示操作を行えば、図10に示されるように上方向のスクロールが実行され、これによって末尾部分が表示範囲内に入る。その代わり、先頭部分(ここでは配置図の一部)が表示範囲からはみ出してしまう。なお、「(3)操作方法」のタイトル(見出し)部分は、固定であり、上方向のスクロールが実行されても表示範囲からはみ出すことはなく、常に表示されている。これを図8の状態に戻すには、下方向指示操作を行えばよい。
【0068】
このように、ゲーム装置10では、説明書を頁単位で2画面に跨って表示して、その表示頁を、左右の方向指示操作によって前後の頁に切り替えたり、上下の方向指示操作によって2画面に跨って表示されている頁の各々の部分を連動して上下にスクロールさせたりすることができる。
【0069】
さらに、ゲーム装置10では、上LCD12の表示面DS1が下LCD14の表示面DS2よりも幅広であるというハードウェア上の特徴を活用して、表示面DS1の余白部分(余剰領域)つまり左部分DS1bおよび右部分DS1cに、前後の頁の一部分(その縦方向および横方向の一部)を表示する。たとえば、図8に示すように第3頁を表示している場合、左部分DS1bに第2頁の右上端部分が表示され、右部分DS1cには第4頁の左上端部分が表示される。また、図9に示すように第4頁を表示している場合、左部分DS1bに第3頁の右上端部分が表示され、右部分DS1cには第5頁の左上端部分が表示される。
【0070】
ただし、左部分DS1bおよび右部分DS1cの表示内容は、上下の方向指示操作によって中央部分DS1aの表示内容がスクロールしても、これに連動してスクロールすることはない。たとえば、図8の状態(スクロールしていない初期状態)で上方向指示操作が行われた後の状態を示す図10では、上LCD12の表示面DS1内において、中央部分DS1aの表示内容が上にスクロールしているのに対し、左部分DS1bおよび右部分DS1cの表示内容は、それぞれ第2頁の右上端部分および第4頁の左上端部分のままであり、図8の状態から何ら変化していない。
【0071】
また、中央部分DS1aでスクロール状態(頁が途中または最後までスクロールされた状態)にあった頁は、頁切り替えによって左部分DS1bまたは右部分DS1cに移動されても、スクロールされた状態のまま表示される。従って、左部分DS1bまたは右部分DS1cに移動された頁がスクロール状態であったか否かを容易に知ることができる。こうしてスクロール状態で左部分DS1bまたは右部分DS1cに移動された頁は、その後に行われる逆向きの頁切り替えによって中央部分DS1aに戻ると、元のクロール状態に戻して表示される。したがって、図10のように中央部分DS1aでスクロール状態にあった第3頁は、左方向指示操作に応じて左部分DS1bに移動したとき、図20のようにスクロール状態のまま表示され、その後、逆方向つまり右方向指示操作に応じて中央部分DS1aに復帰したとき、図10のように元のクロール状態に戻して表示されることになる。
【0072】
さらには、図10のように中央部分DS1aでスクロール状態にあった第3頁が、左方向指示操作に応じて図20のように左部分DS1bに移動した後、さらなる左方向指示操作に応じて画面外に移動した場合には、これに続く2回の右方向指示操作に応じて中央部分DS1aに復帰したとき、図8のように初期状態に戻して表示される。
【0073】
また、図11(A)に示すように、中央部分DS1aに最後の頁ここでは第8頁が表示されているとき、左部分DS1bには第7頁の右上端部分が表示されるが、右部分DS1cには何も表示されない(たとえばブラックアウト表示される)。これにより、第8頁が最後の頁で、その後に表示すべき頁(情報)がないことがわかる。また、図12(A)に示すように、中央部分DS1aに最初の頁ここでは第1頁が表示されているとき、右部分DS1cには第2頁の左上端部分が表示されるが、左部分DS1bには何も表示されない。これにより、第1頁が最初の頁で、その前に表示すべき頁がないことがわかる。
【0074】
なお、説明書によっては、頁がリング状に構成されており、最後の頁の後に最初の頁が表示され、最初の頁の前に最後の頁が表示される。この場合、図11(B)に示すように、中央部分DS1aに最後の頁ここでは第8頁が表示されているとき、右部分DS1cには第1頁の左上端部分が表示される。これにより、第8頁の後に表示すべき頁があることが少なくともわかる。すなわち、第8頁は最後のページであり、さらに次の頁に切り替える操作をすると、最初の頁に戻ることがわかる。また、図12(B)に示すように、中央部分DS1aに最初の頁つまり第1頁が表示されているとき、左部分DS1bには、第8頁の右上端部分が表示される。これにより、第1頁の前に表示すべき頁があることが少なくともわかる。すなわち、第1頁は最初のページであり、さらに前の頁に切り替える操作をすると、最後の頁に飛ぶことがわかる。
【0075】
なお、前後に表示すべき頁(情報)がない場合に、その旨のメッセージを左右の部分DS1b,DS1cに表示するようにしてもよい。
【0076】
以上のようなゲームの説明書表示に関する動作は、CPU44a(SoC44)が、メインメモリ50に記憶された図13(A)に示すようなプログラムおよびデータ、および、NANDフラッシュメモリ48に記憶された図13(B)に示すようなデータベース(DB)に基づいて、図15図17に示すような処理を実行することにより実現される。
【0077】
図13(A)を参照して、メインメモリ50には、プログラム領域70およびデータ領域80が形成され、プログラム領域70には、ゲームプログラム72および入出力制御プログラム74などが格納される。ゲームプログラム72は、SoC44その他のハードウェア(図4参照)を介して、ゲームに関する各種の機能を実現するためのメインのプログラムであり、図15図17のフローに対応する。
【0078】
ゲームプログラム72には、説明書表示制御プログラム72aおよび表示変更制御プログラム72bなどがサブプログラムとして含まれる。説明書表示制御プログラム72aおよび表示変更制御プログラム72bは、説明書を上下のLCD12および14に図8図12および図20に示すような態様で表示するための制御プログラムであり、それぞれ図16および図17のフローに対応する。
【0079】
入出力制御プログラム74は、たとえば、マイコン56およびIF回路58を介して方向指示操作(タッチ/ボタン/パッド入力)を検出したり、立体LCD制御部12Aを介して2D/3D表示を行ったりするためのプログラムであり、ゲームプログラム72によって利用される。
【0080】
データ領域80には、入力情報領域82、変位算出領域84、上LCD表示画像領域86および下LCD表示画像領域88などが形成される。入力情報領域82には、入出力制御プログラム74によって検出されたタッチ/ボタン/パッド入力情報が書き込まれる。変位算出領域84には、入力情報領域82のタッチ入力情報に含まれるタッチ座標から算出されたX,Y方向の変位が書き込まれる。上下のLCD表示画像領域86および88には、説明書表示制御プログラム72aおよび表示変更制御プログラム72bの処理結果に基づいて、上下のLCD12および14への表示画像が書き込まれる。特に、上LCD表示画像領域86は、中央部分および左右の部分に区分されており、上表示面DS1の中央部分DS1aおよび左右の部分DS1b,DS1cにそれぞれ対応する画像が、スクロール情報と共に書き込まれる。スクロール情報は、その画像が中央部分DS1aに表示されていたときにスクロール状態であったか初期状態であったかを示す情報である。
【0081】
DB領域90には、図8図12および図20に示したような説明書の画像データおよびインデックスデータ、ならびにHomeメニュー画面の画像データなどを登録した画像DB92が予め記憶されている。インデックスデータは、説明書の画像データにおける各頁の先頭位置などを示すデータであり、頁切り替えの際に参照される。Homeメニュー画面は、各種のゲーム/機能の選択や説明書の表示に関する指示をユーザから受け付けるために、タッチパネル16付きの下LCD14に表示される画面であり、たとえば図14に示されるように、各種のゲーム/機能にそれぞれ対応する複数のアイコン1,2,3…および説明書ボタン96などを含む。たとえば、アイコン1がタッチペンなどで指示されると、そのアイコン1に対応するゲームや機能が起動される。説明書ボタン96が指示されると、先述したような説明書画面が表示される。
【0082】
たとえば、あるゲームの説明書を表示する場合、ユーザは、まず、ホーム(Home)ボタン24hを押下してHomeメニュー画面を呼び出し、Homeメニュー画面上で対応するアイコンを指示してそのゲームを起動する。その後、再びHomeボタン24hを押下してHomeメニュー画面を呼び出し、Homeメニュー画面上で説明書ボタン96を指示すれば、そのゲームの説明書が表示される。図15図17のフローは、1回目のHomeメニュー表示を経てゲームが起動された後の処理を示している。
【0083】
CPU44aは、ゲームプログラム72が起動されると、図15図17のフローに従う処理を実行する。まず図15を参照して、最初、ステップS1でHomeボタン24hが押されたか否かを入力情報領域82のタッチ/ボタン/パッド入力情報に基づいて判別し、NOであれば、ゲームのメニュー画面(図示せず)でいずれかのアイコンが指示されたと見なしてステップS19に移り、そのアイコンに対応するゲーム処理を実行する。その後、ステップS17(後述)に進む。
【0084】
ステップS1でYESであれば、ステップS3に進み、画像DB92に登録されたHomeメニュー画面の画像データに基づいて、図14に示すようなHomeメニュー画面(前述)を下LCD14に表示する。そしてステップS5で、説明書ボタン96が指示されたか否かを入力情報領域82のタッチ/ボタン/パッド入力情報に基づいて判別し、ここでNOであればステップS11(後述)に進む。ステップS5でYESであれば、ステップS7の説明書表示処理およびステップS9の表示変更処理を経て、ステップS11に進む。
【0085】
ステップS7の説明書表示処理は、詳しくは図16のフローに従って実行される。最初のステップS31では、説明書の初期頁の内容を、下LCD14の表示面DS2(以下“下表示面DS2”などのように略記)の幅に合わせて(頁の表示幅は、下表示面DS2の幅とぴったり一致していてもよいし、図10等に示されるように若干狭くてもよい)、上下の表示面DS1およびDS2に跨って表示する。より具体的には、上LCD表示画像領域86の中央部分および下LCD表示画像領域88に初期頁の画像の一部および他の一部を書き込んで、それぞれの部分画像を上下のLCD12および14に命じて上表示面DS1の中央部分DS1aおよび下表示面DS2に表示させる。
【0086】
ここで、頁の縦サイズが上下の表示面DS1およびDS2の高さの合計を超える場合(たとえば第3頁:図8参照)、頁の下端部分は、当初表示されず、後述するスクロールによって表示される(図10参照)。また、初期頁は、常に第1頁であってもよいし、または、初回起動時は第1頁、2回目以降の起動時は前回終了時に表示されていた頁としてもよい。
【0087】
次のステップS33では、前頁があるか否かを画像DB92のインデックスデータに基づいて判別し、NOであればステップS37に進む。ステップS33でYESであれば、ステップS35で、上表示面DS1の左端の空いている部分(つまり左部分DS1b)に前頁の右端を表示する。より具体的には、上LCD表示画像領域86の左部分に前頁の画像の右端部分を書き込んで、その部分画像を上LCD12に命じて上表示面DS1の左部分DS1bに表示させる。その後、ステップS37に進む。
【0088】
したがって、説明書が第1〜第8頁の計8頁で構成され、初期頁が第1頁であるとすると、前頁はないので、左部分DS1bには何も表示されない(たとえばブラックアウト表示:図12(A)参照)。ただし、第1〜第8頁がリング状に連結されている場合には、第1頁の前頁は第8頁なので、左部分DS1bには、第8頁の右端(右上端部)が表示される(図12(B)参照)。
【0089】
ステップS37では、後頁があるか否かを判別し、NOであればメインのフロー(図15参照)に戻る。ステップS37でYESであれば、ステップS39で、上表示面DS1の右端の空いている部分(つまり右部分DS1c)に後頁の左端を表示する。より具体的には、上LCD表示画像領域86の右部分に後頁の画像の左端部分を書き込んで、その部分画像を上LCD12に命じて上表示面DS1の右部分DS1cに表示させる。その後、その後、図15のフローに戻る。
【0090】
したがって、説明書が第1〜第8頁の計8頁で構成され、初期頁が第8頁であるとすると、後頁はないので、右部分DS1cには何も表示されない(たとえばブラックアウト表示:図11(A)参照)。ただし、第1〜第8頁がリング状に連結されている場合には、第8頁の後頁は第1頁なので、右部分DS1cには、第1頁の左端(左上端部)が表示される(図11(B)参照)。
【0091】
ステップS9の表示変更処理は、たとえば図17のフローに従って実行される。最初のステップS51では、タッチ入力があったか否かを入力情報領域82のタッチ/ボタン/パッド入力情報に基づいて判別し、NOであれば図15のフローに戻る。ステップS51でYESであれば、ステップS53でタッチ位置を検出してX軸およびY軸の各方向の変位を算出し、算出結果を変位算出領域84に書き込む。その後、ステップS55に進んで、X軸方向の変位の大きさは閾値よりも大きいか否かを判別する。ここでNOであれば、ステップS57に移って、Y軸方向の変位の大きさは閾値よりも大きいか否かをさらに判別し、ここでもNOであれば、図15のフローに戻る。
【0092】
ステップS55でYESであれば、ステップS59に進んで、そのX軸方向の変位は右方向(左から右へのスライド操作)か否かを判別する。ステップS59でYESであれば、ステップS61で前頁があるか否かを判別し、ここでNOであれば、図15のフローに戻る。ステップS61でYESであれば、ステップS63に進んで、当該前頁の内容を下表示面DS2の幅に合わせて上下の表示面DS1およびDS2に跨って表示する。なお、ステップS63での具体的な処理は、上述した説明書表示処理のステップS31でのそれと同様である。ただし、ステップS63では、それまで上下の表示面DS1およびDS2に跨って表示されていた頁(つまり切り替え前の頁)がスクロール状態か否かを示すスクロール情報を記憶しておく一方、当該前頁(つまり切り替え後の頁)のスクロール情報がスクロール状態を示す場合には当該前頁を元のスクロール状態に戻して表示し、スクロール情報が初期状態を示す場合には初期状態で(つまり先頭から)表示する。そして、ステップS33にジャンプする。
【0093】
したがって、ジャンプ後、ステップS63での表示切り替え後の頁に対して前後に頁があれば、ステップS35,S39を通じて、上表示面DS1の空白部分つまり左右部分DS1b,DS1cへの当該前後の頁の表示がさらに実行される。このとき、ステップS63での表示切り替え前の頁が(後述するステップS71またはS73を通じて)スクロールされた状態であった場合には、その頁はスクロール状態のまま左右部分DS1b,DS1cに表示される。つまり、左右部分DS1b,DS1cでは、その頁のスクロール情報がスクロール状態を示していればスクロール状態で表示され、初期状態を示していれば初期状態で表示される。
【0094】
ステップS59でNOであれば、変位は左方向(右から左へのスライド操作)であると見なして、ステップS65に移って後頁があるか否かを判別し、ここでNOであれば、図15のフローに戻る。ステップS65でYESであれば、ステップS67に進んで、当該後頁の内容を下表示面DS2の幅に合わせて上下の表示面DS1およびDS2に跨って表示する。なお、ステップS67での具体的な処理もまた、ステップS31でのそれと同様である。ただし、ステップS67では、それまで上下の表示面DS1およびDS2に跨って表示されていた頁(つまり切り替え前の頁)がスクロール状態か否かを示すスクロール情報を記憶しておく一方、当該後頁(つまり切り替え後の頁)スクロール情報がスクロール状態を示す場合には当該後頁を元のスクロール状態に戻して表示し、スクロール情報が初期状態を示す場合には初期状態で(つまり先頭から)表示する。その後、ステップS33にジャンプする。
【0095】
したがって、ジャンプ後、ステップS67での表示切り替え後の頁に対して前後に頁があれば、ステップS35,S37を通じて、上表示面DS1の空白部分つまり左右部分DS1b,DS1cへの当該前後の頁の表示がさらに実行される。このとき、ステップS67での表示切り替え前の頁が(後述するステップS71またはS73を通じて)スクロール状態であった場合には、その頁はスクロール状態のまま左右部分DS1b,DS1cに表示される。
【0096】
ステップS57でYESであれば、ステップS69に進んで、そのY軸方向の変位は上方向(下から上へのスライド操作)か否かを判別し、ここでYESであれば、ステップS71で、上下の表示面DS1およびDS2に跨って表示されている頁の内容を上方向にスクロールさせる。このとき上表示面DS1の左右の部分DS1bおよびDS1cに表示されている前後の頁は、どの方向にもスクロールされない。つまり、スクロール操作に応じて、上LCD画像表示領域86の中央部分と下LCD画像表示領域88に対し画像データの更新を行う一方、上LCD画像表示領域86の左右の部分に対しては画像データの更新を行わない。その後、図15のフローに戻る。
【0097】
ステップS69でNOであれば、変位は下方向(上から下へのスライド操作)であると見なして、ステップS73に進む。ステップS73では、上下の表示面DS1およびDS2に跨って表示されている頁の内容を下方向にスクロールさせる。このとき上表示面DS1の左右の部分DS1bおよびDS1cに表示されている前後の頁は、どの方向にもスクロールされない。その後、図15のフローに戻る。
【0098】
なお、図示は省略するが、アナログパッド26への入力、十字キー24gへの入力、あるいはABXYボタン24a〜24dへの入力によっても、左右上下の方向指示は可能であり、それぞれ図17と類似の表示変更処理が実行される。具体的には、アナログパッド26への入力があると、その入力方向(スライド方向)を判別して、右方向であればステップS61およびS63に相当する処理を実行し、左方向であればステップS65およびS67に相当する処理を実行し、上方向であればステップS71に相当する処理を実行し、そして下方向であればステップS73に相当する処理を実行する。
【0099】
同様に、十字キー24gへの入力があると、その押された位置(上下左右ボタン)を判別して、右ボタンであればステップS61およびS63に相当する処理を実行し、左ボタンであればステップS65およびS67に相当する処理を実行し、上ボタンであればステップS71に相当する処理を実行し、そして下ボタンであればステップS73に相当する処理を実行する。また、ABXYボタン24a〜24dへの入力があると、その押されたボタンを判別して、Yボタン24dであればステップS61およびS63に相当する処理を実行し、Aボタン24aであればステップS65およびS67に相当する処理を実行し、Xボタン24cであればステップS71に相当する処理を実行し、そしてBボタン24bであればステップS73に相当する処理を実行する。
【0100】
再び図15を参照して、ステップS11では、Homeボタン24hが押されたか否かを判別し、NOであればステップS13に移って、説明書を表示中であるか否かをさらに判別し、ここでもNOであればステップS5に戻る。ステップS13でYESであれば、ステップS9に戻る。ステップS11でYESであれば、ステップS15でゲームに復帰した後、ステップS17に進む。
【0101】
ステップS17では、ゲームの終了か否かを判別し、ここでNOであれば、ステップS1に戻って上記と同様の処理を繰り返す。終了操作が行われるか、あるいはゲーム実行処理の結果として終了条件が満足されると、ステップS17でYESと判別され、この処理は終了される。
【0102】
以上から明らかなように、この実施例のゲーム装置10は、幅の異なる上下のLCD12および14と、タッチパネル16等の入力手段とを有する。ゲーム装置10のコンピュータつまりSoC44ないしCPU44aは、複数の頁からなる情報のうちの所定の頁の情報を下LCD14の幅に合わせて上下のLCD12および14(上表示面DS1の中央部分DS1aおよび下表示面DS2)に表示し(S31)、所定の頁の前または後の頁があるとき、当該前または後の頁の一部を上LCD12の左右にできる余白部分(左部分DS1bおよび右部分DS1c)に表示する(S35,S39)。そして、入力手段からの入力に応じて、上下のLCD12および14に表示されている頁の情報を、上LCD12の余白部分に表示された前または後の頁に対応する情報に切り替える(S63,S67)。したがって、上下のLCD12および14に表示された頁の前後に表示すべき情報があることを容易に知ることができる。
【0103】
なお、この実施例では、上表示面DS1は、下表示面DS2に対して幅を大きくしているが、高さを大きくするようにしてもよい。その場合、高さ方向の大きさの差によって生じる空白部分に、前後のページの一部を表示すればよい。特に、図18に示されるように、2つの表示面DS1およびDS2を左右に配置して、頁の内容(情報)を左右の表示面DS1およびDS2に跨って表示するようにすれば、高さ方向の差によって生じる空白部分(上下の部分DS1dおよびDS1e)に前後のページを表示しても違和感がない。
【0104】
または、図19に示されるように、上(左)表示面DS1は、下(右)表示面DS2に対して幅および高さの両方を大きくするようにしてもよい。そうすれば、上(左)表示面DS1には、大きくなった高さ方向の分(上下の部分DS1dおよびDS1e)だけ情報をより多く表示できるとともに、下(右)表示面DS2との幅方向の差によって生じる空白部分(左右の部分DS1bおよびDS1c)に前後のページの一部を表示することができる。そして、このような幅および高さの取り扱いは、互いに逆であってもよい。
また、タッチパネル16は、下LCD14でなく上LCD12に設けてもよい。または、上下のLCD12および14の各々に設けてもよい。
【0105】
また、説明書の表示は、3Dで行ってもよく、2Dおよび3Dを適宜切り替えながら行ってもよい。たとえば、説明書を上LCD12で3D表示する場合、図5を参照して、CPU44aは、画像DB92に登録された説明書の画像データから視差付きの左右の画像データを生成して、VRAM44cに左画像44Lおよび右画像44Rとして書き込めばよい。
【0106】
また、「(3)操作方法」のタイトル(見出し)部分は、この実施例では、固定であり、常に表示されているとしたが(図10参照)、スクロールに伴って移動するように変更してもよい。この場合、図10では、「(3)操作方法」と配置図の一部)が表示範囲からはみ出すことになる。
【0107】
また、中央部分DS1aでスクロール状態にあった頁は、この実施例では、頁切り替えによって左部分DS1bまたは右部分DS1cに移動されても、スクロール状態のまま表示されるとしたが、スクロールされていない初期状態に戻して(先頭部分つまり最上部が)表示されるように変更してもよい。こうして左部分DS1bまたは右部分DS1cに移動されて初期状態となった頁は、その後に行われる逆向きの頁切り替えによって中央部分DS1aに戻ると、元のスクロール状態に戻して表示される。したがって、図10のように中央部分DS1aでスクロール状態にあった第3頁は、左方向指示操作に応じて左部分DS1bに移動したとき、図9のように初期状態で表示され、その後、逆方向つまり右方向指示操作に応じて中央部分DS1aに復帰したとき、図10のように元のスクロール状態に戻して表示されることになる。
【0108】
以上では、ゲーム装置10について説明したが、この発明は、表示部および入力手段を有する各種の表示制御装置(ゲーム機のほか、たとえば携帯電話機,PDA,各種情報家電など)に対して適用できる。この発明はまた、表示制御のための各処理が複数のコンピュータ等によって分散処理されるような表示制御システムにも適用可能である。さらには、このような表示制御装置ないしシステムのためのゲームプログラム,アプリケーションプログラムなどにも適用可能である。アプリケーションプログラムに適用する場合、図14のゲームプログラム72はアプリケーションプログラムに変更され、図15の「ゲーム」は「アプリケーション」に変更される。
【符号の説明】
【0109】
10 …ゲーム装置
12 …上LCD(立体LCD)
14 …下LCD
16 …タッチパネル
24a〜24d …ABXYボタン
24g …十字キー(上下左右ボタン)
26 …アナログパッド
44 …SoC
44a …CPU
48 …NANDフラッシュメモリ
50 …メインメモリ
DS1 …上LCDの表示面(上表示面)
DS1a,DS1b,DS1c …中央部分,左部分,右部分
DS2 …下LCDの表示面(下表示面)
図1
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