【実施例1】
【0013】
第1の容器1aと、第2の容器2aと、
第1の容器1aと第2の容器2aとが流体を共有するための流体の経路としての流体経路3a
と、流体の流動を回転へと変えるための回転体4a
と、
から、第1の容器1aから第2の容器2aへおよび、第2の容器2aから第1の容器1aへ、の少なくとも1つの方向へ流体が流動する際に回転体4aが回転を
行い、
且つ外部へ流体が流出しないように構成し、流体の流動により
作動する
原動機とする。
(図1)、(図2)、(図3)、(図4)、(図5)、(図6)、(図7)、が、この場合の1例であり、概要図である。また、
(図8)が流体の経路に回転体を設置した場合の概略図であり、
(図1)、(図2)、(図3)、(図4)、(図5)、(図6)、(図7)、では概要のみとし簡略化しているがこのように流体が流出しないように回転体を備えるようにする。この時の流体は流体であればよく、気体や液体など流動性をもつ
物から最適の
物を用いればよい。流体としては水や石鹸水や油や空気や窒素など周知の
物が多くあるため説明を省略する。
【0014】
また、
(図3)、(図4)、(図6)、(図7)、のように、第2の容器2aおよび流体経路3aおよび回転体4aを第1の容器内部1aに備えるようにしても
よいし、第2の容器2aおよび流体経路3aおよび回転体4aの少なくとも1つを第1の容器内部1aに備えるようにしてもよい。
【0015】
第1の容器1aは、外部からの力を受けて
容積が変化し内圧が変化するよう
に構成する。
【0016】
第1の容器1aは例えば、変形可能な伸縮性が無く流体を透過しない形成材を風船形状や容器形状や蛇腹形状に流体が流出しないように形成する。
【0017】
第2の容器2aは外部からの力では容積が変化せず内圧を受けて容積が変化するように、隔たれた空間2cを具備し構成する。
【0018】
第2の容器2aは例えば、変形せず伸縮性が無く流体を透過しない形成材を風船形状や容器形状に形成する。隔たれた空間2cは一定の空間を保つようにすることが望ましく、内圧を受けて
体積が変化した
後、内圧が減少した際には変化前の
体積に戻るように構成する。例えば、第2の容器2aの内部を、伸縮性があり流体を透過しない形成材で隔壁2bを形成し隔てることにより隔たれた空間2cを形成する。この他にも、隔たれた空間2cを内包し密閉した風船形状や容器形状の第3の容器2
eを第2の容器内に備えるようにしたり、第2の容器をシリンダ形状にし、ピストン2
dにより隔たれた空間2cを形成したり、してもよい。この時の第3の容器2eは伸縮性があり流体を透過しない形成材で形成することが望ましく、ピストンとシリンダは変形せず伸縮性が無く流体を透過しない形成材で形成することが望ましい。隔たれた空間2c内部は真空状態でもよいし、流体を有してもよく
原動機の構成上最適な状態とすればよい。
【0019】
隔たれ空間2cが、一定の空間を保つのを補助するための弾性体7aを隔たれた空間2c内部に備えるようにしたり、磁石を互いが反発しあうように2c内部に設置したりしてもよい。
【0020】
隔たれた空間2cは、隔たれた空間2cの内部の流体の種類や量を
調整(変更)できるように調整手段6aを備えることがより望ましい。流体の種類や量を
調整できるようにする場合は、例えば球技のボールに用いられている弁やタイヤに用いられている弁などのような
物を、空間を形成する壁面の一部に設け、流体の種類や量を調整できるようにする。
【0021】
(図2)、(図5)、のように、隔たれた空間2cは、閉空間でなくともよい。ただしこの場合は、隔たれた空間2cが、一定の空間を保つことができるように、弾性体7aを隔たれた空間2c内部に備えるか、第2の容器2aの内部を隔てる形成材を伸縮性があり流体を透過しない形成材とすることが望ましい。
【0022】
流体経路3aは、第1の容器1aと、第2の容器2aと、が流体を共有できるよう
なものであれば良い。
【0023】
流体経路3aは例えば、変形せず伸縮性が無く流体を透過しない形成材を筒形状に形成する。
【0024】
また、流体の流動を第1の容器1aから第2の容器2aへ、もしくは第2の容器2aから第1の容器1aへと制限する
ことがより望ましい。流体の流動を制限する場合は、逆止め弁5a(5b)など、一方向にのみ流体の流動を可能とするような手段を
流体経路3aに具備し制限する。
(図1)、(図3)、(図4)、(図5)、(図6)、(図7)、において、5aは流体の流動を第1の容器1aから第2の容器2aへ制限しており、5bは流体の流動を第2の容器2aから第1の容器1aへ制限している。
【0025】
回転体4aは、流体を受け、回転を行うような
物であれば
よい。
【0026】
回転体4aは
例えば、タービンや水力発電や風力発電などに用いられているような羽根車などの流体を受けて回転するような
物であればよい。
【0027】
回転体4aの回転により発電を行うようにすることがより望ましい。
【0028】
回転体4aの回転により、発電を行うようにする場合は、回転体4a自体が発電能力を
有する物(回転体兼発電手段8a)や、回転体4aの回転を利用して発電機を
作動する
物など周知の
物が多くあり最適な
物を用いれば良い。周知の
物としてオルタネータやダイナモなど電磁誘導により誘導電流を発生させる
物がある。
【0029】
変形可能な伸縮性が無く流体を透過しない形成材としては、エラストマーや合成ゴムや天然ゴムや合成樹脂や天然樹脂
、等の高分子化合物を伸縮しないようにした
物を用いれば良い。ただし、変形し伸縮性が無く流体を透過しない
物であれば良くこの限りではない。
【0030】
変形せず伸縮性が無く流体を透過しない形成材としては、金属や木材や高分子化合物を硬化させた
物、等を用いればよい。ただし、変形せず伸縮性が無く流体を透過しない
物であればよくこの限りではない。
【0031】
伸縮性があり流体を透過しない形成材としては、エラストマーや合成ゴムや天然ゴムや合成樹脂や天然樹脂
、等の高分子化合物を用いればよい。ただし、伸縮性があり流体が透過しない
物であれば良くこの限りではない。
【0032】
弾性体7aは、ばねやスポンジや合成ゴムや天然ゴムや合成樹脂や天然樹脂
、等の弾性をもつ
物であれよい。ただし、弾性を持っていれば良くこの限りではない。
【0033】
原動機内の流体の流動について説明する。第1の容器1aに掛かる外圧が高まると内圧が高まり、この内圧により第2の容器2aの隔たれた空間2cの
体積が減少し、減少に伴い第1の容器1aから第2の容器2aへと流体が流動する。また第1の容器1aに掛かる外圧が
低くなると、内圧が
低くなり第2の容器2aの隔たれた空間2cの
体積が増加し、増加に伴い第2の容器2aから第1の容器1aへと流体が流動する。