技術分野
ガスクロマトグラフ(GC)や液体クロマトグラフ(LC)などのクロマトグラフと四重極型質量分析装置とを組み合わせたクロマトグラフ質量分析装置に関し、さらに詳しくは、質量電荷比が既知である成分を含む試料を用いて質量電荷比の較正を行う機能を有するクロマトグラフ質量分析装置
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
装置に装備されている標準試料以外の試料を用いた較正を行う場合には、上述したような様々な問題があった。特に近年、測定対象試料の広がりや複雑化に伴い、分析者が測定したい質量電荷比範囲はますます広がる傾向にある。そのため、標準試料を用いた質量較正だけでは必要な質量電荷比範囲をカバーできないことも多く、GCのカラムを通した試料導入による質量較正の作業性の改善が強く望まれている。
本発明はこうした要請に応えるために成されたものであり、その目的とするところは、GC等のクロマトグラフを通して試料を導入する場合の質量較正の作業や操作を簡単にして分析者の負担を軽減するとともに、正確な質量較正を可能とするクロマトグラフ質量分析装置を提供することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
課題を解決するために成された本発明は、クロマトグラフ部で試料中の成分を時間的に分離し、その分離された成分を質量分析部に導入して順次質量分析するクロマトグラフ質量分析装置であって、質量較正用成分を含む較正用試料を前記クロマトグラフ部に導入し、その質量分析結果に基づいて前記質量分析部における質量較正を行うクロマトグラフ質量分析装置において、
a)クロマトグラフ部の分離部により分離を要する・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明に係るクロマトグラフ質量分析装置によれば、分析者自身がマススペクトル等の分析結果を観測し続け、質量較正用成分が溶出し始めたと判断して手動で質量較正を実施する必要がなくなる。また、質量較正用成分由来のピークよりも前に出現する溶媒ピークを分析者が判断する必要もなくなる。したがって、分析者の負担が大きく軽減され、質量較正を効率的に行うことができるとともに、誤った質量較正を行うことも防止することができる。また、複数の分析条件に対する質量較正が自動的に行われるので、質量較正用成分が溶出している時間が限られていても、その間に、確実に質量較正を終了させることができる。そのため、質量較正をやり直す必要もなくなり、較正用試料の使用量も少なくて済む。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本発明の一実施例であるGC/MSの要部の構成図。
【図2】 本実施例のGC/MSにおける特徴的な質量較正の制御及び処理動作を示すフローチャート。
【図3】 本実施例のGC/MSにおける特徴的な質量較正の処理動作を示す模式図。
【図4】 従来のGC/MSにおいてGCのカラムで試料中の成分を分離する場合の一般的な質量較正の処理動作を示す模式図。
1…ガスクロマトグラフ(GC)部
10…試料気化室
11…カラムオーブン
12…カラム
13…キャリアガス流路
14…マイクロシリンジ
2…質量分析(MS)部
20…真空チャンバ
21…イオン源
22…イオン輸送光学系
23…四重極マスフィルタ
24…検出器
25…流路切替バルブ
26…標準ガス供給部
27…A/D変換器
3…データ処理部
31…質量較正用データ収集部
32…質量較正処理部
33…記憶部
4…分析制御部
41…較正時制御部
5…中央制御部
6…入力部
7…表示部
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