(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、図面を参照して、本発明の一実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
【0011】
また、以下に示す実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
以下、本発明の一態様を示す静音電磁接触器の第1の実施形態について
図1を伴って説明する。
【0012】
静音電磁接触器10は、
図1及び
図2に示すように、直流操作形電磁接触器20と、この直流操作形電磁接触器20の正面に装着する第1ユニット30とを備えている。
直流操作形電磁接触器20は、上下に分割された下部フレーム21Aと上部フレーム21Bとを結合して構成される絶縁フレーム21を有する。下部フレーム21Aには、
図3に示す直流電磁石装置40を内装しており、下部フレーム21Aの正面上部に、直流電磁石装置40に直流操作電力を供給する正負の直流操作電源端子22p及び22nを形成した端子部23が形成されている。
【0013】
上部フレーム21Bには、
図3に示す直流電磁石装置40によって上下動される可動接触子支え41が内装されている。この可動接触子支え41には前後方向に延長する可動接触子42が3相分左右方向に並列に配置され、これら可動接触子42が接点ばね43によって下方に付勢されている。
また、上部フレーム21Bには、可動接触子42の両端に下側から対向するように、前後方向に所定間隔を保って配置された前後一対の固定接触子44及び45が固定配置されている。
【0014】
そして、固定接触子44及び45が上部フレーム21Bの上端部に形成された電源側端子46及び負荷側端子47に個別に電気的に接続されている。
また、上部フレーム21Bには上端の天板21aの中央位置に開口48が設けられ、この開口48を通じて可動接触子支え41に形成された係合爪部41aが突出されている。
次に、下部フレーム21A及び上部フレーム21Bに内蔵された内部構造を
図3について詳細に説明する。下部フレーム21Aに内蔵された直流電磁石装置40は、固定鉄心51と、可動鉄心52と、励磁コイル53とを備えている。
【0015】
固定鉄心51は、基板部51aと、この基板部51aの上面中央位置に形成された中央脚部51bと、基板部51aの上面における中央脚部51bを挟む前後対称位置に形成された外側脚部51c及び51dとでE字状に形成されている。
可動鉄心52も、上部側の前後方向に延長する基板部52aと、この基板部52aの下面中央部に形成された中央脚部52bと、基板部52aの下面における中央脚部52bを挟んで前後対称位置に配置された一対の外側脚部52c及び52dとでE字状に形成されている。
【0016】
固定鉄心51と可動鉄心52の互いに対向する中央脚部51b及び52bは、
中央磁極部51bにV字状の凹部51eが形成され、中央磁極部52bには凹部51eに対向するテーパー突出部52eが形成されて、磁気ギャップが形成されている。一方、外側脚部51c及び51dには下方から上方に行くに従い徐々に内方に傾斜する傾斜面51fが形成され、外側脚部52c及び52dには、傾斜面51fと平行に下方から上方に行くに従い徐々に内側に傾斜する傾斜面52fが形成されている。
【0017】
そして、固定鉄心51には、双方の傾斜面51fを外側から覆うように、非磁性板54が配置され、投入時に可動鉄心52の傾斜面52fが非磁性板54に当接して可動鉄心52の下方への移動が停止される。
また、固定鉄心51及び可動鉄心52の互いに対向する中央脚部51b及び52bと外側磁極部51c,51d及び52c,52dとの間に励磁コイル53を巻装したボビン55が配置されている。このボビン55の上端と可動鉄心52の基板部52aの下面との間に可動鉄心52を固定鉄心51から離れる方向に付勢する復帰スプリング56が配置されている。
【0018】
ここで、励磁コイル53に供給する直流電流は、直流電磁石においてはアンペアターンが一定の場合、消費電力とコイル巻線の体積とはいわゆるトレードオフの関係にある。消費電力を低減しようとするとコイル巻線の巻き数が増えて体積は大きくなる。逆にコイル巻線の体積を小さくしようとするとコイル巻線の巻き数減を補うために電流が大きくなり、消費電力が増加する。電磁接触器が投入動作するためには、可動鉄心を接点ばね43の負荷力と復帰スプリング56の合成負荷力を越える吸引力を確保する必要がある。
【0019】
交流電磁石は、吸引前での初期状態では固定鉄心と可動鉄心が開離しているため、磁路に空隙があり、パーミアンスが小さいため吸引開始時に大きな電流が流れる。この大きな電流が発生するという原理を利用し、電磁石の吸引を行う。
一方、直流電磁接触器の場合は、このような大きな電流が流れる現象が無く、吸引時に緩やかにコイル電流が上昇する。このように、交流電磁石は大きな電流により吸引されるために一気に加速された可動鉄心により大きな衝撃音が発生し、直流電磁石では、これに比べ衝撃音が小さくなる。
【0020】
実験によると同一仕様の交流操作形電磁接触器の衝撃音レベルが80dB程度であるのに対して、本実施形態の直流操作形電磁接触器20の衝撃音レベルを70dB程度に減少させることが可能となる。
第1ユニット30は、
図2(a)及び(b)に示すように、内部に整流回路を内蔵した絶縁フレーム31に、平面から見て前端側に交流操作電源端子32a,32bが形成さ
れ、これら交流操作電源端子32a,32bに対して絶縁隔壁33を挟んで反対側
に正負の直流操作電源端子34p,34nが形成されている。直流操作電源端子34p,34nは、平面から見てU字状に形成されている。
【0021】
この第1ユニット30に内蔵された整流回路35は、
図4に示すように、整流用の4つのダイオードD1〜D4をブリッジ状に接続した全波整流ダイオードブリッジ回路36と、この全波整流ダイオードブリッジ回路36の交流入力点に接続された交流操作電源端子32a,32bと、全波整流ダイオードブリッジ回路36の交流入力点及び交流操作電源端子32a,33bの間に接続された側の入力側にダイオードD1及びD2と並列に接続されたサージ吸収用のバリスタ37と、全波整流ダイオードブリッジ回路36の直流出力点に接続された正負の直流操作電源端子34p,34nとを備えている。
【0022】
そして、第1ユニット30が直流操作形電磁接触器20に装着される。この第1ユニット30の直流操作形電磁接触器20への装着は、第1ユニット30の背面に形成された直流操作電源端子34p,34nを、
図1(a)及び(b)に示すように、直流操作形電磁接触器20の正面側に形成された直流操作電源端子22p及び22nの雄ねじ部に装着してからねじ止めされる。
【0023】
次に、上記第1の実施形態の動作を説明する。
上述した静音電磁接触器10を、本願エレベータ等の産業用機器の通電路に適用する場合には、
図1(a)及び(b)に示すように、直流操作形電磁接触器20の直流操作電源端子22p及び22nに、第1ユニット30の直流操作電源端子34p及び34nをねじ止めして固定する。
【0024】
この状態で第1ユニット30の交流操作電源端子32a及び32bに例えば商用交流電源を接続する。また、直流操作形電磁接触器20は上部フレーム21Bに形成された電源側端子46側から給電され、負荷側端子47を例えばモータ等の負荷に接続する。
この状態で、負荷に電力を供給するには、第1ユニット30の交流操作電源端子32a及び32bに単相交流電力を供給する。これにより整流回路35の全波整流ダイオードブリッジ回路36で直流に変換されて直流操作電源端子34p及び34nに出力される。
【0025】
この直流操作電源端子34p及び34nが直流操作形電磁接触器20の直流操作電源端子22p及び2nに接続されているので、励磁コイル53に直流電力が供給されて磁束が発生し、この磁束によって固定鉄心51に可動鉄心52が吸引され、復帰スプリング56に抗して下降する。
この可動鉄心52の下降に伴って可動接触子支え41も下降し、これによって可動接触子42が固定接触子44及び45に接触し、さらに接点ばね43によって押圧された状態で可動鉄心52の傾斜面52fが固定鉄心51の傾斜面51fを覆う非磁性板54に当接して、可動鉄心52の下降が停止される。
【0026】
このとき、前述したように、直流電磁接触器の場合は、吸引時に大きな電流が流れる現象が無く、緩やかにコイル電流が上昇する。このため、衝撃音の発生が抑制されて同一通電仕様の交流操作形電磁接触器の衝撃音レベルが80dB程度であるのに対して十分に低い70dB程度の衝撃音レベルとすることができ、静音特性を向上させることができる。
しかも、上記第1の実施形態では、直流操作形電磁接触器20の直流操作電源端子22p及び22nに第1ユニット30の直流操作電源端子34p及び34nを接続するだけの簡易な構成で、交流操作電源環境で直流操作形電磁接触器を適用することができる。
【0027】
その後、直流電磁石装置40の励磁コイル53への通電を停止すると、この時に励磁コイル53内の残留電流は第1ユニット30内の整流回路35における全波整流ダイオードブリッジ回路36でダイオードD3,D1及びD4,D2を通る閉回路に流れるため直流電磁石装置40の残留磁束が徐々に消磁される。
このため、可動鉄心52が復帰スプリング56によって緩やかに上昇を開始し、その後、直流電磁石装置40の吸引力が小さくなるにつれて上昇速度が速くなり、最終的に可動接触子支え41の基部が上部フレーム21Bの天板21aの内側に当接することにより、
図3の状態に復帰する。
【0028】
なお、上記第1の実施形態においては、固定鉄心51及び可動鉄心52のそれぞれの対向面を傾斜面とした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、固定鉄心51及び可動鉄心52の対向面を交流操作形電磁接触器のように可動方向と直交する端面とすることもできる。
また、上記第1の実施形態においては、固定鉄心51に対して可動鉄心52が可動する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば特開平2005−183286号公報に記載されているように、一対の柱状鉄心を平行に配設し、一対の柱状鉄心のそれぞれに励磁コイルを巻装し、これらコイルを巻装した一対の柱状鉄心の一方の端部に対向させて可動鉄片となるアーマチュアを配置し、このアーマチュアに可動接触子支えを取付けるようにしても上記第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0029】
また、上記第1の実施形態においては、整流回路を第1ユニット30に内蔵した場合について説明したが、第1ユニット30を省略して直流操作形電磁接触器20に整流回路を内蔵させるようにしてもよい。
次に、本発明の一態様を示す静音電磁接触器の第2の実施形態を
図5〜
図7について節目する。
【0030】
この第2の実施形態は、前述した第1の実施形態の構成において、直流操作形電磁接触器の上部に直流電磁石が励磁される際に、復帰スプリングとは反対方向の付加力を発生する第2ユニットを装着するようにしたものである。なお、第2の実施形態において第1の実施形態と同一部材には同一符号を付し、その詳細説明はこれを省略する。
すなわち、第2の実施形態では、
図5及び
図6に示すように、第2ユニットとしてb接点構成を有する補助接点ユニット60を直流操作形電磁接触器20の上部にヘッドオン状態で着脱可能に装着している。
【0031】
この補助接点ユニット60は、
図5(a)及び(b)に示すように、例えば絶縁フレーム61の上面側における前後端部側にそれぞれ4つの補助回路端子62及び63が設けられ、中央部に動作表示片64が設けられている。
補助接点ユニット60の内部構造は、
図6に模式的に示すように、中央部に直流操作形電磁接触器20の可動接触子支え41に接触する補助接点支え65が上下方向に摺動可能に配置されている。この補助接点支え65には、中央部に可動補助接点66が接点ばね67によって上方に付勢されて配置され、上端部に動作表示片64が形成され、さらに下端に直流操作形電磁接触器20の可動接触子支え41に接触する接触片68が形成されている。
【0032】
絶縁フレーム61には、可動補助接点66の両端側に上面側から対向する一対の固定補助接点69及び70が配置され、これら固定補助接点69及び70が補助回路端子62及び63に電気的に接続されている。
次に、上記第2の実施形態の動作を説明する。
今、直流操作形電磁接触器20の励磁コイル53に第1ユニット30を介して直流電流が通電されていない開極状態では、可動鉄心52が復帰スプリング56によって固定鉄心51から上方に離間するように可動接触子支え41の基部が上部フレーム21Bの上面板の内面側に当接している。
【0033】
一方、補助接点ユニット60では、補助接点支え65の接触片68が直流操作形電磁接触器20の可動接触子支え41に当接しているので、補助接点支え65が上方に移動して可動補助接点66が接点ばね67によって所定接触圧で固定補助接点69及び70に接触している。したがって、補助回路端子62及び63に接続された電源供給側及び負荷側が導通されている。
【0034】
この直流操作形電磁接触器20の開極状態から第1ユニット30を介して直流電流を供給して投入状態とすると、固定鉄心51に励磁コイル53で発生する磁束による吸引力が発生し、この吸引力によって可動鉄心52が復帰スプリング56に抗して吸引されて下降する。
この可動鉄心52の下降に伴って可動接触子支え41も下降し、可動接触子42が固定接触子44及び45に接触し、さらに接点ばね43に抗して可動接触子支え41が下降する。そして、可動鉄心52の傾斜面52fが固定鉄心51の傾斜面51fを覆う非磁性板54に当接し、可動鉄心52の下降が停止する。この状態では、可動接触子42が接点ばね43によって所定の接触圧を持って接触し、閉極状態となる。
【0035】
このとき、補助接点ユニット60では、可動接触子支え41の下降に伴って補助接点支え65が下降し、直流操作形電磁接触器20の可動接触子42が固定接触子44及び45に接触する前に、接点ばね67が自由長となり、さらに補助接点支え65が下降することにより、可動補助接点66が固定補助接点69及び70から下方に離間して補助回路端子62及び63間が開極状態となる。
【0036】
このときの、直流操作形電磁接触器20の可動鉄心52のストロークと、復帰スプリング56、接点ばね43及び接点ばね67の負荷力と、励磁コイル53による吸引力との関係を表すと
図7に示すようになる。
すなわち、直流操作形電磁接触器20が開極状態にある状態では、可動鉄心52が復帰スプリング56の弾発力によって最大ストローク位置STmaxにある。このとき、補助接点ユニット60では接点ばね67が圧縮されて復帰スプリング56とは逆方向の負荷力を発生している。
【0037】
このため、トータルの負荷力は
図7に示すように、復帰スプリング56の負荷力から補助接点ユニット60の接点ばね67の負荷力を減算したものとなる。
したがって、直流操作形電磁接触器20の直流電磁石装置40で吸引力を発生したときに、比較的小さい吸引力で可動鉄心52が復帰スプリング56に抗して下降を開始する。
その後、可動鉄心52のストロークがST1に達すると、補助接点ユニット60の接点ばね67が自由長となり、接点ばね67の負荷力が零となって復帰スプリング56のみの負荷力となる。
【0038】
その後、可動鉄心52のストロークがST2に達すると、直流操作形電磁接触器20の可動接触子42が固定接触子44及び45に接触して接点ばね43が圧縮されることにより、この接点ばね43の負荷力が復帰スプリング56の負荷力に加えられてトータル負荷力が大きくなる。直流電磁石装置40ではこのストローク位置ST2でのトータル負荷力を越える吸引力を発生しているので、可動鉄心52の下降が継続される。
【0039】
そして、可動鉄心52が停止位置に達するとストロークが零となって閉極状態となり、以後直流電磁石装置40で吸引力を維持することにより、閉極状態を維持することができる。
その後、直流電磁石装置40の励磁コイル53への通電を停止すると、この時に励磁コイル53内の残留電流は第1ユニット30内の整流回路35における全波整流ダイオードブリッジ回路36でダイオードD3,D1及びD4,D2を通る閉回路に流れるため直流電磁石装置40の残留磁束が徐々に消磁される。
【0040】
このため、可動鉄心52が緩やかに上昇を開始し、このときの負荷特性線は投入時と逆経路を通って最大ストロークSTmaxに復帰する。
このように、第2の実施形態によると、直流操作形電磁接触器20の投入時に、補助接点ユニット60の接点ばね67の負荷力が復帰スプリング56の負荷力とは逆方向に作用するので、可動鉄心52が緩やかに下降を開始することになる。このため、可動鉄心52の運動エネルギーを減少させることができ、吸引完了となる非磁性板54に当接したときの衝撃音の発生をさらに抑制することができる。このため、直流操作形電磁接触器20にb接点構成の補助接点ユニット60をヘッドオン状態で装着することにより、直流操作形電磁接触器20の投入時の衝撃音レベルを補助接点ユニット60を設けない場合の70dB程度から65dB程度まで低下させることが可能となる。
【0041】
なお、上記第2の実施形態においては、補助接点ユニット60の補助回路端子62及び63が4個設けられている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、直流操作形電磁接触器20の復帰スプリング56に対して必要な負荷力が得られれば、補助回路端子数は任意に設定することができる。
また、上記第2の実施形態においては、直流操作形電磁接触器20にヘッドオン状態で補助接点ユニット60を装着する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、補助接点ユニット60を
図5に示すように直流操作形電磁接触器20の側面に形成された開口71に露出する可動接触子支え41に設けられた接触片72に上方から係合するように可動鉄心52の最大ストロークで圧縮状態となる接点ばねを有するサイドオン形の補助接点ユニットを装着するようにしても上記第2の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0042】
また、上記第2の実施形態においては、直流操作形電磁接触器20に第2ユニットして補助接点ユニット60を装着する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、
図8に示すように、可動鉄心52の最大ストローク位置STmaxにある状態で圧縮状態となり、直流操作形電磁接触器20の接点ばね43が圧縮開始される前に自由長となるばね部材80を設け、このばね部材80を直流操作形電磁接触器20の可動接触子支え41に連結可能な第2ユニット81を直流操作形電磁接触器20にヘッドオン状態で装着するようにしてもよい。また、第2ユニット81を直流操作形電磁接触器20にヘッドオン状態で装着する場合に代えてサイドオン状態で直流操作形電磁接触器20に装着するようにしてもよい。
【解決手段】交流操作電力を直流操作電力に変換する整流回路を内蔵した第1ユニット30と、この第1ユニット30を直流操作電源端子に装着する直流操作電力が供給される交流操作形電磁接触器に対して静音性が高い直流操作形電磁接触器20とを備えている。