特許5836226IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

複写機、プリンター、ファクシミリ、それらの複合機等に用いる定着装置及びそれを備えた画像形成装置に関し、特に、定着ベルトの蛇行を規制する定着装置及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら特許文献1記載の定着装置は、定着ベルトの蛇行修正のために検知センサー、モーター、クラッチ及び蛇行修正機構を備え、装置が複雑で高価なものとなる。 また、特許文献2記載の定着装置では、変換手段は、ベルト寄り検知手段のガイド部材に接触して蛇行方向の変位をその直角方向の変位に変換する傾斜面を有する板カム部材で構成され、また、支持手段は、ガイド部材を板カム部材に常に接触するように付勢するスプリングと、軸方向(蛇行方向)と直角方向に移動可能である懸架ローラーの軸端部を嵌入するための長孔を有する側板とで構成されている。このような構成では、定着ベルト駆動の開始時或いは終了時等には定着ベルトに掛かる負荷が変動し、定着ベルトに掛かる負荷が変動すると、懸架ローラーが側板の長孔内で位置が不安定となる。また、板カム部材とガイド部材がスプリングの付勢による片当たりであるため、懸架ローラーの軸端部の軸方向の変位を軸方向と直角方向の変位に滑らかに変換することが難しい。 特許文献1、2記載の定着装置は、定着ローラー及び懸架ローラーの少なくとも一方のローラーに蛇行修正機構を設けて、蛇行修正機構によって定着ベルトの蛇行を抑制するものである。しかしながら、定着ベルトの蛇行は、定着ベルトを懸架する定着ローラー及び懸架ローラー間にのみ発生するものではなく、定着ベルトを介して互いに押圧する加圧ローラー及び定着ローラーの相互の軸芯の傾き、加圧ローラー及び定着ローラーの円筒形状の精度バラツキ、定着ニップ部の長手方向における押圧力のバランス等によって、定着ニップ部にも発生する。ベルト定着方式には、装置本体に固定される押圧パッド及びベルト保持部の間で定着ベルトを懸架し、定着ベルトを介して押圧パッドと加圧ローラーを押圧するものがある。定着ニップ部のベルトの蛇行は、定着ベルトをローラー間で懸架する場合に限らず、押圧パッドによって定着ベルトを懸架するものにおいても、加圧ローラー及び押圧パッドの相互の傾き、加圧ローラーの円筒形状の精度バラツキ、定着ニップ部の長手方向における押圧力のバランス等によっても発生する。 本発明は、定着ローラー等の押圧部材及び加圧ローラーによるベルト蛇行を抑制することで、定着ベルトが受ける負荷によるダメージを軽減させる定着装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

目的を達成するために第1の発明は、加熱手段によって加熱される無端状の定着ベルトと、該定着ベルトの外周面に対向して配置される加圧ローラーと、前記定着ベルトの内周面に対向して配置され前記定着ベルトを介して前記加圧ローラーと押圧する押圧部材と、前記定着ベルトの内周面に対向して配置され前記押圧部材とともに前記定着ベルトを循環走行可能に懸架する懸架部材と、前記押圧部材及び前記懸架部材を支持するベル・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
第1の発明によれば、ベルト支持ユニットを装置本体に取り付ける際、加圧ローラーの回転軸に対するベルト支持ユニットの傾きを位置調整部によって調整することで、ベルト蛇行の要因となる加圧ローラー及び押圧部材の互いの傾き等が調整される。調整後に位置調整部においてベルト支持ユニットを装置本体に固定することで、定着ベルトが循環走行するとき、加圧ローラーと押圧部材との間のベルト蛇行が抑制され、ベルト蛇行による定着ベルトの亀裂や破断等のダメージが軽減される。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の第1定着装置を備える画像形成装置の全体構成を示す図

【図2】第1定着装置の構成を示す側面断面図

【図3】第1定着装置の懸架ローラー周辺を示す平面断面図

【図4】第1定着装置のベルト支持ユニットの構成を示す斜視図

【図5】第1ベルト支持ユニットを示す平面図

【図6】第1ベルト支持ユニットを装置本体に取り付けた状態を示す断面図

【図7】本発明の第2定着装置の構成を示す側面断面図

【図8】第2定着装置のベルト支持ユニットの構成を示す平面断面図

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 画像形成装置   5 定着装置   5a 装置本体   18 加熱部   19 加圧ローラー   23 定着ローラー(押圧部材)   26 定着ベルト   27 懸架ローラー(懸架部材)   27a 回転保持部   27b 規制フランジ部(蛇行規制部)   30 誘導加熱部(加熱手段)   45 ベルト支持ユニット   45a 軸受   45b 平坦面   45c 軸受   45d 第1突出部   45e 第2突出部   45f 支持孔(支持部)   45g 円弧孔(位置調整部)   45h 側面壁   47 支持軸   48 ビス   51、52、53 回転軸   55 ベルト支持ユニット   56 パッド保持部   59 ベルト保持部(懸架部材)   59a 回転保持部   59b 規制フランジ部(蛇行規制部)   59c、59d 側面部   60 押圧パッド(押圧部材)   62 支持軸(支持部)   63 支持孔   64 ネジ軸(位置調整部)   65 調整孔   66 ナット   67 スプリングワッシャー   N ニップ部

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