特許第5836556号(P5836556)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5836556
(24)【登録日】2015年11月13日
(45)【発行日】2015年12月24日
(54)【発明の名称】情報処理システム
(51)【国際特許分類】
   H04M 11/00 20060101AFI20151203BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20151203BHJP
   H04M 1/00 20060101ALI20151203BHJP
【FI】
   H04M11/00 302
   G06F13/00 520F
   H04M1/00 R
【請求項の数】1
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2013-245247(P2013-245247)
(22)【出願日】2013年11月27日
(65)【公開番号】特開2015-104080(P2015-104080A)
(43)【公開日】2015年6月4日
【審査請求日】2014年9月11日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】中村 浩章
【審査官】 須藤 竜也
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−118535(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0207834(US,A1)
【文献】 特開2010−114606(JP,A)
【文献】 特開2010−114540(JP,A)
【文献】 米国特許第08391786(US,B2)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0206391(US,A1)
【文献】 特開2013−210874(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 11/00
G06F 13/00
H04M 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
近距離通信により双方向に情報の送受信を行うことができる携帯端末装置及び情報処理装置を備える情報処理システムにおいて、
前記携帯端末装置は、
自身の姿勢又は動きに関する物理量を検出する検出部と、
該検出部で検出して得られた検出情報を前記情報処理装置へ送信する送信部と
を備え、
前記情報処理装置は、
前記検出情報を受信する受信部と、
該受信部で受信した検出情報に応じて、前記携帯端末装置へ送信する送信情報又は該携帯端末装置から受信する受信情報を特定する特定部と
前記受信部で受信した検出情報に応じて前記送信情報の種別を特定する種別特定部と、
表示画面上で前記携帯端末装置が接触した位置を検出可能な表示部と、
前記接触した位置に送信すべき情報が表示されているか否かを判定する表示判定部と
を備え、
前記種別特定部は、
前記表示判定部で情報が表示されていると判定した場合、前記種別を特定するようにしてあることを特徴とする情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、近距離通信により双方向に情報の送受信を行うことができる情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話若しくはタブレット端末などの携帯端末装置、あるいはパーソナルコンピュータ若しくはディスプレイ装置などの情報処理装置などの装置の間においては、データの授受が頻繁に行われる。例えば、携帯端末装置に記憶したデータを情報処理装置に移動させる場合、携帯端末装置の表示画面上で情報処理装置を表示させ、記憶したデータをカーソルで指定するとともに、データの移動先としての情報処理装置をカーソルで指定することにより、データの移動処理が実行される。また、携帯端末装置のブラウザで参照していた情報を情報処理装置でも表示させる場合、情報処理装置のキーボードなどを操作して情報元のURLなどを入力して情報を参照している。
【0003】
また、ディスプレイに表示されている異なるフォルダ間でデータを移動させる場合、一方のフォルダをペンで指定するとともにペンのスイッチを操作してデータを吸い上げ、その後他のフォルダをペンで指定するとともにペンのスイッチを操作してデータをはき出すことにより、フォルダ間でデータを移動させる情報処理装置が開示されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−54753号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1又は従来の装置にあっては、データの移動又は複写などを行う場合には、カーソルを移動させる操作、文字を入力する操作、あるいはスイッチ等を入切する操作などを行う必要があり、ユーザにとっては操作が煩雑であった。
【0006】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、簡単な操作で情報の送受信を行うことができる情報処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る情報処理システムは、近距離通信により双方向に情報の送受信を行うことができる携帯端末装置及び情報処理装置を備える情報処理システムにおいて、前記携帯端末装置は、自身の姿勢又は動きに関する物理量を検出する検出部と、該検出部で検出して得られた検出情報を前記情報処理装置へ送信する送信部とを備え、前記情報処理装置は、前記検出情報を受信する受信部と、該受信部で受信した検出情報に応じて、前記携帯端末装置へ送信する送信情報又は該携帯端末装置から受信する受信情報を特定する特定部と、前記受信部で受信した検出情報に応じて前記送信情報の種別を特定する種別特定部と、表示画面上で前記携帯端末装置が接触した位置を検出可能な表示部と、前記接触した位置に送信すべき情報が表示されているか否かを判定する表示判定部とを備え、前記種別特定部は、前記表示判定部で情報が表示されていると判定した場合、前記種別を特定するようにしてあることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、簡単な操作で情報の送受信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】第1実施形態の情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。
図2】検出情報の一例を示す説明図である。
図3】保有情報の一例を示す説明図である。
図4】情報の保有場所の一例を示す説明図である。
図5】選択情報を含むメニュー情報の表示の第1実施例を示す説明図である。
図6】選択情報を含むメニュー情報の表示の第2実施例を示す説明図である。
図7】第1実施形態の情報処理装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図8】第1実施形態の情報処理装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図9】第1実施形態の携帯端末装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図10】第1実施形態の携帯端末装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図11】第2実施形態の情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。
図12】第2実施形態の情報処理装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図13】第2実施形態の情報処理装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図14】第2実施形態の携帯端末装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図15】第3実施形態の情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。
図16】第3実施形態の情報処理装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図17】第3実施形態の情報処理装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図18】第3実施形態の携帯端末装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図19】第3実施形態の情報処理システムでの情報の授受の一例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
(第1実施形態)
以下、本発明を実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は第1実施形態の情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、第1実施形態の情報処理システムは、携帯端末装置100及び情報処理装置200などを備える。携帯端末装置100は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末など、ユーザが手に持って所要の操作を行うことができるものである。また、情報処理装置200は、例えば、パーソナルコンピュータ、ディスプレイなどの表示装置などである。携帯端末装置100と情報処理装置200との間は、NFC(Near field communication)などの非接触通信、ブルートゥース(登録商標)などの近距離無線通信により、双方向の情報の送受信を行うことができる。なお、無線通信方式は、これらに限定されるものではない。
【0020】
携帯端末装置100は、制御部11、センサ部12、記憶部13、通信部14、表示部15などを備える。情報処理装置200は、制御部21、通信部22、特定部23、記憶部24、表示部25、選択部26などを備える。
【0021】
制御部11は、CPU等で構成され、携帯端末装置100全体を制御する。
【0022】
センサ部12は、検出部としての機能を有する。ユーザが携帯端末装置100を手に持って携帯端末装置100の姿勢を変え、あるいは、動かした場合、センサ部12は、携帯端末装置100の姿勢又は動きに関する物理量を検出する。センサ部12は、例えば、傾きセンサ、加速度センサ、地磁気センサなどを含み、携帯端末装置100の姿勢としての傾き、方角、向き(例えば、縦又は横など)などを検出することができる。また、センサ部12は、携帯端末装置100の動きとしての回転方向、振動量、移動方向などを検出することができる。センサ部12は、検出した物理量を制御部11へ出力する。
【0023】
通信部14は、非接触通信及び近距離無線通信などの機能を有し、送信部としての機能を有する。通信部14は、制御部11の制御の下、センサ部12で検出して得られた検出情報を情報処理装置200へ送信する。
【0024】
図2は検出情報の一例を示す説明図である。図2に示すように、検出情報は、携帯端末装置100の傾き、方角、向き(縦又は横など)、回転方向、振動量などである。また、検出情報に携帯端末装置100の移動方向などを含めることもできる。
【0025】
記憶部13は、情報処理装置200で行う所要の処理に必要な情報を記憶することができる。所要の処理とは、例えば、ユーサが実行しようとしている操作に必要な情報、所要のアプリケーションを実行するのに必要な情報などであり、予め定められている。記憶部13は、携帯端末装置100から情報処理装置200へ送信する情報、あるいは情報処理装置200が送信した情報を記憶することができる。
【0026】
表示部15は、例えば、液晶表示パネルを備え、情報を表示することができる。
【0027】
制御部21は、CPU等で構成され、情報処理装置200全体を制御する。
【0028】
通信部22は、非接触通信及び近距離無線通信などの機能を有し、受信部としての機能を有する。通信部22は、携帯端末装置100が送信した検出情報を受信し、受信した検出情報を特定部23へ出力する。
【0029】
特定部23は、通信部22で受信した検出情報に応じて、携帯端末装置100へ送信する送信情報又は携帯端末装置100から受信する受信情報を特定する。送信情報又は受信情報は、例えば、文書ファイル、画像ファイル、アドレス(例えば、WEBアドレス、電子メールアドレス、ネットワークアドレスなど)、連絡先などの情報である。
【0030】
これにより、情報処理装置200から携帯端末装置100へ情報を送信する場合も、情報処理装置200が携帯端末装置100から情報を受信する場合も、ユーザが操作する携帯端末装置100の姿勢又は動きに応じて情報を特定することができるので、例えば、カーソルを移動させる操作、文字を入力する操作、あるいはスイッチ等を入切する操作などが不要となり、ユーザは、単に携帯端末装置100の姿勢又は動きを変えるだけの簡単な操作で所要の情報の送受信を行うことができ、ユーザの利便性が向上する。
【0031】
制御部21は、情報判定部としての機能を有し、記憶部24を参照することにより、所要の処理に必要な情報の有無を判定する。所要の処理とは、例えば、ユーサが実行しようとしている操作に必要な情報、所要のアプリケーションを実行するのに必要な情報などであり、予め定められている。情報の有無の判定とは、情報処理装置200が、当該必要な情報を記憶(保有)しているか否かを判定することである。
【0032】
また、制御部21は、要求部としての機能を有し、必要な情報を記憶部24に記憶していない(保有していない)と判定した場合、選択情報を特定するための保有情報(特定情報)を携帯端末装置100へ要求する。
【0033】
図3は保有情報の一例を示す説明図である。保有情報(「特定情報」とも称する)は、選択情報を特定するための情報であり、選択情報として用いることができる情報である。特定情報は、例えば、フォルダ名、ファイル名、アドレス、連絡先、選択肢数などを含む。
【0034】
図4は情報の保有場所の一例を示す説明図である。図4に示すように、情報処理装置200で実行することができるアプリケーション毎に、アプリケーションで使用する情報の種類、当該情報の保有場所を対応付けて記憶部24に予め記憶してある。
【0035】
例えば、ユーザが実行する処理がアプリケーションG(アプリG)である場合、処理に必要な情報の種類はファイルであり、アプリGに必要な情報の保有場所は、携帯端末装置100である。情報がファイルである場合、ファイルを選択するための選択情報(保有情報、特定情報)はファイル名とすることができる。
【0036】
同様に、ユーザが実行する処理がアプリケーションH(アプリH)である場合、処理に必要な情報の種類はアドレスであり、アプリHに必要な情報の保有場所は、情報処理装置200である。情報がアドレスである場合、アドレスを選択するための選択情報(保有情報、特定情報)はアドレス自身とすることができる。
【0037】
同様に、ユーザが実行する処理がアプリケーションI(アプリI)である場合、処理に必要な情報の種類はファイルであり、アプリIに必要な情報の保有場所は、情報処理装置200である。情報がファイルである場合、ファイルを選択するための選択情報(保有情報、特定情報)はファイル名とすることができる。
【0038】
表示部25は、例えば、液晶表示パネルを備え、情報を表示することができる。
【0039】
表示部25は、制御部21の制御の下、複数の情報にそれぞれ対応する複数の選択情報を表示する。例えば、情報がファイルである場合、選択情報は、ファイルを選択するためのファイル名である。すなわち、表示部25は、複数の情報を選択するための複数の選択情報を含むメニュー情報を表示することができる。
【0040】
図5は選択情報を含むメニュー情報の表示の第1実施例を示す説明図である。図5に示すように、表示部25は、選択情報であるファイル名として、ファイルAからファイルEまでの5つのファイル名を横方向に並べて配置して表示する。図5の例では、メニュー情報は、5つのファイル名を選択可能に表示した情報である。選択部26は、検出情報に応じて表示部25に表示された複数の選択情報の中から一の選択情報を選択する。例えばユーザが携帯端末装置100を手に持って右方向に傾けた場合、図5に例示する5つのファイル名が右方向に向かって順番に選択される。図5の例では、ファイルBの表示態様を他のファイル名のものと異ならせることにより、ファイルBが選択されていることを示す。また、同様に、ユーザが携帯端末装置100を手に持って左方向に傾けた場合、図5に例示する5つのファイル名が左方向に向かって順番に選択される。
【0041】
図6は選択情報を含むメニュー情報の表示の第2実施例を示す説明図である。図6に示すように、表示部25は、選択情報であるファイル名として、ファイルAからファイルEまでの5つのファイル名を縦方向に並べて配置して表示する。この場合、例えばユーザが携帯端末装置100を手に持って上方向に動かした場合、図6に例示する5つのファイル名が上方向に向かって順番に選択される。図6の例では、ファイルCの表示態様を他のファイル名のものと異ならせることにより、ファイルCが選択されていることを示す。同様に、ユーザが携帯端末装置100を手に持って下方向に動かした場合、図6に例示する5つのファイル名が下方向に向かって順番に選択される。なお、選択情報を含むメニュー情報の表示例は、図5及び図6の例に限定されるものではない。
【0042】
このように、選択部26は、携帯端末装置100の姿勢又は動きに応じて、表示された複数の選択情報を選択する動作に変換することができる。
【0043】
そして、特定部23は、選択部26で選択した選択情報に対応する情報を送信情報又は受信情報として特定する。これにより、ユーザは、携帯端末装置100の姿勢又は動きを変えることにより、表示された複数の選択情報の中から所要の選択情報を選択すると、選択した選択情報に対応する情報を携帯端末装置100へ送信すること、あるいは携帯端末装置100から受信することができる。これにより、簡単な操作で所要の情報を選択することができるとともに、選択した情報を送信又は受信することができる。
【0044】
また、前述のように、制御部21が、必要な情報を記憶部24に記憶していない(保有していない)と判定し、保有情報(特定情報)を携帯端末装置100へ要求した場合、携帯端末装置100は、予め記憶部13に記憶(保有)した特定情報を情報処理装置200へ送信する。そして、情報処理装置200は、携帯端末装置100が送信した特定情報に基づいて表示部25に選択情報を表示する。
【0045】
情報処理装置200は、例えば、携帯端末装置100から受信した特定情報を選択情報として表示部25に表示することができる。図5及び図6に例示したように、例えば、情報処理装置200は、特定情報として、複数のファイル名を受信した場合、受信した複数のファイル名を選択情報として表示することができる。ユーザが、携帯端末装置100を手に持って姿勢を変更し、あるいは動かした場合、当該姿勢又は動きに応じて所望の選択情報を選択することができる。特定部23は、選択部26で選択した選択情報に対応する情報を受信情報として特定する。これにより、ユーザは、所要の処理を行う場合に、情報処理装置200が保有していない情報であっても、携帯端末装置100の姿勢又は動きを変えることにより、表示された複数の選択情報の中から所要の選択情報を選択すると、選択した選択情報に対応する情報を携帯端末装置100から受信することができる。
【0046】
また、制御部21が、必要な情報を記憶部24に記憶している(保有している)と判定した場合、情報処理装置200は、特定情報を携帯端末装置100へ要求することなく表示部25に選択情報を表示する。すなわち、情報処理装置200が、所要の処理に必要な情報を予め記憶部24に記憶(保有)している場合には、自身が保有する特定情報を選択情報として表示する。ユーザが、携帯端末装置100を手に持って姿勢を変更し、あるいは動かした場合、当該姿勢又は動きに応じて所望の選択情報を選択することができる。特定部23は、選択部26で選択した選択情報に対応する情報を送信情報として特定する。
【0047】
これにより、ユーザは、所要の処理を行う場合に、携帯端末装置100が保有していない情報であっても、携帯端末装置100の姿勢又は動きを変えることにより、表示された複数の選択情報の中から所要の選択情報を選択すると、選択した選択情報に対応する情報を携帯端末装置100へ送信することができる。
【0048】
次に、第1実施形態の情報処理システムの動作について説明する。図7及び図8は第1実施形態の情報処理装置200の処理手順の一例を示すフローチャートである。以下では便宜上、処理の主体を制御部21として説明する。
【0049】
制御部21は、NFC検出したか否かを判定する(S11)。ユーザが携帯端末装置100を情報処理装置200に近づけることにより、制御部21はNFC検出することができる。NFC検出していない場合(S11でNO)、制御部21は、ステップS11の処理を続ける。
【0050】
NFC検出した場合(S11でYES)、制御部21は、ブルートゥースなどの近距離無線通信を行うための設定情報を送信する(S12)。制御部21は、通信確立を検出したか否かを判定し(S13)、通信確立を検出していない場合(S13でNO)、ステップS13の処理を続ける。なお、近距離無線通信を確立することにより、ユーザは携帯端末装置100を常に情報処理装置200に近づけておく必要がなく、近距離無線通信を行うことができる程度に情報処理装置200から離れることができ、ユーザの利便性が向上する。
【0051】
通信確立を検出した場合(S13でYES)、制御部21は、実行する操作に必要な情報の種類と保有場所を記憶部24から読み出し(S14)、保有情報の送信を携帯端末装置100に要求するか否かを判定する(S15)。情報処理装置200が所要の保有情報を記憶している場合には、保有情報の要求を行う必要はなく、情報処理装置200が所要の保有情報を記憶していない場合には、保有情報の要求を行う必要がある。
【0052】
保有情報の送信を要求する場合(S15でYES)、制御部21は、保有情報の要求を携帯端末装置100へ送信し(S16)、携帯端末装置100が送信した保有情報を受信する(S17)。保有情報の送信を要求しない場合(S15でNO)、制御部21は、ステップS16、S17の処理を行うことなく後述のステップS18の処理を行う。
【0053】
制御部21は、保有情報を選択メニュー(メニュー情報)として表示し(S18)、携帯端末装置100へ選択操作開始を通知する(S19)。なお、選択操作開始の通知は携帯端末装置100の表示部15に表示され、ユーザは選択操作を行うことができることを認識することができる。これにより、ユーザは携帯端末装置100を手に持って姿勢を変更し、あるいは動かすことにより、選択メニューの中から所望の保有情報(特定情報)を選択することができる。
【0054】
制御部21は、選択操作に対応する検出情報を受信したか否かを判定し(S20)、検出情報を受信していない場合(S20でNO)、ステップS20の処理を続ける。検出情報を受信した場合(S20でYES)、制御部21は、図5及び図6に例示した如く、受信した検出情報を選択メニューに反映する(S21)。この場合、制御部21は、受信した検出情報の中で、変化量(または数値)が大きいものを携帯端末装置100の姿勢又は動きとして特定する。例えば、検出情報として、向きに関する物理量と傾きに関する物理量が得られた場合に、向きに関する物理量の方が、傾きに関する物理量よりも大きい場合には、携帯端末装置100の向きが変化したものと特定することができる。
【0055】
制御部21は、選択が確定したか否かを判定する(S22)。なお、選択が確定したか否かの判定は、携帯端末装置100での操作を予め決めておき、当該操作が行われた否かにより行うことができる。例えば、携帯端末装置100を軽く1回振る操作などとすることができる。
【0056】
選択が確定していない場合(S22でNO)、制御部21は、ステップS20以降の処理を繰り返す。選択が確定した場合(S22でYES)、制御部21は、選択された情報は携帯端末装置100に記憶されているか否かを判定する(S23)。情報処理装置200が所要の保有情報を記憶している場合には、選択された情報は携帯端末装置100に記憶されていないと判定することができ、情報処理装置200が所要の保有情報を記憶していない場合には、選択された情報は携帯端末装置100に記憶されていると判定することができる。
【0057】
選択された情報が携帯端末装置100に記憶されている場合(S23でYES)、制御部21は、選択された情報を送信するように携帯端末装置100へ要求し(S24)、携帯端末装置100が送信した、選択された情報を受信し(S25)、処理を終了する。選択された情報が携帯端末装置100に記憶されていない場合(S23でNO)、すなわち選択された情報が情報処理装置200に記憶されている場合、制御部21は、選択された情報を携帯端末装置へ送信し(S26)、処理を終了する。
【0058】
図9及び図10は第1実施形態の携帯端末装置100の処理手順の一例を示すフローチャートである。以下では便宜上、処理の主体を制御部11として説明する。図9及び図10に示す処理は、図7及び図8に示す処理に対応するものである。
【0059】
制御部11は、情報処理装置200から通信設定情報を受信したか否かを判定し(S31)、通信設定情報を受信していない場合(S31でNO)、ステップS31の処理を続ける。通信設定情報を受信した場合(S31でYES)、制御部11は、通信の設定及び確立を行い(S32)、情報処理装置200から保有情報の要求があったか否かを判定する(S33)。
【0060】
保有情報の要求があった場合(S33でYES)、制御部11は、予め記憶部13に記憶してある保有情報を情報処理装置200へ送信する(S34)。保有情報の要求がない場合(S33でNO)、制御部11は、ステップS34の処理を行うことなく、後述のステップS35の処理を行う。
【0061】
制御部11は、選択操作開始の通知の有無を判定し(S35)、選択操作開始の通知があった場合(S35でYES)、センサ部12で所定の物理量(例えば、携帯端末装置100の傾き、方角、向き、回転方向、振動量、移動方向など)の検出を開始する(S36)。ユーザが携帯端末装置100を手に持って姿勢を変え、あるいは動かすことによりセンサ部12は所定の物理量を検出することができる。制御部11は、センサ部12で検出して得られた検出情報を情報処理装置200へ送信する(S37)。
【0062】
制御部11は、選択操作終了の通知の有無を判定する(S38)。なお、選択操作終了の通知は、情報処理装置200で選択が確定した場合に、選択確定を通知することにより行うことができる。なお、複数の選択肢を選択する場合には、選択操作終了の通知は、選択確定と異なる操作を用いて通知すればよい。
【0063】
選択操作終了の通知がない場合(S38でNO)、制御部11は、ステップS37以降の処理を続ける。選択操作終了の通知がある場合(S38でYES)、制御部11は、情報処理装置200から情報の要求があるか否かを判定する(S39)。また、ステップS35において、選択操作開始の通知がない場合(S35でNO)、制御部11は、ステップS39の処理を行う。
【0064】
情報の要求がある場合(S39でYES)、制御部11は、要求された情報を情報処理装置200へ送信し(S40)、処理を終了する。情報の要求がない場合(S39でNO)、制御部11は、情報処理装置200から情報の送信の有無を判定し(S41)、情報の送信がない場合(S41でNO)、ステップS41の処理を繰り返す。情報の送信がある場合(S41でYES)、制御部11は、送信された情報を受信し(S42)、処理を終了する。
【0065】
(第2実施形態)
図11は第2実施形態の情報処理装置210の構成の一例を示すブロック図である。第1実施形態の情報処理装置200との相違点は、第2実施形態の情報処理装置210は、表示部31、タッチパネル32、位置検出部33、表示判定部34、種別特定部35などを具備する点である。携帯端末装置100は第1実施形態と同様である。また、第1実施形態と同様の箇所は同一符号を付して説明を省略する。
【0066】
種別特定部35は、通信部22で受信した検出情報に応じて送信情報の種別を特定する。例えば、情報の種別として、文書ファイルと画像ファイルとに分けた場合、携帯端末装置100の姿勢又は動きのうち、異なる姿勢又は動きそれぞれに対応付けて文章ファイルと画像ファイルとを定めておく。例えば、携帯端末装置100を横向きに傾けた場合には画像ファイルを対応付け、携帯端末装置100を縦向きにした場合には文書ファイルを対応付けておくことができる。これにより、ユーザは、携帯端末装置100の姿勢又は動きを変えることにより、簡単な操作で送信する情報の内容を変えることができる。
【0067】
表示部31及びタッチパネル32は、表示画面上で携帯端末装置100が接触した位置を検出可能にしてある。表示部31及びタッチパネル32は、例えば、タッチパネルを備えた液晶表示パネルでもよく、表示画面の周囲に発光部と受光部とを配置したタッチパネル装置でもよい。
【0068】
表示判定部34は、携帯端末装置100が接触した位置に、携帯端末装置100へ送信すべき情報が表示されているか否かを判定する。そして、種別特定部35は、表示判定部34で情報が表示されていると判定した場合、送信情報の種別を特定することができる。
【0069】
すなわち、ユーザが携帯端末装置100を持って、情報処理装置210の表示画面上に表示されている情報の位置に携帯端末装置100を接触させるという簡単な操作を行うだけで、携帯端末装置100の姿勢又は動きに応じて種別の異なる情報を携帯端末装置100へ送信することができる。
【0070】
次に、第2実施形態の情報処理システムの動作について説明する。図12及び図13は第2実施形態の情報処理装置210の処理手順の一例を示すフローチャートである。以下では便宜上、処理の主体を制御部21として説明する。
【0071】
制御部21は、NFC検出したか否かを判定する(S51)。ユーザが携帯端末装置100を情報処理装置210に近づけることにより、制御部21はNFC検出することができる。NFC検出していない場合(S51でNO)、制御部21は、ステップS51の処理を続ける。
【0072】
NFC検出した場合(S51でYES)、制御部21は、ブルートゥースなどの近距離無線通信を行うための設定情報を送信する(S52)。制御部21は、通信確立を検出したか否かを判定し(S53)、通信確立を検出していない場合(S53でNO)、ステップS53の処理を続ける。
【0073】
通信確立を検出した場合(S53でYES)、制御部21は、表示画面に携帯端末装置100が接触したか否かを判定する(S54)。なお、接触状態を判定する構成に限定されるものではなく、近接状態を判定するようにしてもよい。携帯端末装置100が表示画面に接触していない場合(S54でNO)、制御部21は、ステップS54の処理を続ける。
【0074】
携帯端末装置100が表示画面に接触した場合(S54でYES)、制御部21は、検出情報の要求を携帯端末装置100へ送信し(S55)、携帯端末装置100が送信した検出情報を受信する(S56)。
【0075】
制御部21は、表示画面上の携帯端末装置100が接触した位置を検出する(S57)。制御部21は、検出した表示画面上の位置に表示中の情報があるか否かを判定する(S58)。検出位置に表示中の情報がない場合(S58でNO)、制御部21は、ステップS54以降の処理を行う。
【0076】
検出位置に表示中の情報がある場合(S58でYES)、制御部21は、携帯端末装置100の向きを判定し(S59)、携帯端末装置100が横向きである場合(S59で横)、表示中の情報のうち、画像(画像ファイル)を携帯端末装置100へ送信し(S60)、処理を終了する。携帯端末装置100が縦向きである場合(S59で縦)、表示中の情報のうち、ファイル(文書ファイル)を携帯端末装置100へ送信し(S61)、処理を終了する。
【0077】
図14は第2実施形態の携帯端末装置100の処理手順の一例を示すフローチャートである。以下では便宜上、処理の主体を制御部11として説明する。図14に示す処理は図12及び図13に示す処理に対応するものである。
【0078】
制御部11は、情報処理装置210から通信設定情報を受信したか否かを判定し(S71)、通信設定情報を受信していない場合(S71でNO)、ステップS71の処理を続ける。通信設定情報を受信した場合(S71でYES)、制御部11は、通信の設定及び確立を行い(S72)、情報処理装置210から検出情報の要求があったか否かを判定する(S73)。
【0079】
検出情報の要求がない場合(S73でNO)、制御部11は、ステップS73の処理を続ける。検出情報の要求がある場合(S73でYES)、制御部11は、計時を開始し(S74)、センサ部12で所定の物理量(例えば、携帯端末装置100の向き)の検出を開始する(S75)。制御部11は、センサ部12で検出して得られた検出情報を情報処理装置200へ送信する(S76)。
【0080】
制御部11は、画像(画像ファイル)又はファイル(文書ファイル)を受信したか否かを判定し(S77)、受信した場合(S77でYES)、受信した画像又はファイルを記憶部24に記憶し(S78)、処理を終了する。
【0081】
画像又はファイルを受信していない場合(S77でNO)、制御部11は、計時を開始した時点から所定時間経過したか否かを判定し(S79)、所定時間経過していない場合(S79でNO)、ステップS77以降の処理を行い、所定時間経過した場合(S79でYES)、処理を終了する。
【0082】
(第3実施形態)
図15は第3実施形態の情報処理装置220の構成の一例を示すブロック図である。第2実施形態の情報処理装置210との相違点は、第3実施形態の情報処理装置220は種別判定部35に代えて切替部36を具備する点である。携帯端末装置100は第2実施形態と同様である。また、第2実施形態と同様の箇所は同一符号を付して説明を省略する。
【0083】
切替部36は、通信部22で受信した検出情報に応じて、送信情報を送信するか、あるいは受信情報を受信するかを切り替える。携帯端末装置100の姿勢又は動きのうち異なる姿勢又は動きそれぞれに対応付けて、送信情報を送信するか、あるいは受信情報を受信するかを予め定めておく。例えば、携帯端末装置100を横向きに傾けた場合には、情報処理装置220から携帯端末装置100へ送信情報を送信し、携帯端末装置100を縦向きにした場合には、携帯端末装置100から受信情報を受信するようにしておくことができる。これにより、ユーザは、携帯端末装置100の姿勢又は動きを変えるという簡単な操作で情報の送信又は受信を切り替えることができる。
【0084】
制御部21は、切替部36で送信情報を送信すべく切り替えた場合、携帯端末装置100が接触した表示画面上の位置に表示した情報を送信情報として送信すべく制御する。すなわち、ユーザが携帯端末装置100を持って、表示画面上に表示されている情報の位置に携帯端末装置100を接触させるという簡単な操作だけで、情報処理装置220が保有している情報を携帯端末装置100へ送信することができる。
【0085】
また、制御部21は、切替部36で受信情報を受信すべく切り替えた場合、携帯端末装置100が接触した表示画面上の位置に受信情報を表示すべく制御する。すなわち、ユーザが携帯端末装置100を持って、表示画面上に携帯端末装置100を接触させるという簡単な操作だけで、情報処理装置220は、携帯端末装置100が保有している情報を受信することができ、さらに受信した情報を携帯端末装置100が接触している表示画面上の位置で表示させることができる。
【0086】
次に、第3実施形態の情報処理システムの動作について説明する。図16及び図17は第3実施形態の情報処理装置220の処理手順の一例を示すフローチャートである。以下では便宜上、処理の主体を制御部21として説明する。
【0087】
制御部21は、NFC検出したか否かを判定する(S91)。ユーザが携帯端末装置100を情報処理装置220に近づけることにより、制御部21はNFC検出することができる。NFC検出していない場合(S91でNO)、制御部21は、ステップS91の処理を続ける。
【0088】
NFC検出した場合(S91でYES)、制御部21は、ブルートゥースなどの近距離無線通信を行うための設定情報を送信する(S92)。制御部21は、通信確立を検出したか否かを判定し(S93)、通信確立を検出していない場合(S93でNO)、ステップS93の処理を続ける。
【0089】
通信確立を検出した場合(S93でYES)、制御部21は、表示画面に携帯端末装置100が接触したか否かを判定する(S94)。なお、接触状態を判定する構成に限定されるものではなく、近接状態を判定するようにしてもよい。携帯端末装置100が表示画面に接触していない場合(S94でNO)、制御部21は、ステップS94の処理を続ける。
【0090】
携帯端末装置100が表示画面に接触した場合(S94でYES)、制御部21は、計時を開始し(S95)、検出情報の要求を携帯端末装置100へ送信し(S96)、携帯端末装置100が送信した検出情報を受信する(S97)。
【0091】
制御部21は、表示画面上の携帯端末装置100が接触した位置を検出する(S98)。制御部21は、受信した検出情報に基づいて携帯端末装置100の向きを判定する(S99)。携帯端末装置100の向きが横向きである場合(S99で横)、制御部21は検出した表示画面上の位置に表示中の情報があるか否かを判定する(S100)。
【0092】
検出位置に表示中の画像がある場合(S100でYES)、制御部21は、表示中の画像を携帯端末装置100へ送信し(S101)、処理を終了する。検出位置に表示中の画像がない場合(S100でNO)、制御部21は、ステップS101の処理を行うことなく処理を終了する。
【0093】
携帯端末装置100の向きが縦向きである場合(S99で縦)、制御部21は、携帯端末装置100から画像を受信したか否かを判定し(S102)、画像を受信した場合(S102でYES)、検出位置に受信した画像を表示し(S103)、処理を終了する。
【0094】
画像を受信していない場合(S102でNO)、制御部21は、計時を開始した時点から所定時間経過したか否かを判定する(S104)。所定時間経過していない場合(S104でNO)、制御部21は、ステップS102以降の処理を行い、所定時間経過した場合(S104でYES)、処理を終了する。
【0095】
図18は第3実施形態の携帯端末装置100の処理手順の一例を示すフローチャートである。以下では便宜上、処理の主体を制御部11として説明する。図18に示す処理は図16及び図17に示す処理に対応するものである。
【0096】
制御部11は、情報処理装置220から通信設定情報を受信したか否かを判定し(S110)、通信設定情報を受信していない場合(S110でNO)、ステップS110の処理を続ける。通信設定情報を受信した場合(S110でYES)、制御部11は、通信の設定及び確立を行い(S111)、情報処理装置220から検出情報の要求があったか否かを判定する(S112)。
【0097】
検出情報の要求がない場合(S112でNO)、制御部11は、ステップS112の処理を続ける。検出情報の要求がある場合(S112でYES)、制御部11は、計時を開始し(S113)、センサ部12で所定の物理量(例えば、携帯端末装置100の向き)の検出を開始する(S114)。制御部11は、センサ部12で検出して得られた検出情報を情報処理装置200へ送信する(S115)。
【0098】
制御部11は、携帯端末装置100の向きを判定し(S116)、縦向きである場合(S116で縦)、予め特定した画像を情報処理装置200へ送信し(S117)、処理を終了する。携帯端末装置100の向きが横向きである場合(S116で横)、制御部11は、情報処理装置220から画像を受信したか否かを判定する(S118)。
【0099】
画像を受信した場合(S118でYES)、制御部11は、受信した画像を記憶部13に記憶し(S119)、処理を終了する。情報処理装置220から画像を受信していない場合(S118でNO)、制御部11は、計時を開始した時点から所定時間経過したか否かを判定し(S120)、所定時間経過していない場合(S120でNO)、ステップS118以降の処理を行い、所定時間経過した場合(S120でYES)、処理を終了する。
【0100】
図19は第3実施形態の情報処理システムでの情報の授受の一例を示す模式図である。図19に示すように、情報処理システムは、情報処理装置220a、220b及び携帯端末装置100などを有する。情報処理装置220a、220bは、お互いに離れているとする。図19Aに示すように、情報処理装置220aの表示画面31aに符号Xで示す画像が表示されているとする。なお、表示される情報は画像Xに限定されるものではない。
【0101】
図19Bに示すように、ユーザが表示画面31aの画像Xが表示されている位置に対して携帯端末装置100の向きを横向きにして携帯端末装置100を接触した場合、情報処理装置220aは、表示中の画像Xを携帯端末装置100へ送信する。携帯端末装置100は、画像Xを記憶する。なお、画像Xを携帯端末装置100へ移動させるようにしてもよく、あるいは複写(コピー)するようにしてもよい。
【0102】
次に、図19Cに示すように、ユーザが携帯端末装置100を持って情報処理装置220bの方へ移動し、図19Dに示すように、情報処理装置220bの表示画面に対して携帯端末装置100の向きを縦向きにして接触させると、携帯端末装置100は、記憶した画像Xを情報処理装置220bへ送信する。情報処理装置220bは、画像Xを受信するとともに、受信した画像Xを表示画面31bの携帯端末装置100が接触した位置に表示する。
【0103】
上述のように、第1乃至第3実施形態によれば、携帯端末装置100を情報処理装置の近くでかざすことにより、携帯端末装置100が記憶する情報を情報処理装置へ送信すること、あるいは情報処理装置が記憶する情報を携帯端末装置100へ送信することができる。また、送受信する情報の種類、選択操作を、携帯端末装置100のかざし方(例えば向きなど)により簡単に行うことができる。
【0104】
本実施の形態の情報処理システムは、近距離通信により双方向に情報の送受信を行うことができる携帯端末装置(100)及び情報処理装置(200)を備える情報処理システムにおいて、前記携帯端末装置は、自身の姿勢又は動きに関する物理量を検出する検出部(12)と、該検出部で検出して得られた検出情報を前記情報処理装置へ送信する送信部(14)とを備え、前記情報処理装置は、前記検出情報を受信する受信部(22)と、該受信部で受信した検出情報に応じて、前記携帯端末装置へ送信する送信情報又は該携帯端末装置から受信する受信情報を特定する特定部(23)とを備えることを特徴とする。
【0105】
本実施の形態の情報処理装置(200)は、近距離通信により携帯端末装置(100)との間で双方向の情報の送受信を行うことができる情報処理装置において、前記携帯端末装置の姿勢又は動きに関する検出情報を受信する受信部(22)と、該受信部で受信した検出情報に応じて、前記携帯端末装置へ送信する送信情報又は該携帯端末装置から受信する受信情報を特定する特定部(23)とを備えることを特徴とする。
【0106】
本実施の形態にあっては、ユーザが携帯端末装置(100)を手に持って携帯端末装置の姿勢を変え、あるいは、動かした場合、検出部(12)は、自身の姿勢又は動きに関する物理量を検出する。検出部は、傾きセンサ、加速度センサ、地磁気センサなどを含み、携帯端末装置の姿勢として、例えば、傾き、方角、向き(例えば、縦又は横など)などを検出し、携帯端末装置の動きとして、例えば、回転方向、振動量、移動方向などを検出することができる。送信部(14)は、検出部で検出して得られた検出情報を情報処理装置(200)へ送信する。検出情報は、携帯端末装置の傾き、方角、向き、回転方向、振動量、移動方向などである。
【0107】
情報処理装置の受信部(22)は、携帯端末装置が送信した検出情報を受信する。特定部(23)は、受信部で受信した検出情報に応じて、携帯端末装置へ送信する送信情報又は携帯端末装置から受信する受信情報を特定する。送信情報又は受信情報は、例えば、文書ファイル、画像ファイル、アドレス(例えば、WEBアドレス、電子メールアドレス、ネットワークアドレスなど)、連絡先などの情報である。これにより、情報処理装置から携帯端末装置へ情報を送信する場合も、情報処理装置が携帯端末装置から情報を受信する場合も、携帯端末装置の姿勢又は動きに応じて情報を特定することができるので、例えば、カーソルを移動させる操作、文字を入力する操作、あるいはスイッチ等を入切する操作などが不要となり、ユーザは、単に携帯端末装置の姿勢又は動きを変えるだけの簡単な操作で所要の情報の送受信を行うことができ、ユーザの利便性が向上する。
【0108】
本実施の形態の情報処理システムは、前記情報処理装置(200)は、複数の情報にそれぞれ対応する複数の選択情報を表示する表示部(25)と、前記検出情報に応じて前記表示部に表示された前記複数の選択情報の中から一の選択情報を選択する選択部(26)とを備え、前記特定部(23)は、前記選択部で選択した選択情報に対応する情報を前記送信情報又は受信情報として特定するようにしてあることを特徴とする。
【0109】
本実施の形態にあっては、表示部(25)は、複数の情報にそれぞれ対応する複数の選択情報を表示する。例えば、情報がファイルである場合、選択情報は、ファイルを選択するためのファイル名である。すなわち、表示部は、複数の情報を選択するための複数の選択情報を含むメニュー情報を表示することができる。選択部(26)は、検出情報に応じて表示部に表示された複数の選択情報の中から一の選択情報を選択する。すなわち、選択部は、携帯端末装置の姿勢又は動きに応じて、表示された複数の選択情報を選択する動作に変換することができる。
【0110】
特定部は、選択部で選択した選択情報に対応する情報を送信情報又は受信情報として特定する。これにより、ユーザは、携帯端末装置の姿勢又は動きを変えることにより、表示された複数の選択情報の中から所要の選択情報を選択すると、選択した選択情報に対応する情報を携帯端末装置へ送信すること、あるいは携帯端末装置から受信することができる。これにより、簡単な操作で所要の情報を選択することができるとともに、選択した情報を送信又は受信することができる。
【0111】
本実施の形態の情報処理システムは、前記情報処理装置(200)は、所要の処理に必要な情報の有無を判定する情報判定部(21)と、該情報判定部で必要な情報がないと判定した場合、前記選択情報を特定するための特定情報を前記携帯端末装置へ要求する要求部(21)とを備え、前記携帯端末装置(100)は、前記要求があった場合、前記特定情報を前記情報処理装置へ送信するようにしてあり、前記情報処理装置は、さらに、前記携帯端末装置が送信した前記特定情報に基づいて前記表示部に選択情報を表示するようにしてあり、前記特定部は、前記選択部で選択した選択情報に対応する情報を前記受信情報として特定するようにしてあることを特徴とする。
【0112】
本実施の形態にあっては、情報判定部(21)は、所要の処理に必要な情報の有無を判定する。所要の処理とは、例えば、ユーサが実行しようとしている操作に必要な情報、所要のアプリケーションを実行するのに必要な情報などであり、予め定められている。情報の有無の判定とは、情報処理装置が、当該必要な情報を記憶(保有)しているか否かを判定することである。要求部(21)は、情報判定部で必要な情報がないと判定した場合、選択情報を特定するための特定情報を携帯端末装置へ要求する。特定情報は、選択情報を特定するための情報であり、選択情報として用いることができる情報である。特定情報は、例えば、フォルダ名、ファイル名、メールアドレス、連絡先、選択肢数などを含む。
【0113】
携帯端末装置は、特定情報の要求があった場合、予め記憶(保有)した特定情報を情報処理装置へ送信する。そして、情報処理装置は、携帯端末装置が送信した特定情報に基づいて表示部に選択情報を表示する。情報処理装置は、例えば、携帯端末装置から受信した特定情報を選択情報として表示することができる。例えば、情報処理装置は、特定情報として、複数のファイル名を受信した場合、受信した複数のファイル名を選択情報として表示することができる。ユーザが、携帯端末装置を手に持って姿勢を変更し、あるいは動かした場合、当該姿勢又は動きに応じて所望の選択情報を選択することができる。特定部は、選択部で選択した選択情報に対応する情報を受信情報として特定する。これにより、ユーザは、所要の処理を行う場合に、情報処理装置が保有していない情報であっても、携帯端末装置の姿勢又は動きを変えることにより、表示された複数の選択情報の中から所要の選択情報を選択すると、選択した選択情報に対応する情報を携帯端末装置から受信することができる。
【0114】
本実施の形態の情報処理システムは、前記情報処理装置(200)は、前記情報判定部(21)で必要な情報があると判定した場合、前記表示部(25)に選択情報を表示するようにしてあり、前記特定部(23)は、前記選択部(26)で選択した選択情報に対応する情報を前記送信情報として特定するようにしてあることを特徴とする。
【0115】
本実施の形態にあっては、情報処理装置は、情報判定部で必要な情報があると判定した場合、表示部に選択情報を表示する。すなわち、情報処理装置が、所要の処理に必要な情報を予め記憶(保有)している場合には、自身が保有する特定情報を選択情報として表示する。ユーザが、携帯端末装置を手に持って姿勢を変更し、あるいは動かした場合、当該姿勢又は動きに応じて所望の選択情報を選択することができる。特定部は、選択部で選択した選択情報に対応する情報を送信情報として特定する。これにより、ユーザは、所要の処理を行う場合に、携帯端末装置が保有していない情報であっても、携帯端末装置の姿勢又は動きを変えることにより、表示された複数の選択情報の中から所要の選択情報を選択すると、選択した選択情報に対応する情報を携帯端末装置へ送信することができる。
【0116】
本実施の形態の情報処理システムは、前記情報処理装置(210)は、前記受信部(22)で受信した検出情報に応じて前記送信情報の種別を特定する種別特定部(35)を備えることを特徴とする。
【0117】
本実施の形態にあっては、種別特定部(35)は、受信部(22)で受信した検出情報に応じて送信情報の種別を特定する。例えば、情報の種別として、文書ファイルと画像ファイルとに分けた場合、携帯端末装置の姿勢又は動きのうち異なる姿勢又は動きそれぞれに対応付けて文章ファイルと画像ファイルとを定めておく。例えば、携帯端末装置を横向きに傾けた場合には、画像ファイルを対応付け、携帯端末装置を縦向きにした場合には文書ファイルを対応付けておくことができる。これにより、ユーザは、携帯端末装置の姿勢又は動きを変えることにより、簡単な操作で送信する情報の内容を変えることができる。
【0118】
本実施の形態の情報処理システムは、前記情報処理装置(210)は、表示画面上で前記携帯端末装置が接触した位置を検出可能な表示部(31、32)と、前記接触した位置に送信すべき情報が表示されているか否かを判定する表示判定部(34)とを備え、前記種別特定部(35)は、前記表示判定部で情報が表示されていると判定した場合、前記種別を特定するようにしてあることを特徴とする。
【0119】
本実施の形態にあっては、表示部(31、32)は、表示画面上で携帯端末装置が接触した位置を検出可能にしてある。表示部は、例えば、タッチパネルを備えた液晶表示パネルでもよく、表示画面の周囲に発光部と受光部とを配置したタッチパネル装置でもよい。表示判定部(34)は、携帯端末装置が接触した位置に送信すべき情報が表示されているか否かを判定する。種別特定部は、表示判定部で情報が表示されていると判定した場合、送信情報の種別を特定する。すなわち、ユーザが携帯端末装置を持って、表示画面上に表示されている情報の位置に携帯端末装置を接触させるという簡単な操作だけで、携帯端末装置の姿勢又は動きに応じて種別の異なる情報を携帯端末装置へ送信することができる。
【0120】
本実施の形態の情報処理システムは、前記情報処理装置(220)は、前記受信部(22)で受信した検出情報に応じて前記送信情報を送信するか前記受信情報を受信するかを切り替える切替部(36)を備えることを特徴とする。
【0121】
本実施の形態にあっては、切替部(36)は、受信部(22)で受信した検出情報に応じて、送信情報を送信するか、あるいは受信情報を受信するかを切り替える。携帯端末装置の姿勢又は動きのうち異なる姿勢又は動きそれぞれに対応付けて、送信情報を送信するか、あるいは受信情報を受信するかを予め定めておく。例えば、携帯端末装置を横向きに傾けた場合には、情報処理装置から携帯端末装置へ送信情報を送信し、携帯端末装置を縦向きにした場合には、携帯端末装置から受信情報を受信するようにしておくことができる。これにより、ユーザは、携帯端末装置の姿勢又は動きを変えることにより、簡単な操作で情報の送信又は受信を切り替えることができる。
【0122】
本実施の形態の情報処理システムは、前記情報処理装置(220)は、表示画面上で前記携帯端末装置が接触した位置を検出可能な表示部(31、32)と、前記切替部(36)で送信情報を送信すべく切り替えた場合、前記携帯端末装置が接触した位置に表示した情報を前記送信情報として送信すべく制御する制御部(21)とを備えることを特徴とする。
【0123】
本実施の形態にあっては、表示部(31、32)は、表示画面上で携帯端末装置が接触した位置を検出可能にしてある。表示部は、例えば、タッチパネルを備えた液晶表示パネルでもよく、表示画面の周囲に発光部と受光部とを配置したタッチパネル装置でもよい。制御部(21)は、切替部(36)で送信情報を送信すべく切り替えた場合、携帯端末装置が接触した位置に表示した情報を前信情報として送信すべく制御する。すなわち、ユーザが携帯端末装置を持って、表示画面上に表示されている情報の位置に携帯端末装置を接触させるという簡単な操作だけで、情報処理装置が保有している情報を携帯端末装置へ送信することができる。
【0124】
本実施の形態の情報処理システムは、前記制御部(21)は、前記切替部(36)で受信情報を受信すべく切り替えた場合、前記携帯端末装置が接触した位置に前記受信情報を表示すべく制御するようにしてあることを特徴とする。
【0125】
本実施の形態にあっては、制御部(21)は、切替部(36)で受信情報を受信すべく切り替えた場合、携帯端末装置が接触した位置に受信情報を表示すべく制御する。すなわち、ユーザが携帯端末装置を持って、表示画面上に携帯端末装置を接触させるという簡単な操作だけで、情報処理装置は、携帯端末装置が保有している情報を受信することができ、さらに受信した情報を携帯端末装置が接触している表示画面上の位置で表示させることができる。
【符号の説明】
【0126】
100 携帯端末装置
11 制御部
12 センサ部
13 記憶部
14 通信部
15 表示部
200、210、220 情報処理装置
21 制御部
22 通信部
23 特定部
24 記憶部
25 表示部
26 選択部
31 表示部
32 タッチパネル
33 位置検出部
34 表示判定部
35 種別特定部
36 切替部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19