特許第5836726号(P5836726)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5836726
(24)【登録日】2015年11月13日
(45)【発行日】2015年12月24日
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20151203BHJP
【FI】
   A63F7/02 312Z
   A63F7/02 311B
【請求項の数】3
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2011-206960(P2011-206960)
(22)【出願日】2011年9月22日
(65)【公開番号】特開2013-66585(P2013-66585A)
(43)【公開日】2013年4月18日
【審査請求日】2014年6月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】000154679
【氏名又は名称】株式会社平和
(74)【代理人】
【識別番号】100080296
【弁理士】
【氏名又は名称】宮園 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100141243
【弁理士】
【氏名又は名称】宮園 靖夫
(72)【発明者】
【氏名】薗田 豪章
【審査官】 土屋 保光
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−246638(JP,A)
【文献】 特開2011−125480(JP,A)
【文献】 特開2006−198308(JP,A)
【文献】 特開2010−172744(JP,A)
【文献】 特開2006−051290(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技盤の遊技盤面に役物装置を備えた遊技機において、
役物装置が、当り遊技の契機となる入賞の可能性を付与する第1の入賞付与手段と、当り遊技の契機となる入賞の可能性を付与する第2の入賞付与手段と、役物装置の外側に位置する遊技盤面の遊技領域と役物装置に設けられた球導入路とを連通させる球入口と、始動入賞を契機として開閉されて球入口を開閉する開閉体と、振分装置とを備え、
振分装置は、開閉体の開閉動作により球入口を介して球導入路に入った球を所定個数保留するとともに球が所定個数保留されている間に球導入路に入った球を第2の入賞付与手段に送り、かつ、保留していた所定個数の球を第1の入賞付与手段に送ることを特徴とする遊技機。
【請求項2】
第1の入賞付与手段によって付与される第1の入賞の確率と第2の入賞付与手段によって付与される第2の入賞の確率とが異なる確率になるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
第1の入賞付与手段によって付与される第1の入賞の確率が、第2の入賞付与手段によって付与される第2の入賞の確率よりも高い確率になるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、役物装置を備えた遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、遊技盤の遊技盤面に役物装置を備えた遊技機としてのパチンコ機において、役物装置が、役物装置の外側に位置する遊技盤の遊技領域と役物装置に設けられた球導入路とを連通させる球入口と、球が始動入賞することを契機して開閉されて当該球入口を開閉する開閉体と、開閉体の開閉動作によって導入路に入る1番目(最初)の球のみを保留する球保留手段と、球保留手段によって最初の球が保留されている間に球導入路に入った後続球を外れ球として排出する球排出手段と、球保留手段に保留されていた球をV入賞振分装置に送る球保留解除手段と、を備えた構成のパチンコ機が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−125480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の遊技機では、球保留手段で保留されなかった球には、当り遊技の契機となる入賞の可能性は付与されないので、遊技性に乏しいという課題があった。
本発明は、球保留手段で保留されなかった球にも当り遊技の契機となる入賞の可能性を与えることができて、遊技性を高めることができる遊技機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のパチンコ機は、遊技盤の遊技盤面に役物装置を備えた遊技機において、役物装置が、当り遊技の契機となる入賞の可能性を付与する第1の入賞付与手段と、当り遊技の契機となる入賞の可能性を付与する第2の入賞付与手段と、役物装置の外側に位置する遊技盤面の遊技領域と役物装置に設けられた球導入路とを連通させる球入口と、始動入賞を契機として開閉されて球入口を開閉する開閉体と、振分装置とを備え、振分装置は、開閉体の開閉動作により球入口を介して球導入路に入った球を所定個数保留するとともに球が所定個数保留されている間に球導入路に入った球を第2の入賞付与手段に送り、かつ、保留していた所定個数の球を第1の入賞付与手段に送るので、振分装置で球が保留されている間に球導入路に入った球にも入賞の可能性が付与され、当該入賞の可能性が付与される際の球の動きによる演出効果及び当該入賞への期待感を遊技者に与えることができる遊技性の高い遊技機を提供できる。
第1の入賞付与手段によって付与される第1の入賞の確率と第2の入賞付与手段によって付与される第2の入賞の確率とが異なる確率になるように構成されたので、球が第1の入賞付与手段に送られた場合と球が第2の入賞付与手段に送られた場合とで、遊技者に異なる期待感を与えることができ、より遊技性の高い遊技機を提供できる。
第1の入賞付与手段によって付与される第1の入賞の確率が、第2の入賞付与手段によって付与される第2の入賞の確率よりも高い確率になるように構成されたので、遊技者に、当該入賞の可能性を多く得ることを目標として球導入路に多くの球を導入させようとする遊技性の高い遊技機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】パチンコ機の正面図(実施形態1)。
図2】センター役物のV入賞構成部の詳細を示す図(実施形態1)。
図3】第1の分岐部を示す断面図(実施形態1)。
図4】(a)は第1のV入賞振分部の斜視図、(b)は第1のV入賞振分部の平面図(実施形態1)。
図5】第2の分岐構成部を示す断面図(実施形態1)。
図6】パチンコ機の制御ブロック図(実施形態1)。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、発明の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らず、選択的に採用される構成を含むものである。
【0008】
実施形態1
図1は、遊技機の一例としてのパチンコ機1の全体正面図である。同図を用いてパチンコ機1の概略について説明する。尚、本明細書においては、図1の上下左右をパチンコ機1の上下左右と言い、図1の紙面の前側をパチンコ機1の前側、図1の紙面の裏側をパチンコ機1の裏側と言うものとする。
図1に示すように、パチンコ機1は、遊技機枠2と、遊技機枠2に着脱可能に取付けられた遊技盤3と、遊技盤3の裏面又は遊技機枠2の裏面に取付けられたLCD,CRT,あるいは、回転ドラム式等の画像表示装置4、排出樋80(図5参照)、払出装置160(図6参照)、制御装置100(図6参照)等の裏側部品とを備える。
【0009】
遊技機枠2は、遊技場の島と呼ばれる図外の遊技設置構造体に取付けられる外枠と呼ばれるような固定枠5と、固定枠5に開き戸状に開閉自在に取付けられた内枠と呼ばれるような開閉枠6と、開閉枠6の前側に開閉枠6に対して開き戸状に開閉自在に取付けられた前扉7及び皿構造体8とを備える。
開閉枠6は、例えば、左側のヒンジ9;9で前側横方向に片開き可能かつ着脱可能(交換可能)に固定枠5に取付けられる。
前扉7は、例えば、図外の左側上部のヒンジで前側横方向に片開き可能かつ着脱可能(交換可能)に開閉枠6に取付けられる。前扉7は、前後方向に開放された窓10を囲む額縁形状の枠部11を備え、ガラス又は合成樹脂からなる光透過性を有する前面パネル12が窓10を裏側から覆うように枠部11の裏面に取付けられた構成である。前扉7の枠部11の前面には、LED等からなる複数の装飾ランプ15やスピーカ16が設けられる。
皿構造体8は、例えば、左側下部の図外のヒンジで前側横方向に片開き可能かつ着脱可能(交換可能)に開閉枠6に取付けられる。皿構造体8は、発射操作機構(発射ハンドル)13、受皿14等を備える。閉じられた皿構造体8の裏側に位置する開閉枠6の前面の下部側には、発射装置19が設けられる。
【0010】
遊技盤3は、基板となるベニヤ板の一方の板面にはセルと呼ばれる樹脂製のシート状化粧材が貼着されて当該シート状化粧材の表面が遊技盤面17となるように形成される。
遊技盤3には、遊技盤3の図外の裏面と遊技盤3の表面である遊技盤面17とに貫通する図外の貫通孔が形成される。貫通孔は、遊技機1の前側から画像表示装置4の表示画面4aを見えるようにするための中央貫通孔、遊技球(パチンコ球)P(以下、単に、球という)を遊技盤面17から遊技盤3の裏面側に導くための球排出用貫通孔等である。
【0011】
遊技盤面17の外周端部付近には、遊技盤面17の中心部を円中心とした円弧状のガイドレール18が取り付けられている。
ガイドレール18で囲まれた内側の領域における遊技盤面17には、センター役物20、入賞部品、盤面飾り21、釘22、風車23、アウト口24等が設けられる。
【0012】
遊技盤3は、閉じられた前扉7の前面パネル12の裏側に位置するように開閉枠6の前面の上部側に設けられた図外の遊技盤設置部に遊技盤面17を前側に向けて着脱可能に取付けられる。
閉じられた皿構造体8の裏側に位置する開閉枠6の前面の下部側には、発射装置19が設けられる。
【0013】
センター役物20等が設けられた遊技盤面17と前面パネル12との間に、発射機構19により発射された球の飛び交う遊技領域25が、ガイドレール18で囲まれた内側の領域として形成される。
ガイドレール18は、内ガイドレール18aと外ガイドレール18bとを備え、内ガイドレール18aと外ガイドレール18bとの間で球通路18cが形成され、発射操作機構13の操作により発射装置19から発射された球が球通路18cを経由して遊技領域25内に導かれる。
【0014】
役物装置としてのセンター役物20は、ガイドレール18で囲まれた内側の領域の遊技盤面17における中央部と右部とを覆うように遊技盤面17に取付けられる。
遊技盤面17に取付けられたセンター役物20の右側周端26は内ガイドレール18aの右側レール部18xに沿った形状に形成されており、センター役物20の右側周端26と内ガイドレール18aの右側レール部18xとの間で球を1個ずつ流下させることの可能な右側通過路27が形成される。
センター役物20の左側の上部から下部に渡る左側周端28と内ガイドレール18aの左側レール部18yとの間の遊技盤面17には、入賞部品、盤面飾り21、釘22、風車23等が設けられて球の飛び交う遊技領域25が形成される。
【0015】
以下、センター役物の構成を図1乃至図6を参照しながら説明する。
図1に示すように、センター役物20は、画像表示装置4の表示画面4aの前側に位置される光透過性を有する透過パネル31と、透過パネル31の周囲を取り囲むように設けられた飾り部32と備える。
【0016】
飾り部32は、V入賞構成部33と、ステージ構成部34とを備える。V入賞構成部33は、球導入装置35と、球導入路36と、第1の分岐構成部37と、第1のV入賞振分部38と、第2の分岐構成部39と、第2のV入賞振分部40とを備える。
【0017】
球導入装置35は、球を遊技領域25から球導入路36に導入させるための装置であって、図2のように、センター役物20の外側の遊技領域25とセンター役物20に設けられた球導入路36とを連通させる球入口51と、当該球入口51を開閉する開閉体52と、開閉体52を開閉駆動する開閉体駆動装置151(図6参照)とを備えた構成である。
球導入路36は、球入口51を経由してセンター役物20の内側に入り込んだ球を透過パネル31の上縁31a及び左縁31bに沿って第1の分岐部54に導く球通路により形成される。
【0018】
図2図3に示すように、第1の分岐構成部37は、球導入路36の終端部に設けられた第1の分岐部54と、振分装置55と、第1の分岐部54から第1のV入賞振分部38へと球を誘導する高確率誘導路56と、第1の分岐部54から第2の分岐構成部39へと球を誘導する低確率誘導路57とを備える。
【0019】
図3に示すように、第1の分岐部54は、球を高確率誘導路56側に誘導する一方誘導口58と、球を低確率誘導路57側に誘導する他方誘導口59とを備える。
一方誘導口58はセンター役物20の裏に近い側に設けられ、他方誘導口59は一方誘導口58よりも前側に設けられる。即ち、他方誘導口59及び一方誘導口58は遊技盤3の前裏方向に並ぶように設けられる。
【0020】
振分装置55は、一方誘導口58に設けられて始動入賞を契機とした開閉体52の1回又は複数回の開閉動作の間に球入口51を経由して球導入路36内に導入された最初の球を一方誘導口58の直前で止めるストッパー61と、ストッパー61で最初の球が止められている間に球入口51を経由して球導入路36内に導入された2個目以降の球を他方誘導口59に導く誘導部材62と、一方誘導口58を開閉するようにストッパー61を駆動するソレノイド等のストッパー駆動装置63とを備える。
ストッパー61は、一方誘導口58を開閉する板部材である。
誘導部材62は、一方誘導口58と他方誘導口59との分岐点に設けられて、一方誘導口58側から他方誘導口59側に向けて下って傾斜する傾斜面64を備える。誘導部材62の傾斜面64は、ストッパー61で止められた球の上端よりも低い位置に設けられる。
最初の球がストッパー61で止められている間に2個目以降の後続の球が第1の分岐部54に到達した場合には、図3の点線の球Pで示すように、2個目以降の球がストッパー61で止められている最初の球に衝突して誘導部材62の傾斜面64に移動し、傾斜面64上を流下して他方誘導口59経由で低確率誘導路57に流れる。
【0021】
即ち、振分装置55は、開閉体52の開閉動作により球入口51を介して球導入路36に入った球をストッパー61で保留するとともに当該球がストッパー61で保留されている間に球導入路36に入った球を誘導部材62により第2の入賞付与手段の導入路である低確率誘導路57に送り、かつ、ストッパー61で保留していた球を開放して第1の入賞付与手段の導入路である高確率誘導路56に送る装置である。
【0022】
尚、例えば、球導入路36に導入された球がストッパー61で保留されている球に衝突して低確率誘導路57に送られた後にストッパー61による一方誘導口58の閉鎖を解除することができるように、後述する主制御部101が開閉体駆動装置151に開閉体52の駆動制御信号を出力してから所定時間経過後にストッパー駆動装置63にストッパー61の解除信号を出力するように構成される。
【0023】
図4に示すように、第1のV入賞振分部38は、透過パネル31の下縁31cから遊技機1の前側の方向に下るように傾斜して延長する傾斜面65に形成された上部開口の凹部66と、凹部66に回転可能に設けられた振分回転体67と、凹部66の底面68に形成された外れ孔69及びV入賞孔70と、モータ等の振分回転体駆動装置152(図6参照)とを備えた構成である。
振分回転体67は、円板体の円周縁部に円板体の円周縁から円の中心に向けて窪むように円板体の円周縁部が除去されてなる円弧状の溝を複数個備えた構成である。
振分回転体67は、振分回転体67の裏面と上記凹部66の底面68とが平行となるように当該凹部66内に収容されて当該振分回転体67の中心(振分回転体67の元の円板体の円の中心)を回転中心として回転可能に構成される。
振分回転体67の互いに隣り合う一方の溝と他方の溝との関係は、例えば、一方の溝の中心と振分回転体67の中心とを繋ぐ線と他方の溝の中心と振分回転体67の中心とを繋ぐ線との角度が45°となるように、8個の溝が周縁部の周方向に等間隔に設けられ、8個の溝のうち、1個の溝がV入賞用の溝72に形成され、他の溝は外れ用の溝71に形成される。
【0024】
例えば、図4(b)に示すように、V入賞用の溝72は、溝の深さが外れ用の溝71よりも浅く形成される。
外れ孔69は、外れの球を排出する図外の球回収樋への球入口となる孔であり、外れ用の溝71の底に収容される球を落下させることができる位置及び大きさに形成される。
V入賞孔70は、第1のV入賞球検出器121(図6参照)が設置された図外の入賞球回収樋への球入口となる孔であり、V入賞用の溝72の底に収容される球を落下させることができる位置及び大きさに形成される。
即ち、図4(b)において、例えば、振分回転体67が時計回り方向に回転するとした場合、球取込口66aを経由して外れ用の溝71の底に収容された球は必ず外れ孔69に入り、V入賞用の溝72の底に収容された球は、点線で示す球Pのように外れ孔69に入らない位置を通過してV入賞孔70に入るように構成される。
【0025】
高確率誘導路56は、ストッパー61で保留された後にストッパー61から開放された球を第1のV入賞振分部38に導くために球通路である。
高確率誘導路56は、傾斜面65に形成された溝路56a(図4(a)参照)と、当該溝路56aの入口56bと一方誘導口58とを連通させる連通路56c(図3参照)とにより形成され、当該溝路56aの底面56e(図4(a)参照)は、第1のV入賞振分部38の方向に向けて下るように傾斜する傾斜面に形成される。
高確率誘導路56を備えたことにより、ストッパー61で止められた後にストッパー61から開放された球は一方誘導口58及び連通路56cを通過して溝路56aの入口56b(図3参照)に落下した後、溝路56aの底面56e上を流下して第1のV入賞振分部38に到達する(図4(a)参照)。
【0026】
低確率誘導路57は、第1の分岐部54にて第1のV入賞振分部38に振り分けられなかった球を第2の分岐構成部39に誘導するために、傾斜面65の前側下端縁に沿って遊技盤面17の右側に下るように傾斜する球通路により形成される。
【0027】
図2図5に示すように、第2の分岐構成部39は、低確率誘導路57の終端部に設けられた第2の分岐部75と、低確率昇降装置76と、低確率昇降装置76の動作により送られてくる球を第2のV入賞振分部40へと誘導する最終誘導構成部77と備える。
【0028】
図5に示すように、第2の分岐部75は、球を外れ球の排出樋80に誘導する排出口78と、球を第2のV入賞振分部40への最終誘導構成部77に誘導する誘導口79とを備える。
排出口78は、低確率誘導路57の終端部においてセンター役物20の裏面に近い側の壁に開口されて排出樋80に連通する孔により形成される。
誘導口79は、低確率誘導路57の終端部において上側の壁に開口されて球上昇路81に連通する孔により形成される。
【0029】
最終誘導構成部77は、球上昇路81と、球中継上昇路82と、球上昇路81と球中継上昇路82とを連通させる連通路83と、球中継上昇路82の上端部に送られてきた球を第2のV入賞振分部40に誘導する最終誘導路84と、球上昇路81及び連通路83を経由して球中継上昇路82に送られてきた球を最終誘導路84に送る中継昇降装置85とを備える。
【0030】
低確率昇降装置76は、低確率誘導路57の終端部に誘導されてくる球を球上昇路81経由で球中継上昇路82に送る昇降装置により構成される。
低確率昇降装置76は、球受け台座86と、球受け台座86を球上昇路81中において昇降させるソレノイド等の昇降駆動装置87とを備える。
球受け台座86の球受け面88は、パチンコ機1の前側から裏側に向けて下るように傾斜する傾斜面に形成される。
排出樋80は、パチンコ機1の前側から裏側に向けて下るように傾斜する傾斜底面80aを有した球通路により形成される。
【0031】
球受け台座86が最下位置にある場合には、球受け台座86の球受け面88の傾斜面と排出樋80の傾斜底面80aとが連続する傾斜面を形成し、低確率誘導路57を経由して第2の分岐部75の球受け面88に到達した球は、球受け面88から排出口78を介して排出樋80に移動し、図外の球回収部に回収される。
【0032】
主制御部101が昇降駆動装置87を制御することによって、例えば、球受け台座86が一定の周期で昇降するように構成される。
従って、球が低確率誘導路57を経由して第2の分岐部75に到達するタイミングと球受け台座86が上昇するタイミングとが合った場合には、球が球受け台座86の球受け面88に乗った状態で誘導口79を通過して球上昇路81中に移動する。
【0033】
球中継上昇路82は、センター役物20の裏面に近い側に設けられ、球上昇路81は球中継上昇路82よりも前側に設けられる。即ち、球上昇路81及び球中継上昇路82は遊技盤3の前裏方向に並ぶように設けられる。
球上昇路81と球中継上昇路82とを連通させる連通路83は、パチンコ機1の前側から裏側に向けて下るように傾斜する傾斜底面83aを有した球通路により形成される。
【0034】
低確率昇降装置76の球受け台座86が最上位置に到達した場合(図5の点線で示した球受け台座86参照)には、球受け台座86の球受け面88の傾斜面と連通路83の傾斜底面83aとが連続する傾斜面を形成し、低確率昇降装置76の球受け台座86に乗って球受け台座86の最上位置まで上昇してきた球は、球受け台座86の球受け面88を流下し、連通路83を通って、球中継上昇路82中に移動する。
【0035】
中継昇降装置85は、球受け台座90と、球受け台座90を球中継上昇路82中において昇降させるソレノイド等の昇降駆動装置91とを備える。
最終誘導路84は、中継昇降装置85の球受け台座90の最上位置から第2のV入賞振分部40に向けて下るように傾斜する傾斜底面84a(図2参照)を備えた球通路である。
中継昇降装置85の球受け台座90の球受け面90aは、最終誘導路84の傾斜底面84aと同一方向に下って傾斜する傾斜面に形成される(図2参照)。
【0036】
上記構成により、低確率昇降装置76の球受け台座89の球受け面88上から連通路83を通り、球中継上昇路82に入って最下位置に位置する中継昇降装置85の球受け台座90の球受け面90a上に乗る球は、中継昇降装置85の球受け台座90が球中継上昇路82中を上昇して最上位置に達すると、球受け台座90の球受け面90aから最終誘導路84に移動し、最終誘導路84を通って第2のV入賞振分部40に到達する。
【0037】
図2に示すように、第2のV入賞振分部40は、最終誘導路84の終端部においてパチンコ機1の前側から裏側の方向に向けて窪む凹部92と、凹部92内に回転可能に設けられた振分回転体93と、凹部92の底面に形成された外れ孔94及びV入賞孔95と、モータ等の振分回転駆動装置153(図6参照)とを備えた構成である。
振分回転体93は、円板体の円周縁部に円板体の円周縁から円の中心に向けて窪むように円板体の円周縁部が除去されてなる円弧状の溝を複数個備えた構成である。
振分回転体93は、振分回転体93の裏面と上記凹部92の底面とが平行となるように当該凹部92内に収容されて当該振分回転体93の中心(振分回転体93の元の円板体の円の中心)を回転中心として回転可能に構成される。
振分回転体93の互いに隣り合う一方の溝と他方の溝との関係は、例えば、一方の溝の中心と振分回転体93の中心とを繋ぐ線と他方の溝の中心と振分回転体93の中心とを繋ぐ線との角度が120°となるように、3個の溝が周縁部の周方向に等間隔に設けられ、3個の溝のうち、1個の溝における凹部の底面側には底板97aが設けられてV入賞用の球受入部97に形成され、他の溝は外れ用の溝98に形成される。
凹部92の底面は、振分回転体93の元の円板体の円形に対応した円底部92aと、円底部92aの外周下部に下方に延長するように設けられた入賞用底部92bと、円底部92aの外周上右部に延長するように設けられた外れ用底部92cとを備える。
入賞用底部92bには、第2のV入賞球検出器122(図6参照)が設置された図外の排出樋への入口となるV入賞孔95が形成される。
外れの球を排出する図外の排出樋への入口となる外れ孔94は、外れ用底部92cと円底部92aとに跨るように形成される。
【0038】
振分回転体93は、例えば、最終誘導路84から球を受けた球受入部97又は外れ用の溝98が外れ孔94の前を通過した後に入賞用底部92bの上側に到達するような方向、即ち、時計回り(右回り)に回転する場合、最終誘導路84から流下してきた球が球取込口40aを介してV入賞用の球受入部97に入ると、球受入部97が外れ孔94の前側を通過する場合、底板97aが外れ孔94を塞ぐので球受入部97内の球は外れ孔94に入らずに、さらに、振分回転体93が回転して球受入部97が入賞用底部92bの上に到達すると、球受入部97内の球が入賞用底部92bに移動して入賞用底部92bのV入賞孔95に入る。
最終誘導路84から流下してきた球が球取込口40aを介して外れ用の溝98に入り、振分回転体93が回転して外れ用の溝98が外れ用底部92cの横に位置された場合には、球が外れ用の溝98から外れ孔94に入る。
【0039】
遊技者が発射操作機構13を操作することで駆動する発射装置19により遊技領域25に発射された球がセンター役物20の球入口51を介して球導入路36に導入された後において、第1のV入賞振分部38に到達してV入賞となる第1の確率と、第2のV入賞振分部40に到達してV入賞となる第2の確率との関係は、第1の確率>第2の確率となるように構成されている。
例えば、上述したように、球が第1のV入賞振分部38のV入賞用の溝72に入ってV入賞となる第1の確率が1/8だとすると、球が第2のV入賞振分部40のV入賞用の球受入部97に入ってV入賞となる第2の確率は、球が球受け台座86の球受け面88に乗った状態で誘導口79を通過して球上昇路81中に移動する確率αと球が第2のV入賞振分部40のV入賞用の球受入部97に入る確率とを掛け合わせた値、即ち、(α×1/3)である。従って、第1の確率=1/8>第2の確率=(α×1/3)となるように構成すればよい。例えば、確率αは1/10となるように設定する。
【0040】
尚、球導入路36、低確率誘導路57、球上昇路81、球中継上昇路82、最終誘導路84を形成する球通路は、遊技者がこれら球通路内を通過する球の動きを目視可能なように、光透過性を有した前壁を備えた構成、あるいは、球通路の前側が開口された構成とすることが好ましい。
【0041】
図1に示すように、ステージ構成部34は、ステージ41と、球を遊技領域25からステージ41に誘導するワープ路42とを備える。
ステージ41は、第1のV入賞振分部38が位置される傾斜面65の下縁に沿って設けられる低確率誘導路57のさらに下方に位置するように設けられ、ワープ路42によって案内された球が揺動する部分である。
ステージ41は、正面視で中央が最も下に凸となる円弧状を形成し、ワープ路42の出口42bが、当該ステージ41の左端側に位置している。また、ステージ41の中央部は、さらに凹陥されており、この凹陥部から球が落下し易くなっている。この凹陥部は、後述する始動入賞口44の真上に位置するように設けられていることにより、凹陥部に案内されて落下する球は、始動入賞口44に入賞し易くなっている。
ワープ路42の入口42aは、センター役物20の左側周端28に設けられ、球入口51を介してセンター役物20内に入らずに遊技領域25を落下してくる球がワープ路42の入口42aに入ると、球はワープ路42を通ってステージ41に到達する。
【0042】
入賞口としては、例えば、始動入賞口44、一般入賞口45、アタッカーと呼ばれる大入賞口46等が設けられている。
【0043】
始動入賞口44は、開閉体52を開閉させる契機となる球の入賞を検出する入賞口であって、図外の球取込口と、球取込口を経由した球を検出する始動入賞球検出器124(図6参照)とを備える。
一般入賞口45は、開閉体52を開閉させる契機とはならない球の入賞を検出する入賞口であって、図外の球取込口と、球取込口を経由した球を検出する一般入賞球検出器127(図6参照)とを備える。
始動入賞口44及び一般入賞口45としては、例えば、遊技領域25から球取込口を介して取り込んだ球を遊技盤3の裏側の回収樋に回収する取込型と、遊技領域25から球取込口を介して取り込んだ球を再び遊技領域25に排出する通過型がある。
【0044】
大入賞口46は、図外の球取込口と、球取込口を経由して遊技盤3の裏側の回収樋に取り込まれる球を検出する大入賞球検出器126(図6参照)と、球取込口を開閉する開閉扉116と、開閉扉駆動装置154(図6参照)とを備える。開閉扉116は、閉じた状態では、遊技盤面17と同一平面上に位置して球取込部を塞ぎ、開いた状態では、下端を回転中心として遊技盤面17の前方に開いて球取込部に球を導く受板として機能する。
主制御部101が第1のV入賞球検出器121(図6参照)又は第2のV入賞球検出器122(図6参照)からの検出信号を入力することを契機として行われる大当り遊技、あるいは、大役遊技と呼ばれる当り遊技では、主制御部101が開閉扉駆動装置154に駆動制御信号を出力することにより、例えば、開閉扉116が所定時間だけ開く動作が最大15回(15ラウンド)まで繰り返される。開閉扉116が開く上記所定時間は、例えば、開閉扉116が開いてから大入賞球検出器により球が10個検出されるまで、又は、開閉扉116が開いてから24秒経過するまでのうち、いずれか早い条件が成立するまで継続される。
【0045】
次に、図6を用いてパチンコ機1の制御系について説明する。
パチンコ機1の制御装置100は、主制御部101、演出制御部102、払出制御部103、図柄制御部104、発射制御部105を備える。
主制御部101には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この主制御部101からの命令信号に基づいて、各部の動作が制御されるようになっている。
主制御部101からは盤用外部端子110を介して遊技店に設置される図外の管理コンピュータへ遊技の進行状態を示す情報(始動入賞信号や大当り情報信号、図柄確定回数信号)が送信される。
【0046】
主制御部101には、入力系として、第1のV入賞振分部38でV入賞した球を検出する第1のV入賞球検出器121、第2のV入賞振分部40でV入賞した球を検出する第2のV入賞球検出器122、開閉体52が開放したときにセンター役物20内の球導入路36内に導入された球を検出する導入球検出器123、始動入賞球検出器124、V入賞を逸した(外れた)球を検出する外れ球検出器125、大入賞口の開閉扉116の開動作時に入賞した球を検出する大入賞球検出器126、一般入賞口に入賞した球を検出する一般入賞球検出器127が接続されている。
球導入路36内に導入された球は、導入球検出器123によってカウントされ、最終的に、V入賞球及び外れ球として回収され、それぞれの球検出器(V入賞球検出器121,122、外れ球検出器125)で検出された球の数と照合される。
【0047】
主制御部101には、出力系として、開閉体駆動装置151、ストッパー駆動装置63、第1のV入賞振分部38の振分回転体駆動装置152、第2のV入賞振分部40の振分回転体駆動装置153、昇降駆動装置87、昇降駆動装置91、開閉扉駆動装置154が接続されている。
【0048】
演出制御部102には、装飾ランプ15、スピーカ16が接続されているとともに、図柄制御部104を介して画像表示装置4が接続されている。
演出制御部102は、装飾ランプ15の点灯、消灯、及び点滅を制御し、さらに、スピーカ16を作動させて効果音等の音声出力を制御する。また、演出制御部102により制御される図柄制御部104は、画像表示装置4の表示画面4aに表示する演出図柄の表示制御を行う。
【0049】
払出制御部103には、払出装置160及び発射制御部105が接続され、発射制御部105には発射装置19が接続されている。この払出制御部103は、払出装置160を作動させて、入賞口への入賞に対する賞球又は貸し球の払い出し及び停止動作と払出数を制御する。また、発射制御部105は、遊技者による発射操作機構13の操作により発射装置19を作動させて、球の発射開始、及び、発射操作機構13の操作量に応じた発射力を制御する。
さらに、払出制御部103は、枠用外部端子111を介して賞球又は貸球の払い出しに関する情報である払出情報を遊技店に設置された図外の管理コンピュータへ送信する。
【0050】
実施形態1のパチンコ機1の動作を説明する。
遊技者が発射操作機構13を操作することで駆動する発射装置19により遊技領域25に発射された球が入賞口に入賞せずに遊技領域25の下端部に至った場合はアウト口24から図外の排出樋を介して回収される。
球が各入賞口に入賞したことを球検出器から入力した主制御部101は、それぞれの遊技制御に基づく処理(例えば、抽選等)を実行するとともに、演出制御部102に対して画像表示装置4への画像表示演出、スピーカ16を用いた音演出、装飾ランプ15を用いた光演出等を行うよう指示する。
【0051】
球が始動入賞口44に入賞したことを始動入賞球検出器124から入力した主制御部101は、開閉体52を所定時間開く開閉動作を所定回数行うように開閉体駆動装置151に駆動信号を出力する。開閉体52が開いている間に遊技領域25から球入口51を介して球導入路36に導入された1個目(最初)の球は一方誘導口58側に流れてストッパー61で止められる。開閉体52が開いている間に遊技領域25から球入口51を介して球導入路36に導入された2個目以降の後続の球はストッパー61で止められている最初の球に衝突して誘導部材62の傾斜面64に移動し、傾斜面64上を流下して他方誘導口59経由で低確率誘導路57に流れる。
主制御部101は、開閉体駆動装置151に駆動信号を出力した後、所定時間経過した場合に、一方誘導口58を閉じているストッパー61の動作を解除する駆動信号をストッパー駆動装置63に出力する。これにより、ストッパー61が一方誘導口58を開き、ストッパー61で止められていた球が、一方誘導口58、高確率誘導路56を経由して第1のV入賞振分部38に到達する。第1のV入賞振分部38に到達した球がV入賞用の溝72に入って第1のV入賞球検出器121で検出された場合、主制御部101は第1のV入賞球検出器121からの検出信号を入力して当り遊技を実行する。
【0052】
低確率誘導路57に流れた球は第2の分岐部75に到達する。球が第2の分岐部75に到達するタイミングと球受け台座86が上昇するタイミングとが合った場合には、球が球受け台座86の球受け面88に乗った状態で誘導口79を通過して球上昇路81中に移動する。一方、球が第2の分岐部75に到達するタイミングと球受け台座86が上昇するタイミングとが合わなかった場合には、第2の分岐部75に到達した球は排出口78を介して排出樋80に流れ、外れ球として球回収部に回収される。
球上昇路81中に移動した球は、連通路83、球中継上昇路82、最終誘導路84を経由して第2のV入賞振分部40に到達する。第2のV入賞振分部40に到達した球がV入賞用の球受入部97に入って第2のV入賞球検出器122で検出された場合、主制御部101は第2のV入賞球検出器122からの検出信号を入力して当り遊技を実行する。
【0053】
実施形態1の役物装置としてのセンター役物20を備えたパチンコ機1は、センター役物20が、V入賞(当り遊技の契機となる入賞)の可能性を付与する第1の入賞付与手段と、V入賞の可能性を付与する第2の入賞付与手段と、センター役物20の外側に位置する遊技盤面17の遊技領域25とセンター役物20に設けられた球導入路36とを連通させる球入口51と、始動入賞を契機して開閉されて球入口51を開閉する開閉体52と、振分装置55とを備え、振分装置55は、開閉体52の開閉動作により球入口51を介して球導入路36に入った球を保留するとともに球が保留されている間に球導入路36に入った球を第2の入賞付与手段に送り、かつ、保留していた球を第1の入賞付与手段に送る構成を備えたので、振分装置55で球が保留されている間に球導入路36に入った後続の球にも入賞の可能性が付与され、当該入賞の可能性が付与される際の球の動きによる演出効果及び当該入賞への期待感を遊技者に与えることができる遊技性の高いパチンコ機1を提供できる。
【0054】
また、振分装置55により保留された球と保留されなかった後続の球との両方にV入賞の可能性を付与できるので、遊技者が、第2のV入賞振分部40においてV入賞となるか否かの球の動き及びV入賞への期待感と、第1のV入賞振分部38においてV入賞となるか否かの球の動き及びV入賞への期待感と、を連続して楽しむことができるパチンコ機1を提供できる。
特に、球導入路36に導入された球がストッパー61で保留されている球に衝突して低確率誘導路57に送られた後にストッパー61の一方誘導口58を閉じる動作を解除するようにすることで、振分装置55により保留されなかった後続の球がV入賞するか否かの遊技が始まってから所定時間経過後に、振分装置55により保留されていた球がV入賞するか否かの遊技が始まるという特殊な遊技を提供できるので、遊技性の高いパチンコ機1を提供できる。
そして、遊技者としては、振分装置55により保留された球がV入賞するか否かの動向と振分装置55により保留されなかった後続の球がV入賞するか否かの動向とを同時期に目視できるようになるので、遊技性の高いパチンコ機1を提供できる。
【0055】
第1の入賞付与手段は、第1のV入賞振分部38により構成される。
第2の入賞付与手段は、第2の分岐構成部39と、第2のV入賞振分部40とにより構成される。
第2の分岐構成部39は、確率αで球を第2のV入賞振分部に送る低確率昇降装置76を備えたので、球受け台座86を昇降させる一定の周期を変更することにより、確率αを自由に設定できる。
【0056】
第1の入賞付与手段によるV入賞への第1の確率>第2の入賞付与手段によるV入賞への第2の確率となるように構成したので、V入賞の可能性を多く得ることを目標として、球導入路36に2個目以降の球を多く導入させようとする遊技を遊技者に行わせることができる遊技性の高いパチンコ機1を提供できる。
また、V入賞への確率の異なる第1の入賞付与手段と第2の入賞付与手段とを備えたことで、遊技者に異なる期待感を与えることができる。
【0057】
低確率昇降装置76と、球上昇路81と、球中継上昇路82と、球上昇路81と球中継上昇路82とを連通させる連通路83と、球中継上昇路82の上端に送られてきた球を第2のV入賞振分部40に誘導する最終誘導路84と、球上昇路81及び連通路83を経由して球中継上昇路82に送られてきた球を最終誘導路84に送る中継昇降装置85とを備えたので、上昇した後に第2のV入賞振分部40に向けて下るという球の動きを遊技者に見せることができ、遊技性の高いパチンコ機1を提供できる。
【0058】
実施形態2
排出口78を開閉するための図外の開閉部材を設け、主制御部101が昇降駆動装置87を制御して球受け台座86を上昇させる直前に排出口78を開閉部材で閉じるようにしてもよい。つまり、排出口78を閉じてから所定時間後に低確率昇降装置76の球受け台座86を上昇させる構成としてもよい。このようにすることで、球を球上昇路81に確実に移動させることができる。
【0059】
実施形態3
実施形態1では、第1の確率>第2の確率となるように構成したが、第1の確率<第2の確率となるように構成してもよい。
この場合、例えば、開閉体52の開時間を短くして、球導入路36に2個目以降の球が導入されにくい構成とすることで、V入賞の確率を高めるため球導入路36に2個目以降の球を導入させることを目標とする遊技を遊技者に行わせることができるパチンコ機1を提供できる。
また、遊技者が、第2のV入賞振分部においてV入賞となるか否かの球の動き及びV入賞への期待感と、第1のV入賞振分部においてV入賞となるか否かの球の動き及びV入賞への期待感と、を連続して楽しむことができるパチンコ機1を提供でき、また、V入賞への確率の異なる第1の入賞付与手段と第2の入賞付与手段とを備えたことで、遊技者に異なる期待感を与えることができる。
【0060】
実施形態4
実施形態1では、第1の確率>第2の確率となるように構成したが、第1の確率=第2の確率となるように構成してもよい。
例えば、一方誘導口58の下流側に第1のV入賞振分部を設けるとともに、他方誘導口59の下流側に第2のV入賞振分部を設け、これら第1のV入賞振分部と第2のV入賞振分部のV入賞の確率を同じ確率とすればよい。
この場合、遊技者が、第2のV入賞振分部においてV入賞となるか否かの球の動き及びV入賞への期待感と、第1のV入賞振分部においてV入賞となるか否かの球の動き及びV入賞への期待感と、を連続して楽しむことができるパチンコ機1を提供できる。
【0061】
実施形態5
実施形態1では、球導入路36に導入された最初の球のみを保留する振分装置55を備えた構成を示したが、球導入路36に導入された最初の球及び後続の数個の球を保留する振分装置を設けるようにしてもよい。この場合、第1のV入賞振分部38によるV入賞への期待がより高まるパチンコ機1を提供できる。
【符号の説明】
【0062】
1 パチンコ機(遊技機)、3 遊技盤、17 遊技盤面、
20 センター役物(役物装置)、25 遊技領域、36 球導入路、
38 第1のV入賞振分部(第1の入賞付与手段)、
39 第2の分岐構成部(第2の入賞付与手段)、
40 第2のV入賞振分部(第2の入賞付与手段)、51 球入口、52 開閉体。
図1
図2
図3
図4
図5
図6