特許第5836864号(P5836864)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5836864
(24)【登録日】2015年11月13日
(45)【発行日】2015年12月24日
(54)【発明の名称】図面管理システム
(51)【国際特許分類】
   G05B 23/02 20060101AFI20151203BHJP
【FI】
   G05B23/02 V
   G05B23/02 301W
【請求項の数】4
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2012-75474(P2012-75474)
(22)【出願日】2012年3月29日
(65)【公開番号】特開2013-206218(P2013-206218A)
(43)【公開日】2013年10月7日
【審査請求日】2014年4月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100073759
【弁理士】
【氏名又は名称】大岩 増雄
(74)【代理人】
【識別番号】100088199
【弁理士】
【氏名又は名称】竹中 岑生
(74)【代理人】
【識別番号】100094916
【弁理士】
【氏名又は名称】村上 啓吾
(74)【代理人】
【識別番号】100127672
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 憲治
(72)【発明者】
【氏名】石丸 昌克
(72)【発明者】
【氏名】道行 泰代
【審査官】 稲垣 浩司
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−293611(JP,A)
【文献】 特開2003−216236(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G05B 23/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラント監視システムから対象装置の故障を示す故障アラームを受信し、予め定義された信号項目表に基づいて、上記故障アラームから信号項目及び対象装置名を取出す故障アラーム受信手段、
図面を格納した図面データベース、
上記図面内に記載されている文字列を抽出してインデックスを形成した図面検索インデックス、
この故障アラーム受信手段から上記故障アラームの上記信号項目及び対象装置名を受け取り、この受け取った対象装置名を検索キーワードとして、上記図面検索インデックスを検索することにより、上記検索キーワードが含まれる図面を検索する図面検索手段、
この図面検索手段から図面検索結果を受け取り、一覧表示する図面表示手段、
の図面表示手段による一覧表示された図面のうち、利用者により選択された図面を上記図面データベースから取り出し、上記図面表示手段に送信して表示させるとともに、上記図面データベースの当該図面の参照回数をカウントアップする図面取出手段
及び上記図面表示手段によって表示された図面が所定の操作をされた場合に、当該図面と対応する故障アラームの信号項目とを関連図面として登録する関連図面登録手段を備え、
上記図面検索手段は、上記図面取出手段によってカウントアップされた図面の参照回数の多い順になるように、上記図面検索結果を一覧表示するに当っての各図面の順位付けを行い、この順位付けした図面検索結果を上記図面表示手段に渡すとともに、
上記各図面の順位付けに当って、上記関連図面登録手段により登録された関連図面を優先することを特徴とする図面管理システム。
【請求項2】
過去の故障報告書を蓄積した故障データベースを検索する故障報告書検索手段を備え、
上記図面検索手段は、上記故障アラームの対象装置名を検索キーワードとして、上記故障報告書検索手段により上記故障データベースを検索させるとともに、上記各図面の順位付けに当って、上記故障データベースの検索結果の故障報告書に添付された図面を優先することを特徴とする請求項記載の図面管理システム。
【請求項3】
上記添付された図面、上記関連図面、上記図面の参照回数を含む図面の属性に応じて、係数を乗じることにより、上記図面検索結果を一覧表示するに当っての各図面の順位付けを行う順位処理手段を備え、
上記図面検索手段は、上記順位処理手段を通じて、上記各図面の順位付けを行うことを特徴とする請求項記載の図面管理システム。
【請求項4】
上記故障アラーム受信手段により受信された故障アラームのうち、対応処置を行っていない故障アラームを保存する故障アラームデータベース、
及びこの故障アラームデータベースに保存された故障アラームを一覧表示し、この一覧表示された故障アラームのうち、利用者により選択された故障アラームを、上記図面検索手段に送信する故障アラーム表示手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項記載の図面管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、上下水道プラント設備などのプラント設備の維持管理業務/保全業務を支援するための図面を管理する図面管理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の図面管理システムにおいては、プラント監視システムで故障アラームの上がった装置に関連する図面を検索する場合、図面を登録する際に故障アラームと対応する図面とを予め登録する必要があった。(例えば、特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−216236号公報(第3〜6頁、図1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の図面管理システムでは、プラント監視システムで故障アラームの上がった装置に関連する図面を検索するためには、故障アラームと対応する図面を予め登録し、故障アラームと関連する図面のテーブルを作成する必要があった。
しかしながら、図面や故障アラームは多数あり、それらを関連付けるためには膨大な人手による作業が必要であるなどの問題があった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、予め故障アラームと対応する図面を関連付けることなく、故障の対象装置に関連する図面を表示できる図面管理システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係わる図面管理システムにおいては、プラント監視システムから対象装置の故障を示す故障アラームを受信し、予め定義された信号項目表に基づいて、故障アラームから信号項目及び対象装置名を取出す故障アラーム受信手段、図面を格納した図面データベース、図面内に記載されている文字列を抽出してインデックスを形成した図面検索インデックス、この故障アラーム受信手段から故障アラームの信号項目及び対象装置名を受け取り、この受け取った対象装置名を検索キーワードとして、図面検索インデックスを検索することにより、検索キーワードが含まれる図面を検索する図面検索手段、この図面検索手段から図面検索結果を受け取り、一覧表示する図面表示手段、の図面表示手段による一覧表示された図面のうち、利用者により選択された図面を図面データベースから取り出し、図面表示手段に送信して表示させるとともに、図面データベースの当該図面の参照回数をカウントアップする図面取出手段、及び図面表示手段によって表示された図面が所定の操作をされた場合に、当該図面と対応する故障アラームの信号項目とを関連図面として登録する関連図面登録手段を備え、図面検索手段は、図面取出手段によってカウントアップされた図面の参照回数の多い順になるように、図面検索結果を一覧表示するに当っての各図面の順位付けを行い、この順位付けした図面検索結果を図面表示手段に渡すとともに、各図面の順位付けに当って、関連図面登録手段により登録された関連図面を優先するものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、プラント監視システムから対象装置の故障を示す故障アラームを受信し、予め定義された信号項目表に基づいて、故障アラームから信号項目及び対象装置名を取出す故障アラーム受信手段、図面を格納した図面データベース、図面内に記載されている文字列を抽出してインデックスを形成した図面検索インデックス、この故障アラーム受信手段から故障アラームの信号項目及び対象装置名を受け取り、この受け取った対象装置名を検索キーワードとして、図面検索インデックスを検索することにより、検索キーワードが含まれる図面を検索する図面検索手段、この図面検索手段から図面検索結果を受け取り、一覧表示する図面表示手段、の図面表示手段による一覧表示された図面のうち、利用者により選択された図面を図面データベースから取り出し、図面表示手段に送信して表示させるとともに、図面データベースの当該図面の参照回数をカウントアップする図面取出手段、及び図面表示手段によって表示された図面が所定の操作をされた場合に、当該図面と対応する故障アラームの信号項目とを関連図面として登録する関連図面登録手段を備え、図面検索手段は、図面取出手段によってカウントアップされた図面の参照回数の多い順になるように、図面検索結果を一覧表示するに当っての各図面の順位付けを行い、この順位付けした図面検索結果を図面表示手段に渡すとともに、各図面の順位付けに当って、関連図面登録手段により登録された関連図面を優先するので、故障アラームに対応する図面を事前登録することなく、図面検索結果を順位付けすることにより、故障への対処に必要な図面を探し易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】この発明の実施の形態1による図面管理システムを示す構成図である。
図2】この発明の実施の形態1による図面管理システムの信号項目表を示す図である。
図3】この発明の実施の形態1による図面管理システムの処理を示すフロー図である。
図4】この発明の実施の形態2による図面管理システムを示す構成図である。
図5】この発明の実施の形態3による図面管理システムを示す構成図である。
図6】この発明の実施の形態4による図面管理システムを示す構成図である。
図7】この発明の実施の形態4による図面管理システムの順序処理部の処理の例を示す図である。
図8】この発明の実施の形態4による図面管理システムで、利用者端末が順序処理部の処理結果を受けて図面検索結果を表示する画面の例を示す図である。
図9】この発明の実施の形態5による図面管理システムを示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による図面管理システムを示す構成図である。
図1において、図面管理システムは、図面管理サーバ100と利用者端末300により構成される。
図面管理サーバ100は、次のように構成されている。
故障アラーム受信部110(故障アラーム受信手段)は、プラント設備を監視しているプラント監視システム200から、信号項目を特定した故障アラームを受信し、図2に示す信号項目表を元に、故障アラーム情報から、該当する信号項目と、対応する故障対象装置名、重故障、軽故障などの故障状態を取り出す。
なお、信号項目表には、信号項目ごとに対応する故障対象装置名と、重故障、軽故障などの故障状態が格納されている。
【0010】
図面検索部120は、故障アラーム受信部110から故障対象装置名、故障状態、信号項目を受け取り、後述する全文検索部121による全文検索を行うとともに、図面情報を管理している図面DB(データベース)123から、図面が参照された回数である図面の参照回数を検索し、この参照回数順で、図面検索結果を順位付けして利用者端末300に送信する。
全文検索部121は、図面検索部120から故障アラームに対応する故障対象装置名を検索キーワードとして受信し、登録図面内に記載している文字列情報を自動的に抽出した図面検索インデックス122を用いて、検索キーワードの文字列が含まれる図面を全文検索する。
図面検索インデックス122は、登録図面内に記載されている文字列情報を自動的に抽出し、インデックスとしたものである。図面DB123は、図面を格納するとともに、図面が利用者によって参照された回数である図面の参照回数や図面ファイルパスなどの図面情報を管理している。
なお、図面検索部120と全文検索部121は、図面検索手段を構成する。
【0011】
図面取出部130(図面取出手段)は、利用者端末300から図面表示要求を受けて、図面DB123から該当図面を利用者端末300に送信すると共に、表示要求のあった図面の参照回数をカウントアップして図面DB123に登録する。
【0012】
利用者端末300は、図面検索部120から、故障アラームに対して、図面参照回数で順位付けした図面検索結果を受信して一覧表示し、その一覧表示から利用者が選択した図面を要求し、取得して表示する図面表示部310(図面表示手段)を有する。
【0013】
図2は、この発明の実施の形態1による図面管理システムの信号項目表を示す図である。
図2において、信号項目表は、各信号項目ごとに、故障対象装置名と、重故障、軽故障などの故障状態とを予め定義している。
【0014】
次に、動作について、図3のフロー図を用いて説明する。
まず、図面検索時の処理について、STEP10〜STEP22により説明する。
STEP10
プラント監視システム200から故障アラーム受信部110が故障アラームを受信する。
STEP11
故障アラーム受信部110は、図面検索部120に検索対象となる故障アラームを送付する。
STEP20
図面検索部120は、故障アラームの故障対象装置名(例 機器A)を検索キーワードとして、全文検索部121に送付し、全部検索部121は、登録図面内に記載している文字列情報を抽出した図面検索インデックス122から、検索キーワードの文字列を含む図面を検索し、図面IDを図面検索部120に報告する。このとき、図面内の文字列を検索するので、故障アラームに対応する図面の事前登録が不要になる。
STEP21
図面検索部120は、STEP20の検索結果で得た図面に対して、当該図面の図面IDを用いて、図面DB123から、その図面を利用者が参照した回数、すなわち当該図面の参照回数を検索し、取得する。これは、全文検索するとヒットする図面が多数あるので、利用者がより参照した図面を上位にするためである。
STEP22
図面検索部120は、図面検索結果を図面参照回数で順位付けし、発生した故障アラームに対する図面一覧を利用者端末300に送付する。
【0015】
次いで、図面表示時の処理について、STEP30、STEP31により説明する。
STEP30
図面表示部310は、STEP22で受信した図面検索結果を一覧表示する。利用者が図面一覧から選択した図面を図面取出部130に要求(図面表示要求)する。
SETP31
図面取出部130は、要求された図面について図面DB123の図面参照回数をカウントアップする。また要求された図面を図面DB123から取り出し、利用者端末300に送付する。
【0016】
実施の形態1によれば、登録した図面内に記載されている文字列を自動的に抽出して図面検索インデックスとして管理し、故障アラームから故障対象装置名を取り出し、故障対象装置名の文字列が含まれている図面を図面検索インデックスから検索することで、予め
故障アラームと対応する図面を関連付けることなく、故障に対処するために必要となる図面を検索することができる。
また、故障対象装置名の文字列が含まれる図面は多数存在するので、図面参照回数を管理して図面検索結果を図面参照回数順で表示することで、システムを利用する回数が増えるにしたがって、利用者が必要とする図面がより検索し易くなる。
【0017】
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2による図面管理システムを示す構成図である。
図4において、100、110、120〜123、130、200、300、310は図1におけるものと同一のものである。図4では、図面管理サーバ100に関連図面登録部140(関連図面登録手段)を設けた。関連図面登録部140は、表示している図面に対して、利用者が予め指定した操作(拡大、印刷など)を行った場合に、現在表示している図面と故障アラームの信号項目の情報とを関連図面として関連図面データ141に登録するようになっている。
【0018】
実施の形態2は、図4に示すように、図面管理サーバ100に関連図面登録部140を設ける。この関連図面登録部140では、利用者端末300で表示している図面に対する操作内容を受信し、予め指定した操作(拡大、印刷など)を行った場合に、現在表示している図面と故障アラームの信号項目の情報とを関連図面として関連図面データ141に登録する。
【0019】
図面検索部120では、図面検索を行う際、実施の形態1の検索に加えて、故障アラームの信号項目をキーに、関連図面データ141から当該信号項目に対して関連図面として登録された図面を検索する。
図面検索部120では、図面検索結果として、関連図面登録されている図面を上位に、関連図面として登録されていない図面は、図面参照回数の順序で利用者端末300に図面一覧を送信する。
なお、検索結果として関連図面が複数ある場合は、関連図面の中で図面参照回数が多いものを上位にする。
【0020】
利用者が多数の図面検索結果の中から図面を参照する際、図面参照しただけで故障対応に有効でなかった図面も多数存在するが、故障アラームが発生した時に参照した図面のうち、図面拡大や印刷などの操作を行った図面は、故障対応でより有効な図面となる可能性が高く、そのような図面をより上位の検索結果として返すことができる。
【0021】
実施の形態2によれば、故障アラームが発生した時に参照した図面のうち、図面拡大や印刷などの操作を行った図面をより上位の検索結果として返すことができるため、故障対応でより有効な図面をすばやく見つけることができる。
また、図面拡大や印刷などの操作は、利用者の通常的な図面操作であり、関連図面として利用者が特別な操作を行うことなく、システム利用を続けることで、少しずつ有効な図面(検索結果がより上位な図面)が探しやすくなる。
【0022】
実施の形態3.
図5は、この発明の実施の形態3による図面管理システムを示す構成図である。
図5において、100、110、120〜123、130、140、141、200、300、310は図4におけるものと同一のものである。図5では、故障報告書を管理する故障管理サーバ400を設ける。故障管理サーバ400の報告書検索部410(故障報告書検索手段)は、故障報告書が格納された故障DB411から、キーワードが含まれる故障報告書を検索する。
【0023】
実施の形態3は、図5に示すように、故障報告書を管理している故障管理サーバ400を設ける。図面検索部120は、故障アラームの故障対象装置名と故障状態(重故障など)を検索キーワードとして故障管理サーバ400内の報告書検索部410に送信する。これを受けて、報告書検索部410は、故障DB411からキーワードが含まれる故障報告書を検索し、当該故障報告書の添付図面として、図面管理サーバ100の図面DB123で管理している図面へリンクされている場合は、その図面を故障報告書とともに、検索結果として図面検索部120に返す。
図面検索部120は、図面検索結果として、故障報告書の添付図面となっている図面(当該故障報告書付き)、関連図面として登録されている図面、全文検索でヒットした図面の順で、それぞれ図面参照回数の順序で利用者端末に図面一覧を送付する。
【0024】
実施の形態3によれば、利用者が多数の図面検索結果の中から図面を参照する際、発生した故障アラームに以前対応した故障報告書と添付図面も合わせて情報を得ることができ、過去の対応事例と添付図面を参照できるようになる。
これにより、過去に故障対応した報告書の添付図面、過去に調査などで利用した関連図面、新たに登録された図面など、添付図面、関連図面にも登録されていないものでも、故障対象装置名が記載されている図面をまとめて探すことができる。
【0025】
実施の形態4.
図6は、この発明の実施の形態4による図面管理システムを示す構成図である。
図6において、100、110、120〜123、130、140、141、200、300、310、400、410、411は図5におけるものと同一のものである。図6では、図面管理サーバ100に順位処理部150(順位処理手段)を設け、順位処理部150は、図面検索部120から得た故障報告書の添付図面、関連図面、新規図面の有無と図面参照回数に対して、予め設定したそれぞれの係数を乗じた数値の合計点で図面検索結果の順位付けを行う。
【0026】
図7は、この発明の実施の形態4による図面管理システムの順序処理部の処理の例を示す図である。
図7において、順序処理部の処理の例を示し、縦軸に図面ID、横軸に参照回数、新規登録、関連図面、添付図面、報告書ID、点数と順位を取っている。参照回数、新規登録、関連図面、添付図面、報告書IDの各数値に係数を掛けて点数を算出し、点数の大きい順に、図面IDに対応する順位をつけている。
【0027】
図8は、この発明の実施の形態4による図面管理システムで、利用者端末が順序処理部の処理結果を受けて図面検索結果を表示する画面の例を示す図である。
図8において、故障アラームの機器A、重故障についての図面検索結果が図7の順位にしたがって表示されている。
【0028】
実施の形態4は、図6に示すように、図面管理サーバ100に順位処理部150を設ける。また、図面検索部120で図面参照回数を図面DB123から検索する際に、当該図面が新規登録の図面(例えば、1年以内に登録された図面)と合わせて検索する。
順位処置部150は、図面検索部120から得た故障報告書の添付図面、関連図面、新規図面の有無と図面参照回数などの図面の属性に対して、予め設定したそれぞれの係数を乗じた数値の合計点で図面検索結果の順位付けを行う。
【0029】
例えば
(1)図面検索部120の検索で以下の検索結果を得る。
・全文検索の検索結果 図面ID= 3,20,55,80,91
・関連図面の検索結果 図面ID=20,35,38,55,78
・添付図面の検索結果 図面ID=10,21,38,42(対応する故障報告書ID=K2,K33,K21,K44)
を得る。
【0030】
(2)図面検索部120で、上記図面の参照回数及び、新規図面(登録1年以内)を検索した場合
順位処理部150では、係数を元に点数を算出して、図7のような順位付けを行う。
係数の例(新規登録図面に重みを置いた場合)
・係数:参照回数 C1=0.1 新規登録 C2=5 関連図面 C3=2
添付図面 C4=3
・式:点数=参照回数×C1+新規登録有無×C2+関連図面有無×C3+添付図面有無×C4
【0031】
また、図7の順位処理を行った場合の図面表示部310での画面表示例を図8に示す。図8では、図7で順位の順序で図面検索結果が表示される。
【0032】
なお、順位処置部150を利用者端末側に搭載することもできる。この場合には、各個人の使い勝手(添付図面を重要視する人、関連図面を重要視する人など)に合わせて、係数を調整することが可能となる。
【0033】
実施の形態4によれば、係数を調整することで、新規登録、関連図面、添付図面などの図面の属性ごとの重要度をシステム運用に応じて調整することができる。
また、順位処置部を利用者端末側に搭載した場合には、各個人の使い勝手(添付図面を重要視する人、関連図面を重要視する人など)に合わせて係数を調整することも可能となる。
【0034】
実施の形態5.
図9は、この発明の実施の形態5による図面管理システムを示す構成図である。
図9において、100、110、120〜123、130、140、141、150、200、300、310、400、410、411は図6におけるものと同一のものである。図9では、図面管理サーバ100に故障アラームを保存する故障アラームデータ111(故障アラームデータベース)を設け、利用者端末300に、故障アラームリストを表示する故障アラーム表示部320(故障アラーム表示手段)を設ける。
【0035】
実施の形態5は、1つの故障事象に対して複数の故障アラームが上がった場合にすべての故障アラームに対して自動的に図面検索するのでなく、利用者が故障元あるいは最も重要と判断した故障アラームを選択して図面検索する。
実施の形態5では、図9に示すように、図面管理サーバ100に故障アラームデータ111を、利用者端末300に故障アラーム表示部320を設ける。
故障アラームデータ111は、故障アラームを保存するもので、故障アラーム受信部110が受信した故障アラームで更新していく。
【0036】
故障アラーム受信部110では、プラント監視システム200側で処置済みとなったアラーム情報も受信し、故障アラームデータ111に処置残の故障アラームのみを反映させる。また、故障アラーム表示部320に故障アラームリストを送信する。この故障アラームリストには、信号項目とこれに対応する故障対象装置名と故障状態の情報が含まれる。
【0037】
故障アラーム表示部320は、故障アラーム受信部110から処置残の故障アラームリストを取得し、利用者が故障アラームリストから処置を行う故障アラームを選択すると、図面検索部120に検索対象となる故障アラームを送付する。
以後の動作は、実施の形態1〜実施の形態4と同様である。
【0038】
実施の形態5によれば、1つの故障事象に対して複数の故障アラームが上がった場合に、利用者が故障元あるいは最も重要と判断した故障アラームを選択して図面検索することができる。
また、故障アラーム発生直後だけでなく処置が残っている間、何回でも故障アラームから(図面管理サーバに別途検索キーワードを指定することなく)図面検索することができる。
【0039】
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
【符号の説明】
【0040】
100 図面管理サーバ
110 故障アラーム受信部
111 故障アラームデータ
120 図面検索部
121 全文検索部
122 図面検索インデックス
123 図面データベース
130 図面取出部
140 関連図面登録部
141 関連図面データ
150 順位処理部
200 プラント監視システム
300 利用者端末
310 図面表示部
320 故障アラーム表示部
400 故障管理サーバ
410 報告書検索部
411 故障データベース
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9