(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
【0012】
<第1の実施形態>
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、情報処理システムの全体図である。ネットワーク(LAN:Local Area Network)100上には、MFP(Multifunction Peripheral)101及びファイルサーバ102が互いに通信可能に接続されている。MFP101は、情報処理装置の一例である。ここでは情報処理装置の一例としてMFPを用いて説明するが、フォルダの一覧を表示可能なものであれば、PCやモバイル端末など他の種別の装置であっても構わない。
【0013】
ファイルサーバ102は、外部装置の一例である。ここではMFP101及びファイルサーバ102を含む全体を情報処理システムとするが、MFP101のみを情報処理システムと称することもできる。MFP101は、公衆回線網(PSTN:Public Switched Telephone Networks)110にも接続され、図示しないファクシミリ装置との間で画像データをファクシミリ通信することができる。
【0014】
図2は、MFP101のハードウェア構成図である。CPU211を含む制御部210は、MFP101全体の動作を制御する。CPU211は、ROM212に記憶された制御プログラムを読み出して、読取、印刷、通信などの各種制御を行う。RAM213は、CPU211の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。なお、MFP101は1つのCPU211が1つのメモリ(RAM213またはHDD214)を用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、他の態様であっても構わない。例えば、複数のCPUや複数のRAMまたはHDDを協働させてフローチャートに示す各処理を実行するようにすることもできる。
【0015】
HDD214は、画像データや各種プログラムを記憶する。操作部I/F215は、操作部220と制御部210を接続する。操作部220には、タッチパネル機能を有する液晶表示部やキーボードなどが備えられており、ユーザによる操作、入力、指示を受け付ける受付部のとしての役割を担う。
【0016】
プリンタI/F216は、プリンタ221と制御部210を接続する。プリンタ221で印刷すべき画像データはプリンタI/F216を介して制御部210から転送され、プリンタ221により記録媒体上に印刷される。
【0017】
スキャナI/F217は、スキャナ222と制御部210を接続する。スキャナ222は、原稿上の画像を読み取って画像データを生成し、スキャナI/F217を介して制御部210に入力する。MFP101は、スキャナ222で生成された画像データをWebDAV(Web−based Distributed Authoring and Versioning)プロトコルでファイルサーバ102に送信することができる。WebDAVに代えて、FTP(File Transfer Protocol)やSMB(Server Message Block)を用いるようにしても構わない。
【0018】
モデムI/F218は、モデム223と制御部210を接続する。モデム223は、図示しないファクシミリ装置との間における画像データのファクシミリ通信を実行する。ネットワークI/F219は、制御部210(MFP101)をLAN100に接続する。MFP101は、ネットワークI/F219を用いてLAN100上の外部装置(ファイルサーバ102など)に画像データや情報を送信したり、各種情報を受信したりする。
【0019】
図3は、ファイルサーバ102のハードウェア構成図である。CPU311を含む制御部310は、ファイルサーバ102全体の動作を制御する。CPU311は、ROM312に記憶された制御プログラムを読み出して各種制御処理を実行する。RAM313は、CPU311の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD314は、画像データや各種プログラムを記憶する。また、HDD314には階層別に管理された複数のフォルダが作成されており、MFP101から送信された画像データをフォルダに格納することができる。フォルダに格納された画像データは、LAN100上のPC(不図示)から閲覧したり操作したりすることができる。
【0020】
ネットワークI/F315は、制御部310(ファイルサーバ102)をLAN100に接続する。ファイルサーバ102は、ネットワークI/F315を用いてLAN100上の他の装置との間で各種情報を送受信する。
【0021】
次に、情報処理システムの動作(情報処理システムを用いて提供されるサービス)について、塾支援システムを例に説明する。塾支援システムとは、紙に印刷された書類が大量に取り扱われている塾の業務を効率化するためのシステムであって、特に上述した書類をスキャナで読み取ってファイルサーバにアップロードする作業を容易に行えるようにするものである。塾支援システムは、MFP101側にインストールされた「塾ファイリング」という名称のアプリケーションと、複数のフォルダを階層別に管理するファイルサーバ102側のファイルシステムを用いて実現される。
【0022】
図4は、MFP101が起動してから「塾ファイリング」のアプリケーショントップ画面610を表示するまでの動作を説明するフローチャートである。
図4のフローチャートに示す各動作(ステップ)は、MFP101のCPU211がHDD214に記憶された制御プログラムを実行することにより実現される。
【0023】
ステップS401では、
図5(a)に示すメニュー画面510を操作部220に表示する。メニュー画面510には、MFP101に備えられた機能やアプリケーションが一覧表示される。
図5(a)に示された[コピー]キー511や[スキャンして送信]キー512は、MFP101に標準的に備えられた機能(ネイティブ機能)に対応する操作キーである。一方、[塾ファイリング]キー513は、MFP101に追加インストールされたJava(登録商標)ベースのアプリケーションに対応する操作キーである。MFP101には、図示しない他のネイティブ機能や他のアプリケーションが備えられていても良い。
【0024】
ステップS402では、[塾ファイリング]キー513が押下されたか否かを判定する。[塾ファイリング]キー513が押下された場合はステップS403に進み、押下されない場合は押下されるまで待機する。なお、[コピー]キー511や[スキャンして送信]キー512が押下された場合にはそれらに対応する機能が実行される。
【0025】
ステップS403では、HDD214に保存されたファイルサーバ設定を取得する。ファイルサーバ設定は、ファイルサーバ102に関する情報が含まれるCSVまたはXMLフォーマットのファイルである。ファイルサーバ設定には、ファイルサーバ102のホスト名及びフォルダパスの起点となるルートフォルダの情報が含まれる。また、ファイルサーバ設定には、ファイルサーバ102にログインするための認証情報(ID、パスワード)が含まれる。ファイルサーバ設定に含まれる各情報は、MFP101の管理者またはユーザが、図示しないPCに表示されるファイルサーバ設定画面を介して予め入力しておく必要がある。
【0026】
ステップS404では、ステップS403で取得したファイルサーバ設定に基づいてファイルサーバ102に認証を要求する。この認証に成功すれば、MFP101はファイルサーバ102へのアクセスが可能となる。ステップS405では、ファイルサーバ102での認証が成功してログインできたかを判定する。認証が成功した場合はステップS409に進み、認証が失敗した場合はステップS406に進む。
【0027】
ステップS406では、
図5(b)に示す認証画面520を操作部220に表示する。ファイルサーバ102での認証が失敗した場合は、ファイルサーバ設定に含まれる認証情報に誤りがある可能性が考えられるため、認証画面520を介して認証情報をユーザに入力させる。ステップS407では、[ログイン]キー523が押下されたか否かを判定する。[ログイン]キー523が押下された場合はステップS408に進み、押下されない場合は押下されるまで待機する。
【0028】
ステップS408では、ユーザによって入力された認証情報をHDD214に保存し、ステップS403に戻る。ステップS408の処理を行うことにより、次回以降のログイン時に認証情報をユーザが入力する必要がなくなるが、ステップS408及びステップS403の処理を省略してステップS404に進むようにしても構わない。或いは、ステップS408及びステップS403の処理を省略してステップS404に進んだ後、ステップS405で認証が成功したと判定した上で認証情報を保存するようにしても良い。
【0029】
ステップS409では、
図6(a)に示すアプリケーショントップ画面610を操作部220に表示する。アプリケーショントップ画面610には、[生徒]キー611と[その他]キー612が表示される。塾支援システムでは、ルートフォルダの直下に[生徒]という名称のフォルダと[その他]という名称のフォルダが作成されている。アプリケーショントップ画面610を表示する際には、MFP101が、ルートフォルダの直下に置かれているフォルダの情報をファイルサーバ102から取得し、この情報に基づいて[生徒]キー611と[その他]キー612を表示する。
【0030】
塾に在籍する各生徒に関連する書類をファイルサーバ102にアップロードする際には[生徒]キー611が押下され、その他の書類をファイルサーバ102にアップロードする際には[その他]キー612が押下される。
【0031】
[生徒]キー611が押下されると、
図6(b)に示す生徒一覧画面620が操作部220に表示される。領域621には、塾支援システムに登録されている生徒の名前の一覧が表示される。[生徒]フォルダの直下には、生徒の名前がフォルダ名として設定されたサブフォルダが生徒の人数分作成されている。生徒一覧画面620を表示する際には、MFP101が、[生徒]フォルダの直下に置かれているフォルダの情報をファイルサーバ102から取得し、この情報に基づいて領域621を表示する。各生徒のフォルダは、図示しないPCからの操作によって新たに作成したり、削除することができる。また、各生徒のフォルダはMFP101によってアルファベット順に並べ替えて表示される。
【0032】
スクロールキー622は、領域621に表示されていない生徒の名前を領域621に表示させる(画面をスクロールする)ための操作キーである。インデックスキー群623は、生徒の名前の先頭の文字を指定して該当する生徒の名前を領域621に表示させるための操作キーである。[上へ]キー624は、一つ上位にあたる階層のフォルダを表示させるための操作キーであり、[上へ]キー624を押下するとアプリケーショントップ画面610が表示される。[スキャン設定]キー625は、後述するスキャン設定画面を表示させるための操作キーである。[スキャン設定]キー625を用いてスキャン設定画面を表示した場合は、スキャナ222によって生成された画像データは[生徒]フォルダに格納される。なお、[生徒]フォルダへの画像データの格納を許可しない場合に、[スキャン設定]キー625を表示しないようにしても良い。
【0033】
領域621に含まれるいずれかの操作キーが押下されると、
図7(a)に示す書類種別一覧画面710が表示される。
図7(a)では、[Aaron Smith]という名前の生徒([Aaron Smith]という名称のフォルダ)が選択された場合を示している。領域711には、塾支援システムに登録されている書類種別の一覧が表示される。[Aaron Smith]フォルダの直下には、書類種別の名称がフォルダ名として設定されたサブフォルダが3つ作成されている。これらのフォルダは、他の生徒のフォルダの直下にも同様に作成されている。
【0034】
書類種別一覧画面710を表示する際には、MFP101が、[Aaron Smith]フォルダの直下に置かれているフォルダの情報をファイルサーバ102から取得し、この情報に基づいて領域711を表示する。各種別のフォルダは、図示しないPCからの操作によって新たに作成したり、削除することができる。
【0035】
スクロールキー712は、領域711に表示されていない書類種別を領域711に表示させる(画面をスクロールする)ための操作キーである。[Aaron Smith]フォルダの直下にはフォルダが3個しかないため
図7(a)に示す画面に全て表示されているが、7個以上のフォルダがある場合には表示しきれないため、スクロールキー712が使用される。生徒一覧画面620と異なり、書類種別一覧画面710にはインデックスキー群は表示されない。[上へ]キー713は、一つ上位にあたる階層のフォルダを表示させるための操作キーであり、[上へ]キー713を押下すると生徒一覧画面620が表示される。[スキャン設定]キー714は、後述するスキャン設定画面を表示させるための操作キーである。[スキャン設定]キー714を用いてスキャン設定画面を表示した場合は、スキャナ222によって生成された画像データは[Aaron Smith]フォルダに格納される。
【0036】
図6(a)のアプリケーショントップ画面で[その他]キー612が押下されると、
図7(b)に示す書類種別一覧画面720が表示される。領域721には、塾支援システムに登録されている書類種別の一覧が表示される。[その他]フォルダの直下には、書類種別の名称がフォルダ名として設定されたサブフォルダが2つ作成されている。書類種別一覧画面720を表示する際には、MFP101が、[その他]フォルダの直下に置かれているフォルダの情報をファイルサーバ102から取得し、この情報に基づいて領域721を表示する。各種別のフォルダは、図示しないPCからの操作によって新たに作成したり、削除することができる。
【0037】
スクロールキー722は、領域721に表示されていない書類種別を領域721に表示させる(画面をスクロールする)ための操作キーである。[その他]フォルダの直下にはフォルダが2個しかないため
図7(b)に示す画面に全て表示されているが、7個以上のフォルダがある場合には表示しきれないため、スクロールキー722が使用される。生徒一覧画面620と異なり、書類種別一覧画面720にはインデックスキー群は表示されない。[上へ]キー723は、一つ上位にあたる階層のフォルダを表示させるための操作キーであり、[上へ]キー723を押下するとアプリケーショントップ画面610が表示される。[スキャン設定]キー724は、後述するスキャン設定画面を表示させるための操作キーである。[スキャン設定]キー724を用いてスキャン設定画面を表示した場合は、スキャナ222によって生成された画像データは[その他]フォルダに格納される。
【0038】
ここで、
図7(a)や
図7(b)に表示された書類種別のフォルダをユーザが選択すると、選択したフォルダの内容が表示されるのではなく、後述するスキャン設定画面が表示される。これは、
図7(a)や
図7(b)に表示された書類種別のフォルダがサブフォルダを有さないフォルダであるためである。なお、ここで説明する塾支援システムでは、
図7(a)や
図7(b)に表示された書類種別のフォルダ内にサブフォルダを作成することを制限しているためにサブフォルダが存在しない。しかしながら、サブフォルダの作成を許可した場合は、サブフォルダが作成されていると書類種別のフォルダの選択に応じてサブフォルダの一覧が表示されることになる。
【0039】
図8は、スキャン設定画面の表示からファイルサーバ102へ画像データを送信するまでの動作を説明するフローチャートである。
図8のフローチャートは、[スキャン設定]キー625、714、724のいずれか、または領域711及び721に表示されたフォルダのいずれかが選択されたときに開始される。
図8のフローチャートに示す各動作(ステップ)は、MFP101のCPU211がHDD214に記憶された制御プログラムを実行することにより実現される。
【0040】
ステップS801では、
図9に示すスキャン設定画面900を表示する。
図9は、[Aaron Smith]という名前の生徒([Aaron Smith]という名称のフォルダ)の直下に置かれている[講師レポート]という名称のフォルダが選択された場合を示している。領域901には、スキャナ222によって生成された画像データの格納先を示すフォルダパス情報が示される。
図9に示す例では、画像データは[講師レポート]フォルダに格納されるようになっていることが分かる。
【0041】
[ファイル名]キー901は、画像データのファイル名を設定するための操作キーである。[ファイル名]キー901を押下するとソフトウェアキーボードが表示され、ファイル名として使用する任意の文字列を入力することができる。また、領域902には、デフォルト設定されたファイル名が表示される。ここでは、領域901に示されたフォルダパスに対応する文字列がファイル名としてデフォルト設定されている。
【0042】
操作キー903乃至908は、原稿の読取パラメータを設定するための操作キーである。読取パラメータの種類は図示したもの以外が追加されていても良いし、図示したものの一部が含まれていなくても良い。
【0043】
操作キー903は、カラーモードを設定するための操作キーである。ユーザは、プルダウンで示される[カラー][グレースケール][白黒]の選択肢から所望のカラーモードを選択することができる。操作キー904は、解像度を設定するための操作キーである。ユーザは、プルダウンで示される[300*300dpi][200*200dpi]等の選択肢から所望の解像度を選択することができる。
【0044】
操作キー905は、片面読取モードか両面読取モードかを設定するための操作キーである。ユーザは、プルダウンで示される[両面][片面]の選択肢から所望の両面モードを選択することができる。操作キー906は、原稿混載モードを設定するための操作キーである。ユーザは、プルダウンで示される[原稿混載あり][原稿混載なし]の選択肢から所望の原稿混載モードを選択することができる。
【0045】
操作キー907は、ファイルフォーマットを設定するための操作キーである。ユーザは、「TIFF」「PDF」「PDF+高圧縮」等の選択肢から所望のファイルフォーマットを選択することができる。操作キー908は、プレビュー表示モードを設定するための操作キーである。ユーザは、プルダウンで示される[プレビュー表示あり][プレビュー表示なし]の選択肢から所望のプレビュー表示モードを選択することができる。
【0046】
[キャンセル]キー909を押下すると、スキャン設定を中止し、格納先を他のフォルダに変更することができる。[アップロード開始]キー910を押下すると、原稿の読み取りとファイルサーバ102への画像データの送信が実行される。
【0047】
図8の説明に戻り、ステップS802では、[アップロード開始]キー910が押下されたか否かを判定する。[アップロード開始]キー910が押下された場合はステップS803に進み、[アップロード開始]キー910が押下されていない場合は押下されるまで待機する。
【0048】
ステップS803では、スキャン設定画面を介してなされた設定に従って、スキャナ222による原稿の読み取り及び画像データの生成を実行する。ステップS804では、ファイルサーバ102への画像データの送信を実行する。
【0049】
次に、
図6(b)に示す生徒一覧画面620、
図7(a)に示す書類種別一覧画面710、
図7(b)に示す書類種別一覧画面720を表示するための動作を
図10のフローチャートを用いて詳細に説明する。
図10のフローチャートに示す各動作(ステップ)は、MFP101のCPU211がHDD214に記憶された制御プログラムを実行することにより実現される。
【0050】
ステップS1001では、表示対象のフォルダのコンテンツ(表示対象のフォルダの直下に置かれているサブフォルダやファイルを示す情報)を取得する。生徒一覧画面620を表示する場合は、[生徒]フォルダが表示対象のフォルダである。書類種別一覧画面710を表示する場合は、各生徒のフォルダ(例えば[Aaron Smith]フォルダ)が表示対象のフォルダである。書類種別一覧画面720を表示する場合は、[その他]フォルダが表示対象のフォルダである。
【0051】
ステップS1002では、取得したコンテンツに表示情報ファイルが含まれるか否かを判定する。表示情報ファイルは、フォルダの一覧を表示する画面のレイアウトを決定するために特別に用意されたファイルであって、[dispinfo]というというファイル名が付与されている。[dispinfo]というファイル名によって、表示情報ファイルであることが識別される。なお、ファイル名の先頭に[.(ピリオド)]を追加しても良い。[.]を追加することによってファイルサーバ102上で隠しファイルとして扱われ、一般のユーザによる操作を防止することができる。なお、ステップS1002の判定を、表示情報ファイルがあるか否かに基づいて行うことに代えて、表示情報ファイルの内容に基づいて行うようにしても良い。
【0052】
ステップS1002において表示情報ファイルが含まれると判定された場合はステップS1003に進み、表示情報ファイルが含まれないと判定された場合はステップS1004に進む。ステップS1003の詳細は
図11乃至
図16を用いて説明し、ステップS1004の詳細は
図17及び
図18を用いて説明する。
【0053】
図11のフローチャートは、
図6(b)に示した生徒一覧画面620を表示するための処理、及び生徒一覧画面620上で行われるユーザの操作に対する処理を示す。ここでは、[生徒]フォルダの直下に表示情報ファイルが置かれていることを前提に、インデックスキー付きで生徒一覧画面620を表示する例を説明するが、表示情報ファイルが置かれていなければ生徒一覧画面620にインデックスキーは表示されない。
図11のフローチャートに示す各動作(ステップ)は、MFP101のCPU211がHDD214に記憶された制御プログラムを実行することにより実現される。
【0054】
ステップS1101では、MFP101が、[生徒]フォルダの直下に置かれているフォルダの情報(フォルダの名称を含むフォルダリスト)をファイルサーバ102から取得する。なお、ここでファイルサーバ102からの取得を改めて行うのではなく、ステップS1001で取得した情報を使うようにしても良い。ステップS1102では、取得したフォルダの名称をアルファベット順に並び替える。ステップS1103では、アルファベット順に並び替えたフォルダに対して識別番号(識別情報)を付与する。
【0055】
図12には、ステップS1103までの処理を施したフォルダリスト1200を示す。生徒の名前が付いたフォルダは、生徒の名前順に上から並んでおり、その順番に沿って1から順に識別番号が付与されていることが分かる。
【0056】
ステップS1104では、表示番号として[1]を決定する。表示番号とは、領域621に表示するフォルダを決定するための基準となる番号であり、表示番号として決定された識別番号から順に8個分の識別番号に対応するフォルダが領域621に表示される。例えば、表示番号として[1]が決定されると、[1]から[8]までの識別番号に対応するフォルダが領域621に表示される。ステップS1105では、ステップS1104で表示番号として決定した[1]から順に8個のフォルダを取り出し、取り出したフォルダを領域621に配置した状態で生徒一覧画面620を表示する。なお、ここでは一度に表示できるフォルダの数を8個としているが、画面の大きさに応じてこれ以外の数にしても良い。
【0057】
ステップS1106では、インデックスキー群623に含まれるいずれかのインデックスキーが押下されたか否かを判定する。インデックスキーが押下された場合はステップS1107に進み、押下されない場合はステップS1108に進む。ステップS1107では、領域621に表示するフォルダを更新する処理を行う。ステップS1107の詳細は、
図13を用いて後述する。
【0058】
ステップS1108では、スクロールキー622が押下されたか否かを判定する。スクロールキーが押下された場合はステップS1109に進み、押下されない場合はステップS1110に進む。ステップS1109では、領域621に表示するフォルダを更新する処理を行う。ステップS1109の詳細は、
図16を用いて後述する。
【0059】
ステップS1110では、領域621に表示されたフォルダのいずれかが選択されたか否かを判定する。フォルダが選択された場合はステップS1111に進み、選択されない場合はステップS1112に進む。ステップS1111では、画面を
図7(a)の書類種別一覧画面710に遷移させる。
【0060】
ステップS1112では、[上へ]キー624が押下されたか否かを判定する。[上へ]キー624が押下された場合はステップS1113に進み、押下されない場合はステップS1114に進む。ステップS1113では、操作部220の画面を
図6(a)のアプリケーショントップ画面610に遷移させる。
【0061】
ステップS1114では、[スキャン設定]キー625が押下されたか否かを判定する。[スキャン設定]キー625が押下された場合はステップS1115に進み、押下されない場合はステップS1106に戻る。ステップS1115では、操作部220の画面を
図9のスキャン設定画面900に遷移させる。
【0062】
図13は、
図11のステップS1107の処理を詳細に説明するフローチャートである。
図13のフローチャートに示す各動作(ステップ)は、MFP101のCPU211がHDD214に記憶された制御プログラムを実行することにより実現される。
【0063】
ステップS1301では、インデックスキー群623に含まれるインデックスキーのうち、押下されたインデックスキーに割り当てられた文字を取得する。インデックスキー群623に含まれる各インデックスキーには、初期値として
図14の状態1401に示すように文字が割り当てられている。状態1401で[DEF]という名称のインデックスキーが押下されたとすると、[D]という文字が取得される。
【0064】
ステップS1302では、ステップS1301で取得した文字に対応する識別番号を取得する。具体的には、ステップS1301で取得した文字を先頭に含むフォルダ名をフォルダリスト1200から特定して、特定したフォルダ名のうち最も上位にあるもの(識別番号の値が小さいもの)に対応する識別番号を取得する。ステップS1301で取得した文字が[D]であれば[David Sanchez]が特定され、識別番号[11]が取得される。
【0065】
ステップS1303では、ステップS1302で取得した識別番号を表示番号として決定する。ステップS1303では、押下されたインデックスキーへの文字の割り当てを更新する。具体的には、[D]が割り当てられた状態の[DEF]キーが押下されると、[D]に続く文字である[E]が割り当てられる。
【0066】
ステップS1304では、押下されたインデックスキー以外のインデックスキーへの文字の割り当てを初期状態に戻す。なお、状態1401で[DEF]キーが押下された場合は、他のインデックスキーは全て初期状態になっているため、状態1401と状態1402を比較すると[DEF]キー以外のキーへの文字の割り当ては変更されない。
【0067】
ステップS1306では、ステップS1303で表示番号として決定した識別情報から順に8個のフォルダを取り出し、取り出したフォルダを領域621に配置した状態で生徒一覧画面620を表示する。ここで表示される画面を
図15(a)に示す。識別番号[11]に対応する[David Sanchez]から識別番号[18]に対応する[Sofia Morales]までの8個のフォルダが表示されていることが分かる。
【0068】
次に、状態1402で再度[DEF]キーが押下された場合について説明する。ステップS1301では、[DEF]キーに割り当てられている[E]が取得される。ステップS1302では、[E]を先頭に含むフォルダ名をフォルダリスト1200から特定して、特定したフォルダ名のうち最も上位にある[Ethan Adams]に対応する識別番号[12]を取得する。
【0069】
ステップS1303では、[DEF]キーへの文字の割り当てを[E]から[F]に更新する。ステップS1304では、[DEF]キー以外のインデックスキーへの文字の割り当てを初期状態に戻す。なお、状態1402で[DEF]キーが押下された場合は、他のインデックスキーは全て初期状態になっているため、状態1402と状態1403を比較すると[DEF]キー以外のキーへの文字の割り当ては変更されない。以上の結果、各インデックスキーに対する文字の割り当てが状態1403に示すように遷移する。
【0070】
ステップS1306では、ステップS1303で表示番号として決定した識別情報[12]から順に8個のフォルダを取り出し、取り出したフォルダを領域621に配置した状態で生徒一覧画面620を表示する。ここで表示される画面を
図15(b)に示す。識別番号[12]に対応する[Ethan Adams]から識別番号[19]に対応する[Trinity Gutierrez]までの8個のフォルダが表示されていることが分かる。
【0071】
次に、状態1403で[ABC]キーが押下された場合について説明する。ステップS1301では、[ABC]キーに割り当てられている[A]が取得される。ステップS1302では、[A]を先頭に含むフォルダ名をフォルダリスト1200から特定して、特定したフォルダ名のうち最も上位にある[Aaron Smith]に対応する識別番号[1]を取得する。
【0072】
ステップS1303では、[ABC]キーへの文字の割り当てを[A]から[B]に更新する。ステップS1304では、[ABC]キー以外のインデックスキーへの文字の割り当てを初期状態に戻す。なお、状態1403で[ABC]キーが押下された場合は、[DEF]キーへ割り当てられた文字が[F]となっているため、これを初期状態の[D]に戻す処理をする。以上の結果、インデックスキーに対する文字の割り当てが状態1404に示すように遷移する。
【0073】
ステップS1306では、ステップS1303で表示番号として決定した識別情報[1]から順に8個のフォルダを取り出し、取り出したフォルダを領域621に配置した状態で生徒一覧画面620を表示する。ここで表示される画面は
図6(b)に示したものと同じであり、識別番号[1]に対応する[Aaron Smith]から識別番号[8]に対応する[Caroline Walker]までの8個のフォルダが表示されていることが分かる。
【0074】
図16は、
図11のステップS1109の処理を詳細に説明するフローチャートである。
図16のフローチャートに示す各動作(ステップ)は、MFP101のCPU211がHDD214に記憶された制御プログラムを実行することにより実現される。
【0075】
ステップS1601では、スクロールキー622を用いた指示の内容を判定する。スクロールキー622のうち下向きのマークが付いたキーが操作された場合は、次に進むことが指示されたと判定してステップS1602に進む。スクロールキー622のうち上向きのマークが付いたキーが操作された場合は、前に戻ることが指示されたと判定してステップS1603に進む。
【0076】
ステップS1602では、現在の表示番号の値に8を足した数を表示番号として新たに決定する。ここでは一度に表示できるフォルダの数に合わせて8を足すようにしているが、8以外の数にしても構わない。
【0077】
ステップS1603では、現在の表示番号の値から8を引いた数を表示番号として新たに決定する。ここでは一度に表示できるフォルダの数に合わせて8を引くようにしているが、8以外の数にしても構わない。また、8を引いた結果、1を下回る数になる場合は表示番号を[1]に決定する。
【0078】
ステップS1604では、ステップS1602またはステップS1603で表示番号として決定した識別情報から順に8個のフォルダを取り出し、取り出したフォルダを領域621に配置した状態で生徒一覧画面620を表示する。
【0079】
以上説明したように、表示情報ファイルが直下に置かれたフォルダを開く場合(表示情報ファイルと同じフォルダの直下に置かれたフォルダの一覧を表示する場合)には、インデックスキー付きの画面を表示する。これにより、大量のフォルダが同じ場所に置いてあるときやフォルダの名称に意味がある(インデックスキーで選別しやすい名称が付いている)ときに、表示情報ファイルを置くことによって簡単にインデックスキー付きの画面が表示されるようにできる。
【0080】
図17のフローチャートは、
図7(a)に示した書類種別一覧画面710を表示するための処理、及び書類種別一覧画面710上で行われるユーザの操作に対する処理を示す。ここでは、[Aaron Smith]フォルダの直下に表示情報ファイルが置かれていないことを前提に、インデックスキーなしで書類種別一覧画面710を表示する例を説明する。しかし、表示情報ファイルが置かれていれば書類種別一覧画面710にインデックスキーが表示される。
図17のフローチャートに示す各動作(ステップ)は、MFP101のCPU211がHDD214に記憶された制御プログラムを実行することにより実現される。
【0081】
ステップS1701では、MFP101が、[Aaron Smith]フォルダの直下に置かれているフォルダの情報(フォルダの名称を含むフォルダリスト)をファイルサーバ102から取得する。なお、ここでファイルサーバ102からの取得を改めて行うのではなく、ステップS1001で取得した情報を使うようにしても良い。ステップS1702では、取得したフォルダを名称順に並び替える。ステップS1703では、名称順に並び替えたフォルダに対して識別番号(識別情報)を付与する。
【0082】
ステップS1704では、表示番号として[1]を決定する。ステップS1705では、ステップS1704で表示番号として決定した[1]から順に6個のフォルダを取り出し、取り出したフォルダを領域711に配置した状態で書類種別一覧画面710を表示する。なお、ここでは一度に表示できるフォルダの数を6個としているが、画面の大きさに応じてこれ以外の数にしても良い。
【0083】
ステップS1706では、スクロールキー712が押下されたか否かを判定する。スクロールキー712が押下された場合はステップS1707に進み、押下されない場合はステップS1708に進む。ステップS1707では、領域711に表示するフォルダを更新する処理を行う。ステップS1707の詳細は、
図18を用いて後述する。
【0084】
ステップS1708では、領域711に表示されたフォルダのいずれかが選択されたか否かを判定する。フォルダが選択された場合はステップS1709に進み、選択されない場合はステップS1110に進む。ステップS1109では、画面を
図9のスキャン設定画面900に遷移させる。
【0085】
ステップS1710では、[上へ]キー713が押下されたか否かを判定する。[上へ]キー713が押下された場合はステップS1711に進み、押下されない場合はステップS1712に進む。ステップS1711では、操作部220の画面を
図6(b)の生徒一覧画面620に遷移させる。
【0086】
ステップS1712では、[スキャン設定]キー714が押下されたか否かを判定する。[スキャン設定]キー714が押下された場合はステップS1713に進み、押下されない場合はステップS1706に戻る。ステップS1713では、操作部220の画面を
図9のスキャン設定画面900に遷移させる。
【0087】
なお、
図7(b)の書類種別一覧画面720を表示するための処理、及び書類種別一覧画面720上で行われるユーザの操作に対する処理についても、
図17で説明したフローチャートと同様に実行される。この場合、ステップS1711の画面の遷移先が生徒一覧画面620ではなくアプリケーショントップ画面610となる。
【0088】
図18は、
図17のステップS1707の処理を詳細に説明するフローチャートである。
図18のフローチャートに示す各動作(ステップ)は、MFP101のCPU211がHDD214に記憶された制御プログラムを実行することにより実現される。
【0089】
ステップS1801では、スクロールキー712を用いた指示の内容を判定する。スクロールキー712のうち下向きのマークが付いたキーが操作された場合は、次に進むことが指示されたと判定してステップS1802に進む。スクロールキー712のうち上向きのマークが付いたキーが操作された場合は、前に戻ることが指示されたと判定してステップS1803に進む。
【0090】
ステップS1802では、現在の表示番号の値に6を足した数を表示番号として新たに決定する。ここでは一度に表示できるフォルダの数に合わせて6を足すようにしているが、6以外の数にしても構わない。
【0091】
ステップS1803では、現在の表示番号の値から6を引いた数を表示番号として新たに決定する。ここでは一度に表示できるフォルダの数に合わせて6を引くようにしているが、6以外の数にしても構わない。また、6を引いた結果、1を下回る数になる場合は表示番号を[1]に決定する。
【0092】
ステップS1804では、ステップS1802またはステップS1803で表示番号として決定した識別情報から順に6個のフォルダを取り出し、取り出したフォルダを領域711に配置した状態で書類種別一覧画面710を表示する。
【0093】
以上説明したように、表示情報ファイルが直下に置かれていないフォルダを開く場合(表示情報ファイルが置かれていないフォルダの直下に置かれたフォルダの一覧を表示する場合)には、インデックスキーなしの画面を表示する。これにより、インデックスキーを表示する場合と比較してフォルダの一覧を表示する領域を広く確保することができる。具体的には、領域711や領域721の方が、領域621よりも面積が大きくなっていることが分かる。これにより、領域711や領域721では、(フォルダの数は少ないものの)領域621よりも多くの文字数のフォルダ名を表示可能となっており、フォルダに長い名称が付いている場合にも容易に識別できる。なお、多くの文字数を表示する必要がない場合には、領域711や領域721で表示する文字数を領域621と同等とし、領域621よりも多くのフォルダが表示されるようにしても良い。
【0094】
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、[生徒]フォルダの直下に置かれているフォルダの名称(即ち、生徒の名前)が日本語の漢字で記述されており、表示情報ファイルに含まれる読み仮名情報を用いてフォルダの並び替えやインデックスキーの押下に応じた表示の更新を行う。その他の構成については第1の実施形態で説明したものと同様である。
【0095】
図19(a)に示す生徒一覧画面1910は、
図6(a)の生徒一覧画面610に代わる画面である。領域1911には、領域621と同様に、塾支援システムに登録されている生徒の名前の一覧が表示される。
図6(a)と異なるのはフォルダ名が日本語の漢字で記述されている点である。スクロールキー1912は、スクロールキー622と同様である。
【0096】
インデックスキー群1913は、インデックスキー群623と同様に、生徒の名前に含まれる文字を指定して該当する生徒の名前を領域1911に表示させるための操作キーである。なお、インデックスキー群623はフォルダ名称の先頭の文字そのものが各インデックスキーに割り当てられているのに対して、インデックスキー群1913はフォルダ名称の読み仮名の先頭の文字が各インデックスキーに割り当てられている。つまり、[か]という文字が割り当てられている状態の[か]キーを押下すると、
図19(b)の生徒一覧画面1920に示すように、名称の読み仮名が[か]から始まるフォルダである[神田 武]フォルダが領域1911の先頭に表示されることになる。
【0097】
[上へ]キー1914及び[スキャン設定]キー1915は、[上へ]キー624及び[スキャン設定]キー625と同様である。
【0098】
図20は、第2の実施形態における表示情報ファイル2000の内容を示す図である。図示するように、フォルダ毎に[漢字で記述されたフォルダ名称][,(カンマ)][読み仮名]の順に情報が記述されている。なお、ここでは読み仮名順に並んだ状態となっているが、表示情報ファイル2000の内容としては読み仮名順に並んでいなくても構わない。
【0099】
MFP101では、
図11のステップS1102の処理を行うときに表示情報ファイル2000の内容を参照することにより、漢字で記述されたフォルダの名称を読み仮名順(あいうえお順)に並び替える。
【0100】
表示情報ファイルに基づいてインデックスキー付きのフォルダ一覧画面を表示するかインデックスキーなしのフォルダ一覧画面を表示するかを切り替える点は、第1の実施形態と同様である。第2の実施形態における書類種別一覧画面710及び720は、第1の実施形態と同様にフォルダの名称に漢字が含まれるが、各生徒のフォルダや[その他]フォルダの直下には表示情報ファイルが置かれていない。従って、書類種別一覧画面710及び720に表示されるフォルダは、読み仮名順ではなく漢字で記述された名称に基づいて並び替えて表示される。
【0101】
以上説明した通り、第1及び第2の実施形態における塾支援システムには、複数のフォルダを管理するファイルサーバ102と、複数のフォルダに含まれる一部のフォルダの一覧を含む画面を表示するMFP101が含まれる。MFP101は、複数のフォルダのうち指定された文字に対応するフォルダが表示されるようにするためのインデックスキーを表示するか否かを、それらのフォルダと同じフォルダに格納されているファイルに基づいて決定する。そして、MFP101は、決定に基づき、インデックスキーを含む前記画面またはインデックスキーを含まないフォルダの一覧画面を表示部に表示させる。
【0102】
これらの構成により、フォルダの一覧を表示する画面にインデックスキーを含めるか否かを適切に切り替えることができる。
【0103】
なお、上述した構成は、フォルダの一覧を表示する環境であれば、塾支援システム以外にも適用可能である。
【0104】
また、上述した例では、フォルダはスキャナ装置(MFP101)の外部(ファイルサーバ102)で管理されているものとしたが、スキャナ装置(MFP101)内でフォルダを管理している場合にも適用可能である。この場合、原稿を読み取って生成した画像ファイルは自装置内のフォルダに格納される。
【0105】
<他の実施形態>
本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
【0106】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。