特許第5837249号(P5837249)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5837249
(24)【登録日】2015年11月13日
(45)【発行日】2015年12月24日
(54)【発明の名称】コミュニティ提供プログラム、コンピュータの制御方法、および、コンピュータ
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/69 20140101AFI20151203BHJP
   A63F 13/30 20140101ALI20151203BHJP
   A63F 13/795 20140101ALI20151203BHJP
【FI】
   A63F13/69 500
   A63F13/30
   A63F13/795
【請求項の数】10
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2015-94819(P2015-94819)
(22)【出願日】2015年5月7日
(62)【分割の表示】特願2014-110376(P2014-110376)の分割
【原出願日】2014年5月28日
(65)【公開番号】特開2015-223514(P2015-223514A)
(43)【公開日】2015年12月14日
【審査請求日】2015年5月7日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】504437801
【氏名又は名称】グリー株式会社
【住所又は居所】東京都港区六本木六丁目10番1号
(74)【代理人】
【識別番号】100161322
【弁理士】
【氏名又は名称】白坂 一
(74)【代理人】
【識別番号】100185971
【弁理士】
【氏名又は名称】高梨 玲子
(72)【発明者】
【氏名】田村 麻希子
【住所又は居所】東京都港区六本木6丁目10番1号 グリー株式会社内
【審査官】 中村 和正
(56)【参考文献】
【文献】 特許第5746400(JP,B2)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0113708(US,A1)
【文献】 特開2014−094170(JP,A)
【文献】 アプリFan,株式会社コスミック出版,2013年 4月10日,第1巻/第2号/通巻8号,第66ページ、第67ページ,「秘宝探偵キャリー」に関する記事
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 13/00−13/98
A63F 9/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータに、
所定のゲームをプレイする複数のプレイヤから構成されるコミュニティに対応づけられた仮想店舗が扱うゲーム媒体のうち、前記複数のプレイヤが取得可能なゲーム媒体を、前記コミュニティに設定された当該コミュニティの種類を示す種類情報を含む属性情報に応じて決定する決定機能と、
前記決定機能が決定した前記複数のプレイヤが取得可能なゲーム媒体を、前記複数のプレイヤが前記所定のゲームをプレイすることを通して保有する媒介情報と引き換えに取得する取得機能と
前記属性情報を、前記複数のプレイヤが前記媒介情報を前記コミュニティに付与した量および/または種類に応じて変更し、前記種類が互いに異なる仮想店舗間において前記取得機能が取得できるゲーム媒体が異なるように、前記ゲーム媒体を決定する制御機能とを実現させることを特徴とするコミュニティ提供プログラム。
【請求項2】
前記取得機能は、前記コミュニティに所属するプレイヤと、当該コミュニティに所属しない他のプレイヤとの間で、前記ゲーム媒体を取得するために必要となる前記媒介情報の量および/または当該媒介情報の種類を異ならせることを特徴とする請求項1に記載のコミュニティ提供プログラム。
【請求項3】
前記コミュニティ提供プログラムは、さらに、前記コンピュータに、
前記コミュニティに属するプレイヤから、ゲーム媒体の選択を示す選択情報を受け付ける受付機能を実現させ、
前記決定機能は、さらに、前記コミュニティに対応付けられた仮想店舗において、前記取得機能によって取得可能となるゲーム媒体を、前記選択情報で示されるゲーム媒体に変更することを特徴とする請求項1または2に記載のコミュニティ提供プログラム。
【請求項4】
前記コミュニティ提供プログラムは、前記コンピュータに、
前記ゲーム媒体を選択可能に表示することによって、前記コミュニティに関連する関連情報を各プレイヤに提示する提示機能をさらに実現させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のコミュニティ提供プログラム。
【請求項5】
前記ゲーム媒体は、前記所定のゲームにおいて使用可能なキャラクタに関するキャラクタ情報、当該所定のゲームにおいて使用可能なアイテムに関するアイテム情報、当該キャラクタおよび/またはアイテムの属性を変化させる属性変化情報、および、当該キャラクタおよび/またはアイテムの外観を変更する外観変更情報のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のコミュニティ提供プログラム。
【請求項6】
前記コミュニティは、前記複数のプレイヤが当該コミュニティに参加しようとする意思にそれぞれ基づいて結成されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のコミュニティ提供プログラム。
【請求項7】
前記決定機能は、前記コミュニティを構成する複数のプレイヤが前記所定のゲームをプレイすることによって達成された当該コミュニティの成果、当該複数のプレイヤが当該所定のゲームをプレイすることによってそれぞれ達成された成果、および、各プレイヤの当該コミュニティに対する貢献の大小のうちの少なくとも1つを、前記属性情報として、前記取得機能によって取得可能となるゲーム媒体を決定することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のコミュニティ提供プログラム。
【請求項8】
前記ゲーム媒体は、前記所定のゲームにおいて用いられるキャラクタの外観を変更可能な外観変更情報であり、
前記決定機能は、前記コミュニティに設定された属性情報に応じて、取得可能な外観変更情報を決定することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のコミュニティ提供プログラム。
【請求項9】
コンピュータの制御方法であって、
所定のゲームをプレイする複数のプレイヤから構成されるコミュニティに対応づけられた仮想店舗が扱うゲーム媒体のうち、前記複数のプレイヤが取得可能なゲーム媒体を、前記コミュニティに設定された当該コミュニティの種類を示す種類情報を含む属性情報に応じて決定する決定ステップと、
前記決定ステップで決定された前記複数のプレイヤが取得可能なゲーム媒体を、前記複数のプレイヤが前記所定のゲームをプレイすることを通して保有する媒介情報と引き換えに取得する取得ステップと
前記属性情報を、前記複数のプレイヤが前記媒介情報を前記コミュニティに付与した量および/または種類に応じて変更し、前記種類が互いに異なる仮想店舗間において前記取得ステップにおいて取得できるゲーム媒体を異なるように、前記ゲーム媒体を決定する制御ステップとを前記コンピュータのプロセッサに実行させることを特徴とする制御方法。
【請求項10】
所定のゲームをプレイする複数のプレイヤから構成されるコミュニティに対応づけられた仮想店舗が扱うゲーム媒体のうち、前記複数のプレイヤが取得可能なゲーム媒体を、前記コミュニティに設定された当該コミュニティの種類を示す種類情報を含む属性情報に応じて決定する決定部と、
前記決定部が決定した前記複数のプレイヤが取得可能なゲーム媒体を、前記複数のプレイヤが前記所定のゲームをプレイすることを通して保有する媒介情報と引き換えに取得する取得部と
前記属性情報を、前記複数のプレイヤが前記媒介情報を前記コミュニティに付与した量および/または種類に応じて変更し、前記種類が互いに異なる仮想店舗間において前記取得部が取得できるゲーム媒体を異なるように、前記ゲーム媒体を決定する制御部とを備えることを特徴とするコンピュータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定のゲームをプレイする複数のプレイヤから構成されるコミュニティを、当該複数のプレイヤにそれぞれ提供するコミュニティ提供プログラム等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
プレイヤがゲームを遊び進めるにあたり、他のプレイヤと協力関係を築く仕組みが従来から提供されている。例えば、下記の特許文献1には、ユーザ間の良好な関係を促進してゲームへの参加を促すサーバ装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013−202420号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記の特許文献1に開示されたサーバ装置は、ゲームのプレイヤ同士が友人関係をスムースに開始することを補助する装置に過ぎず、当該友人関係(コミュニティにおける関係)を強化する装置ではない。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、コミュニティに対するプレイヤの帰属意識を高めることができるコミュニティ提供プログラム等を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るコミュニティ提供プログラムは、所定のゲームをプレイする複数のプレイヤから構成されるコミュニティを、当該複数のプレイヤにそれぞれ提供するコミュニティ提供プログラムであって、コンピュータに、所定のゲームをプレイすることを通してプレイヤが保有している媒介情報と引き換えに、コミュニティに対応付けられた仮想店舗から、当該所定のゲームにおいて使用可能なゲーム媒体を取得する取得機能と、取得機能によって取得可能となるゲーム媒体を、コミュニティに設定された属性情報に応じて決定する決定機能とを実現させる。
【0007】
ここで、「ゲーム媒体」は、所定のゲームにおいてプレイヤに用いられる任意の電子データであり、例えば、キャラクタ、アイテム、当該キャラクタまたはアイテムの外観を変更可能な情報、当該キャラクタまたはアイテムの属性(例えば、攻撃力、守備力、経験値、体力、速度、必要アビリティポイント、必殺技、サポートスキル、使用回数)を変更する情報、仮想店舗の外観を変更する情報、および、所定のゲームにおいてゲーム画面の外観を変更するデータなどである。
【0008】
また、「媒介情報」は、プレイヤが所定のゲームをプレイすることを通して、当該プレイヤが保有している任意の電子データであって、ゲーム媒体と交換可能な電子データであり、例えば、コイン情報(ゲーム内ポイント)、アイテム情報などである。
【0009】
さらに、「コミュニティ」は、複数のプレイヤから構成されるグループであり、コミュニティに所属するプレイヤが連携して所定の活動(例えば、コミュニティに所属する複数のプレイヤと、他のコミュニティに所属する複数のプレイヤとがゲームを対戦したり、コミュニティに所属するプレイヤが共同で店舗を運営したりする活動などを広く含む)を行う目的で結成される。
【0010】
また、本発明の一態様に係るコミュニティ提供プログラムにおいて、属性情報は、複数のプレイヤがコミュニティに媒介情報をそれぞれ付与した量に応じて、仮想店舗の規模が変更される情報であり、決定機能は、仮想店舗の規模にさらに応じて取得可能となるゲーム媒体を決定してよい。
【0011】
また、本発明の一態様に係るコミュニティ提供プログラムは、コンピュータに、ゲーム媒体を選択可能に表示することによって、コミュニティに関連する関連情報を各プレイヤに提示する提示機能をさらに実現させてよい。
【0012】
また、本発明の一態様に係るコミュニティ提供プログラムにおいて、取得機能は、コミュニティに所属するプレイヤと、当該コミュニティに所属しない他のプレイヤとの間で、ゲーム媒体を取得するために必要となる媒介情報の量および/または当該媒介情報の種類を、異ならせてよい。
【0013】
また、本発明の一態様に係るコミュニティ提供プログラムにおいて、ゲーム媒体は、所定のゲームにおいて使用可能なキャラクタに関するキャラクタ情報、当該所定のゲームにおいて使用可能なアイテムに関するアイテム情報、当該キャラクタおよび/またはアイテムの属性を変化させる属性変化情報、および、当該キャラクタおよび/またはアイテムの外観を変更する外観変更情報のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0014】
また、本発明の一態様に係るコミュニティ提供プログラムにおいて、コミュニティは、複数のプレイヤが当該コミュニティに参加しようとする意思にそれぞれ基づいて結成されてよい。
【0015】
また、本発明の一態様に係るコミュニティ提供プログラムにおいて、決定機能は、コミュニティを構成する複数のプレイヤが所定のゲームをプレイすることによって達成された当該コミュニティの成果、当該複数のプレイヤが当該所定のゲームをプレイすることによってそれぞれ達成された成果、および、各プレイヤの当該コミュニティに対する貢献の大小のうちの少なくとも1つを、属性情報として、取得機能によって取得可能となるゲーム媒体を決定してよい。
【0016】
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るコンピュータの制御方法は、所定のゲームをプレイする複数のプレイヤから構成されるコミュニティを、当該複数のプレイヤにそれぞれ提供するコンピュータの制御方法であって、所定のゲームをプレイすることを通してプレイヤが保有している媒介情報と引き換えに、コミュニティに対応付けられた仮想店舗から、当該所定のゲームにおいて使用可能なゲーム媒体を取得する取得ステップと、取得ステップにおいて取得可能となるゲーム媒体を、コミュニティに設定された属性情報に応じて決定する決定ステップとを含んでいる。
【0017】
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るコンピュータは、所定のゲームをプレイする複数のプレイヤから構成されるコミュニティを、当該複数のプレイヤにそれぞれ提供するコンピュータであって、所定のゲームをプレイすることを通してプレイヤが保有している媒介情報と引き換えに、コミュニティに対応付けられた仮想店舗から、当該所定のゲームにおいて使用可能なゲーム媒体を取得する取得部と、取得部によって取得可能となるゲーム媒体を、コミュニティに設定された属性情報に応じて決定する決定部とを備えている。
【発明の効果】
【0018】
本発明の一態様に係るコミュニティ提供プログラム、コンピュータの制御方法、および、コンピュータによれば、コミュニティを構成する各プレイヤは、当該コミュニティを特徴付けるゲーム媒体を取得できる。したがって、上記コミュニティ提供プログラム等は、コミュニティに対するプレイヤの帰属意識を高めることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の実施の形態に係る携帯端末の要部構成を示すブロック図である。
図2】上記携帯端末によって実現されるシステムの全体を概略的に示す模式図である。
図3】外観変更情報の一例を示す模式図であり、(a)は、キャラクタの髪型を変更する外観変更情報を示し、(b)は、当該キャラクタの服装を変更する外観変更情報を示す。
図4】上記携帯端末が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1図4に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
【0021】
〔携帯端末100の概要〕
携帯端末(コンピュータ)100は、所定のゲームをプレイする複数のプレイヤから構成されるギルドを、当該複数のプレイヤにそれぞれ提供する情報処理装置である。上記携帯端末100は、以下で説明する処理を実行可能な機器でありさえすればよく、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話、家庭用ゲーム機、パーソナルコンピュータ、その他の電子機器などであってもよい。
【0022】
ここで、上記「ギルド」は、複数のプレイヤから構成されるグループであり、ギルドに所属するプレイヤが連携して所定の活動(例えば、ギルドに所属する複数のプレイヤと、他のギルドに所属する複数のプレイヤとがゲームを対戦したり、ギルドに所属するプレイヤが共同で店舗を運営したりする活動を含む)を行う目的で結成される。プレイヤは、加入希望のギルドを選択することによって当該ギルドに加入できるほか、例えば、ゲームのプレイ開始時に所定のギルドに強制加入する場合がある。プレイヤは、所属するギルドを任意に変更可能であるため、プレイヤが自発的にギルドを移籍したり、他のギルドに所属する他のプレイヤから勧誘を受けることによって、当該他のギルドに移籍したりすることができる。
【0023】
図2は、携帯端末100によって実現されるシステムの全体を概略的に示す模式図である。図2に示されるように、上記所定のゲームにおいて、例えば、クエストをクリアする、イベントに参加する、他のプレイヤと対戦する(PvP)、またはデイリーランキングに入賞するなどによって、プレイヤは報酬としてコイン(媒介情報、ポイント)を取得できる。当該プレイヤは、当該コインと引き換えに、ギルドが保有する(ギルドに対応付けられた)仮想店舗から、上記所定のゲームにおいて使用可能なゲーム媒体を取得(購入)できる。以下では、上記ゲーム媒体が、上記所定のゲームにおいて用いられるキャラクタの外観を変更可能な外観変更情報2(例えば、アバター、着せ替えアイテム、カスタマイズアイテムなど)であるとして説明を続ける。
【0024】
プレイヤが取得可能な外観変更情報2は、ギルドに設定された属性情報3に応じて決定される。例えば、上記ギルドの種類に「忍者系」が上記属性情報3として設定されている場合、上記「忍者系」に関連する「忍装束」、「手裏剣」、「日本刀」などの外観変更情報2が取得可能となる。または、例えば、上記ギルドが保有する建物が「城」であることを示す上記属性情報3が設定されている場合、上記「城」に関連する「鎧」、「籠手」などの外観変更情報2が取得可能となる。言い換えれば、上記ギルドを特徴付ける外観変更情報2が、当該ギルドに対応付けられた仮想店舗から取得可能となる。
【0025】
すなわち、ギルドを構成するプレイヤは、当該ギルドを特徴付ける外観変更情報2を用いて、上記所定のゲームにおいて使用されるキャラクタの外観を変更することができる。言い換えれば、上記プレイヤは、「ユニフォーム」を揃えることができるため、携帯端末100は、上記プレイヤの当該ギルドに対する帰属意識を高めることができる。また、携帯端末100は、当該プレイヤに、当該ギルドに所属していない他のプレイヤに対して、上記「ユニフォーム」を通して当該ギルドを宣伝させることができるため、プレイヤ間の交流(ギルドの移籍など)を促進することができる。
【0026】
図2に示されるように、上記所定のゲームにおいて、クエストをクリアするなどによって、上記プレイヤはアイテム(媒介情報)を取得することもできる。当該プレイヤは、取得したアイテムを、上記所定のゲームにおいて使用可能なデータ(例えば、キャラクタの攻撃力を上昇させるカード)に交換することができるだけでなく、自身が所属するギルドに付与する(捧げる)こともできる。後者の場合、当該プレイヤからギルドに付与されたアイテムの量・種類などに応じて上記仮想店舗の規模・種類が変化するように、上記属性情報3が変更される。例えば、上記仮想店舗の規模が拡大すると、当該仮想店舗から取得可能となる外観変更情報2の種類が増加したり、ゲーム内において希少度がより高い外観変更情報2に変更したりする。
【0027】
すなわち、ギルドを構成するプレイヤ全員で、仮想店舗を育てることができる。言い換えれば、携帯端末100は、同じギルドに所属するプレイヤを協働させ、当該ギルドの一体感を演出することができるため、当該プレイヤの当該ギルドに対する帰属意識をさらに高めることができる。
【0028】
〔携帯端末100の構成〕
図1は、携帯端末100の要部構成を示すブロック図である。図1に示されるように、携帯端末100は、制御部10(外観情報取得部11、取得範囲決定部12、外観一覧部13、情報送出部14、アイテム付与部15)、通信部20(受信部21、送信部22)、入表示部40(入力部41、表示部42)、および、記憶部30を備えている。
【0029】
制御部10は、携帯端末100が有する各種機能を統括的に制御する。制御部は、外観情報取得部11、取得範囲決定部12、外観一覧部13、情報送出部14、および、アイテム付与部15を含む。
【0030】
外観情報取得部(取得部)11は、所定のゲームをプレイすることによって取得されるコイン情報(媒介情報)1と引き換えに、ギルド(コミュニティ)に対応付けられた仮想店舗から、当該所定のゲームにおいて使用可能な外観変更情報(ゲーム媒体)2を取得する。具体的には、プレイヤによって外観変更情報2を取得する操作が行われ、情報送出部14からコイン情報1がサーバ200に送信されたことにより、受信部21によって当該サーバ200から上記外観変更情報2が受信された場合、外観情報取得部11は、当該外観変更情報2を上記受信部21から取得し、記憶部30に格納する。
【0031】
なお、外観情報取得部11は、ギルドに所属するプレイヤと、当該ギルドに所属しない他のプレイヤとの間で、上記外観変更情報2を取得するために必要となるコイン情報1の量および/または当該コイン情報1の種類を、異ならせてもよい。例えば、外観情報取得部11は、上記他のプレイヤが上記外観変更情報2と引き換えるコイン情報1の量が、上記プレイヤが引き換えるコイン情報1の量よりも多くなるようにすることができる(すなわち、ギルドメンバーは割安で取得できる)。これにより、携帯端末100は、ギルドに所属するメリットをプレイヤに提供することができる。
【0032】
これにより、携帯端末100は、上記他のプレイヤに対して、魅力的な外観変更情報2を提供するギルドへの参加を動機付けることができる。したがって、上記携帯端末100は、プレイヤ同士の交流を促進することができる。なお、当該ギルドに所属するプレイヤは、上記他のプレイヤによって引き換えられたコイン情報1を用いて、当該ギルドが保有する仮想店舗を拡張・変更することができる。
【0033】
また、外観情報取得部11は、所定のゲームをプレイすることによって取得される引換券(媒介情報)と引き換えに、上記仮想店舗から外観変更情報2を取得してもよい。これにより、携帯端末100は、コイン情報1と引き換える場合と比べて、当該引き換えに対するプレイヤの心理的な抵抗を軽減することができる。
【0034】
取得範囲決定部(決定部)12は、外観情報取得部11によって取得可能となる外観変更情報2を、ギルドに設定された属性情報3に応じて決定する。具体的には、仮想店舗から取得可能な外観変更情報2を一覧する操作がプレイヤによって行われ、情報送出部14からリクエスト情報5aがサーバ200に送信されたことにより、受信部21によって外観変更情報2および属性情報3が受信された場合、取得範囲決定部12は、当該属性情報3に応じて外観変更情報2を一覧する範囲を規定する決定情報5bを外観一覧部13に出力する。
【0035】
ここで、上記属性情報3は、ギルド(コミュニティ)の属性を示す情報であり、例えば、ギルドの名称、ギルドの種類(例えば、当該ギルドを所定の基準に基づいて分類するラベルであってよく、「忍者系」、「メイド系」などの種類であってよい)、ギルドのレベル、ギルドが保有する建物のレベル、所属プレイヤなどの情報を含む。
【0036】
例えば、「手裏剣」および「ドレス」を示す外観変更情報2と、ギルドの種類が「忍者系」であることを示す属性情報3とが受信された場合、取得範囲決定部12は、上記「手裏剣」のみを一覧することを規定する決定情報5bを外観一覧部13に出力する。なお、サーバ200が取得範囲決定部12を備え、上記決定情報5bによって規定される範囲の外観変更情報2のみを携帯端末100に送信する構成とすることもできる。
【0037】
外観一覧部13は、受信部21によってサーバ200から受信された外観変更情報2のうち、取得範囲決定部12から入力された決定情報5bによって規定された外観変更情報2を、プレイヤ(携帯端末100のユーザ)に一覧可能に提示するために、一覧情報5cを表示部42に出力する。外観一覧部13は、入力部41から入力された座標情報5dに基づいて、一覧可能に提示された外観変更情報2のうちの1つが選択されたと判定される場合、当該選択の内容を示す選択情報5eを情報送出部14に出力する。
【0038】
また、外観一覧部13は、外観変更情報2を選択可能に表示することによって、ギルドに関連する関連情報4を各プレイヤに提示する。例えば、ギルドに所属していない他のプレイヤが、当該ギルドに所属するプレイヤ(キャラクタ)によって使用されている「忍装束」を見た場合に、当該他のプレイヤが当該「忍装束」を選択すると、外観一覧部13は、関連情報4を表示部42に出力することによって、当該ギルドの情報(例えば、ギルドの名称、ギルドの種類、ギルドのレベル、ギルドが保有する建物のレベル、所属プレイヤなど)を上記他のプレイヤに提示する。
【0039】
または、外観一覧部13は、上記他のユーザが視認する画面を上記ギルドのページに遷移させてもよいし、当該ギルドの仮想店舗に関する情報を提示してもよい。さらに、外観一覧部13は、上記ギルドに所属する意思を表明するインターフェース(例えば、「参加」ボタン)、および/または、上記「忍装束」(外観変更情報2)を取得可能にするインターフェース(例えば、「取得」ボタン)を表示してもよい。これにより、携帯端末100は、プレイヤ同士の交流・外観変更情報2の流通を促進することができる。
【0040】
情報送出部14は、外観一覧部13から選択情報5eが入力された場合、当該選択情報5eによって示される外観変更情報2と引き換え可能なコイン情報1を記憶部30から読み出し、送信部22を介してサーバ200に送信する。また、情報送出部14は、アイテム付与部15からアイテム情報6が入力された場合、送信部22を介して当該アイテム情報6をサーバ200に送信する。
【0041】
アイテム付与部15は、所定のゲームにおいて、クエストをクリアするなどによって取得されたアイテム情報(媒介情報)6をギルドに付与する(捧げる)。このとき、アイテム付与部15は、上記アイテム情報6を記憶部30から読み出し、情報送出部14に出力する。プレイヤからギルドに付与されたアイテムの量・種類などに応じて仮想店舗の規模・種類が変化するように、属性情報3が変更される。これにより、携帯端末100は、同じギルドに所属するプレイヤを協働させ、当該ギルドの一体感を演出することができるため、当該プレイヤの当該ギルドに対する帰属意識をさらに高めることができる。
【0042】
通信部20は、所定の通信方式にしたがう通信網を介して外部と通信する。外部の機器(例えば、サーバ200)との通信を実現する本質的な機能が備わってさえいればよく、通信回線、通信方式、または通信媒体などは限定されない。通信部20は、例えばイーサネット(登録商標)アダプタなどの機器で構成できる。また、通信部20は、例えばIEEE802.11無線通信、Bluetooth(登録商標)などの通信方式や通信媒体を利用できる。通信部20は、受信部21と送信部22とを含む。
【0043】
受信部21は、サーバ200から外観変更情報2および属性情報3を受信する。
【0044】
送信部22は、情報送出部14から入力されたコイン情報1、リクエスト情報5a、およびアイテム情報6を、サーバ200に送信する。
【0045】
入出力部40は、携帯端末100の入出力を制御する。入出力部40は、入力部41および表示部42を含む。
【0046】
入力部41は、ユーザによるタッチ操作を受け付ける。本実施の形態において、入力部41は、ユーザによるタッチ操作によって指定された位置を検知可能なデバイス(例えば、タッチパネル)である。入力部41は、上記指定された位置に対応する座標情報5dを外観一覧部13およびアイテム付与部15に出力する。
【0047】
表示部42は、ゲーム画面を表示するデバイスである。本実施の形態において、表示部42は、液晶ディスプレイであってよい。なお、図1においては、入力部41および表示部42がそれぞれ有する機能を明示するために、両者を分離して示している。しかし、例えば、入力部41がタッチパネルであり、表示部42が液晶ディスプレイである場合、両者は一体として構成されることが好ましい。
【0048】
記憶部30は、例えば、ハードディスク、SSD(silicon state drive)、半導体メモリ、DVDなど、任意の記録媒体によって構成される記憶機器であり、携帯端末100を制御可能なゲームプログラムおよびデータ(コイン情報1、外観変更情報2、アイテム情報6など)を記憶する。
【0049】
〔外観変更情報2の詳細〕
図3は、外観変更情報2の一例を示す模式図であり、(a)は、キャラクタの髪型を変更する外観変更情報2を示し、(b)は、当該キャラクタの服装を変更する外観変更情報2を示す。上記外観変更情報2は、所定のゲームにおいて使用されるキャラクタの外観を変更可能な情報でありさえすれば、何であってもよい。例えば、図3の(a)に示されるように、キャラクタの髪型を変更する情報であってもよいし、図3の(b)に示されるように、キャラクタの服装を変更する情報であってもよい。
【0050】
外観変更情報2は、ギルドとの関連性を示す情報を含んでいてよい。例えば、図3の(b)に例示されるように、外観変更情報2が服装を変更する情報である場合、当該服装にギルドのトレードマークおよび/または当該ギルドの名称が表示されていてよい。この場合、携帯端末100は、キャラクタがギルドとの関連性を示す外観変更情報2を使用していなければ、当該キャラクタを使用するプレイヤが、当該ギルドに参加できないようにすることができる。これにより、携帯端末100は、上記プレイヤの当該ギルドに対する帰属意識をさらに高めることができる。
【0051】
外観変更情報2は、当該外観変更情報2を使用するキャラクタまたはアイテムの属性(例えば、攻撃力、守備力、経験値、体力、速度、必要アビリティポイント、必殺技、サポートスキル、使用回数)を変化させる情報であってもよい。例えば、キャラクタが図3の(a)に例示される髪型をしている場合、上記所定のゲームにおいて当該キャラクタの攻撃力が上昇してよい。この場合、当該外観変更情報2と引き換えるコイン情報1の量が多いほど、上記属性の変化量が多くなるようにしてよい。これにより、携帯端末100は、外観変更情報2を取得することについて、各プレイヤを動機付けることができるため、上記所定のゲームに対する各プレイヤの熱意を喚起することができる。
【0052】
同じギルドに所属するプレイヤが、それぞれのキャラクタまたはアイテムに(1)同じ外観変更情報2を適用した場合、(2)同じ仮想店舗から取得した外観変更情報2を適用した場合、(3)所定の仮想店舗において新しく出品(陳列)された外観変更情報2を適用した場合、(4)所定のゲームにおいて多くのプレイヤからの人気を得ている(すなわち、当該所定のゲームにおいて流行している)外観変更情報2を適用した場合、(5)所定のテーマに合致した外観変更情報2を適用した場合、または(6)所定の組み合わせに含まれる外観変更情報2(例えば、帽子、上着、ブーツでワンセットとなるもの)を適用した場合、携帯端末100は、上記属性を変化させてよい。これにより、携帯端末100は、例えば「同じユニフォームを揃える」ことについて各プレイヤを動機付けることができるため、各プレイヤの当該ギルドに対する帰属意識をさらに高めることができる。
【0053】
携帯端末100は、(1)仮想店舗の売り上げ(外観変更情報2と交換されたコイン情報1の量)、および/または(2)交換された外観変更情報2の数などに基づいて、複数のギルドをランキングし、所定のゲームにおける勝敗の結果を判定することができる。また、携帯端末100は、他のプレイヤから得た投票の数に基づいて、プレイヤの外観の良さをランキングすることもできる。
【0054】
外観変更情報2は、特定の仮想店舗でしか入手できない固有の情報であってよい。これにより、携帯端末100は、上記特定の仮想店舗を保有するギルドに所属していない他のプレイヤに対して、当該ギルドへの参加を動機付けることができる。したがって、上記携帯端末100は、プレイヤ同士の交流を促進することができる。
【0055】
外観変更情報2は、複数のプレイヤの間で貸し借りできる情報であってよい。例えば、図3の(b)に例示されるように、外観変更情報2が服装を変更する情報である場合、当該服装(外観変更情報2)を保有するプレイヤは、当該服装を他のプレイヤに貸すことができ、当該他のプレイヤは借りた服装を使用することができる。この場合、上記プレイヤは、上記他のプレイヤが上記服装を使用することに対して制限を課すことができてもよい(例えば、使用回数に対して制限を課す、返却期限を設定するなど)。これにより、携帯端末100は、上記プレイヤが保有する外観変更情報2を、上記他のプレイヤが試用する機会を提供することができる。
【0056】
外観変更情報2は、ギルドに所属するプレイヤから提供されたデータに基づいて生成された情報であってよい。例えば、外観変更情報2は、プレイヤによって指定された画像を一部または全部に含む服装であってよい。これにより、携帯端末100は、当該プレイヤに当該外観変更情報2に対する愛着を抱かせることができるため、上記所定のゲームに対する当該プレイヤの熱意を喚起することができる。
【0057】
ギルドに所属する各プレイヤは、上記仮想店舗に陳列する(一覧可能に表示する)外観変更情報2を変更することができる。すなわち、各プレイヤは、上記仮想店舗の品揃えを決めることができる。この場合、携帯端末100は、当該仮想店舗において引き換えられたコイン情報1の総量に対して、外観変更情報2と引き換えられたコイン情報1の占める割合に応じて、当該外観変更情報2を出品(陳列)することを決定したプレイヤに、所定の報酬(例えば、アイテムと交換可能なチケット)を与えてよい。また、携帯端末100は、上記総量に対する上記割合の目標値を、各プレイヤに課してもよく、この場合、当該目標値を達成したプレイヤに追加の報酬を与えてよい。これにより、携帯端末100は、上記プレイヤの上記ギルドに対する帰属意識をさらに高めることができる。
【0058】
仮想店舗から取得可能となる外観変更情報2および/または上記所定のゲームにおいて使用可能な外観変更情報2が、季節(現実の季節であってもよいし、ゲーム内における仮想的な季節であってもよい)に応じて変化してよい。例えば、携帯端末100は、「冬」には「コート」、「ジャケット」などの外観変更情報2を使用可能とし、「半袖シャツ」などの外観変更情報2を使用不可能としてよい。これにより、携帯端末100は、プレイヤに季節を意識して外観をコーディネートさせることができる。
【0059】
〔ゲーム媒体の他の例〕
以上では、プレイヤがコイン情報1と引き換えに、ギルドが保有する仮想店舗から取得される、所定のゲームにおいて使用可能なゲーム媒体が、上記所定のゲームにおいて用いられるキャラクタの外観を変更可能な外観変更情報2(例えば、アバター、着せ替えアイテム、カスタマイズアイテムなど)であるとして説明してきたが、当該ゲーム媒体はこれ以外の情報であってもよい。
【0060】
例えば、上記ゲーム媒体は、キャラクタ、アイテム、当該キャラクタまたはアイテムの属性(例えば、攻撃力、守備力、経験値、体力、速度、必要アビリティポイント(スキル、必殺技、特殊アイテムなどを使用するために必要となるポイント)、必殺技、サポートスキル、使用回数)を変更するデータ、上記仮想店舗の外観を変更する情報、および、上記所定のゲームにおいてゲーム画面の外観(装飾)を変更するデータなどを広く含んでよい。
【0061】
また、プレイヤは、上記ゲーム媒体が取得可能となる仮想店舗を複数集めて、ショッピングモールを形成することができる。例えば、携帯端末100は、プレイヤが当該ショッピングモールを構成する仮想店舗Aにおいて服を取得することができ、仮想店舗Bにおいてアイテムを取得することができ、仮想店舗Cにおいて武器を取得することができるようにしてよい。これにより、携帯端末100は、プレイヤの利便性を向上させるとともに、当該プレイヤに「ショッピングの楽しみ」を提供することができる。
【0062】
この場合、上記ショッピングモールは、所定のギルドによって運営されてよい。例えば、ショッピングモールを運営するギルド(メインギルド)に、他のギルド(サブギルド)に所属する他のプレイヤがテナント料を支払うことによって、当該他のプレイヤは、当該他のギルドに対応付けられた仮想店舗を当該ショッピングモールに入居させることができる。これにより、携帯端末100は、ギルド間の交流を促進させることができるだけでなく、多様な仮想店舗をショッピングモールに集めることができるため、プレイヤの利便性・ショッピングの楽しみを提供することができる。
【0063】
〔携帯端末100が実行する処理〕
図4は、携帯端末100が実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明において、カッコ書きの「〜ステップ」は、コンピュータ(携帯端末100)の制御方法に含まれる各ステップを表す。
【0064】
取得範囲決定部12は、外観情報取得部11によって取得可能な外観変更情報2の範囲を決定する(ステップ1、以下「ステップ」を「S」と略記する、決定ステップ)。外観一覧部13は、受信部21によってサーバ200から受信された外観変更情報2のうち、取得範囲決定部12から入力された決定情報5bによって規定された外観変更情報2を、プレイヤに一覧可能に提示する(S2)。当該プレイヤによって当該外観変更情報2を取得する操作が行われた場合(S3)、外観情報取得部11は、当該外観変更情報2をサーバ200から取得する(S4、取得ステップ)。
【0065】
〔携帯端末100が奏する効果〕
ギルドを構成するプレイヤは、当該ギルドを特徴付ける外観変更情報2を用いて、所定のゲームにおいて使用されるキャラクタの外観を変更することができるため、携帯端末100は、上記プレイヤの当該ギルドに対する帰属意識を高めることができる。
【0066】
〔サーバ200が機能の一部または全部を提供する構成〕
以上では、所定のゲームをプレイする複数のプレイヤから構成されるコミュニティ(ギルド)を、当該複数のプレイヤにそれぞれ提供可能なコミュニティ提供プログラムが、携帯端末100において実行される構成を説明した。一方、上記コミュニティ提供プログラムの一部または全部がサーバ200において実行され、当該実行された処理の結果が上記携帯端末100に返される構成であってもよい。本発明のコンピュータが、プレイヤ端末とネットワークを介して接続されたサーバ装置(サーバ200)として機能する場合、ゲームの進行画面を上記サーバ装置が生成したデータに基づいて、上記プレイヤ端末において表示されるウェブ表示とし、その他のメニュー画面などを当該プレイヤ端末にインストールされているネイティブアプリによって表示するネイティブ表示とするなどの、上記サーバ装置と上記プレイヤ端末のそれぞれが処理の一部を担うハイブリッドゲームとすることもできる。これにより、サーバ200は、上記携帯端末100が機能を提供する場合に、当該携帯端末100が奏する効果と同じ効果を奏する。
【0067】
〔ソフトウェアによる実現例〕
携帯端末100およびサーバ200の制御ブロック(特に、制御部10)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。後者の場合、携帯端末100およびサーバ200は、各機能を実現するソフトウェアであるコミュニティ提供プログラムの命令を実行するCPU、上記コミュニティ提供プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記コミュニティ提供プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記コミュニティ提供プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記コミュニティ提供プログラムは、当該コミュニティ提供プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。本発明は、上記コミュニティ提供プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
【0068】
具体的には、本発明の各実施形態に係るコミュニティ提供プログラムは、所定のゲームをプレイする複数のプレイヤから構成されるコミュニティを、当該複数のプレイヤにそれぞれ提供するコミュニティ提供プログラムであって、コンピュータ(携帯端末100、サーバ200)に、取得機能、決定機能、および提示機能を実現させる。上記取得機能、決定機能、および提示機能は、上述した外観情報取得部11、取得範囲決定部12、および外観一覧部13によってそれぞれ実現されることができる。詳細については上述した通りである。
【0069】
なお、上記コミュニティ提供プログラムは、例えば、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装できる。また、前記コミュニティ提供プログラムによって実現される各機能を実現する各部を備えた携帯端末と、前記各機能とは異なる残りの機能を実現する各部を備えたサーバとを含むコミュニティ提供システムも、本発明の範疇に入る。
【0070】
〔付記事項〕
本発明は上述したそれぞれの実施の形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成できる。
以下に、本願の原出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
所定のゲームをプレイする複数のプレイヤから構成されるコミュニティを、当該複数の
プレイヤにそれぞれ提供するコミュニティ提供プログラムであって、
コンピュータに、
前記所定のゲームをプレイすることを通してプレイヤが保有している媒介情報と引き換
えに、前記コミュニティに対応付けられた仮想店舗から、当該所定のゲームにおいて使用
可能なゲーム媒体を取得する取得機能と、
前記取得機能によって取得可能となるゲーム媒体を、前記コミュニティに設定された属
性情報に応じて決定する決定機能とを実現させるコミュニティ提供プログラム。
[2]
前記属性情報は、前記複数のプレイヤが前記コミュニティに前記媒介情報をそれぞれ付
与した量に応じて、前記仮想店舗の規模が変更される情報であり、
前記決定機能は、前記仮想店舗の規模にさらに応じて取得可能となるゲーム媒体を決定
することを特徴とする請求項1に記載のコミュニティ提供プログラム。
[3]
前記コミュニティ提供プログラムは、前記コンピュータに、
前記ゲーム媒体を選択可能に表示することによって、前記コミュニティに関連する関連
情報を各プレイヤに提示する提示機能をさらに実現させることを特徴とする請求項1また
は2に記載のコミュニティ提供プログラム。
[4]
前記取得機能は、前記コミュニティに所属するプレイヤと、当該コミュニティに所属し
ない他のプレイヤとの間で、前記ゲーム媒体を取得するために必要となる前記媒介情報の
量および/または当該媒介情報の種類を、異ならせることを特徴とする請求項1から3の
いずれか一項に記載のコミュニティ提供プログラム。
[5]
前記ゲーム媒体は、前記所定のゲームにおいて使用可能なキャラクタに関するキャラク
タ情報、当該所定のゲームにおいて使用可能なアイテムに関するアイテム情報、当該キャ
ラクタおよび/またはアイテムの属性を変化させる属性変化情報、および、当該キャラク
タおよび/またはアイテムの外観を変更する外観変更情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のコミュニティ提供プログラム。
[6]
前記コミュニティは、前記複数のプレイヤが当該コミュニティに参加しようとする意思
にそれぞれ基づいて結成されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の
コミュニティ提供プログラム。
[7]
前記決定機能は、前記コミュニティを構成する複数のプレイヤが前記所定のゲームをプ
レイすることによって達成された当該コミュニティの成果、当該複数のプレイヤが当該所
定のゲームをプレイすることによってそれぞれ達成された成果、および、各プレイヤの当
該コミュニティに対する貢献の大小のうちの少なくとも1つを、前記属性情報として、前
記取得機能によって取得可能となるゲーム媒体を決定することを特徴とする請求項1から
6のいずれか一項に記載のコミュニティ提供プログラム。
[8]
所定のゲームをプレイする複数のプレイヤから構成されるコミュニティを、当該複数の
プレイヤにそれぞれ提供するコンピュータの制御方法であって、
前記所定のゲームをプレイすることを通してプレイヤが保有している媒介情報と引き換
えに、前記コミュニティに対応付けられた仮想店舗から、当該所定のゲームにおいて使用
可能なゲーム媒体を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得可能となるゲーム媒体を、前記コミュニティに設定され
た属性情報に応じて決定する決定ステップとを含むコンピュータの制御方法。
[9]
所定のゲームをプレイする複数のプレイヤから構成されるコミュニティを、当該複数のプレイヤにそれぞれ提供するコンピュータであって、
前記所定のゲームをプレイすることを通してプレイヤが保有している媒介情報と引き換えに、前記コミュニティに対応付けられた仮想店舗から、当該所定のゲームにおいて使用可能なゲーム媒体を取得する取得部と、
前記取得部によって取得可能となるゲーム媒体を、前記コミュニティに設定された属性情報に応じて決定する決定部とを備えたコンピュータ。
【産業上の利用可能性】
【0071】
本発明は、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話、家庭用ゲーム機、パーソナルコンピュータ、サーバ、ワークステーション、メインフレームなど、任意のコンピュータに広く適用することができる。
【符号の説明】
【0072】
1:コイン情報(媒介情報)、2:外観変更情報(ゲーム媒体)、3:属性情報、6:アイテム情報(媒介情報)、11:外観情報取得部(取得部、取得機能)、12:取得範囲決定部(決定部、決定機能)、13:外観一覧部(提示機能)、100:携帯端末(コンピュータ)、200:サーバ(コンピュータ)
図1
図2
図3
図4