特許第5838052号(P5838052)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5838052
(24)【登録日】2015年11月13日
(45)【発行日】2015年12月24日
(54)【発明の名称】ペット用吸収性シート
(51)【国際特許分類】
   A01K 1/015 20060101AFI20151203BHJP
【FI】
   A01K1/015 A
【請求項の数】6
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2011-145819(P2011-145819)
(22)【出願日】2011年6月30日
(65)【公開番号】特開2013-9645(P2013-9645A)
(43)【公開日】2013年1月17日
【審査請求日】2014年6月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】390029148
【氏名又は名称】大王製紙株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100090033
【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 博司
(74)【代理人】
【識別番号】100093045
【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 良男
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 陽子
【審査官】 竹中 靖典
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−058371(JP,A)
【文献】 特開2002−315461(JP,A)
【文献】 特開平10−313722(JP,A)
【文献】 特開2003−310073(JP,A)
【文献】 特開平08−056518(JP,A)
【文献】 米国特許第05630376(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01K 1/00−3/00;31/00−31/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に介装される吸収体と、を有するペット用吸収性シートにおいて、
当該ペット用吸収性シートの周縁が前記表面シート側に折り返された折り返し部と、
前記折り返し部の対向する対向面同士が接着されている接着部と、
前記折り返し部の対向する対向面同士が接着されていない非接着部と、
を有し、
前記接着部には、前記折り返し部の折り返し起点に前記折り返し部の長手方向に沿って伸縮部材が設けられており、
前記非接着部には、前記折り返し部の先端に前記折り返し部の長手方向に沿って伸縮部材が設けられていることを特徴とするペット用吸収性シート。
【請求項2】
透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に介装される吸収体と、を有するペット用吸収性シートにおいて、
当該ペット用吸収性シートの周縁が第1折り返し起点で前記表面シート側に折り返され、前記第1折り返し起点よりも外側の第2折り返し起点で前記裏面シート側に折り返された折り返し部と、
前記折り返し部の前記第1折り返し起点で折り返されることにより対向する前記表面シート同士が接着されている接着部と、
前記折り返し部の前記第1折り返し起点で折り返されることにより対向する前記表面シート同士が接着されていない非接着部と、
を有し、
前記接着部には、前記折り返し部の先端に前記折り返し部の長手方向に沿って伸縮部材が設けられており、
前記非接着部には、前記折り返し部の先端、前記第1折り返し起点及び前記第2折り返し起点に前記折り返し部の長手方向に沿って伸縮部材が設けられていることを特徴とするペット用吸収性シート。
【請求項3】
前記非接着部には、第2の吸収体が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のペット用吸収性シート。
【請求項4】
前記非接着部には、前記折り返し部の先端に前記折り返し部の幅方向に沿ってスリットが設けられていることを特徴とする請求項3に記載のペット用吸収性シート。
【請求項5】
当該ペット用吸収性シートの底面に補強材又は粘着材が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のペット用吸収性シート。
【請求項6】
前記折り返し部よりも当該ペット用吸収性シートの中央側に前記折り返し部の長手方向に沿って、前記折り返し部を切り離すためのミシン目が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のペット用吸収性シート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ペット用吸収性シートに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、犬、猫等のペットが排泄した尿等を吸収するためのペット用吸収性シートが普及している。こうしたペット用吸収性シートとしては、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、表面シートと裏面シートとの間に介装される吸収体と、を備える構成が知られている。
【0003】
ペットはシートの端部近傍に尿を排泄することが多いため、シートの端部から尿が漏れ、床等に溢れて汚れる原因となっている。
【0004】
シートの縁部からの尿の漏出を防ぐために、例えば、シートの長手方向に沿って、裏面シートの端部、又は、互いに接合された表面シートと裏面シートの端部を折り返して形成された縁部を、伸縮部材で起立させて壁を作る技術が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−58371号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来技術のように、シートの端部を折り返して壁を作っても、尿が横流れしてしまい、確実に尿の漏出を防ぐことは困難であった。
【0007】
本発明は上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、シートの端部から尿が漏出するのを防ぐことを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に介装される吸収体と、を有するペット用吸収性シートにおいて、
当該ペット用吸収性シートの周縁が前記表面シート側に折り返された折り返し部と、
前記折り返し部の対向する対向面同士が接着されている接着部と、
前記折り返し部の対向する対向面同士が接着されていない非接着部と、
を有し、
前記接着部には、前記折り返し部の折り返し起点に前記折り返し部の長手方向に沿って伸縮部材が設けられており、
前記非接着部には、前記折り返し部の先端に前記折り返し部の長手方向に沿って伸縮部材が設けられていることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、
透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に介装される吸収体と、を有するペット用吸収性シートにおいて、
当該ペット用吸収性シートの周縁が第1折り返し起点で前記表面シート側に折り返され、前記第1折り返し起点よりも外側の第2折り返し起点で前記裏面シート側に折り返された折り返し部と、
前記折り返し部の前記第1折り返し起点で折り返されることにより対向する前記表面シート同士が接着されている接着部と、
前記折り返し部の前記第1折り返し起点で折り返されることにより対向する前記表面シート同士が接着されていない非接着部と、
を有し、
前記接着部には、前記折り返し部の先端に前記折り返し部の長手方向に沿って伸縮部材が設けられており、
前記非接着部には、前記折り返し部の先端、前記第1折り返し起点及び前記第2折り返し起点に前記折り返し部の長手方向に沿って伸縮部材が設けられていることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のペット用吸収性シートにおいて、
前記非接着部には、第2の吸収体が設けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のペット用吸収性シートにおいて、
前記非接着部には、前記折り返し部の先端に前記折り返し部の幅方向に沿ってスリットが設けられていることを特徴とする。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のペット用吸収性シートにおいて、
当該ペット用吸収性シートの底面に補強材又は粘着材が設けられていることを特徴とする。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のペット用吸収性シートにおいて、
前記折り返し部よりも当該ペット用吸収性シートの中央側に前記折り返し部の長手方向に沿って、前記折り返し部を切り離すためのミシン目が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、接着部により尿をせき止める壁が形成され、非接着部により尿を捕捉するポケットが形成されるので、シートの端部から尿が漏出するのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】第1の実施の形態におけるペット用吸収性シートの斜視図である。
図2】(a)は、図1のA−Aに沿った接着部の断面図である。(b)は、図1のB−Bに沿った非接着部の断面図である。
図3】第1の実施の形態におけるペット用吸収性シートの模式図である。
図4】(a)は、第2の実施の形態におけるペット用吸収性シートの接着部の断面図である。(b)は、第2の実施の形態におけるペット用吸収性シートの非接着部の断面図である。
図5】第3の実施の形態におけるペット用吸収性シートの底面図である。
図6】第4の実施の形態におけるペット用吸収性シートの底面図である。
図7】第5の実施の形態におけるペット用吸収性シートの模式図である。
図8】ペット用吸収性シートを組み合わせた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図を参照して、本発明に係るペット用吸収性シートの実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0017】
[第1の実施の形態]
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1は、第1の実施の形態におけるペット用吸収性シート1の斜視図である。ペット用吸収性シート1は、略長方形の形状となっており、例えば、ペット用トイレの床面に敷いて使用され、ペットにより排泄された排泄物の水分を表面からシート内に吸収する。
【0018】
ペット用吸収性シート1は、尿等の液体を速やかに透過させる透液性の表面シート2、表面シート2の裏面側に配置される不透液性の裏面シート3、これら表面シート2と裏面シート3との間に介装される吸収体10(図2(a)及び(b)参照)等を備えて構成されている。
【0019】
表面シート2は、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシート等により形成されている。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。また、不織布を製造する方法としては、公知の方法を適宜用いることができ、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブロー法、ニードルパンチ法、又はこれらを組み合わせた方法が挙げられる。
表面シート2に多数の透孔を形成した場合には、尿等の液体がより速やかに吸収されるようになり、ドライタッチ性に優れたものとなる。
【0020】
裏面シート3は、不透液性の素材であれば、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂等からなるプラスチックフィルムや、不織布の表面にプラスチックフィルムを設けたラミネート不織布、プラスチックフィルムに不織布等を重ねて接合した積層シート等を用いることができる。また、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくしたり、高吸水性樹脂又は疎水性樹脂や撥水剤を塗布したりして、プラスチックフィルムを用いずに不透液性としたシートを裏面シート3として用いることができる。
【0021】
ペット用吸収性シート1の周縁において、表面シート2と裏面シート3とは、ホットメルト接着剤、ヒートシール、超音波シール等により貼り合わされている。
【0022】
ペット用吸収性シート1の周縁は、表面シート2側に折り返され、折り返し部4が形成されている。折り返し部4は、折り返し部4の対向する対向面同士が接着されている接着部5と、折り返し部4の対向する対向面同士が接着されていない非接着部6と、から構成される。
【0023】
図2(a)は、図1のA−Aに沿った接着部5の断面図である。
ペット用吸収性シート1は、表面シート2と裏面シート3との間に吸収体10が介装されている。
【0024】
吸収体10は、尿等の水様成分を吸収するものであり、例えば、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。また、繊維集合体に、高吸水性樹脂(SAP;Super Absorbent Polymer)を組み合わせて吸収体を構成することもできる。
高吸水性樹脂としては、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸及びその塩類、アクリル酸塩重合体架橋物、澱粉−アクリル酸グラフト共重合体、澱粉−アクリロニトリルグラフト共重合体の加水分解物、ポリオキシエチレン架橋物、カルボキシメチルセルロース架橋物、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリルアミド等の水膨潤性ポリマーを部分架橋したもの、又はイソブチレンとマレイン酸との共重合体等が好適に用いられる。
さらに、消臭機能を持たせるため、吸収体10に消臭剤を入れてもよい。消臭剤としては、例えば、活性炭や天然鉱物(例えば、ベンナイト、カオリナイト、カネマイト等)、合成無機物(ゼオライト、アモルファスシリカ等)を用いることができる。
【0025】
接着部5では、ホットメルト接着剤、ヒートシール、超音波シール等により、折り返し部4の表面シート2同士が接着されている。接着部5には、折り返し部4の折り返し起点に、折り返し部4の長手方向に沿って、伸縮部材としての糸ゴム7が設けられており、糸ゴム7の収縮力により、折り返し部4が起立し、壁Wが形成される。折り返し部4は、ペット用吸収性シート1の周縁に帯状に形成されているため、折り返し部4の長手方向とは、ペット用吸収性シート1の周縁に沿った方向、すなわち、ペット用吸収性シート1の長方形状の各辺に沿った方向である。
【0026】
図2(b)は、図1のB−Bに沿った非接着部6の断面図である。
非接着部6には、折り返し部4の先端に、折り返し部4の長手方向に沿って、伸縮部材としての糸ゴム8が設けられており、糸ゴム8の収縮力により、ポケット状の空間(ポケットP)が形成される。
【0027】
また、非接着部6には、表面シート2と裏面シート3の間に第2の吸収体11が設けられている。また、非接着部6には、折り返し部4の先端に、折り返し部4の幅方向(折り返し部4の長手方向と直交する方向)に沿って、スリット9が設けられている。ペット用吸収性シート1の折り返し部4付近でペットが尿をした場合には、非接着部6により形成されるポケットPに尿が入り込み、第2の吸収体11により吸収される。
【0028】
図3は、ペット用吸収性シート1の模式図である。ただし、図3は、壁Wを形成する接着部5及びポケットPを形成する非接着部6を外側に広げた状態の図である。すなわち、図3に示すペット用吸収性シート1の最外周が、図2(a)に示す壁Wの上部や、図2(b)に示すポケットPのふくらみの上部に相当する。
【0029】
第1の実施の形態におけるペット用吸収性シート1によれば、接着部5により尿をせき止める壁Wが形成され、非接着部6により尿を捕捉するポケットPが形成されるので、ペットがシートの端で尿をした場合であっても、シートの端部から尿が漏出するのを防ぐことができる。また、尿が壁Wを伝って横流れしても、ポケットPで尿を捕捉することができる。
【0030】
また、非接着部6に第2の吸収体11を設けることにより、入り込んだ尿をしっかり吸収することができる。さらに、非接着部6において、折り返し部4の先端にスリット9を設けることにより、非接着部6に尿が入りやすくなる。したがって、尿が溢れて漏出するのを防ぐことができる。
【0031】
なお、第1の実施の形態では、非接着部6の折り返し部4の先端にスリット9が1箇所設けられている場合を例にして説明したが、各非接着部6にスリットが2箇所以上設けられていてもよい。
【0032】
また、第1の実施の形態では、第2の吸収体11が吸収体10とは別体である場合を例にして説明したが、第2の吸収体11と吸収体10とが一体になっていてもよい。
【0033】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図4(a)は、第2の実施の形態におけるペット用吸収性シート20の接着部5aの断面図であり、図4(b)は、ペット用吸収性シート20の非接着部6aの断面図である。
【0034】
ペット用吸収性シート20は、接着部5a及び非接着部6aの形状が第1の実施の形態におけるペット用吸収性シート1と異なるが、その他の構成についてはペット用吸収性シート1と同様であるため、対応する構成については、ペット用吸収性シート1と同じ符号を用い、説明を省略する。
【0035】
図4(a)及び(b)に示すように、ペット用吸収性シート20の折り返し部4は、第1折り返し起点21で折り返し部4の幅方向内側に折り返され、第2折り返し起点22で折り返し部4の幅方向外側に折り返されている。すなわち、ペット用吸収性シート20の折り返し部4は、Z折りにされている。
【0036】
図4(a)に示すように、接着部5aでは、第1折り返し起点21で折り返されることにより対向する対向面同士が接着されている。具体的には、第1折り返し起点21で折り返される表面シート2同士が接着されている。また、接着部5aには、折り返し部4の先端に、折り返し部4の長手方向に沿って、糸ゴム23が設けられており、糸ゴム23の収縮力により、折り返し部4の先端が起立し、壁Wが形成される。
【0037】
図4(b)に示すように、非接着部6aでは、第1折り返し起点21及び第2折り返し起点22で折り返されることにより対向する対向面同士が接着されていない。非接着部6aには、第1折り返し起点21、第2折り返し起点22、折り返し部4の先端のそれぞれに、折り返し部4の長手方向に沿って、糸ゴム24,25,26が設けられている。また、非接着部6aには、表面シート2と裏面シート3の間に第2の吸収体27,28が設けられている。
【0038】
なお、ペット用吸収性シート20の長方形状の各辺の端部において、第1折り返し起点21と第2折り返し起点22の間の面と、第2折り返し起点22と折り返し部4の先端の間の面とが接着されている。
【0039】
第2の実施の形態におけるペット用吸収性シートによれば、折り返し部4をZ折りにすることにより、よりポケットPの入り口が立ち上がりやすくなり、尿を捕捉しやすくなる。
【0040】
第2の実施の形態では、接着部5a及び非接着部6aの折り方がZ折り(2重折り)の場合について説明したが、Z折りに限らず、ジャバラ折りの数を増やしてもよい。
【0041】
また、第2の実施の形態では、第2の吸収体27,28が吸収体10とは別体である場合を例にして説明したが、第2の吸収体27,28と吸収体10とが一体になっていてもよい。
【0042】
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図5は、第3の実施の形態におけるペット用吸収性シート30の底面図である。
ペット用吸収性シート30の底面には、補強材31,32,33,34が設けられている。補強材31,32,33,34としては、例えば、プラスチックシート等、硬く変形し難い素材が用いられる。
【0043】
第3の実施の形態におけるペット用吸収性シート30は、補強材31,32,33,34が設けられている点が第1の実施の形態におけるペット用吸収性シート1と異なるが、その他の構成についてはペット用吸収性シート1と同様であるため、対応する構成については、ペット用吸収性シート1と同じ符号を用い、説明を省略する。
【0044】
補強材31,32は、ペット用吸収性シート30が図5に示すX方向に湾曲するのを防ぎ、補強材33,34は、ペット用吸収性シート30が図5に示すY方向に湾曲するのを防ぐ。
【0045】
第3の実施の形態におけるペット用吸収性シート30によれば、ペット用吸収性シート30の底面に補強材31,32,33,34を設けることにより、接着部5及び非接着部6に設けられた糸ゴム7,8の収縮力によりシートが湾曲するのを防ぎ、シートをフラットな状態で使用することができる。
【0046】
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
図6は、第4の実施の形態におけるペット用吸収性シート40の底面図である。
ペット用吸収性シート40の底面には、粘着材41,42,43,44が設けられている。粘着材41,42,43,44としては、粘着テープやシール等が用いられる。
【0047】
第4の実施の形態におけるペット用吸収性シート40は、粘着材41,42,43,44が設けられている点が第1の実施の形態におけるペット用吸収性シート1と異なるが、その他の構成についてはペット用吸収性シート1と同様であるため、対応する構成については、ペット用吸収性シート1と同じ符号を用い、説明を省略する。
【0048】
ペット用吸収性シート40を使用する際には、ペット用吸収性シート40を設置する床面に、粘着材41,42,43,44でペット用吸収性シート40を固定する。
【0049】
第4の実施の形態におけるペット用吸収性シート40によれば、ペット用吸収性シート40の底面に粘着材41,42,43,44を設けることにより、接着部5及び非接着部6に設けられた糸ゴム7,8の収縮力によりシートが湾曲するのを防ぎ、シートをフラットな状態で使用することができる。
【0050】
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。
図7は、第5の実施の形態におけるペット用吸収性シート50の模式図である。
【0051】
第5の実施の形態におけるペット用吸収性シート50は、ミシン目51,52,53,54が設けられている点が第1の実施の形態におけるペット用吸収性シート1と異なるが、その他の構成についてはペット用吸収性シート1と同様であるため、対応する構成については、ペット用吸収性シート1と同じ符号を用い、説明を省略する。
【0052】
図7は、図3と同様、接着部5及び非接着部6を外側に広げた状態の図である。
ペット用吸収性シート50には、折り返し部4よりもペット用吸収性シート50の中央側に、折り返し部4の長手方向に沿って、折り返し部4を切り離すためのミシン目51,52,53,54が設けられている。
【0053】
ペット用吸収性シート50は、1枚で使用してもよいが、ペットの大きさ等に応じて、複数枚組み合わせて使用することが可能である。
例えば、2枚のペット用吸収性シート50のそれぞれについて、ミシン目51又はミシン目53の位置で折り返し部4を切り離し、図8に示すように、折り返し部4を切り離した2枚のペット用吸収性シート50を重ねて組み合わせることができる。
また、3枚以上のペット用吸収性シート50を組み合わせて使用してもよい。
【0054】
第5の実施の形態におけるペット用吸収性シート50によれば、ミシン目51,52,53,54を設けることで、折り返し部4を切り離すことができるので、複数のペット用吸収性シート50を組み合わせ、大きさ及び形状を変えて使用することができる。
【0055】
なお、上記各実施の形態における記述は、本発明に係るペット用吸収性シートの例であり、これに限定されるものではない。ペット用吸収性シートを構成する各部の細部構成に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0056】
例えば、上記各実施の形態では、折り返し部4が表面シート2と裏面シート3とにより構成される場合を例にして説明したが、折り返し部4は、尿を外側に漏出させない構造となっていればよく、裏面シート3のみで構成されていてもよい。
【0057】
また、上記各実施の形態では、表面シート2及び裏面シート3が吸収体10の外側に広がっている部分を折り返し部4とした場合について説明したが、折り返し部4は、ペット用吸収性シートの周縁に別体として設けられていてもよい。その際、折り返し部4として、ペット用吸収性シートの周縁より長いものを伸縮部材により収縮させて用いてもよい。この場合、接着部5により形成される壁Wや、非接着部6により形成されるポケットPが、より起立しやすくなる。
【0058】
また、各実施の形態に、他の一又は複数の実施の形態の特徴的な構成を組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0059】
1 ペット用吸収性シート
2 表面シート
3 裏面シート
4 折り返し部
5 接着部
5a 接着部
6 非接着部
6a 非接着部
7 糸ゴム(伸縮部材)
8 糸ゴム(伸縮部材)
9 スリット
10 吸収体
11 第2の吸収体
20 ペット用吸収性シート
21 第1折り返し起点
22 第2折り返し起点
23 糸ゴム(伸縮部材)
24,25,26 糸ゴム(伸縮部材)
27,28 第2の吸収体
30 ペット用吸収性シート
31,32,33,34 補強材
40 ペット用吸収性シート
41,42,43,44 粘着材
50 ペット用吸収性シート
51,52,53,54 ミシン目
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8