特許第5841595号(P5841595)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5841595
(24)【登録日】2015年11月20日
(45)【発行日】2016年1月13日
(54)【発明の名称】プラズマ光源
(51)【国際特許分類】
   H01J 65/04 20060101AFI20151217BHJP
   F21S 2/00 20160101ALI20151217BHJP
【FI】
   H01J65/04 B
   F21S2/00 311
   F21S2/00 681
【請求項の数】16
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-519144(P2013-519144)
(86)(22)【出願日】2011年7月12日
(65)【公表番号】特表2013-535763(P2013-535763A)
(43)【公表日】2013年9月12日
(86)【国際出願番号】GB2011001047
(87)【国際公開番号】WO2012007712
(87)【国際公開日】20120119
【審査請求日】2014年6月23日
(31)【優先権主張番号】1011786.9
(32)【優先日】2010年7月13日
(33)【優先権主張国】GB
(73)【特許権者】
【識別番号】507212067
【氏名又は名称】セラビジョン・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100080089
【弁理士】
【氏名又は名称】牛木 護
(74)【代理人】
【識別番号】100161665
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 知之
(74)【代理人】
【識別番号】100121153
【弁理士】
【氏名又は名称】守屋 嘉高
(74)【代理人】
【識別番号】100133639
【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 卓哉
(72)【発明者】
【氏名】プレストン ベリー
【審査官】 小野 健二
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2010/055275(WO,A1)
【文献】 特開2006−261098(JP,A)
【文献】 特開2000−223291(JP,A)
【文献】 特開平02−192607(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01J 65/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
高周波エネルギーにより動作する光源であって、
・密閉されたボイドを有し、半透明な材料の収納容器と、
・前記密閉されたボイド内において高周波エネルギーで励起され光放射プラズマを生成する物質であって、前記密閉されたボイド内に充填された当該物質からなる充填材と、
・前記収納容器を取り囲むことでマイクロ波を閉じ込め、プラズマ坩堝から出てくる光を少なくとも部分的に透過するファラデーケージと、
・前記ファラデーケージ内部に配置され、高周波エネルギー誘導プラズマを前記充填材に伝送するアンテナと、前記アンテナが高周波エネルギー源と連結する前記ファラデーケージの外部に延びる接続部とを備え、
・前記ファラデーケージが2つの端部と、前記2つの端部間に外側スリーブとを有し、
・高周波エネルギー障壁のシリンダー状内側スリーブが、該内側スリーブとの間に空間を有する前記外側スリーブの内部に配置され、
・前記内側スリーブは、部分的に前記光が通過できるようになっており、前記内側スリーブの一端において前記ファラデーケージの一端が電気的に接続され、前記内側スリーブの他端において前記ファラデーケージの他端により励起用ギャップが規定され、
・前記収納容器は、前記内側スリーブ内部に配置され、
・前記アンテナは、前記内側スリーブと前記外側スリーブとの間に配置されることにより、前記アンテナを介して前記内側スリーブと前記外側スリーブとの間に誘導された高周波エネルギーが、前記ギャップを通じて前記内側スリーブ内に照射されることで前記プラズマが励起されて、前記光源から前記内側スリーブ及び前記外側スリーブを介して前記光が放射されることを特徴とする光源。
【請求項2】
前記内側スリーブと前記外側スリーブとの間の前記空間には、前記アンテナ以外に固体物質がないことを特徴とする請求項1に記載の光源。
【請求項3】
前記内側スリーブと前記外側スリーブとの間の前記空間には、少なくとも部分的に半透明な固体誘電体物質が充填されていることを特徴とする請求項1に記載の光源。
【請求項4】
前記内側スリーブの断面積は、前記収納容器の断面積よりも大きく、前記内部スリーブと前記収納容器との間の空間には固体物質がないことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光源。
【請求項5】
前記内側スリーブの断面積は、前記収納容器の断面積よりも大きく、前記内部スリーブと前記収納容器との間の空間には半透明な固体誘電体物質が充填されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光源。
【請求項6】
前記収納容器は、前記充填材を含む電球であり、前記電球は、前記内側スリーブ内の半透明な固体誘電体物質体に設けられた穿孔に収容されていることを特徴とする請求項5に記載の光源。
【請求項7】
前記電球は、前記半透明な固体誘電体物質体に設けられた前記穿孔に詰められ、前記穿孔に取り付けられることを特徴とする請求項6に記載の光源。
【請求項8】
前記電球は、前記穿孔から放射状に空間を設けて、前記穿孔に取り付けられることを特徴とする請求項6に記載の光源。
【請求項9】
前記内側スリーブの断面積を前記収納容器の断面積とほぼ同じにして、前記ボイドを前記収納容器の前記穿孔とし、前記ボイドの両端を密封することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光源。
【請求項10】
前記ボイドは、前記内側スリーブにおける励起用ギャップ側の端に位置することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の光源。
【請求項11】
前記半透明な固体誘電体物質は前記内側スリーブの内部にあり、前記内側スリーブと前記外側スリーブとの間は、前記内側スリーブの厚みにより隔てられているが、前記励起用ギャップにおいてのみ接していることを特徴とする請求項3に従属する請求項5〜10のいずれかに記載の光源。
【請求項12】
前記半透明な固体誘電体物質は、石英ガラスであることを特徴とする請求項3に従属する請求項5〜11のいずれかに記載の光源。
【請求項13】
前記内側スリーブと前記外側スリーブとは、金属製で網状であることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の光源。
【請求項14】
前記外側スリーブは無孔の周縁を有し、前記周縁を介して前記光源は、前記ファラデーケージの一端となるメタルキャリア(metallic carrier)に固定されることを特徴とする請求項13に記載の光源。
【請求項15】
前記ボイドは、少なくとも部分的に前記内側スリーブと重るように、前記光源の軸方向に配置されることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の光源。
【請求項16】
前記ボイドは、前記内側スリーブと重ならないように、前記光源の軸方向に配置されることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の光源。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラズマ光源に関する。
【背景技術】
【0002】
高周波(HF)プラズマという用語は、一般的に、ラジオ周波数(RF)(約1〜300MHz)及びマイクロ波(約0.3〜300GHz)が励起するプラズマを意味する。光源として利用される多くの高周波プラズマは、高周波場発生装置内部に完全に閉じ込められている。これは、即ち、容量性回路又は導電性回路と共に、共振空洞部、同軸線及び導波管において、放電が維持されるということである。
【0003】
空洞共振器が占める空間のドローバックは、動作周波数により共振空洞部のサイズが定まる。技術的に成功した空洞システムは、2.4GHzで動作するように設計されている。この周波数より低い適切な周波数(ISM:産業科学医療用バンド)では、共振空洞部及びそれに付随する導波管のサイズが、商業用照明システムに使用するには物理的に大きくなり過ぎる傾向がある。また、多くの商業利用で要求される例えば400ワット未満で、放射効率が高く低出力でプラズマを動作させるような共振空洞用の高圧プラズマチャンバーの設計は困難である。実際に、2.45GHzでさえ、要求される放射効率のプラズマを400ワット未満のシステム出力で得ることは困難である。
【0004】
放射効率が高く400ワット未満出力で発生するプラズマを実現するには、誘電体が充填された共振空洞部内でプラズマチャンバーを動作させることが知られている。この後者の構成では、求められる重要要素が小型の光源であり、投影装置等の光源として適切である。その一方で、前者の構成では、不透明な誘電体の構造体により光源からの光の多くが遮られることで、通常の照明環境に対して厳しい制約がある。この後者の構成では、電球表面積の50%未満から、自由空間における限られた立体角、2πステラジアンでしか光を放射できない。通常、この表面積は、電球体積の一部を共振空洞部の外部に位置するように設計することにより最大化される。
【0005】
国際出願第PCT/GB2008/003829号明細書に示されているように、このドローバックを解消できる、マイクロ波エネルギーを動力とする光源が開示され、
この光源は、
・内部に密閉されたボイドを有する本体と、
・前記本体を取り囲むことでマイクロ波を閉じ込めるファラデーケージと、
・前記ファラデーケージ内の前記本体である共振導波管と、
・前記密閉されたボイド内に充填され、その内部においてマイクロ波エネルギーで励起され光放射プラズマを生成する充填材と、
・前記本体内に設けられ、マイクロ波エネルギー誘導プラズマを前記充填材に伝送し、マイクロ波エネルギー源と連結する前記本体の外部に延びる接続部を有するアンテナとを備え、
・前記本体は、光放射口が固体の半透明材料のプラズマ坩堝であり、
・前記ファラデーケージは、前記プラズマ坩堝から出てくる光を少なくとも部分的に透過し、
・前記密閉されたボイド内のプラズマからの光が前記プラズマ坩堝を透過し、前記ファラデーケージを介して光が放射可能なように構成されることを特徴とすることが記載されている。
【0006】
本願で使用している用語で、
・「半透明」とは、半透明とされている物の材料が透明または半透明を意味する
・「プラズマ坩堝」とは、プラズマを閉じ込める密封体であり、ボイドの充填材がアンテナからのマイクロ波エネルギーによって励起された時はそのボイド内を意味する。
・「ファラデーケージ」とは、電磁放射線を閉じ込める導電性の容器であり、マイクロ波等の動作周波数において電磁波をほとんど透過させないものを意味する。
【0007】
本願では、「ファラデーケージ」を上記説明したような意味で使用するが、マイクロ波を閉じ込めることに限定されることなく、上記で定義したような高周波数帯が動作周波数であるような電磁波を閉じ込めてもよい。また、本願では、「プラズマ坩堝」という用語は使用しない。
【0008】
プラズマは、導波管及び遅波構造における進行波によって生成可能であり、いわゆる進行波放電(TWD: Traveling Wave Discharges)と呼ばれる。照明目的において、この種の放電の1つである表面波放電(SWD: Surface Wave Discharge)は、有望な技術であるとして、これまでに数多くの検証がなされてきた。これは伝搬表面波放電であり、この種の放電は文献において周知となっている。電磁エネルギーによりプラズマが生成され、そのプラズマ自体が構造体となり、その構造体に沿って波が伝搬する。実用化されている表面波放電(SWD)の照射機器としては、サーファトロンがある。サーファトロンは、200MHz〜2.45GHZの周波数レンジを越えて使用され得る広域帯構造であり、高周波(HF)エネルギーの90%を越える部分がプラズマに結合されるような非常に高いエネルギー結合効率を達成できる特性を有している。サーファトロンにより発生する表面波放電(SWD)は、照明用途として提案されているが、これらは低圧放電向けである。表面波放電(SWD)の主な用途は、集積回路製造プロセス用に、大気圧より低い圧力から大気圧の大容量プラズマまでである。高圧の照明用途では、ドローバックがある。プラズマの容量は、プラズマの圧力及び出力に非常に左右される。2〜3気圧における400ワット未満の出力では、非常に大きなプラズマが発生構造体内部に含まれる。この場合、不透明な材料を用いた既存のサーファトロン装置を使用すると、プラズマ光をほとんど得ることができません。
【0009】
代表的なサーファトロンの構造を図1に図式的に示す。サーファトロン1は、2つの金属シリンダー2,3からなる高周波構造を有する。サーファトロン1では、この2つの金属シリンダー2,3が、一端を短絡回路5で終端され他端を環状ギャップ(circular gap)で終端された同軸伝送線路4の一部を形成する構成を有する。環状ギャップに広がる高周波電場は、方位角的に対称表面波を励起して、シリンダー内部に同軸に配置された誘電管8内の励起物質のプラズマ柱7を維持することができる。同軸かつシリンダー状の容量性結合器9は、シリンダー2,3の間に位置し、外側シリンダーを通り抜けて外部に延びる接続部10を有する。接続部10は、入力伝送線路に結合される。プレートと金属シリンダーの内側との間にキャパシタンスを形成するために、当該プレートは縁側の電導部に取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】国際出願第PCT/GB2008/003829号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、性能が向上した光源を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明によると、高周波エネルギーにより動作する光源を提供し、
その光源は
・密閉されたボイドを有し、半透明な材料の収納容器と、
・前記密閉されたボイド内において高周波エネルギーで励起され光放射プラズマを生成する物質であって、前記密閉されたボイド内に充填された当該物質からなる充填材と、
・前記収納容器を取り囲むことでマイクロ波を閉じ込め、プラズマ坩堝から出てくる光を少なくとも部分的に透過するファラデーケージと、前記ファラデーケージが2つの端部と、前記2つの端部間に外側スリーブとを有し、
・前記ファラデーケージ内部に配置され、高周波エネルギー誘導プラズマを前記充填材に伝送するアンテナと、前記アンテナが高周波エネルギー源と連結する前記ファラデーケージの外部に延びる接続部とを備え、
・高周波エネルギー障壁のシリンダー状内側スリーブが、該内側スリーブとの間に空間を有する前記外側スリーブの内部に配置され、
・前記内側スリーブは、部分的に前記光が通過できるようになっており、前記内側スリーブの一端において前記ファラデーケージの一端が電気的に接続され、前記内側スリーブの他端において前記ファラデーケージの他端により励起用ギャップが規定され、
・前記収納容器は、前記内側スリーブ内部に配置され、
・前記アンテナは、前記内側スリーブと前記外側スリーブとの間に配置されることにより、前記アンテナを介して前記内側スリーブと前記外側スリーブとの間に誘導された高周波エネルギーが、前記ギャップを通じて前記内側スリーブ内に照射されることで前記プラズマが励起されて、前記光源から前記内側スリーブ及び前記外側スリーブを介して前記光が放射されることを特徴とする。
【0013】
内側スリーブと外側スリーブとの間の空間を固体物質が存在しない状態にすることも可能であるが、これらの間の空間は、半透明かつ固体の誘電物質が少なくとも部分的に充填されていることが好ましい。好適な実施形態では、この空間はほぼ石英で充填されているのがよい。
【0014】
また、内側スリーブの断面積をボイドの収納容器の断面積より大きくして、その間の空間に固体物質が存在しない状態にしてもよい。しかしながら、その間の空間は、半透明な固体誘電物質で充填されているのが好ましい。以下のようないくつかの構成が可能である。
・内側スリーブの断面積をボイドの収納容器の断面積より大きくして、その間の空間に半透明な固体誘電物質が充填された構成。
・ボイドの収納容器が充填材が含む電球であり、この電球が内側スリーブ内部の半透明な固体誘電物質体の穿孔に収納されている構成。好適には、電球が誘電物質体の穿孔を埋めるように取り付けられるのがよい。また、電球は、穿孔から放射状に空間を設けて、誘電物質体の穿孔に取り付けられてもよい。
・内側スリーブの断面積をボイドの収納容器の断面積とほぼ同じにして、ボイドを収納容器の穿孔として、そのボイドの両端を密封する構成。
好ましくは、ボイドが内側スリーブの励起用ギャップ側の端に位置するのがよい。
【0015】
好適な実施形態では、
・半透明な固体誘電体物質は内側スリーブ内部にあり、内側スリーブと外側スリーブとの間は内側スリーブの厚みにより隔てられているが、励起用ギャップにおいてのみ接している。
・内側スリーブ及び外側スリーブは、金属製で網状である。
・外側スリーブは無孔の周縁を有し、当該周縁を介して光源は、ファラデーケージの一端となるメタルキャリア(metallic carrier)に固定される。
【0016】
本発明の理解を促進するため、具体的な実施形態を実施例及びそれに関する図面を用いて説明する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】従来のサーファトロンの垂直断面図の略図である。
図2】本発明の光源の垂直断面図の略図である。
図3図2の光源の変形例の図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
図2を参照すると、高周波エネルギー、具体的には433MHzのエネルギーにより動作する光源11の概略図が示されている。
この光源11は、
・長さ32mm、直径16mmのシリンダー状をした石英ガラス製の中央体12を備える。
・中央体12に結合する管残部(tube vestige)15を介して内部が真空にされ、この管残部15により密封されるボイド14を備える。このボイド14は、中央体12に長さ10mm、口径4mmで形成される。
・ボイド14内において高周波エネルギーで励起され光放射プラズマを生成する物質であって、ボイド14に充填された当該物質からなる充填材16を備える。代表的な充填材としては、不活性ガス雰囲気中における金属ハロゲン化物である。
・メタルパンチ製のシムであって、励起用ギャップ(launching gap)18を設けるために、中央体12の長手方向に沿ってボイド14の端部から2.5mm以内の位置まで延びた内側スリーブ17を備える。この内側スリーブ17は、中央体12の内部側の端、即ち中央体12の他端の全体に渡って広がる横長端部19を有する。
・内側スリーブ17が滑り嵌めするような長さ32mmの内部穴21が形成され、内側スリーブ17に中央体12が取り付けられるようになされた石英ガラス製の外側シリンダー20を備える。それにより、2つの石英ガラス製の構成要素である中央体12及び外側シリンダー20の間において、電磁気的に無視できる細い隙間である励起用ギャップ18が形成される。この外側シリンダー20は、外径81mmである。
・外側シリンダー20を取り囲み、シリンダー状の中央体12及び外側シリンダー20のボイド14側の端部と管残部15用の開口部24との同一平面全体に渡って広がる端部23を有する、メタルパンチである外側スリーブ22を備える。この外側スリーブ22は、2つの石英ガラス製の構成要素の同一平面な他端を過ぎて、アルミ製キャリア26に突出するスカート25を有する。この場合、キャリア26に対し石英ガラス製の構成要素を保持するために、既知の手段により固定される。これにより、外側スリーブ22は、端部23及びキャリア26を有することで、石英ガラス製の構成要素及びボイド14の周りにファラデーケージを形成する。
・キャリア26から絶縁され、このキャリア26から石英ガラス製の外側シリンダー20の穿孔28に延びるアンテナ27を備える。このアンテナ27は、パンチメタルである内側及び外側スリーブ17,22で形成される同軸導波管に高周波放射を導入する。これらのミシン目は、内側及び外側スリーブ17,20が高周波放射に対して不透明となり、その内部に高周波放射を閉じ込めようとするものであるが、それと同時に内側及び外側スリーブ17,20に光透過性を有するようにするものである。これにより、プラズマ光は、内側及び外側スリーブ17,22を透過できる。キャリア26内のアンテナ部分は、図示しない高周波エネルギー源に接続される接続部を有する。
【0019】
内側スリーブ17の他側端部19ではキャリア26に接地されており、それと同様に、外側スリーブ20でも端部23によりキャリア26に接地されている。そのため、、内側スリーブ17の一側端部とファラデーケージの端部との間に、励起用ギャップ18が高周波エネルギーをボイド14に照射し得るように形成され、ボイド内のプラズを励起及び維持する。プラズマ光は、石英ガラス内を通り抜け、内側及び外側スリーブ17,22及び他側端部19に設けられたミシン目の穴から通り抜ける。その結果、光源から光が放射される。
【0020】
図3に示された変形例では、ファラデーケージである外側スリーブ22を介して光源から光束が放射されるように、一般的には、内側スリーブ17が10mmほど短く、そのため励起用ギャップ18が10mmほど幅広となっている。
【符号の説明】
【0021】
11 光源
12 中央体
14 ボイド
16 充填材
17 内側スリーブ
18 励起用ギャップ
19 他側端部
20 外側シリンダー
22 外側スリーブ
23 端部
24 開口部
26 キャリア
27 アンテナ
図1
図2
図3