(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5845542
(24)【登録日】2015年12月4日
(45)【発行日】2016年1月20日
(54)【発明の名称】露光用LED光源モジュール、露光用LED光源装置及び露光用LED光源装置管理システム
(51)【国際特許分類】
G03F 7/20 20060101AFI20151224BHJP
F21V 8/00 20060101ALI20151224BHJP
【FI】
G03F7/20 501
G03F7/20 521
F21V8/00 310
F21V8/00 320
F21V8/00 350
【請求項の数】9
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2014-510267(P2014-510267)
(86)(22)【出願日】2012年10月17日
(65)【公表番号】特表2014-519053(P2014-519053A)
(43)【公表日】2014年8月7日
(86)【国際出願番号】KR2012008498
(87)【国際公開番号】WO2013058552
(87)【国際公開日】20130425
【審査請求日】2013年11月12日
(31)【優先権主張番号】10-2011-0106834
(32)【優先日】2011年10月19日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】513280843
【氏名又は名称】インフィテック. カンパニー、 リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100071054
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 高久
(72)【発明者】
【氏名】イ、ジェギョン
(72)【発明者】
【氏名】オ、ソヨン
(72)【発明者】
【氏名】シム、ヒョンチャン
(72)【発明者】
【氏名】ユン、ドンギル
(72)【発明者】
【氏名】キム、ドンヨン
(72)【発明者】
【氏名】イム、サンギュン
(72)【発明者】
【氏名】チョン、ソンヨン
(72)【発明者】
【氏名】ソ、ジェイン
(72)【発明者】
【氏名】パク、ジョンシク
(72)【発明者】
【氏名】チェ、ファンヨン
(72)【発明者】
【氏名】シン、ミソン
(72)【発明者】
【氏名】キム、ハニョン
【審査官】
植木 隆和
(56)【参考文献】
【文献】
特開2005−353927(JP,A)
【文献】
特開2004−111377(JP,A)
【文献】
特開2001−135560(JP,A)
【文献】
特開2007−194583(JP,A)
【文献】
特開2000−260684(JP,A)
【文献】
国際公開第2004/077533(WO,A1)
【文献】
特開2007−292999(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/027
G03F 7/20
G02B 26/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
供給電流に応じて強度が制御された光を発生させる一つ以上のLEDと、前記LEDで発生する光の転写パターンを決定するためのマスクと、前記LEDで発生した熱を放熱する複数の放熱ピンを外周面に形成した鏡筒と、前記LEDと前記マスクの間に位置して、前記LEDで発生した光の出力及び均一度調整のために調節可能な複数のレンズで構成される集光光学系をそれぞれ含む複数個の露光用LED光源ユニットと、
前記LEDから発生する光によって露光される露光領域の模様を決定する端面を有し、前記複数個のLED光源ユニットから放射される光を統合し、前記統合された光のプロファイルを均一に整列して前記端面の形態で放出するロッドレンズ(Rod lens)と、
前記複数個のLED光源ユニットから放出される光をそれぞれ前記ロッドレンズに伝達する光ファイバと、
前記ロッドレンズから放出される光を受ける受光レンズと、前記受光レンズで受けた光を前記露光領域に集める集光レンズとを収容して、前記ロッドレンズから放出される光が前記露光領域に到達するようにガイドするガイドレンズ系と
を含み、
前記LEDと前記マスクと前記集光光学系とが、それぞれ分離及び組立ての可能なことを特徴とする、露光用LED光源モジュール。
【請求項2】
前記露光用LED光源モジュールは、
前記複数個の露光用LED光源ユニットと、前記ロッドレンズ及び前記ガイドレンズ系がそれぞれ分離及び組立てが可能なことを特徴とする、請求項1に記載の露光用LED光源モジュール。
【請求項3】
前記ガイドレンズ系は、
前記受光レンズと前記集光レンズの距離を調節して前記露光領域の大きさ及び光密度を変更することを特徴とする、請求項1に記載の露光用LED光源モジュール。
【請求項4】
前記ガイドレンズ系は、
前記集光レンズで集光された光の強度を調節する絞りと、
前記露光領域に到達する光の転写パターンを決定するためのマスクと
をさらに備えたことを特徴とする、請求項3に記載の露光用LED光源モジュール。
【請求項5】
供給電流に応じて強度が制御された光を発生させる一つ以上のLEDと、前記LEDで発生する光の転写パターンを決定するためのマスクと、前記LEDで発生した熱を放熱する複数の放熱ピンを外周面に形成した鏡筒と、前記LEDと前記マスクの間に位置して、前記LEDで発生した光の出力及び均一度調整のために調節可能な複数のレンズで構成される集光光学系をそれぞれ含む複数個のLED光源ユニットと、前記LEDから発生する光によって露光される露光領域の模様を決定する端面を有し、前記複数個のLED光源ユニットから放射される光を統合し、前記統合された光のプロファイルを均一に整列して前記端面の形態で放出するロッドレンズ(Rod lens)と、前記複数個のLED光源ユニットから放出される光をそれぞれ前記ロッドレンズに伝達する光ファイバと、前記ロッドレンズから放出される光を受ける受光レンズ及び前記受光レンズで受けた光を前記露光領域に集める集光レンズとを収容して、前記ロッドレンズから放出される光が前記露光領域に到達するようにガイドするガイドレンズ系とを含むLED光源モジュールと、
前記LED光源モジュールの前記複数個のLED光源ユニットに供給される電流の大きさをそれぞれ制御して前記露光領域に到達する光の強度を決定し、前記電流の供給及び中断を制御する制御部と、
前記制御部の制御によって前記複数個のLED光源ユニットに電流を供給する電源供給部と、
前記LED光源モジュールのそれぞれの動作状態及び供給電流値を使用者に表示する表示部と、
前記複数個のLED光源ユニットに供給される電流の大きさを制御するように前記制御部に使用者の外部命令を入力するキー操作部と
を含み、
前記LEDと前記マスクと前記集光光学系とが、それぞれ分離及び組立ての可能なことを特徴とする、露光用LED光源装置。
【請求項6】
前記LED光源モジュールそれぞれの動作状態及び供給電流値を外部の運用端末に伝送し、前記運用端末を利用した管理者の操作命令を受信するための第1通信部をさらに含むことを特徴とする、請求項5に記載の露光用LED光源装置。
【請求項7】
露光装備の状況に応じて前記複数個のLED光源ユニットに供給される電流を供給及び中断するように前記露光装備から装備状態信号を受信する第2通信部をさらに備えることを特徴とする、請求項5に記載の露光用LED光源装置。
【請求項8】
供給電流に応じて強度が制御された光を発生させる一つ以上のLEDと、前記LEDで発生する光の転写パターンを決定するためのマスクと、前記LEDで発生した熱を放熱する複数の放熱ピンを外周面に形成した鏡筒と、前記LEDと前記マスクの間に位置して、前記LEDで発生した光の出力及び均一度調整のために調節可能な複数のレンズで構成される集光光学系をそれぞれ含む複数個のLED光源ユニットと、前記LEDから発生する光によって露光される露光領域の模様を決定する端面を有し、前記複数個のLED光源ユニットから放射される光を統合し、前記統合された光のプロファイルを均一に整列して前記端面の形態で放出するロッドレンズ(Rod lens)と、前記複数個のLED光源ユニットから放出される光をそれぞれ前記ロッドレンズに伝達する光ファイバと、前記ロッドレンズから放出される光を受ける受光レンズ及び前記受光レンズで受けた光を前記露光領域に集める集光レンズとを収容して、前記ロッドレンズから放出される光が前記露光領域に到達するようにガイドするガイドレンズ系とを含むLED光源モジュールと、前記LED光源モジュールの前記複数個のLED光源ユニットに供給される電流の大きさをそれぞれ制御して前記露光領域に到達する光の強度を決定し、前記電流の供給及び中断を制御する制御部と、前記制御部の制御によって前記複数個のLED光源ユニットに電流を供給する電源供給部と、前記LED光源モジュールのそれぞれの動作状態及び供給電流値を使用者に表示する表示部と、前記複数個のLED光源ユニットに供給される電流の大きさを制御するように前記制御部に使用者の外部命令を入力するキー操作部、及び前記LED光源モジュールそれぞれの動作状態及び供給電流値を外部に伝送する第1通信部を含む露光用LED光源装置と、
多数の露光装備にそれぞれ設置される前記露光用LED光源装置を有/無線通信網を介して遠隔で統合制御及び管理する中央管理サーバと
を含み、
前記LEDと前記マスクと前記集光光学系とが、それぞれ分離及び組立ての可能なことを特徴とする、露光用LED光源装置管理システム。
【請求項9】
前記露光用LED光源装置の前記第1通信部から送信された前記LED光源モジュールそれぞれの動作状態及び供給電流値を表示する表示手段と、前記LED光源モジュールそれぞれの動作状態に応じて前記LED光源モジュールそれぞれの供給電流値を管理者が設定できるように制御データ及び制御命令の入力を受ける入力手段と、前記入力手段から入力された制御データ及び制御命令に従って前記露光用LED光源装置を離隔した位置で制御する制御手段を備え、前記露光用LED光源装置に1:1に接続され前記有/無線通信網を介して前記中央管理サーバに前記露光用LED光源装置を遠隔接続させる運用端末とをさらに含むことを特徴とする、請求項8に記載のLED光源装置管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体ウエハ又はディスプレイパネルの露光用光源装置に関する。特に、半導体ウエハ、ディスプレイパネル等、多様な大きさと種類の露光対象物及び多様な性質のフォトレジスト(Photo resist、PR)を一つの光源で露光することができるように、LED(Light Emitting Diode)を光源とする光源ユニットを多数個含む単一光源モジュールを提供し、これを効率的に制御及び管理することができる装置及び管理システムを提供することにより、露光光源の強度を細密かつ簡便に調節して、露光対象物を正確かつ早く露光することができ、障害に対する迅速かつ簡便な処理が可能な露光用LED光源モジュール、露光用LED光源装置、及び露光用LED光源装置管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
半導体(Semiconductor)に使用されるウエハ(Wafer)及びPDP(Plasma Display Panel)、LCD(liquid Crystal Display)等の平板ディスプレイ装置(Flat panel Display:FPD)に使用される基板の製造工程において、ウエハ及び基板の縁にコーティングされたPRを選択的に除去する露光作業は、ウエハ及び基板等の露光対象物をハンドリングするために縁にコーティングされたPRを除去する前処理工程と、PRを選択的に除去して微細パターンを形成するフォトリソグラフィ工程等がある。
【0003】
このようなウエハや基板の露光のための光源には、超高圧水銀ランプ、ハロゲンランプをはじめとして最近はLED(Light Emitting Diode)等が使用されている。
【0004】
このうち、超高圧水銀ランプ、ハロゲンランプ等の従来の露光用光源は、高圧のガスを充填し、高電圧の陽極と陰極を供給して起きるアーク放電によって露光用の光を発生させる。
【0005】
ウエハ及び基板の縁を露光するためには、必要なだけの一定の幅を正確に露光するための均一なプロファイルを有する光が露光領域に提供されなければならず、同様に、微細パターンを形成するためには、均一なプロファイルと共に十分な強度を有する光が最小限の時間提供されなければならない。
【0006】
しかし超高圧水銀ランプ、ハロゲンランプ等のような従来の光源は、製造工程の特性上、24時間持続的にオン状態を維持しなければならないのに、ランプの寿命が短いため頻繁に定期的に交換しなければならない問題点がある。特に、このようなランプの交換は、生産ラインを停止させた状態で約1時間程度が所要されるため、製品製造の収率を著しく低下させるようになる。
【0007】
また、水銀ランプ等を放電させるためには高電圧を必要とし、ランプのオン/オフ時に一定の発光強度の紫外線を放出するようになるまで時間がかかる問題点があった。
【0008】
また、水銀ランプは大きくて重いため、光源装置を露光のための位置から離隔した位置に配置しなければならず、これによって露光対象物が位置した露光位置までランプによる紫外線を集光して誘導するための光ケーブル等の多様な付属が必要なので費用が高価にならざるを得ない問題点もある。
【0009】
さらに、ランプに使用される水銀が人体に有害な物質であるオゾン(O3)を発生させて製造ラインの作業環境を悪化させ、ランプが高温高圧状態で稼動するため、より高い爆発のおそれが常にあり、寿命が尽きた水銀ランプの交換及び廃棄の際には、水銀のような環境汚染物質に対する処理が難しいという問題点も誘発される。
【0010】
したがって、最近はLEDを光源として利用した露光装置が開発されているが、大韓民国登録特許第10−0960083号(2010年5月19日登録)及び公開特許第10−2011−0058501号(2011年6月1日公開)等に、露光用LED及びこれを利用した露光用光源装置についての技術が開示されている。
【0011】
先行技術によれば、従来の水銀ランプ等を利用した技術に比べて、露光用紫外線ランプの寿命を向上させることにより、露光用紫外線ランプの交換に伴う所要費用を節減し、露光用紫外線ランプの交換時に工程ラインを一定時間止めなければならない等の損失を防止することができるようにLEDを光源として使用している。
【0012】
しかし、このような最近のLEDを光源とする露光用光源装置は、半導体ウエハのエッジ部を露光する場合と、ディスプレイ用基板の縁及び微細パターンを露光するにおいて、供給されるべき光の強度が互いに異なり、要求される波長が使用されたPRによって多様であるため、露光対象物とPRに応じて別個の光源装置を使用しなければならない不便さがある。
【0013】
また、前述の先行技術のうちの一部では、PCB基板にLED素子を配列し、LEDから発生する不安定な光源を均一に変化させるためにフライアイレンズを使用しているが、このように、アレイ形態のLED素子群によって発生する光源は、それぞれのLED素子の発生する光が相互の間に干渉を起こしてプロファイルが均一でない光を発生させる問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
したがって、前述のように、従来の水銀ランプ等を利用した露光用光源装置の問題点を解決し、最近のLEDを光源として利用した露光用光源装置の問題点を改善するために本発明を創案することになった。
【0015】
このための本発明の目的は、半導体ウエハ、ディスプレイパネル等の多様な大きさと種類の露光対象物、及び多様な性質のPRを一つの光源で露光することができる露光用LED光源モジュールを提供することにある。
【0016】
また、本発明の他の目的は、半導体ウエハ、ディスプレイパネル等の多様な大きさと種類の露光対象物、及び多様な性質のPRを一つの光源で露光することができるように、LEDを光源とする光源ユニットを多数個含む単一光源モジュールを効率的に制御して露光光源の強度を細密かつ簡便に調節することにより、露光対象物を正確かつ早く露光することができる露光用LED光源装置を提供することにある。
【0017】
また、本発明のまた他の目的は、ウエハ、ディスプレイパネル等の多様な大きさと種類の露光対象物、及び多様な性質のPRを一つの光源で露光することができるように、LEDを光源とする光源ユニットを多数個含む単一光源モジュールを効率的に制御する露光用LED光源装置を遠隔で統合的に制御及び管理し、異常発生の際に迅速かつ簡便に処理することができる露光用LED光源装置管理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0018】
上述した課題を達成するための本発明による露光用LED光源モジュールは、供給電流に応じて強度が制御された光を発生させる一つ以上のLED(Light Emitting Diode)を含む一つ以上の露光用LED光源ユニットと、前記LEDから発生する光によって露光される露光領域の模様を決定する端面を有し、前記LED光源ユニットから放射される光を統合し、前記統合された光のプロファイルを均一に整列して前記端面の形態で放出するロッドレンズ(Rod lens)とを含むことを特徴とする。
【0019】
この際、本発明による露光用LED光源モジュールの前記露光用LED光源ユニットは、前記一つ以上のLED光源ユニットから放出される光をそれぞれ前記ロッドレンズに伝達する光ファイバをさらに含むことを特徴とする。
【0020】
また、本発明による露光用LED光源モジュールの前記露光用LED光源ユニットは、前記ロッドレンズから放出される光を受ける受光レンズと、前記受光レンズで受けた光を前記露光領域に集める集光レンズとを収容して、前記ロッドレンズから放出される光が前記露光領域に到達するようにガイドするガイドレンズ系をさらに含むことを特徴とする。
【0021】
また、本発明による露光用LED光源モジュールの前記露光用LED光源ユニットは、前記LEDと、前記LEDで発生した光の転写パターンを決定するスリットが形成されたマスクを収容し、前記LEDで発生した熱を放熱する複数の放熱ピンを外周面に形成した鏡筒と、前記LEDと前記マスクの間に位置して、前記LEDで発生した光を集光する複数のレンズで構成される集光光学系とをさらに含むことを特徴とする。
【0022】
また、本発明による露光用LED光源モジュールは、前記一つ以上の露光用LED光源ユニットと、前記ロッドレンズ及び前記ガイドレンズ系とがそれぞれ分離及び組立てが可能なことを特徴とする。
【0023】
また、本発明による露光用LED光源モジュールの前記ガイドレンズ系は、前記受光レンズと前記集光レンズの距離を調節して前記露光領域の大きさ及び光密度を変更することを特徴とする。
【0024】
この際、本発明による露光用LED光源モジュールの前記ガイドレンズ系は、前記集光レンズで集光された光の強度を調節する絞りをさらに備えることを特徴とする。
【0025】
また、上述した課題を達成するための本発明による露光用LED光源装置は、供給電流に応じて強度が制御された光を発生させる一つ以上のLED(Light Emitting Diode)を含む一つ以上のLED光源ユニットと、前記LEDから発生する光によって露光される露光領域の模様を決定する端面を有し、前記LED光源ユニットから放射される光を統合し、前記統合された光のプロファイルを均一に整列して前記端面の形態で放出するロッドレンズ(Rod lens)とを含むLED光源モジュールと、前記LED光源モジュールの前記LED光源ユニットに供給される電流の大きさをそれぞれ制御して前記露光領域に到達する光の強度を決定し、前記電流の供給及び中断を制御する制御部と、前記制御部の制御によって前記LED光源ユニットに電流を供給する電源供給部と、前記LED光源モジュールのそれぞれの動作状態及び供給電流値を使用者に表示する表示部と、前記LED光源ユニットに供給される電流の大きさを制御するように前記制御部に使用者の外部命令を入力するキー操作部とを含むことを特徴とする。
【0026】
この際、本発明による露光用LED光源装置は、前記LED光源モジュールそれぞれの動作状態及び供給電流値を外部の運用端末に伝送し、前記運用端末を利用した管理者の操作命令を受信するための第1通信部をさらに含むことを特徴とする。
【0027】
また、本発明による露光用LED光源装置は、露光装備の状況に応じて前記LED光源ユニットに供給される電流を供給及び中断するように前記露光装備から装備状態信号を受信する第2通信部をさらに備えることを特徴とする。
【0028】
また、上述した課題を達成するための本発明による露光用LED光源装置管理システムは、供給電流に応じて強度が制御された光を発生させる一つ以上のLED(Light Emitting Diode)を含む一つ以上のLED光源ユニットと、前記LEDから発生する光によって露光される露光領域の模様を決定する端面を有し、前記LED光源ユニットから放射される光を統合し、前記統合された光のプロファイルを均一に整列して前記端面の形態で放出するロッドレンズ(Rod lens)とを含むLED光源モジュールと、前記LED光源モジュールの前記LED光源ユニットに供給される電流の大きさをそれぞれ制御して前記露光領域に到達する光の強度を決定し、前記電流の供給及び中断を制御する制御部と、前記制御部の制御によって前記LED光源ユニットに電流を供給する電源供給部と、前記LED光源モジュールのそれぞれの動作状態及び供給電流値を使用者に表示する表示部と、前記LED光源ユニットに供給される電流の大きさを制御するように前記制御部に使用者の外部命令を入力するキー操作部、及び前記LED光源モジュールそれぞれの動作状態及び供給電流値を外部に伝送する第1通信部を含む露光用LED光源装置と、多数の露光装備にそれぞれ設置される前記露光用LED光源装置を有/無線通信網を介して遠隔で統合制御及び管理する中央管理サーバとを含むことを特徴とする。
【0029】
この際、本発明による露光用LED光源装置管理システムは、前記露光用LED光源装置の前記第1通信部から伝送された前記LED光源モジュールそれぞれの動作状態及び供給電流値を表示する表示手段と、前記LED光源モジュールそれぞれの動作状態に応じて前記LED光源モジュールそれぞれの供給電流値を管理者が設定できるように制御データ及び制御命令の入力を受ける入力手段と、前記入力手段から入力された制御データ及び制御命令に従って前記露光用LED光源装置を離隔した位置で制御する制御手段を備え、前記露光用LED光源装置に1:1で接続され前記有/無線通信網を介して前記中央管理サーバに前記露光用LED光源装置を遠隔接続させる運用端末とをさらに含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0030】
上述したように、本発明は、従来の水銀ランプより寿命が長く、大きさが小さくて軽く、低価で、使用が簡便な長所がある。
【0031】
また、本発明は、LED光源ユニットが分離及び組立てが可能であるため、光源の迅速な交換が可能で、交換が必要な部分だけ交換することにより所要費用を節減する効果がある。
【0032】
これにより、本発明は、交換周期が長く、必要な際に迅速な交換が可能なだけでなく、多数のLED光源ユニットを単一LED光源にモジュール化することにより、工程ラインを止めなくとも障害処理が可能な長所があり、工程ラインを停止させることに伴う損失を防止することができる。
【0033】
また、本発明は、半導体ウエハ、ディスプレイパネル等の多様な大きさと種類の露光対象物、及び多様な性質のPRを単一光源モジュールで露光することができる長所がある。
【0034】
また、本発明は、LED光源の露光強度を細密かつ簡便に調節することができるため、露光対象物を正確かつ早く露光することができる長所がある。
【0035】
また、本発明は、露光用LED光源装置を遠隔で統合的に制御及び管理することにより、障害に対する迅速かつ簡便な処理が可能な長所がある。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【
図1】本発明による露光用LED光源装置管理システムのブロック構成図である。
【
図2】本発明による露光用LED光源装置のブロック構成図である。
【
図3】本発明による露光用LED光源モジュールのブロック構成図である。
【
図4】
図3の露光用LED光源モジュールの斜視図である。
【
図5】
図4の露光用LED光源モジュールの分離斜視図である。
【
図6a】
図5の露光用LED光源モジュールの各分離部の断面図である。
【
図6b】
図5の露光用LED光源モジュールの各分離部の断面図である。
【
図6c】
図5の露光用LED光源モジュールの各分離部の断面図である。
【
図7】
図6aの光源部の他の実施例を示した斜視図である。
【
図8】本発明による露光用LED光源ユニットの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
以下、本発明の望ましい実施例の詳細な説明を、添付された図面を参照して説明する。図面のうち同一な構成は、可能な限りどの図でも同一の符号で示していることに留意しなければならない。下記の説明で具体的な特定事項が示されているが、これは本発明のより全般的な理解を助けるために提供されたものである。そして本発明を説明するにおいて、関連する公知技能あるいは構成についての具体的な説明が、本発明の要旨を不要に不明瞭にし得ると判断される場合、その詳細な説明は省略する。
【0038】
後述の詳細な説明では、上述した技術的課題をなすための本発明において代表的な実施例を提示する。また、本発明の説明の便宜のために、実施例に使用されるLEDの個数、LEDの駆動に使用される電圧、電流及び周波数を一定範囲内に限定して説明するが、このような個数及び数値の限定が本発明の範囲を限定するものではなく、類似の技術的背景を有する場合、該当回路の状況に適切に変形して適用可能なことは勿論である。
【0039】
図1は本発明による露光用LED光源装置管理システムのブロック構成図であり、まず
図1を参照して本発明による露光用LED光源装置管理システムの全体構成について説明する。
【0040】
図1に示されたように、本発明による露光用LED光源装置管理システムは、露光対象物10を露光する露光装備20それぞれに設置されている、本発明による露光用LED光源モジュール110を含む露光用LED光源装置100と、この露光用LED光源装置100を個別的に制御、管理及び運用する運用端末200及び、有/無線ネットワーク30を介して遠隔地で露光用LED光源装置100を全体的に管理する中央管理サーバ300とを含む。
【0041】
前記露光対象物10は、多様な大きさと種類の半導体ウエハ及びディスプレイパネル等がなることができる。前記露光対象物10は、フォトレジストリ工程によってPR膜が塗布された半導体ウエハ又はディスプレイパネルである。
【0042】
前記露光装備20は、前記露光対象物10の表面に塗布されたArF PR、DUV PR、I−Line PR等の多様なPRを除去するのに使用される露光機であって、下記で
図2を参照して詳しく説明する本発明による露光用LED光源装置100がそれぞれ配置されて露光対象物10を露光する。
【0043】
前記運用端末200は、PC形態のコンピューター端末又は現場管理者の携帯型モバイル端末がなることができ、露光用LED光源装置100にそれぞれ有無線連結される。
【0044】
前記運用端末200は、対応する露光用LED光源装置100から伝送された自身のLED光源モジュール110それぞれの動作状態及び供給電流値を表示するモニター等の表示手段を備える。また、運用端末200は、対応するLED光源装置100のLED光源モジュール110それぞれの動作状態に応じてLED光源モジュール110それぞれの供給電流値を管理者が設定することができるように、制御データ及び制御命令の入力を受けるキーボード等のような入力手段を備える。これによって、運用端末200は制御手段を備えて、入力手段から入力された制御データ及び制御命令に従って露光用LED光源装置100を離隔した位置で制御する。前記運用端末200は、本発明による露光用LED光源装置100それぞれに1:1で接続され、前記有/無線ネットワーク30を介して中央管理サーバ300に対応する露光用LED光源装置100を遠隔接続させる。一方、前記運用端末200は選択的に使用されることができ、運用端末200が使用されない場合には、前記露光用LED光源装置100が直接有/無線ネットワーク30を介して前記中央管理サーバ300に接続する。
【0045】
前記中央管理サーバ300は、有/無線ネットワーク30を介して接続された運用端末200及び露光用LED光源装置100を統合的に制御及び管理して、管理者が多数の露光用LED光源装置100を遠隔地からでも総合的に状態を把握して障害を管理できるように使用者インターフェースを提供する。
【0046】
本発明による前記露光用LED光源装置100の詳細な構成を
図2に示した。
図2は、本発明による露光用LED光源装置のブロック構成図で、図示されたように、装置の構成部を全体的に制御する制御部120と、前記制御部120の制御によって露光対象物10を露光する露光用LED光源モジュール110と、前記制御部120の制御によって前記露光用LED光源モジュール110に指定された電流を供給する電源供給部130と、前記LED光源モジュール110のそれぞれの動作状態及び供給電流値を使用者に表示する表示部140と、前記LED光源モジュール110に供給される電流の大きさを制御するように前記制御部120に使用者の外部命令を入力するキー操作部150と、前記LED光源モジュール110それぞれの動作状態及び供給電流値を外部の運用端末200に伝送し、前記運用端末200を利用した管理者の操作命令を受信するための第1通信部160、及び露光装備20の状況に応じて前記LED光源モジュール110に供給される電流を供給及び中断するように前記露光装備20から装備状態信号を受信する第2通信部170とを含む。
【0047】
前記露光用LED光源モジュール110は、電源供給部130の供給電流に応じて強度が制御された光を発生させる一つ以上のLED(Light Emitting Diode)を含む一つ以上のLED光源ユニットを含む。前記露光用LED光源モジュール110については、下記で
図3を参照して詳しく説明する。
【0048】
前記制御部120は、前記露光用LED光源モジュール110のLED光源ユニット111に供給される電流の大きさをそれぞれ制御して、露光対象物10の露光領域に到達する光の強度を決定し、前記電源供給部130を制御して電流の供給及び中断を制御する。
【0049】
制御部120は、露光装備20から入力される露光用LED光源モジュール110のオン/オフ制御命令又は露光対象物10に照射される光源の強度測定結果を受信して、露光用LED光源モジュール110をオン/オフしたり強度を調節するためのPWM信号を生成して出力する。
【0050】
前記第1通信部160は、露光装備20から印加される露光用LED光源モジュール110の制御命令又は測定結果を受信するために露光設備20と通信するために備えられたもので、D−sub、Idc、Gpib、Gpioポート等で具現されることができる。
【0051】
前記第2通信部170は、運営端末200からの露光用LED光源モジュール110制御命令を受信し、露光用LED光源モジュール110の動作に関する各種情報を運営端末200に伝送するためにRS232、RS485ポート等で具現されることができ、伝送された情報及びデータは、運営端末200に保存及び維持され、遠隔地の中央管理サーバ300に伝送される。
【0052】
前記キー操作部150は、一つ又は複数のキー又はタッチスクリーン等によってなり、露光用LED光源装置100のオン/オフ及び露光用LED光源モジュール110の個別的なオン/オフと、発生する光の強度制御のための操作を行う。
【0053】
前記表示部140は、前記キー操作部150によってなされた使用者の操作、露光用LED光源装置100の各構成部の動作状況、露光装備20からの制御命令等を視覚的に表示する。本発明の一実施例による前記表示部140は、LCDパネルだけではなく、緑色LED及び赤色LEDを含むことができ、いずれか一つ又は複数のLEDのオン/オフ、持続的な発光及び点滅に対する制御情報を表示することができる。
【0054】
図3は本発明による露光用LED光源モジュールのブロック構成図で、
図4は
図3の露光用LED光源モジュールの斜視図であり、
図5は
図4の露光用LED光源モジュールの分離斜視図である。また、
図6のaないしcは、
図5の露光用LED光源モジュールの各分離部の断面図で、
図7は
図6のaの光源部の他の実施例を示した斜視図である。
【0055】
以下
図3ないし
図7を参照すれば、まず
図3及び
図4に示されたように、本発明による露光用LED光源モジュール110は、その役割によって大きく光源部110a、レンズ部110b、及びマスク部110cに区分することができ、
図5に示されたように、分離及び結合が可能である。ここで、光ファイバ113は、LED光源ユニット111の変形によって省略可能であり、この場合LED光源ユニット111は、それぞれ個別的な多数のユニットで構成されず、必要な個数のLEDのみがロッドレンズ115に直接連結されてLEDで放出される光が直接ロッドレンズ115に入射する。
【0056】
まず、
図3に示されたように、本発明による露光用LED光源モジュール110を構成する光源部110aは、多数の露光用LED光源ユニット111と、光源部ボディー112内で多数の露光用LED光源ユニット111それぞれから放出される光を一つに集める多数の光ファイバ113(Optical Fiber)を含む。レンズ部110bは、ロッドレンズ114(Rod Lens)を含み、マスク部110cは、下記で
図6のcを参照して説明するガイドレンズ系(Guide Lens)を構成する。
図3に示した本発明による露光用LED光源モジュール110の結合及び分離斜視図を
図4及び
図5にそれぞれ示し、
図6のaないしcに露光用LED光源モジュール110の各分離部についての詳細な断面図を図示し、
図7に
図6のaに示した露光用LED光源モジュール110の光源部110aについての他の実施例を示した。
【0057】
本発明による露光用LED光源モジュール110の露光用LED光源ユニット111は、供給電流に応じて強度が制御された光を発生させる一つ以上のLED(Light Emitting Diode)を含む。前記露光用LED光源ユニット111についての詳細な説明は、
図8を参照して下記で詳しく説明する。
【0058】
まず
図6のaを参照すれば、光源部110aは多数の露光用LED光源ユニット111を上部に収容し、それぞれのユニットから放出される光を1ヶ所に集めるための光ファイバ113が光源部ボディー112に内蔵される。前記光源部110aは、
図7に示されたように、円形の光源部ボディー112で具現することもでき、多数の露光用LED光源ユニット111が円形に配置される。
【0059】
図6のbを参照すれば、ロッドレンズ114は、前記露光用LED光源ユニット111のLEDから発生する光によって露光される露光対象物10の露光領域の模様を決定する端面を有し、前記LED光源ユニット111から放射される光を統合して前記統合された光のプロファイルを均一に整列して前記端面の形態で放出する。前記ロッドレンズ114は均質化ロッド(Homogenizing rod)ともいい、端面が円形、三角形、四角形、六角形、両端の直径が互いに異なるテーパーとなった形態で多様な形態で使用され、光の全反射の原理を利用して中心が明るく周辺部が暗いLED光源を均一にする。
【0060】
すなわち、複数のLEDから出る光を直接又は前記光ファイバ113を使用して、1ヶ所で発光するもののように製作し、ロッドレンズ114を介して結像するようになれば、ファイバーコアを露光領域に結像するようになる。上述したテーパーとなったロッドレンズは、入射される光の発散角度を減らす効果を得ることができ、四角と六角のロッドレンズは、角度を減らす効果はないが光を混ぜる役割をすることができる。
【0061】
前記光ファイバ113は、前記一つ以上のLED光源ユニット111から放出される光をそれぞれ前記ロッドレンズ114に伝達する。光ファイバ113は、それぞれのLEDから放出される光を前記ロッドレンズ114に集光させるために光ファイバの束を利用する。これによって、アレイ形態のLEDで、LEDとLEDの間に存在するからの空間によって集光が難しかった問題点を解決して、放出される光を均一な一つの光源に集光させることができる。
【0062】
前記ガイド部110cは、ロッドレンズ114の出射面を露光対象物10の希望の露光領域に結像させるガイド機能を行うところ、ガイドレンズ系と称することができ、この役割はロッドレンズ114から均一に分布された光を希望の大きさで希望の位置に伝送する役割をすることになる。
【0063】
ガイドレンズ系は、レンズの収差特性及び光学的要因によって像の品質が決定するため、良質の像を得るために複数個の多様なレンズを使用して最適の結像条件を得るための設計がされ、
図6のcにその詳細な構造を示した。
【0064】
図6のcを参照すれば、ガイド部110cは、ロッドレンズ114から放出される光を受ける受光レンズ115と、前記受光レンズ115で受けた光を露光領域に集める集光レンズ116とを収容して、ロッドレンズ114から放出される光が露光領域に到達するようにガイドする。ガイドレンズ系の大きさは、ロッドレンズ114の出射面の大きさと目標露光領域の大きさによって倍率が決まり、(ロッドレンズの大きさ/露光領域面積)で求められる。ガイド部110cは、前記受光レンズ115と集光レンズ116との距離を調節して露光領域の大きさ及び光密度を変更することもできる。
【0065】
また、ガイド部110cは、集光レンズ116から集光された光の量を調節する絞り117をさらに備えることができ、下部にスリット119を備えたマスク118を備えて最終的に露光領域に到達する光の転写パターンを決定することができる。
【0066】
前記露光用LED光源ユニット111は、
図3ないし
図7に示されたように、本発明による露光用LED光源モジュール110に多数個備えられ、個別的に供給電流が制御されることにより、本発明による露光用LED光源モジュール110の出力を制御して365nm、405nm、430nm、460nm、465nm等の多様な波長帯域で反応する各種PRを要求される深さに露光することができるようにする。これによって、本発明による露光用LED光源モジュール110は、単一モジュールを使用して交換なしに多様な大きさと形態を有する半導体ウエハ及びディスプレイパネルで要求される多様な出力を組み合わせることができるため、多様なPRに対して要求される深さと幅で露光が可能である。
【0067】
前記露光用LED光源ユニット111は、
図8に示されたように、LED11と、前記LED11から発生した光の転写パターンを決定するスリットが形成されたマスク13とを収容し、前記LED11で発生した熱を効率的に放熱する複数の放熱ピン17a、17bを外周面に形成した鏡筒15、及びLED11とマスク13の間に位置して、LED11で発生した光を集光する複数のレンズで構成される集光光学系19を含む。
【0068】
図8は、本発明による露光用LED光源ユニットの断面図で、図面を参照すれば、LED11は、365nm又は385nmの波長の光を放出するLEDであることができる。
【0069】
鏡筒15は、内部に収容しているLED11、マスク13及び集光光学系19別に分離組立てが可能な形態で具現され、後段部には外部からLED11を駆動するための電源の入力を受けるための電源ケーブル(図示なし)が配置される。
【0070】
集光光学系19は、複数のレンズからなることができ、LED11で放出する光を集光するためのレンズ、及び集光された紫外線のビームプロファイルを希望の形態に変形させるためのビームプロファイル変形レンズ等とを含む。ビームプロファイル変形レンズによって変形されたビームプロファイルは、発光された紫外線の損失を最小化するために、スリットの形態とほぼ一致するように変形されることが望ましい。
【0071】
ここで、LED11で発生する光は方向性を持たずに拡散するため、このような光を効率的に集光して理想的に小さな一つの点にすることができないので、幾何光学(Ray Optics)的な観点から光線を集光するために複雑な非球面レンズや多数のレンズの組合が適用される。
【0072】
上述したように、本発明による露光用LED光源モジュール、露光用LED光源装置及び露光用LED光源装置管理システムは、多数のLED光源ユニットを単一LED光源でモジュール化することにより、工程ラインを止めなくても半導体ウエハ、ディスプレイパネル等の多様な大きさと種類の露光対象物及び多様な性質のPRを露光することができる。
【0073】
また、本発明による露光用LED光源モジュール、露光用LED光源装置及び露光用LED光源装置管理システムは、LED光源の露光強度を細密かつ簡便に調節することができるため、露光対象物を正確かつ早く露光することができ、遠隔で統合的に制御及び管理することにより、障害に対する迅速かつ簡便な処理が可能である。
【0074】
一方、本発明の詳細な説明では具体的な実施例に関して説明したが、本発明の範囲から逸脱しない限度内で様々な変形が可能なことは勿論である。ゆえに、本発明の範囲は、説明された実施例に限定されて決められてはならず、後述する特許請求の範囲のみならず、この特許請求の範囲と均等なもの等によっても決められる。