特許第5847319号(P5847319)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5847319無線工業プロセスフィールドデバイス、及び無線工業プロセスフィールドデバイスを給電する方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5847319
(24)【登録日】2015年12月4日
(45)【発行日】2016年1月20日
(54)【発明の名称】無線工業プロセスフィールドデバイス、及び無線工業プロセスフィールドデバイスを給電する方法
(51)【国際特許分類】
   G05B 23/02 20060101AFI20151224BHJP
   H02M 3/00 20060101ALI20151224BHJP
【FI】
   G05B23/02 V
   H02M3/00 W
【請求項の数】17
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2014-538858(P2014-538858)
(86)(22)【出願日】2012年10月22日
(65)【公表番号】特表2014-532920(P2014-532920A)
(43)【公表日】2014年12月8日
(86)【国際出願番号】US2012061281
(87)【国際公開番号】WO2013062896
(87)【国際公開日】20130502
【審査請求日】2014年5月26日
(31)【優先権主張番号】13/282,681
(32)【優先日】2011年10月27日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】597115727
【氏名又は名称】ローズマウント インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001508
【氏名又は名称】特許業務法人 津国
(74)【代理人】
【識別番号】100078662
【弁理士】
【氏名又は名称】津国 肇
(74)【代理人】
【識別番号】100131808
【弁理士】
【氏名又は名称】柳橋 泰雄
(74)【代理人】
【識別番号】100116528
【弁理士】
【氏名又は名称】三宅 俊男
(74)【代理人】
【識別番号】100146031
【弁理士】
【氏名又は名称】柴田 明夫
(74)【代理人】
【識別番号】100122736
【弁理士】
【氏名又は名称】小國 泰弘
(74)【代理人】
【識別番号】100122747
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 洋子
(74)【代理人】
【識別番号】100132540
【弁理士】
【氏名又は名称】生川 芳徳
(72)【発明者】
【氏名】アラナ−チャラム,ジャワハル
(72)【発明者】
【氏名】カストゥリ,ウダヤシャンカル・バンガロール
【審査官】 川東 孝至
(56)【参考文献】
【文献】 特表2010−541099(JP,A)
【文献】 特開2009−106145(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G05B 23/00−23/02
H02M 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
工業プロセスのプロセス変数の制御又は監視に使用される無線工業プロセスフィールドデバイスであって、
工業プロセスのプロセス変数を検出又は制御するように構成されたプロセスインタフェース要素と、
プロセスデバイス回路であり、
プロセスインタフェース要素で工業プロセスのプロセス変数を測定又は制御するように構成されたプロセスインタフェース回路と、
無線通信のために構成された無線通信回路と、を含むプロセスデバイス回路と、
電力貯蔵要素と、
電力貯蔵要素からプロセスデバイス回路に出力電圧で電力を提供するように構成された電源回路であって、
電力貯蔵要素の電圧を降下させて、プロセスデバイス回路に降下した電圧を提供するように構成された低損失(LDO)電圧レギュレータと、
電力貯蔵要素の電圧を上昇させて、プロセスデバイス回路に上昇した電圧を提供するように構成された昇圧コンバータと、
電力貯蔵要素からの出力電圧が閾値より上のときに、昇圧コンバータをオフにするように構成された比較器と、
比較器からの出力に反応して、電力貯蔵要素からの出力電圧が閾値を超えるときに、低損失電圧レギュレータの出力をプロセスデバイス回路に接続し、さらに、電力貯蔵要素からの出力電圧が閾値未満のときに、昇圧コンバータの出力をプロセスデバイス回路に接続するように構成されるアナログスイッチと、
を含む電源回路と、
を含む無線工業プロセスフィールドデバイス。
【請求項2】
比較器が、電力貯蔵要素の出力電圧に反応する請求項に記載の無線工業プロセスフィールドデバイス。
【請求項3】
比較器が、電力貯蔵要素の出力電圧と電圧閾値を比較する請求項に記載の無線工業プロセスフィールドデバイス。
【請求項4】
出力電圧が電圧閾値未満である場合、比較器が、昇圧コンバータをプロセスデバイス回路に結合させる請求項に記載の無線工業プロセスフィールドデバイス。
【請求項5】
出力電圧が電圧閾値を超える場合、比較器が、低損失電圧レギュレータをプロセスデバイス回路に結合させる請求項に記載の無線工業プロセスフィールドデバイス。
【請求項6】
電圧閾値が3.0ボルトを含む請求項に記載の無線工業プロセスフィールドデバイス。
【請求項7】
比較器の出力が、昇圧コンバータに結合される請求項に記載の無線工業プロセスフィールドデバイス。
【請求項8】
低損失電圧レギュレータがプロセスデバイス回路に結合される場合、比較器が、昇圧コンバータの作動を停止して消費電力を減少させる請求項に記載の無線工業プロセスフィールドデバイス。
【請求項9】
電力を貯蔵するように構成された、プロセスデバイス回路に結合された大容量コンデンサを含む請求項1に記載の無線工業プロセスフィールドデバイス。
【請求項10】
電力貯蔵要素が、バッテリ又はコンデンサを含む電力貯蔵要素のグループから選ばれる請求項1に記載の無線工業プロセスフィールドデバイス。
【請求項11】
プロセスデバイス回路に低損失電圧レギュレータを結合させるように構成されたダイオードを含む請求項1に記載の無線工業プロセスフィールドデバイス。
【請求項12】
工業プロセスのプロセス変数の制御又は監視に使用される種類の無線工業プロセスフィールドデバイスを給電する方法であって、
工業プロセスのプロセス変数を検出又は制御するように構成されたプロセスインタフェース要素を提供するステップと、
プロセスインタフェース要素で動作するように構成されたプロセスデバイス回路を提供するステップであり、プロセスデバイス回路が、無線通信のために構成された無線通信回路を含むステップと、
電力貯蔵要素からの出力電圧を提供するステップと、
電力貯蔵要素の出力電圧が閾値よりも上のときに、電力貯蔵要素の出力電圧を降下させることによって形成された降下された電圧を提供する第1のコンバータの出力を、プロセスデバイス回路に選択的に結合するステップと、
電力貯蔵要素の出力電圧が閾値よりも下のときに、電力貯蔵要素の出力電圧を上昇させることによって形成された上昇された電圧を提供する第2のコンバータの出力を、プロセスデバイス回路に選択的に結合するステップと、
電力貯蔵要素の出力電圧が閾値よりも上のときに、第2のコンバータをオフにするステップと、
を含む方法。
【請求項13】
第2のコンバータが昇圧コンバータであり、出力電圧が電圧閾値未満である場合、選択的に結合させるステップが、昇圧コンバータの出力をプロセスデバイス回路に結合させることを含む請求項12に記載の方法。
【請求項14】
第1のコンバータが低損失(LDO)電圧レギュレータであり、出力電圧が電圧閾値を超える場合、選択的に結合させるステップが、損失電圧レギュレータの出力をプロセスデバイス回路に結合させることを含む請求項12に記載の方法。
【請求項15】
電圧閾値が3.0ボルトを含む請求項12に記載の方法。
【請求項16】
出力電圧閾値よりも上の場合、昇圧コンバータの作動を停止して消費電力を減少させるステップを含む請求項12に記載の方法。
【請求項17】
電力を貯蔵するためにプロセスデバイス回路に大容量コンデンサを結合させるステップを含む請求項12に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、工業プロセスの制御及び監視システムに関する。より具体的には、本発明は、工業プロセスの制御及び/又は監視システムで使用される無線フィールドデバイスに関する。
【0002】
工業プロセスは、様々な材料を処理又は搬送するために、多くの業界で使用される。工業プロセスは、例えば、精油所、食品製造施設、製紙用パルプ製造施設などで実施される。
【0003】
工業プロセスの動作は、通常、プロセス変数の監視を必要とする。プロセス変数の例としては、温度、圧力、流量、高さなどが挙げられる。プロセス変数を測定して、測定されたプロセス変数の情報を中央位置に送信するために、送信されるプロセス変数は使用される。プロセス変数の情報を、プロセスを監視するために使用し、また、プロセスを制御するために使用することができる。例えば、測定された流量に基づいて、別の種類のフィールドデバイス、制御デバイスを使用して、バルブを調節することができる。
【0004】
従来、プロセス変数トランスミッタは、有線接続を使用して中央位置と通信をしてきた。有線接続の例としては、電流ループの2線式プロセス制御ループが挙げられ、このループにより、測定されたプロセス変数が表される。他の通信技術としては、プロセス制御ループでのデジタル情報の送信が挙げられる。同じ2線式プロセス制御ループを、フィールドデバイスに電力を提供するために、使用することができる。
【0005】
無線フィールドデバイスは、プロセス変数を測定して別の位置と通信するために使用され、上記の有線接続を必要としない。ある無線通信技術は、網目状ネットワーク構成を使用する。通信プロトコルの一例としては、IEC 62591規格に従うWireless HART(登録商標)通信プロトコルが挙げられる。無線デバイスの1つの利点は、中央制御位置からフィールドデバイスまで延びるワイヤを必要としないことである。フィールドデバイスが、バッテリなどの内部電源を含む場合には、配線の更なる減少を達成することができる。しかしながら、フィールドデバイスがバッテリ式の場合、電源を使い尽くした場合にデバイスは動作をしなくなる。したがって、多くの場合、電源の寿命を延長するために、フィールドデバイスの消費電力を減少させる措置を講じることが望ましい。
【0006】
概要
工業プロセスのプロセス変数の制御又は監視に使用される無線工業プロセスフィールドデバイスは、工業プロセスのプロセス変数を検出又は制御するように構成されたプロセスインタフェース要素を含む。プロセスデバイス回路は、プロセスインタフェース要素で工業プロセスのプロセス変数を測定又は制御するように構成されたプロセスインタフェース回路を含む。無線通信回路は、無線通信のために構成される。電源回路は、電力貯蔵要素からプロセスデバイス回路に出力電圧で電力を提供するように構成される。低損失(LDO)電圧レギュレータは、出力電圧を降下させるように構成される。昇圧コンバータは、出力電圧を上昇させるように構成される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】無線フィールドデバイスを含む工業プロセス制御又は監視システムの簡易図である。
図2図1の無線フィールドデバイスの簡略化されたブロック図である。
図3】本発明の実施形態の一例に従った図1の無線フィールドデバイスの電源を示した簡略化された回路図である。
【0008】
発明の詳細な説明
本発明は、プロセス変数トランスミッタ又はプロセス制御装置といった無線工業プロセスフィールドデバイスに電源回路を提供する。電源回路は、選択的に無線工業プロセスフィールドデバイスの電力回路とすることができる昇圧コンバータを含んだ昇圧器及び低損失(LDO)電圧レギュレータを含む。バッテリ寿命を増加させるために、LDO及び昇圧コンバータの組み合わせが使用される。昇圧器とLDO間を切り換えるために、比較器が使用される。
【0009】
図1は、プロセスデバイス回路102を含む無線工業プロセスフィールドデバイスがプロセスインタフェース要素104を通過するプロセス流体108と連動した、工業プロセス制御又は監視システム100の簡易図である。プロセス流体108は、例えばプロセス配管106に包含される。無線工業プロセスフィールドデバイスを、プロセス変数トランスミッタとして構成することができ、プロセス変数トランスミッタでは、プロセスインタフェース要素104が、プロセス流体108のプロセス変数を検出するために、センサを含むことができる。具体例として、温度、流量、高さなどが挙げられる。
【0010】
無線工業プロセスフィールドデバイスは、無線通信リンク112により、位置110などの別の位置と通信をする。位置110は、通信リンク112を確立するために使用されるアンテナ116に結合された通信回路114を備える。位置リンク110を、例えば、プロセスの動作をモニタ又は制御する中央制御室などとすることができる。無線通信リンク112は、任意の通信プロトコル技術又は規格に従うことができる。一例は、IEC 62591規格に従うWireless HART(登録商標)通信プロトコルである。
【0011】
図2は、無線工業プロセスフィールドデバイスの簡略化されたブロック図である。図2に示されるように、マイクロプロセッサ200は、プロセスインタフェース回路202を介してプロセスインタフェース要素104に結合される。プロセスインタフェース回路202は、例えば、増幅器、アナログデジタル変換器などを含むことができる。このような機器構成では、検出されたプロセス変数のデジタル表現が、マイクロプロセッサ200に提供される。マイクロプロセッサ200は、メモリ204に記憶された命令に従って動作し、無線通信回路206に結合する。無線通信回路206は、図1に示される通信リンク112に繋がるアンテナ208に結合する。この機器構成を使用することで、トランスミッタとしての無線工業プロセスフィールドデバイスは、通信リンク112で情報を受信又は送信することができる。オプションのローカル入出力(I/O)回路210が示される。例えば、無線工業プロセスフィールドデバイスをローカルで制御するために、オペレータはI/O回路210を使用することができる。図2はまた、電力貯蔵要素222に結合された電源220を示す。電源220は、より詳細に後述するように、電力貯蔵要素222からプロセスデバイス回路102へ電力を提供するために使用される。電力貯蔵要素222は、必要に応じて十分な電力を貯蔵することが可能な任意の適切なデバイスを含むことができる。具体例としては、バッテリ、充電式バッテリ、大容量又は「スーパー」コンデンサを含む電気コンデンサが挙げられる。
【0012】
プロセスデバイス回路102の様々な回路構成要素は、安定した電源に基づいて動作するように構成される。例えば、3.0ボルトの安定した電源を必要とする場合がある。しかしながら、電力貯蔵要素222によって提供される電圧は、その変化又は放電サイクルの間、2.0ボルトから3.7ボルトの間を変化する可能性がある。このような機器構成では、直流電圧を上昇させ所望の出力電圧を獲得するため、及び、直流電圧を降下させ所望の出力電圧を獲得するための両方で、単一のコンバータを使用する「降圧−昇圧」コンバータが通常使用される。しかしながら、降圧−昇圧コンバータは、電力貯蔵要素から追加的な電力を消費し、結果としてバッテリ寿命を短縮させる。
【0013】
無線工業プロセスフィールドデバイスの作動中、プロセスデバイス回路102は、プロセスインタフェース要素104などのプロセス変数センサを使用して、プロセス変数を検出する。無線工業プロセスフィールドデバイスの動作を制御するため、及び、無線通信回路206を使用して、検出されたプロセス変数に関連した情報を通信リンク112で送信するために、マイクロプロセッサ200が使用される。電力貯蔵要素222の寿命を増加させるために、プロセスデバイス回路102は、「スリープ」又は節約電力モードにすることができる。通常、プロセスデバイス回路102は、90%を超える時間、節約電力モードで動作することができる。このような機器構成では、プロセスデバイス回路102は、動作のために数十マイクロワットの電力を必要とするだけである。例えば、無線通信回路206をオフにするか又はアイドル状態にすること、マイクロプロセッサ200のスピードを減少させること、プロセスインタフェース回路202を停止することなどが可能である。稼働期間中、プロセスデバイス回路102はパワーアップし、所要電力は数十ミリワットと同程度になる。電力貯蔵要素220の電圧が3.0ボルトを超える場合、電源回路220は、プロセスデバイス回路102給電するための3.0ボルトに、電圧を降下させなければならない。同様に、電力貯蔵要素220の電圧が3.0ボルト未満に低下する場合、電源220の回路は、プロセスデバイス回路102適切な電力3.0ボルトに、電圧を上昇させなければならない。従来技術は、「降圧−昇圧」コンバータを使用している。しかしながら、このような「降圧−昇圧」回路の無活動の電力引き込みは、電力貯蔵要素222の寿命を著しく減少させる数十マイクロワットとなることがあり得る。
【0014】
図3は、本発明の実施形態の一例による電源回路220の簡略化されたブロック図である。電源回路220は、昇圧コンバータ240及びLDO(低損失)又は「LDO」電圧レギュレータ242を含む。昇圧コンバータ240及びLDO電圧レギュレータ242は、標準的な技術に従って作動可能である。例えば、昇圧コンバータは、スイッチング方式又は他のステップアップ電源を含むことができる。昇圧コンバータ240は、3ボルト未満である電力貯蔵要素222からの電圧を受けて、調整された3.0ボルトの出力電圧を提供するように構成される。同様に、LDO電圧レギュレータ242は、3ボルトを超える電力貯蔵要素222からの電圧を受けて、3.0ボルトの調整された出力を提供するように構成される。アナログスイッチ244は、昇圧コンバータ240からの出力又はLDO電圧レギュレータ242からの出力のどちらかを大容量コンデンサ246(単数又は複数)へ選択的に結合するように構成される。この出力は、プロセスデバイス回路102に電力を提供するために使用される。電力貯蔵要素222の出力電圧の所望の切替点、すなわち3.0ボルトに設定された閾値を有する比較器248によって、アナログスイッチ244の作動が制御される。また、比較器250は、昇圧コンバータ240の動作を制御するために使用され、バッテリ電圧が所望の閾値を超える場合に昇圧コンバータ240を「オフ」にする。これにより、機能が必要な場合にだけ昇圧コンバータ240が作動するため電力が節約される。ダイオード252は、アナログスイッチ244及び大容量コンデンサ246(単数又は複数)の両端に接続され、切替遷移の間、プロセスデバイス回路102に電源電圧を提供するために動作し、昇圧コンバータ240のセトリングタイムを改善する。
【0015】
フィールドデバイスの回路に必要とされる電力が低い場合には、他の回路と比較すると、LDO電圧レギュレータ242による損失は大きくなる。これは、式1で確かめることができる。
【0016】
LDO損失=(バッテリ電圧−3)×ILoad+無活動の電力 式1
【0017】
数式は、低負荷電流のため、従来の降圧−昇圧コンバータと比較した場合、電力損失が少ないことを示す。比較の基準として、図3による電源を試験し、従来の降圧−昇圧コンバータと比較した。表1は、従来の降圧−昇圧コンバータ及び図3に示される並列LDO/昇圧コンバータ機器構成に適用された異なる負荷に対する実験結果の集計である。
【0018】
【表1】
【0019】
本発明が好ましい実施形態を参照にして説明されたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく形式及び細部で変形がなされてもよいことを当業者は認識するであろう。上の記載は、具体的には、プロセス変数センサを含むプロセスインタフェース要素104を対象にするが、いくつかの機器構成では、プロセスインタフェース105が、マイクロプロセッサ200からの出力に応じてプロセスの動作を制御するために使用される制御要素を含む。
図1
図2
図3