(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5848425
(24)【登録日】2015年12月4日
(45)【発行日】2016年1月27日
(54)【発明の名称】プレートジョイントホルダー
(51)【国際特許分類】
A47G 29/10 20060101AFI20160107BHJP
【FI】
A47G29/10 B
【請求項の数】3
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2014-212421(P2014-212421)
(22)【出願日】2014年10月17日
【審査請求日】2014年10月20日
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、権利譲渡・実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】713007396
【氏名又は名称】上口 修
(72)【発明者】
【氏名】上口 修
【審査官】
武井 健浩
(56)【参考文献】
【文献】
特表2010−510414(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2011/0138865(US,A1)
【文献】
登録実用新案第3003888(JP,U)
【文献】
実開昭60−128584(JP,U)
【文献】
実開平07−004739(JP,U)
【文献】
実開昭60−130787(JP,U)
【文献】
特開2013−133625(JP,A)
【文献】
特開2009−024459(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G 29/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
木製の素材からなる、プレートジョイントホルダー本体(1)を背面から見て、上部右側に上部U字型フックを差し込む穴(7)と、上部左側に上部キャップを固定する溝(6)を設け、ビニールでコーティングした金属製の針金(9)をUの字の形状にして、上部の一方の先端(10)を、上部U字型フックを差し込む穴(7)に差込み、接着剤(8)で固定し、上部の他方の先端(11)には、キャップ(5)を被せ、上部の他方の先端(11)を前記溝(6)と前記穴(7)の位置を結んだ直線上に配置し、又下部もホルダー本体(1)を背面から見て、中点にて上部と点対称となるようにU字型フックを取り付け、上部下部ともU字型フックを使える構造にして、ビニール(4)と、針金(3)の接する部分は、上部下部ともに接着剤で固定していないため、左右に回る構造であり、左右に180度回転させると前記穴(7)に差し込むことができることを特徴とするプレートジョイントホルダー。
【請求項2】
プレートジョイントホルダー本体(1)の木製の素材を金属・合成樹脂に変えて使用する請求項1記載のプレートジョイントホルダー。
【請求項3】
プレートジョイントホルダー本体(1)の正面・背面に文字・彫刻・デコレーション(装飾)や、好みにより手描きで描いて使用できる請求項1記載のプレートジョイントホルダー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,プレートに固定させた上下のU字型フックを右に回転させて繋ぎ合わせるジョイントホルダーに関する。
【背景技術】
【0002】
木製の素材からなるプレート本体にU字型フックを上下に使用して、右に回転させ、繋ぎ合わせるジョイントホルダーであり、プレートに根元を接着剤で固定して、回転できる構造のジョイントホルダーは他に見当たらない。
特許文献1、特開2002−028066号公報「キーホルダー」。
特許文献2、実登3005970公報「キーホルダー」。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−028066号公報
【特許文献2】実登3005970号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のジョイントホルダーは、一体式のリング状のものが多く、直接文字や絵を描く部分がなかった。又、今までの他の技術ではコストも高い。
これらの欠点は、解決しなければならない課題であり、それを解決するために発明したものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、課題を解決するために以下の構成とする。
木製の素材からなる、プレートジョイントホルダー本体(1)を背面から見て、上部右側に上部U字型フックを差し込む穴(7)と、下部左側に下部U字型フックを差し込む穴(7−1)を設けた。
また、上部左側に上部キャップを固定する溝(6)と下部右側には、下部キャップを固定する溝(6−1)を設けた。
【0006】
「上部U字型フック」
ビニールでコーティングした金属製の針金(9)をUの字の形状にして、上部の一方の先端(10)を、上部U字型フックを差し込む穴(7)に差込み、接着剤(8)で固定した。
上部他方の先端(11)には、キャップ(5)を被せた構造にした。
【0007】
「下部U字型フック」
ビニールでコーティングした金属製の針金(9)をUの字の形状にして、下部の一方の先端(10−1)を、下部U字型フックを差し込む穴(7−1)に差込み、接着剤(8)で固定した。
下部の他方の先端(11−1)には、キャップ(5)を被せた構造にした。
即ち、本発明は、プレートジョイントホルダー本体(1)の背面から見て、中点で点対称となる。
【発明の効果】
【0008】
イ.プレートジョイントホルダーは、輪の付いているものを簡単に左右に分けて繋ぎ合わせたり、フックに引っ掛ける事ができる。
ロ.プレートジョイントホルダーは、プレート部正面と背面に直接マジックペンで文字や絵を描ける。又彫刻したりシールを貼ったりデコレーションをする事が出来る。
ハ.形状が簡単なために、ローコストで製造できる。
また、安価で消費者に提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
発明の実施形態について説明する。
木製の素材からなる、ジョイントホルダー本体(1)を背面から見て、上部右側に上部U字型フックを差し込む穴(7)と、下部左側に下部U字型フックを差し込む穴(7−1)を設けた。
また、上部左側に上部キャップを固定する溝(6)と下部右側には、キャップを固定する溝(6−1)を設けた。
【0011】
ビニールでコーティングした金属製の針金(9)をUの字の形状にして、上部の一方の先端(10)を、上部U字型フックを差し込む穴(7)差込み、接着剤(8)で固定した。
他方の先端(11)には、キャップ(5)を被せた構造にした。
【0012】
ビニールでコーティングした金属製の針金(9)をUの字の形状にして、下部の一方の先端(10−1)を、下部U字型フック(2−1)の下部U字型フックを差し込む穴(7−1)に差込み、接着剤(8)で固定した。
下部の他方の先端(11−1)には、キャップ(5)を被せた構造にした。
即ち、本発明は、プレートジョイントホルダー本体(1)の背面から見て、中点で点対称となる。
【0013】
木製の素材から合成樹脂・金属に変えて使用できる、プレートジョイントホルダー本体(1)であり、正面・背面に動物の絵、花、文字、をレーザー彫刻やデコレーション(装飾)をして使用することも出来る事と、プレートジョイントホルダー本体(1)の裏表に、手描きで文字が描ける構造にした。
【0014】
上部U字型フックを差し込む穴(7)に、
接着剤(8)を入れて、ビニールでコーテ
ィングした金属製針金(9)
も差し込んで固定しているが、 金属製針金(3)とビ
ニール(4)
の接する部分は固定されていないため、回る構造である。
また、下部U字型フックを差し込む穴(7−1)に、ビニールでコーティングした
金属製針金(9)を差し込んで、接着剤(8)で固定しているが上記同様に、金属
製針金(3)とビニール(4)の
接する部分は、固定されていないため、
左右に180度まで回転自在に回る構造である。
【0015】
上部キャップを固定する溝(6)にキャップ(5)を入れる場合は、溝の入り口を狭くしてあるため、指で強く押して固定できる構造にした。(
図5)
【符号の説明】
【0016】
(1) プレートジョイントホルダー本体
(2) 上部U字型フック
(2−1) 下部U字型フック
(3) 金属製針金
(4) ビニール
(5) キャップ
(6) 上部キャップを固定する溝
(6−1) 下部キャップを固定する溝
(7) 上部U字型フックを差し込む穴
(7−1) 下部U字型フックを差し込む穴
(8) 接着剤
(9) ビニールでコーティングした金属製針金
(10) 上部一方の先端
(10−1)
下部一方の先端
(11) 上部他方の先端
(11−1) 下部他方の先端
【要約】 (修正有)
【課題】従来のジョイントホルダー、一体式のリング状のものが多く、直接文字や絵を描く部分がなかった。又、今までの他の技術ではコスト高であり、その課題を解決したプレートジョイントホルダーを提供する。
【解決手段】木製の素材からなる、プレートジョイントホルダー本体1を背面から見て、上部と下部に両方に金属製の針金3をUの字の形状にしたフックを備えた形状のジョイントホルダーであり、下にキーを掛ける場合も、上をバンドに掛ける場合も何の不便もなくした形状・構造のジョイントホルダーであり、裏表のプレートに手書きで文字を記載する事が出来る。
【選択図】
図3