【文献】
LG Electronics,Remaining issues for DL DM-RS Design[online], 3GPP TSG-RAN WG1#60 R1-101233,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_60/Docs/R1-101233.zip>,2010年 2月
【文献】
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【文献】
Nokia, Nokia Siemens Networks,UE-specific reference symbol multiplexing for LTE-Advanced downlink[online], 3GPP TSG-RAN WG1#56b R1-091352,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_56b/Docs/R1-091352.zip>,2009年 3月
【文献】
Nortel,Performance evaluation of multiple stream DRS design[online], 3GPP TSG-RAN WG1#56b,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_56b/Docs/R1-091385.zip>,2009年 3月,R1-091385
【文献】
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【文献】
Samsung,Discussion on DM-RS for LTE-Advanced[online], 3GPP TSG-RAN WG1#57,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_57/Docs/R1-092205.zip>,2009年 5月,R1-092205
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1のグループの資源要素または前記第2のグループの資源要素は、1個の資源ブロックの中の資源要素の3つのペアを含み、該3つのペアの各々の中の2個の資源要素は、時間領域で隣接しており、該3つのペアのうちの2つの隣接するペアは、周波数領域で少なくとも4個の副搬送波分隔てられている、請求項1の方法。
1個の資源ブロックの中の前記第1のグループの資源要素または前記第2のグループの資源要素は、資源要素の3つのペアを含み、該3つのペアの各々の中の2個の資源要素は、時間領域で隣接しており、該3つのペアのうちの2つの隣接するペアは、周波数領域で少なくとも4個の副搬送波分隔てられている、請求項6の方法。
1個の資源ブロックの中の前記第1のグループの資源要素または前記第2のグループの資源要素は、資源要素の3つのペアを含み、該3つのペアの各々の中の2個の資源要素は、時間領域で隣接しており、該3つのペアのうちの2つの隣接するペアは、周波数領域で少なくとも4個の副搬送波分隔てられている、請求項11の通信装置。
前記複数の参照信号が、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)の復調に対して用いられる、請求項11の通信装置。
1個の資源ブロックの中の前記第1のグループの資源要素または前記第2のグループの資源要素は、資源要素の3つのペアを含み、各ペアの中の2個の資源要素は、時間領域で隣接しており、資源要素の2つの隣接するペアは、周波数領域で少なくとも4個の副搬送波分隔てられている、請求項16の通信装置。
前記複数の参照信号が、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)の復調に対して用いられる、請求項16の通信装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、無線通信システムで参照信号を伝送する方法及び装置を提供することにある。本発明の他の目的は、多重アンテナシステムで参照信号を伝送する方法及び装置を提供することにある。本発明の更に他の目的は、参照信号を多重化して伝送する方法及び装置を提供することにある。
【0008】
本発明で達成しようとする各技術的課題は、上述した各技術的課題に制限されるものでなく、言及していない他の技術的課題は、下記の記載から本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解されるだろう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一様相で、無線通信システムで送信端が参照信号(Reference Signal;RS)を伝送する方法において、レイヤー別に定義されたRS資源を確認すること;及び前記RS資源を用いて、レイヤーのためのプリコーディングされたRSを多重アンテナを介して受信端に伝送することを含み、前記RS資源は、資源ブロック内で前記のプリコーディングされたRSがマッピングされるRS資源パターングループを指示する第1のインデックスと、前記のプリコーディングされたRSを前記RS資源パターングループ内に多重化するためのコード資源を指示する第2のインデックスとを含むRS伝送方法が提供される。
【0010】
本発明の他の様相で、無線信号を端末との間で送受信するように構成されたRF(Radio Frequency)ユニット;前記端末との間で送受信する情報及び基地局の動作に必要なパラメーターを格納するためのメモリ;及び前記RFユニットと前記メモリに連結され、前記RFユニットと前記メモリを制御するように構成されたプロセッサを含み、前記プロセッサは、レイヤー別に定義されたRS資源を確認すること;及び前記RS資源を用いて、レイヤーのためのプリコーディングされたRSを多重アンテナを介して受信端に伝送することを含み、前記RS資源は、資源ブロック内で前記のプリコーディングされたRSがマッピングされるRS資源パターングループを指示する第1のインデックスと、前記のプリコーディングされたRSを前記RS資源パターングループ内に多重化するためのコード資源を指示する第2のインデックスとを含むRS伝送方法を行うように構成された基地局が提供される。
【0011】
本発明の更に他の様相で、無線通信システムで受信端が参照信号(Reference Signal;RS)を処理する方法において、レイヤー別に定義されたRS資源を確認すること;プリコーディングされたRSを多重アンテナを介して送信端から受信すること;及び前記RS資源を用いて前記のプリコーディングされたRSを検出することを含み、前記RS資源は、資源ブロック内で前記のプリコーディングされたRSがマッピングされるRS資源パターングループを指示する第1のインデックスと、前記のプリコーディングされたRSを前記RS資源パターングループ内に多重化するためのコード資源を指示する第2のインデックスとを含むRS処理方法が提供される。
【0012】
本発明の更に他の様相で、無線信号を基地局との間で送受信するように構成されたRF(Radio Frequency)ユニット;前記基地局との間で送受信する情報及び端末の動作に必要なパラメーターを格納するためのメモリ;及び前記RFユニットと前記メモリに連結され、前記RFユニットと前記メモリを制御するように構成されたプロセッサを含み、前記プロセッサは、レイヤー別に定義されたRS資源を確認すること;プリコーディングされたRSを多重アンテナを介して送信端から受信すること;及び前記RS資源を用いて前記のプリコーディングされたRSを検出することを含み、前記RS資源は、資源ブロック内で前記のプリコーディングされたRSがマッピングされるRS資源パターングループを指示する第1のインデックスと、前記のプリコーディングされたRSを前記RS資源パターングループ内に多重化するためのコード資源を指示する第2のインデックスとを含むRS処理方法を行うように構成された端末が提供される。
【0013】
例示的に、それぞれのRS資源パターングループは、前記資源ブロックの各スロットに位置した二つの隣接したOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルにFDM(Frequency Division Multiplexing)方式で定義され、それぞれのRS資源パターングループは、時間的に隣接した複数の資源要素ペアを含む。
【0014】
例示的に、第1のインデックスが指示する資源パターンは、下記の表に示すようなパターンを含む。
【0015】
【化1】
前記表で、資源ブロックは、12個の副搬送波*14個のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルを含み、lは、OFDMシンボルインデックスを示す0以上の整数で、kは、副搬送波インデックスを示す0以上の整数で、スロットは、7個のOFDMシンボルを含み、G0は、RS資源パターングループ#0を示し、G1は、RS資源パターングループ#1を示す。
【0016】
例示的に、第2のインデックスは、時間領域でプリコーディングされたRSにカバーシーケンスとして使用されるコード資源を指示することができる。
【0017】
例示的に、レイヤー別のRS資源とレイヤーインデックス又はこれと関連した値間のマッピング関係は、第1のインデックスファースト(first)方式に従うことができる。
【0018】
例示的に、レイヤー別のRS資源とレイヤーインデックス又はこれと関連した値間のマッピング関係は、ランク値が特定値より小さい場合は第1のインデックスファースト方式に従い、ランク値が特定値以上である場合は第2のインデックスファースト方式に従うことができる。
【0019】
例示的に、RSは、専用参照信号(Dedicated Reference Signal;DRS)を含み、DRS資源とレイヤーインデックスとの間のマッピング関係は、例えば、下記の表に示すようなパターンを含む。
【0020】
【化2】
前記表で、レイヤーインデックスは再整列することができる。
【0021】
本発明では、基本的にレイヤーのDRSのパターングループ及び符号として定義される資源にマッピングする関係について記述しているが、場合によっては、レイヤーでない仮想アンテナポート又はRSポートのDRSパターングループ及び符号インデックスとして定義される資源にマッピングする関係に対する提案事項について記述することも可能である。このとき、本発明の全般で言及するレイヤー及びレイヤーインデックスは、後者の適用において仮想アンテナポート又はRSポート及び仮想アンテナポートインデックス又はRSポートインデックスに変換して表現可能であることを明示する。
(項目1)
無線通信システムで送信端が参照信号(Reference Signal;RS)を伝送する方法において、
レイヤー別に定義されたRS資源を確認すること;及び
前記RS資源を用いて、前記レイヤーのためのプリコーディングされたRSを多重アンテナを介して受信端に伝送すること;を含み、
前記RS資源は、資源ブロック内で前記のプリコーディングされたRSがマッピングされるRS資源パターングループを指示する第1のインデックスと、前記のプリコーディングされたRSを前記RS資源パターングループ内に多重化するためのコード資源を指示する第2のインデックスと、を含むRS伝送方法。
(項目2)
それぞれのRS資源パターングループは、前記資源ブロックの各スロットに位置した二つの隣接したOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルにFDM(Frequency Division Multiplexing)方式で定義され、
それぞれのRS資源パターングループは、時間的に隣接した複数の資源要素ペアを含むことを特徴とする、項目1に記載のRS伝送方法。
(項目3)
前記第1のインデックスが指示する資源パターンは、下記の表に示す通りであることを特徴とする、項目1に記載のRS伝送方法:
【化3】
ここで、前記資源ブロックは、12個の副搬送波*14個のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルを含み、lは、OFDMシンボルインデックスを示す0以上の整数であり、kは、副搬送波インデックスを示す0以上の整数であり、スロットは7個のOFDMシンボルを含み、G0はRS資源パターングループ#0を示し、G1はRS資源パターングループ#1を示す。
(項目4)
前記第2のインデックスは、時間領域で前記のプリコーディングされたRSにカバーシーケンスとして使用されるコード資源を指示することを特徴とする、項目1に記載のRS伝送方法。
(項目5)
前記RS資源とレイヤーインデックス又はこれと関連した値間のマッピング関係は、第1のインデックスファースト方式に従うことを特徴とする、項目1に記載のRS伝送方法。
(項目6)
前記RS資源とレイヤーインデックス又はこれと関連した値間のマッピング関係は、ランク値が特定値より小さい場合は第1のインデックスファースト方式に従い、前記ランク値が前記特定値以上である場合は第2のインデックスファースト方式に従うことを特徴とする、項目1に記載のRS伝送方法。
(項目7)
前記RSは、専用参照信号(Dedicated Reference Signal;DRS)を含み、DRS資源とレイヤーインデックスとの間のマッピング関係は、下記の表に示す通りであることを特徴とする、項目1に記載のRS伝送方法:
【化4】
ここで、レイヤーインデックスは再整列することができる。
(項目8)
無線信号を端末との間で送受信するように構成されたRF(Radio Frequency)ユニット;
前記端末との間で送受信する情報及び基地局の動作に必要なパラメーターを格納するためのメモリ;及び
前記RFユニットと前記メモリに連結され、前記RFユニットと前記メモリを制御するように構成されたプロセッサ;を含み、前記プロセッサは、
レイヤー別に定義されたRS資源を確認すること;及び
前記RS資源を用いて、レイヤーのためのプリコーディングされたRSを多重アンテナを介して受信端に伝送すること;を含み、
前記RS資源は、資源ブロック内で前記のプリコーディングされたRSがマッピングされるRS資源パターングループを指示する第1のインデックスと、前記のプリコーディングされたRSを前記RS資源パターングループ内に多重化するためのコード資源を指示する第2のインデックスと、を含むRS伝送方法を行うように構成された基地局。
(項目9)
無線通信システムで受信端が参照信号(Reference Signal;RS)を処理する方法において、
レイヤー別に定義されたRS資源を確認すること;
プリコーディングされたRSを多重アンテナを介して送信端から受信すること;及び
前記RS資源を用いて前記のプリコーディングされたRSを検出すること;を含み、
前記RS資源は、資源ブロック内で前記のプリコーディングされたRSがマッピングされるRS資源パターングループを指示する第1のインデックスと、前記のプリコーディングされたRSを前記RS資源パターングループ内に多重化するためのコード資源を指示する第2のインデックスと、を含むRS処理方法。
(項目10)
前記第1のインデックスが指示する資源パターンは、下記の表に示す通りであることを特徴とする、項目9に記載のRS処理方法:
【化5】
ここで、前記資源ブロックは、12個の副搬送波*14個のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルを含み、lは、OFDMシンボルインデックスを示す0以上の整数で、kは、副搬送波インデックスを示す0以上の整数で、スロットは7個のOFDMシンボルを含み、G0はRS資源パターングループ#0を示し、G1はRS資源パターングループ#1を示す。
(項目11)
前記第2のインデックスは、時間領域で前記のプリコーディングされたRSにカバーシーケンスとして使用されるコード資源を指示することを特徴とする、項目9に記載のRS処理方法。
(項目12)
前記RS資源とレイヤーインデックス又はこれと関連した値間のマッピング関係は、第1のインデックスファースト方式に従うことを特徴とする、項目9に記載のRS処理方法。
(項目13)
前記RS資源とレイヤーインデックス又はこれと関連した値間のマッピング関係は、ランク値が特定値より小さい場合は第1のインデックスファースト方式に従い、前記ランク値が前記特定値以上である場合は第2のインデックスファースト方式に従うことを特徴とする、項目9に記載のRS処理方法。
(項目14)
前記RSは、専用参照信号(Dedicated Reference Signal;DRS)を含み、DRS資源とレイヤーインデックスとの間のマッピング関係は、下記の表に示す通りであることを特徴とする、項目9に記載のRS処理方法:
【化6】
ここで、レイヤーインデックスは再整列することができる。
(項目15)
無線信号を基地局との間で送受信するように構成されたRF(Radio Frequency)ユニット;
前記基地局との間で送受信する情報及び端末の動作に必要なパラメーターを格納するためのメモリ;及び
前記RFユニットと前記メモリに連結され、前記RFユニットと前記メモリを制御するように構成されたプロセッサ;を含み、前記プロセッサは、
レイヤー別に定義されたRS資源を確認すること;
プリコーディングされたRSを多重アンテナを介して送信端から受信すること;及び
前記RS資源を用いて前記のプリコーディングされたRSを検出すること;を含み、
前記RS資源は、資源ブロック内で前記のプリコーディングされたRSがマッピングされるRS資源パターングループを指示する第1のインデックスと、前記のプリコーディングされたRSを前記RS資源パターングループ内に多重化するためのコード資源を指示する第2のインデックスと、を含むRS処理方法を行うように構成された端末。
【発明の効果】
【0022】
本発明の各実施例によると、無線通信システムで参照信号を効率的に伝送することができる。また、多重アンテナシステムで参照信号を効率的に伝送することができる。また、参照信号を効率的に多重化して伝送することができる。
【0023】
本発明で得られる効果は、以上言及した各効果に制限されるものではなく、言及していない他の効果は、下記の記載から本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解されるだろう。
【発明を実施するための形態】
【0025】
添付の図面を参照して説明した本発明の各実施例によって本発明の構成、作用及び他の特徴を容易に理解することができる。本発明の各実施例は、CDMA、FDMA、TDMA、OFDMA、SC―FDMA、MC―FDMAなどの多様な無線接続技術に使用することができる。CDMAは、UTRA(Universal Terrestrial Radio Access)やCDMA2000などの無線技術に具現することができる。TDMAは、GSM(Global System for Mobile communications)/GPRS(General Packet Radio Service)/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)などの無線技術に具現することができる。OFDMAは、IEEE 802.11(Wi―Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、E―UTRA(Evolved UTRA)などの無線技術に具現することができる。UTRAは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。3GPP(3rd Generation Partnership Project)LTE(long term evolution)は、E―UTRAを使用するE―UMTS(Evolved UMTS)の一部である。LTE―A(Advanced)は、3GPP LTEが進化したバージョンである。
【0026】
以下の各実施例は、本発明の各技術的特徴が3GPPシステムに適用される場合を主に説明するが、これは例示に過ぎなく、本発明がこれに制限されることはない。
【0027】
本発明では、LTE―Aを基盤にして記述しているが、本発明で提案する概念的な参照信号設計概念や提案方式及びこれらの各実施例は、他のOFDM基盤のシステムにも適用可能である。
【0028】
本発明で提案している各参照信号パターンは、LTE―Aシステムのダウンリンクで8個の送信アンテナを使用するMIMO状況を主に記述しているが、提案する各RSパターンは、一連のビームフォーミング又はダウンリンクCoMP(Coordinated Multiple Point)伝送に適用することができ、アップリンク上の前記のような伝送にも適用可能である。
【0029】
また、説明の便宜上、本発明の実施例は、専用参照信号(Dedicated Reference Signal;DRS)、復調用参照信号(Demodulation Reference Signal;DM―RS)又は端末―特定参照信号(UE―specific Reference Signal)を主に説明しているが、それ以外の他の参照信号(例えば、共通参照信号(Common Reference Signal;CRS)、セル―特定参照信号(Cell―specific Reference Signal;CRS)など)にも容易に変形して適用することができる。
【0030】
図1は、LTEで使用される無線フレームの構造を例示する。
【0031】
図1を参照すると、無線フレームは、10ms(327200*Ts)の長さを有し、10個の均等なサイズのサブフレームを含む。サブフレームは、1msの長さを有し、2個のスロットを含む。Tsは、サンプリング時間を示し、Ts=1/(15kHz*2048)=3.2552*10
−8(約33ns)に表示される。スロットは、時間領域で複数のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)(又はSC―FDMA)シンボルを含み、周波数領域で複数の資源ブロック(Resource Block;RB)を含む。LTEシステムで、一つの資源ブロックは12個の副搬送波*7(6)個のOFDM(又はSC―FDMA)シンボルを含む。上述した無線フレームの構造は、例示に過ぎないもので、サブフレーム、スロット又はOFDM(又はSC―FDMA)シンボルの個数/長さは多様に変更可能である。
【0032】
図2は、ダウンリンクスロットに対する資源グリッドを例示する。
【0033】
図2を参照すると、ダウンリンクスロットは、時間領域で複数のOFDMシンボルを含み、周波数領域で多数の資源ブロックを含む。
図2は、ダウンリンクスロットが7個のOFDMシンボルを含み、資源ブロックが12個の副搬送波を含むことを例示しているが、これに制限されることはない。例えば、ダウンリンクスロットに含まれるOFDMシンボルの個数は、循環前置(Cyclic Prefix;CP)の長さによって変形可能である。資源グリッド上の各区切りを資源要素という。一つの資源ブロックは12*7(6)資源要素を含む。ダウンリンクスロットに含まれる資源ブロックの数N
DLは、セルで設定されるダウンリンク伝送帯域幅に従属する。
【0034】
LTEシステムでのダウンリンクサブフレームには、L1/L2制御領域とデータ領域がTDM方式で多重化される。L1/L2制御領域は、サブフレームごとに1〜3個のOFDMシンボルで構成され、残りのOFDMシンボルはデータ領域に使用される。L1/L2制御領域は、ダウンリンク制御情報を載せるためのPDCCH(Physical Downlink Control Channel)を含み、データ領域は、ダウンリンクデータチャンネルであるPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)を含む。ダウンリンク信号を受信するために、端末は、PDCCHからダウンリンクスケジューリング情報を読み取り、ダウンリンクスケジューリング情報が指示する資源割り当て情報を用いてPDSCH上のダウンリンクデータを受信する。端末にスケジューリングされる資源(すなわち、PDSCH)は、資源ブロック又は資源ブロックグループ単位で割り当てられる。
【0035】
無線通信システムでパケットを伝送するとき、パケットが無線チャンネルを介して伝送されるので、伝送過程で信号の歪曲が発生するおそれがある。歪曲信号を受信側で正しく受信するためには、チャンネル情報を用いて受信信号の歪曲を補正しなければならない。チャンネル情報を知るために、送信側と受信側がいずれも知っている信号を伝送し、前記信号がチャンネルを介して受信されるときの歪曲程度を有してチャンネル情報を知る方法を主に使用する。前記信号をパイロット信号又は参照信号(Reference Signal;RS)という。
【0036】
図3は、3GPP LTEダウンリンクRSの構造を示す。
【0037】
既存のLTEシステムは、ダウンリンクでセル―特定RS(Cell―specific RS;CRS)及び端末―特定RS(UE―specific RS)を含む。セル―特定RSは、全てのダウンリンクサブフレームを通して伝送される。MBSFN(Multicast Broadcast Single Frequency Network)サブフレームの場合は、1番目及び2番目のOFDMシンボルを通してのみCRSが伝送される。CRSは、アンテナポート0〜3のうち少なくとも一つを用いて伝送される。端末―特定RSは、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)の単一アンテナポート伝送をサポートし、アンテナポート5を通して伝送される。端末―特定RSは、PDSCH伝送が該当のアンテナポートと関連した場合のみに伝送され、PDSCH復調のために使用される。端末―特定RSは、該当のPDSCHがマッピングされた資源ブロック上のみで伝送される。
図3において、アンテナポート0〜3及び5に該当するRSがマッピングされるREの位置をそれぞれ0〜3及び5に示した。図面において、lはOFDMシンボルインデックスを示し、kは副搬送波インデックスを示す。
【0038】
アンテナポートの区分は物理的な区分ではなく、各論理アンテナ又は仮想アンテナインデックスを実際にどの物理アンテナにマッピングするかは、各製造社別の具現問題に該当する。アンテナポートと物理アンテナは、必ずしも1対1で対応する必要はなく、一つのアンテナポートが一つの物理アンテナ又は多数の物理アンテナの組み合わせであるアンテナアレイに対応することもできる。
【0039】
LTE―Aシステムは、LTEの4個の送信アンテナに対して最大8個の送信アンテナを適用することによって、スループットの増加を図る。このとき、送信アンテナの増加によるRSオーバーヘッドを減少させるために、端末単位で定義されたり、端末に割り当てられる周波数領域で資源ブロック単位で定義される専用参照信号(Dedicated Reference Signal;DRS)を使用することができる。DRSは、端末―特定復調参照信号(UE―specific demodulation reference signal;DM―RS)と明示することができる。本発明で提案するDRSはプリコーディングすることができ、この場合、ランク(レイヤー又は伝送ストリーム)の個数だけの互いに区別される直交した各パターンを使用することができる。もちろん、本発明で提案するDRSはプリコーディングされないこともある。説明の便宜上、本発明で、プリコーディングされたDRSはレイヤーRS(layer Reference Signal)と混用される。
【0040】
LTEとの逆方向及び順方向の互換をサポートして標準化のための努力を最小化し、多様な種類のアンテナ技術について一貫した参照信号を定義して再使用するという観点で、専用参照信号としては、
図3のLTEアンテナポート5の参照信号を使用することができる。
【0041】
しかし、8個の送信アンテナを使用するLTE―Aで最大ランク―8をサポートするためには、8個の区別される専用参照信号パターンをサポートしなければならない。しかし、一つのアンテナポート5参照信号パターン上でプリコーディングを使用したり、参照信号シーケンスにCDM、FDM、TDM又はこれらの組み合わせ形態の多重化方式を使用するとしても、十分な数(例えば、最大8個)の区別される各専用参照信号パターンを定義できないことがある。
【0042】
このような問題を解決するために、時―周波数資源上で区別される更に他の一つの専用参照信号パターンを生成することができる。このとき、時―周波数資源上で区別されるRSパターンを別途のアンテナポートと定義することもできる。
【0043】
既存のアンテナポート5のRSパターン又はこれとは異なる形態のRSパターンを、本発明ではDRSパターングループ#0と称し、時―周波数資源上で区分されるように定義される更に他のRSパターンをDRSパターングループ#1と定義する。DRSパターングループ#1のRSパターンは、DRSパターングループ#0のRSパターンと同一のパターンが伝送シンボル及び/又は周波数副搬送波(すなわち、資源要素)レベルでシフトされた形態を有することができる。
【0044】
図4は、本発明の一実施例に係るDRSパターングループを例示する。
【0045】
図4を参照すると、一つの資源ブロック内でDRSパターングループ#0(G0)及びDRSパターングループ#1(G1)は多様な形態に設計することができる。
図4は、一般のCPの場合の一つのDRSパターングループ(
図4(a))を例示しており、拡張CPの場合の4個のDRSパターングループ(
図4(b)〜
図4(e))を例示している。表1は、一般のCPの場合(
図4(a))、12副搬送波*7OFDMシンボルを含む資源ブロックでDRSパターングループがマッピングされる位置のみを簡略に行列形態で示したものである。表2は、拡張CPの場合(
図4(b))、12副搬送波*6OFDMシンボルを含む資源ブロックでDRSパターングループがマッピングされる位置のみを簡略に行列形態で示したものである。
図4(c)〜
図4(e)に示したDRSパターングループも、表2のように資源ブロックに対応する行列形態で表示することができる。
【0047】
【表2】
前記表で、lは、OFDMシンボルインデックスを示す0以上の整数で、kは、副搬送波インデックスを示す0以上の整数である。スロットは、一般のCPの場合は7個のOFDMシンボルを含み、拡張CPの場合は6個のOFDMシンボルを含む。G0はDRSパターングループ#0を示し、G1はDRSパターングループ#1を示す。それぞれのDRSパターングループは、例えば、最大4個のレイヤーRSを多重化することができる。
【0048】
拡張CPに対する他の一実施例として、12個のRS伝送副搬送波、すなわち、各RE(Resource Element)で構成される
図4(b)と表2とは異なるように、周波数選択的チャンネル状況でより正確なチャンネル推定のために増加した個数のRS伝送副搬送波で構成されるDRSパターングループ#0とDRSパターングループ#1を適用することができる。一例として、16個のRS伝送REで個別的なDRSパターングループを構成することができる。
【0049】
LTE―Aで任意のランク値又はサポートしなければならない仮想アンテナポートの数(=ランク値)に対応して区別されるべき直交DRSパターンの数をN(1以上の整数、例えば、1≦N≦8)とするとき、DRSパターングループ#0(G0)を通してM(1≦M≦N)個の区別される各DRSパターンを多重化し、DRSパターングループ#1(G1)を通してN−M個の区別されるDRSパターンを多重化することができる。本多重化の特定状況によって任意のDRSパターングループでシステムに適用される区別されるDRSパターンがない場合、すなわち、M=0である場合、DRSパターングループ#0(G0)が資源ブロック上で定義されず、M=Nの場合、DRSパターングループ#1(G1)が資源ブロック上で定義されない。本明細書で、仮想アンテナポートはRSの観点でアンテナRSポートと称することができる。アンテナRSポートは、RS資源の論理アンテナインデックス又は仮想アンテナインデックスの意味を有することができ、この場合、RS資源は、特定インデックス領域のアンテナRSポートにマッピングして表現することができる。
【0050】
本発明の全般的な技術において、基本的にレイヤーのDRSのパターングループ及び符号として定義される資源にマッピングする関係について記述しているが、場合によっては、レイヤーでない仮想アンテナポート又はRSポートのDRSパターングループ及び符号インデックスとして定義される資源にマッピングする関係に対する提案事項について記述することも可能である。このとき、本発明の全般で言及するレイヤー及びレイヤーインデックスは、後者の適用において仮想アンテナポート又はRSポート及び仮想アンテナポートインデックス又はRSポートインデックスに変換して表現可能であることを明示する。
【0051】
図4は、DRSパターングループ#0のREの個数(A)及びDRSパターングループ#1のREの個数(B)が同一に12個である場合を仮定している。しかし、これは例示であって、本発明の実施例では、DRSパターングループ#0とDRSパターングループ#1を構成するREの個数AとBは、システム設計上の趣旨に合わせて同一の値に定義することを基本にするが、任意のランク値による個別レイヤーRSパターン又は個別レイヤー自体の重要度に基づいて他の値に定義することができる。また、上述したように、伝送ランクの設定によって特定ランク値を基準にして適用される固定された各REで構成されるDRSパターングループの数が変わり得る。一例として、全てのオーバーヘッドを考慮し、全体のDRSパターンは、ランク1〜2である場合は一つのDRSパターングループが適用され、RB当たり12個のRS REを含み、ランク3〜8である場合は二つのDRSパターングループが適用され、RB当たり合計24個のRS REを含むことができる。
【0052】
それぞれのDRSパターングループを別途の(仮想)アンテナポートにマッピングして定義することができる。例えば、DRSパターングループ#0がアンテナポート5のRSパターンにそのまま従う場合は、DRSパターングループ#0をアンテナポート5に設定し、DRSパターングループ#1のRSパターンを別途のアンテナポート(例えば、アンテナポート6)に設定することができる。また、これと異なり、各アンテナポートの定義をより細分化し、RSパターングループに属するそれぞれのRS資源(パターン)を別途のアンテナポートと定義することができる。例えば、RSパターングループ#0に二つのRS資源(パターン)がマッピングされ、RSパターングループ#1に二つのRS資源(パターン)が設定される場合、4個の(仮想)アンテナポート又はRSポートを個別的にマッピングして定義することができる。
【0053】
以下、本発明は、時間領域(例えば、OFDMシンボル単位)及び周波数領域(例えば、副搬送波単位)で特徴づけられるA(例えば、12)個のRE(資源要素として副搬送波を意味する。)で構成されるDRSパターングループ#0とB(例えば、12)個のREで構成されるDRSパターングループ#1を通して該当のダウンリンクMIMO伝送に対して指定される任意のランク値Cに基づいて合計C個のレイヤーに対するそれぞれの直交又は準―直交(quasi―orthogonal)RSパターンをマッピング(これを多重化と表現することもできる。)する構成方案について提案する。個別的なDRSパターングループ別に構成するRS REの個数AとBは、均等なチャンネル推定性能を提供するために同一の値で構成することを基本にするが、特定DRSパターングループ、DRS資源又はレイヤーに対する重要度に基づいて他の値に定義することもできる。
【0054】
本発明で提案するレイヤー(又はRSポート)のDRS資源に対するマッピング又は多重化方案の趣旨は、任意のランク値によって個別レイヤーに対してマッピングされるRS資源(パターン)が最大限変化しない方式の設計を基盤にする。SU―MIMO(Single User MIMO)のみならず、MU―MIMO(Multi User MIMO)やDL CoMPにも適用されるRSパターンを提供するためには、個別レイヤー別にRSポジション及びパターンが変化することを防止することが非常に重要である。これをランク独立的1対1レイヤー―RS資源マッピング(rank―independent one―to―one layer―to―RS resource mapping)と表現することができる。また、上述している別途の区分されるマッピング対象によってランク独立的1対1RSポート―RS資源マッピング(rank―independent one―to―one RS port―to―RS resource mapping)と表現することもできる。
【0055】
このために、任意の設定される伝送ランク値Zによって、以下で本発明で表現しているレイヤーインデックスによって定義される伝送レイヤー別にマッピングされる各RS資源(パターン)のうちZ個が可用な各ランク値に対して固定される順に選択されて適用される。例えば、伝送ランク値がZに適用される場合、Z個のレイヤーインデックスに対する各RS資源(パターン)をレイヤーインデックス#0からレイヤーインデックス#(Z−1)まで順次適用することができる。
【0056】
各DRSパターングループのA又はB個のRS RE上で一つ以上のレイヤーRS資源(パターン)が多重化される基本方案としてFDM又はCDMを考慮することができ、各DRSパターンの細部設計結果によってTDMをさらに考慮することができる。もちろん、前記言及した多重化方式のうち二つ以上の方案が結合された形態の多重化細部方案も本発明の提案として含まれる。
【0057】
各DRSパターングループ別にAとB個のRS REの和をDとするとき、D個のRS REを各DRSパターングループ別に多重化する方案において、基本的にTDM、FDM又はFDM/TDMを使用して各物理資源REが互いに区分されるように多重化することを基本にする。場合によっては、CDMをDRSパターングループ間のRS物理資源を多重化する用途に適用することができる。
【0058】
以下では、各DRSパターングループ#0と#1がA(例えば、12)個のREとB(例えば、12)個のREで構成される状況で、任意のランク値によって形成される各レイヤーのRSパターンが選択されたDRSパターングループ上の各REにCDM形態で多重化される場合の細部的な提案をする。
【0059】
CDM基盤で任意のDRSパターングループ上の各RS REに対して個別DRS資源(パターン)を定義するのに適用可能なコード資源としては、OVSF(Orthogonal Variable Spreading Factor)コード、DFT(Discrete Fourier Transform)基盤コード、ウォルシュ(Walsh)又はウォルシュ―アダマール(Walsh―Hadamard)系列の直交符号列を含む。また、このようなコード資源は、CAZAC系列のGCL(Generalized Chirp Like)シーケンス、CG―CAZAC(Computer Generated CAZAC)又はZC(Zhadoff―Chu)、ZC―ZCZ(Zadoff―Chu zero correlation zone)シーケンス上のサイクリックシフトを含む。また、このようなコード資源は、準―直交(quasi―orthogonal)系列のゴールドコード(Gold code)シーケンスやカサミ(Kasami)シーケンスを初めとして、各m―シーケンス(binary)間のサイクリックシフトを含む。このようなコード資源は、個別DRSパターングループ上の各RS REに対して時間領域又は周波数領域のみで1―次元に適用したり、時間領域及び周波数領域の両方で2―次元に適用することができる。このようなコード資源は、個別DRSパターングループ上の各RS REに対して時間領域及び/又は周波数領域でカバーシーケンスとして使用することができる。
【0060】
また、前記の任意の符号列を個別DRSパターングループ又は全体のDRSパターングループに適用するにおいて、該当のRS REがあるOFDMシンボル上の周波数領域上の各REに適用することもでき、これと異なり、該当の全体(一つ以上のDRSパターングループ上の)RS REに対してシーケンスをマッピングすることもできる。
【0061】
図5及び
図6は、本発明の一実施例によってDRSパターングループにマッピングされる各DRS資源をCDM方式で多重化する例を示す。
図5は、スロット単位でカバーシーケンスが使用された場合を示し、このために長さ2のカバーシーケンスを使用することができる(実線)。スロット別に長さ2のカバーシーケンスが適用されたことは、サブフレームの観点で長さ4のカバーシーケンスが適用されたことと解釈することができる(点線)。一例として、スロット0及び1にそれぞれ[1 −1]が適用されると仮定する場合、サブフレームに[1 −1 1 −1]が適用されたことと解釈することができる。
図6は、サブフレーム単位でカバーシーケンスが使用された場合を示し、このために別途に定義された長さ4のカバーシーケンスを使用することができる。表3及び表4は、それぞれ長さ2及び4のカバーシーケンスがそれぞれのDRSパターングループ(すなわち、G0及びG1)に適用された場合を示す。
【0063】
【表4】
前記表で、l、k、スロット、G0及びG1は、表1及び表2で定義したものと同一である。w0、w1、w2及びw3は、カバーシーケンスの各エレメントを示す。[w0 w1]と[w0
+ w1
+]は、それぞれスロット0及びスロット1に適用されるカバーシーケンスを示し、長さ2のカバーシーケンスセットから独立的に選択される。
【0064】
任意のDRSパターングループのCDMと定義されるDRS資源(パターン)の各直交カバーインデックスに対して、一部のインデックスを前記スロット単位長さ2の直交カバーシーケンスと定義し、一部のインデックスをサブフレーム単位長さ4の直交カバーシーケンスと定義することができる。表5は、長さ4及び2の直交カバーシーケンスを例示する。
【0065】
【表5】
表5で、シーケンスインデックスはコード資源インデックスに対応することができる。ただし、スロット単位でカバーシーケンスが適用される場合(すなわち、長さ2のカバーシーケンス)、コード資源インデックスはスロットごとに個別的に与えたり、スロット0とスロット1に適用されるシーケンスインデックスの組み合わせに対して与えることができる。一例として、表3で([w0 w1]、[w0
+ w1
+])の組み合わせに対して一つのコード資源インデックスを定義することができる。
【0066】
表5は、例示に過ぎなく、CAZAC系列のGCL(Generalized Chirp Like)シーケンス、CG―CAZAC(Computer Generated CAZAC)又はZhadoff―Chuシーケンス上のサイクリックシフトの直交符号資源をカバーシーケンスとして使用することができる。また、準―直交(quasi―orthogonal)系列のゴールドコード(Gold code)シーケンスやカサミ(Kasami)シーケンスを初めとして、各m―シーケンス(binary)のサイクリックシフトをカバーリングのための符号資源として使用することができる。
【0067】
図5及び
図6には示していないが、本発明に係るDRSパターングループには、時間領域でのカバーシーケンスに加えて、周波数又は時間―周波数領域でスクランブリングを適用することができる。スクランブリングは、DRSパターングループでOFDMシンボル単位で適用したり、DRSパターングループに属する全体のRS REに対して適用することもできる。スクランブリングは、端末―特定(UE―specific)、端末グループ―特定(UE group―specific)、セル―特定(cell―specific)方式で適用することができる。OVSF(Orthogonal Variable Spreading Factor)コード、DFT(Discrete Fourier Transform)基盤コード、ウォルシュ(Walsh)又はウォルシュ―アダマール(Walsh―Hadamard)系列の直交符号列をスクランブリングコードシーケンスとして使用することができる。また、CAZAC系列のGCL(Generalized Chirp Like)シーケンス、CG―CAZAC(Computer Generated CAZAC)、ZC(Zhadoff―Chu)シーケンス、ZC―ZCZ(Zadoff―Chu zero correlation zone)上のサイクリックシフトをスクランブリングコードシーケンスとして使用することができる。また、準―直交(quasi―orthogonal)系列のゴールドコード(Gold code)シーケンスやカサミ(Kasami)シーケンスを初めとして、各m―シーケンス(binary)のサイクリックシフトをスクランブリングコードシーケンスとして使用することができる。このようなスクランブリングに使用されるコードシーケンスは、適用目的に応じて本発明でのCDM方式の任意のDRSパターングループ上の直交DRS資源を区分して定義するコード資源と定義しないことを基本にする。すなわち、CDMコード資源区分のためのコードシーケンスとスクランブリングコードシーケンスは個別的に定義されて適用されることを基本にする。
【0068】
図7は、本発明の一実施例によってDRSを伝送するための物理チャンネルの構造を例示する。
【0069】
図7を参照すると、各スロットは、データ伝送のためのシンボル及びDRSのためのシンボル(G0/G1)を含む。G0/G1シンボル内でDRSパターングループ#0(G0)とDRSパターングループ#1(G1)がマッピングされる周波数資源は、
図4で例示したようにFDMで多重化することができる。前記実施例で記述されるCDM方式の任意のDRSパターングループ上の直交DRS資源(パターン)を構成する直交符号シーケンスの資源マッピング方法とは異なる方案を適用することができる。任意のDRSパターングループ上の各RS REに対してCDM方式の直交DRS資源(パターン)を定義するために適用されるコードシーケンスの長さは、該当のDRSパターングループに含まれるRS REの個数と同一に定義することができる。例えば、DRSパターングループのREの数が12個に設定される場合、RSのためのシーケンスの長さは、それにしたがって12に定義することができる。この場合、RSのためのシーケンスは、DRSパターングループの含まれた全体のRS REにマッピングされる。一方、他の一例として、RSのためのシーケンスの長さは、各DRSパターングループでそれぞれのOFDMシンボルに含まれるRS REの個数と同一に定義することができる。この場合、一つのRSシーケンスは、OFDMシンボル内のRS REのみにマッピングされ、同一のRSシーケンスがDRSパターングループのOFDMシンボルに繰り返してマッピングされる。
【0070】
それぞれのDRSパターングループ内で、複数のDRS資源(パターン)は時間領域及び/又は周波数領域でCDM方式で多重化される。例えば、CDM方式は、時間拡散のための(準)直交コード(すなわち、カバーシーケンス)を用いて具現することができる。CDMのためのコード資源は、直交コード(例えば、OVSFコード、ウォルシュ、ウォルシュ―アダマール系列のコード、DFTコード)を含む。また、CDMのためのコード資源は、CAZAC系列のGCL(Generalized Chirp Like)シーケンス、CG―CAZAC(Computer Generated CAZAC)シーケンス、ZC(Zhadoff―Chu)シーケンス、ZC―ZCZ(Zadoff―Chu zero correlation zone)上のサイクリックシフトを含む。また、CDMのためのコード資源は、準―直交(quasi―orthogonal)系列のゴールドコード(Gold code)シーケンスやカサミ(Kasami)シーケンスを初めとして、各m―シーケンス(binary)のサイクリックシフトを含む。RSシーケンスに掛けられるカバーシーケンスは、スロット単位又はサブフレーム単位で適用することができる。カバーシーケンスがスロット単位で適用される場合、長さ2のカバーシーケンス(w0,w1)が使用され[
図7(a)]、サブフレーム単位で適用される場合、長さ4のカバーシーケンス(w0,w1,w2,w3)が使用される[
図7(b)]。DRSがプリコーディングされない場合、RSシーケンスは、時間領域でカバーシーケンスが掛けられた後、それぞれの物理アンテナのための物理資源にマッピングされる。一方、DRSがプリコーディングされる場合(すなわち、レイヤーRS)、各DRS REに対して時間領域でカバーシーケンスが掛けられた後、プリコーディングによってそれぞれの物理アンテナのための物理資源にマッピングされる。
【0071】
図8は、本発明の一実施例によってDRS資源(パターン)を割り当てる例を示す。本発明に係るDRS資源は、DRSパターングループインデックス及びコード資源インデックスを含むインデックスペアによって特定することができる。説明の便宜上、本実施例は、プリコーディングされたDRS(すなわち、レイヤーRS)を仮定している。DRSがプリコーディングされない場合、
図8のレイヤーインデックスは、物理アンテナに対応するもの(例えば、物理アンテナポート)に取り替えることができる。上述したように、レイヤーインデックスとは異なり、レイヤーインデックスは仮想アンテナポート、仮想アンテナポートインデックス、RSポート又はRSポートインデックスに置換されて適用される場合を本発明で包括していることを明示する。説明の便宜上、以下では、上述した全ての場合を包括し、レイヤーインデックスの場合を基盤にして記述する。
【0072】
図8を参照すると、プリコーディングが適用されるDRS上でのレイヤーRSのための資源(例えば、DRSパターングループインデックス及びコード資源インデックス)は、レイヤーインデックス又はこれと関連したパラメーター(例えば、(仮想)アンテナポートインデックス、アンテナポート又はRSポート)を用いて決定することができる。一例として、レイヤーインデックス又はレイヤーRSインデックスをレイヤーRS資源にマッピングすることができる。他の例として、レイヤー又はレイヤーRSインデックスを(仮想)アンテナポートにマッピングし、(仮想)アンテナポートをレイヤーRS資源にマッピングすることができる。レイヤーRSインデックスは、本発明の提案によってレイヤー別に定義されるRSの順序を指示する論理インデックスを示し、レイヤーインデックスに対応することができる。(仮想)アンテナポートのインデックスは、本発明で定義されるシステム又は伝送モード上での論理的順序を示すインデックスであって、既存の他の伝送モードに対する(仮想)アンテナポートのインデックスが既に決定されている場合、インデックス設定において一定値のオフセットを有することができる。レイヤーインデックスをアンテナRSポートに順次マッピングすることを基本的に考慮するとき、レイヤーRSとレイヤーRS資源との間のマッピングは、アンテナRSポートとRS資源との間のマッピングと同一の順序又は形態で定義することができる。これとは異なり、レイヤーインデックス、レイヤーRSインデックス及びアンテナRSポートにパーミュテーション(又は再整列)が適用される場合、レイヤー別のRSとレイヤーRS資源との間のマッピング関係の順序は変更可能である。また、レイヤー別のRSとレイヤーRS資源との間のマッピング時に別途のパラメーター(例えば、端末―特定(UE―specific)パラメーター)をさらに使用することができる(例えば、循環的オフセットとして使用)。
【0073】
図8には示していないが、レイヤーRSにスクランブリングがさらに適用される場合、レイヤーRS資源としてスクランブリングコード資源(インデックス)をさらに定義することができる。スクランブリングコード資源(インデックス)は、端末―特定(UE―specific)、端末グループ―特定(UE group―specific)、セル―特定(cell―specific)方式で定義することができる。
【0074】
任意のランク値が与えられる場合、各個別レイヤーや(仮想)アンテナポートをDRSパターンにマッピングする方式でDRSパターングループインデックスファーストマッピング方式、コード資源インデックスファーストマッピング方式又はこれらのハイブリッド方式を考慮することができる。DRSパターングループインデックスファーストマッピング方式は、各個別レイヤーや(仮想)アンテナポートを、例えば、DRSパターングループ#0及びDRSパターングループ#1に順次マッピングし、不足している場合、DRSパターングループ内でコード資源を変更する方式である。コード資源ファーストマッピング方式は、各個別レイヤーや(仮想)アンテナポートを、例えば、DRSパターングループ#0の各DRSパターンに優先的にマッピングし、不足している場合、DRSパターングループ#1の各DRSパターンにマッピングする方式である。また、DRSパターングループインデックスファーストマッピング方式、コード資源インデックスファーストマッピング方式はランク値によって混用可能である。
【0075】
以下では、表を参照してレイヤー、レイヤーRS、仮想アンテナポート、仮想アンテナポートインデックス、RSポート又はRSポートインデックスをDRS資源にマッピングする方案を具体的に例示する。本発明で提案する方案によると、ランク値とは関係なく、各レイヤー別のDRSパターングループが固定されて設定される。説明の便宜上、下記の表では、レイヤーインデックスをDRS資源にマッピングする例を示した。これは、例示であって、下記の表で、レイヤー又はレイヤーインデックスは、レイヤーRS、レイヤーRSインデックス、仮想アンテナポート、仮想アンテナポートインデックス、RSポート又はアンテナRSポートインデックスに変換して表現することができる。すなわち、本明細書に例示した表では、基本的にレイヤーのDRSのパターングループ及び符号として定義される資源にマッピングする関係について記述しているが、場合によっては、レイヤーでない仮想アンテナポート又はRSポートのDRSパターングループ及び符号インデックスとして定義される資源にマッピングする関係に対する提案事項について記述することも可能である。例えば、レイヤー(又はレイヤーRS)をDRS資源にマッピングしたり、レイヤー(又はレイヤーRS)をアンテナRSポートにマッピングした後、アンテナRSポートをDRS資源にマッピングすることができる。この場合、レイヤーインデックス(レイヤーRSインデックス)及び/又はアンテナRSポートには、再整列又はパーミュテーションを適用することができる。一例として、下の表で、レイヤーインデックスは0、1、2、3、4、5、6、7と記載されているが、前記記述している再整列後のレイヤーインデックスは、0、3、5、7、1、2、4、6のように順序を変えることができる。説明の便宜上、下記の表はランク8まで例示しているが、本発明で提案する方式は、より高いランク値を有するシステムにも同一/類似する形で拡張することができる。
【0076】
以下の例では、各DRSパターングループのREの数は全て12個に設定することができ、RSのためのコードシーケンスの長さは、それにしたがって12に定義することができる。また、各DRSパターングループ別に異なるように合計8個のコード資源を定義することもでき(方案1)、4個のコード資源(すなわち、各DRSパターングループ別に同一のコード資源設定)を定義することもできる(方案2)。また、コード資源インデックス#0はいずれも「1」で構成することができる。換言すると、任意のDRSパターングループに一つのレイヤーRSパターンが設定される場合、コードを適用しないこともある。
【0077】
【表6】
提案(proposal)1.1―Aは、レイヤーインデックスが2ずつ増加する度にDRSパターングループが変更される場合を例示する。すなわち、レイヤーインデックスが0〜1である場合、DRSパターングループ#0のみが使用され、不足した資源のために二つのコード資源インデックスが使用される。これと同様に、レイヤーインデックスが2〜3、4〜5及び6〜7である場合、それぞれDRSパターングループ#1、#0及び#1が順次適用される。
【0078】
提案1.1―Bは、提案1.1―Aの変形例を示す。提案1.1―Bは、提案1.1―Aでレイヤーインデックスが再整列された場合と解釈することもできる。具体的に、提案1.1―Bの方案2は、提案1.1―Aの方案2でレイヤーインデックス4、5、6、7が6、7、4、5に再整列された場合に該当する。
【0079】
【表7】
提案1.1―Cは、DRSパターングループインデックスファーストマッピング方式を例示する。すなわち、提案1.1―Cで、レイヤーインデックスはDRSパターングループ#0及びDRSパターングループ#1に順次マッピングされ、不足している場合、DRSパターングループ内でコード資源を変更する。
【0080】
提案1.1―Dは、提案1.1―Cの変形例を示し、具体的に、レイヤーインデックス1とレイヤーインデックス2との間の境界を基準にして異なる形態のレイヤー(又はアンテナポート)とRS資源とのマッピング方式を使用する例を示す。
【0081】
提案1.1―Cと1.1―Dは、ランク2以上であり、DRSパターングループに24REが使用される場合にも適用可能である。
【0082】
【表8】
提案1.1―E/1.1―Fは、提案1.1―A/1.1―Bよりも高いレイヤーRSインデックス上でより均一に分布するための他の方案の一例を示す。
【0083】
【表9】
提案1.1―G/1.1―Hは、提案1.1―A/1.1―Bよりも高いレイヤーRSインデックス上でより均一に分布するための他の方案の一例を示す。
【0084】
本方案によると、レイヤー(又はRSポート)のDRS資源に対するマッピング又は多重化時に、任意のランク値によって個別レイヤーに対してマッピングされるRS資源(パターン)が最大限変化しないようにすることができる。ランク値とは関係なく、各レイヤー別のDRSパターングループが固定されて設定されるので、例えば、ランク独立的1対1レイヤー―RS資源マッピング(rank―independent one―to―one layer―to―RS resource mapping)又はランク独立的1対1RSポート―RS資源マッピング(rank―independent one―to―one RS port―to―RS resource mapping)が提供される。このようなランク独立的RS資源マッピング方式は、個別レイヤー別にRSポジション及びパターンが変化しないので、SU―MIMO(Single User MIMO)のみならず、MU―MIMO(Multi User MIMO)やDL CoMPにも適用されるRSパターンを提供することができる。
【0085】
また、前記表は、基本的にレイヤーのDRSのパターングループ及び符号として定義される資源にマッピングする関係について記述しているが、場合によっては、レイヤーでない仮想アンテナポート又はRSポートのDRSパターングループ及び符号インデックスとして定義される資源にマッピングする関係に対する提案事項について記述することも可能である。すなわち、前記表で言及するレイヤー及びレイヤーインデックスは、仮想アンテナポート又はRSポート及び仮想アンテナポートインデックス又はRSポートインデックスに変換して表現可能であることを明示する。
【0086】
【表10】
提案1.1―I/1.1―Jは、それぞれランク―4又はランク―6以下で、時―周波数DM―RS伝送のための時―周波数資源領域上の物理資源オーバーヘッドを制限するための多重化方案を例示する。
【0087】
提案1.1―Jの場合、ランク―6まで一つのDRSパターングループの時―周波数資源を有して6個のコード資源を生成するためには、時間上の伝送シンボル間の直交コードカバーでは不足しており、時―周波数領域で該当のDRSパターングループの各RS物理資源の全体又は部分に対して該当長さのコード資源をCAZACシーケンス、DFTシーケンス、ZC(Zardoff―Chu)シーケンス、GCL(general chirp―like)シーケンス又はウォルシュシーケンスと定義することができる。
【0088】
【表11】
提案1.1―K/1.1―Lは、低いレイヤーインデックスのRSでのレイヤー干渉を制限するための方案を例示する。
【0089】
提案1.1―K/1.1―Lの場合、DRSパターングループ#1は、6個のレイヤーRSパターンを提供している。一つのDRSパターングループの時―周波数資源を有して6個のコード資源を生成するためには、時間上の伝送シンボル間の直交コードカバーでは不足しており、時―周波数領域で該当のDRSパターングループの各RS物理資源の全体又は部分に対して該当の長さのコード資源をCAZACシーケンス、DFTシーケンス、ZC(Zardoff―Chu)シーケンス、GCL(general chirp―like)シーケンス又はウォルシュシーケンスと定義することができる。
【0090】
次に、各DRSパターングループ#0と#1がA(例えば、12)個のREとB(例えば、12)個のREで構成される状況で、任意のランク値によって形成される各レイヤーのRSパターンが選択されたDRSパターングループ上の各REにFDM、TDM又はFDM/TDM形態で多重化される場合の細部的な提案をする。
【0091】
本発明で提案する方案によると、ランク値とは関係なく、各レイヤー別のDRSパターングループが設定される。説明の便宜上、レイヤーインデックスをDRS資源にマッピングする例を示したが、下記の表で、レイヤーインデックスは、レイヤーRSインデックス又はアンテナRSポートに取り替えることができる。すなわち、レイヤー(又はレイヤーRS)をDRS資源にマッピングしたり、レイヤー(又はレイヤーRS)をアンテナRSポートにマッピングした後、アンテナRSポートをDRS資源にマッピングすることができる。この場合、レイヤーインデックス(レイヤーRSインデックス)及び/又はアンテナRSポートには、再整列又はパーミュテーションを適用することができる。説明の便宜上、下記の表は、ランク8まで例示しているが、本発明で提案する方式は、より高いランク値を有するシステムにも同一/類似する形で拡張することができる。
【0092】
個別DRSパターン上で使用される各RE上の直交コード資源を定義するにおいて、全体のREに対する一連の任意の形態の周波数分割、シンボル分割又は周波数/シンボル分割の形態で区分されて定義されることも本発明の提案で包括し、それぞれの分割されたREをRS資源インデックスとして識別する。
【0093】
各DRSパターングループのREの数は合計12個に設定することができ、合計12に定義される各REで生成される各DRSパターングループ別の各RS資源インデックスは、DRSパターングループ別に異なるREパターンとして異なるように設定しながら異なるインデックスと定義することもでき(方案1)、同一のREパターンと定義しながら同一のパターン間の同一のインデックスと定義することができる(方案2)。
【0094】
【表12】
提案1.2―Aは、レイヤーインデックスが2ずつ増加する度にDRSパターングループが変更される場合を例示する。すなわち、レイヤーインデックスが0〜1である場合、DRSパターングループ#0のみが使用され、不足した資源のために二つのRSパターンインデックスが使用される。これと同様に、レイヤーインデックスが2〜3、3〜4及び6〜7である場合、それぞれDRSパターングループ#1、#0及び#1が順次適用される。
【0095】
提案1.2―Bは、提案1.2―Aの変形例を示す。提案1.2―Bは、提案1.2―Aでレイヤーインデックスが再整列された場合と解釈することもできる。具体的に、提案1.2―Bの方案2は、提案1.2―Aの方案2でレイヤーインデックス4、5、6、7が6、7、4、5に再整列された場合に該当する。
【0096】
【表13】
提案1.2―Cは、DRSパターングループインデックスファーストマッピング方式を例示する。すなわち、提案1.2―Cで、レイヤーインデックスは、DRSパターングループ#0及びDRSパターングループ#1に順次マッピングされ、不足している場合、DRSパターングループ内でRSパターンインデックスが変更される。提案1.2―Dは、提案1.2―Cの変形例を示す。提案1.2―Cと1.2―Dは、ランク2以上であり、DRSパターングループに24REが使用される場合にも適用可能である。
【0097】
【表14】
提案1.2―E/1.2―Fは、提案1.2―A/1.2―Bよりも高いレイヤーRSインデックス上でより均一に分布するための他の方案の一例を示す。
【0098】
次に、各DRSパターングループ#0と#1がA(例えば、12)個のREとB(例えば、12)個のREで構成される状況で、任意のランク値によって形成される各レイヤーのRSパターンが該当のDRSパターングループ上の各REにFDM、TDM又はFDM/TDM形態で多重化される場合の細部的な提案をする。
【0099】
個別DRSパターン上に使用される各RE上の直交コード資源を定義するにおいて、全体のREに対する一連の任意の形態の周波数分割、シンボル分割又は周波数/シンボル分割の形態に区分されて定義されることも本発明の提案で包括し、それぞれの分割された各REをRSパターンインデックスと識別する。このとき、提案#1.2の場合と同様に、任意のDRSパターングループの全体のREは、最大に多重化されるレイヤーインデックスの個数だけ分割することもできるが、CDMの付加的な多重化を考慮し、これより少ない個数に分割することができる。
【0100】
個別DRSパターン上に使用される各RE上の直交コード資源を定義するにおいて、周波数領域RE上のウォルシュ又はウォルシュ―アダマール系列の直交符号列を初めとして、各OFDMシンボル上の各REに対するウォルシュカバーリングを使用することもでき、CAZAC系列のGCL又はZhadoff―Chuシーケンス上のサイクリックシフトの直交符号資源割り当てを適用することができる。これに加えて、準―直交系列のゴールドコード(Gold code)シーケンス、カサミ(Kasami)シーケンス又は各m―シーケンス(binary)のサイクリックシフトを符号資源として使用することができる。また、前記の任意の符号列を個別DRSパターングループ又は全体のDRSパターングループに適用するにおいて、該当のREがあるOFDMシンボル上の周波数領域上のREに適用することもでき、該当の全体(一つ以上のDRSパターングループ上の)の各REに対してシーケンスをマッピングすることもできる。これと異なり、任意のDRSパターングループの全体のREに対するFDM、TDM又はFDM/TDM形態の分割された一部のREに合わせてシーケンスを生成してマッピングすることもできる。本方式の資源割り当てを適用するとき、個別コード資源をコード資源インデックスと定義する。
【0101】
各個別レイヤーの任意の特定RSパターン及び/又はコード資源へのマッピングは、時間―ファースト、周波数―ファースト又はコード―ファースト方式でマッピングすることができる。3個の資源領域で多重化方式で構成される場合、時間―周波数―コード、時間―コード―周波数、周波数―時間―コード、周波数―コード―時間、コード―時間―周波数又はコード―周波数―時間の順にマッピングすることができる。
【0102】
以下では、表を参照して、レイヤーをDRS資源にマッピングする方案を具体的に例示する。本発明で提案する方案によると、ランク値とは関係なく、各レイヤー別のDRSパターングループが設定される。説明の便宜上、下記の表で、レイヤーインデックスは、レイヤーRSインデックス又はアンテナRSポートに取り替えることができる。すなわち、レイヤー(又はレイヤーRS)をDRS資源にマッピングしたり、レイヤー(又はレイヤーRS)をアンテナRSポートにマッピングした後、アンテナRSポートをDRS資源にマッピングすることができる。この場合、レイヤーインデックス(レイヤーRSインデックス)及び/又はアンテナRSポートには再整列又はパーミュテーションを適用することができる。説明の便宜上、下記の表は、ランク8まで例示しているが、本発明で提案する方式は、より高いランク値を有するシステムにも同一/類似する形で拡張することができる。
【0103】
下記の表で、各DRSパターングループのREの数は、合計12個に設定することができ、合計12個に定義される各RE内で生成される各RSパターンインデックスは、DRSパターングループ別に異なるREパターンに設定しながら異なるインデックスと定義することもでき(方案1)、同一のREパターンと定義しながら同一のパターン間の同一のインデックスと定義することができる(方案2)。
【0104】
下記の表で、各DRSパターングループのREの数は、合計12個に設定することができ、コードシーケンスの長さを12に定義することができる。これと異なり、任意のDRSパターングループの全体のREに対するFDM、TDM又はFDM/TDM形態の分割された一部のREに合わせてシーケンスを生成してマッピングすることもできる。各DRSパターングループ別に異なるように任意の個数(任意のDRSパターングループ上で要求されたり可能な個数だけ定義される。)のコード資源を定義することもでき(方案a)、各DRSパターングループ別に同一のコード資源設定(任意のDRSパターングループ上で要求されたり可能な個数だけ定義される。)を定義することもできる(方案b)。コード資源インデックス#0は、いずれも「1」で構成することができる。換言すると、DRSパターングループに一つのレイヤーRSパターンが設定される場合、直交符号を適用しないこともある。
【0105】
【表15】
提案1.3―Aは、レイヤーインデックスが2ずつ増加する度にDRSパターングループが変更される場合を例示する。すなわち、レイヤーインデックスが0〜1及び4〜5である場合、DRSパターングループ#0のみが使用され、不足した資源のために二つのRSパターンインデックス及び/又は二つのコード資源インデックスが使用される。これと同様に、レイヤーインデックスが2〜3及び6〜7である場合、それぞれDRSパターングループ#1のみが適用される。
【0106】
提案1.3―Bは、提案1.3―Aの変形例を示す。提案1.3―Bは、提案1.3―Aでレイヤーインデックスが再整列された場合と解釈することもできる。具体的に、提案1.3―Bの方案2―bは、提案1.3―Aの方案2―Bでレイヤーインデックス4、5、6、7が6、7、4、5に再整列された場合に該当する。
【0109】
【表18】
次に、各DRSパターングループ#0と#1がA(例えば、12)個のREとB(例えば、12)個のREで構成される状況で、任意のランク値によって形成される各レイヤーのRSパターンが該当のDRSパターングループ上の各REに2―D(Dimension)CDM形態で多重化される場合の細部的な提案をする。具体的に、DRSパターングループ上の各REに対して1番目のコード資源を時間領域で適用し、2番目のコード資源を周波数領域で適用することができる。コード資源が適用される時間領域及び周波数領域の順序は変わり得る。例えば、DRSパターングループ上の各REに対して1番目のコード資源を時間領域でカバーシーケンスとして使用し、2番目のコード資源を周波数領域でスクランブリングコード資源として使用することができ、これと反対の場合も可能である。一方、OFDMシンボルインデックスの順序に対して順方向又は逆方向のコードインデックスマッピングが可能である。これは、パンクチャリング(puncturing)される状況でもパターン直交性が壊れないように、全てが「1」エレメントを有するシンボルがパンクチャリングされないようにマッピングする過程で考慮することができる。
【0110】
個別DRSパターン上の各REに使用されるコード資源は、OVSF(Orthogonal Variable Spreading Factor)コード、DFT(Discrete Fourier Transform)基盤コード、ウォルシュ(Walsh)又はウォルシュ―アダマール(Walsh―Hadamard)系列の直交符号列を含む。また、このようなコード資源は、CAZAC系列のGCL(Generalized Chirp Like)シーケンス、CG―CAZAC(Computer Generated CAZAC)、ZC(Zhadoff―Chu)又はZC―ZCZ(Zadoff―Chu zero correlationzone)シーケンス上のサイクリックシフトを含む。また、このようなコード資源は、準―直交(quasi―orthogonal)系列のゴールドコード(Gold code)シーケンスやカサミ(Kasami)シーケンスを初めとして、各m―シーケンス(binary)のサイクリックシフトを含む。
【0111】
これに制限されることはないが、2―D CDMのための1番目のコード資源は、時間領域で適用される直交シーケンスカバー(例えば、ウォルシュカバー)を含む。ウォルシュカバーは、例えば、同一のDRSパターングループ内で隣接した二つのOFDMシンボルのREペアに適用される{1,1}又は{1,−1}を含む。DRSパターングループ内で3個のOFDMシンボルが隣接した場合、長さ3のDFT―基盤ウォルシュカバーを使用することができる。この場合、3個の長さ3のウォルシュカバーのうち2個を使用することができる。また、2―DCDMのための2番目のコード資源は、同一のDRSパターングループ内で一つのOFDMシンボル内の各REに適用されるサイクリックシフトシーケンスを含む。例えば、2番目のコード資源は、CAZAC、ZC、ZCZ、ゴールドコード、カサミシーケンス、m―シーケンスのサイクリックシフトを含む。
【0112】
以下では、表を参照して、レイヤー又は(仮想)アンテナポートをDRS資源にマッピングする方案を具体的に例示する。本発明で提案する方案によると、ランク値とは関係なく、各レイヤー別のDRSパターングループが設定される。説明の便宜上、下記の表では、レイヤーインデックスをDRS資源にマッピングする例を示した。これは、例示であって、下記の表でレイヤーインデックスをレイヤーRSインデックス又はアンテナRSポートに取り替えることができる。すなわち、レイヤー(又はレイヤーRS)をDRS資源にマッピングしたり、レイヤー(又はレイヤーRS)をアンテナRSポートにマッピングした後、アンテナRSポートをDRS資源にマッピングすることができる。この場合、レイヤーインデックス(レイヤーRSインデックス)及び/又はアンテナRSポートには再整列又はパーミュテーションを適用することができる。説明の便宜上、下記の表はランク8まで例示しているが、本発明で提案する方式は、より高いランク値を有するシステムにも同一/類似する形で拡張することができる。
【0113】
以下で提案する提案#2.1〜#2.25のレイヤーRSパターンは、ランク―8まで導出される個別レイヤーRS別の資源多重化方式を記述したものである。任意のランク値が与えられる場合、提案#2.1〜#2.25は、該当のランク値に対して導出されるレイヤーRSインデックスまでの多重化パターンと理解することができる。すなわち、ランク値とは関係なく、同一のレイヤーRSパターン、すなわち、同一のレイヤーRSマッピングを適用することができる。
【0114】
下記の表で、DRSパターングループ、WC(Walsh Cover)インデックス、CS(Cyclic Shift)インデックスの順序は、説明の便宜上、区分のために記述したもので、このようなインデックス順序を実際に物理RE(又は物理REパターン)資源、コード資源のインデックスにそのまま適用することもでき、任意にマッピングすることもできる。
【0115】
以下の提案#2.1〜#2.25のうち一つ以上の提案上で任意の提案に記述されている全体のレイヤーRS別の多重化パターンのうち一つ以上のパターンを組み合わせ、全体のレイヤーRSパターンを再構成することができる。このような過程を通して導出可能な全ての方案も本発明の提案として含む。
【0116】
提案#2.1〜#2.25で例示したRS資源は、次に示す通りである。
【0117】
―WC(Wash cover)インデックス#0、#1(例えば、WC#0:{1,1}、WC#1:{1,−1})
―CS(サイクリックシフト)インデックス#0、#1
―DRSパターングループインデックス#0、#1
ケースAは、WCが先にマッピングされ、その後にCSがマッピングされる場合を示す。
【0118】
ケースAは、CSが先にマッピングされ、その後にWCがマッピングされる場合を示す。
【0119】
これに制限されることはないが、下記の表で、WCインデックスはカバーシーケンス資源として使用し、CSインデックスはスクランブリングコード資源として使用することができ、その反対の場合も可能である。
【0120】
【表19】
提案2.1―Aは、レイヤーインデックスの増加によってWCインデックス=>DRSパターングループインデックス=>CSインデックスの順にRS資源がマッピングされる場合を例示する。
【0121】
提案2.1―Bは、レイヤーインデックスの増加によってCSインデックス=>DRSパターングループインデックス=>WCインデックスの順にRS資源がマッピングされる場合を示す。
【0122】
【表20】
提案2.2―Aは、提案2.1―Aの変形例を示す。提案2.2―Aは、提案2.1―Aでレイヤーインデックスが再整列された場合と解釈することもできる。具体的に、提案2.2―Aは、提案2.1―Aでレイヤーインデックス4、5、6、7が6、7、4、5に再整列された場合に該当する。
【0123】
提案2.2―Bは、提案2.1―Bの変形例を示す。提案2.2―Bは、提案2.1―Bでレイヤーインデックスが再整列された場合と解釈することもできる。具体的に、提案2.2―Bは、提案2.1―Bでレイヤーインデックス4、5、6、7が6、7、4、5に再整列された場合に該当する。
【0124】
【表21】
提案2.3―Aは、レイヤーインデックスの増加によってWCインデックス=>CSインデックス=>DRSパターングループインデックスの順にRS資源がマッピングされる場合を例示する。
【0125】
提案2.3―Bは、レイヤーインデックスの増加によってCSインデックス=>WCインデックス=>DRSパターングループインデックスの順にRS資源がマッピングされる場合を示す。
【0126】
【表22】
提案2.4は、提案2.1で4個のサイクリックシフトコード資源を使用するモデルを例示する(WC基盤コード多重化なし)。
【0127】
提案2.5は、提案2.2で4個のサイクリックシフトコード資源を使用するモデルを例示する(WC基盤コード多重化なし)。
【0128】
【表23】
提案2.6は、提案2.1で4個のサイクリックシフトコード資源を使用するモデルを例示する(すなわち、2個のWC基盤コード多重化)。
【0129】
提案2.7は、提案2.1で4個のサイクリックシフトコード資源を使用するモデルを例示する(すなわち、2個のWC基盤コード多重化)。
【0130】
【表24】
提案2.8は、提案2.2で4個のサイクリックシフトコード資源を使用するモデルを例示する(すなわち、2個のWC基盤コード多重化)。
【0131】
提案2.9は、提案2.2で4個のサイクリックシフトコード資源を使用するモデルを例示する(すなわち、2個のWC基盤コード多重化)。
【0132】
【表25】
提案2.10は、提案2.1で3個のウォルシュカバー及び2個のサイクリックシフトコード資源を使用するモデルを例示する。
【0133】
提案2.11は、提案2.2で3個のウォルシュカバー及び2個のサイクリックシフトコード資源を使用するモデルを例示する。
【0134】
【表26】
提案2.12は、DRSパターングループ上への不均一なレイヤーRSパターンマッピング、4個のサイクリックシフトコード資源及び2個のWCコード資源を使用するモデルを例示する。
【0135】
提案2.13は、DRSパターングループ上への不均一なレイヤーRSパターンマッピング、4個のサイクリックシフトコード資源及び2個のWCコード資源を使用するモデルを例示する(提案2.12に比べて、レイヤー6及び7RSパターンで異なるWCを使用)。
【0136】
【表27】
提案2.14は、DRSパターングループ上への不均一なレイヤーRSパターンマッピング、3個のウォルシュカバー及び2個のサイクリックシフトコード資源を使用するモデルを例示する。
【0137】
提案2.15は、パターングループ上への不均一なレイヤーRSパターンマッピング、3個のウォルシュカバー及び2個のサイクリックシフトコード資源を使用する他のモデルを例示する(提案2.14に比べて、レイヤー6及び7RSパターンで異なるCSを使用)。
【0138】
【表28】
提案2.16は、DRSパターングループ上への不均一なレイヤーRSパターンマッピング、3個のウォルシュカバー及び2個のサイクリックシフトコード資源を使用するモデルを例示する。
【0139】
提案2.17は、DRSパターングループ上への不均一なレイヤーRSパターンマッピング、3個のウォルシュカバー及び2個のサイクリックシフトコード資源を使用する他のモデルを例示する(提案2.14に比べて、レイヤー0及び1RSパターンで異なる。)。
【0140】
【表29】
提案2.18は、DRSパターングループ上への不均一なレイヤーRSパターンマッピング、3個のウォルシュカバー及び2個のサイクリックシフトコード資源を使用するモデルを例示する。
【0141】
提案2.19は、DRSパターングループ上への不均一なレイヤーRSパターンマッピング、3個のウォルシュカバー及び2個のサイクリックシフトコード資源を使用する他のモデルを例示する(提案2.18に比べて、レイヤー6及び7RSパターンで異なるCSを使用)。
【0142】
【表30】
提案2.1―C/2.1―Dは、提案2.1―A/2.1―Bよりも高いレイヤーRSインデックスでDRSパターンをDRSパターングループにより均一に配置するための方案を例示する。
【0143】
【表31】
提案2.2―C/2.2―Dは、提案2.2―A/2.2―Bよりも高いレイヤーRSインデックスでDRSパターンをDRSパターングループにより均一に配置するための方案を例示する。
【0144】
【表32】
提案2.2―E/2.2―Fは、提案2.2―A/2.2―Bよりも高いレイヤーRSインデックスでDRSパターンをDRSパターングループにより均一に配置するための方案を例示する。
【0145】
【表33】
提案2.2―G/2.2―Hは、提案2.2―A/2.2―Bよりも高いレイヤーRSインデックスでDRSパターンをDRSパターングループにより均一に配置するための方案を例示する。
【0146】
【表34】
提案2.2―I/2.2―Jは、提案2.2―A/2.2―Bよりも高いレイヤーRSインデックスでDRSパターンをDRSパターングループにより均一に配置するための方案を例示する。
【0147】
【表35】
提案2.4―A/2.5―Aは、提案2.4/2.5よりも高いレイヤーRSインデックスでDRSパターンをDRSパターングループにより均一に配置するための方案を例示する。
【0148】
【表36】
提案2.6―A/2.7―Aは、提案2.6/2.7よりも高いレイヤーRSインデックスでDRSパターンをDRSパターングループにより均一に配置するための方案を例示する。
【0149】
【表37】
提案2.8―A/2.9―Aは、提案2.8/2.9よりも高いレイヤーRSインデックスでDRSパターンをDRSパターングループにより均一に配置するための方案を例示する。
【0150】
【表38】
提案2.10―A/2.11―Aは、提案2.10/2.11よりも高いレイヤーRSインデックスでDRSパターンをDRSパターングループにより均一に配置するための方案を例示する。
【0151】
【表39】
提案2.20は、DRSパターングループ上への不均一なレイヤーRSパターンマッピング方式を例示する。具体的な事項は、次に示す通りである。
【0152】
―DRSパターングループ#0:2個のサイクリックシフト;DRSパターングループ#1:6個のサイクリックシフト
―(サイクリックシフト、WC)とレイヤーインデックスとのマッピングは、それぞれのDRSパターングループ#0及び1に対してパーミュテーションすることができる。
【0153】
提案21は、DRSパターングループ上への不均一なレイヤーRSパターンマッピング方式を例示する。具体的な事項は、次に示す通りである。
【0154】
―DRSパターングループ#0:2個のサイクリックシフト;DRSパターングループ#1:3個のサイクリックシフトと2個のWC
―(サイクリックシフト、WC)とレイヤーインデックスとのマッピングは、それぞれのDRSパターングループ#0及び1に対してパーミュテーションすることができる。
【0155】
【表40】
提案2.22は、DRSパターングループ上への不均一なレイヤーRSパターンマッピング方式を例示する。具体的な事項は、次に示す通りである。
【0156】
―DRSパターングループ#0:2個のWC;DRSパターングループ#1:2個のWC及び3個のサイクリックシフト
―(サイクリックシフト、WC)とレイヤーインデックスとのマッピングは、それぞれのDRSパターングループ#0及び1に対してパーミュテーションすることができる。
【0157】
提案2.23は、DRSパターングループ上への不均一なレイヤーRSパターンマッピング方式を例示する。具体的な事項は、次に示す通りである。
【0158】
―DRSパターングループ#0:2個のWC;DRSパターングループ#1:6個のサイクリックシフト
―(サイクリックシフト、WC)とレイヤーインデックスとのマッピングは、それぞれのDRSパターングループ#0及び1に対してパーミュテーションすることができる。
【0159】
【表41】
提案2.24は、DRSパターングループ#0及び#1上への均等なレイヤー分割方式を例示する。具体的な事項は、次に示す通りである。
【0160】
―DRSパターングループ#0及び#1:2個のサイクリックシフトと2個のWC
―(グループ、サイクリックシフト、WC)とレイヤーインデックスとのマッピングは、それぞれのDRSパターングループ#0及び1に対してパーミュテーションすることができる。
【0161】
提案25:DRSパターングループ#0及び#1上への均等なレイヤー分割方式を例示する。具体的な事項は、次に示す通りである。
【0162】
―DRSパターングループ#0及び#1:4個のサイクリックシフト又は4個の4WC
―(グループ、サイクリックシフト、WC)とレイヤーインデックスとのマッピングは、それぞれのDRSパターングループ#0及び1に対してパーミュテーションすることができる。
【0163】
次に、本発明の一実施例に係るパワーブースティング(power boosting)方案について説明する。本発明の全般にわたって提案されている各DRSパターンでCDM多重化が適用される場合、高いランク伝送になるほどビームフォーミング利得が減少する一方、同一の資源にCDM多重化するレイヤーRSの個数は増加する。したがって、高いランクで適切なチャンネル推定性能を提供するためのパワーブースティングを要求することができる。このとき、PDSCH上のデータ伝送に対するレイヤー別に割り当てられたパワー(又はパワースペクトル密度(power spectral density;PSD))と該当のレイヤーに対するRS物理資源(physical resource element:PRE)上のパワー(又はPSD)が異なるように設定される場合、RSのパワー(又はPSD)の絶対値や、データPREのパワー(又はPSD)とRS PRE上のレイヤーRSに設定されるパワー(又はPSD)との間の相対的な差又は比率をセル―特定又は端末(又は中継器)―特定RRCシグナリングで伝送したり、L1/L2 PDCCH制御シグナリングで伝送することができる。個別レイヤー別のRSの各PRE間のパワー(又はPDS)を設定する詳細方案は、次のように提案する。以下の各提案方案は、基本的に物理資源上のパワー(又はPSD)を適用するにおいてRS物理資源に対するパワーブースティングを適用する動作と連係した方案を記述しているが、これに限定することはなく、一般的な状況でのデータ物理資源及びRS物理資源上のパワー(又はPSD)関係を設定し、これをシグナリングする方案で適用可能であることを明示する。
【0164】
方案1:同一のレイヤーRS&データパワー(又はPSD)割り当て
個別伝送レイヤー別に均一なチャンネル推定性能を提供するために、各伝送レイヤー別のRSに対するパワー(又はPSD)を同一に設定することができる。これによって、特定DRSパターングループ上にCDM多重化されるレイヤーRSパターンの数によって該当のDRSパターングループのPREに対して設定される全てのパワー(又はPSD)を、DRSパターングループ別に異なるように設定することができる。これに加えて、RSに対するパワーブースティングを適用することができる。全般的なPDSCHとRS伝送資源及び/又は伝送レイヤー上のパワー(又はPSD)を設定してシグナリングする各細部方法は、下記のように提案する。
【0165】
方法1:全体のサブフレーム上でデータ伝送PREのパワー(又はPSD)とRS伝送PREのパワー(又はPSD)との間の絶対値としての差又は相対的な比率としての差について構成することができる。特に、パワーブースティングをする場合、RSが伝送される伝送シンボル上のデータ伝送PREのパワー(又はPSD)とRS伝送PREのパワー(又はPSD)との間の絶対値としての差又は相対的な比率の設定と、RSが伝送されない伝送シンボル上のデータ伝送PREのパワー(又はPSD)とRS伝送PREのパワー(又はPSD)との間の絶対値としての差又は相対的な比率の設定を構成することができる。このとき、個別伝送レイヤー別にデータ伝送レイヤーに対するパワー(又はPSD)と該当のレイヤーRSパワー(又はPSD)との間の関係は、伝送レイヤー別に同一のパワーが設定されるという前提下で算出することができる。このとき、データ伝送PREとRS伝送PRE上でレイヤー別の信号の重畳状況が異なるという点を考慮し、全体のPRE又は個別レイヤー単位でデータとRSとの間のパワー(又はPSD)を設定することができる。一例として、ランク―5伝送において、データ伝送PREでは5個又はプリコーディングコードブックによる任意の個数の伝送レイヤー情報(又は信号又はエネルギー)がコーディングされて重畳される一方、RS PREでは、該当のPREが属したDRSパターングループ上で多重化されるRSパターンの個数に基づいて該当の指定されたレイヤーRS情報(又は信号又はエネルギー)がコーディングされて重畳される。これに対するスケーリング因子を反映することができる。これに対する設定又は構成されるデータ、RS間のPRE又は伝送レイヤー別のパワー(又はPDS)の絶対値との差又は相対的な比率としての差情報は、セル―特定又は端末(又は中継器)―特定RRCシグナリングで伝送したり、L1/L2 PDCCH制御シグナリングで伝送することができる。
【0166】
方法2:方法1と異なり、全体のサブフレーム上のデータ伝送レイヤー上のパワー(又はPSD)とRS伝送レイヤーのパワー(又はPSD)との間の絶対値としての差又は相対的な比率としての差について構成することができる。特に、パワーブースティングをする場合、RSが伝送される伝送シンボル上のデータ伝送レイヤーのパワー(又はPSD)とRS伝送レイヤーのパワー(又はPSD)との間の絶対値としての差又は相対的な比率の設定と、RSが伝送されない伝送シンボル上のデータ伝送レイヤーのパワー(又はPSD)とRS伝送レイヤーのパワー(又はPSD)との間の絶対値としての差又は相対的な比率の設定を構成することができる。このとき、データ伝送PREとRS伝送PRE上でレイヤー別の信号の重畳状況が異なるという点を考慮し、全体のPRE又は個別レイヤー単位でデータとRSとの間のパワー(又はPSD)設定を行うことができる。一例として、ランク―5伝送において、データ伝送PREでは5個又はプリコーディングコードブックによる任意の個数の伝送レイヤー情報(又は信号又はエネルギー)がコーディングされて重畳される一方、RS PREでは、該当のPREが属したDRSパターングループ上で多重化されるRSパターンの個数に基づいて該当の指定されたレイヤーRS情報(又は信号又はエネルギー)がコーディングされて重畳される。これに対するスケーリングファクターを反映することができる。これに対する設定又は構成されるデータとRSとの間の伝送レイヤー別のパワー(又はPDS)の絶対値の差又は相対的な比率としての差情報は、セル―特定又は端末(又は中継器)―特定RRCシグナリングで伝送したり、L1/L2 PDCCH制御シグナリングで伝送することができる。
【0167】
方案2:異なるレイヤーRS&データパワー(又はPSD)割り当て
個別伝送レイヤー別のチャンネル推定性能及び/又は復号性能観点の加重値を付与するために、各伝送レイヤー別にRSに対するパワー(又はPSD)を異なるように設定することができる。これによって、特定DRSパターングループにCDM多重化されるレイヤーRSパターンの数によって該当のDRSパターングループのPREに対して設定される全てのパワー(又はPSD)は、DRSパターングループ別に異なるように設定することができる。これに加えて、RS(又はDRS)に対するパワーブースティングを適用することができる。全般的なPDSCHとRS伝送資源及び/又は伝送レイヤー上のパワー(又はPSD)を設定してシグナリングする細部方法は、下記のように提案する。
【0168】
方法1:全体のサブフレーム上のデータ伝送PREのパワー(又はPSD)とRS伝送PREのパワー(又はPSD)との間の絶対値としての差又は相対的な比率としての差について構成することができる。特に、パワーブースティングをする場合、RSが伝送される伝送シンボル上のデータ伝送PREのパワー(又はPSD)とRS伝送PREのパワー(又はPSD)との間の絶対値としての差又は相対的な比率の設定と、RSが伝送されない伝送シンボル上のデータ伝送PREのパワー(又はPSD)とRS伝送PREのパワー(又はPSD)との間の絶対値としての差又は相対的な比率の設定を構成することができる。このとき、個別伝送レイヤー別のデータ伝送レイヤーに対するパワー(又はPSD)と該当のレイヤーRSパワー(又はPSD)との関係は、伝送レイヤー別に異なるようにパワーが設定されるという前提下で、明示的に個別又は特定レイヤータイプに対するパワー差の絶対値又は相対的な比率としての差値がシグナリングされたり、黙示的に適用されるランク値によって特定規則に基づいて個別伝送レイヤー別に異なるように設定されることを識別することができる。このとき、データ伝送PREとRS伝送PRE上でレイヤー別の信号の重畳状況が異なるという点を考慮し、全体のPRE又は個別レイヤー単位でデータとRSとの間のパワー(又はPSD)設定を行うことができる。一例として、ランク―5伝送において、データ伝送PREでは5個又はプリコーディングコードブックによる任意の個数の伝送レイヤー情報(又は信号又はエネルギー)がコーディングされて重畳される一方、RS PREでは、該当のPREが属したDRSパターングループ上で多重化されるRSパターンの個数に基づいて該当の指定されたレイヤーRS情報(又は信号又はエネルギー)がコーディングされて重畳される。これに対するスケーリングファクターを反映することができる。これに対する設定又は構成されるデータとRSとの間のPRE又は伝送レイヤー別のパワー(又はPDS)の絶対値の差又は相対的な比率としての差情報は、セル―特定又は端末(又は中継器)―特定RRCシグナリングで伝送したり、L1/L2 PDCCH制御シグナリングで伝送することができる。もちろん、伝送レイヤーのグループ単位又は個別レイヤー単位で異なるように設定されるRS及び/又はデータのパワー(又はPSD)設定値又はこれに対する間接的な指示情報が明示的にシグナリングされる場合、セル―特定又は端末(又は中継器)―特定RRCシグナリングで伝送したり、L1/L2 PDCCH制御シグナリングで伝送することができる。
【0169】
方法2:全体のサブフレーム上のデータ伝送レイヤーのパワー(又はPSD)とRS伝送レイヤーのパワー(又はPSD)との間の絶対値としての差又は相対的な比率としての差について構成することができる。特に、パワーブースティングをする場合、RSが伝送される伝送シンボル上のデータ伝送レイヤーのパワー(又はPSD)とRS伝送レイヤーのパワー(又はPSD)との間の絶対値としての差又は相対的な比率の設定と、RSが伝送されない伝送シンボル上のデータ伝送レイヤーのパワー(又はPSD)とRS伝送レイヤーのパワー(又はPSD)との間の絶対値としての差又は相対的な比率の設定を構成することができる。このとき、個別伝送レイヤー別にデータ伝送レイヤーに対するパワー(又はPSD)と該当のレイヤーRSパワー(又はPSD)との関係は、伝送レイヤー別に異なるようにパワーが設定されるという前提下で明示的に個別又は特定レイヤータイプに対するパワー差の絶対値又は相対的な比率としての差値がシグナリングされたり、黙示的に適用されるランク値によって特定規則に基づいて個別伝送レイヤー別に異なるように設定されることを識別することができる。このとき、データ伝送PREとRS伝送PRE上でレイヤー別の信号の重畳状況が異なるという点を考慮し、全体のPRE又は個別レイヤー単位でデータとRSとの間のパワー(又はPSD)設定を行うことができる。一例として、ランク―5伝送において、データ伝送PREでは、5個又はプリコーディングコードブックによる任意の個数の伝送レイヤー情報(又は信号又はエネルギー)がコーディングされて重畳される一方、RS PREでは、該当のPREが属したDRSパターングループ上で多重化されるRSパターンの個数に基づいて該当の指定されたレイヤーRS情報(又は信号又はエネルギー)がコーディングされて重畳される。これに対するスケーリングファクターを反映することができる。これに対する設定又は構成されるデータとRSとの間の伝送レイヤー別のパワー(又はPDS)の絶対値の差又は相対的な比率としての差情報は、セル―特定又は端末(又は中継器)―特定RRCシグナリングで伝送したり、L1/L2 PDCCH制御シグナリングで伝送することができる。もちろん、伝送レイヤーのグループ単位又は個別レイヤー単位で異なるように設定されるRS及び/又はデータのパワー(又はPSD)設定値又はこれに対する間接的な指示情報が明示的にシグナリングされる場合、セル―特定又は端末(又は中継器)―特定RRCシグナリングで伝送したり、L1/L2 PDCCH制御シグナリングで伝送することができる。
【0170】
図9は、本発明の一実施例に適用可能な送信機を例示する。
図9は、送信機がMIMOモードでダウンリンク伝送を行う過程を例示することができる。MIMOをサポートするシステムで、基地局は、ダウンリンクで一つ以上のコードワードを伝送することができる。コードワードは、上位階層からの伝送ブロックにマッピングされる。
図9は、2個のコードワードが伝送される場合を仮定する。
【0171】
図9を参照すると、受信機は、スクランブリングモジュール801、変調マッパー802、レイヤーマッパー803、レイヤーRS挿入部804、プリコーダー805、資源要素マッパー806、OFDM信号生成部807を含む。レイヤーRS挿入部804は、レイヤーマッパー803の機能ブロックに具現することもできる。スクランブリングモジュール801及び変調マッパー802は、一つ以上のコードワード(CodeWord;CW)を複素シンボルとして処理する。その後、レイヤーマッパー803は、一つ以上のコードワード別に生成される各複素シンボルを複数のレイヤーにマッピングする。レイヤーの個数はランクの値と同一である。レイヤーRS挿入部804は、レイヤー(又は(仮想)アンテナポート)に本発明に係るレイヤーRSを挿入する。レイヤーRSは、DRSパターングループとコード資源インデックスによって定義され、必要な場合、2―D(Dimension)CDMのための追加のコード資源インデックスによって定義することができる。また、必要な場合、レイヤーRSは、スクランブリングのためのコード資源をさらに用いて定義することができる。プリコーダー805は、所定のプリコーディング行列を用いてレイヤーをそれぞれの送信アンテナに分配/割り当てる。プリコーダー805は、通常、Nt(送信アンテナの個数)*v(空間多重化率)行列に表現され、チャンネル状況(例えば、PMI(Precoding Matrix Indicator))によって適切にプリコーディング行列を適応的に使用する。送受信機が予め定めておいたプリコーディング行列の集合をコードブックという。資源要素マッパー806は、プリコーディングされた複素列を該当のアンテナのための時間―周波数資源要素にマッピングする。OFDM信号生成部807は、時間―周波数資源要素にマッピングされた複素シンボルにIFFTを適用し、OFDMシンボルを生成する。OFDMシンボルは、アンテナポートを介して各アンテナに伝達される。
【0172】
図10〜
図14は、レイヤーマッパー803でコードワードをレイヤーにマッピングする例を示す。コードワード―対―レイヤーマッピング関係は、RSシーケンスをレイヤーにマッピングする場合にも同一/類似する形で適用される。説明の便宜上、図面では、二つのコードワード(CW1及びCW2)をレイヤーにマッピングする場合を例示する。しかし、Nt個の送信アンテナを有する場合、最大Ntのランクを有することができ、Nt個のコードワードを独立的に伝送することができる。図面において、プリコーダーに入力される数字は、レイヤーインデックス(又は(仮想)アンテナポート)を示す。
【0173】
図10及び
図11は、基本的なコードワード―対―レイヤーマッピング関係の一例を示す。
図10及び
図11によると、コードワード―対―レイヤーマッピング上で、レイヤーインデックスの順序は、ランクの増加によって追加される各レイヤーが順次整列される論理的なインデキシングを伴っている。
図10及び
図11は、それぞれランク1〜4及びランク5〜8の場合を例示する。
図10及び
図11を参照すると、一つのコードワード(CW)が一つのレイヤーにマッピングされる場合、コードワード(CW)は、プリコーダーに直接入力されたり、直並列変換器(S/P)を形式的に経てプリコーダーに入力される。一方、一つのコードワード(CW)が二つ以上のレイヤーにマッピングされる場合、コードワード(CW)は、直並列変換器(S/P)を通して二つ以上のレイヤーにマッピングされた後、プリコーダーに入力される。直並列変換器(S/P)の機能は、
図9のレイヤーマッパー803に対応する。
図9のレイヤーRS挿入部805は、機能的に直並列変換器S/Pとプリコーダーとの間に位置する。表42は、
図10及び
図11のコードワード―対―レイヤーマッピング関係を数式で示したものである。
【0176】
【表42-3】
前記表で、x
(a)(i)は、レイヤーaのi番目のシンボルを示し、d
(n)(i)は、コードワードnのi番目のシンボルを示す。M
layersymbは、レイヤーにマッピングされる複素シンボルの個数を示し、M
(n)symbは、コードワードnに含まれた複素シンボルの個数を示す。
【0177】
図12は、拡張されたコードワード―対―レイヤーマッピング関係を示す。
図12の例は、任意のコードワードに対応するバッファーが空の状態である場合又はランクオーバーライディング(rank overriding)の場合に使用することができる。コードワードに対応するバッファーが空の状態である場合は、HARQ(Hybrid Automatic Repeat and reQuest)再伝送の場合を含む。基本的な事項は、
図10及び
図11を参照して説明したものと同一である。表43は、
図12のコードワード―対―レイヤーマッピング関係を数式で示したものである。
【0178】
【表43】
前記表で、x
(a)(i)は、レイヤーaのi番目のシンボルを示し、d
(n)(i)は、コードワードnのi番目のシンボルを示す。M
layersymbは、レイヤーにマッピングされる複素シンボルの個数を示し、M
(n)symbは、コードワードnに含まれた複素シンボルの個数を示す。
【0179】
図13及び
図14は、レイヤーインデックスが再整列される場合のコードワード―対―レイヤーマッピング関係の一例を示す。本状況は、ランク―独立的レイヤー―RSポートマッピングを適用せずに、ランク―2とランク―3との間の境界を基準にして異なる形態のレイヤー―RSポートマッピングを適用する方案を例示する。表44及び表45を共に参照し、本状況について説明する。表44は、ランク―1及びランク―2である場合のレイヤー―RSポートマッピング方案を例示し、表45は、ランク―3〜ランク―8である場合のレイヤー―RSポートマッピング方案を例示する。表44及び表45は、それぞれ提案#1.1―B及び#1.1―Dの一部である。
【0181】
【表45】
前記表で、レイヤーインデックスの順序は、ランクの増加によってコードワード―レイヤーマッピング上で追加される各レイヤーの順に順序化(ordering)される論理的なインデキシングを伴っており、特定目的に応じて再整列して表現することができる。
図13及び
図14には、レイヤー順序化の例を示した。
【0182】
レイヤーインデックスの再整列は、一連の前処理によって行われたり、レイヤーインデックスと(仮想)アンテナポートとのマッピングの観点でこれらのマッピング関係が論理的に変更されたと理解することができる。一例として、レイヤーインデックス再整列は、
図12のレイヤーインデックスと(仮想)アンテナポートとのマッピングにおいて、ランクの増加によって新たに追加されて定義される各レイヤーに対して順にインデックスを設定する方法と理解することもできる。この場合、レイヤーRS資源は、レイヤーインデックス又は(仮想)アンテナポートを基準にしてマッピングされるものと理解することができる。基本的な事項は、
図10、
図11及び
図12を参照して説明したものと同一である。
【0183】
図15は、本発明の実施例に適用可能な受信機を例示する。
図15は、端末が基地局からMIMOモードで信号を受信する過程を例示することができる。
【0184】
図15を参照すると、受信機は、アンテナ、RFモジュールブロック1201、CP除去ブロック1202、FFT(Fast Fourier Transform)ブロック1203、チャンネル推定器1204及びMIMO復号ブロック1205を含む。RFモジュールブロック1201は、M(≧1)個の物理受信アンテナに入ってくるダウンリンク伝送信号に対して個別的に信号増幅及びフィルタリングの過程を行う。CP除去ブロック1202は、受信OFDMシンボル区間上でCPに該当する時間サンプル部分を除去する。FFTブロック1203は、CPが除去されたサンプルに対してFFTを行う。チャンネル推定器1204は、FFT出力端に連結され、予めDLチャンネル割り当てPDCCHを介してスケジューリングされた物理資源ブロック(Physical Resource Block;PRB)単位の周波数資源領域に該当する副搬送波信号サンプル領域のうちRS(例えば、DM―RS(demodulation reference
signal))がマッピングされた各資源要素(RE)から信号を検出/抽出し、チャンネル推定を行う。DM―RS REは、基地局伝送部でデータREと同一のプリコーディングを適用した状況であり、該当のプリコーダーは、端末受信部上のチャンネル推定過程で無線チャンネルと重合し、等価的チャンネル係数を形成する。MIMO復号ブロック1205は、チャンネル推定器1204を通してDM―RS REから抽出した信号に基づいて周波数資源領域内の各データREに対するN*Mチャンネルマトリックスを構成してMIMO復号を行い、N個の受信レイヤー又は受信ストリームを形成して出力する。その後、N個の受信レイヤー又は受信ストリームには、端末の受信過程として復調及びチャンネル復号過程が適用される。
【0185】
図16は、本発明に実施例に適用可能な基地局と端末を例示する。
【0186】
図16を参照すると、無線通信システムは、基地局(BS)110及び端末(UE)120を含む。ダウンリンクでは、送信機は基地局110の一部であり、受信機は端末120の一部である。また、アップリンクでは、送信機は端末120の一部であり、受信機は基地局110の一部である。基地局110は、プロセッサ112、メモリ114及び無線周波数(Radio Frequency;RF)ユニット116を含む。プロセッサ112は、本発明で提案した手順及び/又は各方法を具現するように構成することができる。メモリ114は、プロセッサ112に連結され、プロセッサ112の動作と関連した多様な情報を格納する。RFユニット116は、プロセッサ112に連結され、無線信号を送信及び/又は受信する。端末120は、プロセッサ122、メモリ124及びRFユニット126を含む。プロセッサ122は、本発明で提案した手順及び/又は各方法を具現するように構成することができる。メモリ124は、プロセッサ122に連結され、プロセッサ122の動作と関連した多様な情報を格納する。RFユニット126は、プロセッサ122に連結され、無線信号を送信及び/又は受信する。基地局110及び/又は端末120は、単一アンテナ又は多重アンテナを有することができる。
【0187】
以上説明した各実施例は、本発明の各構成要素と特徴が所定形態に結合されたものである。各構成要素又は特徴は、別途の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮しなければならない。各構成要素又は特徴は、他の構成要素や特徴と結合されない形態で実施可能である。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成することも可能である。本発明の各実施例で説明する各動作の順序は変更可能である。一つの実施例の一部の構成や特徴は、他の実施例に含ませたり、又は、他の実施例の対応する構成又は特徴に取り替えることができる。特許請求の範囲で明示的な引用関係のない各請求項を結合して実施例を構成したり、出願後の補正によって新しい請求項を含ませることが可能であることは自明である。
【0188】
本発明の各実施例は、主に端末と基地局との間のデータ送受信関係を中心に説明した。本文書で、基地局によって行われると説明した特定動作は、場合によってはその上位ノードによって行うことができる。すなわち、基地局を含む複数のネットワークノードからなるネットワークで端末との通信のために行われる多様な動作は、基地局又は基地局以外の他のネットワークノードによって行えることは自明である。基地局は、固定局(fixed station)、Node B、eNode B(eNB)、アクセスポイントなどの用語に取り替えることができる。また、端末は、UE(User Equipment)、MS(Mobile Station)、MSS(Mobile Subscriber Station)などの用語に取り替えることができる。
【0189】
本発明に係る実施例は、多様な手段、例えば、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はそれらの結合などによって具現することができる。ハードウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、一つ又はそれ以上のASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現することができる。
【0190】
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、以上説明した機能又は各動作を行うモジュール、手順又は関数などの形態で具現することができる。ソフトウェアコードは、メモリユニットに格納されてプロセッサによって駆動され得る。前記メモリユニットは、前記プロセッサの内部又は外部に位置し、既に公知の多様な手段によって前記プロセッサとの間でデータを取り交わすことができる。
【0191】
本発明がその特徴を逸脱しない範囲で他の特定の形態に具体化され得ることは、当業者にとって自明である。したがって、前記の詳細な説明は、全ての面で制限的に解釈してはならなく、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付の請求項の合理的な解釈によって決定しなければならなく、本発明の等価的範囲内での全ての変更は本発明の範囲に含まれる。