特許第5849376号(P5849376)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 塚本 仁の特許一覧

<>
  • 特許5849376-新簡易香明台 図000002
  • 特許5849376-新簡易香明台 図000003
  • 特許5849376-新簡易香明台 図000004
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5849376
(24)【登録日】2015年12月11日
(45)【発行日】2016年1月27日
(54)【発明の名称】新簡易香明台
(51)【国際特許分類】
   A47G 33/00 20060101AFI20160107BHJP
【FI】
   A47G33/00 C
【請求項の数】1
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2012-32112(P2012-32112)
(22)【出願日】2012年1月16日
(65)【公開番号】特開2013-144082(P2013-144082A)
(43)【公開日】2013年7月25日
【審査請求日】2014年7月2日
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、権利譲渡・実施許諾の用意がある。
(73)【特許権者】
【識別番号】504137934
【氏名又は名称】塚本 仁
(72)【発明者】
【氏名】塚本 仁
【審査官】 平田 慎二
(56)【参考文献】
【文献】 実開平02−061272(JP,U)
【文献】 実開昭55−125190(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3051990(JP,U)
【文献】 特開2003−135255(JP,A)
【文献】 実開昭61−072287(JP,U)
【文献】 特開2005−253918(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G 33/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
見立て線香置きベースの中央付近に、高さ3mm、幅130mm、奥行25mm程度の板を配して蓄積された灰に見立て、前記蓄積された灰の周囲には、切れ切れになった灰の塊を散乱させ、前記蓄積された灰の中央に、赤色発光ダイオードを先端に設けた見かけ線香を置き、前記見かけ線香の延長線上に白つぼい灰色の灰を置き、前記見かけ線香の左右には大切れの灰を置き、スイッチで発光ダイオードの点灯及び消灯を行う香明台において、発光ダイオードに灰色の塗装を施したことを特徴とする新簡易香明台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明製品は、家庭用仏事製品である。
【背景技術】
【0002】
従来の香炉は、実際に線香を焚く目的としたものですが、この新簡易香明台は、(特許文献1参照)の製品に、更に現況に沿うよう手工を加えたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−253918号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
新簡易香明台を制作する構想が決まってから、まず、制作に必要な特許文献の検索から開始。
【0005】
特許文献1は、私自身が考案したものであり、アクリルのベース板上に直接見立て線香を置いたものであった。
【0006】
特許文献1の製品に、さらに手を加え、よりいっそう立体感を持たせ、線香を焚いているように見立てたところが、特徴である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
製品の構想は、灰色塩化ビニール板をベースとするところは特許文献1と同じであるが中央部分には、線香が燃え終わった灰が堆積されたように見せかけ、さらに、その中央は見せかけ線香の原型を置き、延長線上に線香が燃えているように見せかけるため、周囲に灰色の塗装を施した赤色発光ダイオードを置き、続いて燃え終えた見かけ線香の燃えかす(3.5mm×2.0mm・3.5mm×1.0mm・3.5mm×1.5mmのアクリル丸棒で線香の形をした燃えかす)を置く、その中央部分の左右対称に燃え終わった大切れの灰が並び、その周りには、切れ切れになった見かけ線香の燃えかすが散乱しているように見せかける。
【0008】
また、第2の課題解決手段は、特許文献1では、見せかけ線香を容易に交換できるよう端子台での接続法を利用しましたが、半永久的な赤色発光ダイオードの使用により端子台を削除することができた。
【発明の効果】
【0009】
そもそもこの新簡易香明台の制作する発想の原点は、実際に線香を燃やした時にできる臭いと煙に対するアレルギーの対策として始めたものであるが、現実味がなく、実際の香炉を試行錯誤しながら備に研究した結果、この新簡易明台の完成に至った。
【0010】
この製品の完成により、線香の臭いと煙のアレルギーに悩む人が、その悩みを解決することが出来たなら、製作者として成功したと考える。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】 本発明製品の平面図
図2】 本発明製品の正面図
図3】 本発明製品の発光部分を示す回路図
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の形態を図1図3に基づいて説明します。
【0013】
図1の平面図において、符号1は、見立て線香置き塩化ビニール板を示す。符号5は、さ3mm、幅130mm、奥行25mm程度の塩化ビニール板を二枚貼り合わせた合板で長期間堆積された灰を示す。符号2は、見かけ線香(2a;線香が燃え終わった直後の灰で酸化されていないので他の灰と比べると白つぼい灰色になる、2b;線香が今正に燃えているところを示す赤色発光ダイオード、2c;線香が燃える前の原形)符号3は、大切れに燃え終わった灰を示す。符号4は、切れ切れになった灰が、堆積された灰の周りを一面に散乱している状態を示す。
【0014】
図2の正面図において、符号6は、ON・OFFスイッチの取り付け口を示す。符号7は、塩化ビニールベース板の高さ保持支柱を示す、符号8は、赤色発光ダイオードへのリード線引き込み口、符号9は、電源電池ホルダーを示す。符号10は、全体を支える底板を示す。
【0015】
図3は、単純な回路図であり、符号Bは、電源でアルカリ電池、符号Rは、回路を流れる電流の制御抵抗でスミチューブで絶縁を施す、符号Wは、赤色発光ダイオードで図1の符号2b;線香が今正に燃えているところを示す、符号Sは、ON・OFFスイッチを示す。
【0016】
予め、符号Rの抵抗値を固定し、符号Wの明るさを決定して置く、操作は簡単で、スイッチONで符号Wが点灯し、常に一定の明るさを保持することで、線香を焚いているように見立てる。発光ダイオードを使用することで電池の寿命が長く、安心して仏事を行うことができる、終了後は、スイッチをOFFにして電池の浪費を防止する。
【符号の説明】
【0017】
符号 1;見立て線香置きベース
符号 2;見立て線香
符号 3;大切れに燃え終わった灰
符号 4;小さく切れ切れになった燃え終わりの灰
符号 5;長期間堆積された灰
符号 6;スイッチの取り付け位置
符号 7;ベース板高さ支持支柱
符号 8;リード線引き込み口
符号 9;電源電池ホルダー
符号10;底板
【受託番号】
【0018】
図1
図2
図3