特許第5849741号(P5849741)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5849741洗面カウンタ及び洗面カウンタを備えた洗面設備
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5849741
(24)【登録日】2015年12月11日
(45)【発行日】2016年2月3日
(54)【発明の名称】洗面カウンタ及び洗面カウンタを備えた洗面設備
(51)【国際特許分類】
   A47K 1/00 20060101AFI20160114BHJP
   A47K 10/48 20060101ALI20160114BHJP
【FI】
   A47K1/00 K
   A47K10/48 Z
【請求項の数】5
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2012-19200(P2012-19200)
(22)【出願日】2012年1月31日
(65)【公開番号】特開2013-154106(P2013-154106A)
(43)【公開日】2013年8月15日
【審査請求日】2015年1月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】000010087
【氏名又は名称】TOTO株式会社
(72)【発明者】
【氏名】山口 謙悟
【審査官】 藤脇 昌也
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−280697(JP,A)
【文献】 実開昭56−130491(JP,U)
【文献】 特開2007−120295(JP,A)
【文献】 実開昭61−179992(JP,U)
【文献】 特開平09−322866(JP,A)
【文献】 実開平04−023913(JP,U)
【文献】 実開平01−110679(JP,U)
【文献】 特開2007−077313(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47K 1/00
A47K 10/48
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者の手に空気を吹きつけて乾燥させる手乾燥装置本体が取付けられる洗面カウンタにおいて、手洗を行うための複数の手洗部を有し、樹脂で成形されたカウンタ部と、前記複数の手洗部の間であって前記カウンタ部の手前側の端部から一体的に垂下して形成された垂下部と、を備え、前記垂下部には、前記手乾燥装置本体が取付される取付金具を固定可能な固定部が形成されていることを特徴とする洗面カウンタ。
【請求項2】
前記取付金具には、前記垂下部の前面と当接する当接面が形成されており、前記取付金具は、前記当接面の一部が前記垂下部の下端より下方側に延出して前記固定部に固定されることを特徴とする請求項1に記載の洗面カウンタを備えた洗面設備。
【請求項3】
前記手乾燥装置本体が係止部に係止された状態において、前記カウンタ部の上面と前記手乾燥装置本体の上端が同じ高さであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の洗面カウンタを備えた洗面設備。
【請求項4】
前記垂下部と前記取付金具の間における上側に水密部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の洗面カウンタを備えた洗面設備。
【請求項5】
前記固定部は、前記カウンタ部の手前側から奥側に凹んだ凹部の端部から一体的に垂下して形成された垂下部に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の洗面カウンタを備えた洗面設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用者の手に空気を吹きつけて乾燥させる手乾燥装置本体が取付けられる洗面カウンタ及び洗面カウンタを備えた洗面設備に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、特に公共のトイレ等においては、手洗い後に手に付着している水を拭き取るためのペーパータオルを削減する傾向が強まっており、ペーパータオルの代わりに手乾燥装置本体を設置する場合が増えている。このような手乾燥装置本体は、手洗を行うための洗面ボウルが配置された手洗場所から少し離れた壁面や、洗面カウンタから離れたトイレ空間の壁面等に設置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−227320号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
洗面ボウルが配置された手洗場所は、オフィスや店舗といった公共の場に複数並べて配置されていることが多く、手洗部で使用者が手を洗った後、使用者の手から水滴が落ちる前に、手洗場所から手乾燥装置本体の手乾燥室に手をスムーズに移動できるように、手洗場所の間に手乾燥装置本体を配置させたいという要望がある。
【0005】
そこで、使用者の手から水滴を床面に落とさずに、洗面場所から手乾燥室に手をよりスムーズに移動できるように、カウンタ部の上面に複数の洗面部を並べて配置させ、手洗場所の間に形成した洗面カウンタの凹部に手乾燥装置本体を取付け、洗面場所から手乾燥室に手を横に移動できる洗面カウンタが考えられる。
【0006】
しかしながら、手乾燥装置本体を洗面カウンタの凹部に取付ける際、通常洗面カウンタは樹脂で成形され、ビスで直接固定すると割れが生じる恐れがあるため、ボルトナットで固定することになるが、洗面カウンタを設置した後には、洗面カウンタの裏側に手が入れられず、洗面カウンタに手乾燥装置本体をボルトナットで固定するのは難しいという問題があった。
【0007】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、洗面カウンタを所定の位置に設置した後においても、取付金具を介して手乾燥装置本体をカウンタ部の凹部に取付できるとともに、洗面カウンタの凹部を手乾燥装置本体に近づける洗面カウンタ及び洗面カウンタを備えた洗面設備を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明に係る洗面カウンタは、使用者の手に空気を吹きつけて乾燥させる手乾燥装置本体が取付けられる洗面カウンタにおいて、手洗を行うための複数の手洗部を有し、樹脂で成形されたカウンタ部と、前記複数の手洗部の間であって前記カウンタ部の手前側の端部から一体的に垂下して形成された垂下部と、を備え、前記垂下部には、前記手乾燥装置本体が取付される取付金具を固定可能な固定部が形成されていることを特徴とする。
【0009】
洗面カウンタが樹脂で成形された場合、ビスで直接固定すると割れが生じる恐れがある。そこで、ボルトナットで固定することが考えられるが、洗面カウンタを設置した後には、洗面カウンタの裏側に手が入れられず、ボルトナットで固定するのも困難である。
【0010】
本発明では、洗面カウンタが樹脂で成形されても、垂下部に取付金具を固定可能である固定部が形成されているため、洗面カウンタを設置する前に予め取付金具を垂下部に固定することが可能となり、固定部に固定された取付金具を介して手乾燥装置本体をカウンタ部の凹部に取付けることができる。
【0011】
また、本発明に係る洗面カウンタを備えた洗面設備は、前記取付金具には、前記垂下部の前面と当接する当接面が形成されており、前記取付金具は、前記当接面の一部が前記垂下部の下端より下方側に延出して前記固定部に固定されることも好ましい。
【0012】
この好ましい様態では、取付金具が当接面の一部が垂下部の下端より下方側に延出して固定部に固定されることによって、手乾燥装置本体の荷重が取付金具の当接面から垂下部の前面に伝わることになるとともに、手乾燥装置本体の荷重の一部は取付金具の当接面から垂下部の下端より下方側に配置される洗面設備の一部にも伝わることになるため、安定した状態で手乾燥装置本体をカウンタ部の凹部に取付けることができる。
【0013】
また、本発明に係る洗面カウンタを備えた洗面設備は、前記手乾燥装置本体が係止部に係止された状態において、前記カウンタ部の上面と前記手乾燥装置本体の上端が同じ高さであることも好ましい。
【0014】
この好ましい様態では、カウンタ部の上面と手乾燥装置本体の上端が同じ高さであることによって、洗面部から手乾燥装置本体に手をスムーズに移動できるようになるため、使用者の手から落ちた水滴が床面に落ちることを防止できる。
【0015】
また、本発明に係る洗面カウンタを備えた洗面設備は、前記垂下部と前記取付金具の間における上側には水密部材が設けられていることも好ましい。
【0016】
この好ましい様態では、垂下部と取付金具の間における上側に水密部材が設けられることによって、使用者の手から落ちた水滴が垂下部と取付金具の間に侵入しないため、垂下部と取付金具の間に水が溜まることがなくカビや異臭の発生を防止することができる。
【0017】
また、本発明に係る洗面カウンタを備えた洗面設備では、前記固定部は、前記カウンタ部の手前側に形成された凹部の端部から一体的に垂下して形成された垂下部に形成されていることも好ましい。
【0018】
この好ましい態様では、手乾燥装置本体を凹部に取付けられることによって、洗面部から手乾燥装置本体に手をよりスムーズに移動できるようになるため、使用者の手から落ちた水滴が床面に落ちることをより防止できる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、洗面カウンタを所定の位置に設置した後においても、取付金具を介して手乾燥装置本体をカウンタ部の凹部に取付できる洗面カウンタ及び洗面カウンタを備えた洗面設備を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】手乾燥装置本体を洗面カウンタに設置した外観を示す斜視図である。
図2】手乾燥装置本体を取外した際の洗面カウンタを示した図である。
図3】カウンタ凹部の垂下部の縦断面図である。
図4図2カウンタ凹部に取付金具を設置した図である。
図5図4カウンタ凹部に水密部材を設置した図である。
図6図5カウンタ凹部に手乾燥装置本体を設置した図である。
図7図4で示した取付金具の正面図である。
図8図4で示した取付金具の平面図である。
図9図4で示した取付金具の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
【0022】
図1は、手乾燥装置本体を洗面カウンタに設置した外観を示す斜視図である。また、図2は、手乾燥装置本体を取外した際の洗面カウンタを示した図である。
【0023】
本実施形態の手乾燥装置本体8は、図1に示すように、水栓および洗面器を利用して手を洗った人が、濡れた手を乾燥するために使用するものである。手乾燥装置本体8は、ハウジング及び水受トレイを備えている。ハウジングには手乾燥室としての開口凹部が形成され、その開口凹部の下方には送風機が内蔵されている。開口凹部は上方に開口しており、使用者が手を差し入れるための開口部が形成されている。
【0024】
手乾燥装置本体8を取り付けた状態で使用者に対して手前側となる正面側部材は、水平方向に直線状に略等間隔に列設された複数の第1ノズルを備えている。また、手乾燥装置本体8を壁面に取り付けた状態で使用者に対して壁面側となる背面側部材は、複数の第1ノズルと同様に水平方向に直線状に略等間隔に列設された複数の第2ノズルを備えている。複数の第1ノズル及び複数の第2ノズルは、送風機から送給される空気流を開口凹部内へ吹き出すためのノズルである。
【0025】
本実施形態の洗面カウンタは、図2に示すように、手洗を行うための手洗部1を複数有し、樹脂で成形されたカウンタ部2と、手洗部1の間のカウンタ部2の手前側から奥側に凹んだ凹部3と、凹部3の端部から一体的に垂下して形成された垂下部4と、を備え、凹部3に位置する垂下部4には、手乾燥装置本体8が取付される取付金具6を、垂下部4に固定可能である固定部4aが形成されているものである。
【0026】
従来、手乾燥装置本体8を洗面カウンタの凹部に取付ける際、通常洗面カウンタは樹脂で成形されたものが多いため、ビスで手乾燥装置本体8を固定する取付金具6を垂下部4に固定するのは難しく、ボルトナットで固定することになるが、洗面カウンタを設置した後には、垂下部4と下方パネル面5上に隙間がなくなり、洗面カウンタの裏側に手が入れられず、洗面カウンタに手乾燥装置本体8をボルトナットで固定するのは難しいという問題があった。
【0027】
そこで、本実施例の洗面カウンタは、図2に示すように、凹部3に位置する垂下部4には、手乾燥装置本体8が取付される取付金具6を、垂下部4に固定可能である固定部4aが形成されることによって、洗面カウンタを所定の位置に設置する前に予め取付金具6を垂下部4に固定することが可能になるため、洗面カウンタを所定の位置に設置した後においても、取付金具6を介して手乾燥装置本体8をカウンタ部2の凹部3に取付けることができるようになる。
【0028】
本実施例の洗面カウンタについて、より具体的に説明する。本実施形態の洗面カウンタは、図3図4に示すとおり、カウンタ部2の凹部3において前記カウンタ部2の手前側の端部から垂下して形成されている垂下部4を設けているが、取付金具6には垂下部4の前面と当接する当接面6dが形成されることによって、手乾燥装置本体8の荷重が取付金具の当接面で垂下部4の前面に伝わるようになるため、安定した状態で手乾燥装置本体8をカウンタ部2の凹部3に取付けることができるようになる。
【0029】
また、図5に示すように、取付金具6と垂下部4の間における上側に水密部材7が貼り付けられる。水密部材7を設けることによって、使用者の手から落ちた水滴が垂下部4と取付金具6の間に侵入しないため、垂下部4と取付金具6の間に水が溜まることがなくカビや異臭の発生を防止することができるようになる。また、手乾燥装置本体8の下方部を下方パネル面5にビス固定する場合、ビスと下方パネル面5の隙間への水侵入を防止することができ、水侵入により下方パネル面5が腐食し、ビス抜けにより手乾燥装置本体8が落下することを防止できる。
【0030】
また、図5に示すように、本実施形態の取付金具6には、手乾燥装置本体8を係止する係止部6aが形成され、取付金具6の係止部6aに手乾燥装置本体8を取り付けられるようになっている。手乾燥装置本体8を係止する係止部6aが取付金具6の上端から手前側に突出形成されることによって、手乾燥装置本体8を取付金具6の係止部6aに係止するのみで手乾燥装置本体8をカウンタ部2の凹部3に容易に取付けることができるようになる。
【0031】
また、図7で示すように、本実施形態の取付金具6には、係止部6a以外にも、垂下部固定穴6b、下方パネル面部固定穴6c、当接面6d、ガイド6e、ケガキ6fが形成される。垂下部固定穴6bは、取付金具6を垂下部4に固定する際にボルトを挿通するためのものであり、下方パネル面部固定穴6cは、取付金具6を下方パネル面部5にビス等を固定させるためのものである。また、水密部材7が貼りやすいよう、取付金具6にガイド6eを設け、ガイド6eの中心付近に、水密部材7の位置決めがしやすいようにケガキ6fを設けている。
【0032】
つぎに、手乾燥装置本体8が取り付けられるまでの工程について詳細を説明する。
【0033】
まず、洗面カウンタを所定の位置に設置する前に予め取付金具6を垂下部4に固定する。具体的には、カウンタ部2の固定部4aと取付金具6の垂下部固定穴6bにボルトを挿通してナットでカウンタ部2と取付金具6を固定する。その後、洗面カウンタを所定の位置に設置する。
【0034】
尚、カウンタ部2に手乾燥装置本体8を取付けた際、強度が足りない場合には、更に、取付金具6の取付面6dが垂下部4よりも下方側に位置させ、凹部3の下方に位置する下方パネル面部5と取付金具6の下方パネル面部固定穴6cにビス等で固定しても良い。そのようにすることで、垂下部4にかかる荷重を、下方パネル面5にも分散させることができる。
【0035】
また、取付金具6を垂下部4に取り付けた後、取付金具6に設けられたガイド6e、ケガキ6fを利用して、垂下部4と取付金具6の間における上側に水密部材7を取付ければ、垂下部4と取付金具6の間に水が溜まることがなくカビや異臭の発生を防止することができる。また、手乾燥装置本体8の下方部を下方パネル面5にビス固定する場合、ビスと下方パネル面5の隙間への水侵入を防止することができ、水侵入により下方パネル面5が腐食し、ビス抜けにより手乾燥装置本体8が落下することを防止できる。
【0036】
次に、取付金具6の係止部6aに手乾燥装置本体8を引っかける。ここで、本実施形態では、カウンタ部2の上面と手乾燥装置本体8の上端が同じ高さになる構成であり、洗面部1から手乾燥装置本体8に手をよりスムーズに移動できるようになるため、使用者の手から落ちた水滴が床面に落ちることをより防止でき、床面を衛生的に保つことができるようになる。
【0037】
また、取付金具6の上端に形成された係止部6aに手乾燥装置本体8を取り付け、手乾燥装置本体8の荷重が取付金具の当接面で垂下部4の前面に分散して伝わる構成としているため、安定した状態で手乾燥装置本体8をカウンタ部2の凹部3に取付けることができるようになる。
【0038】
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
【符号の説明】
【0039】
1:手洗部
2:カウンタ部
3:凹部
4:垂下部
4a:固定部
5:下方パネル面部
6:取付金具
6a:係止部
6b:垂下部固定穴
6c:下方パネル面部固定穴
6d:当接面
6e:ガイド
6f:ケガキ
7:水密部材
8:手乾燥装置本体
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9