特許第5851236号(P5851236)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5851236
(24)【登録日】2015年12月11日
(45)【発行日】2016年2月3日
(54)【発明の名称】スクイズフォーマー容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 47/32 20060101AFI20160114BHJP
   B65D 47/06 20060101ALI20160114BHJP
   B65D 77/04 20060101ALI20160114BHJP
【FI】
   B65D47/32 C
   B65D47/06 A
   B65D77/04 F
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2011-284180(P2011-284180)
(22)【出願日】2011年12月26日
(65)【公開番号】特開2013-133124(P2013-133124A)
(43)【公開日】2013年7月8日
【審査請求日】2014年6月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006909
【氏名又は名称】株式会社吉野工業所
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】100156867
【弁理士】
【氏名又は名称】上村 欣浩
(74)【代理人】
【識別番号】100165940
【弁理士】
【氏名又は名称】大谷 令子
(72)【発明者】
【氏名】角田 義幸
【審査官】 結城 健太郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−149325(JP,A)
【文献】 特開2000−219254(JP,A)
【文献】 実用新案登録第2581644(JP,Y2)
【文献】 特開2008−247405(JP,A)
【文献】 特開2009−149322(JP,A)
【文献】 特開2009−149323(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 47/32
B65D 47/06
B65D 77/04
B65D 83/00
B65D 47/20
B05B 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物を収容する容器本体と、該容器本体の口部に装着され吐出口を通じて内容物を吐出する吐出キャップとを備えるスクイズフォーマー容器であって、
前記容器本体が、スクイズ変形可能な胴部を有する外容器と、該外容器の内側に配置されるとともに内部に前記内容物を収容し、前記外容器のスクイズ動作に連動して変形自在な内容器とを有するとともに、前記外容器には、外容器と内容器との間に外気を導入するための導入孔が形成されてなり、
前記吐出キャップが、前記導入孔に連通する連通孔と、前記連通孔に設けられた第1逆止弁と、前記吐出口の上流に設けられ、外容器および内容器相互間の空気と内容器内の内容物とを混合する混合室と、外容器および内容器相互間の空気を前記混合室に導く空気導入路と、内容器内の内容物を前記混合室に導く内容物導入路と、前記内容物導入路の出口および前記空気導入路の出口に設けられた第2逆止弁とを有し、
前記第2逆止弁は、前記胴部のスクイズ動作による前記内容物導入路の液圧及び前記空気導入路の空気圧によって、前記内容物導入路の出口および前記空気導入路の出口を同時に開放し、前記胴部のスクイズ動作の解除により、前記内容物導入路の出口および前記空気導入路の出口を同時に閉塞することを特徴とするスクイズフォーマー容器。
【請求項2】
前記吐出口の上流に、泡質を調整する発泡部材を配設してなる、請求項1に記載のスクイズフォーマー容器。
【請求項3】
前記空気導入路に、流路を狭めるオリフィスを設けてなる、請求項1または2に記載のスクイズフォーマー容器。
【請求項4】
前記第1逆止弁と前記第2逆止弁とを一体に構成してなる、請求項1〜3の何れか一項に記載のスクイズフォーマー容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、容器をスクイズすることにより、内容物を泡で吐出するスクイズフォーマー容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
シャンプー、ボディソープ、ハンドソープ等の各種液体洗浄剤やセットローション等の整髪剤、あるいは染毛剤を内容物とする容器では、泡立て動作を省略して簡便な利用を図る観点から吐出キャップの内部にメッシュ等の発泡部材を組み入れ、注出直前で内容物を泡状にするものが多数流通しているが、その中でも特に構造が簡単で安価な容器として、従来、スクイズ可能な胴部を有する容器本体の口部に上述したような吐出キャップを装着してなるスクイズフォーマー容器が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特公昭52−16567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のスクイズフォーマー容器においては、容器本体を圧搾し内容物を吐出した後にその圧搾を解放すると、容器本体の復元に伴って容器本体内に外気が導入され、内容物が外気に触れることになるため、一旦使用を開始した後に長期間にわたって内容物を安定して保存するのには不向きであって、この点において改善が望まれていた。
【0005】
それゆえ、この発明は、内容物と空気とを混合して内容物を泡で吐出させるスクイズフォーマー容器であって、容器内で内容物が外気に触れることのないスクイズフォーマー容器を提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、この発明のスクイズフォーマー容器は、内容物を収容する容器本体と、該容器本体の口部に装着され吐出口を通じて内容物を吐出する吐出キャップとを備えるスクイズフォーマー容器であって、前記容器本体が、スクイズ変形可能な胴部を有する外容器と、該外容器の内側に配置されるとともに内部に前記内容物を収容し、前記外容器のスクイズ動作に連動して変形自在な内容器とを有するとともに、前記外容器には、外容器と内容器との間に外気を導入するための導入孔が形成されてなり、前記吐出キャップが、前記導入孔に連通する連通孔と、前記連通孔に設けられた第1逆止弁と、前記吐出口の上流に設けられ、外容器および内容器相互間の空気と内容器内の内容物とを混合する混合室と、外容器および内容器相互間の空気を前記混合室に導く空気導入路と、内容器内の内容物を前記混合室に導く内容物導入路と、前記内容物導入路の出口および前記空気導入路の出口に設けられた第2逆止弁とを有し、前記第2逆止弁は、前記胴部のスクイズ動作による前記内容物導入路の液圧及び前記空気導入路の空気圧によって、前記内容物導入路の出口および前記空気導入路の出口を同時に開放し、前記胴部のスクイズ動作の解除により、前記内容物導入路の出口および前記空気導入路の出口を同時に閉塞することを特徴とするものである。
【0007】
なお、この発明のスクイズフォーマー容器にあっては、前記吐出口の上流に、泡質を調整する発泡部材を配設することが好ましい。
【0008】
また、この発明のスクイズフォーマー容器にあっては、前記空気導入路に、流路を狭めるオリフィスを設けることが好ましい。
【0009】
さらに、この発明のスクイズフォーマー容器にあっては、前記第1逆止弁と前記第2逆止弁とを一体に構成することが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
この発明のスクイズフォーマー容器にあっては、使用者が外容器の胴部をスクイズすると、外容器と内容器との間の空気が加圧されて内容器が収縮し、内容器内の内容物の液圧が高まり、空気圧および液圧によって第2逆止弁によって閉塞されていた内容物導入路の出口および空気導入路の出口が開放され、内容物が内容物導入路を通って混合室に流入すると同時に空気が空気導入路を通って混合室に流入する。これらの内容物および空気は混合室内で混合して発泡し、吐出口から泡状に吐出される。次に、胴部の圧搾を解除すると、外容器が圧搾前の状態に弾性復元する一方、第2逆止弁よって内容物導導入路の出口が閉塞するため、外容器と内容器との間の空間が減圧される。そのため、第1逆止弁が開放し、外気が外容器と内容器との間に流入する。
【0012】
したがって、この発明のスクイズフォーマー容器によれば、容器本体を外容器と内容器とで構成したことから、スクイズバックした際に外気が内容物と触れることがなく、一旦使用を開始した後に長期間にわたって内容物を安定して保存することが可能となる。また、吐出口の上流に内容物と空気とを混合させる混合室を設けたことから、内容物を泡状に吐出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】この発明にしたがう一実施形態のスクイズフォーマー容器の要部を示す断面図である。
図2図1の部分拡大図である。
図3図1のスクイズフォーマー容器の使用状態(外容器の胴部をスクイズした状態)を示す図である。
図4図1のスクイズフォーマー容器の使用状態(外容器の胴部のスクイズを解放した状態)を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0015】
図1に示すように、このスクイズフォーマー容器1は、内容物としての液体を収容する容器本体3と、該容器本体3の口部3aに装着されて吐出口5を通じて内容物を泡で吐出する吐出キャップ7とを備える。
【0016】
容器本体3は、この実施形態においては、スクイズ変形可能な胴部を有する外容器9と、該外容器9の内壁に剥離可能に積層された薄肉の内容器11とからなるデラミボトルで構成される。内容器11は、内部に内容物を収容し、外容器9のスクイズ動作に連動して変形自在である。なお、容器本体3としては、デラミボトルではなく、外容器9と内容器11とが独立して形成された二重容器を採用してもよい。なお、使用初期においても内容物と空気とを混合させ確実に泡を形成するため、内容物を内容器11内に充填した時点にて、外容器9と内容器11との間に予め空気層S(空気)を存在させておくことが好ましい。外容器9と内容器11との間に予め空気が存在するスクイズフォーマー容器1は、デラミボトルの場合には、容器本体3の成形後に、内容器11を真空引き等して外容器9の内面から剥離させた後、内容器11の容量よりも少ない内容物を内容器11内に充填する方法により得ることができる。
【0017】
また、外容器9は胴部の上端に肩部を介して口部9aが立設されており、該口部9aには、外容器9と内容器11との間に外気を導入する導入孔13が設けられている。また、口部9aの外壁には、後述する空気導入路Paの一部をなす縦溝15が形成されている。なお、縦溝15の配設は必須ではなく、外容器9の口部9aのネジと装着筒23の内周面のネジとの間に螺旋状の隙間を設けて、該隙間を通じて空気を導入するようにしてもよく、空気導入路Paの抵抗を低減する観点からは、図示のような縦溝15を設けるのが好ましい。
【0018】
一方、吐出キャップ7は、内容器11内の内容物と、外容器9および内容器11相互間の空気とを混合し、内容物を泡の形態で吐出するものであって、主要な構成として、導入孔13に連通する連通孔17と、連通孔17に設けられた第1逆止弁19と、吐出口5の上流に設けられ、外容器9および内容器11相互間の空気と内容器11内の内容物とを混合する混合室C1と、外容器9および内容器11相互間の空気を混合室C1に導く空気導入路Paと、内容器11内の内容物を混合室C1に導く内容物導入路Pfと、内容物導入路Pfの出口に設けられた第2逆止弁21とを有するものである。
【0019】
具体的構造として、吐出キャップ7は、容器本体3の口部3aに図示例のようにねじ止めされた装着筒23と、該装着筒23の天壁23a裏面に対して空間を形成するようにして装着筒23内面に保持されたベース25と、装着筒23の天壁23a裏面とベース25との間の空間を内側に位置する上記混合室C1と外側に位置し上記空気導入路Paの一部をなす環状空間C2とに二分する筒体27と、液孔28およびエアー孔29を有し、第2逆止弁21によってこれらの液孔28およびエアー孔29が閉塞する弁座部材31と、を備える。なお、装着筒23は、アンダーカットのような係合手段を介して容器本体3の口部3aに固定するようにしてもよい。
【0020】
装着筒23は、上記吐出口5を形成するノズル23bを天壁23a中央に立設し、該天壁23aには上記連通孔17が貫通、形成されている。装着筒23の下端は外容器9の口部9a下端に気密に当接している。ノズル23bの外壁には、吐出口5を閉塞するカバーキャップ23cが着脱自在に設けられている。また、装着筒23のノズル23b内には、発泡部材33が配置され、この発泡部材33は2個のリング33a,33aと、各リング33a,33aの一方の端面に配設されたメッシュ33b,33bとを有し、各リング33a,33aの開放端を突き合わせた状態にてノズル23b内壁に嵌入されてなり、混合室C1内で空気との混合により発泡した内容物を、メッシュ33b,33bを通過させることにより均質な泡にするものである。なお、メッシュ33b,33bの枚数は図示例に限定されず、所望の泡質に応じて適宜に変更してもよく、また、メッシュ33b,33bに代えて、混合室C1に流入する内容物に旋回流を付与し混合室C1内で空気と混合して泡を形成するスピンエレメント(図示省略)を設けてもよい。
【0021】
ベース25は、図2に詳細に示すように、容器本体3の口部3aの開口を覆うように配置され、中央に内容物導入路Pfの一部を構成する開口を有する隔壁35と、隔壁35の外縁に立設され、装着筒23の内壁に保持された周壁37とからなり、隔壁35には、筒体27の下端部を収容、保持する環状溝部39と、環状溝部39の内側で弁座部材31を保持する環状段差部41とが形成されている。また、隔壁35の上面には、一端が環状溝部39に開口するとともに他端が上記エアー孔29に繋がる複数の流通溝43が形成されており、かかる流通溝43は弁座部材31の下面と協働して空気導入路Paの一部を構成するとともに、空気導入路Paの流路を狭めて空気の流量を制限するオリフィスとしての機能を果たす。また、隔壁35の外縁には、外容器9の口部9aの外壁に形成された縦溝15と環状空間C2とを繋ぐ貫通孔45が形成されている。
【0022】
筒体27は、ベース25の隔壁35と装着筒23の天壁23aとの間に軸方向に延び、その外壁には上記第1逆止弁19が、内壁には上記第2逆止弁21がそれぞれ一体に成形されている。第1逆止弁19は、筒体27の外壁から径方向外側に延びる環状片で構成され、その外縁が連通孔17の周辺に弾性当接している。第2逆止弁21は、内容器11内の内容物の圧力に応じて軸方向に上下動する三点弁(筒体27の内壁に対して三箇所で連結された弁)で構成され、内容物の吐出時のみ弁座部材31の液孔28およびエアー孔29を同時に開放するようになっている。なお、第2逆止弁21は、三点弁に限定されず、筒体27の内壁に対して二箇所以下で連結された弁や四箇所以上で連結された弁で構成してもよい。また、筒体27の下端部の内壁面および外壁面には、環状空間C2と隔壁35上面に形成された流通溝43とを繋ぎ、環状溝部39との間に空気導入路Paの一部を形成する連通溝47が形成されている。
【0023】
弁座部材31は、その裏面にベース25の環状段差部41が嵌入される環状凹部31aを有する円盤状をなし、また、中央に内容物導入路Pfの出口を形成する上記液孔28が形成されるとともに液孔28の外側に空気導入路Paの出口を形成する上記エアー孔29が形成されている。図示例では、液孔28およびエアー孔29はそれぞれ4つ形成されているが、液孔28およびエアー孔29の数はこれに限定されない。
【0024】
このような構成になるスクイズフォーマー容器1にあっては、カバーキャップ23cを外し使用者が外容器9の胴部をスクイズすると、図3に示すように、外容器9と内容器11との間の空気層Sが加圧されて内容器11が収縮し、内容器11内の内容物の液圧が高まり、その空気圧および液圧によって第2逆止弁21によって閉塞されていた液孔28およびエアー孔29が開放され、内容物が内容物導入路Pfを通って混合室C1に流入すると同時に空気が空気導入路Paを通って混合室C1に流入する。これらの内容物および空気は混合室C1内で混合して発泡し、発泡部材33を経て吐出口5から泡状に吐出される。次に、図4に示すように、胴部の圧搾を解除すると、外容器9が圧搾前の状態に弾性復元する一方、液孔28およびエアー孔29は第2逆止弁21によって閉塞するため、外容器9と内容器11との間の空間、ひいては環状空間C2が減圧される。そのため、第1逆止弁19が開放し、外気が連通孔17、環状空間C2、縦溝15および導入孔13を経て外容器9と内容器11との間に流入する。このような容器本体3の胴部の圧搾および解除を繰り返すことで容器本体3内の内容物を泡状に吐出させることができる。
【0025】
したがって、このスクイズフォーマー容器1によれば、容器本体3を外容器9と内容器11とで構成したことから、スクイズバックした際に外気が内容物と触れることがなく、一旦使用を開始した後に長期間にわたって内容物を安定して保存することが可能となる。また、吐出口5の上流に内容物と空気とを混合させる混合室C1を設けたことから、内容物を泡状に吐出させることができる。
【0026】
また、この実施形態のスクイズフォーマー容器1によれば、吐出口5の上流に、泡質を調整する発泡部材33を配設したことから、よりきめの細かい泡を吐出させることができる。
【0027】
さらに、この実施形態のスクイズフォーマー容器1によれば、空気導入路Paに、流路を狭めるオリフィスを設けたことから、スクイズ時に外容器9と内容器11との間の空気のみが内容物よりも先に吐出されるのを抑制でき、内容物と空気とを混合室C1内で確実に混合して泡を形成することができる。また、内容物の液質に応じてオリフィス(流通路の開口面積)を調整することで所期の泡質を得ることができる。
【0028】
さらに、この実施形態のスクイズフォーマー容器1によれば、第1逆止弁19と第2逆止弁21とを一体に構成したことから、組み付け性を向上させることができるとともにコンパクトな容器を提案することができる。
【0029】
さらに、この実施形態のスクイズフォーマー容器1によれば、第2逆止弁21によって、弁座部材31に形成した液孔28(内容物導入路Pfの出口)およびエアー孔29(空気導入路Paの出口)を同時に開閉する構成としたことから、内容物および空気を混合室C1に同時に流入させることができ、混合室C1内で確実に泡を発生させることができる。
【0030】
しかも、この実施形態のスクイズフォーマー容器1によれば、外容器9と内容器11との間に予め空気層Sを設けたことから、使用初期においても混合室C1に空気を供給して内容物を確実に泡の状態で吐出させることができる。
【0031】
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更することができ、例えば、上記実施形態では、発泡させた内容物をそのままノズル先端の吐出口から吐出するものを示したが、吐出キャップの先端に毛染め用等のクシを設け、このクシを通して泡状の内容物を吐出するようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0032】
かくしてこの発明によれば、内容物と空気とを混合して内容物を泡で吐出させるスクイズフォーマー容器であって、容器内で内容物が外気に触れることのないスクイズフォーマー容器を提案することができる。
【符号の説明】
【0033】
1 スクイズフォーマー容器
3 容器本体
5 吐出口
7 吐出キャップ
9 外容器
11 内容器
13 導入孔
17 連通孔
19 第1逆止弁
21 第2逆止弁
C1 混合室
Pa 空気導入路
Pf 内容物導入路
図1
図2
図3
図4