特許第5852284号(P5852284)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許5852284-たわし保管具 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5852284
(24)【登録日】2015年12月11日
(45)【発行日】2016年2月3日
(54)【発明の名称】たわし保管具
(51)【国際特許分類】
   A47J 47/20 20060101AFI20160114BHJP
【FI】
   A47J47/20 Z
【請求項の数】1
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2015-143636(P2015-143636)
(22)【出願日】2015年7月21日
【審査請求日】2015年7月21日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】712007278
【氏名又は名称】池野 松枝
(72)【発明者】
【氏名】池野 松枝
【審査官】 大山 広人
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭51−087558(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3019197(JP,U)
【文献】 特開2007−289626(JP,A)
【文献】 特開2013−059593(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3160602(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J 47/20
47/16
A47B 77/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
合成樹脂の素材からなる、たわし保管具本体(1)は、左蝶蝶(A)の右上部に真空
盤固定穴(2−1)をあけ、壁側に固定する真空盤(2)を取り付け、真空盤を移動
する縦の隙間(3)と、真空盤を取り外す穴(4)を設け、左上部ホック凹部(6)
と、右下ホック凸部(5)と、左下部ホック凹部(7)を設け、右蝶蝶(B)の左上
部に、真空盤固定穴(2−2)と、真空盤を移動する縦の隙間(3−2)と真空盤を
取り外す穴(4−2)を設け、真空盤(2)を下に移動させて取り外すことができる
ことと、また、右上部ホック凸部(6−2)と、右下ホック凸部(5−2)と、左下
部ホック凹部(7−2)を設けたため、左蝶蝶(A)と右蝶蝶(B)に真空盤(2)
を取り付け、それぞれの凹凸ホックを合体させて、たわしの保管と水切りが出来るこ
とを特徴とするたわし保管具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、台所で使用するたわしの保管具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、使用したたわしは、台所の平らな部分に皿状のものに載せて保管していた。
しかし、必要なものでありながら邪魔に成り又、美的にも満足が行かない。
特開2004−202151号公報(移動式のたわし入れ)、特開2014−000289号公報(ゴムたわし)に記載はあるが構造の違いが大きい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−202151号公報
【特許文献2】特開2014−000289号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、台所で使うたわしは、ヤシの繊維(パーム)を使用して来たが、昨今ではゴムを使用したたわし、スポンジを使用したたわし等様々なものがある。
しかし使用後、たわしを保管する保管具は皿状のものに載せておいても邪魔になる。
どんな素材のたわしでも、邪魔にならない保管具が必要であり、解決しなければならない課題である。
本発明は、この問題を解決するために発明をしたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
課題を解決するため以下の構成とした。
合成樹脂の素材からなる、たわし保管具本体(1)は、2枚の蝶蝶の形状をしたもの
を組み合わせて使用するものであり、保管しても邪魔にならないことと、水切りが
出来ることと、解体して完全に洗浄できるので極めて衛生的な構造にした。
【0006】
蝶蝶(A)の右上部に、真空盤固定穴(2−1)を設け、真空盤(2)を取り
付ける構造にした。
また、その下に真空盤を移動する縦の隙間(3)と真空盤を取り外す穴(4)を
設けてあるため、真空盤(2)を下に移動させて取り外すことができる。
また、左上部ホック凹部(6)と、右下ホック凸部(5)と、左下部ホック凹部(7)
を設けた。
【0007】
蝶蝶(B)の左上部に、真空盤固定穴(2−2)を設け、真空盤(2)を取り付けられる構造にした。
また、真空盤を移動する縦の隙間(3−2)と真空盤を取り外す穴(4−2)を設けてあるため、真空盤(2)を下に移動させて取り外すことができる。
また、右上部ホック凸部(6−2)と、右下ホック凸部(5−2)と、左下部ホック凹部(7−2)を設けた。
蝶蝶(A)と、右蝶蝶(B)に真空盤(2)を取り付け、ホック凹凸を合体させて使用することが出来る。
【0008】
真空盤(2)を取り外す時は、全てのホックの凹部と凸部を取り外し、最後に真空盤(2)を、下に下げると解体が容易にできる。
又、組み立てるときは、真空盤(2)を、真空盤を取り外す穴に入れて上に上げ、次に全てのホックの凹部と凸部を合体させると組み立てが完了する。
この組み立てにより、真空盤(2)を壁側に固定すると邪魔にならない。又、必要により、完全に解体して完全に中を洗浄できるため極めて衛生的であることと、保管と水切りと両方に使えるため便利さがある。
【発明の効果】
【0009】
(1)壁側に真空盤で固定できるので、邪魔にならない。
(2)台所周辺が美的で明るくなる。
(3)簡単に分解できるので、内部の清掃は完璧にできるため、極めて衛生的である。
(4)たわしの保管と、たわしに含んだ水を切ることに優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】たわし保管具の全体斜視図
図2】「A」左蝶蝶説明図
図3】「B」右蝶蝶説明図
図4】真空盤説明図
【発明を実施するための形態】
【0011】
合成樹脂の素材からなるたわし保管具本体(1)は、2枚の蝶蝶の形状をしたもの
を組み合わせたものであり、たわし保管具本体(1)の背面上部に真空盤固定穴
(2−1)を設け、真空盤(2)で壁側に固定できるので邪魔にならない。
又、美的に周辺と、つり合いがとれる。
台所周辺は色々なものを置いてあり、狭い場所をやりくりしながら仕事をするため
邪魔にならないことと、簡単に解体できるため完全に洗浄ができる。
【0012】
蝶蝶(A)は、右上部に真空盤固定穴(2−1)をあけ、真空盤(2)が入る
構造にした。
また、真空盤を移動する縦の隙間(3)と真空盤を取り外す穴(4)を設け、真空
盤(2)を下に移動させて取り外すことができる。
また、左右にホックがあるが、左上部ホック凹部(6)と、右下ホック凸部(5)
と、左下部ホック凹部(7)を設けた。
【0013】
蝶蝶(B)は、左上部に真空盤固定穴(2−2)を開け、真空盤(2)が入る構造にして、真空盤を移動する縦の隙間(3−2)と真空盤を取り外す穴(4−2)を設け、真空盤(2)を下に移動させて取り外すことができる。
また、右上部ホック凸部(6−2)と、右下ホック凸部(5−2)と、左下部ホック
凹部(7−2)を設けた。
蝶蝶(A)と、右蝶蝶(B)に真空盤(2)を取り付け、ホック凹凸を合体させて、たわし保管具本体(1)を使用することが出来る。
たわしを保管することと、洗浄が極めて簡単に出来る衛生的な構造にした。
また、たわしの中に含んだ水を切ることに優れた構造である。
【0014】
組み立てと、解体について説明する。
真空盤を取り外す時は、全てのホックの凹部と凸部を取り外し、最後に真空盤(2)を、下に下げると解体が容易にできる。
又、組み立てるときは、真空盤(2)を真空盤を取り外す穴に入れて上に上げ、次に全てのホックの凹部と凸部を合体させると組み立てが完了する。
この組み立てにより、必要により、完全に解体して完全に中を洗浄できるため極めて衛生的である。
又、たわし保管具の中にたわしを入れないで、袋に入れた小さな生ごみも保管する事もできる構造である。
【符号の説明】
【0015】
(1) たわし保管具本体
A 左蝶蝶
(2) 真空盤
(2−1)真空盤固定穴
(3) 真空盤を移動する縦の隙間
(4) 真空盤を取り外す穴
(5) 右下部ホック凸部
(6) 左上部ホック凹部
(7) 左下部ホック凹部
B 右蝶蝶
(2−2)真空盤固定穴
(3−2)真空盤移動する縦の隙間
(4−2)真空盤を取り外す穴
(5−2)右下部ホック凸部
(6−2)右上部ホック凸部
(7−2)左下部ホック凹部
【要約】
【課題】
従来、台所で使うたわしは、パームを使用して来たが、昨今ではゴムを使用したたわし、スポンジを使用したたわし等様々なものがある。
しかし使用後、たわしを保管する場合は、皿状のものに載せておいても邪魔になる。
たわし保管具は、邪魔にならない事と衛生的であるたわし保管具を提供する。
【手段】
合成樹脂の素材からなる、たわし保管具であり、左蝶蝶(A)と右蝶蝶(B)の簡単な組み合わせと、解体が簡単にできることにより、便利であり、衛生的なことを特徴
とするたわし保管具。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4