【実施例1】
【0015】
そこで、この発明の一実施例を
図1〜
図4に基づいて詳述すると、まず本装置は
図2に示すように、
本体(X)のほぼ中央部に回動シャフト(1a)と、該回動シャフトの左右に設けたアーム部材(1b)(1b)と、該アーム部材の先端に設けたローラー(1c)とシャフト(1d)から成り、且つ、再生紙巻き取り時、回動アーム(2)が回動シャフトを支軸にして、上方に持ち上げることで、再生紙が同時に屈折し、アーム部材(1b)(1b)の先端に設けたローラー(1c)に接触して、再生紙に張力負荷を掛けるためのテンション調整部(1)と、テンション調整部(1)の下部に位置し、且つ、テンション調整部の回動シャフト(1a)と水平に設けた、ガイド用回動シャフト(2b)(2b)を左右にそれぞれ軸支し、且つ、ローラーシャフト(2c)と回転ローラー(2d)と平板アーム(2e)から成る回動アームを、回動シャフトを支軸にモーター等の回転駆動手段(2a)により、上方向に回動させる回動アーム部(2)と、回動アーム(2)の下部に位置し、且つ、回動アームの回動シャフト(2b)(2b)と水平に設け、且つ、左右対称に設けた回動ローラー(3b)(3b)と平板(3d)(3d)を一体に形成して設けたそれぞれのガイド板を、モーター等の回転駆動手段(3a)により、それぞれの左右のシャフト(3c)(3c)を支軸にして外向き左右反対方向に回動可能に設けたガイド部(3)と、ガイド部の下部に位置し、且つ、弛み防止のため、全体を円筒状に形成して設けた、挟着部材(4a)(4a')のそれぞれの挟着面(Y)(Y')を、垂下した再生紙の中心部から若干前方側に偏心させて摩擦抵抗を持たせ、且つ、該円筒状の挟着部材(4a)(4a')を前後長手方向に向けて縦割分割し、それぞれの断面形状を大小の半円形状に形成して設け、且つ、該挟着部材(4a)(4a')のそれぞれの挟着面を所定の隙間を設けて、再生紙を挟着可能に設け、且つ、該挟着部材を回転シャフト(1e)と、複数の減速用ギア(4e)と回転駆動手段を組み合わせて巻取可能に設けた巻取り部(4)と、本体の上面に再生紙の下垂方向に対し、左右水平方向に伸縮移動する再生紙切断刃と、該切断刃の上下に設け、且つ、該再生紙切断刃と同時に左右水平方向に伸縮移動して再生紙を押圧固定する弛み防止用の押板(6b')(6b')と、シリンダー等の伸縮駆動手段(6b)から成り、且つ、該再生紙切断刃は、凸状の切断刃(6a)と凹状の角穴(6c')を組み合わせて成り、且つ、切断刃を角穴部に嵌挿させることで再生紙を切断する切断部(6)で構成される。
【0016】
続いて、本装置の各部の概要について説明すると、最初に、テンション調整部(1)について説明すると、再生紙(RP)を巻き取り時、再生紙にかかる引張強度を角度により測定する機能を有するものである。そして、再生紙(RP)の巻き取りは、引張強度が低いと再生紙が隙間無く硬く締まった状態で巻き取ることが出来ない。又、逆に引張強度が高すぎると、再生紙が破断する。又、角度検出センサー(AS3)を取り付けることによって、現在の引張強度を認識し、巻き取り部の回転駆動手段(4g)と連動し、回転速度が調整される。又、古紙再生装置の乾燥機構より搬送される再生紙の速度が変化した場合も、角度検出センサー(AS3)に同調させ、巻き取り速度を可変することが出来る。
【0017】
次に、回動アーム部(2)について説明すると、巻き取り前は、
再生紙が垂下状態で静止した状態が原点で、再生紙(RP)が下記の
テーパー状に形成して設けた挟着面を有する半円柱状の挟着部材(4a)(4a')の中間を通過し、巻き取り開始の所定位置まで到達後、
再生紙が垂下状態で静置した状態から、
回動アームが左回動して所定角度上方に回動する。そして、巻き取られた再生紙が排出されると、同時に原点(
垂下状態)位置に戻り、静置する。そして、この回動アーム部(2)が上方に回動することで、テンション調整部(1)のローラー部及び回転アーム部(2)の回転ローラー(2d)に再生紙(RP)の表裏両面がそれぞれ接触し、回転負荷を与えることで引張強度を測定出来る。
【0018】
次に、ガイド部(3)について説明すると、巻き取り開始前に、上部より搬送される再生紙(RP)を下部に配置された巻き取り部(4)の2本の
挟着部材(4a)(4a')の中央に通過させる役割を持ち、巻き取り開始前は、原点の
垂下状態で静置する。そして、再生紙(RP)が通過した後、所定角度に開き、静置する。更に巻き取られた再生紙が排出されると同時に原点位置(
垂下状態)に戻り、静置する。
【0019】
次に、巻き取り部(4)について説明すると、巻き取り開始前、再生紙(RP)はガイド部(3)で誘導され、所定位置で静置した大小異なる2本の
挟着部材(4a)(4a')の中央空間を通過し、所定位置まで搬送される。そして、再生紙検出センサー(SE)にて再生紙の紙位置を確認後、
挟着部材(4a)(4a')がそれぞれ回転し、巻き取りが開始する。その後、
挟着部材(4a)(4a')は所定数回転することにより、所定長さの再生紙(RP)を巻き取り、排出時の所定位置にて静置する。そして、再生紙が排出されると同時に、
挟着部材(4a)(4a')は、原点である巻き取り開始前の所定位置にそれぞれ戻り、再度静置する。
【0020】
続いて、排出部(5)について説明すると、巻き取り時は、原点の本体側板の裏側面に静置し、再生紙(RP)が所定長さに巻き取られた後、本体側板の側面に静置しているアクチュエーター等の前後駆動手段作動部(5a')に固定される円盤状部材(5b)が対面側(表面側)の所定位置に移動し、
挟着部材(4a)(4a')に巻き取られた再生紙(RP)を排出させる。そして、排出後は、原点位置に戻り、静置する。
【0021】
最後に、切断部(6)について説明すると、巻き取り前から巻き取り時は、シリンダー等の伸縮駆動手段(6b)が収縮した状態である原点で静置する。そして、
挟着部材(4a)(4a')は所定数回転することにより、シリンダー等の伸縮駆動手段は再生紙と垂直方向に伸長し、再生紙(RP)を押板(6b')で押圧し、切断刃(6a)で切断する。
【0022】
次に、本再生紙巻き取り装置の巻き取り方法について、稼動手順に従って概要を説明すると、小型の古紙再生装置内で乾燥機構より送られてきた再生紙(RP)は装置上部より巻き取り装置内に入る。そして、巻き取り部(4)にある2本の
挟着部材(4a)(4a')の中央部に再生紙が入る。続いて、巻き取り部の下部にある再生紙検出センサー(SE)が感知して回動アーム部(2)が回転駆動手段(2a)の回転によって上昇し、テンション調整部(1)も再生紙の上面側に押し上げられて所定角度上昇する。そして、左右樹脂板(3d)(3d)が所定角度開き、巻き取り用駆動モーター(4g)が回転作動して、再生紙(RP)の巻き取りが開始される。すると、巻き取りを行うにつれて再生紙の周長が変化し、テンション調整部(1)に連動する角度検出センサー(AS3)が感知して、巻き取り部(4)の回転駆動手段(4g)の回転速度が最適速度に調整される。そして、一定量の巻き取りが完了すると、巻き取り部(4)の回転駆動手段(4g)が停止し、巻き取りが終了する。そして、切断部(6)のシリンダー等の伸縮駆動手段(6b)が再生紙方向へ前進作動して、切断刃(6a)の上下に設けた押板(6b')(6b')で再生紙をそれぞれ押圧し固定した状態で再生紙(RP)を切断する。そして、切断部(6)のシリンダー等の伸縮駆動手段(6b)が後退して原点
(垂下状態)に戻る。そして、巻き取り部(4)の回転駆動手段(4g)が稼動し、切断部(6)から巻き取り部(4)までの再生紙が最後まで完全に巻き取られ、巻き取り部(4)の回転駆動手段(4g)が排出時の所定位置に停止する。そして、排出部(5)のアクチュエーター等の前後駆動手段(5a)が稼動し、円盤状部材(5b)によって巻き取り部(4)にある2本の
挟着部材(4a)(4a')からロール状に巻き取られた再生紙を押し出しながら定位置(前進側)に達すると、前進検出センサー(LS2)が感知して、アクチュエーター等の前後駆動手段作動部(5a')が停止する。そして、該前後駆動手段作動部(5a')が逆稼動し、原点位置に戻ると、後退検出センサー(AS1)が感知して、該前後駆動手段作動部(5a')が再度停止する。すると、巻き取り部(4)が原点位置まで回転し、回動アーム(2)が原点位置まで戻る。そして、更にガイド部(3)の凹凸状平板(3d)(3d)がそれぞれ原点位置まで戻り、巻き取りを完了する。