特許第5852337号(P5852337)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5852337テールゲートアウトサイドハンドルアセンブリ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5852337
(24)【登録日】2015年12月11日
(45)【発行日】2016年2月3日
(54)【発明の名称】テールゲートアウトサイドハンドルアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   E05B 5/02 20060101AFI20160114BHJP
   E05B 85/18 20140101ALI20160114BHJP
【FI】
   E05B5/02 D
   E05B85/18 D
【請求項の数】10
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2011-132186(P2011-132186)
(22)【出願日】2011年6月14日
(65)【公開番号】特開2012-107489(P2012-107489A)
(43)【公開日】2012年6月7日
【審査請求日】2014年6月10日
(31)【優先権主張番号】10-2010-0115279
(32)【優先日】2010年11月18日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】591251636
【氏名又は名称】現代自動車株式会社
【氏名又は名称原語表記】HYUNDAI MOTOR COMPANY
(73)【特許権者】
【識別番号】500518050
【氏名又は名称】起亞自動車株式会社
【氏名又は名称原語表記】KIA MOTORS CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】特許業務法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】權 寧 眞
【審査官】 古屋野 浩志
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭60−138189(JP,A)
【文献】 韓国公開特許第10−2008−0023526(KR,A)
【文献】 特開2001−040913(JP,A)
【文献】 特表2010−501417(JP,A)
【文献】 特開2003−221960(JP,A)
【文献】 特開2005−056435(JP,A)
【文献】 実開昭61−080969(JP,U)
【文献】 特開平06−191279(JP,A)
【文献】 特開平04−213679(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05B 1/00− 85/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動アクチュエータ(30)と、
テールゲートの外側パネルに設置され、前面に操作部を一体型とし、前記操作部の背面の上端部にヒンジ軸(14)が結合され、テールゲートの開放時、前記操作部が駆動アクチュエータ(30)の駆動力により車体の外側方向に引き出された後、前記操作部の下端部がヒンジ軸(14)を中心に回転して取っ手の役割をする操作ハンドル(10)と、
を含むテールゲートアウトサイドハンドルアセンブリであって、
前記テールゲートの外側パネルの内側に設けられるハウジングと、
前記ハウジングの内部に前後方向にスライド装着され、前端部にプッシュ突起部(22)が形成され、
前記プッシュ突起部(22)の端部に形成された貫通孔と前記操作部の背面の上端部に形成されたヒンジ部に前記ヒンジ軸(14)を介してヒンジ結合され、両側面に回転ガイドホール(24)が形成されて回転軸(23)を介して前記操作部の下端部を回転案内するムービングハウジング(20)と、
上端部が前記回転軸(23)に結合され、下端部が中心軸に結合され、駆動アクチュエータ(30)から回転力が伝達されて回転運動しながら前記回転軸(23)を押して操作部を引き出した後、操作部の下端部を回転させる回転レバー(41)と、
を含むことを特徴とするテールゲートアウトサイドハンドルアセンブリ。
【請求項2】
前記駆動アクチュエータ(30)がモータであり、
前記モータの駆動力を回転レバー(41)に伝達するための手段として、
前記モータの出力軸に形成されたウォーム(32)と、
前記ウォーム(32)に噛み合わされてモータの回転速度を減速させるウォームギヤ(33)を有するギヤ部(44)と、
を含むことを特徴とする請求項に記載のテールゲートアウトサイドハンドルアセンブリ。
【請求項3】
前記ハウジングは、ムービングハウジング(20)の後方に第1マイクロスイッチ(26)を有し、前記操作ハンドル(10)の押圧によりムービングハウジング(20)を車体の内側方向に押して第1マイクロスイッチ(26)をオンし、前記駆動アクチュエータ(30)に電源を印加することを特徴とする請求項に記載のテールゲートアウトサイドハンドルアセンブリ。
【請求項4】
前記ムービングハウジング(20)の上面には、内部にロッキング溝(25b)を有するラチェット(25)が装着され、前記ハウジングの内側の上端にロッキングピンが一体に突出形成され、前記ロッキングピンがロッキング溝(25b)に挿入されて前記操作ハンドル(10)の押圧量を調節することを特徴とする請求項に記載のテールゲートアウトサイドハンドルアセンブリ。
【請求項5】
前記操作ハンドル(10)は、操作部の背面側に一体に形成され、下部にハンドルグリップ部を有し、上部に回転ガイド突起(13)を有するハンドルハウジング(12)を含み、
前記回転ガイド突起(13)は回転軸(23)により貫通結合され、該回転軸(23)の両端部は回転ガイドホール(24)に沿って回転可能に結合されることにより、前記回転ガイド突起(13)は回転軸(23)により回転ガイドホール(24)に沿って回転可能になり、前記操作ハンドル(10)の押圧によりハンドルグリップ部が外部に露出することを特徴とする請求項1に記載のテールゲートアウトサイドハンドルアセンブリ。
【請求項6】
前記操作ハンドル(10)はスイッチの役割をして操作ハンドル(10)の押圧により駆動アクチュエータ(30)に電源が印加されることを特徴とする請求項1に記載のテールゲートアウトサイドハンドルアセンブリ。
【請求項7】
前記ハンドルグリップ部には後方カメラが装着されることを特徴とする請求項に記載のテールゲートアウトサイドハンドルアセンブリ。
【請求項8】
前記ハンドルグリップ部は照明装置をさらに含むことを特徴とする請求項に記載のテールゲートアウトサイドハンドルアセンブリ。
【請求項9】
前記操作部は、製造会社名または製造会社により製作されたロゴを設けたロゴ部(11)であることを特徴とする請求項1に記載のテールゲートアウトサイドハンドルアセンブリ。
【請求項10】
前記駆動アクチュエータは、操作部の非接触センサにより操作部の操作を非接触式で感知するか、リモートキーの操作により電源が印加されて駆動されることを特徴とする請求項1に記載のテールゲートアウトサイドハンドルアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テールゲートアウトサイドハンドルアセンブリに係り、より詳しくは、操作ハンドルの自動引き出し及び回転によりハンドルグリップ部を外部に露出させるテールゲートアウトサイドハンドルアセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
最近の自動車の需要動向の特徴は、経済性と活動性の高いRV(recreational vehicles)やMPV(multi purpose vehicles)のような実用的で各種便宜性が提供できる多目的車両に消費者の関心が向いていることである。
通常、多目的車両は、後方にテールゲートを含むが、一般的にテールゲートは開閉のためのアウトサイドハンドルとインサイドハンドルを備える。
図1は、従来のテールゲートのアウトサイドハンドルを示す図面である。
図1に示すように、従来のテールゲートのアウトサイドハンドルは、テールゲートパネル1に装着されたハウジング2の内側にスイッチハンドル(図示せず)を備え、ハウジング2の前面には製造会社のロゴを表示するロゴ部4が一体に形成される。
【0003】
このような従来のテールゲートのアウトサイドハンドルは、ハウジング2の手挿入空間3を通してスイッチハンドルを引っ張り、これによってラッチユニット(図示せず)を操作してテールゲートが開放可能になる。
しかしながら、図1のような従来のテールゲートのアウトサイドハンドルは、ハウジングの手挿入空間がテールゲートの外部に露出しているため、外観美が低下する問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−188047号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、のような問題点を解決するためになされたものであって、ロゴ一体型のアウトサイドハンドルの外観美を向上させるとともに後方視野が確保できる高機能テールゲートアウトサイドハンドルアセンブリを提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、駆動アクチュエータと、テールゲートの外側パネルに設置され、前面に操作部を一体型とし、操作部の背面の上端部にヒンジ軸が結合され、テールゲートの開放時、操作部が駆動アクチュエータの駆動力により車体の外側方向に引き出された後、操作部の下端部がヒンジ軸を中心に回転して取っ手の役割をする操作ハンドルと、を含んで構成されることを特徴とする。
【0007】
操作ハンドルは、スイッチの役割をして操作ハンドルの押圧により駆動アクチュエータに電源が印加され、駆動アクチュエータにより操作ハンドルを引き出し及び回転させ、操作ハンドルの下部に形成されたハンドルグリップ部を把持してテールゲートを開放することにより、平常時のアウトサイドハンドルの外観美を向上させることを特徴とする。
【0008】
ハンドルグリップ部には、後方カメラ及び照明装置が装着されることにより、夜間走行時の後方視野を確保できることを特徴とする。
【0009】
また、テールゲートの外側パネルの内側に設けられるハウジングと、ハウジングの内部に前後方向にスライド装着され、前端部にプッシュ突起部が形成されてヒンジ軸を介してヒンジ結合され、両側面に回転ガイドホールが形成されて回転軸を介して操作部の下端部を回転案内するムービングハウジングと、上端部が回転軸に結合され、下端部が中心軸に結合され、駆動アクチュエータから回転力が伝達されて回転運動しながら回転軸を押して操作部を引き出した後、操作部の下端部を回転させる回転レバーと、を含むことを特徴とする。
【0010】
ハウジングは、ムービングハウジングの後方に第1マイクロスイッチを有し、操作ハンドルの押圧によりムービングハウジングを車体の内側方向に押して第1マイクロスイッチをオンし、駆動アクチュエータに電源を印加することを特徴とする。
【0011】
ムービングハウジングの上面には、内部にロッキング溝を有するラチェットが装着され、ハウジングの内側の上端にロッキングピンが一体に突出形成され、ロッキングピンがロッキング溝に挿入されて操作ハンドルの押圧量を調節することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によるテールゲートアウトサイドハンドルアセンブリの効果は次の通りである。
1.操作ハンドルを車体内側に押圧すると、操作ハンドルがスイッチの役割をしてモータに電源を印加し、モータの作動により回転レバーを回転運動させ、操作ハンドルを自動で連続して引き出し及び回転させる操作ハンドルのメカニズムにより、ハンドルグリップ部が平常時には操作ハンドルの内側に隠れており、操作ハンドルの押圧操作により操作ハンドルの下端部を車体の外側方向に自動で開放することにより、操作ハンドルの下部内側に形成されたハンドルグリップ部を外部に露出させ、それによって、ハンドルグリップ部を手で把持して持ち上げてテールゲートを開放させることができ、かつ、平常時のロゴ一体型のアウトサイドハンドルの外観美を向上させることができる。
2.操作部(ロゴ部)が楕円形である場合、操作ハンドルを微量引き出すことにより、楕円形のロゴ部がロゴベース部との干渉を回避することができ、操作ハンドルの下端部を回転させることにより、ハンドルグリップ部の開放角度を大きくすることができる。
3.ハンドルグリップ部の内部に後方カメラを装着し、車両を後進させる場合、R(後進ギヤ)段に変速すると、BCMがこれを感知し、テールゲートの開放時に行う操作ハンドルの押圧操作と別途に、操作ハンドル駆動用モータを作動させて操作ハンドルを車体外側に開放させ、後方カメラを作動させることにより、後方視野を確保することができる。
4.特に、ハンドルグリップ部の内部に後方カメラと共に照明装置を装着することにより、夜間に後方視野を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】従来技術に係るロゴ一体型テールゲートアウトサイドハンドルを示す斜視図である。
図2】本発明の一実施例に係るテールゲートアウトサイドハンドルの分解斜視図である。
図3図2の組立図である。
図4図3の側面図である。
図5図4の断面図である。
図6図5の底面図である。
図7図2のムービングハウジング、回転軸、及びギヤ部の組立構造を示す平面図である。
図8】本発明に係るテールゲートアウトサイドハンドルの操作方法を示す概略図である。
図9】テールゲートの開放時のアウトサイドハンドルアセンブリの作動状態を示す断面図である。
図10】テールゲートの開放時のアウトサイドハンドルアセンブリの作動状態を示す断面図である。
図11】テールゲートの開放時のアウトサイドハンドルアセンブリの作動状態を示す断面図である。
図12】テールゲートの開放時のアウトサイドハンドルアセンブリの作動状態を示す断面図である。
図13】テールゲートの開放時のアウトサイドハンドルアセンブリの作動状態を示す断面図である。
図14】テールゲートの閉鎖時のアウトサイドハンドルアセンブリの作動状態を示す断面図である。
図15】テールゲートの閉鎖時のアウトサイドハンドルアセンブリの作動状態を示す断面図である。
図16】テールゲートの閉鎖時のアウトサイドハンドルアセンブリの作動状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の好ましい実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本発明の一実施例に係るテールゲートアウトサイドハンドルの分解斜視図であり、図3は、図2の組立図であり、図4は、図3の側面図であり、図5は、図4の断面図であり、図6は、5の底面図であり、図7は、図2のムービングハウジング20、回転軸23、及びギヤ部44の組立構造を示す平面図である。
本発明は、テールゲートの開放時、操作ハンドル10の押圧により操作ハンドル10が自動で突出及び回転して操作ハンドル10の内側に隠れていた手挿入空間が外部に露出するため、操作ハンドル10の外観美を向上させる。
【0015】
テールゲートアウトサイドハンドルアセンブリは、テールゲートを開閉するためにユーザが手で把持して持ち上げる操作ハンドル10と、操作ハンドル10を引き出し及び回転させるための回転軸23及び作動レバーと、操作ハンドル10を引き出して回転軸23の移動を案内するムービングハウジング20と、作動レバーを回転させるための駆動手段と、を含む。
操作ハンドル10は、テールゲートの所定の位置に設けた操作部を含むものであって、ロゴ一体型のアウトサイドハンドルである。
具体的には、操作ハンドルは、テールゲートの操作部であって、製造会社名や、製造会社により製作されたロゴなどを設けるロゴ部11と、ロゴ部11の背面に一体に形成され、前側下部にハンドルグリップ部を有するハンドルハウジング12と、を含む。
【0016】
操作ハンドル10は、テールゲートの外側パネルに引き出し及び回転可能に設置され、ロゴ部11は、操作ハンドル10の前面に配置されて車体外側に露出しており、製造会社を象徴的にイメージしている。
ロゴ部11は、所望のロゴ形状に対応して円形であってもよいが、本発明の一実施例では、車幅方向がさらに長い楕円形に形成している。
ハンドルハウジング12は操作ハンドル10の背面に配置され、操作ハンドル10が閉鎖されている場合は、ハンドルハウジング12がロゴ部11により隠される。
【0017】
ハンドルグリップ部12aは、テールゲートを開放するためにユーザが手で把持して持ち上げる部分であり、ハンドルハウジング12の下部から上方向に凹状に形成することにより、ユーザの手でハンドルグリップ部12aを把持することができる。
また、ハンドルグリップ部12aは、操作ハンドル10が閉鎖されている平常時は、ロゴ部11により隠されているが、テールゲートを開放させるために操作ハンドル10のロゴ部11を押圧すると、操作ハンドル10が引き出し及び回転して開放され、ハンドルグリップ部12aは、操作ハンドル10の背面に位置するハンドルハウジング12が車体の後方外側に引き出されることにより外部に露出され、ユーザが手でハンドルグリップ部12aを把持して持ち上げてテールゲートを開放させることができる。
【0018】
ロゴ部11の背面上端にはヒンジ部が突出形成され、このヒンジ部は、ヒンジ軸14により貫通され、ヒンジ軸14を介してムービングハウジング20のプッシュ突起部にヒンジ結合され、操作ハンドル10の下端部がヒンジ軸14を中心に上下方向に回転して開閉される。
また、ハンドルハウジング12の上端部には3つの回転ガイド突起13が車体の内側方向に突出形成され、回転ガイド突起13の端部には挿入孔がそれぞれ形成され、回転ガイド突起13の端部が挿入孔とムービングハウジング20のガイド孔とを貫通する回転軸23により回転ガイドホール24に沿って回転することにより、操作ハンドル10の下端部を上下方向に回転させることができる。
【0019】
操作ハンドル10が設けられるテールゲートの外側パネルにはロゴベース部15が設置され、ロゴベース部15の周縁部は楕円形で、ロゴ部11の周縁部を囲んでおり、ロゴベース部15は、車体の内側方向に挿入溝15aを有するため、ユーザがロゴ部11を押圧すると、ロゴ部11が挿入溝15aに車体の内側方向に一定量挿入される。
ロゴベース部15の中間には開口部が形成されており、ムービングハウジング20がこの開口部を介して車体の前後方向に引き出される。
また、ロゴベース部15の背面とテールゲートの外側パネルとの間にはベース部パッド16が設置されることにより、ロゴベース部15とテールゲートの外側パネルとの間を気密に維持することができる。
【0020】
ベースカバーの背面側には、上部ハウジング17と下部ハウジング18が組み立てられており、上部ハウジング17と下部ハウジング18の内部にはムービングハウジング20、回転レバー41、駆動アクチュエータのモータ(以下、駆動モータ)30、及びギヤ部44などが装着される。
ムービングハウジング20は、操作ハンドル10を車体外側に引き出し及び回転させるための作動機構であって、ボディ部21と、ボディ部21の上端両側から車体の外側方向に突出形成されたプッシュ突起部22と、ボディ部21の両側面に形成された回転ガイドホール24と、を含む。
ムービングハウジング20は、上部ハウジング17と下部ハウジング18の内部に車体の前後方向に引き出し及び挿入可能に設けられる。
【0021】
プッシュ突起部22の底面には水平部材が一体に形成されてプッシュ突起部22の剛性を補強し、プッシュ突起部22の端部には貫通孔が形成され、プッシュ突起部22の貫通孔とロゴ部11の背面上端に形成されたヒンジ部にヒンジ軸14が貫通結合されることにより、操作ハンドル10の下端部がヒンジ軸14を中心に回転可能になる。
また、回転ガイドホール24は、ボディの両側面に一定の半径をもって円形に形成され、操作ハンドル10のハンドルハウジング12の後端に形成された回転ガイド突起13は回転軸23により貫通結合され、回転軸23の両端部は回転ガイドホール24に沿って回転可能に結合されることにより、回転ガイド突起13は回転軸23により回転ガイドホール24に沿って回転可能になる。
回転軸23を回転させるための駆動手段として、駆動モータ30、ギヤ部44、及び回転レバー41がある。
【0022】
駆動モータ30の上部にはモータカバー19が配置されて駆動モータ30とギヤ部44の上部をカバーすることができ、モータカバー19の後端部は下部ハウジング18の内側に固定される。
ギヤ部44は、モータの回転数を減速させるためのギヤで構成され、モータの出力軸の端部に形成されたウォーム32と、ウォーム32に噛み合わされたウォームギヤ33と、ウォームギヤ33と駆動軸38を介して連結される駆動ギヤ34と、駆動ギヤ34に噛み合わされた第1従動ギヤ35と、第1従動ギヤ35と従動軸39を介して連結される第2従動ギヤ36と、第2従動ギヤ36に噛み合わされた第3従動ギヤ37と、で構成される。
この時、ウォーム32とウォームギヤ33、駆動ギヤ34と第1従動ギヤ35、第2従動ギヤ36と第3従動ギヤ37は、互いに異なるギヤ比で噛み合わされることにより、駆動モータ30の回転数を減速することができる。
【0023】
回転レバー41の下端部は中心軸を介して第3従動ギヤ37に連結され、回転レバー41の上端部は中心軸を中心に中心軸と一体に回転し、回転レバー41は第3従動ギヤ37と同一の回転数及び回転角度を有する。
これによって、駆動モータ30が稼動されると、モータの出力軸に連結されたウォーム32が回転しながら、ウォーム32に噛み合わされたウォームギヤ33が回転し、ウォームギヤ33の中心部に一体に結合された駆動軸38も同一の回転数で回転する。
次に、駆動軸38が回転して駆動軸38に連結された駆動ギヤ34が回転し、駆動ギヤ34に噛み合わされた第1従動ギヤ35が回転して従動軸39を介して連結された第2従動ギヤ36が回転する。
同時に、第2従動ギヤ36に噛み合わされた第3従動ギヤ37が回転して中心軸を介して第3従動ギヤ37に連結された回転レバー41が反時計方向に回転する。
【0024】
また、回転レバー41の上端部はフック状で回転軸23の一側にかかれるため、回転レバー41は中心軸を介して伝達された回転力により回転し、最初は回転軸23を車体の外側方向に押してムービングハウジング20を所定量(約10mm)引き出し、回転レバー41が下方向にさらに回転すると、回転軸23を下方向に押圧して回転ガイドホール24に沿って回転させる。
ここで、上部ハウジング17の内側後端には第1マイクロスイッチ26が設置され、この第1マイクロスイッチ26により駆動モータ30の電源をオンしてもよい。
第1マイクロスイッチ26は、スイッチボディと、スイッチボディの端部に形成された接点端子と、接点端子に接触可能にスイッチボディの上端に形成された接触ピンと、で構成され、ムービングハウジング20が車体の内側方向に移動してムービングハウジング20の後端部が接触ピンを押圧すると、第1マイクロスイッチ26がオンし、第1マイクロスイッチ26のオン信号に応じて第1マイクロスイッチ26に電気的に接続された駆動モータ30に電源が印加されることにより、駆動モータ30を作動させることができる。
【0025】
第1マイクロスイッチ26は、スイッチハウジング27により上部ハウジング17と下部ハウジング18の後端に組み立てられて固定される。
ムービングハウジング20の上部には固定溝が凹状に形成され、この固定溝にラチェット25(Rachet)が固定され、このラチェット25はそれぞれロッキング溝25bを有する前半部と後半部で構成され、前半部の内部底面にラチェット突起25aが形成される。
上部ハウジング17の中間にはロッキングピン17aが上下方向に突出形成され、上部ハウジング17の内側に突出されたロッキングピン17aの下部がラチェット25のロッキング溝25bに挿入され、ムービングハウジング20は前後方向にスライドしながら、ラチェット25とロックピン17aの干渉により操作ハンドル10の押圧量を制御することができる。
【0026】
例えば、上部ハウジング17はベース部パッド16の背面に固定され、上部ハウジング17の上部に一体に形成されたロッキングピン17aがラチェットのロッキング溝25bに挿入されたまま、ムービングハウジング20が車体の外側方向に移動する場合、ラチェットの後半部のロッキング溝25bがロッキングピン17aにかかり、ムービングハウジング20の車体の外側方向への移動を停止させることにより、操作ハンドル10の引出量を制御することができる。
その反対に、ムービングハウジング20が車体の内側方向に移動する場合、ラチェットの前半部のロッキング溝25bがロッキングピンにかかり、ムービングハウジング20の車体の内側方向への移動を停止させることにより、操作ハンドル10の押圧量を制御することもできる。
【0027】
ヒンジ軸14の中間部にバネが挿入されており、バネの一端部はムービングハウジング20の水平部材に固定され、バネの他端部はロゴ部11の背面に固定されることにより、ヒンジ軸14を中心に回転する操作ハンドル10を回転方向に弾性支持する。
例えば、駆動モータ30の駆動力により操作ハンドル10の下端部が開放される場合、操作ハンドル10の回転方向に対して逆方向にバネの反発力が発生し、駆動モータ30の駆動力により操作ハンドル10の下端部が閉鎖される場合、操作ハンドル10の回転方向に対して順方向にバネの弾性復原力が発生するため、操作ハンドル10をバネによりスムーズに、かつ揺れることなく回転させることができる。
また、操作ハンドル10の位置を感知するための手段として第2マイクロスイッチを提供することができる。
第2マイクロスイッチは、操作ハンドル10が開放後に本来の位置に戻る場合、車体内側に移動するムービングハウジング20に接触し、それによって、操作ハンドル10が戻ることを感知し、この感知信号をBCM(Body Control Module)に出力することができる。
【0028】
次に、本発明に係るテールゲートアウトサイドハンドルの操作方法を添付図面を参照して説明する。
図8は、本発明に係るテールゲートアウトサイドハンドルの操作方法を示す概略図である。
図8に示すように、ユーザがテールゲートを開放するために操作ハンドル10の操作部であるロゴ部11を押圧する。
押圧操作による駆動モータ30の駆動力により、操作ハンドル10が微量、例えば約10mm程度引き出され、操作ハンドル10の下端部がヒンジ軸14を中心に回転する。
操作ハンドル10の下端部の内側に形成されたハンドルグリップ部が外部に露出され、ユーザが手をハンドルグリップ部に挿入して把持し、上方向に持ち上げてテールゲートを開放する。
その後、ユーザがテールゲートを下方に押圧すると、操作ハンドル10が駆動モータ30の駆動力により自動で本来の位置に戻って閉鎖される。
【0029】
添付した図面を参照して操作ハンドル10の開放作動状態を説明すると、次の通りである。
図9図13は、テールゲートの開放時、アウトサイドハンドルアセンブリの作動状態を示す断面図である。
図9に示すように、操作ハンドル10のロゴ部11をユーザが手で軽く押圧すると、図10に示すように、ロゴ部11がロゴベース部15の挿入溝の内側に移動しながら挿入され、ロゴ部11の背面にヒンジ軸14を介してヒンジ結合されたムービングハウジング20が車体の内側方向に押し出され、ムービングハウジング20の後端部が第1マイクロスイッチ26の接触ピンを押圧する。
第1マイクロスイッチ26の接触ピンが接点端子に接触してオンすることにより、駆動モータ30に電源を印加して駆動モータ30を駆動する。
駆動モータ30が稼動されると、ギヤ部44により駆動モータ30の回転数が減速される。
【0030】
次に、ギヤ部44の作動状態を説明する。駆動モータ30の出力軸に一体に設置されたウォーム32が回転し、ウォーム32と一定のギヤ比で噛み合わされたウォームギヤ33が回転することにより、1次減速される。
そして、駆動軸38を介してウォームギヤ33に連結された駆動ギヤ34は、ウォームギヤ33と同一の回転数で回転し、駆動ギヤ34と一定のギヤ比で噛み合わされた第1従動ギヤ35が回転することにより、2次減速される。
同時に従動軸39を介して第1従動ギヤ35に連結された第2従動ギヤ36は、第1従動ギヤ35と同一の回転数で回転し、第2従動ギヤ36と一定のギヤ比で噛み合わされた第3従動ギヤ37が回転することにより、3次減速される。
次に、第3従動ギヤ37は、中心軸を介して回転レバー41に同一の回転数及び回転角度で回転力を伝達する。
【0031】
図11に示すように、ギヤ部44により減速された回転レバー41は、中心軸を中心に反時計方向に回転してムービングハウジング20の回転ガイドホール24に挿入された回転軸23を車体の外側方向に押し出すことにより、ムービングハウジング20を車体の外側方向に移動させ、ムービングハウジング20のプッシュ突起部22にヒンジ結合された操作ハンドル10を微量引き出す。
この時、ムービングハウジング20は、回転レバー41の回転運動により一定量移動した後、停止する。
次に、図12図13に示すように、ムービングハウジング20が停止した状態で回転軸23がムービングハウジング20の回転ガイドホール24に沿って下方向に回転し、回転軸23に軸結合された回転ガイド突起13が回転してハンドルハウジング12を回転させる。
ここで、操作ハンドル10の下端部が上方向に回転して操作ハンドル10の下部に形成されたハンドルグリップ部が露出されることにより、ユーザが手でハンドルグリップ部を把持することができる。
【0032】
次いで、操作ハンドル10の閉鎖作動状態について説明する。
図14から図16は、テールゲートの閉鎖時、アウトサイドハンドルアセンブリの作動状態を示す断面図である。
操作ハンドル10が開放された後、設定時間、例えば30秒が経過すると、BCMから駆動モータ30に駆動信号を送信する。
図14に示すように、操作ハンドル10の開放状態で駆動モータ30が逆方向に稼動されると、ギヤ部44により駆動モータ30の回転数が減速される。
ギヤ部44の作動状態は、操作ハンドル10の開放時のメカニズムと同一であり、ただし各ギヤが反対に回転する。
【0033】
図15及び図16に示すように、回転レバー41にはギヤ部44により回転力が伝達され、時計方向に回転して回転軸23を持ち上げ、回転軸23はムービングハウジング20が停止した状態でムービングハウジング20の回転ガイドホール24に沿って上方向に回転し、回転軸23に軸結合された回転ガイド突起13が上方向に回転してハンドルハウジング12を本来の位置に回転させる。
この時、操作ハンドル10が本来の位置に回転した後、回転レバー41が反時計方向にさらに回転すると、ムービングハウジング20が車体の内側方向に挿入され、これによって、ムービングハウジング20のプッシュ突起部22に結合された操作ハンドル10はロゴベース部15の挿入溝に挿入されて本来の位置に戻る。
【0034】
以下、本発明のテールゲートアウトサイドハンドルアセンブリの作用及び効果を詳細に説明する。
本発明の最も大きな特徴は、操作ハンドル10を車体内側に押圧すると、操作ハンドル10がスイッチの役割をしてモータに電源を印加し、モータの作動により回転レバー41を回転運動させて操作ハンドル10を自動で連続して引き出し及び回転させるメカニズムである。
操作ハンドル10は、前面全体がロゴ部11で構成されたロゴ一体型のアウトサイドハンドルであって、ロゴ部11の背面の上端部にヒンジ軸14が結合されることにより、操作ハンドル10が車体の外側方向に微量引き出された後、ヒンジ軸14を中心に操作ハンドル10の下端部が回転する。
【0035】
操作ハンドル10が外側方向に微量引き出されることにより、操作ハンドル10の上端部がロゴベース部15との干渉を回避でき、駆動モータ30の回転力により操作ハンドル10の下端部を回転させることができる。
このような操作ハンドル10のメカニズムは、ハンドルグリップ部が平常時には操作ハンドル10の内側に隠れており、操作ハンドル10の押圧操作により操作ハンドル10の下端部が車体の外側方向に自動で開放されることにより、操作ハンドル10の下部内側に形成されたハンドルグリップ部を外部に露出させ、ハンドルグリップ部を手で把持して持ち上げてテールゲートを開放させることができる。
したがって、平常時にロゴ一体型のアウトサイドハンドルの外観美を向上させることができる。
【0036】
特に、操作ハンドル10が引き出し及び回転するメカニズムは、操作ハンドル10のロゴ部11が楕円形である場合にその活用度がさらに向上する。
例えば、ロゴ部11が楕円形であれば、操作ハンドル10を微量引き出して楕円形のロゴ部11がロゴベース部15との干渉を回避でき、操作ハンドル10の下端部を回転させることにより、ハンドルグリップ部の開放角度を大きくすることができる。
また、操作ハンドル10が引き出し及び回転するメカニズムの活用範囲をさらに広げることができる。
【0037】
例えば、ハンドルグリップ部の内部に後方カメラを装着し、車両を後進させる場合にR(後進ギヤ)段に変速すると、BCMがこれを感知し、テールゲートの開放時に行う操作ハンドル10の押圧操作と別途に、操作ハンドル10の駆動用モータを作動させることにより、操作ハンドル10を車体の外側に開放させ、後方カメラを作動させて後方視野を確保することができる。
また、ハンドルグリップ部の内部に後方カメラと共に照明装置を装着することにより、特に夜間の後方視野を確保することができる。
さらに、ハンドルグリップ部の内部に車間距離センサを装着することにより、車両の安全を確保することができる。
【0038】
以上、操作ハンドル10の引き出し及び回転が駆動モータ30の駆動により行われることを例に挙げて説明したが、本発明で操作ハンドルの引き出し及び回転が、駆動モータ以外の他のメカニズム、例えば、コイルバネ、板バネ、油圧・空気シリンダーなどの何れかにより行われてもよい。
また、ユーザが操作部のロゴ部11を押圧することにより操作ハンドル10が作動されると説明したが、ロゴ部の押圧操作の代わりに、別途の操作手段、例えば、ロゴ部の非接触センサやリモートキーなどを採用することにより、非接触センサを用いてロゴ部の操作を非接触式で感知するか、リモートキーを用いて駆動モータ30に電源を印加してロゴ部の押圧操作と同一に操作ハンドルを作動するように構成されてもよい。
【符号の説明】
【0039】
10 操作ハンドル
11 ロゴ部
12 ハンドルハウジング
13 回転ガイド突起
14 ヒンジ軸
15 ロゴベース部
16 ベース部パッド
17 上部ハウジング
18 下部ハウジング
19 モータカバー
20 ムービングハウジング
21 ボディ部
22 プッシュ突起部
23 回転軸
24 回転ガイドホール
25 ラチェット
25a ラチェット突起
25b ロッキング溝
26 第1マイクロスイッチ
27 スイッチハウジング
28 コネクタ
30 駆動モータ(駆動アクチュエータ)
32 ウォーム
33 ウォームギヤ
34 駆動ギヤ
35 第1従動ギヤ
36 第2従動ギヤ
37 第3従動ギヤ
38 駆動軸
39 従動軸
41 回転レバー
42 バネ
44 ギヤ部
図1
図2
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