特許第5852487号(P5852487)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5852487
(24)【登録日】2015年12月11日
(45)【発行日】2016年2月3日
(54)【発明の名称】インターホン機器
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/02 20060101AFI20160114BHJP
【FI】
   H04M1/02 G
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-67697(P2012-67697)
(22)【出願日】2012年3月23日
(65)【公開番号】特開2013-201535(P2013-201535A)
(43)【公開日】2013年10月3日
【審査請求日】2014年9月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】000100908
【氏名又は名称】アイホン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100121142
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 恭一
(72)【発明者】
【氏名】吉田 一也
(72)【発明者】
【氏名】中島 賢志
【審査官】 山田 倍司
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−173563(JP,A)
【文献】 実開昭57−067454(JP,U)
【文献】 特開2007−180771(JP,A)
【文献】 特開2007−065639(JP,A)
【文献】 実開昭63−083850(JP,U)
【文献】 特開2010−081483(JP,A)
【文献】 特開2007−028541(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 1/02− 1/23
9/00− 9/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケースが、ケース前面を構成する上ケースと、ケース背面を構成する下ケースとから成り、下ケースはスイッチボックスに収納するよう形成された膨出部を有する一方、上ケースにはパネルが覆設されるインターホン機器であって、
前記膨出部は3コ用スイッチボックスに収納する大きさを有する一方、前記下ケースを覆って前記膨出部を収容し、1コ用或いは2コ用スイッチボックスに対して連結するための連結部を備えた取付台を使用することで、前記膨出部をスイッチボックスに収容せずに前記ケースをスイッチボックスに取付可能とし、
更に、前記膨出部内に前記取付台を係止する係止部を設け、
前記取付台を使用せず前記膨出部を壁面に埋設させて設置する形態と、前記取付台を使用して前記膨出部を壁面に埋設せずに設置する形態との2通りの設置が可能なことを特徴とするインターホン機器。
【請求項2】
前記パネルは前記上ケースの少なくとも前面周囲を覆う枠体であり、
前記膨出部を埋設させて設置する形態で使用するパネルと、前記取付台を装着して壁面上に露出させて設置する形態で使用するパネルとは外寸及び形状が異なり、膨出部を埋設させる形態のパネルは取付台を使用する形態のパネルに比べて、上下方向及び左右方向が共に5mm以上大きく形成され、更に前記上ケースの前面に加えて周辺部の壁面も覆う側枠を備えていることを特徴とする請求項記載のインターホン機器。
【請求項3】
前記取付台は、少なくとも前記膨出部の最も突出する部位を露出させる露出穴を有し、前記取付台に組み付けて壁面に設置した前記ケースの露出した前記膨出部は、壁面に当接或いは近接する位置に配置されて成ることを特徴とする請求項1又は2記載のインターホン機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はインターホン機器に関し、詳しくは壁面に露出した状態で設置する形態や背部を壁面に埋設して設置する形態等、複数種類の形態で設置できるインターホン機器に関する。
【背景技術】
【0002】
インターホン機器は、壁面に埋設されたスイッチボックスを利用して取り付ける埋設型のものが普及している。例えば引用文献1では、インターホン機器ケースの背部にスイッチボックスに収容する膨出部を設け、この膨出部に端子台や電源接続部を設けて壁面内に配設された接続コードや電源コードを接続してスイッチボックスに収容し、インターホン機器を壁面に取り付けている。
一方で、このような膨出部を有するインターホン機器を、壁面に埋設せずに壁面に設置する露出型の場合は、ケースの背部全体を収納する取付台を使用して壁面上に設置していた(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−157175号公報
【特許文献2】特開2008−60821号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献2のケースを露出設置する構成は、ハンドセットを設ける等の特定の目的のために露出ボックスを使用するもので、従来、埋設設置する機器と露出設置する機器のケースは異なり、1つのケースを双方の形態に使用することはなかった。そのため、多くの機種を必要とし、製品や部品の管理が面倒であったし製造コストも増加した。
【0005】
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、1種類のケースで埋設設置と露出設置の双方に対応でき、更に複数のサイズのスイッチボックスに対して取り付けが可能なインターホン機器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、ケースが、ケース前面を構成する上ケースと、ケース背面を構成する下ケースとから成り、下ケースはスイッチボックスに収納するよう形成された膨出部を有する一方、上ケースにはパネルが覆設されるインターホン機器であって、膨出部は3コ用スイッチボックスに収納する大きさを有する一方、下ケースを覆って膨出部を収容し、1コ用或いは2コ用スイッチボックスに対して連結するための連結部を備えた取付台を使用することで、膨出部をスイッチボックスに収容せずにケースをスイッチボックスに取付可能とし、更に、膨出部内に取付台を係止する係止部を設け、取付台を使用せず膨出部を壁面に埋設させて設置する形態と、取付台を使用して膨出部を壁面に埋設せずに設置する形態との2通りの設置が可能なことを特徴とする。
この構成によれば、スイッチボックスに膨出部を収納して取り付ける形態であっても、取付台を装着することで露出型のインターホン機器として壁面に取り付けできる。しかも、取付台を装着してケースを露出設置する形態であっても、1コ用或いは2コ用のスイッチボックスに取り付けできるため、埋設されたスイッチボックスを使用する既存のインターホン機器を交換する際には、機種を選ばず対応できる。
【0007】
また、下ケースの膨出部が取付台に係止するため、取付台と下ケースとの周辺部同士の間で係止部を設ける必要が無くなり、取付台を下ケースより大きくする必要がないし、周辺部をすっきりしたデザインにできる。
【0008】
請求項の発明は、請求項1に記載の構成において、パネルは上ケースの少なくとも前面周囲を覆う枠体であり、膨出部を埋設させて設置する形態で使用するパネルと、取付台を装着して壁面上に露出させて設置する形態で使用するパネルとは外寸及び形状が異なり、膨出部を埋設させる形態のパネルは取付台を使用する形態のパネルに比べて、上下方向及び左右方向が共に5mm以上大きく形成され、更に上ケースの前面に加えて周辺部の壁面も覆う側枠を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、埋設設置の場合にパネルが周辺部の壁面も合わせて覆うため、壁面に形成した開口部を無理なく隠すことができるし、インターホン機器をリニューアルした場合は壁面の変色を隠すこともできる。一方、取付台を使用して壁面上に設置する場合は、パネルサイズを小さく例えば上パネルと同一サイズにでき、露出させる形態であっても最小のサイズで設置できる。
【0009】
請求項の発明は、請求項1又は2に記載の構成において、取付台は、少なくとも膨出部の最も突出する部位を露出させる露出穴を有し、取付台に組み付けて壁面に設置したケースの露出した膨出部は、壁面に当接或いは近接する位置に配置されて成ることを特徴とする。
この構成によれば、膨出部の最も突出する部位を露出穴から露出させることで、取付台の奥行きを下ケースの奥行きと略同一にできる。そのため、取付台を用いてケース全体を露出させて設置しても、ケース自体の奥行きに取付台の厚みが加わることがなく、最小限の突出量で済む。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、スイッチボックスに膨出部を収納して取り付ける形態であっても、取付台を装着することで露出型のインターホン機器として壁面に取り付けできる。しかも、取付台を装着してケースを露出設置する形態であっても、1コ用或いは2コ用のスイッチボックスにネジ止めできるため、埋設されたスイッチボックスを使用する既存のインターホン機器を交換する際には、機種を選ばず対応できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明に係るインターホン機器の一例を示し、インターホン機器のケースを分解した斜視図である。
図2】下ケースを示し、(a)は背面図、(b)は側面図である。
図3図2の下ケースの斜視図である。
図4】パネルの正面図を示し、(a)はインターホン機器を埋設設置する際に使用するパネル、(b)露出設置する場合に使用するパネルである。
図5】インターホン機器を壁面に埋設設置した状態を示し、(a)は正面図、(b)はA−A線断面図である。
図6】インターホン機器を壁面に露出設置した状態を示し、(a)は正面図、(b)はC−C線断面図である。
図7】B−B線断面図である。
図8】D−D線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係るインターホン機器の一例を示すインターホン機器ケースの分解斜視図である。図1において、1aはケース1の前面を構成する上ケース、1bはケース1の背面を構成する下ケース、3は下ケース1bを収納する取付台、4は上ケース1aに覆設するパネルである。上ケース1aと下ケース1bとを嵌合させて形成したケース1内に、インターホンを構成する図示しないマイク、スピーカ、カメラ、回路基板等が収納される。
【0013】
上ケース1aは、呼出ボタン部11、スピーカ部12、マイク部13、カメラ部14等が開口形成されている。また、周囲4箇所に壁面や取付台3にネジ止めするためのネジ挿通孔15、周囲6箇所にパネル4を係止する係止溝16が形成されている。
【0014】
図2図3は下ケース1bを示し、図2(a)は背面図、図2(b)は左側から見た側面図、図3は斜視図を示している。図2図3に示すように、下ケース1bはケース1の内部空間を広くするために後方に突出形成した矩形の膨出部21を有している。膨出部21は、インターホン機器を壁面に設置する際に、壁面に埋設されたスイッチボックスに収納される部位であり、この形態では3コ用スイッチボックスに収納する大きさで形成されている。
そして、略中央に内部基板に装着された端子台22(図5に示す)を露出させる端子台孔23が穿設され、上辺には取付台3を嵌合させるための嵌合片24が左右に亘りL字状に形成されている。また、周囲にケース1を壁面に取り付ける際にネジを挿通するネジ挿通孔25が上ケース1aのネジ挿通孔15に合わせて設けられている。
【0015】
取付台3は、ケース1の膨出部21を壁面に埋設せずに、ケース1全体を壁面上に配置して設置する露出型とする場合に使用されるもので、下ケース1bに取り付けて使用される。上ケース1aのサイズに略一致する寸法で形成され、上ケース1aの周囲から露出する部位が無いよう形成されている。
また、下ケース1bの膨出部21の最も突出する部位である最深部21aを露出する露出穴31を有している。こうして膨出部21の最も突出する最深部21aを露出穴31から露出させることで、取付台3の奥行きを下ケース1bの奥行きと略同一にできる。
更に、取付台3は膨出部21に形成された嵌合片24に嵌合する係止爪32、スイッチボックスに配設された接続線を端子台22に接続するために挿通する開口部33、スイッチボックスにネジ止めするためのネジ挿通孔34等が設けられている。
【0016】
パネル4は、上ケース1aのネジ挿通孔15を隠したり、壁面の変色を隠すために使用されるもので、2種類の大きさのものが取付形態に応じて使い分けられる。図4はパネル4単体を示す正面図であり、図4(a)はインターホン機器を埋設設置する際に使用するパネル(以下、第1パネル4aとする)、図4(b)は取付台3を使用して露出設置する場合に使用するパネル(以下、第2パネル4bとする)である。
双方ともケース1の前面周囲を覆う四角形の枠体であり、中央には上ケース1aの主要部を露出させるための同一形状の開口部41が形成されている。また、背面には上ケース1aの係止溝16に係止する爪片(図7図8に示す)42が形成されている。
【0017】
そして、埋設設置で使用される第1パネル4aは、露出設置で使用する第2パネルbより大きく、即ち枠部が広く形成されている。具体的に、第1パネルaの横幅W1=121mm、縦幅H1=195mm、第2パネルの横幅W2=107mm、縦幅H2=157mmであり、第1パネル4aは第2パネル4bに対して幅が14mm広く、縦幅が38mm高く形成されている。
【0018】
図5図6はインターホン機器を壁面に設置した状態を示し、図5は埋設設置した状態で(a)は正面図、(b)はA−A線断面図を示している。また、図6は露出設置した状態で(a)は正面図、(b)はC−C線断面図を示している。Wは壁面、50(50a,50b)はスイッチボックスを示している。尚、50aは3コ用スイッチボックス、50bは2コ用スイッチボックスを示している。
この図5(b)に示すように、第1パネル4aは設置対象の壁面Wに当接するよう形成された側枠42を有し、第1パネル4aの装着により上ケース1aの周辺部は完全に第1パネル4aに覆われる。
一方、第2パネル4bは、図6(b)に示すように、上ケース1aの周囲に形成された段部18に当接する端部を有し、第2パネル4bの装着によりケース1の側部はすっきりした形状となる。
【0019】
上述した構成のインターホン機器の壁面への取り付け手順を次に説明する。最初に埋設設置する形態を説明する。3コ用スイッチボックス50aが壁面Wに埋設されている場合は、図5に示すように埋設設置する形態が適用される。
この場合、まず上ケース1aと下ケース1bを嵌合した状態で、スイッチボックス50a内に配設されている配線(図示せず)を端子台22に接続する。その後、スイッチボックス50aが埋設されている壁面Wの開口部に膨出部21を収納するようにケース1を配置し、上ケース1aのネジ挿通孔15を使用してケース1をスイッチボックス50aにネジ止めする。
【0020】
こうしてケース1が固定できたら、上ケース1aに第1パネル4aを装着する。図7図5(a)に示すB−B線断面図を示し、この図7に示すように第1パネル4aの裏面に形成された爪片42が上ケース1aの係止溝16に係止して第1パネル4aは固定される。
【0021】
この結果、上ケース1aに露出しているネジ挿通孔15が隠れると共に、第1パネル4aが上ケース1aの外周部を覆う。更に上パネル1aと壁面Wの隙間を覆う側枠42を備えているため、上ケース1と壁面の間に隙間が発生するようなことがないし、リニューアル時においては壁面Wの変色部分を覆い隠すことができる。また、第1パネル1aは中央の開口部41が上ケース1aの主要部を露出させるため、壁面からの突出量が増すこともなく、薄型化を実現することができる。
【0022】
次に露出設置する形態を説明する。壁面に2コ用スイッチボックス50bが埋設されている場合、或いは1コ用スイッチボックスが埋設されている場合、図6に示すように露出設置する形態が適用される。
まず、スイッチボックス50bに取付台3を固定する。取付台3のネジ挿通孔34を介してスイッチボックス50bにネジ止めすることで取付台3は固定される。次に、上ケース1aと下ケース1bを嵌合してスイッチボックス50b内に配設されている図示しない配線を端子台22に接続した後、取付台3にケース1を組み付ける。取付台3の上部に設けられた係止爪32に下ケース1bの嵌合片24を嵌合させることで位置決めできるし、上部が固定される。この状態で上ケース1aのネジ挿通孔15を使用し取付台3にネジ止めする。
こうして、ケース1は組み付けられ、組み付けた状態で取付台3の露出穴31から膨出部21の最深部21aが露出し、壁面W(実際には壁面Wの開口部)に当接或いは近接した位置に配置される。
【0023】
尚、図6では2コ用スイッチボックス50bに取付台3を装着する構成を説明しているが、1コ用スイッチボックスであっても同様にネジ止めして取付台3を装着でき、ケース1を取り付けできるため、説明を省略する。
【0024】
ケース1が固定できたら、上ケース1aに第2パネル4bを装着する。図8図6(a)に示すD−D線断面図を示し、この図8に示すように第1パネル4aの裏面に形成された爪片42が上ケース1aの係止溝16に係止して第2パネル4bは固定される。
この結果、上ケース1aに露出しているネジ挿通孔15が隠れると共に、第2パネル4aが上ケース1aの外周部を覆い、第2パネル4bの端部が上ケース1aの周囲に形成された段部18に当接してケース周囲がすっきりした形状になる。
また、第2パネル1bは中央の開口部41が上ケース1aの主要部を露出させるため、壁面からの突出量が増すこともなく、薄型化を実現することができる。
【0025】
このように、3コ用スイッチボックス50aに膨出部21を収納して取り付ける形態であっても、取付台3を装着することで露出型のインターホン機器として壁面Wに取り付けできる。しかも、2コ用スイッチボックス50bであっても、1コ用スイッチボックスであっても取り付けでき、1コ用、2コ用、3コ用の何れのスイッチボックス50を使用した既存のインターホン機器を交換する場合であっても、本発明のインターホン機器で対応できる。
また、下ケース1bの膨出部21が取付台3に係止するため、取付台3と下ケース1bとの周辺部同士の間で係止部を設ける必要が無くなり、取付台3を下ケース1bより大きくする必要がないし、周辺部をすっきりしたデザインにできる。
更に、埋設設置する場合のパネル4は、周囲に形成した側枠42が周辺部の壁面Wも合わせて覆うため、壁面Wに形成した開口部を無理なく隠すことができるし、インターホン機器をリニューアルした場合は壁面Wの変色を隠すこともできる。一方、取付台3を使用して壁面W上に露出させて設置する場合は、パネル4のサイズを上パネル1aと同一サイズに小さくでき、露出させる形態であっても最小のサイズの状態で設置できる。
また、膨出部21の最深部を21aを露出穴31から露出させるため、取付台3を用いてケース1全体を露出させて設置しても、ケース1自体の奥行きに取付台3の厚みが加わることがなく、最小限の突出量で済む。
【0026】
尚、上記実施形態は、膨出部21が3コ用スイッチボックスに対応する大きさであるため、2コ用、或いは1コ用スイッチボックス50に対しては露出型として設置することになるが、膨出部21が2コ用スイッチボックスに収納できるサイズの場合は、2コ用スイッチボックスに対しては埋設設置できる。そして、1コ用スイッチボックスに対しては露出型で対応すれば良い。
また、第1パネル4aを第2パネル4bに対して横方向を7mm、縦方向を19mm大きく形成しているが、第1パネル4aはケース1のサイズより左右及び上下を5mm程度大きく、即ち第2パネル4bより5mm程度大きくするだけでも良く、機器をリニューアルする場合の壁面の変色を隠すことは可能である。
【符号の説明】
【0027】
1・・ケース、1a・・上ケース、1b・・下ケース、3・・取付台、4・・パネル、4a・・第1パネル、4b・・第2パネル、21・・膨出部、21a・・最深部、24・・嵌合片、31・・露出穴、32・・係止爪、33・・開口部、34・・ネジ挿通孔(連結部)、50・・スイッチボックス、50a・・3コ用スイッチボックス、50b・・2コ用スイッチボックス。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8