特許第5853770号(P5853770)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5853770ラベル台帳検査装置及びラベル台帳検査方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5853770
(24)【登録日】2015年12月18日
(45)【発行日】2016年2月9日
(54)【発明の名称】ラベル台帳検査装置及びラベル台帳検査方法
(51)【国際特許分類】
   G06T 1/00 20060101AFI20160120BHJP
   G01B 11/00 20060101ALI20160120BHJP
   G01N 21/84 20060101ALI20160120BHJP
【FI】
   G06T1/00 300
   G01B11/00 H
   G01N21/84 Z
【請求項の数】3
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2012-45343(P2012-45343)
(22)【出願日】2012年3月1日
(65)【公開番号】特開2013-182384(P2013-182384A)
(43)【公開日】2013年9月12日
【審査請求日】2014年11月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000295
【氏名又は名称】沖電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100089093
【弁理士】
【氏名又は名称】大西 健治
(72)【発明者】
【氏名】貞富 博一
【審査官】 村松 貴士
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−203886(JP,A)
【文献】 特開平09−251271(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06T 1/00
G01N 21/84 − 21/958
G01B 11/00 − 11/30
G05B 19/418
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数同時生産ラインによって生産する食品生産物に貼付されるラベルであって、当該ラベルは時間により変更されるものであり、前記ラベルの適否を管理するための被検査ラベルを貼ったラベル台帳を検査するラベル台帳検査装置において、
前記ラベル台帳は、現時点での前記食品生産物に貼付する前記ラベルを示す前記被検査ラベルを所定の順序で貼る複数の被検査ラベル領域を有し、
更に、前記被検査ラベルを貼った前記ラベル台帳から取得した台帳画像を記憶する台帳画像格納部と、
前記台帳画像から画像特徴点を取出す特徴点抽出部と、
前記ラベル台帳の所定のパラメータを記憶するパラメータ格納部と、
複数の前記台帳画像について、前記パラメータ及び前記画像特徴点の一致不一致に応じて、前記複数同時生産ラインのうち同じ生産ライン用の前記ラベル台帳か否か判定する判定部と、
前記被検査ラベル領域の前記被検査ラベルの画像と、予め登録した登録ラベル画像を格納するラベル画像格納部と、
前記ラベル画像格納部に格納した前記被検査ラベルの画像と、前記登録ラベル画像を比較検査する被検査ラベル検査部を有することを特徴とするラベル台帳検査装置。
【請求項2】
前記特徴点抽出部は、前記被検査ラベルを貼った前記ラベル台帳の前記台帳画像と、前記被検査ラベルが貼ってない前記ラベル台帳の前記台帳画像から、差分画像を求めて前記画像特徴点を取り出すことを特徴とする請求項1記載のラベル台帳検査装置。
【請求項3】
複数同時生産ラインによって生産する食品生産物に貼付されるラベルであって、当該ラベルは時間により変更されるものであり、前記ラベルの適否を管理するための被検査ラベルを貼ったラベル台帳を検査するラベル台帳検査方法において、
現時点での前記食品生産物に貼付する前記ラベルを示す前記被検査ラベルを貼る複数の被検査ラベル領域を有し、かつ前記被検査ラベルを所定の順序で前記被検査ラベル領域に貼った前記ラベル台帳から取得した台帳画像を台帳画像格納部に記憶する台帳画像格納工程と、
前記台帳画像格納部に記憶する前記台帳画像から画像特徴点を取出す特徴点抽出工程と、
前記ラベル台帳の所定のパラメータをパラメータ格納部に記憶するパラメータ格納工程と、
複数の前記台帳画像について、前記パラメータ及び前記画像特徴点の一致不一致に応じて、前記複数同時生産ラインのうち同じ生産ライン用の前記ラベル台帳か否か判定する判定工程と、
前記被検査ラベル領域の前記被検査ラベルの画像と、予め登録した登録ラベル画像をラベル画像格納部に格納するラベル画像格納工程と、
前記ラベル画像格納部に格納した前記被検査ラベルの画像と、前記登録ラベル画像を比較検査する被検査ラベル検査工程を含むことを特徴とするラベル台帳検査方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品生産物に貼付するラベルの適否を管理するための被検査ラベルを貼ったラベル台帳を検査するラベル台帳検査装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、食品製造工場では、生産した食品生産物に種々のラベルを貼付している。当該ラベルは当該食品生産物としての商品の名称及び消費期限等を表示するPOSラベルであったり、食品の内容を端的に表示する包材ラベルであったり、販売促進のためのポイントを表示する販促ラベルであったりする。そして、ラベルの貼付作業は当該食品の製造開始から製造終了までに行われる。そして、食品製造業界では、一般的にラベルの貼付作業におけるラベルの適否を管理するために被検査ラベルを貼ったラベル台帳が使用されている。ラベルの貼付作業は当該ラベル台帳に貼られた被検査ラベルを基準に行われ、これによりラベル貼付作業の正確性と迅速性が図られる。
【0003】
図10は従来のラベル台帳のレイアウト構成を示す説明図である。同図(a)は例えば甲工場のラベル台帳70を示し、同図(b)は例えば乙工場のラベル台帳80を示す。同図(a)に示す甲工場のラベル台帳70は、見本ラベル71に製品名「おにぎりいくら」とバーコードが表示され、その下に被検査ラベルを貼るための72(1)、(2)、(3)、(4)が設けてある。被検査ラベル領域72は左上から横方向に順に(1)、(2)、(3)、(4)が指定され、被検査ラベルを貼る際に時間的に差があるとき、即ち被検査ラベルが時間により変更されるときは、被検査ラベル領域72(1)、(2)、(3)、(4)の順に貼っていく。そして、被検査ラベル領域72は破線77で区分けされ固定化されている。
【0004】
従って、まず被検査ラベル領域72(1)にPOSラベル73、包材ラベル74及び販促ラベル75の3種類の被検査ラベルを貼る。その後ラベルの交換、即ち、販促ラベル75の巻のみがなくなり、再度新しい巻をセットし、再度販促ラベル75を検査する場合に(この事を、交換ラベルの検査という。以下交換ラベルとする)、次の被検査ラベル領域72(2)に販促ラベル76を貼る。ライン番号78及びライン番号バーコード78−1は、後述する複数の生産ラインによって同一食品生産物を生産する際の生産ライン番号を示す。複数同時生産ラインによって生産する食品生産物に対しても、常に同一のラベルを貼付する必要があるので、同一のラベル台帳70が必要である。ライン番号78及びライン番号バーコード78−1は、複数同時生産時にシステム上台帳を見分ける必要があるので印字している。同図(a)の「01」は、複数ある生産ラインのうちライン番号01番の生産ライン用のラベル台帳70であることを示す。
【0005】
同図(b)に示す乙工場のラベル台帳80は、見本ラベル81に製品名「おにぎりいくら」とバーコードが表示され、その下に被検査ラベルを貼るための被検査ラベル領域82(1)、(2)、(3)、(4)が設けてある。同図(a)に示すラベル台帳70と異なるところは、被検査ラベル領域82が左上から縦方向に順に(1)、(2)、(3)、(4)と指定される点である。POSラベル83、包材ラベル84、販促ラベル85、販促ラベル86、破線87、ライン番号88及びライン番号バーコード88−1は同図(a)に示すラベル台帳70と同様であるので説明を省略する。
【0006】
ここで、ラベル台帳に正しく被検査ラベルが貼られているかの検査は、作業員が目視によって行っていた。ラベル台帳はこれを作成した時点で間違いを発見できれば、ラベルの貼付作業を含めた食品生産物の生産をストップすることができるため無駄な生産を未然に防ぐことができる。また、被検査ラベルは、ラベル台帳に貼ることで、ラベルのゆがみが発生しない状態で、異材ラベルの検査が可能になる。そのため当該ラベル台帳の作成に当たり、目視ではなくコンピュータ化することが求められている。そこで、コンピュータ化は、被検査ラベルが貼られたラベル台帳をスキャナ又はカメラで画像を取得し、台帳画像を画像解析により本来正しい被検査ラベルが貼られているかラベルチェッカーにより自動的に検査することが考えられる。
【0007】
最近の食品業界においては、短時間で大量の食品生産物を生産するために、同一の日、同一の便でかつ同一の商品コードの食品生産物を複数の生産ラインで生産する複数同時生産が行われている。複数同時生産に対するラベル台帳のコンピュータ化に際し、システム上は各ラベル台帳にライン番号を付してチェック又は区別する必要がある。そのため、ラベル台帳に生産ライン番号のバーコードを印字することで、システム上ラベル台帳を見分けている。
【0008】
なお、特開2008−128944号公報(特許文献1)には、容器に貼付されたラベルの良否がラベラ内で検査できるラベル検査装置が記載されている。特許文献1のラベル検査装置は、ラベラ1内に撮像手段を設置し、特徴点と基準値とを比較演算してラベルの良否を判定するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2008−128944号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、従来技術に関する複数同時生産に対するラベル台帳の検査のコンピュータ化に際し、ラベル台帳にライン番号を印字することは、ライン数に応じてライン番号を印字したラベル台帳を予め複数用意する必要があった。また、それらの複数のラベル台帳を用意しても、食品生産物に貼付されたラベルをチェックする作業員は、通常一つのラベル台帳しか使わないので、異なったライン番号のラベル台帳を選択してしまう場合が生じ、検査に際し手間がかかるという問題があった。更に、コンピュータ化前の目視によるラベル台帳の検査においては、ライン番号を使用せずに検査を行っていた場合が多かったため、ラベル台帳にライン番号が表示されることは、作業現場の混乱のもととなっていた。
【0011】
本発明が解決しようとする課題は、複数同時生産ラインの生産現場で使用するラベル台帳について、ライン番号を印刷又は表示しないラベル台帳を使用するラベル台帳検査装置を提供することを可能とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記課題を解決するために本発明に関するラベル台帳検査装置は、複数同時生産ラインによって生産する食品生産物に貼付されるラベルであって、当該ラベルは時間により変更されるものであり、前記ラベルの適否を管理するための被検査ラベルを貼ったラベル台帳を検査するラベル台帳検査装置において、前記ラベル台帳は、現時点での前記食品生産物に貼付するラベルを示す前記被検査ラベルを所定の順序で貼る複数の被検査ラベル領域を有し、更に、前記被検査ラベルを貼った前記ラベル台帳から取得した台帳画像を記憶する台帳画像格納部と、前記台帳画像から画像特徴点を取出す特徴点抽出部と、前記ラベル台帳の所定のパラメータを記憶するパラメータ格納部と、複数の前記台帳画像について、前記パラメータ及び前記画像特徴点の一致不一致に応じて、前記複数同時生産ラインのうち同じ生産ライン用のラベル台帳か否か判定する判定部と、前記被検査ラベル領域の前記被検査ラベルの画像と、予め登録した登録ラベル画像を格納するラベル画像格納部と、前記ラベル画像格納部に格納した前記被検査ラベルの画像と、前記登録ラベル画像を比較検査する被検査ラベル検査部を有することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0013】
上記構成を有する本発明によれば、台帳画像から画像特徴点を取出す特徴点抽出部と、ラベル台帳の所定のパラメータを記憶するパラメータ格納部と、複数の台帳画像について、パラメータ及び画像特徴点の一致不一致に応じて、複数同時生産ラインのうち同じ生産ライン用のラベル台帳か否か判定する判定部を有するので、複数同時生産ラインのうち、例えば当該生産ライン用のラベル台帳か、別の生産ライン用のラベル台帳かを判定することができる。即ち、パラメータが一致し、かつ第1番目の被検査ラベル領域の画像特徴点が異なる台帳画像については、複数同時生産ラインのうち別の生産ライン用のラベル台帳と判定するラベル台帳検査装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】第1の実施の形態に関するラベル台帳検査装置1の構成を示すブロック図である。
図2】ラベルの種類を示す説明図である。
図3】本実施の形態に関するラベル台帳3Aのレイアウト構成を示す説明図である。
図4】本実施の形態に関するラベル台帳3Bのレイアウト構成を示す説明図である。
図5】本実施の形態に関するラベル台帳3Cのレイアウト構成を示す説明図である。
図6】本実施の形態に関するラベル台帳検査装置1の動作の概要を示す説明図である。
図7】本実施の形態に関するラベル台帳検査装置1の動作を示すフローチャートである。
図8】本実施の形態に関する被検査ラベル領域26(1)を示す説明図である。
図9】本実施の形態に関する差分画像の計算を示す説明図である。
図10】従来のラベル台帳のレイアウト構成を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について説明する。図1は第1の実施の形態に関するラベル台帳検査装置1の構成を示すブロック図である。弁当や惣菜等の食品製造工場の複数同時生産ラインにおける生産される食品生産物にラベルを貼付する作業において、ラベル台帳3は、ラベルの適否を管理するために後述する被検査ラベル31を貼って作成される。作成されたラベル台帳3は撮像装置としてのカメラ又はスキャナ2によって走査され、後述する台帳画像3−1が読み取られる。スキャナ2によって取得された台帳画像3−1は、画像信号としてラベル台帳検査装置1へ送られる。
【0016】
ラベル台帳検査装置1はパソコンからなり、スキャナ2からの画像信号を受信する画像入力部11を有する。画像入力部11で受信された画像信号は、台帳画像3−1に変換されて画像メモリ12の台帳画像格納部28に記憶される。更に、台帳画像格納部28には、後述する白紙の台帳画像3−0が記憶されている。白紙の台帳画像3−0とは、ラベル台帳3のうち被検査ラベル31が貼られていないラベル台帳3の画像である。台帳画像格納部28はまた、台帳画像3−1と白紙の台帳画像3−0とから計算された差分画像42(後述する、被検査ラベル領域26(1)の画像)を記憶する。
【0017】
画像メモリ12は、更にパラメータ格納部29及びラベル画像格納部30を有する。パラメータ格納部29には、ラベル台帳3のパラメータである商品番号、便番号及び検査日が記憶されている。当該パラメータは、ラベル台帳3のバーコード25に記載されており、図示しないバーコード読取部により読み取られて、当該パラメータ格納部29に記憶される。ラベル画像格納部30には、被検査ラベル領域26の後述する被検査ラベル画像31−1の画像が記憶され、更に予め登録した登録ラベル画像45が記憶されている。
【0018】
被検査ラベル領域取得部13は、スキャナ2から今回受信した台帳画像3−1について、後述する第1番目の被検査ラベル領域26(1)を指示する太線46を認識し、被検査ラベル領域26(1)のエリアを取得し、被検査ラベル領域26(1)の左下を自動的に原点S(0,0)とする。
【0019】
特徴点抽出部14は、第1回目の検査のとき、及び第2回目以降の検査のときも、台帳画像3−1と、白紙の台帳画像3−0について、常に被検査ラベル領域26(1)から差分画像42を計算する。白紙の台帳画像3−0には被検査ラベル31が貼られていないので、差分画像42には被検査ラベル領域26(1)の画像が得られる。そして、特徴点抽出部14は被検査ラベル領域26(1)の画像から特徴点を抽出する。
【0020】
パラメータ判定部15は、前記パラメータ格納部29に記憶されたラベル台帳3のパラメータである検査日、便番号及び商品番号が一致する台帳画像3−1があるかどうか判定する。ここで、検査日とはラベル台帳3の検査日である。便番号とは食品生産のロット番号であり、商品番号とは商品の種類に付された固有の番号である。パラメータが一致する台帳画像3−1がなければ、検査対象となる第1回目のラベル台帳3の検査であることが分かる。そして当該パラメータをパラメータ格納部29に登録する。第2回目以降のラベル台帳3の検査のときは、ラベル台帳3のパラメータである商品番号、便番号及び検査日の全てが同一かどうかで判定する。そうすると、ラベル台帳3のパラメータが、パラメータ格納部29にあれば第2回目以降の検査であることが分かる。
【0021】
領域1画像判定部16は、台帳画像3−1の第1番目の被検査ラベル領域26(1)の画像特徴点を比較し、一致不一致を判定する。一致すれば同じ生産ラインのラベル台帳3であり、不一致であれば異なる生産ラインのラベル台帳3である。従って、領域1画像判定部16は、前記パラメータ判定部15と相まって、複数の台帳画像3−1について、パラメータ及び画像特徴点の一致不一致に応じて、複数同時生産ラインのうち同じ生産ライン用のラベル台帳3か否か判定するものである。
【0022】
更に、被検査ラベル検査部17は、ラベル画像格納部30に記憶された被検査ラベル画像31−1と、登録ラベル画像45とを比較検査する。被検査ラベル検査部17は、被検査ラベル画像31−1の個数と画像のチェックである。ここで被検査ラベル検査部17が行う画像のチェックは、被検査ラベル画像31−1の特徴点と、登録ラベル画像45の特徴点を比較検査する。特徴点比較を行えば迅速化が期待できる。比較検査の結果、被検査ラベル画像31−1が、予め登録した登録ラベル画像45と同じであるときは、ラベル台帳3に誤りがないことになる。
【0023】
更に、表示部18は被検査ラベル検査部17による検査結果を表示する。記憶部19はラベル台帳検査動作に必要な情報を記憶する。そして、制御部20は、上記各部の動作を制御する。
【0024】
図2はラベルの種類を示す説明図である。同図は、食品製造工場において、生産した食品生産物(ここでは「おにぎり」)に次の3種類のラベルを貼付していることを示している。POSラベル4は方形の台紙に商品の名称(ここでは「シーチキン(登録商標)マヨネーズ」)、消費期限(12年2月4日午後7時)、原材料名、製造者等を表示する。包材ラベル5は円形の台紙に食品の内容(ここでは「シーチキンマヨネーズ」)と図形を表示する。そして、販促ラベル6は楕円形の台紙に消費者への販促のためのポイント点数を表示する。また、販促ラベル6は、新発売用の新発売シールの場合もある。
【0025】
これらのラベル4、5、6は食品生産物としての「おにぎり」の生産過程で当該おにぎりに貼付される。そして、それに先立ち、POSラベル4、包材ラベル5及び販促ラベル6と同一形状の被検査ラベル31(即ち、後述するPOSラベル34、包材ラベル35及び販促ラベル36)が次に説明するラベル台帳3に貼られる。作業員は、ラベル台帳3に貼られている被検査ラベル31、即ちPOSラベル34、包材ラベル35及び販促ラベル36を確認しながら、食品生産物としてのおにぎりにPOSラベル4、包材ラベル5、販促ラベル6を貼付する作業を行う。当該ラベルは時間的に常に一定だが、食品生産物の生産過程によりラベルの巻がなくなり、再度新しい巻をセットする。この交換ラベルの際、ラベルの貼付ミスが発生しやすいため、再度台帳にラベルを貼って検査している。例えば、POSラベル4や販促ラベル6のラベルの巻を使い切った場合である。これらのラベルの貼付作業の適否を管理するためのラベル台帳3は、常に最適なラベルの貼付作業を指示、管理するものでなければならない。
【0026】
図3は本実施の形態に関するラベル台帳3Aのレイアウト構成を示す説明図である。ラベル台帳3の第1番目の被検査ラベル領域26(1)に、POSラベル34及び包材ラベル35の2種類の被検査ラベル31を貼ったものをラベル台帳3Aとして説明する。本実施の形態に関するラベル台帳3Aのレイアウト構成は前述の従来の説明における図10(a)の甲工場のラベル台帳70のレイアウト構成と同じとする。前述のように食品生産物に貼付されるラベルは時間により変更されるものであり、ラベル台帳3は現時点での食品生産物に貼付する前記ラベル4、5、6を特定するものである。そして、ラベルの特定は、ラベルと同一形状を有する被検査ラベル31(34、35、36)によって行われる。
【0027】
同図に示す本実施の形態に関する甲工場のラベル台帳3Aは、最上部に工場名21として「甲」及び次の段に見本ラベル24として製品名「シーチキンマヨネーズ」及びバーコード25が印刷又は表示される。バーコード25には、製品名「シーチキンマヨネーズ」及びパラメータとしての商品番号、便番号及び検査日、その他ラベル台帳3の管理に必要な情報が含まれる。生産ライン番号及びこれらの情報を記載したバーコードは印刷又は表示がない。
【0028】
その下に被検査ラベル31を貼るための被検査ラベル領域26(1)、(2)、(3)、(4)が設けてある。被検査ラベル領域26は左上から横方向に順に(1)、(2)、(3)、(4)が指定され、被検査ラベル31を貼る際に時間的に差があるとき、即ち被検査ラベル31が時間により変更されるときは、被検査ラベル領域26のこの順に貼っていく。そして、被検査ラベル領域26は破線27で区分けされ固定化されている。
【0029】
図4は同じく本実施の形態に関するラベル台帳3Bのレイアウト構成を示す説明図である。図3に示すラベル台帳3Aに対して時間が経過し、第2番目の被検査ラベル領域26(2)に販促ラベル36を貼ったものをラベル台帳3Bとして説明する。図4は、複数同時生産ラインによって同一食品生産物を生産する際の、図3で示したラベル台帳3Aを使用する生産ラインと同一の生産ラインが関係するラベル台帳3Bであることを示す。ラベル台帳3Bのレイアウト構成は図3に示すラベル台帳3Aと同じである。
【0030】
図5は同じく本実施の形態に関するラベル台帳3Cのレイアウト構成を示す説明図である。ラベル台帳3の第1番目の被検査ラベル領域26(1)に、POSラベル34及び包材ラベル35の2種類の被検査ラベル31を異なる位置と角度で貼ったものをラベル台帳3Cとして説明する。図5は、複数同時生産ラインによって同一食品生産物を生産する際の、図3で示したラベル台帳3Aを使用する生産ラインと異なる生産ラインが関係するラベル台帳3Cであることを示す。そのため、システム上生産ラインを区別するため、図5に示すラベル台帳3Cの第1番目の被検査ラベル領域26(1)に貼る被検査ラベル31は、図3に示すラベル台帳3Aの被検査ラベル領域26(1)に貼る被検査ラベル31と位置又は角度が異なるように貼られている。即ち、図3では、POSラベル34が包材ラベル35の上に貼られ、POSラベル34が真直ぐに貼られているのに対し、図5では、POSラベル34が包材ラベル35の下に貼られ、POSラベル34が傾斜して貼られていることを示す。
【0031】
これにより、領域1画像判定部16は、後述するように被検査ラベル領域26(1)の画像が異なることを検出する。なお、図5では、被検査ラベル31が貼られた位置と角度の両方とも異なる例を図示したが、本実施の形態はこれに限らず、領域1画像判定部16は、被検査ラベル31が貼られた位置及び角度の一方のみが異なることを検出するものでもよい。また、張られた被検査ラベル31の種類(POSラベル34、包材ラベル35及び販促ラベル36)が異なることを検出するものでもよい。
【0032】
本実施の形態によれば、ラベル台帳3Cに貼る被検査ラベル31は、被検査ラベル領域26(1)内に、人の手である程度自由に貼ってもよい。作業員は被検査ラベル31を被検査ラベル領域26(1)内に自由に貼ればよく、種類、位置又は角度は制限されずにラベル台帳3Aと一致しないで貼ることができる。このように、本実施の形態によれば、被検査ラベル31の貼り方で生産ラインを判別するものである。
【0033】
次に本実施の形態に関するラベル台帳検査装置1の動作について説明する。図6は本実施の形態に関するラベル台帳検査装置1の動作の概要を示す説明図である。まず、被検査ラベル31が貼られたラベル台帳3Aについて説明する。ラベル台帳3Aはスキャナ2によって走査され、画像信号としての台帳画像3−1はラベル台帳検査装置1に送られる。
【0034】
ラベル台帳検査装置1では、今回受信した台帳画像3−1と白紙の台帳画像3−0との間で差分画像42(即ち被検査ラベル領域26(1)の画像)が作成される。その後、パラメータ判定部15において、台帳画像3−1についてパラメータ比較が行われる。今回受信した台帳画像3−1は第1回目の検査であるので、パラメータとしての検査日、便番号及び商品番号が一致するデータはない。この場合、その後パラメータが登録され、差分画像42から特徴点が登録される。そして、被検査ラベル検査部17において、ラベル台帳3Aの被検査ラベル領域26(1)に貼られた被検査ラベル31のラベル画像が登録ラベル画像45と比較されることにより、検査が行われる。
【0035】
次に、被検査ラベル31が貼られたラベル台帳3Bについて説明する。ラベル台帳3Bは同様にスキャナ2によって走査され、画像信号としての台帳画像3−1はラベル台帳検査装置1に送られる。ラベル台帳検査装置1では、今回受信した台帳画像3−1と白紙の台帳画像3−0との間で差分画像42が作成される。
【0036】
その後、パラメータ判定部15において、台帳画像3−1について、パラメータ比較が行われる。今回受信した台帳画像3−1は第2回目以降の検査であるので、パラメータとしての検査日、便番号及び商品番号が一致するデータが存在する。その後、領域1画像判定部16において、過去の差分画像42としてのラベル台帳3Aの被検査ラベル領域26(1)の差分画像42と比較し、一致するかどうか判定される。この場合、ラベル台帳3Bの被検査ラベル領域26(1)はラベル台帳3Aの被検査ラベル領域26(1)と同じであるので次へ進む。結局、パラメータが一致し、かつ第1番目の被検査ラベル領域26(1)の画像特徴点が一致する台帳画像3−1について、複数同時生産ラインのうち同一の生産ライン用のラベル台帳3Bと判定する。そして、ラベル台帳3Bの被検査ラベル領域26(1)に済マークが付される。そして、被検査ラベル検査部17において、ラベル台帳3Bの第2番目の被検査ラベル領域26(2)に貼られた被検査ラベル31のラベル画像が登録ラベル画像45と比較されることにより、検査が行われる。
【0037】
次に、異なる生産ラインに関する被検査ラベル31が貼られたラベル台帳3Cについて説明する。ラベル台帳3Cは同様にスキャナ2によって走査され、画像信号としての台帳画像3−1はラベル台帳検査装置1に送られる。ラベル台帳検査装置1では、今回受信した台帳画像3−1と白紙の台帳画像3−0との間で差分画像42が作成される。
【0038】
その後、パラメータ判定部15において、台帳画像3−1について、パラメータ比較が行われる。今回受信した台帳画像3−1は第2回目以降の検査であるので、パラメータとしての検査日、便番号及び商品番号が一致するデータが存在する。その後、領域1画像判定部16において、過去の差分画像42としてのラベル台帳3A又は3Bの被検査ラベル領域26(1)の差分画像42と比較し、一致するかどうか判定される。この場合、ラベル台帳3Cの被検査ラベル領域26(1)はラベル台帳3A又は3Bの被検査ラベル領域26(1)と、被検査ラベル31の位置又は角度が異なる。結局、パラメータが一致し、かつ第1番目の被検査ラベル領域26(1)の画像特徴点が異なる台帳画像3−1について、複数同時生産ラインのうち別の生産ライン用のラベル台帳と判定する。この場合、パラメータが登録され、差分画像42から特徴点が登録される。そして、被検査ラベル検査部17において、ラベル台帳3Cの被検査ラベル領域26(1)に貼られた被検査ラベル31のラベル画像が登録ラベル画像45と比較されることにより、検査が行われる。
【0039】
次に、ラベル台帳検査装置1の動作の詳細について説明する。図7は本実施の形態に関するラベル台帳検査装置1の動作を示すフローチャートである。
S101:ラベル台帳検査装置1の制御部20は、画像入力部11に対して、スキャナ2からの画像信号を受け入れるよう指示する。そして、制御部20は、被検査ラベル領域取得部13に対し、スキャナ2から今回受信した画像信号としての台帳画像3−1について、被検査ラベル領域26(1)を指示する太線46を認識し、被検査ラベル領域26(1)のエリアを取得し、被検査ラベル領域26(1)の左下を原点S(0,0)に設定するよう指示する。
【0040】
図8は本実施の形態に関する被検査ラベル領域26(1)を示す説明図である。ラベル台帳3Aを例に説明する。被検査ラベル領域26(1)を指示する太線46はラベル台帳3が作成されるとき、第1番目の被検査ラベル領域26(1)の周囲に作成される。そして、制御部20は、画像メモリ12の台帳画像格納部28に対して、スキャナ2から受信した画像信号を台帳画像3−1に変換し、原点S(0,0)とともに格納するよう指示する。太線46は、ラベル台帳3Aに図示しないマーカーで記載してもよく、また、図示しない黒枠を設置するだけでもよい。
【0041】
S102:制御部20は、画像メモリ12に対し台帳画像格納部28から白紙の台帳画像3−0を抽出するよう指示する。
S103:そして、制御部20は、特徴点抽出部14に対し、第1回目の検査のとき、及び第2回目以降の検査のときも、台帳画像3−1と、白紙の台帳画像3−0から、差分画像42を計算するよう指示する。この差分画像42の計算は、常に第1番目の被検査ラベル領域26(1)をもとに作成される。
【0042】
図9は本実施の形態に関する差分画像42の計算を示す説明図である。差分画像42である第1番目の被検査ラベル領域26(1)の左下には、原点S(0、0)が設定されている。POSラベル34の画像はX軸(最小値、最大値)が(X1、X2)であり、Y軸(最小値、最大値)が(Y1、Y2)である。また、包材ラベル35の画像はX軸が(X3、X4)であり、Y軸が(Y3、Y4)となる。これらのX軸(最小値、最大値)及びY軸(最小値、最大値)が特徴点として把握される。
【0043】
S104:次に制御部20は、画像メモリ12に対して、パラメータ格納部29に記憶されているパラメータとしての検査日、便番号及び商品番号を抽出するよう指示する。
S105:そして制御部20は、パラメータ判定部15に対し、今回受信したラベル台帳3のパラメータと、格納されているラベル台帳3のパラメータを比較し、同一パラメータがあるかどうか判定するよう指示する。ラベル台帳3Aの場合は第1回目の検査であり、他にデータがないのでステップ106へ移行する。ラベル台帳3B及び3Cの場合は第2回目以降の検査であり、ラベル台帳3Aの同一パラメータが存在するので、ステップ109へ移行する。
【0044】
S106:同一パラメータがない場合、即ち、ラベル台帳作成直後の第1回目の検査であるので、制御部20は、ラベル画像格納部30に対し、被検査ラベル領域26(1)の特徴点を登録するよう指示する。
S107:更に制御部20は、パラメータ格納部29に対し、今回受信した台帳画像3−1に関するパラメータとしての検査日、便番号及び商品番号を登録するよう指示する。
【0045】
S108:制御部20は、被検査ラベル検査部17に対し、今回受信したラベル台帳3Aの台帳画像3−1の被検査ラベル画像31−1と、ラベル画像格納部30に予め格納してある登録ラベル画像45とを比較するよう指示する。これによりラベル台帳3Aの検査が行われる。
【0046】
S109:ラベル台帳3B及び3Cの場合は、ラベル台帳3Aの同一パラメータが存在するので、制御部20は、画像メモリ12に対し、台帳画像格納部28から過去に記憶した差分画像42(即ち被検査ラベル領域26(1)の画像)を抽出するよう指示する。即ち、ラベル台帳3Aに関する台帳画像3−1と白紙の台帳画像3−0との間で作成された差分画像42(即ち被検査ラベル領域26(1)の画像)が抽出される。
【0047】
S110:制御部20は、領域1画像判定部16に対し、ラベル台帳3Aに関する被検査ラベル領域26(1)の画像と、ラベル台帳3B及び3Cに関する第1番目の被検査ラベル領域26(1)の画像を比較し、同一かどうか判定するよう指示する。
【0048】
S111:ステップ110の比較は特徴点の比較で行われる。比較の結果、被検査ラベル領域26(1)の特徴点が同一であれば、ステップ112へ移行し、異なればステップ115へ移行する。ラベル台帳3Bの場合は、第1番目の被検査ラベル領域26(1)の画像が同一なので、ステップ112へ移行し、ラベル台帳3Cの場合は、第1番目の被検査ラベル領域26(1)の画像が異なるので、ステップ115へ移行する。
【0049】
S112:被検査ラベル領域26(1)の特徴点が同一であれば、複数同時生産ラインのうち同じ生産ライン用のラベル台帳3であることが判定されたことを意味する。これは、ラベル台帳3Bはラベル台帳3Aに比較して被検査ラベル領域26(1)以外が異なるのである。制御部20は、台帳画像格納部28に記憶したラベル台帳3Bの台帳画像3−1の被検査ラベル領域26(1)に済マークを追加記憶する。
【0050】
S113:制御部20は、ラベル画像格納部30に対し、ラベル台帳3Bの第2番目の被検査ラベル領域26(2)の特徴点を登録するよう指示する。
S114:制御部20は、被検査ラベル検査部17に対し、今回受信したラベル台帳3Bの台帳画像3−1の被検査ラベル画像31−1と、ラベル画像格納部30に予め格納してある登録ラベル画像45とを比較するよう指示する。これによりラベル台帳3Bの検査が行われる。
【0051】
S115:ステップ111において被検査ラベル領域26(1)の特徴点が異なれば、複数同時生産ラインのうち異なる生産ライン用のラベル台帳3であることが判定されたことを意味する。ラベル台帳3Cはラベル台帳3Aに比較して被検査ラベル領域26(1)が異なるのである。そこで、制御部20は、ラベル画像格納部30に対し、被検査ラベル領域26(1)の特徴点を登録するよう指示する。
【0052】
S116:更に制御部20は、パラメータ格納部29に対し、今回受信した台帳画像3−1に関するパラメータとしての検査日、便番号及び商品番号を登録するよう指示する。
S117:制御部20は、被検査ラベル検査部17に対し、今回受信したラベル台帳3Cの台帳画像3−1の被検査ラベル画像31−1と、ラベル画像格納部30に予め格納してある登録ラベル画像45とを比較するよう指示する。これによりラベル台帳3Cの検査が行われる。
【0053】
以上のように、本実施の形態によれば、台帳画像3−1から画像特徴点を取出す特徴点抽出部14と、ラベル台帳3の所定のパラメータを記憶するパラメータ格納部29と、複数の台帳画像について、パラメータの一致不一致を判定するパラメータ判定部15と、画像特徴点の一致不一致を判定する領域1画像判定部16を設けたので、複数同時生産ラインのうち、例えば当該生産ライン用のラベル台帳3か、別の生産ライン用のラベル台帳3かを判定することができる。
【0054】
換言すれば、ラベル台帳3への被検査ラベル31の貼り方の違いを判定し、生産ラインの違いとして判別することができる。即ち、パラメータが一致し、かつ第1番目の被検査ラベル領域26(1)の画像特徴点が異なる台帳画像3−1については、複数同時生産ラインのうち別の生産ライン用のラベル台帳と判定することができる。従って、複数同時生産ラインの生産現場で使用するラベル台帳3について、ライン番号を印刷又は表示しないラベル台帳3を使用するラベル台帳検査装置1を提供することができる。
【符号の説明】
【0055】
1 ラベル台帳検査装置
2 スキャナ
3 ラベル台帳
4 POSラベル
5 包材ラベル
6 販促ラベル
11 画像入力部
12 画像メモリ
13 被検査ラベル領域取得部
14 特徴点抽出部
15 パラメータ判定部
16 領域1画像判定部
17 被検査ラベル検査部
18 表示部
19 記憶部
28 台帳画像格納部
29 パラメータ格納部
30 ラベル画像格納部
31 被検査ラベル
31−1 被検査ラベル画像
34 被検査ラベル(POSラベル)
35 被検査ラベル(包材ラベル)
36 被検査ラベル(販促ラベル)
3−0 白紙の台帳画像
3−1 今回受信した台帳画像
42 差分画像
S 原点
26 被検査ラベル領域
46 太線
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10