特許第5855495号(P5855495)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5855495
(24)【登録日】2015年12月18日
(45)【発行日】2016年2月9日
(54)【発明の名称】インテークマニホールド
(51)【国際特許分類】
   F02M 35/104 20060101AFI20160120BHJP
   F02M 35/10 20060101ALI20160120BHJP
【FI】
   F02M35/104 Q
   F02M35/104 D
   F02M35/10 301T
【請求項の数】3
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2012-42725(P2012-42725)
(22)【出願日】2012年2月29日
(65)【公開番号】特開2013-177869(P2013-177869A)
(43)【公開日】2013年9月9日
【審査請求日】2014年7月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】000116574
【氏名又は名称】愛三工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000394
【氏名又は名称】特許業務法人岡田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】子安 佳彦
(72)【発明者】
【氏名】松川 将三
【審査官】 赤間 充
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−132816(JP,A)
【文献】 特開2005−120993(JP,A)
【文献】 特開平04−050430(JP,A)
【文献】 実開平04−021726(JP,U)
【文献】 特開平05−079415(JP,A)
【文献】 特開2010−151062(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F02M 35/00〜35/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サージタンクと、
前記サージタンクから分岐されかつ該サージタンクを上下方向に取り巻く渦巻状の複数の分岐通路と
を備えるインテークマニホールドであって、
前記分岐通路は、エンジンに対する搭載状態において、前記サージタンク側から最下部に至る湾曲状に形成された上流側の通路部と、上流側の通路部の下流端に連続する湾曲状に形成された折り返し通路部分を有しかつ最下部から最上部に至る下流側の通路部と、下流側の通路部の下流端に連続しかつ最上部から出口に至る出口通路部とを備え、
前記上流側の通路部の通路断面積を、前記サージタンク側から最下部に向かって徐々に小さくし、
前記下流側の通路部の折り返し通路部分の曲率半径を、前記上流側の通路部の曲率半径に比べて大きくした
ことを特徴とするインテークマニホールド。
【請求項2】
請求項1に記載のインテークマニホールドであって、
前記下流側の通路部を、ストレート部のない連続的な湾曲状に形成したことを特徴とするインテークマニホールド。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のインテークマニホールドであって、
前記下流側の通路部の通路断面を、該通路部内で幅方向に平行に相対する両側壁面の間の幅方向の寸法に比べて該通路部内で径方向に平行に相対する内周側壁面と外周側壁面との間の径方向の寸法を小さくする扁平形状とし、
前記下流側の通路部の内周側壁面と外周側壁面との間の径方向の寸法を、上流側から下流側に向かって徐々に小さくした
ことを特徴とするインテークマニホールド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インテークマニホールドに関する。
【背景技術】
【0002】
インテークマニホールドの従来例(例えば、特許文献1参照)を述べる。図7はインテークマニホールドを示す側断面図である。
図7に示すように、インテークマニホールド100は、サージタンク102と、サージタンク102から分岐されかつサージタンク102を上下方向に取り巻く渦巻状の複数の分岐通路104とを備えている。図7において、複数の分岐通路104は紙面表裏方向に並んでいるため、そのうちの1本が示されている。インテークマニホールド100は、内燃機関いわゆるエンジン106に対する搭載状態において、図7の上下方向が天地方向に向いた状態になる。一般的に、インテークマニホールド100は、エンジン106(詳しくはエンジンヘッドの吸気ポート)に対して分岐通路104の出口104aが斜め下方に向いた状態で搭載されることが多い。また、エンジン106に対するインテークマニホールド100の搭載状態における分岐通路104の最下部より上流側(サージタンク102側)の通路部108、及び、その最下部から最上部に至る下流側の通路部109の下部領域が、ほとんど同じ通路断面積でかつほとんど同じ曲率半径100rで形成されていた。また、下流側の通路部109の上下方向の中央部には、直線状のストレート部110が形成されていた。また、分岐通路104の通路断面は、全長にわたって円形状に形成されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−151062号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
エンジン106の運転後の停止時には、インテークマニホールド100の分岐通路104の最下部に、ブローバイガス中に含まれるエンジンオイル(以下、「オイル」という)112が溜まる。その溜まったオイル112は、エンジン106の再始動時の吸気の流れによってエンジン106へ吸い出される。しかし、従来例では、分岐通路104の最下部より上流側の通路部108、及び、下流側の通路部109の下部領域が、ほとんど同じ通路断面積でかつほとんど同じ曲率半径100rで形成されていたため、分岐通路104の最下部での吸気の流速を高めることができなかった。このため、吸気によって分岐通路104の最下部のオイル112が下流側へ吸い上げられにくく、そのオイル112の吸い上げ性が低いという問題があった。このため、分岐通路104の最下部に溜まったオイル112が消失するのに長い時間を要した。また、下流側の通路部109の下部領域の中央部にストレート部110が形成されていることも、吸気によるオイル112の吸い上げの妨げになっていた。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、吸気によるオイルの吸い上げ性を向上することのできるインテークマニホールドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明は、サージタンクと、サージタンクから分岐されかつ該サージタンクを上下方向に取り巻く渦巻状の複数の分岐通路とを備えるインテークマニホールドであって、エンジンに対する搭載状態における分岐通路の最下部より上流側の通路部の通路断面積を、上流側から最下部に向かって徐々に小さくし、分岐通路の最下部から下流側の折り返し通路部分の曲率半径を、上流側の通路部の曲率半径に比べて大きくしたものである。この構成によると、分岐通路の最下部より上流側の通路部の通路断面積を、上流側から最下部に向かって徐々に小さくしたことによって、分岐通路の最下部において吸気の流速を高めることができる。さらに、分岐通路の最下部から下流側の折り返し通路部分の曲率半径を、上流側の通路部の曲率半径に比べて大きくしたことによって、吸気によって分岐通路の最下部のオイルを折り返し通路部分へ流れやすくすることができる。したがって、吸気によるオイルの吸い上げ性を向上することができる。なお、本明細書でいう「徐々に」には、連続的な変化、及び、段階的な変化のうちの少なくとも一方の変化のことをいう。
【0007】
第2の発明は、第1の発明において、分岐通路の最下部から最上部に至る下流側の通路部を、ストレート部のない連続的な湾曲状に形成したものである。したがって、ストレート部による吸気によるオイルの吸い上げの妨げがなくなるので、吸気によるオイルの吸い上げ性を一層向上することができる。
【0008】
第3の発明は、第1又は2の発明において、分岐通路の最下部から最上部に至る下流側の通路部の通路断面を、該通路部の両側壁面の間の幅方向の寸法に比べて該通路部の内周側壁面と外周側壁面との間の径方向の寸法を小さくする扁平形状とし、下流側の通路部の内周側壁面と外周側壁面との間の径方向の寸法を、上流側から下流側に向かって徐々に小さくしたものである。したがって、分岐通路の最下部から最上部に至る下流側の通路部における吸気の流速を徐々に高めることができる。また、分岐通路の下流側の通路部の通路断面を扁平形状とし、かつ、下流側の通路部の径方向の寸法を上流側から下流側に向かって徐々に小さくすることによって、インテークマニホールドをコンパクト化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】一実施形態にかかるインテークマニホールドを示す正面図である。
図2図1のII−II線矢視断面図である。
図3】分岐通路の通路断面図である。
図4】分岐通路の下流側の通路部の断面位置を示す説明図である。
図5】分岐通路の下流側の通路部の断面位置と径方向の寸法との関係を示す特性線図である。
図6】分岐通路の下流側の通路部の断面位置と幅方向の寸法との関係を示す特性線図である。
図7】従来例にかかるインテークマニホールドを示す側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。本実施形態では、車両用4気筒エンジンに搭載されるインテークマニホールドを例示する。図1はインテークマニホールドを示す正面図、図2図1のII−II線矢視断面図、図3は分岐通路の通路断面図である。なお、インテークマニホールドの上下左右については図1を基準として定めることにする。また、図1はインテークマニホールドをエンジン側に対して反対側から見た図である。また、図1及び図2におけるインテークマニホールドの上下方向は、エンジンに対する搭載状態での天地方向に対応している。また、本実施形態では、インテークマニホールドの後側(図2において右側)にエンジンが配置される。
【0011】
図2に示すように、インテークマニホールド10は、サージタンク12と、サージタンク12から分岐されかつサージタンク12を上下方向に取り巻く渦巻状の複数(本実施形態では4本)の分岐通路14とを備える。複数の分岐通路14は、左右方向(図2において紙面表裏方向)に並んでいる。インテークマニホールド10は、内燃機関いわゆるエンジン16に対する搭載状態において、図1及び図2の上下方向が天地方向に向いた状態になる。また、分岐通路14は、サージタンク12の後下方(図2において右下方)からサージタンク12を右回り方向に巻回している。また、分岐通路14の出口18は、斜め下方(図2において右下方)に向いている。また、複数の分岐通路14の出口18側の周囲には、エンジン側取付フランジ20が形成されている。エンジン側取付フランジ20には、複数の分岐通路14の出口18が横並び状に開口されている。エンジン側取付フランジ20が前記エンジン16のエンジンヘッドに接続されることにより、分岐通路14がエンジンヘッドの吸気ポートに連通される。
【0012】
図1に示すように、前記インテークマニホールド10の左側部には、スロットル装置用取付フランジ22、EGRガス用管継手24、ブローバイガス用管継手26等が設けられている。スロットル装置用取付フランジ22にスロットル装置28が接続されることにより、スロットル装置28の吸気通路(図示省略)が前記サージタンク12(図2参照)と連通される。また、EGRガス用管継手24にEGRパイプ(図示省略)が接続されることにより、EGRパイプがサージタンク12と連通される。また、ブローバイガス用管継手26にブローバイガス還元用パイプ(図示省略)が接続されることにより、ブローバイガス還元用パイプがサージタンク12と連通される。また、インテークマニホールド10の上側部の中央部には、負圧パイプ用管継手29が設けられている。負圧パイプ用管継手29には、サージタンク12の負圧をブレーキブースター(図示省略)に導入する負圧パイプ(図示省略)が接続される。なお、本実施形態のインテークマニホールドの基本的構成は、例えば特開2009−209762に記載されたものと同様であるから、基本的構成にかかる説明は省略する。
【0013】
次に、前記エンジン16に対するインテークマニホールド10の搭載状態を基に分岐通路14を説明する(図2参照)。なお、図1に示すように、複数の分岐通路14は、インテークマニホールド10の下端部において左右方向に隣り合う分岐通路14の間隔が狭く、上端部において左右方向に所定間隔で拡げられているものの、実質的にほとんど同一構成であるため、そのうちの1つ(図1において左から2本目)の分岐通路14について説明し、残りの3本の分岐通路14の説明については省略する。
【0014】
図2に示すように、前記分岐通路14は、前記サージタンク12側から分岐通路14の最下部に至る上流側の通路部30と、上流側の通路部30の下流端すなわち分岐通路14の最下部から最上部に至る下流側の通路部32と、下流側の通路部32の下流端すなわち分岐通路14の最上部から出口18に至る出口通路部34とを備えている。上流側の通路部30は、湾曲状に形成されている。また、下流側の通路部32は、ストレート部のない連続的な湾曲状に形成されている。また、出口通路部34は、ストレート状に形成されている。これらの通路部30,32,34はなだらかに連続している。なお、本明細書でいう「分岐通路の最下部」には、最下端部及び最下端部付近が含まれる。また、本明細書でいう「分岐通路の最上部」には、最上端部及び最上端部付近が含まれる。また、上流側の通路部30は本明細書でいう「分岐通路の最下部より上流側の通路部」に相当する。また、下流側の通路部32における上下方向の下半部を下部領域32aといい、その上半部を上部領域32bという。また、下流側の通路部32の下部領域32aは本明細書でいう「分岐通路の最下部から下流側の折り返し通路部分」に相当する。
【0015】
図3に示すように、前記分岐通路14の断面形状は、四角形状で、四隅が曲面で面取りされている。詳しくは、分岐通路14は、渦巻状の径方向(図3においていて上下方向)に平行をなす内周側壁面40と外周側壁面41と、渦巻状の径方向に直交する方向すなわち幅方向(図3において左右方向)に平行をなす左側壁面42と右側壁面43とを有する。また、分岐通路14の四隅における壁面相互は、曲面44〜47を介してなだらかに連続されている。また、外周側の左右の両曲面46,47は、内周側の左右の両曲面44,45の曲率半径に比べて大きい曲率半径で形成されている。また、分岐通路14の断面形状は左右線対称状に形成されている。また、分岐通路14の通路断面は、両側壁面42,43の間の幅方向の寸法Wに比べて内周側壁面40と外周側壁面41との間の径方向の寸法Sを小さくする扁平形状に形成されている。また、本実施形態では、分岐通路14の通路断面が全長にわたって扁平形状の通路断面で形成されている。なお、図2及び図3中の符号、Lは分岐通路14の中心線を示している。また、図3図4における分岐通路の断面位置Gにおける通路断面図に相当する。
【0016】
前記上流側の通路部30(図2参照)の通路断面積は、上流側(サージタンク12側)から最下部に向かって徐々に小さくなっている。また、図2に示すように、前記下流側の通路部32の下部領域32aの曲率半径R2は、上流側の通路部30の曲率半径R1に比べて大きくなっている。また、下流側の通路部32の径方向の寸法S(図3参照)は、上流側から下流側に向かって徐々に小さくなっている。また、下流側の通路部32の幅方向の寸法W(図3参照)は、上流側から下流側に向かって徐々に小さくなっている。
【0017】
次に、前記下流側の通路部32の通路断面について詳しく説明する。図4は分岐通路の下流側の通路部の断面位置を示す説明図、図5は分岐通路の下流側の通路部の断面位置と径方向の寸法との関係を示す特性線図、図6は同じく断面位置と幅方向の寸法との関係を示す特性線図である。
図4に示すように、分岐通路14の下流側の通路部32において、中心線L上に、下流側から上流側に向かって任意の間隔で断面位置A〜Hが設定されている。こららの断面位置A−Hにおける径方向の寸法Sの変化が図5に特性線L1で示されており、同じく幅方向の寸法Wの変化が図6に特性線L2で示されている。
【0018】
図5の特性線L1からわかるように、径方向の寸法Sは、吸気の流れ方向において、断面位置Hから断面位置G付近までは連続的に小さくなり、断面位置G付近から断面位置C付近まではほぼ一定で、断面位置C付近から断面位置Aまで連続的に小さくなっている。すなわち、径方向の寸法Sは、断面位置H側から断面位置A側に向かって連続的な変化及び段階的な変化をもって徐々に小さくなるように設定されている。
【0019】
図6からわかるように、幅方向の寸法Wは、吸気の流れ方向において、断面位置Hから断面位置G付近までは連続的に小さくなり、断面位置G付近から断面位置E付近まではほぼ一定で、断面位置E付近から断面位置B付近までは連続的に小さくなり、断面位置B付近から断面位置Aまでほぼ一定である。すなわち、幅方向の寸法Wは、断面位置H側から断面位置Aに向かって連続的な変化及び段階的な変化をもって徐々に小さくなるように設定されている。
【0020】
前記したインテークマニホールド10によると、分岐通路14の最下部より上流側の通路部30の通路断面積を、上流側から最下部に向かって徐々に小さくしたことによって、分岐通路14の最下部において吸気の流速を高めることができる。さらに、下流側の通路部32の下部領域32aの曲率半径R2を、上流側の通路部30の曲率半径R1に比べて大きくしたことによって、吸気によって分岐通路14の最下部のオイル50(図2参照)を下流側の通路部32の下部領域32aへ流れやすくすることができる。したがって、エンジン16の再始動時における吸気によるオイル50の吸い上げ性を向上することができる。ひいては、分岐通路14の最下部に溜まったオイル50を早期に消失させることができる。
【0021】
また、分岐通路14の下流側の通路部32を、ストレート部のない連続的な湾曲状に形成したものである。したがって、ストレート部による吸気によるオイル50の吸い上げの妨げがなくなるので、吸気によるオイル50の吸い上げ性を一層向上することができる。
【0022】
また、分岐通路14の最下部から最上部に至る下流側の通路部32の通路断面を、該通路部の両側壁面42,43の間の幅方向の寸法W(図3参照)に比べて該通路部の内周側壁面40と外周側壁面41との間の径方向の寸法S(図3参照)を小さくする扁平形状とし、下流側の通路部32の内周側壁面40と外周側壁面41との間の径方向の寸法Sを、上流側から下流側に向かって徐々に小さくしたものである。したがって、分岐通路14の最下部から最上部に至る下流側の通路部32における吸気の流速を徐々に高めることができる。また、分岐通路14の下流側の通路部32の通路断面を扁平形状とし、かつ、下流側の通路部32の径方向の寸法Sを上流側から下流側に向かって徐々に小さくすることによって、インテークマニホールド10をコンパクト化することができる。
【0023】
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明は、前記実施形態で例示した4気筒エンジン以外の多気筒エンジン用のインテークマニホールド10としても適用することができる。
【符号の説明】
【0024】
10…インテークマニホールド
12…サージタンク
14…分岐通路
16…エンジン
30…上流側の通路部
32…下流側の通路部
32a…下部領域(折り返し通路部分)
32b…上部領域
40…内周側壁面
41…外周側壁面
42…左側壁面
43…右側壁面
50…オイル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7