(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ハウジングが、前記ハウジング内に空気入口コンパートメント及び空気出口コンパートメントを画成する前記液体処理パネルの後ろの一定距離のところに配置される内部クライメートパネルを有し、前記クライメートパネルが、前記互換性モジュール式コンポーネントの前記内部非流体セクションを受けるための相補的なコンポーネント位置を備え、前記互換性モジュール式コンポーネントが前記コンポーネント位置内の定位置に配置される場合、1以上の互換性モジュール式コンポーネントの前記非流体セクションが、前記空気入口コンパートメント内に位置される1以上の空気入口開口部と、前記空気出口コンパートメント内に位置される1以上の空気出口開口部とを備える、請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載の流体処理システム。
【発明を実施するための形態】
【0010】
一実施形態では、ハウジングと、外部流体セクション及び内部非流体セクションを備える
互換性モジュール式コンポーネントとして構成される2以上の流体処理ユニットとを有する自動流体処理システムが提供され、ここでは、ハウジングが、上記
互換性モジュール式コンポーネントを受けるための2以上のコンポーネント位置を備える液体処理パネルを有し、それにより、外部流体セクションが液体処理パネルにより非流体セクションから分離される。
【0011】
別の実施形態では、ハウジングと、2以上の高圧ポンプと、1以上のセンサーユニットと、2以上の異なる構成の複数の流体制御バルブとを有する液体クロマトグラフィーシステムの形態の流体処理システムが提供され、ここでは、少なくとも流体制御バルブが
互換性モジュール式コンポーネントとして構成され、ハウジングが、上記モジュール式コンポーネントを受けるための複数のコンポーネント位置を備える液体処理パネルを有する。
【0012】
図1は、液体クロマトグラフィーシステムの形態の自動流体処理システムモジュールの一実施形態を示しており、ここでは、複数の
互換性モジュール式コンポーネントが液体処理パネル内に配置されており、以下に符号を示す。
【0013】
1.注入バルブ
2.内蔵圧力センサーを有するカラムバルブ
3.導電率モニター
4.UVモニター
5.4連バルブ
6.内蔵空気センサーを有する入口バルブB
7.システムポンプ
8.圧力モニター、システムポンプ
9.内蔵空気センサーを有する入口バルブA
10.システムポンプ
11.圧力モニター、試料ポンプ
12.試料ポンプ
13.リンスシステム
14.オンラインフィルターを有するミキサー
15.内蔵空気センサーを有する試料入口バルブ
16.流れ絞り装置
17.pHバルブ
18.出口バルブ。
【0014】
開示される実施形態は3つの高精度ポンプ7、10、12を備える。システムポンプA10とシステムポンプB7の2つのシステムポンプ7、10、並びに、1つの試料ポンプ12が存在する。システムポンプ7、10は、精製法において定組成溶離又はグラジエント溶離を引き起こすために個別に又は組合せで使用され得る。試料ポンプ12は、試料のローディングをカラム上に誘導するための、又は、試料ループを充填するためのものである。
ポンプの機能:
各ポンプモジュールは2つのポンプヘッド(図示せず)で構成される。各ヘッドは同じものであるが、個別のステッパモーターにより互いに逆の位相で作動され、マイクロプロセッサによって制御される。2つのピストン及びポンプヘッドは、連続的で低脈動の液体供給を実現するために交互に動作する。2つのシステムポンプの流量は約0.001ml/分〜25.000ml/分で変化させることができ、最大動作圧は約20MPaである。試料ポンプの流量は例えば0.01〜25ml/分で変化させることができ、一実施形態では、最大動作圧は10MPaである。
【0015】
一実施形態では、2以上の異なる構成の複数の流体制御バルブは回転タイプのバルブである。このようなモーター駆動の回転バルブは、バルブの入口ポート及び出口ポートまでのチャネルを備える複数の画成された孔を有するバルブヘッドで構成されてもよい。モーター上に設置される回転ディスクが複数の画成されたチャネルを有する。回転ディスクのチャネルのパターンは、バルブヘッドのポートのパターン及び位置と併せて、各タイプのバルブの流れ経路及び機能を画成する。回転ディスクが回転すると、バルブ内の流れ経路が変化する。
【0016】
流体制御バルブの一実施形態は、動作中に使用される緩衝液又は試料を選択するのに使用される入口バルブA及びB(それぞれ、9、6)、並びに、試料ポンプ12の前に位置される試料入口バルブ15である。入口バルブA9はシステムポンプA10の前に位置され、入口バルブB6はシステムポンプB10の前に位置され、試料入口バルブ15は試料ポンプ12の前に位置される。入口バルブA及び入口バルブBは4連バルブ5の形態の別の実施形態の流体制御バルブに接続される。4連バルブは、緩衝液を自動で調製するのに及び4液グラジエントを形成するのに使用される。追加の入口バルブを備えるコンポーネントモジュールを設置することにより入口の数を増加させることができる。入口バルブA及び入口バルブBは、異なる緩衝液及び洗浄溶液の間で自動的な交換を行うのを可能にし、また、緩衝液A及び緩衝液Bを混合させることによってグラジエントを発生させるのに使用され得る。入口バルブA及び入口バルブBと一体の空気センサーが、ポンプ内及びカラム内に空気が入るのを防止するのに使用され得る。
【0017】
4連バルブは4つの異なる溶液を自動で混合するのに使用される。4連バルブは一度に1つの入口ポートを開け、異なる溶液がミキサー14内で混合されて所望の緩衝液が生成される。切換バルブの開放時間はシステムによって制御される。流れが増大すると、各入口ポート開口部の流体の量が段階的に増大する。均一の緩衝液組成を得るためには、この方法の流量に適したミキサーチャンバー容積を確実に使用する必要がある。
【0018】
4連バルブは、任意の組合せで4つの異なる溶液を同時に使用してグラジエントを作るのに使用され得る。各溶液の割合はこの方法の指示によって制御される。経時的に線形的に2つ、3つ又は4つの溶液の割合を変化させるグラジエントを形成することが可能である。これは、先進的方法を開発するときに有用である。
【0019】
試料入口バルブ15は、試料をカラム上に直接に注入するために又は試料ループを充填するために試料ポンプ12を使用するときに異なる試料を自動でロードするのを可能にする。試料入口バルブは緩衝液専用の入口を有する。この緩衝液入口は、複数の方法において、試料が導入される前に試料ポンプを溶液で充填するのに使用される。緩衝液入口はまた、動作の合間に緩衝液を用いて試料ポンプを洗浄するのに使用される。試料入口バルブに組み込まれる空気センサーは、例えば、方法の試料を加える段階において空気センサーを使用して全試料を注入することを選択することにより試料を容器からカラム上へと適用するときに、使用される。この機能は、試料の注入を終了させて試料ポンプから空気を除去するために緩衝液入口を使用する。
【0020】
流体制御バルブの別の実施形態は、試料をカラム上に誘導するのに使用される注入バルブ1であってもよい。このバルブは、複数の異なる試料適用手法を使用することを可能にする。試料ループが注入バルブに接続されてもよく、試料ポンプを使用して自動で又はシリンジを使用して手動で充填されてもよい。試料は試料ポンプを使用してカラム上に直接に注入されてもよい。
【0021】
流体制御バルブの別の実施形態は、カラムをシステムに接続するのに使用される及び流れをカラムに誘導するのに使用されるカラムバルブ2であってもよい。上記バルブの開示される実施形態には最大で5つのカラムが同時に接続され得る。また、このバルブは、接続されたカラムを迂回するのを可能にするビルトインバイパス細管を有する。
【0022】
カラム位置の数は追加のカラムバルブを設置することによって増加され得る。各カラムの頂部及び底部の両方はカラムバルブに接続される。カラムの頂部はAポートの1つ(例えば、1A)に接続され、カラムの底部は対応するBポート(例えば、1B)に接続される。流れ方向は、カラムの頂部からカラムの底部への下方向又はカラムの底部からカラムの頂部への上方向のいずれかで設定されてもよい。カラムバルブの標準設定の流れ経路では、カラムは迂回される。カラム上の実際の圧力を測定する圧力モニターがカラムバルブの入口ポート及び出口ポートに組み込まれる。
【0023】
流体制御バルブの別の実施形態は、pH電極が設置され得る一体型のフローセルを有するpHバルブ17であってもよい。これは動作中にインラインでpHを監視することを可能にする。流れ絞り装置がpHバルブに接続され、UVフローセル内に空気泡が生成されるのを防止するのに十分な大きさの背圧を発生させるために流れ経路内に含まれてもよい。pHバルブは、流れをpH電極までさらには流れ絞り装置まで誘導するのに、又は、それらの一方又は両方を迂回させるのに使用される。
【0024】
流体制御バルブの別の実施形態は、流れをフラクションコレクター(図示せず)まで誘導するのに、例えば10個の出口ポートのいずれかまで誘導するのに、又は排棄するのに使用される出口バルブ18であってもよい。出口の数は追加の出口バルブを設置することによって増加され得る。
【0025】
ミキサー14が、例えば、システムポンプA及びシステムポンプBの後ろ及び注入バルブの前に位置されてもよい。ミキサーの目的は、均一の緩衝液組成が得られるようにシステムポンプからの緩衝液が確実に混合されるようにすることである。ミキサーは、不純物が流れ経路に入るのを防止するビルトインフィルターを有する。
【0026】
所望の目的を達成するために、開示される液体クロマトグラフィーシステムを用いて、単純で柔軟性のある形で流れ経路を適合及び拡張することが可能である。空いているバルブ位置を用いて最大で3つの追加の流体制御バルブなどが設置され得る。出荷時はこれらの位置にはダミーモジュールが設置されている。任意の流れ経路を得るために、標準の流体制御バルブを別の位置に移動させることも可能である。試料入口バルブの前すなわち注入バルブの後ろに設置され得る使用可能な2つのタイプの追加の空気センサーも存在する。
【0027】
図1に開示される構成では、7つの入口が各入口バルブに対して使用可能である。入口の数を増加させるために追加の入口バルブが設置されてもよく、1つのバルブに対して入口の数は14まで増加される。この任意選択の構成は、例えば多数の試料が使用される場合に便利である。例えば4連バルブへの入口の数を増加させるのに使用され得る一般的なタイプの入口バルブ、バルブXも存在する。
【0028】
1つのカラムバルブを備える
図1に開示される構成では、5つのカラム位置が使用可能である。カラム位置の数を10まで増加させるために、この器具に追加のカラムバルブが設置されてもよい。1つの用途は、方法を最適化する際に複数の異なるカラムを評価することであってもよい。
【0029】
1つの出口バルブを備える
図1に開示される構成では、10個の出口位置が使用可能である。出口の数を増加させるために、1つ又は2つの追加の出口バルブが接続されてもよく、出口の位置が合計で21又は32まで増加される。この任意選択の構成は、フラクションコレクターの外側で多数の大きな画分を収集するのに便利である。
【0030】
開示されるモジュール式液体クロマトグラフィーシステムに任意選択のモジュールを設置するのは容易である。ダミーモジュールが六角レンチを用いて取り外され、バスケーブルが切り離される。バスケーブルが器具に組み付けられた任意選択の流体制御バルブなどに接続される。次いで、モジュールが制御ソフトウェア内のシステムプロパティに加えられる。使用可能な任意選択のモジュールは、例えば、所望の機能を得るために予め構築されていてもよい。しかし、バルブの機能は、例えば、ノードIDを変更することによって変更され得る。
【0031】
図2は、
図1のモジュール式液体クロマトグラフィーシステム100の形態の流体処理システムの流体処理パネル22を備えるハウジング20の概略図である。
図2では、見やすいように一部のコンポーネントが取り外されている。開示される構成では、上で詳細に開示したように、モジュール式液体クロマトグラフィーシステム100は、注入バルブ1、カラムバルブ2、4連バルブ5、入口バルブB6、入口バルブA9、試料入口バルブ15、pHバルブ17及び出口バルブ18、の形態の複数の流体制御バルブを有する。クロマトグラフィーシステム100は、UVモニター4、システムポンプB7、システムポンプA10、試料ポンプ12、ミキサー14、及び、3つのダミーモジュール24をさらに有する。一実施形態では、液体処理パネル22のところに配置されるすべての液体処理コンポーネント及びセンサーは容易に交換され得るように設計される。この互換性により作業及びアップグレードが行いやすくなり、さらには、例えば特定の実験セットアップに対して流体経路を最適化するために、流体制御バルブなどの個別の流体処理コンポーネントの位置をカスタマイズしやすくなる。
図2に示されるように、例えばポンプモジュールのための3つの大型コンポーネント位置と、1つのUVセンサー位置と、例えば流体制御バルブなどのための9つの標準のコンポーネント位置とが存在する。これらのコンポーネント位置は、単純な互換性が得られるように標準化されたサイズ及び形状を有する。一実施形態では、各モジュール式コンポーネントは、1つのねじにより嵌合式コンポーネント位置内で保持され、各コンポーネントに通信及びシステム電力をもたらす1本のバスケーブルによって主制御ユニットに接続される。
図3は、液体クロマトグラフィーシステムのモジュール式コンポーネントを除いた、
図2の液体処理パネルを備えるハウジングの概略図である。
【0032】
図4a〜4dは、取り外された流体処理システムのモジュール式コンポーネントの形態の、流体処理ユニットの実施例の概略図である。
図4aは、例えば流体制御バルブなどの、標準的な
互換性モジュール式コンポーネント26を示している。標準的なコンポーネントモジュール26は、パネル部材28、外部流体セクション30、及び、内部非流体セクション32を有する。一実施形態では、パネル部材28は、外部流体セクション30内の流体を内部非流体セクション32内の電子機器及び制御手段から本質的に分離する。
【0033】
図4dは、使用されない標準的な構成位置に配置されることを意図されるダミーモジュール24を示している。開示される実施形態では、ダミーモジュールは、システムにアクセサリーを取り付けるための装着溝を備える。開示される実施形態では、ダミーモジュールは、内部セクションを一切備えないパネル部材28として示されている。
図4c及び4dはそれぞれポンプモジュール及びUVモジュールを示しており、これらは各々が外部流体セクション30及び内部非流体セクション32を有する。
【0034】
図4a〜4dに開示されるように、
互換性モジュールコンポーネント26が、流体セクションを非流体セクションから分離するように構成される、液体処理パネル内のコンポーネント位置に取り付けられるためのパネル部材を有する。上記パネル取付部材は、上記モジュール式コンポーネントのすべての流体接続部がパネル取付部材のウェット側に配置されそれによりこれらの流体接続部がパネル取付部材のドライ側に配置される電気部品から分離されるように、構成されてもよく、それにより、流体処理パネルの外側部分のところにおいて高い液体抵抗性が得られ、内部セクションで必要とされる液体抵抗性がある程度軽減される。一実施形態では、
互換性モジュール式コンポーネントが、シール部材により液体処理パネルに対して封止される。図示されない別の実施形態では、モジュール式コンポーネントは一切パネル部材を有さないが、液体処理パネルのコンポーネント位置開口部と
互換性モジュール式コンポーネント26の外部表面との間に適切なシーリング構成が設けられる。開示される実施形態では、液体処理パネルのコンポーネント位置開口部及び
互換性モジュール式コンポーネント26が、本質的に長方形断面形状を有するように示されているが、別の形状も同様に適用可能である。一実施形態では、
図5aに概略的に開示されるように、ハウジングと、
互換性モジュール式コンポーネントとして配置される2以上の流体処理ユニットとを有する一般的な流体処理システムが提供される。上で考察したように、このようなシステムは、適切な流体処理ユニットがこのシステムのための
互換性モジュール式コンポーネントとして設けられる場合、本質的に任意のタイプの自動液体処理オペレーションに対して構成され得る。一実施形態では、1以上の流体ポンプと、1以上のセンサーユニットと、2以上の異なる構成の2以上の流体制御バルブとを有する自動流体処理システムが提供され、ここでは、少なくとも流体制御バルブが
互換性モジュール式コンポーネントとして配置される。
【0035】
流体処理システムの液体処理パネル22は、例えば、モジュール式コンポーネントが効率的な形で配置されるのを可能にするために任意の適切な形で設計されてもよい。
【0036】
図5a及び5bは、自動流体処理システムの概略的な実施形態を示しており、ここでは、ハウジング20が、ハウジング20内に空気入口コンパートメント35及び空気出口コンパートメント37を画成する液体処理パネル22の後ろの一定距離のところに配置される内部クライメートパネル29を有し、この内部クライメートパネル29は、
互換性モジュール式コンポーネント26の内部非流体セクション32を受けるための相補的なコンポーネント位置39を備え、さらにここでは、
互換性モジュール式コンポーネントがコンポーネント位置内の定位置に配置される場合、1以上の
互換性モジュール式コンポーネントの非流体セクション32が、空気入口コンパートメント35内に位置される1以上の空気入口開口部31と、空気出口コンパートメント37内に位置される1以上の空気出口開口部33とを備える。
図5bは
図5aの流体処理システムを概略的な断面図で示している。入口通気孔41及び出口通気孔43によって示されるように、好適には、空気入口開口部31及び空気出口開口部33を備える
互換性モジュール式コンポーネント26を冷却するための空気が、空気が再循環するのを回避するために出口通気孔43から一定距離のところで空気入口コンパートメント35に入るようになっている。システム内の空気循環は、1以上の
互換性モジュール式コンポーネント26を介して空気入口コンパートメント35から空気出口コンパートメント37まで空気が流れるのを可能にするシステム冷却ユニット(図示せず)によって達成される。別法として、1以上の
互換性モジュール式コンポーネント26が、空気入口コンパートメント35から空気出口コンパートメント37まで空気が流れるのを可能にする局部的冷却ユニット(図示せず)を備える。示されるように、相補的なコンポーネント位置39は、
互換性モジュール式コンポーネント26の内部非流体セクション32に対して比較的空気を通さないような嵌合を形成するように構成され、一実施形態では、これはシーリング構成によって達成され得る。
図5bでは、上で考察したように、液体処理パネル22に対して
互換性モジュールコンポーネント26を封止するためのシール部材45が示されている。当業者により別のシール部材構成も想定され得る。一実施形態では、流体は
互換性モジュール式コンポーネント26の流体セクション30内に厳密に制限されるが、代替実施形態では、流体接続部のみが流体セクション30に限定され、それにより、流体が、
互換性モジュール式コンポーネント26の非流体セクション30の内側において流体処理パネルを「横断」することが可能となる。
【0037】
図5bには、主制御ユニット40と、
互換性モジュール式コンポーネント26を主制御ユニット40に接続するためのバスコネクタ42とがさらに示されている。一実施形態では、バスコネクタ42及び
互換性モジュールコンポーネント26を含めたコンポーネント位置は、互いに対してプラグアンドプレイの構成であってもよい。
【0038】
図6は、液体クロマトグラフィーシステムのモジュール式コンポーネントを除いた、モジュール式液体処理パネル22を備えるハウジング20の一実施形態の概略図である。開示される実施形態では、システムの所望のレイアウトに応じて選択され得る2つの
互換性パネルセクション34により液体処理パネル22のレイアウトも構成可能となる。
図6では、
互換性パネルセクションの2つの異なるレイアウトが開示されているが、このレイアウトには任意の適切な構成が含まれてもよい。
【0039】
図7a及び7bは、液体クロマトグラフィーシステムのモジュール式コンポーネントを除いた、液体処理パネルを備えるモジュール式ハウジングの一実施形態の概略図である。開示される実施形態では、モジュール式ハウジングは、電源とハウジング全体のための環境制御(climate control)とを含む主制御ユニットを有する主ハウジング36、2つの拡張ハウジングモジュール38、並びに、側面部材40から構成される。この手法によりクロマトグラフィーシステムに対して非常に柔軟に拡張を行うことが可能となり、同時に、電源及び環境制御を含む単一の主制御ユニットの利点が維持される。
【0040】
図8は、本発明によるモジュール式液体クロマトグラフィーシステムの一実施形態のシステムアーキテクチャの一実施形態の概略図である。上で言及したように、このクロマトグラフィーシステムは、CANバスなどのシステムバス42を介して例えば1〜26のすべてのモジュール式コンポーネントと通信するように構成される主制御ユニット40を有していてもよい。一実施形態では、各モジュール式コンポーネントは、コンポーネントがバス42を介して指示に応答してオペレーションを独立して実行するのを可能にする専用のCPUユニットを備える。各モジュール式コンポーネントに取り付けられるコネクタの数を最小にするために、バス42は、モジュール式コンポーネント用の給電線をさらに有する。バス42はハウジング20内に配置される任意の適切な数のモジュール式コンポーネントに接続され得、さらに、ハウジング20の外側の1以上のモジュール式コンポーネント44などにも接続され得る。上で簡単に言及したように、主制御ユニットはさらに、ハウジング内の環境状況を制御するように構成されてもよい。開示されるモジュール式コンポーネントに加えて、例えばフラクションコレクターなどの、クロマトグラフィーシステムの別のコンポーネントが、ハウジング内において制御された環境内で配置されてもよい。
【0041】
一実施形態では、主制御ユニットにより異なるコンポーネントモジュールが自動で特定されるため、これらのコンポーネントモジュールは異なる位置の間で実質的に自由に移動され得る。さらに、主制御ユニットは上記の情報をクロマトグラフィー制御ソフトウェアに送るように構成されてもよく、それにより、実験セットアップ及びプランニングが可能となる。一実施形態では、制御システムは、液体処理パネル及び特定の実験セットアップに対して使用可能であるコンポーネントモジュールのその時点でのレイアウトに対してコンポーネントモジュールを最適にレイアウトするように構成され得る。
【0042】
一実施形態では、
図5の
互換性パネルセクション34並びに
図6a及び6bの拡張ハウジングモジュール38は、それらを自動で検出するための手段を備えていてもよく、それにより主制御ユニット40によりシステムを自動で構成することが可能となる。一実施形態では、
各互換性パネルセクション34及び各拡張ハウジングモジュール38は、システムバス42のネットワークを
各互換性パネルセクション34内又は各拡張ハウジングモジュール38内のコンポーネントモジュールの数まで拡張するためにシステムバス42に接続するためのハブ(図示せず)を有する。
【0043】
図9は、本発明によるモジュール式液体クロマトグラフィーシステムの一実施形態の主制御ユニットの一実施形態の概略図である。主制御ユニット40は、内部コンポーネント及び外部コンポーネント並びに制御用コンピュータ(図示せず)などに通信するためのシステムコントローラー46を有する。一実施形態では、このシステムコントローラーは、適切なCPU48、バスコントローラー52、LANユニットなどの外部通信コントローラー50、及び、記憶装置54を有する。バスコントローラー52はコンポーネントモジュールとの通信を実現している。主制御ユニットは、電源56と、上で考察したようにハウジング20内の内部環境状況を所定のレベルに維持するように構成される環境状況コントローラー58とをさらに有する。
【0044】
図10は、液体処理パネルのモジュール式コンポーネントの間での流体相互接続構成の一実施形態の概略図である。開示される相互接続構成の複雑さを考慮すると、このシステムの代替の構成において流体経路を最適化することの利点が明らかとなる。流体経路を最適する作業は、例えば、システム内の異なるコンポーネントモジュールを相互接続させるように構成される流体経路/管材料の全長/容積を減少させるように行われてもよい。別法として、この最適化は、小分けにされた試料が分散するのを最小にするために、カラムからフラクションコレクターまでの試料出口経路などの、1以上の特定の流体経路の長さ/容積を最小化するように行われてもよい。