【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明の目的は、画像システムにより提供(たとえば、捕捉、撮影(photographed)や撮影(filmed))されるイメージIscのアーチファクト(たとえば、色むら)を補正する方法を提供することである。本方法は、複数のベースV[1]〜V[N1]を提供する工程と、中間像IとベースV[1]〜V[N1]にしたがって、イメージIscに関連する中間像Iと、複数の係数(scalars)a[1]〜a[N1]を計算する工程と、それぞれ、関連係数a[1]〜a[N1]を有するベースV[1]〜V[N1]を重み付けすることにより、補正マップを生成し、および、重み付けられたベースa[1]*V[1]〜a[N1]*V[N1]、たとえば、m1=(a[1]*V[1]+...+a[N1]*V[N1])を合計する工程、および、補正マップm1にしたがって、イメージIscを補正することにより、補正されたイメージI’を提供する工程、を含む。
【0018】
各ベースV[n](n=1 to N1)は、基本補正値V[n](x,y)を中間像Iの各画素p(x,y)に提供する。各係数a[n]はベースV[n]に関連する。補正マップm1は、製品a[1]*V[n]〜a[N1]*V[N1]の重ね合わせにより合成されるので、補正マップm1は、補正値m1(x,y)を、中間像Iの各画素p(x,y)に提供することができる。
【0019】
強調すべきことは、同一バッチの異なるユニット(画像システム)、または、異なる設計(たとえば、光学モジュール、センサー、および、関連回路の異なる組み合わせ)の異なる画像システムでさえも、同セットベースV[1]〜V[N1]を利用することである。同セットベースV[1]〜V[N1]に基づいて、異なるセット係数a[1]〜a[N1]が用いられて、異なる補正マップm1を合成して、適応的に、設計、組み立て、製造、および/または、光源による異なる特徴の色むらを補正する。たとえば、二個の異なる光源下で、同一画像システムが二イメージを捕捉する場合、二セット係数a[1]〜a[N1]が得られて、それぞれ、同セットベースV[1]〜V[N1]を有する二個の補正マップm1を生成し、二イメージを補正する。同様に、二個の画像システムは、それら自身のセット係数a[1]〜a[N1]を用いて、それぞれ、同セットベースV[1]〜V[N1]を有するそれら自身の補正マップを生成することができ、それぞれ、二個の画像システムにより捕捉されるイメージを補正する。
【0020】
一実施態様において、中間像IはイメージIscである。あるいは、本方法は、さらに、イメージIsc上で特徴抽出を実行することにより、中間像Iscを獲得する工程を含み、イメージIscと中間像Iの寸法は異なる。たとえば、中間像Iはxi*yi画素を有し、イメージIscbはxs*ys画素を有し、且つ、寸法(xi,yi)と(xs,ys)は異なる。たとえば、イメージIscの寸法は、イメージIの寸法の寸法より大きく、たとえば、xs>xiおよび/またはys>yiである。中間像Iを得るために、イメージIscで実行される特徴抽出は、イメージIscのスケーリング(たとえば、アップスケーリング、または、ダウンスケーリング)、再サンプリング(たとえば、アップサンプリング、または、ダウンサンプリング)、および/または、局部的平均化(たとえば、ブロック平均化)を含む。
【0021】
本方法は、さらに、補正マップm1にしたがって、補助的補正マップmsc1を提供して、補助的補正マップが、イメージIscの各画素p(x,y)の補正値msc1(x,y)を提供する工程を含む。つまり、補正マップm1は寸法xi*yiで、xi*yi補正値を、中間像Iのxi*yi画素に提供し、補助的補正マップmsc1は寸法xs*ysで、xs*ys補正値を、イメージIscのxs*ys画素に提供する。中間像IがイメージIscである実施態様において、補助的補正マップは補正マップm1である。中間像IとイメージIscの寸法が異なる実施態様において、補助的補正マップmsc1は、たとえば、補正マップm1で補間を実行することにより、補正マップm1から生成される。
【0022】
本発明の方法は、さらに、イメージIscのカラーチャンネルにしたがって、補助チャネルC1を計算する工程を含む。補正されたイメージI’を提供する工程は、補正マップm1と補助チャネルC1にしたがって、補正された補助チャネルC1’を計算し、および、補正された補助チャネルC1’は、補正されたイメージI’の補正されたカラーチャンネルc1’を構築する工程を含む。イメージの“チャネル”というのは、イメージ(たとえば、IscまたはI)の各画素p(x,y)に値を提供することができる分布を示すのに用いられる。たとえば、補助チャネルC1は、イメージIscの各画素p(x,y)の値C1(x,y)を提供する。同様に、イメージの“カラーチャンネル”というのは、イメージの(主要な)カラーコンポーネント分布を示すのに用いられる。たとえば、イメージの緑色カラーチャンネル(または、簡潔に、緑色チャネル)は、イメージIscの各画素の緑色コンポーネントを表現することができる。色彩比ベースの実施態様において、イメージIscの補助チャネルC1は、イメージIscの所定カラーチャンネルc1を、イメージIscの参照カラーチャンネルc0で割ることにより計算され、すなわち、C1=(c1/c0)、または、同等に、C1(x,y)=(c1(x,y)/c0(x,y))である。同様に、補正された補助C1’は、補正されたイメージI’の補正されたカラーチャンネルc1’を、イメージI’の別のカラーチャンネルc0で割った比率により定義され、すなわち、C1’=(c1’/c0’)である。カラーチャンネルc0とc0’は同一カラー、たとえば、緑色である。カラーチャンネルc1とc1’は同一カラー、たとえば、赤色、または、青色である。
【0023】
C1=(c1/c0)の色彩比ベースの実施態様を続けると、補正された補助チャネルC1’は、補助チャネルC1と補助的補正マップmsc1を掛けることにより計算され、すなわち、C1’=C1*msc1、または、同等に、C1’(x,y)=(C1(x,y)*msc1(x,y))である。一実施態様において、補正されたイメージI’のカラーチャンネルc0’は、イメージIsc(たとえば、c0’(x,y)=c0(x,y))のカラーチャンネルc0に等しくなるように設定され、および、補正されたイメージI’の補正されたカラーチャンネルc1’を構築する工程は、イメージIscの参照カラーチャンネルc0と補正された補助チャネルC1’を掛ける工程を含む。すなわち、c1’=c0*C1’、または、同等に、c1’(x,y)=(c0(x,y)*C1’(x,y))である。カラーチャンネルc0’がc0に等しくなるように設定される場合、補正された補助チャネルC1’は(c1’/c0’)により定義されるので、補正された補助チャネルC1’も(c1’/c0)に等しい。一方、補正された補助チャネルC1’はC1’=C1*msc1=(c1/c0)*msc1により計算されるので、C1’=(c1’/c0)=(c1/c0)*msc1、および、c1’=c1*msc1である。つまり、補正されたイメージI’のカラーチャンネルc1’は、同等に、同一カラーのイメージIscのカラーチャンネルc1と補助的補正マップmsc1を掛けることにより構築され、すなわち、c1’=c1*msc1である。
【0024】
色彩比ベースの実施態様以外に、対数の色彩比ベースの実施態様において、補助チャネルC1は、イメージIscの参照カラーチャンネルc0により、イメージIscの所定カラーチャンネルc1を割った比率(c1/c0)の対数log(.)を得ることにより計算される。すなわち、C1=log(c1/c0)、または、同等に、C1(x,y)=log(c1(x,y)/c0(x,y))である。同様に、補正された補助チャネルC1’は、イメージI’のカラーチャンネルc0’により、補正されたイメージI’の補正されたカラーチャンネルc1’を割った比率の対数により定義され、すなわち、C1’=log(c1’/c0’)である。補正期間中、補正された補助チャネルC1’は、補助チャネルC1と補助的補正マップmsc1を合計することにより計算される。すなわち、C1’=(C1+msc1)、または、C1’(x,y)=(C1(x,y)+msc1(x,y))である。イメージI’のカラーチャンネルc0’が、イメージIscのカラーチャンネルc0に等しくなるように選択されるとき、補正されたイメージI’の補正されたカラーチャンネルc1’を構築する工程は、イメージIscの参照カラーチャンネルc0と補正された補助チャネルC1’の逆対数exp(.)を掛ける工程を含む。すなわち、c1’=c0*exp(C1’)、または、同等に、c1’(x,y)=c0(x,y)*exp(C1’(x,y))である。カラーチャンネルc0’がカラーチャンネルc0に等しくなるように設定されるときの場合において、補正された補助チャネルC1’は、定義によりlog(c1’/c0’)に等しいので、補正された補助チャネルC1’も、log(c1’/c0)に等しい。一方、C1’=(C1+msc1)=(log(c1/c0)+msc1)=log(c1*exp(msc1)/c0)なので、C1’=log(c1’/c0)=log(c1*exp(msc1)/c0)、すなわち、c1’=c1*exp(msc1)である。つまり、補正されたイメージI’の補正されたカラーチャンネルc1’は、同等に、同一カラーのイメージIscのチャネルc1と補助的補正マップmsc1の逆対数exp(.)を掛けることにより構築され、すなわち、c1’=c1*exp(msc1)である。
【0025】
色彩比ベースの実施態様に用いられるベースV[1]〜V[N]は、対数の色彩比ベースの実施態様に用いられるベースV[1]〜V[N]と異なる。つまり、二種の実施態様両方は、ベースの線の重ね合わせにより補正マップを形成する。しかし、各種実施態様は、異なるベースを使用することができる。
【0026】
一実施態様において、係数a[1]〜a[N1]が解かれて、一セットの候補係数ac[1]〜ac[N1](まとめて、集合A1として示される)、ベースV[1]〜V[N1](まとめて、集合V1として示される)、および、中間像Iを入力として受信する目的関数U(A1,V1,I)を最小化する。つまり、異なるセットの候補係数間で、一セットの候補係数が、目的関数U(A1,V1,I)を最小化できる場合、そのセットの候補係数が、集合A1として、目的関数U(A1,V1,I)に入力されるとき、セットの候補係数が、係数a[1]〜a[N1]になるように選択される。目的関数U(A1,V1,I)は、第一費用関数U1(A1,V1,I)と第二費用関数U2(A1,mA)を含む。
【0027】
一実施態様において、第一費用関数U1(A1,V1,I)は、均一性を示すことができる。たとえば、第一費用関数U1(A1,V1,I)は、中間像Iの全画素p(x,y)で累積される重み付けされた局所項w1(x,y)*u1(x,y;A1,V1,I)の合計により定式化される。各局所項u1(x,y;A1,V1,I)は中間像Iの画素p(x,y)に関連し、および、関連画素p(x,y)で、準補正補助チャネルCd1’の空間的勾配▽の第q動力ノルムにより定式化され、すなわち、u1(x,y;A1,V1,I)=||▽Cd1’(x,y;A1,V1,I)||
pq、ノルム||.||
pはp-ノルムである。準補正補助チャネルCd1’は、中間像Iと準補正マップmc1にしたがって定式化され、準補正マップmc1は、それぞれ、入力候補係数ac[1]〜ac[N1]により重み付けられるベースV[1]〜V[N1]の合計により定式化される。すなわち、mc1=(ac[1]*V[1]+...+ac[N1]*V[N1])である。
【0028】
一実施態様において、準補正補助チャネルCd1’と、中間像Iの準補正マップmc1と補助チャネルCa1を関連付ける関係は、補正された補助チャネルC1’と、イメージIscの補助的補正マップmsc1と補助チャネルC1を関連付ける関係とまったく一致し、補助チャネルCa1は、それぞれ、色彩比ベースの実施態様、または、対数の色彩比ベースの実施態様において、Ca1=(ca1/ca0)またはlog(ca1/ca0)により定式化され、チャネルca1とca0は、中間像Iの二個のカラーチャンネルで、カラーチャンネルca1とc1は同一カラー、カラーチャンネルca0とc0は同一カラーである。したがって、C1=(c1/c0)とC1’=(C1*msc1)の色彩比ベースの実施態様において、準補正補助チャネルCd1’は、Cd1’=(Ca1*mc1)により定式化される。C1=log(c1/c0)とC1’=(C1+msc1)の別の対数の色彩比ベースの実施態様において、準補正補助チャネルCd1’はCd1’=(Ca1+mc1)により定式化される。
【0029】
各局所項u1(x,y;A1,V1,I)が重み付けタームw1(x,y)により重み付けられるとき、中間像Iの関連画素p(x,y)が、高空間的変動の領域に位置する場合、重み付けタームw1(x,y)が活用されて、第一費用関数U1(A1,V1,I)から、局所項u1(x,y;A1,V1,I)を、排除、ろ過、または、抑制する。したがって、重み付けタームw1(x,y)は勾配項G1(x,y)にしたがって決定され、勾配項G1(x,y)は、||▽Ca1(x,y)||
p,||▽ca1(x,y)||
p,||▽ca0(x,y)||
pまたは||▽L(x,y)||
pに等しく(または、それに基づいて計算され)、L(x,y)は、画素p(x,y)での中間像の輝度Iのことである。一実施態様において、既定画素p(x,y)での勾配項G1(x,y)がスレショルドより大きい場合、画素p(x,y)の重み付けタームw1(x,y)は0に設定される。勾配項G1(x,y)がスレショルドより小さい場合、重み付けタームw1(x,y)は1に設定される。つまり、重み付けタームw1(x,y)は、勾配項G1(x,y)が一スレショルドより小さいかどうかにしたがって、選択的に、二つの異なる常数0と1に設定される。別の実施態様において、重み付けタームw1(x,y)の値は0と1間に設定され、大きい勾配項G1(x,y)に対し、重み付けタームw1(x,y)は小さい値が割り当てられ、すなわち、値は0に近い。全画素p(x,y)の重み付けタームw1(x,y)は、まとめて、重み付けマップw1と称される。
【0030】
第二費用関数U2(A1,mA)は、集合A1の候補係数ac[1]〜ac[N1]、および、集合mAの参照係数ma[1]〜ma[N1]間の差異を示す。集合A1は、候補係数ac[1]〜ac[N1]をリストするN1×1列ベクトルとして表され、集合mAは、参照係数ma[1]〜ma[N1]をリストする別のN1×1列ベクトルとして表され、よって、第二費用関数U2(A1,mA)は、Ld1*(A1-mA)
T*Vcd*(A1-mA)により表され、式中、Ld1は平衡係数である。さらに、ベクトルの差(A1-mA)が、N1×1列ベクトルであるので、Vcdは、N1×N1正定値、または、非負-定値行列である。集合mAは先験的情報を表す。
【0031】
補正マップm1=a[1]*V[1]+…+a[N1]*V[N1]の実施態様に加え、別の実施態様において、補正マップm1はm1=a0*V[0]+a[1]*V[1]+…+a[N1]*V[N1]により表され、一定係数a0により重み付けられる追加ベースV[0]が、一緒に、補正マップm1を構築するのに適用される。たとえば、係数a0は、常に、1に設定される。主要問題は、ベースV[0]を重み付ける係数a0が、目的関数の最適化に依存しないことである。
【0032】
あるいは、単一補助チャネルC1が計算されて、単一系列の係数の群a[1]〜a[N1]を解き、単一補正マップm1、単一補助的補正マップmsc1、および、単一補正補助チャネルC1’が得られて、補正されたイメージI’の単一カラーチャンネルc1’(たとえば、赤色カラーチャンネル)を補正し、補正されたイメージI’の別のカラーチャンネル(たとえば、青と緑色のカラーチャンネル)は、オリジナルイメージIscのそれらと等しい。
【0033】
一実施態様において、複数の補助チャネル、たとえば、C1とC2、が計算されて、それぞれ、複数のセット係数、たとえば、a[1]〜a[N1]とb[1]〜b[N2]を解くので、複数の補正マップ(たとえば、m1とm2)、複数の補助的補正マップ(たとえば、msc1とmsc2)、そして、複数の補正された補助チャネル(たとえば、C1’とC2’)が得られると共に、補正されたイメージI’の複数のカラーチャンネル、たとえば、c1’とc2’(たとえば、赤色カラーチャンネルと青色カラーチャンネル)を補正し、補正されたイメージI’の残りのカラーチャンネル(たとえば、緑色カラーチャンネル)は、オリジナルイメージIscのそれ(それら)に等しくなるように設定される。
【0034】
たとえば、本方法はさらに、イメージIscのカラーチャンネルにしたがって、第二補助チャネルC2を計算し、中間像I(または、イメージIscで、第二特徴抽出を実行することにより得られる第二中間像)とベースV[1]〜V[N2]にしたがって、複数の第二係数b[1]〜b[N2]を計算し、それぞれ、関連する第二係数b[1]〜b[N2]に関連付けられるベースV[1]〜V[N2]を合計することにより、第二補正マップm2を生成し、さらに、第二補正マップm2にしたがって、補正されたイメージI’を提供し、たとえば、第二補正マップm2と第二補助チャネルC2にしたがって、補正された第二補助チャネルC2’を計算するとともに、補正された第二補助チャネルC2’にしたがって、補正されたイメージI’の補正された第二カラーチャンネルc2’を構築する。第二補助チャネルC2は、(c2/c0)、(c0/c2)、log(c2/c0)またはlog(c0/c2)により定義され、カラーチャンネルc0とc1に加え、チャネルc2はイメージIの別のカラーチャンネルである。カラーチャンネルc1とc2は異なる色で、たとえば、カラーチャンネルc1とc2は、イメージIの青色カラーチャンネルと赤色カラーチャンネルと異なる。数量N2は、補正マップm1の形成に用いられる数量N1と等しいか、または、異なる。
【0035】
色彩比ベースの実施態様(第二補助チャネルC2は(c2/c0)または(c0/c2)により定義される)に用いられるベースV[1]〜V[N2]は、対数の色彩比ベースの実施態様(第二補助チャネルC2はlog(c2/c0)またはlog(c0/c2)により定義される)に用いられるベースV[1]〜V[N2]と異なる。つまり、二種の実施態様両方は、ベースの線の重ね合わせにより、第二補正マップを形成する。しかし、各種実施態様は、異なるベースを使用することができる。
【0036】
一実施態様において、第二係数b[1]〜b[N2]が解かれて、第二目的関数H(B1,V2,I)を最小化し、第二目的関数H(B1,V2,I)は、第三費用関数H1(B1,V2,I)と第四費用関数H2(B1,mB)を含む。たとえば、H(B1,V2,I)=H1(B1,V2,I)+H2(B1,mB)である。第三費用関数H1(B1,V2,I)は、中間像I(または、第二中間像)の全画素p(x,y)上で重み付けられた第二局所項w2(x,y)*u2(x,y;A2,V2,I)の合計により定式化され、一セット第二候補係数bc[1]〜bc[N2]は、まとめて、入力集合B1として示され、ベースV[1]〜V[N2]は、まとめて、入力集合V2として示される。各第二局所項u2(x,y;A2,V2,I)は、中間像I(または、第二中間像)の画素と関連し、関連画素p(x,y)で、第二準補正補助チャネルCd2’の空間的勾配▽の第q動力ノルムにより定式化され、すなわち、u2(x,y;A2,V2,I)=||▽Cd2’(x,y;B1,V2,I)||
pq。第二準補正補助チャネルCd2’は、中間像I(または、第二中間像)と準補正マップmc2にしたがって定式化され、それぞれ、一セット入力候補係数bc[1]〜bc[N2]により重み付けられるベースV[1]〜V[N2]の合計により定式化される。すなわち、mc2=(bc[1]*V[1]+...+bc[N2]*V[N2])である。
【0037】
たとえば、第二準補正補助チャネルCd2’は、第二補助チャネルCa2が、色彩比、たとえば、Ca2=(ca2/ca0)または(ca0/ca2)により、または、対数の色彩比、たとえば、Ca2=log(ca2/ca0)やlog(ca0/ca2)により定義されるかどうかに基づいて、Cd2’=Ca2*mc2またはCd2’=(Ca2+mc2)により計算される。チャネルca2とca0は、中間像Iの異なるカラーチャンネル、中間像Iのチャネルca2、および、イメージIscのチャネルc2は同一カラーである。補助チャネルC1と第二補助チャネルC2は、同じ、または、異なるように定義される。たとえば、log(c1/c0)により補助チャネルC1が得られ、(c2/c0)、または、(c0/c2)により補助チャネルC2が得られる。
【0038】
第二局所項u2(x,y;A2,V2,I)を重み付ける重み付けタームw2(x,y)は、第二勾配項G2(x,y)にしたがって決定され、第二勾配項G2(x,y)は、
||▽Ca2(x,y)||
p,||▽ca2(x,y)||
pまたはw1(x,y)等に基づいて定式化される。
【0039】
集合B1は、候補係数bc[1]〜bc[N2]をリストするN2×1列ベクトルとして表され、集合mBは、参照係数mb[1]〜mb[N2]をリストする別のN2×1列ベクトルとして表され、よって、第四費用関数H2(B1,mB)は、H2(B1,mB)=Ld2*(B1-mB)
T*Vcd2*(B1-mB)により定式化され、Ld2はスカラー平衡係数である。さらに、ベクトルの差(B2-mB)が、N2×1列ベクトルであるので、Vcd2は、N2×N2正定値、または、非負-定値行列である。集合mBは先験的情報を示す。
【0040】
イメージIscは、ビデオのフルスチール写真、または、フルフレームである。あるいは、イメージIscは、フルフォト、または、フレームの一部である。補正されたイメージI’獲得後、補正されたイメージI’が用いられて、フルフォト、または、フレームの一部を修正する。
【0041】
本発明の目的は、本発明の方法を実施することができる装置、すなわち、画像システムにより提供されるイメージIscのアーチファクトを補正する装置を提供することである。装置は、アクセス回路、補正コントローラー、および、補正器を有する。アクセス回路は、ベースV[1]〜V[N1]を得ることができる。補正コントローラーはアクセス回路に結合され、且つ、イメージIsc(または、中間像I)にしたがって、係数a[1]〜a[N1]を計算するとともに、補正マップm1を生成することができる。補正器は補正コントローラーに結合され、且つ、補正マップm1にしたがって、イメージIscを修正することにより、補正されたイメージI’を提供することができる。
【0042】
本発明の方法と同様に、補正コントローラーは、さらに、イメージIscのカラーチャンネルにしたがって、補助チャネルC1を計算することができる。補正器が設置されて、補正マップm1と補助チャネルC1にしたがって、補正された補助チャネルC1’を計算することにより、補正されたイメージI’を提供し、および、補正された補助チャネルC1’にしたがって、補正されたイメージI’の補正されたカラーチャンネルc1’を構築することができる。
【0043】
色彩比ベースの実施態様において、補正コントローラーが設置されて、イメージIscの所定カラーチャンネルc1を、イメージIscの参照カラーチャンネルc0で割ることにより、補助チャネルC1を計算する。補正器が設置されて、補助チャネルC1と、補正マップm1に関連する補助的補正マップmsc1を掛けることにより、補正された補助チャネルC1’を計算するとともに、イメージIscの参照カラーチャンネルc0と、補正された補助チャネルC1’を掛けることにより、補正されたカラーチャンネルc1’を構築する。
【0044】
別の対数の色彩比ベースの実施態様において、補正コントローラーが設置されて、イメージIscの所定カラーチャンネルc1を、イメージIscの参照カラーチャンネルc0で割った比率の対数により、補助チャネルC1を計算する。補正器が設置されて、補助チャネルC1と補助的補正マップmsc1を合計することにより、補正された補助チャネルC1’を計算するとともに、イメージIscの参照カラーチャンネルc0と補正された補助チャネルC1’の逆対数を掛けることにより、補正されたカラーチャンネルc1’を構築する。
【0045】
一実施態様において、補正コントローラーは、さらに、イメージIscとベースV[1]〜V[N2]にしたがって、第二係数b[1]〜b[N2]を計算する。それぞれ、関連する第二係数b[1]〜b[N2]により重み付けられるベースV[1]〜V[N2]を合計することにより、第二補正マップm2を生成することができる。補正器が設置されて、さらに、第二補正マップm2にしたがって、補正されたイメージI’を提供する。たとえば、補正コントローラーは、さらに、イメージIscのカラーチャンネルにしたがって、第二補助チャネルC2を計算することができる。補正器が設置されて、第二補正マップm2と第二補助チャネルC2にしたがって、補正された第二補助チャネルC2’をさらに計算することにより、補正されたイメージI’を提供する。また、補正された第二補助チャネルC2’にしたがって、補正されたイメージI’の補正された第二カラーチャンネルc2’を構築する。
【0046】
一実施態様において、補正コントローラーが設置されて、複数の候補係数ac[1]〜ac[N1](まとめて、集合A1により示される)、イメージIscに関連する中間像I、および、ベースV[1]〜V[N1](まとめて、集合V1により示される)を入力として受信する目的関数U(A1,V1,I)を最小化することにより、係数a[1]〜a[N1]を解く。
【0047】
本明細書で詳細に説明され、添付の図面に示される装置及び方法は、非限定的な例示的実施形態であること、並びに、本発明の各種の実施形態の範囲は、特許請求の範囲によってのみ定義されることは、当業者には理解されよう。