特許第5861531号(P5861531)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5861531
(24)【登録日】2016年1月8日
(45)【発行日】2016年2月16日
(54)【発明の名称】積層コンデンサ
(51)【国際特許分類】
   H01G 4/30 20060101AFI20160202BHJP
   H01G 4/232 20060101ALI20160202BHJP
【FI】
   H01G4/30 301D
   H01G4/12 352
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-71857(P2012-71857)
(22)【出願日】2012年3月27日
(65)【公開番号】特開2013-206966(P2013-206966A)
(43)【公開日】2013年10月7日
【審査請求日】2014年10月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003067
【氏名又は名称】TDK株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100124062
【弁理士】
【氏名又は名称】三上 敬史
(74)【代理人】
【識別番号】100145012
【弁理士】
【氏名又は名称】石坂 泰紀
(72)【発明者】
【氏名】宮澤 喜一
(72)【発明者】
【氏名】井口 俊宏
(72)【発明者】
【氏名】青木 崇
【審査官】 田中 晃洋
(56)【参考文献】
【文献】 特開平07−142285(JP,A)
【文献】 特開2000−294452(JP,A)
【文献】 特開2009−060114(JP,A)
【文献】 特開2001−044074(JP,A)
【文献】 特開2008−251931(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01G 4/30
H01G 4/232
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の誘電体層が積層されてなる素体と、
前記素体の外表面に配置された第一及び第二端子電極と、
前記素体内に配置され、前記第一端子電極に接続されたそれぞれ複数の第一及び第二内部電極と、
前記複数の誘電体層の積層方向で前記第一内部電極と対向するように前記素体内に前記第一内部電極と交互に配置され、前記第二端子電極に接続された複数の第三内部電極と、
前記複数の誘電体層の積層方向で前記第二内部電極と対向するように前記素体内に前記第二内部電極と交互に配置され、前記第二端子電極に接続された複数の第四内部電極と、を備え、
前記素体は、すべての前記複数の第一内部電極とすべての前記複数の第三内部電極とにより挟まれる第一領域と、すべての前記複数の第二内部電極とすべての前記複数の第四内部電極とにより挟まれる第二領域と、を有しており、
前記第一領域と前記第二領域とは、前記積層方向及び前記積層方向に直交する方向それぞれにおいて離間して位置していることを特徴とする積層コンデンサ。
【請求項2】
すべての前記複数の第一内部電極とすべての前記複数の第三内部電極とにより挟まれる前記第一領域は、前記積層方向に離間して位置する複数の領域部分を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の積層コンデンサ。
【請求項3】
すべての前記複数の第二内部電極とすべての前記複数の第四内部電極とにより挟まれる前記第二領域は、前記積層方向に離間して位置する複数の領域部分を含んでいることを特徴とする請求項1又は2に記載の積層コンデンサ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層コンデンサに関する。
【背景技術】
【0002】
積層コンデンサとして、複数の誘電体層が積層されてなる素体と、素体の外表面に配置された複数の端子電極と、互いに対向するように素体内に配置され、対応する端子電極に接続された複数の内部電極と、を備えたものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−179349号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
積層コンデンサに電圧を印加した場合、電歪効果によって素体に印加電圧に応じた大きさの機械的歪みが生じる。特に交流電圧を印加したときには、この機械的歪みによって積層コンデンサに振動(電歪振動)が発生する。そのため、積層コンデンサを基板などに実装し、交流電圧を印加すると、電歪振動が基板などに伝播して、いわゆる音鳴きが発生することがある。
【0005】
本発明は、基板などに実装した場合に生じる音鳴きを低減することが可能な積層コンデンサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る積層コンデンサは、複数の誘電体層が積層されてなる素体と、素体の外表面に配置された第一及び第二端子電極と、素体内に配置され、第一端子電極に接続された第一及び第二内部電極と、複数の誘電体層の積層方向で第一内部電極と対向するように素体内に配置され、第二端子電極に接続された第三内部電極と、複数の誘電体層の積層方向で第二内部電極と対向するように素体内に配置され、第二端子電極に接続された第四内部電極と、を備え、素体は、第一内部電極と第三内部電極とにより挟まれる第一領域と、第二内部電極と第四内部電極とにより挟まれる第二領域と、を有しており、第一領域と第二領域とは、積層方向及び積層方向に直交する方向それぞれにおいて離間して位置していることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る積層コンデンサでは、第一内部電極と第三内部電極とにより挟まれる第一領域と、第二内部電極と第四内部電極とにより挟まれる第二領域とは、積層コンデンサに電圧を印加した際に、上述した機械的歪みが生じる領域となる。しかしながら、第一領域と第二領域とが、積層方向及び積層方向に直交する方向それぞれにおいて離間して位置しているため、機械的歪みが生じる領域が積層方向及び積層方向に直交する方向それぞれに分散して配置されることとなる。この結果、基板などに実装した場合に生じる音鳴きを低減することができる。
【0008】
複数の第一内部電極と、複数の第三内部電極と、を備え、複数の第一内部電極と複数の第三内部電極とにより挟まれる第一領域は、積層方向に離間して位置する複数の領域部分を含んでいてもよい。この場合、積層コンデンサに電圧を印加した際に機械的歪みが生じる領域である第一領域の各領域部分が、積層方向に分散して配置されることとなる。この結果、基板などに実装した場合に生じる音鳴きをより一層低減することができる。
【0009】
複数の第二内部電極と、複数の第四内部電極と、を備え、複数の第二内部電極と複数の第四内部電極とにより挟まれる第二領域は、積層方向に離間して位置する複数の領域部分を含んでいてもよい。この場合、積層コンデンサに電圧を印加した際に機械的歪みが生じる領域である第二領域の各領域部分が、積層方向に分散して配置されることとなる。この結果、基板などに実装した場合に生じる音鳴きをより一層低減することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、基板などに実装した場合に生じる音鳴きを低減することが可能な積層コンデンサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本実施形態に係る積層コンデンサを示す斜視図である。
図2図1におけるII−II線に沿った断面構成を説明するための図である。
図3図2におけるIII−III線に沿った断面構成を説明するための図である。
図4図2におけるIV−IV線に沿った断面構成を説明するための図である。
図5】本実施形態の変形例に係る積層コンデンサ断面構成を説明するための図である。
図6】本実施形態の変形例に係る積層コンデンサ断面構成を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
【0013】
図1図4を参照して、本実施形態に係る積層コンデンサ1の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る積層コンデンサを示す斜視図である。図2は、図1におけるII−II線に沿った断面構成を説明するための図である。図3及び図4は、図2におけるIII−III線及びIV−IV線に沿ったそれぞれの断面構成を説明するための図である。
【0014】
積層コンデンサ1は、素体2と、素体2の外表面に配置される第一端子電極3及び第二端子電極4と、を備えている。
【0015】
素体2は、図1図4に示されるように、略直方体形状を呈しており、その外表面として、互いに対向する略長方形状の第一及び第二主面2a,2bと、互いに対向する第一及び第二側面2c,2dと、互いに対向する第三及び第四側面2e,2fと、を有している。第一及び第二側面2c,2dは、第一及び第二主面2a,2bの間を連結するように第一及び第二主面2a,2bの短辺方向に伸びている。第三及び第四側面2e,2fは、第一及び第二主面2a,2b間を連結するように第一及び第二主面2a,2bの長辺方向に伸びている。
【0016】
素体2は、第一及び第二主面2a,2bの対向方向に複数の誘電体層7が積層されて構成されている。素体2では、複数の誘電体層7の積層方向(以下、単に「積層方向」と称する。)が第一及び第二主面2a,2bの対向方向と一致する。各誘電体層7は、例えば誘電体材料(BaTiO系、Ba(Ti,Zr)O系、又は(Ba,Ca)TiO系などの誘電体セラミック)を含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成される。実際の素体2では、各誘電体層7の間の境界が視認できない程度に一体化されている。
【0017】
積層コンデンサ1では、第一又は第二主面2a,2bが、他の部品(たとえば、回路基板又は電子部品など)に対向する実装面となる。すなわち、積層コンデンサ1は、第一又は第二主面2a,2bが他の部品と対向するように、はんだ付けなどにより実装される。
【0018】
第一端子電極3は、素体2の第一側面2cに配置されている。第一端子電極3は、第一側面2c全面を覆うように、第一及び第二主面2a,2b並びに第三及び第四側面2e,2fの端部(第一側面2c側の端部)にわたって形成されている。第二端子電極4は、素体2の第二側面2dに配置されている。第二端子電極4は、第二側面2d全面を覆うように、第一及び第二主面2a,2b並びに第三及び第四側面2e,2fの端部(第二側面2d側の端部)に亘って形成されている。第一及び第二端子電極3,4は、第一及び第二側面2c,2dの対向方向に対向している。
【0019】
第一及び第二端子電極3,4は、たとえば導電性金属粉末及びガラスフリットを含む導電性ペーストを素体2の外表面に付与し、焼き付けることによって形成される。必要に応じて、焼き付けられた端子電極の上にめっき層が形成されることもある。端子電極3,4は、素体2の表面上においては互いに電気的に絶縁されて形成されている。
【0020】
積層コンデンサ1は、図2図4に示されるように、内部電極として、複数の第一内部電極11と、複数の第二内部電極13と、複数の第三内部電極15と、複数の第四内部電極17と、を備えている。第一〜第四内部電極11,13,15,17は、積層型の電気素子の内部電極として通常用いられる導電性材料(たとえば、Ni又はCuなど)からなる。内部電極は、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成される。
【0021】
第一内部電極11は、略矩形形状を呈しており、その一端が第一側面2cに引き出されて露出している。第一端子電極3は、第一内部電極11の第一側面2cに露出した部分をすべて覆うように形成されている。これにより、第一内部電極11は、第一端子電極3に直接的に接続されることとなる。第二内部電極13は、略矩形形状を呈しており、その一端が第一側面2cに引き出されて露出している。第一端子電極3は、第二内部電極13の第一側面2cに露出した部分もすべて覆うように形成されている。これにより、第二内部電極13も、第一端子電極3に直接的に接続されることとなる。
【0022】
第一内部電極11と第二内部電極13とは、第一側面2cと第二側面2dとの対向方向での長さ、すなわち素体2の長手方向での長さが異なる。本実施形態では、第一内部電極11の素体2の長手方向での長さは、第二内部電極13の素体2の長手方向での長さよりも短く設定されている。第一内部電極11の他端は、素体2における第一側面2cと第二側面2dとの対向方向での中央部近傍まで延びている。第二内部電極13の他端は、第二側面2dの近傍まで延びている。
【0023】
複数の第一内部電極11からなる第一内部電極群と複数の第二内部電極13からなる第二内部電極群とは、積層方向(第一主面2aと第二主面2bとの対向方向)において異なる位置に配置されている。すなわち、第一内部電極群と第二内部電極群とは、素体2内において、第一主面2aから第二主面2bに向かう方向で、第一内部電極群、第二内部電極群の順で配置されている。
【0024】
第三内部電極15は、略矩形形状を呈しており、その一端が第二側面2dに引き出されて露出している。第二端子電極4は、第三内部電極15の第二側面2dに露出した部分をすべて覆うように形成されている。これにより、第三内部電極15は、第二端子電極4に直接的に接続されることとなる。第四内部電極17は、略矩形形状を呈しており、その一端が第二側面2dに引き出されて露出している。第二端子電極4は、第四内部電極17の第二側面2dに露出した部分もすべて覆うように形成されている。これにより、第四内部電極17も、第二端子電極4に直接的に接続されることとなる。
【0025】
第三内部電極15と第四内部電極17とは、素体2の長手方向での長さが異なる。本実施形態では、第四内部電極17の素体2の長手方向での長さは、第三内部電極15の素体2の長手方向での長さよりも短く設定されている。第四内部電極17の他端は、素体2における第一側面2cと第二側面2dとの対向方向での中央部近傍まで延びている。第三内部電極15の他端は、第一側面2cの近傍まで延びている。
【0026】
複数の第三内部電極15からなる第三内部電極群と複数の第四内部電極17からなる第四内部電極群とは、積層方向において異なる位置に配置されている。すなわち、第三内部電極群と第四内部電極群とは、素体2内において、第一主面2aから第二主面2bに向かう方向で、第三内部電極群、第四内部電極群の順で配置されている。
【0027】
第一内部電極11と第三内部電極15とは、積層方向において異なる位置(層)に配置されている。すなわち、第一内部電極11と第三内部電極15とは、素体2内において、積層方向に間隔を有して対向するように交互に配置されている。第一内部電極11と第三内部電極15とは、互いに極性が異なる。
【0028】
第一内部電極11と第三内部電極15とは、その一部が積層方向から見て重なり合うように、素体2内に配置されている。すなわち、第一内部電極11と第三内部電極15とは、積層方向で互いに重なり合う電極領域を含んでいる。これにより、素体2は、複数の第一内部電極11と複数の第三内部電極15とにより挟まれる第一領域C1を有することとなる。
【0029】
第二内部電極13と第四内部電極17とは、積層方向において異なる位置(層)に配置されている。すなわち、第二内部電極13と第四内部電極17とは、素体2内において、積層方向に間隔を有して対向するように交互に配置されている。第二内部電極13と第四内部電極17とは、互いに極性が異なる。
【0030】
第二内部電極13と第四内部電極17とは、その一部が積層方向から見て重なり合うように、素体2内に配置されている。すなわち、第二内部電極13と第四内部電極17とは、積層方向で互いに重なり合う電極領域を含んでいる。これにより、素体2は、複数の第二内部電極13と複数の第四内部電極17とにより挟まれる第二領域C2を有することとなる。
【0031】
第一内部電極11の他端と、第四内部電極との他端とは、素体2の長手方向において離間して位置している。すなわち、積層方向から見て、第一内部電極と第四内部電極とは重なり合わない。したがって、第一領域C1と第二領域C2とは、積層方向及び積層方向に直交する方向それぞれにおいて離間して位置することとなる。
【0032】
以上のように、本実施形態では、第一内部電極11と第三内部電極15とにより挟まれる第一領域C1と、第二内部電極13と第四内部電極17とにより挟まれる第二領域C2とは、積層コンデンサ1に電圧を印加した際に、電歪効果による機械的歪みが生じる領域となる。しかしながら、第一領域C1と第二領域C2とが、積層方向及び積層方向に直交する方向それぞれにおいて離間して位置しているため、機械的歪みが生じる領域が積層方向及び積層方向に直交する方向それぞれに分散して配置されることとなる。この結果、積層コンデンサ1によれば、基板などに実装した場合に生じる音鳴きを低減することができる。
【0033】
続いて、図5及び図6を参照して、本実施形態の変形例に係る積層コンデンサ1の構成を説明する。図5及び図6は、本変形例に係る積層コンデンサ断面構成を説明するための図である。
【0034】
図5に示された変形例では、複数の第一内部電極11と複数の第三内部電極15とにより挟まれる第一領域C1は、積層方向に離間して位置する複数の領域部分C1a,C1bを含んでいる。本変形例では、第一領域C1は、二つの領域部分C1a,C1bを含んでいる。第一内部電極群と第二内部電極群とは、素体2内において、第一主面2aから第二主面2bに向かう方向で、第一内部電極群、第二内部電極群、第一内部電極群の順で配置されている。第三内部電極群と第四内部電極群とは、素体2内において、第一主面2aから第二主面2bに向かう方向で、第三内部電極群、第四内部電極群、第三内部電極群の順で配置されている。
【0035】
本変形例によれば、積層コンデンサ1に電圧を印加した際に機械的歪みが生じる領域である第一領域C1の各領域部分C1a,C1bが、積層方向に分散して配置されることとなる。この結果、基板などに実装した場合に生じる音鳴きをより一層低減することができる。
【0036】
図6に示された変形例では、複数の第一内部電極11と複数の第三内部電極15とにより挟まれる第一領域C1は、積層方向に離間して位置する複数の領域部分C1a,C1bを含んでいる。本変形例では、第一領域C1は、二つの領域部分C1a,C1bを含んでいる。複数の第二内部電極13と複数の第四内部電極17とにより挟まれる第二領域C2は、積層方向に離間して位置する複数の領域部分C2a,C2bを含んでいる。本変形例では、第二領域C2は、二つの領域部分C2a,C2bを含んでいる。
【0037】
第一内部電極群と第二内部電極群とは、素体2内において、第一主面2aから第二主面2bに向かう方向で、第二内部電極群、第一内部電極群、第二内部電極群、第一内部電極群の順で配置されている。第三内部電極群と第四内部電極群とは、素体2内において、第一主面2aから第二主面2bに向かう方向で、第四内部電極群、第三内部電極群、第四内部電極群、第三内部電極群の順で配置されている。
【0038】
本変形例によれば、積層コンデンサ1に電圧を印加した際に機械的歪みが生じる領域である第一領域C1の各領域部分C1a,C1bが、積層方向に分散して配置されると共に、第二領域C2の各領域部分C2a,C2bが、積層方向に分散して配置されることとなる。この結果、基板などに実装した場合に生じる音鳴きをより一層低減することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
【0039】
たとえば、第一領域C1が含む領域部分C1a,C1bの数、及び、第二領域C2が含む領域部分C2a,C2bの数は、上記実施形態のものに限られない。第一〜第四内部電極11,13,15,17の数量(積層数)や形状などは、上記実施形態のものに限られない。また、本発明は、貫通型積層コンデンサや積層コンデンサアレイなどにも適用できる。
【符号の説明】
【0040】
1…積層コンデンサ、2…素体、3…第一端子電極、4…第二端子電極、7…誘電体層、11…第一内部電極、13…第二内部電極、15…第三内部電極、17…第四内部電極、C1…第一領域、C1a,C1b…領域部分、C2…第二領域、C2a,C2b…領域部分。
図1
図2
図3
図4
図5
図6