(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の一実施の形態について説明する。
【0011】
図1は、本実施の形態に係る電話装置1の概略機能構成図である。
【0012】
本実施の形態に係る電話装置1は、自動着信応答して、相手装置に不在メッセージを送出する不在モードに対応しており、図示するように、電話網インターフェース部100と、呼制御部101と、通話制御部102と、ハンドセット、ハンズフリー用のスピーカおよびマイク等の送受話部103と、LCD等の表示部104と、キー入力部105と、不在モード設定情報記憶部106と、不在理由記憶部107と、定型メッセージ記憶部108と、暗証番号記憶部109と、人検知センサ110と、時刻を計測する時計部111と、不在モード設定情報登録部112と、不在モード設定部113と、不在モード制御部114と、を備えている。
【0013】
電話網インターフェース部100は、電話網に接続するためのインターフェースである。
【0014】
呼制御部101は、電話網を介して相手装置と呼制御手順を実行することにより、電話網上に相手装置との通話路を確立する。
【0015】
通話制御部102は、呼制御部101によって確立された通話路を介して相手装置と送受信する通話信号を処理する。具体的には、通話路を介して相手装置から通話信号を受信し、この通話信号を音声信号に変換して送受話部103から出力するとともに、送受話部103に入力された音声信号を通話信号に変換し、この通話信号を、通話路を介して相手装置に送信する。
【0016】
キー入力部105は、ユーザから各種操作を受け付けるためのキー群であり、相手装置の電話番号等を受け付けるためのダイヤルキー群1051(以下、ダイヤルキー群1051を構成する個々のダイヤルキーもダイヤルキー1051と呼ぶ)、不在モードの設定操作を受け付けるための1つ以上の不在モード設定キー1052、不在モード設定キー1052に割り当てる不在モード設定継続時間の設定操作を受け付けるための継続時間設定キー1053、不在モード設定キー1052に割り当てる不在理由の設定操作を受け付けるための不在理由設定キー1054、および不在モードの設定解除操作を受け付けるための設定解除キー1055を含む。本実施の形態に係る電話装置1では、不在モード設定キー1052を複数設け、不在モード設定キー1052毎に、異なる不在理由および不在モード設定継続時間の不在モードを設定できるようにしている。
【0017】
不在モード設定情報記憶部106には、不在モード設定キー1052毎に、不在モード設定キー1052に割り当てられている不在理由および不在モード設定継続時間を含む不在モード設定情報が登録される。
図2は、不在モード設定情報記憶部106の登録内容例を模式的に表した図である。
【0018】
図示するように、不在モード設定情報記憶部106には、不在モード設定キー1052毎に不在モード設定情報レコード1060が登録されている。不在モード設定情報レコード1060は、不在モード設定キー1052の識別情報であるキーIDを登録するフィールド1061と、この不在モード設定キー1052に割り当てられた不在理由を登録するフィールド1062と、この不在モード設定キー1052に割り当てられた不在モード設定継続時間を登録するフィールド1063と、この不在モード設定キー1052による不在モードの状態(「設定動作中」か「解除」か)を登録するフィールド1064と、この不在モード設定キー1052による不在モードの状態が「設定動作中」である場合に、この不在モードの不在モード設定解除予定時刻を登録するフィールド1065と、を有する。
【0019】
ここで、不在モード設定解除予定時刻は、不在モードの設定開始時刻から不在モード設定継続時間後の時刻である。なお、複数の不在モード設定情報レコード1060において、フィールド1064に登録される不在モードの状態が同時に「設定動作中」となることはない。
【0020】
不在理由記憶部107には、各不在モード設定キー1052に割り当てられる不在理由の候補が登録される。
図3は、不在理由記憶部107の登録内容例を模式的に表した図である。
【0021】
図示するように、不在理由記憶部107には、不在理由候補毎に不在理由候補レコード1070が登録されている。レコード1070は、不在理由を登録するフィールド1071と、この不在理由が割り当てられたダイヤルキー1051の識別情報(例えばダイヤルキー1051が示す番号)を登録するフィールド1072と、を有する。
【0022】
定型メッセージ記憶部108には、不在メッセージの定型文が利用条件に対応付けられて登録されている。例えば、定型文「ただいま<不在理由>のため不在にしております。<不在モード設定解除予定時刻>頃には戻る予定でおります。」が、利用条件「不在モード設定解除予定時刻前」に対応付けて登録され、定型文「ただいま<不在理由>のため不在にしております。<不在モード設定解除予定時刻>頃に戻る予定でしたが、遅れております。」が、利用条件「不在モード設定解除予定時刻以後」に対応付けて登録され、そして、標準定型文「ただいま不在にしております。」が、利用条件「暗証番号不一致」に対応付けて登録されている。
【0023】
なお、これらの定型文を利用する場合、<不在理由>タグには、設定動作中の不在モードの不在理由が挿入され、<不在モード設定解除予定時刻>タグには、設定動作中の不在モードの不在モード設定解除予定時刻が挿入される。
【0024】
暗証番号記憶部109は、不在理由および不在モード設定解除予定時刻を知らせる条件として、相手(不在メッセージの送信先)に対して暗証番号を要求する場合に、その暗証番号を記憶する。
【0025】
人検知センサ110は、電話装置1の近傍にいる人を検知する。この人検知センサ110には、例えば、電話装置1の前方の所定範囲内に位置する物体を検知する赤外線センサ、電話装置1の前方の所定範囲内に位置する物体の温度(人の体温に近い温度)を検知する温度センサ、音声を検知する音センサ等の既存の技術を利用できる。
【0026】
不在モード設定情報登録部112は、所定の時間内に不在モード設定キー1052および継続時間設定キー1053が連続して押下されたことを検知した場合(例えば、継続時間設定キー1053が押下され、所定時間内に、これに続けて不在モード設定キー1052が押下された場合)に、この不在モード設定キー1052に対応付けられて不在モード設定情報記憶部106に記憶されている不在モード設定情報レコード1060のフィールド1063に登録されている不在モード設定継続時間を更新する。また、不在モード設定情報登録部112は、所定の時間内に不在モード設定キー1052および不在理由設定キー1054が連続して押下されたことを検知した場合(例えば、不在理由設定キー1054が押下され、所定時間内に、これに続けて不在モード設定キー1052が押下された場合)に、この不在モード設定キー1052に対応付けられて不在モード設定情報記憶部106に記憶されている不在モード設定情報レコード1060のフィールド1062に登録されている不在理由を更新する。
【0027】
具体的には、継続時間設定キー1053または不在理由設定キー1054が押下され、続けて所定時間内に不在モード設定キー1052が押下されると、不在モード設定情報登録部112は、ダイヤルキー群1051からダイヤルキー操作を受け付ける設定情報登録モードに移行し、押下された不在モード設定キー1052のキーIDがフィールド1061に登録されている不在モード設定情報レコード1060を不在モード設定情報記憶部106から検索するとともに、押下された不在モード設定キー1052の設定情報登録モードに移行した旨を表示部104に表示する。その後、ダイヤルキー操作を受け付けたならば、継続時間設定キー1053押下の場合は、この不在モード設定情報レコード1060のフィールド1063に登録されている不在モード設定継続時間を、ダイヤルキー操作により入力された数値情報が表す不在モード設定継続時間に更新する。一方、不在理由設定キー1054押下の場合は、ダイヤルキー操作されたダイヤルキーの番号がフィールド1072に登録されている不在理由候補レコード1070を不在理由記憶部107から検索し、先に検索した不在モード設定情報レコード1060のフィールド1062に登録されている不在理由を、この不在理由候補レコード1070のフィールド1071に登録されている不在理由に更新する。
【0028】
不在モード設定部113は、所定時間内にいずれかの不在モード設定キー1052のみが押下された場合に、電話装置1の動作モードを、押下された不在モード設定キー1052に応じた不在モードに設定する。具体的には、押下された不在モード設定キー1052に割り当てられている不在理由、および押下された不在モード設定キー1052に割り当てられている不在モード設定継続時間後の不在モード設定解除予定時刻の指定を伴う不在モードを設定する。
【0029】
不在モード制御部114は、不在モード設定部113により設定された不在モードに従い、呼制御部101および通話制御部102を制御する。例えば、不在モードの設定動作中に着信があったならば、呼制御部101に自動着信応答させるとともに、不在理由および不在モード設定解除予定時刻を含む不在メッセージを作成する。そして、通話制御部102に、この不在メッセージの音声データを、自動着信応答により確立された通話路を介して発信元へ送出させる。
【0030】
つぎに、本実施の形態に係る電話装置1の動作を説明する。
【0031】
図4(A)は、不在モード設定情報記憶部106に記憶されている不在モード設定継続時間の更新処理を説明するためのフロー図である。このフローは、ユーザにより継続時間設定キー1053が押下されることにより開始される。
【0032】
まず、不在モード設定情報登録部112は、継続時間設定キー1053の押下に続いて、所定時間内にいずれかの不在モード設定キー1052が押下されるのを待つ(S101)。この際、不在モード設定情報登録部112は、不在モード設定継続時間を更新したいと考える不在モード設定キー1052の押下をユーザに促すメッセージを表示部104に表示してもよい。
【0033】
つぎに、不在モード設定情報登録部112は、継続時間設定キー1053の押下から所定時間内にいずれかの不在モード設定キー1052の押下を検知すると(S101でYES)、不在モード設定情報記憶部106を参照して、押下された不在モード設定キー1052のキーIDがフィールド1061に登録されている不在モード設定情報レコード1060を特定する(S102)。
【0034】
つぎに、不在モード設定情報登録部112は、ユーザによってダイヤルキー群1051が操作され、不在モード設定継続時間を示す数値情報が入力されるのを待つ(S103)。それから、不在モード設定情報登録部112は、ダイヤルキー群1051を介して数値情報を受け付けると(S103でYES)、特定した不在モード設定情報レコード1060のフィールド1063に登録されている不在モード設定継続時間を、その数値情報が示す不在モード設定継続時間で更新する(S104)。
【0035】
なお、S101において、所定時間内にいずれの不在モード設定キー1052も押下されなかった場合には(S101でNO)、本フローを終了する。
【0036】
図4(B)は、不在モード設定情報記憶部106に記憶されている不在理由の更新処理を説明するためのフロー図である。このフローは、ユーザにより不在理由設定キー1054が押下されることにより開始される。
【0037】
まず、不在モード設定情報登録部112は、不在理由設定キー1054の押下に続いて、所定時間内にいずれかの不在モード設定キー1052が押下されるのを待つ(S111)。この際、不在モード設定情報登録部112は、不在理由を更新したいと考える不在モード設定キー1052の押下をユーザに促すメッセージを表示部104に表示してもよい。
【0038】
つぎに、不在モード設定情報登録部112は、継続時間設定キー1053の押下から所定時間内にいずれかの不在モード設定キー1052の押下を検知すると(S111でYES)、不在モード設定情報記憶部106を参照して、押下された不在モード設定キー105のキーIDがフィールド1061に登録されている不在モード設定情報レコード1060を特定する(S112)。
【0039】
つぎに、不在モード設定情報登録部112は、ユーザによっていずれかのダイヤルキー1051が押下されるのを待つ(S113)、この際、不在モード設定情報登録部112は、不在理由記憶部107に登録されている不在理由候補のレコード1070を読み出して、不在理由とこの不在理由が割り当てられたダイヤルキー1051との対応関係を、表示部104に表示してもよい。
【0040】
つぎに、不在モード設定情報登録部112は、いずれかのダイヤルキー1051が押下されると(S113でYES)、不在理由記憶部107を参照して、押下されたダイヤルキー1051の識別情報がフィールド1072に登録されている不在理由候補レコード1070を特定する(S114)。それから、不在モード設定情報登録部112は、S112において特定した不在モード設定情報レコード1060のフィールド1062に登録されている不在理由を、S114において特定した不在理由候補レコード1070のフィールド1071に登録されている不在理由で更新する(S115)。
【0041】
なお、S111において、所定時間内にいずれも不在モード設定キー1052も押下されなかった場合には(S111でNO)、本フローを終了する。
【0042】
図5(A)は、不在モードの設定処理を説明するためのフロー図である。このフローは、ユーザにより、所定時間内にいずれかの不在モード設定キー1052のみが押下されること(例えば、直前に継続時間設定キー1053あるいは不在理由設定キー1054が押下されることなく、直接いずれかの不在モード設定キー1052が押下されること)により開始される。
【0043】
まず、不在モード設定部113は、不在モード設定情報記憶部106を参照して、押下された不在モード設定キー1052のキーIDがフィールド1061に登録されている不在モード設定情報レコード1060を特定する(S121)。
【0044】
つぎに、不在モード設定部113は、不在モード設定情報記憶部106に記憶されている全ての不在モード設定情報レコード1060について、フィールド1064に登録されている不在モード状態を「解除」に更新するとともに、フィールド1065に登録されている不在モード設定解除予定時刻をクリアする(S122)。
【0045】
それから、不在モード設定部113は、S121で特定した不在モード設定情報レコード1060のフィールド1064に登録されている不在モード状態を「解除」から「設定動作中」に更新する(S123)。
【0046】
つぎに、不在モード設定部113は、時計部111から現在時刻を取得し、現在時刻から、S121で特定した不在モード設定情報レコード1060のフィールド1063に登録されている不在モード設定継続時間後の時刻を算出する(S124)。そして、このとき算出した時刻を、不在モード設定解除予定時刻として、この不在モード設定情報レコード1060のフィールド1065に登録する(S125)。以上により、電話装置1が不在モードに設定される。
【0047】
図5(B)は、不在モードの設定解除処理を説明するためのフロー図である。このフローは、
図5(A)に示す不在モードの設定処理によって電話装置1の動作モードが不在モードに設定されることにより開始される。
【0048】
不在モード設定部113は、ユーザによる設定解除キー1055の押下のイベント、または人検知センサ110による継続的な人検知のイベントの発生を待つ(S131、S132)。
【0049】
不在モード設定部113は、ユーザにより設定解除キー1055が押下されると(S131でYES)、不在モード設定情報記憶部106に記憶されている全ての不在モード設定情報レコード1060について、フィールド1064に登録されている不在モード状態を「解除」に更新するとともに、フィールド1065に登録されている不在モード設定解除予定時刻をクリアする(S134)。これにより、設定動作中の不在モードが解除される。
【0050】
また、不在モード設定部113は、人検知センサ110によって電話装置1の近傍で人が検知されている状態が所定時間(例えば3分)以上継続した場合(S132でYES)、不在モード設定開始から所定時間(猶予時間)が経過しているか否かを調べる(S133)。ここで、不在モード設定開始時刻は、設定動作中の不在モードに対応する不在モード設定情報レコード1060(フィールド1064に不在モード状態として「設定動作中」が登録されている不在モード設定情報レコード1060)のフィールド1065に登録された不在モード設定解除予定時刻よりも、フィールド1063に登録された不在モード設定継続時間前の時刻として算出される。また、猶予時間は、例えば、不在モード設定継続時間の1/5の時間等、不在モード設定継続時間に基づき定まる時間に決定される。
【0051】
不在モード設定開始時刻から猶予時間を経過した場合(S133でYES)、不在モード設定部113は、不在モード設定情報記憶部106に記憶されている全ての不在モード設定情報レコード1060について、フィールド1064に登録されている不在モード状態を「解除」に更新するとともに、フィールド1065に登録されている不在モード設定解除予定時刻をクリアする(S134)。これにより、設定動作中の不在モードが解除される。
【0052】
図6は、電話装置1の着信処理を説明するためのフロー図である。このフローは、電話網から電話装置1に着信することにより開始される。
【0053】
まず、呼制御部101は、電話網から着信があったことを不在モード制御部114に通知する。これを受けて、不在モード制御部114は、不在モード設定情報記憶部106を参照し、フィールド1064の不在モード状態が「設定動作中」となっている不在モード設定情報レコード1060の有無を調べる(S141)。
【0054】
該当する不在モード設定情報レコード1060が存在しないならば(S141でNO)、不在モード制御部114は、呼制御部101に対して通常の着信処理を指示する。これを受けて、呼制御部101は、電話装置1を着信鳴動させ、既存の一般的な着信処理を実施する(S142)。
【0055】
一方、フィールド1064の不在モード状態が「設定動作中」となっている不在モード設定情報レコード1060が存在するならば(S141でYES)、不在モード制御部114は、呼制御部101に自動着信応答を指示する。これを受けて、呼制御部101は、自動着信応答して、電話網を介して発信元の相手装置との間に通話路を確立する(S143)。
【0056】
不在モード制御部114は、S143において発信元の相手装置との間に通話路が確立されたならば、暗証番号記憶部109に暗証番号が登録されているか否かを調べる(S144)。暗証番号記憶部109に暗証番号が登録されていないならば(S144でNO)、S148に進む。一方、暗証番号記憶部109に暗証番号が登録されているならば(S144でYES)、不在モード制御部114は、通話制御部102に暗証番号の受付を指示する。これを受けて、通話制御部102は、発信元の相手装置との間に確立されている通話路に、暗証番号の入力を促す所定の音声メッセージを送出して、所定時間(例えば30秒)、この通話路を介して発信元の相手装置から、暗証番号を表すDTMF信号列が送られてくるのを待つ。そして、電話網インターフェース部100を介してDTMF信号列を受信したならば、このDTMF信号列が表す暗証番号を不在モード制御部114に通知する。DTMF信号列を受信しなかったならば、暗証番号が未入力である旨を不在モード制御部114に通知する(S145)。
【0057】
つぎに、不在モード制御部114は、通話制御部102から通知された暗証番号が暗証番号記憶部109に登録されている暗証番号と一致するか否かを調べる(S146)。両者が不一致、または通話制御部102から暗証番号が未入力である旨を通知されている場合(S146でYES)、不在モード制御部114は、利用条件「暗証番号不一致」に対応付けられて定型メッセージ記憶部108に記憶されている標準定型文(例えば「ただいま不在にしております。」)を読み出して、これを不在メッセージとして採用する(S147)。そして、この不在メッセージを通話制御部102に渡して、S151に進む。
【0058】
一方、通話制御部102から通知された暗証番号が、暗証番号記憶部109に登録されている暗証番号と一致する場合(S146でNO)、S148に進む。
【0059】
暗証番号記憶部109に暗証番号が登録されていなかった場合、または、通話制御部102から通知された暗証番号と暗証番号記憶部109に登録された暗証番号とが一致した場合、S148において、不在モード制御部114は、時計部111から現在時刻を取得するとともに、S141において特定した、フィールド1064の不在モード状態が「設定動作中」となっている不在モード設定情報レコード1060のフィールド1062、1065から不在理由、不在モード設定解除予定時刻を取得する。そして、現在時刻が不在モード設定解除予定時刻前であるか否かを判断する(S148)。
【0060】
現在時刻が不在モード設定解除予定時刻前である場合(S148でYES)、不在モード制御部114は、利用条件「不在モード設定解除予定時刻前」に対応付けられて定型メッセージ記憶部108に記憶されている定型文(例えば「ただいま<不在理由>のため不在にしております。<不在モード設定解除予定時刻>頃には戻る予定でおります。」)を読み出して、この定型文の<不在理由>タグ、<不在モード設定解除予定時刻>タグに、S141において特定した不在モード設定情報レコード1060から取得した不在理由、不在モード設定解除予定時刻を挿入することにより、不在メッセージを作成する(S149)。そして、この不在メッセージを通話制御部102に渡して、S151に進む。
【0061】
一方、現在時刻が不在モード設定解除予定時刻以後である場合(S148でNO)、不在モード制御部114は、利用条件「不在モード設定解除予定時刻以降」に対応付けられて定型メッセージ記憶部108に記憶されている定型文(例えば「ただいま<不在理由>のため不在にしております。<不在モード設定解除予定時刻>頃に戻る予定でしたが、遅れています。」)を読み出して、この定型文の<不在理由>タグ、<不在モード設定解除予定時刻>タグに、S141において特定した不在モード設定情報レコード1060から取得した不在理由、不在モード設定解除予定時刻を挿入することにより、不在メッセージを作成する(S150)。そして、この不在メッセージを通話制御部102に渡して、S151に進む。
【0062】
S151において、通話制御部102は、不在モード制御部114から受け取った不在メッセージに対して既存の音声読上処理を行い、この不在メッセージの音声データを、発信元の相手装置との間に確立されている通話路に送出する(S151)。
【0063】
つぎに、不在モード制御部114は、呼制御部101に対して終話を指示する。これを受けて、呼制御部101は、終話処理を行って、発信元の相手装置との間に確立されている通話路を切断する(S152)。
【0064】
以上、本実施の形態について説明した。
【0065】
本実施の形態に係る電話装置1は、不在モード設定継続時間が割り当てられた不在モード設定キー1052を少なくとも一つ備えている。そして、ユーザによっていずれかの不在モード設定キー1052が押下されたならば、電話装置1の動作モードを、押下された不在モード設定キー1052に割り当てられている不在モード設定継続時間後の時刻を不在モード設定解除予定時刻とする不在モードに設定する。また、不在モードの設定動作中に着信があったならば、自動着信応答して、不在モード設定解除予定時刻を含む不在メッセージを発信元に送出する。このため、ユーザは、所望の不在モード設定キー1052を押下するだけで、電話装置1を、この不在モード設定キー1052に割り当てられている不在モード設定継続時間後の時刻を不在モード設定解除予定時刻とする不在モードに設定することができる。したがって、簡単な操作で、不在モード設定の解除予定時刻の指定を伴う不在モードを設定することができる。
【0066】
また、本実施の形態に係る電話装置1は、継続時間設定キー1053を備えている。ユーザによって継続時間設定キー1053が押下された場合、いずれかの不在モード設定キー1052の押下およびダイヤルキー群1051の操作を受け付け、ダイヤルキー群1051の操作により入力された数値情報が表す時間を、押下された不在モード設定キー1052に割り当てる不在モード設定継続時間として、不在モード設定情報記憶部106に記憶させる。したがって、ユーザは、継続時間設定キー1053の押下に続けて、所望の不在モード設定キー1052を押下し、ダイヤルキー群1051を使って不在モード設定継続時間を入力するだけで、所望の不在モード設定キー1052に割り当てる不在モード設定継続時間を簡単に更新することができる。
【0067】
また、本実施の形態に係る電話装置1は、不在モードの設定動作中に自動着信応答した場合に、現在時刻が不在モード設定解除予定時刻を過ぎているか否かに応じて、不在メッセージの内容を異ならせている。すなわち、現在時刻が不在モード設定解除予定時刻前の場合は、不在モード設定解除予定時刻までに戻ってくる予定である旨の不在メッセージを発信元の相手装置に送出する。一方、現在時刻が不在モード設定解除予定時刻以降の場合は、不在モード設定解除予定時刻を過ぎているが戻ってきていない旨の不在メッセージの音声データを発信元の相手装置に送出する。このように、ユーザが戻ってくる時刻の予測がつく段階とそうでない段階とで、不在メッセージの内容を変えることにより、より的確に状況を発信元の相手装置に伝えることができる。
【0068】
また、本実施の形態に係る電話装置1は、電話装置1の近傍の人を検知する人検知センサ110を備えている。不在モードの設定動作中に、人検知センサ110が自電話装置1の近傍で人を検知したならば、不在モードの設定を解除する。このため、会議、外出等から戻ってきたユーザが不在モードの設定を解除し忘れてしまい、不在モードの状態が続いてしまう事態が発生するのを防止できる。
【0069】
また、本実施の形態に係る電話装置1は、不在モードの設定動作中に自動着信応答した場合に暗証番号記憶部109に暗証番号が記憶されているならば、発信元の相手装置から暗証番号を受信し、この暗証番号が暗証番号記憶部109に記憶されている暗証番号と一致するときのみ、不在モード設定解除予定時刻および不在理由を含む不在メッセージを発信元の相手装置に送出する。したがって、本実施の形態によれば、不在理由および不在モード設定解除予定時刻がプライベートな情報である場合に、これらの情報を、暗証番号を知っている発信元に対してのみ通知することができる。
【0070】
また、本実施の形態に係る電話装置1は、不在モードの設定動作中に自動着信応答した発信元に送出する不在メッセージに、この不在モードの設定のために押下された不在モード設定キー1052に割り当てられて不在モード設定情報記憶部106に記憶されている不在理由を含める。また、電話装置1は、不在理由設定キー1054を備えており、ユーザによって不在理由設定キー1054が押下された場合に、いずれかの不在モード設定キー1052の押下およびダイヤルキー1051の押下を受け付け、押下されたダイヤルキー1051に割り当てられた不在理由の候補を、押下された不在モード設定キー1052に割り当てる不在理由として、不在モード設定情報記憶部106に記憶する。したがって、ユーザは、不在理由設定キー1054の押下に続けて、所望の不在モード設定キー1052を押下し、ダイヤルキー群1051を使って不在理由を選択するだけで、所望の不在モード設定キー1052に割り当てる不在理由を簡単に更新することができる。
【0071】
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
【0072】
例えば、上記の実施の形態において、人検知センサ110として、電話装置1の近傍にいる人が携帯する無線タグからユーザIDを読み取る無線タグリーダを用いてもよい。そして、不在モード制御部114は、不在モードの設定動作中に無線タグリーダがユーザIDを読み取ったならば、このユーザIDが、電話装置1に予め登録されているユーザのユーザIDと一致する場合にのみ、不在モードの設定を解除するようにしてもよい。このようにすることにより、電話装置1のユーザが電話装置1に近づいた場合、つまり会議、外出等から戻ってきた場合にのみ、不在モードの設定を解除することができる。
【0073】
また、上記の実施の形態において、不在モード制御部114は、不在モードの設定動作中に自動着信応答した場合に、不在モード設定解除予定時刻を含む不在メッセージに代えて、不在モード設定解除予定時刻までの残り時間を含む不在メッセージを作成し、通話制御部102に、この不在メッセージの音声データを発信元へ送出させるようにしてもよい。例えば、定型文「ただいま<不在理由>のため不在にしております。あと<不在モード設定解除予定時刻までの残り時間>位で戻る予定でおります。」において、<不在理由>タグ、<不在モード設定解除予定時刻までの残り時間>タグに、不在理由、現在時刻から不在モード設定解除予定時刻までの残り時間を挿入することにより、不在メッセージを作成し、通話制御部102に、この不在メッセージの音声データを発信元の相手装置へ送出させる。
【0074】
本実施の形態においては、ユーザが、不在モード設定キー1052に不在理由および不在モード設定継続時間をあらかじめ設定しているが、常に、このようにする必要はない。例えば、不在モード設定継続時間が変動しやすい不在理由については、いずれかの不在モード設定キー1052にその不在理由のみをあらかじめ設定しておき、対応する不在モード設定情報レコード1060のフィールド1063に不在モード設定継続時間が未登録のままとしてもよい。そして、ユーザが、不在モード設定のために押下した不在モード設定キー1052に対応する不在モード設定情報レコード1060のフィールド1063に不在モード設定継続時間が未登録の場合、不在モード設定部113は、上述の不在モードの設定処理のS124において、不在モード設定継続時間の入力をユーザに求め、入力された不在モード設定継続時間から不在モード設定解除予定時刻を算出すればよい。
【0075】
また、上記の実施の形態において、
図1に示す電話装置1の機能構成は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、およびFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積ロジックICによりハード的に実現されるものでもよいし、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)などの計算機によりソフトウエア的に実現されるものでもよい。もしくは、CPU、メモリ、HDD、DVD−ROM等の補助記憶装置、およびNIC(Network Interface Card)、モデム等の通信インターフェースを備えたPC(Personal Computer)等の汎用コンピュータにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することで実現されるものでもよい。