(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記作業履歴情報は、所定の作業に出動した前記作業員の人数、所定の作業に出動した前記作業員の年齢、所定の作業に出動した前記作業員の役職、所定の作業に出動した前記作業員の所属拠点、前記各作業員の作業頻度の少なくともいずれかの情報を含む請求項1乃至3のいずれか一に記載の教育支援装置。
前記作業要請履歴情報は、前記各顧客に関する顧客情報、前記各顧客の作業要請頻度の少なくともいずれかの情報を含む請求項1乃至4のいずれか一に記載の教育支援装置。
【発明を実施するための形態】
【0018】
初めに、
図1を用いて一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、この概要の記載はなんらの限定を意図するものではない。
【0019】
上述の通り、状況に応じて、効率的に作業員を教育することに貢献する教育支援装置が望まれる。
【0020】
そこで、一例として
図1に示す教育支援装置100を提供する。教育支援装置100は、能力情報取得部101と、作業履歴取得部102と、作業要請履歴取得部103と、教育優先度判定部104と、を備える。
【0021】
まず、能力情報取得部101は、1又は2以上の作業員の能力に関する、能力情報を取得する。例えば、能力情報は、作業員の保有資格、保有知識、教育講座等の受講履歴、作業経験等に関する情報であっても良い。
【0022】
そして、作業履歴取得部102は、1又は2以上の作業員の作業履歴に関する、作業履歴情報を取得する。作業履歴情報は、作業内容等の情報が蓄積された履歴が好ましい。
【0023】
そして、作業要請履歴情報取得部103は、1又は2以上の顧客からの作業要請に関する、作業要請履歴情報を取得する。作業要請履歴情報は、作業の要請に関する情報が蓄積された履歴が好ましい。例えば、作業要請情報は、作業を要請した顧客名、顧客の所在地、顧客が作業を要請する頻度等の情報を含んでいても良い。
【0024】
そして、教育優先度判定部104は、能力情報、作業履歴情報、作業要請履歴情報に基づいて、各作業員に対する教育内容の教育優先度を判定する。
【0025】
つまり、教育支援装置100は、実際の業務状況(作業履歴情報、及び作業要請履歴情報)、及び各作業員の能力(能力情報)に応じて、各作業員に適切な教育内容を判定する。つまり、教育支援装置100を利用すれば、事業者等は、無駄のない教育を、作業員に受けさせることができる。従って、教育支援装置100は、状況に応じて、効率的に作業員を教育する貢献する。
【0026】
[第1の実施形態]
第1の実施形態について、図面を用いてより詳細に説明する。
【0027】
図2は、本実施形態に係る教育支援システム1の一例を示す図である。教育支援システム1は、作業管理装置2と、教育支援装置3と、を含んで構成される。そして、作業管理装置2と、は、ネットワーク4を介して接続される。また、作業管理装置2、教育支援装置3と、作業員5が所有する情報機器(図示せず)は、ネットワーク4を介して、作業管理装置2、及び教育支援装置3と接続する。なお、
図2は、本実施形態に係る教育支援システム1を
図2で示す形態に限定する趣旨ではない。
【0028】
作業管理装置2は、1又は2以上の作業員の作業、及び作業履歴情報を管理する。また、作業管理装置2は、1又は2位以上の顧客からの作業要請、及び作業要請履歴情報を管理する。ここで、作業管理装置2は、1又は2以上の作業要請に対応する情報を含む、作業履歴情報、及び作業要請履歴情報を蓄積する。
【0029】
また、作業管理装置2は、作業要請に応じて、作業員5に作業指示を行う。ここで、顧客が要請する作業は、作業員が、所定の能力を有する必要がある作業を含む。例えば、顧客が要請する作業は、システムの保守作業、機器等の保守作業、システムの構築作業、機器の構築作業等であっても良い。なお、顧客が要請する作業の詳細は問わない。
【0030】
教育支援装置3は、作業員の能力情報を管理する。さらに、教育支援装置3は、作業員に対する教育内容の優先度を管理する。作業員の能力情報とは、作業員の保有資格、保有知識、教育講座等の受講履歴、作業経験等の情報を含むことが好ましい。また、能力情報は、作業員の所属拠点、年齢、役職等の情報を含んでも良い。
【0031】
ネットワーク4は、インターネット、LAN(Local Area Network)等のネットワークを含む。ネットワークは、各種の方式があるが、その詳細は問わない。
【0032】
作業員5は、作業管理装置2からの作業指示に従って、作業を行う。
【0033】
図3は、作業管理装置2の内部構成の一例を示すブロック図である。作業管理装置2は、作業管理装置通信部21と、作業要請情報取得部22と、作業員決定部23と、作業指示部24と、作業履歴記憶部25と、作業要請履歴記憶部26と、を含んで構成される。
図3は、簡単のため、本実施形態に係る作業管理装置2に関係するモジュールを主に記載する。
【0034】
また、
図4は、教育支援装置3の内部構成の一例を示すブロック図である。教育支援装置3は、教育支援装置通信部31と、能力情報取得部32と、能力情報記憶部33と、作業履歴取得部34と、作業要請情報取得部35と、不足能力情報推定部36と、教育優先度判定部37と、教育対象者決定部38と、を含んで構成される。
図4は、簡単のため、本実施形態に係る教育支援装置3に関係するモジュールを主に記載する。
【0035】
まず、作業管理装置2の内部構成の詳細について説明する。
【0036】
作業管理装置通信部21は、教育支援装置3と通信する。また、作業員が情報機器を所有する場合、作業管理装置21は、作業員が所有する情報機器と通信する。具体的には、作業管理装置通信部21は、作業履歴記憶部25が記憶する、作業履歴情報を教育支援装置3に送信する。また、作業管理装置通信部21は、作業要請履歴記憶部26が記憶する、作業要請履歴情報を、教育支援装置3に送信する。また、作業管理装置通信部21は、作業員等が所有する情報機器に、作業指示を送信する。また、作業員の所属拠点に作業指示を送信しても良い。
【0037】
作業員が所有する情報機器は、通信機能を備える機器であれば、その詳細は問わない。例えば、作業員が所有する情報機器は、スマートフォン、携帯電話、ゲーム機、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、PDA(Personal Data Assistants;携帯情報端末)等の機器であっても良い。
【0038】
作業要請情報取得部22は、顧客から作業要請に関する情報を取得する。例えば、作業要請情報取得部22は、顧客からの電話を着信しても良い。その場合、作業要請情報取得部22は、合成音声で顧客からの電話に応答しても良い。そして、作業要請情報取得部22は、顧客の声を音声認識し、顧客名、作業対象の製品、作業内容、作業場所等の情報を抽出してもよい。
【0039】
または、オペレータが顧客からの作業要請の電話に応答しても良い。そして、オペレータが、要請された作業内容、顧客名等の情報を作業管理装置2に対して入力しても良い。そして、作業要請情報取得部22は、入力された情報を、作業要請情報として取得しても良い。
【0040】
あるいは、作業管理装置2の管理者等は、作業要請を受け付けるWebページ等を提供しても良い。その場合、顧客は、そのWebページに要請する作業内容、顧客名等の情報を入力する。そして、作業要請情報取得部22は、入力された情報を、作業要請情報として取得しても良い。なお、作業要請の取得方法は、各種あるが、その詳細は問わない。
【0041】
作業員決定部23は、要請された作業に出動する作業員(以下、出動作業員と呼ぶ)を決定する。
【0042】
具体的には、作業員決定部23は、作業要請情報、及び作業員の能力情報に基づいて、出動作業員を決定する。より具体的には、教育支援装置3の能力情報記憶部33は、1又は2以上の作業員の能力情報を記憶する。そして、作業員決定部23は、能力情報記憶部33から1又は2以上の作業員の能力情報を取得する。そして、作業員決定部23は、取得した能力情報に基づいて、要請された作業に必要な能力を備え、作業可能な作業員を選択する。
【0043】
ここで、作業員決定部23は、要請された作業に必要な能力を満たすように、2以上の作業員の組み合わせ(チーム)を、出動作業員として決定しても良い。なお、能力情報記憶部33、及び能力情報の詳細については、後述する。
【0044】
また、作業員決定部23は、作業要請情報、及び作業員の能力情報、及び作業員の所属拠点に基づいて、出動作業員を決定しても良い。具体的には、作業員決定部23は、要請された作業に必要な能力を備え、所属拠点から出動可能な作業員を、出動作業員として決定しても良い。より具体的には、作業員決定部23は、作業員の所属拠点と、要請された作業を行う場所と、の距離が、所定の距離以内である作業員から、出動作業員を選択しても良い。
【0045】
図5は、作業要請情報、及び出動作業員を示す図である。具体的には、所定の作業要請に関して、顧客要求能力、出動作業員、顧客所在地を示す。ここで、顧客要求能力とは、養成された作業を行うために必要な能力を意味する。
図5の場合、能力A、及び能力D、及び能力Eを必要とする作業を要請された場合の一例である。そして、
図5は、作業員決定部23が、顧客要求能力を備える作業員a、作業員cを、出動作業員として決定することを示す。
【0046】
作業指示部24は、出動作業員に対して、作業指示を実行する。例えば、作業指示部24は、出動作業員が所有する情報機器に、電子メール等を用いて、作業指示、作業要請情報等を送信しても良い。または、作業指示部24は、出動作業員の所属拠点に、電子メール等を用いて、作業指示、作業要請情報等を送信しても良い。あるいは、作業管理装置2が、表示部(図示せず)を備える場合、作業指示部24は、表示部に作業指示を表示しても良い。なお、作業指示の方法は各種あるが、その詳細は問わない。
【0047】
作業履歴記憶部25は、1又は2以上の作業員の作業履歴に関する、作業履歴情報を記憶する。具体的には、作業履歴情報は、
(1−1)所定の作業に出動した作業員の人数
(1−2)所定の作業に出動した作業員の年齢
(1−3)所定の作業に出動した作業員の役職
(1−4)所定の作業に出動した作業員の所属拠点
(1−5)各作業員の作業頻度
の少なくともいずれかの情報を含むことが好ましい。つまり、作業履歴記憶部25は、要請された作業毎に、上記(1−1)〜(1−5)の少なくともいずれかの情報を記憶することが好ましい。
【0048】
上記(1−1)は、2以上の作業員の組み合わせを出動作業員とする場合に、その作業員の組み合わせを構成する、作業員の人数を意味する。例えば、
図5の場合、上記(1−1)は、2人(作業員aと作業員c)である。組み合わせを構成する作業員の人数が多いほど、対象の作業を行うことが可能な能力を備える、作業員が不足している可能性が高い。つまり、組み合わせを構成する作業員の人数が減少しても、対象の作業を行えるように、作業員を教育する必要がある。そこで、作業履歴記憶部25は、作業履歴情報として、上記(1−1)を記憶することが好ましい。
【0049】
また、出動作業員の年齢が高いほど、その出動作業員が定年退職するまでの年数が短い。そこで、当該出動作業員が定年退職後も、他の作業員が対象の作業を行えるように、他の作業員を教育する必要がある。そこで、作業履歴記憶部25は、作業履歴情報として、上記(1−2)を記憶することが好ましい。
【0050】
また、出動作業員の役職が高いほど、その出動作業員が管理職に昇進する可能性が高い。そこで、当該出動作業員が管理職に昇進後も、他の作業員が対象の作業を行えるように、他の作業員を教育する必要がある。そこで、作業履歴記憶部25は、作業履歴情報として、上記(1−3)を記憶することが好ましい。
【0051】
また、特定の拠点に所属する作業員の出動頻度が、所定の閾値を超える場合、他の拠点の作業員の能力向上が必要であることを意味する。また、出動作業員が、作業員の組み合わせである場合に、2以上の拠点の作業員の組み合わせである場合を考える。その場合、各拠点の作業員の能力向上が必要であることを意味する。そこで、作業履歴記憶部25は、作業履歴情報として、上記(1−4)を記憶することが好ましい。
【0052】
また、特定の作業員の出動頻度が、所定の閾値を超える場合、他の作業員の能力向上が必要であることを意味する。そこで、作業履歴記憶部25は、作業履歴情報として、上記(1−5)を記憶することが好ましい。
【0053】
作業要請履歴記憶部26は、1又は2以上の顧客からの作業要請に関する、作業要請履歴情報を記憶する。具体的には、作業要請履歴情報は、
(2−1)各顧客に関する顧客情報
(2−2)各顧客の作業要請の頻度(以下、各顧客の作業要請頻度と呼ぶ)
の少なくともいずれかの情報を含むことが好ましい。
【0054】
上記(2−1)に示す顧客情報とは、顧客名、顧客の所在地、顧客が使用する製品名等の情報を意味する。例えば、営業上において重要な顧客、又は経営上において重要な製品(主力製品等)の顧客(以下、重要顧客と呼ぶ)ほど、障害発生時等に迅速に対応することが好ましい。そこで、作業要請履歴記憶部26は、重要顧客であるか否かを判断するための情報を記憶することが好ましい。そして、重要顧客ほど、その需要顧客からの作業要請に対応可能である、作業員を増加するように、教育をすることが好ましい。そのため、作業要請履歴記憶部26は、作業要請履歴情報として、上記(2−1)を記憶することが好ましい。
【0055】
また、特定の顧客からの作業要請頻度が、所定の閾値を超える場合、当該顧客の作業要請に出動可能な作業員を増加するように、作業員を教育することが好ましい。なぜなら、作業員は、特定の顧客の作業要請に対応する時間が増えるほど、他の作業要請に対応する時間が減少するからである。そこで、作業要請履歴記憶部26は、上記(2−2)を記憶することが好ましい。
【0056】
次に、教育支援装置3の内部構成の詳細について説明する。
【0057】
教育支援装置通信部31は、作業管理装置2と通信する。
【0058】
能力情報取得部32は、1又は2以上の作業員の能力に関する、能力情報を取得する。例えば、作業員自身、又は作業員の管理者等は、教育支援装置の操作部(図示せず)を介して、作業員の保有資格等の情報を入力しても良い。そして、能力情報取得部32は、入力された情報を、能力情報として取得しても良い。
【0059】
能力情報記憶部33は、能力情報取得部32が取得した、能力情報を記憶する。例えば、能力情報記憶部33は、作業員毎に、能力、所属拠点、年齢、役職等の情報をしても良い。なお、保有能力とは、作業員の保有資格、保有知識、教育講座等の受講履歴、作業経験等の情報を意味する。能力情報記憶部33は、作業員毎に、所定の資格等を保有するか否か、を記憶しても良い。または、能力情報記憶部33は、作業員毎に、所定の資格等の習熟度、レベル等を記憶しても良い。
【0060】
図6は、能力情報の一例を示す図である。具体的には、
図6は、作業員a、作業員b、作業員c、作業員d、作業員eの能力情報を示す。そして、
図6は、作業員毎の、保有能力、所属拠点、年齢、役職を示す。
図6において、保有能力○は、対応する作業員が、対応する能力を保有することを示す。一方、
図6において、保有能力×は、対応する作業員が、対応する能力を保有しないことを示す。例えば、
図5に示す顧客要求能力(能力A、能力D、能力E)を満たす作業員は、
図6に示す作業員dと作業員eであっても良い。なぜなら、作業員dは、能力A、能力B、能力Dを保有する。また、作業員eは、能力D、能力Eを保有する。そのため、作業員dと作業員eの組み合わせは、
図5に示す顧客要求能力を満たす。
【0061】
作業履歴取得部34は、1又は2以上の作業員の作業履歴に関する、作業履歴情報を取得する。具体的には、作業履歴取得部34は、作業履歴記憶部25にアクセスし、作業履歴情報を取得する。その際、作業履歴取得部34は、所定の拠点、又は地域に関連する作業の作業履歴情報を抽出して、取得しても良い。または、作業履歴取得部34は、所定の顧客、製品等に関連する作業履歴情報を抽出して、取得しても良い。
【0062】
作業要請履歴取得部35は、1又は2以上の顧客からの作業要請に関する、作業要請履歴情報を取得する。具体的には、作業要請履歴取得部35は、作業要請履歴記憶部26にアクセスし、作業要請履歴情報を取得する。その際、作業要請履歴取得部35は、所定の顧客に関連する拠点、又は地域に関連する作業の作業要請履歴情報を抽出して、取得しても良い。または、作業要請履歴取得部35は、所定の顧客、製品等に関連する作業要請履歴情報を抽出して、取得しても良い。
【0063】
不足能力情報推定部36は、能力情報、作業履歴情報、作業要請履歴情報に基づいて、不足能力情報を推定する。不足能力情報とは、各作業員、又は各拠点の作業員において、不足している能力を意味する。つまり、不足能力情報とは、各作業員、又は各拠点の作業員に対して、教育をすることが必要な情報を意味する。また、不足能力情報推定部36は、所定の範囲の地域毎に、不足能力情報を推定しても良い。
【0064】
教育優先度判定部37は、能力情報、作業履歴情報、作業要請履歴情報に基づいて、各作業員に対する教育優先度を判定する。教育優先度判定部37は、作業履歴情報の種類毎に重み付けし、教育優先度を判定しても良い。具体的には、教育優先度判定部37は、上記の(1−1)〜(1−5)に示す、作業履歴情報の種類毎に、重みを設定しても良い。例えば、教育優先度判定部37は、作業員の所属拠点毎に、重みを設定しても良い。
【0065】
また、教育優先度判定部37は、作業要請履歴情報の種類毎に重み付けし、教育優先度を判定しても良い。具体的には、教育優先度判定部37は、上記の(2−1)、(2−2)に示す、作業要請履歴情報の種類毎に、重みを設定しても良い。例えば、教育優先度判定部37は、顧客毎に、重みを設定しても良い。なお、教育優先度の判定処理の詳細は、後述する。
【0066】
また、教育優先度判定部37は、所定の範囲の地域毎に、教育優先度を判定しても良い。具体的には、教育優先度判定部37は、所定の範囲の地域の作業履歴情報、作業要請履歴情報を取得する。さらに、教育優先度判定部37は、所定の範囲の地域内に所属拠点がある、作業員の能力情報を取得する。そして、教育優先度判定部37は、所定の範囲の地域に対応する、作業履歴情報、作業要請履歴情報、能力情報に基づいて、教育優先度を判定する。
【0067】
教育対象者決定部38は、不足能力情報に基づいて、作業員から、教育対象者を決定する。教育対象者決定部38は、不足能力を克服するための教育が必要である、作業員を決定する。
【0068】
次に、教育支援システム1の動作について説明する。
【0069】
図7は、教育支援システム1の動作の一例を示すフローチャートである。
【0070】
ステップS1において、作業履歴取得部34は、作業履歴情報を取得する。
【0071】
ステップS2において、作業要請履歴取得部35は、作業要請履歴情報を取得する。
【0072】
ステップS3において、能力情報取得部32は、各作業員の能力情報を取得する。そして、能力情報取得部32は、能力情報記憶部33に、取得した能力情報を格納する。
【0073】
ステップS4において、不足能力情報推定部36は、能力情報、及び作業履歴情報、及び作業要請履歴情報に基づいて、不足能力情報を推定する。
【0074】
ステップS5において、教育優先度判定部37は、能力情報、作業履歴情報、作業要請履歴情報に基づいて、教育優先度を範定する。
【0075】
ステップS6において、教育対象者判定部38は、不足能力情報に基づいて、教育対象者を決定する。
【0076】
以下、不足能力情報を推定する処理(ステップS4)、及び教育優先度を判定する処理(ステップS5)について、詳細に説明する。
【0077】
以下に示す、ケース(3−1)乃至ケース(3−8)は、作業履歴情報、及び作業要請履歴情報の具体例の一例である。
【0078】
ケース(3−1)
ケース(3−1)は、2以上の作業員の組み合わせが作業をした履歴を、作業履歴情報が含む場合である。
【0079】
ケース(3−1)の場合、不足能力情報推定部36は、ケース(3−1)に対応する作業の発生率、又は当該作業の発生件数を算出する。そして、不足能力情報推定部36は、算出した当該作業の発生率、又は当該作業の発生件数に基づいて、不足能力情報を推定する。さらに、不足能力情報推定部36は、当該作業に必要な能力を取得させるために、教育を必要とする作業員の人数を推定しても良い。
【0080】
また、ケース(3−1)の場合、教育優先度判定部37は、ケース(3−1)に対応する作業の発生率、又は当該作業の発生件数に基づいて、必要な能力を取得させるための教育優先度を判定しても良い。その際に、教育優先度判定部37は、出動作業員の人数に基づいて、重み付けをしても良い。
【0081】
ケース(3−2)
ケース(3−2)は、2以上の所属拠点の作業員組み合わせが作業をした履歴を、作業履歴情報が含む場合である。
【0082】
ケース(3−2)の場合、不足能力情報推定部36は、ケース(3−2)に対応する作業の発生率、又は当該作業の発生件数を算出する。そして、不足能力情報推定部36は、算出した当該作業の発生率、又は当該作業の発生件数に基づいて、不足能力情報を推定する。さらに、不足能力情報推定部36は、当該作業に必要な能力を取得させるために、教育を必要とする作業員の人数を推定しても良い。
【0083】
また、ケース(3−2)の場合、教育優先度判定部37は、ケース(3−2)に対応する作業の発生率、又は当該作業の発生件数に基づいて、必要な能力を取得するための教育優先度を判定しても良い。また、その際に、教育優先度判定部37は、該当する拠点の数に基づいて、重み付けをしても良い。
【0084】
ケース(3−3)
ケース(3−3)は、所定の作業に対して、出動作業員の数が所定の閾値より少ない作業の履歴を、作業履歴情報が含む場合である。
【0085】
ケース(3−3)の場合、不足能力情報推定部36は、出動作業員の人数と、予め定めた所定の閾値の人数と、の差分の人数を、教育を必要とする作業員の人数として推定しても良い。例えば、不足能力情報推定部36は、出動作業員の人数と、対象の作業に対して経験的に求めた、必要な作業員の人数と、の差分の人数を算出しても良い。
【0086】
また、ケース(3−3)の場合、教育優先度判定部37は、出動作業員の人数と、予め定めた所定の閾値の人数と、の差分の人数に基づいて、必要な能力を取得させるための教育優先度を判定しても良い。
【0087】
ケース(3−4)
ケース(3−4)は、作業可能な作業員の所属拠点と、作業を行った場所と、の距離が所定の距離を越えて、作業をした履歴を、作業履歴情報が含む場合である。
【0088】
ケース(3−4)の場合、不足能力情報推定部36は、所属拠点と、作業を行った場所と、の距離が所定の距離を越えて作業を行った、出動作業員の人数を、教育を必要とする作業員の人数として推定しても良い。
【0089】
また、ケース(3−4)の場合、教育優先度判定部37は、出動作業員の所属拠点と、作業行った場所と、の距離に基づいて、必要な能力を取得させるための教育優先度を判定しても良い。または、教育優先度判定部37は、出動作業員の実移動距離と、作業行った場所と、の距離に基づいて、必要な能力を取得させるための教育優先度を判定しても良い。
【0090】
ケース(3−5)
ケース(3−5)は、所定の作業員の作業頻度が所定の閾値を超える履歴を、作業履歴情報が含む場合である。
【0091】
ケース(3−5)の場合、不足能力情報推定部36は、作業頻度が所定の閾値を超える作業員の人数に基づいて、教育を必要とする作業員の人数を推定しても良い。また、不足能力情報推定部36は、作業頻度が所定の閾値を超える作業員が保有する能力を、他の作業員に不足する不足能力として推定しても良い。
【0092】
また、ケース(3−5)の場合、教育優先度判定部37は、作業員の作業頻度に基づいて、必要な能力を取得させるための教育優先度を判定しても良い。つまり、教育優先度判定部37は、作業頻度が所定の閾値を超える作業員の作業頻度が高いほど、その作業員が保有する能力の教育優先度を高くしても良い。
【0093】
ケース(3−6)
ケース(3−6)は、年齢が所定の年齢より高い、又は役職が所定の役職より高い作業員が作業を行った履歴を、作業履歴情報が含む場合である。
【0094】
ケース(3−6)の場合、不足能力情報推定部36は、年齢が所定の年齢より高い作業員の人数に基づいて、教育を必要とする作業員の人数を推定しても良い。または、不足能力情報推定部36は、役職が所定の役職より高い作業員の人数に基づいて、教育を必要とする作業員の人数を推定しても良い。
【0095】
また、ケース(3−6)の場合、教育優先度判定部37は、年齢が所定の年齢より高い作業員の人数に基づいて、必要な能力を取得させるための教育優先度を判定しても良い。または、教育優先度判定部37は、役職が所定の役職より高い作業員の人数に基づいて、必要な能力を取得させるための教育優先度を判定しても良い。
【0096】
ケース(3−7)
ケース(3−7)は、所定の顧客からの作業要請頻度が所定の閾値を超える履歴を、作業要請履歴情報が含む場合である。
【0097】
ケース(3−7)の場合、不足能力情報推定部36は、所定の顧客からの作業要請頻度に基づいて、教育を必要とする作業員の人数を推定しても良い。または、不足能力情報推定部36は、所定の期間内で、所定の顧客からの作業要請に対応する総時間と、各作業員の実働可能な総時間と、の比に基づいて、教育を必要とする作業員の人数を推定しても良い。さらに、不足能力情報推定部36は、作業要請頻度が所定の閾値を超える顧客に対する、販売実績、販売予測等に基づいて、教育を必要とする作業員の人数を推定しても良い。
【0098】
また、ケース(3−7)の場合、教育優先度判定部37は、所定の顧客からの作業要請頻度に基づいて、必要な能力を取得させるための教育優先度を判定しても良い。または、教育優先度判定部37は、所定の期間内で、所定の顧客からの作業要請に対応する総時間と、各作業員の実働可能な総時間と、の比に基づいて、教育優先度を判定しても良い。さらに、教育優先度判定部37は、作業要請頻度が所定の閾値を超える顧客に対する、販売実績、販売予測等に基づいて、教育優先度を判定しても良い。
【0099】
ケース(3−8)
ケース(3−8)は、重要顧客からの作業要請の履歴を、作業要請履歴情報が含む場合である。
【0100】
ケース(3−8)の場合、不足能力情報推定部36は、重要顧客から作業要請の頻度に基づいて、教育を必要とする作業員の人数を推定しても良い。または、不足能力情報推定部36は、所定の範囲の地域において、重要顧客の総数と、重要顧客に対応可能な能力を保有する作業員の総数と、の比に基づいて、教育を必要とする作業員の人数を推定しても良い。さらに、不足能力情報推定部36は、重要顧客に対する販売実績、販売予測等に基づいて、教育を必要とする作業員の人数を推定しても良い。
【0101】
また、ケース(3−8)の場合、教育優先度判定部37は、重要顧客から作業要請の頻度に基づいて、必要な能力を取得させるための教育優先度を判定しても良い。または、教育優先度判定部37は、所定の範囲の地域において、重要顧客の総数と、重要顧客に対応可能な能力を保有する作業員の総数と、の比に基づいて、必要な能力を取得させるための教育優先度を判定しても良い。さらに、教育優先度判定部37は、重要顧客に対する販売実績、販売予測等に基づいて、必要な能力を取得させるための教育優先度を判定しても良い。
【0102】
また、不足能力情報推定部36は、上記したケース(3−1)乃至ケース(3−8)の判定処理を組み合わせて、不足能力情報を推定しても良い。また、教育優先度判定部37は、上記したケース(3−1)乃至ケース(3−8)の判定処理を組み合わせて、教育優先度を判定しても良い。また、教育対象者決定部38は、上記したケース(3−1)乃至ケース(3−8)の判定処理を組み合わせて、教育対象者を決定しても良い。
【0103】
また、教育優先度判定部37は、能力取得の難易度に基づいて、教育優先度を判定しても良い。例えば、教育優先度判定部37は、資格の種類、取得難易度等に応じて、重みを設定し、教育優先度を判定しても良い。また、教育対象者決定部38は、資格の種類、取得難易度等に応じて、重みを設定し、教育優先度を判定しても良い。
【0104】
次に、教育対象者を決定する処理(ステップS6)の詳細について説明する。
【0105】
教育対象者決定部38は、教育にかかるコストを抑制するように、教育対象者を決定しても良い。例えば、教育対象者決定部38は、不足能力情報と、作業員の能力情報と、の差分に基づいて、教育対象者を決定しても良い。具体的には、教育対象者決定部38は、不足能力情報と、作業員の能力情報と、の差分が所定の閾値以下である作業員を、教育対象者として決定してもよい。
【0106】
または、教育対象者決定部38は、2以上の作業員のくみあわせで作業を行った場合に、その作業員の組み合わせを構成する各作業員を、教育対象者として決定しても良い。
【0107】
または、教育対象者決定部38は、不足能力と類似する能力を保有する作業員を、教育対象者として決定しても良い。なお、これは、教育対象者を決定する基準を、上記の基準に限定する趣旨ではない。
【0108】
図8は、教育優先度の一例を示す図である。
図8に示す数値は、教育優先度を示すとする。そして、教育優先度の値が大きいほど、教育優先度が高いとする。例えば、
図8の場合、所属拠点が東京である作業員について、能力Bの教育優先度は30である。また、所属拠点が東京である作業員について、能力Eの教育優先度は4である。よって、
図8の場合、所属拠点が東京である作業員は、能力Eを取得するための教育より、能力Bを取得するための教育を優先的に受けることが好ましい。なお、
図8の場合、拠点毎の教育優先度を示す。しかし、教育優先度判定部38は、作業員毎に教育優先度を判定しても良い。
【0109】
[変形例1]
第1の実施形態に係る教育支援システムの変形例1として、作業要請履歴情報は、各製品の故障率等を含んでも良い。なぜなら、故障率の高い製品ほど、顧客から、その製品に関する作業要請が増加するからである。そこで、不足能力情報推定部36は、製品の故障率に基づいて、教育を必要とする作業員の人数を推定しても良い。さらに、教育優先度判定部37は、製品の故障率に基づいて、必要な能力を取得させるための教育優先度を判定しても良い。なお、この場合、必要な能力とは、対象の製品の保守等を行うために必要な能力を意味する。
【0110】
以上のように、本実施形態に係る教育支援システム1は、作業員の能力向上に貢献する。例えば、作業員に必要な能力等は、地域、環境、顧客等に応じて、異なる。しかし、本実施形態に係る教育支援システム1は、各作業員の能力、作業の履歴、作業要請の履歴に基づいて、各作業員等に不足する能力を推定する。そのため、本実施形態に係る教育支援システム1は、状況に応じて、必要な能力を適切に推定することに貢献できる。
【0111】
さらに、本実施形態に係る教育支援システム1は、各作業員の能力、作業の履歴、作業要請の履歴に基づいて、教育内容の優先度を判定する。そのため本実施形態に係る教育支援システム1は、状況に応じて、適切な教育を作業員に受けさせることに貢献できる。従って、本実施形態に係る教育支援システム1は、状況に応じて、効率的に作業員を教育することに貢献する。
【0112】
また、本実施形態に係る教育支援システム1は、組織(企業等)内において、能力のバランスが取れた作業員を育成することに貢献できる。なぜなら、本実施形態に係る教育支援システム1は、状況に応じて、組織内において不足する能力を推定できるからである。
【0113】
また、本実施形態に係る教育支援システム1は、作業員の能力、作業の履歴、作業要請の履歴に基づいて、将来的に、組織内において必要となる能力を推定することができる。そして、本実施形態に係る教育支援システム1は、将来的に、組織内において必要となる能力を取得するための教育を、作業員に受けさせることに貢献する。そのため、本実施形態に係る教育支援システム1は、計画的に、作業員を育成することに貢献する。
【0114】
また、本実施形態に係る教育支援システム1は、教育に係るコストを抑制することに貢献する。なぜなら、本実施形態に係る教育支援システム1は、作業員に必要な教育、及びその優先度を推定する。そのため、本実施形態に係る教育支援システム1は、無駄の無い教育を、作業員に受けさせることに貢献する。
【0115】
上記した実施形態においては、作業管理装置と、教育支援装置と、が異なる装置である形態について説明した。しかし、1つの装置が、上記した作業管理装置の機能、及び上記した教育支援装置の機能を実現しても良い。
【0116】
また、上記した実施形態においては、作業履歴記憶部と、作業要請履歴記憶部と、が異なる記憶部について説明した。しかし、1つの記憶部が、作業履歴情報、及び作業要請履歴情報を記憶しても良いことは勿論である。
【0117】
また、上記した実施形態においては、教育支援装置が教育優先度を判定する形態について説明した。しかし、教育支援装置は、さらに、作業員が教育を受ける時期等を決定しても良い。
【0118】
また、教育支援システムの管理者等が、教育優先度判定部37が決定した教育優先度を、調整しても良い。例えば、教育支援システムの管理者等が、教育予算、教育環境に応じて、教育優先度判定部37が決定した教育優先度を、調整しても良い。
【0119】
また、上記した実施形態で記載した各処理の判断基準とする閾値は、状況に応じて変更可能であることは勿論である。例えば、教育支援システムの管理者等が、状況に応じて、各処理の判断基準とする閾値を設定しても良い。
【0120】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
【0121】
(付記1)上記第1の視点に係る教育支援装置の通りである。
【0122】
(付記2)前記能力情報、前記作業履歴情報、前記作業要請履歴情報に基づいて、不足能力情報を推定する不足能力情報推定部を備える付記1に記載の教育支援装置。
【0123】
(付記3)前記不足能力情報に基づいて、前記作業員から、教育対象者を決定する教育対象者決定部を備える付記2に記載の教育支援装置。
【0124】
(付記4)前記作業履歴情報は、所定の作業に出動した前記作業員の人数、所定の作業に出動した前記作業員の年齢、所定の作業に出動した前記作業員の役職、所定の作業に出動した前記作業員の所属拠点、前記各作業員の作業頻度の少なくともいずれかの情報を含む付記1乃至3のいずれか一に記載の教育支援装置。
【0125】
(付記5)前記作業要請履歴情報は、前記各顧客に関する顧客情報、前記各顧客の作業要請頻度の少なくともいずれかの情報を含む付記1乃至4のいずれか一に記載の教育支援装置。
【0126】
(付記6)前記教育優先度判定部は、前記作業履歴情報の種類毎に重み付けし、前記教育優先度を判定する付記1乃至5のいずれか一に記載の教育支援装置。
【0127】
(付記7)前記教育優先度判定部は、前記作業要請履歴情報の種類毎に重み付けし、前記教育優先度を判定する付記1乃至6のいずれか一に記載の教育支援装置。
【0128】
(付記8)前記教育優先度判定部は、2以上の前記作業員の組み合わせが作業をした履歴を、前記作業履歴情報が含む場合、当該作業の発生率、又は当該作業の発生件数に基づいて、前記教育優先度を判定する付記1乃至7のいずれか一に記載の教育支援装置。
【0129】
(付記9)前記教育優先度判定部は、2以上の所属拠点の前記作業員の組み合わせが作業をした履歴を、前記作業履歴情報が含む場合、作業の発生率、又は当該作業の発生件数に基づいて、前記教育優先度を判定する付記1乃至8のいずれか一に記載の教育支援装置。
【0130】
(付記10)前記教育優先度判定部は、所定の作業に対して、作業可能な前記作業員の人数が、所定の閾値より少ない当該作業の履歴を、前記作業履歴情報が含む場合、作業員の人数と、予め定めた所定の閾値の人数と、の差分の人数に基づいて、前記教育優先度を判定する付記1乃至9のいずれか一に記載の教育支援装置。
【0131】
(付記11)前記教育優先度判定部は、所定の作業に対して、作業可能な前記作業員の所属拠点と、当該作業を行う場所と、の距離が、所定の距離を越えて作業をした履歴を、前記作業履歴情報が含む場合、前記所属拠点と、当該作業行った場所と、の距離に基づいて、前記教育優先度を判定する付記1乃至10のいずれか一に記載の教育支援装置。
【0132】
(付記12)前記教育優先度判定部は、前記各作業員の作業頻度が所定の閾値を超える履歴を、前記作業履歴情報が含む場合、前記作業頻度に基づいて、前記教育優先度を判定する付記1乃至11のいずれか一に記載の教育支援装置。
【0133】
(付記13)前記教育優先度判定部は、所定の作業に対して、年齢が所定の閾値より高い作業員が、当該作業をした履歴を、前記作業履歴情報が含む場合、当該作業員の人数に基づいて、前記教育優先度を判定する付記1乃至12のいずれか一に記載の教育支援装置。
【0134】
(付記14)前記教育優先度判定部は、所定の前記顧客から作業要請頻度が所定の閾値を超える履歴を、前記作業要請履歴情報が含む場合、当該作業要請頻度に基づいて、前記教育優先度を判定する付記1乃至13のいずれか一に記載の教育支援装置。
【0135】
(付記15)前記教育優先度判定部は、所定の閾値を超える重要度の前記顧客からの作業要請の履歴を、前記作業要請履歴情報が含む場合、当該顧客からの作業要請頻度に基づいて、前記教育優先度を判定する付記1乃至14のいずれか一に記載の教育支援装置。
【0136】
(付記16)前記教育優先度判定部は、能力取得の難易度に基づいて、前記教育優先度を判定する付記1乃至15のいずれか一に記載の教育支援装置。
【0137】
(付記17)上記第2の視点に係る教育支援システムの通りである。
【0138】
(付記18)上記第3の視点に係る教育支援方法の通りである。
【0139】
(付記19)前記能力情報、前記作業履歴情報、前記作業要請履歴情報に基づいて、不足能力情報を推定する不足能力情報推定工程を含む付記18に記載の教育支援方法。
【0140】
(付記20)前記不足能力情報に基づいて、前記作業員から、教育対象者を決定する工程を含む付記19に記載の教育支援方法。
【0141】
(付記21)前記教育優先度判定工程において、前記作業履歴情報の種類毎に重み付けし、前記教育優先度を判定する付記18乃至20のいずれか一に記載の教育支援方法。
【0142】
(付記22)前記教育優先度判定工程において、前記作業要請履歴情報の種類毎に重み付けし、前記教育優先度を判定する付記18乃至21のいずれか一に記載の教育支援方法。
【0143】
(付記23)上記第4の視点に係るプログラムの通りである。
【0144】
(付記24)前記能力情報、前記作業履歴情報、前記作業要請履歴情報に基づいて、不足能力情報を推定する不足能力情報推定処理を実行する付記23に記載のプログラム。
【0145】
(付記25)前記不足能力情報に基づいて、前記作業員から、教育対象者を決定する処理を実行する付記24に記載のプログラム。
【0146】
(付記26)前記教育優先度判定工程において、前記作業履歴情報の種類毎に重み付けし、前記教育優先度を判定する付記23乃至25のいずれか一に記載のプログラム。
【0147】
(付記27)前記教育優先度判定処理において、前記作業要請履歴情報の種類毎に重み付けし、前記教育優先度を判定する付記23乃至26のいずれか一に記載のプログラム。
【0148】
なお、引用した上記の特許文献の各開示は、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。