(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5863846
(24)【登録日】2016年1月8日
(45)【発行日】2016年2月17日
(54)【発明の名称】イリノテカンの製造方法
(51)【国際特許分類】
C07D 491/22 20060101AFI20160204BHJP
【FI】
C07D491/22
【請求項の数】10
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-24792(P2014-24792)
(22)【出願日】2014年2月12日
(65)【公開番号】特開2014-156464(P2014-156464A)
(43)【公開日】2014年8月28日
【審査請求日】2014年2月12日
(31)【優先権主張番号】10-2013-0016280
(32)【優先日】2013年2月15日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】514036922
【氏名又は名称】ジェ イル ファーマシューティカル カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100080791
【弁理士】
【氏名又は名称】高島 一
(72)【発明者】
【氏名】チョイ、ヤン ジェ
(72)【発明者】
【氏名】ジ、ワン クン
(72)【発明者】
【氏名】カン、ソク ウォン
【審査官】
村守 宏文
(56)【参考文献】
【文献】
特開2007−161714(JP,A)
【文献】
特表2008−529992(JP,A)
【文献】
特表2008−529991(JP,A)
【文献】
特表2008−529993(JP,A)
【文献】
特表2008−509211(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07C
C07D
CASREACT(STN)
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記化学式1のイリノテカンを製造する方法において、
N,N−ジメチルエチルアミン、N,N−ジエチルメチルアミン、N,N−ジメチルイソプロピルアミン、およびこれらの混合物よりなる群から選ばれる炭素数5以下の非芳香族性3級アミンの存在下に下記化学式2の化合物と下記化学式3の化合物またはその塩とを
、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、メチレンクロリド、クロロホルム、1,4−ジオキサン、およびこれらの混合溶媒よりなる群から選ばれる極性非プロトン性溶媒中で反応させることを含む、イリノテカンの製造方法。
【化1】
【化2】
【化3】
【請求項2】
前記3級アミンは前記化学式2の化合物に対して1.5〜8当量を使用する、請求項1に記載のイリノテカンの製造方法。
【請求項3】
前記化学式3の化合物またはその塩は前記化学式2の化合物に対して1〜3当量を使用する、請求項1に記載のイリノテカンの製造方法。
【請求項4】
前記化学式3の化合物の塩が塩酸塩である、請求項1に記載のイリノテカンの製造方法。
【請求項5】
前記極性非プロトン性溶媒がメチレンクロリドである、請求項1に記載のイリノテカンの製造方法。
【請求項6】
前記反応が15〜30℃で行われる、請求項1に記載のイリノテカンの製造方法。
【請求項7】
前記反応が2〜5時間行われる、請求項1に記載のイリノテカンの製造方法。
【請求項8】
前記反応が触媒なしで行われる、請求項1に記載のイリノテカンの製造方法。
【請求項9】
前記イリノテカンがカラムクロマトグラフィーによる精製なしで得られる、請求項1に記載のイリノテカンの製造方法。
【請求項10】
前記反応によって得られたイリノテカンの純度が99%以上である、請求項1に記載のイリノテカンの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、イリノテカン(Irinotecan)の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
癌の治療に用いられる医薬品のカテゴリの一つにトポイソメラーゼ阻害剤があり、その例としてカンプトテシン(Camptothecin、CPT)がある。
【0003】
カンプトテシンは、1966年に米国のWall等によって、中国原産の植物であるカンレンボク[別名:喜樹(キジュ)](Camptotheca acuminata)の樹皮、根、果実、葉などから抽出、分離された下記化学式の5環性アルカロイドである。
【0004】
【化1】
【0005】
従来の癌化学療法剤がトポイソメラーゼII阻害によって抗腫瘍活性を発現するのに対し、カンプトテシンは、トポイソメラーゼIを阻害することにより、DNA複製、 DNA修復、遺伝子組み換えおよび転写において役割を果たすトポイソメラーゼの作用を抑制する。
【0006】
但し、カンプトテシンは、副作用として赤痢の誘発などが報告されており、消化器官に対して障害を起こすという問題があり、そのため、毒性の低減や効果の増強などを目的として各種誘導体についての検討が行われた。
【0007】
その結果、カンプトテシンに比べて毒性が軽減した化合物として、カンプトテシンの水溶性半合成誘導体である、下記化学式1のイリノテカン(7−エチル−10−[4−(1−ピペリジノ)−1−ピペリジノ]−カルボニルオキシ−カンプトテシン)(IUPACの名称:(S)−4,11−diethyl−3,4,12,14−tetrahydro−4−hydroxy−3,14−dioxo1H−pyrano[3’,4’:6,7]−indolizino[1,2−b]quinolin−9−[1,4’bipiperidine]−1’−carboxylate]が開発された。
【0008】
【化2】
【0009】
前記イリノテカンの塩酸塩三水和物(CPT−11)は、1996年に抗癌剤として米国FDAの承認を受け、商品名「Captosar(登録商標)」で販売されている。前記イリノテカン塩酸塩は、前駆薬物であって、投与後に、活性本体である7−エチル−10−ヒドロキシカンプトテシン(SN−38)に代謝されて抗腫瘍活性を示すと知られている。
【0010】
このようなイリノテカンは米国登録特許第4,604,463号に最初開示された。この米国登録特許第4,604,463号は、溶媒と塩基としての過量のピリジンの存在下に室温でカンプトテシン誘導体化合物(7−エチル−10−ヒドロキシカンプトテシン)とビピペリジン誘導体化合物(1−クロロカルボニル−4−ピペリジノピペリジン塩酸塩)の反応によってイリノテカンを製造する方法を開示している。
【0011】
ところが、米国登録特許第4,604,463号の製造方法は、過量のピリジンのため不純物(impurity)が生成されてカラムクロマトグラフィーによる精製および再結晶工程がさらに必要であり、この追加工程により最終物質の損失が発生して収率が63.5%に過ぎないという欠点がある。また、米国登録特許第4,604,463号の製造方法は、ピリジンの蒸留過程も必要であって追加の労働力、時間および費用を発生させる問題点がある。よって、この製造方法はイリノテカンの量産には適さない。
【0012】
国際公開特許WO2005/019223号は、米国登録特許第4,604,463号の製造方法の問題点を解決するために、アセトニトリルなどの極性非プロトン性溶媒で4−ジメチル−アミノピリジン(DMAP)の存在下に7−エチル−10−ヒドロキシカンプトテシンと1−クロロカルボニル−4−ピペリジノピペリジン塩酸塩とを反応させてイリノテカンを製造する方法を開示している。
【0013】
ところが、国際公開特許WO2005/019223号の製造方法は、70〜80℃の高温で反応を行わなければならないので、量産の面で不利であり、副反応による不純物生成の可能性も大きい。また、塩基として使われている4−ジメチル−アミノピリジン(DMAP)は、塩基度が大きいため、量産の際に開環体などの不純物が増加して品質が適さず、ピリジン系の塩基であるため、毒性が大きくて触媒を使用することが好ましいが、1.5〜4当量を使用して量産には適さない。
【0014】
よって、複雑な工程なしで経済的に高純度のイリノテカンを高収率で量産することができる、改善された製造方法の必要性が台頭している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
本発明の目的は、高純度のイリノテカンを高収率で製造することができる、イリノテカンの製造方法を提供することにある。
【0016】
本発明の他の目的は、簡単な工程で経済的にイリノテカンを量産することができる、イリノテカンの製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明は、イリノテカンの新規な製造方法を提供する。
本発明の具体例によれば、下記化学式1のイリノテカンは、炭素数5以下の非芳香族性3級アミンの存在下に下記化学式2の化合物と下記化学式3の化合物またはその塩とを反応させて製造できる。
【0018】
【化3】
【0019】
【化4】
【0020】
【化5】
【0021】
前記反応に用いられる3級アミンは、出発物質である化学式2の化合物(SN−38)を容易に溶かしながら、反応の後に沸点(b.p.)が低いため容易に蒸留するアルキルアミンの分子量が100g/mol未満であることが好ましく、さらに好ましくは90g/mol未満である。分子量が100g/molを超過した3級アミンを用いる場合、蒸留に長い時間がかかり、高温条件で反応しても、溶解度の違いのため、出発物質である化学式2の化合物(SN−38)が多量存在することができ、それにより収率および純度が低下するおそれがある。
【0022】
また、前記3級アミンは、pKa9.5〜10.5の弱塩基を使用することが好ましい。もし強塩基を使用する場合、強い塩基度のため、副反応による開環体などの不純物が発生するおそれがある。
【0023】
具体的に、前記3級アミンは、N,N−ジメチルエチルアミン、N,N−ジエチルメチルアミン、N,N−ジメチルイソプロピルアミン、およびこれらの混合物よりなる群から選択できる。
【0024】
本発明の反応において、前記3級アミンは、前記化学式2の化合物に対して、1.5〜8当量を使用することが好ましく、より好ましくは2〜7当量、最も好ましくは3〜5当量を使用する。
【0025】
また、前記化学式3の化合物またはその塩は、前記化学式2の化合物に対して、1〜3当量を使用することが好ましく、さらに好ましくは1.2〜2当量、最も好ましくは1.5〜1.8当量を使用する。
【0026】
本発明の反応において、前記化学式3の化合物の塩は塩酸塩であることが最も好ましい。
【0027】
本発明の具体例によれば、前記反応は極性非プロトン性溶媒中で行われることが好ましく、前記極性非プロトン性溶媒は、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、メチレンクロリド、クロロホルム、1,4−ジオキサン、およびこれらの混合溶媒よりなる群から選択でき、最も好ましくはメチレンクロリドを使用する。
【0028】
本発明に係る前記反応は15〜30℃で行われてもよい。前記反応が室温に近い温度で行われ得るので、製造コストを節約することができ、高温条件による副反応の可能性も少ない。
【0029】
また、本発明に係る前記反応は2〜5時間行われるので、反応時間が短いという利点がある。
【0030】
また、本発明に係る前記反応は、温和な条件で短い反応時間内で行われるにも拘わらず、触媒なしで行われることができるという大きな利点がある。
【0031】
また、本発明に係る前記反応は、不純物の生成が少なくてカラムクロマトグラフィーによる精製なしでイリノテカンを得ることができ、追加工程による時間や労働力を節約することができ、収率も90%以上と優れる。
【0032】
また、本発明に係る製造方法は、不純物の生成が少ないので、99%以上の高純度のイリノテカンを得ることができる。
【0033】
したがって、本発明の製造方法は、複雑な工程なしで経済的に高純度のイリノテカンを高収率で製造することができ、イリノテカンの量産に非常に適する。
【発明の効果】
【0034】
本発明の製造方法は簡単な工程で高純度のイリノテカンを高収率で製造することができる作用効果を示す。よって、本発明の製造方法は既存の製造方法に比べて量産化に適する。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下、本発明を下記の実施例によってさらに詳しく説明する。ところが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1〜5:本発明に係るイリノテカンの製造
【0036】
実施例1
フラスコに7−エチル−10−ヒドロキシカンプトテシン(SN−38)10.0g(25.5mmol)とメチレンクロリド200.0mLを混合した。前記混合物にN,N−ジメチルエチルアミン19.3mL(178.4mmol)と1−クロロカルボニル−4−ピペリジノピペリジン塩酸塩8.17g(30.6mmol)を室温で添加した後、反応液を室温で2.5時間攪拌し、前記混合物を真空の下で減圧濃縮した。残留物をメチレンクロリド(200.0mL)と蒸留水(100.0mL)を用いて分画し、水性層をメチレンクロリド(100.0mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧濃縮器を用いて濃縮させた。残留物をメチルt−ブチルエーテル(600mL)によって精製して固体として標題化合物13.6g(収率91%)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ 8.17-8.15 (1H, d), 7.97 (1H, s), 7.67-7.64 (1H, d), 7.32 (1H, s), 6.52 (1H, s), 5.43 (2H, s), 5.32 (2H, s), 4.30-4.27 (1H, m), 4.10-4.07 (1H, m), 3.21-3.16 (2H, q), 3.10-3.05 (1H, m), 2.93-2.88 (1H, m), 1.93-1.80 (4H, m), 1.51-1.39 (9H, m), 1.31-1.27 (3H, t), 0.90-0.86 (3H, t)
純度(HPLC):99.2%
【0037】
実施例2
フラスコに7−エチル−10−ヒドロキシカンプトテシン(SN−38)10.0g(25.5mmol)とメチレンクロリド200.0mLを混合した。前記混合物にN,N−ジエチルメチルアミン21.6mL(178.4mmol)と1−クロロカルボニル−4−ピペリジノピペリジン塩酸塩8.17g(30.6mmol)を室温で添加した後、反応液を室温で4時間攪拌し、前記混合物を真空の下で減圧濃縮した。残留物をメチレンクロリド(200.0mL)と蒸留水(100.0mL)を用いて分画し、水性層をメチレンクロリド(100.0mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧濃縮器を用いて濃縮させた。残留物をメチルt−ブチルエーテル(600mL)によって精製して固体として標題化合物13.5g(収率90%)を得た。
純度(HPLC):99.1%
1H NMRデータは実施例1と同様である。
【0038】
実施例3
フラスコに7−エチル−10−ヒドロキシカンプトテシン(SN−38)10.0g(25.5mmol)とメチレンクロリド200.0mLを混合した。前記混合物にN,N−ジメチルイソプロピルアミン21.7mL(178.4mmol)と1−クロロカルボニル−4−ピペリジノピペリジン塩酸塩8.17g(30.6mmol)を室温で添加した後、反応液を室温で5時間攪拌し、前記混合物を真空の下で減圧濃縮した。残留物をメチレンクロリド(200.0mL)と蒸留水(100.0mL)を用いて分画し、水性層をメチレンクロリド(100.0mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧濃縮器を用いて濃縮させた。残留物をメチルt−ブチルエーテル(600mL)によって精製して固体として標題化合物13.3g(収率89%)を得た。
純度(HPLC):99.1%
1H NMRデータは実施例1と同様である。
【0039】
実施例4
フラスコに7−エチル−10−ヒドロキシカンプトテシン(SN−38)10.0g(25.5mmol)とジメチルホルムアミド200.0mLを混合した。前記混合物にN,N−ジメチルエチルアミン19.3mL(178.4mmol)と1−クロロカルボニル−4−ピペリジノピペリジン塩酸塩8.17g(30.6mmol)を室温で添加した後、反応液を室温で3時間攪拌し、前記混合物を真空の下で減圧濃縮した。残留物をメチレンクロリド(200.0mL)と蒸留水(100.0mL)を用いて分画し、水性層をメチレンクロリド(100.0mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧濃縮器を用いて濃縮させた。残留物をメチルt−ブチルエーテル(600mL)によって精製して固体として標題化合物13.2g(収率88%)を得た。
純度(HPLC):99.0%
1H NMRデータは実施例1と同様である。
【0040】
実施例5
フラスコに7−エチル−10−ヒドロキシカンプトテシン(SN−38)10.0g(25.5mmol)とメチレンクロリド200.0mLを混合した。前記混合物にN,N−ジメチルエチルアミン11.0mL(101.9mmol)と1−クロロカルボニル−4−ピペリジノピペリジン塩酸塩8.17g(30.6mmol)を室温で添加した後、反応液を室温で5時間攪拌し、前記混合物を真空の下で減圧濃縮した。残留物をメチレンクロリド(200.0mL)と蒸留水(100.0mL)を用いて分画し、水性層をメチレンクロリド(100.0mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧濃縮器を用いて濃縮させた。残留物をメチルt−ブチルエーテル(600mL)によって精製して固体として標題化合物12.9g(収率86%)を得た。
純度(HPLC):99.2%
1H NMRデータは実施例1と同様である。
【0041】
比較例:米国登録特許第4,604,463号によるイリノテカンの製造
7−エチル−10−ヒドロキシカンプトテシン(SN−38)790mg(2.01mmol)と1−クロロカルボニル−4−ピペリジノピペリジン塩酸塩910mg(3.95mmol)を無水ピリジン(50mL)に混合した。溶解した混合物を常温で1時間攪拌した。前記混合液を減圧濃縮した。濃縮された残渣を減圧乾燥させた。乾燥した残渣をクロロホルム(200mL)に溶解させた。溶解した溶液を7%炭酸水素ナトリウム(NaHCO
3)(200mL)と飽和した塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧濃縮器を用いて濃縮させた。濃縮の後、生成物を液体クロマトグラフィーによって精製し、エタノール(60mL)で再結晶して標題化合物750mg(収率:63.5%)を得た。
1H NMRデータは実施例1と同様である。
【0042】
測定方法
1)
1H NMR(核磁気共鳴スペクトル)
−製造社:Varian
−機器名:Mercury Plus 400MHz NMR
【0043】
2)HPLC(高性能の液体クロマトグラフィー)
−製造社:Agilent Technologies
−機器名:SYS−LC−1260 series
−Column:Inertsil ODS−2(5μm、4.6×250mm)またはこれと同等品
−移動床:0.005mol/Lの1−デカンスルホン酸ナトリウムを含有した0.01mol/Lのリン酸二水素カリウム液:メタノール:アセトニトリルの混合液(6:4:3)
−流速:1.0ml/分
−検出器の波長:254nm
−カラム温度:40℃付近の温度
−測定時間:30分