特許第5864551号(P5864551)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5864551再密閉可能なフレキシブル包装(flexiblepackaging)およびそのフレキシブル包装を製造するための方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5864551
(24)【登録日】2016年1月8日
(45)【発行日】2016年2月17日
(54)【発明の名称】再密閉可能なフレキシブル包装(flexiblepackaging)およびそのフレキシブル包装を製造するための方法
(51)【国際特許分類】
   B65D 33/00 20060101AFI20160204BHJP
   B31B 1/88 20060101ALI20160204BHJP
   B31B 1/86 20060101ALI20160204BHJP
【FI】
   B65D33/00 C
   B31B1/88 321
   B31B1/86
【請求項の数】54
【全頁数】49
(21)【出願番号】特願2013-511343(P2013-511343)
(86)(22)【出願日】2011年5月18日
(65)【公表番号】特表2013-529161(P2013-529161A)
(43)【公表日】2013年7月18日
(86)【国際出願番号】US2011037054
(87)【国際公開番号】WO2011146658
(87)【国際公開日】20111124
【審査請求日】2014年4月4日
(31)【優先権主張番号】61/453,872
(32)【優先日】2011年3月17日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/345,778
(32)【優先日】2010年5月18日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/345,785
(32)【優先日】2010年5月18日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】508351303
【氏名又は名称】インターコンチネンタル グレート ブランズ エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】特許業務法人 谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】デボラ エー.リゼンガ
(72)【発明者】
【氏名】ジェフリー ティー.ウェバー
(72)【発明者】
【氏名】ポール イー.ドール
(72)【発明者】
【氏名】ルイス ピー.フェネク
【審査官】 家城 雅美
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2003/059776(WO,A1)
【文献】 欧州特許出願公開第01619137(EP,A1)
【文献】 特開2009−166870(JP,A)
【文献】 特開2008−265876(JP,A)
【文献】 特開2003−137314(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D30/00−33/38
B31B 1/86
B31B 1/88
B65D75/58
B65D75/52
B65D75/60
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
包装であって、
内側の内容物のキャビティを画成するフレキシブルフィルムであって、第1の端部シールを形成する対向する縁部分の第1の対と、第2の端部シールを形成する対向する縁部分の第2の対と、前記第1の端部シールから前記第2の端部シールに延在する縦シールを形成する対向する縁部分の第3の対とを有するフレキシブルフィルムと、
最初に開いた後に前記内容物のキャビティへの開口部を画成する前記フレキシブルフィルムの切り目と、
第3の縁部分内で前記第1の端部シールから前記第2の端部シールに延在し、前記切り目の上に延在する密閉層と、
前記フレキシブルフィルムと前記密閉層との間にある粘着剤とを備え、
前記密閉層は前記フレキシブルフィルムから前記密閉層の少なくとも一部を取り外して前記内容物のキャビティへの前記開口部を形成するための不粘着性の把持部分であって、前記第1の端部シール、前記第2の端部シール、または前記縦シールの1つに隣接する不粘着性の把持部分を有することを特徴とする包装。
【請求項2】
前記不粘着性の把持部分は、前記第1の端部シールを越えて延在することを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項3】
前記不粘着性の把持部分は、第1の形状を有し、前記第2の端部シールは、前記第1の形状を有する前記不粘着性の把持部分を覆う第2の形状を有する部分が取り外されていることを特徴とする請求項2に記載の包装。
【請求項4】
前記第1の形状および前記第2の形状は、同じであることを特徴とする請求項3に記載の包装。
【請求項5】
前記不粘着性の把持部分は、折り畳まれ、それ自体に付着している前記密閉層の一部を含むことを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項6】
前記密閉層の前記不粘着性の把持部分は、接着デッドナーを載せていることを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項7】
前記密閉層の前記不粘着性の把持部分は、前記粘着剤を欠いていることを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項8】
前記不粘着性の把持部分は、アーチ形の前縁部を備えることを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項9】
前記アーチ形の前縁部は、前記密閉層の幅全体にわたって延在することを特徴とする請求項8に記載の包装。
【請求項10】
前記フレキシブルフィルムは、対向する縁部分の前記第3の対の間に所定の幅寸法を有し、前記密閉層は、前記幅の半分未満にわたって延在することを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項11】
前記密閉層は、前記切り目を越えて延在し、前記切り目の周りのマージン領域を覆い、前記切り目が最初に開かれた後、前記開口部を効果的に再封止することを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項12】
前記密閉層は、ラベルを含むことを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項13】
前記密閉層は、第2のフレキシブルフィルムを備え、前記粘着剤は前記フレキシブルフィルムと前記第2のフレキシブルフィルムとの間に配設されることを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項14】
前記フレキシブルフィルムは、ラミネート構造を備えることを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項15】
前記フレキシブルフィルムは、共押し出しフィルム構造を備えることを特徴とする請求項14に記載の包装。
【請求項16】
前記切り目は、前記フレキシブルフィルムの厚さ部分を通ることを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項17】
前記切り目は、部分的に前記フレキシブルフィルムの厚さ部分を通して配設されることを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項18】
前記フレキシブルフィルム内に配設されたトレーをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項19】
前記第1の端部シールは、非剥離性シールを含むことを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項20】
前記第1の端部シールは、剥離性シールを含むことを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項21】
前記切り目は、剥離性シール内に延在することを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項22】
前記第2の端部シールは、非剥離性シールを含み、これにより前記密閉層が前記フレキシブルフィルムから外れることを抑制することを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項23】
前記包装内に配設された複数の個別の食品をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項24】
前記複数の個別の食品が、前記包装から取り出されると、前記フレキシブルフィルムはコンパクトになり、前記密閉層は、前記粘着剤が前記包装の対向する側に付着するように前記コンパクトにされたフィルムの上を覆うことを特徴とする請求項23に記載の包装。
【請求項25】
前記切り目は、まっすぐな、またはアーチ形の、またはこれらの組み合わせの形状に沿って延在することを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項26】
前記切り目は、平行な切り目線の対を含むことを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項27】
前記切り目は、裂ける傾向を伝えるように構成された前端部を備えることを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項28】
前記切り目の前記前端部は、ループ、T字形、シェパードのフック、および涙滴の形状のうちの1つの形状をとるように構成されることを特徴とする請求項27に記載の包装。
【請求項29】
前記切り目は、前記フィルムが前記切り目を越えて裂けることに抵抗するように構成された後端部を備えることを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項30】
前記切り目の前記後端部は、単一Jフック、二重Jフック、スマイル、シェパードのフック、ダブテール、および後端部シールへの延在の形状のうちの1つの形状をとるように構成されることを特徴とする請求項29に記載の包装。
【請求項31】
前記切り目は、U字形構成を備えることを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項32】
前記切り目は、フィルムウェブの内側に施されることを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項33】
前記第1の端部シールに隣接する前記フレキシブルフィルム内にタブ切り目をさらに備え、前記タブ切り目により、前記フレキシブルフィルムの一部を前記フレキシブルフィルムの残り部分から分離し、前記不粘着性の把持部分の少なくとも一部を形成することができることを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項34】
前記タブ切り目は、切り目のパターンを備えることを特徴とする請求項33に記載の包装。
【請求項35】
切り目の前記パターンは、直線またはアーチ形の線または両方の組み合わせのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項34に記載の包装。
【請求項36】
一連の包装を製造するための方法であって、
縦軸を有するフレキシブルフィルムの連続ウェブを送るステップと、
粘着剤とともに前記縦軸に沿って連続密閉層を前記フレキシブルフィルムの連続ウェブに貼り付けるステップであって、前記連続密閉層はフレキシブルフィルムの前記連続ウェブの幅部分の一部に貼り付けられる、ステップと、
前記フレキシブルフィルムの連続ウェブの一部に切り目を形成するステップと、
フレキシブルフィルムの前記連続ウェブの対向する縁の対から連続縦シールを形成するステップと、
第1のシールおよび第2のシールを形成するステップと、
隣接する包装の前記第1のシールと前記第2のシールとの間を切断して一連の包装から個別の包装を形成するステップと、
前記第1のシール、前記第2のシールまたは前記縦シール1つに隣接して粘着剤不使用の把持部分を形成するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項37】
前記連続密閉層内に密閉層の切目を入れるステップをさらに含み、前記密閉層の切目は前記粘着剤不使用の把持部分に隣接して配設されることを特徴とする請求項36に記載の方法。
【請求項38】
フレキシブル包装を生産するためのラミネートであって、
幅および縦軸を有するフレキシブルフィルムの連続ウェブと、
フレキシブルフィルムの前記連続ウェブの前記幅の一部に、粘着剤で前記縦軸を覆うように、取り付けられる連続密閉層とを備え、
前記連続ウェブは、それに形成される一連の第1および第2の切り目であって、それぞれが前記連続密閉層に形成され、
前記連続ウェブおよび前記連続密閉層は一連の包装内に形成されるように構成され、それぞれの同一の包装の前記フレキシブルフィルムは中に形成された一連の第1の切り目の1つを有し、その後、前記連続密閉層が前記フレキシブルフィルムから分離されたときに包装開口部を形成し、
粘着剤不使用の把持部分は、一部が、前記一連の包装の隣接する包装間の遷移領域に配される一連の第2の切り目の1つよってその後画成されることを特徴とするラミネート。
【請求項39】
一連の包装内に製品をインラインで包装する方法であって、
縦方向の縁が所定の幅だけあけて並ぶ連続フィルムウェブを送るステップと、
前記所定の幅より小さい幅部分にわたって連続基材を前記連続フィルムウェブと合体するステップと、
前記連続基材と前記連続フィルムウェブとの間に接着剤を供給するステップと、
前記連続基材に対応する前記連続フィルムウェブに切り目を入れて、前記連続基材を取り外すことによって最初の開く操作が行われたときに前記連続フィルムウェブ内に開口部を画成するステップと、
包装する製品を順次供給するステップと、
前記連続基材を有する前記連続フィルムウェブを前記製品の周りに巻き付けるステップと、
前記縦方向の縁に沿って縦シールを形成するステップと、
前記一連の隣接する包装の間に前端部シールおよび後端部シールを形成するステップと、
を含み、
不粘着性の把持部分が、前記前端部シール、前記後端部シール、または前記縦シールの1つに隣接していることを特徴とする方法。
【請求項40】
隣接する包装の前記端部シールを分離する前記ステップを含むことを特徴とする請求項39に記載の方法。
【請求項41】
隣接する包装の前記端部シールを分離する前記ステップは、前記端部シールを横切る形で切断するステップを含むことを特徴とする請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記基材の一部を含む前記不粘着性の把持部分を形成するステップを含むことを特徴とする請求項39に記載の方法。
【請求項43】
前記不粘着性の把持タブを形成する前記ステップは、前記一連の包装内の先行する包装の前記後端部シールおよび基材の一部を切断するステップを含むことを特徴とする請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記不粘着性の把持タブを形成する前記ステップは、アーチ形の縁を持つように前記一連の包装内の前記先行する包装の前記後端部シールおよび基材の一部を切断するステップを含むことを特徴とする請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記不粘着性の把持タブを形成する前記ステップは、接着剤のない前記基材の一部を備えるステップを含むことを特徴とする請求項42に記載の方法。
【請求項46】
前記不粘着性の把持タブを形成する前記ステップは、前記不粘着性の把持タブに対応する前記接着剤にデッドナーを施すステップを含むことを特徴とする請求項42に記載の方法。
【請求項47】
不粘着性の把持タブを形成する前記ステップは、前記基材の一部をそれ自体の上に折り畳むステップを含むことを特徴とする請求項42に記載の方法。
【請求項48】
前記基材と前記フィルムウェブとの間に接着剤を供給する前記ステップは、前記接着剤をオフラインで前記基材上に施すステップを含むことを特徴とする請求項39に記載の方法。
【請求項49】
前記基材はライナーを備え、前記ライナーをインラインで取り外す前記ステップを含むことを特徴とする請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記製品は、食品であることを特徴とする請求項39に記載の方法。
【請求項51】
前記製品を供給する前記ステップは、前記製品をトレーで供給するステップを含むことを特徴とする請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記基材を取り外すことによって引き起こされる最初の裂く操作の後に前記フィルム内に開口部を画成するために前記基材に対応する前記フィルムに切目を入れる前記ステップは、連続基材を、所定の幅全体より小さい幅にわたって前記フィルムウェブと合体し、前記基材と前記フィルムウェブとの間に接着剤を供給するステップの後に実行されることを特徴とする請求項39に記載の方法。
【請求項53】
フレキシブルフィルム包装であって、
第1の端部シールから第2の端部シールに延在する縦シールを形成する2つの対向する縁部分を有するフレキシブルフィルムと、
最初に開いた後に包装開口部を画成する前記フレキシブルフィルムの切り目と、
前記縁部分内で前記第1の端部シールから前記第2の端部シールに延在し、前記切目の上に延在する密閉層と、
前記フレキシブルフィルムと前記密閉層との間にある粘着剤とを備え、
前記密閉層は前記フレキシブルフィルムから前記密閉層の少なくとも一部を取り外して前記包装開口部を形成するための不粘着性の把持部分であって、前記第1の端部シール、前記第2の端部シール、または前記縦シールの1つに隣接する不粘着性の把持部分を有することを特徴とするフレキシブルフィルム包装。
【請求項54】
フレキシブル包装を製造するための方法であって、
縦軸を有するフレキシブルフィルムの連続ウェブの一部に切り目を入れるステップと、
粘着剤とともに前記縦軸に沿って連続密閉層を貼り付けるステップであって、前記連続密閉層はフレキシブルフィルムの前記連続ウェブの幅部分の一部に貼り付けられる、ステップと、
フレキシブルフィルムの前記連続ウェブの2つの対向する縁から連続縦シールを形成するステップと、
第1の端部シールおよび第2の端部シールを形成するステップと、
粘着剤不使用の把持部分を前記フレキシブル包装の第1の端部のところに形成するステップと、
前記連続密閉層に切り目を形成するステップであって、前記連続密閉層の切り目が前記粘着剤不使用の把持部分に隣接する、ステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、一般的に、フレキシブル包装に関するものであり、具体的には、再密閉可能開口部を有するフレキシブル包装に関するものである。
【背景技術】
【0002】
関連出願
本出願は、すべて参照により本明細書に組み込まれている2010年5月18日に出願した米国仮出願第61/345,785号、2010年5月18日に出願した米国仮出願第61/345,778号、および2011年3月17日に出願した米国仮出願第61/453,872号の利益を主張するものである。
【0003】
フレキシブル包装は、食品を収容する際に使用するものとして当技術分野でよく知られている。フレキシブルフィルムは、例えば、クラッカー、チューインガム、チョコレート、クッキー、チーズ、サンドイッチ、ビスケット、キャンディー、肉製品、乾燥果実、および乾燥野菜を含む、さまざまな食品の輸送および保管のために実質的に気密を保つシールを用いて軽量包装を実現することができる。これらのフレキシブルフィルム包装の一部は、フレームまたはトレーなどの、構造支持材も含みうる。
【0004】
このようなフレキシブルフィルム包装の一例は、フローラップ型包装(flow−wrap type packages)であり、これは、包装の組み立てまたは形成時に連続フィルムまたはウェブを使用して製品を包むことができるものである。フローラップ型包装として、例えば、水平または垂直フィンシールまたはラップシール包装(horizontal or vertical fin seal or lap seal packages)、エンドシールラップ(end seal wrap)、水平バッギング(horizontal bagging)、およびピローパウチ包装(pillow−pouch packaging)が挙げられる。一構成において、フローラップ型包装では、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどのフィルムを製品に隣接する位置に置き、製品の周りにフィルムを巻き、フィルムの端部または縁からシールを形成し、次いで、製品のいずれかの端部にシールを形成する。これらのシールは、恒久的なものであり、ある程度の構造的完全性を備えることもできる。フレキシブルフィルム包装には他の利点もある。例えば、硬質容器に比べて実質的に安い費用で製造することができ、軽量であり(その結果、輸送費用が安くて済む)、保管に要するスペースを削減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許出願第13/035,399号明細書
【特許文献2】米国特許第5,158,499号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
フレキシブルフィルムに利点があるとしても、これらの包装は、消費者が開くのが難しいときもある。さらに、これらの包装は、多くの場合、さまざまな量の食品を収容していることがあり、また消費者は、その食品全部を一度に消費したくない場合もある。したがって、再密閉機能があれば、使用者は後日のために食品の一部を簡単に効率よく保存しておくことができる。再密閉機能は水分およびガスに対する部分的障壁をなし、その結果部分的に気密であるシールを形成するが、完全な気密シールを構成するわけではなく、また包装内に収容されている食品の保管寿命または新鮮さを保持するのに役立ちうる。
【0007】
再封止可能または再密閉可能機能を有するフレキシブル包装は、時には、広く利用可能である機器上で製造するのが困難である。例えば、いくつかのフレキシブルフィルム包装は、再密閉機能に関係するシール、包装開口部、および他の包装機能を形成するために専用ダイアセンブリまたはヒートシールバーを必要とする場合がある。いくつかのフレキシブル包装の製造に関わる別の欠点として、正確にキャリブレーションされた製造機器が一般的に必須であるという点が挙げられる。例えば、パターン付け接着剤を使用する包装およびプロセスでは、適切なキャリブレーションが行われる必要がある場合がある専用機器を必要とすることがある。別の例として、いくつかのラミネート構造では、ラミネート構造の内面と外面の両方からの部分的深さを有するダイカットを使用する場合があり、機器の複雑度が上がる可能性がある。これらのプロセスでは、消費者が包装を容易に、確実に開くことができることを確実にし、フレキシブル包装を適切に密閉するか、または封止できることを確実にするために包装要素の非常に正確な見当合わせを必要とする可能性がある。
【0008】
それに加えて、以前の包装設計は、機器ならびにさまざまな製造および民生規格に対応するために追加の包装材料を必要とする傾向もある。この余分なフィルムまたは他の材料(ラベルの裏地など)は無駄にコストをかけることになり、包装の原価が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】一連のフレキシブルフィルム包装ブランクの一部分の平面図である。
図2】直線2−2に沿った図1のフレキシブルフィルム包装ブランクのラミネート構造の断面図である。
図3】ラミネート構造の別の構成を示す図である。
図4図1のフレキシブルフィルム包装ブランクのうちの1つから形成されたフレキシブルフィルム包装の図である。
図5】部分的に開いている構成の図4のフレキシブルフィルム包装の図である。
図6】直線6−6に沿った図4のフレキシブルフィルム包装の断面図である。
図7】直線7−7に沿った図4のフレキシブルフィルム包装の断面図である。
図8】別の一連のフレキシブルフィルム包装ブランクの一部分の平面図である。
図9】別のフレキシブルフィルム包装の平面図である。
図10A】別の一連のフレキシブルフィルム包装ブランクの一部分の平面図である。
図10B】別の一連のフレキシブルフィルム包装ブランクの一部分の平面図である。
図11】別の一連のフレキシブルフィルム包装ブランクの一部分の平面図である。
図12図11のフレキシブルフィルム包装ブランクのうちの1つから形成されたフレキシブルフィルム包装である。
図13】部分的に開いている構成の図12のフレキシブルフィルム包装である。
図14】別のフレキシブルフィルム包装の側面図である。
図15】密閉された構成の図14の包装の断面図である。
図16】開いた構成の図14の包装の断面図である。
図17図14の包装を形成する方法の概略図である。
図18】別の一連のフレキシブルフィルム包装ブランクの一部分の平面図である。
図19図18のフレキシブルフィルム包装ブランクのうちの1つから形成されたフレキシブルフィルム包装である。
図20】部分的に開いている構成の図19のフレキシブルフィルム包装の一部の図である。
図21】別のフレキシブルフィルム包装ブランクの平面図である。
図22A】別のフレキシブルフィルム包装ブランクの平面図である。
図22B】フレキシブルフィルム包装の側面図である。
図22C】開いている構成の図22Bのフレキシブルフィルム包装の側面図である。
図22D】別のフレキシブルフィルム包装ブランクの平面図である。
図23】密閉層をフレキシブルフィルムに貼り付けるプロセスの概略図である。
図24図23のフレキシブルフィルムのラミネート構造の断面図である。
図25】別のラミネート構造の断面図である。
図26】密閉層をフレキシブルフィルムに貼り付ける別のプロセスの概略図である。
図27】一連のフレキシブルフィルム包装ブランクを形成するオフラインプロセスの概略側面図である。
図28】一連のフレキシブルフィルム包装を形成するインラインプロセスの概略側面図である。
図29】フレキシブルフィルム包装の別の構成の側面図である。
図30】部分的に開いている構成の図29のフレキシブルフィルム包装である。
図31】別のフレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図32】別のフレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図33】別のフレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図34】別のフレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図35】開いている構成の図31のフレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図36】開いている構成の図32のフレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図37】開いている構成の図33のフレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図38】開いている構成の図34のフレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図39】個別の包装に分ける前の、ラベルが付けられていない状態で図示されている連続フローラップ型構成の図31のフレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図40】個別の包装に分ける前の、ラベルが付けられていない状態で図示されている連続フローラップ型構成の図32のフレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図41】端部シールを形成し、ラベルを付けた後の連続フローラップ型構成の図31のフレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図42】端部シールを形成し、ラベルを付けた後の連続フローラップ型構成の図32のフレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図43】シールジョーとともに端部シールを形成した後の一連の切り目入りフィルム包装の平面図である。
図44】連続密閉ラベルとともにフレキシブルフィルム包装を形成するためのプロセスの概略側面図である。
図45図44の断面線A−Aに沿って切り取ったシールジョーの概略断面図である。
図46】別のフレキシブルフィルム包装の上面図である。
図47】フレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図48】フレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図49】フレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図50】別のフレキシブルフィルム包装の上面図である。
図51】別のフレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図52】フレキシブルフィルム包装のフィルム切り目パターンの図である。
図53】フレキシブルフィルム包装のフィルム切り目パターンの図である。
図54】フレキシブルフィルム包装のフィルム切り目パターンの図である。
図55】フレキシブルフィルム包装のフィルム切り目パターンの図である。
図56】フレキシブルフィルム包装のフィルム切り目パターンの図である。
図57】開かれていない構成のフレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図58】開かれている構成の図57のフレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図59】再封止または再密閉構成の別のフレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図60】切り目入りフレキシブルフィルムと連続ラベルとともにフレキシブルフィルム包装を形成するためのプロセスの概略側面図である。
図61】フィンシールジョーの概略断面図である。
図62】部分的に開いている構成の別のフレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図63】密閉構成のフレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図64】密閉構成のフレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図65】密閉構成のフレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図66】密閉構成のフレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図67】密閉構成のフレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図68】密閉構成のフレキシブルフィルム包装の斜視図である。
図69】部分的に開いている構成のフレキシブルフィルム包装の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書で説明されているさまざまな実施形態によれば、本明細書においてフレキシブルフィルム包装およびそのような包装を生産する方法が提示される。フレキシブルフィルム包装は、雰囲気に対抗する少なくとも部分的な初期シールを有し、容易に開放可能および再密閉可能である。より具体的には、フレキシブルフィルム包装を初めて開ける前に存在している、初期シールは、長期間にわたって、ガスおよび湿気を含む、雰囲気に対して少なくとも部分的な障壁を形成することができる。例えば、フレキシブルフィルム包装の初期シールは、最初に開く前の少なくとも6から8カ月の間、光遮断層を備え、またガスおよび水分遮断層をも備えていることができる。いくつかの用途では、最初に開く前のなおいっそう長い期間にわたってガスおよび水分遮断層があるのが望ましい場合がある。さらに、フレキシブルフィルム包装は、一般的に、収容されている食品の保管寿命がいったんフレキシブルフィルム包装が最初に開けられた後雰囲気に曝されることによりいたずらに短くならないように再封止可能なものである。そこで、フレキシブルフィルム包装は、包装を最初に開けた後に存在している再封止可能シールを形成する再封止機能を有することができる。本開示は、食品用途に関して説明されているが、食品以外にも、医療、薬剤、工業用の包装用途および同様のものにも応用することが可能である。
【0011】
一アプローチでは、フレキシブルフィルム包装は、一般的に、食品の盛りつけを何回も行えるように構成される。そのため、フレキシブルフィルム包装の再封止特性は、最初に開いた後に包装内に残っている食品の新鮮さまたは保管寿命を保持するのに役立つ。例えば、フィンもしくはラップシールを含む縦シール、および端部シールなどの、フレキシブルフィルム包装のシールは、中に入れた食品の保管寿命を保持するのを補助するように気密性を有する(また、部分的または実質的な気密シールなどの気密度が変化する)ものとすることができる。これらのシールは、例えば、ホットシール、コールドシール、低タック接着剤またはファスナー、超音波、これらの組み合わせを使用するものなどの低タックシールなどのさまざまなプロセスによって形成されうる。包装開口部の周りに形成されるものなどの、フレキシブル包装の再封止可能シールは、一部は、フレキシブルフィルムと細長い密閉層との間に配置された粘着剤によって形成されうる。この再封止可能シールの機能は、さまざまな製造プロセスによって形成されうる。
【0012】
フレキシブルフィルム包装は、とりわけ、例えば、袋、パウチ、または円筒形、柱形状、または直線形状などの他の形状を含む、さまざまな構成をとることができる。例えば、フレキシブルフィルム包装は、もっぱら直線的な形状の包装上に見られるような正方形の縁を有することができるか、またはより円形度または卵形度の高い形状の包装上に見られるようなより曲線度の高い形状の縁を有することができる。さらに、食品の個別の1つまたは複数の積み重ねの周りに巻かれたスリーブ構成を有する包装などの、フレキシブルフィルム包装を食品の周りに形成することができる。他の用途では、フレキシブルフィルム包装は、食品とともに全部または一部が形成され、次いで食品で満たされ、これは、さまざまな個別の食品に対して有益な場合がある。さまざまな構成は、包装完全性を維持しながら容易に開き、再封止することができる。
【0013】
一アプローチでは、フレキシブルフィルムは、第1の端部シールから第2の端部シールに延在する縦シールを形成するように会合する2つの対向する縁部分を有する。フレキシブルフィルムは、最初に裂いたとき、または最初に開いたときに包装開口部を画成する切り目を有するものとすることができる。例示的な一実施形態では、細長い密閉層は切り目上に延在し、第1の端部シール(または第1の包装端部)から第2の端部シール(または第2の包装端部)に延在し、縦シールを形成するように会合する対向する縁部分内に延在する。粘着剤をフレキシブルフィルムと細長い密閉層との間に配置することができる。細長い密閉層は、フレキシブルフィルムから細長い密閉部の少なくとも一部を剥離して包装開口部を形成するために使用される不粘着性の把持部分を有することができる。
【0014】
一アプローチでは、包装の構成および形状は、主に、一部はラミネートフィルムの柔軟性により、包装内に収容されている製品の影響を受けうる。別の構成では、フレキシブルフィルムは、内部の剛性支持材または製品トレーなどの、支持構造物の周りのフローラップまたはオーバーラップとして構成することができる。
【0015】
本明細書に提示されているフレキシブルフィルム包装を生産するための方法は、縦軸を有するフレキシブルフィルムの連続ウェブの一部に切り目を入れるステップと、粘着剤とともに縦軸に沿って連続密閉層を貼り付けるステップとを含むことができる。一アプローチでは、連続密閉層を、フレキシブルフィルムの連続ウェブの幅部分の一部に貼り付けることができる。この方法は、可撓性材料の連続ウェブの2つの対向する縁から連続縦シールを形成するステップと、第1の端部シールおよび第2の端部シールを形成するステップとを含むこともできる。一アプローチでは、粘着剤不使用の把持部分をフレキシブル包装の第1の端部のところに形成することができる。以下で説明されているように、フレキシブル包装の材料を包装プロセスでオフラインもしくはインラインで1つの包装ブランクに転換することができ、またとりわけ、水平と垂直の両方の方向の形成/充填/シール操作で形成することもできる。
【0016】
一連の包装内に製品を包装する方法は、縦方向の縁およびそれらの縦方向の縁の間に所定の幅を有する連続フィルムウェブを送るステップを含むことができる。この方法は、所定の全幅より小さい幅部分にわたって連続基材を連続フィルムウェブと合体するステップも含むことができる。一アプローチでは、連続フィルムウェブに、基材を連続フィルムウェブから取り外し、ある程度の剥離性と再封止性を備える粘着剤などの接着剤を連続基材と不連続フィルムウェブとの間に付けた後に、最初に開いたときにフィルムウェブ内に開口部を画成するための切り目を入れる。インラインで実行された場合、この方法は、包装するために製品を順番に送り、連続フィルムウェブおよび基材を製品の周りに巻き付けることができる。さらに、フィンもしくはラップシールなどの縦シールを、連続フィルムウェブの縦方向の縁に沿って貼り付けることができ、前縁端と後縁端のシールを一連の包装の隣接する包装間に設けることができる。
【0017】
一構成では、再封止可能なフレキシブルフィルム包装を製造する方法は、その後形成される個別の包装内に開口部を画成するために連続フィルムに切り目を入れるステップと、連続粘着ラベルまたは密閉層を少なくともその切り目を覆うように貼り付けるステップと、製品の周りにフィルム/ラベルの組み合わせを送って製品を包むステップと、フィルムの対向する縁同士を接合することによって縦シールを形成するステップと、2つの実質的に横断方向の端部シールを形成するステップと、端部シールの遠位にある未封止領域内の剥離タブに切り目を入れるステップとを含む。
【0018】
この一連のフレキシブル包装は、フィルムを製品の周りに巻き付ける直前にインラインで形成されうるか、または製品を包装する十分前にオフラインで形成されうる。例えば、ラミネート構造を、包装に製品を詰めるために包装ラインへ移動する前に用意することができる。別の構成では、製品を包装する前頃に、または直前にラミネートが形成されるようにラミネートを包装操作によりインラインで形成することができる。
【0019】
本明細書で使用されているように、フレキシブルフィルムは、薄いポリマー材料から形成することができる。例えば、フレキシブルフィルムは、ロール内の、または個別のブランクとしての材料のフレキシブルシートであってよい。フレキシブルフィルムを形成するために、さまざまなプロセスを使用することができる。フレキシブルフィルムは、例えば、ラミネート、押し出し成形、鋳造、ブロー成形、またはそれらの組み合わせの方法で形成することができる。一アプローチでは、フレキシブルフィルムは、材料の複数の薄い層を有するラミネートを備えることができる。ラミネート構造は、PET(ポリエチレンテレフタレート)層および/またはOPP(配向ポリプロピレン)層を備えることができる。他の任意選択のラミネート層のいくつか例として、PE(ポリエチレン)層、PP(ポリプロピレン)層、PLA(ポリ乳酸)層、シーラント層、インクもしくは印刷層、ナイロン、およびMET OPP(金属化配向ポリプロピレン)層などの金属化層が挙げられる。これらの異なる層は、さまざまな厚さおよび密度を有するものとしてよい。さらに、フレキシブルフィルムは、上で述べたフィルム構造のうちのいくつかのものの組み合わせであってもよい。別のアプローチでは、フレキシブルフィルムは、単一層(モノウェブ)ポリマーを備えることができる。単一層ポリマーが使用される場合、フィルムは、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ナイロン、または配向ポリプロピレンとすることができる。さらに別のアプローチでは、フレキシブルフィルムは、シーラントを載せたモノウェブを備えることもできる。さらに、フレキシブルフィルムラミネートのコンポーネントを、接着剤によって、または押し出し法によって接合することができる。
【0020】
フレキシブルフィルムラミネート内でPET層が使用される場合、PET層は、ラミネートの剛性に影響を及ぼす可能性がある。より具体的には、PET層は、PET層の厚さに応じて、フレキシブルであることから半剛体であることまでの異なる剛性度を有する。PET層は、比較的軽量で強靱であり、また必要な場合に高い透明度も持つことができるため、ラミネート内に組み込むことができる。PET層は、酸素(ガス)および水分遮断層として使用できる場合もある。それに加えて、OPP層は、フレキシブルフィルムをさらに強化し、透過性に対する有用な遮断層を形成することもできる。
【0021】
フレキシブルフィルム包装は、最初に裂いたとき、または最初に開いたときに包装開口部を画成する切り目を備えることができる。本明細書で使用されているような「切り目」という用語は、任意の種類の機械的に形成された、または切り込みを入れた線、レーザー形成切り目、またはフィルムの完全性を損なうであろう(つまり、脆弱な線または領域)他の切り目を入れる手段を記述するものとしてよい。切り目は、部分的にフレキシブルフィルムの深さ部分に通して配設されうるか、またはフィルムの深さ部分全体に通してダイカットされうる。切り目は、フレキシブルフィルムの外面もしくは内面内に切り込んで切り目を入れられるようにフレキシブルフィルムのいずれかの側に形成することもできる。一例では、切り目は、フレキシブルフィルムの内面からフレキシブルフィルムの中へ入れられ、フレキシブルフィルムを通して延在し、また実質的に粘着剤を通して延在する。それに加えて、切り目は、一組のミシン目などの不連続線であってもよく、これはフレキシブルフィルムの深さ部分を部分的に通るか、またはフレキシブルフィルムの深さ部分全体を完全に通るものでもあってよい。
【0022】
一アプローチでは、細長い密閉層を、切り目の上のフレキシブルフィルム上に配設するか、または連続的に貼り付けることで、細長い密閉層またはフレキシブルフィルムがフィルムの1つの軸に沿って細長い密閉層を欠いている部分に一般的に途絶がないようにする。細長い密閉層は、バッキングを有するラベル、剥離ライナー、またはライナーなしのラベルなどのラベルを備えることができる。別の構成では、細長い密閉層は、第2のフレキシブルフィルムを備えることができ、フレキシブルフィルムと第2のフレキシブルフィルムとの間に粘着剤が配設される。以下で説明されているように、粘着剤は、フレキシブルフィルムと第2のフレキシブルフィルム層との間に粘着剤がラミネートされるように構成されたラミネートフィルム構造への介在層とすることができる。
【0023】
さらに別の構成では、細長い密閉層は、その縦軸に沿ってフレキシブルフィルムの上に連続的に貼り付けられているテープを備えることができる。ライナーなしのラベルはテープに似ている場合もあるが、ライナーなしのラベルは、例えば、見当合わせなどの目的のために、追加の印刷を必要とすることが多い。以下で例示されているように、細長い密閉層を、水平と垂直の両方に形成される包装上に貼り付けることができる。連続密閉層は、透明であるか、不透明であるか、または任意選択により印刷されていてもよい。連続密閉層は、例えば、二軸OPPを含む、OPP(配向ポリプロピレン)、およびPET(ポリエチレンテレフタレート)層などの、さまざまなフレキシブルな、または半剛性のポリマーのいずれかを含むものとすることができる。例示的な一実施形態では、連続密閉層は、約0.5から5.0ミル(50から500ゲージ、0.0127から0.127mm)の厚さを有するものとすることができる。一アプローチでは、連続密閉層は、約1.0から3.0ミル(100から300ゲージ、0.0254から0.0762mm)の厚さとすることができる。一構成では、連続密閉層は、約2.5ミル(250ゲージ、0.0635mm)の厚さを有するものとしてよい。いくつかの用途では、PETは、非剥離性シールを形成する際に耐熱性があるため望ましいと思われる。さらに、細長い密閉層は、途絶することなくフレキシブルフィルムに連続的に貼り付けられる材料の連続ストリップであってよいが、いくつかの構成では、ラベルは、他の実施形態において以下で説明されているように、むしろ分離型のラベルであるものとしてよいことに留意されたい。
【0024】
少なくとも切り目線を覆うように連続密閉層を貼り付けることができる。さらに、連続密閉層は、好ましくは、切り目線を超えて延在し、切り目の周りに十分なマージン領域を確保しておき、切り目が最初に開かれるか、または破られた後、包装開口部を効果的に再封止するようにする。
【0025】
示唆されているように、包装開口部は、好ましくは、少なくとも部分的に気密であるシールが開口部の周りに構成される(いくつかの構成では再封止可能開口部が実質的に気密を保つ)ように再封止可能である。フレキシブルフィルムと細長い密閉層との間の粘着剤は、包装開口部の再封止特性を生み出す働きを助ける。粘着剤は、好ましくは、包装される製品に対して中性であるか、または反応しないものである。一アプローチでは、粘着剤として、例えば、冷間成形接着剤、ホットメルト接着剤、コールドシール接着剤、中性または合成ラテックス接着剤、低タック接着剤、EVA(エチレン酢酸ビニル)、アクリル接着剤(水性または溶剤系アクリル接着剤)、スチレンブロックコポリマー接着剤、ブチルゴム接着剤、シリコーンゴム接着剤、天然ゴム接着剤、ニトリル接着剤、アクリルエマルジョン系接着剤、およびこれらの組み合わせが挙げられる。さらに、粘着剤に対して、押し出し、共押し出し、印刷、またはこれらの組み合わせを施すことができる。一構成では、粘着剤は、水性アクリル系接着剤である。粘着剤は、さまざまな厚さをとりうる。一アプローチでは、粘着剤は、約0.5から1.5ミル(50から150ゲージ、0.0127から0.0381mm)の厚さとすることができる。粘着剤は、例えば周囲および冷蔵条件などのさまざまな条件で再封止するのに適している場合がある。
【0026】
いくつかの構成では、粘着剤は、冷蔵条件の下であっても実質的に気密を保つシールを形成することができる(つまり、粘着剤は、約−10から90℃の温度範囲、好ましくは約2から7℃の温度範囲で動作可能であるものとすることができる)。粘着剤は、フィルムに直接施すことができるが、フィルム上のインクまたは別のコーティングに施すこともできる。一アプローチでは、粘着剤は、密閉層が開かれ、再密閉されることを繰り返された後も、連続密閉層に付着したままである。別の構成では、粘着剤は、低タック接着剤またはファスナーである。任意選択の低タック接着剤またはファスナーは、参照により本明細書に組み込まれている、2011年2月25日に出願した特許文献1において開示されている。低タック接着剤は、望ましくない表面に対して比較的低いタック性を示すさまざまな好適な材料を含むことができるが、それと同時に、それでも望ましい表面に対して良好な付着強度(フレキシブルフィルムからの層間剥離がないなど)、および類似の表面に対して比較的良好な密着性または自己接着性の付着強度を示し、これによりフレキシブル包装またはパウチの密閉状態を保つが、それでも手を使って包装を開けるか、または剥離する作業を行うことできる。低タック接着剤を包装で使用する場合、密閉層がフィルムから上方へ引っ張られるか、または引き離され、包装が開いた状態になった後、粘着剤が密閉層、フィルム、またはその両方に付着しうることが予想される。例示的な一実施形態では、包装を開けるときに、低タック接着剤(PSA)の一部は、フィルムに付着したままであり、低タック接着剤(PSA)の別の部分は、連続密閉層に付着したままである。
【0027】
それに加えて、包装の最初のシール(開く前のシール)も、長期間にわたり実質的に気密を保つものとすることができる(例えば、ガスおよび水分遮断層を形成する)。最初のシールは、その後包装開口部を画成する、連続密閉層および切り目の上にラミネートされた粘着剤と一緒に、包装端部シールまたは縦シールによって形成されうる。
【0028】
一構成では、再封止可能なフレキシブルフィルム包装は、スリーブを形成するように縦方向に封止される縁を有する切り目入りフィルムを備える。第1の包装またはスリーブ端部シールは、第1の包装端部のところで縦シールを実質的に横断する形で配設される。第2の包装またはスリーブ端部シールは、第2の包装端部のところで縦シールを実質的に横断する形で配設される。いくつかの構成では、第1および第2の端部シールは、任意選択により剥離可能であるか、または剥離不可能であるものとすることができる。本明細書で使用されているように、剥離性シールは、シーラント層を互いに隔てることができるシールであり、非剥離性シールは、シーラント層が隔てないように接着するシーラントを含む、つまり、破壊的シールである。第1の端部シールと第2の端部シールとの間のフィルムは、包装内側を画成する。フレキシブルフィルムは、フィルムの切り目の上に、粘着剤とともに包装の縦軸に沿って連続的に配設されているラベルまたは他の連続密閉層を有する。ラベルは、包装から内容物が取り出されたときに包装を再密閉または再封止するために使用することができる。それに加えて、包装内容物の一部を取り出した後に、フィルムを巻いたり捻ったりして包装を圧縮し、次いで、ラベルをその上に貼って、包装を再密閉または再封止することができる。包装のサイズは、巻いたり捻ったりすることで、包装のサイズを包装内に残っている内容物の量に合わせて縮小することができる。
【0029】
一アプローチでは、粘着剤は、切り目の辺を分離するのに必要な力より大きな、フィルムとラベルとの間の剥離強度を有する。ラベルは、ラベルとフィルムとの間に配設されている粘着剤で包装を十分再封止することができるように切り目線を超えて延在することができる。さまざまな切り目パターンが予想され、本明細書ではいくつかの構成を用意している。切り目は、一般的に第1の包装端部から第2の包装端部まで縦方向に配設されうる。それに加えて、切り目は、まっすぐであるか、またはアーチ形であるか、またはそれらの組み合わせとすることができる。さらに、切り目は、例えば、「T」字形、涙滴形、および円形などの形状を備えることもできる。一構成では、切り目は、第1の包装端部のところまたはその近くに開口部を画成することができる。いくつかの実施形態では、切り目線は、端部シール同士の間にループを形成する。他の実施形態では、切り目は、第1の端部シールの外縁から始まり、後方に延在し、接合して単一の切り目線を形成することができる。一構成では、切り目線は、第2の端部シールを超えて延在することはない。さらに別の構成では、切り目は、端部シール内に入り、および/または貫通することができる。シール領域は、ヒートシールバーによって形成されうるので、包装内に端部もしくは縦シールを形成するために使用される熱は、シールを形成する前に切り目がヒートシール領域内に入り込むとしても、ヒートシールを超える切り目の破れを十分に阻止できるようにポリマーを溶融することもできる。
【0030】
第2の包装端部に隣接する切り目線の末端は、フィルムの破れが切り目線を越えてさらに進むのを阻止または防止するように構成されうる。第2の包装端部に隣接する切り目線の端部は、とりわけ「J」字形フック、二重「J」形フック、スマイル、シェパードのフック、涙滴形状、および二重涙滴形状(包装のいずれかの端部のところに比較的大きな包装開口部を形成する)を有する構成を備えることができる。一例では、切り目線は、第2の包装端部の方へ一般的に垂直方向に走る単一の切り目線まで延在する第1の包装端部に隣接する位置に涙滴形開口部などの開口部を備え、この包装の内側に開口部を形成する。別の構成では、切り目は、第1の包装端部と包装から延在し、下方垂直に延在する2つの一般的にまっすぐな部分とに隣接する涙滴形開口部などの開口部を備える。一般的にまっすぐな部分は、平行であり、約5mm以下の距離だけ隔てて並べられる。切り目は、第2の端部に隣接する2つの一般的にまっすぐな部分を接合する狭いアーチ形セクションを備えることができる。一構成では、ラベルは、第1の端部シールを越えて、少なくとも包装の前縁へ延在する。
【0031】
下で説明されているように、タブ切り目などの第2の切り目線もしくは領域を包装に加えて、フィルム/ラベルラミネート内にタブなどのタブ部分を画成することができる。第2の切り目線または領域は、第1のスリーブ端部シールの遠位に、またはそれに隣接して配設されうる。それに加えて、複数の第2の切り目線または切り目領域を追加して、タブ部分が適切な機能を発揮するのを補助することができる。複数の切り目線を追加して、要素の見当合わせの変動に関する問題に対処することができる。
【0032】
図1を最初に参照すると、一連のフレキシブル包装ブランク10が示されている。連続フレキシブルフィルムウェブ12は、そこから形成される包装の長さに沿って幅および縦軸を有する。細長い密閉層または連続密閉層14を連続フレキシブルフィルムウェブ12の幅の一部に対して包装ブランクの縦の長さに沿って連続的に貼り付ける。例えば、連続密閉層14を、実質的に連続フレキシブルフィルムウェブ12の縦軸全体に沿って貼り付けることができる。粘着剤18(図2)を連続フレキシブルフィルムウェブ12と連続密閉層14との間に配置する。連続密閉層14のように、粘着剤18は、粘着剤なしで2つの層の間に領域がないように連続フレキシブルフィルムウェブ12と連続密閉層14との間に連続的に施される。切り目16が、連続フレキシブルフィルムウェブ12内に形成され、その後、連続密閉層14が連続フレキシブルフィルムウェブ12から引き離されると包装開口部を形成する。
【0033】
より具体的には、フレキシブルフィルム包装5(図5)を最初に開いた後、切り目16をフレキシブルフィルム12内に形成し、切り目16によって包装開口部36を画成することができる。この包装開口部により、消費者は包装5内の製品に容易にアクセスすることができる。上で述べたように、切り目16は、例えば、ダイカット、レーザー形成、またはフィルムの完全性を損なわない他の形成操作などによる機械的形成を含むさまざまな操作で形成することができる(例えば、特許文献2を参照)。切り目16は、フレキシブルフィルムの内面もしくは外面上に形成することができる。それに加えて、切り目16は、部分的にフレキシブルフィルムの厚さ(部分的な深さの切り目線)を通して、またはフレキシブルフィルムの厚さ全体(完全な深さの切り目線)を通して配設することができる。それに加えて、切り目16には、深さだけでなく、さまざまな幅があってもよい。切り目16は、連続密閉層14がフレキシブルフィルム12に施されるか、もしくは合体される前に、または細長い連続密閉層14がフレキシブルフィルム12に貼り付けられた後に形成することができる。切り目16が、連続密閉層14を貼り付けた後に形成される場合、切り目16は、フレキシブルフィルム12を通して(内面から)形成され、粘着剤18内に入るものとしてよい。一アプローチでは、切り目16は、フレキシブルフィルム12、粘着剤18を通して形成され、部分的に連続密閉層14内に入るものとしてよい。
【0034】
切り目16がその後包装開口部36(図5)を形成することに加えて、連続フレキシブルフィルムウェブ12は、それに形成されるタブ切り目15(図1)も有することができる。タブ切り目15は、切り目16に類似しているものとしてよい。タブ切り目15は、連続密閉層14が貼り付けられる領域内の連続フレキシブルフィルム12上に配設されうる。以下でさらに詳しく説明されているように、タブ切り目15により、フレキシブルフィルムの部分38を連続フレキシブルフィルムウェブ12の残り部分から分離し、連続密閉層14とともにフィルム包装の端部にタブ部分40を形成することができる。図1の例示的な構成において、タブ切り目15は、一連のアーチ形ダイカットを備え、その結果、フレキシブルフィルムのアーチ形部分38が連続フレキシブルウェブ12の残り部分から分離される。それに加えて、以下でさらに詳しく説明されているように、タブ切り目15は、一連の切り目線を備えることにより、連続フレキシブルフィルムウェブの縦見当合わせを、一連のフレキシブル包装10から個別のフィルム包装5を形成もしくは分離するシールバーおよび分離もしくはナイフカットで正確にキャリブレーションする必要はない。実際、以下で説明されているように、タブ切り目15は、個別の包装が形成されるときにラミネート内にその後作られるナイフまたは分離カット44と交差するように形成される。
【0035】
例示的な一実施形態では、切り目16およびタブ切り目15が、連続密閉層14がフレキシブルフィルムウェブ12に貼り付けられた後に形成される。このような構成では、切り目16は、フレキシブルフィルム12の深さ全体を貫通し、場合によっては、粘着剤18の一部分を貫通するものとしてよい。また、切り目16は、連続密閉層14内にわずかに入り込むが、切り目16は、連続密閉層14の遮断性の完全性を十分に損なうほどには連続密閉層14内に入り込まない。さまざまな異なる切り目深さが、タブ切り目15についても予想される。
【0036】
事前に切り目を入れたフィルム(または密閉層を貼り付ける前に切り目を入れたフィルム)も、ラベルが引き戻されたときにフローラップ型包装上に開口部を形成する引裂き線を画成することができる。切り目16は、開く前にフレキシブルフィルム包装のシールを維持することができ、これにより、フレキシブルフィルム12は深さ全体を通して完全な切り目を入れられないようにすることができる。あるいは、切り目16は、フレキシブル包装を最初に開く前に連続密閉層14が実質的のシールを構成するようにフレキシブルフィルム12を貫通するものとしてよい。
【0037】
さまざまな切り目12の構成が予想され、本明細書ではいくつかの例を説明する。与えられたフレキシブルフィルム包装に対して使用される特定の切り目構成は、とりわけ、包装されている製品、構造支持材がフレキシブルフィルム包装内に組み込まれているかどうか、および利用可能な製造機器に依存しうる。一アプローチでは、切り目16は、包装を最初に開けた後、フレキシブルフィルム包装内の製品の少なくとも70%にアクセスすることができる包装開口部を画成する。より具体的には、細長い密閉層14を切り目16の端部まで剥離して切り目16全体を露出させたときに、使用者が包装内の製品の少なくとも70%のどれかにアクセスする(つまり、包装から取り出す)ことができることが予想される。これにより、消費者は、最初に開いた直後にフレキシブルフィルム包装内の製品の実質的部分にアクセスすることができる。さらに別のアプローチでは、切り目16は、包装内の製品の少なくとも90%にアクセスすることができる包装開口部を画成する。別の構成では、切り目16は、包装内の製品の少なくとも50%にアクセスすることができる包装開口部を画成する。
【0038】
図1は、例示されている構成内でフックを有する、端部34で終端する2つの一般的に細長いまっすぐなセクション32内に延在する球根形またはアーチ形セクション30を有する切り目線16を示している。フックまたはJ字形の端部は、切り目16が波及するか、またはフレキシブルフィルム12を裂き続けるのを防ぐのに役立つ。それに加えて、フレキシブルフィルム12内に収容されている製品に応じて、切り目16のアーチ形セクション30を使用することで、包装開口部の大きさを中に収容されている製品の実質的部分を容易に出し、アクセスできる十分なものとすることができる。
【0039】
図8を簡単に参照すると、別の一連のフレキシブル包装ブランク110が示されている。この一連のフレキシブル包装ブランク110は、一連のフレキシブル包装ブランク10に類似しており、細長い密閉層または連続密閉層114を持つ連続フレキシブルフィルムウェブ112を有する。一連のフレキシブル包装110の主な違いは、切り目116とタブ切り目115である。切り目116は、部分30よりわずかに狭い球根形またはアーチ形部分130を備え、また、互いの方へ、包装の中心から離れる方向に延在するフックを備える端部134へ、内向きに角度が付いている2つの一般的に細長いまっすぐなセクション132も備える。切り目116で形成された包装開口部は、切り目16で形成された包装開口部に比べてわずかに狭いものとしてよい。それに加えて、タブ切り目115は、個別の包装が形成されたときにその後作られるナイフカット144を交差するように構成されている一連のまっすぐな切り目線を含む。図8は、例えば、展示することを目的として、個別の包装を吊り下げられるように、密閉層114およびフレキシブルフィルム12を通して形成されうる開口部またはペグ孔154も示している。
【0040】
上で示唆されているようなフレキシブルフィルムウェブ12、112は、いくつかの例として、PET層、OPP層、PE層、KET OPP層、PP層、および/またはPLA層を含む、材料のいくつかの層を備えるラミネートとすることができる。これらの層は、接着剤によって、または押し出し成形によって接合することができる。あるいは、フレキシブルフィルムウェブ12は、単一層ポリマーまたはモノウェブであってもよい。フレキシブルフィルム包装は、少なくとも部分的に気密を保って封止されているので、フレキシブルフィルムウェブは、好ましくは、ガスおよび水分遮断層を形成する。一アプローチでは、フレキシブルフィルムは、約1ミルから5ミル(100から500ゲージ、0.0254から0.127mm)の厚さとすることができる。押し出しラミネート加工とともに使用されるような別のアプローチでは、フレキシブルフィルムウェブ12は、約0.47ミルから0.98ミル(47から98ゲージ、0.012mmから0.025mm)の厚さとすることができる。押し出しラミネート加工とともに使用される例示的な一実施形態では、フレキシブルフィルムウェブ12は、約0.67ミルから0.71ミル(67から71ゲージ、0.017mmから0.018mm)の厚さとすることができる。上記の押し出しラミネート加工の例については、押し出し物も、約0.4ミルから1.2ミル(40から120ゲージ、0.01から0.03mm)の厚さをフレキシブルフィルムにさらに加える。フィルムの厚さは、所望の構造的完全性のレベル、切り目線の所望の深さ、および利用可能な製造機器とともに、ガス、水分、および光の所望の遮断機能として働きうる。
【0041】
フレキシブルフィルムウェブ12、112は、ヒートシール可能なコポリマーであってよく、いくつかの構成において、ヒートシール可能なポリマーが、例えば、50から300℃の範囲の温度でシールを形成する。フレキシブルフィルムウェブ12は、加圧封止できるフィルムであってもよい。一構成では、フィルムウェブ12、112は、加圧封止できるフィルムとすることができる。例えば、加圧封止できるフィルムは、例えば、約0.7から7.0kg・cmの範囲の圧力でシールを形成することができる。一アプローチでは、加圧封止できるフィルムは、約5.6kg・cmでシールを形成する。
【0042】
上で述べたさまざまなラミネート層に加えて、シーラント、硬化剤、インク、剥離層などの追加のラミネート層も、ラミネート構造内に組み込むことができる。例えば、シーラント層を加えて、製品を閉じ込めるシールの形成を円滑にすることができる。一アプローチでは、シーラント層を、包装の内側に向けられたフィルム表面(内側に面する表面)上に配向することができる。シーラント層としては、とりわけEVA(エチレン酢酸ビニル)、アイオノマープラスチック(DuPont社によってSURLYNという商標名で売られている物質)、メタロセン、および有機粘土のような熱活性化ポリマーシーラント層などのさまざまなポリマーシーラントがある。一例では、熱活性化シーラント層を使用してフィンシールなどのシールを形成することができる。それに加えて、低温シーラントおよび加圧シーラントも、本明細書で開示されている構成とともに使用することができる。フレキシブルフィルム包装内の製品が、食品である場合、食品等級のシーラントが使用されることに留意されたい。
【0043】
一構成では、硬化剤をフレキシブルフィルム12、112に加えて、フィルムの剛性を増す。これらの硬化剤を、すでに述べたラミネート層の厚さはまたは密度を変更することによって行うことができる剛性調整に加えて使用することもできる。これらの硬化剤は、押し出し成形フィルムのコンポーネントとして、または独立した層として加えることができる。例えば、ポリアミドポリマー(例えば、ナイロン)などのラミネート層をフレキシブルフィルムウェブ12のラミネートフィルム構造の中に入れることができる。一アプローチでは、接着剤によってフィルム構造の残り部分に保持されるラミネート層としてナイロンを加えることができる。さらに、一構成では、ナイロン層を、他のフレキシブルフィルム層がナイロン層(つまり、結合層)のいずれかの側に付着するように他の層の間に配置することができる。一構成では、0.0508mm(2ミル)の構造などのフィルム構造は、フィルム厚さの約6〜10%、または約0.003から0.005mmの厚さのナイロン層を含むことができる。一アプローチでは、ナイロン層は、フィルム厚さの約8%を占める。さらに別のアプローチでは、ナイロン層は、約0.004mmを占めるものとしてよい。
【0044】
指摘されているように、インク層を追加のラミネート層としてラミネート内に形成することができる。例えば、1つの特定のラミネートが、PET層およびOPP層などの他のフィルム層の間に配設されているインクおよびプライマーを含むことができる。あるいは、インクは、モノウェブに使用されているような剥離性上層ラッカーを使用する表面印刷層とすることができる。他の追加の層は、上で述べたように、金属化層を含んでいてもよい。
【0045】
剥離層は、いくつかの構成にラミネート構造により高い柔軟性を持たせるために組み込むことができ、また粘着剤に対する数のオプションを増やすこともできる。例えば、剥離層が組み込まれる場合、包装装置内で使用される粘着剤は、より低い剥離力を有するものとしてよい。剥離層は、OPPなどのホモポリマーであってもよい。一アプローチでは、剥離層は、フィルム上に印刷されるか、または押し出し成形される上層ラッカーであってよく、これにより、粘着剤とフレキシブルフィルムとの間に遮断層を形成し、一貫した開口特性をもたらすことができる。
【0046】
一アプローチでは、細長い密閉層14は、フレキシブルフィルム包装5が形成された後、連続密閉層14が一方の端部シールから別の端部シールに延在するようにフレキシブルフィルム12に沿って連続的に貼り付けられる。図4では、連続密閉層14は、第1の端部シール26から第2の端部シール28に延在する。さらに、密閉層14は、フィルム包装5を形成するフレキシブルフィルム12の幅部分上に部分的にのみ延在する。しかし、連続密閉層14は、包装の幅全体にわたって延在しうるが、フレキシブルフィルム12の長さ上には部分的にしか配設されえないことも企図される。より具体的には、連続密閉層14は、好ましくは、包装の幅全体と長さ全体の両方にわたって延在することはない。連続密閉層14は、いずれかの方向(つまり、長さ方向または幅方向)に部分的に配設され、それらの方向のうちの他の方向には連続的に配設される。一アプローチでは、連続密閉層14は、フレキシブルフィルムの1つの軸に沿って連続的に貼り付けられ、連続的に施された軸の法線方向の軸に沿っては部分的にしか貼り付けられない。そのため、フレキシブルフィルム包装10は、包装の長さ全体にわたって延び、幅の一部のみの上にある細長い密閉部分14または包装の幅全体にわたって延び、包装の長さの一部のみの上にある細長い密閉部分14を有することができる。
【0047】
図2は、直線2−2に沿ってフレキシブルフィルムの断面を示す図であり、フレキシブルフィルム12と細長い密閉層14との間の粘着剤を例示している。細長い密閉層14は、図1〜2の一般的に中心に合わされた位置に配設されているが、細長い密閉層14は、包装の幅もしくは長さ上で心違いであるか、またはオフセットされる可能性があることも予想される。図3は、細長い密閉層14が、フレキシブルフィルム12の縁に沿ってどのように配設されるかを示している。
【0048】
フレキシブルフィルム12に接着され、切り目16を覆う細長い密閉層14があるため、フレキシブル包装5を手で容易に開けることができる。一実施形態では、細長い密閉層14は、フレキシブル包装5がタブ部分40を有するように形成されうる。より具体的には、タブ部分40(図5)は、細長い密閉層14と端部シール26などの端部シールの遠位に延在するフレキシブルフィルムの未封止の領域内のフレキシブルフィルムの一部とによって形成され、したがって、使用者は、剥離性シールの上層、つまり、細長い密閉層14を掴んで剥がして開くことができる。
【0049】
一構成では、フレキシブルフィルム12は、第1の縁部分20と第2の縁部分22とを有する。図4図6に示されているように、縁部分20、22を一緒にして、第1の端部シール26から第2の端部シール28に延在するフィンシール24などの縦シール内に形成することができる。縦シールは、ラップシールも備えることができる。縦シールは、図4および図5に例示されているように、包装の長さに沿って延びるものとしてよい。しかし、包装は、縦シールが同様に包装の幅に沿って延びるように構成されうる。
【0050】
図1は、端部シール26、28を形成する一アプローチを例示している。図1は、シールバー領域42(波線で示されている)が包装(図4および5に示されている)の第1の端部シール26および第2の端部シール28をどのように形成するかの概要を示している。例示的な一アプローチでは、連続フレキシブルフィルムウェブ12は、成形チューブ、成形カラーなどの成形装置の周りに巻き付けるか、または他の方法で巻き付け、縁部分20、22を封止のため一緒に合わせる。この時点で、連続フレキシブルフィルムウェブ12も、中に収容する製品の周りに巻き付けられている場合、端部シール26、28も、包装上に形成されうる。端部シール26、28は、フレキシブルフィルム包装の構成に応じて、図7に示されているように、上側フィルム部分48および下側フィルム部分50を備えるか、または前側部分および後側部分も含みうる。
【0051】
それに加えて、図1は、分離カット44が破線でも示されている端部シール26、28の間に形成されうる場所を示している。分離カット44は、個別の包装5を一連のフレキシブルフィルム包装10から分離し、フレキシブルフィルムウェブ12、連続密閉層14、および粘着剤18を切り開く。一例において、分離点は、前の包装の第2の端部シール28と後の第1の包装の端部シール26との間に生じる。
【0052】
例示的な一アプローチでは、第1の端部シール26および第2の端部シール28に隣接して配設されている2つの包装のフレキシブルフィルムの端部は、共に封止されない。自由端46は、共に封止されていないので、使用者が掴める。そこで、包装を開くために、特に、再封止可能な密閉部を欠いている包装を開くために、使用者は、端部シールの上側部分および下側部分に隣接しているフレキシブルフィルムの自由端を掴んで、端部シールを引き離すことができる。より具体的には、いくつかの包装において、自由端部分は、破壊的シールと称される、端部シールを形成する実質的に気密を保つフィルム間シールを消費者が裂くことによって引き離される。自由端部分を欠いているものを含む、他の構成では、使用者は、シールに隣接している位置で、前パネルと後パネル(または上側パネルと下側パネル)を互いに引き離して、シールを裂くことを選択することができる。包装を開くこれらの方法は両方とも、永久シールまたは一次シールを裂くものであり、時には、剥離性を有しない。
【0053】
端部シール26、28および縦シール24は、フィルム間シールであり、一次シールと考えることができ、時には、永久シールまたは破壊的シールである。密閉層14も、フレキシブル包装5でシールを形成し、二次シールと考えることができる。二次シールは、再封止可能であり、一般的には破壊的でない。例示的な一実施形態では、一次シールを分離するのに必要な剥離力(一次剥離力)は、二次シールを分離するために必要な剥離力(二次剥離力)より高い。
【0054】
一例では、フレキシブルフィルム包装5は、フレキシブルフィルム包装5の長さ部分にわたって密閉層14によって形成される二次シールとともに、端部シール26、28および縦シール24を含む、一次シールを有する。二次シールは、一部は、連続密閉層14とフレキシブルフィルム12との間に配設された粘着剤18によって形成される。
【0055】
図7は、図4の直線7−7に沿って切り取った断面図であり、第1の端部シール26のところのフレキシブルフィルム12を示している。連続密閉層14および粘着剤18も、第1の端部シール26に隣接して配設される。この点の近く、またはこの点のところで、使用者はタブ部分40(図5)を掴み、上方に引っ張って、連続密閉層14をフレキシブルフィルム12から分離し、包装開口部36を露出させる。連続密閉層14は、第1の端部シール26の上側部分48と下側部分50との間の一次シールを阻害することなくフレキシブルフィルム12から剥がされるように、それらの間の一次剥離力は、連続密閉層14をフレキシブルフィルム12から分離するために必要な二次剥離力より大きい。より具体的には、一次剥離力および二次剥離力が等しい場合、使用者は再封止可能でない場合のある一次シールを阻害するか、または悪影響を及ぼすことがある。一アプローチでは、一次シールは、二次シールの剥離力より31〜46.5グラム/cm2(200〜300グラム/インチ2)以上大きい剥離力を有する。別の構成では、剥離力の差は、15.5〜62.0グラム/cm2(100〜400グラム/インチ2)とすることができる。
【0056】
上で示唆されているように、多くの消費者が、以前から、包装の端部または頂部のところの一次シールを裂くことによって包装を開いている。図5に例示されているように、フレキシブルフィルム包装5は、端部シール26を裂くことなく端部シール26から上方へ、端部シールに隣接している、連続密閉層14を使用者が引き上げられるように構成される。それに加えて、フレキシブルフィルム12は、使用者が、粘着剤18に触れることなく連続密閉層14を掴むことができるようにその中に形成されたタブ切り目15を有する。そのために、一次シールおよび二次シールは、一次シールを阻害することなく使用者が包装を容易に開けるように構成された剥離力を有することができる。それに加えて、フレキシブル包装5は、包装を容易に開けるようにするタブ部分40を有することができる。
【0057】
上で述べた、包装の自由端46は、端部シールに隣接しているが、一般的には共に封止されない。より具体的には、包装の自由端46は、フィルムラミネートの未封止領域内に見つけることができ、一アプローチでは、包装の端部シールの遠位にあり、これにより、使用者は、フィルムの上層または部分48および連続密閉層14の部分38を掴んで剥がして開くことができる。
【0058】
上で述べたように、タブ部分40は、タブ切り目15と分離カット44との組み合わせによって形成されうる。フレキシブルフィルム包装5の前端は、タブ部分40の位置に隣接している場合もある、分離カット44によって画成されうる。例示的な一アプローチでは、使用者は、その端部のところを掴んで、包装を開き始めることができる。特に、消費者は、フレキシブルフィルム12の上側部分48の自由端46を掴み、さらに、前端に隣接する連続密閉層14の部分も掴むことができる。使用者が連続密閉層14をフレキシブルフィルム12から持ち上げるか、または剥離するのを助けるために、端部シール26の上側部分48に隣接する自由端46の一方には、タブ切り目15を形成しておくとよい。そこで、フレキシブルフィルムの部分38は、タブ切り目15の1つのところでフレキシブルフィルム12の残り部分から分離することができる。部分38は、連続密閉層14の下に配設された粘着剤18を覆い、これにより、使用者は粘着剤に触れることなくタブ部分40を掴むことができる。より具体的には、部分38は、タブ切り目15でフレキシブルフィルム12の残り部分からフレキシブルフィルムの部分38を分離させることによって形成される。
【0059】
図5に示されている切り欠き部分52は、タブ部分40上の粘着剤18を覆うようにフレキシブルフィルム12の部分38がフレキシブルフィルムの残り部分から取り外される場合を示している。以下でさらに詳しく説明されるように、タブ切り目15は、包装10の前端部シール26内に部分的に配設されうるか、またはタブ切り目15は、包装10の前端部シールにちょうど沿って延在しうるか、または前端部シール26のちょうど外側に配設されうる。それに加えて、一連のタブ切り目15が使用される場合、タブ切り目15は、3つすべての位置に配設された線を有することができる。タブ切り目15が、前端部シール26の中へほんのわずか入り込んでいる場合、端部シール26のわずかな部分を、フレキシブルフィルム12から取り外された部分38の中に入れることができるが、タブ切り目15が、前端部シール26内にかなり入り込んでいる場合、シール内の力が、前端部シール26の大部分がそこから分離してフレキシブルフィルム12の部分38を形成することを許さない可能性が高い。そのため、フレキシブルフィルム12から取り外される部分38の構成は、分離カット、タブ切り目15、タブ切り目15の相対的配置の構成に依存し、また前端部シール26の強度にも依存しうる。図1に示されている例示的な一実施形態では、タブ切り目15の真ん中のアーチ形の切り目線は、典型的には、タブ部分44の後の周囲縁を画成する。これは、封止領域42内で端部シール26によって溶接されないタブ切り目15のうちの最大のものである。そのため、さまざまな構成をタブ部分44、タブ切り目15、およびフレキシブルフィルムの部分38に使用することができ、本明細書ではいくつかの例を取りあげている。
【0060】
タブ部分40の前縁部およびフレキシブルフィルム包装5の後縁部を画成する分離カット44は、別のフレキシブルフィルム包装5の後縁部も画成する。そのため、前のフレキシブルフィルム包装5はダイまたはナイフ切断アセンブリによって後縁部を付けられ、後のフレキシブルフィルム包装5は、前縁部を付けられる。
【0061】
フレキシブルフィルム12と細長い密閉層14との間に配設されるか、または塗布される粘着剤18は、さまざまな強度および組成を有することができる。上で指摘されているように、粘着剤として、例えば、冷間成形接着剤、ホットメルト接着剤、コールドシール接着剤、中性または合成ラテックス接着剤、低タック接着剤、EVA(エチレン酢酸ビニル)、アクリル接着剤(水性または溶剤系アクリル接着剤)、スチレンブロックコポリマー接着剤、ブチルゴム接着剤、シリコーンゴム接着剤、天然ゴム接着剤、亜硝酸塩接着剤、アクリルエマルジョン系接着剤、およびこれらの組み合わせが挙げられる。さらに、粘着剤に対して、押し出し、共押し出し、印刷、またはこれらの組み合わせを施すことができる。一アプローチでは、粘着剤は、切り目15を裂くか、または分離するために必要な強さより大きい結合強さを有する。このような構成では、使用者は、細長い密閉層14を上方に引っ張り、包装開口部を露出させ、所望の量の製品を取り出し、次いで、切り目の外側の粘着剤を使用して包装を再封止することができる。一アプローチでは、粘着剤はさまざまな厚さを有することができる。例えば、粘着剤は、約0.00508から0.0254mm(約0.2ミルから1ミル)までの範囲の厚さを持つことが可能であり、なお厚くすることも可能である。
【0062】
次に、図9を参照すると、フレキシブルフィルム包装205は、連続密閉層214が配設されたフレキシブルフィルム212を備えることがわかる。フレキシブルフィルム包装205は、切り目216および第1の端部シール226に隣接して配設されるタブ切り目215を備える。一アプローチでは、切り目216は、アーチ形部分230および端部シール228に隣接する端部234のところで終端する2つの一般的に細長いまっすぐな部分232を有する一般的にU字形の構成形状を持つ。タブ部分240は、端部シール226に隣接し、一部は、フレキシブルフィルム212を通る複数の繰り返すまっすぐな切り目線を備える、切り目215によって画成される。フレキシブルフィルム包装205の前縁部および後縁部は、まっすぐであり、図4図5の包装のようにアーチ形セクションを有していない。図9に例示されているように、ダイカット260は、少なくとも、連続密閉層214を通るように示されている。一アプローチでは、ダイカット260は、連続密閉層214、粘着剤218、およびフレキシブルフィルム212を通して形成される。そのため、タブ部分240が、連続密閉層214を通るダイカット260およびフレキシブルフィルム層312を通る切り目216によって画成されるアーチ形の前縁部を有する第1の端部シール226に隣接して形成される。図9に示されているように、クロスハッチの切り目領域256の対をタブ240の外側部分に隣接して設けることができる。一アプローチでは、ダイカット260は、クロスハッチの切り目領域256内に入り込んでいる。クロスハッチの切り目領域256により、連続密閉層214をタブ部分240の後縁部のところでフレキシブルフィルム212から比較的容易に分離することができる。
【0063】
図10Aに例示されている、一連のフレキシブルフィルム包装310aは、フレキシブルフィルム包装ブランク205に類似しているが、この一連のフレキシブルフィルム包装310aには、アーチ形の前縁部を持つタブ部分がなく、まっすぐな前縁部がある。一連のフレキシブルフィルム包装310aは、連続密閉層314aが配設されているフレキシブルフィルム312aを備える。フレキシブルフィルム312aは、包装開口部となる切り目316aおよびタブ部分340aの形成を助けるタブ切り目315aを有する。アーチ形のタブ切り目315aは、前と後の包装の自由端内に延在し、分離カット344aとの包装要素の見当合わせの変動を許す。より具体的には、タブ切り目315aでは、前の包装と後の包装の端部シールの間に使用される分離カット344aとの連続フレキシブルフィルムウェブの縦方向の見当合わせを正確に較正することを必要としない。切り目316aを形成するものに似た切り目形成メカニズムによって形成されるアーチ形のタブ切り目315aを有することに加えて、アーチ形のカットも、分離カットによって形成されうる。図10Bに例示されているように、一連の包装310aとその後見かけが同じになる一連のフレキシブルフィルム包装310bは、前端部シールの遠位にある未封止領域内のフィルムにアーチ形カット345bを形成するように分離もしくはナイフカット344bを構成させることによって形成されうる。図10Aおよび図10Bの構成は、両方とも、比較的幅の広いタブ部分340a、340bを備える。タブ部分340a、340bは、アーチ形の側部ならびにまっすぐな前縁部および後縁部を有することができる。
【0064】
別の例示的な一連のフレキシブルフィルム包装ブランク410が図11に示されている。一連のフレキシブルフィルム包装ブランク410は、連続フレキシブルフィルム412、連続密閉層414、および連続密閉層414がその後形成される包装405(図13)から少なくとも部分的に持ち上げられると包装開口部436を形成する切り目416(図12に波線で示されている)を備える。すでに説明されている構成に類似する、連続密閉層414は、フレキシブルフィルム412の幅部分の一部を覆う。さらに、一連のフレキシブルフィルム包装ブランク410も、密閉層414内に配設されている密閉層切り目456を含む。密閉層切り目456は、タブ部分440(包装の前縁部近く)から延在し、包装本体部の方へ内向きであり、連続密閉層414の縁458のところで終端する。密閉層切り目456は、密閉層414の深さ全体を通して配設され、切り目456も、連続密閉層414とフレキシブルフィルム412との間に配設された粘着剤418内に延在しうる。密閉層切り目456は、フレキシブルフィルム412のより広い領域を覆う比較的幅広の連続密閉層414を備える包装にとって難しいものとなりうる、フレキシブルフィルム412から連続密閉層414を使用者が剥離する作業を補助する。密閉層切り目456は、タブ部分440および連続密閉層414の一部がフィルム412から持ち上げられた後、連続密閉層414内に切り欠き459を形成する。連続密閉層414の残り部分から切り出される連続密閉層414の部分461は、包装460の前縁部に隣接する位置に配設されているフレキシブルフィルム412に付着したままである。要するに、密閉層の切り目456は、フレキシブルフィルム412から連続密閉層414を持ち上げるために必要な剥離力を低減するということである。
【0065】
切り目416に加えて、タブ切り目415がフレキシブルフィルム412内に形成される。タブ切り目415(図12に波線で示されている)は、一方の包装の後シール領域442(後端部シールを形成する)から他方の包装の前シール領域442(後端部シールを形成する)に延在しうる。そのため、タブ切り目415は、包装を分離する前に、2つのシール領域442の間に位置する包装の自由端内に少なくとも部分的に延在する。図12に例示されているように、自由端446は、前縁部460と後縁部462の両方に隣接する。前縁部460は、タブ部分440に隣接し、タブ部分440の前縁部を形成する。それに加えて、前縁部460が、この例ではまっすぐである、分離カット440によって形成される。そのため、タブ部分440もまたまっすぐな前縁部を有する。まっすぐな分離カット444は、また同様に包装のまっすぐな後縁部462を形成する。
【0066】
タブ部分440も、連続密閉層414上に配設された粘着剤418を覆うフレキシブルフィルム412から取り外される部分438を有する。図11に例示されているように、タブ切り目415は、前端部シール426となるシール領域442を交差するアーチ形線を備える。そのため、タブ部分440が、フレキシブルフィルム包装405から引き離されたとき、部分438は、密閉層414に付着している粘着剤を覆うようにフレキシブルフィルム412の残り部分から取り外される。
【0067】
縦シールおよび2つの端部シールとの構成に加えて、フレキシブルフィルム包装が3つの側部シールを有しうることも予想される。一アプローチでは、そのような包装は永久折り目を有することができる。
【0068】
図14は、別のフレキシブルフィルム包装500を示している。一アプローチでは、フレキシブルフィルム包装500は、フロントフィルムパネル520、バックフィルムパネル522、第1の端部シール502、および第2の端部シール504を、縦シールである、第1の端部シール502から第2の端部シール504に延在する頂部シール506ならびに永久折り目508とともに備える。フレキシブルフィルム512は、第1の端部シール502から第2の端部シール504まで配設されている細長い密閉層514を備える。
【0069】
図15に例示されているように、フレキシブルフィルム包装500は、フレキシブルフィルム512と細長い密閉層514との間に配設される粘着剤518を備える。それに加えて、切り目が、フロントフィルムパネル520またはバックフィルムパネル522のいずれかの間に配設されうる。一アプローチでは、切り目516は、フロントパネル520を通して配設され、細長い密閉層514および粘着剤518は、その上に配設される。そのため、包装開口部536がフロントフィルムパネル520およびバックフィルムパネル522を互いから引き離すことによって形成された後、切り目516によって画成される切り取り部分525がフロントパネル520から分離され、バックパネル522に付着する。より具体的には、頂部シール506がフロントパネル520とバックパネル522との間に形成され、切り目516の一部が頂部シール506の上と下に配設されうる。そのため、切り目516が分離された後、バックパネル522に(頂部シール506を介して)封止されているフロントパネル520の切り欠き部分525は、そこに付着したままである。開いた後(図16に示されているように)、使用者は、フレキシブルフィルム包装505内の製品にアクセスすることができ、次いで、使用者は、密閉層514の下にある粘着剤518を圧迫してバックパネル522および切り取り部分525に接触させることによって包装505を再封止することができる。
【0070】
図17は、フレキシブルフィルム包装505を製造する1つの方法の概略を示している。連続密閉層514は、フレキシブルフィルムウェブ512上に連続的に配設することができる。そのような構成では、形成もしくは折り畳みメカニズム578を使用して、製品を詰められるようにフィルムを包装形状に形成することができ、フォーミングダイ582を使用して、包装の間にシールおよび分離カットを形成することができる。
【0071】
図29を参照すると、別の例示的な包装1305が、3つの側部シールとともに示されている。これらは第1の側部シール1302、第2の側部シール1304、および頂部シール1306である。フレキシブルフィルム1312は、側部シール1302の一方から他方の側部シール1304に至る連続密閉層1314を有する。実際には、連続密閉層1314は、包装1305の第1の縁1360から第2の縁1362に延在する。切り目線1316は、連続密閉層1314の下にあるフレキシブルフィルム1312内に配設され、その後、切り目線1316は、包装開口部1336(図30)を形成する。
【0072】
包装1305は、第1の縁1360に隣接するタブ部分1340に隣接するフレキシブルフィルム1312を通るノッチ1386をさらに備える。ノッチ1386は、フレキシブルフィルム1312の部分1338をフィルムの残り部分から取り外すのを補助する。図30に示されているように、切り欠き1352が、部分1338がフレキシブルフィルム1312から取り外された場所に見つかる。部分1338は、連続密閉層1314上の粘着剤1316を覆い、掴むためのタブ部分1340を形成する。それに加えて、部分1338を取り外すのを補助するため、すでに説明されているタブ切り目と同様の、タブ切り目1315を側部シール1304に隣接して、または側部シール1304のところに形成することができ、これは連続密閉層1314に付着したままにできる。
【0073】
別の包装構成が、図22Aから22Dに例示されている。図22Aは、包装805(図22B)に形成することができる包装ブランク810を示している。包装ブランク810は、図22Aに示されているように、連続密閉層814およびその下に配設されたアーチ形の切り目線816を持つフレキシブルフィルム812を備える。図22Aは、タブ切り目840の近くに配設されるタブ切り目815も例示している。図22Aの包装ブランク810は、折り目821、823が配設される場所、およびシール領域844aがラップシール824を形成する場所、および包装805形成するためにシール領域844bが側部シール802、804を形成する場所も例示している。図22Bに例示されている形成された包装805は、2つの側部シール802、804およびフィンもしくはラップシール824を備える。図22Bは、タブ切り目815および開口部切り目816(破線で示されている)も示している。
【0074】
図22Bに示されている包装805は、2つの異なる包装ブランクから形成することができる。例えば、図22Aは、ラップシール824を有する包装805に形成することができる包装ブランク810を示している。あるいは、図22Dは、ラップシールとは反対に、フィン24を持つ図22Bに示されているものと類似の包装805に形成することができる包装ブランク810を示している。包装805に対してラップシールが望ましい場合、図22Aに示されているように、自由端846はフレキシブルフィルム812の第1の端部860のみに隣接して配設される。あるいは、包装805に対してフィンシールが望ましい場合、図22Dに示されているように、自由端846はフレキシブルフィルム812の第1の端部860および第2の端部862に隣接して配設される。
【0075】
それに加えて、包装805は、頂部折り目82および底部折り目823を備える。頂部折り目821は、フレキシブルフィルム812および連続密閉層814内に形成されうる。それに加えて、切り目816をフレキシブルフィルム812内に形成することで、連続密閉層814がフレキシブルフィルム812から持ち上げられると包装開口部836(図22C)が形成されるようにする。例示されているように、包装開口部を形成する切り目816は、切り目線816を越えてフレキシブルフィルム812がさらに裂けることが折り目821および連続密閉層814で回避されるように頂部折り目821に隣接して配設されうる。一アプローチでは、切れ目816の端部は、折り目821のところ、または折り目821の近くに配設される。図22Cに例示されているように、包装805が開かれた後、フレキシブルフィルム812の一部837が連続密閉層814とともに持ち上げさせることによって包装開口部836を形成することができる。
【0076】
図22Aおよび22Dに示されているように、連続密閉層814は、タブ部分840を部分的に形成しうる自由端846の近くに配設される。一連のタブ切り目815をタブ部分840の近くでフレキシブルフィルム812内に配設することができる。さらに、タブ切り目815の1つは、タブ部分840上に配設されている粘着剤818の一部を覆うようにフィルムの残り部分から取り外されるフレキシブルフィルム812の部分836を形成することができる。そのため、タブ部分840は、フレキシブルフィルム812の自由端846、およびフィルム812の残り部分から取り外されるフレキシブルフィルム812の部分838を備える(そして連続密閉層814の下側に配設されている粘着剤に付着したままである)。包装805を再封止するために、連続密閉層814とフレキシブルフィルム812との間に配設された粘着剤818(図22C)は、包装開口部836を形成する切り目816の周りで連続密閉層814をフレキシブルフィルム812に再封止することができる。
【0077】
別の例示的な一連のフレキシブルフィルム包装ブランク610が図18に示されている。一連のフレキシブルフィルム包装ブランク610を個別のフレキシブルフィルム包装605に形成する(図19)。一連の包装ブランク610は、連続フレキシブルフィルム612、連続密閉層614、切り目616、およびタブ切り目615を備える。図示されている一例では、切り目616は、2つの一般的に細長いまっすぐな部分を連結するアーチ形の部分を備える。他の例とは異なり、切り目616は、切り目616が形成された切り目を越えて裂けるのを阻止または防止するように構成されている、裂けを阻止する部分、つまり、フックもしくはJ字形端部のところで終端しない。例示されている一アプローチでは、包装を開くときに、切り目616の端部664は切り目616の端部664が最終的に一緒になるようにフレキシブルフィルム612を最初に形成された切り目616を超えて裂き続ける。このような構成では、フレキシブルフィルム612の閉じた形状の部分は、ミシン目または切り目616によって形成され、この閉じた形状の部分は、包装を開くときにフレキシブルフィルム612から持ち上げられうる。
【0078】
連続フレキシブルフィルム612および連続密閉層614を有する、一連のフレキシブルフィルム包装ブランク610は、フレキシブルフィルム612の上に細長い密閉層614を有する個別の包装605に形成される。細長い密閉層614は、包装605の前縁部660から後縁部662に延在する。分離カット644は、図18に示されている例におけるまっすぐなカットである。それに加えて、アーチ形の構成を有するタブ切り目615が、包装605の前縁部660に隣接して配設される。特に、タブ切り目615は、一連の間隔をあけて並ぶアーチ形の切り目を備える。タブ切り目615は、第1の端部シール626を形成するシール領域642と交差する。そのため、消費者が自由端646のところでタブ部分640を掴み、包装605から上方に引っ張ると、フレキシブルフィルム612の部分638は、フレキシブルフィルムの残り部分から取り外され、密閉層614(図20)上に配設されている粘着剤618の一部を覆う。
【0079】
追加のフレキシブルフィルム包装ブランク705が図21に示されている。ブランク705は、連続する細長い密閉層714が上に配設されている切り目716を有するフレキシブルフィルム712を備える。切り目端部764は、波を打ったアーチ形の切り目766(2つの隣接する「スマイル」切り目に類似している)を有し、これは、波を打ったアーチ形の切り目766を越えて切り目716がさらに裂けるのを阻止または防止する端部764の近くに配置される。さらなるアーチ形の切り目734を波を打ったアーチ形の切り目766の他方の側に配置し、切り目716がさらに裂けることに対してさらに抵抗するようにする。
【0080】
タブ切り目715は、前縁部760の近くのフレキシブルフィルム712内に形成され、一連の繰り返す直線を含む。タブカット768は、フレキシブルフィルム715および連続密閉層714を通して形成される。タブカット768は、包装の前縁部760とタブ切り目715との間に位置する。フレキシブルフィルムブランク705から形成された包装に対して、消費者は、タブカット768によって形成されたタブの前縁部および第1の端部シール領域742と交差するタブ切り目715の線の1つによって形成されるタブの後縁部を有する、タブ部分740を掴むことができる。タブ部分740において、フレキシブルフィルム712の一部をフレキシブルフィルムの残り部分から取り外して、フィルム712に面する細長い密閉層714の表面上に配設された粘着剤を覆う。
【0081】
上述のように、本明細書で説明されている包装は、さまざまな方法で形成することができる。例えば、これらの包装は、包装を製品の周りに形成する直前にインラインで形成されうるか、または包装に製品を詰める直前に形成されうる。別の例として、包装は、製品が包装される十分前にオフラインで形成することができる。包装がオフラインで形成される場合、包装は、包装に製品が詰められる場所から離れた遠隔位置において形成されうる。
【0082】
フレキシブルフィルムを包装に形成する前に、連続密閉層914をフレキシブルフィルムウェブ912に貼り付けることができる。図23に示されている一例では、粘着剤が片側に配設されている連続密閉層914をフレキシブルフィルムウェブ912に貼り付ける。粘着剤は、フレキシブルフィルム912に接触している密閉層914の側部上に配設されている。一構成では、連続密閉層914はロールに巻かれており(テープのロールなど)、これを解いて、フレキシブルフィルムウェブ912に貼り付ける。粘着剤を連続密閉層914の反対側から剥離するのを助けるため、剥離層を密閉層914の対向する表面上に配設するとよい。また、バッキング層を粘着剤と連続密閉層914の反対側との間に配設することが可能であることも予想される。
【0083】
図26に示されている、さらに別の構成では、粘着剤1018は、連続密閉層1014とは別に施される。より具体的には、密閉層をフィルムに施す前に粘着剤を密閉層に予め施しておく(またはフィルムに予め施しておく)代わりに、粘着剤1018を、密閉層をフィルムに貼り付けるときに、粘着剤を施す別のプロセスにおいて施すことができる。そのため、粘着剤1018をフレキシブルフィルム1012に施した後、連続密閉層1014をその上に貼り付けることができる。別の構成では、粘着剤1018を、密閉層1014がフィルム1012に貼り付けられる直前に連続密閉層1014に貼り付けることができる。
【0084】
図24および25は、図23の例示的な断面図を示している。上で指摘されているように、包装では、その中に剥離インク970を組み込むことができる。図示されているような、剥離インク970を粘着剤918とフレキシブルフィルム912との間に配設することができる。さらに、図24に示されているように、剥離インク970を連続密閉層914の真下に配設することができる。図25に示されている別の構成では、剥離インク970を連続密閉層914の幅を越えて配設することができ、いくつかの構成では、フレキシブルフィルム912の幅全体にわたって配設することができる。
【0085】
図27は、一連のフレキシブルフィルム包装ブランクをオフライン方式で生産するための1つの例示的なプロセス1100を示している。このような構成では、連続密閉層1114(フレキシブルフィルムウェブ1112のロールの幅より狭くてもよい)を、フレキシブルフィルムウェブ1112の一部の上に貼り付けることができる。それに加えて、切り目形成メカニズム1172によって少なくともフレキシブルフィルム1112内に切り目を入れることができる。上で指摘されているように、この切り目は、包装の内面上に、つまり、密閉層と反対側にあるフレキシブルフィルムの側部上に形成することができる。それに加えて、図11の構成に示されているように、連続密閉層1114内に切り目を入れる(密閉層を部分的に、または完全に通るように)場合、別の切り目形成メカニズム1174(図27に波線で示されている)を使用することができる。さらに、単一の切り目形成メカニズム1172が例示され、包装開口部を形成する切り目とタブ部分を部分的に形成する切り目の両方を形成できるが、これらの切り目は、2つの別々の切り目形成メカニズムによって形成されうる。
【0086】
次いで、切り目を入れたフレキシブルフィルムウェブ1112および連続密閉層1114を含むラミネートをラミネートロール1184に巻き付けることができる。このラミネートロール1184は、その後、製品を詰めた個別の包装を形成する際に使用するために包装ラインに持っていくことができる。包装ラインは、図27に示されているラミネート形成機器と同じ設備内にあるか、あるいは、ラミネート形成機器は、包装設備から離れた場所にあってもよい。
【0087】
フレキシブルフィルム包装を生産するための例示的な、一つのインラインプロセス1200が図28に示されている。一アプローチでは、連続密閉層1214を連続フレキシブルフィルム1212に貼り付ける。切り目形成メカニズム1272は、包装の内面上に切り目を形成することができる。上で指摘されているように、切り目が連続密閉層1214を通して形成される場合、切り目形成メカニズム1274を連続密閉層1214に隣接する位置に置くとよい。次いで、成形カラーなどの、包装形成または折り畳みメカニズム1278を使用して、フレキシブルフィルム1212および密閉層1214を製品の周りに巻き付けるか、またはその後詰められた製品を保持できる構成で巻き付けることができる。充填メカニズム1277は、製品1280をフィルムの部分的に形成されたウェブ内に詰め込むために使用することができる。フレキシブルフィルム1212および連続密閉層1214に製品1280を詰めた後、別の包装形成または折り畳みメカニズム1279を包装ダイ1282のちょうど上流のところに位置決めすることができる(これらの機能は両方とも、形成メカニズムと包装ダイを組み合わせたものによっても実行することができる)。包装ダイ1282は、包装の間に分離カットを形成するナイフを備えることができ、また包装の端部シールを形成するシールバーを備えることもできる。それに加えて、包装ダイ1282は、縦シールを形成することもできるが、縦シールは、独立して形成することもできる。図28は、水平形成構成を示しているが、本明細書で説明されているプロセスは、垂直構成で実行することもできる。
【0088】
それに加えて、これら2つの概略図は、本明細書で説明されている包装構成のうちのいくつかを形成する例示的な2つの方法を示しているが、追加の要素を加えて、包装のいくつかを形成することもできる。例えば、包装ブランク705(図21)から包装を形成するために、プロセスは、タブカットアセンブリをさらに備えることができる。
【0089】
図31図34を次に参照すると、一般的に10’で示されているフローラップ型包装のさまざまな構成がそこに示されていることがわかる。それに加えて、図35図38は、図31図34の包装10’をそれぞれ開いている構成で示している。これらの包装のうちのいくつかは、図39図43のさまざまな製造段階において例示されている。さらに、ラベルおよび切り目線の追加の構成が、図46から図50に示されている。
【0090】
包装10’のさまざまな構成を、フレキシブルフィルム12’の対向する側部をつなぎ合わせることによって形成され、シール14’を形成することができる。一アプローチでは、フレキシブルフィルム12’は、好ましくは、その内面にシーラント層を有する。後端部シール18’および前端部シール20’などの端部シールも形成することができる。一アプローチでは、前端部シール20’は、図32図34図46図47に見られるように、シーラント層が接着されていると考えられ、引き離されたときに互いに分離しない場合に非剥離性シールである、つまり、破壊的シールであるものとすることができる。さらに別のアプローチでは、前端部シール20’は、剥離性シール、つまり、図31および図33に見られるように、互いに引き離せるか、または分離できるシーラント層を有するシールである。一般的に、包装の端部シールの少なくとも1つは、後端部シール18’などの非剥離性ヒートシールとすることができる。
【0091】
従来のフィルム包装の端部シールを使用した場合、使用者は、特に非常に小さなもしくは自由でない端部または未封止部分が端部シールに隣接するが遠位にある場合に、端部シールそれ自体のところで包装を容易に開くことができないことがある。そのような構成では、包装フィルムの本体部を掴み、包装パネルを引き離して包装を開くことができる。本明細書で開示されているように、包装をより簡単に開けるようにタブ部分を設けることができる。一例では、前端部シール20’は、端部シール20’の遠位に形成されるタブ22’の対(フレキシブルフィルムの上側部分と下側部分に形成されるもの)を有する。例示されているように、タブ22’は放射状形状のタブであるが、他の形状も可能である。タブ22’は、包装を開く操作を開始するためにつまみを備える。包装の後縁部24’は、前縁部に隣接するタブ22’の形状に対応する凹形放射状形状を示している。前縁部および後縁部の相反形状は、フローラップ型包装10’がフィルムのロールから形成されるか、もしくは分離されたとき、または包装が互いから分離されたときに形成される。
【0092】
図31の構成では、前端部シール20’は、剥離可能であるものとすることができる。剥離性は、フィルム12’の内面上でシーラント層を使用することによって実現されうる。剥離性端部シールは、約85℃から205℃までの範囲の温度でシール領域を加熱することによって形成することができるが、シールの剥離性は、シールに使用される熱の範囲、ラインの速度、およびフィルムの厚さに依存する。一般的に、温度が高ければ高いほど、剥離性およびシールの強度は低下する。それに加えて、シールの剥離性と強度は、パターンまたはナールを使用して調整することができる。例えば、粘着剤が、ラベル40の表面領域全体を覆うように完全には配設されていない場合がある。そのような構成では、粘着剤を、クロスハッチパターンなどのパターンを付けた構成で付けるとよい。別のアプローチでは、ヒートシールを形成するシーリングジョーが、その上にナールパターンを含むことができる。
【0093】
上述のように、レーザー形成切り目または機械的形成もしくはロータリーダイカットをフレキシブルフィルム12’内に形成し、包装開口部および/またはタブ部分を画成することができる。切り目を包装の内側となるフィルム表面に加えることができる。それに加えて、フィルム12’のダイカットまたはレーザースコアリングは、材料もしくは組成の特定のゲージに制限されない。そのため、さまざまなフィルムを包装で使用することができ、これにより包装および包装を形成するためのプロセスにある程度の柔軟性が与えられる。それに加えて、この結果として、従来技術にあるようなものに比べて費用効果の高い製品が得られる。切り目42’の引裂強度は、粘着剤30’の接着強度に比べて少なくとも弱く、これにより、フィルム12’の一部をラベル40’とともに引き剥がすことができる。
【0094】
一アプローチでは、切り目42’は、包装10’の遮断性にマイナスの影響を及ぼすことを回避するために包装の一部のみを貫通する。切り目42’が、深さが部分的である切り目線である場合、ラベル40’は、最初の気密遮断層を備える必要はないが、任意選択により備えることもできる。さらに別のアプローチでは、切り目42’は、包装フィルムの深さ全体を貫通する。ラベル40’の任意選択の遮断性は、ラベル材料に固有の性質から、またはラベル40’への追加される遮断層(図示せず)を通して結果としてもたらされうる。さらに、切り目42’がフィルム12’の遮断性に影響を及ぼしうる構成では、ラベル40’は、損なわれた遮断性を埋め合わせるように構成されうる。
【0095】
さまざまな異なる構成の切り目線を包装10’に組み込むことができる。例えば、包装の材料、構成、製品仕様に応じて、所望の包装開口部およびタブは変わりうる。シール領域または端部シールは、切り目が波及するのを停止または抑制することができるか、または切り目パターンそれ自体をそのような制御を行うように構成することができる。図31から図34および図46は、可能ないくつかの構成を例示している。
【0096】
図31に示されているように、切り目線42a’は、後方に延在する2本の切り目線とともに包装の前縁部(端部シール20’の近く)から始まり、内向きに曲がり、合体して単一の引裂き線を形成し、その後、以下で説明するアーチ形の「スマイル」部分56’で終端する。この構成では、消費者は、片手でタブ22’の未封止の下側の層を掴み、もう一方の手で上側フィルム12’からラベル40’およびタブ22’のラミネートを掴むことができる。タブ22’の上側部分を後方に引き剥がして、開口部44’を露出させることができる。開口部44’が露出した後、ラベル44’を使用して包装10’を再密閉することができる。図35に示されているように、ラベル40’を包装10’から引き離して製品46’を露出させることができるが、ラベル40’は、好ましくは、使用時に包装10’から丸ごと引き離されない。ラベル40’が包装10’から取り外されるのを防ぐために、後端部シール18’は、ラベル40’をフィルム12’に付着させる永久的な非剥離性シールを備えることができる。
【0097】
図32図34は、追加の切り目構成42b’、42c’、42e’を示している。これらの線は、まっすぐであるか、またはアーチ形であるか、または両方の組み合わせとすることができる。切り目42a’は、前端部シール20’内に延在するが、切り目42b’、42c’、42e’は、一方の包装10’の端部シール18’、20’の間に配設される。42c’および42e’などの切り目線は、フィルム12’の残り部分から完全に取り外されるフィルム12’の一部または切り欠きを形成するために使用されうる(図37および図38を参照)。それに加えて、42a’、42b’、42d’などの切り目線は、製造時にフィルム内に設けられた切り目を越えて切り目線がさらに波及するのを防ぐか、または抑制するように設計された末端部を備えることができる。
【0098】
タブ22’で掴んで引っ張りやすくするために、ラベル40’は粘着剤不使用の領域50’を備えることができる。いくつかのすでに説明されている構成では包装の残り部分から上方に剥離するフレキシブルフィルム12の部分38を開示したが、他の構成(図33など)は、フレキシブルフィルムから分離するための部分38を形成するタブ切り目がない包装を含むことができる。密閉層またはラベルのみが端部シールのところでフィルムから上方に引っ張られる場合、掴む部分である、タブ部分が別の方法で形成される。例えば、タブ22’は、その上に粘着剤を配設することなく形成することができる。図37に例示されているように、不粘着性または粘着剤不使用の領域50’を使用して、タブ22’を形成することができる。それに加えて、デッドニング剤を使用して、施される粘着性を弱めることができる。例えば、インクまたはニスを使用するプロセスなどのコーティングプロセスを使用して、タブ22’上の粘着性を弱めることができる。それに加えて、連続密閉層またはラベル40’を折り畳んで、タブ22’を形成することができる不粘着性領域を形成することができる。ラベル40’のみが包装から持ち上げられ、包装開口部を露出する(つまり、フィルムの残り部分から一部が取り外されない)場合、タブ22’に隣接する前端部シールは、包装の前縁部または包装を形成する分離カットへ延在しうる。
【0099】
上で説明されているように、粘着剤不使用の、または粘着性を弱めたゾーンに加えて、フィルムの一部に接着剤を覆わせることによって不粘着性タブを形成することができる。要するに、フィルム12’の一部は、接着剤を覆うようにフィルム12’の残り部分から分離することができる。例えば図32に図示されているように、三日月形の切り目などの切り目線42dを端部シール20’の頂部層のところでフィルム12’内に加えて、フィルム12’の一部がそれに沿って分離できるようにすることができる。図32において、タブ22’の上層は、フィルム12’の切り目入りの取り外し可能な部分は、切り目入り切り欠き42d’によって例示されているように、ラベル40’に付着したままであるため、タブ22’の下層で封止(または剥離可能)されない。図36の一構成では、前端部シール20’は、好ましくは、ラベル40’が引っ張られ、包装が開かれ、閉じられた後であっても、その完全性を保持する非剥離性の永久的シールである。さらに、包装10’は、端部シール20’を阻害することなくフィルム層の間の非剥離性シールから上方に再封止可能なラベル40’を剥離することによって開くことができる。類似の包装構成が、図46に示されている。
【0100】
露出されている切り目線は、使用中に連続する裂け目を波及させる傾向を有する。特に、切り目線が分離されるか、または裂かれるときに、切り目線が分離をいったん開始した後、フィルムは、切り目線がフィルム内に最初に形成されていた地点を越えて裂け続ける。そのため、切り目線は、この傾向を阻止または抵抗するように構成されうる。例えば、図31および34は、切り目線42a’の端部または末端のところのアーチ形の「スマイル」部分56’を例示している。図32は、切り目線42b’の末端のところの「シェパードのフック」またはJ字形フックを例示している。図33は、フィルム12’の方向に関係なく裂けるのを防ぐのにも役立つ、閉じた形状のループを有する切り目線42c’を例示している。図46は、永久的な後端部シール18’内に延在する切り目線42g’を例示している。
【0101】
「スマイル」部分56’に加えて、切り目線42a’は、互いに平行になり前端部シールに近づく前に外向きにある角度で曲がる2つの部分に分離する単一のまっすぐな部分も備える。切り目線42a’は、包装10’の前縁部に延在する。図34は、前端部シール20’に達する前を除き、図31にあるのと似た切り目線42e’を含み、切り目線42e’は内向きにある角度で曲がり、閉じた形状のループとなる。図38に例示されているように、図34の包装10’は、フィルム12’の残り部分から取り外されるフィルム12’の一部を含む。
【0102】
上で説明されているように、連続密閉層またはラベル40’は、好ましくは粘着剤を使用して、包装10’の外側に向けられたフィルム12’の外側に貼り付けられる。ラベル40’は、好ましくは、少なくとも切り目線42’を覆う。包装10’の表面とラベル40’との間の剥離強度は、切り目線42’の側部を分離するために必要な力より大きい。さらに、ラベル40’は、包装10’に関して剥離可能である。例えば、図36および図37は、ラベル40’に付着するフィルム12’の一部、および包装開口部44’を露出させるためにその上に配設される粘着剤を例示している。そのため、タブ22’を連続して引っ張ると、切り目線42’の引裂きまたは分離が開始する。例示的な一実施形態では、粘着剤は、例えば、約140グラム/cm(350グラム/インチ)の開放(分離)力と約78.7グラム/cm(200グラム/インチ)の密閉(付着)力を有するように構成することができる。それに加えて、他の開閉力の範囲も、本発明の実施形態の範囲内にあると考えられる。
【0103】
ラベル40’は、例えば、当技術分野で知られている個別のラベルとは異なり、粘着剤を含むフレキシブルフィルム、テープ、ラベル、またはフィルムの流れに対して縦方向に連続的に貼り付けられているライナーなしのラベルなどの粘着性被覆材を持つフィルムとすることができる。一アプローチでは、ライナーなしのラベルは、片側に粘着剤がコーティングされているフェイスストックとすることができ、ライナーなしでスプール上に巻くことができる。例えば、剥離コーティングを粘着剤が付いている側と反対のラベルの側に施すことができる。フェイスストックは、例えば、普通紙、フィルム、プラスチック、布、箔、感熱紙、および同様のものが挙げられる。それに加えて、ライナーなしのラベルは、取り除くことができ、位置を変えることができる接着剤付きで利用可能である。
【0104】
テープまたはライナーなしのラベルを使用する場合、ライナーの廃棄物は出ない。それに加えて、それぞれの包装上のラベルの正確な見当合わせは、包装フィルムの流れでラベルに連続的に施すことができるためもはや不要である。包装10’は、連続的に配設されたラベル40’とともに形成することができるが、包装10’も、図47図49に示されているように個別のラベル40b’、40c’、40d’とともに形成することができる。
【0105】
上述のように、すでに説明されているタブ切り目15などの追加の切り目を使用して、タブの形成を助けることができる。図32および図34に例示されているように、タブ22’に付着しうる分離可能な部分を形成することによって、切り目42d’を包装10’に追加し、フィルム12’の引裂きを補助することができる。図36および図38は、使用者がラミネート(上側フィルム12’およびラベル40’を含む)をつまんで、後方に引っ張って包装10’を開くことができることも示している。これを引っ張ると、切り目42d’は、フィルム12’の一部がフィルムの残り部分から分離するように分離するか、または裂け、粘着剤30がラベル40’の下側に露出する。これにより、フィルム12’の一部がラベル40’上に残り、露出する接着剤を持たないタブができあがり、しかも、開口部44’を覆い囲むのに十分な接着性をラベル40’に持たせられる。また、包装10’を開き、再密閉するときに、前端部シール30’の近くのフィルム12’の一部が分離するにも関わらず、前端部シール30’は無傷のままである。
【0106】
図50に例示されている別の構成は、端部シール18’、20’内に配設される切り目線42g’および端部シール20’に配設されている切り目線42i’を含む。特に、切り目線42g’は、フィルム12’内に形成され、2つの平行な部分を連結するわずかにアーチ形をなす部分を備える。切り目線42i’のわずかにアーチ形をなす部分は、端部シール20’の近くに配設され、平行部分は、端部シール18’に延在する。切り目線42i’は、フィルム12’内に形成された一連のまっすぐな平行線を含む。複数の線を持たせることで、複数の線のうちの少なくとも1つが確実に端部シール20’の遠位および隣接する位置に配設されるようにしやすくなる。この方法で、複数の切り目線42i’のうちの1つにより、フィルム12’の一部をフィルム12’の残り部分から取り外して、ラベル40’上の粘着剤を覆うことができる。さらに、タブに対してフィルム12’の一部を取り外せるようにするために、切り目線42i’の少なくとも一部は、好ましくは、包装10’の内面の外側のフィルム12’に位置決めされる、つまり、端部シール18’、20’の間には置かれない。要するに、複数の切り目線を端部シールに隣接させ、またその遠位に置くことで、生産時に、包装要素の見当合わせが不良であっても、タブを形成することができる。
【0107】
フレキシブルフィルム包装10’は、さまざまな方法で形成し組み立てることができる。フレキシブルフィルム包装を形成するための例示的なプロセス60’は、図44図45に概略として示されている。一構成では、フィルム12’の対向する側部を接合して、フィンシール14’を形成することができ、包装の高さおよび内部空間を画成することができる。より具体的には、フィンシール14’は、2つのフィルム縁が一緒にされ、加熱ホイールで封止されると形成されうる。所望の種類のシールを形成しやすくするために、シーラント層をフィルム12’に配設または貼り付けることができる。シーラントまたは内部接着剤を、フィルム12’の内面全体を覆うように施すことができるが、シールを設ける必要のある場所のみ、つまり、端部およびフィンシールの近くに施すこともできる。
【0108】
端部シール18’、20’は、製品46’が包装10’の内面に置かれた後に形成されうる。端部シール18’、20’は、包装10’の幅部分または長さ部分を画成することができる。シール14’、18’、20’は、好ましくは、ガスおよび水分遮断層を形成する気密シールである。本明細書で説明されている他のシールと同様に、シール14’、18’、20’も、熱成形(つまり、熱溶接)するか、または他の溶接手段を使って形成することができる。端部シール20’が剥離可能である構成では、低タック接着剤またはコールドシールおよびそのようなシールを形成するためのプロセスを使用することができる。それに加えて、端部シール18’、20’には、パターン、クリンプ、またはナールを使用することができる。
【0109】
述べられているように、ラベル40’をフィルム12’の流れまたはウェブの縦方向の長さに沿って連続的に貼り付けることができる。製品が少なくとも部分的に包まれ、フィルム12’のウェブ内に封止された後、フィルムおよびラベルラミネートを個別の包装に切り分けることができる。図41および42は、互いに分離されていない一連の形成された包装を例示している。例示的な一構成では、タブ22’は、一部は、形成されたアーチ形の切り目42d’によって、一部は、フィルムのロール上に形成され、少なくとも部分的に前端部シール20’のところに配設されうる。個別の包装が、ラミネートのロールから切り出されたときに、タブ22’の前縁部またはプロファイルを形成することができる。例えば、第1の包装上の前シールは、第2の包装上の後シールとマッチするプロファイルを有する。そのため、タブ22’は、包装の前縁部によって一部は画成される、アーチ形の前側縁を有し、アーチ形の切り目線42d’によって一部は画成される、アーチ形の後側、後縁部を有するものとしてよい。
【0110】
本明細書で説明されているように、包装を製造し、組み立てる方法は、ヒートシールメカニズム、コールドシールメカニズム、押し出しおよび接着ラミネーションメカニズム、および共押し出しメカニズムを使用することができる。使用される機器は、所望の包装構成に依存しうる。例えば、タブ22’がラベル40’に接着するフィルム12’の切り欠き部分を備える場合、タブ22’は、ラベル40’をフィルム12’に接着するか、または貼り付け、タブ22’に切り目を入れ、および/または切断することによって形成されうる。それに加えて、さまざまな切り目構成を使用することができ、切り目線を形成するための機器は、その切り目構成に依存しうる。
【0111】
図44に示されている、包装を作る例示的な方法60’は、フィルムを製品の上または製品に隣接する位置に置き、次いで、フィルムを製品の周りに部分的に巻き付けて製品の片側にフィンシールを形成する包装装置を含むものとしてよい。図示されているように、フィルム12’およびラベル40’(透明であってよい)を接合ないし合体して各送りロールを形成する。ラベル40’を合体する前に、フィルム12’に対して、包装の内側に向けられたフィルム表面上の52’のところに切り目を入れることができるが、上面にも切り目を入れることが可能である。別の構成では、ラベル40’は、好ましくは、切り目ステーション52’の前にフィルム12’に合体される。上で指摘されているように、切り目は、さまざまな方法で形成することができる。フィンシール14’をフィルム12’として形成することができ、ラベル40’ラミネートは製品46’の周りに容器もしくはボックス34’を形成する(図45も参照)。フィンシール14’は、図44から図45の包装10’の底部上で向き付けられるが、包装10’のいずれかの側で向き付けることもできる。
【0112】
一アプローチでは、加熱ホイールを圧し合わせて包装シールを形成することができる。例えば、シーラント層を使用する場合、熱は、包装の内面上のヒートシーラント層を活性化することができる。一構成では、EVAシーラント層をフィルム12’上に配設し、加熱ホイールを約85から205℃までの範囲の温度に加熱することができる。上で指摘されているように、ラインの速度、フィルムの厚さ、および他の要因が、シールの剥離性および気密性を含めて、シールの形成に影響を及ぼしうる。
【0113】
図44は、フィルム12’が少なくとも部分的に製品46’を包んだ後、以下で説明されているように、隣接する上側および下側シールジョー62’によって端部シール18’、20’を形成することができることを示している。シールジョー62’は、包装の端部シール(ヒートシールなど)を形成し、例えば、端部シール18’、20’の間のタブ部分などのタブ22’を形成または画成することもできる。活性化されたヒートシールがある構成では、シールジョー62’は、ヒーターエレメント(図示せず)で温めることができる。それに加えて、後端部シール18’と前端部シール20’との間で異なるレベルの剥離性が望ましい場合に、独立した加熱エレメントを使用することも可能である。それに加えて、ナイフアセンブリを使用して、個別の包装を完全に分離するか、あるいは、必要な場合に包装を分離する都合のよい方法を用意しながら包装の間の一部を部分的に切断するか、または穿孔して一緒に保持することができる。
【0114】
フィンシール14’および端部シール18’、20’は、任意選択により、加熱ホイール38’またはシールジョー62’上に刻みつけたパターンから形成することができ、これは、製造プロセスを通して引っ張られるときにフィルム12’をエンボス加工することができる。例えば、シールジョー62’は、生産ラインを通るときにフィルムウェブ12’とともに回転することができ、シールジョー62’は会合して端部シール18’、20’を形成し、またシールジョー62’はタブ22’を形成し、および/またはフィルムから包装を分離することができる。あるいは、タブカッターダイを使ってフィルム12’を切断することができる。シールジョー62’が一方の包装上に前端部シール20’を形成するときに、シールジョー62’は他方の包装上に後端部シール18’を形成することができる。シールジョー62’が後端部シール18’および前端部シール20’の両方を同じ動作で形成する構成では、フィルム12’が一緒に封止されないダイ内に空間を設ける。この空間は、隣接する包装のシール同士の間の空間42’に対応する。隣接する包装(図43の42’に例示されている)の端部シール18’、20’の間の包装10’の自由な未封止の部分は、約6から12mmまでの寸法64’を有することができる。タブ22’は、包装10’のこの部分内に主に形成されるが、後の後縁部は前端部シール20’内に部分的に入り込むことができる。シールジョー62’が同時に隣接する包装の2つのシール18’、20’を形成する場合、寸法64’は、ダイ上の端部シール領域の間の距離によって画定される。あるいは、2つの端部シール18’、20’は、2つの別々のダイ(2つの端部シールに対する2つの別々の封止領域を持つ単一のダイとは反対に)または2つの端部シールを形成するためにフィルムに繰り返し施される単一の封止ダイによって形成することが可能である。
【0115】
任意選択の、または代替的な機能も、本明細書で説明されている包装内に組み込むことができる。例えば、図37に示されているような、任意選択のフレーム32’を包装に加えることができる。フィルム12’をフレーム32’の周りに巻き付けて製品44’を保護することができる。垂直の袋包装などの追加の構成でも説明されているシールおよび再封止機能を使用することができ、これは特にコーヒーなどの特定の製品とともに使用される。
【0116】
他の代替的機能は、連続密閉層またはラベルとは反対に個別のラベルを含みうる。個別の見当合わせされたラベルを包装10’に施し、他のシールおよび再封止機能をその中に組み込むことができる。例えば、図37は、端部シール20’、18’の間に施すことができる個別のラベル54’を有する包装10’を示している。未封止領域は、前端部シール20を越えて延在しうる。図38は、フィルム12’に貼り付けられる個別のラベル54’を有する別の包装10’を例示しており、この場合、ラベル54’の一方の端部は包装10’の後端部シール18’に封止され、したがって、個別のラベルを包装10’から容易には取り外せない。
【0117】
図31から図50の実施形態は、フィンシールを有するものとして説明されたが、ラップシールも使用することができる。ラップシールは、フィルムの第1および第2の表面(典型的にはフィルムの縁に隣接する)を最初に重ね合わせてスリーブを形成することによって形成することができる(フィンシールに対する同じ表面での重ね合わせとは反対である)。
【0118】
図51は、別のフローラップ型包装10”を示している。包装10”は、フィルムの対向する側を接合してシール(フィンシール14”として示されている)を形成することによって形成される。フィルム12”は、好ましくは、その内面にシーラント層を有する。それに加えて、後端部シール18”および前端部シール20”も形成される。一構成では、前端部シール20”は、非剥離性である。包装10”は、図1に関して上で説明されているような連続的な貼り付け操作によって形成することができるか、または、内側および外側ダイカット(例えば、図69を参照)を使用するプロセスで形成することができるか、または、個別のラベルの貼り付け(例えば、図68を参照)で形成することもできる。
【0119】
上で説明されているように、切り目線は、フィルム内に形成される裂け目を波及させる傾向を持ち、したがって、切り目は、フィルムが意図せずに裂けるのを抑制または防止するように構成することができる。切り目42”は、この傾向を小さくするために、例えば、二重「J」字形フック(図53)、「スマイル」(図54)、または「涙滴」(図56)を含むパターンを有することができる。それに加えて、シェパードのフックおよび単一「J」字形を使用することができる。
【0120】
図52から図56は、本明細書で開示されているフィルム包装内に組み込むことができるさまざまなフィルム切り目パターン42”を例示している。図52は、例えば、整形された開口部28a”とともにまっすぐな部分42a”を有する「T」字形切り目42”を例示している。図53は、アーチ形部分42b”を有する「J」フック形状の切り目、ならびに一方の端部のシェパードのフック構成28b”、および他方の端部の2つの「スマイル」部分または「J」フックを例示している。図54は、円形もしくはループ形の開口部28c”を有する切り目42”および「スマイル」部分で終端する一般的にまっすぐなセクション42a”を例示している。図55は、「スマイル」構成で終端する2つの一般的にまっすぐな、実質的に平行な切り目線42c”に縮小するスプーン形の構成28d”を持つ切り目42”を例示している。図55に例示されているような平行な切り目がフィルム12”内に形成された場合、平行な切り目線は、好ましくは、互いから5mmより大きく離れていない。図56は、それぞれの端部のところでシェパードのフック構成28e”を、またそれらの間でアーチ形部分42b”を有する切り目42”を例示している。
【0121】
包装内に組み込まれている切り目42”に応じて、切り目42”によって形成される開口部は、中に入っている製品の実質的部分を出し、アクセスすることが容易になるよう包装開口部を十分大きくすることができる。さらに、いくつかの構成では、フレキシブルフィルムが大きな開口部を形成する傾向は、一部は、フレキシブルフィルムがその平坦なシート形態に戻る傾向があるせいである。この傾向は、例えば、丸いクッキー、クラッカー、またはビスケットのスリーブなどの、一般的に丸い、または卵形の製品の個別の積層について特に明白であると思われる。これは、主に、包装のフレキシブルフィルム内でフレームが使用されていない場合に生じる。
【0122】
あるいは、切り目42”は、図63に示されているように、包装の長さ全体に沿って、または部分的に沿って縦方向に延在する直線を含みうる。一構成では、切り目42”を、包装フィルム12”内に連続的に形成することができ、端部シール18”、20”が形成される地点で、フィルム12”内のシーラントをヒートシールのところで溶融し、次いで、端部シール18”、20”のところで切り目42”を機能しないようにしてシールのところで包装が意図せず開くことのないようにすることができる。
【0123】
上で説明されているように、前端部シール20”は、前端部シール20’と同様に、その遠位に形成されたタブ22”を有することができる。一アプローチでは、タブ22”は、「V」字形タブとすることができるが、正方形または放射状の形状のタブなどの他の構成も可能である。タブ22’は、包装10”を開く操作を開始するためにつまみを備える。包装の後縁部は、前縁部のタブ22”の形状に対応する凹形の形状を含むものとしてよい。前端部シール20”は、剥離可能である、つまり、互いから分離可能なシーラント層を有することができる。
【0124】
図51に示されているように、ラベル40”を掴んで、包装10”から上方に引っ張り、切り目線42a”および包装開口部44”を露出させることができる。粘着剤30”をラベル40”とフィルム12”との間に配置する。上で説明されているが、フレキシブルフィルム12”の一部が接着剤のない把持部分を形成するためにフィルムの残り部分から分離できるように切り目をタブ22”のところでフィルム12”に付けることができる。それに加えて、接着剤のない把持部分は、タブ22”またはパターン上に配設されている接着剤を弱め、タブ22”となるラベル40”の部分上に配設されている接着剤がないように接着剤をラベル40”またはフィルム12”上に施すことによって形成されうる。
【0125】
図57は、消費者が片方の手で包装を掴みながら、もう片方の手で掴むことができるタブの未封止の内面50”を有する別の包装10”を例示している。次いで、図51に示されているように、ラベル40”を後に引っ張って開口部44”を露出させることができる。ラベル40”は、好ましくは、使用時に包装10”から丸ごと引き離されず、したがって、後端部シール18”は、ラベル40”とフィルム12”との間に非剥離性の、または永久的なシールを形成することができる。あるいは、いくつかの構成では、包装10”の両端は、ラベル40”を上方に剥ぎ取らせることができることが予想され、したがって、両方の端部シールは、剥離可能であってよい。例えば、図6に例示されている切り目42”を包装10”の両端においてラベル40”および2つのタブとともに使用することができる。これにより、使用者は、両方の開口部に対して再封止可能なシールが備えられているいずれかの端部で包装10”を開くことができる。
【0126】
上で説明されているように、包装10”は、さまざまなプロセスで形成することができる。図69に示されている例示的な一包装では、ラミネートフィルム12”は、粘着剤30”で付着している少なくとも2つのポリマーフィルム層12a”および12b”を有する。フィルム層12a”は、ラベル40”を作るために中に形成された切り目58”を有することができる。フィルム層12b”は、開口部44”を画成するために中に形成された切り目42”を有することができる。切り目形成は、フィルム層12a、12bのラミネーションの前または後に、ただし好ましくはラミネーションの後に行うことができる。この構成では、フィルムの厚さは、約0.04572から0.0762mm(約1.8から3.0ミル)までの範囲とすることができる。一アプローチでは、フィルムは、この種類の構成に対して約0.05334mm(約2.1ミル)とすることができる。
【0127】
フィルム包装10”を形成する例示的な一方法は、図60の60”として示されている。プロセス60”は、上で説明され、図44に示されているプロセスと似ている。図61は、プロセス60”と一緒に使用することができるシールジョーの概略断面図である。
【0128】
本明細書で開示されているフレキシブルフィルム包装のさまざまな構成には、包装がすでに開かれているかどうかを消費者に対して示す包装完全性機能を備えることができる。
【0129】
一アプローチでは、消費者がフレキシブルフィルム包装から製品の一部を取り出した後、フレキシブルフィルムを巻くか、または折り畳むか、または他の何らの方法で平たくして包装の内側から空気を抜くことができる。次いで、細長い密閉層14を巻いたフィルムおよび包装内の製品の上に巻き付けて、包装を小さくして空隙を減らし、それにより、製品の保管寿命を改善することができる(例えば、図59を参照)。そのような構成は、一般的に、フレームまたはトレーなどの、構造支持材なしで包装に使用されているが、そのような構成は、構造支持材およびフレキシブルフィルムの構成に応じて、いくつかの構造支持材とともに使用することができることも予想される。
【0130】
当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなくさまざまな修正、変更、および組み合わせを上で説明されている実施形態に関して実施することができること、またそのような修正、変更、および組み合わせは、本発明の概念の範囲内にあるとみなすべきであることを理解するであろう。
図1
図2
図3
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図10A
図10B
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