(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5864963
(24)【登録日】2016年1月8日
(45)【発行日】2016年2月17日
(54)【発明の名称】ターボチャージャーに基づくエンジンシステムおよびそれを利用した燃費改善方法
(51)【国際特許分類】
F02D 23/00 20060101AFI20160204BHJP
F02D 21/08 20060101ALI20160204BHJP
F02M 26/00 20160101ALI20160204BHJP
F02M 26/14 20160101ALI20160204BHJP
F02B 37/00 20060101ALI20160204BHJP
F02B 33/34 20060101ALI20160204BHJP
F02D 43/00 20060101ALI20160204BHJP
F02D 45/00 20060101ALI20160204BHJP
【FI】
F02D23/00 J
F02D23/00 F
F02D23/00 P
F02D21/08 301A
F02D21/08 311B
F02M25/07 550C
F02M25/07 550G
F02M25/07 550R
F02M25/07 580A
F02B37/00 302F
F02B37/00 301F
F02B33/34
F02D43/00 301R
F02D43/00 301N
F02D43/00 301K
F02D45/00 312H
【請求項の数】14
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2011-192833(P2011-192833)
(22)【出願日】2011年9月5日
(65)【公開番号】特開2012-237307(P2012-237307A)
(43)【公開日】2012年12月6日
【審査請求日】2014年7月30日
(31)【優先権主張番号】10-2011-0043833
(32)【優先日】2011年5月11日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】591251636
【氏名又は名称】現代自動車株式会社
【氏名又は名称原語表記】HYUNDAI MOTOR COMPANY
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】特許業務法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】韓 東 熙
(72)【発明者】
【氏名】秋 東 昊
(72)【発明者】
【氏名】金 潤 柱
(72)【発明者】
【氏名】朴 鐘 一
(72)【発明者】
【氏名】金 鴻 執
(72)【発明者】
【氏名】韓 勝 國
(72)【発明者】
【氏名】任 ヒョク
【審査官】
藤村 泰智
(56)【参考文献】
【文献】
特開2006−029273(JP,A)
【文献】
特開2010−270675(JP,A)
【文献】
特開平02−248625(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F02D 23/00
F02D 21/08
F02D 41/00 〜 45/00
F02M 25/07
F02B 33/34
F02B 37/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアクリーナーを備え、エンジンに外気を供給する吸気系と、
少なくとも1つ以上のフィルタを備え、前記エンジンから排出される排気ガスを外部に排出する排気系と、
排気ガスで駆動され、前記エンジンに供給される外気を過給させるターボチャージャーと、
前記吸気系の外気流れ区間から分岐して別の外気流れを形成するスーパーチャージャーと、
前記排気系から分岐する排気ガス流れを前記ターボチャージャーに送るように前記ターボチャージャーの圧縮機につながる排気ガス再循環システム(EGR)ラインを備えた排気ガス再循環システムと、
バルブ手段の開度量制御(ECU)により、前記ターボチャージャーの前端において前記外気流れと前記別の外気流れおよび前記排気ガス流れを変化させることにより、前記ターボチャージャーを通じて過給される外気と排気ガスの混合比率を可変させるバルブ手段と、を含んで構成され、
前記バルブ手段は、排気ラインから分岐した排気ガスを前記EGRラインに流すEGRバルブと、前記吸気系の吸気ラインを通して導入された外気を前記EGRラインに流すバイパスバルブと、前記スーパーチャージャーを通して吸入された別の外気を前記EGRラインに流す流路制御バルブとから構成され、
前記EGRバルブと前記流路制御バルブは互いに連動して逆に開閉され、前記バイパスバルブは独自に開閉されることを特徴とするターボチャージャーに基づくエンジンシステム。
【請求項2】
前記スーパーチャージャーは、前記吸気系のエアクリーナーの後端に形成される外気流れから分岐する別の流れを形成し、前記別の外気流れを前記EGRのEGRラインに直接送ることを特徴とする請求項1に記載のターボチャージャーに基づくエンジンシステム。
【請求項3】
前記スーパーチャージャーは、電動式スーパーチャージャーであることを特徴とする請求項2に記載のターボチャージャーに基づくエンジンシステム。
【請求項4】
前記スーパーチャージャーは、前記吸気系のエアクリーナーの後端に形成される外気流れから分岐する別の外気流れを形成し、前記スーパーチャージャーから分岐した吸気連結ラインでまた別の外気流れを前記EGRのEGRラインに連結させることを特徴とする請求項1に記載のターボチャージャーに基づくエンジンシステム。
【請求項5】
前記スーパーチャージャーは、前記エンジンの動力を利用する機械式スーパーチャージャーであることを特徴とする請求項4に記載のターボチャージャーに基づくエンジンシステム。
【請求項6】
前記EGRは低圧EGRであるLP−EGRであり、前記EGRラインは前記排気系のフィルタの後端部位から分岐し、非常フィルタがさらに設けられることを特徴とする請求項1に記載のターボチャージャーに基づくエンジンシステム。
【請求項7】
前記EGRバルブと前記流路制御バルブは、前記ECUによって制御されるバルブ駆動手段で作動されることを特徴とする請求項1に記載のターボチャージャーに基づくエンジンシステム。
【請求項8】
前記バルブ駆動手段は、前記EGRバルブや前記流路制御バルブのうちのいずれか1つのバルブの開度量を直接に可変させるアクチュエータと、前記EGRバルブや前記流路制御バルブを両側の端部に連結し、一方のバルブが開かれる時に他方のバルブは閉じられるように連動させるバルブリンクとから構成されることを特徴とする請求項7に記載のターボチャージャーに基づくエンジンシステム。
【請求項9】
前記バルブ駆動手段は、前記EGRバルブや前記流路制御バルブを両側の端部に連結し、一方のバルブが開かれる時に他方のバルブは閉じられるように連動させるバルブリンクと、前記バルブリンクを直接操作するアクチュエータとから構成されることを特徴とする請求項7に記載のターボチャージャーに基づくエンジンシステム。
【請求項10】
エンジンの駆動に応じた車両情報を読み取り、取得された車両情報からエンジン運転領域を判断する初期条件設定ステップと、
前記エンジン運転領域をターボラグおよび低速トルク領域、中負荷領域、および中高負荷領域に区分する制御区分ステップと、
前記ターボラグおよび低速トルク領域において、スーパーチャージャーを通した外気だけをエンジンに供給し、前記中負荷領域において、吸気系を通した外気を基本に前記スーパーチャージャーを通したまた別の外気またはEGRを通した排気ガスのうちの1つが混合される混合気をエンジンに供給し、前記中高負荷領域において、前記EGRを通した排気ガスを基本に前記スーパーチャージャーを通した別の外気の導入なしに、前記吸気系を通した外気を混合した混合気をエンジンに供給する制御実行ステップと、
前記制御実行ステップが完了すれば、エンジンの駆動に応じた車両情報を取得する初期状態に復帰する制御完了ステップと、を含んで実行されることを特徴とするターボチャージャーに基づくエンジンシステムを利用した燃費改善方法。
【請求項11】
前記ターボラグおよび低速トルク領域においては、前記スーパーチャージャーが前記吸気系から吸入した外気を全て通過させるように前記EGRラインの連結部位に設けられた流路制御バルブを100%開度量に制御する反面、前記吸気系がつながった前記EGRラインの連結部位に設けられたバイパスバルブを0%開度量に制御すると同時に前記EGRラインに設けられたEGRバルブを0%開度量に制御することを特徴とする請求項10に記載のターボチャージャーに基づくエンジンシステムを利用した燃費改善方法。
【請求項12】
前記中負荷領域においては、前記吸気系がつながった前記EGRラインの連結部位に設けられたバイパスバルブを100%開度量に制御する反面、前記スーパーチャージャーがつながった前記EGRラインの連結部位に設けられた流路制御バルブを0%開度量に制御する時、前記EGRラインに設けられたEGRバルブを100%開度量に制御するか、あるいはその逆に制御することを特徴とする請求項10に記載のターボチャージャーに基づくエンジンシステムを利用した燃費改善方法。
【請求項13】
前記流路制御バルブを0%開度量から100%開度量に増えるように制御する時、前記EGRバルブを100%開度量から0%開度量に減るように制御するか、あるいはその逆に制御することを特徴とする請求項12に記載のターボチャージャーに基づくエンジンシステムを利用した燃費改善方法。
【請求項14】
前記中高負荷領域においては、前記EGRラインに設けられたEGRバルブを100%開度量に制御する反面、前記スーパーチャージャーがつながった前記EGRラインの連結部位に設けられた流路制御バルブを0%開度量に制御すると同時に前記吸気系がつながった前記EGRラインの連結部位に設けられたバイパスバルブを0%開度量から100%開度量に可変させながら制御することを特徴とする請求項10に記載のターボチャージャーに基づくエンジンシステムを利用した燃費改善方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ターボチャージャーに基づくエンジンシステムおよびそれを利用した燃費改善方法に係り、より詳しくは、エンジン性能を向上させる多数の装置が機能別に組み合わされることによってシナジー効果を最適化し、エンジンルームの効果的なレイアウト(Lay Out)も計れるターボチャージャーに基づくエンジンシステムおよびそれを利用した燃費改善方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、車両には、エンジン性能を上げ、燃費を向上させるための多様な装置が装着される。
代表的な装置としてはターボチャージャー(Turbo Charger)が挙げられるが、ターボチャージャーは、エンジンに供給される吸入空気を排気ガスの助けを受け圧縮することによってエンジンの性能向上と燃費向上に寄与するものである。
【0003】
しかし、ターボチャージャーだけでは、世界的な原油高や各種規制による燃費向上および環境問題でより高まっている燃費改善に対する目標に適切に対応できないのが実情である。
燃費改善の一例としてターボチャージャーと共にスーパーチャージャーが挙げられるが、通常、スーパーチャージャーはベルト駆動型機械式スーパーチャージャーを基本にバイパス(Bypass)制御バルブと共にマグネチック(Magnetic)クラッチで構成される。
【0004】
エンジンシステムがターボチャージャーとスーパーチャージャーから構成されれば、低速ターボラグ(Turbo Lag)区間においては、バイパス制御バルブは遮断し、その代わりにマグネチッククラッチを連結して、スーパーチャージャーとターボチャージャーを直列に連結することによって、ターボチャージャーと共にスーパーチャージャーを同時に駆動して空気を吸入する反面、一般の運転条件においては、マグネチッククラッチを遮断し、その代わりにバイパス制御バルブを開放することによって、スーパーチャージャーを経ずに空気を吸入する。
【0005】
上記のように、ターボチャージャーとスーパーチャージャーから構成されたエンジンシステムにおいては、運転条件に応じてスーパーチャージャーの作動状態を変えることにより、ターボチャージャーが適用されたスパーク点火エンジンの応答速度および低速トルクを改善することができる。
しかし、前述したように、スーパーチャージャーは、ベルト駆動型機械式スーパーチャージャーを基本にバルブとクラッチなどが要求されるためにエンジンシステムが複雑になる。
【0006】
一方、ターボチャージャーと組み合わせて構成され、エンジン性能を向上させる他の代表的な装置としては、排気ガス再循環システムであるEGR(Exhaust Gas Recirculation)が挙げられる。
EGRは、エンジンから外部に排出される排気ガスでターボチャージャー(Turbo Charger)を回し、エンジンに供給される吸入空気が圧縮されると同時に排気ガスの一部が再びエンジンに供給されることによってエンジン性能を向上させるものである。
【0007】
通常、EGRは、ターボチャージャーの前方から排気ガス(またはEGRガスという)を採って利用する高圧方式のHP(High Pressure)−EGRタイプと、ターボチャージャーの後方から排気ガスを取って利用する低圧方式のLP(Low Pressure)−EGRタイプに分類することができる。
LP−EGRは、排気マニホールドを抜け出てターボチャージャーを経た後、三元触媒あるいは触媒フィルタであるDPF(Diesel Particulate Filter)を経た排気ガス中の一部の排気ガスをターボチャージャーの圧縮機(Compressor)の前端に送った後、吸入空気と共に吸気マニホールドに流すことによって、HP−EGRとは異なる低圧/低温で、且つ、三元触媒あるいはDPFによって汚染物質を濾過した比較的にきれいな排気ガスを使用できる長所がある。
【0008】
上記のように、エンジンシステムに適用してエンジン性能を大幅に上げる装置としてはターボチャージャーとスーパーチャージャーおよびEGR(特にLP−EGR)が挙げられ、これらの適切な組み合わせ(ターボチャージャー+スーパーチャージャーまたはターボチャージャー+LP−EGR)を採用したエンジンシステムはその性能を大幅に上げることができる。
したがって、エンジンシステムにターボチャージャーとスーパーチャージャーおよびLP−EGRを全て組み合わせて、各々が有する長所を最大限発揮できれば、エンジンシステムの最適化に寄与することができる。
【0009】
しかし、独自の作動特性を有するターボチャージャーとスーパーチャージャーおよびLP−EGRを利用した組み合わせではシナジー効果が発揮できる最適制御は非常に難しく、複雑な構成を有するスーパーチャージャーとLP−EGRを利用したエンジンシステムはその構成をより複雑にする。
複雑なエンジンシステムはエンジンルームのレイアウト(Lay Out)に相当な制約を加えるため、ターボチャージャーとスーパーチャージャーおよびLP−EGRを共に適用するのに多くの困難がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2011−001877号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
前記問題点を考慮してなされた本発明は、スーパーチャージャーとLP−EGR(Low Pressure−EGR)を組み合わせることによって、エンジンのダウンサイジング(Downsizing)によりエンジンルームを効率的なレイアウト(Lay Out)にするとともに、最適制御を実現することによって、シナジー効果を倍加すると共に、特に低速高負荷領域における燃費改善を大幅に向上できるターボチャージャーに基づくエンジンシステムおよびそれを利用した燃費改善方法を提供することに目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明に係るターボチャージャーに基づくエンジンシステムは、エアクリーナーを備え、エンジンに外気を供給する吸気系と、少なくとも1つ以上のフィルタを備え、前記エンジンから排出される排気ガスを外部に排出する排気系と、排気ガスで駆動され、前記エンジンに供給される外気を過給させるターボチャージャーと、前記吸気系の外気流れ区間から分岐して別の外気流れを形成するスーパーチャージャーと、前記排気系から分岐する排気ガス流れを前記ターボチャージャーに送るように前記ターボチャージャーの圧縮機につながる排気ガス再循環システム(EGR)ラインを備えた排気ガス再循環システムと、バルブ手段の開度量制御(ECU)により、前記ターボチャージャーの前端において前記外気流れと前記別の外気流れおよび前記排気ガス流れを変化させることにより、前記ターボチャージャーを通じて過給される外気と排気ガスの混合比率を可変させるバルブ手段と、を含んで構成されることを特徴とする。
【0013】
前記スーパーチャージャーは、前記吸気系のエアクリーナーの後端に形成される外気流れから分岐する別の流れを形成し、前記別の外気流れを前記EGRのEGRラインに直接送ることを特徴とする。
【0014】
前記スーパーチャージャーは、電動式スーパーチャージャーであることを特徴とする。
【0015】
前記スーパーチャージャーは、前記吸気系のエアクリーナーの後端に形成される外気流れから分岐する別の外気流れを形成し、前記スーパーチャージャーから分岐した吸気連結ラインでまた別の外気流れを前記EGRのEGRラインに連結させることを特徴とする。
【0016】
前記スーパーチャージャーは、前記エンジンの動力を利用する機械式スーパーチャージャーであることを特徴とする。
【0017】
前記EGRは低圧EGRであるLP−EGRであり、前記EGRラインは前記排気系のフィルタの後端部位から分岐し、非常フィルタがさらに設けられることを特徴とする。
【0018】
前記バルブ手段は、排気ラインから分岐した排気ガスを前記EGRラインに流すEGRバルブと、前記吸気系の吸気ラインを通して導入された外気を前記EGRラインに流すバイパスバルブと、前記スーパーチャージャーを通して吸入された別の外気を前記EGRラインに流す流路制御バルブとから構成されることを特徴とする。
【0019】
前記EGRバルブと前記流路制御バルブは互いに連動して逆に開閉され、前記バイパスバルブは独自に開閉されることを特徴とする。
【0020】
前記EGRバルブと前記流路制御バルブは、前記ECUによって制御されるバルブ駆動手段で作動されることを特徴とする。
【0021】
前記バルブ駆動手段は、前記EGRバルブや前記流路制御バルブのうちのいずれか1つのバルブの開度量を直接に可変させるアクチュエータと、前記EGRバルブや前記流路制御バルブを両側の端部に連結し、一方のバルブが開かれる時に
他方のバルブは閉じられるように連動させるバルブリンクとから構成されること
が好ましい。
【0022】
前記バルブ駆動手段は、前記EGRバルブや前記流路制御バルブを両側の端部に連結し、一方のバルブが開かれる時に
他方のバルブは閉じられるように連動させるバルブリンクと、前記バルブリンクを直接操作するアクチュエータとから構成されること
が好ましい。
【0023】
また、本発明は、エンジンの駆動に応じた車両情報を読み取り、取得された車両情報からエンジン運転領域を判断する初期条件設定ステップと、前記エンジン運転領域をターボラグおよび低速トルク領域、中負荷領域、および中高負荷領域に区分する制御区分ステップと、前記ターボラグおよび低速トルク領域において、スーパーチャージャーを通した外気だけをエンジンに供給し、前記中負荷領域において、吸気系を通した外気を基本に前記スーパーチャージャーを通したまた別の外気またはEGRを通した排気ガスのうちの1つが混合される混合
気をエンジンに供給し、前記中高負荷領域において、前記EGRを通した排気ガスを基本に前記スーパーチャージャーを通した別の外気の導入なしに、前記吸気系を通した外気を混合した混合
気をエンジンに供給する制御実行ステップと、前記制御実行ステップが完了すれば、エンジンの駆動に応じた車両情報を取得する初期状態に復帰する制御完了ステップと、を含んで実行されること
が好ましい。
【0024】
前記ターボラグおよび低速トルク領域においては、前記スーパーチャージャーが前記吸気系から吸入した外気を全て通過させるように前記EGRラインの連結部位に設けられた流路制御バルブを100%開度量に制御する反面、前記吸気系がつながった前記EGRラインの連結部位に設けられたバイパスバルブを0%開度量に制御すると同時に前記EGRラインに設けられたEGRバルブを0%開度量に制御することを特徴とする。
【0025】
前記中負荷領域においては、前記吸気系がつながった前記EGRラインの連結部位に設けられたバイパスバルブを100%開度量に制御する反面、前記スーパーチャージャーがつながった前記EGRラインの連結部位に設けられた流路制御バルブを0%開度量に制御する時、前記EGRラインに設けられたEGRバルブを100%開度量に制御するか、あ
るいはその逆に制御すること
が好ましい。
【0026】
前記流路制御バルブ
を0%開度量から100%開度量に
増えるように制御
する時、
前記EGRバルブを100%開度量から0%開度量に減るように制御
する
か、あるいはその逆に制御すること
が好ましい。
【0027】
前記中高負荷領域においては、前記EGRラインに設けられたEGRバルブを100%開度量に制御する反面、前記スーパーチャージャーがつながった前記EGRラインの連結部位に設けられた流路制御バルブを0%開度量に制御すると同時に前記吸気系がつながった前記EGRラインの連結部位に設けられたバイパスバルブを0%開度量から100%開度量に可変させながら制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0028】
本発明は、ターボチャージャーに基づいてスーパーチャージャーとLP−EGR(Low Pressure−EGR)を組み合わせることによって、エンジンルームを効率的なレイアウト(Lay Out)にし、ダウンサイジング(Downsizing)されたエンジンシステムを構築できる効果がある。
また、本発明は、ターボチャージャーとスーパーチャージャーおよびLP−EGRを組み合わせることによって多様な運転モードを実現することができ、多様な運転モードを通じた最適制御が容易になる効果がある。
また、本発明は、ターボチャージャーと共に構成されたスーパーチャージャーを通じたターボラグの改善によって低速高負荷領域の使用度を向上させ、スーパーチャージャーと共に構成されたLP−EGRを通じた低速高負荷領域の燃費低減によってターボチャージャーとスーパーチャージャーおよびLP−EGR間のシナジー作用により燃費を大幅に改善できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【
図1】本発明の第1実施形態によるターボチャージャーに基づくエンジンシステムの構成図である。
【
図2】本発明の第2実施形態によるターボチャージャーに基づくエンジンシステムの構成図である。
【
図3】本発明によるターボチャージャーに基づくエンジンシステムに適用されたバルブ駆動手段の変形例である。
【
図4】本発明によるターボチャージャーに基づくエンジンシステムに適用されたバルブ駆動手段の変形例である。
【
図5】本発明によるターボチャージャーに基づくエンジンシステムに適用されたバルブ駆動手段の変形例である。
【
図6】本発明によるターボチャージャーに基づくエンジンシステムを利用した燃費改善方法のフローチャートである。
【
図7】本発明によるターボチャージャーに基づくエンジンシステムの作動図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1に示す通り、エンジンシステムは、動力源であるエンジン1と、エンジン1に外気を導入する吸気系4と、エンジン1から排出される排気ガスを外部に排出する排気系7と、エンジン1に導入される外気を排気ガスで過給させるターボチャージャー10と、低速ターボラグ区間において、スパーク点火エンジンの応答速度および低速トルクを改善するように吸気系4から分岐し、別の外気を導入するスーパーチャージャー20と、低圧/低温であり、フィルタ(DPF)を通して汚染物質を濾過した比較的にきれいな排気ガスを導入するLP−EGR30と、吸気系4に導入される外気流れとLP−EGR30に導入される排気ガス流れおよびスーパーチャージャー20に導入された別の外気流れを制御するバルブ手段と、エンジン1とスーパーチャージャー20およびバルブ手段の開度量を制御するECU60とから構成される。
【0031】
吸気系4は、外気内の汚染物質を濾過するエアクリーナー5aを備えた吸気ライン5と、吸気ライン5に設けられたターボチャージャー10で過給された外気流れを形成し、エンジン1に導入される外気流量を制御するスロットルボディーが設けられた吸気インテーク6と、エンジン1に直接連結された吸気マニホールド2とから構成される。
吸気インテーク6には、ターボチャージャー10によって過給された混合機の温度を下げるするための高効率のインタークーラー34が設けられる。
排気系7は、エンジン1に直接連結された排気マニホールド3からつながった排気ライン8と、排気ガス内の汚染物質を濾過するように排気ライン8に設けられた少なくとも1つ以上のフィルタ(9a、9b)とから構成される。
ターボチャージャー10は、排気ガスが流れる排気ライン8にタービンが連結され、排気ガスが導入されるEGRライン31と共に外気が導入される吸気インテーク6に圧縮機が連結される。
【0032】
スーパーチャージャー20は、ECU60によって制御されるモータを備えた電動式であり、吸気系4から分岐し、LP−EGR30につながった吸気分岐ライン20aに設けられる。
吸気分岐ライン20aは、吸気系4をなすエアクリーナー5aの出口部位から分岐するか、またはエアクリーナー5aを経た吸気ライン5から分岐し、ターボチャージャー10の圧縮機に連結されたLP−EGR30のEGRライン31につながる。
LP−EGR30は、ターボチャージャー10の圧縮機に連結され、排気ガスを導入するEGRライン31と、排気ラインから分岐し、排気ガスをEGRライン31に流すEGR分岐ライン32と、EGR分岐ライン32がEGRライン31と連結される連結部位に設けられ、ECU60によって制御されるEGRバルブ33とから構成される。
EGR分岐ライン32は、排気系7をなす1対のフィルタ(9a、9b)のうちの少なくとも1個のフィルタ9aの後端において排気ライン8から分岐する。
【0033】
また、EGR分岐ライン32には、排気ガスを浄化するための非常フィルタがさらに設けられてもよい。
一方、バルブ手段は、排気ラインから分岐した排気ガスをEGRライン31に流すEGRバルブ33と、スーパーチャージャー20を通じて吸入された外気をEGRライン31に流す流路制御バルブ40と、吸気ライン5を通じて導入された外気をEGRライン31に流すバイパスバルブ50とから構成される。
EGRバルブ33と流路制御バルブ40およびバイパスバルブ50は全てECU60の開度量制御によって通過する流量を変化させる。
EGRバルブ33はEGR分岐ライン32がEGRライン31につながる連結部位に設けられ、流路制御バルブ40は吸気分岐ライン20aがEGRライン31につながる連結部位に設けられ、バイパスバルブ50は吸気ライン5がEGRライン31につながる連結部位に設けられる。
本実施形態において、流路制御バルブ40とバイパスバルブ50は、ターボチャージャー10を基準にターボチャージャー10に最も近接したEGRバルブ33の後端に設けられる。
【0034】
図2は、本発明の第2実施形態によるターボチャージャーに基づくエンジンシステムの構成図であり、クラッチとベルトを使用する機械式スーパーチャージャーが適用される。
図2に示す通り、エンジンシステムは、エンジン1に外気を導入する吸気系4と、エンジン1から排出される排気ガスを外部に排出する排気系7と、排気ガスで駆動され、エンジン1に導入される外気を過給させるターボチャージャー10と、低圧/低温であり、フィルタ(DPF)を通じて汚染物質を濾過した比較的にきれいな排気ガスを導入するLP−EGR30とから構成される。但し、電動式スーパーチャージャー20とは異なり、エンジン1の動力を利用する機械式スーパーチャージャー200の特性上、エンジンルーム内のレイアウト(Lay Out)の変化が必要となる。
すなわち、機械式スーパーチャージャー200は、マグネチッククラッチ201と動力引き出し用ベルト202などがエンジン1の前面部位に位置する特性上、エンジン1に近接するように設けられる。
これにより、機械式スーパーチャージャー200には、外気を吸入する吸気分岐ライン200aと共に、吸入された外気をEGRライン31に送る吸気連結ライン200bがさらに備えられる。
【0035】
吸気分岐ライン200aは、吸気系4をなすエアクリーナー5aの出口部位から分岐するか、またはエアクリーナー5aを経た吸気ライン5から分岐して、エンジン1を横切って機械式スーパーチャージャー200に連結され、吸気連結ライン200bは、機械式スーパーチャージャー200から出て、エンジン1を横切ってEGRライン31に連結される。
これにより、吸気系4においては、外気を導入する吸気ライン5が、排気ガスが導入されるEGRライン31に直接連結される。
また、バルブ手段は、電動式スーパーチャージャー20を適用する時のように、EGRバルブ33と流路制御バルブ40およびバイパスバルブ50で同様に構成される。
EGRバルブ33はEGR分岐ライン32がEGRライン31につながる連結部位に設けられ、流路制御バルブ40は吸気連結ライン200bがEGRライン31につながる連結部位に設けられ、バイパスバルブ50は吸気ライン5がEGRライン31につながる連結部位に設けられる。
また、ECU60は、エンジン1と機械式スーパーチャージャー200およびバルブ手段の開度量を制御する。
【0036】
図3〜
図5に、本発明の第1実施形態および第2実施形態に適用されたバルブ駆動手段の多様な変形例を示す。バルブ駆動手段は、EGRバルブ33と流路制御バルブ40を一体化させてその動きを連動させることにより、制御の便利性をより増進するための方式である。
バルブ駆動手段はEGRバルブ33と流路制御バルブ40を互いに逆に動かず。一例として、EGRバルブ33が開かれると、その動きに連動する流路制御バルブ40は閉じられるようになる。
図3に示すバルブ駆動手段は、EGRバルブ33と流路制御バルブ40を一体化させて動きを連動させるバルブコントローラ70と、バルブコントローラ70を制御するECU60とから構成される。
バルブコントローラ70は、EGRバルブ33のフラップ(Flap)部位に結合され、ECU60の制御によってEGRバルブ33の開度量を変化させるアクチュエータ71と、EGRバルブ33のフラップ(Flap)部位から出て流路制御バルブ40のフラップ(Flap)部位に連結されたバルブリンク72とから構成される。
【0037】
バルブリンク72の両側の端部はヒンジ連結構造であることが好ましい。
図3の作動後状態は、EGRバルブ33が100%開かれる時に、流路制御バルブ40が100%閉じられた場合を示す。
上記のようにECU60によって駆動されたアクチュエータ71はEGRバルブ33の開度量を直接に変化させるようになり、EGRバルブ33の動きはバルブリンク72を通じて流路制御バルブ40に伝達されることによって流路制御バルブ40の開度量も共に変化する。
また、
図4は、バルブ駆動手段の変形例であって、これは、ECU60によって制御されるアクチュエータ71aが流路制御バルブ40に直接連結され、EGRバルブ33がバルブリンク72aに連結された場合を示す。
前記のような場合には、ECU60によって駆動されたアクチュエータ71aは流路制御バルブ40の開度量を直接に変化させるようになり、流路制御バルブ40の動きはバルブリンク72aを通じてEGRバルブ33に伝達されることによってEGRバルブ33の開度量も共に変化する。
図4の作動後状態は、流路制御バルブ40が100%閉じられる時に、EGRバルブ33が100%開かれた場合を示す。
【0038】
また、
図5(a)は、バルブ駆動手段の他の変形例であって、これは、EGRバルブ33と流路制御バルブ40がバルブリンク72bの両側の端部に各々連結され、ECU60によって制御されるアクチュエータ71bがバルブリンク72bの中間部位に連結された場合を示す。
この時、アクチュエータ71aとバルブリンク72bはヒンジ連結構造であることが好ましい。
前記のような場合には、ECU60によって駆動されたアクチュエータ71aは、バルブリンク72bを引っ張ったりまたは押したりすることにより、EGRバルブ33と流路制御バルブ40の開度量を同時に変化させる。
図5の作動後状態は、EGRバルブ33が100%開かれる時に、流路制御バルブ40が100%閉じられた場合を示す。
【0039】
図6は、本発明の第1実施形態および第2実施形態によるターボチャージャーに基づくエンジンシステムを利用した燃費改善ロジックを示す。
ステップS10のようにエンジンが駆動されれば、各種センサにより、エンジン駆動に応じた車両情報がECU60に入力される。
ステップS20は、検出された車両情報を利用して現車両のエンジン運転領域を判断する過程であり、本実施形態においては、少なくとも3個の運転領域に区分し、各々の運転領域に応じてEGRバルブ33と流路制御バルブ40およびバイパスバルブ50を異に制御することにより、スーパーチャージャー(20、200)を通じたターボラグの改善によって低速高負荷領域の使用度を向上させることは勿論、スーパーチャージャー20と共に構成されたLP−EGR30を通じた低速高負荷領域における燃費改善率を大幅に上げることができる。
【0040】
前記3個の運転領域は、ターボラグおよび低速トルク領域、中負荷領域、および中高負荷領域に区分される。
ステップS30は、ターボラグおよび低速トルク領域に対する制御であり、このモードにおいては、ステップS31のようにスーパーチャージャー(20、200)が駆動され、それと同時にステップS32から続いたステップS321〜ステップS323のようにEGRバルブ33と流路制御バルブ40およびバイパスバルブ50が最適に制御される。
【0041】
図7(a)は、エンジンシステムがステップS30において実現されるターボラグおよび低速トルク領域に制御されることを示す。
図示の通り、エンジンシステムは、ECU60がEGRバルブ33と流路制御バルブ40を各々個別的に制御せず、バルブ駆動手段(70、70a、70b)を利用してEGRバルブ33と流路制御バルブ40を連動制御する場合である。
本実施形態において、前記のような差は、単にECU60がEGRバルブ33を直接制御して完全に閉じる時に流路制御バルブ40を直接制御して逆に完全に開くか、あういはEGRバルブ33と流路制御バルブ40が連結されたバルブリンク(72、72a、72b)をアクチュエータ(71、71a、71b)で操作するかという差であるだけであって、その結果は全て同じである。
エンジンシステムがステップS30のようにターボラグおよび低速トルク領域に応じて制御されれば、スーパーチャージャー(20、200)は、吸気系4の外気ライン5から外気を吸入してLP−EGR30のEGRライン31に流す。
【0042】
このような状態においては、ステップS321のように、バイパスバルブ50は0%開度量に制御されて、吸気系4を通した外気の導入はなく、ステップS322のように、EGRバルブ33も0%開度量に制御されて、LP−EGR30を通した排気ガスの導入はない反面、ステップS323のように、流路制御バルブ40は100%開度量に制御されることによって、ターボチャージャー10にはスーパーチャージャー(20、200)を利用した外気だけが供給される。
ステップS40は、中負荷領域に対する制御であり、このモードにおいては、ステップS42のようにスーパーチャージャー(20、200)が駆動され、それと同時にステップS32から続いたステップS321〜ステップS323のようにEGRバルブ33と流路制御バルブ40およびバイパスバルブ50が最適に制御される。
【0043】
図7(b)は、エンジンシステムがステップS40において実現される中負荷領域に制御されることを示す。
図示の通り、ターボチャージャー10に連結されたEGRライン31には、吸気系4を通した外気流れとスーパーチャージャー(20、200)の駆動に応じたまた他の外気流れとLP−EGR30を通した排気ガス流れが共に形成される。
このような状態においては、ステップS421のように、バイパスバルブ50は、100%開度量に制御されて、吸気系4を通した外気の導入が最大になる反面、ステップS422のように、EGRバルブ33と流路制御バルブ40は、互いに逆に作用することにより、排気ガス流量の増加時、スーパーチャージャー(20、200)を通したまた他の外気流量はないか、またはその逆に実現される。
【0044】
すなわち、EGRバルブ33が0%開度量に制御される時、流路制御バルブ40は、100%開度量に制御されるか、
あるいはその逆に制御される。また、流路制御バルブ40が0%開度量
→100%開度量に制御される時、EGRバルブ33は100%開度量→0%開度量に制御される
か、あるいはその逆に制御される。したがって、吸気系4を通した外気流量は一定であるが、EGRバルブ33を通した排気ガス流量と流路制御バルブ40を通したまた他の外気流量は可変的に制御される。ステップS50は、中高負荷領域に対する制御であり、このモードにおいては、ステップS51のようにスーパーチャージャー(20、200)が駆動されず、その代わりにステップS52から続いたステップS521〜ステップS523のようにEGRバルブ33と流路制御バルブ40およびバイパスバルブ50が最適に制御される。
【0045】
図7(c)は、エンジンシステムがステップS50において実現される中高負荷領域に制御されることを示す。
図示の通り、ターボチャージャー10に連結されたEGRライン31には、LP−EGR30を通した排気ガス流れと共に吸気系4を通した外気流れが形成される反面、スーパーチャージャー(20、200)が駆動されないため、スーパーチャージャー(20、200)の駆動に応じたまた他の外気流れは形成されない。
このような状態においては、ステップS521のように、EGRバルブ33は100%開度量に制御され、LP−EGR30を通した排気ガス導入が最大になる反面、ステップS522のように、流路制御バルブ40は0%開度量に制御され、バイパスバルブ50は0%開度量→100%開度量に制御されることにより、吸気系4を通した外気流量が可変的に制御される。
【0046】
上記のように、本発明に係るエンジンシステムは、ターボチャージャー10に基づいて電動式や機械式スーパーチャージャー(20、200)とLP−EGR30と共に構成され、外気と排気ガス流量を制御するEGRバルブ33と流路制御バルブ40およびバイパスバルブ50を連動させて構成することにより、エンジンルームが効率的なレイアウト(Lay Out)となり、ダウンサイジング(Downsizing)されたエンジンシステムが構築できる。
また、本発明に係るエンジンシステムにおいては、外気と排気ガス流量を制御するEGRバルブ33と流路制御バルブ40およびバイパスバルブ50がターボラグおよび低速トルク領域と中負荷領域および中高負荷領域に区分されて最適に制御されることにより、スーパーチャージャー(20、200)を通じたターボラグの改善によって低速高負荷領域の使用度を向上させることは勿論、スーパーチャージャー20と共に構成されたLP−EGR30を通じた低速高負荷領域における燃費改善率を大幅に上げることができる。
【符号の説明】
【0047】
1 ・・・エンジン
2 ・・・吸気マニホールド
3 ・・・排気マニホールド
4 ・・・吸気系
5 ・・・吸気ライン
5a ・・・エアクリーナー
6 ・・・吸気インテーク
7 ・・・排気系
8 ・・・排気ライン
9a、9b ・・・フィルタ
10 ・・・ターボチャージャー
20 ・・・スーパーチャージャー
20a ・・・吸気分岐ライン
30 ・・・LP−EGR
31 ・・・EGRライン
32 ・・・EGR分岐ライン
33 ・・・EGRバルブ
40 ・・・流路制御バルブ
50 ・・・バイパスバルブ
60 ・・・ECU
70、70a、70b ・・・バルブコントローラ
71、71a、71b ・・・アクチュエータ
72、72a、72b ・・・バルブリンク
200 ・・・機械式スーパーチャージャー
201 ・・・マグネチッククラッチ
202 ・・・ベルト
200a ・・・吸気分岐ライン
200b ・・・吸気連結ライン