特許第5865507号(P5865507)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5865507レジメンへのアドヒアランスを管理するための装置、システム、及び方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5865507
(24)【登録日】2016年1月8日
(45)【発行日】2016年2月17日
(54)【発明の名称】レジメンへのアドヒアランスを管理するための装置、システム、及び方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/24 20120101AFI20160204BHJP
【FI】
   G06Q50/24 130
【請求項の数】28
【全頁数】100
(21)【出願番号】特願2014-541262(P2014-541262)
(86)(22)【出願日】2012年11月8日
(65)【公表番号】特表2014-535115(P2014-535115A)
(43)【公表日】2014年12月25日
(86)【国際出願番号】US2012064149
(87)【国際公開番号】WO2013070914
(87)【国際公開日】20130516
【審査請求日】2015年11月3日
(31)【優先権主張番号】13/292,440
(32)【優先日】2011年11月9日
(33)【優先権主張国】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】505222679
【氏名又は名称】プロテウス デジタル ヘルス, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】ロバートソン,ティモシー
(72)【発明者】
【氏名】ムーン,グレゴリー
(72)【発明者】
【氏名】イオネスキュ,アーナ ダイアナ
(72)【発明者】
【氏名】ベザディ,ヤシャー
(72)【発明者】
【氏名】オリリー,デビット
(72)【発明者】
【氏名】フィルナー,アーロン
(72)【発明者】
【氏名】カープラス,エリカ
(72)【発明者】
【氏名】コジュアンコ,ダニエル シュルツ
(72)【発明者】
【氏名】バージェス,サラ
【審査官】 田付 徳雄
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2005/024687(WO,A1)
【文献】 特開2004−185181(JP,A)
【文献】 特表2009−513183(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 50/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
予め登録してあるコンピュータによって実行されるヘルスケア情報環境でレジメンへのアドヒアランスを管理する方法であって
象生体によって摂取される該当する用量の薬の内部に埋め込まれたマーカから検出された薬摂取情報を含む第1の無線伝送を、プロセッサと、該プロセッサに連結されたメモリと、前記プロセッサに連結されたディスプレイとを備えたモバイルデバイスで、前記対象生体の身体に連結された一又は複数の着用可能な無線受信器から自動的に受信することと、前記用量の薬が前記対象生体によって摂取されると前記薬摂取情報を前記モバイルデバイスで継続的に受信することと、
前記薬摂取情報含む第2の無線伝送を、バックエンドコンピュータ処理システムに自動的に送信することと、
前記バックエンドコンピュータ処理システムにあるコンピュータから、該コンピュータに送信された薬摂取情報少なくとも部分的に基づいて所定の期間に亘る前記対象生体の挙動を特徴付ける個人情報ストリームを受信することと、
前記ディスプレイにグラフィカルユーザインタフェース画面を表示することと、
前記グラフィカルユーザインタフェース画面内に、前記個人情報ストリームに少なくとも部分的に基づいた活動タイムラインの表示に対応する少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を有する複数の選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素を表示して、前記複数の選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素から1つを選択することにより、前記グラフィカルユーザインタフェース画面に前記対象生体に関連した情報を表示させることと、
記モバイルデバイスによって、少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力を受けることと、
前記少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力に応じて、前記グラフィカルユーザインタフェース画面内に、前記所定の期間に亘る前記対象生体の活動レベルを示す活動リボンを有する前記活動タイムラインを表示することと
前記グラフィカルユーザインタフェース画面内に、前記活動リボン及び前記活動タイムラインに対して薬の摂取を表示することと
を含み、
前記グラフィカルユーザインタフェース画面は、計画された服用時間に対する実際の服用時間が前記グラフィカルユーザインタフェース画面によって視覚的に相互に関連付けられるように、前記活動タイムラインに沿って、計画された服用時間を1組のアイコンとして、前記薬摂取情報に基づく実際に検出された薬の摂取時間を別の組のアイコンとして表示することを特徴とする方法。
【請求項2】
前記所定の期間に亘って前記対象生体の活動レベルを継続的に追跡することと、
前記活動リボンを表示することと
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記活動リボンにコメント吹き出しを表示することを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
第2の活動レベルが予測される場合、第1の活動レベルを示すために、前記活動リボン内にサブ活動要素を表示することを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記複数の選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素は、前記個人情報ストリームに基づい服用タイムラインの表示に対応する少なくとも1つの他のグラフィカルユーザインタフェース要素を有し、
前記方法は、
前記モバイルデバイスによって、前記少なくとも1つの他のグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力を受けることと、
前記少なくとも1つの他のグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力に応じて、前記グラフィカルユーザインタフェース画面内に、所定の期間に亘って前記対象生体によって薬が摂取されたときを示す前記服用タイムラインを表示することと
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記所定の期間に亘って前記服用タイムラインを追跡することと、
服用事象を表示することと
を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記服用タイムラインにコメント吹き出しを表示することを更に含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記複数の選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素は、前記個人情報ストリームに基づい前記対象生体の身体活動傾向の表示に対応する少なくとも1つの他のグラフィカルユーザインタフェース要素を有し、
前記方法は、
前記モバイルデバイスによって、前記少なくとも1つの他のグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力を受けることと、
前記少なくとも1つの他のグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力に応じて、前記グラフィカルユーザインタフェース画面内に、第1の所定の期間に亘る身体活動レベルを有して第2の所定の期間に及ぶ身体活動傾向タイムラインを表示することと
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の所定の期間は1日24時間であり、前記第2の所定の期間は1週間であり、
前記方法は、
24時間に亘る前記身体活動レベルを示すため棒グラフ要素を表示することと、
1週間に亘る更なる24時間毎の該当する身体活動レベルを示す更なる棒グラフ要素を、1週間に亘って更なる24時間毎に表示することと
を更に含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の所定の期間は1日24時間であり、前記第2の所定の期間は1週間であり、
前記方法は、
24時間に亘って前記対象生体が歩いた歩数を示すためにアイコン要素を表示することと、
1週間に亘って更なる24時間毎に前記対象生体が歩いた該当する歩数を示すアイコン要素を、1週間に亘って更なる24時間毎に表示することと
を更に含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記複数の選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素は、前記個人情報ストリームに基づい前記対象生体の服用傾向の表示に対応する少なくとも1つの他のグラフィカルユーザインタフェース要素を有し、
前記方法は、
前記モバイルデバイスによって、前記少なくとも1つの他のグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力を受けることと、
前記少なくとも1つの他のグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力に応じて、前記グラフィカルユーザインタフェース画面内に服用傾向タイムラインを表示することと
を更に含み、
前記服用傾向タイムラインは、前記対象生体によって摂取された薬の数と第1の所定の期間に亘る前記薬の摂取に関連したタイムスタンプとを有し、第2の所定の期間に及ぶことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記第1の所定の期間は1日24時間であり、前記第2の所定の期間は1週間であり、
前記方法は、
24時間に亘って前記対象生体によって前記薬が摂取されたときを示すため要素を表示することと、
1週間に亘って更なる24時間毎に前記対象生体によって前記薬が摂取された該当する時間を示す更なる要素を、1週間に亘って更なる24時間毎に表示することと
を更に含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記要素に、同時に摂取された薬の数を表示することを更に含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記要素に、メモを表示することを更に含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記複数の選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素は、前記受信器の構成、初期設定、管理及び交換の表示に対応する少なくとも1つの他のグラフィカルユーザインタフェース要素を有し、
前記方法は、
前記モバイルデバイスによって、前記少なくとも1つの他のグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力を受けることと、
前記少なくとも1つの他のグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力に応じて、前記グラフィカルユーザインタフェース画面内にボタン要素を表示することと
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記受信器、モバイルデバイス及びバックエンドコンピュータ処理システムの動作の試験に関連する前記ボタン要素に関連した第2の入力を、前記モバイルデバイスによって受けることと、
前記第2の入力に応じて、前記受信器、前記モバイルデバイス及び前記バックエンドコンピュータ処理システムの動作を試験することと
を更に含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記受信器の交換に関連する前記ボタン要素に関連した第2の入力を、前記モバイルデバイスによって受けることと、
前記第2の入力に応じて、前記受信器を交換することと
を更に含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記複数の選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素は、招待、及び少なくとも1人の被招待者と共有されるデータの制御等のデータ共有機能の管理及び制御に対応する少なくとも1つの他のグラフィカルユーザインタフェース要素を有し、
前記方法は、
前記モバイルデバイスによって、前記少なくとも1つの他のグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力を受けることと、
前記少なくとも1つの他のグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力に応じて、前記少なくとも1人の被招待者に関連した要素と、前記少なくとも1人の被招待者に関連して活動タイムライン要素、活動傾向チャート要素及び服用タイムライン要素のうちのいずれかに相当する少なくとも1つの選択要素とを有する管理共有画面を前記グラフィカルユーザインタフェース画面内に表示することと、
前記モバイルデバイスによって、前記被招待者に関連した前記要素のうちの1つの選択に関連した第2の入力を受けることと、
該第2の入力に応じて、前記少なくとも1人の被招待者に関連した前記要素のうちの1つを選択することと、
前記選択された要素に関連したデータを共有するために前記少なくとも1人の被招待者に招待案内を送信することと
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記モバイルデバイスによって、前記少なくとも1人の被招待者から、前記対象生体に関連した個人コードを含む通信を受信することと、
前記個人コードが受信され、前記バックエンドコンピュータ処理システムによって確認された場合にのみ、前記選択された要素に関連したデータの共有を可能にすることと
を更に含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項20】
摂取可能なデバイスから通信を受信することを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項21】
予め登録してあるコンピュータによって実行されるヘルスケア情報環境でレジメンへのアドヒアランスを管理するためのシステムであって、
プロセッサと、該プロセッサに連結されたメモリと、前記プロセッサに連結されたディスプレイとを備えたモバイルデバイスを備えており、
該モバイルデバイスは、
対象生体によって摂取される該当する用量の薬の内部に埋め込まれたマーカから検出された薬摂取情報を含む第1の無線伝送を、前記対象生体の身体に連結された一又は複数の着用可能な無線受信器から自動的に受信して、前記用量の薬が前記対象生体によって摂取されると前記薬摂取情報を継続的に受信し、
前記第1の無線伝送の自動的な受信に応じて、前記薬摂取情報を無線ネットワークを介してバックエンドコンピュータ処理システムにあるコンピュータに自動的に無線通信し、
受信した前記薬摂取情報に少なくとも部分的に基づいて所定の期間に亘る前記対象生体の挙動を特徴付ける個人情報ストリームを、前記バックエンド処理システムにある前記コンピュータから受信し、
前記ディスプレイにグラフィカルユーザインタフェース画面を表示し、
前記グラフィカルユーザインタフェース画面内に、前記個人情報ストリームに少なくとも部分的に基づいた活動タイムラインの表示に対応する少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を有する複数の選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素を表示して、前記複数の選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素から1つを選択することにより、前記グラフィカルユーザインタフェース画面に前記対象生体に関連した情報を表示させ、
少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力を受けて、
前記少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力に応じて、前記グラフィカルユーザインタフェース画面内に、前記所定の期間に亘る前記対象生体の活動レベルを示す活動リボンを有する前記活動タイムラインを表示し、
前記グラフィカルユーザインタフェース画面内に、前記活動リボン及び前記活動タイムラインに対して薬の摂取を表示する
ように構成されており、
前記グラフィカルユーザインタフェース画面は、計画された服用時間に対する実際の服用時間が前記グラフィカルユーザインタフェース画面によって視覚的に相互に関連付けられるように、前記活動タイムラインに沿って、計画された服用時間を1組のアイコンとして、実際に検出された薬の摂取時間を別の組のアイコンとして表示することを特徴とするシステム。
【請求項22】
対象によって摂取される該当する用量の薬の内部に埋め込まれたマーカから検出された薬摂取情報を含む第1の無線伝送を、プロセッサと、該プロセッサに連結されたメモリと、前記プロセッサに連結されたディスプレイとを備えたモバイルデバイスで、前記対象の身体に連結された一又は複数の着用可能な無線受信器から自動的に受信して、前記用量の薬が前記対象によって摂取されると前記薬摂取情報を前記モバイルデバイスで継続的に受信するステップと、
前記第1の無線伝送の自動的な受信に応じて、前記薬摂取情報を含む第2の無線伝送をコンピュータに自動的に送信するステップと、
前記コンピュータから、該コンピュータに送信された薬摂取情報に少なくとも部分的に基づいて所定の期間に亘る前記対象の挙動を特徴付ける個人情報ストリームを受信するステップと、
前記受信した情報に基づいて所定の期間に亘る前記対象の活動レベルを特徴付ける前記個人情報ストリームを前記モバイルデバイスに表示するステップと、
前記ディスプレイにグラフィカルユーザインタフェース画面を表示するステップと、
前記グラフィカルユーザインタフェース画面内に、個人情報ストリームに基づいた活動タイムラインの表示に対応する少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を有する複数の選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素を表示して、前記複数の選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素から1つを選択することにより、前記グラフィカルユーザインタフェース画面に前記対象に関連した情報を表示させるステップと、
少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力を受けるステップと、
前記少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力に応じて、前記グラフィカルユーザインタフェース画面内に、前記所定の期間に亘る前記対象の活動レベルを示す活動リボンを有する前記活動タイムラインを表示するステップと、
前記グラフィカルユーザインタフェース画面内に、前記活動リボン及び前記活動タイムラインに対して薬の摂取を表示するステップと
を含み、
前記グラフィカルユーザインタフェース画面は、計画された服用時間に対する実際の服用時間が前記グラフィカルユーザインタフェース画面によって視覚的に相互に関連付けられるように、前記活動タイムラインに沿って、計画された服用時間を1組のアイコンとして、実際に検出された薬の摂取時間を別の組のアイコンとして表示することを特徴とする方法。
【請求項23】
前記モバイルデバイスは、前記第1の無線伝送を自動的に受信すべく構成された前記モバイルデバイスに記憶されたアプリケーションを更に有していることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記薬摂取情報は、前記対象生体によって摂取された前記用量の薬に関するデータを含んでおり、該データは、前記用量の薬の第1の識別、前記用量の薬の製造元の第2の識別、前記マーカの固有の識別及びこれらの組み合わせからなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記薬摂取情報を受信した時間を決定することを更に含み、
前記バックエンドコンピュータ処理システムに送信される第2の無線伝送は、前記時間を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項26】
前記個人情報ストリームは、前記マーカの固有の識別に関連して前記コンピュータのメモリに記憶されたデータに更に基づいていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項27】
前記個人情報ストリームを含む第3の無線伝送を第2のモバイルデバイスに送信することを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項28】
前記対象生体に関連した登録情報を含む第3の無線伝送を、前記バックエンドコンピュータ処理システムに送信することを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般的に、ヘルスケア登録情報システム、装置、及びそのための方法に関する。ヘルスケア登録情報システムは、既存の薬アドヒアランスパッケージを、患者と関連する活動、薬及び傾向測定基準を追跡するためのデジタルツールに変換する。ヘルスケア登録情報システムは、患者と、例えば介護人、大切な人、配偶者、家族、友人、医師、薬剤師等の第三者との通信を促進することによって、計画通りの服用及び日常生活の活動の管理に関して患者を支援する。摂取可能デバイス、例えば、薬に関連した摂取可能事象マーカ(IEM)デバイス等のデバイスからの通信を検出するためにモバイルデバイス装置、システム、及び方法が採用されてもよい。例えば、服用事象に関連するIEMデバイスの場合、薬の服用者によって着用される着用可能なパッチデバイス等の受信器が、薬に埋め込まれたIEMデバイスの摂取を検出する。本開示は、特に、患者による摂取可能デバイスの摂取を検出し、受信器等から摂取可能デバイスに関する通信を受信し、情報をバックエンド処理システムへ通信し、並びに/又は薬の摂取、身体活動及び第三者との通信の管理に関して患者を支援するように構成されたハンドヘルド携帯型デバイス、コンピュータ、時にはスマートフォンと呼ばれる移動電話、タブレット型パーソナルコンピュータ(PC)、キオスク、デスクトップコンピュータ、又はラップトップコンピュータ、或いはこれらの任意の組み合わせ等のモバイルデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、IEMデバイスの摂取の検出は、着用可能受信器(例えば、パッチ)等の受信器の形状因子で提供される検出電子機器によって実行される。着用可能受信器は、皮膚の外表面に着用されてもよく、植え込み型受信器、部分的な植え込み型受信器、或いは衣類内又は衣類として着用されるように構成された受信器(例えば、腕輪型受信器)であってもよい。代替の態様において、受信器は、移動電話等のモバイルデバイスとして具現化されてもよい。
【0003】
パッチは、例えば、皮膚に接触するように作製される湿式電極又は乾式電極を含んでもよい。パッチ全体を患者に貼り付けるために、接着層がパッチ上に設けられてもよい。IEMデバイスが患者によって摂取されて胃液と接触すると、IEMデバイスは、特定のIEMデバイスが患者によって摂取されたことを示すために、パッチの検出回路によって検出される通信を開始する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開第2011/133799号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
薬アドヒアランスに関連した様々な問題に対処するために、従来のアドヒアランスパッケージ製品に加えて、本明細書に記載する登録情報システムが必要とされる。現在、薬局は、様々な投与回数の例えば数日、1週間、又は1ヵ月分の薬等、所定の期間の十分な薬を含む1組のブリスターパックに薬剤師によって予め充填される薬アドヒアランスパッケージを提供する。ブリスターパックの各々に、処方された薬に関連したIEMデバイス等の摂取可能デバイスを追加して、摂取・薬関連の事象及び処理システムを識別してアドヒアランスを記録すべく、識別されたデータ及び服用過程を追跡して管理し、患者、介護人等にフィードバックを提供することが必要である。従来のアドヒアランスパッケージに加えて、登録情報システムは、計画通りの服用と、起床、運動、服用、患者の確実且つ適切な休息等の日常生活の活動の管理とに関して患者を支援するために必要とされる。これらの活動の支援は、患者と、第三者と、患者の薬及び身体パターンを記録して追跡し、これらをデータベースに記憶するバックエンド処理システムとの通信を促進することによって、システムにより提供される。一態様において、受信器(例えば、電子機器機能を備えるパッチ)は、IEMデバイスの摂取を検出するために、患者によって着用される。着用可能受信器は、その後、モバイルデバイスへ事象を通信する。別の態様において、IEMデバイスは、着用可能受信器を必要とすることなくモバイルデバイスと直接通信してもよい。いずれの態様においても、モバイルデバイスは、IEMデバイスから受信される情報を秘密且つ非公開にバックエンド処理システムへ通信する。バックエンド処理システムは、情報を記憶して分析し、モバイルデバイスを介して患者へフィードバックを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様において、予め登録してあるコンピュータによって実行されるヘルスケア情報環境でレジメンへのアドヒアランスを管理する方法が提供される。モバイルデバイスで、対象とする対象生体によって薬が摂取されたという情報が受信器から受信される。モバイルデバイスは、プロセッサと、プロセッサに連結されたメモリと、プロセッサに連結されたディスプレイとを備えている。情報は、無線ネットワークを介してバックエンドコンピュータ処理システムに無線通信される。バックエンド処理システムにあるコンピュータから、個人情報ストリームが受信される。個人情報ストリームは、受信した情報に基づいて所定の期間に亘る対象生体の挙動を特徴付ける。
【0007】
一態様において、アドヒアランスパッケージが提供される。アドヒアランスパッケージは、個人の薬に関連した複数の引き裂き片を含むシートを備えている。
【0008】
一態様において、予め登録してあるコンピュータによって実行されるヘルスケア情報環境でレジメンへのアドヒアランスを管理するためのシステムが提供される。システムは、対象とする対象生体によって薬が摂取されたという情報を受信器から受信するように構成されたモバイルデバイスを備えている。モバイルデバイスは、プロセッサと、プロセッサに連結されたメモリと、プロセッサに連結されたディスプレイとを備えている。情報は、無線ネットワークを介してバックエンドコンピュータ処理システムに無線通信される。バックエンド処理システムにあるコンピュータから、個人情報ストリームが受信される。個人情報ストリームは、受信した情報に基づいてある期間に亘る対象生体の挙動を特徴付ける。
【0009】
特許及び出願書類は、少なくとも1枚のカラー図面を含む。カラー図面を含む本特許又は特許出願公開の複写は、要求して必要な料金を支払うことにより特許庁より提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】摂取可能事象マーカ(IEM)デバイスによって生成された電気信号を検出するため、及び/又は電気信号に関するデータを通信するためのモバイルデバイスを備えたシステムの一態様を示す図である。
図2】患者に受け取られる1週間分の薬アドヒアランスパッケージの一態様を示す図である。
図3】モバイルデバイスのディスプレイ画面の個人情報ストリームグラフィカルユーザインタフェース(GUI)の一態様を示す図である。
図4】モバイルデバイスのディスプレイ画面の個人通知GUIの一態様を示す図である。
図5】モバイルデバイスのディスプレイ画面の活動傾向GUIの一態様を示す図である。
図6】モバイルデバイスのディスプレイ画面のアカウント作成GUIの一態様を示す図である。
図7】患者がデータを共有する相手及び共有するデータを選択することを可能にする、モバイルデバイスのディスプレイ画面の「共有管理」GUIの一態様を示す図である。
図8】患者と情報を共有するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の第三者介護人GUIの一態様を示す図である。
図9】モバイルデバイスのディスプレイ画面のサポートGUIの一態様を示す図である。
図10】モバイルデバイスのディスプレイ画面のサポートGUIの一態様を示す図である。
図11】モバイルデバイスのディスプレイ画面のサポートGUIの一態様を示す図である。
図12】アカウントを作成するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様を示す図である。
図13】アカウントを作成するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様を示す図である。
図14】アカウントを作成するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様を示す図である。
図15】着用可能受信器を着用してデモンストレーションするための、モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様を示す図である。
図16】着用可能受信器を着用してデモンストレーションするための、モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様を示す図である。
図17】着用可能受信器を着用してデモンストレーションするための、モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様を示す図である。
図18】着用可能受信器を着用してデモンストレーションするための、モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様を示す図である。
図19】モバイルデバイスのディスプレイ画面のホームGUIの一態様を示す図である。
図20】患者の日常の身体活動及び薬摂取を特徴付ける、モバイルデバイスのディスプレイ画面のタイムラインGUIの一態様を示す図である。
図21】患者の日常の身体活動及び薬摂取を特徴付ける、モバイルデバイスのディスプレイ画面のタイムラインGUIの一態様を示す図である。
図22】患者の日常の身体活動及び薬摂取を特徴付ける、モバイルデバイスのディスプレイ画面のタイムラインGUIの一態様を示す図である。
図23】患者の日常の身体活動及び薬摂取を特徴付ける、モバイルデバイスのディスプレイ画面のタイムラインGUIの一態様を示す図である。
図24】1週間に亘る患者の活動傾向を示す、モバイルデバイスのディスプレイ画面の活動傾向チャートGUIの一態様を示す図である。
図25】1ヶ月間に亘る患者の活動傾向を示す、モバイルデバイスのディスプレイ画面の活動傾向チャートGUIの一態様を示す図である。
図26】1週間に亘る患者の服用傾向を示す、モバイルデバイスのディスプレイ画面の服用傾向GUIの一態様を示す図である。
図27】リポートを送信するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の「リポート送信」GUIの一態様を示す図である。
図28】着用可能受信器(例えば、パッチ)を管理するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の「システム試験」GUIの一態様を示す図である。
図29】着用可能受信器(例えば、パッチ)を交換するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の「パッチ交換」GUIの一態様を示す図である。
図30】データ共有に介護人を招待するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の「共有管理」GUIの一態様を示す図である。
図31】共有するために介護人を招待して、データ共有を制御するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の「招待」GUIの一態様を示す図である。
図32】患者の個人的必要性及び要件に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイスのディスプレイ画面のユーティリティツールGUIの一態様を示す図である。
図33】患者の個人的必要性及び要件に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイスのディスプレイ画面のユーティリティツールGUIの一態様を示す図である。
図34】患者の個人的必要性及び要件に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイスのディスプレイ画面のユーティリティツールGUIの一態様を示す図である。
図35】患者の個人的必要性及び要件に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイスのディスプレイ画面のユーティリティツールGUIの一態様を示す図である。
図36】患者の個人的必要性及び要件に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイスのディスプレイ画面のユーティリティGUIの一態様を示す図である。
図37】患者の個人的必要性及び要件に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイスのディスプレイ画面のユーティリティGUIの一態様を示す図である。
図38】患者の個人的必要性及び要件に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイスのディスプレイ画面のユーティリティGUIの一態様を示す図である。
図39】患者の個人的必要性及び要件に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイスのディスプレイ画面のユーティリティGUIの一態様を示す図である。
図40】患者の個人的必要性に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様を示す図である。
図41】患者の個人的必要性に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様を示す図である。
図42】患者の個人的必要性に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様を示す図である。
図43】患者の個人的必要性に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様を示す図である。
図44】患者の個人的必要性に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様を示す図である。
図45】患者の個人的必要性に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様を示す図である。
図46】患者の個人的必要性に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様を示す図である。
図47】患者の個人的必要性に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様を示す図である。
図48】患者の個人的必要性に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様を示す図である。
図49】患者の個人的必要性に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様を示す図である。
図50】患者の個人的必要性に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様を示す図である。
図51】患者の個人的必要性に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様を示す図である。
図52】モバイルデバイスの一態様を示す図である。
図53】モバイルデバイスの一態様を示す機能システム図である。
図54】着用可能受信器の集積回路構成要素の一態様を示すブロック機能図である。
図55】摂取可能事象マーカデバイスの一態様に対応するシステムを示す図である。
図56】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特にアカウントを作成するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の一GUIの装飾的デザインを示す図である。
図57】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特にアカウントを作成するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の一GUIの装飾的デザインを示す図である。
図58】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特にアカウントを作成するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の一GUIの装飾的デザインを示す図である。
図59】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に着用可能受信器を設定するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「搭載」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図60】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に着用可能受信器を設定するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「搭載」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図61】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に着用可能受信器を設定するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「搭載」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図62】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に本開示に係るヘルスケア登録情報システムをデモンストレーションするための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「搭載」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図63】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に本開示に係るヘルスケア登録情報システムをデモンストレーションするための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「搭載」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図64】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に本開示に係るヘルスケア登録情報システムをデモンストレーションするための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「搭載」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図65】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に本開示に係るヘルスケア登録情報システムをデモンストレーションするための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「搭載」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図66】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に注釈を視認するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「リボン」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図67】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に注釈を視認するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「リボン」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図68】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に注釈を視認するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「リボン」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図69】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に注釈を視認するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「リボン」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図70】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に注釈を視認するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「リボン」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図71】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に注釈を視認するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「リボン」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図72】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に注釈を作成するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「リボン」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図73】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に注釈を作成するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「リボン」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図74】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に注釈を作成するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「リボン」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図75】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特にモバイルデバイスのディスプレイ画面のチャート選択GUIの装飾的デザインを示す図である。
図76】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に患者労作期間に関連したチャートを表示するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「チャート」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図77】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に患者労作期間に関連したチャートを表示するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「チャート」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図78】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に患者労作期間に関連したチャートを表示するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「チャート」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図79】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に患者休息期間に関連したチャートを表示するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「チャート」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図80】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に患者休息期間に関連したチャートを表示するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「チャート」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図81】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に患者休息期間に関連したチャートを表示するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「チャート」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図82】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に患者休息期間に関連したチャートを表示するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「チャート」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図83】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に患者休息期間に関連したチャートを表示するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「チャート」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図84】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に電子メールにより患者に関連したリポートを送信するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「チャート」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図85】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に電子メールにより患者に関連したリポートを送信するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「チャート」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図86】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に電子メールにより患者に関連したリポートを送信するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「チャート」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図87】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に郵便により患者に関連したリポートを送付するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「チャート」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図88】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に郵便により患者に関連したリポートを送付するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「チャート」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図89】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に郵便により患者に関連したリポートを送付するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「チャート」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図90】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特にローカルの住所録を使用して「リポート送付」GUIを取り込むための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の一連の住所録GUI画面を含む、図87に示される「リポート送付」GUIを示す図である。
図91】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に着用可能受信器通信システムを管理するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の「パッチ」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図92】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に着用可能受信器通信システムを管理するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の「パッチ」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図93】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に着用可能受信器通信システムを管理するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の「パッチ」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図94】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に着用可能受信器通信システムを管理するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の「パッチ」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図95】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に着用可能受信器通信システムを管理するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の「パッチ」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図96】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に着用可能受信器通信システムを管理するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の「パッチ」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図97】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に着用可能受信器を交換するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「パッチ」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図98】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に着用可能受信器を交換するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「パッチ」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図99】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に着用可能受信器を交換するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「パッチ」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図100】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に権限を管理して介護人を追加/削除するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の「共有」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図101】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に権限を管理して介護人を追加/削除するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の「共有」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図102】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に権限を管理して介護人を追加/削除するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の「共有」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図103】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に権限を管理して介護人を追加/削除するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の「共有」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図104】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に権限を管理して介護人を追加/削除するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の「共有」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図105】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に活動及び休息の情報について患者に通知するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図106】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に活動及び休息の情報について患者に通知するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図107】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に活動及び休息の情報について患者に通知するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図108】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に服用時間及びリマインダについて患者に通知するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図109】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に服用時間及びリマインダについて患者に通知するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図110】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に服用時間及びリマインダについて患者に通知するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図111】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に服用時間及びリマインダについて患者に通知するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図112】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に日次服用時間を追加するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図113】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に日次服用時間を追加するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図114】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に日次服用時間を追加するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図115】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に日次服用時間を追加するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図116】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に服用のための日次服用リマインダを追加するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図117】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に服用のための日次服用リマインダを追加するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図118】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に服用のための日次服用リマインダを追加するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図119】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に服用のための日次服用リマインダを追加するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図120】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特にデータ警告を提供するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図121】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特にデータ警告を提供するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図122】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特にデータ警告を提供するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図123】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特にデータ警告を提供するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図124】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に通知詳細設定を設定するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図125】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に通知詳細設定を設定するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図126】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に通知詳細設定を設定するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図127】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特に通知詳細設定を設定するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図128】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特にアカウント及びシステムに関する情報を表示するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図129】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特にアカウント及びシステムに関する情報を表示するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図130】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特にアカウント及びシステムに関する情報を表示するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図131】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特にアカウント及びシステムに関する情報を表示するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図132】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特にアカウントを編集するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図133】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特にアカウントを編集するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図134】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特にアカウントを編集するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
図135】モバイルデバイスのディスプレイ画面のGUIの一態様の装飾的デザインを示し、特にアカウントを編集するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
様々な態様において、本開示は一般的に、予め登録してあるコンピュータによって実行されるヘルスケア情報環境でレジメンへのアドヒアランスを管理するための装置、システム、及び方法に関する。例えば、レジメンは、薬レジメン、運動レジメン、薬レジメン及び運動レジメンの組み合わせ等であってもよい。本開示に従い、薬アドヒアランスパッケージは、ユーザ(例えば、患者)と、例えば個人的介護人(例えば、介護士)、大切な人、配偶者、家族、友人、医師、薬剤師等の第三者との通信を促進することによって、計画通りの服用及び日常生活の活動の管理に関して支援するデジタルツールに変換される。一態様において、着用可能受信器(例えば、電子パッチ)は、薬の服用者によって着用される。本明細書に使用される場合、「薬」という用語は、処方又は市販の調剤等の薬剤、ビタミン、プラセボ等の摂取可能な調剤を含む。薬は、例えばピル、錠剤、カプセル、ジェルカプセル、ソフトジェルカプセル等の1以上の形状因子で提供されてもよい。着用可能受信器は、植え込み型デバイス、ペースメーカ等の植え込み型パルス発生器、ステント、植え込み型トランシーバ、摂取可能事象マーカ(IEM)デバイス、摂取可能なRFIDデバイス、或いは摂取可能なコイル又はアンテナデバイス等の摂取可能デバイスからの通信を検出する。IEMデバイスの場合、マイクロ電子回路は、例えば服用事象の発生を示すために、用量等、薬に関連付けられる。着用可能なパッチデバイスは、IEMデバイスが埋め込まれた薬の摂取を検出するために、薬の服用者によって着用される。着用可能受信器は、情報をモバイルデバイスへ通信する。一態様において、本開示はシステムを提供し、該システムでは、モバイルデバイスが、1以上の無線ネットワークを介して通信して服用事象に関連した情報をバックエンド処理システムに通信し、バックエンド処理システムは、服用を管理し、薬の服用者と、介護人、医師及び/又は薬剤師等の第三者との通信を促進する。一態様において、本開示に係るアドヒアランスパッケージは、薬に加えて、着用可能受信器とIEMデバイスとを備えている。
【0012】
本開示に係る登録情報システムは、患者の治療管理及び患者との通信に集中することを可能にする。システムの様々な態様は、活動、休息及び服用を含む日常生活の活動の傾向を伝達するように構成されてもよい。また、他の態様において、システムは、計画通りに適切な薬を服用すること、並びに活動及び休息の量及びタイミングを管理することを含む、日常生活の活動の管理を支援するように構成されてもよい。様々な態様において、システムはまた、患者と指定された第三者との通信を促進するように構成されてもよい。様々な態様において、システムは、複数の薬を服用して自身の治療に主たる責任を持ち、アドヒアランスサポートの候補者である患者のために構成されてもよい。他の態様において、システムは、治療を支援するか又は監督する個人的介護人を有する患者のために構成されてもよい。他の態様において、システムは、スマートフォン技術を使用することが可能な患者、又はスマートフォン技術を使用することが可能な介護人を有する患者のために構成されてもよい。
【0013】
一態様において、本開示に係る登録情報システムは、既に市販されているアドヒアランスパッケージ製品に基づいてもよい。薬局がこのようなアドヒアランスパッケージを提供してもよく、アドヒアランスパッケージには、薬剤師が、1日間、1週間、1ヵ月間等の所定の期間に亘る様々な投与回数の個人の薬を1組のブリスターパックに予め充填する。本開示は、少なくとも1つのブリスターに、1以上の構成要素、摂取可能なデバイスを追加する。例えば、既存のブリスターの各々に薬(例えば、錠剤)が追加され、薬は、IEMデバイス、RFIDデバイス等の事象マーカ又は他の摂取可能なデバイスを含む。別の例において、ブリスターの少なくとも1つにプラセボが追加され、プラセボは、IEMデバイス、RFIDデバイス等の摂取可能なデバイスを含む。
【0014】
一態様において、本開示に係る登録情報システムは、所定のアドヒアランスパッケージの形状因子に基づいており、計画通りの服用及び日常生活の活動の管理に関して人を支援する。日常生活の活動は、特に起床及び運動、服用、確実且つ適切な休息を含む。これらの活動を支援する一方法は、患者とその介護人との通信を促進することである。本開示に係る登録情報システムは、患者と第三者との他の形式の通信を取り替えることを目的としない。ただし、通信を促進して、患者、介護人等がそうでなければ有することがない情報を提供し、一般に戦術的ではない物事に関する対人コミュニケーションに集中することを目的とする。このため、例えば家族が病人に電話をするとき、会話は、病人が薬を服用したか、又はその日に10分間運動をしたかに集中するのではなく、読んでいる本など、何らかの通常の日常活動に集中することができる。
【0015】
情報がモバイルデバイスに通信されると、本開示に係る登録情報システムは、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)を提供する。一態様において、GUIは、モバイルデバイスに関連付けられ、その人がその日の各時間をどのように過ごしているかを簡単且つ簡潔に示す、例えば「活動リボン」として表示される活動指標の形式で、任意の所与の日の事実上タイムラインである個人情報ストリームを提供する。例えば一般的に、人は、長時間の睡眠をとってから、起床して何らかの用事を済ませ、終わると椅子で休憩してテレビを見るかもしれない。その後、立ち上がって、心拍を上昇させる散歩に行き、軽い運動をしてから、家に帰って座り、休息し、最終的に就寝する。一態様において、活動リボンは、人が、日中又は夜間等、所定の期間に様々な状態間をどのように過ごすかを示すために提供される。従って、一目で、人はある晩、非常に落ち着かず、何回も起きてトイレへ行ったか、又は一晩中、寝返りをうって、実際には十分に眠れなかったかを容易に読み取ることができる。この情報は、モバイルデバイスのディスプレイGUIに表示される活動リボンの状態を見るだけで取得され得る。加えて、一態様において、その人に関連した服用事象タイムラインは、現在のタイムラインに沿って活動リボンの下に表示され得る。従って、本開示に係る登録情報システムは、計画された服用時間を1組のアイコンとして示し、実際に検出された薬の摂取時間を別の組のアイコンとして示す。人は、判断することなく、GUIによって示されている通りに、計画された服用時間を実際の服用時間と視覚的に相互に関連付けることができる。このように、判断することなくシステムの有用性を向上することができ、様々なレジメンへのアドヒアランスを最適化する。
【0016】
本開示に係る登録情報システムは、患者、介護人、医師及び薬局等、関係者全員に一定の価値命題を提供する。患者にとっては、本開示に係る登録情報システムは、患者の日常生活の管理を支援する、個人のデータ駆動型フィードバック通知を提供する。システムは、より早期のマイナス傾向の検出、主治医とのより容易な通信、及び連結感の増大による孤立の減少をもたらす。全体的にシステムは、患者に、介護人との関係の質の向上、戦術的な治療の必要性に対する集中低下をもたらすことができる。加えて、システムの使用によって、例えば、悪化した疾病の治療のコストなど、アドヒアランスしないことによって発生するコスト等、薬レジメンへのアドヒアランスの結果として顕著なコスト節約となり得る。
【0017】
介護人にとっては、本開示に係る登録情報システムは、大切な人がうまくやっているという保証を提供する。個人のデータ駆動型フィードバック通知は、個人の閾値として設定される。これもまた、戦術的な治療の必要性に対する集中が低下して、患者との関係の質が向上することにつながる。
【0018】
薬剤師にとっては、本開示に係る登録情報システムは、患者による服用及び増加した処方薬に対するアドヒアランスを向上させる。システムはまた、消費者が支払い、予め登録してある移動電話アプリケーション、特別料金のアドヒアランスパッケージサービス、及び家庭での看護サービスの更なる共有を提供する。加えてシステムは、特に消費者ロイヤルティ、来店者数及び小売抱き合わせ販売の増加、並びに地方の保健医療局と連携する新しい方式を提供する。
【0019】
開示の明確性のために、本開示のこれら及び他の態様を添付の図面を参照して記載する。また、登録情報システムを記載する前に、本開示はまず、登録情報システムが実行されてもよい全体的なシステムを説明する。従って、システム100の一態様が図示されている図1を参照する。システム100は、移動通信デバイス等のモバイルデバイス102(例えば、第1のノード)を備えており、モバイルデバイス102は、例えば摂取可能事象マーカ104(IEM)によって生成される電気信号、電気信号に関連して受信器からモバイルデバイス102へ通信されるデータ等、IEM104に関連した通信を検出する。示されているように、患者106等の対象生体は、IEMデバイス104を摂取したばかりであり、手にモバイルデバイス102を持っている。一態様において、患者106は着用可能受信器108(例えば、電子パッチ)を着用しており、着用可能受信器108は、1以上の電極を介してIEMデバイス104からの通信を感知し、次いで、モバイルデバイス102と通信する。モバイルデバイス102は、以下に詳細に記載するように、様々な有線又は無線の通信ネットワークを介して様々な技術を使用して遠隔処理システム122等のバックエンド処理システムに通信するように構成されている。
【0020】
IEMデバイスの様々な態様は、本発明の譲受人に譲渡され、「Pharma−Informatics System」を発明の名称とする2006年4月28日出願の米国特許出願公開第2008/0284599号明細書に開示され、その全体を参照により本明細書に組み入れる。
【0021】
着用可能受信器108の例示的な設計及び動作並びに様々な関連態様は、本発明の譲受人に譲渡され、「Body−Associated Receiver and Method」を発明の名称とする2012年2月14日発行の米国特許第8114021号明細書に開示され、図54を参照して以下に詳細に説明され、IEMデバイス104の例示的な設計及び動作は、図55を参照して以下に詳細に説明される。
【0022】
一態様において、患者106がIEMデバイス104を摂取した直後に、胃116内の消化液114がIEMデバイス104を起動して、様々なデータに対応する固有の電流署名の伝達を開始する。データは、例えば、IEMデバイス104を識別するデータ、薬を識別するデータ等を含んでもよい。様々な態様において、例えばIEMデバイス104又はその構成要素は患者の組織を通過してもよい。様々な態様において、IEMデバイス104は、部分的又は完全に消化可能であってもよい。様々な態様において、IEMデバイス104は、摂取後、着用可能受信器108と連続的又は間欠的に通信するように構成されてもよい。他の態様において、IEMデバイス104は、選択的に起動、停止及び/又は再起動されるように構成されてもよい。
【0023】
消化液114内で分解される間にIEMデバイス104によって生成される電流署名は、患者106に着用された着用可能受信器108の検出部によって検出されてもよい。
【0024】
使用中、患者106がIEMデバイス104を摂取した後、患者106の皮膚に接触している着用可能受信器108の電極部分は、起動したIEMデバイス104によって生成された電気信号を検出する。検出部が所定の位置に置かれると、モバイルデバイス102でアプリケーションが起動し、患者106は、IEMデバイス104を含むブリスターパックから自分の薬を服用する。アプリケーションは、着用可能受信器108からの送信の検出後に自動的に起動してもよく、又は、例えばマウスオーバー及びクリック、押下ボタンスイッチの起動、仮想押下ボタンスイッチの起動、音声認識、振動、GUI要素のタップ、デバイスの向き等の従来の技術を使用してユーザの選択によって起動されてもよい。
【0025】
更に図1を参照すると、着用可能受信器108は、IEM104によって生成される固有の電流署名を検出するための第1のノードとして機能し、モバイルデバイス102は、着用可能受信器108からの通信を検出するための第2のノードとして機能する。着用可能受信器108を通じてIEMデバイス104によって生成された固有の電流署名の検出に応じて、モバイルデバイス102は複数の機能を実行してもよい。一態様において、モバイルデバイス102は、患者106によるIEMデバイス104の摂取の時間及び日付に略対応する、通信が検出された時間及び日付を記憶してもよい。加えて、モバイルデバイス102は、ローカルメモリに符号化された情報を記憶してもよい。例えば、IEMデバイス104の識別、IEMデバイス104に関連した薬の種類、薬及び/又はIEMデバイス104の製造元等の他の情報は、制限することなく、固有の電流署名によって符号化されてもよい。
【0026】
しかしながら一般的に、モバイルデバイス102は、バックエンド処理システムとも呼ばれる遠隔処理システム122へ情報を送信するために、IEMデバイス104に関連して検出された情報を、無線ノード110(例えば、第3のノード又はローカルノード)又はセルラー塔124のいずれかへ送信する。無線ノード110は、例えば、無線能力を有する移動局又は固定局を備えてもよい。無線ノード110の例は、モバイルデバイス102に対する所与の例のうちの任意を含むことができ、無線アクセスポイント、基地局又はノード、基地局無線/トランシーバ、ルータ、スイッチ、ハブ、ゲートウェイ等を更に含むことができる。一態様において、無線ノード110は、セルラー方式無線電話通信システムの基地局を備えてもよい。ある態様は、例として基地局として実装された無線ノード110について説明され得るが、他の態様は、他の無線デバイスを使用して実装されてもよいことが理解され得る。無線ノード110は、通信ハブ、アクセスポイント、別のモバイルデバイス等であってもよい。従って、無線ノード110は、IEMデバイス104から受信した情報を、第1及び第2のノード、例えばモバイルデバイス102及び無線ノード110から離れて位置するノード122へ通信するために、インターネット等の広域ネットワークに対するローカルアクセスポイントとして機能してもよい。遠隔ノード122は、医療関連施設(例えば、医院、病院、薬局)、製薬会社、栄養センター、バックエンド患者ヘルスケアデータ処理施設、バックエンド処理システム等であってもよい。
【0027】
一態様において、モバイルデバイス102は、無線媒体134を介して無線ノード110と通信する。様々な態様において、モバイルデバイス102及び無線ノード110は、無線デバイスを備えてもよく、又は無線デバイスによって実装されてもよい。無線デバイスは一般的に、所与の組の設計パラメータ又は性能制約に対して望まれるように、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの任意の組み合わせとして実装される様々な物理要素又は論理要素を備えることができる。様々な態様において、物理要素又は論理要素は、1以上の通信媒体によって接続されてもよい。例えば、通信媒体は、所与の実装に対して望まれるように、有線通信媒体、無線通信媒体又は両方の組み合わせを備えてもよい。様々な実装において、モバイルデバイス102及び/又は無線ノード110の説明された態様は、無線媒体136を通じてセルラー塔124を介してセルラーネットワーク128と通信するために、セルラー方式通信システムの一部を備えてもよい。
【0028】
図1に示されているように、無線ノード110は、バックエンド処理システム等の遠隔ノード122と通信する。遠隔ノード122は、データベース140に通信可能に連結された処理システム138を備えている。身元並びに薬の種類及び用量を含む、患者に関連した情報がデータベース140に記憶されてもよい。一態様において、処理システム138は、無線ノード110を介してモバイルデバイス102から情報を受信し、無線ノード110及び/又はモバイルデバイス102から医療従事者に情報を提供するために、データベース140の情報にアクセスする。遠隔ノード122は、例えば本人確認のための患者の写真等の識別情報、摂取される前のIEMデバイス104の写真、IEMデバイス104と組み合わされる薬の種類、並びに患者が摂取した薬の種類及び用量の確認等、様々な情報を通信することができる。無線ノード110は、所定の時間遅延に基づいて周期的に、無線、G2、G3、G4、リアルタイム等、その場で利用可能な通信の任意のモード及び周波数を使用して遠隔ノード122と通信すると共に、後で記憶及び転送することができる。
【0029】
無線ノード110と遠隔ノード122との通信の手段はネットワークを含む。様々な態様において、ネットワークは、LAN及びWANを備えてもよく、インターネット、有線チャネル、無線チャネル、電話を含む通信デバイス、コンピュータ、通信回線、無線、光学又は他の電磁チャネル、及びこれらの組み合わせを含むがこれらに限定されず、データ通信が可能な及び/又はデータ通信に関連した他のデバイス及び/又は構成要素を含む。例えば通信環境は、体内通信と、様々なデバイスと、無線通信、有線通信及びこれらの組み合わせ等の様々なモードの通信とを含む。
【0030】
遠隔ノード122にある処理システム138は、例えば対象に関する権限を提供するために、所望に応じて構成されたサーバ等を備えてもよい。例えばサーバは、家族介護人が、サーバによって生成された警告及び傾向を家族介護人が監視することを可能にするインタフェース(ウェブインタフェース等)等を介して対象者の治療レジメンに参加し、患者を支援することを可能にするように構成されてもよい。サーバはまた、通信デバイスを介して対象者に伝達される、対象者の警告、対象者の奨励の形式等で、対象者に直接応答するように構成されてもよい。サーバは更に、RN、医師等の医療従事者と相互作用してもよく、医療従事者は、健康度の要約、警告、患者間のベンチマーク等、対象者の健康及び順守の測定結果を取得し、情報に基づいて臨床治療の通信及びサポートを患者に提供するようにデータ処理アルゴリズムを使用することができる。サーバは更に、薬局、栄養センター、製薬会社とも相互作用してもよい。
【0031】
一態様において、遠隔ノード122は、モバイルデバイス102から受信した情報をデータベース140に記憶してもよい。このような情報は、IEMデバイス104が患者106によって摂取されたときのおよその時間及び日付スタンプを含んでもよい。加えて、例えば、IEMデバイス104に関連したシリアル番号等の識別番号、個々の患者の身元、薬の入手元、及びIEMデバイス104と組み合わされた薬の有効日又は保存可能期間がデータベース140に記憶されてもよい。
【0032】
図1を引き続き参照すると、一態様において、IEMデバイス104が患者106によって摂取された直後、IEMデバイス104は、電極等の検出部を介して着用可能受信器108に情報を通信する。着用可能受信器108は情報をモバイルデバイス102へ通信し、モバイルデバイス102は、情報を(例えば、Wi−Fi接続を介して)無線ローカルノード110へ通信するか、或いはセルラー塔124及び/又は基地局126と通信して、セルラーネットワーク128を介してインターネット130にアクセスすることができる。従って、IEMデバイス104からモバイルデバイス102によって受信した情報は、セルラーネットワーク128を通じてインターネット130を介して遠隔ノード122へ通信することができる。遠隔ノード122にある処理システム138は、モバイルデバイス102から情報を受信してデータベース140に記憶してもよい。
【0033】
別の態様において、モバイルデバイス102は、ローカル無線アクセスポイント110(例えば、Wi−Fi)と通信し、ローカルアクセスポイント110は、有線118を介して及び/又は無線12でLAN112に連結される。LAN112はインターネット130等のWANに連結され、インターネット130は、遠隔に位置する遠隔ノード122に連結される。IEMデバイス104によって生成された固有の電流署名を検出すると(例えば、着用可能受信器108からの電流署名に関連したデータ/情報を受信することによって)、モバイルデバイス102は、アクセスポイント110、LAN112、及びインターネット130を介して、遠隔ノード122にある処理システム138情報を通信することができる。処理システム138は、データベース140に情報を記憶する。遠隔ノード122は、データベース140に記憶された、IEMデバイス104に関連した情報の追加処理のために、他のネットワーク132にアクセスすることができる。
【0034】
別の態様において、モバイルデバイス102は、IEMデバイス104に関連した情報を別のモバイルデバイスへ送信してもよい。他のモバイルデバイスは、次いで、セルラー塔124、基地局126、セルラーネットワーク128及びインターネット130から遠隔ノード122へ通信する。別の態様において、他のモバイルデバイスは、アクセスポイント110、LAN112及びインターネット130から遠隔ノード122へ通信する。通信が遠隔ノード112と確立されると、IEMデバイス104に関連した情報は、処理システムによって処理される及び/又はデータベース140に記憶されることができる。システム100に関連する追加の詳細は、以下に説明する。
【0035】
図2〜51の説明と関連して、簡潔性及び明確性のために、図1に示されているシステム100及びその要素も参照する。本開示に係る登録情報システムが実装されてもよい基本的なシステムを説明したが、ここで、患者106に受け取られる1週間分のアドヒアランスパッケージ200の一態様を示す図2を説明する。アドヒアランスパッケージ200は、例えば様々な部分214で折られ、患者106が使用するために目立たない便利なパッケージに折り畳まれ得る折り畳みシート202を備えている。アドヒアランスパッケージ200の内容は一般的に、着用可能受信器108(例えば、電子パッチ)と、複数の識別ラベル206と、所定の供給分の薬が含まれる複数のブリスター208とを含む。各ブリスター208は、薬剤師によって充填されてもよく、以下に詳細に説明するように、服用事象を追跡して服用タイムラインを生成するためのIEMデバイス104を含んでもよい。アドヒアランスパッケージ200の日次服用部分は夫々、患者106の薬の必要性及び要件に基づいて、任意の数のブリスター208を含んでもよいことが理解される。示されているように、アドヒアランスパッケージ200は、1日に4回の服用事象を夫々含む1週間分の薬を含み、従って、28の別個のブリスター208がある。1週間分の薬のブリスターパックは、患者106が、1日分以上の個人供給分の薬を取外し、ミシン目212に沿って切り取るだけで持ち運びできるように、水平方向に沿ってミシン目212を更に有する。ミシン目は、1日分の薬を切り取るために水平方向に沿って示されているが、ミシン目は、縦方向216に沿って設けられ得ることが理解される。他の態様において、1週間の各曜日等、様々な所定の期間に関連した薬のブリスターパックは、図2に示されている水平方向ではなく、縦方向に構成されてもよい。その態様において、1日分のミシン目は、水平方向ではなく縦方向に沿って設けられる。
【0036】
一般的な意味において、アドヒアランスパッケージ200は、個人の薬に関連した複数の引き裂き片を含むシート202を備えている。少なくとも1つのブリスターパック208は、個人の薬を含むためにシートに連結されてもよく、ミシン目212に沿って切ることによってシート202から少なくとも1つのブリスターパック208の取外しを可能にするために、シート202に設けられたミシン目212に連結されてもよい。アドヒアランスパッケージ200の一態様において、複数の引き裂き片のうちの少なくとも1つは、期間を該少なくとも1つの引き裂き片と相互に関連付けるために印を有する。図示されているように、このような印は1週間の曜日に対応するが、印は、例えば一日の時間に対応してもよい。アドヒアランスパッケージ200の別の態様において、複数の引き裂き片のうちの少なくとも1つは、個人の用量を該少なくとも1つの引き裂き片と相互に関連付けるために印206を備える。一態様において、アドヒアランスパッケージ200は、患者106に関連付けられ、摂取可能デバイス104から通信を受信するように構成された少なくとも1つの受信器(例えば、受信器108)を更に備えている。受信器108は、モバイルデバイス102と無線通信するために通信回路を備えている。一態様において、アドヒアランスパッケージ200は、該少なくとも1つの受信器と通信するように構成されたモバイルデバイス102を更に備えている。一態様において、アドヒアランスパッケージ200は、少なくとも1つの摂取可能デバイス104を更に備えている。
【0037】
様々な態様において、1週間分の薬のアドヒアランスパッケージ200を受け取るために、患者106は、本開示に係る登録情報システムに参加、申し込み、登録等しなければならない。最初に、患者106は開始キットを受け取るが、患者106は、最終的には、例えば週次又は月次ベースで1週間分の薬のアドヒアランスパッケージ200を受け取る。しかしながら、アドヒアランスパッケージは、最初の購入の一部、継続的な週次、月次又は他の処方、或いは以下に説明するように単に再充填ブリスターパック及び着用可能受信器を含む場合がある代替の自分で組み立てる構成に基づいて、様々な形式で実装されてもよい。例えば、一態様において、最初の購入の一部として、患者106は、個人コード、着用可能受信器108(例えば、電子パッチ)、複数のデモンストレーション錠剤、及び開始キットを使用する開始手順についての指示書を含む開始キットを受け取る。患者106がモバイルデバイス102を所有しない場合、モバイルデバイスが最初の購入で提供されてもよい。このため、一態様において、開始キットは、使用指示書と共に予めインストールされたスマートフォン(例えば、アンドロイド)を備えてもよい。継続的な月次処方の一部として、例えば患者106は、図2に示されている1週間分の薬のアドヒアランスパッケージ200と同様のパッケージを受け取る。1か月の供給分は、例えば4週間分の薬のアドヒアランスパッケージ200を含む。週次のアドヒアランスパッケージ200は夫々、1箱に6つの着用可能受信器108、拭き取り、及び4つの日次用量で1週間分の薬を保管するための28のブリスター208を含んでもよい。日次用量の薬は夫々IEMデバイス104も備えている。自分で組み立てる供給分は、1箱の着用可能受信器108(例えば、1又は2以上好ましくは6つの着用可能受信器108)及びマルチカウントブリスターパックを含み、日次服用事象につき1箱である。
【0038】
最初の開始アドヒアランスパッケージを受け取り、開始アドヒアランスパッケージを開封すると数分以内に、患者106は、着用可能受信器108からのデータの収集を開始するために、モバイルデバイス102に適切なアプリケーションをインストールすることが可能である。着用可能受信器108は、患者がデモンストレーション錠剤を摂取した後、活動データの収集を開始する。最終的に患者106は、実際の週次薬アドヒアランスパッケージ200を受け取り、週次薬アドヒアランスパッケージ200には、実際の薬と、服用事象を追跡するために薬ブリスター208毎の対応するIEMデバイス104とが含まれる。システムが動作可能になると、モバイルデバイス102で起動したGUIアプリケーションは、特に活動及び薬ストリーム、個人通知、活動及び服用傾向への洞察等、様々な個人情報を表示するように構成されることができ、これは、例えば図3〜51を参照して以下に詳細に説明する。
【0039】
図3は、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の個人情報ストリームグラフィカルユーザインタフェース300(GUI)の一態様を図示する。個人情報ストリームGUI300の左上部分には、患者の名前「Kathryn」が表示され、GUI300の最上部水平部分に沿って複数のGUI要素又はアイコンが表示される。これらのGUI要素は、例えば、一般的に活動リボン306の形式の活動タイムライン及び服用タイムラインの表示に対応する第1のGUI要素316を含んでもよい。当業者は、活動タイムラインの表示が様々な形式で具現化されてもよく、任意の特定の表現に制限されないことを認識する。第2のGUI要素318は、活動傾向及び/又は服用傾向の表示に対応する。第3のGUI要素320は、着用可能受信器108の構成、初期設定、管理及び交換の表示に対応する。第4のGUI要素322は、招待、及び被招待者と共有されるデータの制御等のデータ共有機能の管理及び制御に対応する。第5のGUI要素324は、患者106の必要性及び要件に合わせてシステムをカスタマイズして調整するためのシステムユーティリティツールに対応する。
【0040】
GUI300を起動するために、ユーザが第1のGUI要素316を選択すると、モバイルデバイス102のディスプレイ画面は、活動タイムライン302及び服用タイムライン304を表示する。図3では、活動タイムライン302及び服用タイムライン304を含む個人情報ストリームは、1日24時間に対応する。しかしながら、個人情報ストリームは、1週間、1ヶ月間、又は任意の適切なカスタム調整された期間に及ぶようにカスタマイズされてもよい。活動タイムライン302は、患者106が追跡されている1日の各時間をどのように過ごしているかを示す活動リボン306を含む。活動タイムライン302は最下部の横軸に沿って示され、活動レベルはGUI300の左側の縦軸に沿って示される。図3に示されている態様において、患者の活動レベルは、4つの個別の増分、すなわち、睡眠308、休息310、中度の身体活動312及び強度の身体活動314として示される。活動リボン306は、タイムライン上をスクロールし、その日全体の患者の活動を追跡する。コメント吹き出し326は、患者106が任意の特別に記録される活動レベルを明確にすべく個人的メモを入力するために提供される。また、GUI300の最下部水平方向部分に沿って、服用タイムライン304が示され、服用タイムライン304は特別な服用事象が発生した時間を示すために錠剤のアイコン328によって示される。システムは、薬の服用が予定されている時間を1組のアイコンとして示し、着用可能デバイス108によって検出されるIEMデバイス104の検出に対応する実際の摂取を別の組のアイコン328として示す。従って、システム100は、判断せず、個人情報ストリームGUI300に情報を単に提示することによって、患者106又は第三者が日次の身体活動レベル及び服用事象を視覚的に相互に関連付けることを可能にする。
【0041】
従って、患者は、一般的に長時間の睡眠をとってから、起床して何らかの用事を済ませ、次いで、昼に椅子で休憩しテレビを見るかもしれない。その後、立ち上がって、心拍を上昇させる散歩に行き、軽い運動をしてから、家に帰り、就寝するまで座って休憩する。活動リボン306は、患者106が1日全体でこれらの様々な状態全てをどのように過ごすかを患者に示す。従って、ユーザは一目で、患者106が、例えばある晩、非常に落ち着かず、何回も起きてトイレへ行ったか、又は寝返りをうって実際には十分に眠れなかったかを読み取ることができる。これは、活動リボン306の状態を見ることによって確認することができる。例えば、活動リボン306の活動下位部分330は、患者が睡眠しているべき時間に眠れなかったことを示す。
【0042】
図4は、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の個人通知GUI400の一態様を図示する。個人通知GUI400は、特定の事象の発生又は発生の欠如を介護人に通知するために、患者の介護人等、患者106によって選択された第三者のモバイルデバイス102に提供される。個人通知GUI400はまた、患者のデータを視認するように第三者を招待するために使用されてもよい。これは共有機能と称される。患者106は、どのデータを第三者が視認可能であるかについて完全に制御する。図示されている個人通知GUI400は、規定の時刻に患者106が通常通り活動しているにもかかわらず、システム100が患者106による動きを検出しなかったという通知402を提供する。介護人は、その後適切な対処をすることができる。個人通知機能の他の態様を本明細書に以下に記載する。
【0043】
図5は、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の活動傾向GUI500の一態様を図示する。活動傾向GUI500を起動するために、第2のGUI要素318が選択される。示されているように、活動傾向GUI500は、ある一週間の患者の身体活動傾向を提供する。その週502の対応する日付が、GUI500の最下部水平部分に沿って示される。第1のボタン514は、選択されると活動時間数504を示す。患者106が1日のうちで運動していた時間に対応する時間数504は、GUI500の軸の左縦方向部分に沿って示される。活動時間504は、棒グラフ510を使用してグラフ化される。横線512が、1日のうちで患者が活動する通常の時間数を表す。第2のボタン516は、ユーザによって選択されると、患者が歩いた歩数506を表わす。1日のうちで患者が歩いた歩数506は、右側の縦軸に沿って与えられる。患者が歩いた歩数506は、円内に位置する1対の足跡のように見えるアイコン508を使用してグラフ化される。患者106が歩いた歩数506は、GUI500の左縦方向部分に沿って示される。
【0044】
一般的な用語で本開示に係る登録情報システムを説明してきたが、登録情報システムの1つの有用な態様を、前述の図1〜5及び以降の図6〜11を参照して説明する。このように、患者106が薬アドヒアランスプログラムに参加すると判断すると、薬剤師からアドヒアランス開始キットを購入することができる。
【0045】
図6は、モバイルデバイス102のディスプレイ画面のアカウント作成GUI600の一態様を図示する。登録情報システム100は、まずアカウントを作成し、着用可能受信器108をモバイルデバイス102とペアリングし、開始キットに備えられた複数のデモンストレーション錠剤を摂取し、アプリケーションを起動してから、モバイルデバイス102のディスプレイに表示されたデータを視認することによって設定される。システム100は、患者106が開始キットを設定すると直ちに活動を検出してモバイルデバイス102へのデータの提供を開始する。実際のアドヒアランスパッケージ200は一般に、開始キットが設定された数日後に提供される。図6に示されているように、患者106が着用可能受信器108をモバイルデバイス102とペアリングした後、アカウントを作成するために、モバイルデバイス102によってアプリケーションが起動される。これに応じて、アカウント作成GUI600がモバイルデバイス102のディスプレイによって表示される。患者106は、「名602」、「姓604」、「ユーザ名606」、「パスワード608」及び「パスワード確認610」等の適切なテキストボックスに必要な情報を入力する。
【0046】
図7は、患者がデータを共有する相手及び共有するデータを選択することを可能にする、モバイルデバイス102aのディスプレイ画面の「共有管理」GUI700の一態様を図示する。図8は、患者と情報を共有するための、モバイルデバイス102bのディスプレイ画面の第三者介護人GUI710の一態様を図示する。図7及び8は夫々、患者のモバイルデバイス102a及び第三者のモバイルデバイス102bを図示する。第三者は、以下に説明するように、患者106と情報を共有するために招待されて承認されている。図7は、患者(Kathryn)のモバイルデバイス102aのディスプレイを図示し、患者106がデータを共有する相手及び共有するデータを選択することを可能にするための「共有管理」GUI700を示す。図7に示されているように、「共有管理」GUI700は、GUI700の最上部水平部分に沿って図3のアイコンを参照して説明された一群のGUI要素316、318、320、322、324を含む複数の要素を示す。各GUI要素は様々な動作に対応し、例えば、第1のGUI要素316は、活動タイムライン及び服用タイムラインの表示に対応し、第2のGUI要素318は、活動傾向及び/又は服用傾向の表示に対応し、第3のGUI要素320は、着用可能受信器108の構成、初期設定、管理及び交換の表示に対応し、第4のGUI要素322は、招待、及び被招待者と共有されるデータの制御等のデータ共有機能の管理及び制御に対応し、第5のGUI要素324は、患者106の必要性及び要件に合わせてシステムをカスタマイズして調整するためのシステムユーティリティツールに対応する。
【0047】
具体的には、図7に示されているように、「共有管理」GUI700を開いて表示するために、第4のGUI要素322が選択されている。「共有管理」GUI700を使用して、患者106は、誰がデータを共有(例えば、アクセス)することができるか、及び被招待者とどのデータを共有することができるかを制御することができる。示されているように、「共有管理」GUI700は、(1)Anna、Jane及びKarlという名前の3人の介護人、(2)Phillipsという名前の薬剤師、(3)Dr.Johnsonという名前の医師を表示する。患者106は、適切なGUI要素を選択することによって、これらの人によって視認されることが可能な情報を別々に制御することができる。例えば、Annaは、要素716aを選択することによって個人情報活動タイムラインを視認し、要素716bを選択することによって活動傾向チャートを視認し、要素716cを選択することによって服用タイムラインを視認することが可能である。Phillipa(薬剤師)は、要素716b及び716cだけが選択されているため、活動傾向チャート及び服用タイムラインだけを視認することが可能である。Janeはいかなるデータもアクセスできない。Dr.Johnson(医師)は、要素716cだけが選択されているため、服用タイムラインだけを視認することができる。例としてKarlを挙げると、部分704は、Karlが、選択された対応する要素716a及び要素716cに基づいて活動タイムライン及び服用タイムラインを共有することが可能であるが、傾向チャートを共有することが可能ではないことを示す。従って、Karlは、Kathrynが運動しているか、薬を服用しているかを監視することが可能である。傾向チャート要素716bは選択されていないので、Kathrynは、傾向チャートを視認するためのアクセスをKarlに与えていない。
【0048】
図8は、患者106(Kathryn)と情報を共有する一方、モバイルデバイス102bのディスプレイ画面の第三者介護人(Karl)GUI710の一態様を図示する。介護人のモバイルデバイス102bのディスプレイは第三者共有GUI710を示す。GUI710は、患者106に権限が与えられているデータだけを表示する。前述のように、患者106(Kathryn)は、自分のデータの一部を共有するように介護人(Karl)を招待した。従って、GUI710は、GUI710の左上部分712に患者の名前Kathrynを示す。患者106のKathrynは、自分の活動タイムライン714及び服用タイムライン718を視認するための権限をKarlに与えたので、Karlは、GUI710の活動タイムラインGUI要素708を選択することによってこれらの要素を視認することが可能である。
【0049】
図9〜11は、モバイルデバイス102のディスプレイ画面のサポートGUIの様々な態様を示す。図9は、第三者のモバイルデバイス102cのディスプレイ画面の「服用傾向」GUI720の一態様を示す。図示されている例では、第三者のモバイルデバイス102cは患者の医師に属する。示されているように、「服用傾向」GUI720は、1週間に亘って日次服用傾向チャート724に記録された事象を示す。患者106が、図7で説明したように「共有管理」GUI700を使用して日次服用傾向チャート724を視認する動作を以前に有効にしていた場合、医師は日次服用傾向チャート724を視認することが可能である。図9に戻ると、医師は、活動傾向チャート要素318を選択することによって、日次服用傾向チャート724を表示することができる。服用傾向チャート724は、1週間に亘って日次ベースで患者106によって服用された薬の量及び時間を示す。1週間の日付が、「服用傾向」GUI720の最下部水平部分に沿って示され、服用時間が、「服用傾向」GUI720の左側縦方向部分に沿って示される。示されているように、医師は、その上に数字の2が表されている錠剤アイコン726によって示されているように、患者106が昼の用量の薬に加えて夜の用量の薬をしばしば服用していることを見ることが可能である。
【0050】
図10は、第三者(例えば、医師)のモバイルデバイス102cのディスプレイ画面の「活動傾向」GUI730の一態様を図示する。図10に図示されているように、医師に患者の活動傾向チャートを視認する許可が与えられている場合、医師は、活動傾向チャート734、736を表示するために活動傾向チャート要素318を選択するだけである。第1の活動傾向チャート734は、1週間に亘る日次活動時間数に対応する。1週間の日付は、「活動傾向」GUI730の最下部水平部分に沿って示され、時間0〜24は、「活動傾向」GUI730の左側縦方向部分に沿って示される。第2の活動傾向チャート736は、1週間に亘って日次ベースで患者106が歩いた歩数に対応する。0〜2kの歩数は、「活動傾向」GUI730の右側縦方向部分に沿って示される。従って、医師は、1週間に亘る患者の活動レベルを見ることが可能である。
【0051】
図11は、患者のモバイルデバイス102aのディスプレイ画面のカスタム通知GUI740の一態様を図示する。カスタム通知GUI740は、薬を服用する予定の前又は後の通知を設定するために、或いはIEMデバイス104が服用(例えば、IEMデバイス104の摂取)の所定の期間内に検出された場合は薬通知を取り消すために、患者によって使用される。具体的には、ドロップダウンリスト要素742が、服用が予定される所定の時間(例えば、20分)前のリマインダを設定するために使用されてもよい。第2のドロップダウンリスト要素744が、服用が予定される所定の時間(例えば、40分)後のリマインダを設定するために使用されてもよい。第3のドロップダウンリスト要素746が、IEMデバイスが薬を服用する所定の時間(例えば1時間)内に検出された場合、薬通知を取り消すために使用されてもよい。
【0052】
患者のデータの介護人又は他の関係者との共有に関し、一態様において、本開示に係る登録情報システムに関連したアプリケーションは、モバイルデバイス102又は遠隔処理システム122で実行されるか否かに関わらず、患者がデータを共有することを意図した相手が本当に意図した人であることを保証するための機構を提供する。例えば、Google Health又はMicrosoft Health Vaultのようなウェブサイトでは、このようなアプリケーションが、ユーザが自身の電子メールアドレスを2回入力してから、送信を押下するように要求することが業界標準である。しかしながら、人が自分の電子メールアドレスを2回誤って入力することは非常に起こりやすい。従って、従来のアプリケーションでは、電子メールアドレスを2回入力することによって、意図された関係者が患者によって共有される情報を受信することが確実になるという実際の保証は存在しない。一態様に従い、セキュリティ及びプライバシーの理由で、本アプリケーションは、ユーザが自身の電子メールアドレスを1回入力してから、「送信」ボタンを選択するように要求する。患者は、個人コードと、患者が自身の医療データを共有するために介護人又は他の第三者を招待したという電子メールとを遠隔システム122から受信する。患者は、その後、被招待者に患者の個人コードを開示するために、電話又は別の電子メールのいずれかにより被招待者と別に通信しなければならない。介護人は、データを共有すべく患者の招待を受けるために個人コードを入力しなければならない。本開示に係る登録情報システムは、介護人との何らか形の対人コミュニケーションを取り替えず、むしろその関係を強化し、患者と介護人との異なる通信手段を開く。
【0053】
図12〜51は、アカウントの作成、着用可能受信器のモバイルデバイスとのペアリング、タイムラインの視認、着用可能受信器の管理及び交換、データを共有するための被招待者の設定、患者の指定に合わせてシステムを構成するツールの使用という点から、モバイルデバイス102の機能の特定の実装に注目する。従って、図12〜14は、アカウントの作成過程中のモバイルデバイス102のディスプレイ画面の一連のGUIを図示する。アカウント作成アプリケーションが起動すると、患者のモバイルデバイス102のディスプレイ画面は、図12に示されている「サインイン」GUI1200を示す。「サインイン」GUI1200は、患者106が適切な情報を入力することを可能にする「ユーザ名」テキストボックス1202及び「パスワード」テキストボックス1204を有する。
【0054】
適切な情報が「ユーザ名」テキストボックス1202及び「パスワード」テキストボックス1204に入力され、「アカウント作成」ボタン1206が選択されると、モバイルデバイス102のディスプレイ画面は、図13に示されているように「ようこそ」GUI1300を表示する。「ようこそ」GUI1300は、「次へ」ボタン1304を選択することによって次の画面に移動する前に、患者が開始キットにある個人コードを入力するための「個人コード」テキストボックス1302を有する。簡潔に上述したように、個人コードは開始キットに含まれ、セキュリティのために患者によって別の通信でデータを共有する被招待者に通信される。
【0055】
開始キットからの個人コードを「個人コード」テキストボックス1302に入力し、「次へ」ボタン1304を選択すると、モバイルデバイス102のディスプレイ画面は、図14に示されているように「アカウント作成」GUI1400を示す。「アカウント作成」GUI1400は、「名」テキストボックス1402と、「姓」テキストボックス1404と、「ユーザ名」テキストボックス1406と、「パスワード」テキストボックス1408と、「パスワード確認」テキストボックス1410とを有する。「次へ」ボタン1412を選択すると、ユーザによって入力された情報が遠隔処理システム122(例えば、バックエンド処理システム)へ送信され、患者の名前でアカウントが作成される。
【0056】
図15〜18は、着用可能受信器を着用してデモンストレーションするための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面のGUIの様々な態様を図示する。図15に示されているように、第1のGUI1500は、着用可能受信器(例えば、電子パッチ)を設定するための指示を提供する。GUI1500は、点滅ボタン要素1504を有する着用可能受信器要素1502を示し、光が点滅するまで実際の着用可能受信器108(パッチ)の対応するボタンを押下するように指示を与える。従って、この時点で、患者は開始キットから着用可能受信器を取り出し、着用可能受信器108のボタンを押下する。その後、患者は「次へ」ボタン1506を選択(タップ)して、次のGUIへ進む。
【0057】
図16は、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の次のGUI1600を示す。GUI1600は、着用可能受信器要素1602、モバイルデバイス要素1604及び無線要素1606を示し、モバイルデバイス102及び着用可能受信器108が接続過程にあることを示す。接続過程中、着用可能受信器108はモバイルデバイス102とペアリングされるので、2つのデバイスは相互に通信できる。
【0058】
図17は、着用可能受信器108及びモバイルデバイス102が接続された際のモバイルデバイス102のディスプレイ画面の新しいGUI1700を示す。GUI1700は、モバイルデバイス102及び着用可能受信器108が接続されたというフィードバックを提供し、患者の胴体の左側に着用可能受信器108を付けるように指示を与える。また、画面は患者要素1702も表示し、着用可能受信器要素1704が患者要素1702の胴体の左側に位置付けられる。このタスクを完了した後、「次へ」ボタン1706を選択すると、次のGUI1800が起動する。
【0059】
図18は、ディスプレイデバイス102のディスプレイ画面のGUI1800を示す。GUI1800は、開始キットに備えられていた2つのデモンストレーション錠剤を服用してから、「終了」ボタン1808を選択するように患者106に指示を与える。GUI1800は、2つのデモンストレーション錠剤要素1802、1804及び時計要素1806も表示して、患者に対し、遠隔処理システム122は、システム100が所定の時間内に患者を支援する用意ができることを確認することを示す。画面1800によって図示されているように、患者106は、遠隔処理システム122が例えば、10分以内に支援の用意ができることが知らされる。モバイルデバイス102が遠隔処理システム122からの応答を待機していることを患者に示すために、追加のGUIが提供されてもよいことが理解される。遠隔処理システム122が2つのデモンストレーション錠剤を検出したことを患者106に知らせ、例えば(1)第1のボタン「データを見る」及び(2)第2のボタン「データを共有」という2つのボタンを更に表示するために、別のGUIが提供されてもよい。遠隔処理システム122がデモンストレーション錠剤をまだ検出していないことを示し、追加の「トラブルシューティング」ボタンを表示するために、追加のGUIが提供されてもよい。
【0060】
患者106が、図15〜18に示されこれらを参照して説明した着用・デモンストレーション段階に関連するタスクを完了し、遠隔処理システム122がデモンストレーション錠剤の摂取の検出に成功すると、モバイルデバイス102のディスプレイ画面は、図19に示されているようにホームGUI1900を示す。ホームGUI1900は、患者の日次の活動及び薬摂取を特徴付けるタイムラインビューを示す。GUI1900は、図3に示されこれを参照して説明されたGUI300と同様であり、簡潔性のためにここで繰り返さない。
【0061】
図20〜23は、患者の日次の身体活動及び薬摂取を特徴付ける、モバイルデバイス102のディスプレイ画面のタイムラインGUIの様々な態様を図示する。図20は、患者の日次の身体活動及び薬摂取を夫々特徴付ける活動タイムライン2004及び服用タイムライン2008を示す、モバイルデバイス102のディスプレイ画面のGUI2000を図示する。GUI2000は、活動タイムライン及び服用タイムラインの表示に対応する第1のGUI要素316(例えば、タイムライン要素)が画面レイアウト2000の最上部水平部分に沿って表示される一群の要素から選択されると表示される。活動タイムライン2004又は服用タイムライン2008のいずれかに表示されるメモを入力するには、テキスト「メモを作成・・・」が表示される画面2006の下部分を選択する。
【0062】
画面2006の下部分を選択すると、モバイルデバイス102のディスプレイ画面は、図20に示されているように、メモを活動タイムライン2004又は服用タイムライン2008上に表示するかを選択するために、「メモ作成」GUI2100を示す。図21に示されているように、「薬」要素2104を選択すると、服用タイムライン2008にメモが配置され、「活動」要素2106を選択すると、活動タイムライン2004にメモが配置される。
【0063】
図21の「メモ作成」GUI2100で「薬」要素2104が選択されると、モバイルデバイス102のディスプレイ画面は、図22に示されるようなGUI2200を示す。「テキストボックス」2202は、仮想キーボード2204を使用してメモを入力するために提供される。薬要素2206は、メモが活動タイムラインではなく服用タイムラインに必ず配置されるように、現在の日付と共に示される。
【0064】
図21の「メモ作成」GUI2100で「活動」要素2006が選択されると、モバイルデバイス102のディスプレイ画面は、図23に示されるようなGUI2300を示す。「テキストボックス」2302は、仮想キーボード2304を使用してメモを入力するために提供される。活動タイムライン要素2306は、メモが服用タイムラインではなく活動タイムラインに必ず関連付けられるように、現在の日付と共に示される。
【0065】
図24は、1週間に亘る患者の活動傾向を示す、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の活動傾向チャートGUI2400の一態様を図示する。活動傾向チャート2402は、任意の所定の期間に亘る患者の測定基準(例えば、活動傾向)を示すようにカスタマイズされ得る。例えば図25に示されているように、GUI2500に示される活動傾向チャート2502は、1ヶ月間に亘る患者の活動傾向を示す。GUI2400は、活動傾向及び/又は服用傾向の表示に対応するGUI要素318を選択することによって開かれてもよい。
【0066】
図26は、1週間に亘る患者の服用傾向を示す、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の服用傾向GUI2600の一態様を図示する。GUI2600は、活動傾向及び/又は服用傾向の表示に対応するGUI要素318を選択することによって開かれてもよい。GUI2600又は服用傾向チャートは、患者106によって薬が摂取された時間を示す。摂取の時間及び薬の種類が、IEMデバイス210によって着用可能受信器108へ通信され、その後モバイルデバイス102へ通信され、最終的に遠隔処理システム122へ通信される。服用傾向チャート2602は以下のように示されてもよく、例えば5月23日に患者106は、錠剤要素2602によって示されているように朝に薬を服用し、錠剤要素2604によって示されているように昼に薬を服用し、錠剤要素2606によって示されているように夜に薬を服用した。5月19日に患者106は、錠剤要素2608によって示されているように服用傾向チャート2602にメモを入力した。5月22日に患者106は、錠剤要素2610によって示されているように夜間に2つの薬を服用した。服用傾向チャート2602は、「今日」の下に、午後10時42分現在、患者106が夜の薬をまだ服用していないことを示す。全体的に、服用傾向チャート2602は、ほとんどの部分で患者106が適切な時間に適切な量の薬を服用していることを示す。
【0067】
図27は、リポートを送信するための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の「リポート送信」GUI2700の一態様を図示する。GUI2700は、リポートを送信する電子メールアドレスを選択するか又は入力するための電子メール入力ボックス2702を提供する。リポート期間の開始日及び終了日は夫々、カレンダー要素2704及び2706を選択することによって選択され得る。或いは、リポート期間の開始日及び終了日は、カレンダー要素2704、2706の隣にある夫々のテキストボックスに入力され得る。詳細度テキストボックス2708は、例えば日、週、月等、リポートの詳細度を選択するために提供される。電子メールテキストボックス2702及び詳細度テキストボックス2708は、選択過程の便宜を高めるために、ドロップダウンリストオプションで提供される。
【0068】
図28は、着用可能受信器(例えば、パッチ)を管理するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の「システム試験」GUI2800の一態様を図示する。図29は、着用可能受信器(例えば、パッチ)を交換するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の「パッチ交換」GUI2900の一態様を示す。図28及び29を参照すると、「システム試験」GUI2800及び「パッチ交換」GUI2900は夫々、着用可能受信器(例えば、パッチ)システム管理及び着用可能受信器(例えば、パッチ)交換に関連する。GUI2800、2900はどちらも、画面の最上部水平部分に表示されたパッチ要素320を選択することによって開くことができる。図28に示されているように、システムは、「システム試験」ボタン2804を選択することによって試験され得る。「パッチ交換」ボタン2806を選択すると、着用可能受信器(例えば、パッチ)を交換するための、図29に示される「パッチ交換」GUI2900が開く。「パッチ交換」GUI2900は、着用可能受信器108に対応するパッチ要素2902及び点滅ボタン要素2904を表示する。着用可能受信器108は、光が点滅するまで着用可能受信器108のボタンを押下してから、「次へ」要素2906を選択(例えば、タップ)することによって交換され得る。
【0069】
図30は、データ共有に介護人を招待するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の「共有管理」GUI3000の一態様を図示する。図31は、共有すべく介護人を招待してデータ共有を制御するための、モバイルデバイスのディスプレイ画面の「招待」GUI3100の一態様を図示する。図30及び31を参照すると、「共有管理」GUI3000及び「招待」GUI3100は夫々、介護人を招待してデータ共有を制御するために採用される。「共有管理」GUI3000及び「招待」GUI3100は、GUI3000、3100の最上部水平部分に表示された夫々の共有GUI要素322を選択することによって開くことができる。ここで図30を参照すると、「共有管理」GUI3100は、患者106が自分の個人データを共有することを希望する介護人等、第三者とのデータ共有を管理するために使用される。データの共有相手及び共有されるデータの種類の両方を選択することができる。選択された要素はハイライトされる。図30に図示されている態様において、Annaは、活動タイムライン3004、活動傾向チャート3006及び服用タイムライン3008に関連したデータを共有するように選択されている。しかしながら、Chetは、活動タイムライン3004及び活動傾向チャート3006に関連したデータのみ共有し、服用タイムライン3008に関連したデータを共有しないように選択されている。Janeに共有されるデータはない。Karlは、活動タイムライン3004及び服用タイムライン3008に関連したデータのみ共有し、活動傾向チャート3006に関連したデータを共有しないように選択されている。Larryは、服用タイムライン3008に関連したデータのみ共有するように選択されている。データの新しい共有相手は、追加要素3010を選択することによって追加され得る。前述のように、データは、介護人、大切な人、家族、医師、薬剤師、友人等、信頼できる人なら誰とでも共有することができる。
【0070】
図31において、データを共有すべく招待案内を作成するための「招待」GUI3100は、ニックネームテキストボックス3104、その人の電子メールアドレスを入力するための電子メールテキストボックス3106、及び患者とデータを共有するために招待しようとしている人との関係を入力するための関係テキストボックス3108等、招待案内を送信する人を特定するために、複数のテキストボックスを提供する。図31に図示されているように、電子メールテキストボックス3106及び関係テキストボックス3108の両方は、所定のリストから電子メールアドレス及び関係識別子を選択するために、ドロップダウンリスト要素を含む。新しい相手と共有するデータの種類は、活動タイムライン要素3110、活動傾向チャート要素3112及び/又は服用タイムライン要素3114を使用して選択されてもよい。全てのデータ要素3110、3112、3114、その一部が選択されてもよく、又は全く選択されなくてもよい。「招待」GUI3100の下部分に、ディスプレイは、個人コードを含む、患者のプライバシーを保護するために通知3116を提供する。図31に示されているように、プライバシー通知は、招待案内の受信者がディスプレイに表示された個人コードを入力することが必要であることを患者に伝達し、図示されている例では、個人コードは「1A2B3C」である。
【0071】
図32〜35は、患者106の個人的必要性及び要件に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイスのディスプレイ画面のユーティリティツールGUI3200、3300、3400及び3500の様々な様態を図示する。図32を参照すると、ユーティリティGUI3200は、GUI3200の最上部水平部分に表示されたツール要素324を選択することによって開いてもよい。その後、ディスプレイは、「通知」、「情報」、「日時」、及び「ヘルプ」という4つの選択可能な要素のメニューを表示する。これらのメニュー項目のいずれかを選択すると、様々な機能が実行されることになり、新しいGUIを開く。図32に示されているように、「通知」要素3204は、選択されたことを示すために丸で囲まれている。実際の操作中、選択されたことは丸で囲まれず、ハイライトされてもよい。
【0072】
「通知」要素3204が選択されると、モバイルデバイス102のディスプレイ画面は、図33に示されているように「通知」GUI3300を示す。「通知」GUI3300は、「活動」通知要素、「休息」通知要素、「薬」通知要素、「パッチ」通知要素及び「詳細設定」通知要素という、通知のために選択されてもよい複数の要素を表示する。活動通知要素3302が選択されると、モバイルデバイス102のディスプレイ画面は、図34に示されているように「活動」GUI3400を表示する。ここで、「活動」通知に関する指定をシステムに入力することができる。例えばテキストボックス3402に示されているように、活動が4時間全く検出されなかった場合に、通知がモバイルデバイス102へ送信される。ドロップダウンリスト要素は、様々な所定の値から選択するために採用されてもよい。また、「活動なし」通知が送信されるべき時間枠は、テキストボックス3404及び3406を使用して入力され得る。示されているように、選択された通知枠は午前8時〜午後10時である。これらの時間は、夫々のドロップダウンリストを使用して選択されてもよい。最後に、テキストボックス3408に示されているように、活動がある時間までに検出されない場合に通知が要求されてもよい。ここでも、所定の値から選択するためにドロップダウンリスト要素が採用されてもよい。仮想スライドスイッチ要素3410が、活動通知機能のオン及びオフを切り替えるために使用されてもよい。
【0073】
休息通知要素3304が選択されると、モバイルデバイス102のディスプレイ画面は「休息」GUI3500を表示する。「休息」通知は、テキストボックス3502に示されているように、日次の休息が選択された時間(例えば4時間)未満である場合にモバイルデバイス102へ送信され得る。また、「休息」通知は、テキストボックス3504に示されているように、日次の休息が選択された時間(例えば10時間)以上である場合にモバイルデバイス102へ送信されてもよい。図35に図示されている態様において、テキストボックス3502、3504の各々は、選択過程を簡素化するためにドロップダウンリスト要素も含む。
【0074】
図36〜39は、患者106の個人的必要性及び要件に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイス102のディスプレイ画面のユーティリティツールGUI3600、3700、3800及び3900の様々な様態を図示する。図36には、モバイルデバイス102のディスプレイ画面は、薬要素3602が選択された「通知」画面3600を示す。
【0075】
薬要素3602が選択されると、モバイルデバイス102のディスプレイ画面は、図37に示されているように「薬」通知画面3700を表示する。「薬」通知画面3700から、「用量」要素3702を介して日次用量の数を選択することができ、「リマインド」要素3704を介して日次用量の服用をリマインドするかどうかを選択することができる。示されているように、4の日次用量が選択され、「リマインド」要素がオンに設定される。
【0076】
図37で「用量」要素3702を選択すると、図38に示されている「用量」通知画面3800が開く。図37に示されている「薬」通知画面3700で選択された日次用量の各々に関して、「用量」通知画面3800は対応するテキストボックスを表示し、テキストボックスには、服用の予定時刻が入力される。制御ボタン3810及び3812は時刻を変更するために使用され得る。
【0077】
図37で「リマインド」要素3704を選択すると、図39に示される「リマインド」通知画面3900が開く。画面3900は、テキストボックス3902に予定服用時刻の(例えば20分)前、及びテキストボックス3904に予定服用時刻の(例えば40分)後の両方のリマインダを設定することを可能にする。更に、IEMデバイス104(図1)の摂取がテキストボックス3906に示された時間内に検出された場合、薬通知は取り消され得る。テキストボックス3902、3904、3906の各々は、所定のリストから時間を選択するためのドロップダウンリスト要素を含んでもよい。また、仮想スライドスイッチ要素3908が、リマインド通知機能のオン及びオフを切り替えるために使用されてもよい。
【0078】
図40及び41は、患者106の個人的必要性に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイス102のディスプレイ画面のGUI4000、4100の様々な態様を図示する。図40では、モバイルデバイス102のディスプレイ画面は「通知」画面4000を示し、パッチ通知要素4002が選択されたことを図40の「通知」画面4000が示すことを除き、図33に示される「通知」画面3300と同様である。パッチ通知要素4002を選択すると、モバイルデバイス102のディスプレイ画面は、図41のパッチ通知画面4100を表示する。パッチの週次交換リマインダは、パッチ通知リマインダ要素4102を選択することによって設定されてもよい。仮想スライドスイッチ要素4104が、週次パッチ交換通知機能のオン及びオフを切り替えるために使用されてもよい。
【0079】
図42〜45は、患者の個人的必要性に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイス102のディスプレイ画面のGUI4200、4300、4400、4500の様々な態様を図示する。図42では、モバイルデバイス102のディスプレイ画面は「通知」画面4200を示し、詳細設定通知要素4202が選択されたことを図40の「通知」画面4000が示すことを除き、図33に示される「通知」画面3300と同様である。詳細設定通知要素4202を選択すると、モバイルデバイス102のディスプレイ画面は、図43の詳細設定通知画面4300を示し、追加通知送信サービスを設定することができる。追加通知送信要素4302を選択すると、図44に示されているように、追加通知送信画面4400が開き、電子メール通知が既に選択されていた場合、追加通知送信サービスとしてショートメッセージサービス(SMS)4402又は電子メール4404のいずれかを選択することができる。そうではなく、SMSが既に選択されていた場合、電子メール通知サービスが追加通知送信サービスとして選択されてもよい。SMS4402が選択された場合、モバイルデバイス102のディスプレイ画面は、図45に示されているようにSMS画面4500を表示する。テキストボックス4502は、SMS通知の送信先の電話番号を入力するために使用され得る。テキストボックス4502は、所定のリストからSMS通知に関連した電話番号を選択するためのドロップダウンリスト要素を含んでもよい。また、仮想スライドスイッチ要素4504が、SMS追加通知機能のオン及びオフを切り替えるために使用されてもよい。
【0080】
図46及び47は、患者106の個人的必要性に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイス102のディスプレイ画面のGUI4600及び4700の様々な態様を図示する。図46において、モバイルデバイス102のディスプレイ画面は、図32に示されているツール画面と同様のツール画面4600を表示し、ツール画面4600は、ツール画面4600の最上部水平部分に表示されるツール要素3202を選択することによって開かれてもよい。ディスプレイ画面は、次いで、「通知」、「情報」、「日時」及び「ヘルプ」という4つの選択可能なメニュー項目を表示する。図46に示されているように、「情報」ツール4602は、「情報」ツール4602が選択されたことを図示するために丸で囲まれている。「情報」ツール4602を選択すると、モバイルデバイス102のアプリケーションは、図47に示されている情報画面4700を開く。図47に示されているように、情報画面4700は、電子メールアドレスを入力するためのログインテキストボックス4702、ユーザパスワードを入力するためのパスワードテキストボックス4704、ニックネームを入力するためのニックネームテキストボックス4706、SMS電話番号を入力するためのSMSテキストボックス4708、及び住所を入力するための住所テキストボックス4710など、個人情報を入力するための複数のテキストボックスを提供する。共有者コード4712が、情報画面4700の最下部に提供され(例えば、1A2B3C)、患者の情報を共有するために招待された人に患者が通信するコードである。前述のように、患者から個人データを共有する招待案内を受信した後、セキュリティ及びプライバシーの理由で、共有者は、何らかの情報を共有することが可能になる前に、共有者コード4712を入力しなければならない。共有者コード4712は、任意の適切な手段を使用して患者によって共有者へ通信されてもよい。
【0081】
図48〜51は、患者の個人的必要性に基づいて登録情報システムを調整するためのモバイルデバイス102のディスプレイ画面のGUI4800、4900、5000、5100の様々な態様を図示する。図48において、モバイルデバイス102のディスプレイ画面は、図32に示されているツール画面と同様のツール画面4800を表示し、ツール画面4800は、ツール画面4800の最上部水平部分に表示されるツール要素324を選択することによって開かれてもよい。ディスプレイ画面は、次いで、「通知」、「情報」、「日時」及び「ヘルプ」という4つの選択可能なメニュー項目を表示する。図48に示されているように、「日時」ツール4802は、「日時」ツール4802が選択されたことを図示するために丸で囲まれている。「日時」ツール4802を選択すると、モバイルデバイス102のアプリケーションは、図49に示されている日時画面4900を開く。図49に示されているように、日付形式4902、時間形式4904及び時間帯4906は、日時画面4900で選択されてもよい。加えて、時間帯は「自宅に固定」4908であってもよく、患者が異なる時間帯を旅行し、薬の摂取のための基準時間枠として自宅の時間帯を保つことを望む場合に有用である。図50に示されているように、時間帯要素4906を選択すると、時間帯画面5000が開く。時間帯画面5000で、上のラジオボタン5002を選択すると、ディスプレイ及び通知が自宅の時間帯に固定され、下のラジオボタン5004を選択すると、自宅の時間帯に固定されていた場合があるディスプレイ及び通知を変更する。下のラジオボタン5004が選択されると、ディスプレイ及び通知は、ほとんどの最新型スマートフォンで利用可能であるGPSの位置に基づく機能を使用して、モバイルデバイス102の位置に一致するように変更される。便宜性を図るため、自宅の時間帯は時間帯画面5000の下方部分に表示される。図50に示されているように、自宅の時間帯はロンドンである。これは、自宅時間帯要素5006を選択し、図51に示されている自宅時間帯選択画面5100を起動することによって変更されてもよく、新しい自宅時間帯が選択されてもよい。
【0082】
ここで再び図1を参照すると、一態様において、モバイルデバイス102及び/又は無線ノード110は、異なるタイプのセル方式無線電話システムに従って音声及び/又はデータの通信機能を提供してもよい。セル方式通信システムの例として、符号分割多元接続(CDMA)セル方式無線電話通信システム、モバイル通信グローバルシステム(GSM)セル方式無線電話システム、北米デジタルセル方式(NADC)無線電話システム、時間分割多元接続(TDMA)セル方式無線電話システム、拡張TDMA(E−TDMA)セル方式無線電話システム、狭帯域先進移動電話サービス(NAMPS)セル方式無線電話システム、広域帯CDMA(WCDMA)、CDMA−2000、第3世代提携プロジェクト(3GPP)準拠のユニバーサル移動体通信システム(UMTS)セル方式無線電話等の第3世代(3G)システム、第4世代システム(4G)等が挙げられ得る。
【0083】
音声通信サービスに加えて、モバイルデバイス102及び無線ノード110は、複数の異なる無線広域ネットワーク(WWAN)データ通信サービスを使用して通信するように配置されてもよい。WWANデータ通信サービスを提供するセル方式データ通信システムの例として、汎用パケット無線サービス(GPRS)システムを備えるGSM(GSM/GPRS)、CDMA/1xRTTシステム、Enhanced Data Rates for Global Evolution(EDGE)システム、Evolution Data Only or Evolution Data Optimized(EV−DO)システム、Evolution for Data and Voice(EV−DV)システム、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)システム等が挙げられ得る。
【0084】
一態様において、無線ノード110は、他のネットワークへの追加のノード及び接続部に有線通信媒体によって接続されてもよく、他のネットワークとして、公衆交換電話網(PSTN)等の音声/データネットワーク、インターネット等のパケットネットワーク、ローカルエリアネットワーク(LAN)、都市規模ネットワーク(MAN)、広域ネットワーク(WAN)、企業ネットワーク、プライベートネットワーク等が含まれる。一態様において、例えばネットワーク130は、例えば伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)等、インターネット技術タスクフォース(IETF)によって定義される1以上のインターネットプロトコルに従って情報を通信するように設定されてもよい。ネットワークはまた、基地局、モバイル加入者センター、セントラルオフィス等、他のセル方式無線電話システム基盤及び設備も含んでもよい。
【0085】
様々な態様において、モバイルデバイス102及び無線ノード110はまた、音声及び/又はデータの通信が可能であってもよい。モバイルデバイス102と無線ノード110との通信は、複数の無線プロトコルに従って無線共有媒体134を介して実施されてもよい。無線プロトコルの例として、IEEE802.11a/b/g/n、IEEE802.16、IEEE802.20等の米国電気電子学会(IEEE)802.xxシリーズのプロトコルを含む、様々な無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)プロトコルが挙げられ得る。無線プロトコルの他の例として、GPRSを含むGSMセル方式無線電話システムプロトコル、1×RTTを含むCDMAセル方式無線電話通信システム、EDGEシステム、EV−DOシステム、EV−DVシステム、HSDPAシステム等、様々なWWANプロトコルが挙げられ得る。無線プロトコルの更なる例として、赤外線プロトコル等の無線パーソナルエリアネットワーク(PAN)プロトコル、Bluetooth仕様バージョンv1.0、v1.1、v1.2、v2.0、Enhanced Data Rate(EDR)を備えるv2.0並びに1以上のBluetoothプロファイル等を含む、Bluetooth Special Interest Group(SIG)シリーズのプロトコルからのプロトコルが挙げられ得る。一態様において、Bluetooth無線技術は、固定デバイス及び移動デバイスから2400〜2480MHzの産業、科学、医学(ISM)無線帯域における短波長無線伝送を使用し、高度のセキュリティを備えるパーソナルエリアネットワーク(PAN)を作成する。また別の例の無線プロトコルとして、電磁誘導(EMI)技法等、近傍通信技法及びプロトコルが挙げられ得る。EMI技法の例として、受動又は能動式無線周波数識別(RFID)プロトコル及びデバイスが挙げられ得る。他の適切なプロトコルとして、超広域帯(UWB)、デジタルオフィス(DO)、デジタルホーム、トラステッドプラットフォームモジュール(TPM)、ZigBee、及び他のプロトコルが含まれてもよい。
【0086】
様々な態様において、モバイルデバイス102は、1以上のアプリケーションクライアントモジュールを有してもよい。一態様において、アプリケーションクライアントモジュールは、検出部108から情報を受信して情報を処理し、患者106がIEMデバイス104を摂取したことを確認する。アプリケーションクライアントモジュールは、IEMデバイス104が検出された時間及び日付を記録し、これらは、IEMデバイス104が患者106によって摂取された時間及び日付に略対応する。加えて、クライアントアプリケーションモジュールは、特に、IEMデバイス104の識別、IEMデバイス104に関連した薬の種類、薬及び/又はIEMデバイス104の製造元等、固有の電流署名に符号化された情報を記憶してもよい。ある態様において、クライアントアプリケーションモジュールは、患者106に関連した摂取事象を追跡するデータログ機能を実装してもよい。クライアントアプリケーションモジュールは、他のデバイス及び/又はネットワークとの通信を開始することができる。
【0087】
他のクライアントアプリケーションモジュールは、ネットワーク(例えば、サーバ)から情報を呼び出して処理し、情報をディスプレイに表示するか、又はスピーカによって情報を音声で通知するように配置されてもよい。モバイルデバイス102は、1以上のアプリケーションクライアントプログラムを実行し、第三者のソフトウェアアプリケーションクライアントプログラムと統合するように適合可能であるオープンプラットフォームとして実装されてもよい。アプリケーションクライアントモジュールは、例えば、ウェブ関連の無線サービス等、既存のデータソース又はバックエンドサービスへの必要なインタフェースを提供し、GPSナビゲーションモジュールをサポートし、ブラウザベースのコンテンツを処理し、1以上の無線モバイルコンピューティングデバイス及びウェブアプリケーションで動作してもよい。一態様において、アプリケーションクライアントモジュールは、例えば、地理座標、マップインタフェース、検索エンジンに対するクエリ、第三者の位置ベースサービス(LBS)へのインタフェース、及びサーバを介して提供される任意の他のサービス等、位置情報を呼び出すために、APIを介して第三者のアプリケーションクライアントプログラムと統合してもよい。アプリケーションクライアントモジュールは、特に、検索クエリを処理し、結果を検索し、地図を表示し(例えば、拡大/移動)、進路変更方向を提供し、音声作動式の進路変更方向を提供し、LBSタイプの場所情報に対する許可ベースのインタフェースを提供するためのGUI層を含んでもよい。アプリケーションクライアントモジュールはまた、例えば、ローカル情報、相互接続点(POI)データを処理するためのインタフェース層、及びマップデータを処理するためのデータ抽象化層を含んでもよい。アプリケーションクライアントモジュールはまた、例えば特に、モバイルデバイスの内部又は外部にあるGPS集積回路、キャリアAGPS、様々な優れた検索エンジン(GOOGLE、YAHOO等)、ベクトルデータ、タイルデータ等、ネットワーク(例えば、サーバ)全体に分散される様々なデータソース又はバックエンドサービスからのデータを処理してもよい。タイルデータが、通常矩形状の画像のサブ領域を表す空間単位として定義されてもよく、それによって、地理データがマップライブラリで体系化、再分割及び記憶されることが当業者によって理解される。
【0088】
一態様において、例えばモバイルデバイス102は、通信ネットワークから情報を呼び出して処理するためのソフトウェアアーキテクチャを採用してもよい。ソフトウェアアーキテクチャによって、モバイルデバイス102は、例えばネットワーク及びサーバからの情報を通信して処理することが可能であってもよい。ソフトウェアアーキテクチャは、構成要素の実装手段を含み、アプリケーションクライアントと複数のデータソースサーバとの間で情報を無線で呼び出す共通要件を支援するためにAPI等の標準プログラムインタフェースを指定する。その結果、ソフトウェアアーキテクチャは、アプリケーションクライアントが異なるデータプロバイダと相互作用することを可能にするための方法を提供することができる。
【0089】
一態様において、例えばソフトウェアアーキテクチャは、オブジェクト指向プログラミング(OOP)技法を使用して実装されてもよい。OOPは、コンピュータプログラミングの理論的枠組みである。OOPは、プログラムがコンピュータに対する命令の列挙であるという従来の想定に反して、コンピュータプログラムが個別のユニット又はオブジェクトの集合体からなると想定する。各オブジェクトは、メッセージを受信すること、データを処理すること、及び他のオブジェクトにメッセージを送信することが可能である。略あらゆる概念がオブジェクトとして表現され得る。オブジェクトの例として、メニューオブジェクト、画像オブジェクト、フレームオブジェクト、タイトルオブジェクト、境界線オブジェクト、タブオブジェクト、列挙オブジェクト、青色オブジェクト、ボタンオブジェクト、スクロールバーオブジェクト、入力フィールドオブジェクト、テキスト及び画像のオブジェクト等が挙げられ得る。ソフトウェアアーキテクチャは、例としてOOPで説明することができるが、所与の実装に対して望まれる他のソフトウェアの理論的枠組みが使用されてもよいことを理解することができる。例えば、ソフトウェアアーキテクチャは、モデルビューコントローラ(MVC)アーキテクチャを使用して実装されてもよい。態様はこれに限定されない。
【0090】
様々な態様において、ノードは、任意選択のディスプレイを備えてもよい。ディスプレイは、液晶画面(LCD)、容量タッチ式画面パネル等、任意の種類の視覚インタフェースを使用して実装されてもよい。
【0091】
様々な態様において、ノードはメモリを備えてもよい。様々な態様において、メモリは、揮発性及び不揮発性両方のメモリを含む、データを記憶することが可能である任意の機械可読式又はコンピュータ可読式媒体を備えてもよい。例えば、メモリとして、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、動的RAM(DRAM)ダブルデータレートDRAM(DDR−RAM)、同期DRAM(SDRAM)、静的RAM(SRAM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュメモリ(例えば、NOR又はNANDフラッシュメモリ)、コンテンツアドレス可能メモリ(CAM)、ポリマーメモリ(例えば、強誘電体ポリマーメモリ)、相変化メモリ(例えば、オボニックメモリ)、強誘電体メモリ、シリコン・酸化膜・窒化膜・酸化膜・シリコン(SONOS)メモリ、ディスクメモリ(例えばフレキシブルディスク、ハードドライブ、光学ディスク、磁気ディスク)、又はカード(磁気カード、光学カード)、或いは情報を記憶するために適した任意の他の種類の媒体が挙げられ得る。
【0092】
様々な態様において、ノードは、中央処理装置(CPU)等のプロセッサを備えることができる。様々な態様において、プロセッサは、汎用プロセッサ、チップマルチプロセッサ(CMP)、専用プロセッサ、埋め込みプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ネットワークプロセッサ、媒体プロセッサ、入力/出力(I/O)プロセッサ、媒体アクセス制御(MAC)プロセッサ、無線ベースバンドプロセッサ、コプロセッサ、複雑命令セットコンピュータ(CISC)マイクロプロセッサ、縮小命令セットコンピューティング(RISC)マイクロプロセッサ、及び/又は非常に長い命令語(VLIW)マイクロプロセッサ等のマイクロプロセッサ、或いは他の処理デバイスとして実装されてもよい。プロセッサはまた、コントローラ、マイクロコントローラ、用途特定集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)等によって実装されてもよい。
【0093】
様々な態様において、プロセッサは、オペレーティングシステム(OS)及び様々なモバイルアプリケーションを実行するように配置されてもよい。OSの例として、例えば、Microsoft Windows OSの商標名で一般に知られるオペレーティングシステム、及び任意の他の独占所有物又はオープンソースOSが挙げられる。モバイルアプリケーションの例として、例えば、電話アプリケーション、カメラ(例えばデジタルカメラ、ビデオカメラ)アプリケーション、ブラウザアプリケーション、マルチメディア再生アプリケーション、ゲームアプリケーション、メッセージングアプリケーション(例えば電子メール、ショートメッセージ、マルチメディア)、ビューアアプリケーション等が挙げられる。
【0094】
様々な態様において、プロセッサは、通信インタフェースを通じて情報を受信するように配置されてもよい。通信インタフェースは、ノード110を1以上のネットワーク及び/又はデバイスに連結することが可能である任意の適切なハードウェア、ソフトウェア又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせを備えてもよい。一態様において、無線ノード110は、無線媒体134を介してモバイルデバイス102と無線通信する。無線ノード110はまた、有線通信媒体134又は無線通信媒体120を介して遠隔ノード122と通信することができる。通信インタフェースは、所望の組の通信プロトコル、サービス又は動作手順を使用して情報信号を制御するために任意の適切な技法を使用して動作するように配置されてもよい。通信インタフェースは、有線又は無線に関わらず、対応する通信媒体と接続するために適当な物理的コネクタを含むことができる。
【0095】
通信の手段はネットワークを含む。様々な態様において、ネットワークは、LAN及びWANを備えてもよく、インターネット、有線チャネル、無線チャネル、電話を含む通信デバイス、コンピュータ、通信回線、無線、光学又は他の電磁チャネル、及びこれらの組み合わせを含むがこれらに限定されず、データ通信が可能な/データの通信に関連した他のデバイス及び/又は構成要素を含む。例えば、通信環境は、体内通信と、様々なデバイスと、無線通信、有線通信及びこれらの組み合わせ等の様々なモードの通信とを含む。
【0096】
無線通信モードは、無線伝送、データ及びデバイスに関連した様々なプロトコル並びにプロトコルの組み合わせを含む無線技術を少なくとも部分的に利用する、ポイント間の任意のモードの通信を含む。ポイントは、例えば、無線ヘッドセット等の無線デバイス、オーディオ再生機及びマルチメディア再生機等のオーディオ及びマルチメディアデバイス及び機器、移動電話及びコードレス電話を含む電話、並びにタブレットコンピュータ、プリンタ等のコンピュータ及びコンピュータ関連デバイス及び構成要素を含む。
【0097】
有線通信モードは、有線伝送、データ及びデバイスに関連した様々なプロトコル並びにプロトコルの組み合わせを含む有線技術を利用する、ポイント間の任意のモードの通信を含む。ポイントは、例えば、オーディオ再生機及びマルチメディア再生機等のオーディオ及びマルチメディアデバイス及び機器等のデバイス、移動電話及びコードレス電話を含む電話、並びにタブレットコンピュータ、プリンタ等のコンピュータ及びコンピュータ関連デバイス及び構成要素を含む。
【0098】
従って、様々な態様において、通信インタフェースは、例えば、無線通信インタフェース、有線通信インタフェース、ネットワークインタフェース、伝送インタフェース、受信インタフェース、媒体インタフェース、システムインタフェース、構成要素インタフェース、スイッチングインタフェース、チップインタフェース、コントローラ等の1以上のインタフェースを備えてもよい。例えば、無線デバイスによって実装された場合、又は無線システム内に実装された場合、無線ノード110は、1以上のアンテナ、送信器、受信器、トランシーバ、増幅器、フィルタ、制御ロジック等を備える無線通信インタフェースを含むことができる。
【0099】
様々な態様において、無線ノード110は、モバイルデバイス102から受信したデータを無線受信する及び/又は無線送信し、そのデータを、例えば外部ノード122又は他の近傍ノード等、他のノードへ送信するための機能を備えることができる。更に、様々な態様において、無線ノード110は、例えば、様々なデバイスと通信するなど、様々なデバイスを組み入れる及び/又は様々なデバイスと関連付けられてもよい。このようなデバイスは、例えば生理的データ等のデータを生成、受信及び/又は通信することができる。デバイスは、電子スロットマシン、ハンドヘルド電子ゲーム機、ゲーム及びレクリエーション活動に関連した電子構成要素等のゲームデバイスのような「知的」デバイスを含む。
【0100】
電話の標準の音声機能に加えて、移動電話の様々な態様は、テキストメッセージングのためのショートメッセージサービス(SMS)、電子メール、インターネットにアクセスするためのパケットスイッチング、Javaゲーム、無線、例えば、短距離データ/音声通信、赤外線、ビデオレコーダ装備のカメラ、並びに写真及びビデオを送信して受信するためのマルチメディアメッセージングシステム(MMS)等、多数の追加のサービス及び付属品をサポートすることができる。移動電話のある態様は、基地局(セルサイト)のセルラーネットワークに接続し、それによって、公衆交換電話網(PSTN)又は衛星電話の場合には衛星通信に相互接続される。移動電話の様々な態様は、インターネットに接続することができ、その少なくとも一部は移動電話を使用してナビゲーションされ得る。
【0101】
ある態様は、例えば、機械によって実行された場合、態様に従って機械に方法及び/又は演算を実施させることができる命令又は1組の命令を記憶することができる機械可読媒体又は製品を使用して実装されてもよい。そのような機械として、例えば、任意の適切な処理プラットフォーム、コンピューティングプラットフォーム、コンピューティングデバイス、処理デバイス、コンピューティングシステム、処理システム、コンピュータ、プロセッサ等が挙げられてもよく、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の適切な組み合わせを使用して実装されてもよい。機械可読媒体又は製品として、例えば、任意の適切な種類のメモリユニット、メモリデバイス、メモリ製品、メモリ媒体、記憶装置、記憶製品、記憶媒体及び/又は記憶ユニット、例えば、メモリ、取り外し可能又は取り外し不可能な媒体、消去可能又は消去不可能な媒体、書き込み可能又は再書き込み可能媒体、デジタル媒体又はアナログ媒体、ハードディスク、フレキシブルディスク、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD−ROM)、記録可能コンパクトディスク(CD−R)、再書き込み可能コンパクトディスク(CD−RW)、光学ディスク、磁気媒体、磁気光学媒体、取り外し可能なメモリカード又はディスク、様々な種類のデジタル多用途ディスク(DVD)、テープ、カセット等が挙げられ得る。命令は、ソースコード、コンパイルされたコード、解釈されたコード、実行可能コード、静的コード、動的コード等、任意の適切な種類のコードを含むことができる。命令は、C、C++、Java、BASIC、Perl、Matlab、Pascal、Visual BASIC、配置言語、機械コード等、任意の適切な上位、下位、オブジェクト指向、ビジュアル、コンパイル及び/又は変換されたプログラミング言語を使用して実装されてもよい。
【0102】
一態様において、無線ノード110は、通信ハブとして構成されてもよく、任意のハードウェアデバイス、ソフトウェア及び/又は通信構成要素、並びにシステム、サブシステム及びモバイルデバイス102から受信した情報を遠隔ノード122に通信するように一般に機能するこれらの組み合わせとして構成されてもよい。情報の通信は、データを受信すること、記憶すること、操作すること、表示すること、処理すること、及び/又は有線媒体又は無線媒体118、120を介して遠隔ノード122へ送信することを含む。
【0103】
様々な態様において、無線ノード110はまた、例えば非生理データを通信する、例えば受信及び送信するように機能する。非生理データの例として、ゲーム規則と、植え込み型ペースメーカ等の個別の心臓関連デバイスによって生成され、例えばモバイルデバイス102を介して直接又は間接的にハブ(無線ノード110)に通信されたデータとが挙げられる。
【0104】
モバイルデバイス102及び/又は無線ノード110の各々の広義の分類は、例えば、基地局と、個人用通信デバイスと、ハンドヘルドデバイスと、移動電話と、コンピュータアプリケーション並びに音声通信及び/又はデータ通信を実行することが可能であるスマートフォンとして一般に知られる無線能力を有するモバイルコンピューティングデバイスとを含む。モバイルコンピューティングデバイスの例として、任意の種類の無線デバイス、モバイルステーション、又は例えば電池等の自己完結型電源を備える携帯用コンピューティングデバイスが挙げられる。スマートフォンの例として、例えば、特に、Palm、Blackberry、iPhone、Android、Windows Phoneの商標で知られる製品が挙げられる。様々な態様において、モバイルデバイス102及び/又は無線ノード110は、PDA、ラップトップコンピュータ、ウルトララップトップコンピュータ、セル方式電話/PDA複合型、モバイルユニット、加入者ステーション、ユーザ端末、携帯用コンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、パームトップコンピュータ、着用可能なコンピュータ、媒体再生機、メッセージングデバイス、データ通信デバイス、ラップトップコンピュータ、ウルトララップトップコンピュータ、携帯用コンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、パームトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、電子書籍リーダ、セル方式電話、ポケットベル、1方向ポケットベル、双方向ポケットベル、メッセージングデバイス、データ通信デバイス等を備える、又はこれらとして実装されてもよい。モバイルデバイス102及び/又は無線ノード110の例はまた、リストコンピュータ、フィンガーコンピュータ、リングコンピュータ、眼鏡コンピュータ、ベルトクリップコンピュータ、アームバンドコンピュータ、靴コンピュータ、着衣コンピュータ、及び他の着用可能なコンピュータ等、人によって着用されるように配置されるコンピュータも含んでもよい。固定式コンピューティングデバイスは、例えばデスクトップコンピュータ、ワークステーション、クライアント/サーバコンピュータ等として実装されてもよい。
【0105】
モバイルデバイス102及び/又は無線ノード110は、例えば「ハンドヘルドデバイス」と呼ばれることがある、例えばモバイルコンピュータ等、通信及びコンピュータ機能を有し、一般に個別使用を目的とするデバイスを含む個人通信デバイスを備えることができる。基地局は、生理データ等のデータを受信することが可能な任意のデバイス又は装置を備えている。例として、デスクトップコンピュータ及びラップトップコンピュータ等のコンピュータ、並びに知的デバイス/装置が挙げられる。知的デバイス/装置は、生理データ等のデータを受信することが可能な消費者用及び家庭用のデバイス及び装置を含む。知的デバイス/装置はまた、例えばデータの伝送、表示、記憶及び/又は処理等、他のデータ関連の機能を実施してもよい。知的デバイス/装置の例として、冷蔵庫、体重計、トイレ、テレビ、ドア枠行動モニタ、ベッドサイドモニタ、ベッド体重計が挙げられる。このようなデバイス及び装置は、例えば、体重、心拍等の様々な生理データを検出又は監視する等、追加の機能を含むことができる。移動電話は、例えばセル方式ネットワーク等、様々なモバイル技術に関連した電話通信デバイスを含む。
【0106】
図52は、モバイルデバイス102の一態様を図示する。モバイルデバイス102は、筐体5206と、ディスプレイ5208と、入力/出力(I/O)システム5210(例えば、タッチ式画面)と、デジタル画像を撮像するための開口部5212と、アンテナ5214とを備えている。モバイルデバイス102の機能モジュールを、図52を参照して以下に説明する。
【0107】
ディスプレイ5208は、モバイルデバイス102に適切な情報を表示するための適切なディスプレイ装置を備えている。I/Oシステム5210は、モバイルデバイス102に情報を入力するための任意の適切なI/Oデバイスを備えてもよい。I/Oシステム5210の例として、英数キーボード、数字キーボード、タッチパッド、容量タッチ式画面パネル、入力キー、ボタン、スイッチ、ロッカースイッチ、音声認識デバイス、及びソフトウェア等が挙げられる。I/Oシステム5210は、例えばマイクロフォン及びスピーカを備えてもよい。情報はまた、マイクロフォンによってモバイルデバイス102に入力されてもよい。このような情報は、音声認識デバイスによってデジタル化されてもよい。本開示全体で使用されるように、「ボタン」という用語は、機械式スイッチ、電気機械式スイッチ、タッチ式画面の簡単なタッチ、又はマウスポインタによるポイント/クリックを使用して選択されてもよい「仮想ボタン」を参照するために使用される場合がある。
【0108】
図53は、例えば外部の検出部に連結するように構成された、IEMデバイス104(図1)等、摂取可能事象マーカによって生成された電気信号を検出するためのモバイルデバイス102の一態様のシステム図を示す。図53は、図1を参照して説明したモバイルコンピューティングデバイス102の詳細ブロック図を図示する。例えば、図53に示されているように、モバイルデバイス102は、複数の要素を備えることができる。図53は、例としてあるトポロジー内の限定された数の要素を示すが、任意の適切なトポロジーで追加の要素又はこれより少ない要素が、所与の実装の所望に応じてモバイルデバイス102で使用されてもよいことを理解することができる。更に、本明細書に説明される任意の要素は、ノード実装を参照して前述したように、ハードウェア、ソフトウェア又は両方の組み合わせを使用して実装されてもよい。しかしながら、モバイルデバイス102の態様はこれに限定されない。
【0109】
様々な態様において、モバイルデバイス102は、筐体5206と、アンテナ5214と、無線サブシステム5314と、バスを介して無線サブシステム5314に連結された処理サブシステム5312とを備えている。無線サブシステム5314は、モバイルデバイス102のために無線共有媒体を使用して音声及びデータの通信動作を実施してもよい。処理サブシステム5312は、モバイルデバイス102のために様々なソフトウェアを実行してもよい。バスは、ユニバーサルシリアルバス(USB)、マイクロUSBバス、データポート、適切なインタフェース、及びその他のものを備えてもよい。一態様において、無線サブシステム5314は、1以上の割り当てられた周波数帯の無線共有媒体から音声情報を通信して情報を制御するように配置されてもよい。
【0110】
一態様において、モバイルデバイス102は、開口部5212を通じて撮像された画像を処理するための画像サブシステム5308を備えてもよい。カメラは、処理サブシステム5312に(有線又は無線)連結されてもよく、処理サブシステム5312及びディスプレイ5208に画像データ(人又は物の写真データ、ビデオデータ、デジタル静止画像データ)を出力するように構成されている。一態様において、画像サブシステム5308は、デジタル形式で電子的に画像を撮像して記憶するために使用される電子デバイスとして実装されたデジタルカメラを備えてもよい。更に、ある態様において、デジタルカメラは、静止画像に加えて、音声及び/又はビデオを記録することが可能であってもよい。
【0111】
一態様において、画像サブシステム5208は、デジタルカメラの機能を提供するために、レンズ位置構成要素、マイクロフォン位置構成要素及びフラッシュ制御モジュールを含む、デジタルカメラの構成要素に制御信号を提供するためにコントローラを備えてもよい。ある態様において、コントローラは、例えば、モバイルデバイス102の処理サブシステム5312のホストプロセッサ要素として実装されてもよい。或いは、画像コントローラは、ホストプロセッサとは別のプロセッサとして実装されてもよい。
【0112】
様々な態様において、画像サブシステム5308は、モバイルデバイス102の処理サブシステム5312の要素として又は別の要素としてメモリを備えてもよい。様々な態様において、メモリの一部又は全体がコントローラと同じ集積回路に含まれてもよいことに注目すべきである。或いは、メモリの一部又は全体が、コントローラの集積回路に対して外部の集積回路又は他の媒体(例えば、ハードディスクドライブ)に配置されてもよい。
【0113】
様々な態様において、画像サブシステム5308は、レンズ構成要素及びレンズ位置構成要素を含む開口部5212を備えてもよい。レンズ構成要素は、例えばガラス、プラスチック、アクリル又はプレキシガラス等の透明な材料から作製された写真又は光学レンズ又はレンズの構成からなる場合がある。一態様において、レンズ構成要素の1以上のレンズ要素は、物体の画像を複製し、レンズ要素の焦点距離を機械的に変更することによって物体の拡大又は縮小を可能にしてもよい。様々な態様において、デジタルズームは、画像を拡大又は縮小するために画像サブシステム5308に採用されてもよい。ある態様において、1以上のレンズ要素は、レンズ要素の焦点距離を変えることによって画像の異なる部分に焦点を合わせるために使用されてもよい。所望の焦点は、例えばデジタル画像サブシステム5308の自動焦点機能を用いることによって、又は画像の所望の部分に手動で焦点を合わせることによって取得され得る。
【0114】
ナビゲーションサブシステム5310は、モバイルデバイス102を使用してナビゲーションをサポートする。様々な態様において、モバイルデバイス102は、場所又は位置の決定能力を備えてもよく、例えば特に、全地球測位システム(GPS)技法、セルグローバル識別(CGI)技法、タイミングアドバンス(TA)技法を含むCGI、強化順方向リンク三辺測量(EFLT)技法、到達時間差(TDOA)技法、到達角度(AOA)技法、進化順方向リンク三辺測量(AFTL)技法、監視到達時間差(OTDOA)、強化観察時間差(EOTD)技法、アシストGPS(AGPS)技法、ハイブリッド技法(例えば、CDMAネットワークの場合GPS/CGI、AGPS/CGI、GPS/AFTL又はAGPS/AFTL、GSM/GPRSネットワークの場合GPS/EOTD又はAGPS/EOTD、UMTSネットワークの場合GPS/OTDOA又はAGPS/OTDOA)を含む1以上の位置決定技法を採用してもよい。
【0115】
一態様において、モバイルデバイス102は、例えばスタンドアロンモード、移動基地局(MS)アシストモード及び/又はMSベースモードを含む1以上の位置決定モードで動作するように構成されてもよい。スタンドアロンGPSモード等のスタンドアロンモードの場合、モバイルデバイス102は、暦、天体暦、粗いデータ等、ある種類の位置支援データを受信してもよいが、ネットワークから無線ナビゲーションデータを受信することなく、その位置を決定するように構成されてもよい。スタンドアロンモードにおいて、モバイルデバイス102はGPS受信器等のローカル位置決定回路を備えてもよく、ローカル位置決定回路は、アンテナ5214を介して衛星データを受信し、位置修正を計算するように構成される筐体5206内に統合されてもよい。或いは、ローカル位置決定回路は、筐体5206とは別の第2の筐体内ではあるがモバイルデバイス102の近傍内に、モバイルデバイス102と(例えば、Bluetooth等のPANを介して)無線通信するように構成されたGPS受信器を備えてもよい。しかしながら、MSアシストモード又はMSベースモードで動作する場合、モバイルデバイス102は、無線アクセスネットワーク(例えば、UMTS無線アクセスネットワーク)を介して遠隔コンピュータ(例えば、特に、位置決定エンティティ(LDE)、位置プロキシサーバ(LPS)及び/又はモバイル位置センター(MPC))と通信するように構成されてもよい。
【0116】
様々な態様において、モバイルデバイス102はまた、モバイルデバイス102の無線サブシステム5314、処理サブシステム5312、及び他の要素を含む、モバイルデバイス102の電源を管理するために電源管理サブシステム(図示せず)を備えてもよい。例えば、電源管理サブシステムは、直流(DC)電源を提供するための1以上の電池、及び標準のAC主電源から電力を流すための1以上の交流(AC)インタフェースを含んでもよい。
【0117】
様々な態様において、無線サブシステム5314は、アンテナ5214を含んでもよい。アンテナ5214は、無線共有媒体120(図1)を介してRFエネルギーをブロードキャスト及び受信してもよい。アンテナ5214の例として、内部アンテナ、全方向性アンテナ、モノポールアンテナ、ダイポールアンテナ、エンドフェッドアンテナ、円偏波アンテナ、マイクロストリップアンテナ、ダイバーシティアンテナ、デュアルアンテナ、アンテナアレイ、ヘリカルアンテナ等が挙げられ得る。態様はこれに限定されない。
【0118】
様々な態様において、アンテナ5214はマルチプレクサに接続されてもよい。マルチプレクサは、アンテナ5214に送るために、電力増幅器からの信号を多重化する。マルチプレクサは、RFチップセットに送るために、アンテナから受信された信号を逆多重化する。
【0119】
様々な態様において、マルチプレクサは電力増幅器に接続されてもよく、電力増幅器は、無線共有媒体120(図1)を介して伝送される任意の信号を増幅するために使用されてもよい。電力増幅器は、4帯域システムで4つの周波数帯域等、全ての割り当てられた周波数帯域で機能してもよい。電力増幅器はまた、GSMシステムに適したガウス型最小偏移変調(GMSK)変調、及びEDGEシステムに適した8位相偏移変調(8−PSK)変調等、様々な変調モードで動作してもよい。
【0120】
様々な態様において、電力増幅器はRFチップセットに接続されてもよい。RFチップセットはまた、マルチプレクサに接続されてもよい。一態様において、RFチップセットはRFドライバ及びRFトランシーバを備えてもよい。RFチップセットは、4帯域E−GPRS無線のGMSK及び8−PSK信号の種類に必要な変調及び直接変換動作の全てを実施する。RFチップセットは、ベースバンドプロセッサからアナログ同相(I)・直角位相(Q)信号を受信し、I/Q信号を電力増幅器による増幅に適したRF信号へ変換する。同様に、RFチップセットは、アンテナ5214及びマルチプレクサを介して無線共有媒体120(図1)から受信した信号を、ベースバンドプロセッサへ送信されるアナログI/Q信号へ変換する。RFチップセットは、例として2つのチップを使用してもよいが、RFチップセットは、これより多い又は少ないチップを使用して実装されてもよく、態様の意図する範囲内に依存として包含されることを理解することができる。更に、増幅の他の態様は、「RFID Antenna for In−Body Device」を発明の名称とする、共同出願の2012年2月14日発行の米国特許第8115618号明細書に記載されており、その全体を参照により組み入れる。
【0121】
様々な態様において、RFチップセットはベースバンドプロセッサに接続されてもよく、ベースバンドプロセッサは無線サブシステム5314のベースバンド動作を実施してもよい。ベースバンドプロセッサは、アナログ及びデジタル両方のベースバンド部分を備えてもよい。アナログベースバンド部分は、I/Qフィルタ、アナログ/デジタル変換器、デジタル/アナログ変換器、音声回路、及び他の回路を含む。デジタルベースバンド部分は、1以上のエンコーダ、デコーダ、等価器/復調器、GMSK変調器、GPRS暗号器、送受信器制御、自動周波数制御(AFC)、自動利得制御(AGC)、電力増幅器(PA)ランプ制御、及び他の回路を含んでもよい。
【0122】
様々な態様において、ベースバンドプロセッサはまた、メモリバスを介して1以上のメモリユニットに接続されてもよい。一態様において、例えばベースバンドプロセッサは、フラッシュメモリユニット及びセキュアデジタル(SD)メモリユニットに接続されてもよい。メモリユニットは、取り外し可能又は取り外し不可能なメモリであってもよい。一態様において、例えばベースバンドプロセッサは、E−GPRS及び他のプロトコルスタックの必要性のために、約1.6メガバイトの静的読み出し専用メモリ(SRAM)を使用する場合がある。
【0123】
様々な態様において、ベースバンドプロセッサはまた、登録者識別モジュール(SIM)に接続されてもよい。ベースバンドプロセッサは、SIMのためのSIMインタフェースを有してもよく、SIMはスマートカードを備えてもよく、スマートカードは、音声・データ伝送を暗号化し、ユーザが識別されて、音声又はデータの通信を供給するネットワークに承認されることが可能であるように、特定のユーザに関するデータを記憶する。SIMはまた、ユーザ及び電話番号に特定の個人電話設定等のデータを記憶してもよい。SIMは、取り外し可能又は取り外し不可能であり得る。
【0124】
様々な態様において、ベースバンドプロセッサは、処理サブシステム5312のホストプロセッサと通信するための様々なインタフェースを更に含んでもよい。例えば、ベースバンドプロセッサは、1以上のユニバーサル非同期レシーバ・送信器(UART)インタフェース、ホストプロセッサへの1以上の制御/ステータスライン、ホストプロセッサへの1以上の制御/データライン、及び処理サブシステム5314の音声サブシステムへ音声信号を通信するための1以上の音声ラインを有してもよい。態様はこれに限定されない。
【0125】
様々な態様において、処理サブシステム5314は、モバイルデバイス102のために演算又は処理の操作を提供してもよい。例えば処理サブシステム5314は、モバイルデバイス102のために様々なソフトウェアプログラムを実行するように配置されてもよい。処理サブシステム5314は、プロセッサによって実行されるソフトウェアとして様々な態様のための操作を実装するために使用されてもよいが、処理サブシステム5314によって実施される操作は、特定の実装に対する所望に応じて、ハードウェア回路又は構造、或いはハードウェア及びソフトウェアの組み合わせを使用して実装されてもよいことが理解され得る。
【0126】
様々な態様において、処理サブシステム5312は、複雑命令セットコンピュータ(CISC)マイクロプロセッサ、縮小命令セットコンピューティング(RISC)マイクロプロセッサ、非常に長い命令語(VLIW)マイクロプロセッサ、命令セットの組み合わせを実装するプロセッサ、又は他のプロセッサデバイス等、任意のプロセッサ又は論理デバイスを使用して実装されたプロセッサを含んでもよい。一態様において、例えば、プロセッサは、Intel Corporation(カリフォルニア州サンタクララ)によって製造されたプロセッサ等、汎用プロセッサとして実装されてもよい。プロセッサはまた、コントローラ、マイクロコントローラ、埋め込みプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ネットワークプロセッサ、媒体プロセッサ、入力/出力(I/O)プロセッサ、媒体アクセス制御(MAC)プロセッサ、無線ベースバンドプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)等の専用プロセッサとして実装されてもよい。
【0127】
一態様において、処理サブシステム5314は、プロセッサに接続するためにメモリを含んでもよい。メモリは、揮発性及び不揮発性両方のメモリを含む、データを記憶することが可能な任意の機械可読式媒体又はコンピュータ可読式媒体を使用して実装されてもよい。例えば、メモリとして、ROM、RAM、DRAM、DDRAM、SDRAM、SRAM、PROM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、強誘電体ポリマーメモリ等のポリマーメモリ、オボニックメモリ、相変化又は強誘電体メモリ、シリコン・酸化膜・窒化膜・酸化膜・シリコン(SONOS)メモリ、磁気式又は光学式カード、或いは情報の記憶に適切な任意の他の種類の媒体が挙げられ得る。メモリの一部又は全てがプロセッサと同じ集積回路上に含まれてもよく、それによって、メモリバスの必要性を排除することに注目すべきである。或いは、メモリの一部又は全ては集積回路、又はプロセッサの集積回路に対して外部の、例えばハードディスクドライブ等の他の媒体に配置されてもよく、プロセッサは、例えばメモリバスを介してメモリにアクセスしてもよい。
【0128】
様々な態様において、メモリは、1以上のソフトウェア構成要素(例えば、アプリケーションクライアントモジュール)を記憶してもよい。ソフトウェア構成要素として、個別の組の動作を実行するために使用される1以上のプログラム、又はプログラムの一部を参照してもよい。所与のデバイスのソフトウェア構成要素の集合体が、ソフトウェアアーキテクチャ又はアプリケーションフレームワークと総称されてもよい。モバイルデバイスのソフトウェアアーキテクチャを、以下に詳細に説明する。
【0129】
モバイルデバイスで使用するために適したソフトウェアアーキテクチャは、GUIモジュールと、インタフェースモジュールと、データソース又はバックエンドサービスモジュール(データソース)と、第三者のAPIモジュールとを含むことができる。任意選択のLBSモジュールは、ユーザベースの権限モジュール、パーサーモジュール(例えば、米国海洋電子機器協会、つまりNMEA)、場所情報源モジュール、及び位置情報源モジュールを備えてもよい。ある態様において、あるソフトウェア構成要素は省略され、他が追加されてもよい。更に、あるプログラムの動作は、所与の実装の所望に応じて、追加のソフトウェア構成要素に分離されても、又はより少ないソフトウェア構成要素にまとめられてもよい。モバイルデバイスのソフトウェアアーキテクチャは、複数の要素、構成要素又はモジュールを備えてもよく、本明細書では「モジュール」と総称される。モジュールは、回路、集積回路、用途特定集積回路(ASIC)、集積回路アレイ、集積回路又は集積回路アレイを備えるチップセット、論理回路、メモリ、集積回路アレイ又はチップセットの要素、積層集積回路アレイ、プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、プログラマブルロジックデバイス、コード、ファームウェア、ソフトウェア、及びこれらの任意の組み合わせとして実装されてもよい。
【0130】
図54は、着用可能受信器108の一態様のシステム図である。着用可能受信器108は、例えばIEMデバイス104(図1)等の摂取可能事象マーカによって生成された電気信号を検出するように構成されている。図54は、集積回路構成要素の一態様のブロック機能図である。図54に示されているように、着用可能受信器108は、IEMデバイス104によって生成された電流署名を受信する電極入力回路5400を備えている。一態様において、電極入力回路5400には、トランスボディ(transbody)伝導性通信モジュール5402が電気的に連結され、別の態様において、生理的検出モジュール5404が電極入力回路5400に任意選択的に連結されてもよい。一態様において、トランスボディ伝導性通信モジュール5402は、第1の、例えば高周波数(HF)信号チェーンとして実装されてもよく、生理的検出モジュール5404は、第2の、例えば低周波数(LF)信号チェーンとして実装されてもよい。一態様において、着用可能受信器108はまた、環境温度を検出するための温度検出モジュール5406と、3軸加速度計5408とを含んでもよい。一態様において、温度検出モジュール5406は、相補型酸化型半導体(CMOS)回路要素を使用して実装されてもよい。様々な態様において、例えばPh検出、インピーダンス検出を含むが、これらに限定されない、IEMデバイス104の周囲の環境を検出するために、追加のモジュールが設けられてもよい。着用可能受信器108はまた、データ記憶のためのメモリ5410(前述のメモリ要素と同様)、及び、例えばデータのダウンロード/アップロード動作のために、データを別のデバイスから受信する及び/又は別のデバイスへ送信するための無線通信モジュール5412を含んでもよい。様々な態様において、センサ5414及びフィードバックモジュール5416が更に着用可能受信器108に含まれてもよい。一態様において、図54に示されているように、様々な機能モジュールはモバイルデバイス102の処理サブシステム5418に連結されている。他の態様において、検出サブシステムは自身の専用処理エンジンを備えてもよい。例えば一態様において、着用可能受信器108は、専用処理エンジン、例えばモバイルデバイス102の処理サブシステム5418とは別のマイクロコントローラ又はデジタル信号プロセッサを備えてもよい。
【0131】
図54を再び参照すると、様々な態様において、トランスボディ伝導性通信モジュール5402及び無線通信モジュール5412は各々、1以上の送信器/受信器(「トランシーバ」)モジュールを備えてもよい。本明細書に使用される場合、「トランシーバ」という用語は、制限されることなく、送信器、受信器又は両方の組み合わせを含むように非常に汎用的な意味で使用されてもよい。一態様において、トランスボディ伝導性通信モジュール5402は、IEMデバイス104(図1)と通信するように構成されている。一態様において、無線通信モジュール5412は、無線アクセスポイント110(図1)と通信するように構成されてもよい。別の態様において、無線通信モジュール5412は、他のモバイルデバイスと通信するように構成されてもよい。
【0132】
様々な態様において、センサ5414は一般的に、患者106(図1)に接触し、例えば胴体に取り外し可能に取り付けられ得る。様々な他の態様において、センサ5414は、着用可能受信器108に取り外し可能に又は常時取り付けられてもよい。例えば、センサ5414は、金属製ボタンを留めることによって、着用可能受信器108に取り外し可能に接続されてもよい。センサ5414は、例えば、生理データを検出又は受信することが可能な様々なデバイスを備えてもよい。センサ5414の種類は例えば、湿式又は乾式の生体適合性電極等の電極を含む。センサ5414は、例えば特に、圧力センサ、運動センサ、加速度計5408、筋電図検査(EMG)センサ、IEMデバイス104(図1)、生体電位センサ、心電図センサ、温度センサ、触知性事象マーカセンサ、インピーダンスセンサとして構成されてもよい。
【0133】
様々な態様において、フィードバックモジュール5416は、ソフトウェア、ハードウェア、回路、様々なデバイス、及びこれらの組み合わせで実装されてもよい。フィードバックモジュール5416の機能は、前述のように、秘密に臨機応変で慎重な方法で患者106(図1)との通信を提供することである。様々な態様において、フィードバックモジュール5416は、視覚、音声、振動/触知、嗅覚及び味覚を採用する技法を使用して患者106と通信するように実装されてもよい。
【0134】
図55は、摂取可能事象マーカデバイスの一態様に対応するシステム5500を図示する。様々な態様において、図1に示されているIEMデバイス104は、例えば図55に示されているシステム5500に従って実装されてもよい。システム5500は、薬の製造元を判定し、薬の正しい種類及び正しい投与量のうちの少なくとも1つが患者に送られたことを確認するため、及びある態様においては、患者が薬品をいつ服用したかを判定するために、上述したように、任意の薬品に関連付けて使用され得る。しかしながら、本開示の範囲は、システム5500で使用されてもよい環境及び薬品によって制限されない。例えば、システム5500は、無線モード及びガルバニックモードのいずれかで、システム5500をカプセル内に置いてから、カプセルを導電性流体に置くことによって、又はこれらの組み合わせによって、或いはシステム5500を空気に晒すことによって起動されてもよい。例えば、導電性流体に置いた後、カプセルは、ある時間をかけて溶解し、システム5500を導電性流体内に放出する。このように、一態様において、カプセルは、システム5500を含むが、製品を含まない。このようなカプセルは、このため、導電性流体が存在する任意の環境で任意の製品と共に使用されてもよい。例えばカプセルは、ジェット燃料、食塩水、トマトソース、自動車油、又は任意の同様の製品が充填された容器内に落とされてもよい。加えて、システム5500を含むカプセルは、製品が服用されたとき等、事象の発生を記録するために、任意の製薬品が摂取されると同時に摂取されてもよい。このような薬品及びこのような薬品をカプセル化する方法は、「Pharma Informatics System」を発明の名称とする、共同出願の2008年11月20日公開の米国特許出願公開第2008/0284599号明細書、「Highly Reliable Ingestible Event Markers and Methods for using the Same」を発明の名称とする2011年3月3日公開の米国特許出願公開第2011/0054265号明細書、及び、「Ingestible Device with Pharmaceutical Product」を発明の名称とする2010年11月22日提出の米国特許出願第61/416150号明細書に記載され、これらの全体を参照により組み入れる。
【0135】
図55に示されているシステム5500の特定の例では、システム5500が薬又は薬品と組み合されて、薬品又は錠剤が摂取されるか又は空気に晒されると、システム5500はガルバニックモードで起動する。システム5500は、電極組立体(例えば、湿式電極又は乾式電極)によって検出される固有の電流署名を生成するように伝導性を制御するので、これによって、例えば、薬品が服用されたことを表す。無線モードで起動すると、システムは、検出されるシステム5500に関連した固有の電圧署名を生成するように、容量性プレートの変調を制御する。システム5500の様々な態様は、本発明の譲受人に譲渡され、「Communication System with Partial Power Source」を発明の名称とする2011年7月12日発行の米国特許第7978064号明細書、「Communication System with Partial Power Source」を発明の名称とする2012年1月5日公開の米国特許出願公開第2012/0001752号明細書、「Communication System With Remote Activation」を発明の名称とする2012年1月12日公開の米国特許出願公開第2012/0007734号明細書、「Communication System with Multiple Sources of Power」を発明の名称とする2012年1月5日公開の米国特許出願公開第2012/0004520号明細書、「Communication System Using an Implantable Device」を発明の名称とする2012年1月5日公開の米国特許出願公開第2012/0004527号明細書、「Communication System With Enhanced Partial Power And Method Of Manufacturing Same」を発明の名称とする2012年5月10日公開の米国特許出願公開第2012/0116188号明細書、「Communication System using Polypharmacy Co−packaged Medication Dosing Unit」を発明の名称とする2012年2月2日公開の米国特許出願公開第2012/0024889号明細書、「Communication System Incorporated in an Ingestible Product」を発明の名称とする2012年3月15日公開の米国特許出願公開第2012/0062379号明細書、「In−vivo Low Voltage Oscillator for Medical Devices Stable Output With Varying Supply Voltage」を発明の名称とする2011年11月8日発行の米国特許第8054140号明細書、「Ingestible Circuitry」を発明の名称とする2011年3月17日公開の米国特許出願公開第2011/0065983号明細書、及び、「Controlled Activation Ingestible Identifier」を発明の名称とする2010年9月23日公開の米国特許出願公開第2010/0239616号明細書に記載され、その全てを参照により本明細書に組み入れる。
【0136】
一態様において、システムDはフレームワーク5502を含む。フレームワーク5502は、システム5500のシャーシであり、複数の構成要素がフレームワーク5502に取り付けられるか、堆積されるか、又は固定される。システム5500のこの態様において、摂取可能材料5504が、フレームワーク5502と物理的に関連付けられている。摂取可能材料5504は、フレームワークに化学的に堆積、蒸着、固定、又は構築されてもよく、これら全ては、本明細書において、フレームワーク5502に対する「堆積」として参照されてもよい。摂取可能材料5504は、フレームワーク5502の一側に堆積されている。摂取可能材料5504として使用され得る対象の材料は、Cu、CuCl又はCulを含むが、これらに限定されない。摂取可能材料5504は、特に物理蒸着、電着、又はプラズマ蒸着等によって堆積される。摂取可能材料5504は、約5〜約100μmの厚さ等、約0.05〜約500μmの厚さであってもよい。形状は、シャドーマスク堆積、又はフォトリソグラフィ及びエッチングによって制御される。加えて、材料を堆積させるための領域は1つしか示されていないが、各システム5500は、所望に応じて、摂取可能材料5504が堆積されてもよい電気的に固有の領域を2以上含んでもよい。
【0137】
図55に示されている側とは反対側の異なる側には、摂取可能材料5504、5506が相互に異なり絶縁されるように、別の摂取可能材料5506が堆積されている。図示されないが、選択された異なる側は、摂取可能材料5504に選択された側の隣の側であってもよい。本開示の範囲は、選択された側によって限定されず、「異なる側」という用語は、最初に選択された側とは異なる複数の側のうちのいずれかを意味することができる。様々な態様において、異なる材料は、同じ側の異なる位置に設けられてもよい。更に、システムの形状は矩形として示されているが、形状は、任意の幾何学的に適した形状であってもよい。摂取可能材料5504、5506は、システム5500が体液等の導電性流体と接触すると、電位差を生じるように選択されている。摂取可能材料5506の対象となる材料は、Mg、Zn又は他の電気陰性金属を含むが、これらに限定されない。摂取可能材料5504に関して上述したように、摂取可能材料5506は、フレームワークに化学的に堆積、蒸着、固定、又は構築されてもよい。また、摂取可能材料5506(及び必要な場合には摂取可能材料5504)がフレームワーク2102に接着することを助けるために、接着層が必要であってもよい。材料2106の典型的な接着層は、Ti、TiW、Cr又は同様の材料である。アノード材料及び接着層は、物理蒸着、電着又はプラズマ蒸着によって堆積されてもよい。摂取可能材料5506は、約5〜約100μmの厚さ等、約0.05〜約500μmの厚さであってもよい。しかしながら、本開示の範囲は、材料のいずれかの厚さによって、又はフレームワーク5502に材料を堆積するか又は固定するために使用されるプロセスの種類によって制限されない。
【0138】
本開示に従い、摂取可能材料5504、摂取可能5506は、異なる電気化学電位を有する材料の任意の対にすることができる。更に、システム5500が生体内で使用される態様において、摂取可能材料5504、5506は、吸収され得るビタミンであってもよい。より具体的には、摂取可能材料5504、5506は、システム5500が運用される環境に適した任意の2つの材料から作製され得る。例えば、摂取可能な製品と使用される場合、材料5504、5506は、摂取可能な、異なる電気化学電位を有する材料の任意の対である。図示された例は、システム5500が胃酸等のイオン溶液と接触する例を含む。適切な材料は金属に限定されず、ある態様において、例えば、金属(Mg等)及び塩(CuCl又はCul等)から構成される対等、対になる材料は金属及び非金属から選択されている。有効な電極材料に関して、適切に異なる電気化学電位(電位差)及び低い界面抵抗を有する金属、塩又は層間化合物等、任意の対の物質が適する。
【0139】
対象の材料及び対は、以下の表1に示されているものを含むが、これらに限定されない。一態様において、金属のうちの1つ又は両方は、例えば材料が導電性流体と接触すると、材料間で生じる電位差を高めるために、非金属でドープされてもよい。ドープ剤として使用されてもよい非金属は、ある態様において硫黄、ヨウ素等を含むが、これらに限定されない。別の態様において、材料は、アノードとしてヨウ化銅(Cul)及びカソードとしてマグネシウム(Mg)である。本開示の態様は、人体に有害ではない電極材料を使用する。
【0140】
【表1】
【0141】
このため、システム5500が導電性流体と接触すると、異質な摂取可能材料5504、5506間に導電性流体を通じて電流経路が形成される。制御デバイス5508は、フレームワーク5502に固定され、摂取可能材料5504、5506に電気的に連結されている。制御デバイス5508は、電気回路、例えば摂取可能材料5504、5506間の伝導性を制御して変えることが可能な制御ロジックを含む。
【0142】
異質な摂取可能材料5504、5506間に生じた電位差は、システムを動作させるための電力を与えると共に、導電性流体及びシステム5500を通る電流を生成する。一態様において、システム5500は直流モードで動作する。代替の態様において、システム5500は電流の方向を制御するので、電流の方向は、交流と同様に、周期的に反転する。システムが、例えば胃酸等の生理液によって与えられる導電性流体又は電解質に達すると、異質な摂取可能材料5504、5506間の電流路がシステム5500の外部で完了し、システム5500を通る電流路が制御デバイス5508によって制御される。電流路の完了によって、電気が流れることが可能になり、これによって、受信器(図示せず)が電気の存在を検出し、システム2100が起動していること、及び所望の事象が発生している又は発生したことを認識することができる。
【0143】
一態様において、2つの異質な摂取可能材料5504、5506は、機能の点で、電池等の直流電源のために必要な2つの電極と同様である。導電性流体は、電源を完成させるために必要な電解質として作用する。完成した記載の電源は、システム5500の異質な摂取可能材料5504、5506と身体の周辺流体との間の物理的化学反応によって画定される。完成した電源は、消化液、血液又は他の体液及びある組織等のイオン溶液又は伝導溶液の逆電解を利用する電源としてみなされ得る。更に、環境は身体以外の何かであってもよく、流体は任意の導電性流体であってもよい。例えば導電性流体は、塩水又は金属ベースの塗料であってもよい。
【0144】
ある態様において、2つの異質な摂取可能材料5504、5506は、追加の材料層によって、周囲環境から遮蔽される。従って、遮蔽物が溶解し、2つの異質な摂取可能材料5504、5506が標的部位に晒されると、電位差が生じる。
【0145】
ある態様において、完全な電源又は供給源は、活性電極材料、電解質、及び電流コレクタ、パッケージング等、不活性な材料から構成されるものである。活性材料は、異なる電気化学電位を有する材料の任意の対である。適切な材料は金属に限定されず、ある態様において、対になる材料は、例えば金属(Mg等)及び塩(Cul等)から構成される対等、金属及び非金属から選択される。活性電極材料に関して、適切に異なる電気化学電位(電位差)及び低い界面抵抗を有する金属、塩又は層間化合物等、任意の対の物質が適する。
【0146】
電極を形成する材料として、様々な異なる材料が採用されてもよい。ある態様において、電極材料は、例えば胃等、標的の生理的部位と接触すると、識別子のシステムを駆動するために十分な電位差を与えるように選択される。ある態様において、電源の金属が標的生理的部位と接触すると電極材料によって与えられる電位差は、0.001V以上であり、0.3V以上等、0.1V以上のような0.01V以上を含み、0.5ボルト以上を含み、且つ1.0ボルト以上を含み、一定の態様において、電位差は、約0.01〜約10V等、約0.001〜約10ボルトの範囲である。
【0147】
図55を参照すると、異質な摂取可能材料5504、5506は、制御デバイス5508を起動するための電位差を与える。制御デバイス5508が起動されるか又は電源を入れられると、制御デバイス2108は、第1及び第2の摂取可能材料5504、5506間の伝導率を固有に変化させることができる。第1の摂取可能材料5504と第2の摂取可能材料5506との間の伝導率を変更することによって、制御デバイス5508は、システム5500を囲む導電性流体を通じて電流の大きさを制御することが可能である。これによって、身体の内部又は外部に位置することができる受信器(図示せず)によって検出され、測定され得る固有の電流署名が生じる。受信器は、「BODY−ASSOCIATED RECEIVER AND METHOD」を発明の名称とする2012年2月14日発行の米国特許第8114021号明細書に詳細が開示され、その全体を参照により本明細書に組み入れる。材料間の電流路の大きさを制御することに加えて、電流路の「長さ」を増加するために、非導電性材料、膜又は「スカート」が使用され、このために、参照によって全体を本明細書に組み入れる、「In−Body Device With Virtual Dipole Signal Amplification」を発明の名称とする2009年3月26日公開の米国特許出願公開第2009/0082645号明細書、及び、「Multi−Mode Communication Ingestible Event Markers, and Methods of Using the Same」を発明の名称とする2012年9月4日発行の米国特許第8258962号明細書に開示されているように、伝導路の電圧を上げるように作用する。或いは、本明細の開示全体で、「非導電性材料」、「膜」及び「スカート」という用語は、範囲又は本態様及び本明細書の請求項に影響を与えることなく、「電流路エクステンダ」という用語と同義に使用される。5505、5507で部分的に示されているスカートは夫々、フレームワーク5502に、例えば固定される等、関連付けられてもよい。スカートの様々な形状及び構成は、本発明の様々な態様の範囲内とみなされる。例えばシステム5500は、スカートによって全体的又は部分的に囲まれてもよく、スカートは、システム5500の中心軸に沿って、又は中心軸に対して中心から外れて位置付けられてもよい。このため、本明細書に請求されている本開示の範囲は、スカートの形状又は寸法によって制限されない。更に、他の態様において、異質な摂取可能材料5504、5506は、異質な摂取可能材料5504、5506間の任意に画定される領域に位置付けられる1つのスカートによって分離されてもよい。
【0148】
システム5500は、接地用コンタクトを通じて接地されてもよい。システム5500はセンサモジュールを含むことができる。動作中、イオン通路又は電流路は、第1の摂取可能材料5504と第2の摂取可能材料5506との間で、システム5500と接触する導電性流体を通って確立される。第1の摂取可能材料5504と第2の摂取可能材料5506との間に生じる電位差は、第1及び第2の摂取可能材料5504、5506と導電性流体との間の化学反応によって生じる。一態様において、第1の材料5504の表面は平面ではなく、むしろ不規則な表面である。不規則な表面は、材料の表面積、すなわち導電性流体と接触する面積を増加させる。
【0149】
一態様において、第1の摂取可能材料5504の表面には、第1の摂取可能材料5504と周囲の導電性流体との間の化学反応が存在するので、質量が導電性流体内に放出される。本明細書に使用される場合、質量という用語は、物質を形成する陽子及び中性子を参照する。一例として、材料がCuClである場合、導電性流体と接触すると、CuClはCu(固体)及びCl- 溶液になる。イオンの導電性流体中への流れはイオン通路を介する。同様に、第2の摂取可能材料5506と周囲の導電性流体との間には化学反応が存在し、イオンは第2の摂取可能材料5506に捕捉される。イオン交換率、ひいてはイオン放出率又はイオン流は制御デバイス5508によって制御される。制御デバイス5508は、第1の摂取可能材料5504と第2の摂取可能材料5506との間のインピーダンスを変化させる導電率を変化させることによって、イオン流の速度を増減することができる。イオン交換を制御することによって、システム5500は、イオン交換プロセスで情報を符号化することができる。このように、システム5500は、イオン交換で情報を符号化するためにイオン放出を使用する。
【0150】
制御デバイス5508は、周波数が変調されて増幅が一定である場合と同様に、速度又は大きさを略一定に保ちながら、固定イオン交換速度又は電流の大きさの期間を変えることができる。また、制御デバイス5508は、期間を略一定に保ちながら、イオン交換速度又は電流の大きさのレベルを変えることができる。このように、期間の変化及び速度又は大きさの変化の様々な組み合わせを使用して、制御デバイス5508は、電流又はイオン交換で情報を符号化する。例えば、制御デバイス5508は、バイナリ位相偏移変調(PSK)、周波数変調(FM)、振幅変調(AM)、オンオフ変調、オンオフ変調を含むPSKの技法のうちのいずれかを使用してもよいが、これらに限定されない。
【0151】
システム5500の様々な態様は、制御デバイス5508の一部として電気構成要素を備えてもよい。存在してもよい構成要素は、ロジック要素及び/又はメモリ要素、集積回路、インダクタ、抵抗器、及び様々なパラメータを測定するためのセンサを含むが、これらに限定されない。各構成要素は、フレームワーク及び/又は別の構成要素に固定されてもよい。支持体の表面上の構成要素は、任意の便宜性の構成で配置されてもよい。2以上の構成要素が固形支持体の表面上に存在する場合、相互接続が提供されてもよい。
【0152】
システム5500は、異質材料間の導電率、ひいてはイオン交換の速度又は電流を制御する。導電率を特定の方法で変化させることによって、システムは、イオン交換及び電流署名の情報を符号化することが可能である。イオン交換又は電流署名は、特定のシステムを固有に識別するために使用される。加えて、システム5500は、様々な異なる固有の交換又は署名を生成することが可能であり、これによって、追加情報を提供する。例えば、第2の導電率変化パターンに基づく第2の電流署名は、追加情報を提供するために使用されてもよく、この情報は身体環境に関連してもよい。更に図示するため、第1の電流署名は、チップ上のオシレータを維持する低い電流状態であってもよく、第2の電流署名は、第1の電流署名に関連した電流状態よりも少なくとも10倍高い電流状態であってもよい。
【0153】
図56〜58は、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の様々なGUIの装飾的デザインの様々な態様を図示する。図56〜58は、アカウントを作成するための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の様々な「搭載」GUIの装飾的デザインを図示する。図56は、アカウントを作成するためのGUI5600を示す。「新規ユーザ」ボタン5602は、「新規ユーザ」ボタン5602が選択されると、図57に示されている「ようこそ」GUI5700を起動する。「ようこそ」GUI5700は、ユーザが開始すべく開始キットの個人コードを入力することを要求する。テキストボックス5702は、個人コードを入力するために提供される。図58で、「アカウント作成」GUI5800は、ユーザの名、姓、ユーザ名、パスワード、パスワード確認を入力するために表示される。
【0154】
図59〜61は、例えばパッチ等の着用可能受信器108を設定するための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の複数の追加の「搭載」GUIの装飾的デザインを図示する。図59は、着用可能受信器108を設定するためのGUI5900を示す。着用可能受信器108のGUI要素5902は、点滅ボタン5904に加えて、光が点滅するまでパッチ又は着用可能受信器108のボタンを押し続けるようにユーザに指示するテキストと共に表示される。図60は、着用可能受信器108及びモバイルデバイス102が接続されている間に表示されるGUI6000を示す。図61に示されているGUI6100は、着用可能受信器108及びモバイルデバイス102が接続されると表示される。GUI6100はまた、ユーザに胴体の左側に着用可能受信器108、つまりパッチを付けるように指示し、また表示されているように胴体の左側に受信器6104を着用している人の輪郭6102を表示する。
【0155】
図62〜65は、本開示に係るヘルスケア登録情報システムをデモンストレーションするための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の複数の追加の「搭載」GUIの装飾的デザインを図示する。図62は、ユーザに、開始キットにある2つのデモンストレーション錠剤6202、6204を服用してから、「終了」ボタン6206をタップするように指示するためのGUI6200を示す。ヘルスケア登録情報システムは、例えば着用可能受信器108を設定するために、10分以内にヘルプの準備ができることを確認する。ヘルスケア登録情報システムからの確認を待機する間、図63に示されているGUI6300が表示される。ヘルスケア登録情報システムがデモンストレーション錠剤の摂取の検出に成功すると、図64に示されているGUI6400が表示される。人の輪郭6402がチェックマーク要素6404と共に表示される。この時点で、ユーザは、データを表示又は共有するために夫々、「データ表示」ボタン6406又は「データ共有」ボタン6408を選択することができる。ヘルスケア登録情報システムがデモンストレーション錠剤の摂取の検出に失敗すると、図65に示されているGUI6500が表示される。GUI6500は、10分経過したがヘルスケア登録情報システムがデモンストレーション錠剤の摂取をまだ検出していないことを示すために、クエスチョンマーク要素6504と共に人の輪郭6502を表示する。状況をトラブルシューティングするために、「トラブルシュート」ボタン6508が提供される。
【0156】
図66〜71は、注釈を表示するための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の複数の追加の「リボン」GUIの装飾的デザインを図示する。図66は、複数の注釈6606を含む、活動リボン6602及び服用タイムライン6604を表示するためのGUI6600を示す。ポップアップテキスト吹き出し6700は、ユーザが「1519h」(午後3時19分)に「バスに乗るために走った」と入力した、図67の活動リボン6602に関する追加情報を提供するように表示される。別のポップアップテキスト吹き出し6800は、ユーザが「1811h」(午後6時11分)に「余分のテレビ時間」及び「1816h」(午後6時16分)に「修理の人を待った」と入力した、図68の活動リボン6602に関する追加情報を提供するように表示される。図69は、「服用」が患者108に「0819h」(午前8時19分)になされたことを示すために、服用タイムライン6604に関する追加情報を提供するように表示されるポップアップテキスト吹き出し6900を示す。別のポップアップテキスト吹き出し7000は、「1616h」(午後4時16分)に「用量を手動で入力」を示すために、図70の服用タイムライン6604に関する追加情報を提供するように表示される。図71は、「0366h」(午前3時66分)に患者が「3用量」を服用したことを示すために、服用タイムライン6604に関する追加情報を提供するように別のポップアップテキスト吹き出し7100を示す。
【0157】
図72〜74は、注釈を作成するための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の複数の追加の「リボン」GUIの装飾的デザインを図示する。図72は、活動リボン6602及び服用タイムライン6604上に注釈を入力するためのGUI7202を示す。注釈GUI7202を表示するために、ユーザは、活動リボン/服用タイムラインGUI要素6608をタップする。「注釈」要素7206が選択されると、モバイルデバイス102のディスプレイ画面は、ハイライトされたGUI要素7308によって示されているように、活動リボン6602に関連したテキストボックス7304に注釈テキストを入力するためのGUI7302を示す。活動リボン6602上の注釈は、「保存」ボタン7306をタップすることによって保存され得る。図74は、ハイライトされたGUI要素7406によって示されているように、用量を手動で記録するために、服用タイムライン6604に関連した注釈7404を入力するためのGUI7402を示す。手動で記録された用量を保存するために、ユーザは、「保存」ボタン7408をタップする。
【0158】
図75は、モバイルデバイス102のディスプレイ画面のチャート選択GUI7500の装飾的デザインを図示する。チャート選択GUI7500は、GUI要素7504をタップ又は選択することによって表示される。チャート選択ボックス7502は、チャートに関連した対応するディスプレイ画面を開くための複数のGUI要素、「労作」チャートGUI要素7506、「移動」チャートGUI要素7508、「座る」チャートGUI要素7510、「休息」チャートGUI要素7512及び「薬」チャートGUI要素7514を含む。これらの要素の各々は、以下に説明するように、対応する「チャート」GUIを開く。
【0159】
図76〜78は、患者労作期間に関連したチャートを表示するための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の複数の追加の「チャート」GUIの装飾的デザインを図示する。図76は、日次ベースで患者労作期間を追跡及び数量化するための棒グラフ7602を表示する労作チャートGUI7600を示す。労作チャートGUI7600は、チャートGUI要素7504及び「労作」チャートGUI要素7506(図75)を選択又はタップすることによって表示され得る。棒グラフ7602は、縦軸に沿って患者の日次活動時間を数量化する。今日7606を含む1週間(7日間)に亘る患者の活動時間は、横軸に沿って表示される。1日当たり通常の活動時間レベル7608は、比較のために示される。図77に示されているGUI7700は、1日当たりの患者が歩いた歩数を示すために、歩数GUI要素7702をタップ又は選択することによって表示される。患者の日次歩数は、横軸に沿って1週間に亘って示される。図78は、日次ベースで患者の労作を追跡及び数量化するための棒グラフ7802を表示するGUI7800を示し、活動時間という点での患者の労作が、横軸に沿って1ヵ月間に亘って縦軸に沿って数量化される。「労作」ボタン7610をタップ又は選択すると、図75に示されるチャート選択ボックス7502が表示される。
【0160】
図79〜81は、患者休息期間に関連したチャートを表示するための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の複数の追加の「チャート」GUIの装飾的デザインを図示する。図79は、日次ベースで患者休息期間を追跡及び数量化するための棒グラフ7902を表示する休息チャートGUI7900を示す。休息チャートGUI7900は、チャートGUI要素7504及び「休息」チャートGUI要素7512(図75)を選択又はタップすることによって表示され得る。棒グラフ7902は、縦軸に沿って患者の日次休息時間を数量化する。今日7906を含む1週間(7日間)に亘る患者の休息時間は、横軸に沿って表示される。1日当たりの通常の活動時間レベル7908は比較のために示される。図80に示されているGUI8000は、月GUI要素8002をタップ又は選択することによって表示され、1日当たりの患者の休息の質を示す。日次休息の質は、横軸に沿って様々な顔要素8004によって示される。笑顔の顔要素8004は良好な質の休息を示す。普通顔の顔要素8004は平均的な休息を示す。あくび顔の顔要素8004は不良な質の休息を示す。図81は、所与の日の休息時間数等、その日に関する追加情報を提供するために、ポップアップテキスト吹き出し8102を表示するGUI8100を示す。図81に示されているように、「5月19日」の日に患者は「8時間4分」休息した。「休息」ボタン7904をタップ又は選択すると、図75に示されているチャート選択ボックス7502が表示される。
【0161】
図82〜83は、患者休息期間に関連したチャートを表示するための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の複数の追加の「チャート」GUIの装飾的デザインを図示する。図82は、日次ベースで患者服用期間を追跡及び数量化するため服用チャート8202を表示する薬GUI8200を示す。服用チャートGUI8200は、チャートGUI要素7504及び「薬」チャート要素7512(図75)を選択又はタップすることによって表示され得る。服用チャート8202は、縦軸に沿って、患者によって服用された薬の日次時間及び量を示す。図82に示されている服用チャート8202は、今日8204を含む1週間(7日間)に亘って薬の量を追跡して横軸に沿って示される。図83に示されているGUI8300は、横軸に沿って、1週間の日付近辺のゾーンをタップ又は選択した後に表示される。ポップアップテキスト吹き出し8302は、日付等の選択された日(「2011年5月18日」)、その日の薬が服用された時刻、及び検出された服用量、早めの服用等の特別なメモに関する追加の情報を提供するために表示される。「薬」ボタン8206をタップ又は選択すると、図75に示されているチャート選択ボックス7502が表示される。
【0162】
図84〜86は、電子メールを介して患者に関連したリポートを送信するための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の複数の追加の「チャート」GUIの装飾的デザインを図示する。図84は、送信先電子メールアドレス入力フィールド8402を表示する「リポート送信」GUI8400を示す。図85は、送信先電子メールアドレスフィールド8402が入力された「リポート送信」GUI8500を示す。「次へ」ボタン8502をタップ又は選択すると、図86に示されている「リポート送信」GUI8600が開く。「リポート送信」GUI8600は、リポート期間の日付範囲8602、及び電子メールを介してリポートを送信するための「送信」ボタン8604を表示する。
【0163】
図87〜89は、郵便で患者に関連したリポートを送るための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の複数の追加の「チャート」GUIの装飾的デザインを図示する。図87は、郵送先氏名、番地、市町村、郵便番号及び国の入力フィールドを表示する「リポート送付」GUI8700を示す。図88は、郵送先住所フィールドが入力された「リポート送付」GUI8700を示す。「次へ」ボタン8702をタップ又は選択すると、図89に示されている「リポート送付」GUI8900が開く。「送信」ボタン8902は、郵便で郵送先へ送ることができるように、紙のリポートをプリンタへ送信する。
【0164】
図90は、ローカルの住所録を使用して「リポート送付」GUI8700を取り込むための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の一連の住所録GUI画面を含む、図87に示されている「リポート送付」GUI8700を示す。第1の住所GUI9002は、「リポート送付」GUI8700で住所録要素9000を選択することによって表示される。第1の住所GUI9002は、ローカルに又は遠隔に記憶された住所録データベースに記憶された連絡先氏名のアルファベット順のリストを提供する。リスト9004の2番目の名前「Alethea C. Pettey」をタップ又は選択すると、次の住所録GUI9006が表示され、連絡先の自宅住所に関連した「自宅」住所要素9008、及び連絡先の勤務先住所に関連した「勤務先」住所要素9010が表示される。対応する自宅及び勤務先の住所も表示される。例えば、「自宅」住所要素9008をタップ又は選択すると、次の住所録GUI9012が表示され、住所録GUI9012には、住所フィールド9018に取り込まれた連絡先の自宅住所が表示される。また、住所録GUI9012内には、ユーザがリポートを送るモードを選択することを可能にするために、「電子メール」GUI要素9014及び「郵便」GUI要素9016も表示される。「郵便」GUI要素9016をタップ又は選択すると、次の住所録GUI9014が表示され、ユーザが、リポートの日付範囲9018及び詳細度GUI要素9020をタップ又は選択することによって、日次、週次、月次等、増分を選択することが可能になる。
【0165】
図91〜96は、着用可能受信器108通信システムを管理するための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の複数の「パッチ」GUIの装飾的デザインを図示する。図91〜93は、着用可能受信器通信システムが適切に機能している場合に表示される「パッチ」GUI9100、9200、9300を示す。図94〜96は、着用可能受信器通信システムが適切に機能せず、システム試験中にエラーが発生した場合に表示される「パッチ」GUI9400、9500、9600を示す。
【0166】
図91を参照すると、「パッチ」GUI9100は、通信システムが適切に機能している場合に着用可能受信器(例えば、パッチ)GUI要素9102を選択することによって表示され得る。GUI9100は、患者9116のアイコン、及び接続9118を介して患者9116に接続されたことを示す着用可能受信器要素9104を表示する。着用可能受信器要素9104は、接続9110を介してモバイルデバイス要素9106に接続されたことが示されており、着用可能受信器108が、図1に図示されているようにモバイルデバイス102とペアリングされていることを示す。モバイルデバイス要素9106は、接続9112を介してネットワーク9108に接続されたことが示されており、モバイルデバイス102が、例えばインターネット等の外部ネットワークに接続されていることを示す。着用可能受信器108がネットワークに接続されている場合、GUI9100によって「システムOK」が表示される。着用可能受信器108又はモバイルデバイス102に関する追加情報は、対応する要素9104又は要素9106をタップ又は選択することによって取得されてもよい。図92は、着用可能受信器要素9104をタップした後に表示されるGUI9200を示す。これに応じて、GUI9200は、着用可能受信器108のシリアル番号(Heliusパッチ[02256])、電池充電度(電池:87%)、皮膚接触(皮膚接触:良好)、最後の更新(更新:今日1622h(午後4時22分))等、着用可能受信器108に関する追加情報を提供するために、ポップアップテキスト吹き出し9202を表示する。モバイルデバイス102に関する追加情報は、モバイルデバイス要素9106をタップ又は選択することによって取得されてもよく、図93に示されているGUI9300を表示する。示されているように、ポップアップテキスト吹き出し9302は、モバイルデバイスの種類及び型番(Motorola Droid2)、モバイルデバイスの電池充電度(電池:99%)、通信ネットワーク(ネットワーク:3G)等、モバイルデバイス102に関する追加情報を提供するために表示される。着用可能受信器108を交換する時間になると、「パッチ交換」ボタン9114がタップ又は選択される。
【0167】
図94を参照すると、「パッチ」GUI9400は、通信システムが適切に機能していない場合に着用可能受信器(例えば、パッチ)GUI要素9102を選択することによって表示され得る。GUI9400は、患者9116のアイコン、及び接続9118を介して患者9116に接続されたことを示す着用可能受信器要素9104を表示する。しかしながら、着用可能受信器要素9104は、着用可能受信器108がモバイルデバイス102とペアリングされていないことを示す矢印9402によって示されているように、モバイルデバイス要素9106に接続されていない。また、モバイルデバイス要素9106は、モバイルデバイス102が例えばインターネット等の外部ネットワークに接続されていないことを示す矢印9404によって示されているように、ネットワーク要素9108に接続されていない。着用可能受信器108がモバイルデバイス102及び/又はネットワークに接続されていない場合、GUI9400によって「パッチ接続エラー」が表示される。着用可能受信器108又はモバイルデバイス102に関する追加情報は、着用可能受信器要素9104をタップ又は選択することによって取得されてもよい。図95は、接続エラーがある場合に着用可能受信器要素9104をタップした後に表示されるGUI9500を示す。これに応じて、GUI9500は、着用可能受信器108の接続エラーに関する追加情報を提供するために、ポップアップテキスト吹き出し9504を表示する。一態様において、ポップアップテキスト吹き出し9504は、「パッチ接続エラー−電話とペアリングされているパッチがありません。点滅するまでパッチのボタンを押してください」等の追加情報を提供する。すなわち、ポップアップテキストボックス9504は、着用可能受信器108をモバイルデバイス102とペアリングするための指示を提供する。ネットワーク接続を確認するために、共有GUI要素9602が選択されてもよい。すると、GUI9600は、「デバイスは最新情報をダウンロードするためにネットワークに接続されていません。デバイスのネットワーク接続を確認してください」等の指示テキストを提示する。
【0168】
図97〜99は、着用可能受信器108を交換するための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の複数の追加の「パッチ」GUIの装飾的デザインを図示する。図91〜95に示されているように、着用可能受信器108を交換するために、「パッチ交換」ボタン9114がタップ又は選択される。「パッチ交換」ボタン9114を選択すると、「パッチ」GUI9700が表示される。パッチ交換GUI9700は、古い着用可能受信器108に関して「点滅するまで、古いパッチのボタンを押し続けてください・・・」という指示テキスト9702を提供する。着用可能受信器GUI要素9704は、着用可能受信器GUI要素9704が古いパッチ受信器に関連していることを示すために、点滅GUI要素9706及びテキストを含む。着用可能受信器108の光が点滅すると、GUI9700は、「その後「次へ」をタップする」ように指示する。従って、「次へ」ボタン9708をタップ又は選択すると、モバイルデバイス102が情報を遠隔処理システム122へアップロードしていることを示すために、図98に示されているパッチ交換GUI9800が示される。図99は、新しい着用可能受信器108に関して「点滅するまで、新しいパッチのボタンを押し続けてください・・・」という指示テキスト9902を提供するパッチ交換GUI9900を示す。パッチ交換GUI9900はまた、着用可能受信器GUI要素9904が新しいパッチ受信器に関連していることを示すために、点滅GUI要素9906及びテキストを含む着用可能受信器GUI要素9904も表示する。
【0169】
図100〜104は、権限を管理するため、及び介護人を追加/削除するための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の複数の「共有」GUIの装飾的デザインを図示する。図100は、介護人の現在のデータ共有ステータスを表示するための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の「共有管理」GUI10000の一態様を図示する。「共有管理」GUI10000は、共有GUI要素9602がタップ又は選択されると表示される。GUI10000は、介護人であるAnna、Dr.Rinderknecht、Jane、Karl、Meganと、活動タイムライン要素10002、活動傾向チャート要素10004及び服用タイムライン要素10006とによって示されるこれらの人の現在のデータ共有権限ステータスのリストを表示する。権限は、これらの要素10002、10004、10006のいずれかがハイライトされることによって示される。例えば、GUI10000によって示されているように、Annaは、ハイライトされた要素10002によって示されているように、活動タイムラインデータを共有するための権限を有する。Dr.Rinderknechtは、ハイライトされた要素10002、10004、10006によって示されているように、活動タイムラインデータ、活動傾向チャートデータ、薬タイムラインデータを共有するための権限を有する。Janeは、ハイライトされた要素10006によって示されているように、服用タイムラインデータを共有するための権限だけを有する。Karlは、ハイライトされた要素10002、10004によって示されているように、活動タイムラインデータ及び活動傾向チャートデータを共有するための権限を有する。Meganの権限は、画面の下方に表れるため、視認できない。Meganの権限を表示するために、モバイルデバイス102のタッチ式ディスプレイ画面は、最新のスマートフォン及びタッチパッドコンピュータ技術で一般に採用されるジェスチャー技法を使用して、タップされて上向きにドラッグされ得る。編集(鉛筆)GUI要素10008をタップ又は選択すると、「追加/削除」GUI10100が表示される。「追加/削除」GUI10100は、プラス(「+」)要素10102をタップ又は選択することによって新しい介護人を追加するために使用され、又は現在の介護人に関連したマイナス(「−」)要素10104をタップ又は選択することによって介護人を削除するために使用されることができる。例えば、Karlを削除するには、Karlの名前の右側のマイナス(「−」)要素10104をタップ又は選択され得る。すると、図102に示されている「削除」GUI10200が、確認問い合わせ「Karlを削除しますか?」10102と共に表示される。これに応じて、「いいえ」ボタン10204又は「はい」ボタン10206を選択することができる。新しい介護人を招待するか、又は新しい介護人を追加するには、GUI10100のプラス(「+」)要素を選択すると、図103に示されているような「Heliusへ招待」GUI10300が表示される。GUI10300は、データを共有するために招待されている介護人に関連した対応する情報を入力するための「ニックネーム」フィールド10302、「電子メール」フィールド10304、及び「関係」フィールド10306を提供する。加えて、対応する要素10002、10004、10006をタップ又は選択することによって、ハイライトされた要素1002、10004、10006によって示されているように、活動タイムラインデータ、活動傾向チャートデータ及び服用タイムラインデータ等の共有されるデータの種類が表示される。被招待者と共有されるセキュリティコード10310(例えば、「1A2B3C」)も、「保護のために、受信者は上記のコードを入力する必要があります」というテキストと共に表示される。「取消」ボタン10312をタップ又は選択すると、処理が取り消され得るか、又は、「招待」ボタン10314をタップ又は選択すると、招待案内が送信され得る。招待案内が送信されると、介護人被招待者は、図104に示されているような「介護人ビュー」GUI10400を見る。新しい介護人は、ハイライトされた要素10002によって示されているように、活動タイムラインデータを共有するために招待された。
【0170】
図105〜107は、活動情報及び休息情報を患者に通知するための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の複数の「通知」GUIの装飾的デザインを図示する。図105は、共有することが可能になった通知を表示するための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の「通知」GUI10500の一態様を示す。GUI10500は、通知GUI要素10502をタップ又は選択することによって表示される。示されているように、活動、休息、薬及びデータは、通知がオンに設定されている。「活動」要素10504を選択すると、図106に示されている「活動」GUI10600が表示され、「活動」GUI10600には、「オン」又は「オフ」に設定できる「不活動」ボタン10602及び「日次活動遅延」ボタン10604が提供される。示されているように、両方のボタン10602、10604は「オン」に設定でき、例えば、午後6時と午後10時との間の4時間に活動が検出されなかった場合に通知を提供する。これらの値は、ユーザが選択可能である。一態様において、不活動の値は、4時間の増分で4〜24時間、次いで、36時間、48時間等から選択され得る。不活動期間は、1時間の増分で午前0時〜午後11時の任意の時間から、1時間の増分で午前0時〜午後11時の任意の時間まで選択され得る。日次活動遅延に関する通知は、1時間の増分で午前5時〜午後6時の任意の時間に送信され得る。「活動」要素10504を選択すると、図106に示されている「活動」GUI10600が表示され、「オン」又は「オフ」に設定できる「不活動」ボタン10602及び「日次活動遅延」ボタン10604を提供する。図105の「休息」要素10506を選択すると、図107に示されている「休息」GUI10700が表示され、「オン」又は「オフ」に設定できる「休息」ボタン10702を提供する。GUI10700は、日次の休息が、例えば示されているように4時間等、1時間の増分で1時間〜1時間の所定の時間未満である場合に通知が提供される第1の部分10704と、日次の休息が、例えば示されているように10時間等、1時間の増分で8時間〜20時間の所定の時間未満である場合に通知が提供される第2の部分10706とを提供する。
【0171】
図108〜111は、服用時刻及びリマインダを患者に通知するための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の複数の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを図示する。図108は、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の「通知」GUI10800の一態様を図示する。要素10802を選択すると、図109に示されている「薬通知」GUI10900が表示される。GUI10900は、2つのオプションを提供し、2つのオプションは、日次用量の薬を服用する時刻について患者に通知する第1のオプション10902、及び日次用量の薬を服用する時刻について患者にリマインダするための第2のオプション10904である。GUI10900に示されているように、患者は現在、毎日4つの薬を服用しており、リマインダオプションが「オン」に設定されている。第1のオプション10902をタップ又は選択することによって、「服用」GUI11000が表示され、患者が自分の薬を服用することが予定されている時刻を示す。図109のGUI10900で4の用量が選択されているため、GUI11000は、患者が自分の薬を服用することが予定されている1日4回の時刻を表示する。示されているように、第1の予定服用時刻11002は、午前8時であり、第2の予定服用時刻11004は1200h(午前12時)であり、第3の予定服用時刻11006は1600h(午後4時)であり、第4の予定服用時刻11008は2000h(午後8時)である。新しい服用時刻は、プラス(「+」)GUI要素11010又はマイナス(「−」)GUI要素11012を夫々タップ又は選択することによって、追加又は削除されてもよい。GUI10900の第2のオプション10904をタップ又は選択すると、「リマインダ」GUI11100が表示され、患者が服用に関してリマインダされることが予定されている時刻を示す。「リマインダ」オプションはGUI10900で「オン」に設定されているので、「リマインダ」GUI11100は、「オン」ボタン11108を示す。GUI11100は「服用前」リマインダ11102も示す。一態様において、「服用前」リマインダ11102は、例えば、リマインダしない、2時間、1時間、45分、30分、15分、10分、5分、又はゼロ分等、ドロップダウンメニューから選択され得る。他の態様において、選択するための他の適切な時間が提供されてもよい。「服用後」リマインダ11104は、例えば、リマインダしない、0分、5分、10分、15分、30分、45分、1時間、2時間等、ドロップダウンメニューから選択され得る。他の態様において、選択するための他の適切な時間が提供されてもよい。「錠剤がこの時間内に検出された場合薬通知を取消」11106は、例えば、通知しない、0分、15分、30分、45分、1時間、2時間等、プルダウンメニューから所定時間を選択できる。他の態様において、選択するための他の適切な時間が提供されてもよい。
【0172】
図112〜115は、日次の服用時刻を追加するための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の複数の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを図示する。図112は、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の「通知」GUI11200の一態様を図示する。要素11202を選択すると、図113に示されているGUI11300が表示される。プラス(「+」)GUI要素11010を選択すると、図114に示されている「服用追加」GUI11400が表示される。服用時刻の設定は、時刻の時間部分を増加又は減少するために夫々、プラス(「+」)又はマイナス(「−」)GUI要素11402、11404をタップ又は選択することによって、及び時刻の分部分を増加又は減少するために夫々、プラス(「+」)又はマイナス(「−」)GUI要素11406、11408をタップ又は選択することによってなされ得る。時計時刻が設定されると、時計時刻は、「取消」ボタン11410をタップ又は選択することによって取り消されるか、或いは「保存」ボタン11412をタップ又は選択することによって保存されることができる。図115は、服用時刻を編集するための「服用編集」GUI11500を示す。示されているように、服用時刻の編集は、時刻の時間部分を増加又は減少するために夫々、プラス(「+」)又はマイナス(「−」)GUI要素11502、11504をタップ又は選択することによって、及び時刻の分部分を増加又は減少するために夫々、プラス(「+」)又はマイナス(「−」)GUI要素11506、11508をタップ又は選択することによってなされ得る。変更された時計時刻が設定されると、時計時刻は、「取消」ボタン11510をタップ又は選択することによって取り消され得るか、或いは「保存」ボタン11510をタップ又は選択することによって保存され得る。
【0173】
図116〜119は、服用のための日次服用リマインダを追加するための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の複数の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを図示する。図116は、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の「通知」GUI11600の一態様を図示する。要素11602を選択すると、図117に示されている「リマインダ」GUI11700が表示される。図117に示されているように、GUI11700は、「リマインダ」ボタン要素11702を提供し、「リマインダ」ボタン要素11702は、リマインダが有効、つまり「オン」に設定されていることを示す。示されているように、「服用前」リマインダ11704は20分に設定され、「服用後」リマインダ11706は10分に設定され、「錠剤がこの時間内に検出された場合薬通知を取消」リマインダ11708は服用の45分に設定されている。前述のように、「服用前」11704リマインダは、例えば、リマインダしない、2時間、1時間、45分、30分、15分、10分、5分、又はゼロ分等、ドロップダウンメニューから選択され得る。「服用後」リマインダ11706は、例えば、リマインダしない、0分、5分、10分、15分、30分、45分、1時間、2時間等、ドロップダウンメニューから選択され得る。「取消」リマインダ11708は、例えば、取り消さない、0分、15分、30分、45分、1時間、2時間等、ドロップダウンメニューから選択され得る。図118に示されている「服用後」GUI11800は、メニューリストから「服用後」リマインダ時間を選択するためのものである。示されているように、「10分」11802が選択された。図19に示されている「取消」リマインダGUI11900は、錠剤が所定の時間内に検出された場合薬通知をいつ取り消すかを選択するためのものである。示されているように、リマインダは、錠剤が「服用の45分」11902以内に検出された場合取り消される。
【0174】
図120〜123は、データ警告を提供するための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の複数の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを図示する。図120は、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の「通知」GUI12000の一態様を図示する。要素12002を選択すると、図121に示されている「データ」GUI12100が表示される。GUI12100は、「パッチ交換」GUI要素12102及び「欠落情報」GUI要素12104を表示する。「パッチ交換」GUI要素12102を選択すると、図122に示されている「パッチ交換」GUI12200が表示される。「パッチ交換」ボタン12202は、「オン」に設定され、パッチ通知機能が有効であることを示す。パッチ交換の「リマインダ」12204は、水曜日の午後3時に送られる予定である。図121の「欠落情報」GUI要素12104を選択すると、図123のAに示されている「欠落情報」GUI12300が表示される。「欠落情報」ボタン12302は、「オン」に設定され、欠落情報機能が有効であることを示す。図123のAに示されているように、欠落情報の通知12304は、例えば4時間等、所定の時間以内に新しい情報が受信されない場合に送信される。通知は、任意の所定の時間に設定され得る。一態様において、通知は、例えば12時間、24時間、36時間、48時間、72時間以内に新しい情報が受信されない場合に送信され得る。図123のBは、欠落情報通知機能が無効であることを示すために、「欠落情報」ボタン12302が「オフに設定」されていることを示す。
【0175】
図124〜127は、通知詳細設定を設定するための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の複数の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを図示する。図124は、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の「通知」GUI12400の一態様を図示する。要素12402を選択すると、図125に示されている「詳細設定」GUI12500が表示される。GUI12500は、「追加通知」GUI要素12502及び「日時」GUI要素12504を表示する。「追加通知」GUI要素12502を選択すると、「追加通知」GUI12600が表示され、「オン」又は「オフ」に設定できる、「テキストメッセージ」12602又は「電子メール」12604等、追加通知がどのように送信されるかを示す。図125の「日時」GUI要素12504を選択すると、図127のAの「日時」GUI12700が表示される。「日時」GUI12700は、「日付形式」12702、「時間形式」12704、及び「時間帯」12706の選択を可能にする。「日付形式」12702は、例えば特に「MM/DD/YYY」又は「DD/MM/YYYY」等の形式から選択され得る。「時間形式」12704は、例えば特に「12h」又は「24h」等の形式から選択され得る。「時間帯」12706は、図127のAに示されているように、例えば自宅に固定され得る。図127のBの「時間帯」GUI12708は、例えばロンドン等、「自宅時間帯」12710の場所を示す。「時間帯」GUI12708はまた、自宅時間帯に基づいてデータが表示され、通知が送信されることを示す。
【0176】
図128〜131は、アカウント及びシステムに関する情報を表示するための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の複数の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを図示する。図128は、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の「通知」GUI12800の一態様を図示する。要素12802を選択すると、図129に示されているように、「Helius」GUI12900にシステム(例えば、Helius)に関する情報が表示される。GUI12900は、「アカウント情報」GUI要素12902及び「Helius情報」GUI要素12904を表示する。「アカウント情報」GUI要素12902を選択すると、「アカウント情報」GUI13000が表示され、「ログイン」13002、「パスワード」13004、「ニックネーム」13006、「SMS」13008、「住所」13010を提供する。図129の「Helius情報」GUI要素12904を選択すると、図131に示されている「Helius情報」GUI13100が表示される。「Helius情報」GUI13100は、ソフトウェアバージョン13102、及び基本的な駆動・サポートシステム13104を提供する。
【0177】
図132〜135は、アカウントを編集するための、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の複数の追加の「通知」GUIの装飾的デザインを図示する。図132は、モバイルデバイス102のディスプレイ画面の「アカウント情報」GUI13000の一態様を図示する。「ログイン」要素13002を選択すると、ログイン電子メールアカウントの編集を可能にするために、図133に示されている「ログイン」GUI13300が表示される。「パスワード」要素13004を選択すると、パスワードの編集を可能にするために、図134に示されている「パスワード」GUI13400が表示される。「住所」要素13010を選択すると、住所の編集を可能にするために、図135に示されている「住所」GUI13500が表示される。
【0178】
請求項に関わらず、本発明は以下の付記によっても定義される。
【0179】
付記1. 予め登録してあるコンピュータによって実行されるヘルスケア情報環境でレジメンへのアドヒアランスを管理するためのシステムであって、
該システムは、対象とする対象生体によって薬が摂取されたという情報を受信器から受信するように構成されたモバイルデバイスを備えており、
該モバイルデバイスは、プロセッサと、該プロセッサに連結されたメモリと、前記プロセッサに連結されたディスプレイとを備えており、
前記モバイルデバイスは、前記情報を、無線ネットワークを介してバックエンドコンピュータ処理システムに無線通信し、受信した前記情報に基づいて個人情報ストリームを前記ディスプレイに表示するように更に構成されていることを特徴とするシステム。
【0180】
付記2. 予め登録してあるコンピュータによって実行されるヘルスケア情報環境でレジメンへのアドヒアランスを管理するためのシステムであって、好ましくは付記1に係るシステムであって、
対象生体の活動レベルに関連した情報を受信器から受信するように構成されたモバイルデバイスを備えており、
該モバイルデバイスは、プロセッサと、該プロセッサに連結されたメモリと、前記プロセッサに連結されたディスプレイとを備えており、
前記モバイルデバイスは、受信した前記情報に基づいて所定の期間に亘る対象生体の活動レベルを特徴付ける個人情報ストリームを表示するように更に構成されていることを特徴とするシステム。
【0181】
付記3. 前記モバイルデバイスは、前記受信器からの情報を個人情報ストリームに処理し、該個人情報ストリームを前記ディスプレイに表示するように構成されていることを特徴とする付記1又は2に記載のシステム。
【0182】
付記4. 前記モバイルデバイスは、前記バックエンドコンピュータ処理システムから個人情報ストリームを受信し、該個人情報ストリームを前記ディスプレイに表示するように構成されており、
前記バックエンドコンピュータ処理システムは、前記モバイルデバイスから受信した情報を個人情報ストリームに処理し、該個人情報ストリームを前記モバイルデバイスに送信するように構成されていることを特徴とする付記1〜3のいずれかに記載のシステム。
【0183】
付記5. 予め登録してあるコンピュータによって実行されるヘルスケア情報環境でレジメンへのアドヒアランスを管理するためのシステムであって、好ましくは付記1〜4のいずれかに係るシステムであって、
前記ヘルスケア情報環境は、
摂取可能デバイス、例えば摂取可能事象マーカ(104)によって生成される信号であって、前記摂取可能デバイスが対象生体によって摂取されると前記摂取可能デバイスによって開始される前記信号を検出し、前記摂取可能デバイスが対象生体によって摂取されたという情報を含む情報信号を送信するように構成された受信器(108)と、
受信した情報に基づいてある期間に亘る対象生体の挙動を特徴付ける個人情報ストリームを送信するように構成されたバックエンドコンピュータ処理システムと
を備えており、
前記システムは、
プロセッサと、該プロセッサに連結されたメモリと、前記プロセッサに連結されたディスプレイとを備えたモバイルデバイス(102)、例えば移動電話
を備えており、
前記モバイルデバイスは、前記受信器から情報信号を受信し、該情報を無線ネットワークを介して前記バックエンドコンピュータ処理システムに無線通信し、前記バックエンドコンピュータ処理システムから個人情報ストリームを受信するように構成されていることを特徴とするシステム。
【0184】
付記6. 前記モバイルデバイスは、前記受信器からの情報信号及び前記バックエンドコンピュータ処理システムからの個人情報ストリームを、組み合わされた個人情報ストリームに処理し、該組み合わされた個人情報ストリームを前記ディスプレイに表示するように構成されていることを特徴とする付記5に記載のシステム。
【0185】
付記7. 前記モバイルデバイスは、前記ディスプレイにグラフィカルユーザインタフェース画面を表示し、該グラフィカルユーザインタフェース画面内に複数の選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素を表示するように構成されており、
前記複数のグラフィカルユーザインタフェース要素のうちの1つを選択することにより、前記グラフィカルユーザインタフェース画面に対象生体に関連した個人情報ストリームからの情報を表示させることを特徴とする付記1〜6のいずれかに記載のシステム。
【0186】
付記8. 複数の選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素は、受信した個人情報ストリームに基づいて活動タイムラインの表示に対応する少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を有し、
前記モバイルデバイスは、前記少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力を受けて、該入力に応じて、前記少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択し、受信した個人情報ストリームに基づいて活動タイムラインを生成し、前記グラフィカルユーザインタフェース画面内に活動タイムラインを表示するように構成されており、
前記活動タイムラインは、所定の期間に亘る対象生体の活動レベルを示す活動リボンを有することが好ましく、
及び/又は、
所定の期間に亘って対象生体の活動レベルを追跡することと、
前記活動リボンを表示することと
を連続して含み、
及び/又は、
前記活動リボンにコメント吹き出しを表示することを含み、
及び/又は、
第2の活動レベルが予測される場合、第1の活動レベルを示すために前記活動リボン内にサブ活動要素を表示することを含むことを特徴とする付記1〜7のいずれかに記載のシステム。
【0187】
付記9. 複数の選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素は、個人情報ストリームに基づいて服用タイムラインの表示に対応する少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を有し、
前記モバイルデバイスは、前記少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力を受けて、該入力に応じて、前記少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択し、グラフィカルユーザインタフェース画面内に、所定の期間に亘って対象生体によって薬が摂取されたときを示す服用タイムラインを表示するように構成されており、
及び/又は、
所定の期間に亘って前記服用タイムラインを追跡することと、
服用事象を表示することと
を連続して含み、
及び/又は、
前記服用タイムラインにコメント吹き出しを表示することを含むことを特徴とする付記1〜8のいずれかに記載のシステム。
【0188】
付記10. 複数の選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素は、個人情報ストリームに基づいて対象生体の身体活動傾向の表示に対応する少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を有し、
前記モバイルデバイスは、前記少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力を受けて、該入力に応じて、前記少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択し、グラフィカルユーザインタフェース画面内に、第1の所定の期間に亘る身体活動レベルを有して第2の所定の期間に及ぶ身体活動傾向タイムラインを表示するように構成されており、
及び/又は、
前記第1の所定の期間は1日24時間であり、前記第2の所定の期間は1週間であり、
前記モバイルデバイスは、好ましくは、
24時間に亘る前記身体活動レベルを示すために棒グラフ要素を表示し、
1週間に亘る更なる24時間毎の対応する活動レベルを示す更なる棒グラフ要素を、1週間に亘って更なる24時間毎に表示する
ように構成されており、
及び/又は、
前記第1の所定の期間は1日24時間であり、前記第2の所定の期間は1週間であり、
前記方法は、
24時間に亘って対象生体が歩いた歩数を示すためにアイコン要素を表示することと、
1週間に亘って更なる24時間毎に対象生体が歩いた対応する歩数を示すアイコン要素を、1週間に亘って更なる24時間毎に表示することと
を更に含むことを特徴とする付記1〜9のいずれかに記載のシステム。
【0189】
付記11. 複数の選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素は、個人情報ストリームに基づいて対象生体の服用傾向の表示に対応する少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を有し、
前記モバイルデバイスは、好ましくは、
前記少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力を受け、
該入力に応じて、前記少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択し、対象生体によって摂取された薬の数と第1の所定の期間に亘る薬の摂取に関連するタイムスタンプとを有して第2の所定の期間に及ぶ服用傾向タイムラインを決定し、該服用傾向タイムラインをグラフィカルユーザインタフェース画面内に表示する
ように構成されており、
及び/又は、
前記第1の所定の期間は1日24時間であり、前記第2の所定の期間は1週間であり、
前記方法は、
24時間に亘って対象生体によって薬が摂取されたときを示すために要素を表示することと、
1週間に亘って更なる24時間毎に対象生体によって薬が摂取された対応するときを示す更なる要素を、1週間に亘って更なる24時間毎に表示することと、
及び/又は、
前記要素に同時に摂取された薬の数を表示することと、
及び/又は、
前記要素にメモを表示することと
を更に含むことを特徴とする付記1〜10のいずれかに記載のシステム。
【0190】
付記12. 複数の選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素は、前記受信器の構成、初期設定、管理及び交換の表示に対応する少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を有し、
前記モバイルデバイスは、好ましくは、
前記モバイルデバイスによって、少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力を受けて、
該入力に応じて、少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択し、グラフィカルユーザインタフェース画面内にボタン要素を表示し、
及び/又は、
前記受信器、モバイルデバイス及びバックエンドコンピュータ処理システムの動作の試験に関連するボタン要素に関連した第2の入力を、前記モバイルデバイスによって受けて、
該第2の入力に応じて、前記受信器、モバイルデバイス及びバックエンドコンピュータ処理システムの動作を試験し、
及び/又は、
前記受信器の交換に関連するボタン要素と関連した第2の入力を、前記モバイルデバイスによって受けて、
前記第2の入力に応じて、前記受信器を交換するように構成されていることを特徴とする付記1〜11のいずれかに記載のシステム。
【0191】
付記13. 複数の選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素は、招待、及び被招待者と共有されるデータの制御等のデータ共有機能の管理及び制御に対応する少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を有し、
前記モバイルデバイスは、好ましくは、
前記少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力を受けて、
前記少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力に応じて、少なくとも1人の被招待者に関連した要素と、前記少なくとも1人の被招待者に関連して活動タイムライン要素、活動傾向チャート要素及び服用タイムライン要素のうちのいずれかに対応する少なくとも1つの選択要素とを有する管理共有画面をグラフィカルユーザインタフェース画面内に表示して、
前記モバイルデバイスによって、前記被招待者に関連する要素のうちの1つの選択に関連した第2の入力を受けて、
前記被招待者に関連した要素のうちの1つを選択する第2の入力に応じて、選択された要素に関連したデータを共有するために前記被招待者に招待案内を送信し、
及び/又は、
前記モバイルデバイスによって、前記被招待者から、対象生体に関連した個人コードを有する通信を受信し、
前記個人コードが受信され、前記バックエンドコンピュータ処理システムによって確認された場合にのみ、選択された要素に関連したデータの共有を可能にする
ように構成されていることを特徴とする付記1〜12のいずれかに記載のシステム。
【0192】
付記14. 受信器を備えており、
該受信器は、好ましくは、対象生体の活動レベルを表わす生理的データを判定するための生理的検出モジュールを備えていることを特徴とする付記1〜13のいずれかに記載のシステム。
【0193】
付記15. 前記生理的検出モジュールは、生理的データを生成するための1以上のセンサを備えており、該センサは、好ましくは対象生体の皮膚に接触するように構成されていることを特徴とする付記14に記載のシステム。
【0194】
付記16. 前記生理的検出モジュールは、温度センサ(5414)及び/又は加速度計(5408)を備えていることを特徴とする付記14又は15に記載のシステム。
【0195】
付記17. 前記受信器は、前記モバイルデバイスに提供される情報に生理的データを含むように構成されていることを特徴とする付記14〜16のいずれかに記載のシステム。
【0196】
付記18. 前記受信器(108)は、生体者の皮膚に接触して、摂取可能デバイスによって生成された電流信号を受信するように構成された電極を備えていることを特徴とする付記14〜17のいずれかに記載のシステム。
【0197】
付記19. 前記受信器によって受信された電気信号は、摂取可能デバイス、該摂取可能デバイスに関連した薬の種類、薬の製造元及び/又は前記摂取可能デバイスの製造元を表わすデータを含む電流信号であることを特徴とする付記14〜18のいずれかに記載のシステム。
【0198】
付記20. 1以上の摂取可能デバイス、例えば1以上の摂取可能事象マーカを更に備えていることを特徴とする付記1〜19のいずれかに記載のシステム。
【0199】
付記21. バックエンドコンピュータ処理システムを備えていることを特徴とする付記1〜20のいずれかに記載のシステム。
【0200】
付記22. 摂取可能デバイス、例えば摂取可能事象マーカ(104)によって生成された電気信号であって、前記摂取可能デバイスが対象生体によって摂取されると前記摂取可能デバイスによって開始される前記電気信号を検出するため、並びに、前記摂取可能デバイスが対象生体によって摂取されたという情報、及び/又は対象生体の活動レベルに関する情報を含む情報信号を付記1〜21のいずれかに記載のモバイルデバイスに送信するための受信器。
【0201】
付記24. 予め登録してあるコンピュータによって実行されるヘルスケア情報環境でレジメンへのアドヒアランスを管理する方法であって、
摂取可能デバイス、例えば摂取可能事象マーカ(104)が対象生体によって摂取されたという情報を、プロセッサと、該プロセッサに連結されたメモリと、前記プロセッサに連結されたディスプレイとを備えたモバイルデバイスで受信器から受信することと、
無線ネットワークを介して前記情報をバックエンドコンピュータ処理システムに無線通信することと、
受信した情報に基づいて個人情報ストリームを前記ディスプレイに表示することと
を含むことを特徴とする方法。
【0202】
付記25. 予め登録してあるコンピュータによって実行されるヘルスケア情報環境でレジメンへのアドヒアランスを管理する方法であって、好ましくは付記24に記載の方法であって、
プロセッサと、該プロセッサに連結されたメモリと、前記プロセッサに連結されたディスプレイとを備えたモバイルデバイスで、対象生体の活動レベルに関連した情報を受信器から受信することと、
受信した情報に基づいて所定の期間に亘る対象生体の活動レベルを特徴付ける個人情報ストリームを表示することと
を含むことを特徴とする方法。
【0203】
付記26. 前記ディスプレイにグラフィカルユーザインタフェース画面を表示することを更に含み、好ましくはグラフィカルユーザインタフェース画面内に複数の選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素を表示することを含み、
前記複数のグラフィカルユーザインタフェース要素のうちの1つを選択することにより、前記グラフィカルユーザインタフェース画面に対象生体に関連した個人情報ストリームからの情報を表示させることを特徴とする付記25又は26に記載の方法。
【0204】
付記27. 前記複数の選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素は、個人情報ストリームに基づいて活動タイムラインの表示に対応する少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を有し、
前記方法は、
前記モバイルデバイスによって、前記少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力を受けることと、
前記少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力に応じて、前記グラフィカルユーザインタフェース画面内に、所定の期間に亘る対象生体の活動レベルを示す活動リボンを有する活動タイムラインを表示することと
を更に含むことを特徴とする付記26に記載の方法。
【0205】
付記28. 所定の期間に亘って対象生体の活動レベルを追跡することと、
前記活動リボンを表示することと
を連続して含むことを特徴とする付記27に記載の方法。
【0206】
付記29. 前記活動リボンにコメント吹き出しを表示することを更に含むことを特徴とする付記28に記載の方法。
【0207】
付記30. 第2の活動レベルが予測される場合、第1の活動レベルを示すために前記活動リボン内にサブ活動要素を表示することを更に含むことを特徴とする付記28又は29に記載の方法。
【0208】
付記31. 複数の選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素は、個人情報ストリームに基づいて服用タイムラインの表示に対応する少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を有し、
前記方法は、
前記モバイルデバイスによって、前記少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力を受けることと、
前記少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力に応じて、グラフィカルユーザインタフェース画面内に、所定の期間に亘って対象生体によって薬が摂取されたときを示す服用タイムラインを表示することと
を更に含むことを特徴とする付記24〜30のいずれかに記載の方法。
【0209】
付記32. 所定の期間に亘って前記服用タイムラインを追跡することと、
服用事象を表示することと
を連続して含むことを特徴とする付記31に記載の方法。
【0210】
付記33. 前記服用タイムラインにコメント吹き出しを表示することを更に含むことを特徴とする付記32又は33に記載の方法。
【0211】
付記34. 複数の選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素は、個人情報ストリームに基づいて対象生体の身体活動傾向の表示に対応する少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を有し、
前記方法は、
前記モバイルデバイスによって、少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力を受けることと、
前記少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力に応じて、グラフィカルユーザインタフェース画面内に、第1の所定の期間に亘る身体活動レベルを有して第2の所定の期間に及ぶ身体活動傾向タイムラインを表示することと
を更に含むことを特徴とする付記24〜33のいずれかに記載の方法。
【0212】
付記35. 前記第1の所定の期間は1日24時間であり、前記第2の所定の期間は1週間であり、
前記方法は、
24時間に亘る前記身体活動レベルを示すために棒グラフ要素を表示することと、
1週間に亘る更なる24時間毎の対応する身体活動レベルを示す更なる棒グラフ要素を、1週間に亘って更なる24時間毎に表示することと
を更に含むことを特徴とする付記34に記載の方法。
【0213】
付記36. 前記第1の所定の期間は1日24時間であり、前記第2の所定の期間は1週間であり、
前記方法は、
24時間に亘って対象生体が歩いた歩数を示すためにアイコン要素を表示することと、
1週間に亘って更なる24時間毎に対象生体が歩いた対応する歩数を示すアイコン要素を、1週間に亘って更なる24時間毎に表示することと
を更に含むことを特徴とする付記34又は35に記載の方法。
【0214】
付記37. 複数の選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素は、個人情報ストリームに基づいて対象生体の服用傾向の表示に対応する少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を有し、
前記方法は、
前記モバイルデバイスによって、少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力を受けることと、
前記少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力に応じて、グラフィカルユーザインタフェース画面内に、対象生体によって摂取された薬の数と第1の所定の期間に亘る薬の摂取に関連するタイムスタンプとを有して第2の所定の期間に及ぶ服用傾向タイムラインを表示することと
を更に含むことを特徴とする付記24〜36のいずれかに記載の方法。
【0215】
付記38. 前記第1の所定の期間は1日24時間であり、前記第2の所定の期間は1週間であり、
前記方法は、
24時間に亘って対象生体によって薬が摂取されたときを示すために要素を表示することと、
1週間に亘って更なる24時間毎に対象生体によって薬が摂取された対応するときを示す更なる要素を、1週間に亘って更なる24時間毎に表示することと
を更に含むことを特徴とする付記37に記載の方法。
【0216】
付記39. 前記要素に同時に摂取された薬の数を表示すること、及び/又は前記要素にメモを表示することを更に含むことを特徴とする付記38に記載の方法。
【0217】
付記40. 複数の選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素は、前記受信器の構成、初期設定、管理及び交換の表示に対応する少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を有し、
前記方法は、
前記モバイルデバイスによって、少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力を受けることと、
前記少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力に応じて、グラフィカルユーザインタフェース画面内にボタン要素を表示することと、
及び/又は、
前記モバイルデバイスによって、前記受信器、モバイルデバイス及びバックエンドコンピュータ処理システムの動作の試験に関連する前記ボタン要素に関連した第2の入力を受けることと、
該第2の入力に応じて、前記受信器、モバイルデバイス及びバックエンドコンピュータ処理システムの動作を試験することと、
及び/又は、
前記モバイルデバイスによって、前記受信器の交換に関連するボタン要素と関連した第2の入力を受けることと、
該第2の入力に応じて、前記受信器を交換することと、
及び/又は、
前記複数の選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素は、招待、及び被招待者と共有されるデータの制御等のデータ共有機能の管理及び制御に対応する少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を有し、
前記方法は、
前記モバイルデバイスによって、前記少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力を受けることと、
前記少なくとも1つのグラフィカルユーザインタフェース要素を選択する入力に応じて、前記グラフィカルユーザインタフェース画面内に、少なくとも1人の被招待者に関連した要素と、前記少なくとも1人の被招待者に関連して活動タイムライン要素、活動傾向チャート要素及び服用タイムライン要素のうちのいずれかに対応する少なくとも1つの選択要素とを有する管理共有画面を表示することと、
前記モバイルデバイスによって、前記被招待者に関連した前記要素のうちの1つの選択に関連した第2の入力を受けることと、
前記被招待者に関連した要素のうちの1つを選択する第2の入力に応じて、選択された要素に関連したデータを共有するために被招待者に招待案内を送信することと
を更に含むことを特徴とする付記24〜39のいずれかに記載の方法。
【0218】
付記41. 前記モバイルデバイスによって、前記被招待者から、対象生体に関連した個人コードを含む通信を受信することと、
前記個人コードが受信されて、前記バックエンドコンピュータ処理システムによって確認された場合にのみ、選択された要素に関連したデータの共有を可能にすることと
を更に含むことを特徴とする付記24〜40のいずれかに記載の方法。
【0219】
付記42. 摂取可能なデバイスから通信を受信することを更に含むことを特徴とする付記24〜41のいずれかに記載の方法。
【0220】
付記43. 個人の薬に関連した複数の引き裂き片を含むシートと、
前記個人の薬を含むために前記シートに連結された少なくとも1つのブリスターパックと、
ミシン目に沿って引き裂くことによって、前記シートから少なくとも1つのブリスターパックの取外しを可能にするために前記シートに設けられた前記ミシン目と
を備えていることを特徴とするアドヒアランスパッケージ。
【0221】
付記44. 前記複数の引き裂き片のうちの少なくとも1つは、期間を少なくとも1つの引き裂き片と相互に関連付けるために印を有しており、
及び/又は、
複数の引き裂き片のうちの少なくとも1つは、個人の用量を少なくとも1つの引き裂き片と相互に関連付けるために印を有しており、
及び/又は、
対象生体に関連付けられ、摂取可能デバイスから通信を受信するように構成されており、モバイルデバイスと無線通信するために通信回路を備えた少なくとも1つの受信器を備えており、
及び/又は、
前記少なくとも1つの受信器と通信するように構成されたモバイルデバイスを備えており、
及び/又は、
少なくとも1つの摂取可能デバイスを更に備えていることを特徴とする付記43のアドヒアランスパッケージ。
【0222】
「モバイルデバイス」という用語は一般的に、第1のデバイスから第1の通信を受信し、第2のデバイスへ第2の通信を送信するために通信ノードとして構成され得る任意のデバイスを参照していると理解される。一態様において、モバイルデバイスは、所与の組のデザインパラメータ又は性能制約に所望されるように、ハードウェア、ソフトウェア、又はこれらの任意の組み合わせとして実装される様々な物理的要素又は論理的要素を備えることができる。様々な態様において、物理要素又は論理要素は、1以上の通信媒体によって接続されてもよい。例えば、通信媒体は、所与の実装に望まれているように、有線通信媒体、無線通信媒体又は両方の組み合わせを備えてもよい。
【0223】
様々な態様において、モバイルデバイス、或いはデバイスの物理的要素又は論理的要素等のモバイルデバイスの要素は、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ラップトップコンピュータ、ウルトララップトップコンピュータ、複合型セルラー電話/PDA、スマートフォン、モバイルユニット、登録者ステーション、ユーザ端末、携帯用コンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、パームトップコンピュータ、着用可能コンピュータ、メディアプレーヤ、メッセージングデバイス、データ通信デバイス、ラップトップコンピュータ、ウルトララップトップコンピュータ、携帯用コンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、パームトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、電子書籍リーダ、セルラー電話、ポケットベル、一方向ポケットベル、双方向ポケットベル、メッセージングデバイス、データ通信デバイス、リストコンピュータ、フィンガーコンピュータ、リングコンピュータ、めがねコンピュータ、ベルトクリップコンピュータ、アームバンドコンピュータ、靴コンピュータ、衣服コンピュータ及び他の着用可能コンピュータ等の人によって着用されるように配置されるコンピュータ、メディアコントローラ又はマルチメディアコントローラ(例えば、音声及び/又は視覚の遠隔制御デバイス)、生理的データ等のデータの受信が可能であり、データの伝送、表示、記憶及び/又は処理等、他のデータ関連機能を実施する、消費者デバイス及びホームデバイス及び装置等の高度デバイス/装置、冷蔵庫、体重計、トイレ、テレビ、ドア枠作動モニタ、ベッドサイドモニタ、ベッドスケール、移動電話、携帯用電話、めがね、補聴器、ヘッドウェア(例えば、帽子、キャップ、バイザー、ヘルメット、ゴーグル、イアマフ、ヘッドバンド)、リストバンド、宝石、家具、及びモバイルデバイスを実装するための適切な物理的要素及び/又は論理的要素を組み入れ、第1のデバイスから第1の通信を受信し、第2のデバイスで第2の通信を送信するように構成され得る任意の適切な物体を含むが、これらに限定されず、任意の適切なデバイスに組み入れられてもよい。
【0224】
本開示全体で使用される「薬」又は「用量」という用語は、制限することなく、IEMと共に服用される、様々な形態の摂取可能、吸入可能、注射可能、吸収可能、又はその他消費可能な薬及び/又は例えば錠剤、カプセル、ジェルカプセル、プラセボ、外部カプセル化担体又は賦形剤、ハーブ、市販(OTC)薬物、補助剤、処方限定薬等、そのための担体を含むことができる。そのような担体は、「Pharmaceutical Dosages Delivery System」を発明の名称とする、共同出願の2010年2月11日提出の米国特許出願第12/673150号明細書に記載され、その全体を参照により組み入れる。
【0225】
また、本開示に記載されているように、撮像デバイス(例えば、デジタルカメラ)を組み入れるモバイルデバイスは、IEMデバイス、薬剤、薬剤の容器等の画像を撮像するために使用されてもよいことも理解される。画像が撮像された後、画像は、薬剤を服用している患者、薬剤自体、パッケージの有効期限日等の情報を確認するために使用され得る。デジタル的に撮像された画像は、記憶、圧縮、ローカルエリアネットワーク及びワイドエリアネットワーク(インターネット等)を介して伝送され得る。
【0226】
「一態様」又は「態様」への任意の参照は、その態様に関係して記載される特定の特徴、構造又は特質が少なくとも1つの態様に含まれることに注目すべきである。このため、本明細書全体の様々な場所で「一態様における」又は「態様における」という用語の出現は、必ずしも全て同じ態様を参照していることにはならない。更に、特定の特徴、構造又は特質が、1以上の態様において任意の適切な方法で組み合わせられてもよい。
【0227】
ある態様は、「連結」及び「接続」という表現をそれらの派生物と共に使用して記載されてもよい。これらの用語は、相互に同義語と見なされないことを理解されたい。例えば、ある態様は、2以上の要素が相互に直接物理的又は電気的接触状態にあることを示すために、「接続」という用語を使用して記載される場合がある。別の例において、ある態様は、2以上の要素が直接物理的又は電気的接触状態にあることを示すために、「連結」という用語を使用して記載される場合がある。ただし、「連結」という用語は、2以上の要素が相互に直接接触状態にはないが、相互に協働又は相互作用することを意味してもよい。
【0228】
本明細書には態様のある特徴を記載したが、当業者には多くの調整、置換、変更及び均等物が想起される。従って、添付の特許請求の範囲は、態様の真の趣旨の範囲内に含まれるようなこのような調整及び変更を全て網羅することを目的とすることが理解される。
【0229】
著作権宣言
本特許文書の開示の一部は、著作権及び商標の請求がなされる内容を含む。著作権及び商標の所有者は、特許商標庁の特許出願書類及び記録に表現される場合、特許文書又は特許開示に関しては何人による完全な複写にも異存はないが、それ以外全ての他の著作権及び商標権利を保有する。
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