(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5865514
(24)【登録日】2016年1月8日
(45)【発行日】2016年2月17日
(54)【発明の名称】ガスカップ潤滑チャンバを有する流体ダンパアッセンブリ
(51)【国際特許分類】
F16F 9/32 20060101AFI20160204BHJP
F16F 9/53 20060101ALI20160204BHJP
F16J 15/18 20060101ALI20160204BHJP
【FI】
F16F9/32 P
F16F9/53
F16J15/18 A
【請求項の数】5
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2014-549354(P2014-549354)
(86)(22)【出願日】2013年7月17日
(65)【公表番号】特表2015-503712(P2015-503712A)
(43)【公表日】2015年2月2日
(86)【国際出願番号】CN2013079530
(87)【国際公開番号】WO2014056339
(87)【国際公開日】20140417
【審査請求日】2014年6月25日
(31)【優先権主張番号】61/710,833
(32)【優先日】2012年10月8日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】510288840
【氏名又は名称】ベイジンウェスト・インダストリーズ・カンパニー・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】BEIJINGWEST INDUSTRIES CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100111187
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 秀忠
(74)【代理人】
【識別番号】100175617
【弁理士】
【氏名又は名称】三崎 正輝
(72)【発明者】
【氏名】ルン,サイマン
【審査官】
長谷井 雅昭
(56)【参考文献】
【文献】
特開昭51−110175(JP,A)
【文献】
実開昭58−082546(JP,U)
【文献】
特開2011−122668(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16F 9/32
F16F 9/53
F16J 15/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
閉口端部とロッド端部との間で中心軸に沿って延設されるメインチャンバを形成するハウジングと、
前記メインチャンバ内に配置され、前記中心軸に沿って摺動可能であるガスカップであって、前記ハウジングの前記メインチャンバを、前記閉口端部と前記ガスカップとの間に延設されるガスチャンバと、前記ガスカップと前記ロッド端部との間で延設される流体チャンバと、に分割するガスカップと、
前記流体チャンバ内に配置され、前記中心軸に沿って軸方向に摺動可能であるピストンと、
前記ピストンに接続され、前記ロッド端部を通って前記ハウジングの外部に延設されるピストンロッドと、
前記ガスカップ回りに環状に配置され、前記ハウジングと封止係合している流体シールと、
を備える、車両において用いられる流体ダンパアッセンブリであって、
前記ガスカップおよび前記流体シールは潤滑剤貯留部を形成し、
前記ガスカップは、前記潤滑剤貯留部を通じて潤滑剤を供給して前記流体シールを潤滑する潤滑剤通路を有し、
当該流体ダンパアッセンブリは、前記ガスカップによって支持され、前記ピストンの軸方向摺動移動に応じて潤滑剤を前記潤滑剤通路へと押し出す容積低減装置を更に備え、
前記容積低減装置は、前記潤滑剤通路と流体連通するよう配置されて潤滑剤を収容する閉鎖潤滑剤チャンバを有し、
前記容積低減装置は、前記中心軸回りに環状にかつ前記ガスカップから軸方向に延設されるとともに前記閉鎖潤滑剤チャンバを囲む環状凸部を有し、
前記容積低減装置は、前記中心軸から径方向外側に延設されるとともに前記環状凸部上に配置されて、前記閉鎖潤滑剤チャンバを閉鎖して前記閉鎖潤滑剤チャンバを前記流体チャンバから分離し、前記ピストンの前記軸方向摺動移動に応じて前記閉鎖潤滑剤チャンバ内へと曲がり、潤滑剤を前記潤滑剤通路へと押し出す可撓性ダイアフラムを有する、
流体ダンパアッセンブリ。
【請求項2】
前記容積低減装置は、前記中心軸から径方向外側に延設されるとともに前記可撓性ダイアフラム上に配置されるシールキャップ部を有し、前記可撓性ダイアフラムを前記シールキャップ部と前記環状凸部との間で挟持する、
請求項1に記載の流体ダンパアッセンブリ。
【請求項3】
前記シールキャップ部は、前記流体チャンバ内における前記ピストンの前記軸方向摺動移動に応じて前記閉鎖潤滑剤チャンバ内へと前記可撓性ダイアフラムが曲がり、潤滑剤を押し出して、前記閉鎖潤滑剤チャンバから前記潤滑剤通路を通じて前記潤滑剤貯留部へと流すよう、前記流体チャンバと前記可撓性ダイアフラムとの間を流体連通させる、少なくとも1のシール開口部を有する、
請求項2に記載の流体ダンパアッセンブリ。
【請求項4】
前記シールキャップ部は、前記環状凸部上に、かつ前記環状凸部回りに環状に配置され、前記環状凸部上に保持されるスカート部を有する、
請求項3に記載の流体ダンパアッセンブリ。
【請求項5】
前記流体シールは、前記シールキャップ部の前記スカート部回りに環状に配置されるとともに、前記シールキャップ部と前記ハウジングとの間に前記ガスカップから間隔を空けて配置されて、前記潤滑剤貯留部を形成する、
請求項4に記載の流体ダンパアッセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は概して、車両において用いられる流体ダンパアッセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
このような流体ダンパアッセンブリは、Lunの米国特許出願2008/0314706に開示されており、閉口端部とロッド端部との間で中心軸に沿って延設されるメインチャンバを形成するハウジングを有する。ガスカップはメインチャンバ内に配置されるとともに、中心軸に沿って摺動可能である。ガスカップは、ハウジングのメインチャンバを、閉口端部とガスカップとの間に延設されるガスチャンバと、ガスカップとロッド端部との間で延設される流体チャンバと、に分割する。ピストンは、流体チャンバ内に配置されるとともに、中心軸に沿って軸方向に摺動可能である。ピストンロッドは、ピストンに接続され、ロッド端部を通ってピストンの外部に延設される。流体シールは、ガスカップ回りに環状に配置されるとともに、ハウジングと封止係合している。ガスカップおよび流体シールは潤滑剤貯留部を形成する。ガスカップは、潤滑剤貯留部を通じて潤滑剤を供給し、流体シールを潤滑する潤滑剤通路を有する。
【0003】
ピストンによる容積変化、減衰流体の熱膨張および減衰流体の通常の減少を調整するために、流体ダンパアッセンブリのハウジング内にガスカップを摺動可能に配置することが、以前から知られていた。また、従来技術において、ガスチャンバに収容される高圧ガスと、流体チャンバに収容される減衰流体(例えば作動流体や磁性(MR)流体))と、を分離するために、流体ダンパアッセンブリのガスカップが流体シールを有することが知られている。しかしながら、減衰流体(例えばMR流体)は、ガスカップの流体シールの早期摩耗を引き起こし、その結果、流体ダンパアッセンブリの早期故障を引き起こす研磨粒子を含んでいる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、ガスカップの流体シールの早期摩耗を低減し、その結果、流体ダンパアッセンブリのガスカップの性能を改善し、長く維持することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、このような車両において用いられる流体ダンパアッセンブリであって、ガスカップによって支持されるとともに、ピストンの軸方向摺動移動に応じて潤滑剤を潤滑剤通路へと押し出す容積低減装置を有する流体ダンパアッセンブリを提供する。
【0006】
本発明により、潤滑剤でガスカップのシールを同軸的に潤滑でき、これにより、ガスカップの摩耗を低減し、ガスカップの性能寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の種々の他の利点は、添付図面を考慮しながら以下の詳細な説明を参照することで、容易に理解され、より良く理解されることとなろう。
【
図1】
図1は、流体ダンパアッセンブリの断面図である。
【
図2】
図2は、
図1において符号2で示した円の部分の流体ダンパアッセンブリのガスカップの部分拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図面を参照して、本発明によって構成された、車両において用いられる流体ダンパアッセンブリを、
図1および
図2に示す。複数の図面を通じて、対応する部品には、同じ数字等の符号を付している。
【0009】
概略的に示すように、アッセンブリは、中心軸Aに沿って配置されるとともにロッド端部24と閉口端部26との間で延設されるハウジング壁22を具備する、管状形状のハウジング20を含む。端部キャップ28は、ハウジング壁22の閉口端部26に配置される。端部キャップ28は、閉口端部26に配置される、ハウジング20を車両に取り付けるための装着リング30を有する。ハウジング壁22は、中心軸Aの周囲に延設されるとともにメインチャンバ34を囲む内壁32を有する。メインチャンバは、ロッド端部24と閉口端部26と内壁32との間で延設される。
【0010】
ガスカップ36は、概略的に示すように、メインチャンバ34内にハウジング20の端部キャップ28に隣接して配置され、中心軸Aに沿って摺動可能である。ガスカップ36は、ハウジング20のメインチャンバ34を、閉口端部26とガスカップ36との間で延設されて、高圧ガスを収容するガスチャンバ38と、ガスカップ36とハウジング20のロッド端部24との間で延設されて、所定の粘度の磁性流体を収容する流体チャンバ40とに分割する。つまり、メインチャンバ34は、ガスカップ36によってガスチャンバ38と流体チャンバ40とに分離される。ガスチャンバ38は、高圧ガスを収容し、閉口端部26とガスカップ36との間で延設される。流体チャンバ40は、磁性流体を収容し、ガスカップ36とロッド端部24との間で延設される。ガスカップ36は、頂部42と、頂部42から中心軸A回りに環状に延設される本体部44と、を有する。ガスカップ36の本体部44は、本体部44に配置され、中心軸A回りに環状に延設されるシール溝46を有する。ガスシール48は、シール溝46に配置され、本体部44回りに環状に延設され、ハウジング20の内壁32と当接してガスチャンバ38を封止している。ガスシール48は、あらゆる磁性流体のガスチャンバ38への流入を防止する非浸透性材料である。流体チャンバ40は、あるいは、磁性流体を収容する代わりに、作動流体を収容してもよい。
【0011】
ピストン50は、概略的に示すように、中心軸Aと同軸状に配置されるとともに、ハウジング20の流体チャンバ40内においてガスカップ36から間隔を空けて配置され、中心軸Aに沿って摺動可能である。ピストン50は、中心軸Aに沿って延設される環状凹部56が形成されたコア頂部54、および、コア底部58を有する、円筒形状のコアユニット52を有する。コア溝60が、コアユニット52に、コアユニット52のコア頂部54とコア底部58との間で配置されるとともに、中心軸A回りに環状に延設されている。コアユニット52はコアユニット通路62を有する。コアユニット通路は、中心軸Aに配置されるとともに、コアユニット52のコア頂部54とコアユニット52のコア底部58との間でピストン50のコアユニット52を貫通するよう延設される。複数のコイル64が、コアユニット52のコア溝60に配置されるとともに、コアユニット52および中心軸A回りに環状に延設されて、磁性流体の所定粘度を変更するよう磁界を印加する。
【0012】
円形状の上部プレート66は、コアユニット52と同軸状に配置されるとともに、コアユニット52のコア頂部54と当接している。上部プレート66は、中心軸Aに配置されるとともに、上部プレート66を貫通するよう延設される上部プレート装着孔68を有する。複数の上部プレート孔70が、上部プレート装着孔68の周囲に配置されるとともに、上部プレート66を貫通するよう延設される。円形状の下部プレート72は、コアユニット52と同軸状に配置されるとともに、コアユニット52のコア底部58と当接している。下部プレート72は、中心軸Aの周囲に配置されるとともに、下部プレート72を貫通するよう延設される複数の下部プレート孔74を有する。
【0013】
円筒形状のフラックスリング76は、コアユニット52回りに環状に配置されるとともにコアユニット52から間隔を空けて配置され、フラックスリング76とコアユニット52との間に中心軸A回りに環状に延設される流体流路78を形成する。流体流路は、上部プレート孔70と下部プレート孔74とを連通させ、磁性流体がピストン50を通って流れることを許容する。フラックスリング76は、複数のフラックスリング凹部80を有する。複数のフラックスリング凹部は、同軸状に配置されるとともに、フラックスリング76において互いから間隔を空けて配置される。フラックスリング凹部80は、中心軸A回りに環状に延設されて、ピストン50の上部プレート66およびピストン50の下部プレート72を受け止め、フラックスリング76内においてコアユニット52を囲む。複数の反発バンパ82が、上部プレート装着孔68と同軸状に配置され、ピストン50の上部プレート66と当接し、中心軸A回りに環状に延設される。あるいは、ピストン50は、コア頂部54およびコア底部58を有し、コアユニット52のコア頂部54からコア底部58へと延設される少なくとも1の流体流路78が形成されたコアユニット52を備えてもよい。
【0014】
概略的に示すように、円筒状の本体部材86を有するロッドガイド84は、ピストン50と同軸状にピストン50から間隔を空けて配置され、更に、ハウジング20の流体チャンバ40内の中心軸A上に、ハウジング20のロッド端部24に隣接して、ハウジング20の内壁32と接して配置される。ロッドガイド84の本体部材86には、中央穴88と環状キャビティ90とを有する。環状キャビティは、中心軸Aに配置される中央穴88と連通する。中央円筒空間部および環状キャビティは、ロッドガイド84の本体部材86を貫通するよう延設される。
【0015】
ピストンロッド92は、中心軸Aに沿って配置されるとともに、コアユニット52の環状凹部56においてピストン50のコアユニット52に接続される。ピストンロッド92は、上部プレート66と本体部材86の中央穴88と反発バンパ82とを貫通するよう延設されて、コアユニット52を、ピストン50の上部プレート66、反発バンパ82、およびロッドガイド84の本体部材86と連結する。つまり、ピストンロッド92は、ロッドガイド84の本体部材86を貫通するよう延設されてコアユニット52に接続され、これにより、ガスカップ36とロッドガイド84の本体部材86との間で中心軸Aに沿ってピストン50が摺動可能となる。ピストンロッド92は、中心軸A上に配置されるとともに、ピストンロッド92を貫通するよう延設されてコアユニット通路62と連通する、ピストンロッド通路94を有する。複数のワイヤ96が、コアユニット通路62およびピストンロッド通路94内に配置されるとともに、コアユニット52のコア底部58からピストンロッド通路94を通ってかつ中心軸Aに沿って延設されて、コイル64に電力を供給する。ワイヤ96は、コイル64に電気的に接続されてコイル64に電力を供給し、これにより、コイル64が磁界を生成し、磁性流体の所定の粘度を変更する。
【0016】
本体部材シール98は、本体部材86の環状キャビティ90に配置されるとともに、ピストンロッド92回りに環状にかつ本体部材86およびピストンロッド92の周囲に延設される。ロッドガイド84の本体部材86は、複数の本体部材溝100を有する。本体部材溝は、ロッドガイド84の本体部材86に配置されるとともに、本体部材86および中心軸A回りに環状に延設される。ロッドガイドシール102は本体部材溝100のそれぞれに配置されるとともに、ロッドガイド84の本体部材86回りに環状に延設され、ハウジング壁22の内壁32と当接して流体チャンバ40を封止している。本体部材シール98は、流体チャンバ40からロッド端部24を通って、あらゆる磁性流体が漏出することを防止する非浸透性材料である。流体シール104は、環状にかつガスカップ36から間隔を空けて配置され、ハウジング20の内壁32と封止係合し、これにより、流体シール104とガスカップ36との間に環状に延設される潤滑剤貯留部106を形成する。ガスカップ36は、複数の潤滑剤通路108を有する。潤滑剤通路は、中心軸Aから潤滑剤貯留部106へと径方向に延設され、これにより、潤滑剤通路108を通じて潤滑剤が供給され、流体シール104およびガスシール48が潤滑される。
【0017】
概略的に示すように、ガスカップ36は、ピストン50の軸方向摺動移動に応じて潤滑剤通路108へ潤滑剤を押し出す容積低減装置110を有する。容積低減装置110は、ガスカップ36によって支持される。容積低減装置は、潤滑剤通路108と流体連通するよう配置されて潤滑剤を収容する閉鎖潤滑剤チャンバ112を有する。容積低減装置110は、環状凸部114を有する。環状凸部は、中心軸A回りに環状にかつガスカップ36から軸方向に延設され、閉鎖潤滑剤チャンバ112を囲む。つまり、ピストン50の軸方向摺動移動に応じて、容積低減装置110は、閉鎖潤滑剤チャンバ112から潤滑剤貯留部106へと潤滑剤通路108を通じて潤滑剤を押し出す。
【0018】
容積低減装置110は、中心軸Aから径方向外側に延設される可撓性ダイアフラム116を有する。可撓性ダイアフラムは、環状凸部114上に配置されて、閉鎖潤滑剤チャンバ112を閉鎖するとともに、閉鎖潤滑剤チャンバ112を流体チャンバ40から分離する。可撓性ダイアフラムは、ピストン50の軸方向摺動移動に応じて閉鎖潤滑剤チャンバ112内へと曲がり、潤滑剤通路108へ潤滑剤を押し出す。また、シールキャップ部118が、容積低減装置110に含まれる。シールキャップ部は、中心軸Aから径方向外側に延設されるとともに、可撓性ダイアフラム116上に配置されて、可撓性ダイアフラム116をシールキャップ部118と環状凸部114との間に挟持する。
【0019】
シールキャップ部118は、流体チャンバ40と可撓性ダイアフラム116との間で流体連通させる複数のシール開口部120を有する。複数のシール開口部によって、流体チャンバ40内におけるピストン50の軸方向摺動移動に応じて閉鎖潤滑剤チャンバ112内へとダイアフラムが曲がり、閉鎖潤滑剤チャンバ112から潤滑剤通路108を通って潤滑剤貯留部106へと流れるよう、潤滑剤を押し出す。つまり、ピストン50が流体チャンバ40内において軸方向に摺動すると、磁性流体はシールキャップ部118のシール開口部120を通じて流れ、これにより、可撓性ダイアフラム116が閉鎖潤滑剤チャンバ112に向かって内側に曲がる。可撓性ダイアフラム116の曲がりに応じて、閉鎖潤滑剤チャンバ112内の潤滑剤が潤滑剤通路108を通じて潤滑剤貯留部106へと押し出され、流体シール104およびガスシール48を潤滑する。シールキャップ部118は、シールキャップ部118から外側にかつ軸方向に延設されるスカート部122を有する。スカート部は、環状凸部114回りに環状に配置され、かつ環状凸部144上に保持される。流体シール104は、シールキャップ部118のスカート部122回りに環状に配置されるとともに、シールキャップ部118とハウジング20との間にガスカップ36から間隔を空けて配置されて、ガスカップ36と流体シール104との間で延設される潤滑剤貯留部106を形成する。
【0020】
もちろん、本発明に多くの変形および変更を上記の教示に基づいて行うことができ、詳細な説明以外にも添付の特許請求の範囲内で実現できる。上記の記載が本発明の新規性が有用となるあらゆる組み合わせにわたることは理解されよう。装置の請求項における語「前記(said)」の使用は、それが前出されていて、請求項の範囲に含まれていることを意味する明確な引用である。「前記(the)」の使用は、請求項の範囲に含まれていないことを意味する。さらに、特許請求の範囲における参照符号は利便のためにのみ付されており、限定するものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0021】
【特許文献1】米国特許出願2008/0314706