【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 1.公開物 「Street Searching Service Framework for Navigation」 2.公開日 2013年(平成25年)1月30日 3.集会名 第19回日韓共同コンピュータビジョンフロンティアワークショップ(The 19th Korea−Japan Joint Workshop on Frontiers of Computer Vision) 4.公開場所 仁荷大学校(Inha University)、大韓民国 仁川 5.公開者 イ、スン、ジェ(LEE,Seung Jae) ナ、サン、イル(NA,Sang IL) イ、クン、ドン(LEE,Keun Dong) ジェ、ソン、クワン(JE,Sung Kwan) オー、ウォン、グン(OH,Weon Geun)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記認識された非交差点領域のイメージをあらかじめ設定された方法によって撮影する段階は、前記認識された非交差点領域のイメージを前記第1距離間隔よりも広い第2距離間隔で撮影することを特徴とする請求項1に記載のイメージ基盤データベース構築方法。
前記少なくとも1つのセンシング情報を利用して交差点領域を認識する段階は、前記データベース構築装置の回転角度があらかじめ設定された基準を満たす場合、交差点領域として認識することを特徴とする請求項5に記載のイメージ基盤データベース構築方法。
前記交差点関連情報は、交差点イメージまたは前記交差点イメージから抽出された特徴情報であることを特徴とする請求項7に記載のイメージ基盤データベースを利用したルート検索サービス提供方法。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本発明は、多様な変更を行うことができ、さまざまな実施例を有することができるところ、特定の実施例を図面に例示し、詳細に説明する。
【0032】
しかし、これは、本発明を特定の実施形態に限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるすべての変更、均等物ないし代替物を含むものと理解しなければならない。
【0033】
第1、第2などの用語は、多様な構成要素を説明するのに使用されることができるが、前記構成要素は、前記用語によって限定されるものではない。前記用語は、1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的だけで使用される。例えば、本発明の権利範囲を逸脱することなく、第1構成要素は第2構成要素として命名されることができ、同様に、第2構成要素も第1構成要素として命名されることができる。「及び/または」という用語は、複数の関連された記載された項目の組み合わせまたは複数の関連された記載された項目のうちいずれかの項目を含む。
【0034】
或る構成要素が他の構成要素に「連結されて」いるか、「接続されて」いると言及されたときには、その他の構成要素に直接的に連結されているかまたは接続されていることもできるが、中間に他の構成要素が存在することもできると理解すべきである。一方、或る構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いるか、「直接接続されて」いると言及されたときには、中間に他の構成要素が存在しないものと理解すべきである。
【0035】
本出願において使用した用語は、ただ特定の実施例を説明するために使用されたもので、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈上明白に異なって意味しない限り、複数の表現を含む。本出願において、「含む」または「有する」などの用語は、明細書上に記載した特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、1つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加可能性をあらかじめ排除しないものと理解しなければならない。
【0036】
異なって定義されない限り、技術的または科学的な用語を含んでここで使用されるすべての用語は、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同一の意味を有している。一般的に使用される辞書に定義されているもののような用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致する意味を有するものと解釈しなければならないし、本出願において明白に定義しない限り、理想的または過度に形式的な意味に解釈されない。
【0037】
以下、添付の図面を参照して、本発明の好ましい実施例をさらに詳細に説明する。本発明を説明するにあたって、全体的な理解を容易にするために、図面上の同一の構成要素については、同一の参照符号を使用し、同一の構成要素について重複説明を省略する。
【0038】
明細書全体で、データベース構築装置、ユーザ端末、検索管理装置は、通信が可能なデスクトップコンピュータ(desktop computer)、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、タブレット(tablet)パソコン、無線電話機(wireless phone)、モバイルホン(mobile phone)、スマートホン(smart phone)、e−bookリーダー機、PMP(Portable Multimedia Player)、携帯用ゲーム機、ナビゲーション(navigation)装置、デジタルカメラ(digital camera)、DMB(Digital Multimedia Broadcasting)再生機、デジタル音声録音機(digital audio recorder)、デジタル音声再生機(digital audio player)、デジタル映像録画装置(digital picture recorder)、デジタル映像再生機(digital picture player)、デジタル動画録画装置(digital video recorder)、デジタル動画再生機(digital video player)などを含むことができる。
【0039】
図1は、イメージ基盤データベース構築のためのデータベース化領域を示す概念図である。
図1を参照すれば、一般的にルート検索のためのデータベース構築のためには、ユーザの多様な検索を支援するために道路内のすべての領域101をデータベース化する。
【0040】
前述したように、道路内のすべての領域101をデータベース化する場合、データベースを構築するのに多くの時間と資源が所要されるので、パノラマカメラなどを利用して道路内の領域を撮影し、幾何学的補正を利用してイメージ検索のためのイメージを生成する方法が紹介された。
【0041】
しかし、パノラマカメラなどを利用して道路内の領域を撮影し、幾何学的補正を利用してイメージ検索のためのイメージを生成することも幾何学的補正を使用するので、非効率的である。
【0042】
以下、本発明の一実施例によるイメージ基盤データベース構築方法では、実際ユーザがルートを検索する場合、必要な情報は、交差点領域でどの方向が目的地方向であるかのような情報なので、交差点領域でのルート検索のために交差点領域のイメージを撮影し、データベースを構築する方法について例を取って説明する。
【0043】
図2は、本発明の一実施例によるイメージ基盤データベース構築のためのデータベース化領域を示す概念図である。
【0044】
図2を参照すれば、本発明の一実施例によるイメージ基盤データベース構築方法では、ルート検索において重要基点は、交差点領域であることに着目し、交差点領域201のイメージを利用してルート検索のためのデータベースを構築する。
【0045】
ここで、交差点領域201は、交差点中心から各方向にあらかじめ設定された距離(例えば50メートル)だけの領域を意味することができる。
【0046】
したがって、道路のすべての領域をデータベース化することに比べて、データベース化に必要な資源と時間の無駄使いを低減することができる。また、ユーザがルート検索をする場合、検索時間をも短縮させることができる。
【0047】
図3は、本発明の一実施例によって交差点領域のイメージ基盤データベース構築及び非交差点領域のデータベース構築方法を説明するための概念図である。
【0048】
交差点領域のイメージを利用してルート検索のためのデータベースを構築する場合、必要な写真の量を相当量低減することができ、ルート検索サービス利用時にデータベースの量とルート検索時間を低減することができる。しかし、交差点周辺イメージのみを利用する場合、既存ルート検索サービスで可能だった多様な領域の検索を支援しにくいため、ユーザの便宜性と満足度が減少することができるところ、以下、本発明の一実施例によって多様な領域の検索を支援するための方法を説明する。
【0049】
図3を参照すれば、既存ルート検索サービスで可能であった多様な領域の検索を支援するために交差点領域A、Bと非交差点領域Cを分けてルート検索のためのデータベースをそれぞれ構築する。
【0050】
ここで、交差点領域A、Bを利用して構築したデータベースは、特徴情報検索を通じてユーザの現在位置を確認するのに活用することができる。また、非交差点領域Cを利用して構築したデータベースは、現在位置確認後にユーザの要請によって非交差点領域(例えば、路地)の情報を提供するのに活用することができる。
【0051】
以下、交差点領域と非交差点領域を利用してデータベースを構築する方法について説明する。
図4は、本発明の一実施例によって建物Bのイメージ獲得を説明するための概念図であり、
図5は、本発明の一実施例によって非交差点領域のイメージ獲得を説明するための概念図である。
【0052】
図4を参照すれば、本発明の一実施例によるイメージ基盤データベース構築装置(以下、データベース構築装置)は、各コーナーに位置する建物に対して赤色点のような位置で円弧を描きながら一定間隔で建物Bを撮影する。
【0053】
ここで、データベース構築装置は、角度センサー情報、ハンドル方向移動センサー情報、ユーザ入力情報などに基づいて交差点領域が認識されれば、あらかじめ設定された時間間隔で認識された交差点領域のうち所定方向の構造物に対して2個の垂直角を利用して撮影することができる。
【0054】
また、データベース構築装置は、前記撮影された建物Bのイメージを利用してデータベースを構築し、撮影された建物Bのイメージから特徴情報、SIFT(Scale
Invariant Feature Transform)
およびSURF(Speeded Up Robust Features)
のうちいずれかの地域記述子(local descriptor)を抽出する。データベース構築装置は、抽出された特徴情報を地図情報及び位置情報(例えば商店情報など)と対応させて格納する。
【0055】
図5を参照すれば、データベース構築装置は、非交差点領域を一定距離間隔で撮影し、データベースを構築することができる。
【0056】
ここで、データベース構築装置は、非交差点領域をオーバーラップ比率が50%になるように撮影することができる。
【0057】
または、データベース構築装置は、非交差点領域を利用してデータベースを構築する場合、非交差点領域を一定距離間隔で撮影する代わりに、既存の写真データベース(例えばパノラマなど)を利用することもできる。
【0058】
また、データベース構築装置は、撮影した非交差点領域を地図情報と対応させて格納する。
【0059】
図6は、本発明の一実施例によるイメージ基盤データベース構築方法を説明するための流れ図である。
【0060】
図6を参照すれば、データベース構築装置は、交差点領域が認識されるかを判断する(S610)。
【0061】
ここで、データベース構築装置は、あらかじめ設置された角度センサー、ハンドル方向移動センサーを通じて獲得された角度センサー情報、ハンドル方向移動センサー情報に基づいて交差点領域の認識可否を判断することができる。また、データベース構築装置は、前記データベース構築装置の回転角度があらかじめ設定された基準を満たす場合またはユーザ入力に基づいて交差点領域を認識することもできる。
【0062】
データベース構築装置は、段階610を通じて交差点領域が認識されれば、認識された交差点領域のイメージを獲得する(S620)。
【0063】
ここで、データベース構築装置は、あらかじめ設定された時間間隔で認識された交差点領域のうち所定方向の建物を少なくとも2個の垂直角を利用して撮影することができる。
【0064】
その後、データベース構築装置は、段階620を通じて獲得した交差点領域のイメージから特徴情報を抽出する(S630)。
【0065】
ここで、データベース構築装置は、獲得した交差点領域のイメージから特徴情報、例えばSIFT(Scale Invariant Feature Transform)、SURF(Speeded Up Robust Features)などのような地域記述子(local descriptor)を抽出することができる。
【0066】
また、データベース構築装置は、獲得した交差点領域のイメージから地域記述子(localdescriptor)を抽出することができる。また、特徴情報は、交差点領域のイメージに含まれた構造物の角部または頂点に生成される特徴ベクトルであることができる。
【0067】
データベース構築装置は、抽出された特徴情報と地図情報上の位置情報と対応させ、抽出された特徴情報を格納する(S640)。
【0068】
データベース構築装置は、非交差点領域が認識されるか否かを判断し(S650)、非交差点領域が認識されれば、あらかじめ設定された間隔で非交差点領域を撮影する(S660)。
【0069】
ここで、データベース構築装置は、認識された非交差点領域をオーバーラップ比率が50%になるように撮影することができる。また、データベース構築装置は、交差点領域を撮影する時間間隔よりもさらに長い時間間隔で非交差点領域を撮影することができる。
【0070】
その後、データベース構築装置は、段階660を通じて撮影された非交差点領域を地図情報と対応させ、撮影された非交差点領域を格納する(S670)。
【0071】
したがって、本発明の一実施例によるイメージ基盤データベース構築方法によれば、交差点領域のイメージのみを利用してルート検索を支援するデータベースを構築するので、データベース構築を効率的に行うことができ、ルート検索時間を短縮させることができる。
【0072】
図7は、本発明の一実施例によって構築されたデータベースを利用したルート検索サービスを提供過程を説明するためのフローチャートである。
【0073】
図7を参照すれば、ユーザ端末100は、ユーザ入力に基づいて交差点領域のイメージを獲得する(S710)。
【0074】
その後、ユーザ端末100は、段階710を通じて獲得した交差点領域のイメージを検索管理装置200に伝送する(S720)。
【0075】
検索管理装置200は、段階720を通じて受信された交差点領域のイメージから特徴情報を抽出し、抽出された特徴情報に対応する交差点位置を検索する(S730)。
【0076】
ここで、交差点位置は、抽出された特徴情報と対応する地図情報及び位置情報であることができ、検索管理装置200は、交差点領域のイメージから特徴情報、例えばSIFT(Scale Invariant Feature Transform)、SURF(Speeded Up Robust Features)などのような地域記述子(local descriptor)を抽出することができる。
【0077】
検索管理装置200は、段階730を通じて検索された交差点位置をユーザ端末100に伝送する(740)。
【0078】
ユーザ端末100は、段階740を通じて受信された検索された交差点位置を出力し、ユーザ入力に基づいて交差点位置のうち特定方向を選択する(S750)。
【0079】
その後、ユーザ端末100は、選択した特定方向の非交差点情報要請メッセージを検索管理装置200に伝送する(S760)。
【0080】
検索管理装置200は、段階760を通じて受信された特定方向の非交差点情報要請メッセージに相当する非交差点情報を獲得し、獲得した非交差点情報をユーザ端末100に伝送する(S770)。
【0081】
ユーザ端末100は、ユーザ入力に基づいて受信された非交差点情報に含まれた付加情報を要請する付加情報要請メッセージを検索管理装置200に伝送する(S780)。
【0082】
ここで、付加情報は、電話番号情報、アドレス情報、クーポン情報、イベント情報などのような周辺建物に関する詳細情報を含むことができる。
【0083】
検索管理装置200は、段階780を通じて受信された付加情報要請メッセージに相当する付加情報を獲得し、獲得した付加情報をユーザ端末100に伝送する(S790)。
【0084】
本発明の一実施例においてユーザ端末100が獲得した交差点領域のイメージを検索管理装置200に伝送することを例示して説明したが、本発明の他の実施例においてユーザ端末100は、獲得した交差点領域のイメージから特徴情報を抽出した後、抽出された特徴情報を検索管理装置200に伝送することもできる。
【0085】
図8は、本発明の一実施例によってユーザ端末で行われる構築されたデータベースを利用したルート検索サービス提供方法を説明するための流れ図である。
【0086】
図8を参照すれば、本発明の一実施例によるユーザ端末100は、ユーザ入力に基づいて交差点領域のイメージを獲得する(S801)。
【0087】
ユーザ端末100は、段階801を通じて獲得した交差点領域のイメージを検索管理装置200に伝送する(S803)。
【0088】
ここで、ユーザ端末100は、獲得した交差点領域のイメージから特徴情報を抽出し、抽出された特徴情報を検索管理装置200に伝送することもできる。
【0089】
その後、ユーザ端末100は、伝送した交差点領域のイメージに相当する交差点位置が受信されるか否かを判断する(S805)。
【0090】
ユーザ端末100は、段階805を通じて交差点位置が受信されるものと判断されれば、受信された交差点位置をユーザが確認することができるように出力する(S807)。
【0091】
ここで、受信された交差点位置は、ユーザが現在位置を容易に確認することができるように地図にマッピングされることができる。
【0092】
ユーザ端末100は、出力された交差点位置に対するユーザ入力に基づいて特定方向の非交差点情報要請メッセージを検索管理装置200に伝送する(S809)。
【0093】
ここで、ユーザ端末100は、検索管理装置200から交差点位置に該当することができる複数の候補交差点位置を受信することもできる。この際、ユーザ端末100は、ユーザ入力に基づいて複数の候補交差点位置のうち特定交差点位置を選択し、選択された特定交差点位置に対する特定方向の非交差点情報要請メッセージを検索管理装置200に伝送することもできる。
【0094】
その後、ユーザ端末100は、特定方向の非交差点情報要請メッセージに相当する非交差点情報が受信されるかを判断する(S811)。
【0095】
ユーザ端末100は、非交差点情報が受信されれば、受信された非交差点情報をユーザが確認することができるように出力する(S813)。
【0096】
ここで、非交差点情報は、選択された交差点方向に対する地図情報と非交差点イメージを含むことができ、ユーザ端末100は、インターフェースによって地図情報と非交差点イメージを同時にまたは選択的に出力することができる。
【0097】
その後、ユーザ端末100は、出力された非交差点情報に対するユーザ入力に基づいて付加情報要請メッセージを検索管理装置200に伝送する(S815)。
【0098】
ユーザ端末100は、付加情報要請メッセージに相当する付加情報が受信されるかを判断し(S817)、付加情報が受信されれば、受信された付加情報をユーザが確認することができるように出力する(S819)。
【0099】
ここで、付加情報は、電話番号情報、アドレス情報、クーポン情報、イベント情報などのような周辺建物に関する詳細情報を含むことができる。
【0100】
本発明の一実施例によれば、交差点領域のイメージを利用してデータベースを構築した検索管理装置を通じて現在交差点領域のイメージに基づくルート検索を行うので、迅速なルート検索結果を提供することができる。
【0101】
図9は、本発明の一実施例によって検索管理装置で行われる構築されたデータベースを利用したルート検索サービス提供方法を説明するための流れ図である。
【0102】
図9を参照すれば、検索管理装置200は、ユーザ端末100から交差点領域のイメージが受信されるかを判断する(S910)。
【0103】
検索管理装置200は、段階910を通じて交差点領域のイメージが受信されれば、受信された交差点領域のイメージから特徴情報を抽出する(S920)。
【0104】
ここで、検索管理装置200は、交差点領域のイメージから特徴情報、例えばSIFT(Scale Invariant Feature Transform)、SURF(Speeded Up Robust Features)などのような地域記述子(local descriptor)を抽出することができる。
【0105】
その後、検索管理装置200は、抽出された特徴情報に対応する交差点位置をあらかじめ構築されたデータベースから獲得する(S930)。
【0106】
ここで、あらかじめ構築されたデータベースは、交差点イメージだけで構築されたもので、すべての道路のイメージをデータベース化したものとは異なって、迅速な交差点位置検索が可能にすることができる。
【0107】
検索管理装置200は、段階930を通じて獲得された交差点位置をユーザ端末100に伝送する(S940)。
【0108】
ここで、検索管理装置200は、あらかじめ構築されたデータベースから複数の候補交差点位置が獲得された場合、複数の候補交差点位置をリスト形態で構成し、ユーザ端末100に伝送する。
【0109】
その後、検索管理装置200は、ユーザ端末100から非交差点情報要請メッセージが受信されるかを判断する(S950)。
【0110】
検索管理装置200は、段階950を通じて非交差点情報要請が受信されれば、非交差点情報要請に対応する非交差点情報を獲得し、ユーザ端末100に伝送する(S960)。
【0111】
ここで、非交差点情報は、選択された交差点方向に対して地図情報と非交差点イメージが含まれることができる。
【0112】
その後、検索管理装置200は、ユーザ端末100から付加情報要請メッセージが受信されるかを判断する(S970)。
【0113】
検索管理装置200は、段階970を通じて付加情報要請メッセージが受信されれば、受信された付加情報要請メッセージに相当する付加情報を獲得し、ユーザ端末100に伝送する(S980)。
【0114】
ここで、付加情報は、電話番号情報、アドレス情報、クーポン情報、イベント情報などのような周辺建物に関する詳細情報を含むことができる。
【0115】
本発明の一実施例によれば、交差点領域のイメージを利用して構築されたデータベースを利用して現在交差点領域のイメージに基礎したルート検索を行うので、迅速にルート検索を行い、ユーザ端末100に提供することができる。
【0116】
以下、
図10及び
図11を参照して本発明の一実施例によって構築されたデータベースを利用したルート検索サービス提供方法を行うユーザ端末100と検索管理装置200を説明する。
【0117】
後述する構成要素は、物理的な区分ではなく、機能的な区分によって定義される構成要素であって、それぞれが行う機能によって定義されることができる。それぞれの構成要素は、ハードウェア及び/またはそれぞれの機能を行うプログラムコード及びプロセッシングユニットで具現されることができ、2つ以上の構成要素の機能が1つの構成要素に含まれて具現されることもできる。
【0118】
したがって、以下の実施例において構成要素に付与される名称は、それぞれの構成要素を物理的に区分するためのものではなく、それぞれの構成要素が行う代表的な機能を暗示するために付与されたものであり、構成要素の名称によって本発明の技術的思想が限定されないことに留意しなければならない。
【0119】
図10は、本発明の一実施例による構築されたデータベースを利用したルート検索サービス提供方法を行うユーザ端末の構成を示すブロック図である。
【0120】
図10を参照すれば、本発明の一実施例によるユーザ端末100は、撮影部110、通信部120、プロセッシング部130、ディスプレイ部140及び特徴情報抽出部150を含むことができる。
【0121】
まず、撮影部110は、ユーザ入力に基づいて交差点領域のイメージを獲得し、獲得した交差点領域のイメージをプロセッシング部130に提供する。
【0122】
通信部120は、検索管理装置200と通信を行い、検索管理装置200から受信された情報をプロセッシング部130に提供し、プロセッシング部130の制御に基づいて要請メッセージなどを検索管理装置200に伝送する。
【0123】
ここで、通信部120と検索管理装置200との間の通信は、IEEE802.11x(例えば、802.11a、802.11b、802.11g、802.11n、802.11acなど)、ブルートゥース
(登録商標)、ジグビー(Zigbee(登録商標))、超光帯域通信(UWB:Ultra Wide Band)、近距離無線通信(NFC:Near
Field Communication)、バイナリーCDMA(B−CDMA:Binary Division Multiple Access)、LTE(Long
Term Evolution)、WiBro(Wireless Broadband)などの多様な無線通信技術を利用して行われることができる。
【0124】
プロセッシング部130は、撮影部110から提供された交差点領域のイメージを通信部120を通じて検索管理装置200に伝送する。
【0125】
または、プロセッシング部130は、撮影部110から提供された交差点領域のイメージを特徴情報抽出部150に提供し、交差点領域のイメージから特徴情報を抽出するように制御し、特徴情報抽出部150から提供された特徴情報を検索管理装置200に伝送する。
【0126】
また、プロセッシング部130は、通信部120を通じて交差点領域のイメージまたは特徴情報に相当する交差点位置が受信されれば、受信された交差点位置を出力するようにディスプレイ部140を制御することができる。
【0127】
ここで、プロセッシング部130は、検索管理装置200から交差点位置に該当することができる複数の候補交差点位置を受信することもできる。この際、プロセッシング部130は、ユーザ入力に基づいて複数の候補交差点位置のうち特定交差点位置を選択し、選択された特定交差点位置に対する特定方向の非交差点情報要請メッセージを検索管理装置200に伝送することもできる。
【0128】
また、プロセッシング部130は、出力された交差点位置に対するユーザ入力に基づいて特定方向の非交差点情報要請メッセージを通信部120を通じて検索管理装置200に伝送する。
【0129】
プロセッシング部130は、通信部120を通じて非交差点情報が受信されれば、受信された非交差点情報を出力するようにディスプレイ部140を制御する。
【0130】
ここで、非交差点情報は、選択された交差点方向に対する地図情報と非交差点イメージを含むことができる。
【0131】
また、プロセッシング部130は、出力された非交差点情報に対するユーザ入力に基づいて付加情報要請メッセージを通信部120を通じて検索管理装置200に伝送する。
【0132】
プロセッシング部130は、通信部120を通じて伝送した付加情報要請メッセージに相当する付加情報が受信されれば、受信された付加情報を出力するようにディスプレイ部140を制御する。
【0133】
ここで、付加情報は、電話番号情報、アドレス情報、クーポン情報、イベント情報などのような周辺建物に関する詳細情報を含むことができる。
【0134】
ディスプレイ部140は、プロセッシング部130の制御に基づいて交差点位置、非交差点情報、付加情報などをユーザが確認するように出力する。また、ディスプレイ部140は、ユーザ入力情報をプロセッシング部130に提供する。
【0135】
ここで、ディスプレイ部140は、液晶表示装置(liquid crystal display、LCD)、プラズマ表示パネル(plasma display panel、PDP)、有機電気発光ダイオード(organic light emitting diode、OLED)などよりなることができる。
【0136】
特徴情報抽出部150は、プロセッシング部130の制御に基づいて提供された交差点領域のイメージから特徴情報を抽出し、抽出された特徴情報をプロセッシング部130に提供する。
【0137】
ここで、特徴情報抽出部150は、交差点領域のイメージから特徴情報、例えばSIFT(Scale Invariant Feature Transform)、SURF(Speeded Up Robust Features)などのような地域記述子(local descriptor)を抽出することができる。
【0138】
本発明の一実施例によれば、交差点領域のイメージで構築したデータベースを利用する検索管理装置を通じて現在ルート検索を行うので、迅速なルート検索結果を提供することができる。
【0139】
図11は、本発明の一実施例によって構築されたデータベースを利用したルート検索サービス提供方法を行う検索管理装置の構成を示すブロック図である。
【0140】
図11を参照すれば、本発明の一実施例による検索管理装置200は、通信部210、プロセッシング部220、特徴情報抽出部230、交差点情報格納部240、非交差点情報格納部250及び地図及び位置情報格納部260を含むことができる。
【0141】
まず、通信部210は、ユーザ端末100と通信を行い、ユーザ端末100から受信された情報をプロセッシング部220に提供し、プロセッシング部220の制御に基づいて特定情報をユーザ端末100に伝送する。
【0142】
ここで、通信部210とユーザ端末100との通信は、IEEE802.11x(例えば、802.11a、802.11b、802.11g、802.11n、802.11acなど)、ブルートゥース
(登録商標)、ジグビー(Zigbee)、超光帯域通信(UWB:Ultra Wide Band)、近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)、バイナリーCDMA(B−CDMA:Binary Division Multiple Access)、LTE(Long Term Evolution)、WiBro(Wireless Broadband)などの多様な無線通信技術を利用して行われることができる。
【0143】
プロセッシング部220は、通信部210を通じてユーザ端末100から交差点領域のイメージが受信されれば、受信された交差点イメージを特徴情報抽出部230に提供する。
【0144】
プロセッシング部220は、特徴情報抽出部230から提供された特徴情報と対応する交差点位置を交差点情報格納部240から獲得し、獲得した交差点位置を通信部210を通じてユーザ端末100に伝送する。
【0145】
または、プロセッシング部220は、通信部210を通じてユーザ端末100から交差点領域のイメージに対する特徴情報が受信されれば、受信された特徴情報に対応する交差点位置を交差点情報格納部240から獲得し、獲得した交差点位置を通信部210を通じてユーザ端末100に伝送する。
【0146】
ここで、プロセッシング部220は、交差点情報格納部240から複数の候補交差点位置が獲得された場合、複数の候補交差点位置をリスト形態で構成し、ユーザ端末100に伝送する。
【0147】
また、プロセッシング部220は、ユーザ端末100から非交差点情報要請メッセージが受信されれば、非交差点情報要請に対応する非交差点情報を非交差点情報格納部250から獲得し、ユーザ端末100に伝送する。
【0148】
ここで、非交差点情報は、選択された交差点方向に対して地図情報と非交差点イメージが含まれることができる。
【0149】
また、プロセッシング部220は、ユーザ端末100から付加情報要請メッセージが受信されれば、受信された付加情報要請メッセージに相当する付加情報を地図及び位置情報格納部260から獲得し、ユーザ端末100に伝送する。
【0150】
ここで、付加情報は、電話番号情報、アドレス情報、クーポン情報、イベント情報などのような周辺建物に関する詳細情報を含むことができる。
【0151】
特徴情報抽出部230は、プロセッシング部220の制御に基づいて提供された交差点イメージから特徴情報を抽出し、抽出された特徴情報をプロセッシング部220に提供する。
【0152】
ここで、特徴情報抽出部230は、交差点領域のイメージから特徴情報、例えばSIFT、SURFなどのような地域記述子(local descriptor)を抽出することができる。
【0153】
交差点情報格納部240は、撮影された交差点領域のイメージとこれを基盤に抽出された特徴情報を格納する。
【0154】
ここで、交差点領域のイメージは、あらかじめ設定された時間間隔で所定方向の建物を少なくとも2個の垂直角を利用して撮影されることができる。
【0155】
非交差点情報格納部250は、交差点間の領域のイメージを格納し、地図及び位置情報格納部260と連動するための情報を管理する。
【0156】
地図及び位置情報格納部260は、交差点領域のイメージと非交差点イメージを連動させるための情報及び位置情報、商店情報などの付加情報などを格納しつつ管理する。
【0157】
ここで、交差点情報格納部240、非交差点情報格納部250及び地図及び位置情報格納部260は、大容量の非揮発性格納装置(例えば、ハードディスクドライブ)で構成されることができる。
【0158】
本発明の一実施例によれば、交差点領域のイメージを利用して構築されたデータベースを利用して現在交差点領域のイメージに基礎したルート検索を行うので、迅速にルート検索を行い、ユーザ端末100に提供することができる。
【0159】
図12は、本発明の一実施例によって交差点領域のイメージを獲得したユーザ端末の画面を示し、
図13〜
図15は、本発明の一実施例によって受信された交差点の位置、非交差点の位置、付加情報を示すユーザ端末の画面を示す。
【0160】
図12を参照すれば、ユーザ入力に基づいて交差点領域で交差点領域のイメージを撮影したユーザ端末100の画面である。
【0161】
ユーザ端末100は、撮影した交差点領域のイメージを検索管理装置200に伝送すれば、
図13に示されたように、ユーザ端末100の現在位置が地図上に表示され得るように交差点位置を検索管理装置200から受信する。
【0162】
ユーザ端末100は、受信された交差点位置のうち4方向に対してユーザ入力に基づいて1方向を選択すれば、選択した1方向に対してあらかじめ情報提供が可能な商店などの情報を
図14のようにハイライトすることができる。
【0163】
ユーザは、
図14のように表示されるユーザ端末100の画面に基づいてルート検索が可能である。
【0164】
ここで、交差点の中央にある円は、ユーザ端末100の現在位置を示し、建物内にある斜線で表示された円は、あらかじめ情報提供が可能な商店を示す。
【0165】
また、ユーザ端末100は、
図14のような状況でユーザ操作に基づいて横画面に切り替えられる場合、
図15に示されたように、方向によって道路の左右側に情報提供が可能な商店情報を提供することもできる。
【0166】
または、ユーザ端末100は、
図14のような状況でユーザ操作に基づいて左側または右側の路地を選択する場合、
図15に示されたように、方向によって道路の左右側に情報提供が可能な商店情報を提供することもできる。
【0167】
図15の111は、非交差点イメージとしてあらかじめ情報提供が可能な商店の情報であり、115のマークと連動して移動し、タッチを通じて左右移動が可能である。
【0168】
ここで、商店の情報は、店のイメージ、電話番号、店の評価情報などを含むことができる。
【0169】
また、
図15の113は、道路内のパノラマサムネイル(thumbnail)を示すもので、ユーザに非交差点イメージを通じて合成されたパノラマサムネイルイメージを提供することができる。
【0170】
また、
図15の115は、提供可能な地図として現在回転方向または選択方向に合う方向の地図情報及び位置情報提供が可能な商店を表示することができる。
【0171】
以上実施例を参照して説明したが、当該技術分野の熟練された当業者は、下記の特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正及び変更させることができることを理解することができる。