特許第5869992号(P5869992)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5869992
(24)【登録日】2016年1月15日
(45)【発行日】2016年2月24日
(54)【発明の名称】転送プログラム生成装置
(51)【国際特許分類】
   G05B 19/05 20060101AFI20160210BHJP
   G05B 23/02 20060101ALI20160210BHJP
【FI】
   G05B19/05 A
   G05B23/02 V
【請求項の数】4
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2012-192764(P2012-192764)
(22)【出願日】2012年9月3日
(65)【公開番号】特開2014-48993(P2014-48993A)
(43)【公開日】2014年3月17日
【審査請求日】2014年10月21日
(73)【特許権者】
【識別番号】501137636
【氏名又は名称】東芝三菱電機産業システム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100100712
【弁理士】
【氏名又は名称】岩▲崎▼ 幸邦
(74)【代理人】
【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100098327
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】粂川 幸雄
【審査官】 稲垣 浩司
(56)【参考文献】
【文献】 特開平09−282025(JP,A)
【文献】 特開2011−081430(JP,A)
【文献】 特開2009−230572(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G05B 19/05
G05B 23/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御装置が接続された第1のネットワークと、HMI装置が接続された第2のネットワークとに接続され、前記制御装置と前記HMI装置との間で操作信号及び表示信号を転送する転送装置に適用される転送プログラムを生成する転送プログラム生成装置であって、
前記第1のネットワークに接続され、前記制御装置との間で通信していた旧HMI装置に記憶された画面情報に基づいて、表示部品毎に、前記制御装置と前記旧HMI装置との間で前記操作信号及び前記表示信号を送受信するためのコントローラアドレスと、前記表示部品の属性情報とを関連づけてプラント制御管理仕様情報を生成するプラント制御管理仕様情報生成手段と、
前記プラント制御管理仕様情報に基づいて、前記表示部品毎に、前記第2のネットワークにおける前記操作信号のアドレスと前記表示信号のアドレスとを割り当て、HMI変数情報として生成するHMI変数情報生成手段と、
前記プラント制御管理仕様情報に基づいて、前記表示部品毎に、前記第1のネットワークにおける前記操作信号と前記表示信号とのアドレスを割り当て、コントローラ変数情報として生成するコントローラ変数情報生成手段と、
前記HMI変数情報生成手段により生成されたHMI変数情報と、前記コントローラ変数情報生成手段により生成されたコントローラ変数情報とに基づいて、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの間で前記操作信号と前記表示信号を送受信するための転送プログラムを生成する転送プログラム生成手段と、
を備えたことを特徴とする転送プログラム生成装置。
【請求項2】
前記HMI変数情報生成手段は、
前記プラント制御管理仕様情報の前記表示部品の属性情報に基づいて、前記表示部品毎に、前記第2のネットワークにおける前記操作信号のアドレスと前記表示信号のアドレスとを割り当て、HMI変数情報として生成し、
コントローラ変数情報生成手段は、
前記プラント制御管理仕様情報の前記コントローラアドレスに基づいて、前記表示部品毎に、前記第1のネットワークにおける前記操作信号と前記表示信号とのアドレスを割り当て、コントローラ変数情報として生成する
ことを特徴とする請求項1記載の転送プログラム生成装置。
【請求項3】
前記プラント制御管理仕様情報生成手段は、
前記第1のネットワークに接続され、前記制御装置との間で通信していた旧HMI装置に記憶された画面情報に基づいて、表示部品毎に、前記表示部品の種類を一意に識別する部品タイプ名称と、前記制御装置と前記旧HMI装置との間で前記操作信号及び前記表示信号を送受信するためのコントローラアドレスと、前記表示部品の属性情報とを関連づけてプラント制御管理仕様情報を生成し、
前記部品タイプ名称毎に、前記操作信号のビット数及び前記表示信号のビット数を関連づけて割付処理ルールとして記憶する割付処理ルール記憶手段を更に備え、
前記HMI変数情報生成手段は、
前記プラント制御管理仕様情報と前記割付処理ルールとに基づいて、前記表示部品毎に、前記第2のネットワークにおける前記操作信号のアドレスと前記表示信号のアドレスとを割り当て、HMI変数情報として生成し、
前記コントローラ変数情報生成手段は、
前記プラント制御管理仕様情報と前記割付処理ルールとに基づいて、前記表示部品毎に、前記第1のネットワークにおける前記操作信号と前記表示信号とのアドレスを割り当て、コントローラ変数情報として生成する
ことを特徴とする請求項1記載の転送プログラム生成装置。
【請求項4】
前記HMI変数情報生成手段は、
前記プラント制御管理仕様情報の前記表示部品の属性情報と前記割付処理ルールとに基づいて、前記表示部品毎に、前記第2のネットワークにおける前記操作信号のアドレスと前記表示信号のアドレスとを割り当て、HMI変数情報として生成し、
前記コントローラ変数情報生成手段は、
前記プラント制御管理仕様情報の前記コントローラアドレスと前記割付処理ルールとに基づいて、前記表示部品毎に、前記第1のネットワークにおける前記操作信号と前記表示信号とのアドレスを割り当て、コントローラ変数情報として生成する
ことを特徴とする請求項3記載の転送プログラム生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、既存のネットワークに接続された制御装置と、新設のネットワークに接続されたHMI(Human Machine Interface)装置との間で通信するための転送プログラムを生成する転送プログラム生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、鉄鋼プラント等を中心としたプラントの制御監視システムにおいては、主にハードウェア用品により構成される操作盤から受け付けた操作信号に基づいて制御装置がプラントの制御を行うものから、操作画面を有するHMI(Human Machine Interface)装置から制御装置が操作信号を受け付け、この操作信号に基づいて制御装置がプラントの制御を行うものへ急激な変化を遂げている。
【0003】
さらに、このようなHMI装置が適用された制御監視システムにおいては、操業者側によるプラントの制御及び監視の多様な要求仕様に柔軟に対応させるため、HMI装置が多機能化し、それに伴って画面仕様も増大している。
【0004】
例えば、鉄鋼プラントに用いられるHMI装置を備えた制御・監視システムにおいて、HMI装置の画面設計を行う設計者は、画面上に表示される1万点を越える表示部品と数万点におよぶ操作信号や表示信号等のHMIインタフェース信号の登録を行う必要があり、設計業務の効率向上の手段が切望されていた。
【0005】
そこで、特許文献1には、この設計作業の機械化・自動化の為に、任意の制御プログラムデータを入力することによって、グラフィカルデータとデバイス名とを対応させたグラフィカルな監視画面を作成するプラント監視画面作成装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平9−282025号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
また、昨今のプラントの大規模化に伴って、制御監視システムも大規模化されており、このような大規模プラントの制御・監視システムでは、制御装置とこの制御装置にネットワークを介して接続されるHMI装置とを備える場合が多くなっている。
【0008】
このような構成を有する制御・監視システムにおいては、制御装置とHMI装置との間で、正確に操作信号や表示信号を伝送する必要がある。
【0009】
しかしながら、特許文献1に記載のプラント監視画面作成装置を大規模プラントの制御・監視システムに適用した場合、操作信号及び表示信号を送受信するための情報を、設計者が手作業で入力しなければならないので、設計者にとって非常に大きな負担となり、膨大な作業時間が必要になると共に、作業ミスの発生の原因となっていた。
【0010】
ここで、既存のネットワーク(以下、旧ネットワークという)に接続された既存のHMI装置(以下、旧HMI装置という)を、新しいネットワーク(以下、新ネットワークという)に接続された新しいHMI装置(以下、新HMI装置という)へ、リプレースする際、新HMI装置を、直接、既設ネットワークに接続することは困難であり、又、既設ネットワークに接続されていた制御装置を、直接、新しいネットワークに接続することも不可能である。
【0011】
そのため、新旧ネットワークに同時に接続可能なゲートウェイ(転送装置)を設け、新HMI装置からの操作信号と制御装置からの表示信号とを、ゲートウェイを介して新旧ネットワーク間で転送することが考えられる。
【0012】
このゲートウェイにインストールされ、制御装置と新HMI装置との間で転送を行うための転送プログラムを設計する為には、制御装置にインストールされた制御プログラムの調査・解読作業が必須であり、場合によっては、新HMI装置の画面仕様に合わせて制御装置の改造が必要になる場合もある。
【0013】
しかしながら、旧HMI装置を設置後、長い年月が経過した事例が多く、取扱説明書が無い、仕様書が無い、制御プログラムを解読できる熟練設計者が居ない、というリスクが有り、更新時の大きな負担となっていた。
【0014】
即ち、制御装置に於ける旧HMI装置との交信プログラムを解読し、新旧ネットワーク間を転送させる為の数万点に及ぶ転送プログラムを設計・製作する、という作業が必要であり、これらの作業は、設計者にとって非常に大きな負担となり、膨大な作業時間が必要になると共に、作業ミスの発生の原因となっていた。
【0015】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、設計者による設計作業の作業時間及び作業ミスを大幅に低減しつつ、制御装置と新HMI装置との間で操作信号及び表示信号を適切に転送するための転送プログラムを生成する転送プログラム生成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記目的を達成するため、本発明に係る転送プログラム生成装置の第1の特徴は、制御装置が接続された第1のネットワークと、HMI装置が接続された第2のネットワークとに接続され、前記制御装置と前記HMI装置との間で操作信号及び表示信号を転送する転送装置に適用される転送プログラムを生成する転送プログラム生成装置であって、前記第1のネットワークに接続され、前記制御装置との間で通信していた旧HMI装置に記憶された画面情報に基づいて、表示部品毎に、前記制御装置と前記旧HMI装置との間で前記操作信号及び前記表示信号を送受信するためのコントローラアドレスと、前記表示部品の属性情報とを関連づけてプラント制御管理仕様情報を生成するプラント制御管理仕様情報生成手段と、前記プラント制御管理仕様情報に基づいて、前記表示部品毎に、前記第2のネットワークにおける前記操作信号のアドレスと前記表示信号のアドレスとを割り当て、HMI変数情報として生成するHMI変数情報生成手段と、前記プラント制御管理仕様情報に基づいて、前記表示部品毎に、前記第1のネットワークにおける前記操作信号と前記表示信号とのアドレスを割り当て、コントローラ変数情報として生成するコントローラ変数情報生成手段と、前記HMI変数情報生成手段により生成されたHMI変数情報と、前記コントローラ変数情報生成手段により生成されたコントローラ変数情報とに基づいて、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの間で前記操作信号と前記表示信号を送受信するための転送プログラムを生成する転送プログラム生成手段と、を備えたことにある。
【0017】
上記目的を達成するため、本発明に係る転送プログラム生成装置の第2の特徴は、前記HMI変数情報生成手段は、前記プラント制御管理仕様情報の前記表示部品の属性情報に基づいて、前記表示部品毎に、前記第2のネットワークにおける前記操作信号のアドレスと前記表示信号のアドレスとを割り当て、HMI変数情報として生成し、コントローラ変数情報生成手段は、前記プラント制御管理仕様情報の前記コントローラアドレスに基づいて、前記表示部品毎に、前記第1のネットワークにおける前記操作信号と前記表示信号とのアドレスを割り当て、コントローラ変数情報として生成することにある。
【0018】
上記目的を達成するため、本発明に係る転送プログラム生成装置の第3の特徴は、前記プラント制御管理仕様情報生成手段は、前記第1のネットワークに接続され、前記制御装置との間で通信していた旧HMI装置に記憶された画面情報に基づいて、表示部品毎に、前記表示部品の種類を一意に識別する部品タイプ名称と、前記制御装置と前記旧HMI装置との間で前記操作信号及び前記表示信号を送受信するためのコントローラアドレスと、前記表示部品の属性情報とを関連づけてプラント制御管理仕様情報を生成し、前記部品タイプ名称毎に、前記操作信号のビット数及び前記表示信号のビット数を関連づけて割付処理ルールとして記憶する割付処理ルール記憶手段を更に備え、前記HMI変数情報生成手段は、前記プラント制御管理仕様情報と前記割付処理ルールとに基づいて、前記表示部品毎に、前記第2のネットワークにおける前記操作信号のアドレスと前記表示信号のアドレスとを割り当て、HMI変数情報として生成し、前記コントローラ変数情報生成手段は、前記プラント制御管理仕様情報と前記割付処理ルールとに基づいて、前記表示部品毎に、前記第1のネットワークにおける前記操作信号と前記表示信号とのアドレスを割り当て、コントローラ変数情報として生成することにある。
【0019】
上記目的を達成するため、本発明に係る転送プログラム生成装置の第4の特徴は、前記HMI変数情報生成手段は、前記プラント制御管理仕様情報の前記表示部品の属性情報と前記割付処理ルールとに基づいて、前記表示部品毎に、前記第2のネットワークにおける前記操作信号のアドレスと前記表示信号のアドレスとを割り当て、HMI変数情報として生成し、前記コントローラ変数情報生成手段は、前記プラント制御管理仕様情報の前記コントローラアドレスと前記割付処理ルールとに基づいて、前記表示部品毎に、前記第1のネットワークにおける前記操作信号と前記表示信号とのアドレスを割り当て、コントローラ変数情報として生成することにある。
【発明の効果】
【0020】
本発明の転送プログラム生成装置よれば、設計者による設計作業の作業時間及び作業ミスを大幅に低減しつつ、制御装置と新HMI装置との間で操作信号及び表示信号を適切に転送するための転送プログラムを生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の第1の実施形態に係る転送プログラム生成装置が適用された制御監視システムの構成を示す構成図である。
図2】新HMI装置に表示された監視画面の一例を示した図である。
図3】本発明の第1の実施形態に係る転送プログラム生成装置が適用された制御監視システムの構成を示す構成図である。
図4】本発明の第1の実施形態に係る転送プログラム生成装置の割付処理ルール記憶部に記憶された割付処理ルールの一例を示した図である。
図5】本発明の第1の実施形態に係る転送プログラム生成装置の作用概要を示すフローチャートである。
図6】本発明の第1の実施形態に係る転送プログラム生成装置のプラント制御管理仕様情報記憶部に記憶されたプラント制御管理仕様情報の一例を示した図である。
図7】本発明の第1の実施形態に係る転送プログラム生成装置におけるHMI変数情報生成処理の処理手順を示すフローチャートである。
図8】本発明の第1の実施形態に係る転送プログラム生成装置のHMI変数情報生成部により生成されたHMI変数情報の一例を示した図である。
図9】本発明の第1の実施形態に係る転送プログラム生成装置におけるコントローラ変数情報生成処理の処理手順を示すフローチャートである。
図10】本発明の第1の実施形態に係る転送プログラム生成装置のコントローラ変数情報生成部により生成されたコントローラ変数情報の一例を示した図である。
図11】本発明の第1の実施形態に係る転送プログラム生成装置における転送プログラム生成処理の処理手順を説明したフローチャートである。
図12】本発明の第1の実施形態に係る転送プログラム生成装置により生成された転送プログラムの一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
【0023】
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る転送プログラム生成装置が適用された制御監視システム10の構成を示す構成図である。
【0024】
図1に示すように、第1の実施形態に係る転送プログラム生成装置1が適用された制御監視システム10は、転送プログラム生成装置1と、第1ネットワーク8に接続された制御装置2と、第2ネットワーク9に接続されたHMI(Human Machine Interface)装置4(以下、新HMI装置4という)と、第1ネットワーク8と第2ネットワーク9とに接続された転送装置5とを備えている。なお、図1には、説明のため、第1ネットワーク8に接続されていたHMI装置3(以下、旧HMI装置3という)を図示している。この旧HMI装置3は、第1ネットワーク8に接続されていたときには、第1ネットワーク8を介して、制御装置2と通信していたものであり、老朽化により新HMI装置4にリプレースされたものである。
【0025】
旧HMI装置3は、リプレース前において、第1ネットワーク8を介して制御装置2と接続されている際、内部に記憶した画面情報に基づいて、監視画面を表示すると共に、利用者による監視画面の操作に基づいて操作信号を生成し、この生成された操作信号を制御装置2へ第1ネットワーク8を介して送信する。また、旧HMI装置3は、制御装置2から第1ネットワーク8を介して受信した表示信号に基づいて、監視画面上に表示部品を表示する。なお、監視画面とは、利用者が制御対象であるプラントを監視するために用いられる画面と、利用者が制御対象であるプラントを操作するために用いられる画面とを含むものである。
【0026】
ここで、既存のネットワークである第1ネットワーク8に接続された旧HMI装置3を、新しいネットワークである第2ネットワーク9に接続された新しい新HMI装置4へ、リプレースする際、第1ネットワーク8と第2ネットワーク9とは、通信規格等が異なるため、新HMI装置を、直接、第1ネットワーク8に接続することは困難であり、又、第1ネットワーク8に接続されていた制御装置2を、直接、第2ネットワーク9に接続することは困難である。
【0027】
そこで、制御監視システム10は、第1ネットワーク8と第2ネットワーク9とに接続可能な転送装置5を設け、新HMI装置4からの操作信号と制御装置2からの表示信号とを、転送装置5を介して転送させる。
【0028】
新HMI装置4は、旧HMI装置3からリプレースされることにより、第2ネットワーク9を介して制御装置2と接続される。新HMI装置4は、内部に記憶した画面情報に基づいて、監視画面を表示すると共に、利用者による監視画面の操作に基づいて操作信号を生成し、この生成された操作信号を制御装置2へ第2ネットワーク9を介して送信する。また、新HMI装置4は、制御装置2から第2ネットワーク9を介して受信した表示信号に基づいて、監視画面上に表示部品を表示する。なお、監視画面とは、利用者が制御対象であるプラントを監視するために用いられる画面と、利用者が制御対象であるプラントを操作するために用いられる画面とを含むものである。
【0029】
制御装置2は、旧HMI装置3から新HMI装置4へのリプレース前は、旧HMI装置3から第1ネットワーク8を介して受信した操作信号に基づいて、各種プラント機器(図示しない)を制御する。また、制御装置2は、旧HMI装置3の監視画面上に表示部品を表示するための表示信号を生成し、この生成された表示信号を旧HMI装置3へ第1ネットワーク8を介して送信する。
【0030】
また、制御装置2は、旧HMI装置3から新HMI装置4へのリプレース後は、新HMI装置4から第2ネットワーク9を介して受信した操作信号に基づいて、各種プラント機器(図示しない)を制御する。また、制御装置2は、新HMI装置4の監視画面上に表示部品を表示するための表示信号を生成し、この生成された表示信号を新HMI装置4へ第2ネットワーク9を介して送信する。
【0031】
図2は、新HMI装置4に表示された監視画面の一例を示した図である。なお、旧HMI装置3も同一の監視画面を有する。
【0032】
図2に示すように、表示された監視画面は、ヒータやポンプ等のプラント機器の操作端に対応する表示部品を表示する領域を示す表示枠が表示されており、それぞれの操作端には、操作端の名称131や操作表示項目132が表示されている。
【0033】
また、監視画面上には、様々な表示部品151が配置されており、利用者が、監視画面上の表示部品151を押下操作すると、この押下操作された表示部品151に応じた操作信号を生成する。
【0034】
このように、第1ネットワーク8と第2ネットワーク9とに接続された転送装置5が、新HMI装置4からの操作信号と制御装置2からの表示信号とを転送させるので、操作信号及び表示信号に対して、第1ネットワーク8及び第2ネットワーク9それぞれにアドレスを付与する必要がある。そして、それぞれ付与されたアドレスを対応付けることにより、第1ネットワーク8と第2ネットワーク9との間で、操作信号及び表示信号を適切に転送する。ここで、アドレスとは、転送装置5が備えるメモリのアドレスのことをいい、第1ネットワーク8側での通信に用いられるメモリアドレスと、第2ネットワーク9側での通信に用いられるメモリアドレスとが含まれる。
【0035】
転送プログラム生成装置1は、転送装置5にインストールされ、制御装置2と新HMI装置4との間で操作信号及び表示信号を転送する転送プログラムを生成する。
【0036】
図3は、本発明の第1の実施形態に係る転送プログラム生成装置が適用された制御監視システム10の構成を示す構成図である。
【0037】
転送プログラム生成装置1は、プラント制御管理仕様情報生成部11と、プラント制御管理仕様情報記憶部12と、割付処理ルール記憶部13と、HMI変数情報生成部14と、コントローラ変数情報生成部15と、転送プログラム情報生成部16とを備える。
【0038】
プラント制御管理仕様情報生成部11は、第1ネットワーク8に接続され、制御装置2との間で通信していた旧HMI装置3に記憶された画面情報に基づいて、表示部品毎に、表示部品の種類を一意に識別する部品タイプ名称と、コントローラアドレスと、表示部品の属性情報とを関連づけてプラント制御管理仕様情報を生成する。ここで、コントローラアドレスとは、制御装置2と旧HMI装置3との間で操作信号及び表示信号を送受信するためのアドレスであり、例えば、制御装置2のメモリのアドレスが用いられる。
【0039】
プラント制御管理仕様情報記憶部12は、例えば、ハードディスクドライブ等で構成され、プラント制御管理仕様情報生成部11により生成されたプラント制御管理仕様情報を記憶する。
【0040】
割付処理ルール記憶部13は、例えば、ROM等で構成され、部品タイプ名称毎に操作信号のビット数及び表示信号のビット数を関連づけて割付処理ルールとして記憶する。
【0041】
図4は、割付処理ルール記憶部13に記憶された割付処理ルールの一例を示した図である。
【0042】
図4に示すように、割付処理ルール801は、部品タイプ名称802と、操作信号のビット数803と、表示信号のビット数804とが関連づけられて記憶されている。
【0043】
HMI変数情報生成部14は、プラント制御管理仕様情報と割付処理ルールとに基づいて、表示部品毎に、第2ネットワーク9における操作信号のアドレスと表示信号のアドレスとを割り当て、HMI変数情報として生成する。
【0044】
コントローラ変数情報生成部15は、プラント制御管理仕様情報と割付処理ルールとに基づいて、表示部品毎に、第1ネットワーク8における操作信号と表示信号とのアドレスを割り当て、コントローラ変数情報として生成する。
【0045】
転送プログラム情報生成部16は、HMI変数情報生成部14により生成されたHMI変数情報と、コントローラ変数情報生成部15により生成されたコントローラ変数情報とに基づいて、第1ネットワーク8と第2ネットワーク9との間で操作信号と表示信号を送受信するための転送プログラムを生成する。
【0046】
転送プログラム記憶部17は、例えば、ハードディスクドライブ等で構成され、転送プログラム情報生成部16により生成された転送プログラムを記憶する。
【0047】
≪転送プログラム生成装置1の作用≫
図5は、本発明の第1の実施形態に係る転送プログラム生成装置1の作用概要を示すフローチャートである。
【0048】
図5に示すように、本発明の第1の実施形態に係る転送プログラム生成装置1は、図示していないハードディスクから設計支援プログラムを読み出し、この読み出された設計支援プログラム実行すると、まず、プラント制御管理仕様情報生成部11は、旧HMI装置3から画面情報を抽出する(ステップS101)。
【0049】
次に、プラント制御管理仕様情報生成部11は、旧HMI装置3から画面情報に基づいて、監視画面毎に、少なくとも表示部品の部品名称と、表示部品の種類を一意に識別する部品タイプ名称と、表示部品の属性情報とを関連づけてプラント制御管理仕様情報を生成する(ステップS103)。
【0050】
図6は、プラント制御管理仕様情報記憶部12に記憶されたプラント制御管理仕様情報の一例を示した図である。
【0051】
図6に示すように、プラント制御管理仕様情報501は、部品名称502と、部品タイプ名称503と、位置情報504と、表示部品の属性情報505と、コントローラアドレス506とが関連づけられて記憶されている。また、位置情報504には、画面情報の座標であるx座標とy座標とが含まれており、属性情報505には、例えば表示部品に含まれる操作ボタンの色やボタンに表示させるための表示名称等が含まれている。コントローラアドレス506は、第1ネットワーク8において、制御装置と、旧HMI装置3との間で、表示信号及び操作信号を送受信するためのアドレスである。
【0052】
次に、HMI変数情報生成部14は、HMI変数情報生成処理を実行する(ステップS105)。これにより、HMI変数情報生成部14は、HMI変数情報を生成する。
【0053】
そして、コントローラ変数情報生成部15は、コントローラ変数情報生成処理を実行する(ステップS107)。これにより、コントローラ変数情報生成部15は、コントローラ変数情報を生成する。
【0054】
次に、転送プログラム情報生成部16は、転送プログラム生成処理を実行する(ステップS109)。これにより、転送プログラム情報生成部16は、転送プログラムを生成する。
【0055】
((HMI変数情報生成処理))
図7は、本発明の第1の実施形態に係る転送プログラム生成装置1におけるHMI変数情報生成処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0056】
まず、転送プログラム生成装置1のHMI変数情報生成部14は、プラント制御管理仕様情報記憶部12に記憶されたプラント制御管理仕様情報を読み出し、プラント制御管理仕様情報の部品名称の数を変数Nに代入し、カウンタ変数iに初期値として“1”を代入する(ステップS201)。
【0057】
次に、HMI変数情報生成部14は、割付処理ルール記憶部13に記憶された割付処理ルールを読み出す(ステップS203)。
【0058】
そして、HMI変数情報生成部14は、カウンタ変数iの値がN未満であると判定された場合(ステップS205:YES)、ステップS201において読み出されたプラント制御管理仕様情報のうち、i番目の部品名称に対応するプラント制御管理仕様情報から、ステップS203において読み出された割付ルールに基づいて、第2ネットワークにおけるアドレスを割り当てる(ステップS207)。具体的には、HMI変数情報生成部14は、i番目の部品名称に対応するプラント制御管理仕様情報から読み出された割付処理ルールに含まれる操作信号のビット数及び表示信号のビット数を越えないように、部品名称と、部品タイプ名称と、位置情報と、属性情報とに基づいて、新HMI装置4から制御装置2へ送信する操作信号と、制御装置2から新HMI装置4へ送信する表示信号に対して、変数名称と、第2ネットワーク9におけるアドレスとを割り当てる。
【0059】
そして、HMI変数情報生成部14は、表示部品毎に、変数名称と、割り当てられた第2ネットワークにおけるアドレスとを関連づけて、HMI変数情報として生成する(ステップS209)。
【0060】
図8は、HMI変数情報生成部14により生成されたHMI変数情報の一例を示した図である。
【0061】
図8に示すように、部品名称602と、第2ネットワークにおける操作信号のアドレス603と、第2ネットワークにおける表示信号のアドレス604と、操作信号の変数名称605と、表示信号の変数名称606とが関連づけられて、HMI変数情報として記憶されている。
【0062】
図7に戻り、HMI変数情報生成部14は、カウンタiの値を“1”だけカウントアップする(ステップS211)。
【0063】
そして、HMI変数情報生成部14は、ステップS205〜S211の処理を繰り返し実行することにより、プラント制御管理仕様情報に含まれる全ての部品名称について、HMI変数情報を生成する。
【0064】
そして、ステップS205において、カウンタ変数iの値がN以上であると判定された場合、HMI変数情報生成部14は、処理を終了する(ステップS205:NO)。
【0065】
このように、HMI変数情報生成部14は、プラント制御管理仕様情報と割付処理ルールとに基づいて、表示部品毎に、第2ネットワーク9における操作信号のアドレスと表示信号のアドレスとを割り当て、HMI変数情報として生成する。
【0066】
((コントローラ変数情報生成処理))
図9は、本発明の第1の実施形態に係る転送プログラム生成装置1におけるコントローラ変数情報生成処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0067】
まず、転送プログラム生成装置1のコントローラ変数情報生成部15は、プラント制御管理仕様情報記憶部12に記憶されたプラント制御管理仕様情報を読み出し、プラント制御管理仕様情報の部品名称の数を変数Nに代入し、カウンタ変数iに初期値として“1”を代入する(ステップS301)。
【0068】
次に、コントローラ変数情報生成部15は、割付処理ルール記憶部13に記憶された割付処理ルールを読み出す(ステップS303)。
【0069】
そして、コントローラ変数情報生成部15は、カウンタ変数iの値がN未満であると判定された場合(ステップS305:YES)、ステップS301において読み出されたプラント制御管理仕様情報のうち、i番目の部品名称に対応するプラント制御管理仕様情報から、ステップS303において読み出された割付ルールに基づいて、メモリアドレスを割り当てる(ステップS307)。具体的には、コントローラ変数情報生成部15は、i番目の部品名称に対応するプラント制御管理仕様情報から読み出された割付処理ルールに含まれる操作信号のビット数及び表示信号のビット数を越えないように、部品名称と、部品タイプ名称と、コントローラアドレスとに基づいて、新HMI装置4から制御装置2へ送信する操作信号と、制御装置2から新HMI装置4へ送信する表示信号に対して、変数名称と、第1ネットワーク8におけるアドレスとを割り当てる。
【0070】
そして、コントローラ変数情報生成部15は、表示部品毎に、変数名称と、割り当てられた第1ネットワーク8におけるアドレスとを関連づけて、コントローラ変数情報として生成する(ステップS309)。
【0071】
図10は、コントローラ変数情報生成部15により生成されたコントローラ変数情報の一例を示した図である。
【0072】
図10に示すように、部品名称702と、第1ネットワーク8における操作信号のアドレス703と、第1ネットワーク8における表示信号のアドレス704と、操作信号の変数名称705と、表示信号の変数名称706とが関連づけられて、コントローラ変数情報として記憶されている。
【0073】
図9に戻り、コントローラ変数情報生成部15は、カウンタiの値を“1”だけカウントアップする(ステップS311)。
【0074】
そして、コントローラ変数情報生成部15は、ステップS307〜S311の処理を繰り返し実行することにより、プラント制御管理仕様情報に含まれる全ての部品名称について、コントローラ変数情報を生成する。
【0075】
そして、ステップS305において、カウンタ変数iの値がN以上であると判定された場合、コントローラ変数情報生成部15は、処理を終了する(ステップS305:NO)。
【0076】
このようにして、コントローラ変数情報生成部15は、プラント制御管理仕様情報と割付処理ルールとに基づいて、表示部品毎に、第1ネットワーク8における操作信号のアドレスと表示信号のアドレスとを割り当て、コントローラ変数情報として生成する。
【0077】
((転送プログラム情報生成処理))
図11は、本発明の第1の実施形態に係る転送プログラム生成装置1における転送プログラム生成処理の処理手順を説明したフローチャートである。
【0078】
まず、転送プログラム生成装置1の転送プログラム情報生成部16は、HMI変数情報が生成されたか否かを判定する(ステップS401)。
【0079】
次に、転送プログラム情報生成部16は、コントローラ変数情報が生成されたか否かを判定する(ステップS403)。
【0080】
ステップS403において、コントローラ変数情報が生成されたと判定された場合(YESの場合)、転送プログラム情報生成部16は、HMI変数情報又はコントローラ変数情報の部品名称の数を変数Nに代入し、カウンタ変数iに初期値として“1”を代入する(ステップS405)。
【0081】
次に、転送プログラム情報生成部16は、カウンタ変数iの値がN未満であると判定された場合(ステップS407:YES)、第i番目のHMI変数情報をコントローラ変数情報へ変換するコントローラ変換プログラムを生成する(ステップS409)。
【0082】
そして、転送プログラム情報生成部16は、第i番目のコントローラ変数情報をHMI変数情報へ変換するHMI変換プログラムを生成する(ステップS411)。
【0083】
次に、転送プログラム情報生成部16は、カウンタiの値を“1”だけカウントアップする(ステップS413)。
【0084】
そして、転送プログラム情報生成部16は、ステップS407〜S413の処理を繰り返し実行することにより、HMI変数情報及びコントローラ変数情報に含まれる全ての部品名称について、HMI変換プログラム及びコントローラ変換プログラムを生成する。
【0085】
ステップS407において、カウンタ変数iの値がN以上であると判定された場合、転送プログラム情報生成部16は、生成したHMI変換プログラムと、コントローラ変換プログラムとを合わせ、転送プログラムとして生成し、転送プログラム記憶部17に記憶する(ステップS415)。
【0086】
このようにして、転送プログラム情報生成部16は、HMI変数情報生成部14により生成されたHMI変数情報と、コントローラ変数情報生成部15により生成されたコントローラ変数情報とに基づいて、第1ネットワーク8と第2ネットワーク9との間で操作信号と表示信号を送受信するための転送プログラムを生成する。
【0087】
図12は、本発明の第1の実施形態に係る転送プログラム生成装置1により生成された転送プログラムの一例を示した図である。
【0088】
図12に示したように、転送プログラムは、入力変数901に対して出力変数902が、1対1となるように対応づけている。
【0089】
転送プログラムに含まれるコントローラ変換プログラムでは、HMI変数情報が入力変数901となり、コントローラ変数情報が出力変数902となる。
【0090】
このコントローラ変換プログラムにより、第2ネットワーク9における操作信号のアドレスが、第1ネットワーク8における操作信号のアドレスに対応付けられ、第2ネットワーク9における表示信号のアドレスが、第1ネットワーク8における表示信号のアドレスに対応付けられる。
【0091】
また、転送プログラムに含まれるHMI変換プログラムでは、コントローラ変数情報が入力変数901となり、HMI変数情報が出力変数902となる。
【0092】
このHMI変換プログラムにより、第1ネットワーク8における操作信号のアドレスが、第2ネットワーク9における操作信号のアドレスに対応付けられ、第1ネットワーク8における表示信号のアドレスが、第2ネットワーク9における表示信号のアドレスに対応付けられる。
【0093】
以上のように、本発明の第1の実施形態である転送プログラム生成装置1によれば、第1ネットワーク8に接続され、制御装置2との間で通信していた旧HMI装置3に記憶された画面情報に基づいて、表示部品毎に、制御装置2と旧HMI装置3との間で通信するためのコントローラアドレスと、表示部品の属性情報とを関連づけてプラント制御管理仕様情報を生成するプラント制御管理仕様情報生成部11と、プラント制御管理仕様情報に基づいて、表示部品毎に、第2ネットワーク9における操作信号のアドレスと表示信号のアドレスとを割り当て、HMI変数情報として生成するHMI変数情報生成部14と、プラント制御管理仕様情報に基づいて、表示部品毎に、第1ネットワーク8における操作信号と表示信号とのアドレスを割り当て、コントローラ変数情報として生成するコントローラ変数情報生成部15と、HMI変数情報生成部14により生成されたHMI変数情報と、コントローラ変数情報生成部15により生成されたコントローラ変数情報とに基づいて、第1ネットワーク8と第2ネットワーク9との間で操作信号と表示信号を送受信するための転送プログラムを生成する転送プログラム情報生成部16とを備えるので、設計者による設計作業の作業時間及び作業ミスを大幅に低減しつつ、制御装置2と新HMI装置4との間でデータ転送を行うための転送プログラムを生成することができる。
【符号の説明】
【0094】
1…転送プログラム生成装置
2…制御装置
3…旧HMI装置
4…新HMI装置
5…転送装置
8…第1ネットワーク
9…第2ネットワーク
10…制御監視システム
11…プラント制御管理仕様情報生成部(プラント制御管理仕様情報生成手段)
12…プラント制御管理仕様情報記憶部
13…割付処理ルール記憶部
14…HMI変数情報生成部(HMI変数情報生成手段)
15…コントローラ変数情報生成部(コントローラ変数情報生成手段)
16…転送プログラム情報生成部(転送プログラム生成手段)
17…転送プログラム記憶部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図9
図11
図12
図8
図10