(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記取得モジュールが、具体的に、前記送信側デバイスによって送信され、前記接続情報を含む接続メッセージを受信するように構成され、或いは、前記送信側デバイスによって生成され、前記接続情報を含む2次元コードを取得するように更に構成される、請求項7又は8記載の装置。
前記受信側デバイスが前記ターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスをサーチするように構成され、前記ターゲット伝送機能を使用可能にした前記デバイスが前記送信側デバイスを含む、サーチ・モジュール
を更に含み、
前記送信モジュールが、前記ターゲット伝送機能を介して、前記ターゲット伝送機能を使用可能にした前記デバイスに前記ターゲット伝送機能の認証情報を送信するように更に構成される、請求項7記載の装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の諸実施形態は、データ接続を確立するための方法、装置、及びシステムを提供し、それにより、電子デバイスによる伝送機能の自動判別を実現し、ユーザにより伝送機能を使用可能にする動作ステップを削減することができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様では、本発明の一実施形態はデータ接続を確立するための方法を提供し、この方法は、
受信側デバイス(receiver device)により、送信側デバイス(transmitter device)の接続情報を取得することであって、接続情報が送信側デバイスの伝送機能と伝送機能の認証情報とを含むことと、
受信側デバイスにより、前もって取得した伝送機能優先順位、送信側デバイスの伝送機能、及び受信側デバイスの伝送機能に応じて、ターゲット伝送機能(target transmission function)を使用可能にすることと、
受信側デバイスと送信側デバイスがターゲット伝送機能の接続を確立するため、受信側デバイスにより、ターゲット伝送機能を介して送信側デバイスに認証メッセージを送信することであって、認証メッセージが認証情報を含むこと
を含む。
【0007】
第1の態様の第1の可能な実現様式では、優先順位を取得するための方法は、具体的に、
受信側デバイスにより、送信側デバイスによって提供された優先順位を取得すること、又は
受信側デバイスにより、受信側デバイスによって保管された優先順位を取得すること
を含む。
【0008】
第1の態様又は第1の態様の第1の可能な実現様式により、第1の態様の第2の可能な実現様式が更に提供され、第1の態様の第2の可能な実現様式では、受信側デバイスにより、送信側デバイスの接続情報を取得することが、具体的に、
受信側デバイスにより、送信側デバイスによって送信され、接続情報を含む接続メッセージを受信すること、又は
受信側デバイスにより、送信側デバイスによって生成され、接続情報を含む2次元コードを取得すること
を含む。
【0009】
第1の態様又は第1の態様の上記の可能な実現様式のうちのいずれか1つにより、第1の態様の第3の可能な実現様式が更に提供され、第1の態様の第3の可能な実現様式では、受信側デバイスにより、送信側デバイスの接続情報を取得することが、具体的に、受信側デバイスにより、送信側デバイスによって送信され、接続情報を含む接続メッセージを受信することである場合、ターゲット伝送機能を使用可能にした後、且つ、受信側デバイスにより、ターゲット伝送機能を介して送信側デバイスに認証メッセージを送信する前に、この方法は、
送信側デバイスがターゲット伝送機能を使用可能にするため、受信側デバイスにより、送信側デバイスに使用可能メッセージ(enable message)を送信することであって、使用可能メッセージがターゲット伝送機能を含むこと
を更に含む。
【0010】
第1の態様の第2の可能な実現様式又は第1の態様の第3の可能な実現様式により、第1の態様の第4の可能な実現様式が更に提供され、第1の態様の第4の可能な実現様式では、受信側デバイスにより、ターゲット伝送機能を介して送信側デバイスに認証メッセージを送信することが、
受信側デバイスにより、ターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスをサーチすることであって、ターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスが送信側デバイスを含むことと、
ターゲット伝送機能を介して受信側デバイスにより、ターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスにターゲット伝送機能の認証情報を送信すること
を含む。
【0011】
第2の態様では、本発明の一実施形態はデータ接続を確立するための方法を提供し、この方法は、
送信側デバイスにより、接続情報を生成することであって、接続情報が送信側デバイスの伝送機能と伝送機能の認証情報とを含むことと、
送信側デバイスにより、受信側デバイスに接続情報を提供することと、
送信側デバイスにより、受信側デバイスによって送信された認証メッセージを受信することであって、認証メッセージが認証情報を含むことと、
送信側デバイスにより、認証メッセージに応じて、受信側デバイスとのターゲット伝送機能の接続を確立すること
を含む。
【0012】
第2の態様の第1の可能な実現様式では、送信側デバイスにより、接続情報を生成することが、具体的に、
送信側デバイスにより、接続情報を含む接続メッセージを生成すること、又は
送信側デバイスにより、接続情報を含む2次元コードを生成することであって、2次元コードは受信側デバイスが走査(scanning)により接続情報を取得するために使用されること
を含む。
【0013】
第2の態様の第1の可能な実現様式により、第2の態様の第2の可能な実現様式が更に提供され、第2の態様の第2の可能な実現様式では、送信側デバイスにより、受信側デバイスに接続情報を提供することが、具体的に、
送信側デバイスが接続メッセージを生成した場合、送信側デバイスにより、受信側デバイスに接続メッセージを送信すること、又は
送信側デバイスが2次元コードを生成した場合、送信側デバイスにより、2次元コードを表示すること
を含む。
【0014】
第2の態様の第1の可能な実現様式により、第2の態様の第3の可能な実現様式が更に提供され、第2の態様の第3の可能な実現様式では、送信側デバイスにより、接続情報を生成することが、具体的に、送信側デバイスにより、2次元コードを生成することである場合、送信側デバイスにより、受信側デバイスに接続情報を提供する前に、この方法は、
送信側デバイスにより、伝送機能を使用可能にすること
を更に含み、
送信側デバイスにより、受信側デバイスによって送信された認証メッセージを受信した後に、この方法は、
送信側デバイスにより、ターゲット伝送機能を除く伝送機能の伝送機能状態を初期状態に復元すること
を更に含む。
【0015】
第2の態様の第1の可能な実現様式により、第2の態様の第4の可能な実現様式が更に提供され、第2の態様の第4の可能な実現様式では、送信側デバイスにより、接続情報を生成することが、具体的に、送信側デバイスにより、接続情報を含む接続メッセージを生成することである場合、送信側デバイスにより、受信側デバイスによって送信された認証メッセージを受信する前に、この方法は、
送信側デバイスにより、受信側デバイスによって送信された使用可能メッセージを受信することであって、使用可能メッセージは受信側デバイスがターゲット伝送機能を使用可能にしたという通知情報を含むことと、
送信側デバイスにより、使用可能メッセージに応じてターゲット伝送機能を使用可能にすること
を更に含む。
【0016】
第2の態様又は第2の態様の上記の可能な実現様式のうちのいずれか1つにより、第2の態様の第5の可能な実現様式が更に提供され、第2の態様の第5の可能な実現様式では、接続情報が伝送機能の優先順位を更に含む。
【0017】
第3の態様では、本発明の一実施形態はデータ接続を確立するための装置を提供し、この装置は、
送信側デバイスの接続情報を取得するように構成され、接続情報が送信側デバイスの伝送機能と伝送機能の認証情報とを含む、取得モジュールと、
前もって取得した伝送機能優先順位、送信側デバイスの伝送機能、及び受信側デバイスの伝送機能に応じて、ターゲット伝送機能を使用可能にするように構成された使用可能化モジュールと、
ターゲット伝送機能を介して送信側デバイスに認証メッセージを送信するように構成され、認証メッセージが認証情報を含む、送信モジュールと、
送信側デバイスとのターゲット伝送機能の接続を確立するように構成された接続モジュールと
を含む。
【0018】
第3の態様の第1の可能な実現様式では、取得モジュールは、具体的に、送信デバイスによって提供された優先順位を取得するように構成され、
取得モジュールは、受信側デバイスによって保管された優先順位を取得するように更に構成される。
【0019】
第3の態様又は第3の態様の第1の可能な実現様式により、第3の態様の第2の可能な実現様式が更に提供され、第3の態様の第2の可能な実現様式では、取得モジュールは、具体的に、送信側デバイスによって送信され、接続情報を含む接続メッセージを受信するように構成され、
取得モジュールは、送信側デバイスによって生成され、接続情報を含む2次元コードを取得するように更に構成される。
【0020】
第3の態様又は第3の態様の上記の可能な実現様式のうちのいずれか1つにより、第3の態様の第3の可能な実現様式が更に提供され、第3の態様の第3の可能な実現様式では、送信側デバイスがターゲット伝送機能を使用可能にするため、送信モジュールは、送信側デバイスに使用可能メッセージを送信するように更に構成され、使用可能メッセージがターゲット伝送機能を含む。
【0021】
第3の態様の第2の可能な実現様式又は第3の態様の第3の可能な実現様式により、第3の態様の第4の可能な実現様式が更に提供され、第3の態様の第4の可能な実現様式では、この装置は、
受信側デバイスがターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスをサーチするように構成され、ターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスが送信側デバイスを含む、サーチ・モジュール
を更に含み、
送信モジュールは、ターゲット伝送機能を介して、ターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスにターゲット伝送機能の認証情報を送信するように更に構成される。
【0022】
第4の態様では、本発明の一実施形態はデータ接続を確立するための装置を提供し、この装置は、
接続情報を生成し、提供モジュールに接続情報を提供するように構成され、接続情報が送信側デバイスの伝送機能と伝送機能の認証情報とを含む、生成モジュールと、
受信側デバイスに接続情報を提供するように構成された提供モジュールと、
受信側デバイスによって送信された認証メッセージを受信し、接続モジュールに認証メッセージを提供するように構成され、認証メッセージが認証情報を含む、受信モジュールと、
認証メッセージに応じて、受信側デバイスとのターゲット伝送機能の接続を確立するように構成された接続モジュールと
を含む。
【0023】
第4の態様の第1の可能な実現様式では、生成モジュールは、具体的に、送信側デバイスが接続情報を含む接続メッセージを生成するように構成され、
生成モジュールは、接続情報を含む2次元コードを生成するように更に構成され、2次元コードは受信側デバイスが走査により接続情報を取得するために使用される。
【0024】
第4の態様の第1の可能な実現様式により、第4の態様の第2の可能な実現様式が更に提供され、第4の態様の第2の可能な実現様式では、提供モジュールは、
送信側デバイスが接続メッセージを生成した場合、受信側デバイスに接続メッセージを送信するように構成された送信ユニットと、
送信側デバイスが2次元コードを生成した場合、表示画面上に2次元コードを表示するように構成された表示ユニットと
を含む。
【0025】
第4の態様の第1の可能な実現様式により、第4の態様の第3の可能な実現様式が更に提供され、第4の態様の第3の可能な実現様式では、この装置は、
伝送機能を使用可能にするように構成された使用可能化モジュールと、
ターゲット伝送機能を除く伝送機能の伝送機能状態を初期状態に復元するように構成された復元モジュールと
を更に含む。
【0026】
第4の態様の第1の可能な実現様式により、第4の態様の第4の可能な実現様式が更に提供され、第4の態様の第4の可能な実現様式では、受信モジュールは、受信側デバイスによって送信された使用可能メッセージを受信するように更に構成され、使用可能メッセージは受信側デバイスがターゲット伝送機能を使用可能にしたという通知情報を含み、
使用可能化モジュールは、使用可能メッセージに応じてターゲット伝送機能を使用可能にするように更に構成される。
【0027】
第5の態様では、本発明の一実施形態はデータ接続を確立するためのシステムを提供し、このシステムは受信側デバイスと送信側デバイスとを含み、
受信側デバイスは、取得モジュールと、使用可能化モジュールと、送信モジュールと、接続モジュールとを含み、送信側デバイスは、生成モジュールと、提供モジュールと、受信モジュールと、接続モジュールとを含み、
送信側デバイスに含まれる生成モジュールは接続情報を生成し、接続情報は送信側デバイスの伝送機能と伝送機能の認証情報とを含み、
送信側デバイスに含まれる提供モジュールは、受信側デバイスに含まれる取得モジュールに接続情報を提供し、
受信側デバイスに含まれる取得モジュールは、送信側デバイスに含まれる提供モジュールによって提供された接続情報を取得し、
受信側デバイスに含まれる使用可能化モジュールは、前もって取得した伝送機能優先順位、送信側デバイスの伝送機能の状態、及び受信側デバイスの伝送機能の状態に応じて、ターゲット伝送機能を使用可能にし、
受信側デバイスに含まれる送信モジュールは、ターゲット伝送機能を介して、送信側デバイスに含まれる受信モジュールに認証メッセージを送信し、認証メッセージは認証情報を含み、
送信側デバイスに含まれる受信モジュールは、受信側デバイスに含まれる送信モジュールによって送信された認証メッセージを受信し、
送信側デバイスに含まれる接続モジュールは、認証メッセージに応じて、受信側デバイスに含まれる接続モジュールとのターゲット伝送機能の接続を確立する。
【0028】
本発明の諸実施形態によりデータ接続を確立するための方法、装置、及びシステムでは、受信側デバイスは、送信側デバイスによって送信された接続情報を取得し、前もって取得した伝送機能優先順位、送信側デバイスの伝送機能、及び受信側デバイスの伝送機能に応じて、ターゲット伝送機能を使用可能にし、次に、受信側デバイスは、ターゲット伝送機能を介して送信側デバイスに認証メッセージを送信し、送信側デバイスとのターゲット伝送機能の接続を確立する。従来技術では、電子デバイスは、特定のNFCプロトコルにより伝送機能を使用可能にし、そのプロトコルは同じ伝送機能を使用可能にするものであり、電子デバイスのいずれか一方がプロトコルによって指定された伝送機能を備えてない場合、データ伝送障害という問題が発生する。比較すると、本発明の諸実施形態は、電子デバイスによる伝送機能の自動判別を実現し、ユーザにより伝送機能を使用可能にする動作ステップを削減し、それにより、ユーザの経験を改善することができる。
【0029】
本発明の諸実施形態又は従来技術における技術的解決策をより明瞭に説明するために、諸実施形態又は従来技術を説明するために必要な添付図面について以下に簡単に紹介する。明らかに、以下の説明における添付図面は単に本発明のいくつかの実施形態を示すだけであり、当業者であれば、創造的努力なしにこれらの添付図面からその他の図面を更に導き出すことができる。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下の説明では、本発明の諸実施形態における添付図面に関連して、本発明の諸実施形態における技術的解決策について明瞭かつ完全に記載している。明らかに、記載されている諸実施形態は、本発明の諸実施形態の全部ではなく一部に過ぎない。創造的努力なしに本発明の諸実施形態に基づいて当業者が取得したその他の実施形態はいずれも本発明の保護範囲に入るものとする。
【0032】
図1に示されているように、本発明の一実施形態はデータ接続を確立するための方法を提供し、この方法は以下のステップを含む。
【0033】
ステップ101:受信側デバイスは送信側デバイスの接続情報を取得し、接続情報は送信側デバイスの伝送機能と伝送機能の認証情報とを含む。
【0034】
受信側デバイスと送信側デバイスはどちらも、携帯電話及びタブレット・コンピュータなどの伝送機能を有する装置でもよい。説明しやすくするために、この実施形態では、伝送機能を有する携帯電話を説明のための例として使用する。
【0035】
この実施形態は送信側デバイスの伝送機能を制限しない。送信側デバイスが1つの伝送機能を有する場合、接続情報は1つの伝送機能を含み、送信側デバイスが少なくとも2つの伝送機能を有する場合、接続情報は少なくとも2つの伝送機能(即ち、送信側デバイスのすべての伝送機能)を含む。
【0036】
この実施形態では、任意選択で、接続情報は具体的に送信側デバイスの伝送機能の名前(又はコードなどの識別子)とそれに対応する認証情報を含んでもよい。説明しやすくするために、ワイヤレス・ネットワーク直接伝送(Wi−Fiダイレクト)、ワイヤレス・ネットワーク(ワイヤレス・フィデリティ、Wi−Fi)ホットスポット、及びブルートゥース(Bluetooth(登録商標)、BT)を含む伝送機能を説明のための例として使用する。認証情報は、少なくとも送信側デバイスの伝送機能に対応するパスワードを含む。
【0037】
ステップ102:受信側デバイスは、前もって取得した伝送機能優先順位、送信側デバイスの伝送機能、及び受信側デバイスの伝送機能に応じて、ターゲット伝送機能を使用可能にする。
【0038】
伝送機能優先順位は、伝送機能の伝送速度に応じて決定されてもよい。例えば、伝送機能優先順位は以下の通りである。即ち、Wi−FiダイレクトはWi−Fiホットスポットより高い優先順位を有し、Wi−FiホットスポットはBTより高い優先順位を有する。
【0039】
具体的には、優先順位を取得するための方法は、受信側デバイスにより、送信側デバイスによって提供された優先順位を取得すること、又は、受信側デバイスにより、受信側デバイスによって保管された優先順位を取得することを含む。例えば、送信側デバイスによって受信側デバイスに送信された接続メッセージが優先順位を更に含む(即ち、優先順位は送信側デバイスの伝送機能の優先順位である)か、又は受信側デバイスが受信側デバイスの伝送機能の優先順位を取得する。
【0040】
ターゲット伝送機能は受信側デバイスの伝送機能である。具体的には、例えば、受信側デバイスの伝送機能はWi−Fi及びBTを含み、受信側デバイスは、前もって取得した伝送機能優先順位、即ち、Wi−Fiダイレクトの伝送速度>Wi−Fiホットスポットの伝送速度>BTの伝送速度(送信側デバイスの伝送機能の優先順位)、送信側デバイスの伝送機能(Wi−Fiダイレクト、Wi−Fi、及びBT)、及び受信側デバイスの伝送機能(具体的には、受信側デバイスの伝送機能の状態:Wi−Fi及びBTは使用可能になっていない)に応じて、優先的にWi−Fiを使用可能にする。或いは、受信側デバイスの伝送機能はWi−Fi及びBTを含み、受信側デバイスは、前もって取得した伝送機能優先順位、即ち、Wi−Fiの伝送速度>BTの伝送速度(受信側デバイスの伝送機能の優先順位)、送信側デバイスの伝送機能(Wi−Fiダイレクト、Wi−Fi、及びBT)、及び受信側デバイスの伝送機能(Wi−Fiは使用可能になり、BTは使用可能になっていない)に応じて、優先的にBTを使用可能にする。
【0041】
ステップ103:受信側デバイスと送信側デバイスがターゲット伝送機能の接続を確立するため、受信側デバイスはターゲット伝送機能を介して送信側デバイスに認証メッセージを送信し、認証メッセージは認証情報を含む。
【0042】
認証情報は、少なくともターゲット伝送機能のコード(又は名前などの識別子)及びパスワードを含む。受信側デバイスがターゲット伝送機能を使用可能にした後に、受信側デバイスは、ターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスをサーチし始め、ターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスを見つけると、受信側デバイスはターゲット伝送機能を介して、ターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスにターゲット伝送機能の認証情報を送信する。
【0043】
本発明のこの実施形態によりデータ接続を確立するための方法では、受信側デバイスは、送信側デバイスによって送信された接続情報を取得し、前もって取得した伝送機能優先順位、送信側デバイスの伝送機能、及び受信側デバイスの伝送機能に応じて、ターゲット伝送機能を使用可能にし、次に、受信側デバイスは、ターゲット伝送機能を介して送信側デバイスに認証メッセージを送信し、送信側デバイスとのターゲット伝送機能の接続を確立する。従来技術では、電子デバイスは、特定のNFCプロトコルにより伝送機能を使用可能にし、そのプロトコルは同じ伝送機能を使用可能にするものであり、電子デバイスのいずれか一方がプロトコルによって指定された伝送機能を備えてない場合、データ伝送障害という問題が発生する。比較すると、本発明のこの実施形態は、電子デバイスによる伝送機能の自動判別を実現し、ユーザにより伝送機能を使用可能にする動作ステップを削減し、それにより、ユーザの経験を改善することができる。
【0044】
図2に示されているように、本発明の一実施形態はデータ接続を確立するための他の方法を提供し、この方法は以下のステップを含む。
【0045】
ステップ201:送信側デバイスは接続情報を生成し、接続情報は送信側デバイスの伝送機能と伝送機能の認証情報とを含む。
【0046】
送信側デバイスは、携帯電話(又はモバイルフォンと呼ばれる)及びタブレット・コンピュータなどのタッチ伝送機能を有する装置でもよい。説明しやすくするために、この実施形態では、伝送機能を有する携帯電話を説明のための例として使用する。
【0047】
この実施形態は送信側デバイスのすべての伝送機能を制限するわけではない。この実施形態では、任意選択で、接続情報は具体的に送信側デバイスの伝送機能の名前(又はコードなどの識別子)とそれに対応する認証情報を含んでもよい。説明しやすくするために、Wi−Fiダイレクト、Wi−Fiホットスポット、及びBTを含む伝送機能を説明のための例として使用する。
【0048】
具体的には、送信側デバイスが接続情報を含む接続メッセージを生成するか、又は送信側デバイスが接続情報を含む2次元コードを生成し、2次元コードは受信側デバイスが走査により接続情報を取得するために使用される。
【0049】
ステップ202:送信側デバイスは受信側デバイスに接続情報を提供する。
【0050】
具体的には、送信側デバイスが接続メッセージを生成した場合、送信側デバイスは受信側デバイスに接続メッセージを送信し、又は、送信側デバイスが2次元コードを生成した場合、送信側デバイスは2次元コードを表示する。
【0051】
ステップ203:送信側デバイスは受信側デバイスによって送信された認証メッセージを受信し、認証メッセージは認証情報を含む。
【0052】
具体的には、認証メッセージはターゲット伝送機能の認証情報を含む。ターゲット伝送機能は、接続情報に含まれる伝送機能のうちの1つの伝送機能である。
【0053】
受信側デバイスは接続機能に応じてターゲット伝送機能を使用可能にし、次に、受信側デバイスはターゲット伝送機能を介して送信側デバイスに認証メッセージを送信する。
【0054】
ステップ204:送信側デバイスと受信側デバイスは認証メッセージに応じてターゲット伝送機能の接続を確立する。
【0055】
具体的には、送信側デバイスがターゲット伝送機能を介して認証メッセージを受信した後に、送信側デバイスは、認証メッセージが正しいことを検出した後に受信側に認証応答を送信し、次に、送信側デバイスと受信側デバイスはターゲット伝送機能の接続を確立し、その結果、受信側デバイスはターゲット伝送機能を介して、送信側デバイスで送信すべきデータを取得する。
【0056】
本発明のこの実施形態によりデータ接続を確立するための方法では、送信側デバイスは、接続情報を生成し、受信側デバイスに接続情報を提供し、接続情報は送信側デバイスの伝送機能と伝送機能の認証情報とを含み、次に、送信側デバイスは、受信側デバイスによって送信された認証メッセージを受信し、認証メッセージは認証情報を含み、送信側デバイスと受信側デバイスは認証メッセージに応じてターゲット伝送機能の接続を確立する。従来技術では、電子デバイスは、特定のNFCプロトコルにより伝送機能を使用可能にし、そのプロトコルは同じ伝送機能を使用可能にするものであり、電子デバイスのいずれか一方がプロトコルによって指定された伝送機能を備えてない場合、データ伝送障害という問題が発生する。比較すると、本発明のこの実施形態は、電子デバイスの伝送機能に応じて伝送機能の自動判別を実現してデータ伝送を実行し、ユーザの経験を改善することができる。
【0057】
本発明の一実施形態によりデータ接続を確立するための方法では、
図2のステップ201及びステップ202に対応する実現様式が更に提供されてもよい。
図3に示されているように、この方法は以下のステップを含む。
【0058】
ステップ301:送信側デバイスと受信側デバイスはどちらも、NFC機能を使用可能にしたデバイスを検出する。
【0059】
NFC機能を使用可能にした後に、送信側デバイスはNFC機能を使用可能にしたデバイスを検出し、NFC機能を使用可能にしたデバイスは受信側デバイスを含む。NFC機能を使用可能にした後に、受信側デバイスはNFC機能を使用可能にしたデバイスを検出する。
【0060】
ステップ302:送信側デバイスは、ユーザによって入力されたトリガ命令を受信し、その伝送機能を使用可能にする。
【0061】
送信側デバイスと受信側デバイスがNFC機能を使用可能にした後に、NFC機能を使用可能にしたデバイスが受信側デバイスであることを送信側デバイスが検出した場合、送信側デバイスはユーザによって入力されたトリガ命令を待つ。トリガ命令は、接続情報を生成するよう送信側デバイスに指示する命令を含む。例えば、送信側デバイスと受信側デバイスがどちらもNFC機能を有し、NFC機能を使用可能にした場合、送信側デバイスは、送信側デバイスと受信側デバイスが連絡を取ったときに受信側デバイスを検出することができる。
【0062】
ステップ303:送信側デバイスは、トリガ命令に応じて、接続情報を含む接続メッセージを生成する。
【0063】
トリガ命令は、接続情報を生成するよう送信側デバイスに指示する命令を含む。接続情報は送信側デバイスの伝送機能と伝送機能の認証情報とを含み、任意選択で、接続情報は送信側デバイスの伝送機能の優先順位を更に含んでもよく、任意選択で、接続情報は送信すべきデータのデータ情報を更に含んでもよい。送信すべきデータのデータ情報は、送信すべきデータの名前(又は、送信すべきデータのコードなどの識別子)、送信すべきデータの量、送信すべきデータの経路などを含んでもよい。
【0064】
例えば、送信側デバイスが受信側デバイスと連絡を取ることによってその伝送機能を使用可能にする場合、送信側デバイスはNFC機能を介して受信側デバイスに接続情報を送信する。
【0065】
本発明の一実施形態によりデータ接続を確立するための方法では、
図2のステップ201及びステップ202に対応する他の実現様式が更に提供されてもよい。
図4に示されているように、この方法は以下のステップを含む。
【0066】
ステップ401:送信側デバイスは、ユーザによって入力されたトリガ命令を受信し、その伝送機能を使用可能にする。
【0067】
ステップ402:送信側デバイスは、トリガ命令に応じて、接続情報を含む2次元コードを生成する。
【0068】
2次元コードは受信側デバイスが走査により接続情報を取得するために使用される。例えば、送信側デバイスを保持するユーザが、受信側デバイスを保持するユーザに画像を送信する必要がある場合、ユーザはまず送信側デバイスでその画像を開き、次に2次元コードを生成するためのボタンをタップし(即ち、ユーザはトリガ命令を入力し)、次に送信側デバイスは受信したトリガ命令に応じて、接続情報を含む2次元コードを生成する(又は、生成された2次元コード内の接続情報が送信側デバイスの伝送機能の優先順位を更に含むか、又は、生成された2次元コード内の接続情報が画像で送信すべきデータ情報の2次元コードを更に含む)。受信側デバイスは、2次元コードを走査した後に、接続情報を取得する。明らかに、送信側デバイスは、他の様式で2次元コードを生成してもよい。この実施形態は送信側デバイスが2次元コードを生成するためのすべての様式をリストするわけではない。
【0069】
本発明の一実施形態の一実現様式では、データ接続を確立するための方法が提供される。
図5に示されているように、この方法は以下のステップを含む。
【0070】
本発明のこの実施形態が実現される場合、送信側デバイスは、まず
図3のステップ301からステップ303までを実行し、次に、生成され、接続情報を含む接続メッセージを送信側デバイスが受信側デバイスに送信した後にステップ501を引き続き実行する必要があるか、或いは、送信側デバイスは、まず
図4のステップ401及びステップ402を実行し、次に、送信側デバイスによって生成され接続情報を含む2次元コードを受信側デバイスが取得(走査)した後にステップ501を引き続き実行する必要がある。
【0071】
ステップ501:接続情報を取得した後に、受信側デバイスは、前もって取得した伝送機能優先順位、送信側デバイスの伝送機能、及び受信側デバイスの伝送機能に応じて、ターゲット伝送機能を使用可能にする。
【0072】
受信側デバイスが、前もって取得した伝送機能優先順位、送信側デバイスの伝送機能、及び受信側デバイスの伝送機能に応じて、ターゲット伝送機能を使用可能にする場合、前もって取得した伝送機能優先順位を参照するときに、ターゲット伝送機能を使用可能にするには受信側デバイスに関する制約に応じて関連の制約にも従わなければならないことに留意されたい。例えば、数社のベンダによって製造されたデバイスでは、Wi−FiダイレクトとWi−Fiが関連付けられ、即ち、そのデバイスがWi−Fiダイレクトを使用可能にすると、Wi−Fiも自動的に使用可能になる。しかし、他のベンダによって製造されたデバイスでは、Wi−FiダイレクトとWi−Fiが相互に排他的である場合があり、即ち、両方を同時に使用可能にすることができない。
【0073】
加えて、Wi−Fiホットスポットとデバイス内のWi−Fiは相互に排他的である。例えば、前もって受信側デバイスによって取得された伝送機能優先順位はWi−Fiダイレクト、Wi−Fi、及びBTの順であり、送信側デバイスの伝送機能はWi−Fiダイレクト、Wi−Fi、及びBTを含み、受信側デバイスの伝送機能はWi−Fiホットスポット、Wi−Fi、及びBTを含む。この時点で、受信側デバイスはWi−Fiホットスポットの伝送機能を使用可能にしている。従って、受信側デバイスはWi−Fiを介して送信側デバイスに接続することができず、即ち、受信側デバイスは送信側デバイスとの接続を確立するためにBTのみを使用可能にすることができる。Wi−FiダイレクトとWi−Fiが関連付けられている場合、Wi−FiダイレクトとWi−Fiホットスポットが相互に排他的な関係にあることは理解できることである。
【0074】
例えば、受信側デバイスの伝送機能はWi−Fiホットスポット、Wi−Fi、及びBTを含む。前もって受信側デバイスによって取得された伝送機能優先順位はWi−Fiホットスポット、Wi−Fi、及びBTの順であり、送信側デバイスの伝送機能はWi−Fiダイレクト、Wi−Fi、及びBTを含む。従って、受信側デバイスは優先的にWi−Fiを使用可能にしなければならない。しかし、Wi−FiホットスポットとWi−Fiが相互に排他的であるので、受信側デバイスはBTを使用可能にすることを選択する。
【0075】
ステップ502:受信側デバイスはターゲット伝送機能を介して送信側デバイスに認証メッセージを送信する。
【0076】
認証メッセージは、少なくともターゲット伝送機能に対応する認証情報を含む。認証情報は、ターゲット伝送機能のコード(又は名前などの識別子)及びパスワードを含んでもよい。受信側デバイスがターゲット伝送機能を使用可能にした後に、受信側デバイスは、ターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスをサーチし始め、ターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスを見つけると、受信側デバイスはターゲット伝送機能を介して、ターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスにターゲット伝送機能の認証情報を送信する。
【0077】
ステップ503:受信側デバイスによって送信された認証メッセージを受信した後に、送信側デバイスは、ターゲット伝送機能を除くその伝送機能の伝送機能状態を初期状態に復元する。
【0078】
具体的には、送信側デバイスがすべての伝送機能を使用可能にするわけではないという条件で、送信側デバイスと受信側デバイスがトリガ動作を実行した後に、送信側デバイスのすべての伝送機能が使用可能になり、ターゲット伝送機能に対応し、受信側デバイスによって送信された認証情報を送信側デバイスが受信した後に、送信側デバイスは、ユーザによる送信側デバイスの通常使用に影響を及ぼさないように、ターゲット伝送機能を除くすべての伝送機能を使用不可にする。
【0079】
認証メッセージを受信した後に送信側デバイスが認証メッセージに関する検出を実行し、認証メッセージが正しいことを検出した後に送信側デバイスが受信側デバイスに認証応答を送信することは理解できることである。
【0080】
ステップ504:送信側デバイスと受信側デバイスはターゲット伝送機能の接続を確立する。
【0081】
送信側デバイスと受信側デバイスがターゲット伝送機能の接続を確立した後に、任意選択で、送信側デバイスは、送信すべきデータをパックし、次に送信すべきデータ・パッケージを一時記憶域に入れ、受信側デバイスは、接続情報内の送信すべきデータのデータ情報に応じて、送信すべきデータの経路を介して、送信すべきデータを取得する。
【0082】
この実施形態では、送信側デバイスは受信側デバイスに接続メッセージを送信する前にその伝送機能をすべて使用可能にしているので、この実現様式では、受信側デバイスはターゲット伝送機能を使用可能にした後に送信側デバイスに使用可能メッセージを送信する必要がない。他の実現様式では、送信側デバイスは受信側デバイスに接続メッセージを送信する前にその伝送機能をすべて使用可能にしているが、送信側デバイスがそのすべての伝送機能を使用可能にするわけではない場合、受信側デバイスが使用可能メッセージを送信しないことを回避するために、受信側デバイスはターゲット伝送機能を使用可能にした後に送信側デバイスに使用可能メッセージを更に送信してもよい。
【0083】
本発明のこの実施形態によりデータ接続を確立するための方法では、本発明のこの実施形態は以下の効果を達成することができる。即ち、両方のデバイスがトリガ動作を実行した後に、受信側デバイスは、前もって取得した伝送機能優先順位、受信側デバイスの伝送機能、及びその伝送機能の現在の状態と組み合わせて、送信側デバイスによって送信された伝送機能及び送信側デバイスによって送信された伝送機能の認証情報に応じて、その伝送機能の1つ(ターゲット伝送機能)を使用可能にすることができ、次に、受信側デバイスと送信側デバイスはターゲット伝送機能の接続を確立し、それにより、ユーザの経験を改善する。
【0084】
本発明の一実施形態の更に他の実現様式では、データ接続を確立するための方法が提供される。
図6に示されているように、この方法は以下のステップを含む。
【0085】
ステップ601:送信側デバイスと受信側デバイスはどちらも、NFC機能を使用可能にしたデバイスを検出する。
【0086】
ステップ602:送信側デバイスは、ユーザによって入力されたトリガ命令を受信する。
【0087】
ステップ603:送信側デバイスは、トリガ命令に応じて、NFC機能を介して受信側デバイスに接続情報を送信する。
【0088】
接続情報は送信側デバイスの伝送機能と伝送機能の認証情報とを含み、任意選択で、接続情報は送信側デバイスの伝送機能の優先順位を更に含み、任意選択で、接続情報は送信すべきデータのデータ情報を更に含んでもよい。
【0089】
ステップ604:受信側デバイスは、送信側デバイスによって送信された接続情報を受信した後に、ターゲット伝送機能を使用可能にする。
【0090】
受信側デバイスによりターゲット伝送機能を使用可能にする場合の詳細説明については、
図5のステップ501を参照してもよい。ここでは詳細を繰り返さない。
【0091】
ステップ605:受信側デバイスはNFC機能を介して送信側デバイスに使用可能メッセージを送信する。
【0092】
使用可能メッセージは、受信側デバイスがターゲット伝送機能を使用可能にしたという通知情報を含む。送信側デバイスと受信側デバイスが連絡を取るプロセスを通じて受信側デバイスが送信側デバイスに使用可能メッセージを送信することに留意されたい。例えば、送信側デバイスと受信側デバイスが、使用可能になっているNFC機能を介して連絡を取る場合、送信側デバイスはまず受信側デバイスに接続情報を送信し、受信側デバイスが受信した接続情報に応じてターゲット伝送機能を使用可能にした後に、受信側デバイスは送信側デバイスに使用可能メッセージを送信する。
【0093】
使用可能メッセージが少なくともターゲット伝送機能の名前を含むことは理解できることである。
【0094】
ステップ606:送信側デバイスは、受信側デバイスによって送信された使用可能メッセージを受信した後に、ターゲット伝送機能を使用可能にする。
【0095】
送信側デバイスは、使用可能メッセージに応じて、受信側デバイスによって送信された使用可能メッセージに含まれるターゲット伝送機能の名前に対応するターゲット伝送機能を使用可能にする。例えば、受信側デバイスが接続情報に応じてWi−Fiダイレクトを使用可能にする場合、送信側デバイスに送信された使用可能メッセージはWi−Fiダイレクトの名前を含み、送信側デバイスは、使用可能メッセージを受信した後にWi−Fiダイレクトを使用可能にし、或いは、受信側デバイスが接続情報に応じてWi−Fiを使用可能にする場合、送信側デバイスに送信された使用可能メッセージはWi−Fiの名前を含み、送信側デバイスは、使用可能メッセージを受信した後にWi−Fiホットスポットを使用可能にする。
【0096】
任意選択で、送信側デバイスがトリガ命令を受信した後にその伝送機能を使用可能にする場合、送信側デバイスは使用可能メッセージを受信した後にいかなる処理も実行しないことに留意されたい。
【0097】
ステップ607:受信側デバイスはターゲット伝送機能を介して送信側デバイスに認証メッセージを送信する。
【0098】
使用可能メッセージを送信してからの時間間隔が事前設定時間になった場合、受信側デバイスはターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスをサーチし始め、ターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスを見つけると、受信側デバイスはターゲット伝送機能を介して、ターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスに認証メッセージを送信し、認証メッセージはターゲット伝送機能の認証情報を含む。事前設定時間は秒単位でもよく、この実施形態は事前設定時間の範囲を限定しない。例えば、事前設定時間は1秒でもよい、即ち、受信側デバイスが送信側デバイスに使用可能メッセージを送信してから1秒後に、受信側デバイスはターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスをサーチし始める。受信側デバイスがこの時点でターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスを見つけられない場合、或いは受信側デバイスがターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスに対してターゲット伝送機能に対応する認証情報を送信した後にそのデバイスから応答を受信しない場合、受信側デバイスは、受信側デバイスと送信側デバイスが正常に接続されるまで、ターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスをサーチし続け、ターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスが新たに見つかった場合にそのデバイスに対してターゲット伝送機能に対応する認証情報を送信してもよい。
【0099】
任意選択で、送信側デバイスがトリガ命令を受信した後にその伝送機能を使用可能にする場合、送信側デバイスは、認証メッセージを受信した後にターゲット伝送機能を除く伝送機能の状態を初期状態に復元してもよい。
【0100】
ステップ608:送信側デバイスと受信側デバイスはターゲット伝送機能の接続を確立する。
【0101】
本発明のこの実施形態によりデータ接続を確立するための方法では、本発明のこの実施形態は以下の効果を達成することができる。即ち、両方のデバイスがトリガ動作を実行した後に、受信側デバイスは、前もって取得した伝送機能優先順位、受信側デバイスの伝送機能、及びその伝送機能の現在の状態と組み合わせて、送信側デバイスによって送信された伝送機能及び送信側デバイスによって送信された伝送機能の認証情報に応じて、その伝送機能の1つ(ターゲット伝送機能)を使用可能にすることができ、次に、受信側デバイスと送信側デバイスはターゲット伝送機能の接続を確立し、それにより、ユーザの経験を改善する。
【0102】
図7に示されているように、本発明の一実施形態はデータ接続を確立するための装置70を提供し、この装置は、取得モジュール701と、使用可能化モジュール702と、送信モジュール703と、接続モジュール704とを含む。この装置は受信側デバイスでもよく、具体的には、受信側デバイスは伝送機能を有するデバイスでもよい。
【0103】
取得モジュール701は、送信側デバイスの接続情報を取得するように構成され、接続情報は送信側デバイスの伝送機能と伝送機能の認証情報とを含む。
【0104】
この装置と送信側デバイスはどちらも、携帯電話(又はモバイルフォンと呼ばれる)及びタブレット・コンピュータなどのタッチ伝送機能を有する装置でもよい。説明しやすくするために、この実施形態では、伝送機能を有する携帯電話を説明のための例として使用する。
【0105】
具体的には、取得モジュール701は、送信側デバイスによって送信され、接続情報を含む接続メッセージを受信してもよく、及び/又は、取得モジュール701は、送信側デバイスによって生成され、接続情報を含む2次元コードを更に取得してもよい。
【0106】
使用可能化モジュール702は、前もって取得した伝送機能優先順位、送信側デバイスの伝送機能、及び受信側デバイスの伝送機能に応じて、ターゲット伝送機能を使用可能にするように構成される。
【0107】
送信モジュール703は、ターゲット伝送機能を介して送信側デバイスに認証メッセージを送信するように構成され、認証メッセージは認証情報を含む。
【0108】
接続モジュール704は、送信側デバイスとのターゲット伝送機能の接続を確立するように構成される。
【0109】
認証情報は、少なくともターゲット伝送機能のコード(又は名前などの識別子)及びパスワードを含む。
【0110】
更に、
図8に示されているように、データ接続を確立するための装置80は、サーチ・モジュール705を更に含む。
【0111】
更に、取得モジュール701は、送信側デバイスによって提供された優先順位を取得してもよく、受信側デバイスによって保管された優先順位を取得してもよい。
【0112】
送信側デバイスとこの装置がどちらも近距離無線通信技術NFC機能を有する場合、使用可能化モジュール702がターゲット伝送機能を使用可能にした後に、任意選択で、送信モジュール703が送信側デバイスに使用可能メッセージを送信し、使用可能メッセージは、受信側デバイスがターゲット伝送機能を使用可能にしたという通知情報を含む。
【0113】
送信側デバイスが使用可能メッセージに応じてターゲット伝送機能を使用可能にするため、使用可能メッセージは受信側デバイスがターゲット伝送機能を使用可能にしたという通知情報を含む。
【0114】
更に、送信モジュール703が送信側デバイスに使用可能メッセージを送信した後に、サーチ・モジュール705はターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスをサーチし、ターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスは送信側デバイスを含む。
【0115】
具体的には、使用可能メッセージを送信してからの時間間隔が事前設定時間になった場合、サーチ・モジュール705はターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスをサーチし始め、サーチ・モジュール705がターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスを見つけると、送信モジュール703はターゲット伝送機能を介して、ターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスに対して、ターゲット伝送機能に対応する認証情報を送信する。事前設定時間は秒単位でもよく、この装置は事前設定時間の範囲を限定しない。例えば、事前設定時間は1秒でもよい、即ち、送信モジュール703が送信側デバイスに使用可能メッセージを送信してから1秒後に、サーチ・モジュール705はターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスをサーチし始める。サーチ・モジュール705がこの時点でターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスを見つけられない場合、或いは送信モジュール703がターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスに対してターゲット伝送機能に対応する認証情報を送信した後にそのデバイスからいかなる応答も受信されない場合、サーチ・モジュール705は、この装置と送信側デバイスが正常に接続されるまで、ターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスをサーチし続けてもよく、送信モジュール703は、ターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスが新たに見つかった場合にそのデバイスに対してターゲット伝送機能に対応する認証情報を送信する。
【0116】
図7に示されている装置70と
図8に示されている装置80では、モジュールの特定の実現プロセス及びモジュール間の情報相互作用などの内容は本発明の方法の実施形態と同じ発明理念に基づくものであるので、方法の実施形態を参照してもよく、ここでは詳細を繰り返さないことに留意されたい。
【0117】
本発明のこの実施形態によりデータ接続を確立するための装置は、電子デバイスの伝送機能に応じて伝送機能の自動判別を実現してデータ伝送を実行し、ユーザの経験を改善することができる。
【0118】
図9に示されているように、本発明の一実施形態はデータ接続を確立するための装置90を提供し、この装置は、生成モジュール901と、提供モジュール902と、受信モジュール903と、接続モジュール904とを含む。この装置は送信側デバイスでもよく、具体的には、送信側デバイスは伝送機能を有するデバイスでもよい。
【0119】
生成モジュール901は、接続情報を生成し、提供モジュール902に接続情報を提供するように構成され、接続情報は送信側デバイスの伝送機能と伝送機能の認証情報とを含む。
【0120】
具体的には、送信側デバイスの生成モジュール901が接続情報を含む接続メッセージを生成するか、又は生成モジュール901が接続情報を含む2次元コードを生成し、2次元コードは受信側デバイスが走査により接続情報を取得するために使用される。
【0121】
提供モジュール902は、受信側デバイスに接続情報を提供するように構成される。
【0122】
受信モジュール903は、受信側デバイスによって送信された認証メッセージを受信し、接続モジュール904に認証メッセージを提供するように構成され、認証メッセージは認証情報を含む。
【0123】
接続モジュール904は、認証メッセージに応じて受信側デバイスとのターゲット伝送機能の接続を確立するように構成される。
【0124】
更に、
図10に示されているように、データ接続を確立するための装置10は使用可能化モジュール905と復元モジュール906とを更に含み、提供モジュール902は送信ユニット9021と表示ユニット9022とを含む。
【0125】
任意選択で、使用可能化モジュール905は伝送機能を使用可能にするように構成され、
【0126】
復元モジュール906はターゲット伝送機能を除く伝送機能の伝送機能状態を初期状態に復元するように構成される。
【0127】
更に、受信モジュール903は、受信側デバイスによって送信された使用可能メッセージを受信するように更に構成され、使用可能メッセージは受信側デバイスがターゲット伝送機能を使用可能にしたという通知情報を含み、次に使用可能化モジュール905は使用可能メッセージに応じてターゲット伝送機能を使用可能にする。
【0128】
更に、提供モジュール902に含まれる送信ユニット9021は、送信側デバイスが接続メッセージを生成した場合、受信側デバイスに接続メッセージを送信するように構成され、表示ユニット9022は、送信側デバイスが2次元コードを生成した場合、表示画面上に2次元コードを表示するように構成されることに留意されたい。
【0129】
本発明によりデータ接続を確立するための他の装置はデータ接続を確立するための装置10内にこれらのモジュールを含むが、提供モジュール902は送信ユニット9021又は表示ユニット9022のみを含むことは理解できることである。
【0130】
図9に示されている装置90と
図10に示されている装置10では、モジュールの特定の実現プロセス及びモジュール間の情報相互作用などの内容は本発明の方法の実施形態と同じ発明理念に基づくものであるので、方法の実施形態を参照してもよく、ここでは詳細を繰り返さないことに留意されたい。
【0131】
本発明のこの実施形態によりデータ接続を確立するための装置は、電子デバイスの伝送機能に応じて伝送機能の自動判別を実現してデータ伝送を実行し、ユーザの経験を改善することができる。
【0132】
本発明のこの実施形態はデータ接続を確立するための装置を更に提供してもよく、この装置は装置70、装置80、装置90、及び装置10のモジュールを含むことに留意されたい。詳細説明については、
図7〜
図10を参照してもよく、ここでは詳細を繰り返さない。
【0133】
図11に示されているように、本発明の一実施形態はデータ接続を確立するための装置11を提供し、この装置は、メモリ1101と、レシーバ(receiver、受信機)1102と、プロセッサ1103と、トランスミッタ(transmitter、送信機)1104とを含む。この装置は受信側デバイスでもよく、具体的には、受信側デバイスは伝送機能を有するデバイスでもよい。
【0134】
メモリ1101は、プログラム・ルーチンを含む情報を保管するように構成される。
【0135】
メモリ1101は、読み取り専用メモリ(Read Only Memory、ROM)、静的記憶装置、動的記憶装置、又はランダム・アクセス・メモリ(Random Access Memory、RAM)でもよい。メモリ1101は、オペレーティング・システム及びアプリケーション・プログラムを保管してもよい。本発明のこの実施形態で提供される技術的解決策がソフトウェア又はファームウェアによって実現される場合、本発明のこの実施形態で提供される技術的解決策を実現するためのプログラム・コードは、メモリ1101に保管され、プロセッサ1103によって実行される。
【0136】
レシーバ1102は、送信側デバイスの接続情報を取得するように構成され、接続情報は送信側デバイスの伝送機能と伝送機能の認証情報とを含む。
【0137】
具体的には、レシーバ1102は、送信側デバイスによって送信され、接続情報を含む接続メッセージを受信してもよく、及び/又は、レシーバ1102は、送信側デバイスによって生成され、接続情報を含む2次元コードを更に取得してもよい。
【0138】
プロセッサ1103は、本発明のこの実施形態で提供される技術的解決策を実現するために、汎用中央演算処理装置(Central Processing Unit、CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、或いは関連のプログラムを実行するための1つ又は複数の集積回路を採用してもよい。
【0139】
具体的には、レシーバ1102は、送信側デバイスによって送信された接続情報を取得し、プロセッサ1103に接続情報を提供する。プロセッサ1103は、メモリ1101、レシーバ1102、及びトランスミッタ1104と結合され、プログラム・ルーチンの実行を制御するように構成され、具体的には、前もって取得した伝送機能優先順位、送信側デバイスの伝送機能、及び受信側デバイスの伝送機能に応じて、ターゲット伝送機能を使用可能にするように構成される。
【0140】
トランスミッタ1104は、ターゲット伝送機能を介して送信側デバイスに認証メッセージを送信するように構成され、認証メッセージは認証情報を含む。
【0141】
プロセッサ1103は、送信側デバイスとのターゲット伝送機能の接続を確立するように更に構成される。
【0142】
送信側デバイスとこの装置がどちらも近距離無線通信技術NFC機能を有する場合のみ、トランスミッタ1104はNFC伝送機能を介して送信側デバイスに使用可能メッセージを送信できることに留意されたい。
【0143】
トランスミッタ1104が送信側デバイスに使用可能メッセージを送信した後に、使用可能メッセージを送信してからの時間間隔が事前設定時間になった場合、プロセッサ1103はターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスをサーチし始める。プロセッサ1103がターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスを見つけると、トランスミッタ1104はターゲット伝送機能を介して、ターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスに対して、ターゲット伝送機能の認証情報を送信する。事前設定時間は秒単位でもよく、この装置は事前設定時間の範囲を限定しない。例えば、事前設定時間は1秒でもよい、即ち、トランスミッタ1104が送信側デバイスに使用可能メッセージを送信してから1秒後に、プロセッサ1103はターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスをサーチし始める。プロセッサ1103がこの時点でターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスを見つけられない場合、或いはトランスミッタ1104がターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスに対してターゲット伝送機能の認証情報を送信した後にそのデバイスからいかなる応答も受信されない場合、プロセッサ1103は、この装置と送信側デバイスが正常に接続されるまで、ターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスをサーチし続けてもよく、トランスミッタ1104は、ターゲット伝送機能を使用可能にしたデバイスが新たに見つかった場合にそのデバイスに対してターゲット伝送機能に対応する認証情報を送信する。
【0144】
図11に示されている装置では、モジュールの特定の実現プロセス及びモジュール間の情報相互作用などの内容は本発明の方法の実施形態と同じ発明理念に基づくものであるので、方法の実施形態を参照してもよく、ここでは詳細を繰り返さないことに留意されたい。
【0145】
本発明のこの実施形態によりデータ接続を確立するための装置は、電子デバイスの伝送機能に応じて伝送機能の自動判別を実現してデータ伝送を実行し、ユーザの経験を改善することができる。
【0146】
図12に示されているように、本発明の一実施形態はデータ接続を確立するための他の装置12を提供し、この装置は、メモリ1201と、プロセッサ1202と、レシーバ1203と、トランスミッタ1204とを含む。この装置は送信側デバイスでもよく、具体的には、送信側デバイスは伝送機能を有するデバイスでもよい。
【0147】
メモリ1201は、プログラム・ルーチンを含む情報を保管するように構成される。
【0148】
プロセッサ1202は、メモリ1201、レシーバ1203、及びトランスミッタ1204と結合され、プログラム・ルーチンの実行を制御するように構成され、具体的には、接続情報を生成するように構成され、接続情報は送信側デバイスの伝送機能と伝送機能の認証情報とを含む。
【0149】
具体的には、送信側デバイスのプロセッサ1202が接続情報を含む接続メッセージを生成するか、又はプロセッサ1202が接続情報を含む2次元コードを生成し、2次元コードは受信側デバイスが走査により接続情報を取得するために使用される。
【0150】
レシーバ1203は、受信側デバイスによって送信された認証メッセージを受信し、プロセッサ1202に認証メッセージを提供するように構成され、認証メッセージは認証情報を含む。
【0151】
プロセッサ1202は、認証メッセージに応じて受信側デバイスとのターゲット伝送機能の接続を確立するように更に構成される。
【0152】
任意選択で、プロセッサ1202は、伝送機能を使用可能にするように更に構成される。次に、レシーバ1203が認証メッセージを受信した後に、プロセッサ1202はターゲット伝送機能を除く伝送機能の伝送機能状態を初期状態に復元する。
【0153】
任意選択で、レシーバ1203は受信側デバイスによって送信された使用可能メッセージを受信し、次にプロセッサ1202はターゲット伝送機能を使用可能にする。
【0154】
使用可能メッセージは、受信側デバイスがターゲット伝送機能を使用可能にしたという通知情報を含む。
【0155】
図12に示されている装置12では、モジュールの特定の実現プロセス及びモジュール間の情報相互作用などの内容は本発明の方法の実施形態と同じ発明理念に基づくものであるので、方法の実施形態を参照してもよく、ここでは詳細を繰り返さないことに留意されたい。
【0156】
本発明のこの実施形態によりデータ接続を確立するための装置は、電子デバイスの伝送機能に応じて伝送機能の自動判別を実現してデータ伝送を実行し、ユーザの経験を改善することができる。
【0157】
本発明のこの実施形態はデータ接続を確立するための装置を提供してもよく、この装置は
図11及び
図12のモジュールを含むことに留意されたい。詳細説明については、
図7〜
図10を参照してもよく、ここでは詳細を繰り返さない。
【0158】
図13に示されているように、本発明の一実施形態はデータ接続を確立するためのシステム13を提供し、データ接続を確立するためのシステム13は受信側デバイス1301と送信側デバイス1302とを含む。
【0159】
受信側デバイス1301は、取得モジュール13011と、使用可能化モジュール13012と、送信モジュール13013と、接続モジュール13014とを含み、送信側デバイス1302は、生成モジュール13021と、提供モジュール13022と、受信モジュール13023と、接続モジュール13024とを含む。
【0160】
具体的には、送信側デバイス1302に含まれる生成モジュール13021は接続情報を生成し、接続情報は送信側デバイス1302の伝送機能と伝送機能の認証情報とを含む。
【0161】
送信側デバイス1302に含まれる提供モジュール13022は、受信側デバイス1301に含まれる取得モジュール13011に接続情報を提供する。
【0162】
受信側デバイス1301に含まれる取得モジュール13011は、送信側デバイス1302に含まれる提供モジュール13022によって提供された接続情報を取得する。
【0163】
受信側デバイス1301に含まれる使用可能化モジュール13012は、前もって取得した伝送機能優先順位、送信側デバイス1302の伝送機能の状態、及び受信側デバイス1301の伝送機能の状態に応じて、ターゲット伝送機能を使用可能にする。
【0164】
受信側デバイス1301に含まれる送信モジュール13013は、ターゲット伝送機能を介して、送信側デバイス1302に含まれる受信モジュール13023に認証メッセージを送信し、認証メッセージは認証情報を含む。
【0165】
送信側デバイス1302に含まれる受信モジュール13023は、受信側デバイス1301に含まれる送信モジュール13013によって送信された認証メッセージを受信する。
【0166】
送信側デバイス1302に含まれる接続モジュール13024は、認証メッセージに応じて、受信側デバイス1301に含まれる接続モジュール13014とのターゲット伝送機能の接続を確立する。
【0167】
図13に示されているシステム13では、モジュールの特定の実現プロセス及びモジュール間の情報相互作用などの内容は本発明の方法の実施形態と同じ発明理念に基づくものであるので、方法の実施形態を参照してもよく、ここでは詳細を繰り返さないことに留意されたい。
【0168】
本発明のこの実施形態によりデータ接続を確立するためのシステムは、電子デバイスの伝送機能に応じて伝送機能の自動判別を実現してデータ伝送を実行し、ユーザの経験を改善することができる。
【0169】
都合良く簡潔に説明するために、上記の機能モジュールの区分が例示のための一例として利用され、実際の実現例では、上記の諸機能を異なるモジュールに割り振り、必要に応じて実現することができ、即ち、装置の内部構造が上記の諸機能の全部又は一部を実現するために異なる機能モジュールに分割されることは、当業者であれば明瞭に理解することができる。上記のシステム、装置、及びユニットの詳細な作業プロセスについては、上記の方法の実施形態における対応するプロセスを参照してもよく、ここでは詳細を繰り返さない。
【0170】
本出願で提供されるいくつかの実施形態では、開示されているシステム、装置、及び方法が他の様式で実現されてもよいことを理解されたい。例えば、記載されている装置の実施形態は単に模範的なものに過ぎない。例えば、モジュール又はユニットの区分は、単に論理機能の区分に過ぎず、実際の実現例ではその他の区分にしてもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントが他のシステムに結合又は統合されてもよく、いくつかの特徴が無視されてもよく、実行されなくてもよい。加えて、表示又は考察された相互結合或いは直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェースを介して実現されてもよい。装置間又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電子、機械、又はその他の形で実現されてもよい。
【0171】
個別の部分として記載されているユニットは物理的に分離されてもよく、分離されなくてもよく、ユニットとして表示されている部分は物理的ユニットでもよく、物理ユニットでなくてもよく、1つの場所に位置してもよく、複数のネットワーク・ユニット上に分散されてもよい。諸実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の必要性に応じて、これらのユニットの一部又は全部が選択されてもよい。
【0172】
加えて、本発明の諸実施形態の機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてもよく、そのユニットのそれぞれが物理的に単独で存在してもよく、2つ又はそれ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。統合されたユニットはハードウェアの形で実現されてもよく、ソフトウェア機能ユニットの形で実現されてもよい。
【0173】
統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形で実現され、独立した製品として販売又は使用される場合、統合されたユニットはコンピュータ可読記憶媒体に保管されてもよい。このような理解に基づいて、本質的に本発明の技術的解決策、或いは従来技術に貢献する部分、或いはこれらの技術的解決策の全部又は一部は、ソフトウェア製品の形で実現されてもよい。このソフトウェア製品は、記憶媒体に保管され、本発明の諸実施形態に記載されている方法の諸ステップの全部又は一部を実行するようコンピュータ・デバイス(パーソナル・コンピュータ、サーバ、又はネットワーク・デバイスでもよい)又はプロセッサに指示するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体としては、USBフラッシュ・ドライブ、取り外し可能ハード・ディスク、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、又は光ディスクなど、プログラム・コードを保管することができる任意の媒体を含む。
【0174】
上記の説明は、単に本発明の特定の諸実施形態に過ぎず、本発明の保護範囲を限定するためのものではない。本発明に開示された技術範囲内で当業者によって容易に推定される変形又は置換はいずれも本発明の保護範囲に入るものとする。従って、本発明の保護範囲は特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。