(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第一縦横比判定部により前記縦横比の差が前記所定範囲内であると判定された前記他の第二種店舗画像と前記要求された第二種店舗画像との画像サイズの差が所定範囲内であるか否かを判定する画像サイズ判定部を備え、
前記第一リサイズ部は、
前記画像サイズ判定部により前記画像サイズの差が前記所定範囲内ではないと判定された前記他の第二種店舗画像に対して前記リサイズを行う
請求項1に記載の情報処理装置。
前記第二画像有無判定部により前記他の第二種店舗画像がないと判定された場合、前記縦横比の差が所定範囲内である前記他の第二種店舗画像が存在しない場合のそれぞれにおいて、前記端末装置に所定の画像を送信する所定画像送信部を備える
請求項1に記載の情報処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、実施の形態を次の順序で説明する。
<1.ネットワークシステムの概要>
<2.コンピュータ装置のハードウェア構成>
<3.広告画像表示に係る各種機能>
<4.処理手順>
<5.実施の形態のまとめ>
<6.プログラム及び記憶媒体>
<7.変形例>
【0021】
<1.ネットワークシステムの概要>
図1に、本実施の形態で前提とするネットワークシステム1の例を示す。このネットワークシステム1はEC(EC:Electronic Commerce(電子商取引))システムとして機能する。
ネットワークシステム1は、例えばインターネットとしてのネットワーク2を介して、広告掲載者端末3、ウェブページ管理サーバ4、複数の閲覧者端末5、5…、広告配信サーバ6、複数の店舗端末7、7…、及び店舗ロゴ管理サーバ8が互いに通信可能に構成されている。
広告掲載者端末3、閲覧者端末5、店舗端末7としての各端末装置は、ウェブブラウザを備えたコンピュータ装置である。これらの端末装置としては、例えば高機能携帯電話機(スマートフォン)や携帯電話機、携帯情報端末(PDA)、携帯型又は据置型のパーソナルコンピュータ(PC)などが挙げられるが、具体的な種類は問わない。
【0022】
広告掲載者端末3は、自身のウェブページに広告画像を掲載する者(以下「広告掲載者」と表記)が使用する端末装置である。なお、以下では、広告掲載者により広告画像が掲載されるウェブページのことを「ウェブページpa」と表記する。
【0023】
ウェブページ管理サーバ4は、ウェブページを管理するサーバ装置である。ウェブページ管理サーバ4は、広告掲載者が広告掲載者端末3を用いてアップロードしたウェブページpaのデータ(例えば、HTML(HyperText Markup Language)、XML(Extensible Markup Language)等のマークアップ言語等により記述されたウェブページデータ)を管理可能とされている。ウェブページ管理サーバ4は、閲覧者端末5からの要求(例えば、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)リクエスト)に応じて、要求されたウェブページのデータを該要求を行った閲覧者端末5に取得させ表示させる。
【0024】
閲覧者端末5は、ウェブページを閲覧する者(以下「閲覧者」と表記)が使用する端末装置である。
【0025】
広告配信サーバ6は、ウェブページpaに表示される広告画像を配信するサーバ装置である。
【0026】
また、店舗端末7は、仮想商店街のウェブサイト(以下「ショッピングサイト」と表記)に加盟している店舗が使用する(店舗業務に従事する者が使用する)端末装置である。
【0027】
ここで、ショッピングサイトでは、各店舗が自店舗の商品に関する情報を店舗端末7を用いて登録する。例えば、商品画像や商品名、商品価格の情報等を登録する。これにより、ショッピングサイトでは様々な店舗の様々な商品についての商品ページをユーザに提示することが可能とされる。
ショッピングサイトでは、該ショッピングサイトに加盟した店舗に対して店舗ID(各店舗を一意に識別可能な識別子)を割り当てており、該店舗IDによって各店舗を識別可能としている。
【0028】
本実施の形態において、ウェブページpa上で表示される広告画像は、ショッピングサイトへの加盟店舗が登録した画像とされている。
店舗は、自身に関する画像をウェブページpaに広告画像として掲載したいと望む場合には、該画像を広告配信サーバ6に対して登録することができる。以下、店舗が広告配信サーバ6に対して登録した画像を「広告用画像」と表記する。
【0029】
広告配信サーバ6は、店舗により登録された広告用画像を管理する。
図2は、店舗により登録された広告用画像を管理するために広告配信サーバ6に記憶される広告用画像管理情報I1を例示している。
広告用画像管理情報I1は、登録された広告用画像を一意に識別可能な画像IDと、該画像IDで特定される広告用画像を登録した店舗の店舗IDとが対応づけられた情報とされている。
本例の場合、店舗IDは、広告用画像の登録の際に広告配信サーバ6が取得する。例えば、広告配信サーバ6は、店舗からの広告用画像の登録画面として、登録対象の画像の指定と店舗IDの入力とが可能な登録画面を提示し、該登録画面で指定された画像を広告用画像として登録すると共に、入力された店舗IDを該広告用画像を登録した店舗の店舗IDとして取得し、登録した広告用画像の画像IDと取得した店舗IDとを対応づけて記憶する。これにより、
図2に示す広告用画像管理情報I1が構築される。
【0030】
各店舗は、広告配信サーバ6に対し、複数の広告用画像を登録することが可能とされている。
【0031】
図1において、店舗ロゴ管理サーバ8は、ショッピングサイトに加盟する店舗の店舗ロゴ画像を管理するサーバ装置である。
店舗ロゴ画像は、店舗に関するロゴ(logotype)を表す画像であり、例えば店舗の商号ロゴを表す画像等とされる。本例において、店舗ロゴ画像は、店舗がショッピングサイトで用いられる画像として登録した画像とされる。
【0032】
図3は、店舗により登録された店舗ロゴ画像を管理するために店舗ロゴ管理サーバ8に記憶されるロゴ画像管理情報I2を例示している。
ロゴ画像管理情報I2は、登録された店舗ロゴ画像を一意に識別可能な画像IDと、該画像IDで特定される店舗ロゴ画像を登録した店舗の店舗IDとが対応づけられた情報とされている。
店舗ロゴ管理サーバ8は、店舗IDを、店舗からの店舗ロゴ画像の登録の際に取得する。例えば、本例のショッピングサイトでは、店舗が各種情報登録や登録情報の編集を行うためのウェブサイトが用意されている。当該ウェブサイトでは、情報の登録や編集のために、店舗に対して店舗ID及びパスワードの入力を伴うログインが要求される。店舗ロゴ管理サーバ8は、上記のウェブサイトにて店舗から登録すべき店舗ロゴ画像の指定が行われたことに応じて、該指定された画像を店舗ロゴ画像として登録すると共に、ログイン情報から特定される店舗IDを該店舗ロゴ画像を登録した店舗の店舗IDとして取得し、登録した店舗ロゴ画像の画像IDと取得した店舗IDとを対応づけて記憶する。これにより、
図3に示すロゴ画像管理情報I2が構築される。
【0033】
ショッピングサイトにおいて、各店舗は、店舗ロゴ画像を複数登録することが可能とされている。
【0034】
なお、本例においては、画像IDが広告用画像のIDか店舗ロゴ画像のIDかを識別可能となるように広告用画像、店舗ロゴ画像に対する画像IDの割り当てが行われている。具体的に、この場合は
図2、
図3で例示しているように、広告用画像の画像IDと店舗ロゴ画像の画像IDはそれぞれ桁数(ビット数)が異なるようにされて、互いを識別可能とされている。
広告用画像の画像IDであるか店舗ロゴ画像の画像IDであるかを識別可能とする手法は上記に限定されず、例えば画像IDに広告用画像の画像IDであるか店舗ロゴ画像の画像IDであるかを識別可能とする識別情報を含ませる等、他の手法を採り得るものである。
【0035】
ここで、広告配信サーバ6は、ウェブページpaの広告掲載者に該ウェブページpa上で表示する広告画像を選択させる機能を有している。
具体的に、本例の広告配信サーバ6は、広告掲載者が自身のウェブページpaに表示する広告画像を選択するためのウェブページを提供している(以下「画像選択ページ」とも表記する)。広告掲載者は、例えば広告掲載者端末3を使用して当該画像選択ページに訪れることで、自身のウェブページpaに表示する画像の候補の提示を受ける。そして、それら広告画像の候補から、例えば、ウェブページpaのコンテンツに関連する店舗が登録した画像等、所要の広告画像を選択する。
広告配信サーバ6は、上記のように選択された広告画像がウェブページpa上で表示されるように、例えば、該選択された広告画像とウェブページpaとを紐付けるための制御情報を生成し、広告掲載者に送信する。広告掲載者は、自身のウェブページpaに該制御情報を埋め込むことで、ウェブページpaの閲覧者が使用する閲覧者端末5が、ブラウザによりウェブページpaを表示する過程で、上記の制御情報に従って上記選択された広告画像を広告配信サーバ6に要求する。広告配信サーバ6は、該要求された画像を該要求を行った閲覧者端末5に送信する。これにより、広告掲載者が選択した広告画像がウェブページpa上で表示される。
なお、「制御情報をウェブページpaに埋め込む」とは、閲覧者端末5等のコンピュータ装置にウェブページpaを表示させるための表示制御データ(本例ではHTMLファイル)に制御情報としてのデータを含ませることを意味する。
【0036】
本実施の形態の広告配信サーバ6は、上記のようにウェブページpaに表示する広告画像を広告掲載者に選択させる際、広告配信サーバ6に登録された広告用画像のみでなく、店舗ロゴ管理サーバ8に登録された店舗ロゴ画像の選択を可能とする機能を有している。
具体的に、広告配信サーバ6は、広告掲載者にウェブページpa上で表示する画像を選択させる際、上記した画像選択ページとして、店舗ロゴ管理サーバ8に登録された店舗ロゴ画像と自身に登録された広告用画像の双方を提示可能なページを提示する。この際の画像選択ページにおいては、店舗ロゴ画像のみでなく広告用画像も登録している店舗については、双方の画像が選択可能に提示される。広告用画像の登録が無く店舗ロゴ画像のみを登録している店舗については、該店舗の店舗ロゴ画像のみが選択可能に提示される。このように画像選択ページは、広告配信サーバ6と店舗ロゴ管理サーバ8の登録画像のうちからウェブページpaに表示する広告画像を選択可能なページとされている。
【0037】
なお、上記のようにウェブページpa上で表示する広告画像として広告配信サーバ6に登録された広告用画像のみでなく店舗ロゴ画像を選択可能としているのは、店舗によっては広告配信サーバ6への広告用画像の登録を行わない場合を考慮したものである。
【0038】
ここで、本例において、ウェブページpaに表示される広告画像はアフィリエイト広告画像として機能し、広告配信サーバ6は、ウェブページpaの閲覧者によるアフィリエイトに係る行動をトラッキングする機能を有している。具体的に、ウェブページpaに表示された広告画像には、該広告画像を登録した店舗のウェブサイトへのリンク情報が紐付けられており、閲覧者はウェブページpaに表示された広告画像をクリックすることで該店舗のウェブサイトに誘導され、該店舗のウェブサイトにて商品の購入を行うことができる。広告配信サーバ6は、閲覧者による広告画像のクリック行動(クリックした広告画像の別も含む)や商品の購入行動など、アフィリエイトに係る行動をトラッキングする。すなわち、これらの行動についての行動履歴情報を作成する。
この場合、ウェブページpaの広告掲載者はアフィリエータと換言することができる
【0039】
なお、本例では、ネットワークシステム1における商取引の対象が商品である場合を例示するが、当該商取引の対象はサービスであってもよい。
【0040】
また、
図1において、ネットワーク2の構成は多様な例が想定される。例えば、インターネットを始めとして、イントラネット、エキストラネット、LAN(Local Area Network)、CATV(Community Antenna TeleVision)通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が想定される。
またネットワーク2の全部又は一部を構成する伝送媒体についても多様な例が想定される。例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、電話線等の有線でも、IrDA(Infrared Data Association)のような赤外線、ブルートゥース(登録商標)、802.11無線、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
【0041】
<2.コンピュータ装置のハードウェア構成>
図4に、
図1で示した広告配信サーバ6をはじめとした各装置(広告掲載者端末3、ウェブページ管理サーバ4、閲覧者端末5、店舗端末7、店舗ロゴ管理サーバ8)を構成するコンピュータ装置のハードウェア構成を示す。
図4において、コンピュータ装置のCPU(Central Processing Unit)101は、ROM( Read Only Memory)102に記憶されているプログラム、または記憶部108からRAM( Random Access Memory )103にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU101、ROM102、及びRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104には、入出力インターフェース105も接続されている。
入出力インターフェース105には、キーボード、マウス、タッチパネルなどよりなる入力装置106、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electroluminescence)パネルなどよりなるディスプレイ(表示装置)、並びにスピーカなどよりなる出力装置107、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ装置などより構成される記憶部108、外部装置との間で相互通信を行うための通信部109が接続されている。
入出力インターフェース105にはまた、必要に応じてメディアドライブ110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が適宜装着され、リムーバブルメディア111に対する情報の書込や読出が行われる。
【0042】
このようなコンピュータ装置では、通信部109による通信によりデータやプログラムのアップロード、ダウンロードが行われたり、リムーバブルメディア111を介したデータやプログラムの受け渡しが可能である。
CPU101が各種のプログラムに基づいて処理動作を行うことで、特に広告配信サーバ6としてのコンピュータ装置においては以降で説明する情報処理や通信が実行される。
【0043】
<3.広告画像表示に係る各種機能>
図5の機能ブロック図を参照して、広告配信サーバ6が有するウェブページpa上での広告画像の表示に係る各種機能について説明する。
これら広告画像の表示に係る各種機能は、広告配信サーバ6のCPU101によるソフトウェア処理で実現されるが、
図5ではこれらのソフトウェア処理を機能ごとに分けてブロック化して示している。
【0044】
図示するように広告配信サーバ6は、機能ごとに分けて広告用画像管理処理部F1、表示画像選択処理部F2、制御情報送信処理部F3、ロゴ画像対応処理部Fs、及び広告用画像対応処理部Faを有するものと表すことができる。
【0045】
広告用画像管理処理部F1は、店舗により登録された画像を広告用画像として店舗ごとに管理する。具体的に、本例では、前述した広告用画像の登録画面を店舗に提示し、該登録画面での指定を受けて登録した広告用画像の画像IDを取得し、取得した画像IDと、該登録画面で入力された店舗IDとを対応づけて記憶することで、
図2に示した広告用画像管理情報I1を構築する。広告用画像管理処理部F1は、このように構築した広告用画像管理情報I1によって、店舗により登録された広告用画像を管理する。
なお、広告用画像管理情報I1は、例えば
図4に示した記憶部108等、広告配信サーバ6が読み出し可能な記憶装置に記憶される。
【0046】
表示画像選択処理部F2は、店舗ロゴ管理サーバ8に登録されている店舗ロゴ画像と、広告用画像管理処理部F1が管理している広告用画像とのうちから、ウェブページpa上に表示する画像を広告掲載者に選択させる処理を行う。具体的に、本例では、広告掲載者に上述した画像選択ページ、すなわちウェブページpaに表示する広告画像を広告配信サーバ6と店舗ロゴ管理サーバ8の登録画像のうちから選択可能とする画像選択ページを提示して、ウェブページpaに表示する広告画像を広告掲載者に選択させる。
この際、画像選択ページにおいて広告掲載者が所望の店舗の登録画像を選択する流れとしては、以下の例が考えられる。すなわち、画像選択ページにおいては各店舗の名称情報を選択可能に提示し、広告掲載者により店舗が選択されたことに応じて、該店舗の登録画像を提示し、該提示画像のうちからウェブページpaに表示する広告画像を選択させる。
或いは、各店舗が例えば取り扱い商品の別等に応じてジャンル分け管理されている場合には、画像選択ページにおいては、先ず店舗のジャンル一覧を選択可能に提示し、広告掲載者によりジャンルが選択されたことに応じて該ジャンルに属する店舗の名称情報を選択可能に提示する。そして、店舗が選択されたことに応じて、該店舗の登録画像を提示し、該提示画像のうちからウェブページpaに表示する広告画像を選択させるといった流れが考えられる。
【0047】
制御情報送信処理部F3は、広告掲載者により画像の選択が行われたことに応じて、該選択された画像を広告配信サーバ6に要求する指令を記述した制御情報Icを生成し、広告掲載者に対して送信する。
本例の場合、制御情報Icには、少なくとも広告掲載者により選択された画像を広告配信サーバ6に要求するためのURL(Uniform Resource Locator)情報、画像ID(該選択された画像の画像ID)、及び店舗ID(該選択された画像を登録した店舗の店舗ID)が含まれる。
【0048】
ロゴ画像対応処理部Fs、広告用画像対応処理部Faによる処理は、それぞれ、ウェブページpaに埋め込まれた制御情報Icに従って閲覧者端末5が広告配信サーバ6に対して行う画像要求に応じて実行される処理である。具体的に、ロゴ画像対応処理部Fsによる処理は、要求画像が店舗ロゴ画像である場合に対応して行われる処理であり、広告用画像対応処理部Faによる処理は要求画像が広告用画像である場合に対応して行われる処理である。
【0049】
ここで、本例では、制御情報Icにはウェブページpaの広告掲載者が選択した画像の画像IDと該選択した画像を登録した店舗の店舗IDが含まれており、これに応じ閲覧者端末5は、該制御情報Icに記述された指令に従って、これら画像ID及び店舗IDを指定した画像要求を広告配信サーバ6に対して行う。
この際、広告配信サーバ6は、要求された画像が店舗ロゴ画像、広告用画像の何れであるかの判定を画像要求で指定された画像IDに基づき行う。前述のように、本例における画像IDは、それ自体が広告用画像のIDか店舗ロゴ画像のIDかを識別可能な情報とされており、該画像IDに基づいて要求画像が店舗ロゴ画像、広告用画像の何れであるかを判定可能とされている(例えば本例では桁数)。
【0050】
ロゴ画像対応処理部Fsは、第一画像有無判定処理部Fs1、第一画像送信処理部Fs2、第二画像有無判定処理部Fs3、第一縦横比判定処理部Fs4、第一リサイズ処理部Fs5、第二画像送信処理部Fs6を有するものと表すことができる。
【0051】
第一画像有無判定処理部Fs1は、閲覧者端末5が行った画像要求が店舗ロゴ画像の要求であった場合に対応して、店舗ロゴ管理サーバ8における該当する店舗ロゴ画像の有無を判定する。具体的には、閲覧者端末5からの画像要求により指定された画像IDを基に、店舗ロゴ管理サーバ8に対して該当画像の有無を問合せ、該問合せの結果に応じて要求画像の有無を判定する。
【0052】
第一画像送信処理部Fs2は、第一画像有無判定処理部Fs1により該当する店舗ロゴ画像(要求画像)があると判定された場合に、該当する店舗ロゴ画像を閲覧者端末5に送信する。
【0053】
閲覧者端末5は、該送信された店舗ロゴ画像を受信し、ウェブページpaの所定位置にレイアウトしてブラウザ上に表示する。
これにより、要求された店舗ロゴ画像が存在する場合には、ウェブページpa上に該店舗ロゴ画像が表示される。
【0054】
第二画像有無判定処理部Fs3は、第一画像有無判定処理部Fs1により該当する店舗ロゴ画像がないと判定された場合に、要求された店舗ロゴ画像を登録した店舗と同一の店舗により登録された他の店舗ロゴ画像の有無を判定する。具体的には、閲覧者端末5からの画像要求により指定された店舗IDを基に、店舗ロゴ管理サーバ8に対して上記他の店舗ロゴ画像の有無を問合せ、該問合せの結果に応じて上記他の店舗ロゴ画像の有無を判定する。
なお、以下、上記他の店舗ロゴ画像については「他の店舗ロゴ画像Gs」と表記する。
【0055】
第一縦横比判定処理部Fs4は、第二画像有無判定処理部Fs3により他の店舗ロゴ画像Gsがあると判定された場合に、他の店舗ロゴ画像Gsと要求画像との縦横比(アスペクト比)の差が所定範囲内であるか否かを判定する。具体的には、他の店舗ロゴ画像Gsと要求画像との縦横比の値の差が所定の上限値から下限値までの範囲内であるか否かを判定する。例えば、他の店舗ロゴ画像Gsの縦横比(横:縦)が4:3、要求画像の縦横比が3:2であれば、それら縦横比の値の差=−1/6が所定の上限値から下限値までの範囲内であるか否かを判定する。
【0056】
第一リサイズ処理部Fs5は、第一縦横比判定処理部Fs4により上記縦横比の差が所定範囲内であると判定された他の店舗ロゴ画像Gsを、要求された店舗ロゴ画像の画像サイズに近づくようにリサイズする。
ここでのリサイズは、ウェブページpaにおけるページレイアウト崩れの防止の観点から、他の店舗ロゴ画像Gsの縦横比は維持したまま、縦サイズ(縦方向画素数)、横サイズ(横方向画素数)がそれぞれ要求画像の縦サイズ、横サイズを超えな範囲内で行う。
【0057】
第二画像送信処理部Fs6は、第一リサイズ処理部Fs5がリサイズした他の店舗ロゴ画像Gsを画像要求を行った閲覧者端末5に送信する。
【0058】
これにより、要求された店舗ロゴ画像が存在しない場合には、該店舗ロゴ画像を登録した店舗と同一の店舗が登録した他の店舗ロゴ画像Gsをウェブページpa上に表示させることができる。そして、この際、該他の店舗ロゴ画像Gsについては、要求画像(つまり広告掲載者により選択された画像)に対し縦横比が近い画像が判定され、要求画像のサイズに近づくようにリサイズが行われてウェブページpa上に表示される。このため、ウェブページpa上におけるページレイアウト崩れの防止が図られる。
【0059】
なお、本例では、各店舗は店舗ロゴ画像を複数登録可能とされているので、他の店舗ロゴ画像Gsとしては複数存在している場合もある。この場合には、それぞれの他の店舗ロゴ画像Gsについて要求画像との縦横比の差が所定範囲内であるか否かを判定し、該当する他の店舗ロゴ画像Gsが一つであれば、該他の店舗ロゴ画像Gsをリサイズして閲覧者端末5に送信する。該当する他の店舗ロゴ画像Gsが複数ある場合には、例えば、要求画像との縦横比の差が最も小さい他の店舗ロゴ画像Gs等、所定の基準で選択した他の店舗ロゴ画像Gsをリサイズして閲覧者端末5に送信する。
【0060】
なお、本例では、要求画像との画像サイズの差が所定範囲内の画像についてはリサイズ処理を省略するが、これについては後述する。
【0061】
続いて、広告用画像対応処理部Faについて説明する。
広告用画像対応処理部Faは、第三画像有無判定処理部Fa1、第三画像送信処理部Fa2、第四画像有無判定処理部Fa3、第二縦横比判定処理部Fa4、第二リサイズ処理部Fa5、第四画像送信処理部Fa6を有するものと表すことができる。
【0062】
第三画像有無判定処理部Fa1は、閲覧者端末5が行った画像要求が広告用画像の要求であった場合に、広告用画像管理処理部F1が管理する広告用画像を対象として該当する広告用画像の有無を判定する。具体的には、
図2に示した広告用画像管理情報I1を参照して、閲覧者端末5からの画像要求により指定された画像IDと一致する画像IDの有無を判定する。
【0063】
第三画像送信処理部Fa2は、第三画像有無判定処理部Fa1により該当する広告用画像があると判定された場合に、該当する広告用画像を閲覧者端末5に送信する。
これにより、要求された広告用画像が存在する場合にはウェブページpa上に該広告用画像が表示される。
【0064】
第四画像有無判定処理部Fa3は、第三画像有無判定処理部Fa1により該当する広告用画像がないと判定された場合に、要求された広告用画像を登録した店舗と同一の店舗により登録された他の広告用画像の有無を判定する。具体的には、広告用画像管理情報I1を参照して、閲覧者端末5からの画像要求により指定された店舗IDと同一の店舗IDに対応づけられた広告用画像の有無を判定する。
なお、以下、上記他の広告用画像については「他の広告用画像Ga」と表記する。
【0065】
第二縦横比判定処理部Fa4、第二リサイズ処理部Fa5によっては、他の広告用画像Gaについて、上記した他の店舗ロゴ画像Gsについての縦横比判定及びリサイズと同様の手法による縦横比判定及びリサイズが行われる。
すなわち、第二縦横比判定処理部Fa4は、第四画像有無判定処理部Fa3により他の広告用画像Gaがあると判定された場合に、他の広告用画像Gaと要求画像との縦横比の差が所定範囲内であるか否かを判定し、第二リサイズ処理部Fa5は、第二縦横比判定処理部Fa4により上記の縦横比の差が所定範囲内であると判定された他の広告用画像Gaを要求された広告用画像の画像サイズに近づくようにリサイズする。
【0066】
第四画像送信処理部Fa6は、第二リサイズ処理部Fa5がリサイズした他の広告用画像Gaを画像要求を行った閲覧者端末5に送信する。
【0067】
これにより、広告用画像についても、要求された画像が存在しない場合には該画像を登録した店舗と同一の店舗が登録した他の画像をウェブページpa上に表示させることができ、この際、該他の画像については、要求画像に対し縦横比が近い画像が判定され、要求画像のサイズに近づくようにリサイズが行われてウェブページpa上に表示される。従って、ウェブページpa上におけるページレイアウト崩れの防止が図られる。
【0068】
なお、本例では、広告用画像についても他の画像(他の広告用画像Ga)が複数存在する場合があり、その場合には、それぞれの他の広告用画像Gaについて要求画像との縦横比の差が所定範囲内であるか否かを判定し、該当する他の広告用画像Gaが一つであれば、該他の広告用画像Gaをリサイズして閲覧者端末5に送信し、該当する他の広告用画像Gaが複数ある場合には要求画像との縦横比の差が最も小さい等、所定の基準で選択した他の広告用画像Gaをリサイズして閲覧者端末5に送信する。
【0069】
ここで、店舗により登録された店舗ロゴ画像や広告用画像は店舗によって削除され得るため、広告掲載者が自身のウェブページpaの広告画像として所用の店舗の登録画像を選択した後、該ウェブページpaを閲覧者が閲覧するまでの間には、ウェブページpaに表示可能な該店舗の登録画像が全く存在しなくなるケースが生じ得る。具体的には、要求画像を登録した店舗と同一店舗が登録した他の画像が存在しない場合である。
この場合には、各店舗の共通画像として予め用意された所定のデフォルト画像を画像要求元の閲覧者端末5に送信する。該デフォルト画像としては、例えば、「○△ショッピングサイトでお買い物」等、何れのショッピングサイトに係る広告画像であるかを識別可能とする文字情報を含んだ画像を用意しておく。
【0070】
なお、要求画像を登録した店舗と同一の店舗が登録した他の画像が存在する場合であっても、該他の画像が要求画像との縦横比の差の条件を満たさない場合には、ページレイアウト崩れが生じる虞があるため該他の画像を閲覧者端末5に送信すべきではない。
このため、本例では、当該ケースにおいても上記のデフォルト画像を閲覧者端末5に送信する。
【0071】
ここで、これらデフォルト画像を送信するケースにおいては、デフォルト画像として縦横比の異なる複数種の画像を用意しておき、要求画像との縦横比の差が所定範囲以内のデフォルト画像を選択して閲覧者端末5に送信することが望ましい。
【0072】
<4.処理手順>
上記により説明した広告画像表示に係る各種機能を実現するために実行されるべき具体的な処理の手順を
図6及び
図7のフローチャートを参照して説明する。
なお、これら
図6及び
図7に示す処理は、広告配信サーバ6におけるCPU101が例えばROM102や記憶部108等の所定の記憶装置に記憶されたプログラムに基づき実行するものである。
【0073】
図6は、ウェブページpaの広告掲載者に対する処理を示している。
なお、
図6に示す処理は、広告掲載者端末3が行った前述した画像選択ページの要求に応じて開始されるものである。
【0074】
図6において、広告配信サーバ6のCPU101(以下、単に「広告配信サーバ6」と表記)は、ステップS101で画像選択ページ提示処理を行う。すなわち、前述した画像選択ページのウェブページデータを該画像選択ページの要求を行った広告掲載者端末3に取得させ、広告掲載者に提示させる処理を行う。
【0075】
続くステップS102で広告配信サーバ6は、画像選択ページに対して広告掲載者が行った操作に応じて広告掲載者端末3から送信される選択情報の受信を待機する。具体的に、該選択情報としては、画像選択ページにて広告掲載者が選択した画像を特定するための情報が含まれる。
【0076】
上記の選択情報を受信したことに応じ、広告配信サーバ6は、ステップS103で選択情報に基づく制御情報Icを生成する。すなわち、本例では、前述のように選択された画像を広告配信サーバ6に要求するためのURL情報、選択された画像の画像ID、及び選択された画像を登録した店舗の店舗IDを含む制御情報Icを生成する。
【0077】
続くステップS104で広告配信サーバ6は、要求元の広告掲載者端末3に制御情報Icを送信し、この図に示す処理を終える。
【0078】
図7は、ウェブページpaの閲覧者に対する処理を示している。
図7において、広告配信サーバ6はステップS201で、閲覧者端末5からの画像要求(制御情報Icに基づく画像要求)を待機している。そして、画像要求があった場合、広告配信サーバ6はステップS202で、広告用画像の要求であるか否かを判定する。本例では、広告用画像、店舗ロゴ画像の何れの要求であるかは、画像要求により指定された画像IDの桁数に基づき判定する。
【0079】
広告用画像の要求でないと判定した場合、広告配信サーバ6はステップS203で、店舗ロゴ管理サーバ8に該当画像の有無を問合せ、該問合せの結果に基づきステップS204で該当画像の有無を判定する。
該当画像(つまり要求された店舗ロゴ画像)があると判定した場合、広告配信サーバ6はステップS205に進み閲覧者端末5に該当画像を送信する処理を実行し、この図に示す処理を終える。該送信処理では、店舗ロゴ管理サーバ8より該当画像を取得し、画像要求を行った閲覧者端末5に該取得した画像を送信する。
【0080】
一方、ステップS204で該当画像がないと判定した場合、広告配信サーバ6はステップS206に進み、店舗ロゴ管理サーバ8に該当店舗(要求画像を登録した店舗)の他の店舗ロゴ画像Gsの有無を問合せ、続くステップS207で該問合せ結果に基づき該当画像の有無を判定する。
【0081】
ステップS207で該当画像があると判定した場合、広告配信サーバ6はステップS208に進み、店舗ロゴ管理サーバ8より該当画像を取得し、続くステップS209で要求画像との縦横比の差が所定範囲内か否かを判定する。
【0082】
要求画像との縦横比の差が所定範囲内であると判定した場合、広告配信サーバ6はステップS210に進み、要求画像との画像サイズの差が所定範囲内か否かを判定する。本例では、画像サイズの差としては、画像の縦画素数×横画素数で求まる画像面積の差を用いる。
【0083】
要求画像との画像サイズの差が所定範囲内でないと判定した場合、広告配信サーバ6はステップS211に進み他の店舗ロゴ画像Gsのリサイズ処理を行う。すなわち、他の店舗ロゴ画像Gsを要求画像の画像サイズに近づくようにリサイズする。
そして、該リサイズ処理を実行すると、広告配信サーバ6はステップS212で、閲覧者端末5に対する画像送信処理を行う。つまり、ステップS211でリサイズした他の店舗ロゴ画像Gsを、画像要求を行った閲覧者端末5に送信する。
【0084】
一方、ステップS210で要求画像との画像サイズの差が所定範囲内であると判定した場合、広告配信サーバ6はステップS211のリサイズ処理をパスして、ステップS212の画像送信処理を実行する。つまり、要求画像との縦横比の差が所定範囲内、且つ要求画像との画像サイズの差が所定範囲内である他の店舗ロゴ画像Gsについては、リサイズを行わずに閲覧者端末5に送信する。
【0085】
広告配信サーバ6は、ステップS212の画像送信処理を実行すると、この図に示す処理を終える。
【0086】
また、広告配信サーバ6は、先のステップS207で該当画像(他の店舗ロゴ画像Gs)がないと判定した場合と、ステップS209で要求画像との縦横比の差が所定範囲内でないと判定した場合には、ステップS213に進んでデフォルト画像を閲覧者端末5に送信する処理を実行し、この図に示す処理を終える。
【0087】
なお、ステップS207の判定の結果、他の店舗ロゴ画像Gsが複数存在する場合には、ステップS209でそれら各画像について要求画像との縦横比の差が所定範囲内であるか否かを判定し、該当する他の店舗ロゴ画像Gsが一つであれば該画像についてステップS210の画像サイズ判定結果に応じてステップS211でリサイズを行い、ステップS212の送信処理を実行する。
一方、要求画像との縦横比の差が所定範囲内である他の店舗ロゴ画像Gsが複数ある場合には、それらの画像のうちから所定の基準で選択した画像をステップS210の判定結果に応じてステップS211でリサイズし、ステップS212の送信処理を行う。
【0088】
或いは、要求画像との縦横比の差が所定範囲内である他の店舗ロゴ画像Gsが複数ある場合においては、それら各画像の要求画像との画像サイズ差に基づき、送信する他の店舗ロゴ画像Gsを選択してもよい。例えば、それら各画像のうち要求画像との画像サイズ差が所定範囲内である画像があれば、該画像を閲覧者端末5に送信する。これにより、リサイズが不要な画像の送信が可能となり、処理負担の軽減を図ることができる。
また、要求画像との画像サイズ差が所定範囲内の画像がなければ、それらの画像のうち要求画像との画像サイズ差が最小の画像を選択し、該選択した画像をリサイズして閲覧者端末5に送信する。これにより、リサイズとして画像サイズの拡大を行うケースにおいて、画像の荒れを最小限に抑制できる。
【0089】
続いて、広告用画像側の処理について説明する。
広告配信サーバ6は、先のステップS202で広告用画像の要求であると判定した場合は、ステップS214に進んで該当画像が登録されているか否かを判定する。すなわち、広告用画像管理情報I1を参照して、閲覧者端末5からの画像要求により指定された画像IDと一致する画像IDの有無を判定する。
該当画像が登録されていると判定した場合、広告配信サーバ6はステップS205に進んで閲覧者端末5に該当画像を送信し、この図に示す処理を終える。
【0090】
一方、該当画像が登録されていないと判定した場合、広告配信サーバ6はステップS215に進んで該当店舗の他の広告用画像Gaの有無を判定する。つまり、広告用画像管理情報I1を参照して、閲覧者端末5からの画像要求により指定された店舗IDと同一の店舗IDに対応づけられた広告用画像の有無を判定する。
【0091】
他の広告用画像Gaがあると判定した場合、広告配信サーバ6はステップS216に進み、該当画像(他の広告用画像Ga)を取得し、続くステップS217で要求画像との縦横比の差が所定範囲内か否かを判定する。
要求画像との縦横比の差が所定範囲内であると判定した場合、広告配信サーバ6はステップS219に進み、要求画像との画像サイズの差が所定範囲内か否かを判定する。要求画像との画像サイズの差が所定範囲内でないと判定した場合、広告配信サーバ6はステップS219でリサイズ処理を行い、続くステップS220で閲覧者端末5に対する画像送信処理を行う。
一方、ステップS218で要求画像との画像サイズの差が所定範囲内であると判定した場合、広告配信サーバ6はステップS219のリサイズ処理をパスして、ステップS220の画像送信処理を実行する(つまり要求画像との縦横比の差が所定範囲内且つ要求画像との画像サイズの差が所定範囲内である他の広告用画像Gaについては、リサイズを行わずに閲覧者端末5に送信する)。
【0092】
なお、上記のステップS217〜S219の処理は、上記した他の商品ロゴ画像GsについてのステップS209〜S211の処理対象を他の広告用画像Gaに置き換えたものであり、具体的な処理内容については重複説明となるため省略する。
また、他の広告用画像Gaについても、要求画像との縦横比が所定範囲内/所定範囲外である画像が複数存在する場合の対処処理としては、他の商品ロゴ画像Gsについて説明した対処処理と同様の処理を行う。
【0093】
広告配信サーバ6は、ステップS212の画像送信処理を実行すると、この図に示す処理を終える。
【0094】
また、広告配信サーバ6は、先のステップS215で該当画像(他の広告用画像Ga)がないと判定した場合と、ステップS217で要求画像との縦横比の差が所定範囲内でないと判定した場合には、ステップS213に進んでデフォルト画像を閲覧者端末5に送信する処理を実行し、この図に示す処理を終える。
【0095】
ここで、上記では、店舗ロゴ管理サーバ8における他の店舗ロゴ画像Gsの有無判定が必要となるケースにおいて、店舗ロゴ管理サーバ8への問合せを通算で2度行う(S203とS206)例を挙げたが、この際の問合せは1度で済ませることもできる。つまりその場合は、ステップS202で広告用画像でないと判定したことに応じて、店舗ロゴ管理サーバ8に対して画像要求で指定された店舗IDと同一の店舗IDが対応づけられた店舗ロゴ画像の問合せを行い、該問合せの結果に応じて要求画像の有無判定、及び要求画像がない場合の他の店舗ロゴ画像Gsの有無判定を行えばよい。
【0096】
また、上記では、制御情報Icに画像IDと店舗IDを含ませる例を挙げたが、これは必須ではない。例えば、広告掲載者により画像選択が行われたことに応じて、広告配信サーバ6が該選択された画像の画像IDと該選択された画像を登録した店舗の店舗IDとを取得し、該取得した画像IDと店舗IDとを一意に特定可能な識別子を生成するようにしておく。そして、この場合の制御情報Icとしては、該生成した識別子と、広告配信サーバ6に対する画像要求として該識別子を指定した画像要求を行う旨の指令情報とを含む情報を生成する。これにより、該制御情報Icが埋め込まれたウェブページpaが表示される際には、広告配信サーバ6に対して上記の識別子を指定した画像要求が行われ、画像要求を受けた広告配信サーバ6は、該識別子に基づき、要求画像の画像IDと要求画像を登録した店舗の店舗IDとを特定することができる。
【0097】
また、上記では、ウェブページpa上に表示する広告画像として店舗ロゴ画像が選択された場合において、該店舗ロゴ画像が存在する場合、或いは該店舗ロゴ画像が存在しないが他の店舗ロゴ画像Gsが存在し且つ縦横比の条件を満たす場合には、ウェブページpa上に商品ロゴ画像が表示される場合を例示したが、店舗によっては、ショッピングサイトに登録したはずの商品ロゴ画像が見知らぬウェブページpa上に表示されてしまうことを望まないケースも想定され得る。
そこで、指定された店舗について、該店舗により登録された店舗ロゴ画像の(広告用掲載者による)選択を不能化する機能を広告配信サーバ6に追加してもよい。例えば、該不能化の機能としては、前述した画像選択ページにおいて候補画像を提示する際、指定された店舗が登録した商品ロゴ画像を候補画像から除外するといった処理で実現できる。
【0098】
<5.実施の形態のまとめ>
上記のように実施の形態の情報処理装置(広告配信サーバ6)は、店舗により登録された画像を配信する情報処理装置であって、店舗により登録された画像を第一種店舗画像(広告用画像)として店舗ごとに管理する第一種画像管理部(広告用画像管理処理部F1)と、店舗により登録された第二種店舗画像(店舗ロゴ画像)を店舗ごとに管理する第二種画像管理サーバ(店舗ロゴ管理サーバ8)に登録されている第二種店舗画像と、第一種画像管理部が管理している第一種店舗画像とのうちからウェブページ上に表示する画像を使用者(広告掲載者)に選択させる処理を行う画像選択処理部(表示画像選択処理部F2)と、使用者により画像の選択が行われたことに応じて、該選択された画像を情報処理装置に要求する指令を記述した制御情報(Ic)を生成し、使用者に対して送信する制御情報送信部(制御情報送信処理部F3)とを備える。
また、制御情報の埋め込まれたウェブページを表示する端末装置(閲覧者端末5)によって制御情報に従って行われた画像の要求が第二種店舗画像の要求である場合に、第二種画像管理サーバにおける該当する第二種店舗画像の有無を判定する第一画像有無判定部(第一画像有無判定処理部Fs1)と、第一画像有無判定部により該当する第二種店舗画像があると判定された場合に、該当する第二種店舗画像を端末装置に送信する第一画像送信部(第一画像送信処理部Fs2)とを備える。
さらに、第一画像有無判定部により該当する第二種店舗画像がないと判定された場合に、要求された第二種店舗画像を登録した店舗と同一の店舗により登録された他の第二種店舗画像(他の店舗ロゴ画像Gs)の有無を判定する第二画像有無判定部(第二画像有無判定処理部Fs3)と、第二画像有無判定部により他の第二種店舗画像があると判定された場合に、他の第二種店舗画像と要求された第二種店舗画像との縦横比の差が所定範囲内であるか否かを判定する第一縦横比判定部(第一縦横比判定処理部Fs4)と、第一縦横比判定部により縦横比の差が所定範囲内であると判定された他の第二種店舗画像を、要求された第二種店舗画像の画像サイズに近づくようにリサイズする第一リサイズ部(第一リサイズ処理部Fs5)と、第一リサイズ部がリサイズした他の第二種店舗画像を端末装置に送信する第二画像送信部(第二画像送信処理部Fs6)と、を備えている。
【0099】
上記構成によれば、店舗が第一種店舗画像を登録していない場合にウェブページ上に表示する店舗画像として、第二種画像管理サーバに登録された第二種店舗画像を選択することが可能とされた広告表示システムにおいて、選択された第二種店舗画像が存在しなくなった場合には同一店舗の他の第二種店舗画像がウェブページ上に表示される。このとき、他の第二種店舗画像については、選択された画像に対し縦横比が近い画像が判定され、選択された画像のサイズに近づくようにリサイズが行われる。
従って、ウェブページにおけるページレイアウト崩れが生じないようにすることができる。
【0100】
また、実施の形態の情報処理装置は、要求が第一種店舗画像の要求である場合に、該当する第一種店舗画像の有無を判定する第三画像有無判定部(第三画像有無判定処理部Fa1)と、第三画像有無判定部により該当する第一種店舗画像があると判定された場合に、該当する第一種店舗画像を端末装置に送信する第三画像送信部(第三画像送信処理部Fa2)と、第三画像有無判定部により該当する第一種店舗画像がないと判定された場合に、要求された第一種店舗画像を登録した店舗と同一の店舗により登録された他の第一種店舗画像(他の広告用画像Ga)の有無を判定する第四画像有無判定部(第四画像有無判定処理部Fa3)と、第四画像有無判定部により他の第一種店舗画像があると判定された場合に、他の第一種店舗画像と要求された第一種店舗画像との縦横比の差が所定範囲内であるか否かを判定する第二縦横比判定部(第二縦横比判定処理部Fa4)と、第二縦横比判定部により縦横比の差が所定範囲内であると判定された他の第一種店舗画像を、要求された第一種店舗画像の画像サイズに近づくようにリサイズする第二リサイズ部(第二リサイズ処理部Fa5)と、第二リサイズ部がリサイズした他の第一種店舗画像を端末装置に送信する第四画像送信部(第四画像送信処理部Fa6)と、を備えている。
【0101】
これにより、ウェブページ上に表示する画像として情報処理装置に登録された第一種店舗画像が選択された場合においても、選択された第一種店舗画像が存在しなくなったときには、同一店舗の他の第一種店舗画像として、選択された画像に対し縦横比が近い画像が判定され、選択された画像のサイズに近づくようにリサイズが行われてウェブページ上に表示される。
従って、ウェブページ上に表示する画像として第一種店舗画像が選択され、該選択された第一種店舗画像が存在しなくなったケースにおいても、ウェブページにおけるページレイアウト崩れが生じないようにすることができる。
【0102】
さらに、実施の形態の情報処理装置においては、第一縦横比判定部により縦横比の差が所定範囲内であると判定された他の第二種店舗画像と要求された第二種店舗画像との画像サイズの差が所定範囲内であるか否かを判定する画像サイズ判定部を備え、第一リサイズ部は、画像サイズ判定部により画像サイズの差が前記所定範囲内ではないと判定された他の第二種店舗画像に対してリサイズを行っている。
【0103】
これにより、画像サイズの差が所定範囲内の他の第二種店舗画像についてはリサイズが省略可能となる。
従って、リサイズに係る処理負担の軽減を図ることができる。
【0104】
さらにまた、実施の形態の情報処理装置は、第二画像有無判定部により他の第二種店舗画像がないと判定された場合、縦横比の差が所定範囲内である他の第二種店舗画像が存在しない場合のそれぞれにおいて、端末装置に所定の画像を送信する所定画像送信部を備えている。
【0105】
これにより、ウェブページ上における選択された店舗画像についての表示領域が画像非表示状態となってしまうことの防止が図られる。
例えば、上記で例示した「○△ショッピングサイトでお買い物」のようなデフォルト画像を送信すれば、ウェブページの閲覧者に、少なくとも特定ショッピングサイトに係る広告画像であることを認識させることができる。
【0106】
また、実施の形態の情報処理装置は、指定された店舗について、該店舗より登録された第二種店舗画像の選択を不能化する不能化部を備えている。
【0107】
これにより、登録した第二種店舗画像をウェブページ上に表示可能とするか否かを店舗が設定可能となる。
従って、店舗にとっての利便性を向上できる。
【0108】
<6.プログラム及び記憶媒体>
以上、本発明に係る情報処理装置の実施の形態としての広告配信サーバ6を説明してきたが、実施の形態のプログラムは、広告配信サーバ6の処理を情報処理装置(CPU等)に実行させるプログラムである。
【0109】
実施の形態のプログラムは、店舗により登録された画像を配信する情報処理装置が実行するプログラムであって、店舗により登録された画像を第一種店舗画像として店舗ごとに管理する第一種画像管理機能と、店舗により登録された第二種店舗画像を店舗ごとに管理する第二種画像管理サーバに登録されている前記第二種店舗画像と、前記第一種画像管理
機能が管理している前記第一種店舗画像とのうちからウェブページ上に表示する画像を使用者に選択させる処理を行う画像選択処理機能と、前記使用者により画像の選択が行われたことに応じて、該選択された画像を前記情報処理装置に要求する指令を記述した制御情報を生成し、前記使用者に対して送信する制御情報送信機能と、前記制御情報の埋め込まれたウェブページを表示する端末装置によって前記制御情報に従って行われた前記画像の要求が前記第二種店舗画像の要求である場合に、前記第二種画像管理サーバにおける該当する第二種店舗画像の有無を判定する第一画像有無判定機能と、前記第一画像有無判定機能により該当する第二種店舗画像があると判定された場合に、前記該当する第二種店舗画像を前記端末装置に送信する第一画像送信機能と、前記第一画像有無判定機能により前記該当する第二種店舗画像がないと判定された場合に、前記要求された第二種店舗画像を登録した店舗と同一の店舗により登録された他の第二種店舗画像の有無を判定する第二画像有無判定機能と、前記第二画像有無判定機能により前記他の第二種店舗画像があると判定された場合に、前記他の第二種店舗画像と前記要求された第二種店舗画像との縦横比の差が所定範囲内であるか否かを判定する第一縦横比判定機能と、前記第一縦横比判定機能により前記縦横比の差が前記所定範囲内であると判定された前記他の第二種店舗画像を、前記要求された第二種店舗画像の画像サイズに近づくようにリサイズする第一リサイズ機能と、前記第一リサイズ機能がリサイズした前記他の第二種店舗画像を前記端末装置に送信する第二画像送信機能と、を情報処理装置に実現させる。
すなわち、このプログラムは、情報処理装置に
図6や
図7で説明した処理を実行させるプログラムに相当する。
【0110】
このようなプログラムにより、上述した広告配信サーバ6としての情報処理装置を実現できる。
そして、このようなプログラムはコンピュータ装置等の機器に内蔵されている記憶媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROM等に予め記憶しておくことができる。或いはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記憶媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記憶)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記憶媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記憶媒体からパーソナルコンピュータ等にインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
【0111】
<7.変形例>
本発明は上記により説明した具体例に限定されず、各種の変形例が考えられる。
例えば上記では、本発明がアフィリエイト広告を表示する場合に適用される場合を例示したが、本発明は、ウェブページ上に表示する店舗画像として、例えば広告配信サーバ等の情報処理装置で管理された第一種店舗画像と、第二種画像管理サーバに登録された第二種店舗画像とを選択的に表示可能とされた場合に広く好適に適用可能なものである。
店舗が第一種店舗画像(例えば広告用として登録した広告用画像)を登録していない場合にウェブページ上に表示する店舗画像として、第二種画像管理サーバ(例えば店舗ロゴ画像の管理サーバ)に登録された第二種店舗画像を選択することが可能とされた広告表示システムにおいて、選択された第二種店舗画像が存在しなくなった場合にもウェブページにおけるページレイアウト崩れが生じないようにする。