【氏名又は名称】インスティテュート オブ ファーマコロジー アンド トキシコロジー アカデミー オブ ミリタリー メディカル サイエンシス ピーエルエイ チャイナ
【文献】
Internet Electronic Journal of Molecular Design,2007年,6,183−199
【文献】
J. Med. Chem.,2005年,48 ,292−305
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
TSPO機能不全と関連する中枢神経系疾患の予防又は治療、細胞アポトーシスの抑制、腫瘍の抑制、炎症性免疫調節、又は神経の保護のための医薬の製造における、請求項1〜3のいずれか一項に記載の式Iの化合物、その互変異性体、そのラセミ体若しくは光学異性体、その薬学的に許容される塩、又はその溶媒和物、又は請求項4に記載の化合物の使用。
TSPO機能不全と関連する中枢神経系疾患は、うつ病、不安、躁病、認知欠陥、統合失調症、疼痛、痙攣、薬物依存、睡眠障害、摂取障害、神経損傷、又はストレス障害である、請求項11に記載の薬剤。
【実施例】
【0061】
本発明を以下の実施例によってさらに説明するが、以下の実施例は本発明の保護範囲を制限するものではなく、単に本発明を例示するためのものであることは当業者であれば理解するであろう。実施例で特に記載されていない技術又は条件については、当技術分野の文献に記載されている技術又は条件によって、又は製品の使用説明書に従って行われている。製造者が示されていない試薬及び機器はすべて、市販されている従来の製品である。
【0062】
本発明に関連する重要な中間体の合成を実施例1〜12に例示する。
【0063】
[実施例1:2−アリールイミダゾ[1,2−a]−ピリジン−3−酢酸(V
1)の合成]
a)2−(4−メトキシフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン(II
1):
15.02g(0.1mol)の4−メトキシフェニルエチルケトンを50mLのメタノールに溶解し、0.7g(0.005mol)の無水三塩化アルミニウムを加え、氷水浴中で攪拌し、16.16g(5.2mL、0.101mol)の液体臭素を滴下添加し(色は直ちに消え、滴下添加のほぼ最後に白色の固体が沈殿した)、添加の完了後に20分間さらに攪拌し、25mLの水を加え、次いで13.5g(0.127mol)の固体炭酸ナトリウムを加え、次いで11.5g(0.106mol)の固体2−アミノ−4−メチルピリジンを加え、35℃に加熱し、一晩(14時間)攪拌し、反応を終了させた。100mLの水を加え、氷水浴中で攪拌し(白色の固体が沈殿した)、吸引濾過し、水で洗浄し、乾燥させ、20.28gのII
1(黄色の固体粉末、収率85%)を得た。
m.p.:157〜160℃
【0064】
b)1−(2−(4−メトキシフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]−3−ピリジニル)−N,N−ジメチルアミン(III
1):
20.28g(0.085mol)のII
1を秤量し、30mlの酢酸に溶解し、室温で攪拌し、14.5g(0.106mol)のジメチルアミン水溶液(33%)を滴下添加し(僅かな放熱を伴って、固体が現れ、直ちに溶解した)、次いで8.5g(0.105mol)のホルムアルデヒド水溶液(37%)を滴下添加し、添加の完了後に35℃に加熱し、2時間攪拌し、反応を停止させた。氷水浴中、水酸化ナトリウム水溶液で調節し、pH8〜9とし、ジクロロメタンで抽出し、水、飽和食塩水で順番に洗浄し、無水硫酸ナトリウムで一晩乾燥させ、蒸発させて溶媒を除去し、濃厚な液体III
1(粗生成物)25.78gを得た。
【0065】
c)2−(4−メトキシフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]−ピリジン−3−酢酸(V
1):
25.78g(0.087mol)のIII
1を150mlのアセトンに溶解し、室温で攪拌し、5.5ml(0.088mol)のヨードメタンを滴下添加し、添加の完了前に固体が沈殿し、添加の完了後に一晩(20時間)反応させ、反応を停止させた。濾過し、アセトンで洗浄し、乾燥させ、27.8gの第四級アンモニウム塩IV
1(粗収率75%)を得た。
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ:2.42(s,3H),2.86(s,9H),3.82(s,3H),5.2(s,2H),7.00(d,1H,J=7.00Hz),7.04〜7.06(m,2H),7.50(s,1H),7.77〜7.79(m,2H),8.82(d,1H,J=7.00Hz)
【0066】
27.8g(0.064mol)の上記で調製した第四級アンモニウム塩(IV
1)粗生成物を120mLの水及びジオキサンの混合物溶液(V
水:V
ジオキサン=2:1)に溶解し、次いで20mLのポリエチレン−400を加え、3.1g(0.064mol)のシアン化ナトリウムを加え、85℃に加熱し、4時間反応させ、反応の完了までTLCでモニターした。室温に冷却し、29g(0.725mol)の水酸化ナトリウム固体を加え、110℃に加熱し、24時間還流させ、さらなるアンモニアガスが生じなくなるまでモニターし、反応を停止させた。冷却し、ジクロロメタンで抽出し、氷浴下で攪拌し、水相を濃塩酸で酸性化し、次いで酢酸で酸性化し、pH=5〜6とし、固体が沈殿し、吸引濾過し、乾燥させ、2−(4−メトキシフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]−ピリジン−3−酢酸(V
1)を黄色がかった固体粉末(9.03g、収率51%)として得た。
m.p.:234〜236℃(分解)
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ:2.47(s,3H),3.83(s,3H),4.14(s,2H),7.10(d,1H,J=7.00Hz),7.12〜7.14(m,2H),7.54(s,1H),7.65〜7.67(m,2H),8.53(d,1H,J=7.00Hz),13.14(s,1H)
【0067】
[実施例2〜6:化合物V
2〜V
6の合成]
実施例2〜6において、化合物V
1を合成するための実施例1の方法を参照することによって下記化合物V
2〜V
6を合成した。
【0068】
2−(4−クロロフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]−ピリジン−3−酢酸(V
2):
淡黄色の固体粉末(収率20%)
m.p.:229〜231℃
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ:2.42(s,3H),4.17(s,2H),7.06(d,1H,J=7.00Hz),7.53(s,1H),7.57〜7.62(m,2H),7.76〜7.78(m,2H),8.48(d,1H,J=7.00Hz),12.96(s,1H)
【0069】
2−(4−メチルフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸(V
3):
白色の固体粉末(収率61.6%)
m.p.:220〜224℃(分解)
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ:2.35(s,3H),2.38(s,3H),4.08(s,2H),6.80(d,1H,J=7.00Hz),7.27〜7.29(m,2H),7.36(s,1H),7.63〜7.65(m,2H),8.26(d,1H,J=7.00Hz)
【0070】
2−(3,4−ジクロロフェニルエチルケトン)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸(V
4):
淡黄色の固体粉末(収率63.8%)
m.p.:238〜240℃
ESI−MS m/z:335[M+H]
+
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ:2.38(s,3H),4.15(s,2H),6.85(d,1H,J=7.00Hz),7.39(s,1H),7.75(s,2H),7.98(s,1H),8.31(d,1H,J=7.00Hz),12.85(s,1H)
【0071】
2−(4−メチルフェニル)−6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸(V
5):
白色の固体粉末(収率85.3%)
m.p.:237〜239℃(分解)
ESI−MS m/z:281[M+H]
+
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ:2.33(s,3H),2.35(s,3H),4.09(s,2H),7.14(d,1H,J=9.24Hz),7.27〜7.29(m,2H),7.50(d,1H,J=9.24Hz),7.62〜7.64(m,2H),8.21(s,1H),12.74(s,1H)
【0072】
2−(4−クロロフェニル)−6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸(V
6):
淡黄色の固体粉末(収率18.5%)
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ:2.33(s,3H),4.12(s,2H),7.17〜7.19(m,1H),7.52〜7.53(m,1H),7.54〜7.56(m,2H),7.75〜7.78(m,2H),8.24(s,1H),12.86(s,1H)
【0073】
[実施例7:N−(アリールメチル)エチルアミンの合成]
N−(4−ピリジニルメチル)エチルアミン(VI
1):
15.70g(0.147mol)の4−ピリジン−ホルムアルデヒドを200mLのエタノールに溶解し、攪拌しながら冷水浴中に21g(0.296mol)の65〜70%エチルアミン水溶液を加え、0.5時間反応させ、反応がほぼ完了するまでTLCでモニターした。5.6g(0.148mol)の水素化ホウ素ナトリウムをいくつかのバッチ(各バッチは少量)で注意深く加え、添加の完了後に30mLの水を加え、一晩(20時間)反応させ、TLCによるモニタリングによって反応は完了した。蒸発させて溶媒を除去し、水を加え、ジクロロメタンで抽出し、水及び飽和食塩水で順番に洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発させて溶媒を除去し、黄色の濃厚な液体(30g、粗収率73.4%)を得た。
1H NMR(CDCl
3,400MHz)δ:1.14(t,3H,J=7.00Hz),2.66(q,2H,J=7.00Hz),3.81(s,2H),7.26〜7.27(m,2H),8.52〜8.54(m,2H)
【0074】
[実施例8〜12:化合物VI
2〜VI
6の合成]
実施例8〜12において、化合物VI
1を合成するための実施例7の方法を参照して下記化合物VI
2〜VI
6を各々合成した。
N−ベンジルエチルアミン(VI
2)(12.4g、粗収率92%)
N−(3−ピリジニルメチル)エチルアミン(VI
3)(47g、粗収率96%)
N−(2−ピリジニルメチル)エチルアミン(VI
4)(19g、粗収率46.6%)
N−(2−ピリジニルメチル)−2−メトキシエチルアミン(VI
5)(13.17g、粗収率79.3%)
N−(3−ピリジニルメチル)−2−メトキシエチルアミン(VI
6)(16g、粗収率97%)
【0075】
TLCは、上記生成物が副生成物として少量の第三級アミンを含有したことを示したが、このことはアミドを形成する下記の縮合に影響を与えず、それゆえ上記生成物は次の合成において直接使用することができた。
【0076】
下記実施例13〜40は、本発明の化合物1〜28の合成のための実施例である。
【0077】
[実施例13:N−ベンジル−N−エチル−2−(4−クロロフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド(化合物1)の合成]
0.9g(0.003mol)の2−(4−クロロフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]−ピリジン−3−酢酸及び0.6g(0.0045mol)のN−ベンジルエチルアミンを秤量し、80mLの乾燥ジクロロメタンに加え、次いで1.0g(0.005mol)のEDC塩酸塩を加えた。室温で攪拌し、24時間反応させ、反応がほぼ完了するまで反応を停止させた。濾過し、固体尿素を除去し、濃縮し、次いでシリカゲルカラムクロマトグラフで分離し、粗生成物を得て、これをアセトンで再結晶化し、純粋な白色の固体粉末(全部で0.5g、収率39.9%)を得た。
m.p.:192〜193℃
ESI−MS m/z:419[M+H]
+
1H NMR(CDCl
3,400MHz)δ:1.20(t,3H,J=7.00Hz),2.54(s,1.7H),2.56(s,1.3H),3.38(q,0.8H,J=7.00Hz),3.57(q,1.2H,J=7.00Hz),4.11(s,1H),4.21(s,1H),4.59(s,0.7H),4.62(s,1.3H),7.09〜7.15(m,2H),7.24〜7.37(m,5H),7.46〜7.56(m,2H),7.69〜7.71(m,1H),8.09〜8.23(m,2H)
【0078】
[実施例14:N−エチル−N−(2−ピリジニルメチル)−2−(4−クロロフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド塩酸塩(化合物2)]
実施例13の方法に従って、2−(4−クロロフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−(2−ピリジニルメチル)エチルアミンを合成のための原料として使用し、乾燥ジクロロメタン中の塩酸−エチルエーテル溶液で塩化し、次いでメタノール−テトラヒドロフランで結晶化し、対応する塩酸塩の純粋な生成物(黄色の固体粉末、収率51.2%)を得た。
m.p.:178〜180℃
ESI−MS m/z:420[M+H]
+
1H NMR(D
2O,400MHz)δ:0.95(t,0.5H,J=7.00Hz),1.14(t,2.5H,J=7.00Hz),2.38(s,2.5H),2.40(s,0.5H),3.30(q,0.4H,J=7.00Hz),3.56(q,1.6H,J=7.00Hz),4.14(s,0.4H),4.36(s,1.6H),4.76(s,1.6H),4.86(s,0.4H),7.14〜7.24(m,1H),7.30〜7.46(m,4H),7.50(s,1H),7.69〜7.75(m,2H),8.11〜8.13(m,1H),8.33〜8.53(m,2H)
【0079】
[実施例15:N−エチル−N−(3−ピリジニルメチル)−2−(4−クロロフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド塩酸塩(化合物3)]
実施例14の方法に従って、2−(4−クロロフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−(3−ピリジニルメチル)エチルアミンを合成のための原料として使用し、淡黄色の固体粉末(収率69.5%)を得た。
m.p.:236〜238℃
ESI−MS m/z:420[M+H]
+
1H NMR(D
2O,400MHz)δ:0.95(t,0.7H,J=7.00Hz),1.11(t,2.3H,J=7.00Hz),2.39(s,2.3H),2.40(s,0.7H),3.27(q,0.5H,J=7.00Hz),3.48(q,1.5H,J=7.00Hz),4.13(s,0.5H),4.32(s,1.5H),4.60(s,1.5H),4.71(s,0.5H),7.15〜7.22(m,1H),7.32〜7.44(m,4H),7.51(s,1H),7.84(m,1H),8.12〜8.14(m,1H),8.26(m,1H),8.52〜8.53(m,2H)
【0080】
[実施例16:N−エチル−N−(4−ピリジニルメチル)−2−(4−クロロフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド塩酸塩(化合物4)]
実施例14の方法に従って、2−(4−クロロフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−(4−ピリジニルメチル)エチルアミンを合成のための原料として使用した(黄色の固体粉末、収率69.5%)。
m.p.:245〜247℃
ESI−MS m/z:420[M+H]
+
1H NMR(D
2O,400MHz)δ:0.95(t,0.7H,J=7.00Hz),1.11(t,2.3H,J=7.00Hz),2.38(s,2.3H),2.39(s,0.7H),3.27(q,0.5H,J=7.00Hz),3.52(q,1.5H,J=7.00Hz),4.06(s,0.5H),4.39(s,1.5H),4.66(s,1.5H),4.88(s,0.5H),7.16〜7.28(m,2H),7.35〜7.47(m,4H),7.50(s,1H),7.65〜7.66(m,1H),8.14〜8.26(m,1H),8.44〜8.51(m,2H)
【0081】
[実施例17:N−(2−メトキシエチル)−N−(2−ピリジニルメチル)−2−(4−クロロフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド塩酸塩(化合物5)]
実施例14の方法に従って、2−(4−クロロフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−(2−ピリジニルメチル)−2−メトキシエチルアミンを合成のための原料として使用した(白色の固体粉末、収率46.0%)。
m.p.:238〜239℃
ESI−MS m/z:450[M+H]
+
1H NMR(D
2O,400MHz)δ:2.37(s,2.5H),2.39(s,0.5H),3.10(s,0.5H),3.14(s,2.5H),3.52(t,2H,J=4.76Hz),3.74(t,2H,J=4.76Hz),4.15(s,0.4H),4.41(s,1.6H),4.76(s,1.6H),4.85(s,0.4H),7.15〜7.23(m,1H),7.30〜7.47(m,4H),7.50(s,1H),7.60〜7.70(m,2H),8.09〜8.11(m,1H),8.25〜8.45(m,2H)
【0082】
[実施例18:N−(2−メトキシエチル)−N−(3−ピリジニルメチル)−2−(4−クロロフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド塩酸塩(化合物6)]
実施例14の方法に従って、2−(4−クロロフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−(3−ピリジニルメチル)−2−メトキシエチルアミンを合成のための原料として使用した(白色の固体粉末、収率69.4%)。
m.p.:234〜235℃
ESI−MS m/z:450[M+H]
+
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ:2.39(s,2.4H),2.40(s,0.6H),3.10(s,0.6H),3.11(s,2.4H),3.48(t,2H,J=4.76Hz),3.68(t,2H,J=4.76Hz),4.14(s,0.4H),4.38(s,1.6H),4.63(s,1.6H),4.83(s,0.4H),7.16〜7.22(m,1H),7.34〜7.47(m,4H),7.51(s,1H),7.80〜7.82(m,1H),8.10〜8.12(m,1H),8.21〜8.27(m,1H),8.48〜8.51(m,2H)
【0083】
[実施例19:N−ベンジル−N−エチル−2−(3,4−ジクロロフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド(化合物7)]
実施例13の方法に従って、2−(3,4−ジクロロフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−ベンジルエチルアミンを合成のための原料として使用した(白色の固体粉末、収率35.6%)。
m.p.:180〜182℃
ESI−MS m/z:452[M+H]
+
1H NMR(CDCl
3,400MHz)δ:1.05(t,1.5H,J=7.00Hz),1.13(t,1.5H,J=7.00Hz),2.44(s,1.5H),2.45(s,1.5H),3.27(q,1H,J=7.00Hz),3.46(q,1H,J=7.00Hz),4.05(s,1H),4.15(s,1H),4.43(s,1H),4.61(s,1H),6.73〜6.88(m,4H),7.22〜7.24(dd,1H,J=7.00Hz,1.96Hz),7.28〜7.35(m,1H),7.36〜7.53(m,2H),7.56〜7.60(m,1H),7.75(d,1H,J=1.96Hz),8.10〜8.11(d,1H,J=7.00Hz)
【0084】
[実施例20:N−エチル−N−(2−ピリジニルメチル)−2−(3,4−ジクロロフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド塩酸塩(化合物8)]
実施例14の方法に従って、2−(3,4−ジクロロフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−(2−ピリジニルメチル)エチルアミンを合成のための原料として使用した(白色の固体粉末、収率75.5%)。
m.p.:217〜220℃
ESI−MS m/z:454[M+H]
+
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ:0.99(t,1.5H,J=7.00Hz),1.25(t,1.5H,J=7.00Hz),2.57(s,1.5H),2.60(s,1.5H),3.33(q,1H,J=7.00Hz),3.65(q,1H,J=7.00Hz),4.56(s,1H),4.59(s,1H),4.78(s,1H),4.86(s,1H),7.40〜7.53(m,1H),7.54〜7.68(m,2H),7.78〜7.81(m,1H),7.89(s,1H),7.91〜7.95(m,1H),8.62〜8.67(m,2H),8.84〜8.86(m,2H)
【0085】
[実施例21:N−エチル−N−(3−ピリジニルメチル)−2−(3,4−ジクロロフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド塩酸塩(化合物9)]
実施例14の方法に従って、2−(3,4−ジクロロフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−(3−ピリジニルメチル)エチルアミンを合成のための原料として使用し、白色の固体粉末(収率70.8%)を得た。
m.p.:245〜248℃
ESI−MS m/z:454[M+H]
+
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ:1.06(t,0.7H,J=7.00Hz),1.25(t,2.3H,J=7.00Hz),2.58(s,3H),3.34(q,0.5H,J=7.00Hz),3.58(q,1.5H,J=7.00Hz),4.45(s,0.5H),4.57(s,1.5H),4.70(s,1.5H),4.92(s,0.5H),7.44〜7.47(d,1H,J=7.00Hz),7.56(dd,0.2H,J=8.40Hz,1.96Hz),7.63(dd,0.8H,J=8.40Hz,2.24Hz),7.80(s,1H),7.86(d,0.2H,J=2.24Hz),7.87(d,0.8H,J=1.96Hz),7.90(m,1H),7.94(d,1H,J=8.40Hz),8.30〜8.31(m,1H),8.74〜8.77(m,1H),8.79(d,1H,J=7.00Hz),8.82(m,1H)
【0086】
[実施例22:N−エチル−N−(4−ピリジニルメチル)−2−(3,4−ジクロロフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド塩酸塩(化合物10)]
実施例14の方法に従って、2−(3,4−ジクロロフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−(4−ピリジニルメチル)エチルアミンを合成のための原料として使用し、白色の固体粉末(収率72.1%)を得た。
m.p.:250〜252℃
ESI−MS m/z:454[M+H]
+
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ:1.09(t,0.7H,J=7.00Hz),1.25(t,2.3H,J=7.00Hz),2.57(s,2.3H),2.58(s,0.7H),3.38(q,0.5H,J=7.00Hz),3.62(q,1.5H,J=7.00Hz),4.32(s,0.5H),4.62(s,1.5H),4.79(s,1.5H),5.02(s,0.5H),7.41〜7.43(m,1H),7.63〜7.66(dd,1H,J=8.40Hz,2.24Hz),7.79(s,1H),7.84〜7.87(m,2H),7.89〜7.90(d,1H,J=2.24Hz),7.96〜7.98(d,1H,J=8.40Hz),8.69〜8.77(m,1H),8.80〜8.84(m,2H)
【0087】
[実施例23:N−(2−メトキシエチル)−N−(2−ピリジニルメチル)−2−(3,4−ジクロロフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド塩酸塩(化合物11)]
実施例14の方法に従って、2−(3,4−ジクロロフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−(2−ピリジニルメチル)−2−メトキシエチルアミンを合成のための原料として使用し、淡黄色の固体粉末(収率68.6%)を得た。
m.p.:236〜238℃
ESI−MS m/z:484[M+H]
+
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ:2.57(s,2H),2.60(s,1H),3.16(s,1H),3.27(s,2H),3.40(t,0.7H,J=4.76Hz),3.47(t,0.7H,J=4.76Hz),3.60(t,1.3H,J=4.76Hz),3.84(t,1.3H,J=4.76Hz),4.56(s,0.7H),4.66(s,1.3H),4.84(s,1.3H),4.93(s,0.7H),7.43〜7.50(m,1H),7.62〜7.65(dd,1H,J=8.40Hz,2.24Hz),7.69〜7.81(m,2H),7.88〜7.90(d,1H,J=8.40Hz),7.92〜7.93(d,1H,J=2.24Hz),7.95(s,1H),8.62〜8.78(m,2H),8.76〜8.84(m,1H)
【0088】
[実施例24:N−(2−メトキシエチル)−N−(3−ピリジニルメチル)−2−(3,4−ジクロロフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド塩酸塩(化合物12)]
実施例14の方法に従って、2−(3,4−ジクロロフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−(3−ピリジニルメチル)−2−メトキシエチルアミンを合成のための原料として使用し、白色の固体粉末(収率74.4%)を得た。
m.p.:235〜237℃
ESI−MS m/z:484[M+H]
+
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ:2.58(s,3H),3.20(s,0.3H),3.26(s,2.7H),3.57(t,2H,J=4.76Hz),3.76(t,2H,J=4.76Hz),4.43(s,0.2H),4.62(s,1.8H),4.74(s,1.8H),4.97(s,0.2H),7.47〜7.48(d,1H,J=7.00Hz),7.61(dd,1H,J=8.4Hz,2.24Hz),7.8(s,1H),7.87〜7.88(m,1H),7.91〜7.92(d,1H,J=2.24Hz),7.95〜7.97(d,1H,J=8.40Hz),8.27〜8.29(m,1H),8.66〜8.68(d,1H,J=7.00Hz),8.75〜8.79(m,2H)
【0089】
[実施例25:N−ベンジル−N−エチル−2−(4−メチルフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド(化合物13)]
実施例13の方法に従って、2−(4−メチルフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−ベンジル−2−メトキシエチルアミンを合成のための原料として使用し、黄色の固体粉末(収率54.6%)を得た。
m.p.:220〜222℃
ES m/z:398[M+H]
+
1H NMR(CDCl
3,400MHz)δ:1.14(t,1.5H,J=7.00Hz),1.17(t,1.5H,J=7.00Hz),2.36(s,1.5H),2.37(s,1.5H),2.52(s,1.5H),2.54(s,1.5H),3.35(q,1H,J=7.00Hz),3.52(q,1H,J=7.00Hz),4.15(s,1H),4.24(s,1H),4.57(s,1H),4.61(s,1H),7.05〜7.19(m,1H),7.22〜7.36(m,9H),7.47〜7.62(m,1H),8.13〜8.29(m,1H)
【0090】
[実施例26:N−エチル−N−(2−ピリジニルメチル)−2−(4−メチルフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド塩酸塩(化合物14)]
実施例14の方法に従って、2−(4−メチルフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−(2−ピリジニルメチル)エチルアミンを合成のための原料として使用し、白色の固体粉末(収率71.3%)を得た。
m.p.:218〜220℃
ESI−MS m/z:399[M+H]
+
1H NMR(DMSO−d6,400MHz)δ:1.00(t,1.5H,J=7.00Hz),1.25(t,1.5H,J=7.00Hz),2.39(s,1.5H),2.43(s,1.5H),2.57(s,1.5H),2.60(s,1.5H),3.34(q,1H,J=7.00Hz),3.66(q,1H,J=7.00Hz),4.51(s,1H),4.55(s,1H),4.83(s,1H),4.88(s,1H),7.41〜7.43(m,1H),7.46〜7.56(m,4H),7.77〜7.79(m,2H),7.92〜7.94(m,1H),8.24(s,1H),8.68〜8.73(m,1H),8.82〜8.90(m,1H)
【0091】
[実施例27:N−エチル−N−(3−ピリジニルメチル)−2−(4−メチルフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド塩酸塩(化合物15)]
実施例14の方法に従って、2−(4−メチルフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−(3−ピリジニルメチル)エチルアミンを合成のための原料として使用し、白色の固体粉末(収率56.7%)を得た。
m.p.:251〜253℃
ESI−MS m/z:399[M+H]
+
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ:1.06(t,0.7H,J=7.00Hz),1.22(t,2.3H,J=7.00Hz),2.41(s,0.7H),2.42(s,2.3H),2.58(s,3H),3.37(q,0.5H,J=7.00Hz),3.54(q,1.5H,J=7.00Hz),4.36(s,0.5H),4.48(s,1.5H),4.67(s,1.5H),4.87(s,0.5H),7.38〜7.40(m,1H),7.42〜7.52(m,4H),7.77(s,1H),8.02〜8.16(m,1H),8.70〜8.77(m,4H)
【0092】
[実施例28:N−エチル−N−(4−ピリジニルメチル)−2−(4−メチルフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド塩酸塩(化合物16)]
実施例14の方法に従って、2−(4−メチルフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−(4−ピリジニルメチル)エチルアミンを合成のための原料として使用し、白色の固体粉末(収率49.8%)を得た。
m.p.:253〜255℃
ESI−MS m/z:399[M+H]
+
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ:1.10(t,0.8H,J=7.00Hz),1.23(t,2.2H,J=7.00Hz),2.40(s,0.8H),2.43(s,2.2H),2.58(s,2.2H),2.59(s,0.8H),3.40(q,0.5H,J=7.00Hz),3.60(q,1.5H,J=7.00Hz),4.23(s,0.5H),4.54(s,1.5H),4.76(s,1.5H),4.97(s,0.5H),7.38〜7.42(m,2H),7.42〜7.44(m,1H),7.45〜7.54(m,4H),7.76〜7.79(m,1H),8.75〜8.76(m,1H),8.78〜8.80(m,2H)
【0093】
[実施例29:N−(2−メトキシエチル)−N−(2−ピリジニルメチル)−2−(4−メチルフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド塩酸塩(化合物17)]
実施例14の方法に従って、2−(4−メチルフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−(2−ピリジニルメチル)−2−メトキシエチルアミンを合成のための原料として使用し、淡黄色の固体粉末(収率43.7%)を得た。
m.p.:239〜240℃
ESI−MS m/z:429[M+H]
+
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ:2.42(s,1.2H),2.43(s,1.8H),2.57(s,1.8H),2.60(s,1.2H),3.17(s,1.2H),3.27(s,1.8H),3.40(t,0.8H,J=4.76Hz),3.48(t,0.8H,J=4.76Hz),3.57(t,1.2H,J=4.76Hz),3.80(t,1.2H,J=4.76Hz),4.51(s,0.8H),4.60(s,1.2H),4.79(s,1.2H),4.91(s,0.8H),7.40〜7.43(m,1H),7.45〜7.56(m,4H),7.76(s,1H),7.77〜7.88(m,2H),8.65〜8.70(m,2H),8.78〜8.80(m,1H)
【0094】
[実施例30:N−(2−メトキシエチル)−N−(3−ピリジニルメチル)−2−(4−メチルフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド塩酸塩(化合物18)]
実施例14の方法に従って、2−(4−メチルフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−(3−ピリジニルメチル)−2−メトキシエチルアミンを合成のための原料として使用し、白色の固体粉末(収率57.3%)を得た。
m.p.:224〜226℃
ESI−MS m/z:429[M+H]
+
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ:2.42(s,0.3H),2.43(s,2.7H),2.58(s,2.7H),2.59(s,0.3H),3.22(s,0.3H),3.27(s,2.7H),3.56(t,2H,J=4.76Hz),3.76(t,2H,J=4.76Hz),4.36(s,0.2H),4.60(s,1.8H),4.75(s,1.8H),4.98(s,0.2H),7.38〜7.43(m,1H),7.46〜7.55(m,4H),7.78(s,1H),7.90〜7.93(m,1H),8.31〜8.33(m,1H),8.66〜8.72(m,1H),8.77〜8.80(m,2H)
【0095】
[実施例31:N−ベンジル−N−エチル−2−(4−メトキシフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド(化合物19)]
実施例13の方法に従って、2−(4−メトキシフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−ベンジルエチルアミンを合成のための原料として使用し、黄色の固体粉末(収率50.0%)を得た。
m.p.:175〜178℃
ESI−MS m/z:414[M+H]
+
1H NMR(CDCl
3,400MHz)δ:1.14(t,1.2H,J=7.00Hz),1.17(t,1.8H,J=7.00Hz),2.53(s,1.5H),2.55(s,1.5H),3.32(q,0.7H,J=7.00Hz),3.54(q,1.3H,J=7.00Hz),3.84(s,1.5H),3.86(s,1.5H),4.10(s,1H),4.19(s,1H),4.5(s,0.8H),4.6(s,1.2H),6.92〜6.94(m,1H),7.00〜7.36(m,9H),7.55〜7.70(m,1H),8.14〜8.27(m,1H)
【0096】
[実施例32:N−エチル−N−(2−ピリジニルメチル)−2−(4−メトキシフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド塩酸塩(化合物20)]
実施例14の方法に従って、2−(4−メトキシフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−(2−ピリジニルメチル)エチルアミンを合成のための原料として使用し、淡黄色の固体粉末(収率59.1%)を得た。
m.p.:228〜230℃
ESI−MS m/z:415[M+H]
+
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ:1.01(t,1.5H,J=7.00Hz),1.25(t,1.5H,J=7.00Hz),2.57(s,1.5H),2.59(s,1.5H),3.36(q,1H,J=7.00Hz),3.66(q,1H,J=7.00Hz),3.86(s,1.5H),3.87(s,1.5H),4.49(s,1H),4.53(s,1H),4.82(s,1H),4.87(s,1H),7.15〜7.21(m,2H),7.40〜7.53(m,2H),7.58〜7.61(m,2H),7.75〜7.77(m,1H),7.91〜7.94(m,1H),8.20(s,1H),8.68〜8.71(m,1H),8.80〜8.87(m,1H)
【0097】
[実施例33:N−エチル−N−(3−ピリジニルメチル)−2−(4−メトキシフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド塩酸塩(化合物21)]
実施例14の方法に従って、2−(4−メトキシフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−(3−ピリジニルメチル)エチルアミンを合成のための原料として使用し、白色の固体粉末(収率59.1%)を得た。
m.p.:230〜232℃
ESI−MS m/z:415[M+H]
+
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ:1.08(t,0.7H,J=7.00Hz),1.23(t,2.3H,J=7.00Hz),2.58(s,3H),3.38(q,0.5H,J=7.00Hz),3.56(q,1.5H,J=7.00Hz),3.86(s,3H),4.33(s,0.5H),4.48(s,1.5H),4.70(s,1.5H),4.91(s,0.5H),7.13〜7.15(m,1H),7.19〜7.21(m,2H),7.44〜7.48(m,1H),7.55〜7.57(m,2H),7.77(s,1H),7.86〜7.90(m,1H),8.18〜8.30(m,1H),8.71〜8.76(m,1H),8.77〜8.81(m,1H)
【0098】
[実施例34:N−エチル−N−(4−ピリジニルメチル)−2−(4−メトキシフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド塩酸塩(化合物22)]
実施例14の方法に従って、2−(4−メトキシフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−(4−ピリジニルメチル)エチルアミンを合成のための原料として使用し、黄色の固体粉末(収率66.5%)を得た。
m.p.:239〜242℃
ESI−MS m/z:415[M+H]
+
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ:1.11(t,0.7H,J=7.00Hz),1.24(t,2.3H,J=7.00Hz),2.57(s,2.3H),2.58(s,0.7H),3.42(q,0.5H,J=7.00Hz),3.61(q,1.5H,J=7.00Hz),3.86(s,0.7H),3.87(s,2.3H),4.21(s,0.5H),4.55(s,1.5H),4.78(s,1.5H),5.02(s,0.5H),7.11〜7.13(m,1H),7.20〜7.23(m,2H),7.41〜7.47(m,2H),7.58〜7.60(m,2H),7.76(s,1H),7.86〜7.87(m,1H),8.75〜8.77(m,1H),8.82〜8.84(m,1H)
【0099】
[実施例35:N−(2−メトキシエチル)−N−(2−ピリジニルメチル)−2−(4−メトキシフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド塩酸塩(化合物23)]
実施例14の方法に従って、2−(4−メトキシフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−(2−ピリジニルメチル)−2−メトキシエチルアミンを合成のための原料として使用し、黄色の固体粉末(収率62.4%)を得た。
m.p.:214〜216℃(分解)
ESI−MS m/z:445[M+H]
+
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ:2.56(s,2H),2.59(s,1H),3.18(s,1H),3.28(s,2H),3.42(t,0.7H,J=4.76Hz),3.50(t,0.7H,J=4.76Hz),3.60(t,1.3H,J=4.76Hz),3.83(t,1.3H,J=4.76Hz),3.87(s,3H),4.48(s,0.7H),4.62(s,1.3H),4.86(s,1.3H),4.93(s,0.7H),7.14〜7.17(m,1H),7.19〜7.21(m,2H),7.42〜7.46(m,1H),7.49〜7.54(m,1H),7.57〜7.61(m,2H),7.70(m,1H),7.76(s,1H),8.68〜8.72(m,2H),8.77〜8.79(m,1H)
【0100】
[実施例36:N−(2−メトキシエチル)−N−(3−ピリジニルメチル)−2−(4−メトキシフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド塩酸塩(化合物24)]
実施例14の方法に従って、2−(4−メトキシフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−(3−ピリジニルメチル)−2−メトキシエチルアミンを合成のための原料として使用し、白色の固体粉末(収率48.5%)を得た。
m.p.:243〜245℃
ESI−MS m/z:445[M+H]
+
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ:2.58(s,3H),3.23(s,0.3H),3.27(s,2.7H),3.55(t,2H,J=4.76Hz),3.74(t,2H,J=4.76Hz),3.87(s,3H),4.33(s,0.2H),4.56(s,1.8H),4.72(s,1.8H),4.94(s,0.2H),7.20〜7.22(m,2H),7.45〜7.46(m,1H),7.56〜7.58(m,2H),7.76(s,1H),7.80(m,1H),8.19(m,1H),8.62〜8.64(m,1H),8.69〜8.73(m,2H)
【0101】
[実施例37:N−(2−メトキシエチル)−N−(2−モルホリニルエチル)−2−(4−メチルフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド塩酸塩(化合物25)]
実施例14の方法に従って、2−(4−メチルフェニル)−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−(2−メトキシエチル)−2−モルホリン−エチルアミンを合成のための原料として使用し、白色の固体粉末(収率22.6%)を得た。
m.p.:165〜167℃
ESI−MS m/z:451[M+H]
+
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ:2.41(s,3H),2.57(s,3H),3.06〜3.12(m,2H),3.26(s,3H),3.36(m,2H),3.55〜3.57(m,4H),3.68(m,2H),3.78(m,2H),3.95(m,4H),4.58(s,2H),7.43〜7.45(m,2H),7.52(m,1H),7.52〜7.54(m,2H),7.75(s,1H),9.26〜9.27(m,1H)
【0102】
[実施例38:N−(2−メトキシエチル)−N−(2−モルホリニルエチル)−2−(4−メチルフェニル)−6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド塩酸塩(化合物26)]
実施例14の方法に従って、2−(4−メチルフェニル)−6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−(2−メトキシエチル)−2−モルホリン−エチルアミンを合成のための原料として使用し、白色の固体粉末(収率34.2%)を得た。
m.p.:245〜247℃
ESI−MS m/z:451[M+H]
+
1H NMR(DMSO−d6,400MHz)δ:2.41(s,3H),2.48(s,3H),3.05〜3.10(m,2H),3.25(s,3H),3.36〜3.38(m,2H),3.55〜3.60(m,4H),3.69(m,2H),3.80(m,2H),3.95(m,4H),4.58(s,2H),7.44〜7.53(m,4H),7.87〜7.90(m,2H),9.46(s,1H)
【0103】
[実施例39:N−エチル−N−(4−ピリジニルメチル)−2−(4−メチルフェニル)−6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド塩酸塩(化合物27)]
実施例14の方法に従って、2−(4−メチルフェニル)−6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−(4−ピリジニルメチル)エチルアミンを合成のための原料として使用し、淡黄色の固体粉末(収率78.9%)を得た。
m.p.:222〜224℃
ESI−MS m/z:399[M+H]
+
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ:1.11(t,0.7H,J=7.00Hz),1.24(t,2.3H,J=7.00Hz),2.41(s,0.7H),2.43(s,2.3H),2.46(s,2.3H),2.47(s,0.7H),3.43(q,0.5H,J=7.00Hz),3.63(q,1.5H,J=7.00Hz),4.24(s,0.5H),4.56(s,1.5H),4.78(s,1.5H),5.02(s,0.5H),7.39〜7.43(m,1H),7.47〜7.55(m,4H),7.85〜7.89(m,2H),7.91〜7.93(m,1H),8.75(s,1H),8.80〜8.83(m,2H)
【0104】
[実施例40:N−エチル−N−(4−ピリジニルメチル)−2−(4−クロロフェニル)−6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アセトアミド塩酸塩(化合物28)]
実施例14の方法に従って、2−(4−クロロフェニル)−6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−酢酸及びN−(4−ピリジニルメチル)エチルアミンを合成のための原料として使用し、白色の固体粉末(収率32.9%)を得た。
m.p.:229〜231℃
ESI−MS m/z:420[M+H]
+
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ:1.11(t,0.6H,J=7.00Hz),1.25(t,2.4H,J=7.00Hz),2.47(s,2.4H),2.49(s,0.6H),3.42(q,0.4H,J=7.00Hz),3.63(q,1.6H,J=7.00Hz),4.25(s,0.4H),4.56(s,1.6H),4.78(s,1.6H),5.01(s,0.4H),7.55〜7.58(m,1H),7.65〜7.76(m,4H),7.84〜7.86(m,2H),7.90〜7.92(m,1H),8.71(s,1H),8.80〜8.84(m,2H)
【0105】
[実施例41:トランスロケーションタンパク質(TSPO、18KD)及び放射性リガンド(
3H−PK11195)結合試験モデルを使用した薬物のスクリーニング]
実験原理:
本試験において、ラット心臓から分離及び精製したTSPOタンパク質を、放射性リガンド(
3H−PK11195)による競合的結合試験によるスクリーニング標的として使用し、TSPOリガンド化合物をスクリーニングした。
【0106】
実験材料:
動物:ウィスターラット(220〜260g、雄性及び雌性)、Laboratory Animal Center of the Academy of Military Medical Sciencesから購入。
機器:高速冷却遠心機(H1ACH1 20PR−5)、超高速冷却遠心機(H1ACH1 SCP85H)、ホモジナイザー(ULTRA−TURRAXT25)、UV−250紫外線分光光度計(島津製作所、日本)、多ヘッド吸引フィルター(自作)、LS6500タイプシンチレーションカウンター(Beckman Company)、49タイプガラス繊維フィルター膜(Shanghai Yuguang Scavenging Material Integrated Corporation)
試薬:
3H−PK11195(5μCi(83.4Ci/mmol))及びシンチレーション溶液は、PE社から購入し、PK11195、R05−4864、ポリエチレンイミン(PEI)、ウシ血清アルブミン(BSA)、プロテアーゼ阻害剤(PMSF)は、Sigma Companyから購入し、フォリン−フェノール試薬は、Huaweikeyi Companyから購入し、Tris−HCl緩衝液(pH7.4)(50mMのTris−HCl緩衝液、1mMのEDTA、5mMのMgCl
2、1mMのPMSF、0.1%NaN
3、3μg/mLのプロテアーゼ阻害剤)、他の試薬はすべて分析的に純粋であった(Beijing Chemical Reagents Company)。
被験薬:化合物1〜28(表1を参照されたい)、全28化合物
【0107】
実験法:
1)ラット心臓TSPO膜タンパク質の調製:
ウィスターラット(220〜260g、雌性及び雄性)を頭切除によって屠殺し、ラット心臓を迅速分離し、秤量し、10倍容量のTris−HCl緩衝液(50mMのTris−HCl、5mMのMgCl
2、1mMのEDTA、0.5%(W/V)BSA、1mMのPMSF、3μg/mlのプロテイナーゼ阻害剤、0.1%NaN
3、0.32Mのスクロース、pH7.4)中で15,000rpmにて30秒間、全部で5回ホモジナイズした。ホモジネートを1000×gで10分間遠心し、次いで、上清を30000×gで20分間遠心した。沈殿物を集め、最初の重量に対して10倍容量のTris−HCl緩衝液(pH7.4)で再懸濁させ、次いで30000×gで20分間遠心した。沈殿物を同じ緩衝液で洗浄し、30000×gで20分間遠心し、沈殿物を上記緩衝液によって懸濁させた。サブパッケージ(全体の操作手順は氷浴下で行った)の後、生成物を−80℃で保存した。
【0108】
2)タンパク質含量の測定(フォリン法):
BSA(5〜100μg)(標準曲線を作製するために使用)又は試験試料を含有する100μLの試料(100μL未満のとき水で補足)に、100μLの試薬A[(1)4%炭酸ナトリウム及び0.2%酒石酸ナトリウム(Na
2C
4H
9O
6・2H
2O)を含有する0.2NのNaOH溶液と、(2)4%硫酸銅(CuSO
4・5H
2O)水溶液と、を100:1の割合で均一に混合して試薬Aを得る。試薬Aは調製後1日以内に使用するべきである。]を加えて混合し、室温で10分間反応させた。次いで、20μLの試薬B(フォリンフェノール試薬、最終濃度:1N)を加えて直ちに混合し、50℃の水浴中に置き、15分間インキュベートした。200μLの混合物を採取して測定し、トレース多チャンネル走査型光学濃度計(波長690nm、光路0.6cm)を用いて光学濃度を決定した。試料を100μLのH
2Oに置き換え、これをブランク対照として使用した。
【0109】
3)受容体(ラット心臓TSPO)及び放射性リガンド(
3H−PK11195)への薬物の競合的結合試験:
【表2】
(1)チューブを30℃の反応条件中に置いた。
(2)すべてのチューブに、20μgの受容体タンパク質を順番に加えた。
(3)試験チューブに、特定の濃度の20μLの薬物を順番に加えた。
(4)非特異的結合チューブに、20μLの非標識リガンド(PK11195)を加え、非標識リガンドの最終濃度は0.1mMであり、30分間予備反応させた。
(5)すべてのチューブに、25μLの
3H−PK11195を順番に加え、標識リガンドの最終濃度は、1.5nMであった。
(6)Tris−HCl緩衝液(pH7.4)を使用して、すべてのチューブの反応容量を補足し、200μLとした。
(7)30℃の反応条件下で1時間反応をさせた。
(8)次いで、試料を49−タイプガラス繊維フィルターに加え、真空吸引濾過し、次いで2mlで氷冷のTris−HCl緩衝液(50mMのTris−HCl緩衝液、1mMのEDTA、5mMのMgCl
2、1mMのPMSF、0.1%NaN
3、3μg/mlのプロテイナーゼ阻害剤、pH7.4)で洗浄した。フィルターを乾燥させ、1mlのシンチレーション流体と共にシンチレーションバイアル中に置いた。放射活性を、シンチレーションカウンターによって測定した。
【0110】
実験結果:
ラット心臓から分離及び精製したTSPOを薬物スクリーニング標的として使用し、放射性リガンド(
3H−PK11195)による結合試験によって29種の化合物をスクリーニングした。これらの中でRo5−4864を陽性対照として使用し、29種の化合物を各々、競合的結合試験に供した。スクリーニング結果は、陽性対照と比較して、スクリーニングした化合物が下の表2に示すように競合的結合結果を有していたことを示す。
【0111】
【表3】
【0112】
上記スクリーニング試験において示されるようなより高い結合活性を有した化合物1、7、8、10、11、13及び14を、10
−3〜10
−12Mの9つの濃度勾配で放射性リガンド競合的結合試験にさらに供し、プロッティング及びフィッティングによって化合物1、7、8、10、11、13及び14のIC
50及びK
i値を計算した。結果を下の表3に示す。
【0113】
【表4】
【0114】
下記実施例42〜47は、マウスオープンフィールド自発運動試験、マウス尾懸垂試験、マウス高架式十字迷路試験、及びラット強制水泳試験を含む動物挙動試験である。
動物:ICRマウス(源:Beijing Vital Laboratory Animal Technology Company)、雄性、体重20〜24g;SDラット(源:Beijing Vital Laboratory Animal Technology Company)、雄性、SPFグレード、体重180〜220g
薬物:化合物8(8
#、YL−IPA08)、化合物10(10
#、YL−IPA10)、化合物11(11
#、YL−IPA11)及び化合物13(13
#、YL−IPA13)、ジアゼパム(DZP)、デシプラミン(DMI)
投与方法:経口投与(po)、腹腔内投与(ip)
統計的方法:すべてのデータは、平均±SEMとして表した。PK11195アンタゴニズム試験が二元配置分散分析によって決定したことを除いては、すべての他の試験は一元配置分散分析によって決定し、ボンフェローニ試験を群比較のために使用した。
【0115】
[実施例42:マウスにおけるマウス自発運動試験]
実験原理:目的は、中枢神経興奮によってもたらされる抗不安又は抗うつ作用の偽陽性反応を除外するために、中枢神経興奮に対する薬物の作用を観察することであった。投与後に、明らかな中枢神経興奮又は阻害作用が観察されたが、観察された指標がブランク対照群の指標と同等であった場合は明らかな中枢神経興奮又は阻害作用は存在せず、観察された指標がブランク対照の指標より有意に高かった場合は明らかな中枢神経興奮作用が存在し、逆の場合は中枢神経阻害作用が存在した。
【0116】
1)実験装置:
マウスオープンフィールドボックスは、無色の透明な有機ガラスボックス(30×36×25cm)であり、ボックスの下面は9つの格子に分割されていた。
【0117】
2)実験操作:
化合物8(8
#、YL−IPA08)、化合物10(10
#、YL−IPA10)、化合物11(11
#、YL−IPA11)及び化合物13(13
#、YL−IPA13)(0.03mg/kg、0.3mg/kg、3mg/kgの3つの用量群を別々に有する)及びブランク対照(蒸留水、DW)を、胃内に投与し、試験を55分後に開始した。試験の間、マウスをオープンフィールド自発運動観察ボックスの中央領域に入れ、時間測定を直ちに開始し、5分以内のマウスの自発運動を人工的に記録した(観察指標:横断回数、立ち上がり回数)。
【0118】
3)実験結果:
図1及び
図2に示す通り。
【0119】
0.03mg/kg、0.3mg/kg、3mg/kgの用量の化合物8及び10の上記の2つの指標は、対照の2つの指標と同等であったが、このことは化合物8及び10が明らかな中枢神経興奮又は阻害作用を有さなかったことを示した。
【0120】
化合物11は、用量が3mg/kgであったときのみ2つの指標において対照と同等であり、用量が0.03mg/kg及び0.3mg/kgであったとき対照より低かったが、このことは化合物11が中枢神経阻害作用を有する可能性があることを示唆した。
【0121】
化合物13は、用量が0.03mg/kg、0.3mg/kg、3mg/kgであったときに対照(DW)より明らかに低く、運動は用量の増加と共に減少したが、このことは化合物13が特定の中枢神経阻害作用を有したことを示唆した。
【0122】
[実施例43:マウス尾懸垂試験]
実験原理:
マウス尾懸垂試験は、Steruら(1985)によって確立された急性挙動絶望モデルである。このモデルにおいて、マウスは不快な姿勢を逃れるために完全に体を伸ばしてもがき、実効性がないもがきのために断続的に現れる無動状態は「絶望状態」とみなされるが、典型的抗うつ剤(三環系、SSRIなど)はすべて、マウスの不動時間を有意に減少させることができる。このモデルは良好な予測性を有して操作が容易であり、抗うつ剤をスクリーニングするための最も一般的なモデルである。
【0123】
1)実験装置:
マウス尾懸垂試験用測定箱(25×25×35cm)。箱の上板中央のロープにクランプが取り付けられている。
【0124】
2)実験法:
雄性昆明マウス(体重20〜25g)に化合物8、ビヒクル(蒸留水、DW)又は陽性対照薬物(デシプラミン、DMI)を胃内投与した。1時間後、マウスの尾端から2cmの位置で尾の周りに接着テープを巻き、次いで懸垂フックを接着テープに通すことによって動物を吊り下げて、マウスの頭部が測定箱の底面から約5cm離れるようにした。全部で6分の試験の最後の4分における不動時間を記録した。
【0125】
化合物8を蒸留水に溶解し、各々、0.1mg/kg、0.3mg/kg、1mg/kgの用量とし、10mL/kgの用量で投与した。30mg/kgのデシプラミン用量はデシプラミンの抗うつ活性を生じさせる最小有効用量であり、30mg/kgのデシプラミン用量は抗うつ活性を生じさせる最小有効用量であった。
統計的方法:すべてのデータは平均±SEMで表した。結果は一元配置分散分析によって決定し、ボンフェローニ試験を群比較のために使用した。
【0126】
3)実験結果:
図3に示す通り。
図3において、化合物8を胃内投与されたマウスは、尾懸垂試験において陽性対照であるデシプラミン(DMI)より優れた抗うつ活性を示し、効力と用量との関係は逆U型分布であったことが分かる。
【0127】
[実施例44:化合物8(YL−IPA08)の抗うつ活性に対するTSPOアンタゴニストPK11195のブロッキング作用]
尾懸垂モデルのマウスの抗うつ作用で最適であった量(0.1mg/kg)のYL−IPA08を用いて、薬物アンタゴニズム試験を行った。単一の腹腔内注射(ip)によるPK11195群及びPK11195+化合物8アンタゴニズム群を加えたこと以外は実施例43の方法と同様にして行ったが、アンタゴニズム群は、化合物8を胃内に投与されたときに同時に腹腔内注射によってPK11195を投与された。
統計的方法:結果は平均±SEMで表した。結果を二元配置分散分析によって決定し、ボンフェローニ試験を群比較のために使用した。
【0128】
結果を
図4に示す。対照と比較して、TSPO選択的アンタゴニストであるPK11195(3mg/kg、ip)の単回投与は、マウス尾懸垂試験における不動時間に対して有意な影響は有さなかった。一方、YL−IPA08(0.1mg/kg)の単回投与をした群と比較して、PK11195+YL−IPA08群は不動時間を増加させた(P<0.05)が、このことはYL−IPA08の抗うつ作用がマウス尾懸垂試験におけるTSPOアンタゴニストであるPK11195によってアンタゴナイズできたことを示唆した。
【0129】
[実施例45:マウス高架式十字迷路試験]
実験原理:
この試験において、動物を迷路の中央領域に入れ、次いで動物が一定時間内に別々にオープンアーム及びクローズアームに入った時間及び数を観察した。これは動物にとってある種の目新しさ及びある種の脅威を有するため、動物は好奇心及び不安反応を生じる。高い不安レベルを有するとき、動物はオープンアームを離れ、クローズアームに留まり、そうでなければ動物はより多くの時間オープンアーム中に留まり、オープンアームを探索する数が増える。典型的抗不安薬物(ベンゾジアゼピンなど)は、アームに入る総回数及び総時間に影響を与えることなく、オープンアームを探索する動物の挙動を選択的に増加させることができる。
【0130】
1)実験装置:
マウス高架式十字迷路は、十字の無色の透明な有機ガラスボックス(アームの長さ30cm、幅5cm)であり、クローズアームは、15cmの高さを有する側壁で囲まれた側面、及び解放された上部を有した。オープンアームは完全にオープンであった。オープンアーム及びクローズアームの接続領域(中央領域)は5×5cmであった。装置全体を床から45cmの距離で持ち上げた。
【0131】
2)実験操作:
雄性昆明マウス(体重20〜25g)に化合物8又はブランク対照である蒸留水(DW)を別々に胃内投与し、1時間後に観察し、又は陽性対照薬物のジアゼパム(DZP)を腹腔内投与し、30分後に観察した。経過観察中に動物を中央プラットホームに入れ、オープンアームに対面させた。動物を5分間観察する。オープンアーム及びクローズドアームに入った回数、並びにオープンアーム又はクローズドアームにおいて過ごした時間を記録した。
【0132】
化合物8(8#、YL−IPA08)は別々に、0.1mg/kg、0.3mg/kg、1mg/kgの3つの用量であり、2mg/kgがジアゼパムの抗不安剤様作用を生じさせるための最小有効用量であった。
【0133】
観察指標:
オープンアームに入った回数の割合=アームに入った回数/(オープンアームに入った回数+クローズアームに入った回数)
オープンアームに滞在した時間の割合=オープンアームに滞在した時間/(オープンアームに滞在した時間+クローズアームに滞在した時間)
判断基準:
オープンアーム及びクローズアームに入るとは、4つの足全部がアームに入ることを意味する。
【0134】
実験結果:
化合物8の結果を
図5に示す。化合物10(10#、YL−IPA10)、化合物11(11#、YL−IPA11)及び化合物13(13#、YL−IPA13)を同じ試験に供した。結果を
図6、
図7に示す。
【0135】
図から、マウス高架式十字迷路試験において、化合物8の胃内投与は0.1mg/kg、0.3mg/kg、1mg/kgの用量で、マウスがオープンアームに入った回数及び滞在した時間を相対的に増加させることができ、マウスがオープンアーム及びクローズアームに入る総回数及び総時間に影響を与えなかったことが分かる。ブランク対照である蒸留水(DW)群と比較して、0.3mg/kg群は、オープンアームに入った回数の割合及びオープンアームに滞在した時間の割合において有意差を示し、このことは化合物8が0.3mg/kgの用量で有意な抗不安作用を有したことを示唆した。
【0136】
化合物10は、0.03mg/kg、0.3mg/kgの用量で対照と同等であり、一方3mg/kgの用量で対照より有意に高かった。このことは化合物10が有意な抗不安作用を有し、化合物10の抗不安発生用量が化合物8の抗不安発生用量より高かったことを示唆した。
【0137】
化合物11は、0.03mg/kgの用量のみでオープンアームに入った回数の割合において対照と同等であり、他の用量で対照と比較して指標が有意に低かったが、このことは化合物11がこのモデルにおいて有意な抗不安作用を有さなかったことを示唆した。
【0138】
化合物13は、0.03mg/kg、0.3mg/kg、3mg/kgの用量ですべての指標において対照より有意に低かったが、このことは化合物13がこのモデルにおいて有意な抗不安作用を有さなかったことを示唆した。
【0139】
[実施例46:ラット強制水泳試験]
Porsolt[Eur J Pharmacol.1978, 47(4):379−91]によって確立した方法を使用し、ラット水泳用タンクは高さ40cm、直径20cm、及び水深25cmの円形ガラスであり、水の温度は28℃であった。試験の24時間前に、ラットを一匹ずつ水泳用タンク中に入れ、予め15分泳がせ、次いで乾かし、最初の飼育ケージに戻した。試験の60分前に、ラットはYL−IPA08、DLX又はDWを異なる用量で別々に投与(p.o.)された。試験の間、ラットを水泳用タンクに再び入れ、時間測定及び観察を始め、5分間続け、ストップウォッチを使用して累積不動時間を記録した。無動を判断する基準は、動物が水中でもがくことを止めて浮かんでいる状態にあるか、又は頭を浮かせておく四肢の動きがほとんどないことである。
統計的方法:結果は平均±SEMで表した。一元配置分散分析によって結果を決定し、ボンフェローニ試験を群比較のために使用した。
【0140】
実験結果:
ブランク対照と比較して、YL−IPA08(1mg・kg
−1、3mg・kg
−1、10mg・kg
−1)は、有意に短縮した水泳不動時間を示し(すべてP<0.05を有した)(
図8)、陽性薬物であるDMI(40mg・kg
−1)と同等であった。このことはYL−IPA08が、このモデルにおいて抗うつ作用を有したことを示唆した。結果を
図8に示す。
【0141】
[実施例47:ラット血清神経ステロイドであるプレグネノロン(PREG)及びプロゲステロン(PROG)の含量の測定]
24匹の雄性SDラットを4群(別々に、YL−IPA08(1mg/kg、3mg/kg、10mg/kg)の群及び蒸留水(DW)の群である)にランダムに分割し、ラット強制水泳試験(実施例46の方法と同じ)の終了の後、直ちに頭切除によって屠殺し、ラットの体幹血液試料を採取し、室温で3時間静置し、遠心し(3000rpm、20分)、血清を採取し、−20℃で保存した。ラット血清PREG及びPROGの含量を、ELISA又は放射免疫アッセイキットを使用して別々に測定した。
【0142】
PREGの測定は、ドイツのDRG社のELISAキットを使用し、キットの使用説明書に従って操作を行った。PROGの測定は、Beijing Beifang Biological Science and Technology Instituteの
125I−PROG放射免疫アッセイキットを使用し、キットの使用説明書に従って操作を行った。
統計的方法:結果は平均値±標準誤差で表し、一元配置分散分析を試験結果のために使用し、ボンフェローニ試験を群比較のために使用した。
【0143】
実験結果:
60分間のYL−IPA08の投与(p.o.)の後、ラット血清PREG及びPROG含量がブランク対照群と比較して用量依存的に増加した。3mg/kg及び10mg/kgの用量において有意差が観察された。結果を
図9及び
図10に示す。このことは、YL−IPA08の抗うつ挙動作用が神経ステロイドのインビボでの増加と関連することがあることを示唆した。
【0144】
本発明を実施例において詳細に記載したが、それらの詳細は本明細書の教示の下で修正又は置き換えることができ、これらの修正のすべては本発明の保護範囲内であることを当業者は理解するであろう。本発明の保護範囲は、添付の特許請求の範囲及びその任意の同等物によって決定される。