特許第5871461号(P5871461)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5871461
(24)【登録日】2016年1月22日
(45)【発行日】2016年3月1日
(54)【発明の名称】エレベータ制御システム
(51)【国際特許分類】
   B66B 5/00 20060101AFI20160216BHJP
【FI】
   B66B5/00 G
   B66B5/00 F
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2010-279478(P2010-279478)
(22)【出願日】2010年12月15日
(65)【公開番号】特開2012-126512(P2012-126512A)
(43)【公開日】2012年7月5日
【審査請求日】2012年12月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005108
【氏名又は名称】株式会社日立製作所
(73)【特許権者】
【識別番号】000232944
【氏名又は名称】日立水戸エンジニアリング株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000442
【氏名又は名称】特許業務法人 武和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】倉金 健文
(72)【発明者】
【氏名】石井 英明
【審査官】 筑波 茂樹
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2010/046981(WO,A1)
【文献】 特開2003−063750(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3015515(JP,U)
【文献】 特開2009−096617(JP,A)
【文献】 特開2010−064890(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66B 5/00 − 5/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物に設備された昇降路の多階床間で乗りかごを昇降運転制御すると共に、外部に設備された保守センタからの保守管理情報を取得する制御手段と、前記乗りかご内に設備されて前記昇降運転制御に供される行き先階を指示操作する操作手段と、前記乗りかご内で前記操作手段に付設されて保守点検時に保守点検認識情報を入力可能であると共に、前記昇降運転制御に供される前記行き先階を指示操作可能な保守点検操作手段と、前記乗りかごに設備されると共に、前記制御手段の指示制御による前記保守点検認識情報の操作入力時のガイドを告示する告示手段と、を備えたエレベータ制御システムであって、
前記保守点検操作手段に付設されて当該保守点検操作手段が操作される状態に至ったことを検出する検出手段を備え、
前記制御手段は、前記保守点検操作手段としてのスイッチボックスのカバーを開いた状態を検出可能な前記検出手段としてのカバースイッチによる当該スイッチボックスの操作状態を確認した時点からの所定時間の猶予で前記告示手段へ乗員による前記操作手段又は外部操作入力手段での前記保守点検認識情報の操作入力をガイドすると共に、当該所定時間を経過して当該操作入力がなければ当該告示手段により警告を行うことを特徴とするエレベータ制御システム。
【請求項2】
請求項1記載のエレベータ制御システムにおいて、前記制御手段は、前記操作入力により前記保守点検認識情報が前記所定時間内に行われたとき、当該保守点検認識情報と前記保守管理情報とを比較した整合性の結果が不一致であるときに前記告示手段により警告を行うことを特徴とするエレベータ制御システム。
【請求項3】
請求項2記載のエレベータ制御システムにおいて、前記保守管理情報は、前記保守センタから前記制御手段へ伝送されて当該制御手段で格納される格納済み暗証番号であり、前記保守点検認識情報は、前記乗りかご内の乗員による前記操作手段の操作で入力されるか、或いは前記スイッチボックスに接続された前記外部操作入力手段としての保守用端末の操作で入力される入力暗証番号であることを特徴とするエレベータ制御システム。
【請求項4】
請求項1〜の何れか1項記載のエレベータ制御システムにおいて、前記告示手段は、前記保守点検認識情報の操作入力時のガイドを所定のメッセージで表示すると共に、前記警告を所定の警告メッセージで表示する表示手段と、前記所定のメッセージ及び前記所定の警告メッセージを発声する発声手段と、を備えて成ることを特徴とするエレベータ制御システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗りかごの壁に埋設されると共に、制御装置及び保守用端末に接続されるスイッチボックスへの悪戯防止機能を持たせたエレベータ制御システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のスイッチボックスへの悪戯防止機能に係る周知技術としては、例えば操作盤の操作盤カバーを取り外して特定階への乗りかごの就役を禁止するための不停止スイッチを開放状態にすると、乗りかご及び乗場の両ドアが全開維持状態となる構成の「不停止スイッチ付エレベーター」(特許文献1参照)が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−3098号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した特許文献1に係る技術では、乗りかごに設置された操作盤(保守点検操作手段)の操作盤カバーを開けて、内部にある各種スイッチの不停止スイッチを操作して開放状態にすると、乗りかご及び乗場の両ドアが全開維持状態となって不正な悪戯操作があったことを警報できる機能を有するものであるが、操作盤における内部の不停止スイッチ以外の各種スイッチについても操作することが可能であるため、例えば各種スイッチのうちの基本的に保守点検用に最も解除され難い機能が持たされている保守用スイッチを操作して乗りかごを昇降運転すれば、逃走することが可能であるため、悪戯防止機能としては十分な抑止力を持たないという問題がある。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、乗りかご内の保守点検操作手段であるスイッチボックスのカバーを開けての内部に存在する各種スイッチを不正に操作しての悪戯を十分な抑止力で防止し得るエレベータ制御システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術的課題を達成するため、本発明は、建物に設備された昇降路の多階床間で乗りかごを昇降運転制御すると共に、外部に設備された保守センタからの保守管理情報を取得する制御手段と、乗りかご内に設備されて昇降運転制御に供される行き先階を指示操作する操作手段と、乗りかご内で操作手段に付設されて保守点検時に保守点検認識情報を入力可能であると共に、昇降運転制御に供される行き先階を指示操作可能な保守点検操作手段と、乗りかごに設備されると共に、制御手段の指示制御による保守点検認識情報の操作入力時のガイドを告示する告示手段と、を備えたエレベータ制御システムであって、保守点検操作手段に付設されて当該保守点検操作手段が操作される状態に至ったことを検出する検出手段を備え、制御手段は、保守点検操作手段としてのスイッチボックスのカバーを開いた状態を検出可能な検出手段としてのカバースイッチによる当該スイッチボックスの操作状態を確認した時点からの所定時間の猶予で告示手段へ乗員による操作手段又は外部操作入力手段での保守点検認識情報の操作入力をガイドすると共に、当該所定時間を経過して当該操作入力がなければ当該告示手段により警告を行うことを特徴とする。
【0007】
また、上記エレベータ制御システムの第1の実施態様は、制御手段は、操作入力により保守点検認識情報が所定時間内に行われたとき、当該保守点検認識情報と保守管理情報とを比較した整合性の結果が不一致であるときに告示手段により警告を行うことを特徴とする。
【0008】
更に、上記エレベータ制御システムの第2の実施態様は、保守管理情報は、保守センタから制御手段へ伝送されて当該制御手段で格納される格納済み暗証番号であり、保守点検認識情報は、乗りかご内の乗員による操作手段の操作で入力されるか、或いはスイッチボックスに接続された外部操作入力手段としての保守用端末の操作で入力される入力暗証番号であることを特徴とする。
【0009】
加えて、上記何れか1つのエレベータ制御システムに係る第3の実施態様は、告示手段は、保守点検認識情報の操作入力時のガイドを所定のメッセージで表示すると共に、警告を所定の警告メッセージで表示する表示手段と、所定のメッセージ及び所定の警告メッセージを発声する発声手段と、を備えて成ることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明のエレベータ制御システムによれば、乗りかご内の保守点検操作手段としてのスイッチボックスの開状態(スイッチボックスのカバーを開けた状態)をその検出手段であるカバースイッチの操作状態を確認した時点から制御手段が所定時間の猶予で乗員に対して保守点検認識情報の操作入力を促したにも拘らず、それに従わないときに警告を行うため、スイッチボックスの内部にある各種スイッチを操作することを躊躇させることができ、不正操作による悪戯を十分な抑止力で防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施例1に係るエレベータ制御システムの接続系統全体を示す概略構成図である。
図2図1に示すエレベータ制御システムに備えられる号機制御装置の号機制御マイコンによる暗証番号更新処理についての動作処理を示したフローチャートである。
図3図1に示すエレベータ制御システムに備えられる号機制御装置の号機制御マイコンによるスイッチボックスのカバー開時における暗証番号入力処理についての動作処理を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明のエレベータ制御システムについて、図面を参照して詳細に説明する。
【実施例1】
【0015】
図1は、本発明の実施例1に係るエレベータ制御システムの接続系統全体を示す概略構成図である。
【0016】
このエレベータ制御システムでは、建物に設備された図示されない昇降路の多階床間で乗りかご6を昇降運転制御する号機制御装置1の内部に号機制御マイコン2が設置され、号機制御マイコン2には、保守用伝送路4を介して外部の保守センタ3が接続されると共に、かご多重伝送路5を介して乗りかご6に設置されたかご端末7及び運転盤端末8が接続され、号機制御マイコン2による各端末の制御が可能となっている。
【0017】
運転盤端末8には、かご内行き先階釦12と、保守用スイッチや専用運転スイッチ等の基本的に一般の人が使用できず、保守員やオーナ等の限られた人のみが使用できる各種スイッチを納めて施錠されたスイッチボックス13と、が接続されている。スイッチボックス13は、かご内行き先階釦12の真下に配置されるのが汎用的である。
【0018】
また、スイッチボックス13の所定箇所には、スイッチボックス13のカバーを開くとその状態を検出可能なカバースイッチ14(スイッチボックス13の施錠しているキーシリンダを操作したことを検出できれば良い)が設置されている他、保守員により保守用端末(モバイルコンソール)16を接続するためのコネクタ15が設けられている。
【0019】
更に、かご端末7には、かご内の様子を撮影するためのかご内撮影用カメラ9と、エレベータ運行状況であるかご位置を表示するためのかご位置表示装置10(図1中の表示画面上では只今上昇運転中で2階に位置されている情報を呈示している)と、かご内でアナウンス(音声案内)を行うためのかご内放送用スピーカ11と、が接続されている。
【0020】
図2は、号機制御装置1の号機制御マイコン2による暗証番号更新処理についての動作処理を示したフローチャートである。
【0021】
この暗証番号更新処理は、OS(オペレーティングシステム)プログラムにより定期的(ここでは1日周期とする)で起動されるもので、最初に保守センタ3から保守用伝送路4を経由して受信した暗証番号データについて、自身の暗証番号入力テーブルにデータが有りか否かを判定(ステップS21)することにより、暗証番号入力テーブルのデータが更新されたか否かを確認する。この判定の結果、データがなければEXITとして動作処理を終了する(例えば暗証番号入力テーブルが0の場合には入力なしとみなしてEXITとする)が、データが有れば引き続いて暗証番号入力テーブル上のデータと暗証番号格納テーブル上のデータとの値を比較し、格納済暗証番号と一致するか否かを判定(ステップS22)する。この判定の結果、一致すればEXITとして動作処理を終了するが、一致しなければ新たな暗証番号の格納要求とみなして、暗証番号入力テーブル上のデータを暗証番号格納テーブルの上のデータに上書きすることにより、格納済み暗証番号を暗証番号入力テーブル上のデータに更新(ステップS23)する処理を行った後、暗証番号入力テーブル上のデータをクリアして暗証番号入力テーブルリセット(ステップS24)の処理を行い、次回の暗証番号更新要求に備えるようにしてからEXITとして動作処理を終了する。
【0022】
図3は、号機制御装置1の号機制御マイコン2によるスイッチボックス13のカバー開時における暗証番号入力処理についての動作処理を示したフローチャートである。
【0023】
ここでの暗証番号入力処理についても、OS(オペレーティングシステム)プログラムにより定期的(ここでは1秒周期とする)に起動されるもので、最初にスイッチボックス13のカバーが開かれた状態であるかをカバースイッチ14により検出し、スイッチボックス13が開き状態であるか否かの判定(ステップS31)を行う。この判定の結果、開かれていなければ(閉状態であれば)、暗証番号入力完了フラグをクリア(ステップS35)する処理を行った後にEXITとして動作処理を終了するが、開かれていれば(開状態であれば)、所定時間である10秒以内に暗証番号入力を促す表示及び放送の実施(ステップS32)を行う。因みに、表示はかご端末7を経由してかご位置表示装置10に対して所定の操作促進メッセージを表示するもので、放送は同様にかご端末7を経由して放送用スピーカ11から所定の操作促進メッセージをアナウンスしてガイドするものである。
【0024】
引き続き、スイッチボックス13のカバーを開いてからの暗証番号入力可能時限値である10秒をカウンタTにセットするT=10秒セット(ステップS33)の処理を行った後、カウンタTをダウンカウントするT=T−1(ステップS34)の処理を行う。ここでは、1秒周期で起動される処理であるため、1秒ずつのダウンカウントが行われることになる。
【0025】
次に、カウンタTが0以下となったか否かをT≦0であるか否かで判定(ステップS36)し、この判定結果として、カウンタTが0以下となれば、かご内に警告の表示及び放送(ステップS40)する処理を行い、更にかご内撮影開始(ステップS41)を実行した後、EXITとして動作処理を終了する。因みに、警告の表示はかご端末7を経由してかご位置表示装置10に対して所定の警告メッセージを表示するもので、警告の放送は同様にかご端末7を経由してかご内放送用スピーカ11から所定の警告メッセージをアナウンスしてガイドするものであり、かご内撮影はかご内撮影用カメラ9により乗りかご6内の乗員を撮影するものである。
【0026】
一方、カウンタTが0より大きければ、引き続いて暗証番号入力完了フラグの状態を確認し、暗証番号入力完了フラグはセット済みであるか否かを判定(ステップS37)し、この判定結果がセット済みでなければ、EXITとして動作処理を終了するが、セット済みであれば、入力暗証番号と格納済み暗証番号とは一致するか否かを判定(ステップS38)する。因みに、ここでの入力暗証番号のデータは、かご内行き先階釦12において所定の釦操作で入力するか、或いはスイッチボックス13のコネクタ15に接続した保守員の持つ保守用端末16の操作部で入力するものである。
【0027】
この判定の結果、一致していれば暗証番号入力完了フラグをセット(ステップS39)する処理を行った後にEXITとして動作処理を終了するが、不一致であれば上述したかご内に警告の表示及び放送(ステップS40)する処理に移行し、引き続くかご内撮影開始(ステップS41)の処理を経た後、EXITとして動作処理を終了する。
【0028】
以上に説明した実施例1に係るエレベータ制御システムの技術的概要を換言すれば、号機制御装置1(号機制御マイコン2)は、乗りかご6を昇降運転制御すると共に、外部に設備された保守センタ3からの保守管理情報(格納済み暗証番号)を取得する制御手段として働く。また、かご内行き先階釦12は、乗りかご6内に設備されて昇降運転制御に供される行き先階を指示操作する操作手段として働き、スイッチボックス13は、乗りかご6内でかご内行き先階釦12に付設されて保守点検時に保守点検認識情報(入力暗証番号)を入力可能であると共に、昇降運転制御に供される行き先階を指示操作可能な保守点検操作手段として働く。更に、かご内放送用スピーカ11及びかご位置表示装置12は、乗りかご6に設備されると共に、号機制御装置1(号機制御マイコン2)のかご端末7及び運転盤端末8を介在しての指示制御によるスイッチボックス13における保守点検認識情報の操作入力時のガイドを告示する告示手段として働き、カバースイッチ14は、スイッチボックス13に付設されてスイッチボックス13が開状態で操作される状態に至ったことを検出する検出手段として働く。
【0029】
そこで、号機制御装置1(号機制御マイコン2)は、カバースイッチ14によるスイッチボックス13の操作状態を確認した時点からの所定時間の猶予でかご内放送用スピーカ11及びかご位置表示装置12へ乗員によるかご内行き先釦12又は外部操作入力手段としての保守用端末16での保守点検認識情報の操作入力をガイドすると共に、所定時間を経過して操作入力がなければかご内放送用スピーカ11及びかご位置表示装置12により所定の警告メッセージで警告(悪戯をやめるように促す趣旨のもの)を行う。また、号機制御装置1(号機制御マイコン2)は、係る操作入力により保守点検認識情報が所定時間内に行われたとき、保守点検認識情報と保守管理情報とを比較した整合性の結果が不一致であるときに、同様にかご内放送用スピーカ11及びかご位置表示装置12により警告を行うものである。
【0030】
その他、かご内撮影用カメラ9は、乗りかご6内の乗員を撮影するかご内撮影手段であり、号機制御装置1(号機制御マイコン2)は、かご内放送用スピーカ11及びかご位置表示装置12による警告を行った後にかご内撮影用カメラ9による撮影を実行する。
【0031】
保守管理情報が保守センタ3から号機制御装置1の号機制御マイコン2へ伝送されて号機制御マイコン2で格納される格納済み暗証番号であること、並びに保守点検認識情報が乗りかご20内の乗員による操作手段の操作で入力されるか、或いはスイッチボックス13に接続された外部の保守用端末16の操作で入力される入力暗証番号であることは、上述した通りである。また、上述したかご位置表示装置12は、入力暗証番号(保守点検認識情報)の操作入力時のガイドを所定のメッセージで表示すると共に、警告を所定の警告メッセージで表示する表示手段とみなすことができ、かご内放送用スピーカ11は、所定のメッセージ及び所定の警告メッセージを発声する発声手段とみなすことができる。
【0032】
何れにせよ、実施例1に係るエレベータ制御システムによれば、乗りかご6内の保守点検操作手段(スイッチボックス13)の開状態(スイッチボックス13のカバーを開けた状態)をカバースイッチ14により検出した号機制御装置1(号機制御マイコン2)がかご端末7及び運転盤端末8を経由してかご内行き先階釦12又はスイッチボックス13のコネクタ15に接続した保守用端末16の操作を要して、所定時間の猶予で乗員に対して保守点検認識情報(入力暗証番号)の入力を促し、それに従わないとき、或いは入力された保守点検認識情報(入力暗証番号)が予め保守センタ3から取得して管理された保守管理情報(格納済暗証番号)との整合性の比較結果で不一致であるときに警告を行い、その後にかご内撮影用カメラ9が乗りかご6内の乗員を撮影する機能が構築される。このため、乗りかご6内の一般の乗員が保守点検操作手段(スイッチボックス13)の内部にある各種スイッチを操作することを躊躇させることができ、不正操作による悪戯を十分な抑止力で防止することが可能になる。
【符号の説明】
【0033】
1 号機制御装置
2 号機制御マイコン
3 保守センタ
4 保守用伝送路
5 かご端末用多重伝送路
6 乗りかご
7 かご端末
8 運転盤端末
9 かご内撮影用カメラ
10 かご位置表示装置
11 かご内放送用スピーカ
12 かご内行き先階釦
13 スイッチボックス
14 カバースイッチ
15 コネクタ
16 保守用端末
図1
図2
図3